JP2002183258A - 時刻表提示システム及び時刻表提示方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

時刻表提示システム及び時刻表提示方法、並びに記憶媒体

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JP2002183258A
JP2002183258A JP2000375402A JP2000375402A JP2002183258A JP 2002183258 A JP2002183258 A JP 2002183258A JP 2000375402 A JP2000375402 A JP 2000375402A JP 2000375402 A JP2000375402 A JP 2000375402A JP 2002183258 A JP2002183258 A JP 2002183258A
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timetable
time
train
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station
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Naotaka Kato
直孝 加藤
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータのディスプレイ上で電車の時刻
表を管理する。 【解決手段】 列方向に発車時刻に従って列車名を割り
当てるとともに行方向に到着順に従って駅名を割り当て
てなるマトリックスの各セル内に該当する列車の該当す
る駅における到着又は出発時刻を表示した時刻表をディ
スプレイ・スクリーン上に生成し、ユーザ入力に応答し
て表示内容を更新する。例えば、ユーザ入力により乗車
駅が確定すると、当該駅に割り当てられた行全体を下線
表示などして識別する。また、特定の指定時刻に対し
て、それ以前の発車時刻とそれ以後の発車時刻とでセル
のバックグラウンド・カラーを切り替えて識別を容易に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの演
算機能を用いて電車などの時刻表を管理済むシステム及
び方法に係り、特に、コンピュータ・ディスプレイ上に
提示する時刻表提示システム及び時刻表提示方法に関す
る。
【0002】更に詳しくは、本発明は、縦軸方向(ロ
ー)に停車順に駅名が配列されているとともに横軸方向
(カラム)に列車が時系列的に割り当てられたマトリッ
クス状のスプレッドシート上で電車などの時刻表を提示
する時刻表提示システム及び時刻表提示方法に係り、特
に、時間の経過や列車選択などのユーザ入力に応答して
スプレッドシートの表示を動的に管理する時刻表提示シ
ステム及び時刻表提示方法に関する。
【0003】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、デスクトップ
型、タワー型、ノートブック型など各種パーソナル・コ
ンピュータ(PC)が開発され市販されている。
【0004】これらコンピュータ・システムは、総じ
て、定型的な処理や、繰り返し演算を必要とする処理を
得意とし、作成・編集した各種のデータ・ファイルを好
適に保存・管理することができる。例えば、ワープロ、
表計算、通信など所望のアプリケーション・プログラム
をシステム上にインストールして、各ユーザのニーズに
特化させた作業環境すなわちデスクトップを構築するこ
とができる。
【0005】最近では、描画機能の充実とも相俟って、
GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)が
充実してきており、キーボード入力だけでなく、マウス
などの座標入力が許されている。すなわち、ユーザは、
デスクトップ上のアイコンやウィンドウなどの表示オブ
ジェクトをマウス・カーソルで直感的に操作(例えば、
クリックやドラッグ・アンド・ドロップ)することによ
り、所望のコンピュータ処理を指示することができる。
もはやユーザは、難解なコマンド名を覚える必要はな
く、コマンドをキー入力する煩わしさからも解放されて
いる。
【0006】ユーザは、日常業務を支援するようなアプ
リケーションをデスクトップ上に配設することもでき
る。この種のアプリケーションには、例えば、カレンダ
ーや住所録などのPIM(Personal Information Manag
er)ソフト、現在時刻をアナログ若しくはデジタル時計
形式でビットマップ表示するシステム時計、電車の乗換
案内や列車の発着時刻表などが挙げられる。
【0007】コンピュータのデスクトップ画面上で電車
の乗換案内や時刻表など、列車の発着情報を提供するア
プリケーションに関しては、CDなどの記録メディアや
インターネットのWebサイトなどを媒介として、既に
数多の製品が有料又は無料で公開されている。
【0008】電車の乗換案内としては、例えば、ジョル
ダン(JORUDAN)株式会社の「乗換案内」が広く
知られている。この「乗換案内」は、各地域毎の鉄道・
地下鉄の路線マップをデスクトップ画面上に表示すると
ともに、該路線マップ上で出発地と目的地のユーザ入力
を受け付け、該当する乗り継ぎ経路の候補とその料金や
所要時間を演算して、該演算結果としての各経路のデー
タをポップアップ表示することができる。
【0009】「乗換案内」を用いれば、路線に詳しくな
いユーザであっても出発地と目的地を結ぶ最適な経路を
容易に探索することができる。さらに、「乗換案内」の
バージョン3.20以降の製品は、時刻表にも対応して
おり、指定した出発時刻若しくは到着時刻を満足する乗
り継ぎ経路を発着時刻データとともに提示することがで
きる。
【0010】但し、「乗換案内」における発着時刻デー
タの提示は、各乗り継ぎ経路毎に唯1つの候補しか表示
することができない。このためユーザは各乗り継ぎ経路
のダイアログ・ボックスを一望しただけでは、当該経路
の発着・運行状況(例えば、出発駅における列車の発車
頻度や、経路上での列車間の追い越しなど)を把握する
ことはできない。また、時々刻々と現在時刻が進行する
うちに、ダイアログ・ボックスに表示された発着時刻を
経過してしまうと、表示内容そのものが陳腐化して無意
味になる。
【0011】また、列車の発着時刻をデスクトップ画面
上で提供する他のソフトウェア製品の例として、「Di
aClock」(商標)が挙げられる。このDiaCl
ockとは、デスクトップ画面上にアナログ時計を模し
た時計表示ウィンドウを用意するとともに、該アナログ
時計の該当する分目盛近傍に、最寄駅(又はユーザが指
定した駅)における列車の発車時刻アイコンをインジケ
ートするものである。
【0012】時計表示ウィンドウや発車時刻アイコン
は、コンピュータのVGA(Video Graphic Array)以
上の描画機能を用いて描画されるので、特急、急行、各
駅などの種別に応じて発車時刻アイコンの色や絵柄を変
えることができる。また、コンピュータの演算能力を利
用すれば、列車の通過に応答して、該当する発車時刻ア
イコンの表示形態を切り換えたり、ビープ音などのユー
ザ通知を行うことができる。さらに、駅までの所要時刻
を加味して発車時刻アイコンを表示するようにすること
もできる。デスクトップの一部領域にDiaClock
を配設することができる。したがって、ユーザは、文書
編集その他の通常業務を行いながら、時折DiaClo
ckの表示内容を観察することで、列車の発車時刻に間
に合うギリギリの時間まで業務を続行することができ
る。
【0013】なお、DiaClockは、インターネッ
ト経由で有料で提供されている。(http://www2u.biglo
be.ne.jp/~clock/)。
【0014】DiaClockは、アナログ時計形式の
表示画面上に発車時刻アイコンをインジケートするもの
であり、ユーザは一目で発車時刻を把握することができ
る。また、円環状に分目盛が整列したアナログ時計は日
常生活に深く浸透しており、ユーザに違和感なく発車時
刻を通知することができる。
【0015】他方、出版物として広く流布されている時
刻表においては、タイムテーブル形式、すなわち、列車
(カラム)と駅名(ロー)とからなるマトリックスの各
セルに発着時刻を書き込んだスプレッドシート形式のも
のが最も馴染み深く、且つ、コンピュータ・ユーザとい
う範疇を越えて一般人の間で定着している。スプレッド
シート形式の時刻表は、一見して記述が煩雑であるが、
所望の列車や発着時刻を探索する作業は、多くの人が手
馴れており、受け容れられ易い。
【0016】時刻表に関する情報をコンピュータ可読形
式にデジタイズすれば、コンピュータ上ではデータベー
スとして容易に取り扱うことができる。コンピュータ・
スクリーン上で発着時刻情報をタイムテーブル形式で表
示するだけでも、ユーザはある程度以上の満足感を得る
ことができよう。
【0017】しかしながら、データベースから読み出し
た情報をそのまま表示するだけでは、有能なコンピュー
タの演算能力を充分に活用しているとは言い難い。
【0018】また、ユーザにとっては、単なるタイムテ
ーブル表示ではなく、列車の運行表示や列車予約、予約
済み列車記録、予約状況表示、乗り継ぎ時刻の指定な
ど、より細分化され、あるいは特定ユーザのためにカス
タマイズされた時刻表情報の方が、より利便性が高く、
且つ重要でさえある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コン
ピュータの演算能力を活用して、より理解が容易で利便
性の高い形式で列車の発着時刻情報を表示することがで
きる、優れた時刻表提示システム及び時刻表提示方法を
提供することにある。
【0020】本発明の更なる目的は、縦軸方向(ロー)
に停車順に駅名が配列されているとともに横軸方向(カ
ラム)に列車が時系列的に割り当てられたマトリックス
状のスプレッドシート上で電車などの時刻表を提示する
ことができる、優れた時刻表提示システム及び時刻表提
示方法を提供することにある。
【0021】本発明の更なる目的は、縦軸方向(ロー)
に停車順に駅名が配列されているとともに横軸方向(カ
ラム)に列車が時系列的に割り当てられたスプレッドシ
ートの表示を、時間の経過や列車選択などのユーザ入力
に応答して動的に管理することができる、優れた時刻表
提示システム及び時刻表提示方法を提供することにあ
る。
【0022】本発明の更なる目的は、縦軸方向(ロー)
に停車順に駅名が配列されているとともに横軸方向(カ
ラム)に列車が時系列的に割り当てられたスプレッドシ
ートの表示を、列車の運行表示や列車予約、予約済み列
車記録、予約状況表示、乗り継ぎ時刻の指定などのユー
ザ入力に応答して動的に管理することができる、優れた
時刻表提示システム及び時刻表提示方法を提供すること
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、少なくともプロセッサと記憶装置と入力装置とディ
スプレイとを含むコンピュータ・システムのディスプレ
イ・スクリーン上で電車の時刻表を管理する時刻表提示
システム又は時刻表提示方法であって、前記ディスプレ
イ・スクリーンを利用して、第1軸方向に沿って発車時
刻に従って列車名を割り当てるとともに第2軸方向に沿
って到着順に従って駅名を割り当ててなるマトリックス
の各セル内に該当する列車の該当する駅における到着又
は出発時刻を表示した時刻表を生成する手段又はステッ
プと、前記入力装置を介してユーザ指示を受容する入力
手段又はステップと、前記入力手段又はステップを介し
たユーザ指示に応答して、前記時刻表の表示を更新する
手段又はステップと、を具備することを特徴とする時刻
表提示システム又は時刻表提示方法である。
【0024】本発明の第1の側面に係る時刻表提示シス
テム又は時刻表提示方法によれば、第1軸方向(すなわ
ち水平方向)に発車時刻に従って各カラム毎に列車名を
割り当てるとともに、第2軸方向(すなわち垂直方向)
に到着順に従って各ロー毎に駅名を割り当ててなるマト
リックスの各セル内に該当する列車の該当する駅におけ
る到着又は出発時刻を表示した時刻表をディスプレイ・
スクリーン上に生成する。さらに、ユーザ入力に応答し
て、コンピュータの演算能力を利用して、時刻表の表示
形態を動的に変更して、ユーザによる時刻表の読み取り
作業を好適に支援することができる。
【0025】例えば、乗車駅及び/又は降車駅のユーザ
指示に応答して、該当する駅の到着時刻及び/又は発車
時刻の表示に割り当てられた各セルに他のセルと識別す
るためのインジケータを表示することができる。これに
よって、ユーザは乗車駅や降車駅などの注意を要する発
車時刻を、他の駅の発車時刻と錯綜することなく読み取
ることが可能となる。
【0026】また、特定の時刻を指定するユーザ指示を
受容するとともに、該指定された特定の時刻以前の発車
又は到着時刻とそれ以後の発車時刻とで、各セルの表示
形式を変更するようにしてもよい。ここで言う特定の時
刻は、現在時刻に駅のフォームに到達するまでの時間を
加えた時刻、又は将来の任意の時刻などのことである。
このような機能により、ユーザは、ある特定の時刻にお
いて乗車可能な列車を、それ以外の列車と錯綜すること
なく読み取ることが可能となる。
【0027】また、ユーザにより指定された特定の時刻
において乗車可能な列車のうち最も早い発車時刻のセル
を、他のセルとは異なる表示形式で表示するようにして
もよい。このような場合、ユーザは、ディスプレイ上に
表示された時刻表の中から、最も早く出発する乗車可能
列車を容易に発見することができる。
【0028】また、特定の列車並びに特定の時刻を指定
するユーザ指示を受容するとともに、該指定された特定
の列車の該指定された特定の時刻までの待ち時間を計算
して、前記マトリックス上の特定のセルを利用して該待
ち時間を表示するようにしてもよい。ユーザは、表示さ
れた待ち時間を基に、時間的な余裕を把握することがで
きる。
【0029】また、特定の列車を選択するユーザ指示を
受容するととにも、該選択された特定の列車の各駅にお
ける発車時刻又は到着時刻を各駅名の表示セルの近傍に
表示するようにして、特定の列車の発車スケジュールを
駅名との対比により見易くすることができる。さらに、
該選択された特定の列車の各駅における発車時刻又は到
着時刻を各駅名を表示したセルの近傍に表示すること
で、各駅毎の時間的な余裕を把握し易くすることができ
る。
【0030】また、特定の列車を選択するユーザ指示を
受容するとともに、該選択された列車より先に発車又は
到着する列車のセルと、該選択された列車より後に発車
又は到着する列車のセルとで表示形式を変更するように
してもよい。この場合、選択された列車が他の列車を追
い越したり、あるいは逆に負け越されたりすることを視
覚的に表現することができるので、ユーザは、ディスプ
レイ上に表示された時刻表を基に、選択した列車が各停
車駅で乗り換え可能な列車を容易に判断することができ
る。
【0031】また、時刻表提示システム又は時刻表提示
方法は、さらに現在時刻を計時する手段又はステップを
備えていてもよい。このような場合、現在時刻の変化と
ともに前記時刻表の表示を更新することができる。すな
わち、印刷物としての時刻表は本来静的な形式でしか時
刻情報を提示することができないが、本発明に従って、
コンピュータ上で時刻表を管理し表示処理することによ
り、システム・クロックを用いて実時間の経過に応じて
動的に時刻表を管理し表示処理することができる。
【0032】また、前記入力手段は、日付のユーザ指示
を受容するようにしてもよい。また、前記の時刻表の表
示を更新する手段は、運転日注意列車を該指定された日
付の運転日にのみ表示することと、指定された日付にか
かわらず運転日注意列車を表示することができる。この
ような場合、季節列車のように運転日が限定された運転
日注意列車を、特定の運転日にのみ表示するだけではな
く、運転日以外に日付にも運転日とともに表示すること
により、ユーザは旅行の日程などを列車の運転日に合わ
せたりする作業が容易になる。
【0033】また、前記入力手段は乗車駅を指定するユ
ーザ指示を受容し、前記の時刻表の表示を更新する手段
は、該指定された乗車駅における各列車の発車時刻又は
到着時刻に従って、前記第1軸方向に沿って時系列的に
割り当てられた各列車のカラムを再整列するようにして
もよい。
【0034】例えば、東海道山陽新幹線という路線を考
えた場合、初期状態では、東京始発を発車時刻の基準に
して時系列的に、各列車名に対してカラムが割り当てら
れている。ここで、新横浜発など、東京以外の始発駅の
列車に関しては、既に東京始発で発車時刻順にカラムが
割り当てられた時刻表において、当該新横浜の始発時刻
を挟み込む列車のカラムの間に挿入する。そして、この
ような途中駅始発列車のカラムを挿入する処理を始発駅
から始めて終着駅到達するまで繰り返して行うことで、
初期状態における特定路線における初期状態の時刻表が
完成する。
【0035】次いで、時刻表を初期状態にリセットした
後、指定した駅において、空白や通過表示になっている
列車のカラムを変更しないで、左から順に比較する列車
を選択して、選択された列車の時刻とその列車よりも左
側にある列車を左から順に比較し、選ばれた列車より後
に発車する列車があれば、列車の左にこの選択された列
車のカラムを移動する。
【0036】このように、時刻表の表示を、ユーザが指
定した乗車駅を基準にして列車名を再整列させることに
より、ユーザは、特定の乗車駅を基準にして各列車の発
着時刻の前後関係を容易に把握することができるととも
に、乗車駅以降の各列車間の追い越しや負け越しなどの
関係を容易に把握することができる。
【0037】また、前記入力手段は曜日と時間帯に対す
る駅名を指定するユーザ指示を受容するとともに、前記
の時刻表の表示を更新する手段は、現在時刻あるいは現
在時刻から所定時間経過後における乗車可能列車を表示
するようにしてもよい。例えば、朝は八王子駅を乗車駅
とし新宿駅を降車駅に自動選択するとともに、夕方は新
宿駅を乗車駅とし八王寺駅を降車駅に自動選択するよう
に時刻表表示を自動切換えすることができる。
【0038】また、前記入力手段は、前記ディスプレイ
・スクリーン上に生成された時刻表内で選択されたセル
に該当する発車時刻又は到着時刻を指定時刻として受容
するようにしてもよい。ユーザが時刻表を参照する多く
の場合、乗り継ぐ列車の前の列車の着駅時刻が乗り継ぎ
列車の乗車駅の指定時刻となるので、かかる機能は極め
て利便性が高い。
【0039】また、時刻表提示システム又は時刻表提示
方法は、さらに現在時刻を計時する手段又はステップを
備えていてもよい。また、前記の時刻表の表示を更新す
る手段は、各列車に割り当てられたカラム上で現在位置
に相当するセル(又は現在位置に近いセル)をハイライ
ト表示するなど、その他のセルの表示形式と異ならせる
ようにしてもよい。したがって、ディスプレイ・スクリ
ーン上の時刻表示をベースにして、各列車の運行状況を
表示することができる。ユーザは、一目で各列車の運行
状況を視覚的に把握することができる。
【0040】なお、運行状況表示処理は、単にデータベ
ース化された各列車の発車/到着時刻情報を基に、スタ
ンドアロン環境下で計算処理するだけでなく、例えばネ
ットワーク経由で外部システムから入力された実データ
に基づいて行ってもよい。
【0041】また、本発明の第2の側面は、少なくとも
プロセッサと記憶装置と入力装置とディスプレイとを含
むコンピュータ・システムのディスプレイ・スクリーン
上で電車の時刻表を管理する時刻表提示処理をコンピュ
ータ・システム上で実行するように記述されたコンピュ
ータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に
格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフト
ウェアは、前記ディスプレイ・スクリーンを利用して、
第1軸方向に沿って発車時刻に従って列車名を割り当て
るとともに第2軸方向に沿って到着順に従って駅名を割
り当ててなるマトリックスの各セル内に該当する列車の
該当する駅における到着又は出発時刻を表示した時刻表
を生成するステップと、前記入力装置を介してユーザ指
示を受容する入力ステップと、前記入力ステップを介し
たユーザ指示に応答して、前記時刻表の表示を更新する
ステップと、を具備することを特徴とする記憶媒体であ
る。
【0042】本発明の第2の側面に係るコンピュータ可
読記憶媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実
行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピ
ュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式で提供
する媒体である。このような媒体は、例えば、CD(Co
mpact Disc)やFD(Floppy (登録商標)Di
sc)、MO(Magneto-Optical disc)などの着脱自在
で可搬性の記憶媒体である。あるいは、ネットワーク
(ネットワークは無線、有線の区別を問わない)などの
伝送媒体などを経由してコンピュータ・ソフトウェアを
特定のコンピュータ・システムに提供することも技術的
に可能である。
【0043】このようなプログラム記憶媒体は、コンピ
ュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウェ
アの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウェ
アと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義
したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係
る記憶媒体を介して所定のコンピュータ・ソフトウェア
をコンピュータ・システムにインストールすることによ
って、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮
され、本発明の第1の側面に係る時刻表提示システム又
は時刻表提示方法と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0044】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0046】A.システム構成 図1には、本発明を実現するのに適した典型的なパーソ
ナル・コンピュータ(PC)100のハードウェア構成
を模式的に示している。本発明を実現するコンピュータ
・システム100の一例は、米IBM社のPC/AT
(Personal Computer/Advanced Technology)互換機又
はその後継機であり、OADG(PC Open Architecture
Developer's Group)仕様に準拠する。また、オペレー
ティング・システム(OS)として、例えば米マイクロ
ソフト社の"Windows95/98/ME/NT"を
搭載する。以下、システム100の各部について説明す
る。
【0047】メイン・コントローラであるCPU(Cent
ral Processing Unit)11は、OSの制御下で、各種
プログラム・コードを実行するようになっている。CP
U11は、例えば米インテル社製のCPUチップ"Pe
ntium II/III/IV"でよい。
【0048】図示のシステム100は、CPU11の外
部ピンに直結したプロセッサ・バス12と、比較的高速
なデータ転送を実現するPCI(Peripheral Component
Interconnect)バス14と、比較的低速なデータ転送
を行うISA(Industry Standard Architecture)バス
30という3階層のバス・アーキテクチャで構成され、
各階層のバス間は、それぞれブリッジ回路13及び25
で相互接続されている。
【0049】プロセッサ・バス12とPCIバス14と
を連絡するブリッジ回路(ホスト−PCIブリッジ)1
3は、両バス12,14間の速度差を吸収するデータ・
バッファの他に、メイン・メモリ15へのアクセス動作
を制御するメモリ・コントローラや、グラフィック・コ
ントローラ19を接続するAGP(Accelerated Graphi
c Port)を含んだ構成となっている。
【0050】メイン・メモリ15は、書き込み可能なメ
モリであり、メモリ・バス16経由でブリッジ回路13
(メモリ・コントローラ)と連絡している。メイン・メ
モリ15は、BIOS(基本入出力システム)、デバイ
ス・ドライバ、OS、アプリケーション・プログラムな
ど、CPU11が実行するプログラム・コードをロード
したり、これらプログラム・コード実行中の作業データ
を一時的に保持するために利用される。メイン・メモリ
15は、通常、複数個のDRAM(ダイナミックRA
M。例えばシンクロナスDRAMなど)チップで構成さ
れる。
【0051】システム100は、メイン・メモリ15の
他に、キャッシュ・メモリ(L2−キャッシュ)17や
ROM18などのメモリ装置を装備している。
【0052】キャッシュ・メモリ17は、CPU11が
メイン・メモリ15にアクセスする時間を吸収するため
の高速動作メモリである。例えば、CPU11が頻繁に
アクセスするごく限られたコードやデータがキャッシュ
・メモリ17上に一時的に格納される。キャッシュ・メ
モリ17は、一般にはSRAM(スタティックRAM)
チップで構成される。
【0053】また、ROM(Read Only Memory)18
は、所定のコード(マイクロコード)やデータを恒久的
に記憶するための不揮発性メモリである。ROM18に
は、例えば、システム始動時にプログラムをメモリ・ロ
ードするためのIPL(Initial Program Loader)や、
パワー・オン時に実行するテスト・プログラム(POS
T)、キーボードなどのI/Oデバイスのハードウェア
操作を制御するためのコード群(BIOS)などが格納
されている。なお、ROM18が消去再書き込み可能な
タイプ(例えばEEPROM(Electrically Erasable
and ProgrammableROM))であれば、製品出荷後にBI
OS等のコードをアップデートすることができる。
【0054】AGPは、3Dグラフィックスの高速描画
を主目的として米インテル社が中心となって策定された
インターフェース仕様である。AGPバス12は、PC
Iバスの4倍のデータ転送能力を持ち、グラフィックス
・コントローラ19を接続している。
【0055】グラフィックス・コントローラ20は、C
PU11が発行する描画命令を実際に処理するための専
用コントローラであり、SVGA(Super Video Graphi
c Array)又はXGA(eXtended Graphic Array)相当
の解像度を有するとともに、いわゆる「グラフィック・
アクセレレータ」機能をサポートする。また、グラフィ
ックス・コントローラ20は、AGPバス12を介する
ことで、フレーム・バッファに高速アクセスして、表示
装置21上に描画内容を画面出力することができる。表
示装置21は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)デ
ィスプレイや、液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal
Display:LCD)などである。
【0056】PCIバス14は、PnP(プラグ・アン
ド・プレイ)機能をサポートした高速バスであり、バス
幅32/64ビット、最大動さ周波数33/66MH
z、最大データ転送速度132/264MBpsを有
し、ネットワーク・インターフェース・カード(NI
C)22、SCSI(Small Computer System Interfac
e)コントローラ23、その他のPCIデバイス24が
接続されている。PCIアーキテクチャは、米インテル
社の提唱に端を発する。
【0057】NIC22は、Ethernet(登録商
標)などの所定の通信プロトコルに従って、システム1
00をLAN(Local Area Network)などのネットワー
クに接続することができる。NICは、一般に、LAN
アダプタ・カードの形態で提供され、マザーボード上の
PCIバス・スロットの装着して用いられる。
【0058】LAN上には、複数のホスト(コンピュー
タ)がトランスペアレントに接続され、分散コンピュー
ティング環境が構築されている。また、ホストの一部は
ルータとして稼動し、さらに他のLANやインターネッ
トなどの外部ネットワークに接続されている。インター
ネット上では、ソフトウェア・プログラムやデータ・コ
ンテンツなどのディストリビューションが行われる(周
知)。
【0059】SCSIコントローラ23は、SCSIイ
ンターフェースを有するSCSIデバイス23A,23
B…を最大7台までデイジーチェーン接続し、各SCS
Iデバイスに対してSCSIコマンドを発行するイニシ
エータとして動作する。SCSIコントローラは、一般
に、「アダプタ・カード」の形態で提供され、マザーボ
ード上のPCIバス・スロットに装着して用いられる。
【0060】SCSIデバイスには、MO(Magneto-Op
tical disc)ドライブやハード・ディスク、CD−Rド
ライブなどの外部記憶装置やスキャナなどがある。な
お、SCSIインターフェースの仕様はANSI(Amer
ican National Standards Institute:米国規格協会)
によって規格化されている。
【0061】PCIバス14とISAバス30とは、ブ
リッジ回路(PCI−ISAブリッジ)25によって相
互接続されている。本実施例のブリッジ回路25は、D
MAコントローラや、プログラマブル割り込みコントロ
ーラ(PIC)、プログラマブル・インターバル・タイ
マ(PIT)、RTC(リアル・タイム・クロック)/
CMOSなどを含んだ構成となっている。
【0062】DMAコントローラは、I/Oデバイス
(例えばFDDなど)とメイン・メモリ15間のデータ
転送をCPU11の介在なしに実行するための専用コン
トローラである。
【0063】PICは、I/Oデバイスからの割り込み
要求(IRQ)を処理してCPU11に通知するように
なっている。割り込みの通知を受けたCPU11は、実
行中のタスクを処理して所定の処理プログラム(割り込
みハンドラ)を実行するようになっている。
【0064】PITは、タイマ信号(通常は矩形波)を
所定周期で発生させるための装置であり、その発生周期
はプログラマブルである。
【0065】RTC/CMOSのRTC部分は、現在時
刻を計時してシステム100に提供する。また、CMO
Sメモリ部分は、システム100におけるシステム構成
情報(BIOSの設定値など)や、パワーオン・パスワ
ード(若しくはログイン・パスワード)、その他のシス
テム100のセーフティやセキュリティに不可欠な情報
を保管するために使用される。RTC/CMOSは、リ
ザーブ・バッテリ(コイン・バッテリなど)でバックア
ップされており、システム100がパワー・オフ期間中
も計時内容や記憶内容を失わないようになっている。
【0066】また、本実施例に係るブリッジ回路25
は、さらに、IDE(Integrated Drive Electronics)
に準拠した外部記憶装置を接続するためのIDEインタ
ーフェースも備えている。このIDEインターフェース
のマスター側にはIDEハード・ディスク・ドライブ
(HDD)26が接続され、スレーブ側にはCD−RO
Mドライブ27がATAPI(AT Attachment Packet I
nterface)接続されている。
【0067】HDD26は、記憶担体としての磁気ディ
スクを固定的に搭載した外部記憶装置であり(周知)、
記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記憶装置
よりも優れている。ソフトウェア・プログラムを実行可
能な状態でHDD26上に置くことをプログラムの「イ
ンストール」と呼ぶ。
【0068】CD−ROMドライブ27は、可搬型記憶
媒体としてのCD−ROMを交換可能に装填してデータ
を読み取るタイプの外部記憶装置である。CD−ROM
は、例えばソフトウェア・プログラム(インストール・
プログラムなど)やデータ・コンテンツなどのコンピュ
ータ・データをコンピュータ間で移動したりディストリ
ビューションを行うために利用される。
【0069】また、本実施例に係るブリッジ回路25
は、汎用バスであるUSB(Universal Serial Bus)バ
スを接続するためのUSBコントローラを内蔵するとと
もに、少なくとも1基のUSBポートを備えている。U
SBは、電源投入中にUSBデバイスを抜き差しする
「ホット・プラギング」機能や、追加・削除されたUS
Bデバイスを自動認識してシステム構成情報を再設定す
るPnP機能をサポートしている。1基のUSBポート
には、最大63個のUSBデバイス28A,28B…を
デイジーチェーン接続することができる。USBデバイ
スの例は、ユーザ入力装置としてのキーボードやマウ
ス、外部記憶装置としてのフロッピー(登録商標)・デ
ィスク・ドライブ(FDD)などである。
【0070】ISAバス30は、PCIバス14に比し
データ転送速度が低いバスであり、バス幅16ビット、
最大データ転送速度4MBpsを有する。したがって、
ISAバス30上には、DSP(Digital Signal Proce
ssor)/モデム31や、シリアル入出力(SIO)コン
トローラ32、パラレル入出力(PIO)コントローラ
33などの、比較的低速動作をする装置が接続されてい
る。
【0071】DSP/モデム31は、デジタル信号を処
理する専用コントローラであり、オーディオ信号の入出
力や、デジタル・データの変復調を行うことができる。
例えば、モデムとして動作することにより、アナログ一
般電話回線(PSTN)を通信媒体としたデータ交換が
可能となる。例えば、一般電話回線経由でインターネッ
ト・サービス・プロバイダ(ISP)にダイアルアップ
することでインターネットに接続される。
【0072】SIOコントローラ32は、マウスやスキ
ャナなどの外部機器との間でシリアル・データを交換す
るための周辺コントローラであり、RS−232Cイン
ターフェースを有する。また、PIOコントローラ33
は、プリンタなどの外部機器との間でパラレル・データ
を交換するための周辺コントローラであり、IEEE1
284インターフェースを有する。
【0073】パーソナル・コンピュータ100の典型的
なユーザは、キーボード又はマウスを介してシステムを
操作して、ワープロ、表計算、通信などのような各種ア
プリケーション・プログラムを実行し、ディスプレイ・
スクリーン(すなわちデスクトップ)上で自らの業務遂
行に役立てることができる。(ユーザは、所望のアプリ
ケーションをCD−ROM又はFDなどの可搬型メディ
アからHDD26に移動して所定の設定処理を行うこと
によって、これらをシステムにインストールすることが
できる。本発明はインストールされたアプリケーション
・プログラムという形態で体現される、という点に充分
留意されたい。)
【0074】なお、コンピュータ・システム100を構
成するためには、図1に示した以外にも多くの電気回路
等が必要である。但し、これらは当業者には周知であ
り、また、本発明の要旨を構成するものではないので、
本明細書中では省略している。また、図面の錯綜を回避
するため、図中の各ハードウェア・ブロック間の接続も
一部しか図示していない点を了承されたい。
【0075】B.ソフトウェア実行環境 図2には、コンピュータ・システム100上で提供され
るソフトウェア実行環境の構成を模式的に示している。
【0076】ハードウェア制御層:最下層であるハード
ウェア制御層は、上位のソフトウェア(オペレーティン
グ・システムやアプリケーションなど)に対して、各ハ
ードウエアの物理的な相違(メーカやバージョンによる
相違など)を見えなくするためのソフトウェア層であ
る。例えば、ハードウェア制御層のあるモジュールは、
上位ソフトウェアが発する一般的な形式のコマンドを、
ハードウェアの駆動に適した固有の形式に変換するよう
になっている。ハードウェア制御層は、ROM18中に
格納されたBIOS(基本入出力システム)という形態
で、マザー・ボードに添付されている場合もある。ある
いは、ハードウェア制御層は、デバイス・ドライバ(例
えばマウス・ドライバやプリンタ・ドライバ、CD−R
OMドライバなど)や、HAL(Hardware A
bstraction Layer)という形態で、シ
ステムにインストールされることもある。
【0077】オペレーティング・システム(OS):
ペレーティング・システム(OS)は、システムのハー
ドウェア及びソフトウェアを総合的に管理するための基
本ソフトウェアであり、先述の″OS/2(登録商
標)″や″Windows9598/2000(M
E)″の他、″UNIX(登録商標)″などがこれに該
当する。本発明に係る時刻表示を好適に実現するために
は、オペレーティング・システムはマルチタスク環境を
備えていることが好ましい。オペレーティング・システ
ムは、一般には、カーネル(Kernel)領域とユー
ザ領域とで構成される。
【0078】カーネル領域とは、システム100全体の
動作を監視して、アプリケーションなどの各種プログラ
ムの実行を支援するための各基本機能が集まった部分で
ある。カーネル領域のコア部分には、HDD26などの
補助記憶装置へのファイルの記録等を管理するための
「ファイル・マネージャ」、タスク実行の順序や優先度
を管理するための「スケジューラ」、メモリ領域の割り
当てを行うための「メモリ・マネージャ」、I/Oアド
レスやDMAレベルなどのシステム・リソースを管理す
るための「リソース・マネージャ」などが含まれてい
る。
【0079】一方、ユーザ領城とは、主に、ユーザが選
択したアプリケーションを支援するための機能ルーチン
部分からなり、具体的には、「ユーザ・インターフェー
ス」や「ウィンドウ・システム」が含まれている。この
うち、「ユーザ・インターフェース」(′shell′
ともいう)は、ユーザからの指令を解釈してカーネルの
コア部分に伝えるとともに、コア部分からの応答をユー
ザに伝える機能を有している。また、ディスプレイ22
上のウィンドウ表示を実行する「ウィンドウ・システ
ム」(例えばUNIXの"X Window"やOS/2
の"Presentation Manager")や、
複数のソフトウェアで共通の処理を行うための関数やデ
ータの集まりであるライブラリ(「シェアド・ライブラ
リ」又は「ダイナミック・リンク・ライブラリ(DL
L)」ともいう)も、ユーザ領域に含まれる。なお、ユ
ーザ・インターフェースとしては、ビットマップ形式で
表示を行い、マウスによるアイコンのクリック/ドラッ
グ・アンド・ドロップ操作機能をサポートしたGUI
(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)が、現在
定着してきている。
【0080】アプリケーション:最上位層のアプリケー
ション・プログラムは、システム100を実務的な目的
のために使うプログラムのことであり、例えばワープロ
・ソフト、データベース・ソフト、表計算ソフト、通信
ソフトなどがこれに該当する。また、ユーザの使い勝手
を向上させるためのユーティリティ・プログラム(「ツ
ール」ともいう)も、アプリケーションの一種である。
また、本発明の実施に供されるスプレッド時刻表も、ア
プリケーション・プログラムによって実装することがで
きる。
【0081】通常、ユーザは、自身が必要とするソフト
ウェア・プログラム(OSやデバイス・ドライバ、アプ
リケーションなど)を、FDやCD−ROMなどの記憶
媒体に格納した形態で入手する。そして、これら記憶媒
体上の所望のソフトウエア・プログラムをHDD26の
ディスク上にコピーする(すなわちシステムに「インス
トール」する)ことにより、システムにとって使用が準
備された状態となる(前述)。また、最近では、ネット
ワーク接続された外部コンピュータ・システム(例えば
Webサーバ)からダウンロードすることによって、所
望のプログラムをシステムにインストールすることも増
えてきている。
【0082】C. スプレッド時刻表アプリケーション 前項まで、本発明を具現化するコンピュータ・システム
100のハードウェア構成、並びに該システム100上
で提供されるソフトウェア実行環境について説明してき
た。本項では、かかるシステム環境で動作可能な「スプ
レッド時刻表」(仮称)アプリケーションの処理手順を説
明することにする。なお、「スプレッド時刻表」アプリ
ケーションは、例えば、該アプリケーション・プログラ
ムをコンピュータ可読形式で物理的に格納したCDやF
Dなどの記憶媒体をCD−ROMドライブ26又はFD
D31などの記憶装置に装着して、ハード・ディスク2
6上にコピーしさらに所定の設定動作を行うことによっ
て、システム100にインストールされる。あるいは、
該アプリケーション・プログラムを格納した他のコンピ
ュータ・システム(例えばWebサーバ)からネットワ
ーク(例えばインターネット)経由でダウンロードする
ことによって、システム100にインストールされる。
かかるインストール済みのプログラムは、メモリ14上
に一時的にロードされ、CPU11により実行される。
【0083】C−1.スプレッド時刻表の画面構成 図3には、本発明の1つの実装形態としての「スプレッ
ド時刻表」アプリケーションの入力ボタンとそれに伴う
表示出力の概略ルーチンをフローチャート形式で示して
いる。「スプレッド時刻表」は、例えば”Window
s2000(ME)”、又は、”UNIX”などのオペ
レーティング・システム(OS)によって提供されてい
るデスクトップの画面上にアイコンとして存在している
(図示しない)。ユーザは、例えばこのアイコンの選択
動作(すなわちマウスのダブルクリックの操作)を敢行
することによって、「スプレッド時刻表」を起動するこ
とができる。以下で説明する本発明の実施形態において
は、米マイクロソフト社の"Excel"やロータス社
の"Lotus1−2−3"などに代表されるスプレッド
シートの機能を活用して実現した例を示す。但し、本発
明に係る「スプレッド時刻表」の機能は、スプレッドシ
ートの機能を活用せず、OS上に直接記述されたプログ
ラム・コードとして実現することも、勿論可能である。
【0084】また、図4には、「スプレッド時刻表」起
動時に、ディスプレイ20上に表示される初期ウィンド
ウ内のスプレッドシートを示している。同図では、起動
時に東海道新幹線下りの時刻表が選択されたものを表示
している。本明細書において、図4は米マイクロソフト
社のExcelなどのスプレッドシート・プログラムに
おいて提供されるウィンドウ内に表示される。画面上で
の表示領域は、そのスプレッドシートなどのプログラム
によってコントロールされる。すなわち、画面のスクロ
ールなどの操作はスプレッド・シートなどのプログラム
がコントロールする。またプログラムの終了も当該スプ
レッドシート・プログラムによってなされる。
【0085】以後の説明は、このウィンドウ内の表(ス
プレッドシート)に対するマクロプログラム動作に関す
るものである。例えば、マクロプログラムは米マイクロ
ソフト社のexcelの場合では、"Visual Basic for
Application"といったプログラム言語を用いて記述する
ことができる。
【0086】OS(オペレーティング・システム)と、
スプレッドシート・プログラムと、スプレッドシートの
ためのマクロプログラムと、ユーザー・プログラムの階
層的構成を図5に模式的に示している。スプレッドシー
ト用のプログラムを使用せずに本発明を実現するときに
は、図4に示されるウィンドウ・フレームの外側にスク
ロールバーや、タスクバー、最大化・最小化ボタンとい
った別のウィンドウ群(図示しない)などのスプレッド
シート・プログラムが提供する機能も「スプレッド時刻
表」プログラム自身あるいはOS上に用意する必要があ
る。但し、かかる事柄は当業者には自明であるので、こ
こではこれ以上説明しない。
【0087】本実施形態は、デスクトップ画面上のフォ
ルダ内において、東海道新幹線のスプレッドシート・フ
ァイル(Excel形式ファイル)をダブルクリックす
ることにより、スプレッドシート・プログラム(Exc
elなど)が起動して、例えば東海道新幹線の時刻表を
提示するスプレッドシートのタイムテーブル部分が表示
されている状態を想定している。
【0088】スプレッド時刻表は、図4に示すように、
ローとカラムとからなるスプレッドシートのテーブル形
式で構成されている。以後「スプレッド時刻表」とはこ
のスプレッドシートのテーブル並びにそれに付随した機
能を指すものとする。また、テーブル内の各セルを表現
する方法として、何行何列目あるいは何行何列という表
現をとる(周知)。
【0089】図4中において、3行目以下5列目以降
は、一般に広く採用されている列車時刻表に類似した配
列表示をしている。5列目以降3行目に「こ」、
「ひ」、「の」とあるのは、それぞれ「こだま」、「ひ
かり」、「のぞみ」などの列車名の略である。また、5
列目以降4行目にある411号等の番号は、「こだ
ま」、「ひかり」、「のぞみ」などに続けて付されてい
る列車名である。また、5列目以降5行目6行目に始発
駅名と行き先駅名を表示している。また、5列目7行目
以降は、それぞれの駅における列車の発車時刻を表示し
ている。5列目以降1行目には、このスプレッドシート
上での列車の識別子番号が示されている。また、7行目
以降は矢印キーや、Page Up/Down key、あるいはスプレ
ッドシートのスクロール・バー(図示しない)をマウス
でコントロールすることにより上下にスクロールし、ウ
ィンドウ画面に表示されていない駅の部分を表示するこ
とができる。
【0090】なお、図4には示していが、一般に、スプ
レッドシートにはシートをスクロールするスクロール・
バーが存在する。本実施形態では、このシート内の実現
例を示しており、スクロール・バーなどのスプレッドシ
ートによる制御部分に関しては当業者には周知なので記
述しない。また、本実施形態では、スプレッドシート・
プログラムの画面分割機能により列車名や駅名は必要な
方向にのみスクロールするものとする。同様に5列目以
降も左右に矢印キーやマウスの操作によりスクロールす
ることができ、表示されていない列車を表示することが
できるものとする。すなわち6行目の下線の部分と4列
目の右側の線を境として、それぞれ下の部分、右の部分
が独立してスクロールする。(左上の4×6のセル以外
の部分はスクロールし、時刻表の上下左右で表示できて
いない部分を見ることができる。)
【0091】3列目の1行目から3行目にかけて存在す
る実行ボタン以外は、スプレッドシートのセルの中にボ
タンも配置されている。1行1列目に表示される「非自
動更新」とあるのは、該スプレッドシートの表示が時間
とともに更新されないことを示す。これに対し、「自動
更新」と表示のあるときには、該スプレッドシートの表
示が時間と伴に更新されていく。但し、「自動更新」に
関する詳細は後述に譲る。
【0092】2行1列目の「乗車駅」ボタンは、乗車駅
を決定するためのボタンであり、3列目あるいは4列目
の7行目以下にあるそれぞれ駅名番号セルあるいは駅名
セルをマウスで選択した後(すなわちマウスのクリック
の操作によりセルを選択しアクティブ(セルが太線の実
線で囲まれる)にした後)、該「乗車駅」ボタンをクリ
ックすると、乗車駅が設定され2行2列目に選ばれた駅
名が表示される。但し、時刻表の内容が発車時刻なので
駅名の最後に「発」の表示が入っている。また、2行3
列目には、この乗車駅ボタンにより選ばれた駅番号が表
示されている(図4に示す例では、小郡駅は駅番号30
になっている)。
【0093】3行1列目の「降車駅」ボタンも、「乗車
駅」ボタンと同様に、降車駅を選ぶときに使用する。ま
た、3行2列目には、この降車駅により選ばれた駅名が
表示されている。但し、同図の表示された博多に関して
は、下りの終点であり着時刻が列車時刻に表示されてい
るので、駅名の最後が「着」表示となっている。また、
3行3列目には選ばれた駅番号が表示されている。(図
4に示す例では、博多の駅番号は34になっている。)
【0094】2行4列目の「列車選択」ボタンは、列車
を選択するボタンであり、5列目以降のどこかの列のを
マウスで選択する(すなわちマウスのクリックの操作に
より特定のセルをアクティブにする)ことにより列車を
選択する。これに続いてさらに列車選択ボタンを押す
(すなわちマウスでクリックする)ことにより外列車の
選択状態が確定される。この選択操作により、3行4列
目、4行4列目には、それぞれ選ばれた列車名、及びそ
の号数が表示される。例えば、ひかり215号の列のい
ずれかのセルを選んだ後に、列車選択ボタンを押すと、
ひかり215号が選択され、1行4列目、3行4列目、
4行4列目にそれぞれ「110」「こ」、「215号」
と選択されたことを表示する。図4に示す例では、スプ
レッドシートの表示域外の列車である、「127」
「こ」「453号」が選ばれている。
【0095】2列目の5行目6行目には指定日時(図4
に示す例では3月27日、9:47)が、3列目の5行
目6行目には現在日時(図4に示す例では1月29日、
21:39)が、それぞれ表示されている。指定日時の
指定方法などについては後述する。
【0096】また、5行1列目と6行1列目には実際に
検索に使用される日時が表示されている。図4に示す例
では、4行1列目(「指定=>」)の表示により、実際
の検索時刻は右隣のセルと同じ「指定時刻」が使用され
ていることが理解できるであろう。
【0097】また、2列目7行目以下には、選択された
列車(3列3−4行目に表示)の各駅の発車時刻を示し
ている。また、1列目7行目以下には、選択された列車
(3列3−4行目)がそれぞれの駅に着くまでの検索時
刻からの時間を示している。図4に示す例では、4行1
列目の表示から検索時刻は指定時刻であることが分かる
ので、例えば「こだま453号」は9:47の1時間5
0分後に三島を発車することが分かる。
【0098】また、1行目2列3列目の「何分先=>」
等の表示は、現在時刻に対し何分先を検索時刻に設定し
たかを表示している。但し、この時間は検索時刻を「ユ
ーザー指定日時時刻」に設定した時は無効な値である。
(「ユーザー指定日時時刻」設定は後述する。)
【0099】また、2行目5列目以降(2行目6列、7
列、...)では各列車が検索時刻から乗車駅あるいは降
車駅に表示されている時間(発車時刻)までの時間を表
示している。図4に示す例では、乗車駅にフォーカスが
当っており、乗車駅の発車時刻にたいする時間となって
いる。但し、フォーカスを決める方法については後述す
る。ここでは、「こだま627号」が小郡駅を発車する
までに、9時47分から6時間55分あることを示して
いる。
【0100】東京を乗車駅に名古屋を降車駅に設定する
には、図2-1の状態で7行4列目の「東京発」のセル
をクリックし(「東京発」のせるをアクティブにし)、
そして乗車駅ボタンを押す。次に、18行4列目の名古
屋発のセルをクリックし降車駅ボタンを押すと着駅の選
択ができ、表示は図2-2のように更新される。これら
の操作により2列目及び3列目の2行目3行目からもわ
かるように、発車駅と降車駅に「東京発」と「名古屋
発」が選択され、発車駅(東京発)の行の下部には太線
の一点破線が、降車駅(名古屋発)の行の下部には太線
が引かれている。(実際には下線に色を使用することに
より明確に選択された駅がわかるようにするが、本明細
書では太線によりそれらを表現した。)図2-2におい
ては、4行1列目からわかるように指定時刻が選択され
ている。またこの図2-2からは明示的にはわからない
が、乗車駅にフォーカスはあたっている。図2-2では
指定時刻として3月27日9時47分が指定されてい
る。2行目6列から12列目の「−」は各列車の東京発
の時刻が指定時刻以前であることをしめしており、二行
目13、14列目は、のぞみ9号が指定時刻から5分
後、のぞみ47号が指定時刻から13分後に東京発の時
刻となっていることを示す。
【0101】図4に示す状態で東京を乗車駅に名古屋を
降車駅に設定するには、7行4列目の「東京発」のセル
をクリックし(すなわち「東京発」のセルをアクティブ
にし)、次いで乗車駅ボタンを押す。続いて、18行4
列目の名古屋発のセルをクリックしてから降車駅ボタン
を押すと着駅を選択することができる。この結果、スプ
レッドシートの表示は、図6のように更新される。これ
らの操作に応答して、図62列目及び3列目の2行目3
行目からも分かるように、発車駅と降車駅に「東京発」
と「名古屋発」が選択され、発車駅(東京発)の行の下
部には太線の一点破線が、降車駅(名古屋発)の行の下
部には太線が引かれている。実際のコンピュータ・ディ
スプレイ表示では、下線に色を使用することによって、
より明確に選択された駅が分かるようにすることが可能
であるが、本明細書の添付図面上では太線によりそれら
を表現した。
【0102】図6においては、4行1列目から分かるよ
うに、指定時刻が選択されている。また、この図6の表
示だけでは明示的には分からないが、乗車駅にフォーカ
スが当っている。図6に示す例では、指定時刻として3
月27日9時47分が指定されている。また、2行目6
列から12列目の「−」は各列車の東京発の時刻が指定
時刻以前であることを示しており、2行目13、14列
目は、のぞみ9号が指定時刻から5分後、のぞみ47号
が指定時刻から13分後に東京発の時刻となっているこ
とを示している。
【0103】乗車駅と降車駅をそれぞれ選択した後、ユ
ーザがスプレッド時刻表の特定の機能を実行するには、
実行ボタンを経由したメニュ・フォームから行うように
なっている。図6に示した状態のスプレッド時刻表上に
おいて、さらに実行ボタンを押すと、ディスプレイ20
上には、図7に示すような選択フォーム(UserForm1)
が、図6とは別に追加表示(若しくはポップアップ表
示)される。この追加表示されたフォーム上に必要な情
報を入力して特定の機能ボタンを押すことにより、元の
スプレッド時刻表上にはユーザが必要とする情報が表示
されるようになる。
【0104】図7に示す選択フォームUserForm1は、
「乗車可能列車時刻表示」、「他列車と発車時刻比較表
示」、「他列車と比較表示 自動更新」、「乗車可能列
車表示自動更新」、「時刻連動表示」、「運行状況表
示」、「取り消し」という合計7つの機能選択実行ボタ
ンと、「初期フォーカス」並びに「検索時刻」という2
つの選択ボタンと、ユーザー指定日付と時間と現在時刻
から何分先を検索するかの時間の各々を入力する2つの
日時入力と、「季節列車もすべて表示」という1つのチ
ェック・ボックスを備えている。
【0105】「初期フォーカス」では、「乗車駅にフォ
ーカス」「降車駅にフォーカス」のどちらか一方を選択
することができる。また、「検索時刻」では、「ユーザ
ー指定日時時刻」、「現在時刻より以下の時間先の時
刻」のどちらか一方を選択することができる。また、チ
ェック・ボックス内では、チェックされているときに
「季節列車も全て表示」が有効となる。乗車日の日付
は、該フィールドにカーソルを移動させてキーボード上
で直接入力することができる。時間も、同様にキーボー
ドから直接入力してもよいし、あるいは上下各スピンボ
タン(三角矢印)を押すことにより数字を変更して設定
してもよい。「取り消し」ボタンは何も動作を行わずこ
のUserForm1を終了するときに使用する。「検索時刻」
を単純な現在時刻ではなく、現在時刻より一定時間先の
時刻を設定可能にしている理由は、通常選択された駅
(特に、駅構内のプラットフォーム)までたどり付くの
にはある一定の時間が必要なので、その時間を考慮可能
なように設計されている。そのような考慮を必要とせず
現在時刻としたいときには、「現在時刻より以下の時間
先の時刻」を0:00に設定しておけばよい。
【0106】図7に示すUserForm1において、「初期フ
ォーカス」、「検索時刻」、「季節列車も全て表示」な
どの選択した後(図7に示す例では、初期フォーカスを
「乗車駅にフォーカス」、ユーザー指定日時時刻を選択
し、ユーザー指定日時時刻を99/03/27, 9時47分に設
定している)、「乗車可能列車時刻表示」機能ボタンを
押す(すなわちマウスでクリックする)と、図7のUser
Form1ウィンドウは画面から消滅して、図6に示したス
プレッドシート表示が図8の表示のように更新される。
【0107】ここで、「検索時刻」とは、ユーザが指定
する日時か現在の日時あるいは現在の日時から指定され
た時間先の時間を指す。
【0108】また、「乗車可能列車時刻表示」機能は、
図6で選択されている乗車駅(又は降車駅)における各
駅の各列車の発車時刻のバックグラウンド色を検索時刻
に従って塗り分けることで、「検索時刻」における乗車
可能な列車を容易に且つ視覚的に識別できるようにする
機能のことである。例えば黄色と水色などのバックグラ
ウンド・カラーを用めことができるが、本明細書の添付
図面においては、バックグラウンド・カラーの代りに、
濃い陰影と薄い陰影でバックグラウンド色の表現として
いる。「初期フォーカス」は、バックグラウンド色を塗
り分ける駅を乗車駅にするか降車駅にするかを選択して
いると同時に、2行目の5列目以降の時間を乗車駅の時
間から計算するか降車駅の時間から計算するかを決めて
いる。
【0109】「季節列車も全て表示」は、図8の時刻表
の表示に季節列車(運転日指定列車)を含めて表示する
か、含めないかを選択するための機能である。
【0110】図8に示す例では、7行目で5列目以降
(右側へ以降)のセルにおいて列車の発車時刻に関し
て、図7によって指定された時刻以前に乗車駅(東京
駅)を発車する列車の時刻が濃い陰影で表示され、指定
時刻以後に乗車駅(東京駅)を発車する列車の時刻が淡
い陰影で示されている。図8ではウィンドウ外になって
表示されていないが、実際には濃い陰影にするのは指定
時刻1時間前から指定時刻以前に発車する列車であり、
薄い陰影にするのは指定時刻から以後1時間以内に発車
する列車となっている。この機能により、ユーザは指定
時刻に近い列車のみを視覚的に容易に発見することがで
きる。図8に示す例では、濃度の異なる陰影でバックグ
ラウンドの状態を表現しているが、これは前述のように
本明細書の添付図面では白黒印刷を考慮し黄色のバック
グラウンド色を濃い陰影で、また水色のバックグラウン
ド色を薄い陰影により表現していることに依拠するもの
である。また、指定時刻の直後に東京駅(すなわち乗車
駅)を発車する列車の時刻をアクティブなセル表示にし
(セルが太い実線で囲まれ、セルが選択されていること
を示している)、どの列車が検索時刻以降で最も早く発
車するかをユーザが視覚的に容易に理解できるようにな
っている。
【0111】また2行目で5列目以降(右側へ以降)に
おいて、「検索時刻」(ここではユーザー指定時刻)か
ら東京駅(乗車駅)において列車が発車する時刻までの
時間を表示している。「のぞみ9号」は発車まで5分、
「のぞみ47」号は13分、「ひかり307号」は16
分、「ひかり115」は20分であることが、それぞれ
の該当セル内の時間表示から容易に理解することができ
る。
【0112】以下では、スプレッドシートの表示が図9
に至るまでの手順と、図9に示したスプレッドシートの
説明をする。
【0113】選択列車として、「ひかり133号」が選
択されているスプレッド時刻表に対して、乗車駅に東京
を、降車駅に新大阪をそれぞれ選択して、さらに「実
行」ボタンを押す(すなわちマウスをクリックする)
と、ディスプレイ20上には、図7に示した選択フォー
ムが追加表示若しくはポップアップ表示される(前
述)。
【0114】図7に示す選択フォーム(UserForm1)は
以前の設定状況により選択されている初期値は異なる。
この選択フォームに対して、「ユーザー指定日時時刻」
における日付けの選択、並びに「現在時刻より以下の時
間先の時刻」の時間(ここでは10分)を変更した様子
を図10に示している。図9は、ここで「乗車可能列車
時刻表示」機能ボタンを押した結果として更新されたス
プレッドシートが表示である。
【0115】図9に示すスプレッド表示上では、現在時
刻9時23分に対して、図10の選択フォーム上で入力
した10分先の時間9時33分(検索時刻)を基に、乗
車駅における発車時刻の表示を行っている。すなわち、
図9の7行目6-8列は濃い陰影を、6行目9-13列目
は淡い陰影を入れることによって、乗車駅において乗車
可能な列車とそうでない列車が視覚的に容易に把握でき
るようにしている。
【0116】また図9では、検索時刻9:33から乗車
駅(東京駅)における各列車の発車時刻までの時間を2
行目5列目以降(右側)に表示している。ブランクのも
のは乗車駅からは列車に乗車できないことを示し、
「−」のものは検索時刻(9:33)には既に列車が発
車してしまっていることを示している。例えば、「ひか
り217号」は検索時刻から4分あまり後の9:38分
に発車することが分かる。
【0117】図9に示したスプレッドシート表示の状態
から再度「実行」ボタンを押すと、図10に示した選択
フォームが再度ディスプレイ20上に出現する。図10
に示す選択フォーム上で、検索指定時刻を「ユーザー指
定日時時刻」に変更するとともに(図示しない)、「乗
車可能列車時刻表示」機能ボタンを押すと、「のぞみ9
号」がユーザー指定時刻の5分後に発車することが図9
と同様に分かる。図示しないが、図11において、「の
ぞみ9号」が列車選択される直前の状態がその図に相当
するものと理解されたい。そのとき、乗車駅(東京駅)
における「のぞみ9号」の発車時刻のセル(ここでは
9:52)がアクティブになっているので、その状態の
まま「列車選択」ボタンを押すと、「のぞみ9号」が選
択された列車として選ばれる。この列車選択動作に応答
して、選択された列車「のぞみ9号」の列の左側に太い
実線が引かれるて、図11に示したようにスプレッドシ
ートが更新される。図11に示す例では、4列目3-4
行で「のぞみ9号」が選択されていることが視覚的に容
易に分かる。このスプレッドシート表示では、2列目で
7行目以下のセル領域を利用して、「のぞみ9号」の停
車駅における発車時刻が表示される。さらに、「ユーザ
ー指定時刻」からそれぞれの停車駅における現在時刻か
ら発車時刻までの時間が、1列目7行以下のセル領域を
利用して表示されている。
【0118】前述の「のぞみ9号」を選択した後で、さ
らに「実行」ボタンを押すと、図10に示した選択フォ
ームにおいて検索指定時刻を「ユーザー指定日時時刻」
に変更したときと略同一の選択フォームUserForm1(図
示しない)が表示される。このUserForm1上で「他列車
と発車時刻比較表示」機能ボタン(このとき、このボタ
ンは「のぞみ9号と他列車との発車時刻比較」を表示す
るためのボタンという意味になっている)を押すと、Us
erForm1の追加表示はディスプレイ20上から消滅する
とともに、スプレッド時刻表は図12のような表示に更
新される。
【0119】図12に示す例では、「のぞみ9号」に乗
車したとして各駅において「のぞみ9号」からの乗り継
ぎが不可能な列車の発車時刻を陰影(本明細書の添付図
面では、白黒印刷を考慮して陰影であるが、実際には黄
色のバックグラウンド色)にすることにより、利用者が
東京から乗車した場合乗り継ぎ可能な列車を視覚的に発
見することを容易にしている。例えば、「のぞみ9号」
に乗車した利用者は、名古屋以降の駅でなら「こだま4
11号」に乗車可能であることが一目で分かる。また、
新大阪駅で「こだま627号」へ乗り換えることも可能
なことがスプレッド表示からすぐに分かる。
【0120】同様に、図12に示すスプレッド時刻表に
対して、乗車駅を三島にするとともに降車駅を姫路にし
た後、「こだま413号」を選択して「実行」ボタンを
押すと、選択フォームUserForm1が新たに表示される。
このUserForm1上で、「検索時刻」に「現在時刻より以
下の時間先の時刻」(先の時間は0:00)を選択する
とともに、「他列車と発車時刻比較表示」機能ボタンを
押すと、スプレッド時刻表は図13に示すように更新さ
れる。図13に示すスプレッドシート上では、乗り換え
不可能な列車は陰影になっている。利用者は表示内容を
基に、例えば「こだま413号」から「ひかり159
号」に静岡か浜松で乗り換え可能であることが、視覚的
に容易に分かる。
【0121】上述までの例では、例えば図14(選択さ
れた乗車駅と降車駅の下線は省略されている)のように
季節列車を表示しない動作モード下におけるスプレッド
時刻表の表示について説明してきた。ところが、旅行の
プランを立てたりするときには、検索している日付以外
に運転される列車も表示したいことがある。
【0122】図14に示すスプレッドシート上で、「実
行」ボタンを押す(すなわちマウスでクリック)する
と、図15に示すような選択フォームUserForm1が出現
する。このUserForm1の左隅の「季節列車もすべて表
示」を、図15に示すようにようにマウスによりチェッ
クし(有効状態にし)てから、「乗車可能列車時刻表
示」を押す。このとき更新されたスプレッドシートにお
いて、ウィンドウを少し左にスクロールして、図14と
同じ場所を表示したものが図16(選択された乗車駅と
降車駅の下線は省略されている)である。
【0123】図16に示したスプレッドシート上には、
図14では表示されていなかった列車識別子105、1
07、108などの列車に該当する列が表示されてい
る。実際にはそれぞれの列車の運転日は博多駅の行以下
の各セルに文字で表示しているが、図16では図示しな
い。
【0124】乗車駅による列車並べ替え機能は、プログ
ラム立ち上げ時のオプションで決定される機能である。
ここまでは、列車並べ替え機能を無効にしていた例につ
いて説明しており、列車識別番号の順にのみ各列車は並
んでいた。この列車並べ換え機能は、図7に示したよう
な選択フォームUserForm1経由でいずれかの機能を実行
したときに、「初期フォーカス」の当たっている駅(乗
車駅か降車駅)に関して、列車の発車順に列車の並びを
更新することができる。
【0125】図17並びに図18には、列車並べ替え機
能を無効した場合のスプレッド時刻表の表示例を示して
いる。また、図19並びに図20には、列車並べ替え機
能を有効にした時のスプレッド時刻表の表示例を示して
いる。図17及び図18では、列車並べ替え機能が減勢
された結果として乗車駅で列車が発車時刻順に並んでい
ないので、乗車する列車を選ぶのに左から右に列車を
(あるいは右から左に)順に見ていけないので大変不便
である。この列車並べ替え機能を有効にすることによ
り、どの駅から乗車しても順に列車を探すことが可能で
あるので乗車する列車を視覚的に容易に探し出して選択
することができる。降車駅で探す場合も、同様に、列車
並べ替え機能を有効化することにより、スプレッドシー
ト上で容易に選択することができる。
【0126】運行状況表示機能は、図10などに示した
ユーザ・フォーム(UserForm1)上で「運行状況表示」
ボタンを押すことにより有効化される。この運行状況表
示機能によれば、現在時刻に対し列車が存在する場所を
示す機能である。より具体的に言えば、図21に示すよ
うに、スプレッド時刻表内の各列車に相当する列毎に、
現在時刻に対して列車が存在する場所すなわち駅に相当
するセル上にインジケータ(同図に示す例では、該当セ
ル上に下線を引いている。)を表示するようになってい
る。例えば、13:21に「ひかり115号」は新神戸
駅にに停車中であることが一目で分かる。また、「こだ
ま629号」は未だ発車しておらず且つホームに入線し
ていないことも分かる。また、「ひかり309号」は京
都新大阪間にいることが分かる。
【0127】図6に示すスプレッド時刻表おいて、「乗
車可能列車表示自動更新」を押すと「乗車可能列車表
示」を押したときと同じ出力がスプレッド時刻表に表示
される。このとき、「検索時刻」は選択フォームUserFo
rm1上での「検索時刻」選択とは関係なく、「現在時刻
から以下の時間先の時刻」が選ばれる。そして、1分お
きに現在時刻が更新されると同時に、再度「乗車可能列
車表示」を「実行」ボタンを経由して押したのと同じ変
化が現れるように、スプレッド時刻表の表示を更新す
る。この更新動作を1分おきに繰り返し、常に最新の状
況をスプレッド時刻表上に表示することができる。
【0128】「他列車と比較表示 自動更新」ボタンも
同様に、「他列車と比較表示 自動更新」を押すと「他
列車と発車時刻比較表示」を押したときと同じ出力がス
プレッド時刻表に表示される。このとき、検索時刻は選
択フォームUserForm1上の「検索時刻」選択とは関係な
く、「現在時刻から以下の時間先の時刻」が選ばれる。
そして、1分おきに現在時刻が更新されると同時に、再
度「他列車と発車時刻比較表示」を「実行」ボタンを経
由して押したのと同じ変化が現れるように、スプレッド
時刻表の表示を更新する。この更新動作を1分おきに繰
り返し常に最新の状況をスプレッド時刻表上に表示する
ことができる。また、このとき、スプレッド時刻表の1
行1列目のセルには「自動更新」の表示がなされ、現在
のモードが時間に従って表示が更新されるモードである
ことを示す。
【0129】スプレッド時刻表(例えば図6)におい
て、選択フォームUserForm1の「時刻連動表示」を押す
と、スプレッド時刻表において選択されている駅の列車
発車までの時間(2行目で5列目以降)と選択されてい
る列車の各停車駅までの時間(1列目で7行目以降)の
みを時刻に連動して「現在時刻から以下の時間先の時
刻」に従って自動的に更新する。したがって、時間が経
過しても、画面のスクロールなどは起こらない。この機
能により、実際に選択された列車に乗車する前には、乗
車までに残された時間と、そして列車に乗車した後に
は、乗車した列車の停車駅に到着するまでの時間とを、
それぞれ常時参照することができる。この機能は、乗車
する列車が既に決まっているときに特に便利である。
【0130】なお、「乗車可能列車時刻表示」、「乗車
可能列車表示 自動更新」機能においては、スプレッド
時刻表でアクティブなセルになるものがスプレッドシー
トの表示領域内に出現するように、自動的にスクロール
表示される。「他列車と発車時刻表示」、「他列車と比
較表示 自動更新」機能においても同様に、選ばれた列
車が表示領域内に出現するように、自動的にスクロール
表示される。
【0131】C−2.スプレッド時刻表を表示するため
のプログラムの実装 以下では、上述スプレッド時刻表の各機能に関するプロ
グラムの実装について詳細に説明する。
【0132】非運転日列車の表示・非表示:図7に示し
た選択フォーム機能すなわち選択メニュー中の「乗車可
能列車時刻表示」、「他列車と発車時刻比較表示」、
「他列車と比較表示 自動更新」、「乗車可能列車表示
自動更新」の機能のうちいずれかが選択されると、まず
最初にスプレッド時刻表中の各列車の表示の必要性を判
断して適切な列車表示を行う。すなわち「季節列車も全
て表示」のチェックがないときには、検索日に運転する
列車のみをスプレッド時刻表に表示する。
【0133】図22には、「季節列車も全て表示」のチ
ェックがあるときも含めたスプレッド時刻表更新のため
の処理手順をフローチャートの形式で示している。外処
理手順は、実際にはCPU11において所定のプログラ
ム・コードを実行するという形式で実現される。以下、
このフローチャートに従って、スプレッド時刻表更新の
ための処理手順について説明する。
【0134】まず、ステップS900では、季節列車も
全て表示するかメニュー画面のチェックの有無により判
断する。すべて表示のときはステップS901に進み、
そうでないときはステップS902に進む。
【0135】ステップS901では、ユーザ指定日ある
いは検索日に運休する列車も含めて全てスプレッド時刻
表に表示して、本処理ルーチンを終了する。但し、運休
する列車は運転する列車と見分けられるように、運転列
車のセル幅よりもセル幅を小さくするなどして、別の形
態で表示する。(図14に示した例(前述)において
は、セル幅は調整されていない)。
【0136】一方、ステップS902では、運休列車は
列車のセル幅を0(ゼロ)にすることにより、ユーザ指
定日あるいは検索日に運転する列車のみをスプレッド時
刻表上に表示して、本処理ルーチンを終了する。また、
この処理ルーチンの後に行われるあらゆるスプレッド時
刻表に関する処理においてセル幅0のものは全て処理か
ら除外される。
【0137】図3(前述)には、スプレッド時刻表プロ
グラム起動後の操作と操作に伴い実現される機能に関す
る処理手順をフローチャートの形式で示している。該処
理手順は、実際にはCPU11が所定のプログラム・コ
ードを実行するという形式で実現される。以下、このフ
ローチャートに従って、スプレッド時刻表プログラム起
動後に実現される各機能について説明する。
【0138】スプレッド時刻表を起動すると、図6(前
述)に示すような以前の使用状態を保持した時刻表が表
示される。実際にはディスプレイ20に表示されるフォ
ルダ内の例えば「東海道新幹線」といった特定のファイ
ルをダブルクリックすると、そのファイルに関連付けら
れたスプレッド時刻表プログラムが起動しスプレッド時
刻表をそのプログラムのウィンドウ中に表示する。な
お、S102以後のステップにおいて@に向かう矢印
は、それぞれのステップ終了後、スプレッド時刻表はス
テップS100にあるものとして扱ってよいことを示し
ている。
【0139】乗車駅名・降車駅名の選択:次にステップ
S100で乗車駅・降車駅の選択を行う。すなわち、ユ
ーザは既に選択されている乗車駅や降車駅が調べたい駅
でないときには、スプレッド時刻表の「新横浜発」など
の乗車駅(あるいは降車駅)セルをマウスでクリックし
て該当するセルをアクティブにし、「乗車駅」(あるい
は「降車駅」)ボタンを押す。
【0140】図23には、ステップS100内における
詳細な処理手順をフローチャートの形式で示している。
【0141】図23内のステップS1000でアクティ
ブなセルが駅名(「東京発等」)のセル上かどうか判断
する。
【0142】駅名のセル上でなければ、ステップS10
02に進んで、ユーザに対して駅名をアクティブ・セル
にする旨をプロンプトするメッセージを出力する。該メ
ッセージは新たな警告ウィンドウ(図示しない)として
画面に出力され、警告ウィンドウ内のOKボタンを押す
とステップS1002のプロセスは終了する。
【0143】他方、アクティブなセルが駅名のセル上に
あるときには、ステップS1001に進んで、列車の並
べ替えの機能が有効(プログラム立ち上げ時にオプショ
ンで決まっている)ならば、乗車駅(あるいは降車駅)
の発車時刻に従って列車の時刻の列を並べ替える(列車
の時刻列の並べ替えの方法は後述する)。
【0144】次いで、ステップS1003で、乗車駅
(あるいは降車駅)の行の上に乗車駅(あるいは降車
駅)を示す下線等を表示し、乗車駅名セルあるいは降車
駅名セルにそれぞれ乗車駅名あるいは降車駅名を表示す
る。
【0145】列車の時刻列の並べ替え:以下、東海道山
陽新幹線下りを例にとって、上述した列車時刻表並べ替
えの実現方法について説明する。但し、東京駅(第1の
駅)を1行目、新横浜駅(第2の駅)を2行目、小田原
駅(第3の駅)を3行目、以下同様に駅名が並ぶとす
る。
【0146】列車の時刻列の並べ替えは、下記(1)の
初期状態の作成を実行した後、下記(2)のそれぞれの
乗車駅(降車駅)における並べ替えを実行する。
【0147】(1)初期状態の作成 Step1:東京始発の列車に関して、東京発の時刻に
従って時刻列を並べる(左の列が早い時間で右の列ほど
遅い時間とする。) Step2:新横浜始発の列車に関して新横浜発の時刻
に従って、発車時刻の早いものから順にA、B、C、…
とする。AをStep1で並べられた時刻表列に挿入を
行うために、Step1で並べた列車の新横浜発の行の
中で、左の列のものから順に右へAの新横浜発の時刻と
比較を行い、比較される時刻がAより早ければ次の比較
に進む。また、比較の結果、Aより遅い列車が出現した
とき、その直近の左側にAの時刻列を挿入する。Aが挿
入された後に、Bも同様に左の列から比較を行い、Bよ
りも発車時刻の遅い列車があれば、その直近の左側にB
の時刻列を挿入する。以下、C…についても同様の処理
を行い、すべての新横浜発の列車について時刻列の挿入
を行う。 Step3:小田原始発の列車に関しても、Step2
で作られた時刻表に対してStep2と同様に小田原始
発の列車列の挿入を行う。 Step4:以下、小倉まで同様の操作を繰り返し、初
期状態の時刻表を完成する。
【0148】なお、時刻列の挿入は、列車の始発駅にお
ける次の発車列車の直前に挿入する。すなわち、空白セ
ル(岡山などにおける新大阪止まりの列車等の時刻列)
や列車通過表示がもしあれば、それらの後(右側)に列
車列を挿入する。
【0149】(2)乗車駅における並べ替え Step1:最初に、上記(1)の初期状態を作成す
る。 Step2:直前のStep1の状態から乗車駅の列車
の発車時刻順に列車時刻列を並べ替える。このとき、乗
車駅を列車が通過(「+」)したり、運転区間外のため
の空欄(「…」)になっている列に関しては、左側の時
刻のある列と一体にして列を並べ替えるものとする。例
えば、|12:00|…|…|+|+|のように12:0
0発の後に空欄、空欄、通過、通過といった構成になっ
ているときには、この5列全体を一移動単位として行の
並べ替えを行う。
【0150】図3のステップS100において、乗車駅
・降車駅の選択後「実行」ボタンを押すと、図7などに
示した選択フォームすなわちメニューウィンドウが表示
されるので、a)乗車駅か降車駅への「初期フォーカ
ス」を選択し、b)「ユーザー指定日時時刻」か「現在
時刻から以下の時間先の時刻」を選択する。
【0151】c)「ユーザー指定日時時刻」の選択時に
は、日付と時間を入力し、「現在時刻から以下の時間先
の時刻」の選択時には、現在時刻から何時間何分先の時
刻で検索するか入力する。
【0152】次いで、「乗車可能列車時刻表示」ボタン
を押すと、図3のステップS102に進む。あるいは
「乗車可能列車表示自動更新」ボタンを押すと、ステッ
プS103に進む。あるいは「他列車と比較表示自動更
新」ボタンを押すと、ステップS104に進む。あるい
は「運行状況表示」ボタンを押すとステップS108に
進む。
【0153】乗車可能列車時刻表示機能:図24には、
このS102内で実行される乗車可能列車時刻表示の処
理手順をフローチャートの形式で示している。この処理
手順は、実際にはCPU11が所定のプログラム・コー
ドを実行するという形式で実現される。以下、このフロ
ーチャートに従って、乗車可能列車時刻表表示の処理手
順について説明する。
【0154】図24のステップS200において、メニ
ュー・ウィンドウに示された検索時間に従って、スプレ
ッド時刻表の表示の再計算を実行する。
【0155】まず季節列車の表示の有無に従って、運転
日でない列車を非表示にしたり(セル幅を0にする)表
示したりする(セル幅を標準に戻す)。
【0156】次いで、図4の5−6行1−3列にあるよ
うな検索時刻に関する情報を更新する。また各駅の乗車
駅(あるいは降車駅)における列車発車までの時間を更
新する。具体的には、例えば図8における2行5列目以
降(右側へ)の各セルの時間(列車発車までの時間)を
6行1列目のセルの時刻(検索時刻)と乗車駅の各発車
時間(乗車駅を東京とすると7行目のそれぞれの列車の
発車時間)とを比較することにより、各列車発車までの
時間を更新する。本実施形態では、セルに付随する計算
式を再計算することにより、この更新は行われる。
【0157】次いで、ステップS201に進み、スプレ
ッド時刻表のバックグラウンド・カラーをリセットする
(本明細書の添付図面では陰影を取り除く)。そして、
ステップS202に進む。
【0158】ステップS202では、乗車駅と降車駅の
各々において選ばれた時間に対する各列車の発車(到
着)時刻のバックグラウンド・カラーの色分けを行う。
本明細書の添付図面では、濃い陰影と淡い陰影によりバ
ックグランド・カラーを表現する。
【0159】検索時刻に対し1時間前までを黄色(本明
細書の添付図面では濃い陰影)、1時間後までを水色
(本明細書の添付図面では淡い陰影)を付け、残りは色
(本明細書の添付図図面では陰影)を付けない。例えば
図8(前述)にある陰影は、ステップS202により付
されたものである。
【0160】次いで、ステップS203では、セルのボ
ーダーの色をリセットして(デフォルトのプロパティの
ものに戻し)、適切なボーダーを乗車駅と降車駅の行に
書き込む。本明細書の添付図面では、乗車駅の行に破線
の太線を、降車駅の行に実線の太線を、それぞれ書き込
んでいる(例えば図8を参照のこと)。
【0161】最後に、ステップS204に進み、「初期
フォーカス」の入力設定に基づき、検索時刻から発車ま
での時間が最短となる列車の発車時刻(あるいは到着時
刻)をアクティブ・セルに切り替える。アクティブ・セ
ルは太い実線で囲まれる(図8を参照のこと)。以上で
「乗車可能列車時刻表示」機能は完了する。
【0162】列車選択機能:図3のステップS102が
完了した状態以降、スプレッド時刻表上でユーザが調べ
たい列車の列のいずれかのセルがアクティブになってい
れば、ユーザは、そのままスプレッド時刻表上の「列車
選択」ボタンを押す。もしアクティブなセルがユーザの
調べたい(あるいは乗車したい)列車のセル上になけれ
ば、マウスで調べたい(あるいは乗車したい)列車の列
のいずれかのセルをアクティブにする。そして「列車選
択」ボタンを押すと、ステップS105へ進む。
【0163】ステップS105では、列車の選択に伴
い、選択列車の時刻表示の更新と各駅までの時間の更新
を行い当該ステップの処理を完了する。この処理で更新
されたスプレッド時刻表の表示例が図11の2列目7行
目以下と1列目7行目以下のそれぞれに該当する。更新
される前については図9参照を参照のこと。
【0164】時刻連動表示機能:図3のステップS10
5が完了した状態以降、実行ボタン経由で「時刻連動表
示」ボタンを押すと、ステップS107に進み、選択駅
における列車の発車までの時間と選択された列車の各駅
までの時間を時刻に連動し表示する。また、ステップS
106を終了後、スプレッド時刻表上の実行ボタン経由
で「時刻連動表示」ボタンを押すと、ステップS107
へ進む。本実施形態では、セルに付随する計算式を時刻
の変化に伴って再計算することにより、この時間に連動
した更新は行われる。
【0165】図25には、ステップS107内における
時刻連動表示の処理手順をフローチャートの形式で示し
ている。該処理手順は、実際にはCPU11が所定のプ
ログラム・コードを実行するという形式で実現される。
以下、このフローチャートに従って時刻面倒表示の処理
手順について説明する。
【0166】ステップS600で最大再計算回数を設定
する。この回数はユーザが一定時間毎に行う再計算の停
止を指示しなくてもある一定時間で再計算が停止するよ
うにするもの3lで、プログラミング時に設定した値に
なっている。これによりユーザーが再計算を停止させる
のを忘れていても自動的に再計算を停止するようになっ
ている。
【0167】ステップS600においてスプレッド時刻
表の再計算を行い、現在時刻から次の再計算を行う時間
を計算し再計算時刻まで待つ。このとき、同時にユーザ
が再計算中止の指示を出してくるかもチェックしてい
る。
【0168】次いで、ステップS601では、ユーザが
再計算中止の指示を出してくるか、もしくは再計算時刻
が来たときに、ステップS602に進む。
【0169】ステップS602では、再計算が最大ルー
プ回数に到達したか、あるいはユーザが再計算停止の指
示(割り込み)をしていれば、このループを抜けて、時
刻連動表示処理全体が終了する。
【0170】そうでなければ再度ステップS601に戻
る。本実施形態では、ESCキーを続けて2回押すと再
計算中止の確認ウィンドウ(図示しない)が表示され、
さらに該ウィンドウ内で「OK」確認ボタンを押すと、
再計算をやめるようになっている。但し、個のような処
理は当業者には自明なのでこれ以上詳細には記述しな
い。
【0171】他列車と発車時刻比較表示機能:図3のス
テップS105が完了した状態以降、実行ボタン経由で
「他列車と発車時刻比較表示」機能ボタンを押すと、ス
テップS106に進み、選択列車と他列車との発車時刻
の比較表示を行う。
【0172】図26には、ステップS106内で実行さ
れる他列車と発射時刻の比較表示を行なうための処理手
順の詳細をフローチャートの形式で示している。但し、
図26(並びに後述する図27)のフローチャート中に
おいて、「水色」及び「淡い水色」と記述されている各
バックグラウンド・カラーは、図12及び図13に示す
スプレッド時刻表(前述)では、白黒の明細書印刷を考
慮して「白色」で表現されており、また「黄色」は「濃
い陰影」で示されている。
【0173】図26のステップS400では、まずスプ
レッド時刻表のボーダーとバックグラウンド・カラーを
リセットする(すなわち、デフォルトの色に戻す)。乗
車駅と降車駅の行にそれぞれの下線を引き選択した列車
の左側に実線を引く。次いで、選択された列車名の列の
2行目から6行目までを水色のバックグラウンド・カラ
ーで塗る。そしてステップS401に進む。
【0174】ステップS401では、選択した列車の列
と最初の駅(7行目)のセルを選択して、次のステップ
S402に進む。
【0175】ステップS402では、選択した列車のセ
ルがブランク(途中駅を始発駅とする列車であることを
意味する)ならばステップS407へ進み、ブランクで
なければステップS403に進む。
【0176】ステップS403では、該セルの行のバッ
クグラウンド・カラーを決定してこれを塗る。このバッ
クグラウンド・カラーを塗るルーチンはTrainRowComp
(RowPos,Time)というファンクションで呼び出すこと
にによって実現される。RowPosは行の位置を示し、Time
は該セルの値である時刻を示し、引数として渡す。この
ファンクション内の処理手順については、図27に示し
ている(後述)。
【0177】そしてステップS403内でRowPosを1だ
けインクリメントし、Secondblankというフラグを立て
(Secondblank=yes)、次のステップS404に進む。
【0178】ステップS404では、選択した列車列の
最後の行かどうかを判断し、最後の行ならフローを終了
し、そうでなければ、ステップS406に進み選択した
列車のセルの次の駅のセルを選択する。そして再度ステ
ップS402に進む。
【0179】ステップS407では、選択されたセルが
2度目のブランクか否かを、Secondblankというフラグ
を参照してチェックする。このフラグが立っておれば
(すなわち、Secondblank=yesなら)、本処理ルーチン
全体を終了する。他方、フラグが立っていなければ、ス
テップS405で選択した列車のセルの次の駅のセルを
選択して、ステップS402に戻る。
【0180】図27には、前述したバックグラウンド・
カラーを塗るためのルーチンTrainRowComp(RowPos,Ti
me)に置ける詳細な処理手順をフローチャートの形式で
示している。この処理手順は、実際にはCPU11が所
定のプログラム・コードを実行するという形態で実現さ
れる。以下、このフローチャートに従って、バックグラ
ウンド・カラーを塗るためのルーチンTrainRowComp(Ro
wPos,Time)について説明する。
【0181】ステップS500では、選択された列車の
セルが時刻かそれ以外の値か判断する。時刻ならステッ
プS501に進み、時刻以外の値(空白、通過記号等)
ならステップS502へ進む。
【0182】ステップS501では、比較される最初の
列のセルを決める。すなわち、図12では、比較対象の
行の5列目の列(ColPos=5)を設定して、ステップS
503に進む。
【0183】ステップS503では、比較されるセルが
時刻かどうかを判断する。時刻ならばステップS505
へ進み、時刻でなければステップS506へ進む。
【0184】ステップS505では、比較されるセルの
時刻が選ばれた列車のセルの時刻よりa)早ければ黄
色、b)遅ければ薄い水色、c)同じならば水色、を比
較されるセルのバックグラウンド・カラーに塗り、ステ
ップS508に進む。
【0185】なお、前述のバックグラウンド・カラーと
同様に、「水色」および「淡い水色」と記述されている
バックグラウンド・カラーは、図12、図13では白黒
印刷を考慮して「白色」で表現されており、また、「黄
色」は「濃い陰影」で示されている。
【0186】ステップS506では、比較されるセルが
ブランクのときは白色とし、列車の通過記号のときはそ
の1行前のセル(直接上のセル)のバックグラウンド・
カラーを比較されるセルに塗る。そして、ステップS5
08に進む。
【0187】ステップS508では、比較されるセルが
最後のセルのときにはフローを終了し、最後でないとき
にはステップS510に進む。
【0188】ステップS510では、次の比較されるセ
ルを選び(ColPos=ColPos+1)、ステップS503に戻
り、また同じ作業を繰り返す。
【0189】ステップS502では、比較される最初の
セルを決め(ColPos=5)、ステップS504に進む。
【0190】ステップS504では、比較されるセル
が、a)ブランクのときは白色(リセットしたデフォル
トのバックグラウンド色のままにする)、b)それ以外
のときは一行前のセル(直上のセル)のバックグラウン
ド・カラーを比較されるセルに塗り、ステップS507
に進む。
【0191】ステップS507では、最後のセルかどう
かを判断し、最後のセルならフローを終わり、そうでな
ければステップS509に進む。
【0192】ステップS509では、次の比較される列
車の列を選び(ColPos=ColPos+1)、ステップS504
に戻る。
【0193】乗車可能列車表示/自動更新機能:図28
には、図3におけるS103内で実行される乗車可能列
車表示を自動更新するための処理手順をフローチャート
の形式で示している。この処理手順は、実際にはCPU
11が所定のプログラム・コードを実行するという形式
で実現される。以下、このフローチャートに従って、乗
車可能列車表示を自動更新するための処理手順について
説明する。
【0194】ステップS700内で乗車可能列車表示
(TrainColors)を呼び(すなわちステップS200か
らS204のステップを実行し)、次いでステップS7
01に進む。
【0195】ステップS701では、自動更新を続ける
最大回数を設定して、ステップS702に進む。この回
数は、ユーザが一定時間ごとに行う自動更新の停止を指
示しなくともある一定時間で自動更新が停止するように
しており、ユーザが自動更新を停止させるのを忘れてい
ても自動的に自動更新を停止するようになっている。
【0196】ステップS702においては、乗車駅と降
車駅において選ばれた時間に対する各列車の発車時刻の
バックグラウンド・カラーの色分けを行う。1時間前ま
でを黄色(本明細書の添付図面では濃い陰影)、1時間
後までを水色(本明細書の添付図面では淡い陰影)を塗
り、ステップS703に進む。
【0197】ステップS703では、a)初期フォーカ
スのある駅において現在時刻からの待ち時間が最小の列
車を選択し、b)その列車をスプレッド時刻表の表示域
内に表示しその列車の列の左側に垂直の太いボーダー線
を引き、c)その列車の初期フォーカスにある駅の発車
時刻のセルをアクティブにし、d)スプレッド時刻表内
セルの値を更新された現在時刻に基づいて再計算し(初
期フォーカス駅における列車発車までの待ち時間や選択
列車の停車駅における発車時間までの時間の更新等が行
われる)、次のステップS704に進む。
【0198】ステップS704では、ユーザーの自動更
新停止命令(ESCキーを2回押下する)の有無をチェ
ックしながら、次の更新時刻まで待つ。最大自動更新回
数に至るかユーザーの自動更新停止命令があれば本処理
ルーチン全体を終了し、なければステップS702に戻
る。
【0199】他列車と比較表示/自動更新機能:図3に
おけるステップS104では、乗車可能列車で最も早い
列車の選択と他列車との比較表示を時間の変化に伴って
更新し続ける。図29には、S104内で実行される他
列車との比較表示を自動更新するための処理手順をフロ
ーチャートの形式で示している。該処理手順は、実際に
はCPU11が所定のプログラム・コードを実行すると
いう形式で実現される。以下、このフローチャートに従
ってた列車との比較表示を自動更新する処理について説
明する。
【0200】ステップS800では、最大自動更新回数
を設定して、ステップS801に進む。この回数は、ユ
ーザが一定時間毎に行う自動更新の停止を指示しなくと
もある一定時間で自動更新が停止するようにしており、
ユーザーが自動更新を停止させるのを忘れていても自動
的に自動更新を停止するようになっている。
【0201】ステップS801では、a)スプレッド時
刻表のセルの再計算を行い(初期フォーカス駅における
列車発車までの待ち時間や選択列車の停車駅における発
車時間までの時間の更新等が行われる)、b)初期フォ
ーカスのある駅における現在時刻からの待ち時間が最小
の列車を選択し、c)選択した列車をスプレッド時刻表
の表示域に表示し、d)選択した列車の列の左側に列車
の選択を示す太い実線のボーダーを引き、e)列車識別
番号のセルをアクティブにし、ステップS802に進
む。
【0202】ステップS802においては、表示が「他
列車と比較表示 自動更新」ボタンを押した直後のもの
か、選択された列車が以前選択した列車と異なるときに
はステップS803に進み、同じときにはステップS8
05へ進む。
【0203】ステップS803では、選択された列車と
他列車との比較ルーチン(TrainCompProc、図26のフ
ローチャートを参照のこと)を実行して、ステップS8
04へ進む。
【0204】ステップS804では、ユーザの自動更新
停止の命令(ESCキーを2回続けて押下する)をチェ
ックしながら、次の更新時間まで待ち、ステップS80
5に進む。
【0205】ステップS805では、自動更新停止命令
があるか最大更新回数になっていれば本処理ルーチン全
体を終わる。そうでなければステップS801に戻る。
【0206】運行状況表示機能:図3におけるステップ
S108内で実行される運行状況表示の処理手順をフロ
ーチャートの形式で示している。該処理手順は、実際に
はCPU11が所定のプログラム・コードを実行すると
いう形式で実現される。以下、このフローチャートに従
って、運行状況を表示するための処理手順について説明
する。
【0207】ステップS1100では、スプレッド時刻
表のセルのボーダー・カラーとバックグラウンド・カラ
ーをリセットして、ステップS1101に進む。
【0208】ステップS1101では、スプレッド時刻
表のボーダー・カラーをリセットし(これにより運行バ
ーがリセットされる)、ステップS1102に進む。
【0209】ステップS1101では、列車運行センタ
ーから運行データの供給を受けて、運行データに基づき
列車毎に運行表示バーを表示して、次のステップS11
03に進む。運行データの受信は、LANやインターネ
ットなどのネットワーク経由で受信することもできる
し、あるいは、運行センターから配布されるCDなどの
メディアから読み取るようにしてもよい。
【0210】ステップS1103では、タイマーをスタ
ートし次のデータ取得まで一定時間を待つ。このときの
ユーザーからの自動更新中止の指示(ESCキーを2回
押下する)があれば、本処理ルーチン全体を終わる。該
ユーザ指示がなければ、タイマーの時間切れにともなっ
て、ステップS1101に戻る。
【0211】運行センターから送られてくるデータのフ
ォーマットは、例えば以下に示すようなテキスト・フォ
ーマットになっている。以下のフォーマット例のスプレ
ッド時刻表上における表示は、図21に示した通りであ
る。但し、h:ひかり、k:こだま、G:定刻運転、Y:少しの
遅れで運転、R:遅れて運転、//:コメントアウト、番号
は列車番号と駅番号を示す。図21における運行表示バ
ーは、本明細書の添付図面が白黒印刷なので黒色になっ
ているが、実際には、定刻運転のバーは緑色、少しの遅
れによる運転は黄色、遅れて運転しているときは赤色で
表示するようにしてよもよい。
【0212】
【数1】 h115,17-17,Y //ひかり115号が17駅(新神戸)に停車中、定刻より少し遅 れている k629,-16,G //こだま629号が16駅(新大阪)始発駅を発車していない k631,-16,G //こだま631号が16駅(新大阪)始発駅を発車していない k413,13-13,Y //ひかり413号が13駅(岐阜羽島)に停車中 h221,16-,G //ひかり221号が16駅(新大阪)終着駅に到着済み h309,15-16,G //ひかり309号が15駅(京都)16駅(新大阪)間を走行中 k453,11-12,G //こだま453号が11駅(三河安城)12駅(名古屋)間を走行 中 h133,14-15,G //ひかり133号が14駅(米原)15駅(京都)間を走行中 h159,13-14,R //ひかり159号が13駅(岐阜羽島)14駅(米原)間を遅れて 走行中
【0213】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0214】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
コンピュータの演算能力を活用して、より理解が容易で
利便性の高い形式で列車の発着時刻情報を表示すること
ができる、優れた時刻表提示システム及び時刻表提示方
法を提供することができる。
【0215】また、本発明によれば、縦軸方向(ロー)
に停車順に駅名が配列されているとともに横軸方向(カ
ラム)に列車が時系列的に割り当てられたマトリックス
状のスプレッドシート上で電車などの時刻表を提示する
ことができる、優れた時刻表提示システム及び時刻表提
示方法を提供することができる。
【0216】また、本発明によれば、縦軸方向(ロー)
に停車順に駅名が配列されているとともに横軸方向(カ
ラム)に列車が時系列的に割り当てられたスプレッドシ
ートの表示を、時間の経過や列車選択などのユーザ入力
に応答して動的に管理することができる、優れた時刻表
提示システム及び時刻表提示方法を提供することができ
る。
【0217】また、本発明によれば、縦軸方向(ロー)
に停車順に駅名が配列されているとともに横軸方向(カ
ラム)に列車が時系列的に割り当てられたスプレッドシ
ートの表示を、列車の運行表示や列車予約、予約済み列
車記録、予約状況表示、乗り継ぎ時刻の指定などのユー
ザ入力に応答して動的に管理することができる、優れた
時刻表提示システム及び時刻表提示方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供される典型的なパーソナル・
コンピュータ(PC)100のハードウェア構成を模式
的に示した図である。
【図2】コンピュータ・システム100上で提供される
ソフトウェア実行環境の構成を模式的に示した図であ
る。
【図3】本発明の1つの実装形態としての「スプレッド
時刻表」アプリケーションの入力ボタンとそれに伴う表
示出力の概略ルーチンをフローチャート形式で示した図
である。
【図4】「スプレッド時刻表」起動時に、ディスプレイ
20上に表示される初期ウィンドウ内のスプレッドシー
トを示した図である。
【図5】本実施形態に係るOS(オペレーティング・シ
ステム)と、スプレッドシート・プログラムと、スプレ
ッドシートのためのマクロプログラムと、ユーザー・プ
ログラムの階層的構成を模式的に示した図である。
【図6】図4に示す状態で東京を乗車駅に名古屋を降車
駅に設定したときのスプレッドシートの表示を示した図
である。
【図7】図6に示した状態のスプレッド時刻表上で実行
ボタンを押したときに出現する選択フォーム(UserForm
1)を示した図である。
【図8】図7に示す選択フォームで設定した内容に基づ
いて、図6に示したスプレッドシートが更新された様子
を示した図である。
【図9】本実施形態に係るスプレッドシートの表示例を
示した図である。
【図10】図7に示した選択フォームに対して、「ユー
ザー指定日時時刻」における日付けの選択、並びに「現
在時刻より以下の時間先の時刻」の時間(ここでは10
分)を変更した様子を示した図である。
【図11】列車選択ボタンを用いて特定の列車が選択さ
れたことに応答して更新されたスプレッドシートの表示
例を示した図である。
【図12】「他列車と発車時刻比較表示」機能ボタンを
起動したときのスプレッド時刻表の表示例を示した図で
ある。
【図13】図12に示すスプレッド時刻表に対して、乗
車駅を三島に、降車駅を姫路に、列車を「こだま413
号」に選択し、さらに「検索時刻」に「現在時刻より以
下の時間先の時刻」(先の時間は0:00)を選択する
とともに、「他列車と発車時刻比較表示」機能ボタンを
起動したことに応答して更新されたスプレッドシート表
示例を示した図である。
【図14】季節列車を表示しない動作モード下における
スプレッド時刻表の表示例を示した図である。
【図15】図14に示すスプレッドシート上で、「実
行」ボタンを押す(すなわちマウスでクリック)するこ
とに応答して出現する選択フォームUserForm1の表示例
を示した図である。
【図16】「季節列車もすべて表示」を付勢したときの
スプレッド時刻表の表示例を示した図である。
【図17】列車並べ替え機能を無効にした場合のスプレ
ッド時刻表の表示例を示した図である。
【図18】列車並べ替え機能を無効にした場合のスプレ
ッド時刻表の表示例を示した図である。
【図19】列車並べ替え機能を有効にした場合のスプレ
ッド時刻表の表示例を示した図である。
【図20】列車並べ替え機能を有効にした場合のスプレ
ッド時刻表の表示例を示した図である。
【図21】運行状況表示機能が有効化されたときのスプ
レッド時刻表の表示例を示した図である。
【図22】スプレッド時刻表更新のための処理手順を示
したフローチャートである。
【図23】図3に示したフローチャートのステップS1
00内における詳細な処理手順を示したフローチャート
である。
【図24】図3に示したフローチャートのステップS1
02内における詳細な処理手順を示したフローチャート
である。
【図25】図3に示したフローチャートのステップS1
07内における詳細な処理手順を示したフローチャート
である。
【図26】図3に示したフローチャートのステップS1
06内における詳細な処理手順を示したフローチャート
である。
【図27】該当するセルの行にバックグラウンド・カラ
ーを塗るルーチンTrainRowComp(RowPos,Time)の手順
を示したフローチャートである。
【図28】図3に示したフローチャートのステップS1
03内における詳細な処理手順を示したフローチャート
である。
【図29】図3に示したフローチャートのステップS1
04内における詳細な処理手順を示したフローチャート
である。
【図30】図3に示したフローチャートのステップS1
08内における詳細な処理手順を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
11…CPU,12…AGPバス 13…ホスト−PCIブリッジ,14…PCIバス 15…メイン・メモリ,16…メモリ・バス 17…キャッシュ・メモリ,18…ROM 19…グラフィック・コントローラ,20…表示装置 21…ネットワーク・インターフェース・カード(NI
C) 22…SCSIコントローラ,23…SCSIデバイス 24…PCIデバイス,25…PCI−ISAブリッジ 26…ハード・ディスク・ドライブ(HDD) 27…CD−ROMドライブ,28…USBデバイス 31…DSP/モデム,32…SIOコントローラ 33…PIOコントローラ 100…コンピュータ・システム

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともプロセッサと記憶装置と入力装
    置とディスプレイとを含むコンピュータ・システムのデ
    ィスプレイ・スクリーン上で電車の時刻表を管理する時
    刻表提示システムであって、 前記ディスプレイ・スクリーンを利用して、第1軸方向
    に沿って発車時刻に従って列車名を割り当てるとともに
    第2軸方向に沿って到着順に従って駅名を割り当ててな
    るマトリックスの各セル内に該当する列車の該当する駅
    における到着又は出発時刻を表示した時刻表を生成する
    手段と、 前記入力装置を介してユーザ指示を受容する入力手段
    と、 前記入力手段を介したユーザ指示に応答して、前記時刻
    表の表示を更新する手段と、を具備することを特徴とす
    る時刻表提示システム。
  2. 【請求項2】前記入力手段は乗車駅及び/又は降車駅を
    指定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、乗車駅及び/又
    は降車駅のユーザ指示に応答して、該当する駅の到着時
    刻及び/又は発車時刻の表示に割り当てられた各セルに
    他のセルと識別するためのインジケータを表示する、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の時刻表提示システム。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、特定の時刻を指定するユ
    ーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、該指定された特
    定の時刻以前の発車又は到着時刻とそれ以後の発車時刻
    とで、各セルの表示形式を変更する、ことを特徴とする
    請求項1に記載の時刻表提示システム。
  4. 【請求項4】前記の特定の時刻は、現在時刻に駅のフォ
    ームに到達するまでの時間を加えた時刻、又は、将来に
    おける任意の時刻のうちいずれかであることを特徴とす
    る請求項3に記載の時刻表提示システム。
  5. 【請求項5】前記入力手段は、特定の時刻を指定するユ
    ーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、該指定された特
    定の時刻において乗車可能な列車のうち最も早い発車時
    刻のセルを他のセルと表示形式を変更する、ことを特徴
    とする請求項1に記載の時刻表提示システム。
  6. 【請求項6】前記入力手段は、特定の列車並びに特定の
    時刻を指定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、該指定された特
    定の列車の該指定された特定の時刻までの待ち時間を計
    算して、前記マトリックス上の特定のセルを利用して該
    待ち時間を表示する、ことを特徴とする請求項1に記載
    の時刻表提示システム。
  7. 【請求項7】前記入力手段は、特定の列車を選択するユ
    ーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、該選択された特
    定の列車の各駅における発車時刻又は到着時刻を各駅名
    を表示したセルの近傍に表示する、ことを特徴とする請
    求項1に記載の時刻表提示システム。
  8. 【請求項8】前記入力手段は、特定の列車を選択するユ
    ーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、ある特定の時刻
    から各駅における該選択された列車の発車時刻又は到着
    時刻までの時間を表示する、ことを特徴とする請求項1
    に記載の時刻表提示システム。
  9. 【請求項9】前記入力手段は、特定の列車を選択するユ
    ーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、該選択された列
    車より先に発車又は到着する列車のセルと、該選択され
    た列車より後に発車又は到着する列車のセルとで表示形
    式を変更する、ことを特徴とする請求項1に記載の時刻
    表提示システム。
  10. 【請求項10】さらに現在時刻を計時する手段を備え、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、現在時刻の変化
    とともに前記時刻表の表示を更新する、ことを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれかに記載の時刻表提示システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記入力手段は、日付のユーザ指示を受
    容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、運転日注意列車
    を該指定された日付の運転日にのみ表示することと、指
    定された日付にかかわらず運転日注意列車を表示するこ
    とができる、ことを特徴とする請求項1に記載の時刻表
    提示システム。
  12. 【請求項12】前記入力手段は乗車駅を指定するユーザ
    指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、該指定された乗
    車駅における各列車の発車時刻又は到着時刻に従って、
    前記第1軸方向に沿って並べられた各列車を再整列す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の時刻表提示シス
    テム。
  13. 【請求項13】前記入力手段は曜日と時間帯に対する駅
    名を指定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、現在時刻あるい
    は現在時刻から所定時間経過後における乗車可能列車を
    表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の時刻表提
    示システム。
  14. 【請求項14】前記入力手段は、前記ディスプレイ・ス
    クリーン上に生成された時刻表内で選択されたセルに該
    当する発車時刻又は到着時刻を指定時刻として受容す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の時刻表提示シス
    テム。
  15. 【請求項15】さらに現在時刻を計時する手段を備え、 前記の時刻表の表示を更新する手段は、各列車に割り当
    てられたカラム上で現在位置に相当するセル(又は現在
    位置に近いセル)の表示を、その他のセルの表示形式と
    異ならせる、ことを特徴とする請求項1に記載の時刻表
    提示システム。
  16. 【請求項16】少なくともプロセッサと記憶装置と入力
    装置とディスプレイとを含むコンピュータ・システムの
    ディスプレイ・スクリーン上で電車の時刻表を管理する
    時刻表提示方法であって、 前記ディスプレイ・スクリーンを利用して、第1軸方向
    に沿って発車時刻に従って列車名を割り当てるとともに
    第2軸方向に沿って到着順に従って駅名を割り当ててな
    るマトリックスの各セル内に該当する列車の該当する駅
    における到着又は出発時刻を表示した時刻表を生成する
    ステップと、 前記入力装置を介してユーザ指示を受容する入力ステッ
    プと、 前記入力ステップを介したユーザ指示に応答して、前記
    時刻表の表示を更新するステップと、を具備することを
    特徴とする時刻表提示システム。
  17. 【請求項17】前記入力ステップでは乗車駅及び/又は
    降車駅を指定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、乗車駅及
    び/又は降車駅のユーザ指示に応答して、該当する駅の
    到着時刻及び/又は発車時刻の表示に割り当てられた各
    セルに他のセルと識別するためのインジケータを表示す
    る、ことを特徴とする請求項16に記載の時刻表提示方
    法。
  18. 【請求項18】前記入力ステップでは、特定の時刻を指
    定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、該指定さ
    れた特定の時刻以前の発車又は到着時刻とそれ以後の発
    車時刻とで、各セルの表示形式を変更する、ことを特徴
    とする請求項16に記載の時刻表提示方法。
  19. 【請求項19】前記の特定の時刻は、現在時刻に駅のフ
    ォームに到達するまでの時間を加えた時刻、又は、将来
    における任意の時刻のうちいずれかであることを特徴と
    する請求項18に記載の時刻表提示方法。
  20. 【請求項20】前記入力ステップでは、特定の時刻を指
    定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、該指定さ
    れた特定の時刻において乗車可能な列車のうち最も早い
    発車時刻のセルを他のセルと表示形式を変更する、こと
    を特徴とする請求項16に記載の時刻表提示方法。
  21. 【請求項21】前記入力ステップでは、特定の列車並び
    に特定の時刻を指定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、該指定さ
    れた特定の列車の該指定された特定の時刻までの待ち時
    間を計算して、前記マトリックス上の特定のセルを利用
    して該待ち時間を表示する、ことを特徴とする請求項1
    6に記載の時刻表提示方法。
  22. 【請求項22】前記入力ステップでは、特定の列車を選
    択するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、該選択さ
    れた特定の列車の各駅における発車時刻又は到着時刻を
    各駅名を表示したセルの近傍に表示する、ことを特徴と
    する請求項16に記載の時刻表提示方法。
  23. 【請求項23】前記入力ステップでは、特定の列車を選
    択するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、ある特定
    の時刻から各駅における該選択された列車の発車時刻又
    は到着時刻までの時間を表示する、ことを特徴とする請
    求項16に記載の時刻表提示方法。
  24. 【請求項24】前記入力ステップは、特定の列車を選択
    するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、ある特定
    の時刻から各駅における該選択された列車の発車時刻又
    は到着時刻までの時間を表示する、ことを特徴とする請
    求項16に記載の時刻表提示方法。
  25. 【請求項25】さらに現在時刻を計時するステップを備
    え、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、現在時刻
    の変化とともに前記時刻表の表示を更新する、ことを特
    徴とする請求項16乃至24のいずれかに記載の時刻表
    提示方法。
  26. 【請求項26】前記入力ステップでは、日付のユーザ指
    示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、運転日注
    意列車を該指定された日付の運転日にのみ表示すること
    と、指定された日付にかかわらず運転日注意列車を表示
    することができる、ことを特徴とする請求項16に記載
    の時刻表提示方法。
  27. 【請求項27】前記入力ステップでは乗車駅を指定する
    ユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、該指定さ
    れた乗車駅における各列車の発車時刻又は到着時刻に従
    って、前記第1軸方向に沿って並べられた各列車を再整
    列する、ことを特徴とする請求項16に記載の時刻表提
    示方法。
  28. 【請求項28】前記入力ステップでは曜日と時間帯に対
    する駅名を指定するユーザ指示を受容し、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、現在時刻
    あるいは現在時刻から所定時間経過後における乗車可能
    列車を表示する、ことを特徴とする請求項16に記載の
    時刻表提示方法。
  29. 【請求項29】前記入力ステップでは、前記ディスプレ
    イ・スクリーン上に生成された時刻表内で選択されたセ
    ルに該当する発車時刻又は到着時刻を指定時刻として受
    容する、ことを特徴とする請求項16に記載の時刻表提
    示方法。
  30. 【請求項30】さらに現在時刻を計時するステップを備
    え、 前記の時刻表の表示を更新するステップでは、各列車に
    割り当てられたカラム上で現在位置に相当するセル(又
    は現在位置に近いセル)の表示を、その他のセルの表示
    形式と異ならせる、ことを特徴とする請求項16に記載
    の時刻表提示方法。
  31. 【請求項31】少なくともプロセッサと記憶装置と入力
    装置とディスプレイとを含むコンピュータ・システムの
    ディスプレイ・スクリーン上で電車の時刻表を管理する
    時刻表提示処理をコンピュータ・システム上で実行する
    ように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピ
    ュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータ・ソフトウェアは、 前記ディスプレイ・スクリーンを利用して、第1軸方向
    に沿って発車時刻に従って列車名を割り当てるとともに
    第2軸方向に沿って到着順に従って駅名を割り当ててな
    るマトリックスの各セル内に該当する列車の該当する駅
    における到着又は出発時刻を表示した時刻表を生成する
    ステップと、 前記入力装置を介してユーザ指示を受容する入力ステッ
    プと、 前記入力ステップを介したユーザ指示に応答して、前記
    時刻表の表示を更新するステップと、を具備することを
    特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7661603B2 (en) * 2002-12-10 2010-02-16 Lg Electronics Inc. Central control system and method for controlling air conditioners
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