JP2002185275A - 可変利得増幅器 - Google Patents

可変利得増幅器

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JP2002185275A
JP2002185275A JP2001262666A JP2001262666A JP2002185275A JP 2002185275 A JP2002185275 A JP 2002185275A JP 2001262666 A JP2001262666 A JP 2001262666A JP 2001262666 A JP2001262666 A JP 2001262666A JP 2002185275 A JP2002185275 A JP 2002185275A
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gain
amplifier
variable gain
feedback
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Takashi Ueno
隆 上野
Tadashi Arai
正 新井
Takafumi Yamaji
隆文 山路
Hiroshi Yoshida
弘 吉田
Tetsuro Itakura
哲朗 板倉
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
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    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45479Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection
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    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3005Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in amplifiers suitable for low-frequencies, e.g. audio amplifiers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット除去回路を備える可変利得増幅器
において利得を変えるとオフセットが変動し、変動が収
まるまでに時間がかかるために信号品質が劣化するとい
う問題がある。 【解決手段】 入力信号とフィードバック信号との差信
号を増幅する利得可変可能な主増幅回路(11)と、前
記主増幅回路の出力信号を増幅し、前記フィードバック
信号を生成する利得可変可能なフィードバック増幅回路
(12)と、前記主増幅回路の利得を変えるとともに、
前記フィードバック増幅回路の利得も相補的に変える利
得制御回路(13)と、を有する可変利得増幅器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線または無線通
信あるいは磁気記録装置などに用いられる可変利得増幅
器に係り、特に直流オフセットキャンセル機能を備えた
可変利得増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に多くの増幅器ではバイアス電圧、
バイアス電流の誤差成分である直流オフセットが出力に
生じることは不可避である。この直流オフセットを除去
するために、従来から種種の対策がとられている。
【0003】こうした増幅器の直流オフセットをキャン
セルする方式として、図15に示すように主増幅回路6
1の出力信号から直流近辺の低い周波数をフィードバッ
ク増幅回路62によって取り出し、主増幅回路61の入
力にフィードバックすることによって、主増幅回路61
の入力部でオフセットを除去する回路方式が知られてい
る。ここで、フィードバック増幅回路62の中には、直
流成分を増幅し交流成分を増幅しない積分器が含まれて
いる。
【0004】この図15の回路では、主増幅回路の電圧
利得(以下、単に利得という)が固定の増幅回路ではね
らいどおりに直流オフセットを除去できるが、可変利得
増幅回路の場合には利得の変化がオフセットの変化をも
たらし、上述した積分器があるためにこの変化分の影響
が消えるまでに時間がかかるため、長い時間にわたって
信号品質を劣化させるという問題がある。
【0005】この問題を図15により説明する。簡単の
ため、主増幅回路61の入力が0であると仮定する。主
増幅回路61の出力に生じる直流オフセットを入力に換
算した値(入力換算オフセットという)がVoff1である
とすると、主増幅回路61にはVoff1とフィードバック
増幅回路62からのフィードバック信号Vfbとの差信号V
off1−Vfbが入力される。主増幅回路61の利得をAとす
ると、主増幅回路61の出力はA(Voff1−Vfb)となり、
これがフィードバック増幅回路62の入力となる。フィ
ードバック増幅回路62の利得をFとすると、主増幅回
路62の出力であるフィードバック信号はVfb=F・A(V
off1−Vfb)である。この式を変形すると、 Vfb=F・A・Voff1/(1+FA) (1) となる。従って、オープンループ利得(主増幅回路61
の利得Aとフィードバック増幅回路62の利得Fとの積)
F・Aが1と比較して十分大きい場合は、近似的にVfb=V
of f1となり、主増幅回路61の入力換算オフセットV
off1がほぼキャンセルされる。ただし、正確にはVoff1
とVfbとは完全には等しくならず、 Voff1−Vfb=Voff1/(1+F・A) (2) の誤差(入力誤差)がある。従って、主増幅回路61の
出力には入力誤差のA倍の出力誤差 Δ=A・Voff1/(1+F・A) (3) が残留オフセットとして現れる。
【0006】ここで、可変増幅器を構成すべく主増幅回
路61の利得Aを可変としたとき、例えばフィードバッ
ク増幅回路62の利得Fを10(20db)に固定し、主増幅
回路61の利得Aを1(0dB)から100(40dB)に変化さ
せた場合、最終的な出力誤差Δは式(3)より(1/11)V
off1から(100/1001)Voff1に変化する。しかし、フィー
ドバック増幅回路62は、オフセット成分である直流成
分を増幅するが、交流成分である信号成分は増幅しない
ように積分器を含んでいるため、出力信号の変化に対す
る出力(フィードバック信号Vfb)の変化は非常にゆっ
くりとしている。
【0007】従って、上述の例のように主増幅回路61
の利得Aが1(0dB)から100(40dB)に変化するに伴っ
て出力誤差Δが(1/11)Voff1から(1/1001)Voff1に変化す
るとき、フィードバック増幅回路62から出力されるフ
ィードバック信号Vfbは、本来(1/11)Voff1から(100
/1001)Voff1に変化すべきところ、積分器があるため
に、利得Aの変化直後には(1/11)Voff1が保持され
る。その結果、出力誤差Δは一時的にほぼ(1/11)V
off1を利得A(=100)倍した(100/11)Voff1と大きな値
を示し、この後、フィードバック増幅回路62の周波数
特性に応じた時間で(100/1001)Voff1にまで変化する。
このように主増幅回路61の利得変化時に出力誤差Δが
一時的に増大することは、増幅回路の出力信号品質を劣
化させることになり、望ましくない。
【0008】言い換えれば、図15に示した従来のオフ
セットキャンセル方式では、フィードバック増幅回路6
2から出力される式(1)に示したフィードバック信号
Vfb=F・A・Voff1/(1+F・A)が主増幅回路61の利
得Aの変化に応じて変化し、これによる出力誤差Δの過
渡応答がオフセットとして現れ、出力信号の品質を劣化
させていた。
【0009】図16は、図15に示す従来の利得可変増
幅器で、主増幅回路61の入力に10mVの直流オフセット
を入力し、主増幅回路61の利得をA=1からA=100に切
り替えたときの出力端子14の電圧Voutの波形(図16
(a))と、フィードバック信号Vfbの波形(同図
(b))を示した図である。フィードバック増幅回路6
2には、前述したように積分器が挿入されており、フィ
ードバック増幅器の直流利得は、1倍としている。Vfb
応答がゆっくりと変化し、出力端子14の出力に出力誤
差Δとして大きな変化が現れているのが分かる。
【0010】このような主増幅回路61の利得変化に伴
う出力誤差Δが変化する時間を短くするには、フィード
バック増幅回路62が増幅可能な周波数範囲を広くする
(すなわち積分器の時定数を下げる)とよい。しかし、
これはフィードバック回路によってキャンセルされる周
波数範囲も拡大することになり、本来増幅すべき信号も
キャンセルしてしまう結果になる。このため大きな短時
間で信号の強さを変化させるような無線通信用の可変利
得増幅器を構成した場合、オフセットキャンセルを良好
に行うことが困難となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、フィ
ードバック増幅回路を用いてオフセット除去を行う従来
のオフセットキャンセル方式では、主増幅回路の利得を
可変として可変増幅器を構成した場合、利得変化時にそ
れに伴うオフセット変動に直ちに追随できず、比較的長
い時間にわたって信号品質が劣化してしまうという問題
点があった。
【0012】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、利得変化時のオフセット変動をな
くして良好なオフセットキャンセルを可能とした可変利
得増幅器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力信号
とフィードバック信号との差信号を増幅する利得可変可
能な主増幅回路(11)と、前記主増幅回路の出力信号
を増幅し、前記フィードバック信号を生成する利得可変
可能なフィードバック増幅回路(12)と、前記主増幅
回路の利得を変えるとともに、前記フィードバック増幅
回路の利得も相補的に変える利得制御回路(13)と、
を有する可変利得増幅器である。 第2の発明は、前記
利得制御回路は、演算回路(23)を含み、外部から供
給される利得制御信号から、前記主増幅回路用利得制御
信号を生成し、かつ、前記主増幅回路用利得制御信号と
相補的なフィードバック増幅回路用利得制御信号を生成
することを特徴とする第1の発明記載の可変利得増幅器
である。
【0014】第3の発明は、前記主増幅回路と前記フィ
ードバック増幅回路の利得の積が一定であることを特徴
とする第1の発明記載の可変利得増幅器である。
【0015】第4の発明は、前記フィードバック増幅回
路は、利得可変な副増幅回路(16)と、前記副増幅回
路の出力側に縦続接続された積分回路(15)と、を備
えていることを特徴とする第1の発明記載の可変利得増
幅器である。
【0016】第5の発明は、前記フィードバック増幅回
路は、積分回路(15)と、前記積分回路の出力側に縦
続接続された利得可変な副増幅回路(16)と、を備え
ていることを特徴とする第1の発明記載の可変利得増幅
器である。
【0017】第6の発明は、前記積分回路は、電圧−電
流変換回路(41)と、前記電圧−電流変換回路の出力
電流を積分する容量素子(42)と、を備えることを特
徴とする第4または第5の発明記載の可変利得増幅器で
ある。
【0018】第7の発明は、前記積分回路は、演算増幅
器(32)と、前記演算増幅器の反転入力端子と出力端
子の間に設けられた容量素子(33)と、を備えること
を特徴とする第4または第5の発明記載の可変利得増幅
器である。
【0019】第8の発明は、入力信号とフィードバック
信号との差信号を増幅するように構成された利得可変の
主増幅回路(11)と、前記主増幅回路の出力信号を増
幅し、前記フィードバック信号を出力する利得可変のフ
ィードバック増幅回路(12)とを有する複数の可変利
得増幅器(101)を有し、前記複数の可変利得増幅器
は縦続接続され、前段の可変利得増幅器に加える利得制
御信号に対して、後段の可変利得増幅器に加える利得制
御信号に一定時間の遅延を与える利得制御回路(10
3)をさらに有することを特徴とする可変利得増幅器で
ある。
【0020】本発明に係る可変利得増幅器では、主増幅
回路の他にフィードバック増幅回路についても利得を可
変としているので、主増幅回路の利得を変化させてもフ
ィードバック信号が大きく変化しないようにすることが
でき、すなわち出力誤差の過渡応答を小さくすることが
可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施形態に係る可変利得増幅器の構成を示している。
この可変利得増幅器は、利得可変の主増幅回路11と同
じく利得可変のフィードバック増幅回路12及びこれら
の増幅回路11、12の利得を制御する利得制御回路1
3から構成される。そして、利得制御回路13を制御す
る利得制御信号Vcontは、例えば、この可変利得増幅器
が無線通信装置に適用される場合には、信号処理部など
から供給される。ここで、増幅とは利得が0(dB)以上
をいう。
【0023】入力端子10からの入力信号は、主増幅回
路11の非反転入力に与えられる。入力端子10と主増
幅回路11の非反転入力との間に挿入された符号Voff1
は、主増幅回路11の入力換算オフセットを表してお
り、実際の回路にはないことに注意すべきである。主増
幅回路11の出力信号は出力端子14へ導かれると共
に、フィードバック増幅回路12の入力に供給される。
フィードバック増幅回路12の出力は、主増幅回路11
の反転入力にフィードバック信号として与えられる。
【0024】主増幅回路11の利得A及びフィードバッ
ク増幅回路12の利得Fは、利得制御回路13から供給
される利得制御信号Vca、Vcfによって相補的に制御され
る。すなわち、主増幅回路11の利得Aを上げるとき、
フィードバック増幅回路12の利得Fは下げるように、
逆に主増幅回路11の利得Aを下げるとき、フィードバ
ック増幅回路12の利得を上げるように制御する。例え
ば、両者の積F・A、すなわち可変利得増幅器全体のオー
プンループ利得が一定となるように制御する。
【0025】前述したように、図15に示した従来のオ
フセットキャンセル機能を有する可変利得増幅器では、
主増幅回路61のみが利得可変であり、フィードバック
増幅回路62の利得は固定であったため、主増幅回路6
1の利得Aが変化すると、フィードバック信号Vfb=F・A
・Voff1/(1+F・A)もそれに応じ変化し、その過渡
応答がオフセット変動として信号品質の劣化を招いてい
たことは、前述のとおりである。
【0026】これに対し、本実施形態に係る可変利得増
幅器では、主増幅回路11の利得Aを変化させる際、フ
ィードバック増幅回路12の利得Fも変化させ、例えば
これらの利得の積F・Aを一定に保つことにより、主増幅
回路11の利得Aを変化させてもフィードバック信号Vfb
=F・A・Voff1/(1+F・A)が変化しないようにする
ことができ、出力誤差Δの過渡応答を小さくすることが
可能となる。
【0027】具体的に従来例の説明と同様に主増幅回路
11の利得Aを1(0dB)から100(40dB)に変化させる
場合を考える。このとき、本実施形態ではフィードバッ
ク増幅回路12の利得Fを主増幅回路11の利得Aとは相
補的に、すなわち100(40dB)から1(0dB)へと変化さ
せる。従来例と同様に主増幅回路11の利得Aが1(0d
B)から100(40dB)に変化すると、フィードバック増幅
回路12の利得Fが一定であれば、式(1)に示したフ
ィードバック信号Vfb=F・A・Voff1/(1+F・A)が利
得Aの変化に伴い変化するため、式(3)に示した出力
誤差Δは(1/11)Voff1から(100/1001)Voff1に変化
しようとする。
【0028】しかし、本実施形態のようにF・Aが一定に
保たれるように利得制御回路13が働く時は、利得Aを
変化させても出力誤差Δは変化しない。例えば、F・A=
100一定とすれば、出力誤差Δの過渡応答を小さくする
ことが可能となり、出力信号品質の劣化を回避すること
ができる。
【0029】図2は、フィードバック増幅回路12の構
成を示す図である。副増幅回路16の後に(出力端子側
に)、直流成分を増幅し交流成分を増幅しない(すなわ
ち、直流利得が一定の)積分回路15が接続される。フ
ィードバック増幅回路12の信号利得Fは、積分回路1
5の直流利得と、副増幅回路16の利得の積に相当す
る。また積分回路15の直流利得は一定で、副増幅回路
16の利得を利得制御信号Vcfにより制御する。
【0030】図9(a),(b)は、図2のフィードバ
ック増幅回路12を用いて構成した可変利得増幅器の利
得を切り替えたときのシミュレーションによる応答波形
を示す図である。主増幅回路11の入力換算オフセット
を10mVと仮定し、利得Aを1倍(0dB)から100
倍(40dB)に切り替えた時のもので、A・F=100
一定となるように制御している。図16の結果と比較し
て、大きく改善され、Voutに全くピークがなく、残留オ
フセット分(10mV)のみ表示されているのが分か
る。
【0031】F・Aが一定でなくても、Aが増加したとき
にはFが減少するように相補的に制御することでも、F・A
の変化を小さくすることができるので、出力誤差Δの変
動を小さくすることができる。図10は、本発明の実施
形態に基づいて構成した可変利得増幅器で、主増幅回路
11の入力換算オフセットを10mVと仮定し、利得A
を1倍(0dB)から100倍(40dB)に切り替え
た時、フィードバック増幅回路12の利得Fを、同時に
100倍(40dB)から10倍(20dB)に変化さ
せた場合の出力応答波形を示す図である(同図
(a))。出力端子14に現れる出力誤差Δは、10m
V以内に収まっているのが分かる。フィードバック信号
fbも図16では500mV近く変化しているのに対
し、図10(b)では、10mV程度の変化に収まって
いるのが確認できる。
【0032】図3は、フィードバック増幅回路12の別
の構成を示す図である。図2とは逆の構成で、直流利得
一定の積分回路15が先に接続され、積分回路15の出
力に副増幅回路16が接続される。主増幅回路11と同
様に、フィードバック増幅回路12でも直流オフセット
Voff2が発生する。尚、Voff1と同様に、Voff2も実際の
回路にはないことに注意すべきである。フィードバック
増幅回路12の副増幅回路16で発生するオフセット電
圧Voff2がVoff1等よりも大きく、これによる影響が支配
的な場合は、図3の構成を用いたほうが望ましい。
【0033】その理由について以下に説明する。フィー
ドバック増幅回路12の副増幅回路16で発生するオフ
セット電圧Voff2は、出力でF倍されるため、副増幅回路
16の出力では利得の変化に応じて大きさが変化する。
フィードバック増幅回路12で発生する直流オフセット
Voff2の可変利得増幅器全体の出力端子14への影響に
ついて計算すると、Voff2による出力誤差δは、主増幅
回路11の出力ではδ=−F・A・Voff2/(1+F・A)
となる。Voff2によるフィードバック増幅回路12の出
力電圧Vfb=F・Voff2は、Fの変化に応じて変わり、フィ
ードバック増幅回路12は直流成分を取り出すための積
分器を備えているのでこの変化に対して出力応答が追随
できず、出力にδの変化が過渡応答として現れ、やはり
出力信号品質の劣化につながる。図2では副増幅回路1
6の後ろに積分回路15が入るが、積分回路15は入力
の急な変化に追随できないため、主増幅回路11の反転
入力に加わるフィードバック信号Vfbに本来加わるべき
最終電圧に達するまでの間、出力誤差δにVoff2が主増
幅回路11で利得Aの変化差分だけ増幅されたのと等価
な過渡的な波形が現れる。
【0034】これに対し、図3の場合は積分回路15の
後ろ(出力側)にVoff2の発生源となる副増幅回路16
が入るため、Voff2は主増幅回路11の出力でF・A倍さ
れるが、F・Aは常に一定になるように制御されていれ
ば、出力端子14に現れるVoff 2の成分による出力誤差
δ=−F・A・Voff2は変化しない。すなわち図3の構成
では、積分回路15の入力に加わるδが変化しないた
め、利得が変化しても積分回路15の出力に過渡応答を
生じさせることはない。したがって出力信号品質の劣化
を回避することができる。
【0035】また、出力誤差Δやδが発生するのは、フ
ィードバック増幅回路12に内蔵されている積分回路の
出力が急激な利得切り替えに応答できないのが直接の原
因であるため、利得制御信号Vcontを抵抗素子21と容
量素子22によるRCフィルタに通して利得制御電圧Vc
a、Vcfの変化を緩やかにし、積分回路の出力応答特性に
協調させることによって、さらに出力誤差Δやδの過渡
応答の改善が図れる。図11は、本発明の実施形態に基
づいて構成された可変利得増幅器において、主増幅回路
11と、副増幅回路16にそれぞれ入力換算オフセット
が10mV出ていると仮定して、利得Aを1倍(0d
B)から100倍(40dB)に切り替えたときの出力
端子14に現れる応答波形を示す図である。副増幅回路
16の利得Fを固定(1倍)として主増幅回路11の利
得のみ切り替えた従来例(conventional)と、利得制御
回路13を用いて、A・F=100(一定)で、かつR
Cフィルタの時定数を2μ秒、30μ秒に設定した時の
応答(proposed1、proposed2)を重ねて示している。
従来(conventional)の結果は、2つのオフセット電圧
が抑え切れず1V近い過渡波形が出力されているのに対
し、RCフィルタの時定数を2μ秒とした場合(proposed
1)で、ピークが700mVまで抑えられ、さらに、RC
フィルタの時定数を30μ秒にまで増やすと(proposed
2)、ピークが200mV以下にまで抑えられているの
が分かる。
【0036】図4は、図1で示した利得制御回路13の
構成例を示す回路図である。可変利得増幅器自体の利得
を制御する制御信号Vcontは、まず抵抗素子21と容量
素子22で構成されるRCフィルタ回路に通される。第1
の利得から第2の利得に切り替わる時、Vcontにステップ
状の信号が入力されると、主増幅回路の制御端子に入力
されるVcaにはRc・Ccの積で表される時定数で徐々に変
化する電圧が加わり、最終的に第2の利得に相当する制
御電圧に収まる。RCフィルタ出力電圧は、アナログ割り
算器23に通し、この出力をフィードバック増幅回路1
2の利得制御信号Vcfに利用する。これは、主増幅回路
11と副増幅回路16の利得の積A・Fが一定になるよう
に制御するための例である。先に説明したように、A・F
が一定でなくても、AとFを相補的に変化させれば、所望
の効果が得られる。アナログ割り算器23の代わりにVc
aが増加したときにVcfを下げるように、又はVcaが減少
したときにVcfを上げるように、すなわちVcaとVcfを相
補的に制御するアナログ演算回路を用いても良い。また
図4では、Vcontがアナログ信号であると仮定して説明
したが、利得制御回路13として、Vcontがデジタル信
号入力で、デジタルフィルタ回路やD/A変換器を含むデ
ジタル信号処理回路で構成しても良い。
【0037】図5は、フィードバック増幅回路12の中
で用いられる積分回路15の具体的な構成図である。こ
の積分回路15は、電圧−電流変換回路41によって、
積分回路15への入力電圧(図1の主増幅回路11の出
力電圧)が電流変換され、この電流が容量素子42によ
って積分される。この容量素子42の端子間電圧が、積
分回路15の出力電圧であり、これが図1の主増幅回路
11の反転入力にフィードバック信号Vfbとして与えら
れる構成となっている。
【0038】図6は、フィードバック増幅回路12の中
で用いられる積分回路15の別の構成例を示している。
抵抗器31と演算増幅回路32と容量素子33により構
成され、抵抗器31によって積分回路15の入力電圧が
電流に変換される。この電流が演算増幅回路32と容量
素子33により構成される回路によって積分され、この
回路の出力電圧が、図1の主増幅回路11の反転入力に
フィードバック信号Vfbとして与えられる構成となって
いる。この構成例で用いられる抵抗器31は、実抵抗(p
assive resistor)の代わりに電圧−電流変換回路を用い
ても、同様の効果が期待できる。
【0039】図7は、主増幅回路11や副増幅回路16
の具体的な構成図である。可変コンダクタンスの電圧−
電流変換回路51と、入出力を短絡させた電圧−電流変
換回路52を縦列接続した構成となっている。電圧−電
流変換回路52のコンダクタンスをGm2としたとき、電
圧−電流変換回路51の出力側から見て、1/Gm2の値
を持つ抵抗が接続されたのと等価となる。この回路の入
力と出力の電圧利得は、電圧−電流変換回路51の相互
コンダクタンスをGm1とすると、Gm1/Gm2となる。Gm1を
制御信号電圧Vca、Vcfにより可変とすることにより、図
7の回路は可変利得増幅回路となる。
【0040】図8は、主増幅回路11や副増幅回路16
の別の構成例を示した図である。この回路は、制御信号
Vca、Vcfにより制御可能な可変抵抗55と演算増幅器5
4と抵抗器56により構成される。可変抵抗55で、入
力電圧を電流に変換し、演算増幅器54と抵抗器56で
構成される帰還増幅回路に入力する構成を取り、演算増
幅器54の出力電圧を可変利得増幅回路の出力として取
り出す。可変抵抗55抵抗値をR1、抵抗器56の抵抗値
をR2とし、演算増幅器54の電圧利得が十分大きいと
き、この可変利得増幅回路の電圧利得は、R2/R1で与え
られる。可変抵抗R1を利得制御信号Vca、Vcfにより抵抗
値を制御することにより、可変利得を実現することがで
きる。この構成例で用いている可変抵抗55の代わり
に、図7で用いている様な入出力を短絡した電圧−電流
変換回路52を用いることも可能である。
【0041】(第2の実施形態)図12は本発明の第2
の実施形態に係わる可変利得増幅器の構成図である。信
号利得あるいは利得可変幅を大きく確保したい場合、主
増幅回路11及びフィードバック増幅回路12で構成さ
れるフィードバックループ101を多段(本図ではn
段)に接続して用いることが一般に行われている。フィ
ードバックループ101を多段に接続した場合、各段で
発生する直流オフセットは、初段のものは後段で大きく
増幅され、また後段で発生する直流オフセットが加算さ
れて出力104に出力される。そのため、各段毎にフィ
ードバック増幅回路12を接続し各段毎に直流オフセッ
トをキャンセルすることが行われる。この場合も、利得
が切り替わったときに出力誤差Δが各可変増幅段101
毎で発生し、出力104には各段の出力誤差Δが重畳さ
れて出力される。
【0042】また、後段の増幅段で利得倍される初段で
発生する出力誤差ほど、支配的になる。利得が切り替わ
ったとき生じる出力誤差Δの過渡応答を抑えるため、利
得制御回路103は、以下のような工夫が行われる。初
段の可変利得段101−1に加える利得制御信号(Vca
1,Vcf1)に対して、2段目以降に接続される利得可変段
101に加える利得制御信号(Vca2,Vcf2、・・・、Vcan,Vc
fn)に一定の遅延を与える遅延素子又はRCフィルタを
内蔵している。これにより、全体の直流オフセットに対
して支配的である初段からの出力誤差Δと、2段目以降
で発生する出力誤差Δの重畳を避けることができ、出力
104での過渡応答が小さくできる。尚、遅延素子を内
蔵させた場合は、Vcontがデジタル信号入力の場合、特
に有効である。
【0043】また、遅延手段に例えば図4で示す様なRC
フィルタを用いることで、2段目以降に加える利得制御
信号の急激な変化を緩和することができるため、積分回
路15のゆっくりとした出力応答に協調でき、出力誤差
Δの過渡応答も小さくすることができる。
【0044】図13は、本実施形態に係る可変利得段が
2段接続の場合の利得制御回路103のブロック図であ
る。同図(a)は、Vca1とVca2の間にRCフィルタ(2
1及び22)を設けた場合であり、同図(b)は、Vca1
とVca2の間に遅延素子201を設けた場合である。
【0045】図14は、図13の実施例について、利得
を切り替えたときの出力応答の比較を行ったシミュレー
ション結果である。主増幅回路11に10mVの直流オフセ
ットが生じ、各段の利得を1から100に切り替えたと
きの結果である。利得制御回路103に遅延手段を施さ
ない従来例のもの(Conventional)では、900mV近
いピークが現れているのに対して、時定数が30μ秒の
RCフィルタを用いた図13(a)の場合(Proposed1)
では150mV程度に抑えられているのがわかる。もう
一つの例として、2段目の利得制御信号を初段の利得制
御信号に対してそのまま30μ秒遅らせて入力した図1
3(b)(Proposed2)の応答波形についても図13に
重ねて示した。利得を切り替えた直後と、2段目の利得
制御信号にかけた遅延時間30μ秒後の2段階で過渡的
な応答が現れているのが分かる。しかし、過渡応答波形
の振幅は150mV程度に抑えられており、本実施例の
効果が確認できる。なお、この実施例では、1段目と2
段目以降の間に利得制御信号に遅延を加えた例で説明し
たが、2段目以降で段毎に利得制御信号に遅延を加える
ようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上述べてきたとおり、本発明の可変利
得増幅器は利得変化に伴うオフセット変動が小さく、短
い時間でオフセットが安定する効果を有する。よって、
本発明は信号レベル変動が早く、高速の利得切り替えを
必要とする移動体通信系に用いられる可変利得増幅器に
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る可変利得増幅
器の構成を示す図。
【図2】 フィードバック増幅回路12の構成を示す
図。
【図3】 フィードバック増幅回路12の他の構成を示
す図。
【図4】 利得制御回路13の構成例を示す図。
【図5】 積分回路15の構成例を示す図。
【図6】 積分回路15の他の構成例を示す図。
【図7】 主増幅回路11または副増幅回路16の構成
例を示す図。
【図8】 主増幅回路11または副増幅回路16の他の
構成例を示す図。
【図9】 図2のフィードバック増幅回路を用いた場合
の可変利得増幅器の出力応答波形を示す図。
【図10】 本発明の実施形態による可変利得増幅器の
出力応答波形を示す図。
【図11】 本発明の実施形態による可変利得増幅器の
出力応答波形を示す図。
【図12】 本発明の第2の実施形態に係る可変利得増
幅器の構成を示す図。
【図13】 可変利得段が2段接続の場合の利得制御回
路103のブロック図。
【図14】 図13の場合の可変利得増幅器の出力応答
波形を示す図。
【図15】 従来のオフセットキャンセル機能を持たせ
た可変利得増幅器の構成を示す図。
【図16】 従来の可変利得増幅器の出力応答波形を示
す図。
【符号の説明】
10 入力端子 11 主増幅回路 12 フィードバック増幅回路 13 利得制御回路 14 出力端子 15 積分回路 16 副増幅回路 21 抵抗素子 22 容量素子 23 割り算回路 31 抵抗器 32 演算増幅器 33 容量素子 41 電圧−電流変換回路 42 容量素子 51、52 電圧−電流変換回路 54 演算増幅器 55 可変抵抗 56 抵抗器 61 主増幅回路 62 フィードバック増幅回路 100 入力端子 101 可変利得段 103 利得制御回路 104 出力端子 201 遅延素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山路 隆文 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 吉田 弘 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 板倉 哲朗 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5J100 AA20 AA21 BA05 BB08 BC05 CA21 CA32 DA06 EA02 FA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号とフィードバック信号との差信号
    を増幅する利得可変可能な主増幅回路と、 前記主増幅回路の出力信号を増幅し、前記フィードバッ
    ク信号を生成する利得可変可能なフィードバック増幅回
    路と、 前記主増幅回路の利得を変えるとともに、前記フィード
    バック増幅回路の利得も相補的に変える利得制御回路
    と、を有する可変利得増幅器。
  2. 【請求項2】前記利得制御回路は、演算回路を含み、 外部から供給される利得制御信号から、前記主増幅回路
    用利得制御信号を生成し、かつ、 前記主増幅回路用利得制御信号と相補的なフィードバッ
    ク増幅回路用利得制御信号を生成することを特徴とする
    請求項1記載の可変利得増幅器。
  3. 【請求項3】前記主増幅回路と前記フィードバック増幅
    回路の利得の積が一定であることを特徴とする請求項1
    記載の可変利得増幅器。
  4. 【請求項4】前記フィードバック増幅回路は、 利得可変な副増幅回路と、 前記副増幅回路の出力側に縦続接続された積分回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の可変利得
    増幅器。
  5. 【請求項5】前記フィードバック増幅回路は、 積分回路と、 前記積分回路の出力側に縦続接続された利得可変な副増
    幅回路と、を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の可変利得増幅器。
  6. 【請求項6】前記積分回路は、 電圧−電流変換回路と、 前記電圧−電流変換回路の出力電流を積分する容量素子
    と、を備えることを特徴とする請求項4または請求項5
    記載の可変利得増幅器。
  7. 【請求項7】前記積分回路は、 演算増幅器と、 前記演算増幅器の反転入力端子と出力端子の間に設けら
    れた容量素子と、を備えることを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5記載の可変利得増幅器。
  8. 【請求項8】入力信号とフィードバック信号との差信号
    を増幅するように構成された利得可変の主増幅回路と、
    前記主増幅回路の出力信号を増幅し、前記フィードバッ
    ク信号を出力する利得可変のフィードバック増幅回路と
    を有する複数の可変利得増幅器を有し、 前記複数の可変利得増幅器は縦続接続され、 前段の可変利得増幅器に加える利得制御信号に対して、
    後段の可変利得増幅器に加える利得制御信号に一定時間
    の遅延を与える利得制御回路をさらに有することを特徴
    とする可変利得増幅器。
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