JP2002186026A - 双方向型情報媒体およびこの双方向型情報媒体を用いた情報伝達システム - Google Patents

双方向型情報媒体およびこの双方向型情報媒体を用いた情報伝達システム

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JP2002186026A
JP2002186026A JP2000375550A JP2000375550A JP2002186026A JP 2002186026 A JP2002186026 A JP 2002186026A JP 2000375550 A JP2000375550 A JP 2000375550A JP 2000375550 A JP2000375550 A JP 2000375550A JP 2002186026 A JP2002186026 A JP 2002186026A
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JP2000375550A
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Masafumi Nakayama
雅史 中山
Hiroshi Sugita
博 杉田
Toshiyasu Idei
敏保 出井
Takuji Kumano
卓司 熊野
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Oricom KK
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Oricom KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字、図形等の視覚情報を表示する媒体に対
して双方向無線通信媒体を設けて、より詳細な情報を提
供する。 【解決手段】 ポスターパネル等として構成された情報
伝達媒体1の画像表示部1aには所定の図形、文字等の
視覚情報が表示され、かつ双方向無線通信媒体2の提供
データ記憶部2Cにはこの視覚情報に対応する提供デー
タが記憶されいてる。双方向無線通信媒体2は所定の短
距離無線通信の規格により電波を発信しており、通信エ
リア内に入ったこの規格に対応する携帯端末Mは反応
し、携帯端末所有者は情報伝達媒体1の情報に興味をも
った時はこの所定の提供データにアクセスし、そのデー
タをダウンロードする。各人のアクセス状況はアクセス
データ記憶部に記憶され、適宜制御部に出力され、各情
報伝達媒体1のより効果的な利用が可能な情報の提供が
検討される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広告をはじめとする
各種情報を表示する媒体及びこの媒体を用いた情報伝達
システムに係り、特に情報を受ける者との間で双方向の
情報交換を行うことができる双方向型情報媒体及び同媒
体を用いた情報伝達システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】情報伝達の例として宣
伝広告を考えた場合、これらの情報を表示す媒体はテレ
ビ、ラジオ、新聞、雑誌、看板、ポスター、電光掲示
板、街頭ディスプレイ、インターネット等極めて多岐に
渡っており、人々はこれらの多数の媒体に氾濫する情報
の中から自己が興味を持った情報を選択することにな
る。
【0003】一方情報を発信する側は、情報に接する個
々人が如何なる情報を必要とし、或いは興味を持ってい
るかを知るのは基本的に不可能であるため、上記媒体に
対して多数の情報を乗せたり、或いは時系列的に多数の
情報を流すことになる。しかしこのような情報の提供方
法では、個々人とっては提供された情報の大多数が不要
なものであり、一方情報提供者は提供した情報がどの程
度利用されているかが不明のままであるため、効率的な
情報の提供はできない。
【0004】上記広告の例も含め不特定多数に対して情
報を提供するときは、提供された情報に対するこれら不
特定多数者の反応は不明であるという共通の問題があ
り、反応情報の収集方法としては後日無作為抽出した比
較的少数者に対し、提供された情報に対するアンケート
調査を行う程度がせいぜいであって、この程度の情報の
収集では効率的かつ的確な情報提供を行うことはできな
い。
【0005】上記の問題点に関し、例えば提供された情
報に興味を持った者が、携帯電話によりインターネット
を介してこの情報発信者にアクセスし、所望の情報を携
帯電話にダウンロードするシステムが提案されている。
このシステムにより情報発信者はアクセス内容、回数等
を分析することにより提供した情報に対する反応を知る
ことが可能となる。
【0006】しかしこの方法は次の点において問題を含
んでおり、幅広い普及が可能か疑問視される。例えば所
望のサイトにアクセスする際にサイトのURLの設定を
して接続する必要があること、データ通信料が必要であ
ること等、操作性、経済性の点からも不十分である。ま
たデータ通信速度は符号分割多重接続方式(CDMA方
式)を用いるcdmaOne で最高64kbps、NTTdocomo のi
モードで9.6kbps程度であって情報伝達速度としては
必ずしも十分ではない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点に
鑑み構成したものであって、例えば駅構内の広告用パネ
ル、街角の広告塔或いは特定の業種、或いは特定の企業
を代表するマスコット人形等、何らかの情報を発する媒
介に対し、双方向型の情報提供端末を設け、この情報提
供端末は予め定められた出力でこの情報提供手段を中心
とした一定エリアに無線出力するよう構成され、受信端
末を持つ者がこのエリア内に入った時に当該情報提供端
末と双方向の情報伝達が可能に構成される。また情報提
供端末は双方向通信により各人がアクセスしたデータ、
時刻等のアクセス状況を記憶する記憶手段を設けてい
る。さらに、上記情報提供端末に対するデータの入力も
やはり無線手段により行うことが可能に構成されてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】駅構内、街角等に設けられた広告
パネル、広告塔、特定の企業のマスコット人形等、文字
や図形等主として視覚情報を表示する情報提供媒体に対
して、短距離無線通信による狭域の双方向無線通信が可
能な媒体(詳細は実施例において説明する)が設けられ
ている。またこの媒体には提供されるべきデータが記憶
されている。
【0009】上記双方向無線通信媒体に対応する通信プ
ロトコルを搭載した端末を有する者が、上記交信エリア
に入るとこの端末が反応する。端末所有者はこれに対応
し、前記視覚情報を表示する情報提供媒体に表示された
情報に興味を持った場合には、この端末を利用して双方
向無線通信媒体が記憶している特定の情報(文字情報/
画像情報)を自己の端末にダウンロードする。
【0010】一方、双方向無線通信媒体は双方向通信の
状況、即ちアクセスしたデータの種類、アクセス時刻等
の各種アクセスデータを記憶する。記憶したアクセスデ
ータは、情報提供者、或いは広告会社等の情報提供を代
行管理する者が有する端末媒体管理手段に対して適宜出
力される。端末管理手段により各情報伝達媒体に対する
アクセス状況が分析され、当該情報媒体に表示された情
報の利用度、関心度等が分析される。この分析に基づい
て表示される情報の変更等が決定され、変更する場合に
は変更後の情報が例えば無線手段により所定の情報提供
媒体の双方向無線通信媒体にダウンロードされる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に説明す
る。本システムは画像情報、文字情報等の情報を不特定
多数に対して提供する情報伝達媒体(図1に示す)と、
この情報伝達媒体の提供情報の作成、双方向通信により
得た情報の分析等を行う制御部(図2に示す)とから成
っている。
【0012】先ず図1において、符号1は情報伝達媒
体、符号2はこの情報伝達媒体1に組み込まれた双方向
無線通信媒体である。情報伝達媒体1は各種の構成が可
能であり、この情報伝達媒体1は主として視覚情報を表
示する手段として用いられるものであって、例えば図示
の構成のように壁面等に取り付けるパネルとして構成さ
れているもの、或いは広告塔、店頭に配置されるマスコ
ット人形等各種の形態にのものが考えられる。
【0013】図1の構成の情報伝達媒体1はパネルとし
て構成されており、その表示面1aには文字情報、図形
情報等が表示されている。例えば提供される情報が特定
の家電製品の広告である場合には、その家電製品の画像
情報と、この製品の効能、価格等の文字情報等がこの表
示面1aに表示される等である。
【0014】このパネル型の情報伝達媒体1に対して双
方向無線通信媒体2が組み込まれている。双方向無線通
信媒体2は短距離無線通信を行う媒体であり、その構成
としては幾つか考えられるが、例えばBluetooth と称さ
れる短距離無線通信規格が適当である。
【0015】Bluetooth はスエーデンのEricson 社、米
国のIBM社、Intel 社、ノルウェーのNokia 社、日本
の東芝の5社が提唱している携帯情報端末向けの短距離
無線通信技術(規格)であって、携帯電話、ノートパソ
コン、或いはWorkpad 、ZAURUS( 何れも商品名) 或いは
ポケットPC等に代表される携帯情報端末(PDA/Par
sonal Digital Assistance) 等の情報端末に対して2.
45GHz 帯の電波を用いて接続する。交信範囲は約10
メートルであり、通信速度は1Mbps が可能であり、双
方向通信であっても最大433.9bps が可能であり、
前記インターネット経由の場合の十数倍から数百倍の通
信速度となり、しかも無料でデータ通信料を行える。以
下双方向無線通信媒体2はこのBluetooth による短距離
双方向無線通信若しくはこれと同程度の通信能力を有す
る通信規格を用いる場合を例に説明する。
【0016】上記情報伝達媒体1は例えば駅構内、ビル
等の構造物の壁面に設けられており、この情報伝達媒体
1の表示面1aに対しては前述のような画像情報、文字
情報(以下これらの情報を含めて「視覚情報」とする)
が表示されている。視覚情報は所定の画像や文字が予め
印刷されたシートをパネルである情報伝達媒体1に張り
つける方法、或いは表示面1aが液晶、多数のLEDの
集合等により構成されているもの等、その構成は問わな
い。但し、視覚情報の差し替えの点からは後者の液晶、
LEDの構成の方が断然優れている。
【0017】情報伝達媒体1に組み込まれた双方向無線
通信媒体2からは常時短距離通信用の電波が発信されて
おり、双方向無線通信媒体2を中心として半径約10メ
ートル以内がこの双方向無線通信媒体2との通信エリア
CAとなる。この状態で双方向無線通信媒体2と同じ短
距離無線通信規格を搭載した携帯電話、PDA等(符号
M1乃至M3で示す)はこの通信エリアCA内に入る
と、この電波W1を受信し、特定のメロディー、振動等
により所有者に短距離通信可能であることを知らせる。
【0018】これらの通信端末M1〜M3を所有する者
は、情報伝達媒体1に示された情報(以下「酒の広告」
を例に説明する)に興味がある場合には、電場W2を発
信して、当該双方向無線通信媒体2と双方向通信を行
い、情報伝達媒体1に表示されている視覚情報以外の情
報を自己の通信端末にダウンロードする。例えば、表示
面1aに表示されている以外の酒の種類、価格、割引の
有無等の情報を得たり、或いは「この酒Aを貴方はいく
らであれば購入しますか」等の簡単なアンケトーを取っ
たり、アンケートに答えた場合にはクーポン券をダウン
ロード可能にする等各種の設定が可能である(詳細は後
述する)。反対に興味が無け通信端末のスイッチボタン
をOFFとして双方向無線通信媒体2との通信状態を遮
断する。
【0019】図2は各情報伝達媒体1に設置された双方
向無線通信媒体2の構成例を示す。符号2Aは前記Blue
tooth 等による短距離双方向無線通信を行う入出力部で
あり、通常は常時短距離双方向無線通信が可能に設定さ
れている。2Bは他の入出力部であって、後述する制御
部とデータ通信を行うポートである。2Cはこの双方向
無線通信媒体2にアクセスした者に対して出力するため
のデータを蓄積してある提供データ記憶部であって、例
えば前記の例によれば、情報伝達媒体1の表示面1aに
表示されていない酒の種類、価格、新製品の発表予定、
割引、クーポン券等の文字、図形データの他、音声情報
(音声による案内、コマーシャルソング等)データが格
納されている。これらのデータは、例えばCDROM等
の媒体を用いてこの提供データ記憶部2Cに直接ダンウ
ンロードする事も可能であるが、双方向無線通信媒体2
に対してドライブ装置等を組み込む必要があり、現実的
ではない。従って前記入出力部2Bを介して、制御部か
らPHS等の無線通信手段によりダウンロードするのが
現実的である。
【0020】2Dは視覚データ記憶部であって、情報伝
達媒体1の表示面1aが液晶、LED等により構成され
ている場合、この表示面1aに対して図形、文字等所定
の視覚情報を表示するためのデータを記憶しておく記憶
部である。またこの視覚データも、前記提供情報記憶部
2Cのデータと同様入出力部2Bを介してデジタル通信
手段により制御部からダウンロードされる。
【0021】一方符号2Eはアクセスデータ記憶部を示
す。このアクセスデータ記憶部2Eは、通信端末Mによ
り当該双方向無線通信媒体2と双方向無線通信を行うこ
とにより、提供データ記憶媒体2Cに記憶されている各
データに対するアクセス回数、アクセス時刻、アンケー
トに応じた場合にはアンケート回答者の年齢、性別等の
個人データも含めて記憶しておく記憶部である。このア
クセスデータはクロック2Fから出力される時刻データ
に基づき、入出力部2Bを介して定期的に制御部(図3
の符号3で示す)に出力される。なおこの場合、各所に
設置されている情報伝達媒体1にそれぞれコード番号等
を付与することより各情報伝達媒体1を特定し、情報伝
達媒体1のコードを重畳させてアクセスデータを出力す
れば、制御部は各情報伝達媒体毎のデータを解析するこ
とが可能となる。
【0022】なお、クロック2Fはこのようなアクセス
データの出力時以外に、例えば1日24時間の各時間帯
で情報伝達媒体1の表示面1aに対する視覚情報及びこ
の視覚情報に対応する提供データを差し替える必要があ
る場合に、視覚情報データ記憶部2D及び提供データ記
憶媒体2Cの出力データを切り換える為にも使用され
る。例えば、情報伝達媒体1が駅構内の広告用パネルで
あった場合、午前6時から11時まではサラリーマンを
主たる対象としてタバコの視覚情報及びこの視覚情報に
対応する提供データに設定、午前11時から午後4時ま
では主婦層を対象として主婦向けファッションの視覚情
報及びこの視覚情報に対応する提供データに設定、午後
4時から午後12時までは再度サラリーマンを対象とし
て酒の視覚情報及びこの視覚情報に対応する提供データ
に設定する等である。また日曜、祭日においては上記午
後4時から後12時までの設定を更に変更して、前記午
前6時まで釣り具の視覚情報及びこの視覚情報に対応す
る提供データに設定して、早朝に釣り場に向かう釣りマ
ニア等を対象とする等、その状況に応じて適宜変更が可
能に構成されている。
【0023】次に図3は制御部の構成例を示す。符号3
は制御部を示し、この制御部3は多数の情報伝達媒体1
に設けられた双方向無線通信媒体2を制御するものであ
る。符号3Aは前記双方向無線通信媒体2の入出力部2
Bとデータ通信を行うポートとして用いられるに入出力
部である。また双方向無線通信媒体2とのデータ通信
は、例えばPHS等により実施される。因みにPHSは
高速移動体間の通信には不向きであるがノイズが少なく
データ通信には好適なPHSは、制御部3及び情報伝達
媒体1共に所定の場所に固定的に配置されている本シス
テムには好適な通信媒体である。
【0024】符号3Bは所定の情報伝達媒体1における
双方向無線通信媒体2に対して出力する提供データベー
スであって、前記の例によれば酒やファッションの広告
であればこの広告内容に対応した文字、図形或いは音声
等、画像表示を行う以外のデータが設定されている。符
号3Cは各情報伝達媒体1に対して出力する視覚情報デ
ータであって、情報伝達媒体1の表示部1aが液晶、L
ED等により自動差替え可能な対象に対して出力するた
めのものである。また3Dはこれら提供データベース3
B、視覚情報データベース3Cとして各種データをあら
たに設定する手段である。
【0025】一方3Eは各情報伝達媒体1の双方向無線
通信媒体2から出力されたアクセス内容を記憶するアク
セスデータ記憶部であって、各アクセスデータは個々の
双方向無線通信媒体2のコードにより、情報伝達媒体毎
に当該アクセスデータが記憶される。これによりデータ
処理部3Fにおいて各情報伝達媒体1に対するアクセス
状態が評価され処理データ記憶部3Gに記憶されると共
に、各情報伝達媒体1に於ける視覚情報および提供情報
の差替えの有無等を判断したり、或いはこのデータを外
部の判断手段に出力して各種分析に利用したり、更には
新たなコンテンツを設定する等、その目的に応じて利用
する。
【0026】図4は以上の構成のシステムにおけるシス
テム実行の一例を示す。所定の場所に設置された情報伝
達媒体1の双方向無線通信媒体2に対しては制御部3の
提供データベース3B(図3参照)から、予め定められ
たコンセプトに基づく所定の提供データが出力され、こ
の場合情報伝達媒体1の表示部1aが自動差替え可能な
構成であれば視覚情報も合わせて出力される(Sa
1)。なお、本フローに示す「媒体2」の語は双方向無
線通信媒体2を示すものとする。
【0027】入出力部2Bを介して制御部3から受信し
た所定のデータが双方向無線通信媒体2の視覚情報デー
タ記憶部2D及び提供データ記憶部2C(図2参照)に
記憶されたならば、例えばBluetooth 等の短距離無線通
信により発信され(Sa2)、この通信プロトコルに対
応する携帯端末Mを有する者が通信エリアに入ることに
より双方向通信が可能となる。従って情報伝達媒体1に
表示された情報に興味を持ち、かつより詳細な情報や関
連情報を得たい者は双方向無線通信媒体2にアクセス
(Sa3)し、必要とあれば提供データ記憶部2Cの所
定のデータを自己の端末にダウンロードする。これら各
人のアクセス内容は、時刻データ等の付記的データと共
にアクセスデータ記憶部2Eに記憶され(Sa4)、ク
ロック2Fから出力される時刻データに対応して、情報
伝達媒体1に割り振られたコードと共に入出力部2Bを
介して定期的に制御部3に出力される(Sa5、Sa
6)。
【0028】出力されたアクセスデータに基づき制御部
3は個々の情報伝達媒体1に対する視覚情報、提供情報
の差替えが必要か否かを判断し(Sa7)、必要であれ
ば所定の情報を所定の情報伝達媒体1の双方向無線通信
媒体2に出力する(Sa8)。
【0029】図5は取得したアクセスデータの解析に基
づく、コンセプトの設定や変更の例を示す。アクセスデ
ータ記憶部3Eに対しては例えば次のようなデータが記
憶される。即ち、D1は情報伝達媒体1の設置場所のデ
ータ、D2は各提供情報に対するアクセスデータの内
容、例えば表示部1aに表示されている情報が特定の商
品である場合には関連商品のデータや価格等、D3はア
クセスした個々の提供データに対するアクセス時刻のデ
ータ、D4はアクセス数の加算データである。
【0030】またアクセス内容がクーポン券の取得等で
ある場合にはクーポン券の交付と交換に、アクセスした
者の年齢、性別等アクセスした者のプライバシーに係わ
ることが殆どない範囲での個々人の情報D5を取得す
る。また必要に応じてこれらの情報以外にもアンケート
に対する回答等の各種のデータDnを取得する。
【0031】データ処理部3Fは取得したこれらのデー
タを解析処理することにより、現時点における当該情報
伝達媒体1の情報の表示が適当であるかを判定する。例
えば特定の繁華街に設置された主婦向けファッションの
広告に対するアクセス数が所期の設定値よりも少ない場
合に、この広告に替えて若者向けのイベントの開催広告
に変更する等、データの差替えを行う。
【0032】またアクセス時刻データD3から、提供デ
ータに対するアクセス時刻が特定の時間帯に集中してい
る場合には、この集中時間以外では別のデータ表示を行
うよう、1日24時間において時間帯を設定して時間帯
毎にデータを順次差し替えるようにする。更にデータの
差替えを行っても所期のアクセスが無い場合には、情報
伝達媒体1の設置場所の移動も含めて、新たなコンテン
ツを設定する。これら各種の設定変更は、例えば、前記
データD1乃至Dnのデータに対して予め重み付けのた
めの点数を設定しておき、合計点数により、現状維持、
時間毎のデータ差替え、データの全面的な差替え、或い
は情報伝達媒体1の移動、撤去等を自動的に決定するこ
とも可能である。
【0033】図6は本システムの他の実施状態を示すフ
ロー図である。この実施例は、情報伝達媒体1が例えば
清涼飲料の自動販売機に組み込まれている場合等に好適
である。以下街頭に設置されている清涼飲料の自動販売
機を例に説明する。
【0034】自動販売機に設けた情報伝達媒体1には当
該販売機が販売する商品、或いは販売予定の商品等の視
覚情報が表示される。この表示の中に、例えば商品を購
入すると特定の携帯端末を有する者は特典があること、
この特典をダウンロードできることを、当該情報伝達媒
体1に表示しておく(Sb1)。商品を購入すると(S
b2)、特典(例えば「おまけデータ」のダウンロー
ド)の情報が前記短距離無線通信により発信され、商品
購入者の携帯端末に出力される(Sb3)。例えばおま
けデータは特定のイベントの入場割引券、人気のある芸
能人の画像情報等選択が可能となっており、ダウンロー
ドしたいおまけデータがある場合には所定のデータを特
定し(Sb4、Sb5)、設定したおまけデータを自己
の携帯端末にダウンロードする(Sb6)。
【0035】以上、上記実施例においては伝達すべき情
報として主として商品の広告を例に説明したが、伝達す
べき情報はもとよりこの広告に限定するものではなく、
遊園地等のアトラクション、博物館や美術館等各種展示
施設の案内、金融関係の情報、天気予報、宿泊案内等、
およそ情報と考えられるもののほぼ全てが本発明によっ
て情報の提供が可能である。
【0036】また情報伝達媒体の構成もパネル状のも
の、各種マスコット人形、広告塔などいろいろ考えら
れ、かつ設置方法として特定の場所に固定的に設置する
ものの他、タクシー、電車等の公共交通機関等の移動体
に対して設置することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上本発明によれば、短距離無線通信手
段により情報伝達媒体に表示された視覚情報以外の情報
を付加的に得ることができるため、一つの情報伝達媒体
の情報伝達能力を大幅に向上させることが可能となる。
【0038】また、双方向無線通信媒体を介して個々人
がアクセスしたデータを分析することにより、情報伝達
媒体に表示された情報に対する不特定多数の者の反応を
詳細かつ広範囲に観察することが可能となり、情報伝達
媒体の配置されている環境、時間帯等に対応して最適な
情報を表示することが可能となる。
【0039】更にまた、前述のBluetooth 等の短距離無
線通信規格を採用することにより、無料で然も高速の双
方向データ通信が可能となり、インターネット等にアク
セスする手間や時間が不要となり、かつ極めて限られた
範囲の双方向通信であるため、インターネット経由の場
合に比較して安全性が高く、しかも専用のサーバ等も不
要であり、情報提供システムをより安価に構築すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向型情報媒体の構成例を示す斜視
図である。
【図2】図1に示す双方向無線通信媒体の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】複数の情報伝達媒体を管理制御する制御部の構
成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る情報伝達システムの実行方法の一
例を示すフロー図である。
【図5】各情報伝達媒体に対する情報の設定の方法の概
念的図である。
【図6】本発明の別の実施状態を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 情報伝達媒体 1a 表示面 2 双方向無線通信媒体 2C 提供データ記憶部 2D 視覚データ記憶部 2E アクセスデータ記憶部 3 制御部 3B 提供データベース 3C 視覚情報データベース 3E アクセスデータ記憶部 3F データ処理部 M、M1、M2、M3 携帯端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 19/00 H04B 7/26 109M (72)発明者 出井 敏保 東京都港区六本木1丁目4番30号 株式会 社オリコム内 (72)発明者 熊野 卓司 東京都港区六本木1丁目4番30号 株式会 社オリコム内 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND03 ND06 ND14 PQ02 5K067 BB04 BB21 DD52 DD53 FF02 FF03 FF05 FF23 FF32 GG01 GG11 HH22 HH23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、図形等の視覚情報を表示した情報
    伝達媒体と、この情報伝達媒体に併設されている双方向
    無線通信媒体とから成り、双方向無線通信媒体には前記
    視覚情報に関連して提供されるデータが格納されてお
    り、この双方向無線通信媒体と通信可能な携帯端末を有
    する者は、当該双方向無線通信媒体に格納されている提
    供データのうち所望のデータを自己の携帯端末に入力可
    能に構成したことを特徴とする双方向型情報媒体。
  2. 【請求項2】 双方向無線通信媒体には、提供データの
    記憶部と、各提供データに対するアクセス状態を記憶し
    たアクセスデータの記憶部とが設けられ、当該アクセス
    データを解析することにより、各情報伝達媒体に表示さ
    れた情報に対する関心度を判定するよう構成したことを
    特徴とする請求項1記載の双方向型情報媒体。
  3. 【請求項3】 情報伝達媒体は液晶、LED等により画
    像表示の自動変更が可能に構成されており、双方向無線
    通信媒体には特定の画像を表示する画像データ記憶部が
    設けられ、この画像データにより個々の情報伝達媒体に
    対して所定の画像が自動表示されるよう構成したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の双方向型情報媒体。
  4. 【請求項4】 各情報伝達媒体は制御部と無線通信手段
    により接続され、制御部は、個々の情報伝達媒体におけ
    る双方向無線通信媒体が携帯巻末と双方向通信によって
    提供するデータを蓄積した提供データベースと、画像デ
    ータの自動変更が可能な個々の情報伝達媒体に対して視
    覚情報を出力する視覚情報データベースとを有し、各情
    報伝達媒体に対して所定の提供データ、及び必要な場合
    はこれに加えて視覚情報データを無線出力するよう構成
    したことを特徴とする双方向型情報媒体を用いた情報伝
    達システム。
  5. 【請求項5】 前記双方向通信によって提供するデータ
    を蓄積した提供データベースには、文字情報、図形情
    報、音声情報の何れもが格納可能に構成されていること
    を特徴とする請求項4記載の双方向型情報媒体を用いた
    情報伝達システム。
  6. 【請求項6】 制御部には各情報伝達媒体から出力され
    たアクセスデータを記憶する記憶部と、この記憶部から
    出力された個々の情報伝達媒体毎のアクセスデータを処
    理解析する手段とを有し、制御部はこのアクセスデータ
    の解析により、各情報伝達媒体における視覚情報及びこ
    の視覚情報に対応する提供データの差替えの必要性、時
    間帯毎の情報の差替え等の情報提供態様を設定し、かつ
    この情報伝達態様の設定に基づいた情報を各情報伝達媒
    体の双方向無線通信媒体に対して出力するよう構成した
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の双方向型情報媒
    体を用いた情報伝達システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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