JP2002183337A - 自動車保守管理システム及び保守管理方法 - Google Patents

自動車保守管理システム及び保守管理方法

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JP2002183337A
JP2002183337A JP2000377674A JP2000377674A JP2002183337A JP 2002183337 A JP2002183337 A JP 2002183337A JP 2000377674 A JP2000377674 A JP 2000377674A JP 2000377674 A JP2000377674 A JP 2000377674A JP 2002183337 A JP2002183337 A JP 2002183337A
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Masahiko Yoshino
雅彦 芳野
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KASHIWA SHARYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車保守管理システム及び保守管理方法を提
供する。 【解決手段】保守管理手段14は、修理工場12、1
3、自動車情報登録手段18、19と、インターネット
網11を介して接続されている。自動車情報登録手段1
8は、自動車保守管理手段14に自動車の保守管理情報
を送信する。自動車保守管理手段14は、自動車情報登
録手段18から前記保守管理情報を受信して、自動車の
部品交換時期を予測するとともに、所有者の電話番号又
は住所から修理工場12、13を検索し、前記部品交換
時期とともに自動車情報登録手段18に送信する。ユー
ザは部品の寿命が来る前に、部品交換が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車保守管理シス
テム及び保守管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1995年の車検制度改正によって車検
時に車検後の安全走行を保つための義務付けが無くなり
使用者の管理責任となった。このために保守整備を行わ
ない車検が割安感から普及拡大している。しかし、消耗
部品についての交換、保守を行わないための故障、事故
等のトラブルが増加している。
【0003】前記問題点を解決するためには重要消耗品
について部品寿命が来る前に部品交換することが必要で
ある。係る部品交換の時期は一般的には自動車の所有者
が自発的に部品交換を依頼するか、又は車検時に業者が
交換していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】係る方法においては、
自動車の所有者が自発的に部品交換を依頼するのは、自
動車の運行に異常又は不便を感じたときに行うのが一般
的である。そのために自動車の故障、事故などを発生す
るまで気がつかないなどの問題点があった。
【0005】又、車検時に業者が交換する場合には、自
動車の所有者は不必要な部品まで交換されるのではない
かという危惧があるのが一般的である。従って、修理業
者に対しての信頼関係が薄いと部品交換に対して不要な
トラブルを生じる場合がある、などの問題点があった。
【0006】本発明は、係る問題を解決して重要消耗部
品の寿命が来る前にユーザに知らせることで故障、事故
等のトラブルを回避する自動車保守管理システム及び保
守管理方法を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の自動車保守管理システムは、インター
ネット上に自動車情報を入力する自動車情報登録手段
と、該入力された自動車情報に基づいて自動車の部品交
換時期を予測して前記情報入力手段に通知する保守管理
手段と、自動車を保守する修理工場とを結んだ自動車保
守管理システムであって、前記自動車情報登録手段は、
少なくとも自動車を特定する自動車基本情報と前記自動
車の保守管理情報と走行距離情報とを入力する入力手段
と、該入力手段から入力した前記自動車基本情報と自動
車の保守管理情報と走行距離情報とを前記保守管理手段
に送信する手段とを有し、前記保守管理手段は、前記自
動車の修理工場を検索する手段と、前記自動車情報登録
手段から送信された各種情報を受信する手段と、前記受
信した情報から、少なくとも予測した自動車の部品交換
時期を含む重要消耗部品のデータと自動車の整備に必要
な料金及び修理工場とのデータとを、前記自動車情報登
録手段に送信する手段を具備することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の自動車保守管理システムで
は、前記自動車の部品交換時期を予測する手段は、消耗
部品の交換がなされていない部品については走行距離か
ら、消耗部品の交換時期が不明な部品については部品の
消耗度から部品残存日数及び交換時期を推定することを
特徴とする。
【0009】請求項3記載の自動車保守管理システムで
は、前記自動車の部品残存日数及び部品交換時期は、前
記自動車情報登録手段から入力された現在走行距離、車
検入庫日、新車登録日から一日当たりの走行距離を算出
し、予め定められた部品毎の部品消耗限度距離と、前記
現在走行距離とから算出することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の自動車保守管理システムで
は、前記重要消耗部品のデータは、交換部品名と、該交
換部品に対応した検査時点の部品消耗度、一年後の予測
部品消耗度、部品交換限度時期、提案時交換後の次回部
品交換時期、整備作業料金、作業時間とを含むことを特
徴とする。
【0011】請求項5記載の自動車保守管理システムで
は、前記重要消耗部品のデータは、検査時点の部品消耗
度を安全、注意、危険の3段階のカラーグラフで表示し
たことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の自動車保守管理システムで
は、前記重要消耗部品のデータは、一年後の部品消耗度
を安全、注意、危険の3段階をカラーグラフで表示した
ことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の自動車保守管理方法では、
インターネット上に自動車情報を入力する自動車情報登
録手段と、該入力された自動車情報に基づいて自動車の
部品交換時期を予測して前記情報入力手段に通知する保
守管理手段と、自動車を保守する修理工場とを結び、前
記自動車情報登録手段は、前記保守管理手段からの問い
合わせによって、又は自動車の所有者又は使用者自ら、
少なくとも自動車を特定する自動車基本情報と、前記自
動車の新車登録日時、部品交換日時とを有する保守管理
情報と、走行距離情報と、修理工場を検索するための所
有者又は使用者の自宅電話番号とを前記保守管理手段に
送信し、前記保守管理手段は、前記受信した情報から自
動車の部品交換時期を予測して交換部品名と、該交換部
品に対応した検査時点の部品消耗度、一年後の予測部品
消耗度、部品交換限度時期、提案時交換後の次回部品交
換時期、整備作業料金、作業時間の何れか又はすべて、
及び前記所有者又は使用者の自宅電話番号から検索した
自動車の修理工場の紹介情報とを前記自動車情報登録手
段に送信すると共に、前記検索した修理工場に前記所有
者又は使用者を紹介した通知を送り、前記修理工場から
紹介手数料を得ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における自動車保
守管理システム全体を示すブロック図、図2は、前記自
動車保守管理システムにおける保守管理手段14の全体
を示すブロック図、 図3は、前記自動車保守管理シス
テムの処理フローである。図4、図5、図6は、各々、
図2における部品ファイル26の構成図、顧客ファイル
22の構成図、修理工場ファイル21の構成図である。
図7は、自動車の部品交換時期を予測した重要消耗部品
のデータと自動車の整備に必要な料金との出力形式の一
例、図8は、検査時点の部品消耗度をグラフで表示した
一例である。
【0015】図1において、保守管理手段14は、LA
N(ローカルエリアネットワーク)15を介して通信制
御手段16と接続され、通信制御手段16は、電話網制
御手段17と接続されている。電話網制御手段17、修
理工場12、13、自動車情報登録手段18、19は、
インターネット網11に周知の方法で接続されている。
【0016】修理工場12、13、自動車情報登録手段
18、19は、説明の便宜上、各々2つずつ図示してあ
るがこれ以外に接続されていても良い。又、修理工場1
2、13、と自動車情報登録手段18、19は、電話網
制御手段17を図示していないが、インターネット網に
接続する手段、及び機能を有している。また、プリン
タ、キーボード、ディスプレイなど各種データの入出力
に必要な図示していない入出力機器が具備されている。
【0017】図2の保守管理手段14は、サーバなどで
実現される。図2において、制御手段20はCPU(中
央処理装置)であり、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)またはROM(リードオンリーメモリ)等で構成さ
れるプログラムファイル格納手段23に格納されている
プログラムにより、前記保守管理手段の処理が実行され
る。係るプログラムは、プログラムファイル格納手段2
3に所定の方法で予め格納されているものとする。
【0018】制御手段20には、修理工場ファイル2
1、顧客ファイル22、画像ファイル25、部品ファイ
ル26の各種ファイルが図示していない内部バスなどで
接続されていて、制御手段20によってアクセスされ
る。前記ファイルはHDD(ハードディスク)などで構
成される。作業ファイル27は、処理に必要な各種デー
タを一時的に保存しRAM(ランダムアクセスメモリ)
により構成される。
【0019】更に、制御手段20には、入出力制御手段
24、機器制御手段28が接続されていて、入出力制御
手段24は前記LAN15を介して前記通信制御手段1
6と接続され、機器制御手段28にはプリンタ29、デ
ィスプレイ201、キーボード202が各々接続されて
いる。
【0020】図4において、部品ファイル26には、自
動車メーカー名40と自動車を特定する自動車基本情報
である車名41、型式42、年代43が格納されてい
て、各メーカ40毎に、前記自動車の保守に必要な部品
の部品名400、該部品が使用可能な部品消耗度限度距
離410、部品の交換に必要な標準作業時間420、部
品代430とが各部品毎に各々格納されている。例え
ば、フロントディスクパッド401の部品消耗度限度距
離411として数値Aが、標準作業時間421として数
値aが、部品代431として数値qが、部品ファイル2
6の所定の位置に各々格納されている。以下、リヤーデ
ィスクパッド402、フロントブレーキホース403な
どについても同様である。なお、図4はすべての部品を
図示しておらず、代表的な部品について例示した図であ
る。
【0021】図5の顧客ファイル22は、顧客毎に以下
のデータが格納されている。なお、図5はすべての顧客
について図示しておらず、代表的な顧客について例示し
た図である。
【0022】図5の顧客ファイル22において、顧客5
0には、顧客名501、住所502、自動車基本情報5
03、新車登録日504、車検入庫日505、現在走行
距離506、寿命予測データ507が、顧客ファイル2
6の所定の位置に図5(a)に示すように各々格納され
ている。その他の顧客についても同様で顧客51、52
などとして格納されている。
【0023】前記自動車基本情報503には、少なくと
も自動車を特定する自動車の車名50a、型式50b、
年式50cが図5(b)に示すように各々格納されてい
る。前記自動車基本情報503は、これ以外に、フル型
式、車体番号、排気量など必要に応じて格納しても良
い。
【0024】車検入庫日505には、車検入庫日50
d、既に交換した部品名50e、50f、50gが図5
(c)に示すように各々格納されている。なお、部品名
50e、50f、50gには図示していない部品交換日
付が部品名と対応して格納されている。前記自動車基本
情報503及び車検入庫日505は、各々の顧客毎に対
応して他の顧客50、51に対しても同様に顧客ファイ
ル22に格納されている(図示していない)。
【0025】寿命予測データ507には、予測した部品
名50pと、該部品に対応して現在消耗度50h、一年
後の予測消耗度50i、推奨交換時期50j、本日交換
時の予測使用期限50k、部品代50l、作業料50
m、作業時間50nとが各々格納されている。
【0026】係る顧客ファイル22の内容は、自動車保
守管理14又は自動車情報登録手段18、19などによ
り後述するようにして逐次更新される。
【0027】図6において、修理工場ファイル21に
は、修理工場60、61、62毎に工場名601、郵便
番号602、住所603、電話番号604、修理工場の
ランク605が格納されている。なお、図6はすべての
修理工場を図示しておらず、代表的な修理工場について
例示した図である。
【0028】画像ファイル25には、自動車の各部の図
面、車体概観、部品図などが自動車基本情報503とリ
ンクして所定の方法で格納されている。
【0029】重要消耗部品の寿命が来る前にユーザに知
らせることで故障、事故等のトラブルを回避する、自動
車保守管理システム及び保守管理方法を提供するための
処理について、以下図3を用いて説明する。
【0030】図3の処理において、定期的(例えば、前
回の車検時期から1年ごとに)に自動車保守管理手段1
4から自動車の所有者(以下、自動車情報登録手段と称
す)に対して部品交換時期などの保守情報を連絡する場
合には、処理31から開始される。即ち、自動車保守管
理手段14は、自動車情報登録手段18に対してインタ
ーネット網11を介して自動車情報登録手段18に接続
する。そして自動車保守管理手段14は、後述する方法
により自動車の部品交換時期を予測して自動車情報登録
手段18に通知する。
【0031】また、自動車情報登録手段18が、前記自
動車保守管理手段14と異なる場所で新車登録又は部品
交換などを行ったときには、処理32から開始される。
即ち、自動車情報登録手段18は、インターネット網1
1を介して自動車保守管理手段14に接続し、前記新車
登録又は部品交換などの保守情報を通知する。そして自
動車保守管理手段14は、後述する方法で前記顧客ファ
イル22の更新を行う。
【0032】ここで、自動車情報登録手段18と自動車
保守管理手段14との間では所定の方法で予め会員登録
などを行い、前記顧客ファイル22に前記自動車基本情
報及び顧客情報を前記図5に示した形式で登録してある
ものとする。
【0033】処理32から説明をする。以下の処理は、
前記したように自動車保守管理手段14にある制御手段
20によりプログラムファイル23に格納されているプ
ログラムにより行われる。自動車情報登録手段18は、
自動車保守管理手段14と異なる業者から新車購入又は
部品交換などを行った場合には、インターネット網11
を介して自動車保守管理手段14に接続する。そして、
処理33において、現在走行距離情報、及び所有者の電
話番号、住所と、新車登録時には新車登録日付、部品交
換時には交換した日付と部品名、車検を行ったときには
車検入庫日とを図示していない入出力手段を用いて自動
車の保守管理情報として入力し、インターネット網11
を介して自動車保守管理手段14に送信する。
【0034】自動車保守管理手段14は、自動車情報登
録手段18から前記保守管理情報を受信して、以下のよ
うに顧客ファイル22の更新を行う。即ち、自動車保守
管理手段14の制御手段20により顧客ファイル22を
検索し、所有者の電話番号、住所から該当する顧客のデ
ータを抽出する。そして処理34において該当する顧客
データを受信した前記保守管理情報に更新して顧客ファ
イル22に格納する。
【0035】顧客ファイル22の更新が終了すると処理
35において、前記更新された顧客データからその時点
での保守対象となる部品を抽出し、部品ファイル26か
ら図4のように格納されている該当する部品の部品名4
0、該部品が使用可能な部品消耗度限度距離41、部品
の交換に必要な標準作業時間42、部品代43とを抽出
する。
【0036】処理36において、後述する方法により自
動車の部品交換時期を予測する。そして交換が必要な部
品の見積もりと作業時間、または日数を処理37で算出
する。
【0037】処理38において、所有者の電話番号又は
住所から修理工場ファイル21を読み出し、処理390
で検索する。そして自動車情報登録手段18の近隣の修
理工場12を検索して処理391で修理工場12を決定
し、決定した修理工場12のデータを抽出する。
【0038】処理30において、自動車保守管理手段1
4は、前記受信した電話番号を用いて、インターネット
網11を介して自動車情報登録手段18に接続し、予測
した結果と修理工場12の紹介とを前記自動車情報登録
手段18に送信する。
【0039】処理301において、自動車保守管理手段
14は、前記自動車情報登録手段18に紹介した修理工
場12にインターネット網11を介して接続する。そし
て自動車情報登録手段18に通知した情報を修理工場1
2に通知する。修理工場12は、前記通知を受けると、
所定の紹介手数料を自動車保守管理手段14の所定の口
座などに送金する。係る紹介手数料の支払いなどについ
ては予め自動車保守管理手段14と修理工場12との間
で定められていて、口座振込みなどの処理は周知の方法
で行う。
【0040】処理31は、定期的(例えば、前回の車検
時期から1年ごとに)に自動車保守管理手段14から自
動車情報登録手段18に対して部品交換時期などの保守
情報を連絡する場合に開始する。即ち、自動車保守管理
手段14は、後述する方法により定期的に自動車の部品
交換時期の予測を行うことにより、重要消耗部品の寿命
が来る前にユーザに知らせることで故障、事故等のトラ
ブルを回避することができる。
【0041】処理31において、自動車保守管理手段1
4は、顧客ファイル22を検索し、自動車情報登録手段
18に対してインターネット網11を介して自動車情報
登録手段18に接続して処理33に進む。処理33から
の処理は、前記したと同様なので説明を省略する。
【0042】(自動車の部品交換時期の予測方法)以下
に前記した本発明に用いる、自動車の部品交換時期の予
測方法について説明する。予測方法は、以下の2つの場
合がある。即ち、(1)新車又は部品交換が行なわれて
いない場合、(2)過去に部品交換を行っている場合で
ある。
【0043】新車又は部品交換が行なわれていない場合
は、以下のようにして予測する。即ち、自動車情報登録
手段18から送信された現在走行距離、又は、車検で入
庫した日の現在走行距離をLN、車検入庫日をDM、新
車登録日をDNとすると、1日当たりの走行距離DLは
DL=LN/(DM−DN)で求められる。
【0044】又、部品残存日数DDは、部品消耗限度距
離をMLとすると、DD=(ML−LN)/DLで求め
られる。
【0045】過去に部品交換を行っている場合は、車検
又は定期点検によって部品の消耗度を点検し、部品の現
在消耗度AAを推定すると、部品残存日数DDは、DD
=(1−AA)*ML/DLで求められる。
【0046】前記のようにして求めた部品の残存日数D
D、部品の現在消耗度AA、部品消耗度限度距離ML、
現在走行距離LN及び1日当たりの走行距離DLとから
1年後の予測消耗度AB、推奨交換時期SS及び現在日
付で交換後の予測使用期限SEとが求められる。
【0047】部品の消耗度が、例えば60%以下の時に
は安全、60%以上85%以下の時に注意、85%以上
の時に危険であると定め、部品の消耗度が例えば60%
以下の時に前記推奨交換時期SSとする。係る消耗度
は、これ以外の数値であっても良く、又、前記推奨交換
時期SSの値もこれ以外であっても良い。前記のように
して重要消耗品について現在消耗度、1年後の予測消耗
度、推奨交換時期、現在日付で交換後の予測使用期限の
データを、各々算出する。
【0048】(結果の通知方法)自動車保守管理手段1
4は、自動車の部品交換時期を予測した重要消耗部品の
データと自動車の整備に必要な料金などの結果を、例え
ば図7のような形式で自動車情報登録手段18に対して
インターネット網11を介して回答する。
【0049】図7においては、重要消耗品名70、前記
したようにして求めた、現在消耗度71、1年後の予測
消耗度72、推奨交換時期73、現在日付で交換後の予
測使用期限74、及び、部品ファイル26に格納されて
いる部品代75a、標準作業時間76、及び標準作業時
間76と別途定められた所定の作業単価とから求めた作
業料75bとが、表形式で各部品毎に明示してある。な
お送信する前記の結果は表形式以外、例えばテキスト形
式であっても良いことは言うまでもない。
【0050】前記重要消耗部品のデータは、図8に示す
ように、部品消耗度を安全、注意、危険の3段階のカラ
ーグラフで表示可能な形式で、インターネット網11を
介して自動車保守管理手段14から自動車情報登録手段
18に対して送信するようにしても良い。即ち、自動車
保守管理手段14から自動車情報登録手段18に対して
送信された前記検査時点の部品消耗度のデータを、自動
車情報登録手段18の図示していない表示装置で図8の
ように表示した一例で、図8(a)は検査時点の部品消
耗度を、図8(b)は一年後の部品消耗度を各々表示し
た例である。
【0051】図8(a)において、図示していない表示
装置の画面80aには、前記重要消耗部品名として、ド
ライブシャフトブーツ81、リヤーディスクバット8
2、フロントディスクパット83とが画面の左に表示さ
れている。又、前記重要消耗部品名に並んで画面の右に
は、前記ドライブシャフトブーツ81、リヤーディスク
バット82、フロントディスクパット83の検査時点の
部品消耗度84、85、86とを「安全」、「注意」、
「危険」の3段階のカラーグラフで表示してある。
【0052】係る表示は、部品の消耗度が例えば60%
以下の時には「安全」、60%以上85%以下の時に
「注意」、85%以上の時に「危険」であると定め、前
記図7で示した現在消耗度71のデータを用いて表示す
る。なお、係る表示のための自動車保守管理手段14及
び自動車情報登録手段18でのプログラムは、予め所定
の方法で各々格納されているものとする。
【0053】例えば、ドライブシャフトブーツ81の部
品消耗度84はx1%(60%以下)であって、「安
全」であり、x1%までの部分84aが例えば緑色で表
示されている。同様にして、リヤーディスクバット82
の部品消耗度85はy1%(60%以上85%以下)で
あって、「注意」であり、y1%までの部分85aが例
えば黄色で表示されている。更にまた、フロントディス
クパット83の部品消耗度86はz1%(85%以上)
であって、「危険」であり、z1%までの部分86aが
例えば赤色で表示されている。
【0054】図8(b)は、前記の重要消耗部品におけ
る一年後の消耗度を前記図8(a)と同様にカラーグラ
フで表示した例である。即ち、図8(a)と異なるの
は、カラーグラフ表示されているデータとして、図7で
示した一年後の予測消耗度72を用いている点である。
【0055】なお、前記表示形式は、棒グラフ以外に円
グラフ、その他の表示方法であっても良いことは言うま
でも無く、又、部品名は、前記のように部品名を表示す
る以外に、画像ファイル25に格納されている、自動車
の各部の図面、車体概観、部品図などを用いて、顧客フ
ァイル22に格納してある自動車基本情報503とリン
クして画像で表示するようにしても良い。係る表示のた
めの自動車保守管理手段14及び自動車情報登録手段1
8でのプログラムは、予め所定の方法で各々格納されて
いるものとする。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の自動車保守管理システム
によれば、インターネット上に自動車情報を入力する自
動車情報登録手段と、該入力された自動車情報に基づい
て自動車の部品交換時期を予測して前記情報入力手段に
通知する保守管理手段と、自動車を保守する修理工場と
を結んだ自動車保守管理システムであって、前記自動車
情報登録手段は、少なくとも自動車を特定する自動車基
本情報と前記自動車の保守管理情報と走行距離情報とを
入力する自動車情報登録手段と、該登録手段から入力し
た自動車基本情報と自動車の保守管理情報と走行距離情
報とを前記保守管理手段に送信する手段とを有し、前記
保守管理手段は、前記自動車の修理工場を検索する手段
と、前記登録手段から送信された各種情報を受信する手
段と、前記受信した情報から、少なくとも予測した自動
車の部品交換時期を含む重要消耗部品のデータと自動車
の整備に必要な料金及び修理工場とのデータとを前記自
動車情報登録手段に送信する手段を具備することによ
り、重要消耗部品の寿命が来る前にユーザに知らせるこ
とで故障、事故等のトラブルを回避することができた。
【0057】請求項2記載の自動車保守管理システムに
よれば、前記自動車の部品交換時期を予測する手段は、
消耗部品の交換がなされていない部品については走行距
離から、消耗部品の交換時期が不明な部品については部
品の消耗度から、部品残存日数及び交換時期を推定する
ことにより簡便に部品交換時期を予測できた。
【0058】請求項3記載の自動車保守管理システムに
よれば、前記自動車の部品残存日数及び部品交換時期
は、前記自動車情報登録手段から入力された現在走行距
離、車検入庫日、新車登録日から一日当たりの走行距離
を算出し、予め定められた部品毎の部品消耗限度距離
と、前記現在走行距離とから算出することにより簡便に
部品交換時期を予測できた。
【0059】請求項4記載の自動車保守管理システムに
よれば、前記重要消耗部品のデータは、交換部品名と、
該交換部品に対応した検査時点の部品消耗度、一年後の
予測部品消耗度、部品交換限度時期、提案時交換後の次
回部品交換時期、整備作業料金、作業時間とを含むこと
により、自動車所有者は、車検時の部品交換などにおい
て、修理業者に対して不信感を無くし不要なトラブルを
生じることが少なくできた。
【0060】請求項5記載の自動車保守管理システムに
よれば、重要消耗部品のデータは、検査時点の部品消耗
度を安全、注意、危険の3段階のカラーグラフで表示し
たことにより視覚的に現在消耗度を確認できるようにな
り、危険なレベルに達した部品を見逃すことが無くなっ
た。
【0061】請求項6記載の自動車保守管理システムに
よれば、前記重要消耗部品のデータは、一年後の部品消
耗度を安全、注意、危険の3段階でカラーグラフで表示
したことにより視覚的に現在消耗度を確認できるように
なり、危険なレベルに達した部品を見逃すことが無くな
った。
【0062】請求項7記載の自動車保守管理方法によれ
ば、インターネット上に自動車情報を入力する自動車情
報登録手段と、該入力された自動車情報に基づいて自動
車の部品交換時期を予測して前記情報入力手段に通知す
る保守管理手段と、自動車を保守する修理工場とを結
び、前記自動車情報登録手段は、前記保守管理手段から
の問い合わせによって、又は自動車の所有者又は使用者
自ら、少なくとも自動車を特定する自動車基本情報と、
前記自動車の新車登録日時、部品交換日時とを有する保
守管理情報と、走行距離情報と、修理工場を検索するた
めの所有者又は使用者の自宅電話番号とを前記保守管理
手段に送信し、前記保守管理手段は、前記受信した情報
から自動車の部品交換時期を予測して交換部品名と、該
交換部品に対応した検査時点の部品消耗度、一年後の予
測部品消耗度、部品交換限度時期、提案時交換後の次回
部品交換時期、整備作業料金、作業時間の何れか又はす
べて、及び前記所有者又は使用者の自宅電話番号から検
索した自動車の修理工場の紹介情報とを前記自動車情報
登録手段に送信すると共に、前記検索した修理工場に前
記所有者又は使用者を紹介した通知を送り、前記修理工
場から紹介手数料を得ることにより、自動車所有者は、
安全走行を保つための保守を忘れず、又、安心して自動
車を使用できると共に、自動車の修理工場は修理の紹介
を得られ、これにより修理収入が得られ、自動車保守管
理システム運用業者は修理工場から紹介手数料を得るこ
とができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における自動車保守管理システム全体を
示すブロック図である。
【図2】本発明における自動車保守管理システムにおけ
る保守管理手段の全体を示すブロック図である。
【図3】本発明における自動車保守管理システムの処理
フローである。
【図4】部品ファイルの構成図である。
【図5】顧客ファイルの構成図である。
【図6】修理工場ファイルの構成図である。
【図7】自動車の部品交換時期を予測した重要消耗部品
のデータと自動車の整備に必要な料金の出力形式の一例
である。
【図8】検査時点の部品消耗度をグラフで表示した一例
で、図8(a)は検査時点の部品消耗度を、図8(b)
は一年後の部品消耗度を各々表示した例である。
【符号の説明】
11 インターネット網 12、13 修理工場 14 保守管理手段 15 LAN 16 通信制御手段 17 電話網制御手段 18、19 自動車情報登録手段 21 修理工場ファイル 22 顧客ファイル 25 画像ファイル 26 部品ファイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネット上に自動車情報を入力する
    自動車情報登録手段と、該入力された自動車情報に基づ
    いて自動車の部品交換時期を予測して前記情報入力手段
    に通知する保守管理手段と、自動車を保守する修理工場
    とを結んだ自動車保守管理システムであって、前記自動
    車情報登録手段は、少なくとも自動車を特定する自動車
    基本情報と前記自動車の保守管理情報と走行距離情報と
    を入力する入力手段と、該入力手段から入力した前記自
    動車基本情報と自動車の保守管理情報と走行距離情報と
    を前記保守管理手段に送信する手段とを有し、前記保守
    管理手段は、前記自動車の修理工場を検索する手段と、
    前記自動車情報登録手段から送信された各種情報を受信
    する手段と、前記受信した情報から、少なくとも予測し
    た自動車の部品交換時期を含む重要消耗部品のデータと
    自動車の整備に必要な料金及び修理工場とのデータと
    を、前記自動車情報登録手段に送信する手段を具備する
    ことを特徴とする自動車保守管理システム。
  2. 【請求項2】前記自動車の部品交換時期を予測する手段
    は、消耗部品の交換がなされていない部品については走
    行距離から、消耗部品の交換時期が不明な部品について
    は部品の消耗度から、部品残存日数及び交換時期を推定
    することを特徴とする請求項1に記載の自動車保守管理
    システム。
  3. 【請求項3】前記自動車の部品残存日数及び部品交換時
    期は、前記自動車情報登録手段から入力された現在走行
    距離、車検入庫日、新車登録日から一日当たりの走行距
    離を算出し、予め定められた部品毎の部品消耗限度距離
    と、前記現在走行距離とから算出することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の自動車保守管理システム。
  4. 【請求項4】前記重要消耗部品のデータは、交換部品名
    と、該交換部品に対応した検査時点の部品消耗度、一年
    後の予測部品消耗度、部品交換限度時期、提案時交換後
    の次回部品交換時期、整備作業料金、作業時間とを含む
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の自動
    車保守管理システム。
  5. 【請求項5】前記重要消耗部品のデータは、検査時点の
    部品消耗度を安全、注意、危険の3段階のカラーグラフ
    で表示したことを特徴とする請求項1から4の何れかに
    記載の自動車保守管理システム。
  6. 【請求項6】前記重要消耗部品のデータは、一年後の部
    品消耗度を安全、注意、危険の3段階をカラーグラフで
    表示したことを特徴とする請求項1から5の何れかに記
    載の自動車保守管理システム。
  7. 【請求項7】インターネット上に自動車情報を入力する
    自動車情報登録手段と、該入力された自動車情報に基づ
    いて自動車の部品交換時期を予測して前記情報入力手段
    に通知する保守管理手段と、自動車を保守する修理工場
    とを結び、前記自動車情報登録手段は、前記保守管理手
    段からの問い合わせによって、又は自動車の所有者又は
    使用者自ら、少なくとも自動車を特定する自動車基本情
    報と、前記自動車の新車登録日時、部品交換日時とを有
    する保守管理情報と、走行距離情報と、修理工場を検索
    するための所有者又は使用者の自宅電話番号とを前記保
    守管理手段に送信し、前記保守管理手段は、前記受信し
    た情報から自動車の部品交換時期を予測して交換部品名
    と、該交換部品に対応した検査時点の部品消耗度、一年
    後の予測部品消耗度、部品交換限度時期、提案時交換後
    の次回部品交換時期、整備作業料金、作業時間の何れか
    又はすべて、及び前記所有者又は使用者の自宅電話番号
    から検索した自動車の修理工場の紹介情報とを前記自動
    車情報登録手段に送信すると共に、前記検索した修理工
    場に前記所有者又は使用者を紹介した通知を送り、前記
    修理工場から紹介手数料を得ることを特徴とする自動車
    保守管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101807210B1 (ko) 2015-07-27 2017-12-08 주식회사 케이티 차량 소모품 관리 장치 및 방법
JP2018161861A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 横浜ゴム株式会社 パンク修理液の有効期限通知装置及び方法
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