JP2002182725A - 加工工場における設備総合効率算出装置 - Google Patents

加工工場における設備総合効率算出装置

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JP2002182725A JP2000375430A JP2000375430A JP2002182725A JP 2002182725 A JP2002182725 A JP 2002182725A JP 2000375430 A JP2000375430 A JP 2000375430A JP 2000375430 A JP2000375430 A JP 2000375430A JP 2002182725 A JP2002182725 A JP 2002182725A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工工場における複数の設備それぞれの生産
効率を同列に評価できる指標を提供し、その指標を算出
する装置を提供する。 【解決手段】 本発明の設備総合効率算出装置は、
(1)時間稼動率を算出する手段と、(2)性能稼動率
を算出する手段と、(3)良品率を算出する手段と、
(1)〜(3)の積である設備総合効率を算出する手段
を備える。(1)〜(3)は、各設備の生産効率を低下
させる原因を全て取り上げて分類し、その分類を反映さ
せた指標であり、設備総合効率はそれらを総合的に評価
し、各設備を同列に比較できる指標となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工工場での生産
効率をより向上させるために、各設備の現状の生産効率
を正確に算出するための装置に関する。
【0001】
【従来の技術】機械加工工場などの工場における製造業
務では、一つの製品を製造するのに複数の工程を経る場
合がほとんどである。すなわち、一つの製品が生産され
るまでに、複数の設備が稼動される。従来は、その製品
の製造コストを削減するためや、生産効率を向上させる
ためには、各設備の運転に携わる熟練した技術者が経験
によって重要と判断した独自の指標を用い、定期的に設
備の稼動効率を評価することが行われている。例えば、
頻繁に切削用刃物の交換が必要とされる、金属材料を特
定の形状に切削する工程においては、部品交換に要する
時間がその設備の稼動効率に最も影響していると判断さ
れる。この場合には、切削機械を運転している時間に対
して刃物の交換に要した時間を計測すると、この時間の
比が設備の稼動状況を最もよく反映する指標となる。ま
た、部品交換は行わなくてよいが、機械の性能によって
度々不良品が生ずる工程では、単に生産個数に対して不
良品を除く良品の個数を計測し良品率を求めれば、これ
がその設備の生産効率を最もよく反映する指標となる。
このように、それぞれの設備ごとに重要と判断される独
立の指標が用いられ、自動化が行われてきた。
【0002】しかしながら、様々な設備において生産効
率に影響すると判断される要素が異なるため、各設備に
おいて独立の指標が用いられることになる。そのため、
設備同士の生産効率を同列において比較することは困難
であった。また、異なる設備で同一の指標を用いたとし
ても、その指標が各設備の生産効率を同程度に反映して
いるとは限らないため、どの設備が設備全体として効率
がよいのか、あるいは悪いのかという判断は困難であっ
た。加工工場における最終的な生産効率を向上させるに
は、製品を製造するのに稼動する複数の設備のうち、問
題が何であれもっとも問題の大きい設備から改善するの
が有効である。すなわち、複数の加工工程において、生
産効率向上のボトルネックとなっている設備を見つけ出
すことが必要である。本発明者は、このような点に注目
し、各設備の生産効率を等しく反映しかつ設備同士で比
較のできる、各設備の総合的な生産効率を算出する指標
として、後述する設備総合効率を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、設備総合効率
を各設備について算出するには、各設備ごとに対応した
煩雑な計測を行わなくてはならない。例えば、ある一つ
の設備について、細かな機械の停止や空転の時間を計測
し、機械の運転時間を計測し、良品の個数を計測し、そ
れらのデータを用いて計算する、という操作を定期的に
実施することが必要である。そのため、特に設備の数が
多く複雑な工程を経る場合には、生産効率を把握するた
めだけに時間と人員が必要となり、工場の生産効率を向
上させるという本来の目的に反してしまうこともあっ
た。さらに、それら収集したデータの量が膨大となる
と、その履歴や設備劣化の傾向について統計的な分析を
するのが困難であった。現在、加工工場において製品が
完成されるまでに必要とされる設備数は20〜3000
程度と多く、設備総合効率を算出するためのデータの量
は膨大になっている。したがって、工場全体の生産効率
を向上させるために、そのような指標を用いて生産効率
を常時算出し、管理するための装置が要望され、工場の
さらなる自動化を推進することが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の要望に応えるた
め、本発明によれば、加工工場の各設備の生産効率を評
価するための設備総合効率算出装置であって、時間稼動
率を算出する手段と、性能稼動率を算出する手段と、良
品率を算出する手段と、上記時間稼動率、上記性能稼動
率、及び上記良品率の積を算出する手段と、を備える設
備総合効率算出装置が提供される。
【0005】本発明者は、様々な業種における製造工場
の現状の問題点を比較検討した結果、どのような工場に
も応用しうる、複数の設備それぞれの生産効率を同列に
評価できる指標を見出し、その生産効率を反映する指標
を算出するための装置を案出した。その指標とは設備総
合効率であり、以下のように定義される。 設備総合効率≡時間稼動率×性能稼動率×良品率
【0006】時間稼動率、性能稼動率及び良品率は、各
設備の生産効率を低下させると予想される様々な原因を
全て取り上げて7種類に分類し、その分類に応じて計
測、算出される数値である。以下に時間稼動率、性能稼
動率及び良品率の定義を説明する。図1には、設備総合
効率を求めるにあたり、時間稼働率、性能稼働率及び良
品率をどのように算出するかを記載した説明図を示し
た。図1の上段部分は、時間稼動率の概念、時間稼動率
に関わる生産効率の低下原因及び例も含めた計算式を示
した。図1の中段及び下段部分は、それぞれ性能稼動率
及び良品率について、時間稼動率と同様に概念、生産効
率の低下原因及び計算式を示した。
【0007】(1)時間稼動率 まず、設備の一日の操業時間から、昼休み等計画的な休
止の時間を差し引いた時間を算出する。これを負荷時間
と称する。時間稼動率は、負荷時間のうち、次の原因
〜によって設備を停止させた時間(停止時間と称す
る)を差し引いて、算出される。その原因による停止時
間とは次のとおりである。 故障 設備の故障によって、設備が停止した時間であ
る。 段取り・調整 製造工程の段取りや設備の調整のた
め、設備が停止した時間である。 部品交換 設備に装着して用いる刃具等の部品交換
で設備が停止した時間である。 立ち上がり 設備が運転を開始するまでの立ち上が
りに要する時間である。 したがって、時間稼動率は次式で計算される。 時間稼動率(%)=(負荷時間−停止時間)/負荷時間
×100 ただし、設備総合効率を算出する際は、100を掛けな
い値を用いる。
【0008】(2)性能稼動率 上記の、負荷時間から停止時間を差し引いた時間(稼動
時間と称する)に対して、さらに設備の性能による生産
効率低下が考えられる。設備の性能に由来する原因及
びは、次のように分類される。 空転・チョコ停 設備の機械が空転する、または設
備が運転はしているがごく短時間停止する。 速度低下 運転している設備の機械的速度が低下す
る。 及びにより低下した生産効率は、一つの製品がその
設備によって生産されるのに要する設計標準の時間(基
準サイクルタイムと称する)を用いて、性能稼働率とし
て次のように計算される。 性能稼動率(%)=(基準サイクルタイム×加工数量)
/稼動時間 ×100 ただし、設備総合効率を算出する際は、100を掛けな
い値を用いる。
【0009】(3)良品率 設備の生産効率を低下させる原因は、不良品の生産で
ある。したがって、原因による生産効率は、良品率と
して次のように計算される。 良品率(%)=(加工数量−不良数量)/(加工数量)
×100 ただし、設備総合効率を算出する際は、100を掛けな
い値を用いる。
【0010】加工工場の様々な設備において生産効率の
低下を招くと予想される原因は、上記〜でほぼ全て
が網羅される。しかも、各設備において上記の設備総合
効率を算出するためには、上記(1)〜(3)を各設備
についてそれぞれ算出しなければならない。したがっ
て、設備ごとの設備総合効率は、どれが主たる原因かに
関係なく、原因〜全てを反映した総合的な指標とな
り得る。加工工場において最終的な製品が完成するま
で、一連の製造ラインにおいて複数の工程を経る場合
に、各工程に用いられる設備ごとに設備総合効率を算出
すれば、どの設備がボトルネックとなっているかを容易
に判断することができる。さらに、ある設備の設備総合
効率が急に低下したような場合には、〜のどの原因
によって低下が起こったのかを調査し、分析することに
よって、設備の不具合を迅速に見つけ出し、対策をとる
ことが可能となる。
【0011】時間稼動率は、工場の各設備ごとに、既知
データとして負荷時間、及び、操業中における計測デー
タとして実測した停止時間をパソコン等のコンピュータ
に入力し、算出する。この入力データ及び時間稼動率
は、入力データについては停止時間を〜の原因ごと
に分類し、データベース化して経時変化を蓄積しておく
ことが好ましい。このようにすると、例えば、の故障
による停止時間が徐々に増えて設備総合効率を低下させ
るといった状態が生じれば、その設備をどの位の周期で
調整又は修理すればよいかといった対策がとりやすくな
る。
【0012】性能稼動率を求めるには、まず、工場の各
設備ごとに、既知データとして設計標準による基準サイ
クルタイム、及び、操業時の計測データとして実測した
加工数量をパソコン等のコンピュータに入力する。この
入力データと、時間稼動率を算出する際に入力したデー
タを用いて算出した稼動時間(負荷時間−停止時間)と
を用いて、性能稼動率を算出する。この入力データ及び
性能稼動率は、時間稼動率と同様にデータベース化して
経時変化を蓄積しておくことが好ましい。
【0013】良品率は、工場の各設備ごとに、加工数量
及び不良数量を計測し、パソコン等のコンピュータに入
力し、算出する。この入力データ及び良品率について
も、時間稼動率及び性能稼動率同様に一日毎の記録を残
し、経時変化を蓄積しておくことが好ましい。
【0014】上述のように算出した時間稼動率、性能稼
動率及び良品率のデータを用いて、パソコン等のコンピ
ュータにより、各設備の設備総合効率を算出する。本発
明の設備総合効率算出装置は、入力機能や記憶装置、演
算処理機能、表示装置を備えていれば、時間稼動効率、
性能稼動効率、良品率及び設備総合効率を算出する際に
用い得る単一のパソコン等のコンピュータであってもよ
いし、ネットワークで連結された複数のコンピュータで
あってもよい。また、単一の演算処理部に対して複数の
入力装置や表示装置を備えていてもよい。また、各工程
における時間や数量の計測を自動化し、それら計測装置
からのデータをインタフェースボード等を介してパソコ
ン等に入力することもできる。計測データの取得は、時
間を短縮できることから自動化することが好ましい。
【0015】本発明の設備総合効率算出装置を用いれ
ば、各設備ごとの生産効率の算出を迅速かつ容易に行う
ことができ、さらにそれら生産効率を一箇所で集中管理
することができるようになる。したがって、従来はでき
なかった、毎日の操業終了時にボトルネックとなってい
る設備を製造ラインごとに特定し毎日対策をとる、とい
う作業が可能となる。一定時間ごとに設備総合効率を算
出し、最も効率の低い設備を表示させるようなプログラ
ムを用いれば、連続加工機のボトルネックを自動発見す
ることも可能となる。すなわち、本発明の装置によっ
て、各設備の生産効率を常時高い水準に保てるのみなら
ず、さらなる工場の自動化が実現される。また、人員削
減と時間短縮によるコスト削減が可能となる。
【0016】更に、本発明の設備総合効率算出装置は、
設備総合効率について、生産計画に基づく目標値からの
ずれを算出させることもできる。このような設備総合効
率算出装置は、ある一つの設備を用いて数種類の加工品
を生産するときに特に有用である。まず、日々の生産目
標が、製品の出荷計画によって設定される。その生産目
標に応じて、設備総合効率の目標が設定される。例え
ば、あるワーク(材料又は直前の設備からの加工品)が
投入されてから加工品となって搬出されるまでの時間、
すなわちそのワークの基準サイクルタイムが1分である
とし、100個の加工品を生産する計画であるとする。
この計画立案時は、設備の故障やその他の停止、設備の
機能低下、不良品等のない理想的な計画が立てられる。
すなわち、負荷時間は、1分×100個=100分 で
あり、時間稼動率は100%、性能稼動率は機能低下な
く100%、良品率はいかなる不良品もなく100%で
ある。この場合の設備総合効率は100%となる。しか
し、実際に100個の加工を行った場合、計測の結果、
200分時間がかかったとする。このとき、設備総合効
率は50%である。この場合、その原因把握において、
あらかじめ設定しておいた目標の時間稼動率を減少させ
る設備停止によるのか、目標性能稼動率を減少させる基
準サイクルタイムの増幅など設備機能の低下によるの
か、それとも、目標良品率を減少させる不良品の算出に
よるのかが、設備ごとに自動的にかつ瞬時に分かる。ま
た、一般的には、一日の操業の中で、複数のロット(ワ
ークの種類をさす)を加工する複合生産計画を立て、実
施する場合が多い。この場合においては、例えば、どの
ロットの遅れにより生産計画が未達成であったのかも、
瞬時にして分かる。なお、複合生産による一日あたりの
設備総合効率を求める場合は、 ロットごとの設備総合効率の和/ロット数 となる。
【0017】生産計画による目標値を設備総合効率算出
装置に設定して用いる場合には、ワークの種類、加工数
量などの生産計画を装置にあらかじめ入力しておき、目
標値を算出させ、実測データに基づく設備総合効率との
比較を行えばよい。このように目標値からのずれを把握
することによって、加工品の生産が理想的に行われた
か、又は、生産効率の低下が生じたか、ということにつ
いて装置は明確な判断ができる。すなわち、目標値は、
数値化された明確な判断基準を提供する。したがって、
この判断基準に従って自動的に設備の点検や修理などの
対策を取るかどうかという指示をオペレーターに伝える
ことができる。このような判断は、一日の操業終了時に
行えるのみならず、各ロット生産の終了時に自動的に行
うことができ、設備に問題が生じた場合により迅速な対
応を取れるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図2に示した例を用いて具体的に説明する。図2の上部
に白抜き矢印で示したのは、加工工場のある製造ライン
において、材料を投入してから設備A、B、C及びDの
4つの設備を経てその材料が順次加工され、製品になる
までの流れである。図2の中央の四角の枠の中には、4
つの設備の内、設備Bの稼動の様子及び設備総合効率算
出のために収集されるデータが示されている。実線の矢
印で枠の中の上部に示したのは、設備Bの稼動の様子で
ある。設備Bは、スイッチを入れて立ち上げた後、ワー
ク(設備Aから搬入される第1次加工品をさす)が投入
される。ワークは設備Bによって加工され、搬出され
る。ワーク投入から加工、搬出の工程が短時間であれ
ば、この工程は設備のサイクルタイムで繰り返される。
この一連の作業の後、設備Bのスイッチが切られれば、
作業のサイクルはスイッチを入れる段階に戻る。
【0019】枠の中に描かれたグラフは、横軸が操業時
間、縦軸が設備の運転速度率(理想的な運転速度を10
0としたときの、設備の運転速度の換算値)であって、
この設備Bにおいて収集された計測データを示してい
る。厳密には、性能稼動率は加工数量を用いて計算する
が、グラフの面積は時間稼動率と性能稼動率の積を表し
ているとみなせる。このようなデータを取得するには、
実際には、設備機械に流れる電流負荷を計測する、ある
いは機械の回転数を計測する等、設備の運転速度率を直
接反映する計測データを自動的にコンピュータに蓄積す
るのが好ましい。設備が停止した時間は、追加データと
して原因の分類を入力してもよいし、例えば、ある一定
時間以下はチョコ停又は空転に分類する等、あらかじめ
時間の長さに応じて設定をしておいてもよい。さらに、
図示しなかったが、搬出された製品を検査し不良数量を
計測する工程が設備Bの最後に行われる。このように、
設備の運転速度の計測、設備が停止した時間の計測とそ
の原因の特定、及び、加工数量と不良数量の計測を行っ
て、設備総合効率を算出する。
【0020】
【発明の効果】本発明の設備総合効率算出装置を用いれ
ば、加工工場において複数の設備を用いる場合に、製品
を完成するまでにボトルネックとなっている工程を容易
に見つけ出すことができる。この工程に用いられる設備
を第一に改善することで、製品の生産効率を最も効果的
に向上させることができる。また、設備総合効率を算出
するために用いた計測データや算出データを蓄積してお
けば、生産効率が低下したときに、それらのデータの蓄
積を用いて原因の分析を容易にでき、迅速な対応を取る
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 設備総合効率を説明するための図である。
【図2】 設備総合効率を算出するために収集するデー
タの例を示した図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工工場の各設備の生産効率を評価する
    ための設備総合効率算出装置であって、 時間稼動率を算出する手段と、 性能稼動率を算出する手段と、 良品率を算出する手段と、 上記時間稼動率、上記性能稼動率、及び上記良品率の積
    を算出する手段と、を備える設備総合効率算出装置。
  2. 【請求項2】 さらに、上記時間稼動率、上記性能稼動
    率及び上記良品率の積について、生産計画に基づく目標
    値からのずれを算出する手段を備える請求項1に記載の
    設備総合効率算出装置。 【0001】
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