JP2002181810A - 病理組織切片の処理システム - Google Patents

病理組織切片の処理システム

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JP2002181810A
JP2002181810A JP2000381380A JP2000381380A JP2002181810A JP 2002181810 A JP2002181810 A JP 2002181810A JP 2000381380 A JP2000381380 A JP 2000381380A JP 2000381380 A JP2000381380 A JP 2000381380A JP 2002181810 A JP2002181810 A JP 2002181810A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】病理組織標本の作成の過程における包埋切片化
工程を簡略化・効率化する手段を提供すること。 【解決手段】病理組織の包埋切片を、水に接触させるた
めの1単位の水槽部、及び、その水槽部に接触させた包
埋切片に対応する病理組織の包埋体を、外部から目視可
能な状態で載置可能な包埋体載置部が設けられている容
器を用いた、容器積載ポイント31、第1の搬送機構3
2、包埋体処理ポイント33、第2の搬送機構34及び
容器受領ポイント35で構成されている、病理組織の包
埋切片の処理システム30を構築することにより、上記
の課題を解決し得ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病理組織標本の製
造手段に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】病理試験において、病理組織を、染色・
固定した病理組織標本が非常に重要であることはいうま
でもないことである。
【0003】病理組織標本は、通常、病理組織の採
取、採取した病理組織の固定・脱水、固定・脱水し
た病理組織の包埋切片化、包埋切片の染色という工程
を経て製造される。この工程のうち、本発明と関連する
工程は、の「固定・脱水した病理組織の包埋切片化」
の工程である(以下、この工程を、「包埋切片化工程」
ともいう)。
【0004】包埋切片化工程は、固定・脱水した病理組
織を、パラフィン等の包埋剤等で包埋して、これを、ミ
クロトーム等で薄切切片(包埋切片)化する工程であ
る。包埋切片化工程においては、病理組織の包埋体は、
一般的に「カセット」と呼ばれる箱状の小器具において
作成される。次いで、カセット上に形成された包埋体
は、ミクロトーム等の薄切り手段により、病理組織と共
に薄切りされ、この薄切り片が、包埋切片として扱われ
る。包埋切片は非常に薄いために、それ自身が内側に丸
まった状態となるため、これを広げるために、水と接触
させるのが一般的である(水の表面張力によって、丸ま
った包埋切片が広がる)。
【0005】第1図は、この包埋切片化工程において、
一般的に用いられている、多数の区分単位が設けられて
いる水槽の態様を示した図面である。水槽10は、その
内部の上側が仕切り板101〜107で仕切られ、これ
により多数の区分単位が設けられている(例えば、区分
11a、11b、11c、11d、12a、12b、・
・・)。この多数の区分単位は、一つの水槽で、同時
に、多くの包埋切片に対して水接触処理を施すことが可
能な点で効率的である。例えば、包埋切片と、その基と
なる病理組織の包埋体の対応関係が明らかになるよう
に、水槽の区分単位の位置と病理組織の包埋体(カセッ
ト上に形成されている)の配置位置を対応設定して〔第
1図では、区分11aで水13と接触している包埋切片
11a(+)と包埋体11a(−)が対応し、同じく、
包埋切片11b(+)、・・・・、12a(+)、12
b(+)、・・・に対して、包埋切片11b(−)、・
・・・、12a(−)、12b(−)、・・・・がそれ
ぞれ対応する〕、それぞれの包埋切片が広がった状態を
保ちつつ、順次、スライドグラス上に載置して、次の染
色工程に付することとなる。
【0006】このように、従来から、第1図に示した水
槽10のような、多数の区分単位が設けられた水槽を用
いて、大量の病理組織の包埋標本を手作業に頼って処理
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1図において、包埋
切片と、その基となる病理組織の包埋体の対応関係が明
らかになるように、水槽の区分単位の位置と病理組織の
包埋体(カセット)の配置位置を対応させて設定するの
は、臨床検査実務では、大量の病理組織の包埋体を処理
する必要があるために、その際の取り違えを可能な限り
防止するためである。すなわち、包埋切片化工程の実行
者は、水槽の個々の区分単位の水に接触させた包埋切片
と、それに対応する位置に配置された包埋体(カセッ
ト)に付された病理組織についての表示を目視で確認し
つつ、作業を行わなければならない。
【0008】仮に、包埋切片と基となる病理組織の包埋
体の対応関係に誤りが生ずると、病理組織に関する誤っ
た所見が臨床現場で用いられることにもなるために、こ
の対応作業には、細心の注意が払われている。
【0009】しかしながら、包埋切片化工程の実行者に
とっては、このような神経をすり減らすような対応確認
作業は、非常な負担であることは間違いない。そこで、
本発明が解決すべき課題は、この包埋切片化工程を簡略
化・効率化する手段を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な大きな負担が作業者にかかるのは、包埋切片化工程の
効率化を目的として、第1図に示したような、多数の区
分単位が設けられた水槽が用いられていることにあると
考えた。
【0011】そこで、従来は、複数であった水槽の区分
単位を、あえて1単位として、この1区分単位において
水に接触させる包埋切片と、これに対応する包埋体の関
係が極めて容易に明らかとすることが可能な手段を講
じ、包埋切片化工程における、この水槽の効率的な使用
方法を見出すことにより、上記の課題を解決することが
可能ではないかと考えた。
【0012】まず、本発明者は、包埋切片化工程におい
て用いる水槽として、病理組織の包埋切片を、水に接触
させるための1単位の水槽部、及び、その水槽部に接触
させた包埋切片に対応する病理組織の包埋体を、外部か
ら目視可能な状態で載置可能な包埋体載置部が設けられ
ている容器(以下、本容器ともいう)を提供し、かかる
本容器の使用方法として、病理組織の包埋体を薄切りし
て病理組織の包埋切片を作成し、本容器の水槽部の水
に、同包埋切片を浮かべつつ、同容器の包埋体載置部
に、同包埋切片の基となった病理組織の包埋体を載置
し、同包埋体の表示と水槽部の包埋切片とを関連付け
て、同包埋切片を病理組織標本の材料として用いる、本
容器の使用方法(以下、本容器使用方法ともいう)を提
供するに至った。
【0013】さらに、本発明者は、本容器と本容器使用
方法の最も好適な実施態様として、本容器と本容器使用
方法を組み入れた、包埋切片化工程を行うための自動化
システムとその使用方法を見出した。すなわち、本発明
者は、下記〜記載の要素を備える、病理組織の包埋
切片の処理システム(以下、本システムともいう)を提
供する。
【0014】 下記記載の第1の搬送機構に請求項
1記載の容器を積載するための、容器積載ポイント。
【0015】 下記記載の包埋体処理ポイントに向
けて、請求項1記載の容器を順次搬送可能な、第1の搬
送機構。
【0016】 病理組織の包埋体を薄切りして病理組
織の包埋切片を作成し、上記の第1の搬送機構により搬
送される容器の水槽部において、同包埋切片を水と接触
させつつ、同容器の包埋体載置部に、同包埋切片の基と
なった病理組織の包埋体を載置することが可能な、包埋
体処理ポイント。
【0017】 上記記載の包埋体処理ポイントで作
成された包埋切片が、水槽部において水と接触してお
り、かつ、包埋体載置部に同包埋切片の基となった病理
組織の包埋体が載置されている、請求項1記載の容器
を、順次、下記記載の容器受領ポイントに向けて搬送
可能な、第2の搬送機構。
【0018】 上記の第2の搬送機構により搬送され
る、水槽部において水に包埋切片が接触しており、か
つ、包埋体載置部に同包埋切片の基となった包埋体が載
置されている請求項1記載の容器を受領し、その後の病
理組織標本の製造工程に付することが可能な、容器受領
ポイント。
【0019】また、この本システムの使用方法として、
包埋体処理ポイントにおいて、病理組織の包埋体を薄切
りして病理組織の包埋切片を作成し、第1の搬送機構に
より搬送される本容器の水槽部において、水と同包埋切
片を接触させつつ、同容器の包埋体載置部に同包埋切片
の基となった病理組織の包埋体を載置して、同包埋体の
表示と水槽部の包埋切片とを関連付けつつ、この容器
を、第2の搬送機構により、容器受領ポイントに向けて
搬送して、その後の病理組織標本の製造工程に付する、
本システムの使用方法(以下、本システム使用方法とも
いう)を見出すに至った。
【0020】本発明において用いる「病理組織」とは、
病理組織検査の対象となる全ての生体組織、代表的に
は、各種の生検試料が該当し、全く限定されるものでは
ない。また、その対象が、最終的な検出対象となる疾病
に対して陽性であるか否かを問うものではなく、たとえ
疾病におかされていない健常組織であっても、病理組織
検査の対象となる以上、上記の病理組織に該当すること
は勿論である。
【0021】「病理組織の包埋体」(単に、「包埋体」
と略記することもある)とは、病理組織を、包埋剤を用
いて包埋したものである。本発明において用いられ得る
包埋体を形成するための包埋剤は、病理組織内に浸透し
て、組織全体を一様に硬化させ薄切を可能とする物質で
あり、この性質を有する限り、特に限定されるものでは
ない。例えば、パラフィン、セロイジン、カーボワック
ス、ゼラチン等の光学顕微鏡用包埋剤は勿論のこと、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂等の電
子顕微鏡用包埋剤を例示することができる。なお、上述
した通り、包埋体は、一般的には、「カセット」と呼ば
れる箱状の小器具において作成され(本明細書におい
て、「包埋体」と記載する場合には、特に断わらない限
り、カセットとその上に形成されている包埋体を含めた
ものを意味している)、包埋体に対する具体的な情報
〔例えば、検体ID、生検個数(採取した組織の個
数)、患者名の一部等〕は、このカセット上において、
例えば、直接筆記、直接印字等により表示される。
【0022】「包埋切片」は、上記の包埋体を薄切し
て、薄切の切片としたものをいう。薄切法としては、常
法、すなわち、徒手切片法、ミクロトーム切片法、ウル
トラミクロトームを用いた超薄切片法等を用いて、包埋
体から包埋切片を作成することができる。
【0023】本容器及び本容器使用方法について 上述したように、本容器の水槽部は、従来の水槽部が、
多区分単位となっているのに対して、1単位であること
において特徴を有している。また、これに加えて、包埋
体を載置可能な包埋体載置部が設けられている点におい
ても、特徴を有している。本容器において、これらの2
つの特徴は、密接不可分の関係にある。
【0024】例えば、包埋体を、ミクロトーム等の薄片
化手段により薄片化して作成した包埋切片を、本容器の
水槽部において水と接触させつつ(水の表面張力によっ
て包埋切片が水上で広がる:以下、同様である)、その
包埋体に係わる病理組織についての表示が、目視で容易
に判別可能なように、前記包埋体を載置部に載置する。
これによって、本容器に病理組織についての表示を新た
に行うことなく、容易に、かつ、繰り返し、作業者が包
埋切片と病理組織との対応関係を確認することが可能と
なり、特に、多数の包埋体を処理する場合に、第1図に
示したような、従来の多区分単位の水槽を用いて薄片化
作業をする場合と比べて、作業者の包埋切片と病理組織
の対応関係の確認に要する負担を、著しく軽減できる。
このように、病理組織の包埋体を薄切りして病理組織
の包埋切片を作成し、本容器の水槽部の水に、同包埋切
片を接触させつつ、同容器の包埋体載置部に、同包埋切
片の基となった病理組織の包埋体を載置し、同包埋体の
表示と水槽部の包埋切片とを関連付けることにより、同
包埋切片を病理組織標本の材料として用いるための工程
である包埋切片化工程を、容易に行うことができる。
【0025】本システム及び本システム使用方法につい
本システムの第1の搬送機構は、包埋体処理ポイントに
向けて、本容器を順次搬送可能な機構であり、典型的に
は、本容器の積載ポイント(容器積載ポイント)から包
埋体処理ポイントに向けて配置した、本容器を積載して
移動させることが可能な機能を具備するベルトコンベア
等の積載物の自動移動が可能な移動機構を挙げることが
できる。第1の積載機構に、容器積載ポイントにおいて
積載する本容器の水槽部には、予め、水を充填しておく
ことが、包埋切片化工程を行う上で効率的である(この
他に、例えば、包埋体処理ポイントで、水槽部に水を充
填することも可能であるが、一般的に煩雑である)。
【0026】本システムの包埋体処理ポイントは、第1
の搬送機構により搬送される本容器を受領して、この本
容器において本使用方法を行うための作業ポイントであ
る。従って、包埋体処理ポイントには、例えば、ミクロ
トームのような、包埋体の薄切り手段を配置することも
可能であり、かつ、好ましい。
【0027】包埋体処理ポイントにおいて、作業者は、
包埋体を薄切りして、病理組織の包埋切片を作成し、こ
の包埋切片を、第1の搬送機構により搬送される本容器
の水槽部に入れて、水と接触させ、これと共に、包埋体
載置部に、包埋された病理組織の表示が容易に目視可能
なように載置して、この本容器を、第2の搬送機構に積
載することにより、包埋体処理ポイントにおける作業工
程が完了する。
【0028】第2の搬送機構は、水槽部において包埋切
片が水と接触しており、かつ、包埋体載置部に包埋切片
の基となる包埋体が載置された本容器を、包埋体処理ポ
イントから容器受領ポイントに向けて搬送するための機
構である。典型的には、包埋体処理ポイントから容器受
領ポイントに向けて配置された、第1の搬送機構と同様
のベルトコンベア等の移動機構を挙げることができる。
【0029】容器受領ポイントは、第2の搬送機構によ
って、搬送される水槽部において包埋切片が水と接触し
ており、かつ、包埋体載置部に同包埋切片の基となった
包埋体が載置された本容器を受領して、その後の病理組
織標本の製造工程に付するための作業ポイントである。
すなわち、容器受領ポイントにおいては、作業者が、本
容器の水槽部で水と接触している包埋切片を取り出し
て、広がった状態のままスライドグラス等に配置して、
かかるスライドグラス等において、本容器の包埋体載置
部に載置されている包埋体の病理組織についての表示に
対応した表示を付する「関連付け作業」を行うことで、
次の包埋切片の染色という工程に移行することが可能で
ある。
【0030】また、この容器受領ポイントにおける作業
終了後、包埋切片と包埋体が除かれた本容器を、再び、
容器積載ポイントにおいて積載して、本システムにおい
て循環使用することが可能である(容器積載ポイントに
おいて再び積載する前に、本容器の水槽部の水を入れ換
えるのが好適である)。
【0031】このように、本システムにおいては、包埋
体処理ポイントにおいて、病理組織の包埋体を薄切りし
て病理組織の包埋切片を作成し、第1の搬送機構により
搬送される本容器の水槽部において、水と同包埋切片を
接触させつつ、同容器の包埋体載置部に同包埋切片の基
となった病理組織の包埋体を載置して、同包埋体の表示
と水槽部の包埋切片とを関連付けつつ、この容器を、第
2の搬送機構により、容器受領ポイントに向けて搬送し
て、その後の病理組織標本の製造工程に付するように使
用することが可能である。
【0032】なお、本システムの上記した各要素〜
は、1箇所又は2箇所以上を、具体的な作業計画に応じ
て設けることが可能である。本システムにおいては、包
埋体処理ポイントや容器受領ポイントにおける作業状況
に応じて、順次、本容器を搬送可能とすることにより
(例えば、標準的な作業スピードを予め設定して、その
スピードに応じた搬送頻度や搬送スピードを設定した
り、作業スピードをセンサー等を用いて検知して、かか
る検知信号により搬送頻度や搬送スピードを制御するこ
と等が挙げられる)、一連の工程のストリームライン化
が可能となり、包埋切片と病理組織の対応確認作業の負
担を著しく軽減させて、包埋切片化工程の効率化を果た
すことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いつつ説明する。第2図は、本容器の一実施態様
の全体斜視図である。本容器20は、上面201は開放
し、かつ、底面は閉じている箱型容器であり、その内部
は、障壁部材21により、水の行き来が不可能な状態
で、水槽部211及び包埋体載置部212に分割されて
いる。また、障壁部材21の包埋体載置部212側に
は、かぎ型の形状の包埋体係止用部材22が着接され、
その結果、包埋体載置部212の底部には、深い部分2
121と浅い部分2122が形成されている〔深い部分
2121は、好適には、包埋体をこの深い部分に向け
て、例えば、縦(長手方向)向きに嵌め込んだ場合に、
嵌め込んだ側と反対側の側面が、若干、包埋体載置部の
上面201から突出するように設計され得る。また、浅
い部分2122は、好適には、包埋体をこの浅い部分に
向けて、例えば、横向き(短手方向)に嵌め込んだ場合
に、嵌め込んだ側と反対側の側面が、若干、包埋体載置
部の上面201から突出するように設計され得る〕。ま
た、本容器20の長手方向の両側面における上面201
近傍には、すべり止め用部材(ゴム性素材等が好適であ
る)23及び23’が着接されている。また、本容器2
0の水槽部211は、水に対して閉じており、水槽部2
11から、水が漏れ出すことがないように設計されてい
るが、包埋体載置部212には、例えば、その底部に水
抜き用の穴(図示せず)を設けることが可能であり、か
つ、好ましい(本容器20の水槽部211に水を入れる
際に、誤って包埋体載置部212に入った水を、この水
抜き用の穴を通じて排出することができる)。
【0034】第3図は、包埋切片化工程における、本容
器20を用いた本容器使用方法の典型的な態様を示した
図面である。第3図において、病理組織の包埋体24
(241:カセット、242:包埋体のカセットを除い
た部分、243:病理組織についての表示)を薄切りし
て、病理組織の包埋切片25(包埋切片の病理組織部
分:251、同非病理組織部分:252)を作成し、本
容器20の、水槽部211の水26に、包埋切片25を
接触させて同切片を広げつつ、本容器20の包埋体載置
部212に病理組織の包埋体24を、深い部分2121
に向けて、縦(長手方向)向きに嵌め込むことで載置を
行っている。包埋切片化工程の作業者は、包埋体24の
嵌め込んだ側と反対側の側面の病理組織についての表示
243と、水槽部211の包埋切片25とを容易に関連
付けつつ(例えば、包埋切片25をスライドグラス上に
付着させ、このスライドグラスに、表示243に対応す
る表示を付することができる)、作業を行うことができ
る。
【0035】第4図は、包埋体を載置した状態の本容器
20の包埋体載置部212の縦断面図である(第4図に
おいて、221は、包埋体係止用部材22を、障壁部材
21の包埋体載置部212側に着接させるための、着接
部を示している)。第4図(1)に示すように、包埋体
載置部212の深い部分2121に向けて、病理組織の
包埋体24が縦(長手方向)向きに嵌め込まれることに
より、包埋体24が包埋体載置部212に載置されてお
り、嵌め込んだ側と反対側の側面が、若干、包埋体載置
部の上面201から突出している。また、第4図(2)
に示すように、包埋体載置部212の浅い部分2122
に向けて、病理組織の包埋体24’が横(短手方向)向
きに嵌め込まれることにより、包埋体24’が包埋体載
置部212に載置されており、嵌め込んだ側と反対側の
側面が、若干、包埋体載置部の上面201から突出して
いる。これらのように、包埋体24の一部を、包埋体載
置部の上面201から突出させることにより、作業工程
において、包埋体24を脱着することが容易となり、作
業効率上、好適である。
【0036】以上、述べたような態様を有する本容器
は、さらに、下記に述べる態様の本システムにおいて、
非常に効果的に用いることが可能である。第5図は、本
システムの一実施態様の全体像の平面図(上方視)であ
る。本システム30は、容器積載ポイント31、第1の
搬送機構32、包埋体処理ポイント33、第2の搬送機
構34及び容器受領ポイント35で構成されている。
【0037】第5図において、容器積載ポイント31
は、第1の搬送機構32の起点に、本容器を積載するた
めの領域である。好適には、本図のように、容器受領ポ
イント35と兼用の、水栓3111から本容器の水槽部
に水を入れることと、本容器の水槽部の水を廃棄するこ
とができる水供給・廃棄部311が設けられている。
【0038】第1の搬送機構32は、本容器400
(第5図において、本容器400は、個々の容器のみを
指すのではなく、図示された本容器を総体的に示してい
る)を、設定された頻度で容器搬送コンベアに供給する
ための容器供給コンベア321、容器供給コンベア3
21から供給される本容器400を、矢印3221の方
向に搬送してストックコンベアに供給するための搬送コ
ンベア322、容器搬送コンベア322によって供給
される本容器400を、矢印3231の方向に向けて、
包埋体処理ポイント33に直接供給するためのストック
コンベア323,323’で構成されている。
【0039】第6図は、容器供給コンベア321と容器
搬送コンベア322の具体的な関係の一例について解説
した、平面図(上方視)である。容器供給コンベア32
1は、本システム30の稼動時は、常時動作させている
が、容器搬送コンベア322は、本容器を搬送するとき
のみ動作させることが好適である。容器供給コンベア3
21に積載された本容器(401,402,403,4
04,405,406)は、次々と、容器供給コンベア
321の終端に向けて(矢印3211方向)搬送され
る。搬送された本容器は、この終端に設けられたストッ
パー3212により、係止され、不必要な、容器搬送コ
ンベア322への移行が抑制されている〔第6図
(1)〕。本容器を、容器供給コンベア321から容器
搬送コンベア322に移行させる場合には、ストッパー
3212から数えて2番目の本容器402をプッシャー
3213で押さえ、ストッパー3212を下に下げて解
除する〔第6図(2)〕。これにより、本容器401
を、容器搬送コンベア322に移行させることができ
る。ストッパー3212近傍と容器供給コンベア321
と容器搬送コンベア322の切り替わり部にはセンサー
(3214,3215)が設けられており、これらのセ
ンサーからの信号により、本容器401が容器供給コン
ベア322へ移行したことが検知され、これにより、ス
トッパー3212が再び作動して、本容器402を係止
して、不必要に容器供給コンベア322に移行すること
を抑制することができる〔第6図(3)〕。この一連の
過程を繰り返すことにより、必要に応じて、本容器を包
埋体処理ポイント33に向けて搬送することができる。
【0040】なお、上記のように容器供給コンベア32
1に積載された本容器401〜406同士は、前述し
た、本容器20に設けられたようなすべり止め用部材
(23,23’)を介して、互いが接触しており、本容
器同士の接触による横滑りと接触時の衝撃が抑制されて
いる。また、コンベアの両脇に設けられた外枠(321
6,3216’)により、横滑りによる、本容器の脱落
が防御されている。
【0041】第7図は、容器搬送コンベア322とスト
ックコンベア323の具体的な関係の一例について解説
した、平面図(上方視)である。容器搬送コンベア32
2とストックコンベア323の分岐点の直前において
は、例えば、センサー3221を配置して、容器搬送コ
ンベア322上を、矢印3222方向に移動してくる本
容器401を検知させ、かかる検知信号により、本容器
401の搬送速度を減速することが好適できる(これに
より、本容器401内の水が、停止の衝撃によりこぼれ
ることを抑止することが可能である)。前記の分岐点に
は、容器搬送コンベア322上に、突出した状態のスト
ッパー3223があり、搬送されてきた本容器401
は、好適には、減速した状態で、このストッパー322
3により、容器搬送コンベア322上で係止される〔第
7図(1)〕。
【0042】さらに、容器搬送コンベア322とストッ
クコンベア323の分岐点において配置したセンサー
(図示せず)で、上記のように係止された本容器401
を検知させる。そして、かかる検知信号により、容器搬
送コンベア322の側面に設けられたプッシャー322
4を作動させて、本容器401をストックコンベア32
3側へ押し出して、移行させることができる。また、こ
の移行をセンサー3231に検知させて、かかる検知信
号により、ストックコンベア323を作動させて、本容
器401を包埋体処理ポイント33側(矢印3232方
向)へ搬送することができる〔第7図(2)〕。なお、
ストックコンベア323においても、両脇に設けられた
外枠(3233,3233’)により、横滑りによる、
本容器の脱落が防御されている。
【0043】ストックコンベア323の終端には、スト
ッパー3234が設けられており、容器搬送コンベア3
22から移行してきた本容器401は、ストックコンベ
ア上を移動し、このストッパー3234により係止され
る(既に、ストックされた容器がある場合には、その横
まで移動する)。このような過程が繰り返されることに
より、ストックコンベア323上に、本容器がストック
される〔第8図(1):第8図は、ストックコンベアと
包埋体処理ポイントと第2の搬送機構の位置関係と共
に、ストックコンベアにおける本容器の包埋体処理ポイ
ントへの移行過程を示した側面図である。ただし、第9
図と共に、外枠3233,3233’は省略した〕。次
いで、ストックコンベア323の終端の上部に設けられ
たフック3235が、本容器401の内部に向けて下が
る(矢印3236方向)と共に、ストッパー3234に
よる係止が解除され、フック3235が、本容器401
を引っかけながら、リフト3237の終端付近まで移動
する(矢印3238方向)。リフト3237には、セン
サー3239が配置されており、このセンサー3239
の検知信号により、本容器401のリフト3237上へ
の移動を確認することができる。
【0044】本容器401がリフト3237上への移動
の完了が確認されると、フック3235は、本容器40
1の内部から外れ、元の位置に戻る(フック3235の
作動中は、ストッパー3234は解除されているが、そ
れと共に、ストックコンベア323は停止している)。
次いで、センサー3239の検知信号により、リフト3
237が下降する(例えば、リフト3237をエアでコ
ントロールする場合には、前記検知信号により、エアが
排気され、自重によりリフト3237は下降する)〔第
8図(3)〕。
【0045】なお、例えば、センサー3239を、リフ
ト3237の入口付近に設置した第1のセンサーとリフ
ト3237の縁付近に設置した第2のセンサーからなる
2つのセンサーの組として(互いのセンサーを本容器4
01の長手方向の側面長よりも短い距離で、ただし、本
容器401がリフト3237の終端付近まで到着した時
点では、第2のセンサーのみが感応する程度の距離を保
って設置する)、第1のセンサーが感応し、第2のセ
ンサーが感応していない場合、及び第1のセンサーと第
2のセンサーが共に感応している場合には、本容器40
1がリフト3237上を移動中故、リフト3237の位
置は上側に保たれるようにし、第1のセンサーと第2
のセンサーが両者とも感応していない場合には、リフト
3237上に本容器401は存在しない故、この場合も
リフト3237の位置は上側に保たれるようにし、第
1のセンサーは感応せず、第2のセンサーのみが感応し
ている場合には、本容器401のリフト3237上まで
の移動が完了した状態として、リフト3237の下降を
行うこともできる。
【0046】包埋体処理ポイント33の包埋体処理作業
者331等が、リフト3237から、本容器401を取
り上げると、センサー3239’がこれを検知して、こ
の検知信号により、再びリフト3237が上昇し、第8
図(1)の状態に戻る。
【0047】第5図における包埋体処理ポイント33,
33’は、包埋体処理作業者331,331’が、病理
組織の包埋体の薄片化を行い、ストックコンベア323
等から供給される本容器400(矢印3232’方向)
の水槽部に包埋切片を入れて水と接触させ、包埋体を包
埋体積載部に、病理組織の表示が認められるように積載
して、かかる処理済の本容器400’を、第2の搬送機
構に供給するための領域である。よって、包埋体処理ポ
イントの作業台332,332’には、通常、包埋体の
薄片化を行うための設備、例えば、ミクロトームが配置
されていることが好適である(図示せず)。第5図にお
いては、2か所の包埋体処理ポイント(33,33’)
が記載されているが、この包埋体処理ポイントの数は、
自由に設定することが可能であり、1か所であっても、
3か所以上であってもよい。本システム30において、
包埋体処理ポイントを3か所以上設ける場合、搬送コン
ベア322の延長上に、1つ以上のストックコンベア及
び上記と同様の内容の包埋体処理ポイントを設けること
により行うことが可能である。
【0048】第9図(第9図は、ストックコンベアと包
埋体処理ポイントと第2の搬送機構の位置関係と共に、
包埋体処理ポイントから第2の搬送機構への本容器の供
給の過程等を示した側面図である)と第5図に示すよう
に、第2の搬送機構34は、包埋体処理ポイント33か
ら供給される(矢印333方向)、作業済の本容器40
1’を、矢印3411の方向に搬送して、容器受領ポイ
ントに供給するための返送コンベア341で構成されて
いる〔コンベアの両脇に設けられた外枠(3416,3
416’)により、横滑りによる、本容器の脱落が防御
されている〕。この第2の搬送機構34は、第9図に示
すように、作業台332等の近傍で、ストックコンベア
323等の下部で交差させるように配置することが、設
計上及び作業効率上好適である。返送コンベア341の
終端には、ストッパ3412が設けられており、本容器
401’は、ストッパ3412で係止される〔第10図
(1):第2の搬送機構から容器受領ポイントへの本容
器の移行過程を示した平面図(上方視)である〕。好適
には、係止された本容器401’を検知可能なセンサー
3413と係止された本容器を持ち上げることが可能な
プッシャー3414を、返送コンベアの終端近傍に設け
て〔第10図(2):第10図(3)と共に、プッシャ
ー3414の働きを主体に解説した、A方向から見た側
面図である(外枠3416,3416’は省略)〕、こ
のセンサー3413の検知信号により、プッシャー34
14を作動させて、本容器401’を押し上げる(矢印
3415方向)ことにより、容器受領ポイント35の作
業者351が、本容器401’を受領しやすくすること
ができる〔第10図(3)〕。
【0049】容器受領ポイント35は、第2の搬送機構
により搬送されてきた作業済の本容器401’(40
0’)を受領し(矢印352方向)、作業者351が、
作業台353において、かかる本容器401’の水槽部
4011から包埋切片354を取り出して、スライドグ
ラス356上に広げた状態で載せて、このスライドグラ
ス356に、包埋切片354の基となった包埋体355
に付された病理組織の表示に関連した表示を行い、その
後の作業、例えば、乾燥、染色に付するための領域であ
る。作業が終了した本容器401’は、再び水が水槽部
4011に入れられた状態で、容器積載ポイント31に
おいて、第1の搬送機構32の容器供給コンベア321
に積載することができる。なお、本システム30におい
て、作業者351は、容器受領ポイント35における上
記のスライドグラス作成作業と、容器積載ポイント31
における前述した容器積載作業を兼務することが可能で
あり、かつ、作業効率上、好適である。
【0050】このように本システム30は、包埋体処理
ポイント35において、病理組織の包埋体355を薄切
りして病理組織の包埋切片354を作成し、第1の搬送
機構32により搬送される本容器401の水槽部におい
て、水と包埋切片354を接触させつつ、同容器201
の包埋体載置部に包埋体355を載置して、包埋体35
5に付された病理組織についての表示と水槽部の包埋切
片354とを関連付けつつ、容器201’を、第2の搬
送機構34により、容器受領ポイント35に向けて搬送
して、その後の病理組織標本の製造工程に付するように
使用することにより、効率的に使用することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明により、病理組織標本の作成の過
程における包埋切片化工程を簡略化・効率化する手段が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】包埋切片化工程において、一般的に用いられて
いる水槽の態様を示した図面である。
【図2】本発明に係わる容器の一実施態様の全体斜視図
である。
【図3】包埋切片化工程における、本発明に係わる容器
を用いた、この容器の使用方法の典型的な態様を示した
図面である。
【図4】包埋体を載置した状態の本発明に係わる容器の
包埋体載置部の縦断面図である
【図5】本発明に係わる包埋切片の処理システムの一実
施態様の全体像の平面図である。
【図6】容器供給コンベアと容器搬送コンベアの具体的
な関係の一例について解説した、平面図である。
【図7】容器搬送コンベアとストックコンベアの具体的
な関係の一例について解説した、平面図である。
【図8】ストックコンベアにおける本発明に係わる容器
の包埋体処理ポイントへの移行過程を中心に示した3種
の側面図のうちの2つである。
【図9】ストックコンベアにおける本発明に係わる容器
の包埋体処理ポイントへの移行過程を中心に示した3種
の側面図のうちの残りの1つである。
【図10】包埋体処理ポイントから第2の搬送機構への
本発明に係わる容器の供給の過程を中心に示した側面図
である
【図11】第2の搬送機構から容器受領ポイントへの本
発明に係わる容器の移行過程等を示した図面である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】病理組織の包埋切片を、水に接触させるた
    めの1単位の水槽部、及び、その水槽部に接触させた包
    埋切片に対応する病理組織の包埋体を、外部から目視可
    能な状態で載置可能な包埋体載置部が設けられている容
    器。
  2. 【請求項2】病理組織の包埋体を薄切りして病理組織の
    包埋切片を作成し、請求項1記載の容器の水槽部の水
    に、同包埋切片を接触させつつ、同容器の包埋体載置部
    に、同包埋切片の基となった病理組織の包埋体を載置
    し、同包埋体の表示と水槽部の包埋切片とを関連付け
    て、同包埋切片を病理組織標本の材料として用いる、請
    求項1記載の容器の使用方法。
  3. 【請求項3】下記〜記載の要素を備える、病理組織
    の包埋切片の処理システム: 下記記載の第1の搬送機構に請求項1記載の容器
    を積載するための、容器積載ポイント。 下記記載の包埋体処理ポイントに向けて、請求項
    1記載の容器を順次搬送可能な、第1の搬送機構。 病理組織の包埋体を薄切りして病理組織の包埋切片
    を作成し、上記の第1の搬送機構により搬送される容器
    の水槽部において、同包埋切片を水と接触させつつ、同
    容器の包埋体載置部に、同包埋切片の基となった病理組
    織の包埋体を載置することが可能な、包埋体処理ポイン
    ト。 上記記載の包埋体処理ポイントで作成された包埋
    切片が、水槽部において水と接触しており、かつ、包埋
    体載置部に同包埋切片の基となった病理組織の包埋体が
    載置されている、請求項1記載の容器を、順次、下記
    記載の容器受領ポイントに向けて搬送可能な、第2の搬
    送機構。 上記の第2の搬送機構により搬送される、水槽部に
    おいて水に包埋切片が接触しており、かつ、包埋体載置
    部に同包埋切片の基となった包埋体が載置されている請
    求項1記載の容器を受領し、その後の病理組織標本の製
    造工程に付することが可能な、容器受領ポイント。
  4. 【請求項4】包埋体処理ポイントにおいて、病理組織の
    包埋体を薄切りして病理組織の包埋切片を作成し、第1
    の搬送機構により搬送される請求項1記載の容器の水槽
    部において、水と同包埋切片を接触させつつ、同容器の
    包埋体載置部に同包埋切片の基となった病理組織の包埋
    体を載置して、同包埋体の表示と水槽部の包埋切片とを
    関連付けつつ、この容器を、第2の搬送機構により、容
    器受領ポイントに向けて搬送して、その後の病理組織標
    本の製造工程に付する、請求項3記載のシステムの使用
    方法。
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