JP2002183698A - 非接触型icカード - Google Patents

非接触型icカード

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JP2002183698A
JP2002183698A JP2000384281A JP2000384281A JP2002183698A JP 2002183698 A JP2002183698 A JP 2002183698A JP 2000384281 A JP2000384281 A JP 2000384281A JP 2000384281 A JP2000384281 A JP 2000384281A JP 2002183698 A JP2002183698 A JP 2002183698A
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modulation
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武生 楠見
Toshihisa Inabe
敏久 稲部
浩二 ▲つる▼
Koji Tsuru
Yoshimitsu Otani
佳光 大谷
Yasuhiro Nagai
靖浩 永井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Tokin Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
NEC Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のカードで異なる通信処理形態の上位装
置との間でも通信使用できる便利な構造の非接触型IC
カードを提供すること。 【解決手段】 この非接触型ICカードの場合、ICチ
ップ1内にそれぞれ2個ずつ異なる変調方式の変調回路
2,3と、異なる復調方式の復調回路4,5と、異なる
コーディング方式のコーディング回路6,7と、異なる
デコーディング方式のデコーディング回路8,9とを備
える他、制御回路10により上位装置14から送信され
る回路選択制御信号の受信処理時にその信号に示される
変調方式と復調方式とに一致するようにタイマ15の割
り込みの一定周期で各回路を切り替え制御するための切
り替え制御プログラムを読み出し専用不揮発性メモリ
(ROM)12内に格納して2種類のアプリケーション
に対応可能としているため、上位装置14以外の異なる
通信処理形態の上位装置との間でも通信使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として各分野の
システムで用いられる電磁誘導による非接触インターフ
ェースを有する非接触型ICカードであって、詳しくは
異なる通信処理形態の上位装置との間での通信が可能で
あると共に、通信に際して異なる変調方式及び復調方式
と異なるコーディング方式及びデコーディング方式とを
切り替え可能に使用し得る非接触型ICカードに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の非接触型ICカードは、
外部の上位装置との間での通信制御及び内部装置の動作
制御に要する制御情報を記憶するための記憶装置と、所
定の変調方式で変調する変調回路と、所定の復調方式で
復調する復調回路と、所定のコーディング方式でコーデ
ィングを行うコーディング回路と、所定のデコーディン
グ方式でデコーディングを行うデコーディング回路と、
制御情報に基づいて上位装置との間で通信を行うと共
に、通信に際して変調回路による所定の変調方式に従っ
た変調動作,復調回路による所定の復調方式に従った復
調動作,コーディング回路による所定のコーディング方
式に従ったコーディング動作,及びデコーディング回路
による所定のデコーディング方式に従ったデコーディン
グ動作の制御を行う制御回路とを少なくともICチップ
内に具備し、且つ電磁誘導による非接触インターフェー
スを有して成っている。
【0003】このうち、記憶装置(メモリ)は、記憶す
べき制御情報に応じて揮発性メモリ(RAM),読み出
し専用不揮発性メモリ(ROM),及び読み出し書き込
み可能不揮発性メモリ(EEPROM)等が任意に選択
されて用いられている。
【0004】一般に、このような構成の非接触型ICカ
ードは、金融,ポイント管理,入退出管理,個人情報管
理等の各分野のシステムで用いられており、上位装置と
の通信に際して採用される変調方式及び復調方式とコー
ディング方式及びデコーディング方式とは、専用の上位
装置に対応しており、上位装置から送信される特定のコ
マンドに含まれる変調方式と復調方式とに一致するよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の非接触
型ICカードの場合、上位装置との通信に際して採用さ
れる変調方式及び復調方式とコーディング方式及びデコ
ーディング方式とが1種類であり、対応する専用の上位
装置を対象にしてのみ通信使用が可能な構成となってい
るため、他の種類の変調方式及び復調方式とコーディン
グ方式及びデコーディング方式とを採用している上位装
置とは通信することができず、こうした場合に通信を可
能にするためにはその上位装置が採用している他の種類
の変調方式及び復調方式とコーディング方式及びデコー
ディング方式とに一致する新規な非接触型ICカード
(各方式に対応する変調回路,復調回路,コーディング
回路,及びデコーディング回路を備える)を別途に作成
して使用しなければならず、同一なカードで異なる通信
処理形態の上位装置との間で通信使用することができな
いという不便さの問題がある。
【0006】即ち、例えばポイント管理システムのよう
なアプリケーションで使用される非接触型ICカードを
ポイント管理システム以外のアプリケーションで使用し
ようとした場合、その上位装置の変復調方式がカードの
採用している変復調方式と異なっているので、そのアプ
リケーションではカードを使用することができない。そ
こで、こうした場合には現在ユーザが使用しているカー
ドとは別にアプリケーション毎に対応した複数のカード
が必要となる。
【0007】従って、現状では異なる通信処理形態の上
位装置との間で通信を行う場合、各アプリケーションに
対応するように作成された別々な構造のICチップを内
蔵した非接触型ICカードをユーザが所持してそのアプ
リケーションに対応するカードを使用することが必要と
なるため、ユーザ側にとって複数のカードを所有するこ
とにより費用がかかってしまう上、複数のカードの中か
ら該当するアプリケーションのものを選択するときに手
間を要することによりユーザへ迅速にサービスを提供す
ることができないという点も問題となっている。
【0008】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、同一なカードで異
なる通信処理形態の上位装置との間でも通信使用するこ
とができる便利な非接触型ICカードを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、外部の
上位装置との間での通信制御及び内部装置の動作制御に
要する制御情報を記憶するための記憶装置と、所定の変
調方式で変調する変調回路と、所定の復調方式で復調す
る復調回路と、制御情報に基づいて上位装置との間で通
信を行うと共に、該通信に際して変調回路による所定の
変調方式に従った変調動作と復調回路による所定の復調
方式に従った復調動作との制御を行う制御回路とを少な
くともICチップ内に具備し、且つ電磁誘導による非接
触インターフェースを有して成る非接触型ICカードに
おいて、変調回路は、それぞれ異なる変調方式で変調可
能な複数個のものから成り、復調回路は、それぞれ異な
る復調方式で復調可能な複数個のものから成り、上位装
置は、複数個の変調回路による異なる変調方式と複数個
の復調回路による異なる復調方式とを選択選定指示する
ための回路選択制御信号を送信し、制御回路は、回路選
択制御信号に従って複数個の変調回路による異なる変調
方式と複数個の復調回路による異なる復調方式とを選択
選定すると共に、該選択選定された変調回路の変調方式
に従った変調動作及び復調回路の復調方式に従った復調
動作の制御を行う非接触型ICカードが得られる。
【0010】又、本発明によれば、上記非接触型ICカ
ードにおいて、制御情報は、それぞれ異なるコーディン
グ方式でコーディングを行うための複数のコーディング
プログラムとそれぞれ異なるデコーディング方式でデコ
ーディングを行うための複数のデコーディングプログラ
ムとを含んでおり、回路選択制御信号は、複数個の変調
回路による異なる変調方式と複数個の復調回路による異
なる復調方式との選択選定指示に対応して複数のコーデ
ィングプログラムによる異なるコーディング方式と複数
のデコーディングプログラムによる異なるデコーディン
グ方式とを選択選定指示するものであり、制御回路は、
回路選択制御信号に従って複数のコーディングプログラ
ムによる異なるコーディング方式と複数のデコーディン
グプログラムによる異なるデコーディング方式とを選択
選定すると共に、該選択選定されたコーディングプログ
ラムのコーディング方式に従ったコーディング動作及び
デコーディングプログラムのデコーディング方式に従っ
たデコーディング動作を制御する非接触型ICカードが
得られる。
【0011】更に、本発明によれば、上記非接触型IC
カードにおいて、それぞれ異なるコーディング方式でコ
ーディングを行う複数個のコーディング回路と、それぞ
れ異なるデコーディング方式でデコーディングを行う複
数個のデコーディング回路とをICチップ内に具備し、
回路選択制御信号は、複数個の変調回路による異なる変
調方式と複数個の復調回路による異なる復調方式との選
択選定指示に対応して複数個のコーディング回路による
異なるコーディング方式と複数個のデコーディング回路
による異なるデコーディング方式とを選択選定指示する
ものであり、制御回路は、回路選択制御信号に従って複
数個のコーディング回路による異なるコーディング方式
と複数個のデコーディング回路による異なるデコーディ
ング方式とを選択選定すると共に、該選択選定されたコ
ーディング回路のコーディング方式に従ったコーディン
グ動作及びデコーディング回路のデコーディング方式に
従ったデコーディング動作を制御する非接触型ICカー
ドが得られる。
【0012】加えて、本発明によれば、上記何れかの非
接触型ICカードにおいて、制御回路は、複数個の変調
回路による異なる変調方式と複数個の復調回路による異
なる復調方式とを回路選択制御信号に従って1個ずつ選
択選定した上、複数のコーディングプログラム又は複数
個のコーディング回路による異なるコーディング方式と
複数のデコーディングプログラム又は複数個のデコーデ
ィング回路による異なるデコーディング方式とを該回路
選択制御信号に従って選択選定するときに該1個ずつの
変調回路と復調回路とにそれぞれ1対1で対応させる非
接触型ICカードが得られる。
【0013】一方、本発明によれば、上記何れか一つの
非接触型ICカードにおいて、制御回路は、複数個の変
調回路による異なる変調方式と複数個の復調回路による
異なる復調方式とを回路選択制御信号に従って1個ずつ
選択選定した上、該選択選定した変調方式と復調方式と
に1対1で対応する通信プロトコルを用いる非接触型I
Cカードが得られる。
【0014】他方、本発明によれば、上記何れか一つの
非接触型ICカードにおいて、制御情報は、回路選択制
御信号の受信処理時に複数個の変調回路による異なる変
調方式と複数個の復調回路による異なる復調方式とを選
択選定して切り替え処理を行うための切り替え制御プロ
グラムを含んでおり、制御回路は、切り替え制御プログ
ラムに従って制御を行う中央演算処理装置から成る非接
触型ICカードが得られる。
【0015】又、本発明によれば、上記何れか一つの非
接触型ICカードにおいて、制御回路は、回路選択制御
信号の受信処理時に複数個の変調回路による異なる変調
方式と複数個の復調回路による異なる復調方式とを選択
選定して切り替え処理を行うロジック回路から成る非接
触型ICカードが得られる。
【0016】更に、本発明によれば、上記何れかの非接
触型ICカードにおいて、記憶装置は、揮発性メモリ,
読み出し専用不揮発性メモリ,及び読み出し書き込み可
能不揮発性メモリを備えて成る非接触型ICカードが得
られる。
【0017】加えて、本発明によれば、上記非接触型I
Cカードにおいて、読み出し専用不揮発性メモリは、切
り替え制御プログラムを格納しており、読み出し書き込
み可能不揮発性メモリは、切り替え制御プログラムに従
って選択選定された変調方式と復調方式とに対応する通
信プロトコル確定後の接続情報を記憶する非接触型IC
カードが得られる。
【0018】又、本発明によれば、上記何れかの非接触
型ICカードにおいて、読み出し書き込み可能不揮発性
メモリは、電気的に書き込み及び消去が可能であると共
に、読み出し専用メモリとして用いられる非接触型IC
カードが得られる。
【0019】更に、本発明によれば、上記何れかの非接
触型ICカードにおいて、読み出し書き込み可能不揮発
性メモリは、強誘電体不揮発性メモリである非接触型I
Cカードが得られる。
【0020】一方、本発明によれば、上記何れか一つの
非接触型ICカードにおいて、一定周期を報知可能に時
刻を計数するタイマをICチップ内に具備し、制御回路
は、複数個の変調回路による異なる変調方式と複数個の
復調回路による異なる復調方式との選択選定をタイマに
より報知される一定周期で切り替え制御すると共に、I
Cチップ内で該一定周期の切り替え制御により設定され
る変調方式と復調方式とがそれぞれ回路選択制御信号の
受信処理時に該回路選択制御信号により示される変調方
式と復調方式とに対して一致したときにのみ上位装置と
の間での通信を行い、且つ以後は一致した変調方式の変
調回路と復調方式の復調回路とを用いて通信継続する非
接触型ICカードが得られる。
【0021】他方、本発明によれば、上記何れか一つの
非接触型ICカードにおいて、上位装置は、活性化信号
を所定の周期で送信し、制御回路は、活性化信号の受信
処理時に複数個の変調回路による異なる変調方式と複数
個の復調回路による異なる復調方式との選択選定を所定
の周期による活性化毎に切り替え制御すると共に、IC
チップ内で該所定の周期での活性化毎の切り替え制御に
より設定される変調方式と復調方式とがそれぞれ回路選
択制御信号の受信処理時に該回路選択制御信号により示
される変調方式と復調方式とに対して一致したときにの
み上位装置との間での通信を行い、且つ以後は一致した
変調方式の変調回路と復調方式の復調回路とを用いて通
信継続する非接触型ICカードが得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の非
接触型ICカードについて、図面を参照して詳細に説明
する。
【0023】図1は、本発明の一実施例に係る非接触型
ICカードの基本構成を示した機能ブロック図である。
この非接触型ICカードは、外部の上位装置14との間
での通信制御及び内部装置の動作制御に要する制御情報
を記憶するための記憶装置と、上位装置14へ送信する
送信信号の変調をそれぞれ異なる変調方式で行う2個の
変調回路2,3と、上位装置14から受信した受信信号
の復調をそれぞれ異なる復調方式で行う2個の復調回路
4,5と、2種類の変調方式での変調に先立って送信信
号をそれぞれ異なるコーディング方式でコーディングす
る2個のコーディング回路6,7と、2種類の復調方式
での復調後の受信信号をそれぞれ異なるデコーディング
方式でデコーディングする2個のデコーディング回路
8,9と、記憶装置の制御情報に基づいて上位装置14
との間で通信を行うと共に、通信に際して上位装置14
から送信される各変調回路2,3による異なる変調方式
と各復調回路4,5による異なる復調方式とを選択選定
指示し、且つこの選択選定指示に対応して各コーディン
グ回路6,7による異なるコーディング方式と各デコー
ディング回路8,9による異なるデコーディング方式と
を選択選定指示するための回路選択制御信号に従って、
各変調回路2,3による異なる変調方式及び各復調回路
4,5による異なる復調方式と各コーディング回路6,
7による異なるコーディング方式及び各デコーディング
回路8,9による異なるデコーディング方式とを選択選
定すると共に、選択選定された変調回路の変調方式に従
った変調動作及び復調回路の復調方式に従った復調動作
とコーディング回路のコーディング方式に従ったコーデ
ィング動作及びデコーディング回路のデコーディング方
式に従ったデコーディング動作との制御を行う制御回路
10と、一定周期を報知可能に時刻を計数するタイマ1
5とをICチップ1内に具備し、且つ電磁誘導による図
示されない非接触インターフェースを有して成ってい
る。
【0024】但し、ここでは、記憶装置の制御情報とし
て、各変調回路2,3及び各復調回路4,5と各コーデ
ィング回路6,7及び各デコーディング回路8,9とを
上位装置14から送信される回路選択制御信号の受信処
理時に回路選択制御信号により示される変調方式及び復
調方式とコーディング方式及びデコーディング方式とに
従って制御回路10によりタイマ15から割り込み報知
される一定周期で選択選定して切り替え処理を行うため
の切り替え制御プログラムが含れているため、制御回路
10は、切り替え制御プログラムに従って制御を行う中
央演算処理装置(CPU)から成っている。
【0025】即ち、制御回路10は、切り替え制御プロ
グラムに従って各変調回路2,3による異なる変調方式
と各復調回路4,5による異なる復調方式とをそれぞれ
回路選択制御信号に従って1個ずつ選択選定した上、各
コーディング回路6,7による異なるコーディング方式
と各デコーディング回路8,9による異なるデコーディ
ング方式とを回路選択制御信号に従って選択選定すると
きに1個ずつの変調回路と復調回路とにそれぞれ1対1
で対応させる。このとき、制御回路10では、各変調回
路2,3による異なる変調方式と各復調回路4,5によ
る異なる復調方式とを回路選択制御信号に従って1個ず
つ選択選定した上、選択選定した変調方式と復調方式と
に1対1で対応する通信プロトコルを用いて上記装置1
4との間で通信を行う。これにより、図1に示す機能ブ
ロック図を参照すれば、コーディング回路6及び変調回
路2と復調回路4及びデコーディング回路8とに係る信
号系か、或いはコーディング回路7及び変調回路3と復
調回路5及びデコーディング回路9とに係る信号系の何
れか一方が選択選定されることになる。
【0026】又、記憶装置は、主として上位装置14と
の間で通信される送信信号及び受信信号のデータ処理に
関する簡易な情報を記憶する揮発性メモリ(RAM)1
1と、変調方式と復調方式との切り替え制御を行うため
の切り替え制御プログラムを格納した読み出し専用不揮
発性メモリ(ROM)12と、電気的に書き込み及び消
去が可能であると共に、切り替え制御プログラムにより
選択選定された変調方式及び復調方式に対応する通信プ
ロトコル確定後の接続情報を記憶する読み出し専用メモ
リ(EEPROM)として用いられる読み出し書き込み
可能不揮発性メモリ13とを備えて成る。
【0027】このうち、読み出し専用不揮発性メモリ
(ROM)12に格納する切り替え制御プログラムは、
タイマ15からの一定周期の割り込み発生を検知する
と、その一定周期で上位装置14から送信された回路選
択制御信号に従ってICチップ1内に具備された各変調
回路2,3の何れか一方の変調方式と各復調回路4,5
何れか一方の復調方式とを選択選定するように切り替え
制御し、選択選定した変調方式の変調回路と復調方式の
復調回路とに1対1で対応したコーディング回路とデコ
ーディング回路とその通信プロトコルを選択選定して切
り替える処理を行う。これにより、ICチップ1内で一
定周期の切り替え制御により設定される変調方式と復調
方式とがそれぞれ回路選択制御信号の受信処理時に回路
選択制御信号により示される変調方式と復調方式とに対
して一致したときにのみ上位装置14との間での通信を
行い、且つ以後は一致した変調方式の変調回路と復調方
式の復調回路とを用いて通信継続することができる。
【0028】要するに、この非接触型ICカードの場
合、ICチップ1内にそれぞれ2個ずつ異なる変調方式
の変調回路2,3と、異なる復調方式の復調回路4,5
と、異なるコーディング方式のコーディング回路6,7
と、異なるデコーディング方式のデコーディング回路
8,9とを備える他、上位装置14から送信される回路
選択制御信号の受信処理時にその信号に示される各方式
と一致するようにタイマ15の割り込みの一定周期で制
御回路10により各回路を切り替え制御を行うための切
り替え制御プログラムを記憶装置の一つである読み出し
専用不揮発性メモリ(ROM)12内に格納して2種類
のアプリケーションに対応するタイプとしているので、
上位装置14以外の異なる通信処理形態(別なアプリケ
ーションに対応するタイプ)の別の上位装置との間でも
通信使用することができる便利な構造となっている。
【0029】図2は、この非接触型ICカードにおける
制御回路10によるタイマ15からの一定周期に応じた
外部の上位装置14から送信される回路選択制御信号に
従った変調方式と復調方式との切り替え制御時の動作処
理手順を示したフローチャートである。
【0030】ここでは、ICチップ1内でタイマ15を
用いて読み出し専用不揮発性メモリ(ROM)12に格
納された切り替え制御プログラムに従って制御回路10
による各変調方式と各復調方式とを一定周期で切り替え
制御(但し、各コーディング方式及び各デコーディング
方式の切り替え制御はここでの切り替え制御に対応する
ものとして省略している)し、上位装置14が送信する
回路選択制御信号に示される各方式と一致したときのみ
上位装置14との間で通信を行い、上位装置14と一致
する変復調方式及び通信プロトコルの確定後の接続情報
を読み出し書き込み可能不揮発性メモリ13に記憶した
後、一致した変復調方式及び通信プロトコルで通信接続
(継続)する手順を示している。
【0031】具体的に言えば、先ず初期状態で非接触型
ICカードが使用可能な状態にあって上位装置14から
電源供給されると動作処理の開始となり、制御回路10
は読み出し専用不揮発性メモリ(ROM)12に格納さ
れた切り替え制御プログラムに従って2種類の変復調方
式の中から変復調方式1を設定した上で上位装置14か
ら送信される回路選択制御信号(以下、図2中では単に
制御信号と呼ぶ)の受信待ち動作を行うことにより変復
調方式1で制御信号受信待ち(ステップS1)の処理を
行う。但し、ここでは制御回路10が読み出し書き込み
可能不揮発性メモリ13に記憶されている接続情報[直
前使用時に読み出し専用不揮発性メモリ(ROM)12
に格納された切り替え制御プログラムに従って選択選定
された変調方式と復調方式とに対応する通信プロトコル
を示したもの]を参照して変復調方式1を設定するもの
である。
【0032】この変復調方式1で制御信号受信待ち(ス
テップS1)の処理の直後、制御回路10は一定周期を
報知可能なタイマ15による時刻計数のカウント動作を
スタートさせるタイマスタート(ステップS2)の処理
を行うが、このときには上位装置14から制御信号が受
信されている状態にあるので、引き続いてタイマ15に
設定されている一定周期内で上位装置14から受信した
制御信号の変復調方式が変復調方式1と一致しているか
否かを判定することにより変復調方式が一致している制
御信号を受信したか否かを判定(ステップS3)する。
【0033】この結果、変調方式が一致している制御信
号を受信した場合、制御回路10は、変復調方式及び通
信プロトコル確定後の接続情報を読み出し書き込み可能
不揮発性メモリ13に記憶することでEEPROMに状
態を記録(ステップS11)する処理を行った後、その
接続情報が変復調方式1であるか、或いは変復調方式2
であるかの判定(ステップS12)を行い、その結果が
変復調方式1であれば変復調方式1で上位装置と相互通
信(ステップS13)してから動作処理を終了し、変復
調方式2であれば変復調方式2で上位装置と相互通信
(ステップS14)してから動作処理を終了する。
【0034】一方、タイマ15に設定されている一定周
期内に変復調方式が一致している制御信号を受信したか
否かを判定(ステップS3)した結果、変調方式が一致
していない場合、制御回路10は、タイマ割り込みを発
生(ステップS4)を行って変復調方式2に設定を変更
(ステップS5)する切り替え制御を行った後、変復調
方式2で制御信号受信待ち(ステップS6)の処理を行
う。
【0035】この変復調方式2で制御信号受信待ち(ス
テップS6)の処理の直後、制御回路10は再度一定周
期を報知可能なタイマ15による時刻計数のカウント動
作をスタートさせるタイマスタート(ステップS7)の
処理を行うが、このときにも上位装置14から制御信号
が受信されている状態にあるので、引き続いてタイマ1
5に設定されている一定周期内で上位装置14から受信
した制御信号の変復調方式が変復調方式2と一致してい
るか否かを判定することにより変復調方式が一致してい
る制御信号を受信したか否かを判定(ステップS8)す
る。
【0036】この結果、変調方式が一致している制御信
号を受信した場合、制御回路10は、変復調方式及び通
信プロトコル確定後の接続情報を読み出し書き込み可能
不揮発性メモリ13に記憶することでEEPROMに状
態を記録(ステップS11)する処理を行った後、上述
した場合と同様にその接続情報が変復調方式1である
か、或いは変復調方式2であるかの判定(ステップS1
2)を行い、その結果が変復調方式1であれば変復調方
式1で上位装置と相互通信(ステップS13)してから
動作処理を終了し、変復調方式2であれば変復調方式2
で上位装置と相互通信(ステップS14)してから動作
処理を終了する。
【0037】他方、ここでもタイマ15に設定されてい
る一定周期内に変復調方式が一致している制御信号を受
信したか否かを判定(ステップS8)した結果、変調方
式が一致していない場合、制御回路10は、タイマ割り
込みを発生(ステップS9)を行って再度変復調方式1
に設定を変更(ステップS10)する切り替え制御を行
った後、変復調方式1で制御信号受信待ち(ステップS
1)の処理の前にリターンして動作処理を継続すること
で変復調方式が一致するまで上述した手順の各処理を繰
り返し実行する。
【0038】尚、上述した一実施例に係る非接触型IC
カードでは、ICチップ1内にそれぞれ2個ずつの変調
回路2,3、復調回路4,5、コーディング回路6,
7、及びデコーディング回路8,9を具備してそれぞれ
2種類の変調方式,復調方式,コーディング方式,及び
デコーディング方式を切り替え選択選定する場合の構成
を例示したが、3種類以上の変復調方式(コーディング
方式及びデコーディング方式も対応するものとする)を
切り替え選択選定するように各部を3個以上具備した構
成にすることも可能である。
【0039】又、一実施例の非接触型ICカードでは、
コーディング回路6,7、及びデコーディング回路8,
9を具備する構成としたが、記憶装置の制御情報として
それぞれ異なるコーディング方式でコーディングを行う
ための複数のコーディングプログラムとそれぞれ異なる
デコーディング方式でデコーディングを行うための複数
のデコーディングプログラムとを格納するようにし、上
位装置14から送信される回路選択制御信号を各変調回
路による異なる変調方式と各復調回路による異なる復調
方式との選択選定指示に対応して各コーディングプログ
ラムによる異なるコーディング方式と各デコーディング
プログラムによる異なるデコーディング方式とを選択選
定指示するものとした上、制御回路10により回路選択
制御信号に従って各コーディングプログラムによる異な
るコーディング方式と各デコーディングプログラムによ
る異なるデコーディング方式とを選択選定すると共に、
選択選定されたコーディングプログラムのコーディング
方式に従ったコーディング動作とデコーディングプログ
ラムのデコーディング方式に従ったデコーディング動作
との制御を同様に選択選定した変調方式と復調方式とに
1対1で対応させて行うようにすれば、コーディング回
路やデコーディング回路を不要にすることができる。
【0040】更に、一実施例の非接触型ICカードで
は、読み出し書き込み可能不揮発性メモリ13を電気的
に書き込みと消去ができる読み出し専用メモリ(EEP
ROM)としたが、これを強誘電体不揮発性メモリに代
えることも可能である。
【0041】加えて、一実施例の非接触型ICカードで
は、読み出し専用不揮発性メモリ(ROM)12内に上
位装置14から送信された回路選択制御信号を受信処理
して変調方式と復調方式との切り替え制御を行う切り替
え制御プログラムを格納するものとしたが、この切り替
え制御プログラムは読み出し専用不揮発性メモリ(RO
M)12の代わりに揮発性メモリ(RAM)11や読み
出し書き込み可能不揮発性メモリ13に対して格納する
ことも可能であるし、制御回路10を切り替え制御プロ
グラムを処理可能な中央演算処理装置(CPU)とする
代わりに回路選択制御信号の受信処理時に各変調回路に
よる異なる変調方式と各復調回路による異なる復調方式
とを選択選定して切り替え処理を行うロジック回路とし
て構成することもできる。
【0042】更に、一実施例の非接触型ICカードで
は、制御回路10が各変調回路による異なる変調方式と
各復調回路による異なる復調方式との選択選定をタイマ
15により報知される一定周期で切り替え制御するもの
としたが、同様な機能は、例えば上位装置14が活性化
信号を所定の周期で送信し、制御回路10が活性化信号
の受信処理時に各変調回路による異なる変調方式と各復
調回路による異なる復調方式との選択選定を所定の周期
による活性化毎に切り替え制御すると共に、ICチップ
内で所定の周期での活性化毎の切り替え制御により設定
される変調方式と復調方式とがそれぞれ回路選択制御信
号の受信処理時に回路選択制御信号により示される変調
方式と復調方式とに対して一致したときにのみ上位装置
14との間での通信を行わせ、且つ以後は一致した変調
方式の変調回路と復調方式の復調回路とを用いて通信継
続するように構成しても得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の非接触
型ICカードによれば、上位装置との通信に用いられる
変調方式,復調方式,コーディング方式,デコーディン
グ方式,及び通信プロトコルを複数の異なるものとして
選択選定可能に切り替え制御できるようにICチップ内
にそれぞれ異なる変調方式の変調回路,異なる復調方式
の復調回路,異なるコーディング方式のコーディング回
路,及び異なるデコーディング方式のデコーディング回
路を複数内蔵し、制御回路で上位装置から送信される回
路選択制御信号の受信処理時に回路選択制御信号により
示される各方式と一致した場合のみ各変調回路,各復調
回路,各コーディング回路,及び各デコーディング回路
を選択選定することで多種類のアプリケーションに対応
するタイプの便利な構造としているので、同一なカード
で異なる通信処理形態の上位装置との間でも通信使用す
ることができるようになる。この結果、カード利用者は
従来のようにアプリケーション毎に異なる上位装置に対
応したカードを所持する必要が無くなり、1枚のカード
で複数のアプリケーションを利用することが可能とな
り、利用者向けのサービスを迅速に提供できるようにな
る他、カード発行者においても新規なカードの作成や発
行、或いは配布作業等のカード変更に伴う諸々負担が軽
減されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る非接触型ICカードの
基本構成を示した機能ブロック図である。
【図2】図1に示す非接触型ICカードにおける制御回
路によるタイマからの一定周期に応じた外部の上位装置
から送信される回路選択制御信号に従った変復調方式の
切り替え制御時の動作処理手順を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
1 ICチップ 2,3 変調回路 4,5 復調回路 6,7 コーディング回路 8,9 デコーディング回路 10 制御回路 11 揮発性メモリ(RAM) 12 読み出し専用不揮発性メモリ(ROM) 13 読み出し書き込み可能不揮発性メモリ 14 上位装置 15 タイマ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 N (72)発明者 稲部 敏久 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 ▲つる▼ 浩二 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大谷 佳光 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 永井 靖浩 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA40 MB07 MB08 NA08 NB03 5B035 AA06 BB09 BC00 CA11 CA23 5K012 AA01 AB03 AB12 AB20 AC09 AC11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の上位装置との間での通信制御及び
    内部装置の動作制御に要する制御情報を記憶するための
    記憶装置と、所定の変調方式で変調する変調回路と、所
    定の復調方式で復調する復調回路と、前記制御情報に基
    づいて前記上位装置との間で通信を行うと共に、該通信
    に際して前記変調回路による前記所定の変調方式に従っ
    た変調動作と前記復調回路による前記所定の復調方式に
    従った復調動作との制御を行う制御回路とを少なくとも
    ICチップ内に具備し、且つ電磁誘導による非接触イン
    ターフェースを有して成る非接触型ICカードにおい
    て、前記変調回路は、それぞれ異なる変調方式で変調可
    能な複数個のものから成り、前記復調回路は、それぞれ
    異なる復調方式で復調可能な複数個のものから成り、前
    記上位装置は、前記複数個の変調回路による前記異なる
    変調方式と前記複数個の復調回路による前記異なる復調
    方式とを選択選定指示するための回路選択制御信号を送
    信し、前記制御回路は、前記回路選択制御信号に従って
    前記複数個の変調回路による前記異なる変調方式と前記
    複数個の復調回路による前記異なる復調方式とを選択選
    定すると共に、該選択選定された変調回路の変調方式に
    従った変調動作及び復調回路の復調方式に従った復調動
    作の制御を行うことを特徴とする非接触型ICカード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非接触型ICカードにお
    いて、前記制御情報は、それぞれ異なるコーディング方
    式でコーディングを行うための複数のコーディングプロ
    グラムとそれぞれ異なるデコーディング方式でデコーデ
    ィングを行うための複数のデコーディングプログラムと
    を含んでおり、前記回路選択制御信号は、前記複数個の
    変調回路による前記異なる変調方式と前記複数個の復調
    回路による前記異なる復調方式との選択選定指示に対応
    して前記複数のコーディングプログラムによる前記異な
    るコーディング方式と前記複数のデコーディングプログ
    ラムによる前記異なるデコーディング方式とを選択選定
    指示するものであり、前記制御回路は、前記回路選択制
    御信号に従って前記複数のコーディングプログラムによ
    る前記異なるコーディング方式と前記複数のデコーディ
    ングプログラムによる前記異なるデコーディング方式と
    を選択選定すると共に、該選択選定されたコーディング
    プログラムのコーディング方式に従ったコーディング動
    作及びデコーディングプログラムのデコーディング方式
    に従ったデコーディング動作を制御することを特徴とす
    る非接触型ICカード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の非接触型ICカードにお
    いて、それぞれ異なるコーディング方式でコーディング
    を行う複数個のコーディング回路と、それぞれ異なるデ
    コーディング方式でデコーディングを行う複数個のデコ
    ーディング回路とを前記ICチップ内に具備し、前記回
    路選択制御信号は、前記複数個の変調回路による前記異
    なる変調方式と前記複数個の復調回路による前記異なる
    復調方式との選択選定指示に対応して前記複数個のコー
    ディング回路による前記異なるコーディング方式と前記
    複数個のデコーディング回路による前記異なるデコーデ
    ィング方式とを選択選定指示するものであり、前記制御
    回路は、前記回路選択制御信号に従って前記複数個のコ
    ーディング回路による前記異なるコーディング方式と前
    記複数個のデコーディング回路による前記異なるデコー
    ディング方式とを選択選定すると共に、該選択選定され
    たコーディング回路のコーディング方式に従ったコーデ
    ィング動作及びデコーディング回路のデコーディング方
    式に従ったデコーディング動作を制御することを特徴と
    する非接触型ICカード。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の非接触型ICカー
    ドにおいて、前記制御回路は、前記複数個の変調回路に
    よる前記異なる変調方式と前記複数個の復調回路による
    前記異なる復調方式とを前記回路選択制御信号に従って
    1個ずつ選択選定した上、前記複数のコーディングプロ
    グラム又は前記複数個のコーディング回路による前記異
    なるコーディング方式と前記複数のデコーディングプロ
    グラム又は前記複数個のデコーディング回路による前記
    異なるデコーディング方式とを該回路選択制御信号に従
    って選択選定するときに該1個ずつの変調回路と復調回
    路とにそれぞれ1対1で対応させることを特徴とする非
    接触型ICカード。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一つに記載の非接
    触型ICカードにおいて、前記制御回路は、前記複数個
    の変調回路による前記異なる変調方式と前記複数個の復
    調回路による前記異なる復調方式とを前記回路選択制御
    信号に従って1個ずつ選択選定した上、該選択選定した
    変調方式と復調方式とに1対1で対応する通信プロトコ
    ルを用いることを特徴とする非接触型ICカード。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一つに記載の非接
    触型ICカードにおいて、前記制御情報は、前記回路選
    択制御信号の受信処理時に前記複数個の変調回路による
    前記異なる変調方式と前記複数個の復調回路による前記
    異なる復調方式とを選択選定して切り替え処理を行うた
    めの切り替え制御プログラムを含んでおり、前記制御回
    路は、前記切り替え制御プログラムに従って制御を行う
    中央演算処理装置から成ることを特徴とする非接触型I
    Cカード。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5の何れか一つに記載の非接
    触型ICカードにおいて、前記制御回路は、前記回路選
    択制御信号の受信処理時に前記複数個の変調回路による
    前記異なる変調方式と前記複数個の復調回路による前記
    異なる復調方式とを選択選定して切り替え処理を行うロ
    ジック回路から成ることを特徴とする非接触型ICカー
    ド。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の非接触型ICカー
    ドにおいて、前記記憶装置は、揮発性メモリ,読み出し
    専用不揮発性メモリ,及び読み出し書き込み可能不揮発
    性メモリを備えて成ることを特徴とする非接触型ICカ
    ード。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の非接触型ICカードにお
    いて、前記読み出し専用不揮発性メモリは、前記切り替
    え制御プログラムを格納しており、前記読み出し書き込
    み可能不揮発性メモリは、前記切り替え制御プログラム
    に従って前記選択選定された変調方式と復調方式とに対
    応する通信プロトコル確定後の接続情報を記憶すること
    を特徴とする非接触型ICカード。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の非接触型ICカ
    ードにおいて、前記読み出し書き込み可能不揮発性メモ
    リは、電気的に書き込み及び消去が可能であると共に、
    読み出し専用メモリとして用いられることを特徴とする
    非接触型ICカード。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9記載の非接触型ICカ
    ードにおいて、前記読み出し書き込み可能不揮発性メモ
    リは、強誘電体不揮発性メモリであることを特徴とする
    非接触型ICカード。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11の何れか一つに記載の
    非接触型ICカードにおいて、一定周期を報知可能に時
    刻を計数するタイマを前記ICチップ内に具備し、前記
    制御回路は、前記複数個の変調回路による前記異なる変
    調方式と前記複数個の復調回路による前記異なる復調方
    式との選択選定を前記タイマにより報知される前記一定
    周期で切り替え制御すると共に、前記ICチップ内で該
    一定周期の切り替え制御により設定される変調方式と復
    調方式とがそれぞれ前記回路選択制御信号の受信処理時
    に該回路選択制御信号により示される変調方式と復調方
    式とに対して一致したときにのみ前記上位装置との間で
    の通信を行い、且つ以後は一致した変調方式の変調回路
    と復調方式の復調回路とを用いて通信継続することを特
    徴とする非接触型ICカード。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11の何れか一つに記載の
    非接触型ICカードにおいて、前記上位装置は、活性化
    信号を所定の周期で送信し、前記制御回路は、前記活性
    化信号の受信処理時に前記複数個の変調回路による前記
    異なる変調方式と前記複数個の復調回路による前記異な
    る復調方式との選択選定を前記所定の周期による活性化
    毎に切り替え制御すると共に、前記ICチップ内で該所
    定の周期での活性化毎の切り替え制御により設定される
    変調方式と復調方式とがそれぞれ前記回路選択制御信号
    の受信処理時に該回路選択制御信号により示される変調
    方式と復調方式とに対して一致したときにのみ前記上位
    装置との間での通信を行い、且つ以後は一致した変調方
    式の変調回路と復調方式の復調回路とを用いて通信継続
    することを特徴とする非接触型ICカード。
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