JP2002183051A - 携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2002183051A
JP2002183051A JP2000379835A JP2000379835A JP2002183051A JP 2002183051 A JP2002183051 A JP 2002183051A JP 2000379835 A JP2000379835 A JP 2000379835A JP 2000379835 A JP2000379835 A JP 2000379835A JP 2002183051 A JP2002183051 A JP 2002183051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
mail
voice
unit
portable terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000379835A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguhiro Aoki
二寛 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000379835A priority Critical patent/JP2002183051A/ja
Publication of JP2002183051A publication Critical patent/JP2002183051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末本体を操作することなく、視覚、聴
覚、触覚でメールを受信したことを知ることができ、メ
ールの情報を視覚と聴覚で確認できる携帯端末制御装置
を提供する。 【解決手段】 リモート制御装置200は、CPU,R
AM,ROM等からなる制御装置主制御部210、携帯
端末100からの表示データを出力する表示部230、
音声データを出力するイヤホン等からなる音声出力部2
40、メール着信の通知を振動して知らせるバイブレー
タ250、電源スイッチ260、次データボタン26
1、前データボタン262、受信確認ボタン263、及
び携帯端末100との通信を行うためのインタフェース
270を備え、携帯端末100から通知されたメール着
信に対し、該メール着信の確認を携帯端末100に通知
するとともに、通知した動作を停止可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末・電
子メール端末等の携帯端末を制御する携帯端末制御装置
及びメール表示プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から携帯端末機器の利用にあたっ
て、更に小型の制御装置を用意することで、携帯端末本
体を操作することなく制御装置の操作で本体の情報を参
照することができた。また、通信機能を持った携帯通信
端末とその携帯通信端末への着信を報知する別の小型携
帯端末とで構成される携帯端末システムが知られてい
る。この携帯端末システムは、例えば、携帯通信端末側
に無線電話機能等が搭載され、この携帯通信端末とは別
で小型の携帯端末側にバイブレータを用いた報知機能が
搭載されている。そして、携帯通信端末への着信時には
携帯通信端末が基地局からの着呼信号を受信して、別の
小型携帯端末に報知信号を送信する。すると、別の小型
携帯端末内のバイブレータが動作し、ユーザはこのバイ
ブレータの振動により着信を知ることができる。よっ
て、別の小型携帯端末を身に付けておけば、携帯通信端
末の報知音を停止させて鞄等に入れておいても、支障な
く着信を認識して、通話することが可能となる。
【0003】かかる従来の携帯端末システムでは、携帯
通信端末にあっては通話機能のみならず発信者情報等を
表示する表示機能等各種機能を具備する一方、小型携帯
端末にあっては単に着信を報知する機能を具備するに過
ぎない。したがって、着信時に相手を確認する際には、
携帯通信端末に表示されている着信相手の名前あるいは
電話番号を視認するために、携帯通信端末を鞄から取り
出さなければならない等、利便性に関しては未だ満足す
べきものではなかった。上記の不具合に対して、例え
ば、特開2000−69149号公報には、利便性の向
上を図ることのできる携帯通信端末が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯端末制御装置にあっては、なお以下のよ
うな課題を有している。例えば、上記公報記載の装置で
は、携帯通信端末の他に、接続端末と、無線通信するた
めの小型携帯端末が必要であるという課題があった。ま
た、この小型携帯端末にはバッテリが必要であり、バッ
テリが切れた場合には小型携帯端末は使えないという問
題点があった。さらに、メールを受信した場合、メール
の送信者や内容を確認するには、表示部を見るという動
作をしなければならないという問題点があった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、携帯端末本体を操作することなく、視
覚、聴覚、触覚でメールを受信したことを知ることがで
き、メールの情報を視覚と聴覚で確認できる携帯端末制
御装置を提供することを目的とする。また、本発明は、
接続端末を不要にするとともに、携帯端末制御装置側に
バッテリを必要とせず、表示部を見るという動作をしな
くても確認でき、更に利便性の向上を図ることができる
携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯端末制御装
置は、通信機能を有する携帯端末に接続し、該携帯端末
を制御する携帯端末制御装置において、前記携帯端末
は、メールデータを受信する受信手段と、受信したメー
ルデータを表示する表示手段と、受信したメールデータ
を音声に合成する音声合成手段と、前記音声合成手段に
より合成された音声を出力する音声出力手段と、携帯端
末制御装置と通信を行うインタフェース手段とを備え、
前記携帯端末制御装置は、前記携帯端末から通知された
メール着信に対し、該メール着信の確認を前記携帯端末
に通知する通知手段と、前記携帯端末からのメールデー
タを受信する制御装置受信手段と、前記制御装置受信手
段により受信したメールデータを表示する制御装置表示
手段と、前記音声合成手段により合成された音声を出力
する制御装置音声出力手段とを備えることを特徴として
いる。
【0007】このように構成された本発明の携帯端末制
御装置は、携帯端末本体を操作することなく、視覚、聴
覚、又は触覚でメールを受信したことを知ることがで
き、メールの情報を視覚と聴覚で確認できる。また、前
記制御装置表示手段は、特定の人からのメールデータを
受信した場合、該メール送信者の名前の字体や色を変え
て表示することで、特定のメール送信者を容易に識別で
きるように表示することが可能になる。
【0008】また、前記音声合成手段は、前記通知手段
による通知を受けると、音声を合成して出力すること
で、メール着信を音声により知ることが可能となる。ま
た、前記音声合成手段は、前記通知手段による通知を受
けると、メール送信者の名前を音声合成して出力するこ
とで、メール送信者を音声により直ちに知ることができ
る。また、前記音声合成手段は、メール送信者の性別に
より音声合成の声色を変えることで、性別に関して違和
感のない音声による情報の出力が可能となる。
【0009】また、本発明は、コンピュータを、携帯端
末から通知されたメール着信に対し、該メール着信の確
認を前記携帯端末に通知する通知手段と、前記携帯端末
からのメールデータを受信する制御装置受信手段と、前
記制御装置受信手段により受信したメールデータを表示
する制御装置表示手段と、前記携帯端末の音声合成手段
により合成された音声を出力する制御装置音声出力手段
とを備える携帯端末制御装置として機能させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体である。
【0010】また、本発明は、コンピュータを、メール
データを受信する受信手段と、受信したメールデータを
表示する表示手段と、受信したメールデータを音声に合
成する音声合成手段と、前記音声合成手段により合成さ
れた音声を出力する音声出力手段と、携帯端末制御装置
と通信を行うインタフェース手段とを備える携帯端末と
して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な携帯端末制御装置の実施の形態について詳
細に説明する。図1は、本発明の実施の形態の携帯端末
制御装置が適用されるメール通信システムの構成を示す
図である。本メール通信システムの通信手段は、有線電
話、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone Syste
m)等がある。
【0012】図1において、100はメール送受信装置
である携帯端末、101はインターネット網101であ
り、インターネット網101は、世界中に張り巡らされ
たアナログ及びデジタル回線網で、この回線を介して他
の端末とメールの送受信を行う。インターネット網10
1には、メールサーバ102、電話会社の基地局103
等が接続されている。インターネット網101を介して
送られてきたメールがメールサーバ102に到着する
と、基地局103から携帯端末100へ着呼信号を送信
する。すると、携帯端末100は、この着呼信号を受信
して、基地局103に接続の確立を要求し、基地局10
3は接続を割り当て、その後両者間で同期信号などを送
受信する。これにより接続が確立されたならば、携帯端
末100は着呼応答信号を送信し、この着呼応答信号を
受信した基地局103は携帯端末100にメールを送信
する。この図の場合は、無線通信により基地局103か
ら携帯端末100にメールを送信するものとする。
【0013】図2は、携帯端末100とリモート制御装
置(携帯端末制御装置)200の外観を示す斜視図、図
3は、携帯端末100とリモート制御装置200の構成
を示すブロック図である。本実施の形態に係る携帯端末
制御装置は、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA
(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末の制
御装置に適用した例である。
【0014】これらの図において、100はノート型パ
ーソナルコンピュータからなる携帯端末、200は携帯
端末100を操作するリモート制御装置(携帯端末制御
装置)であり、携帯端末100は、CPU,RAM,R
OM等からなる携帯端末主制御部110、メール送受信
制御部111、音声合成部112(音声合成手段)、メ
ールデータ出力部113、制御装置200からの制御信
号の通知を受けるリモート命令入力部114、キーボー
ドやポインティングデバイスからなる入力部120、例
えば1024×768ドットマトリクス表示が可能なL
CDディスプレイからなる表示部130(表示手段)、
電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM
(electrically erasable programmable ROM)からなる
メール記憶部140、CD−ROMドライブ141、C
D−ROM142(記憶媒体)、通信装置であるメール
サーバ接続部150、主電源スイッチ160、制御装置
200との通信を行うためのインタフェース170(イ
ンタフェース手段)、バッテリ(駆動電池)180、バ
ッテリ180を制御する電源制御回路181、及びD/
Aコンバータ,アンプ他からなる音声データ生成チップ
190(音声出力手段)を備えて構成される。
【0015】メール送受信制御部111は、メールサー
バ接続部150からメールを受信し、メール記憶部14
0にメールを記憶する制御を行う。音声合成部112
は、音声データ生成チップ190を用いてメール内容の
音声合成を行う。メールデータ出力部113は、メール
データを表示する表示部130や制御装置の表示部23
0、音声出力部240に出力する。
【0016】また、リモート制御装置200は、CP
U,RAM,ROM等からなる制御装置主制御部21
0、携帯端末100からの表示データを出力する表示部
230(制御装置表示手段)、音声データを出力するイ
ヤホン等からなる音声出力部240(制御装置音声出力
手段)、メール着信の通知を振動して知らせるバイブレ
ータ250、電源スイッチ260、次データボタン26
1、前データボタン262、受信確認ボタン263、及
び携帯端末100との通信を行うためのインタフェース
270(制御装置受信手段)を備えて構成される。上記
バイブレータ250、受信確認ボタン263及びインタ
フェース270は、全体として、携帯端末100から通
知されたメール着信に対し、該メール着信の確認を携帯
端末100に通知する通知手段を構成する。
【0017】さらに、携帯端末100とリモート制御装
置200間は、携帯端末−リモート制御装置ケーブル5
0により接続されており、携帯端末−リモート制御装置
ケーブル50は、「制御装置→携帯端末」方向に信号を
伝達する携帯端末コントロールライン51、「携帯端末
→制御装置」方向に信号を伝達する表示データ出力ライ
ン52、「携帯端末→制御装置→イヤホン」方向に信号
を伝達する音声データ出力ライン53、「携帯端末内バ
ッテリ→制御装置」方向に電源を供給する電源供給ライ
ン54から構成される。
【0018】以下、上述のように構成された携帯端末制
御装置の動作を説明する。図4は、リモート制御装置2
00の制御装置主制御部210の処理を示すフローチャ
ートである。本フローは制御装置主制御部210のCP
Uにより実行される。図中、Sはフローの各ステップを
示す。
【0019】まず、ステップS1で携帯端末100とリ
モート制御装置200とが接続ケーブル50により接続
されているか否かを判別する。携帯端末100とリモー
ト制御装置200とが接続ケーブル50により接続され
ていれば、ステップS2で電源供給ライン54を通って
携帯端末100からリモート制御装置200に電源が供
給される。
【0020】次いで、ステップS3で各状態変数の初期
化を行う。状態変数には、有効データ数を示すdata
cnt、表示データ文字列(メール内容)バッファda
ta[]、概要表示データ文字列(メール送信者)バッ
ファdataabst[]、データ属性を示すdata
attrがあり、それぞれの状態変数を初期化する。
【0021】次いで、ステップS4で電源スイッチ26
0が押下されたか否かを監視し、電源スイッチ260が
押下されたときは、ステップS5でPOWER信号をO
Nにし、このON情報をコントロールライン51を通っ
て携帯端末100に通知する。これにより、携帯端末1
00側は、リモコン命令入力部114で押下されたボタ
ンが電源スイッチ260であることを認識し、携帯端末
100の電源をONする。
【0022】ステップS6では、メール送受信制御部1
11の制御によりメールの受信があるか否かを判別し、
メールの受信があれば、メールサーバ102との接続を
メールサーバ接続部150で行い、メールデータを受信
し、メール記憶部140に取り込む。このとき、メール
記憶部140には未読メールとして記憶され、メールサ
ーバ102に到着した時間、メールの件名、メールの送
信者及びメールの内容の情報を記憶する。
【0023】次いで、ステップS7でVIBRATIO
N信号をONにしてバイブレータ250を振動させる。
次いで、ステップS8で音声出力部240から受信メー
ルの差出人の名前を音声出力し、表示部230にメール
の差出人の名前を表示する。具体的には、音声合成部1
12により音声データ生成チップ190を用いてメール
の内容を音声合成するとともに、携帯端末100のメー
ルデータ出力部113により音声データを音声データ出
力ライン53を通って音声出力部240に出力する。ま
た、概要表示データ文字列バッファdataabs
t[]に格納されている表示データは、表示データ出力
ライン52を通って表示部230に出力する。
【0024】ステップS9では、受信確認ボタン263
が押下されたか否かを監視し、受信確認ボタン263が
押下されたときは、ステップS10でVIBRATIO
N信号をOFFにし、コントロールライン51を通って
携帯端末100に通知する。これにより、携帯端末10
0側は、リモコン命令入力部114で押下されたボタン
が受信確認ボタン263であることを認識し、バイブレ
ータ250を停止する。
【0025】次いで、ステップS11で音声出力部24
0からメール内容を音声出力し、表示部230にメール
内容を表示して本フローを終了する。具体的には、音声
合成部112により音声データ生成チップ190を用い
てメールの内容を音声合成するするとともに、携帯端末
100のメールデータ出力部113により音声データを
音声データ出力ライン53を通って音声出力部240に
出力する。また、表示データ文字列バッファdat
a[]に格納されている表示データは、表示データ出力
ライン52を通って表示部230に出力する。
【0026】図5は、メールデータを次のデータ又は前
のデータに変更する処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS21で次データボタン261又は前デ
ータボタン262が押下されたか否かを判別し、次デー
タボタン261又は前データボタン262が押下された
ときは、ステップS22以下のステップに進む。
【0027】次のデータを読む場合、次データボタン2
61を押下することで、NEXTDT信号をコントロー
ルライン51を通って携帯端末100に通知し、次のメ
ールの音声データを音声データ出力ライン53を通って
受信し、表示データを表示データ出力ライン52を通っ
て受信し、表示データ文字列(メール内容)バッファd
ata[]に代入し(ステップS22)、ステップS2
3で音声出力部240からメール内容を音声出力し、表
示部230にメール内容を表示して本フロー終了する。
【0028】また、前のデータを読む場合、前データボ
タン262を押下することで、FRONTDT信号をコ
ントロールライン51を通って携帯端末100に通知
し、前のメールの音声データを音声データ出力ライン5
3を通って受信し、表示データを表示データ出方ライン
52を通って受信し、表示データ文字列(メール内容)
バッファdata[]に代入し(ステップS22)、ス
テップS23で音声出力部240からメール内容を音声
出力し、表示部230にメール内容を表示して本フロー
を終了する。
【0029】次に、携帯端末100側のメール送受信制
御部111の動作について説明する。基本的には従来か
らの手法と同様であり、メールサーバ102との接続を
メールサーバ接続部150で行い、メールデータを受信
し、メール記憶部140に取り込む。
【0030】図6は、メール記憶部140のデータベー
ス構造を示す図である。図6に示すように、メール記憶
部140には未読メールかどうか(未読の場合:1、済
みの場合:0)、メールサーバに到着した時間、件名、
送信者、内容、属性1(通常:0、重要送信者:1)、
属性2(男性:0、女性:1)のデータベース構造で記
憶する。図6の場合、未読メール数は3となり、メール
データ出力部113から表示データ出力ライン52を通
ってリモート制御装置200に送信し、有効データ数d
atacntに「3」を代入し、表示部230に出力す
る。また、メールの送信者が重要送信者の場合には、属
性1は「1」となり、メールデータ出力部113から表
示データ出力ライン52を通ってリモート制御装置20
0に送信し、データ属性変数dataattrに「1」
を代入し、制御装置主制御部210のROMに登録され
ている別の字体で表示する。あるいは、表示部230が
カラー対応であれば色を変えてもよい。また、メールの
送信者が女性の場合には属性21は「1」となり、以下
に説明する音声合成部112で生成する声色を変えて出
力する。なお、上記は一例であって、文字列自体の色分
けを行うようにしてもよく、また、表示色ではなく階
調、ハッチング、網がけ、文字装飾等を異なるように表
示してもよい。
【0031】次に、音声合成部112の動作について説
明する。図7は、一般的な音声テキスト合成手段のブロ
ック構成を示す図である。詳細においてはさまざまな手
法により実現されている。例えば、音声素片(主として
1ピッチ周期の音声波形)編集合成は、ピッチ制御が可
能で音声素片の選び方によっては任意語の出力まで拡張
できる。また、パラメータ編集合成は、単位音声ごとに
音源パラメータと音声伝達特性(スペクトラム)パラメ
ータを符号化して記録しておき、パラメータ時系列で音
声合成を得るものである。音声の規則合成は、文字や音
声記号などの離散的記号で表現された系列を、連続音声
に変換するものである。
【0032】テキスト音声合成は、文章(テキストデー
タ)を音声に変換するものであり、音声表記と1対1に
対応しないのが普通である。したがって、入力テキスト
を音声記号の系列に変換するとともに、韻律的特徴を自
動的に生成するため、形態素解析や構文解析などの言語
処理が必要となる。
【0033】基本的には、表記,読み,アクセント,品
詞等の単語辞書記憶部71、韻律規則格納部72、音声
素片データ格納部73と、これらの辞書及び記憶情報を
用いて変換処理を行う3つのブロック、すなわち形態素
解析・読み変換・アクセント付与部74、音声素片の決
定・付加パラメータ(ピッチ・振幅パターン等)の付与
部75及び音声素片復号・波形生成部76から構成さ
れ、テキストデータはこの3つの変換処理ブロックで処
理される。
【0034】以上の構成において、入力されたテキスト
データは、内部バッファに一時的に格納され、ある単位
ごと(例えば、文章や文節ごと)に形態素解析・読み変
換・アクセント付与部74に送られる。形態素解析・読
み変換・アクセント付与部74では単語辞書格納部71
の単語辞書と入力されたテキストデータとを照合しなが
ら、読み、アクセント、イントネーション、ポーズ等の
情報を文字列として記述した音韻韻律記号を生成し、こ
れを音声素片の決定・付加パラメータの付与部75に送
る。
【0035】音声素片の決定・付加パラメータの付与部
75では、韻律規則格納部72の音韻韻律記号列に基づ
いて音声素片データの位置、各音韻の継続時間、音の高
さ(ピッチ)、声の強さを決定し、これらの情報からな
る合成パラメータを生成し、音声素片復号・波形生成部
76に送る。
【0036】音声素片復号・波形生成部76では、生成
された合成パラメータに基づいて音声素片データ格納部
73より音声素片データを読み込みながら音声波形デー
タを生成し、これをD/A変換器(図示せず)に送る。
D/A変換器では、クロック発生器より出力されるクロ
ック信号のタイミングでディジタル音声波形データをア
ナログ信号に変換し、ここでフィルタリング及び増幅さ
れてスピーカより合成音声として出力される。
【0037】図8は、音声合成辞書テーブル80のデー
タ構造を示す図であり、メールデータの属性により、音
声再生内容を変化させるために新たに構成する必要があ
る音声合成辞書テーブルの内容を示す。図8において、
音声テキスト合成手段の3つの変換処理部74,75,
76で使用される各辞書(単語辞書71a,韻律規則辞
書72a,音素辞書73a)をそれぞれ性別ごとに準備
し、そのデータを音声合成用辞書テーブル80で管理す
る。図8は、VoiceData[MAXCN
T]([]内は、テーブルアドレス)で管理されている
例を示している。
【0038】以上のように、本実施の形態のリモート制
御装置200は、CPU,RAM,ROM等からなる制
御装置主制御部210、携帯端末100からの表示デー
タを出力する表示部230、音声データを出力するイヤ
ホン等からなる音声出力部240、メール着信の通知を
振動して知らせるバイブレータ250、電源スイッチ2
60、次データボタン261、前データボタン262、
受信確認ボタン263、及び携帯端末100との通信を
行うためのインタフェース270を備え、携帯端末10
0から通知されたメール着信に対し、該メール着信の確
認を携帯端末100に通知するとともに、通知した動作
を停止可能に構成したので、携帯端末本体を操作するこ
となく、視覚、聴覚、触覚でメールを受信したことを知
ることができ、メールの情報を視覚と聴覚で確認するこ
とができる。
【0039】このように、携帯端末本体を操作すること
なく、鞄の中に入れたままでも、電車の車内などで周囲
の人々に迷惑をかけることなく、ユーザだけが視覚、聴
覚、触覚でメールを受信したことを知ることができ、メ
ールの情報を視覚と聴覚で確認できる。また、制御装置
200にバッテリを必要とせず、表示部を見るという動
作をしなくても確認することができ、更に利便性の向上
を図ることができる。
【0040】以上の説明は本発明の好適な実施の形態の
例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはな
い。なお、上記実施の形態では、ノート型パソコン等の
携帯情報処理装置の制御装置に適用した例であるが、携
帯端末の制御装置であればどのような装置にも適用可能
である。例えば、メール通信機能を備えたPDA(Pers
onal Digital Assistant)やDVD等の制御にも応用で
きる。
【0041】また、上記携帯端末制御装置を構成する各
回路部、例えば表示部の種類、数及び接続方法などは前
述した実施の形態に限られない。また、上記実施の形態
では、携帯端末と制御装置を有線通信により接続するよ
うにしているが、リモート操作できるものであればよ
く、例えば無線通信であってもよい。また、メールデー
タは、どのようなデータであってもよい。
【0042】また、以上説明した携帯端末制御装置は、
これら携帯端末制御装置を機能させるためのプログラム
でも実現される。このプログラムはコンピュータで読み
取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、こ
の記録媒体として、図3に示されている携帯端末主制御
部110又は制御装置主制御部210のメインメモリそ
のものがプログラムメディアであってもよいし、また外
部記憶装置としてCD−ROMドライブ141等のプロ
グラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入
することで読み取り可能なCD−ROM142等のプロ
グラムメディアであってもよい。いずれの場合でも、格
納されているプログラムは携帯端末主制御部110又は
制御装置主制御部210のCPUがアクセスして実行さ
せる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプ
ログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、図示
されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされ
て、そのプログラムが実行される方式であってもよい。
このダウンロード用のプログラムは予め各装置に格納さ
れているものとする。
【0043】ここで、上記プログラムメディアは、携帯
端末制御装置又は携帯端末と分離可能に構成される記録
媒体であり、磁気テープやカセットテープ等の磁気ディ
スクやCD−ROM、CD−R/RW、MO、MD、D
VD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW等の光デ
ィスクのディスク系、PCカード、コンパクトフラッシ
ュカード、スマートメディア、ICカード、SDカー
ド、メモリースティック等のカード系、あるいはマスク
ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM
等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担
持する媒体であってもよい。
【0044】さらに、メールサーバ接続部150等の外
部の通信ネットワークとの接続が可能な通信接続手段を
介して通信ネットワークからプログラムをダウンロード
するように、流動的にプログラムを担持する媒体であっ
てもよい。なお、このように通信ネットワークからプロ
グラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード
用プログラムは予め格納しておくか、あるいは別な記録
楳体からインストールされるものであってもよい。な
お、記録媒体に格納されている内容としてはプログラム
に限定されず、データであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、携帯端末本体を操作することなく、視覚、聴覚、触
覚によりメールを受信したことを知ることができ、メー
ルの情報を視覚と聴覚で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の携帯端末制御装置が適用
されるメール通信システムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態の携帯端末制御装置の携帯端末と
リモート制御装置の外観を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態の携帯端末制御装置の携帯端末と
リモート制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の携帯端末制御装置の制御装置主
制御部の処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態の携帯端末制御装置のメールデー
タを次のデータ又は前のデータに変更する処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】本実施の形態の携帯端末制御装置のメール記憶
部のデータベース構造を示す図である。
【図7】本実施の形態の携帯端末制御装置の一般的な音
声テキスト合成手段のブロック構成を示す図である。
【図8】本実施の形態の携帯端末制御装置の音声合成辞
書テーブルのデータ構造を示す図である。
【符号の説明】
50 携帯端末−リモート制御装置ケーブル 51 携帯端末コントロールライン(制御装置→携帯端
末) 52 表示データ出力ライン(携帯端末→制御装置) 53 音声データ出力ライン(携帯端末→制御装置→イ
ヤホン) 54 電源供給ライン(携帯端末内バッテリ→制御装
置) 71 単語辞書記憶部 72 韻律規則格納部 73 音声素片データ格納部 74 形態素解析・読み変換・アクセント付与部 75 音声素片決定・付加パラメータ付与部 76 音声素片復号・波形生成部 80 音声合成辞書テーブル 100 携帯端末(メール送受信装置) 101 インターネット網 102 メールサーバ 103 基地局 110 携帯端末主制御部 111 メール送受信制御部 112 音声合成部(音声合成手段) 113 メールデータ出力部 114 リモート命令入力部 120 入力部 130 表示部(表示手段) 140 メール記憶部 141 CD−ROMドライブ 142 CD−ROM(記憶媒体) 150 メールサーバ接続部 160 主電源スイッチ 170 インタフェース(インタフェース手段) 180 バッテリ(駆動電池) 181 電源制御回路 190 音声データ生成チップ(音声出力手段) 200 リモート制御装置(携帯端末制御装置) 210 制御装置主制御部 230 表示部(制御装置表示手段) 240 音声出力部(制御装置音声出力手段) 250 バイブレータ(通知手段の一部) 260 電源スイッチ 261 次データボタン 262 前データボタン 263 受信確認ボタン(通知手段の一部) 270 インタフェース(制御装置受信手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を有する携帯端末に接続し、該
    携帯端末を制御する携帯端末制御装置において、 前記携帯端末は、 メールデータを受信する受信手段と、 受信したメールデータを表示する表示手段と、 受信したメールデータを音声に合成する音声合成手段
    と、 前記音声合成手段により合成された音声を出力する音声
    出力手段と、 携帯端末制御装置と通信を行うインタフェース手段とを
    備え、 前記携帯端末制御装置は、 前記携帯端末から通知されたメール着信に対し、該メー
    ル着信の確認を前記携帯端末に通知する通知手段と、 前記携帯端末からのメールデータを受信する制御装置受
    信手段と、 前記制御装置受信手段により受信したメールデータを表
    示する制御装置表示手段と、 前記音声合成手段により合成された音声を出力する制御
    装置音声出力手段とを備えることを特徴とする携帯端末
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置表示手段は、 特定の人からのメールデータを受信した場合、該メール
    送信者の名前の字体や色を変えて表示することを特徴と
    する請求項1記載の端末制御装置。
  3. 【請求項3】 前記音声合成手段は、 前記通知手段による通知を受けると、音声を合成して出
    力することを特徴とする請求項1記載の携帯端末制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記音声合成手段は、 前記通知手段による通知を受けると、メール送信者の名
    前を音声合成して出力することを特徴とする請求項1記
    載の携帯端末制御装置。
  5. 【請求項5】 前記音声合成手段は、 メール送信者の性別により音声合成の声色を変えること
    を特徴とする請求項1記載の携帯端末制御装置。
  6. 【請求項6】コンピュータを、携帯端末から通知された
    メール着信に対し、該メール着信の確認を前記携帯端末
    に通知する通知手段と、前記携帯端末からのメールデー
    タを受信する制御装置受信手段と、前記制御装置受信手
    段により受信したメールデータを表示する制御装置表示
    手段と、前記携帯端末の音声合成手段により合成された
    音声を出力する制御装置音声出力手段とを備える携帯端
    末制御装置として機能させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  7. 【請求項7】コンピュータを、メールデータを受信する
    受信手段と、受信したメールデータを表示する表示手段
    と、受信したメールデータを音声に合成する音声合成手
    段と、前記音声合成手段により合成された音声を出力す
    る音声出力手段と、携帯端末制御装置と通信を行うイン
    タフェース手段とを備える携帯端末として機能させるた
    めのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
JP2000379835A 2000-12-14 2000-12-14 携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2002183051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379835A JP2002183051A (ja) 2000-12-14 2000-12-14 携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379835A JP2002183051A (ja) 2000-12-14 2000-12-14 携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002183051A true JP2002183051A (ja) 2002-06-28

Family

ID=18848127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000379835A Pending JP2002183051A (ja) 2000-12-14 2000-12-14 携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002183051A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065602A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Nec Corp メール返信システム,携帯端末,メール返信方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065602A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Nec Corp メール返信システム,携帯端末,メール返信方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5600092B2 (ja) 携帯型デバイス内のテキスト音声処理用システムおよび方法
US6985913B2 (en) Electronic book data delivery apparatus, electronic book device and recording medium
US20090012793A1 (en) Text-to-speech assist for portable communication devices
JP2007525897A (ja) マルチモーダル埋め込み型インタフェースの交換可能なカスタマイズ用の方法及び装置
JP2002366186A (ja) 音声合成方法及びそれを実施する音声合成装置
JP4729171B2 (ja) 電子書籍装置および音声再生システム
EP1703492A1 (en) System and method for personalised text-to-voice synthesis
JP4075349B2 (ja) 電子書籍装置および電子書籍データ表示制御方法
JPH04175049A (ja) 音声応答装置
US20020090935A1 (en) Portable communication terminal and method of transmitting/receiving e-mail messages
KR20030065350A (ko) 문자 음성 변환 장치 및 그것을 이용한 휴대 단말 장치
JP2004023225A (ja) 情報通信装置およびその信号生成方法、ならびに情報通信システムおよびそのデータ通信方法
JP2002183051A (ja) 携帯端末制御装置及びメール表示プログラムを記録した記録媒体
JP2003046607A (ja) 音声通信端末、及び音声通信システム
JP2001265566A (ja) 電子書籍装置、及び音声再生システム
JP2005249880A (ja) 携帯式通信端末によるディジタル絵本システム
JP2002149560A (ja) 電子メール装置及び電子メールシステム
JP2002342234A (ja) 表示方法
JPH09258764A (ja) 通信装置および通信方法、並びに情報処理装置
JP3729074B2 (ja) 通信装置及び記憶媒体
JPH09258785A (ja) 情報処理方法および情報処理装置
JP2007221775A (ja) 携帯端末、作業支援システムおよびプログラム
JP5444978B2 (ja) 装飾処理装置及び装飾処理方法及びプログラム及び通信機器及び装飾処理システム
JP4042580B2 (ja) 発音記述言語による音声合成をする端末装置
JP2003122384A (ja) 携帯端末装置