JP2002182054A - 分散補償光ファイバ - Google Patents

分散補償光ファイバ

Info

Publication number
JP2002182054A
JP2002182054A JP2001329381A JP2001329381A JP2002182054A JP 2002182054 A JP2002182054 A JP 2002182054A JP 2001329381 A JP2001329381 A JP 2001329381A JP 2001329381 A JP2001329381 A JP 2001329381A JP 2002182054 A JP2002182054 A JP 2002182054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
dispersion
compensating optical
dispersion compensating
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001329381A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Sugizaki
隆一 杉崎
Tamotsu Kamiya
保 神谷
Yoichi Akasaka
洋一 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2001329381A priority Critical patent/JP2002182054A/ja
Publication of JP2002182054A publication Critical patent/JP2002182054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間占有量の少ないコンパクトな小径コイル
に巻き付け可能な分散補償光ファイバを提供することを
目的とする。 【解決手段】 伝送波長において波長分散を有する光フ
ァイバに接続して、前記波長分散を相殺し、伝送波長に
おける伝送システム全体の波長分散を実質的に零にす
る、または零に近づけるための分散補償光ファイバであ
って、石英系ガラスからなるコアと、このコアの外周に
形成された、石英系ガラスからなるクラッドと、このク
ラッドの外周に形成されたプラスチック樹脂からなる被
覆層とを具備するとともに250μmより小さい外径を
有し、前記クラッドの外径が125μmであり、前記被
覆層は、20μm以上の厚さを有し、0.15〜0.2
kgf/mm2 以下のヤング率を有する内層とこの内層
よりも高いヤング率の外層とを含む少なくとも2層以上
の多層構造を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正の波長分散を有
する光ファイバに接続して、その光ファイバの波長分散
をほぼ零にする負の波長分散を有する分散補償光ファイ
バに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信伝送路として現在一般に敷設され
ている光ファイバは、1.3μmの波長で零分散の単一
モード光ファイバである。これらの既に敷設されている
単一モード光ファイバを光通信網の大容量化を図るため
に、1.55μmの波長の光で高速通信を行うことが検
討されている。
【0003】この1.3μmの波長で零分散の単一モー
ド光ファイバは、1.55μmの波長付近において、符
号が正で値が17ps/nm/km程度の波長分散があ
るため、1.55μmの波長の光を使用する場合は、こ
のような分散補償手段が必要になる。
【0004】分散補償の実用的な方法として、光ファイ
バ伝送路に負の高分散光ファイバを挿入して分散を相殺
する方法がある。この方法は、光ファイバの屈折率構造
を適切に選択すると、構造分散が負でかつ絶対値が大き
くなることを利用している。
【0005】この方法を用いた具体的な分散補償構造の
一つが、特開平6−11620号公報に開示されてい
る。この公報に開示されている負の高分散を有する分散
補償光ファイバは、屈折率を除けば通常の光ファイバと
同様の構造である。この分散補償光ファイバを直列に光
ファイバ伝送路に挿入するだけで、単一モード光ファイ
バの波長分散に対し、簡便に分散補償を行うことが可能
となる。
【0006】分散補償光ファイバはかなり長尺であるの
で、通常、コイル状に巻いてパッケージにして伝送装置
に組み込んで使用される。伝送装置に組み込む際には、
コンパクトなパッケージにするのが、取り扱い上から都
合が良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、長尺の光ファ
イバを巻いた場合、コイルの占有する大きさは光ファイ
バの体積(断面積×ファイバ長)と空隙率に依存するの
で、光ファイバ断面積すなわち直径が太いと大きなコイ
ルになってしまい、伝送装置内にコンパクトに納めるこ
とができないという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、空間占有量の少ないコン
パクトな小径コイルに巻き付け可能な分散補償光ファイ
バを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明(請求項1)は、伝送波長において波長分散
を有する光ファイバに接続して、前記波長分散を相殺
し、伝送波長における伝送システム全体の波長分散を実
質的に零にする、または零に近づけるための分散補償光
ファイバであって、石英系ガラスからなるコアと、この
コアの外周に形成された、石英系ガラスからなるクラッ
ドと、このクラッドの外周に形成されたプラスチック樹
脂からなる被覆層とを具備するとともに250μmより
小さい外径を有し、前記クラッドの外径が125μmで
あり、前記被覆層は、20μm以上の厚さを有し、0.
15〜0.2kgf/mm2 以下のヤング率を有する内
層とこの内層よりも高いヤング率の外層とを含む少なく
とも2層以上の多層構造を有することを特徴とする分散
補償光ファイバを提供する。
【0010】このように、本発明の分散補償光ファイバ
は、石英系ガラスからなるコアと、このコアの外周に形
成された、石英系ガラスからなるクラッドと、このクラ
ッドの外周に形成された樹脂からなる被覆層とを具備
し、250μmより小さい外径を有する。
【0011】被覆層は、内層とこの内層よりも高いヤン
グ率の外層とを含む少なくとも2層以上の多層構造を有
する。外層のヤング率が内層のヤング率よりも高くない
場合には、いわゆるシェル効果を得ることが出来ず、外
力がガラス層に伝搬するのを防止することが出来ない。
内層のヤング率は0.15〜0.2kgf/mm2 であ
り、外層のヤング率は40〜200kgf/mm2 であ
るのが好ましい。
【0012】また、被覆層が2層構造を有する場合、内
層の厚さは14〜40μmであるのが好ましく、外層の
厚さは6〜25μmであることが好ましい。
【0013】なお、被覆層のうち、内層を構成する樹脂
としては、アクリル系などの紫外線硬化型樹脂等を、外
層を構成する樹脂としては、アクリル系などの紫外線硬
化型樹脂等を用いることが出来る。
【0014】クラッドの外径は、125μmである。ク
ラッドの外径が125μmを越えると、コイルの小径化
が困難になる傾向にある。クラッドの外径が小さ過ぎる
と、損失が大きくなってしまう。
【0015】なお、クラッドの外径が125μmである
とは、厳密な意味で125μmでなければならないこと
ではなく、ほぼ125μmであって、125μmの前後
に多少の幅があってもよく、例えば公差±5μmであっ
てもよい。
【0016】本発明の分散補償光ファイバにより分散補
償される光ファイバは、通常、伝送波長、例えば波長
1.55μmにおいて正の波長分散特性を有し、波長
1.3μm帯で零分散の単一モード光ファイバである。
これに対し、分散補償光ファイバは、伝送波長、例えば
波長1.55μmにおいて、前記波長分散と逆符号、即
ち負の分散を有し、このような分散補償光ファイバを伝
送路に組み込むことにより、分散が相殺される。
【0017】負の分散を有する光ファイバは、通常の単
一モード光ファイバよりもコアとクラッドの屈折率差を
かなり大きくすることにより得られる。コアとクラッド
の屈折率差を大きくするには、石英ガラスにより形成さ
れたコアにゲルマニウムをドープしてコアの屈折率を大
きくし、石英ガラスにより形成されたクラッドにフッ素
をドープしてクラッドの屈折率を小さくすればよい。な
お、クラッドを内部クラッドと外部クラッドの2層構造
とし、外部クラッドをアンドープとしてもよい。
【0018】以上のように構成される本発明の分散補償
光ファイバは、以下の理由により、空間占有量の少ない
コンパクトな小径コイルに巻き付け可能な分散補償光フ
ァイバである。
【0019】すなわち、本発明の分散補償光ファイバに
よってコイルサイズのコンパクト化は次のように達成さ
れる。
【0020】1パッケージ当たりの分散補償光ファイバ
のファイバ長は、被補償側の光ファイバの分散値と分散
補償光ファイバの分散特性により決定される。前者は単
一モード光ファイバの分散特性と中継間隔に依存する。
【0021】単一モード光ファイバの1km当たりの分
散特性は約17ps/nmであり、中継距離を、例えば
40kmとすると、補償すべき分散量は680ps/n
mになる。これに対し、分散補償光ファイバの分散特性
が約−90ps/nm/kmであれば、必要な分散補償
光ファイバ長は7.5kmになる。
【0022】これをコイル化して巻き上げる場合、この
コイルの厚みと最外径は、光ファイバの体積と空隙率に
依存する。ここで外径が120μmから250μmの光
ファイバの空隙率は、実測したところ、ほぼ一定の0.
6であったので、コイルサイズのコンパクト化の主な原
因は、光ファイバ体積にある。
【0023】分散補償光ファイバのコイルサイズは、フ
ァイバ長が一定の場合はファイバ外径に依存する。そこ
で光ファイバの外径を細くすればコイルサイズのコンパ
クト化が達成される。すなわち、分散補償光ファイバの
コイルサイズのコンパクト化を達成するためには、被覆
層および/またはクラッド径を減少させれば良い。
【0024】光ファイバに被覆を施す目的は、(1)光
ファイバガラス表面に傷が生じて強度が劣化するのを防
止すること、(2)光ファイバに応力が加わり歪みによ
って伝送損失が劣化するのを防止することにある。
【0025】前者の目的に対しては、ファイバガラスに
異物が接触するのを防ぐのに必要な厚みが求められる。
この厚みは、後者の応力緩和の目的で塗布する被覆厚よ
り薄くても効果を発揮するので、主に後者の目的で決ま
る被覆厚が必要な厚さとされる。
【0026】本発明の分散補償光ファイバでは、後者の
目的に対し、被覆を多層構造、例えば2層構造とし、各
々の層を構成する樹脂のヤング率を内層が低ヤング率で
外層が高ヤング率とし、いわゆるシェル効果で外力がガ
ラス層に伝搬するのを防ぐようにしている。この場合、
それぞれの層のヤング率と寸法を、上で規定した範囲内
で適切に選択することにより、良好な保護効果を得るこ
とができる。
【0027】従来の分散補償光ファイバにおける被覆層
は、一般に、紫外線で硬化するアクリル系樹脂で構成さ
れており、その外径は250μmである。しかしなが
ら、これは光ファイバをケーブル化して、様々なフィー
ルドにて使用することを前提に設定されている。
【0028】一方、本発明の分散補償光ファイバは、コ
イル状に加工して機器内で使用されるので、加えられる
応力はケーブル化して使用する場合に比べてはるかに少
ない。従って、被覆厚を従来より薄くすることが可能で
ある。総体積の観点からは、ガラス部分についても体積
を減少できれば、さらにコンパクト化を図れるので、以
下、光ファイバのガラス部分の体積の減少について説明
する。
【0029】分散補償光ファイバのモードフィールド径
は、波長1.55μm帯において、通常は約5μmであ
る。一般に、クラッドの細径化による伝搬パワーへの影
響は、クラッド径がモードフィールド径の約10倍程度
以上であれば、無視し得る。この程度までクラッド厚が
あれば、この分散補償光ファイバの特性は、通常、これ
以上のクラッド径を有する光ファイバと同様である。
【0030】このようにクラッドも細径化すれば、被覆
層の薄肉化に加えて、光ファイバの体積を更に減少させ
ることが可能となり、パッケージの小型化が達成され
る。
【0031】光ファイバの体積を減少するには、光ファ
イバを短尺にするのも有効である。これには、分散補償
光ファイバの単位長当たりの分散量を大きくする屈折率
構造に設計すれば良い。この場合にも、細径化されれ
ば、よりコンパクトになるのは同様である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について、詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施例に係る分散補償
光ファイバに使用されるコイル巻き用のリールを示すも
ので、リール10は、鍔11の外径が200mmφ、胴
12の外径が60mmφ、鍔11の内幅が25mmであ
る。このリール10に、後述する各種の分散補償光ファ
イバを7.5km長巻き付けて、巻き上がったコイル外
径を計測し、コンパクト化の比較を行った。
【0034】実施例1 図2は、リール10にコイル巻きした各種の分散補償光
ファイバ20の屈折率プロファイルを示すものであり、
コア21の比屈折率差のうち、Δ+ (アンドープのSi
2 の屈折率に対するもの)を2.3%、コア21の外
径を2.5μm、クラッド22の内部クラッド22Aの
比屈折率差Δ- (アンドープのSiO2の屈折率に対す
るもの)を−0.45%、内部クラッド22Aの外径を
6.3μmとし、外部クラッド22Bの外径を125μ
mとした。
【0035】図3は、分散補償光ファイバ20の被覆構
造を示す断面図である。図3において、外部クラッド2
2Bの外周に、樹脂からなる被覆層23が設けられてお
り、この被覆層23は内層24と外層25の2層構造と
なっている。内層24の樹脂のヤング率は0.2kgf
/mm2 であり、外層25の樹脂のヤング率は60kg
f/mm2 であり、いわゆるシェル効果で外力がガラス
層に伝搬するのを防ぐ構造となっている。
【0036】このような被覆構造の被覆層の径を250
μm、180μm、165μm、160μmと変化させ
て、4種類の分散補償光ファイバ20を作製し、図1に
示すリール10にそれぞれ7.5kmを、張力25gで
巻いて、コイル化した。
【0037】このようにして得たコイルの巻き外径、伝
送特性等の測定結果を下記表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】上記表1に示す測定結果から、空隙率はど
の場合もおよそ0.6であり、被覆を薄くするほど小さ
なコイルに仕上がることが解る。また、被覆を薄くして
も損失特性や分散特性などに大きな変化もない。これ
は、この構造の分散補償光ファイバは、被覆を薄くして
も特性の保護が十分になされ、細径によるコンパクト効
果を引き出せることを示している。
【0040】しかし、引っ張り試験の結果から、光ファ
イバ強度は、被覆厚が20μm未満で急激に低下した。
これは、被覆が薄過ぎるため、異物が被覆を突き破って
ガラス部に達してしまったためであり、被覆層23の被
覆厚を薄くするには限界が存在することを示している。
【0041】参考例1 分散補償光ファイバ20のコア21および内部クラッド
22Aを実施例1と同一構造としたまま、外部クラッド
22Bの外径を90μmとし、実施例1と同一被覆構造
の被覆層23の被覆厚を、実施例1と同様に62.5か
ら17.5μmまで変化させた4種類の分散補償光ファ
イバ20を作製した。これら分散補償光ファイバ20を
図1に示すリール10にそれぞれ7.5kmの長さ、巻
き張力25gで巻いてコイル化した。
【0042】このようにして得たコイルの巻き外径、伝
送特性等の測定結果を、下記表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】上記表2に示すように、伝送特性と強度は
実施例1と同じ結果であった。この結果から、強度の面
から2層構造の被覆層23の被覆厚は20μmが限度で
あることが分かった。
【0045】参考例2 本参考例では、実施例1と同一構造の分散補償光ファイ
バ20の被覆層23の被覆厚を25μmとして、外部ク
ラッド22Bの外径を60μm、70μm、80μmに
し、かつリール10の胴径を60mm、100mm、1
60mmとした9種類の分散補償光ファイバ20を作製
し、図1に示すリール10にそれぞれ7.5kmを張力
25gで巻いて、コイル化した。
【0046】このようにして得たコイルの伝送特性等の
測定結果を、下記表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】上記表3に示すように、外部クラッド22
Bの外径が小さくなると、損失値が劣化することが判明
した。即ち、外部クラッド22Bの外径が80μmとし
たものはいずれも特性に差がなかったのに対して、外部
クラッド22Bの外径が60μmおよび70μmのもの
は、リール10の胴径が160mmでも外部クラッド2
2Bの外径が80μmの分散補償光ファイバより損失が
大きくなっていりことがわかる。しかも、外部クラッド
22Bの外径が60μmおよび70μmの場合に、リー
ル10の胴径を細くすると、敏感に損失が増加している
こともわかった。
【0049】これは、ガラス部があまり細くなると、ガ
ラス部自体の剛性が低下し、簡単にコアが歪んでしまう
ためと推量される。
【0050】上記の結果から、外部クラッド22Bの外
径は、80μm以上であるのが望ましいことが判明し
た。
【0051】参考例3、実施例2 図4は、分散補償光ファイバ30の屈折率プロファイル
を示す図で、コア31にはゲルマニウムが添加されて、
比屈折率差が石英に対して+2.3%とされており、ク
ラッド32にはフッ素が添加されて、比屈折率差が石英
に対して−0.45%とされている。
【0052】コア31の外径を2.5μmとし、クラッ
ド32の外径を80μm、90μm、110μm及び1
25μmと変化させ、実施例1と同一被覆構造の被覆層
23の被覆厚を実施例1と同様に62.5から17.5
μmまで変化させた16種類の分散補償光ファイバ30
を作製した。これら光ファイバ30を図1に示すリール
10にそれぞれ7.5kmを巻き張力25gで巻いて、
コイル化した。
【0053】これらの分散補償光ファイバの伝送特性等
の測定結果を、下記表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】上記表4に示す測定結果により、本実施例
に係る分散補償光ファイバ30の構造では、クラッド3
2の外径が125μmで、被覆層23の被覆厚が20μ
m以上あれば、伝送特性を損なうことなく、コンパクト
な小径コイルに巻き付け可能となることがわかる。
【0056】以上詳細に説明したように、本発明の分散
補償光ファイバによれば、被覆層が、内層と、この内層
より高いヤング率を有する外層とを含む、少なくとも2
層の多層構造となっているので、従来の分散補償光ファ
イバの被覆層に比べて、被覆層を薄くすることができ
る。
【0057】また、空間占有量の少ない、コンパクトな
小径コイルの分散補償光ファイバを達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散補償光ファイバの巻き取り用のリ
ールの正面図。
【図2】本発明の分散補償光ファイバの屈折率プロファ
イルを示す説明図。
【図3】本発明の分散補償光ファイバの一実施の形態を
示す断面図。
【図4】本発明の他の分散補償光ファイバの屈折率プロ
ファイルを示す説明図。
【符号の説明】
10…リール 20…分散補償光ファイバ 21…コア 22…クラッド 22A…内部クラッド 22B…外部クラッド 23…被覆層 24…内層 25…外層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤坂 洋一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H050 AB03Z AB05X AB10Y AC38 AC71 AD01 BB07W BC01 BC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送波長において波長分散を有する光フ
    ァイバに接続して、前記波長分散を相殺し、伝送波長に
    おける伝送システム全体の波長分散を実質的に零にす
    る、または零に近づけるための分散補償光ファイバであ
    って、石英系ガラスからなるコアと、このコアの外周に
    形成された、石英系ガラスからなるクラッドと、このク
    ラッドの外周に形成されたプラスチック樹脂からなる被
    覆層とを具備するとともに250μmより小さい外径を
    有し、前記クラッドの外径が125μmであり、前記被
    覆層は、20μm以上の厚さを有し、0.15〜0.2
    kgf/mm2 以下のヤング率を有する内層とこの内層
    よりも高いヤング率の外層とを含む少なくとも2層以上
    の多層構造を有することを特徴とする分散補償光ファイ
    バ。
  2. 【請求項2】 前記被覆層の厚さが、20〜125μm
    であることを特徴とする請求項1に記載の分散補償光フ
    ァイバ。
  3. 【請求項3】 前記外層のヤング率は40kgf/mm
    2 以上であることを特徴とする請求項1に記載の分散補
    償光ファイバ。
  4. 【請求項4】 前記被覆層は2層構造を有し、前記内層
    の厚さは14〜40μmであり、前記外層の厚さは6〜
    25μmであることを特徴とする請求項1に記載の分散
    補償光ファイバ。
JP2001329381A 1996-08-20 2001-10-26 分散補償光ファイバ Pending JP2002182054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001329381A JP2002182054A (ja) 1996-08-20 2001-10-26 分散補償光ファイバ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21871396 1996-08-20
JP8-218713 1996-08-20
JP2001329381A JP2002182054A (ja) 1996-08-20 2001-10-26 分散補償光ファイバ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9222479A Division JPH10115727A (ja) 1996-08-20 1997-08-19 分散補償光ファイバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002182054A true JP2002182054A (ja) 2002-06-26

Family

ID=26522710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001329381A Pending JP2002182054A (ja) 1996-08-20 2001-10-26 分散補償光ファイバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002182054A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350265A (ja) * 2004-07-12 2006-12-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 高非線形光ファイバ及び高非線形光ファイバモジュール
JP2010061170A (ja) * 2004-07-12 2010-03-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバモジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350265A (ja) * 2004-07-12 2006-12-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 高非線形光ファイバ及び高非線形光ファイバモジュール
JP2010061170A (ja) * 2004-07-12 2010-03-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5887104A (en) Dispersion compensating optical fiber
JP3471271B2 (ja) 光ファイバおよび光伝送システム
EP0334247B1 (en) Single mode bend insensitive fiber for use in fiber optic guidance applications
US7046884B2 (en) Optical fiber, optical fiber tape, optical cable and optical connector with optical fiber
US6556755B2 (en) Dispersion-equalizing optical fiber and optical transmission line including the same
JP4080164B2 (ja) 光ファイバ及びそれを含む光通信システム
KR101605897B1 (ko) 벤드-인센서티브 싱글 모드 광파이버
JP4192425B2 (ja) 光ファイバ
US20040264896A1 (en) Optical fiber having a lower bending loss
US7496261B2 (en) Dispersion compensating optical fiber and dispersion compensating optical fiber module
US6466721B1 (en) Dispersion compensating optical fiber and optical transmission line
JP7403574B2 (ja) 光ファイバ
JP3784656B2 (ja) 分散補償光ファイバおよびこれを用いた分散補償モジュールと光ファイバ複合伝送路
JPH10115727A (ja) 分散補償光ファイバ
JP3725523B2 (ja) 光ファイバおよび光伝送システム
US7233728B2 (en) Dispersion compensating optical fiber
CN113099726A (zh) 光纤
US20020181885A1 (en) Connection structure for dispersion compensating optical fiber
JP2002182054A (ja) 分散補償光ファイバ
JP2007521513A (ja) 標準的なシングルモードファイバに対する、高性能指数の分散補償ファイバおよび当該分散補償ファイバを使用する伝送システム
JP2006350265A (ja) 高非線形光ファイバ及び高非線形光ファイバモジュール
JP4568305B2 (ja) 光ファイバ
JP3803297B2 (ja) 分散補償光ファイバおよび分散補償光ファイバモジュール
JPH0611634A (ja) 細径光ファイバ心線
JP2001194565A (ja) 光ファイバ、光ファイバケーブル及び光ファイバコイル

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302