JP2002183458A - ストックオプションの取得による対価受領の支援システム - Google Patents

ストックオプションの取得による対価受領の支援システム

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JP2002183458A
JP2002183458A JP2000375121A JP2000375121A JP2002183458A JP 2002183458 A JP2002183458 A JP 2002183458A JP 2000375121 A JP2000375121 A JP 2000375121A JP 2000375121 A JP2000375121 A JP 2000375121A JP 2002183458 A JP2002183458 A JP 2002183458A
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Ryuichiro Nakao
隆一郎 中尾
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Recruit Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストックオプションの付与及び権利行使
を、ストックオプション取得による対価受領に最適な方
法で行なうことができる対価受領支援システムを提供す
る。 【解決手段】 株式のストックオプションの取得による
対価受領を支援するシステムであって、前記株式の単位
株当たりの現在価格(M1)を記憶する現在価格記憶手
段(4)と、前記ストックオプションの単位株当たりの
行使価格(M2)を記憶する行使価格記憶手段(4)
と、前記ストックオプションを付与する株数(N3)を
記憶する株数記憶手段(4)と、(前記現在価格M1−
前記行使価格M2)を算出する価値算出手段(205)
と、前記ストックオプションを支払先に付与することに
より{(前記現在価格M1−前記行使価格M2)×株数
N3}を対価として支払ったものとするオプション付与
契約の締結を促す情報を出力する、契約情報出力手段
(209)と、前記オプション付与契約に基づくオプシ
ョンを行使して株式を取得することを促す情報を出力す
る行使情報出力手段(213)と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対価受領の支援シス
テムに関し、特に、株式のストックオプションを得るこ
とによって対価を受領することを支援するシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】産業を活性化させ国際競争力を保つため
には、既存の産業を発展させるばかりでなく、新しい産
業を作り出し発展させていくことが欠かせない。そのた
めには新しいビジネスを興そうとするベンチャー企業を
支援し、大きく育てていくことが不可欠である。しかし
ながら、多くのベンチャー企業は資金が潤沢ではなく、
利益を上げるのに必要な商品やサービスへの対価を現金
で賄うことは困難であるため、ベンチャー企業の発展は
容易ではない。
【0003】このようなベンチャー企業が現金以外で費
用を捻出する方法として、(A)自社株式で支払う、
(B)支払先から現金で出資を受けて新株を発行し、そ
の出資された資金で支払う、(C)転換社債やワラント
債を支払先に発行する、という3つの方法が考えられ
る。
【0004】しかし、(A)の自社株式で支払う方法
は、法律上は支払先が株式を購入する行為(支払先から
の出資)として捉えられる。つまり支払先から商品又は
サービスで出資(現物出資)を受け、支払元が株を発行
する形になる。そして、現物出資できる現物とは、土地
や設備のように株式発行体が資産に計上できるものに限
られ、人材採用サービスへの対価のように株式発行体が
経費に計上するものは現物出資することができない。
【0005】また、(B)の支払先が現金で出資する方
法もあるが、ベンチャーキャピタルや投資家でもない限
り、事業シナジーがない会社には出資する理由がなく、
現実的ではない。
【0006】また、(C)の転換社債やワラント債を発
行することは、負債を増やすことになりバランスシート
上好ましくない。
【0007】そこで、ベンチャー企業が現金以外で費用
を捻出する方法として、自社株式のストックオプション
を支払先に付与するという方法が考えられる。ストック
オプションとは、あらかじめ決めた価格で株式を購入す
る権利(コールオプション)である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストッ
クオプションを支払先に付与することにより支払をする
としても、適切な額の支払いであるためには、ストック
オプションの価値を算定しなければならない。理論上、
ストックオプションの価値はボラティリティと呼ばれる
不安定要素に左右されるが、そのような不安定要素を考
慮に入れてストックオプションの価値を算定することは
困難である。また、もともとストックオプションは自社
の従業員や取締役などが企業の発展(株価の上昇)のた
めに努力するインセンティブとしての意味があったのに
対し、ベンチャー企業が商品又はサービスへの対価とし
て支払うべき費用として支払先に付与するストックオプ
ションではインセンティブとしての意味が希薄であり、
支払いの一手段に過ぎないため将来の株価変動を考慮に
入れることは必ずしも妥当ではない。
【0009】また、通常、ストックオプションを取得し
た者は、そのストックオプションをいつ行使して、取得
した株式をいつ売却するか、株式市場の動向を見極めな
がら判断してできるだけ大きな売却益を得ようとする。
しかし、商品又はサービスへの対価受領の一手段として
ストックオプションを取得する場合においては、ストッ
クオプションの取得は、投機としての意味は希薄であ
り、対価受領の一手段に過ぎない。従って値動き分析な
どによる投機的な判断は必ずしも必要ではない。
【0010】本発明は、ストックオプションの価値算定
を、ストックオプション取得による対価受領に最適な方
法で行なうことができる対価受領支援システムを提供す
ることを課題とする。
【0011】また、本発明は、ストックオプションの行
使及び現金化処理を、ストックオプション取得による対
価受領に最適な方法で行なうことができる対価受領支援
システムを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の支援システム
は、株式のストックオプションの取得による対価受領を
支援するシステムであって、前記株式の単位株当たりの
現在価格を記憶する現在価格記憶手段と、前記ストック
オプションの単位株当たりの行使価格を記憶する行使価
格記憶手段と、前記ストックオプションを付与する株数
を記憶する株数記憶手段と、(前記現在価格−前記行使
価格)を算出する価値算出手段と、前記ストックオプシ
ョンを支払先に付与することにより{(前記現在価格−
前記行使価格)×株数}を対価として支払ったものとす
るオプション付与契約の締結を促す情報を出力する、契
約情報出力手段と、前記オプション付与契約に基づくオ
プションを行使して株式を取得することを促す情報を出
力する行使情報出力手段と、を備えている。
【0013】また、本発明の他の支援システムは、株式
のストックオプションの取得による対価受領を支援する
システムであって、前記ストックオプションの単位株当
たりの行使価格を記憶する行使価格記憶手段と、前記ス
トックオプションを支払先に付与することにより対価の
全部又は一部を支払ったものとするオプション付与契約
の締結を促す情報を出力する、契約情報出力手段と、前
記ストックオプションの行使期間の開始の情報を受信す
る手段と、前記行使期間の開始時の株価を記憶する株価
記憶手段と、前記行使期間の開始時の株価と前記行使価
格とを比較する手段と、前記行使期間の開始時の株価が
前記行使価格より高い場合に、前記オプション付与契約
に基づくオプションを行使して株式を取得することを促
す情報を出力する行使情報出力手段と、前記株式を、取
得後直ちに売却することを促す情報を出力する売却情報
出力手段と、を備えている。
【0014】また、本発明の他の支援システムは、未公
開株のストックオプションの取得による対価受領を支援
するシステムであって、前記未公開株の単位株当たりの
現在価格を記憶する現在価格記憶手段と、前記ストック
オプションの単位株当たりの行使価格を記憶する行使価
格記憶手段と、前記ストックオプションを付与する株数
を記憶する株数記憶手段と、(前記現在価格−前記行使
価格)を算出する価値算出手段と、前記ストックオプシ
ョンを支払先に付与することにより{(前記現在価格−
前記行使価格)×株数}を対価として支払ったものとす
るオプション付与契約の締結を促す情報を出力する、契
約情報出力手段と、新規株式公開の情報を受信する受信
手段と、公開時の株価を記憶する株価記憶手段と、前記
公開時の株価と前記行使価格とを比較する比較手段と、
前記公開時の株価が前記行使価格より高い場合に、前記
オプション付与契約に基づくオプションを行使して株式
を取得することを促す情報を出力する行使情報出力手段
と、前記株式を、取得後直ちに売却することを促す情報
を出力する売却情報出力手段と、を備えている。
【0015】
【発明の実施の形態】(1.ハードウェア構成)図1
は、本発明の1実施形態による支援システムのハードウ
ェア構成図である。この実施形態による支援システム
は、情報処理装置2を主要構成要素としており、必要に
応じてWEBサーバ3、データベースサーバ4に接続さ
れている。
【0016】情報処理装置2はCPU20、RAM2
1、出力インターフェイス22、入力インターフェイス
23、ROM24、LANポート25を備え、出力装置
26及び入力装置27に接続されている。
【0017】CPU20は情報処理装置2における処理
全体を司る演算処理装置であり、ROM24等に記憶さ
れているプログラムを実行することにより、本発明の支
援システムを構成する各手段として機能する。
【0018】RAM21はCPU20の動作領域として
機能するメモリである。
【0019】出力インターフェイス22は出力装置26
とのインターフェイスを担当する部分であり、CPU2
0からの信号に従って出力装置26に出力信号を送出す
る。
【0020】入力インターフェイス23は、入力装置2
7とのインターフェイスを担当する部分であり、入力装
置27をオペレータ等が操作したことにより入力装置2
7から送られてきた信号をCPUに伝達する。
【0021】ROM24は情報処理装置2を本発明の各
手段として機能させるためのプログラム及びその他の必
要な情報を記憶した記憶媒体である。
【0022】LANポート25は、LANを通じてWE
Bサーバ3やデータベースサーバ4にアクセスするため
のポートである。
【0023】出力装置26は、例えば画像表示装置、プ
リンタ、スピーカなど、何らかの形で情報を出力する装
置であれば良い。
【0024】入力装置27は、キーボード、マウスな
ど、オペレータが情報を入力するための装置である。
【0025】WEBサーバ3はLANを介して情報処理
装置2からアクセス可能に接続されており、WEBサー
バ3は更にインターネットなどの外部ネットワーク31
に接続されており、ネットワーク31を介して図示しな
いクライアントから入力される情報を取得したり、逆に
クライアントに情報を提供したりすることができる。
【0026】データベースサーバ4は以下に詳述する各
種データを記憶装置に記憶させており、このデータベー
スはLANを介して情報処理装置2からアクセスし、利
用することができる。
【0027】(2.情報処理装置の機能の概要)図2
は、上記実施形態による支援システムの機能ブロック図
である。この図には上記情報処理装置2の機能が示され
ているとともに、データベースサーバ4が記憶している
データの項目が示されている。
【0028】すなわち、情報処理装置2は、オプション
価値を算出する価値算出手段205と、オプション付与
契約の締結を促す情報を出力する契約情報出力手段20
9と、新規株式公開の情報を受信する受信手段211
と、公開時の株価と行使価格とを比較する比較手段21
2と、オプション行使を促す情報を出力する行使情報出
力手段213と、取得した株式の売却を促す情報を出力
する売却情報出力手段214と、を備えている。各手段
と入出力装置とのインターフェイス等は、図示を省略し
ている。各機能の詳細については後述する。
【0029】(3.データベース)引続き図2を参照す
ると、データベースサーバ4は、その記憶装置内に、支
払先情報41と、支払元の一般情報42と、ストックオ
プションの情報43とを記憶している。
【0030】(3−1.支払先情報)支払先情報41
は、データを記憶すべき支払先が複数ある場合には支払
先ごとにデータを備える必要がある。但し、この実施形
態では特に支払先の社内で用いられる支払先用の支援シ
ステムであるため、支払先情報41は1社分のみ記憶さ
れている。支払先情報41には、支払先にとっての年間
ストックオプション取得予算が含まれており、この値は
支払先が年間にどれだけのストックオプションを取得す
るかの上限として機能する。ストックオプションを取得
しても無価値になるリスクもあることから、このような
予算を設けておくことが好ましい。更に、支払先情報4
1には、上記予算のうち消費済みの値と、残りの値とが
含まれる。
【0031】(3−2.支払元一般情報)支払元一般情
報42は、データを記憶すべき支払元が複数ある場合に
は支払元ごとにデータを備える必要がある。これらの情
報は、情報処理システム2によって実現される図示しな
い顧客管理システムがあれば、当該顧客管理システムが
備えるデータベースからデータを流用することもでき
る。
【0032】支払元一般情報42には、社名、業種、設
立年月日、住所、代表者、電話番号、電子メールアドレ
スなどの他、以下のものが含まれている。
【0033】法律認定の有無・・・他社に対するストッ
クオプションの付与につき、法律に基づく認定を得るこ
とが必要な場合、その認定が既にされたか否かを記録す
る。例えば新事業創出促進法に基く新株引受権(ストッ
クオプション)には、同法律に基づく通産省(経済産業
省)の認定が必要とされている。
【0034】過去取引情報・・・支払元と、支払先その
他の企業との間の取引で、何らかの問題が起きたことが
ある場合にその情報を記憶する。極端な例では、支払元
が発行した手形が不渡りになったことがある場合には、
かかる会社のストックオプションはリスクが高いと判断
されるため、そのような情報を記憶する。
【0035】第三者割当増資情報・・・第三者割当増資
とは、特定の第三者に対して新株の引受権を与える増資
の手法である。過去に第三者割当増資の経験があるか否
か、経験がある場合にはその実施日と第三者割当増資価
額とを記憶する。この情報は、後述のストックオプショ
ン発行手続において株式の時価を判断するのに役立つ。
なぜなら、第三者割当増資の価額は時価評価により求め
られるからである。
【0036】現在株価(M1)・・・ストックオプショ
ン発行手続において株式の時価を判断した場合に、これ
を現在株価とする。第三者割当増資を最近行なった場合
には、第三者割当増資の価額と同じか近い値になると考
えられる。
【0037】IPO予定日・・・IPOすなわち新規株
式公開(Initial Public Offering)の予定日を記憶す
る。
【0038】(3−3.ストックオプション情報)スト
ックオプション情報43は、同一支払先、同一支払元で
も複数のストックオプションを設定する場合にはそれら
のストックオプションごとにデータを備える必要があ
る。ストックオプション情報43には、以下のものが含
まれている。
【0039】オプション行使価額(M2)・・・上記従
来技術の項で述べた通り、ストックオプションとはあら
かじめ決めた価格で株式を購入する権利である。この
「あらかじめ決めた価格」が、オプション行使価額であ
る。オプション行使価額が高い場合にはオプションを取
得する側(支払先)の利益が低くなり、オプション行使
価額が低い場合には安い値段で株式を購入できるためオ
プションを取得する側に高い利益が見込まれる。
【0040】オプション行使期間・・・ストックオプシ
ョンを取得した支払先がオプションを行使する(決めら
れた値段で株式を購入する)ことができる期間のことで
あり、期間の開始時期と終了時期とを記憶する。
【0041】オプション価値(M3)・・・ストックオ
プションを取得する者にとって、オプションの価値は、
最終的には、オプションの行使により株式を取得したと
きの株価と行使価額との差によって決まる。しかし、オ
プションの価値を評価する必要があるのはストックオプ
ションの設定時であり、もちろんオプション行使時の株
価は不明である。オプションの価値は、一般にボラティ
リティや行使期限などのパラメータに基いて算出される
が、本実施形態においてはこれと異なる後述の処理によ
り、オプション価値を算出する。
【0042】支払総額・・・対価支払の対象となる取引
における支払額の総額を記憶する。ストックオプション
で対価を受領することによる支払先のリスクを考慮し
て、支払総額の一定割合は現金で受領し、残りをストッ
クオプションで受領することが望ましい。
【0043】ストックオプションでの支払額・・・上記
支払総額のうちストックオプションで支払われる額を記
憶する。
【0044】支払元発行済株式数(N1)・・・支払元
の発行済株式が何株であるかを記憶する。この情報は支
払元一般情報42として記憶されていてもよい。
【0045】今回発行ストックオプション総株数(N
2)・・・今回の取引で発行されるストックオプション
の総株数を記憶する。上記N1とN2の合計が、ストッ
クオプション付与後の実質的な総株数となる。
【0046】支払先今回取得ストックオプション株数
(N3)・・・今回の取引で支払先が取得するストック
オプションの株数を記憶する。ストックオプションを当
該支払先にのみ付与する場合は、上記N2と同じ値にな
る。
【0047】支払先既取得ストックオプション株数(N
4)・・・支払先が当該支払元から既に取得しているス
トックオプションの株数を記憶する。今回取得するスト
ックオプション数は含まない。
【0048】公開直後株価(M4)・・・支払元の株式
がIPOされた際には、その時の株価(初値)を記憶す
る。この情報は支払元一般情報42として記憶されても
よい。
【0049】(4.支援システムの処理)図3及び図4
は、上記実施形態による支援システムにおける処理の手
順を示すフローチャートである。この処理は主として支
援システムのプログラムに基き、情報処理装置2により
実行される。
【0050】(4−1.ステップS201)情報処理装
置2は、ストックオプションの年間予算の消費状況をチ
ェックする。具体的には、支払先情報41として記憶さ
れた年間ストックオプション取得予算と消費済み予算と
を比較し、消費済み予算が小さい場合には年間ストック
オプション取得予算との差を残予算としてデータベース
サーバ4に記憶させ、次のステップに進む。
【0051】一方、上記比較において両者が等しいか消
費済み予算が大きい場合には処理を中止し、ストックオ
プションの付与手続を次の会計年度まで延期する処理を
行なう(S201A)。
【0052】(4−2.ステップS202)情報処理装
置2は、支払元が法律の認定を受けているか否かを、支
払元一般情報42の情報をもとに判断する。認定を受け
ていない場合又は認定のための申請中である場合には、
処理を一旦中止し(S202A)、支払元が認定を受け
たら処理を再開する。認定を受けている場合には次のス
テップに進む。
【0053】(4−3.ステップS203)情報処理装
置2は、支払元一般情報42から支払元の過去の取引情
報や業種の情報を取得し、過去に何らかの問題を起こし
ていたことが記録されていたり、問題のある業種として
あらかじめ定められた業種であったりした場合にはエラ
ーを出力する。これらの場合にはエラーを出力後、自動
的に処理を中止しても良く(S203A)、管理者によ
る判断を促すメッセージを出力して判断結果の入力を待
つようにしても良い。一方、上記支払元一般情報42に
問題のあるデータがなかった場合には次のステップへ進
む。
【0054】(4−4.ステップS204)情報処理装
置2は、支払元の現在株価M1を特定する。具体的に
は、支払元一般情報42を参照し、第三者割当増資の経
験があり、かつその実施日が現在日付より6ヶ月以内で
ある場合には、第三者割当増資価額を現在株価M1とし
て支払元一般情報としてデータベースサーバ4に記憶さ
せ、次のステップに進む。
【0055】それ以外の場合、すなわち第三者割当増資
の経験が無いか、あっても実施日が現在から6ヶ月より
前である場合は、現在株価を他の方法で算出することを
促す情報を出力する(S204A)。例えば株価の算定
を会計事務所に依頼する等である。株価が算出された場
合にはそれを現在株価M1として支払元一般情報として
データベースサーバ4に記憶させ、次のステップに進
む。
【0056】なお、上記いずれも場合も、本実施形態で
は支払元一般情報42に記憶されたIPO予定日が現在
日時より前である場合には、現在株価を算定せず、処理
を中止する(S203A)。IPOが既になされたとい
うことは未公開企業ではないから資金調達もさほど困難
ではなく、ストックオプションによる支払いの必要性が
高くないからである。但し、公開企業も適用対象とする
場合はかかる処理は行なわない。
【0057】(4−5.ステップS205)情報処理装
置2の価値算出手段205は、ストックオプションの価
値を算定する。具体的には、支払元一般情報42から現
在株価M1を読み出し、ストックオプション情報43か
らオプション行使価格M2を読み出す。そして、式(M
1−M2)による演算を行なってその結果をストックオ
プションの1株あたりの価値M3とし、ストックオプシ
ョン情報としてデータベース4に記憶させる。ストック
オプションでの支払額をオプションの1株あたりの価値
M3で割った商が、支払先の今回ストックオプション取
得株数N3となる。
【0058】通常、ストックオプションの価値を算定す
るには、ボラティリティなどの不安定要素をもとに理論
的に数値化する手法をとるが、本実施形態が目的として
いるストックオプションによる対価の支払いは、純粋に
対価の支払いのために行われるのであり、株価上昇のた
めに努力するというインセンティブを与えるものではな
い。従って、本実施形態のストックオプション付与にお
いて将来の株価の値上がり分まで支払ったことにするの
は、対価の支払いという目的にそぐわない。そこで本実
施形態では、オプションの行使価格をオプション付与時
の現在株価より低い値段に設定し、(現在株価M1−行
使価格M2)をオプションの価値とみなしてこれを支払
先に付与し、対価の支払いに充てることにしたのであ
る。このようにしたので、オプション行使時の株価がオ
プション付与時の株価(現在株価)と等しい場合には、
支払先は、ストックオプションによる支払額すなわち支
払元が支払うべき金額のうち現金で支払われなかった額
と同額の売却益を得ることができるため、支払先の全体
としての得失は0となる。
【0059】(4−6.ステップS206)情報処理装
置2は、支払総額に対するストックオプションでの支払
額の比が所定値以下であることをチェックする。具体的
には、ストックオプション情報を参照し、(ストックオ
プションでの支払額/支払総額)を算出する。そして、
その比が80%を超えている場合には、ストックオプシ
ョンでの支払額を減額するよう促すメッセージを出力
し、再入力を待つ(S206A)。一定期間再入力され
ない場合、または再入力されても上記の比が80%を超
えている場合には処理を終了する(S203A)。
【0060】このように全体の支払額に対するストック
オプションによる支払額の比率を一定値以下としたの
は、ストックオプションを現金の代わりとして受け取る
ことにはリスクがあるため、全体の支払額の一部は必ず
現金で支払わせることによってリスクを低減するためで
ある。上記の比が80%以下である場合には次のステッ
プに進む。なお、ここでは上限を80%としたがこれに
限らず、例えば35%でも20%でもよい。
【0061】(4−7.ステップS207)情報処理装
置2は、支払元の総株式数に対する支払先の保有株式数
が所定の割合未満となるかどうかをチェックする。これ
は例えば支払元の経営権に影響を及ぼすほどの株式を支
払先が保有するようなことを避けるためである。具体的
には、ストックオプション情報43から、支払元の発行
済株式数(N1)と、今回発行するストックオプション
総株数(N2)と、今回支払先が取得するストックオプ
ションの株数(N3)と、支払先が既に当該支払元から
取得しているストックオプションの株数(N4)とを読
み出し、(N3+N4)/(N1+N2)を算出する。
これで、ストックオプションを行使した場合の支払先の
株式保有割合が算出される。この実施例では、株式保有
割合が10%以上となる場合には、ストックオプション
での今回の支払額を減額するように促すメッセージを出
力する。
【0062】一定期間支払額の再入力が無い場合(S2
07A)、または再入力があっても再度(N3+N4)
/(N1+N2)を算出した結果10%以上となる場合
には処理を終了する(S203A)。一方、10%未満
である場合には次のステップに進む。
【0063】(4−8.ステップS208)情報処理装
置2は、ストックオプションの年間予算の消費状況を、
上記ステップ201と同様に再度チェックする。ここで
は消費済み予算と今回のストックオプションでの支払額
との和を、年間ストックオプション取得予算と比較す
る。消費済み予算と今回のストックオプションでの支払
額との和が年間ストックオプション取得予算より小さい
か等しい場合には、その差を残予算としてデータベース
サーバ4に記憶させ、次のステップに進む。
【0064】(4−9.ステップS209)情報処理装
置2の契約情報出力手段209は、ストックオプション
を支払先に付与することにより(オプション価値M3×
株数)を支払先に支払ったものとするオプション付与契
約の締結を促す情報を、出力装置26に出力する。
【0065】この情報に基づき、支払元および支払先は
契約を締結する。ストックオプションを第三者に付与す
ることにつき株主総会の決議を要する場合にはその手続
を行なう。
【0066】(4−10.ステップS210)上記契約
には、契約締結後IPOまでの間、支払元の経営計画の
達成状況について定期的な報告を支払先に行なうように
義務づけることが望ましい。その報告は、ネットワーク
31及びWEBサーバ3を介して受信されるようにして
もよいし、支援システムのオペレータが入力装置27を
用いて入力する報告内容を受信するようにしても良い。
適切な報告がなされない場合には、必要に応じて督促の
電子メールの文章を生成し、支払元のメールアドレス宛
てに図示しないメールサーバ等から督促メールを送信す
るようにしても良い。また、支払元一般情報に記憶され
ているIPO予定日が到来してもIPOの情報を受信し
ない場合、状況報告を促す電子メールを送信するように
しても良い。
【0067】また、契約締結後IPOまでの間に支払元
が倒産した場合や、IPOされることなくオプション行
使期間が終了した場合には、支払先が取得したストック
オプションについて損金処理を行ない、一連の処理を終
了する(S210A)。
【0068】(4−11.ステップS211)情報処理
装置2の受信手段211は、WEBサーバ3又は入力装
置27を介して入力される支払元のIPOの情報を受信
する。このIPOの情報には、IPOがされた日付のほ
か、公開直後の株価M4を含むことが望ましい。情報処
理装置2は、公開直後の株価M4をデータベースサーバ
4に記憶させる。
【0069】(4−12.ステップS212)情報処理
装置2の比較手段212は、データベースサーバ4にア
クセスして公開直後の株価M4とオプション行使価額M
2とを取得し、両者の大小を比較する。
【0070】公開直後の株価M4がオプション行使価額
M2より低いか等しい場合には、オプションを行使せず
に支払元企業の株価が向上するまで待つ(S212
A)。支払元企業の株価がオプション行使価額M2より
高くなった場合には次のステップに進み、支払元企業の
株価がオプション行使価額M2より高くならずにオプシ
ョン行使期間が終了した場合には、支払先が取得したス
トックオプションについて損金処理を行ない、一連の処
理を終了する(S210A)。
【0071】(4−13.ステップS213)上記S2
12において公開直後の株価M4がオプション行使価額
M2より高い場合、又は公開後にオプション行使価額M
2より高い株価がついた場合、情報処理装置2の行使情
報出力手段213は、オプション付与契約に基づくオプ
ションを行使して株式を取得することを促す情報を出力
装置26に出力する。支払先企業はこの情報に基いてス
トックオプションを行使する。
【0072】(4−14.ステップS214)ストック
オプションを行使し、株式を取得した後、情報処理装置
2の売却情報出力手段214は、取得した株式を直ちに
売却することを促す情報を出力装置26に出力する。支
払先企業はこの情報に基いて株式を売却する。
【0073】通常、ストックオプションを取得した者
は、できるだけ高値で株式を売却して高い利益を得よう
とするため、株式の値動きを見極めながらオプションの
行使時期及び株式の売却時期を判断する。しかし、本実
施形態では対価受領の一手段としてストックオプション
を取得したのであるため、対価を現金で受取れなかった
分を現金化できさえすれば十分であって最高値のタイミ
ングを狙う必要はないし、逆に現金化を遅らせることは
却って望ましくない場合もある。そこで、本実施形態で
は、公開時又はその後の株価が行使価額M2を上回れ
ば、直ちにオプションを行使し、取得した株式を直ちに
売却することとしたのである。
【0074】なお、本実施形態ではストックオプション
を行使(S213)した後、無条件で株式を売却(S2
14)するものとしたが、これに限らず、株式の売却の
タイミングを別途判断するようにしてもよい。例えばオ
プションの行使後、株価がストップ安となって売り注文
が成立しなくなった場合に、売却のタイミングを別途判
断するようにしても良い。
【0075】(4−15.ステップS215)情報処理
装置2は、上記ステップS214に基き売却された株式
の売り値に関する情報を、入力装置27等を介して受信
し、当該売り値に基き、売却益を{(売り値−オプショ
ン行使価額)×株数}によって算出し、算出された売却
益を、図示しない会計システムに雑収入として計上す
る。
【0076】この売却益が、ストックオプションでの支
払額すなわち(オプション価値M3×株数)より大きい
か等しければ対価のすべてを回収できたことになる。反
対に売却益がストックオプションでの支払額より小さい
場合、すなわちオプション付与時の株価M1より公開時
の株価M4が値下がりしていた場合には、対価のすべて
は回収できなかったことになる。但し、売却益が負にな
らない限りはストックオプションを行使し、取得した株
式を売却した方が損失を最小限にすることができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、ストックオプションの
価値算定を、ストックオプション取得による対価受領に
最適な方法で行なうことができる対価受領支援システム
を提供することができる。
【0078】また、本発明によれば、ストックオプショ
ンの行使及び現金化処理を、ストックオプション取得に
よる対価受領に最適な方法で行なうことができる対価受
領支援システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態による支援システムのハー
ドウェア構成図である。
【図2】上記実施形態による支援システムの機能ブロッ
ク図である。
【図3】上記実施形態による支援システムにおける処理
の手順を示すフローチャートである。
【図4】上記実施形態による支援システムにおける処理
の手順を示すフローチャートである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】株式のストックオプションの取得による対
    価受領を支援するシステムであって、 前記株式の単位株当たりの現在価格を記憶する現在価格
    記憶手段と、 前記ストックオプションの単位株当たりの行使価格を記
    憶する行使価格記憶手段と、 前記ストックオプションを付与する株数を記憶する株数
    記憶手段と、 (前記現在価格−前記行使価格)を算出する価値算出手
    段と、 前記ストックオプションを支払先に付与することにより
    {(前記現在価格−前記行使価格)×株数}を対価とし
    て支払ったものとするオプション付与契約の締結を促す
    情報を出力する、契約情報出力手段と、 前記オプション付与契約に基づくオプションを行使して
    株式を取得することを促す情報を出力する行使情報出力
    手段と、を備えた支援システム。
  2. 【請求項2】株式のストックオプションの取得による対
    価受領を支援するシステムであって、 前記ストックオプションの単位株当たりの行使価格を記
    憶する行使価格記憶手段と、 前記ストックオプションを支払先に付与することにより
    対価の全部又は一部を支払ったものとするオプション付
    与契約の締結を促す情報を出力する、契約情報出力手段
    と、 前記ストックオプションの行使期間の開始の情報を受信
    する手段と、 前記行使期間の開始時の株価を記憶する株価記憶手段
    と、 前記行使期間の開始時の株価と前記行使価格とを比較す
    る手段と、 前記行使期間の開始時の株価が前記行使価格より高い場
    合に、前記オプション付与契約に基づくオプションを行
    使して株式を取得することを促す情報を出力する行使情
    報出力手段と、 前記株式を、取得後直ちに売却することを促す情報を出
    力する売却情報出力手段と、を備えた支援システム。
  3. 【請求項3】未公開株のストックオプションの取得によ
    る対価受領を支援するシステムであって、 前記未公開株の単位株当たりの現在価格を記憶する現在
    価格記憶手段と、 前記ストックオプションの単位株当たりの行使価格を記
    憶する行使価格記憶手段と、 前記ストックオプションを付与する株数を記憶する株数
    記憶手段と、 (前記現在価格−前記行使価格)を算出する価値算出手
    段と、 前記ストックオプションを支払先に付与することにより
    {(前記現在価格−前記行使価格)×株数}を対価とし
    て支払ったものとするオプション付与契約の締結を促す
    情報を出力する、契約情報出力手段と、 新規株式公開の情報を受信する受信手段と、 公開時の株価を記憶する株価記憶手段と、 前記公開時の株価と前記行使価格とを比較する比較手段
    と、 前記公開時の株価が前記行使価格より高い場合に、前記
    オプション付与契約に基づくオプションを行使して株式
    を取得することを促す情報を出力する行使情報出力手段
    と、 前記株式を、取得後直ちに売却することを促す情報を出
    力する売却情報出力手段と、を備えた支援システム。
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