JP2002182499A - 電磁誘導加熱コイル - Google Patents

電磁誘導加熱コイル

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JP2002182499A
JP2002182499A JP2000375389A JP2000375389A JP2002182499A JP 2002182499 A JP2002182499 A JP 2002182499A JP 2000375389 A JP2000375389 A JP 2000375389A JP 2000375389 A JP2000375389 A JP 2000375389A JP 2002182499 A JP2002182499 A JP 2002182499A
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JP
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electromagnetic induction
heating
induction heating
heating coil
coil
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Application number
JP2000375389A
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Inventor
Atsushi Nakajima
淳 中嶋
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Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォームアップ時間の短縮やクイックスタート
が可能なほか、省電力化にも対応できる加熱効率の高い
加熱源となる電磁誘導加熱コイルを提供する。 【解決手段】電磁誘導加熱方式の加熱定着装置を構成す
る加熱ローラ内の長手方向に巻線して配設した電磁誘導
加熱コイルであって、電磁誘導加熱コイル1は、発熱長
が異なるとともに切替スイッチSWによりそれぞれが単独
で外部電源ACに接続される2個のコイルM1, M2を並設し
てなり、加熱ローラによる加熱範囲を被記録材の寸法に
応じて切換えるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置を構成する加熱ローラ内の長手方向に巻線され配
設されるとともに、ウォームアップ時間の短縮やクイッ
クスタートを可能にした電磁誘導加熱コイルに係わり、
特には用紙サイズによる加熱範囲の切替えができ、省電
力化を可能にした電磁誘導加熱コイルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンター等の画像形成装置に
は画像形成用の定着装置が配設されており、電子写真プ
ロセス、静電記録プロセス、磁気記録プロセス等適宜の
画像形成手段部で被記録材(転写材シート,静電記録
紙,エレクトロファックス紙,印字用紙等)に転写式あ
るいは直接式により画像を形成担持させ、目的の画像情
報に対応した未定着画像(トナー画像)を被記録材面に
加熱により永久画像として定着させている。このような
定着装置としては、図4に図示する如く、アルミニウム
等からなる加熱ローラ3の内側に加熱源となるハロゲン
ランプ4を挿通,回転可能に配設し,この加熱ローラ3
に加圧ローラ5を弾性的に接触させた構造の加熱定着装
置6Aが多用されている。
【0003】このような構成の加熱定着装置6Aでは、加
熱ローラ3内側に挿通されたハロゲンランプ4が発熱、
発光するとその熱が輻射するとともに対流により加熱ロ
ーラ3を加熱する。一方、加熱ローラ3は熱伝導により
加熱ローラ3全体が一様な温度分布になるようにして被
記録材2面に永久画像を定着させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したハ
ロゲンランプを用いた加熱定着装置では、加熱ローラ全
体が一様な温度分布になるまでの時間、所謂、ウォーム
アップ時間が長くなる難点があった。このため、近時要
求の強い省電力化への対応が困難であるほか、ウォーム
アップ時間が長いためにクイックスタートにも対応でき
なかった。また、画像形成装置がプリント作業を停止し
た待機状態では、加熱定着装置の温度を待機状態に応じ
たスタンバイ温度に調整する煩雑な作業を必要とする難
点があった。さらに、加熱源が1本のハロゲンヒーター
の場合には、被記録材である用紙サイズの違いによって
加熱ローラの加熱範囲を変化させることは不可能であっ
た。このため、省電力化に対応するには、加熱源に少な
くとも2本のハロゲンヒーターを用いたり、長さが異な
る複数のハロゲンヒーターを必要とするため、ハロゲン
ヒーターの取り付け構造が複雑になるほか、得られる加
熱定着装置が高価になる難点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、ウォームアップ
時間の短縮やクイックスタートが可能なほか、省電力化
にも対応できる加熱効率の高い加熱源である電磁誘導加
熱コイルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は電磁誘導加熱方式の加熱定着装置を構成する加熱ロー
ラ内の長手方向に巻線して配設した電磁誘導加熱コイル
であって、前記電磁誘導加熱コイル1は、発熱長が異な
るとともに切替スイッチSWによりそれぞれが単独で外部
電源ACに接続される2個のコイルM1, M2を並設してな
り、前記加熱ローラによる加熱範囲を被記録材の寸法に
応じて切換えるよう構成したことを特徴とする電磁誘導
加熱コイルを提供する。第1の観点によれば、電磁誘導
加熱方式の電磁誘導加熱コイルは、加熱効率が高く、ウ
ォームアップ時間の短縮やクイックスタートが可能にな
る。また、加熱ローラによる加熱範囲をコイルM1, M2の
どちらか一方に切換えることで、被記録材の寸法に応じ
た省電力化が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
より具体的に説明する。図1は本発明の実施形態である
電磁誘導加熱コイルの構成を示す回路図であり、図2
は、加熱ローラ内に配設した電磁誘導加熱コイルの状態
を示す説明図で、同図(a)は正面からの配設状態を示す
簡略図、同図(b)は側面からの配設状態を示す簡略図で
ある。図3は加熱定着装置の要部構成を示す斜視図であ
る。なお、これにより本発明が限定されるものではな
い。
【0008】−第1の実施形態−図において、1は電磁
誘導加熱コイルであり、加熱ローラ3内に並設された発
熱長の異なる2つのコイルM1,M2から構成されており、
2つのコイルM1,M2それぞれは内側にニッケル系または
マンガン系でキュリー点が200度以上のフェライトコア
(図示せず)を装着したH字型でフェノール樹脂やセラ
ミック等からなる耐熱性に優れたコイルボビン7を介し
て加熱ローラ3の長手方向に巻線されている。実施例で
のコイルM1はA4,A3用被記録材の寸法に設定されてお
り、具体的には長さ300mm〜340mm、幅18mm、厚さ5mmの1
1ターンで巻線され、コイルM2はA4R,B5用被記録材の寸
法に設定されて長さ250mm〜300mm、幅18mm、厚さ5mmの1
3ターンで巻線されている。また、コイルM1とコイル M2
は加熱ローラ3の長手方向に並設されるとともに、切替
スイッチSWによりそれぞれ単独で外部電源ACに接続され
るよう加熱定着装置の筐体(図示されず)側に配設され
て通電される。
【0009】なお、コイルM1,M2巻線用線材にはそれぞ
れ線径0.1mm〜0.6mmの耐熱ウレタン線を10本〜60本撚り
合わせたリッツ線を用いており、電磁誘導加熱コイル1
自体の温度上昇を小さくできるので、リッツ線用線材に
はポリアミドイミド銅線、ポリエステルイミド銅線等も
用いられる。
【0010】6は加熱定着装置であり、加熱ローラ3と
加圧ローラ5を具備して構成される。また、詳細は図示
してないが、加熱ローラ3は強磁性体でかつ導電性の鉄
又はSUS430により形成した厚さ0.1mm〜1mmの磁性導電層
と、磁性導電層の外周側に形成したフッ素系耐熱樹脂か
らなり被記録材2を剥がれ易くする厚さ20μmの離型層
(10μm〜50μmが好適)を具備し、内側には並設した
コイルM1,M2からなる電磁誘導加熱コイル1が配設され
ている。
【0011】なお、加熱定着装置6は加熱ローラ3と加
圧ローラ5との並行圧接ローラ対を基本構造とし、ロー
ラ対3,5を回転させてローラ対3,5の圧接部である加熱ニ
ップ部8に画像定着すべき被記録材2を導入して挟持搬
送させ、加熱ローラ3の熱と加熱ニップ部8の加圧力に
より未定着画像を加熱溶融させて被記録材2面に染み込
ませて熱定着させる。Wは加熱ローラ3の通紙範囲を示
しており、例えば、A3,A4用被記録材2の場合、300mm〜
340mmに設定される。
【0012】また、電磁誘導加熱コイル1は、一端側を
加熱定着装置6の筐体部に固定させ、加熱ローラ3と接
触しないよう加熱ローラ3内に配設されるほか、電磁誘
導加熱コイル自身が回転することはない。
【0013】このように構成された電磁誘導加熱コイル
を加熱定着装置に用いた場合、電磁誘導加熱方式は加熱
効率が高いのでウォームアップ時間が短縮されてクイッ
クスタートが可能になる。また、被記録材の寸法に応じ
て発熱長の異なるコイルM1,M2に通電すれば、加熱ロー
ラによる加熱範囲の切換えができ、省電力化が可能にな
る。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な手段によりウォ
ームアップ時間を短縮でき、クイックスタートに対応可
能な加熱定着装置を構成する電磁誘導加熱コイルを提供
できる。また、被記録材の寸法に応じて加熱ローラによ
る加熱範囲をコイルM1, M2のどちらか一方に切換えるこ
とで省電力化にも簡単に対応できる。等その実用上の効
果は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電磁誘導加熱コイルの
構成を示す回路図である。
【図2】加熱ローラ内に配設した電磁誘導加熱コイルの
状態を示す説明図で、同図(a)は正面からの配設状態を
示す簡略図、同図(b)は側面からの配設状態を示す簡略
図である。
【図3】加熱定着装置の要部構成を示す斜視図である。
【図4】従来例の要部構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電磁誘導加熱コイル 2 被記録材 3 加熱ローラ 4 ハロゲンランプ 5 加圧ローラ 6 加熱定着装置 7 コイルボビン 8 加熱ニップ部 AC 外部電源 M1,M2 コイル SW 切換スイッチ W 通紙範囲

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導加熱方式の加熱定着装置を構成
    する加熱ローラ内の長手方向に巻線して配設した電磁誘
    導加熱コイルであって、 前記電磁誘導加熱コイル1は、発熱長が異なるとともに
    切替スイッチSWによりそれぞれが単独で外部電源ACに接
    続される2個のコイルM1, M2を並設してなり、前記加熱
    ローラによる加熱範囲を被記録材の寸法に応じて切換え
    るよう構成したことを特徴とする電磁誘導加熱コイル。
JP2000375389A 2000-12-11 2000-12-11 電磁誘導加熱コイル Pending JP2002182499A (ja)

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