JP2002181916A - 同一周波数の電波を使用する多数の端末の測位システム - Google Patents

同一周波数の電波を使用する多数の端末の測位システム

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JP2002181916A
JP2002181916A JP2000377087A JP2000377087A JP2002181916A JP 2002181916 A JP2002181916 A JP 2002181916A JP 2000377087 A JP2000377087 A JP 2000377087A JP 2000377087 A JP2000377087 A JP 2000377087A JP 2002181916 A JP2002181916 A JP 2002181916A
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Yuichi Hori
祐一 堀
Yuji Suzuki
祐治 鈴木
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HORI KOMUSHO KK
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HORI KOMUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の端末の位置情報を低コストで得ること
ができる。 【解決手段】 単一の周波数を用いて発信を行う多数の
発信器ユニット1を人や物に携帯させる。発信器ユニッ
ト1から発せられた電波を受信する最少4基以上の受信
アンテナユニット7を監視エリアの外側の適宜の位置に
配置する。受信アンテナユニット7から離れた位置にコ
ントロールユニット13を設置し、そのコンピュータ1
4によって発信器ユニット1と受信アンテナユニット7
のタイミングをコントロールし、位置情報の計算を行う
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同一周波数の電波を
使用する多数の端末の測位システムに関し、コストをか
けず、而も高速で3次元的に多数の端末の測位を行うこ
とができるようになしたシステムに係わる。
【0002】
【従来の技術】現在、人間、動物、機械、乗物を問わ
ず、位置情報によって得られる情報を基にしたビジネス
が社会的に定着しつつある。代表的なものとしてカーナ
ビゲーションステム、買物道案内システム、徘徊老人探
索システム、盗難車両探索システムなどがある。
【0003】そして、これらのシステムにおいて使用さ
れている装置としては、GPS、PHS・携帯電話のロ
ーミングタイミングを使用して測位を行うもの、或いは
距離センサーを使用して測位を行うものなど幾つかのも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
従来の装置による場合には次の如き問題点がある。 1000〜5000といった多数の端末の測位を行う
ことは困難である。 測位してから観測者に情報が伝わるまでの時間がかか
り過ぎる。 測位された位置情報が、5〜100mと精度が低い。 測位される人や物が携帯する端末(発振器)が高価で
ある。 そしてまた、端末毎に周波数を違えているから、送信
機、受信機共に製造コストが高くなる。 電波が届き難い屋内や地下での測位は困難である。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、単一の周波数を用いて発信を行う多数の端末(発
信器ユニット)と、端末(発信器ユニット)から発せら
れた電波を受信する最少4基以上の受信アンテナユニッ
ト群と、それらのタイミングをコントロールし、位置情
報の計算を行う1基のコンピュータを備えたコントロー
ルユニットとをもって構成し、上記の問題点を悉く解消
し得るようになした多数の端末の測位システムを提供せ
んとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨と
するところは、個々にID識別番号が割り当てられ、単
一の周波数を用いて発信を行う多数の発信器ユニット
と、個々にID識別番号が割り当てられ、前記発信器ユ
ニットから発せられた電波を受信する最少4基以上の受
信アンテナユニットと、それらのタイミングをコントロ
ールし、位置情報の計算を行う1基のコンピュータを備
えたコントロールユニットとからなる同一周波数の電波
を使用する多数の端末の測位システムにある
【0007】また、上記構成において、発信器ユニット
は、単一の周波数に固定され、後記DSPの発信指示に
より一定時間電波を発振する送信機と、後記受信アンテ
ナユニット群の夫々から発せられたID識別番号を含ん
だ発信指令電波を受信する受信機と、受信機により受信
したID識別番号を、後記IDデータ保存用不揮発メモ
リーに書き込まれているID識別番号(当該受信器ユニ
ットの個有のID識別番号)と比較し、合致したときに
送信機に発振を始める指令を出すDSP(デジタル信号
プロセッサー)と、当該受信機ユニットを個別化させる
ためのID識別番号等の識別情報を保存するIDデータ
保存用不揮発メモリーとをもって構成し、受信アンテナ
ユニットは、単一の周波数に固定され、前記発信器ユニ
ットへの発信指令を出すと共に後記コンピュータとの通
信を行う送信機と、後記コンピュータから発せられたI
D識別番号を含んだ発信指令電波を受信すると共に前記
発信器ユニットからの電波を受信する受信機と、受信機
により受信したID識別番号を、後記IDデータ保存用
不揮発メモリーに書き込まれているID識別番号(当該
受信アンテナユニットの個有のID識別番号)と比較
し、合致したときに送信機に発振を始める指令を出すD
SP(デジタル信号プロセッサー)と、当該受信アンテ
ナユニットを個別化させるためのID識別番号等の識別
情報を保存するIDデータ保存用不揮発メモリーとをも
って構成し、コントロールユニットは、前記各受信アン
テナユニットに前記発信器ユニットへの発振指令を行う
旨の指令を出す一方、前記受信アンテナユニットからの
発信器ユニットから電波を受け取った旨の信号を受け、
保存装置にデータを格納すると共に、前記受信アンテナ
ユニットから発信器ユニットにID識別番号を含んだ発
信指令電波を発信してから該受信アンテナユニットが発
信器ユニットからの電波を受信するまでの電波到達時間
を計測することによる測位方法を用いて距離を算出し、
そしてこれによって発信器ユニットの位置を計算し、G
ISを基礎とした地図、或いは建物図面上に発信器ユニ
ットの位置を表示するコンピュータと、前記受信アンテ
ナユニットからの信号を受信する受信機と、単一の周波
数に固定され、前記コンピュータから発せられた指令信
号を受信アンテナユニットに発信する送信機と、セシウ
ム原子時計からなる基準時計とをもって構成するように
してもよい。
【0008】更にまた、上記構成において、受信アンテ
ナユニットとコントロールユニットを光ファイバーで結
ぶようになしてもよい。この場合には、屋内や地下等の
一般に電波を透過できない場所における通信が可能とな
る。而も高速で送受信することができると共に雑音、妨
害電波、迷走電流などを排除することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1はシステム全体の概略
的説明図、図2は発信器ユニットの構成図、図3は受信
アンテナユニットの構成図、図4はコントロールユニッ
トの構成図、図5は受信アンテナユニットと発信器ユニ
ットとの距離の求め方の説明図、図6は発信器ユニット
の座標の求め方の説明図である。
【0010】本システムは、端末である発信器ユニット
と、受信アンテナユニットと、コントロールユニットと
からなるものである。
【0011】1は発信器ユニットであり、多数(100
0〜5000)同時に用いると共にいずれも同一の周波
数としている。また、夫々の発信器ユニットには個々に
ID識別番号が割り当てられている。
【0012】また、該発信器ユニット1は、単一の周波
数に固定され、後記DSPの発信指示により一定時間電
波を発振する送信機2と、後記受信アンテナユニット群
の夫々から発せられたID識別番号を含んだ発信指令電
波を受信する受信機3と、受信機3により受信したID
識別番号を、後記IDデータ保存用不揮発メモリーに書
き込まれているID識別番号(当該受信器ユニットの個
有のID識別番号)と比較し、合致したときに発信機2
に発振を始める指令を出すDSP(デジタル信号プロセ
ッサー)4と、当該受信機ユニットを個別化させるため
のID識別番号等の識別情報を保存するIDデータ保存
用不揮発メモリー5と、電池6とをもって構成してい
る。
【0013】7は受信アンテナユニットである。該受信
アンテナユニット7は少なくとも4基以上を同時に用い
るものであり、監視エリアの外側における所定の位置に
配置する。また夫々の受信アンテナユニット7には個々
にID識別番号が割り当てられている。
【0014】また、該受信アンテナユニット7は、単一
の周波数に固定され、前記発信器ユニット1へ発信指令
を出すと共に後記コンピュータとの通信を行う送信機8
と、後記コンピュータから発せられたID識別番号を含
んだ発信指令電波を受信すると共に前記発信器ユニット
1からの電波を受信する受信機9と、受信機9により受
信したID識別番号を、後記IDデータ保存用不揮発メ
モリーに書き込まれているID識別番号(当該受信アン
テナユニットの個有のID識別番号)と比較し、合致し
たときに送信機8に発振を始める指令を出すDSP(デ
ジタル信号プロセッサー)10と、当該受信アンテナユ
ニットを個別化させるためのID識別番号等の識別情報
を保存するIDデータ保存用不揮発メモリー11と、電
池又は外部電源12とをもって構成している。
【0015】13はコントロールユニットであり、前記
受信アンテナユニット7から離れた場所に設置してい
る。また、該コントロールユニット13は、前記各受信
アンテナユニット7に前記発信器ユニット1への発振指
令を行う旨の指令を出す一方、前記受信アンテナユニッ
ト7からの発信器ユニット1から電波を受け取った旨の
信号を受け、保存装置にデータを格納すると共に、前記
受信アンテナユニット7から発信器ユニット1にID識
別番号を含んだ発信指令電波を発信してから該受信アン
テナユニット7が発信器ユニット1からの電波を受信す
るまでの電波到達時間を計測することによる測位方法を
用いて距離を算出し、そしてこれによって発信器ユニッ
ト1の位置を計算し、GISを基礎とした地図、或いは
建物図面上に発信器ユニット1の位置を表示するコンピ
ュータ14と、前記受信アンテナユニット7からの信号
を受信する受信機15と、単一の周波数に固定され、前
記コンピュータ14から発せられた指令信号を受信アン
テナユニット7に発信する送信機16と、セシウム原子
時計からなる基準時計17とをもって構成している。
【0016】また、この他、図示はしないが、地下街、
鉱山、ビルなどの一般に電波の透過できない場所におい
て本システムを実施するときに、地下街、鉱山、ビルの
内部に受信アンテナユニット7を設置し、電波の到達す
る外部に中継機を設置してもよい。受信アンテナユニッ
ト7と中継機は光ファイバーで結ばれる。
【0017】また、該中継機は、夫々に個々のID識別
番号が割り当てられている。そして、該中継機は、単一
の周波数に固定され、前記受信アンテナユニット7へ発
振指令を出すと共に前記コントロールユニット13のコ
ンピュータ14との通信を行う送信機と、前記コンピュ
ータ14から発せられたID識別番号を含んだ発信指令
電波を受信すると共に前記受信アンテナユニット7から
の電波を受信する受信機と、受信機により受信したID
識別番号を、後記IDデータ保存用不揮発メモリーに書
き込まれているID識別番号(当該中継機の個有のID
識別番号)と比較し、合致したときに発信機に発信を始
める指令を出すDSP(デジタル信号プロセッサー)
と、当該中継機を個別化させるためのID識別番号等の
識別情報を保存するIDデータ保存用不揮発メモリー
と、光ファイバーケーブルと、電池又は外部電源とをも
って構成している。
【0018】次に、本システムにおける測位方法につい
て説明すると、以下の通りである。 (1)コントロールユニット13が、先ず多数の発信器
ユニット1のうちの1番目に測位しようとする発信器ユ
ニットに割り当てられたID識別番号を選ぶ。 (2)複数の受信アンテナユニット7のうちのいずれか
に割り当てられた識別番号を選ぶ。 (3)選ばれた受信アンテナユニット7に、全ての発信
器ユニット1に向けて前記選ばれたID識別番号を含ん
だ電波を発射する指令電波を出す。 (4)この時、コントロールユニット13は、セシウム
時計17の時間を記録する。 (5)前記の指令電波を受けた受信アンテナユニット7
は、受信機9を動作状態にすると共に、全ての発信器ユ
ニット1に対してコントロールユニット13が選択した
ID識別番号を含んだ電波を発射する。 (6)全ての発信器ユニット1は前記受信アンテナユニ
ット7からの電波を受信し、DSP4によってIDデー
タ保存用不揮発メモリー5に保存されているID識別番
号と、送信された電波に含まれたID識別番号と比較
し、コントロールユニット13が選んだID識別番号と
合致した発信器ユニット1のみが、電波を一定時間発射
する。 (7)前記電波を発射した受信アンテナユニット7は、
受信機9が電波を受けたと同時に、内蔵した送信機8に
てコントロールユニット13に受信した旨の電波を発射
する。 (8)コントロールユニット13は、内蔵した受信機1
5が電波を受け取ったと同時に、セシウム時計17の時
間を記録する。 (9)同時に、コントロールユニット13のコンピュー
タ14は、既に計測された個々の受信アンテナユニット
7の時間を差し引きし、電波を発射した受信アンテナユ
ニット7と測位しようとしている発信器ユニット1の時
間を計算記録する。 (10)同時に、コントロールユニット13は、前記とは
別の次の受信アンテナユニット7に対し、前記〜の
操作を行う。 (11) その後順次各受信アンテナユニット7に対して前
記と同様な動作を行わせる。尚、この場合、受信アンテ
ナユニットは4基あれば充分であるが、数が多いほど精
度は良くなる。 (12) コントロールユニット13は、全ての受信アンテ
ナユニット7が、最初に選んだ発信器ユニット1を計測
し終えた時、記録されている各時間より各受信アンテナ
ユニット7と発信器ユニット1までの距離を計算する。
受信アンテナユニット7が4基であれば、直ちに高さも
含めた座標計算を行い、この結果を記録する。4基以上
の場合、統計的手法により計算された距離の偏差値の小
さい値から4つを選び、座標計算を行い記録すると共
に、表示機(図示せず。)の地図或いは図面上にその位
置を表示する。
【0019】次に、受信アンテナユニットと発信器ユニ
ットとの距離の求め方、及び発信器ユニットの座標の求
め方について、図5及び図6を参照しつつ説明する。先
ず、前者について図5を参照しつつ説明する。先ず、
、によりコントロールユニット13と受信アンテナ
ユニット7までの必要時間tを計測し、記録する(随時
更正を行う。)。次に、特定の受信アンテナユニット7
に対し、全ての発信器ユニット1に対してコントロール
ユニット13が選んだID識別番号を含む電波を発射す
るよう指令を出す()。そしてこの受信アンテナユニ
ット7の発する電波に対して該当するID識別番号を有
する発信器ユニット1が電波を発射する。そして、、
により受信アンテナユニット7がコントロールユニッ
ト13からの指令を受けて電波を発射し、発信器ユニッ
ト1からの電波を受け取るまでの時間Tが計測される。
そして最後に受信アンテナユニット7からコントロール
ユニット13に対して、発信器ユニット1からの電波を
受けた旨を知らせる信号電波を発射する()。
【0020】ここにおいて全体時間は、(t)+Δt
1 +(T)+Δt2 +(T)+Δt1 +(t)と
なる。尚、Δt1 とΔt2 は予め測定できている。した
がって、受信アンテナユニット7と発信器ユニット1と
の間での時間は2×Tとなり、Tを算出することができ
る。よって受信アンテナユニット7と発信器ユニット1
との距離Lは、Cを光速とすれば、L=C×Tとなる。
尚、これは3次元的な距離であるので、2次元の図面に
プロットするには計算が必要である。
【0021】次に、図6を参照しつつ発信器ユニットの
座標の求め方について説明する。受信アンテナユニット
1〜4の各座標を(x1 、y1 、z1 )、(x2
2、z2 )、(x3 、y3 、z3 )、(x4 、y4
4 )、求めるべき発信器ユニットiの座標を(xi、
yi、zi)とする。そしてまた、受信アンテナユニッ
ト1〜4と発信器ユニットiとの斜距離を夫々R1 、R
2 、R3 、R4 とすれば、
【0022】
【数1】
【0023】となる。そして、
【数2】 となる。
【0024】そして今、
【0025】
【数3】 とすれば、
【0026】
【数4】 となる。
【0027】更にこれは、
【0028】
【数5】 となり、
【0029】
【数6】 となる。
【0030】つまり、連立一次方程式を解法することに
他ならず、故に、マトリックス表記をすれば、
【0031】
【数7】 となる。
【0032】ここで、
【0033】
【数8】 とすれば、
【0034】
【数9】 となり、発信器ユニットiの座標(xi 、yi 、zi )
が求められる。
【0035】また、一般的に多数の端末が存在する場
合、端末がID識別番号を出して制御側に知らしめる
が、本システムではコンピュータ制御によるID識別番
号を含んだ発信指令電波を端末に発信することから、制
御側から個別端末を予め特定することが可能となり、複
雑なプロセスが不必要となる。
【0036】また、非常に大量の端末(1000〜50
00)の測位を行う場合においても、実際に発信指令を
出した1端末のみの測位を行うだけでよいから、受信装
置も含めシステム全体を非常に単純化できる。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であるか
ら、1000〜5000といった多数の端末(発信器ユ
ニット)の測位を行うことが可能となるものである。そ
してまた、測位の時間を大幅に短縮することができると
共に、精度の高い位置情報を得ることが可能となるもの
である。また、測位される人や物が携帯する端末(発信
器ユニット)も単一の周波数のもので済むから、コスト
が安上がりであり、そしてまたこれに伴い受信アンテナ
ユニットも単一の周波数のもので済むから、システムを
構成する機器のコストを全体的に安くおさえることがで
きるものである。
【0038】そして更に、受信アンテナユニットとコン
トロールユニットを光ファイバーで結ぶようにした場合
には、屋内や地下等の一般に電波の透過できない場所に
おける通信が可能となると共に通信速度も格段に速くな
るものである。そして更にこの場合には、雑音、妨害電
波、迷走電流などを排除することもできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシステム全体の概略的説明図であ
る。
【図2】発信器ユニットの構成図である。
【図3】受信アンテナユニットの構成図である。
【図4】コントロールユニットの構成図である。
【図5】受信アンテナユニットと発信器ユニットとの距
離の求め方の説明図である。
【図6】発信器ユニットの座標の求め方の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 発信器ユニット 2 送信機 3 受信機 4 DSP 5 IDデータ保存用不揮発メモリー 7 受信アンテナユニット 8 送信機 9 受信機 10 DSP 11 IDデータ保存用不揮発メモリー 13 コントロールユニット 14 コンピュータ 15 受信機 16 送信機 17 基準時計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月13日(2000.12.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に、本システムにおける測位方法につい
て説明すると、以下の通りである。 コントロールユニット13が、先ず多数の発信器ユニ
ット1のうちの1番目に測位しようとする発信器ユニッ
トに割り当てられたID識別番号を選ぶ。 複数の受信アンテナユニット7のうちのいずれかに割
り当てられた識別番号を選ぶ。 選ばれた受信アンテナユニット7に、全ての発信器ユ
ニット1に向けて前記選ばれたID識別番号を含んだ電
波を発射する指令電波を出す。 この時、コントロールユニット13は、セシウム時計
17の時間を記録する。 前記の指令電波を受けた受信アンテナユニット7は、
受信機9を動作状態にすると共に、全ての発信器ユニッ
ト1に対してコントロールユニット13が選択したID
識別番号を含んだ電波を発射する。 全ての発信器ユニット1は前記受信アンテナユニット
7からの電波を受信し、DSP4によってIDデータ保
存用不揮発メモリー5に保存されているID識別番号
と、送信された電波に含まれたID識別番号と比較し、
コントロールユニット13が選んだID識別番号と合致
した発信器ユニット1のみが、電波を一定時間発射す
る。 前記電波を発射した受信アンテナユニット7は、受信
機9が電波を受けたと同時に、内蔵した送信機8にてコ
ントロールユニット13に受信した旨の電波を発射す
る。 コントロールユニット13は、内蔵した受信機15が
電波を受け取ったと同時に、セシウム時計17の時間を
記録する。 同時に、コントロールユニット13のコンピュータ1
4は、既に計測された個々の受信アンテナユニット7の
時間を差し引きし、電波を発射した受信アンテナユニッ
ト7と測位しようとしている発信器ユニット1の時間を
計算記録する。 (10)同時に、コントロールユニット13は、前記とは
別の次の受信アンテナユニット7に対し、前記〜の
操作を行う。 (11) その後順次各受信アンテナユニット7に対して前
記と同様な動作を行わせる。尚、この場合、受信アンテ
ナユニットは4基あれば充分であるが、数が多いほど精
度は良くなる。 (12) コントロールユニット13は、全ての受信アンテ
ナユニット7が、最初に選んだ発信器ユニット1を計測
し終えた時、記録されている各時間より各受信アンテナ
ユニット7と発信器ユニット1までの距離を計算する。
受信アンテナユニット7が4基であれば、直ちに高さも
含めた座標計算を行い、この結果を記録する。4基以上
の場合、統計的手法により計算された距離の偏差値の小
さい値から4つを選び、座標計算を行い記録すると共
に、表示機(図示せず。)の地図或いは図面上にその位
置を表示する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々にID識別番号が割り当てられ、単
    一の周波数を用いて発信を行う多数の発信器ユニット
    と、個々にID識別番号が割り当てられ、前記発信器ユ
    ニットから発せられた電波を受信する最少4基以上の受
    信アンテナユニットと、それらのタイミングをコントロ
    ールし、位置情報の計算を行う1基のコンピュータを備
    えたコントロールユニットとからなる同一周波数の電波
    を使用する多数の端末の測位システム。
  2. 【請求項2】 発信器ユニットは、単一の周波数に固定
    され、後記DSPの発信指示により一定時間電波を発振
    する送信機と、後記受信アンテナユニット群の夫々から
    発せられたID識別番号を含んだ発信指令電波を受信す
    る受信機と、受信機により受信したID識別番号を、後
    記IDデータ保存用不揮発メモリーに書き込まれている
    当該受信器ユニットの個有のID識別番号と比較し、合
    致したときに送信機に発振を始める指令を出すデジタル
    信号プロセッサーと、当該受信機ユニットを個別化させ
    るためのID識別番号等の識別情報を保存するIDデー
    タ保存用不揮発メモリーとをもって構成し、 受信アンテナユニットは、単一の周波数に固定され、前
    記発信器ユニットへの発信指令を出すと共に後記コンピ
    ュータとの通信を行う送信機と、後記コンピュータから
    発せられたID識別番号を含んだ発信指令電波を受信す
    ると共に前記発信器ユニットからの電波を受信する受信
    機と、受信機により受信したID識別番号を、後記ID
    データ保存用不揮発メモリーに書き込まれている当該受
    信アンテナユニットの個有のID識別番号と比較し、合
    致したときに発信機に発振を始める指令を出すデジタル
    信号プロセッサーと、当該受信アンテナユニットを個別
    化させるためのID識別番号等の識別情報を保存するI
    Dデータ保存用不揮発メモリーとをもって構成し、 コントロールユニットは、前記各受信アンテナユニット
    に前記発信器ユニットへの発振指令を行う旨の指令を出
    す一方、前記受信アンテナユニットからの発信器ユニッ
    トから電波を受け取った旨の信号を受け、保存装置にデ
    ータを格納すると共に、前記受信アンテナユニットから
    発信器ユニットにID識別番号を含んだ発信指令電波を
    発信してから該受信アンテナユニットが発信器ユニット
    からの電波を受信するまでの電波到達時間を計測するこ
    とによる測位方法を用いて距離を算出し、そしてこれに
    よって発信器ユニットの位置を計算し、GISを基礎と
    した地図、或いは建物図面上に発信器ユニットの位置を
    表示するコンピュータと、前記受信アンテナユニットか
    らの信号を受信する受信機と、単一の周波数に固定さ
    れ、前記コンピュータから発せられた指令信号を受信ア
    ンテナユニットに発信する送信機と、セシウム原子時計
    からなる基準時計とをもって構成してなる請求項1記載
    の同一周波数の電波を使用する多数の端末の測位システ
    ム。
  3. 【請求項3】 受信アンテナユニットとコントロールユ
    ニットを光ファイバーで結ぶようになした請求項1又は
    2記載の同一周波数の電波を使用する多数の端末の測位
    システム。
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JP2000377087A Pending JP2002181916A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 同一周波数の電波を使用する多数の端末の測位システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241301A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Ntt Advanced Technology Corp 位置検出システム

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JP2005241301A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Ntt Advanced Technology Corp 位置検出システム

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