JP2002184022A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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- JP2002184022A JP2002184022A JP2001375929A JP2001375929A JP2002184022A JP 2002184022 A JP2002184022 A JP 2002184022A JP 2001375929 A JP2001375929 A JP 2001375929A JP 2001375929 A JP2001375929 A JP 2001375929A JP 2002184022 A JP2002184022 A JP 2002184022A
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Abstract
の異なる光ディスクの記録および/または再生が可能な
光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 光ピックアップ装置は、波長635nm
のレーザビームと波長780nmのレーザビームとを選
択的に生成する半導体レーザ1と、ホログラムが形成さ
れた中央領域5bと、回折格子が形成された周辺領域5
aとを有する光学素子5とを備える。中央領域5bは、
波長635nmのレーザビームをそのまま透過させる
が、波長780nmのレーザビームを回折により拡径さ
せる。一方、周辺領域5aは、波長635nmのレーザ
ビームをそのまま透過させるが、波長780nmのレー
ザビームを回折により実質的に遮断する。
Description
置に関し、さらに詳しくはデジタルビデオディスク(D
VD)およびコンパクトディスク(CD)の記録および
/または再生を行なう光ピックアップ装置に関する。
Memory)のように、半導体レーザを用いて情報を読出
す約1.2mm厚の光ディスクが提供されている。この
種の光ディスクでは、ピックアップ用対物レンズにフォ
ーカスサーボおよびトラッキングサーボを行なうことに
より、信号記録面のピット列にレーザビームを照射して
信号を再生している。また、最近では長時間の動画を記
録するために高密度化が進んでいる。
m光ディスクに片面で4.7Gバイトの情報を記録する
DVD規格が提案されている。DVDの透明基板の厚さ
は約0.6mmである。このような2枚の透明基板を互
いにその背面で貼り合わせた1枚のDVDは、9.4G
バイトの情報を記録することができる。また、直径、基
板厚、記録密度がCD−ROMと同じである追記可能な
光ディスクとしてCD−R(Compact Disk-Recordabl
e)もある。
Rという3種類の光ディスクの併存が考えられるため、
3種類の光ディスクを互換再生できる装置が必要であ
る。
とCD−ROMまたはCD−Rとでは、透明基板の厚さ
が異なるため、1つの光ピックアップ装置では両者を再
生することができない。
は、厚さ0.6mmの薄い透明基板を有する高密度の光
ディスクと、厚さ1.2mmの標準透明基板を有する標
準密度の光ディスクとを1つの光ピックアップ装置を用
いて再生することができる装置が提案されている。この
装置は、短波長のレーザビームによって高密度の光ディ
スクを再生するように設計された開口数0.6の対物レ
ンズを用いている。標準密度の光ディスクを再生する場
合、レーザビームの外周部を遮光して対物レンズの実効
開口数を減少させるアパーチャが形成された非球面光学
素子が対物レンズの光源側に挿入される。
ビームの外周部を選択的に遮光してレーザビームを集光
する対物レンズの実効開口数を変更するために、特開平
8−321065号公報には、レーザビームの偏光面を
選択的に回転させる液晶と、特定方向に偏光するレーザ
ビームのみを透過させる偏光板とを備え、基板厚の異な
る光ディスクを互換再生することができる装置が開示さ
れている。この装置は、基板厚の異なるDVDとCD−
ROMとを互換再生することが可能であるが、波長63
5nmのレーザビームを用いているため、CD−Rを再
生することができない。以下に、その理由を説明する。
をレーザビームの波長毎に示す図である。図1に示され
るように、波長635nmのレーザビームを用いた場
合、ピット深さが105nm程度のとき、反射光強度は
最大になる。また、波長780nmのレーザビームを用
いた場合、ピット深さが125nm程度のとき、反射光
強度が最大になる。CD−Rの場合、記録膜に有機系色
素を用いているためレーザビームの波長により反射率が
大きく変化し、波長635nmの単一波長レーザでは十
分な反射光強度が得られないためにCD−Rを適切に再
生することができない。したがって、DVDとCD−R
またはCD−ROMとの互換再生が可能な光ピックアッ
プ装置には2波長レーザが必要である。さらに、今後の
短波長化の傾向に従って波長430nmのレーザビーム
を用いる場合、その必要性はより高くなる。
波長のレーザビームを用い、基板厚の異なる光ディスク
の記録および/または再生が可能な光ピックアップ装置
を提供することである。
明に従うと、第1の透明基板を有する第1の光ディス
ク、および第1の透明基板よりも厚い第2の透明基板を
有する第2の光ディスクの記録および/または再生を行
なう光ピックアップ装置は、第1または第2の光ディス
クに対向して配置された対物レンズと、第1の波長を持
つ第1のレーザビーム、および第1の波長と異なる第2
の波長を持つ第2のレーザビームを選択的に生成するレ
ーザビーム生成手段と、対物レンズとレーザビーム生成
手段との間に配置され、第1のレーザビームをそのまま
透過させ、第2のレーザビームを回折により拡径させる
中央領域と、第1のレーザビームをそのまま透過させ、
第2のレーザビームを回折により実質的に遮断する周辺
領域とを有する光学素子とを備え、光学素子の中央領域
にはホログラムが形成され、光学素子の周辺領域には回
折格子が形成される。
を有する。好ましくは、レーザビーム生成手段は、パッ
ケージと、パッケージ内に配置され、第1のレーザビー
ムを発振する第1のレーザチップと、パッケージ内に配
置され、第2のレーザビームを発振する第2のレーザチ
ップとを含む半導体レーザである。
第1および第2のレーザチップの出射側と反対側に配置
され、第1および第2のレーザチップから漏れた第1お
よび第2のレーザビームを共通にモニタするための受光
素子を含む。
nmであり、第2の波長は765〜795nmである。
クに適合するよう設計され、かつ0.55〜0.65の
開口数を有する。
ームの入射時に0.40〜0.50の実効開口数を有す
る。
び/または再生時において、第1のレーザビームは光学
素子をそのまま透過し、対物レンズによって第1の光デ
ィスクの信号記録面に合焦される。他方、第2の光ディ
スクの記録および/または再生時においては、第2のレ
ーザビームの外周部が光学素子の周辺領域によって実質
的に遮断され、第2のレーザビームの中央部が光学素子
の中央領域によって拡径され、これにより第2のレーザ
ビームは対物レンズによって第2の光ディスクの信号記
録面に合焦される。そのため、この光ピックアップ装置
は基板厚の異なる第1および第2の光ディスクの記録お
よび/または再生が可能である。
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
の表は、この発明の実施の形態による光ピックアップ装
置が互換再生の対象とする、CD−ROM、CD−R、
およびDVDの定格値および再生条件を示す。
基板厚は1.2(許容誤差±0.1)mm、最短ピット
長は0.90(許容誤差±0.1)μm、トラックピッ
チは1.6(許容誤差±0.1)μm、反射率は波長7
80nmのレーザビームに対して60〜70%以上であ
る。また、再生時のレーザビームのスポット径は1.5
(許容誤差±0.1)μm、対物レンズの開口数は0.
45(許容誤差±0.05)、レーザビームの波長は7
80(許容誤差±15)nmである。CD−Rの基板
厚、最短ピット長、トラックピッチ、反射率、再生時の
スポット径、対物レンズの開口数、およびレーザビーム
の波長は、上述したCD−ROMのそれらと同じであ
る。
±0.05)mm、最短ピット長は0.40(許容誤差
±0.1)μm、トラックピッチは0.74(許容誤差
±0.01)μm、反射率は波長635nmのレーザビ
ームに対して70%以上(1層DVDの場合)または2
0〜40%(2層DVDの場合)である。また、再生時
のレーザビームのスポット径は0.9(許容誤差±0.
5)μm、対物レンズの開口数は0.60(許容誤差±
0.05)、レーザビームの波長は635(許容範囲6
20〜680)nmである。
て、この発明の実施の形態による光ピックアップ装置1
0は、光ディスクに対向して配置された対物レンズ7
と、波長635(許容誤差±15)nmおよび波長78
0(許容誤差±15)nmのレーザビームを選択的に生
成する半導体レーザ1と、対物レンズ7の直下に配置さ
れた光学素子5と、対物レンズ7および光学素子5を共
通に保持するアクチュエータ6と、対物レンズ7および
光学素子5の直下に配置され、半導体レーザ1から光デ
ィスクの主面に対して平行な方向に照射されたレーザビ
ームを光ディスクの主面に対して垂直な方向に反射させ
る立ち上げミラー4と、半導体レーザ1から照射された
レーザビームを立ち上げミラー4に向けて垂直に反射さ
せるハーフミラー2と、立ち上げミラー4とハーフミラ
ー2との間に配置され、半導体レーザ1から照射された
レーザビームを平行にするコリメータレンズ3と、光デ
ィスクから反射されたレーザビームを受ける光検出器8
とを備える。
たレーザビームはハーフミラー2でその半分が反射され
てコリメータレンズ3に入射し、そのコリメータレンズ
3で平行にされ、立ち上げミラー4で立ち上げられる。
この立ち上げられたレーザビームは、光学素子5を通っ
て対物レンズ7で集光され、ポリカーボネイトなどから
なるDVDの透明基板9またはCDの透明基板99を通
ってその信号記録面9aまたは99aに合焦される。信
号記録面9aまたは99aで反射されたレーザビーム
は、透明基板9または99、対物レンズ7、光学素子
5、立ち上げミラー4、コリメータレンズ3を介してハ
ーフミラー2まで戻り、ハーフミラー2でその半分が透
過し、光検出器8で検出される。
ように設計され、かつ0.60(許容誤差±0.05)
の開口数を有する。すなわち、対物レンズ7は、波長6
35nmの平行なレーザビームをDVDの信号記録面9
a上に合焦するよう設計されている。
のレーザビームを発振するレーザチップ1aと、波長7
80nmのレーザビームを発振するレーザチップ1bと
を含む。DVDの再生時には半導体レーザ駆動回路18
によって、レーザチップ1aが活性化される。CD−R
OMまたはCD−Rの再生時には半導体レーザ駆動回路
18によってレーザチップ1bが活性化される。
3に示されるように、対物レンズ7のフォーカシング制
御およびトラッキング制御を行なうサーボ機構13を備
える。フォーカシング制御により、レーザビームが信号
記録面9aまたは99aに常に合焦するよう対物レンズ
7が光ディスクの主面に対して垂直方向に移動される。
また、トラッキング制御により、レーザビームが常にト
ラック上に照射されるように対物レンズ7はトラックの
走行方向に対して垂直方向に移動される。
いた光ディスク再生装置は、プリアンプ11、サーボ回
路12、判別回路14、指令回路15、RF復調回路1
6、特性切換回路17、半導体レーザ駆動回路18、お
よび制御回路19を備える。
で反射されたレーザビームを検出して再生信号を生成
し、プリアンプ11に与える。この再生信号はプリアン
プ11で増幅された後、判別回路14、RF復調回路、
およびサーボ回路12に与えられる。サーボ回路12は
与えられた再生信号10のフォーカスエラー信号および
トラッキングエラー信号に応答してサーボ機構13を制
御する。一方、判別回路14は与えられた再生信号に応
答してこの装置に装着された光ディスクの種類(DV
D、CD−ROM、またはCD−R)を識別し、その識
別結果を指令回路15に与える。指令回路15は、その
識別された光ディスクに適合するように半導体レーザ1
のレーザチップ1a,1bを切換えるため、その与えら
れた識別結果に基づいて制御回路19に指令を与える。
また、指令回路15は、その識別された光ディスクの再
生に適合するようにRF復調回路16を切換えるため、
その与えられた識別結果に基づいて特性切換回路17に
も指令を与える。制御回路19は、指令回路15からの
指令に基づいてレーザチップ1a,1bを切換えるよう
半導体レーザ駆動回路18を制御する。特性切換回路1
7は、指令回路15からの指令に基づいてこの装置に装
着された光ディスクに適した再生を行なうようRF復調
回路16の特性を切換える。
ザチップ1a,1bの他、これらチップ1a,1bがマ
ウントされる基台1cと、レーザチップ1a,1b、お
よび基台1cを収容するためのパッケージ1dとを備え
る。パッケージ1dには3つの切込みk1,k2,k3
が形成され、レーザチップ1a,1bはそれらの出射口
PA,PBが切込みk2およびk3を結ぶ線上に位置す
るようにマウントされている。レーザチップ1a,1b
からのレーザビームが信号記録面9aまたは99a上に
形成するスポットがトラックの両側に線対称に位置する
ように半導体レーザ1は配置される。すなわち、k2−
k3方向が光ディスクのトラッキング方向(半径方向)
と一致するように半導体レーザ1は配置されている。こ
の配置は後に詳述する。
に作製され、基台1c上にマウントされているが、1つ
の半導体基板上で結晶成長を行なうことにより2つのレ
ーザチップを一緒に作製してもよい。また、レーザチッ
プ1a,1bの出射口PAとPBとの間隔Lはたとえば
100〜500μmの範囲内である。
形の中央領域5bと、その周辺領域5aとを有する。中
央領域5bは、波長635nmのレーザビームをそのま
ま透過させ、波長780nmのレーザビームを回折によ
り拡径させる。そのため、中央領域5bにはホログラム
20が形成されている。一方、周辺領域5aは、波長6
35nmのレーザビームをそのまま透過させ、波長78
0nmのレーザビームを回折により実質的に遮断する。
そのため、周辺領域5aには回折格子21が形成されて
いる。
示されるように概略三角形状の凹凸構造を有し、周辺領
域5aの断面は四角形状の凹凸構造を有する。より具体
的には、中央領域5bのホログラム20は同心円上に形
成された複数の環状凸部22からなる。各環状凸部22
は4つの段22aを有する。環状凸部22のピッチP1
は、このホログラム20がレンズ効果を有するように内
側から外側に向かって徐々に狭くなっている。各段22
aの高さは、波長780nmのレーザビームに対しての
みホログラム20がレンズとして機能するように決定さ
れる。各段22aの高さについては、後に詳述する。一
方、周辺領域5aの回折格子21は、同一方向に形成さ
れた複数の縞状凸部23からなる。縞状凸部23は一定
のピッチP2(好ましくは8〜12μm)で形成され、そ
のため回折格子21は一定の格子定数を有する。この回
折格子21もまた波長780nmのレーザビームに対し
てのみ機能するように縞状凸部23の高さが決定され
る。この縞状凸部23の高さについても後に詳述する。
なお、このような構造を有する光学素子5は、ガラス2
4をエッチングすることにより容易に作製することがで
きる。
を参照して説明する。図7に示されるように、波長63
5nmの平行なレーザビーム25が光学素子5に入射す
ると、光学素子5は波長635nmのレーザビーム25
に対して全く機能しないため、その入射したレーザビー
ム25は回折することなくそのまま光学素子5を透過す
る。この透過したレーザビーム25は対物レンズ7に入
射し、対物レンズ7によって集光され、DVD26の信
号記録面9a上に合焦される。なお、図7では光学素子
5の断面の一部が拡大して示されている。
780nmの平行なレーザビーム27が光学素子5に入
射すると、レーザビーム27のうち光学素子5を通った
レーザビーム28は拡径しながら進行する。また、光学
素子5に入射するレーザビーム27の径は中央領域5b
の径よりも大きいため、レーザビーム27は周辺領域5
aにも入射する。この周辺領域5aには回折格子21が
形成されているため、レーザビーム27の外周部はレー
ザビーム28を中心として左右両側に大きく回折する。
より具体的には、回折格子21による+1次の回折ビー
ム29はレーザビーム28に対して図上左側方向に進行
する。また、回折格子21による−1次の回折ビーム3
0はレーザビーム28に対して図上右側方向に進行す
る。したがって、光学素子5の中央領域5bを透過した
レーザビーム28のみが対物レンズ7に入射し、対物レ
ンズ7によって集光され、CD−ROMの信号記録面9
9a上に合焦される。他方、光学素子5の周辺領域5a
を透過したレーザビーム29,30は周辺領域5aに形
成された回折格子21によって大きく回折するため、対
物レンズ7に入射しない。すなわち、光学素子5に入射
した波長780nmのレーザビーム27のうち外周部は
光学素子5の周辺領域5aによって実質的に遮断され
る。
ら進行するレーザビーム28は−1次の回折ビームLB
−1である。厳密には、この−1次の回折ビームLB−
1の他、0次の回折ビームLB0、+1次の回折ビーム
(図示せず)などがあるが、このような回折ビームの強度
は可能な限り低く抑えられている。拡径しながら進行す
る−1次の回折ビームLB1が用いられているのは、波
長780nmのレーザビーム27の外周部を遮断しただ
けでは、対物レンズ7がDVD26用に設計されている
ため、対物レンズ7に平行に入射したレーザビームはC
D−ROM31の信号記録面99a上に正確に合焦せ
ず、収差が発生するからである。したがって、0次の回
折ビームLB0および−1次の回折ビームLB−1によ
る対物レンズ7の実効開口数が0.45になるように、
光学素子5の中央領域5bの直径、およびその中央領域
5bに形成されるホログラム20の形状が決定される。
なお、図8では光学素子5の断面の一部が拡大して示さ
れている。
したレーザビーム29および30が対物レンズ7に入射
しないように回折されるが、図11および図12に示さ
れるようにそれらのレーザビーム29および30が対物
レンズ7に入射したとしても合焦することはない。
に対物レンズ7を保持するためのアクチュエータ6に固
定される。このアクチュエータ6は図3に示されたサー
ボ機構13に結合される。このサーボ機構13は光検出
器8からのフォーカスエラー信号に応答してアクチュエ
ータ6を光軸方向に移動するとともに、光検出器28か
らのトラッキングエラー信号に応答してアクチュエータ
6を光ディスクの半径方向に移動する。このように光学
素子5は対物レンズ7に固定されるため、光学素子5は
対物レンズ7と一緒に移動する。
mのレーザビーム27の外周部を実質的に遮断し、その
中央部を拡径するように回折させ、これによりCD−R
OM31の信号記録面99a上にレーザビーム27を合
焦させる。また、光学素子5は波長635nmのレーザ
ビームを何ら回折させることなくそのまま透過させ、こ
れによりDVD26の信号記録面9a上にレーザビーム
25を合焦させる。
を有する環状凸部22の各段22aの高さh1の決定方
法について説明する。
φ(x)を想定する。位相差関数の周期Tがレーザビー
ムの波長λや回折領域の厚さに比較してはるかに大きい
場合、m次の回折効率ηmは一般に次の式(1)により
表わされる。
る。以下では、A(x)=1とする。
の式(2)により表わされる。
凸部22の材質の屈折率、n0は環状凸部22周辺(通
常は空気)の屈折率である。
を求めると以下のようになる。
68、n0=1の場合における各段22aの高さh1と
回折効率ηmとの関係を示す図である。図15から明ら
かなように、h=0.475μmのとき、波長635n
mのレーザビームの0次の回折効率η0は最大になり、
−1次の回折効率η−1および+1次の回折効率η1は
最小になる。
68、n0=1の場合における各段22aの高さh1と
回折効率ηmとの関係を示す図である。図16から明ら
かなように、h=0.455μmのとき、波長780n
mのレーザビームの−1次の回折効率η−1は最大にな
り、0次の回折効率η0および+1次の回折効率η1は
最小になる。
ームの0次の回折ビームが大きく、かつ、波長780n
mのレーザビームの−1次の回折ビームが大きくなるよ
うに、高さh1が決定される。たとえば図17に示され
るように、波長635nmの0次の回折効率η0が90
%以上であり、かつ、波長780nmの−1次の回折効
率η−1が70%以上であるためには、高さh1は0.
448〜0.482μmの範囲内でなければならない。
れる回折格子21における縞状凸部23の高さh2の決
定方法について説明する。この高さh2は次の式(6)
により決定される。ここで、mは整数、λは回折させる
ことなくそのまま透過させるレーザビームの波長、nは
回折格子21の縞状凸部23の材質の屈折率、n0は縞
状凸部23周辺(通常は空気)の屈折率である。
8、n0=1とすると、h2=0.475μmとなる。
り波長635nmのレーザビームを回折させることなく
そのまま透過させ、波長780nmのレーザビームを回
折させる波長選択性の回折格子21が作成される。
する屈折率を持つシアニン系色素などの膜を形成するこ
とにより、回折格子21に波長選択性を持たせてもよ
い。シアニン系色素は波長635nmのレーザビームに
対して1.50の屈折率を持ち、波長780nmのレー
ザビームに対して1.65の屈折率を持つ。他方、ガラ
スからなる回折格子21は波長635nmまたは780
nmいずれかのレーザビームに対しても1.50の屈折
率を持つ。そのため、波長635nmのレーザビームに
対して回折格子は機能しない。したがって、波長780
nmのレーザビームを回折させるが、波長635nmの
レーザビームを回折させない波長選択性の回折格子が作
成される。
ように構成された光ピックアップ装置の動作を説明す
る。
うに、半導体レーザ駆動回路18によってレーザチップ
1aが活性化される。したがって、半導体レーザ1から
出射された波長635nmのレーザビームはハーフミラ
ー2でその半分が反射され、コリメータレンズ3で平行
にされ、立ち上げミラー4で立ち上げられ、光学素子5
で回折されることなくそのまま透過する。その透過した
レーザビームは対物レンズ7に入射し、対物レンズ7に
よって集光され、DVDの透明基板9を通って信号記録
面9a上に合焦される。信号記録面上におけるレーザビ
ームのスポット径は0.9(許容誤差±0.1)μmで
ある。
時には、図19に示されるように、半導体レーザ駆動回
路18によってレーザチップ1bが活性化される。した
がって、半導体レーザ1から出射された波長780nm
のレーザビームはハーフミラー2でその半分が反射さ
れ、コリメータレンズ3で平行にされ、立ち上げミラー
4で立ち上げられ、光学素子5でその外周部が実質的に
遮断され、その中央部のみが回折により拡径される。こ
の光学素子5の中央領域5bを透過したレーザビームは
拡径されながら対物レンズ7に入射し、その入射したレ
ーザビームは対物レンズ7によって集光され、CD−R
またはCD−ROMの透明基板99を通ってその信号記
録面99a上に合焦される。信号記録面99a上におけ
るレーザビームのスポット径は1.5(許容誤差±0.
1)μmである。
ば、対物レンズ7の直下に配置された光学素子5の中央
領域に波長635nmのレーザビームをそのまま透過さ
せ、波長780nmのレーザビームを回折により拡径さ
せるホログラム20が形成され、かつ、光学素子5の周
辺領域5aに波長635nmのレーザビームをそのまま
透過させ、波長780nmのレーザビームを回折により
実質的に遮断する回折格子21が形成されているため、
波長635nmのレーザビームは対物レンズ7によって
DVDの信号記録面9a上に合焦されるとともに、波長
780nmのレーザビームは対物レンズ7によってCD
−RまたはCD−ROM31の信号記録面99a上に合
焦される。その結果、この実施の形態による光ピックア
ップ装置は、DVD、CD−RおよびCD−ROMの互
換再生が可能である。
最適な波長635nmのレーザビームと、CD−Rまた
はCD−ROMに最適な波長780nmのレーザビーム
とを用いているため、DVD、CD−RおよびCD−R
OMのいずれも適切に再生することができる。
ラム20および回折格子21が一緒に形成された1つの
光学素子5を追加しただけであるため、この光ピックア
ップ装置のサイズは従来とほとんど同じにすることが可
能である。
れているため、フォーカシングおよびトラッキングのた
めに対物レンズ7が移動してもレーザビームを正確に信
号記録面上に合焦させることができる。また、この光学
素子5は電気的または機械的に変動する部分がないた
め、故障が起きにくい。
領域5bに形成されたホログラム20の環状凸部22は
図6に示されるようにその内側に段差を有しているが、
図20に示されるように外側に段差を有していてもよ
い。
は図6に示されるように4つの段22aを有している
が、図21に示されるように7つの段を有していてもよ
く、その段の数は特に限定されるものではない。
は複数の段を有しているが、段の代わりに斜面32aを
有する環状凸部32が形成されていてもよい。
ム20および回折格子21が同一面上に形成されている
が、図23および図24に示されるように互いに対向す
る面上に形成されていてもよい。この場合、図23に示
されるように対物レンズ7側の面に回折格子が形成さ
れ、その反対側の面にホログラム20が形成されてもよ
く、図24に示されるように対物レンズ7側の面にホロ
グラム20が形成され、その反対側の面に回折格子21
が形成されてもよい。ホログラム20および回折格子2
1をエッチングにより形成する場合において、ホログラ
ム20および回折格子21の凸部22および23の高さ
が互いに異なるときは、このようにホログラム20およ
び回折格子21を互いに異なる面上に形成する方がこの
光学素子5を容易に作成することができる。
らなるホログラム20の場合も同様に、図25および図
26に示されるようにホログラム20および回折格子2
1は互いに異なる面上に形成されていてもよい。
子21が形成されているが、それに代えて図27に示さ
れるように周辺領域5aにもホログラム33が形成され
ていてもよい。周辺領域5aにおけるホログラム33の
環状凸部22は中央領域5bにおけるホログラム20の
環状凸部22と同様に同心円上に形成されるが、中央領
域5bにおける環状凸部22と異なり一定のピッチP3
で形成される。この図27に示された光学素子5によれ
ば、周辺領域5aにもホログラム33が形成されるた
め、周辺領域5aに入射したレーザビームはすべて外側
に回折し、内側に回折して対物レンズ7に入射すること
はない。その結果、内側に回折したレーザビームに起因
するノイズが低減され得る。
の内側に段差を有するが、図28に示されるように外側
に段差を有していてもよい。
定の格子定数を有するが、図29に示されるように不均
一な格子定数を有していてもよい。より具体的には、こ
の光学素子5の周辺領域5aに形成された回折格子の縞
状凸部のピッチは図上右側から左側に向かって徐々に狭
くされている。
0〜図33を参照して説明する。波長780nmのレー
ザビーム27が光学素子5に入射すると、レーザビーム
27のうちホログラムに入射した中央部は上記と同様に
徐々に拡径するレーザビーム28になる。また、レーザ
ビーム27のうち回折格子に入射した外周部はレーザビ
ーム28を中心として左右に大きく回折する。ただし、
左側の+1次の回折ビーム29は縮径しながら進行し、
右側の−1次の回折ビーム30は拡径しながら進行す
る。
た回折格子の格子定数は不均一であるため、+1次の回
折ビーム29および−1次の回折ビーム30が往路と同
じ経路を通って光学素子5に戻ることはない。そのた
め、回折ビーム29および30に起因するノイズが低減
され得る。
80nmのレーザビームを実質的に遮断すればよく、図
34に示されるように光学素子34の周辺領域34aに
偏光フィルタが形成されていてもよい。この光学素子3
4の中央領域34bには上記と同様にホログラムが形成
されている。周辺領域34aに形成された偏光フィルタ
は図35に示されるように図上縦方向の偏光方向を有す
る。したがって、この周辺領域34aは図上縦方向に偏
光するレーザビームをそのまま透過させるが、図上横方
向に偏光するレーザビームを吸収により遮断する。この
ような光学素子34を用いた光ピックアップ装置におい
ては、半導体レーザ1は、波長635nmのレーザビー
ムを図上縦方向に偏光させ、波長780nmのレーザビ
ームを図上水平方向に偏光させる必要がある。したがっ
て、波長635nmのレーザビームはすべて光学素子3
4を透過するが、波長780nmのレーザビームはその
外周部が周辺領域34aによって遮断され、その中央部
のみがホログラムによって回折され、拡径されながら対
物レンズ7に到達する。
5の周辺領域35aには偏光ガラスが形成されていても
よい。この光学素子35の中央領域35bには上記と同
様にホログラムが形成されている。この偏光ガラスは波
長780nmのレーザビームを吸収するために、図37
に示されるようにガラス表面に銀原子を長く引き延ばし
て焼成したものである。この引き延ばされた銀原子のア
スペクト比R1/R2は1〜5の範囲内である。この光
学素子35では、波長780nmのレーザビームのみを
吸収するようにアスペクト比R1/R2が設定される。
したがって、このような光学素子35を用いた場合に
も、波長635nmのレーザビームはすべて光学素子3
5を透過し、波長780nmのレーザビームはその外周
部が偏光ガラスによって遮断され、その中央部が回折さ
れ、拡径されながら対物レンズ7に到達する。
収により遮断すればよいので、このような偏光ガラスに
代えて波長780nmのレーザビームを吸収する色ガラ
スを用いてもよい。
はレーザビームの波長に応じて選択的に回折現象を起こ
しているが、これに限定されるものではなく、レーザビ
ームの偏光面に応じて選択的に回折現象を起こすもので
あってもよい。すなわち、光学素子の中央領域は図上縦
方向に偏光するレーザビームを回折させず、図上横方向
に偏光するレーザビームのみを回折させるものであって
もよい。
るようにレーザチップ1aおよび1bが光軸に対して垂
直な同一平面内に配置されていると、単一の材質を用い
たコリメータレンズ3はレーザビームの波長に応じて異
なった焦点距離を有する。すなわち、図39に示される
ように波長780nmに対するコリメータレンズ3の焦
点距離は波長635nmに対する焦点距離よりも0.1
5mmだけ長くなる。このような焦点距離の差に起因し
て色収差が生じ得る。
対するコリメータレンズ3の焦点にレーザチップ1aお
よび1bを配置すると、図40の(a)に示されるよう
にレーザチップ1aから出射された波長635nmのレ
ーザビーム25はコリメータレンズ3を透過して平行に
なるが、図40の(b)に示されるようにレーザチップ
1bから出射された波長780nmのレーザビーム27
はコリメータレンズ3を透過しても平行にならない。こ
のため、波長780nmのレーザビーム27は対物レン
ズ7によってCD−RまたはCD−ROMの信号記録面
上に正確に合焦されず、色収差が生じることになる。
に、コリメータレンズ3を透過した波長635nmのレ
ーザビーム25が平行になるようにレーザチップ1aは
コリメータレンズから第1の焦点距離F1だけ離れて配
置され、図41の(b)に示されるようにコリメータレ
ンズ3を透過した波長780nmのレーザビームが平行
になるようにレーザチップ1bはコリメータレンズ3か
ら第1の焦点距離F1よりも0.15mmだけ長い第2
の焦点距離F2だけ離れて配置されるのが好ましい。
ビームスプリッタ36が光学素子5とコリメータレンズ
3との間に配置されている。そのため、ビームスプリッ
タ36と光検出器8との間にはビームスプリッタ36か
らのレーザビームを光検出器8に集光するための集光レ
ンズ37が配置されている。
5nmおよび波長780nmのレーザビームの出射口を
1つにまとめてもよい。たとえば図42に示されるよう
にこの半導体レーザ38は波長635nmのレーザビー
ムを波長780nmのレーザビームと合成するための光
導波路39を含む。光導波路39は、図43に示される
ようにY字形状をなし、レーザチップ1aおよび1bの
出射口にそれぞれ面する2つの入射口と、それら2つの
入射口に連通する1つの出射口とを有する。このような
半導体レーザ38によれば、波長635nmのレーザビ
ームの発光点と波長780nmのレーザビームの発光点
とが擬似的に1つになるため、光軸ずれをなくすことが
できる。
うにレーザチップ1aおよび1bは互いに隣接して基台
1c上にマウントされるが、図45に示されるようにそ
れらの出射口PAおよびPBの間には所定の間隔PL1
がある。一般にレーザチップ1a,1bの幅は300〜
350μmであるから、この間隔PL1もそれと同じ程
度になる。このような出射口PA,PBのずれは収差の
原因となるから、間隔PL1は可能な限り短くするのが
望ましい。
AおよびPBをレーザチップ1aおよび1bの中心では
なくそれらの間隔PL2が短くなるようにオフセットさ
せて形成するのが望ましい。あるいは、図47に示され
るように、出射口PAおよびPBをレーザチップ1aお
よび1bの中心に形成した後、それらの互いに隣接する
側を切断することにより出射口PAおよびPBの間隔P
L3を短くしてもよい。
は互いにその一方の側面を隣接させて配置され、それら
の出射口PAおよびPBとその一方の側面との距離はそ
の一方の側面に対向する当該他方の側面との間の距離よ
りもそれぞれ短い。
れるレーザビームをモニタするための受光素子を設ける
必要がある。上記のように2つのレーザチップ1a,1
bを設ける場合、それぞれのレーザチップ1a,1bに
対応するように2つの受光素子を設けてもよいが、図4
8に示されるようにレーザチップ1aおよび1bの背後
から漏れる波長635nmおよび780nmのレーザビ
ームを共通にモニタするための単一の受光素子44を設
けるのが望ましい。
5〜48を有する。端子45は、図49の(a)に示さ
れるようにレーザチップ1aのアノード電極、レーザチ
ップ1bのアノード電極、受光素子44のカソード電極
に共通に接続されている。端子46はレーザチップ1a
のカソード電極に接続されている。端子47はレーザチ
ップ1bのカソード電極に接続されている。端子48は
受光素子44のアノード電極に接続されている。このよ
うに端子45がレーザチップ1a,1bおよび受光素子
44の一方の電極に共通に接続されているため、半導体
レーザ1の端子の数が削減される。
子45が受光素子44のアノード電極に接続され、端子
48が受光素子44のカソード電極に接続されていても
よい。
子45がレーザチップ1a,1bのカソード電極および
受光素子44のカソード電極に共通に接続され、端子4
6がレーザチップ1aのアノード電極に接続され、端子
47がレーザチップ1bのアノード電極に接続され、端
子48が受光素子44のアノード電極に接続されていて
もよい。
子45がレーザチップ1aおよび1bのカソード電極な
らびに受光素子44のアノード電極に共通に接続され、
端子46がレーザチップ1aのアノード電極に接続さ
れ、端子47がレーザチップ1bのアノード電極に接続
され、端子48が受光素子44のカソード電極に接続さ
れていてもよい。
アップ装置の光学系のみを平面的に示す図である。な
お、この図50では3ビーム方式のための回折格子40
が半導体レーザ1とハーフミラー2との間に配置されて
いる。また、波長635nmまたは780nmのレーザ
ビームを光検出器8上の所定の位置に集光するためのウ
ォラストンプリズム41がハーフミラー2と光検出器8
との間に配置されている。
図50において立ち上げミラー4の上側に示されている
が、対物レンズ7および光学素子5は立ち上げミラー4
の真上に配置される。すなわち、対物レンズ7の光軸は
半導体レーザ1の光軸と平行ではなく垂直をなしてい
る。
に示されるように筺体42に収容される。このような筺
体42は2つのガイドシャフト43および43の間に支
持される。ガイドシャフト43は光ディスクの半径方向
に架け渡されているため、このような光学系および筺体
42を含む光ピックアップ装置はガイドシャフト43に
沿って光ディスクの半径方向に走行する。したがって、
対物レンズ7はスピンドルモータ44の駆動軸(光ディ
スクの中心)に向かって近づく方向またはその駆動軸か
ら離れる方向に移動する。
ップ装置では立ち上げミラー4に入射されるレーザビー
ムの光軸LN1が2つのガイドシャフト43を通る垂線
LN2と一致しているため、ガイドシャフト43および
43の間隔GL1は比較的広くなる。
うに立ち上げミラー4に入射するレーザビームの光軸L
N1が2つのガイドシャフト43を通る垂線LN2に対
して鋭角θ (たとえば30〜45°)をなすように光
学系を配置するのが望ましい。このように配置すると、
ガイドシャフト43および43の間隔GL2は上記間隔
GL1よりも狭くなる。
1の(b)に示されるようにレーザチップ1aの出射口
およびレーザチップ1bの出射口を通る線LN3が光デ
ィスクの主面に平行になるように半導体レーザ1を配置
すれば、レーザチップ1aおよび1bからの波長635
nmおよび780nmのレーザビームはそれぞれ光ディ
スクのトラックの両側に線対称にビームスポットを形成
することができる。
合、レーザチップ1aの出射口およびレーザチップ1b
の出射口を通る線LN3が光ディスクの主面に平行にな
るように半導体レーザ1を配置すると、それらレーザビ
ームはトラックの両側に非対称にビームスポットを形成
することになる。したがって、図52の(b)に示され
るように、レーザチップ1aの出射口およびレーザチッ
プ1bの出射口を通る線LN3は光ディスクの主面に対
して図52の(a)に示された鋭角θに等しい鋭角θを
なすように半導体レーザ1を配置するのが望ましい。
ーザ1のパッケージ1dは筺体42の上面および下面に
対して平行な切欠き1eを有する。このように、半導体
レーザ1のパッケージ1dに切欠き1eを形成すること
によって、筺体42の厚さT2を図51の(b)に示さ
れた筺体42の厚さT1よりも薄くすることができる。
行なうものであるが、記録を行なうものであってもよ
く、また、記録および再生を行なうものであってもよ
い。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
強度との関係をレーザビームの波長毎に示す図である。
装置の構成を示す図である。
ディスク再生装置の全体構成を示すブロック図である。
面図である。
図6に示された光学素子に入射した場合における光路を
示す図である。
図6に示された光学素子に入射した場合における光路を
示す図である。
図6に示された光学素子に入射した場合における光路を
示す図である。
び図6に示された光学素子に入射した場合における光路
を示す図である。
び図6に示された光学素子に入射した場合における光路
を示す図である。
び図6に示された光学素子に入射した場合における光路
を示す図である。
断面図である。
凸部の各段の高さを決定するために用いられる位相差関
数を示す図である。
ログラムにおける環状凸部の各段の高さと0,±1次の
回折効率との関係を示す図である。
ログラムにおける環状凸部の各段の高さと0,±1次の
回折効率との関係を示す図である。
図15および図16に示された回折効率を併せて示す図
である。
DVDの再生時における波長635nmのレーザビーム
の光路を示す図である。
CD−RまたはCD−ROMの再生時における波長78
0nmのレーザビームの光路を示す図である。
示す図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
である。
mのレーザビームが入射した場合における光路を示す図
である。
mのレーザビームが入射した場合における光路を示す図
である。
mのレーザビームが入射した場合における光路を示す図
である。
mのレーザビームが入射した場合における光路を示す図
である。
である。
光フィルタの偏光方向を示す図である。
である。
成された偏光ガラスの部分拡大図である。
プ装置の光学系を示す図である。
距離と波長との関係を示す図である。
タレンズに入射した場合における光路と、波長780n
mのレーザビームがコリメータレンズに入射した場合に
おける光路とを示す図である。
タレンズに入射した場合における光路とともに示された
半導体レーザの変形例と、半導体レーザから波長780
nmのレーザビームがコリメータレンズに入射した場合
における光路とを示す図である。
置の光学系とともに示す図である。
す図である。
平面図である。
の配置を示す図である。
の変形例を示す図である。
の他の変形例を示す図である。
部破断斜視図である。
および半導体レーザのその他の回路図である。
プ装置の光学系を示す図である。
である。
および断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 第1の透明基板を有する第1の光ディス
ク、および前記第1の透明基板よりも厚い第2の透明基
板を有する第2の光ディスクの記録および/または再生
を行なう光ピックアップ装置であって、 前記第1または第2の光ディスクに対向して配置された
対物レンズと、 第1の波長を持つ第1のレーザビーム、および前記第1
の波長と異なる第2の波長を持つ第2のレーザビームを
選択的に生成するレーザビーム生成手段と、 前記対物レンズと前記レーザビーム生成手段との間に配
置され、前記第1のレーザビームをそのまま透過させ、
前記第2のレーザビームを回折により拡径させる中央領
域と、前記第1のレーザビームをそのまま透過させ、前
記第2のレーザビームを回折により実質的に遮断する周
辺領域とを有する光学素子とを備え、 前記光学素子の中央領域にはホログラムが形成され、 前記光学素子の周辺領域には回折格子が形成される、光
ピックアップ装置。 - 【請求項2】 前記回折格子は不均一な格子定数を有す
る、請求項1に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項3】 前記レーザビーム生成手段は、パッケー
ジと、前記パッケージ内に配置され、前記第1のレーザ
ビームを発振する第1のレーザチップと、前記パッケー
ジ内に配置され、前記第2のレーザビームを発振する第
2のレーザチップとを含む半導体レーザである、請求項
1に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項4】 前記半導体レーザはさらに、前記第1お
よび第2のレーザチップの出射側と反対側に配置され、
前記第1および第2のレーザチップから漏れた前記第1
および第2のレーザビームを共通にモニタするための受
光素子を含む、請求項3に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項5】 前記第1の波長は620〜680nmで
あり、前記第2の波長は765〜795nmである、請
求項1に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項6】 前記対物レンズは前記第1の光ディスク
に適合するよう設計され、かつ0.55〜0.65の開
口数を有する、請求項1に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項7】 前記対物レンズは前記第2のレーザビー
ムの入射時に0.40〜0.50の実効開口数を有す
る、請求項1に記載の光ピックアップ装置。
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2001
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