JP2002181434A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
縮機への負荷を減じるようにした冷凍冷蔵庫を提供する
こと。 【解決手段】 冷媒を圧縮するレシプロ型の圧縮機と、
ガス冷媒を液化させる凝縮器と、冷媒を絞るキャピラリ
ーチューブと、液冷媒をガス化させる蒸発器とを用い、
それぞれをパイプで接続して構成される冷凍サイクルを
有する冷凍冷蔵庫において、冷凍サイクル内の蒸発器を
除霜する手段と、該蒸発器の除霜後に圧縮機の起動前に
当該蒸発器を冷却する手段を有することを特徴とする。
Description
型を用い、絞り装置としてキャピラリーチューブを用い
た冷凍サイクルの、圧縮機仕様を変えることなく圧縮機
始動性能を改善する冷凍冷蔵庫に関する。
冷凍サイクル図を示す。図15において、1はレシプロ
型圧縮機、2は凝縮器、3は蒸発器、4はドライヤ、5
は絞り装置つまり減圧装置であるキャピラリーチュー
ブ、6は吸い込み管のサクションパイプである。また、
7は蒸発器3の熱交換用の庫内冷却ファンモータ、8は
凝縮器2の放熱を促進するため取り付けられる凝縮用フ
ァンモータである。
運転中及び圧縮機1停止中の庫内冷却ファンモータ7と
凝縮用ファンモータ8の動作を示す。図16のように、
庫内冷却ファンモータ7と凝縮用ファンモータ8は圧縮
機1の運転モードと同期するよう制御されている。
中に庫内冷却ファンモータ7を運転すると、消費電力量
に悪影響を及ぼすことが分かっており、また、圧縮機1
停止中は凝縮器2での放熱が不要であるためである。
中の凝縮器2内及び蒸発器3内の圧力の経時変化を表し
たものである。圧縮機1運転中の凝縮器2内の圧力は高
く凝縮器2の出口付近つまり、キャピラリーチューブ5
入口では液冷媒となっている。また、圧縮機1運転中の
蒸発器3の圧力は低く蒸発器3の出口付近ではガス冷媒
となるよう設計されている。
簡略説明図である。レシプロ型圧縮機では圧縮機1が停
止しても圧縮機シリンダ部1aには弁1bが存在してい
るため圧縮機1内を通過する経路では冷媒に高低圧の平
衡作用が働かない。そのため、キャピラリーチューブ5
を通過する経路のみで冷媒に高低圧の平衡が行われる。
の弁1bには図17のような背圧がかかっており、再始
動時、圧縮機が始動できるか否かは前記シリンダ部1a
の高低圧の圧力差と圧縮機モータの始動トルクとの関係
によってきまる。
ならば、圧縮機1の停止後から再始動までの高低圧の平
衡度によって、始動性がきまる。
主流であり、ファン式冷却方式の冷凍冷蔵庫では、一定
運転時間周期での蒸発器の除霜が必要となる。
容量のヒータで加熱し、蒸発器についた霜を溶かすよう
設計されている。そのため、除霜の終了後には蒸発器温
度が+20℃程度になり冷凍サイクル内の圧力が高圧
側、低圧側とも高い圧力に平衡する。つまり、除霜終了
後の圧縮機1の再始動時には、前記シリンダ部に高い背
圧がかかっており始動のための条件としては、厳しい条
件となる。
により、始動に成功しても始動直後は、非常に比重の大
きい冷媒を圧縮することになる。つまり圧縮機モータと
しては大きな仕事をする必要があり、高い始動トルクが
必要となる。
も、前記シリンダ部の高低圧の圧力差と圧縮機モータの
始動トルクとの関係によってきまる。また、圧縮機の停
止後、高低圧の平衡の速度はキャピラリーチューブ5の
絞り度と圧縮機1の停止前の高低圧の圧力差できまる。
1の停止前つまり圧縮機1の運転中の高低圧圧力差は所
定の冷却能力を得られるよう設計されている。
れるようになり、HFC134aを使用する冷凍サイク
ルでは、所定の高低圧圧力差を得るためにキャピラリー
チューブ5の絞り度は従来の冷媒であるCFC12のキ
ャピラリーチューブ5の絞り度よりも絞る必要があり、
圧縮機1の停止後の高低圧の平衡の速度は遅くなってし
まい、始動に対する条件は従来のCFC12の冷凍サイ
クルに比べ厳しくなる。
圧の平衡の速度を速めるため、キャピラリーチューブ5
の絞り度を緩める対策をおこなったり、圧縮機モータの
始動トルクを高めることによって、冷蔵庫としての始動
性を改善することが多かった。
ラリーチューブ5の絞り度を緩めることは、所定の高低
圧圧力差を得られなくなり、冷却能力が劣化することに
加えて、過負荷時に冷媒循環量の大きな圧力条件にてバ
ランスして運転するため、吐出ガス温度が上昇し、圧縮
機ひいては、冷凍サイクルの信頼性の劣化に繋がること
もある。また、圧縮機モータの始動トルクをあげること
は、通常運転中の圧縮機モータの入力を上げる、つまり
効率を落とすことになり、消費電力量の大幅な上昇に繋
がっていた。
発器を2つ備え一方の蒸発器と絞り装置をバイパスする
バイパス路を設けた技術が提案されている(実開昭62
−156767号公報)。しかしながら、この技術で
は、他方の蒸発器の冷却性能を向上させるために前記絞
り装置よりも流路抵抗の大なるバイパス路を設けている
ので、圧縮シリンダーの高低圧の平衡速度が早くはなら
ず、圧縮機モータの始動性を向上することができないも
のである。
くなされたものであって、冷凍サイクルの信頼性を劣化
させずに冷蔵庫としての始動性を改善できる冷凍冷蔵庫
を提供することを課題とする。
するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、冷媒
を圧縮するレシプロ型の圧縮機と、ガス冷媒を液化させ
る凝縮器と、冷媒を絞るキャピラリーチューブと、液冷
媒をガス化させる蒸発器とを用い、それぞれをパイプで
接続して構成される冷凍サイクルを有する冷凍冷蔵庫に
おいて、冷凍サイクル内の蒸発器を除霜する手段と、該
蒸発器の除霜後に圧縮機の起動前に当該蒸発器を冷却す
る手段を有することを特徴とする冷凍冷蔵庫の構成を有
する。
プロ型の圧縮機と、ガス冷媒を液化させる凝縮器と、冷
媒を絞るキャピラリーチューブと、液冷媒をガス化させ
る蒸発器とを用い、それぞれをパイプで接続して構成さ
れる冷凍サイクルを有する冷凍冷蔵庫において、冷凍サ
イクル内の蒸発器熱交換用の庫内冷却ファンモータと、
該蒸発器を除霜する手段と、前記蒸発器の除霜後に圧縮
機の再起動から一定時間、前記冷却ファンモータの運転
を停止する手段とを有することを特徴とする冷凍冷蔵庫
の構成を有する。
縮機の起動前に当該蒸発器を冷却すれば、除霜後の蒸発
器温度を下げ、つまりサイクル内圧力を下げ、かつ始動
後の吸い込み冷媒の比重を下げ圧縮機への負荷を減じ
る。蒸発器温度を下げるのは冷却ファンモータを運転す
るあるいは電子冷却装置によって行うことができる。
後、圧縮機の起動後に一定時間、庫内冷却ファンモータ
を停止することによって、再始動直後の蒸発器温度を下
げ、始動後の吸い込み冷媒の比重を下げ圧縮機への負荷
を減じる。これらによって、圧縮機の始動トルクが同じ
であっても、冷蔵庫としての除霜後の始動性が改善され
る。
に説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例の冷凍冷蔵庫は、図
1の如く、冷媒を圧縮する圧縮機として、レシプロ型の
圧縮機11と、ガス冷媒を液化させる凝縮器12と、液
冷媒をガス化させる蒸発器13と、それぞれ直列に接続
された絞り装置(つまり減圧装置)である第1キャピラ
リーチューブ14と第2キャピラリーチューブ15と、
第1のキャピラリーチューブ14の入側に位置して冷媒
が該バイパス管路17または第1のキャピラリーチュー
ブ14のうちの一方に流れるように切り替えてキャピラ
リーチューブの合計長さを可変とする切替弁16と、該
切替弁16に一端が接続されかつ他端が前記2本のキャ
ピラリーチューブ14、15の間に接続されて第1のキ
ャピラリーチューブ14をバイパスするバイパスパイプ
17と、圧縮機の停止中に前記バイパスパイプ17に冷
媒が通過するように前記切替弁16を制御してキャピラ
リーチューブ14、15の合計した長さを圧縮機11運
転中よりも短くする制御装置18とが設けられている。
1のキャピラリーチューブ14より小さく、流量抵抗が
小さい。また、図1において符号19aはドライヤ、1
9bは凝縮器12の放熱を促進するための凝縮用ファン
モータ、19cは蒸発器13熱交換用の庫内ファンモー
タである。
中の所定の絞り度として、第1キャピラリーチューブ1
4と第2キャピラリーチューブ15とを合計した絞り度
と設定してある。
ラリーチューブ14と第2キャピラリーチューブ15を
流路として、サイクル内を循環する。ここで、庫内温度
が設定温度に達し圧縮機11が停止すると、制御装置1
8により切替弁16が動作し、第1キャピラリーチュー
ブ14がバイパスパイプ17でバイパスされ、それによ
り、第2キャピラリーチューブ15のみが冷媒の流路と
なる。つまり、冷媒が通るキャピラリーチューブの合計
長さが短くなり流量抵抗が少なくなって、圧縮機11の
停止後の冷媒の高低圧平衡の速度が速くなる。これによ
って、圧縮機11の始動トルクが同じであっても、通常
の圧縮機11運転中に影響なく、冷蔵庫としての始動性
が改善される。
冷蔵庫は、図2の如く、冷媒を圧縮する圧縮機として、
レシプロ型の圧縮機21と、ガス冷媒を液化させる凝縮
器22と、液冷媒をガス化させる蒸発器23と、絞り装
置のキャピラリーチューブ24とキャピラリーチューブ
24入側から蒸発器23出側への冷媒回路をバイパスと
するバイパスパイプ25と、前記キャピラリーチューブ
24入口付近に取付られかつ冷媒が該バイパスパイプ2
5またはキャピラリーチューブ24のうちの一方に流れ
るように切り替える切替弁26と、圧縮機21の停止中
に前記バイパスパイプ25に冷媒を流すように切替弁2
6を制御する制御装置27とが設けられている。なお、
図2において、28はドライヤである。
達し圧縮機21が停止すると、制御装置27により切替
弁26が動作し、冷媒はバイパスパイプ25を流路と
し、キャピラリーチューブ24入側から蒸発器23出側
への冷媒回路をバイパスする。バイパスパイプ25はキ
ャピラリーチューブ24に対し内径が大きいため、流量
抵抗が少なく(絞り度が小さく)圧縮機21の停止後の
高低圧平衡の速度は著しく速まる。これによって、圧縮
機21の始動トルクが同じであっても、通常の圧縮機2
1運転中に影響がなく、冷蔵庫としての始動性が改善さ
れる。
(停止中)に凝縮器22内でガス化した冷媒が蒸発器2
3に流入し、放熱、凝縮することがなくなり、圧縮機2
1停止中の熱損失が防止され消費電力量の低減効果もあ
る。
冷蔵庫は、図3の如く、冷媒を圧縮する圧縮機としての
レシプロ型の圧縮機31と、ガス冷媒を液化させる凝縮
器32と、液冷媒をガス化させる蒸発器33と、絞り装
置のキャピラリーチューブ34とを有する冷凍サイクル
が設けられると共に、該キャピラリーチューブ34を冷
却するように取り付けられた電子冷却装置35と、電子
冷却装置35を圧縮機31の停止中にオンし、圧縮機3
1の運転中にオフする制御装置36とが設けられてい
る。なお、図3において、符号37aはドライヤ、37
bは凝縮器32の放熱を促進するための凝縮用ファンモ
ータ、37cは蒸発器33熱交換用の庫内ファンモータ
である。
転中、凝縮器32にて凝縮した冷媒は所定の絞り度、つ
まり所定の圧力差が得られるよう設定されたキャピラリ
ーチューブ31を流路として、冷凍サイクル内を循環す
る。庫内温度が設定温度に達し圧縮機31が停止する
と、制御装置36により電子冷却装置35が動作し、キ
ャピラリーチューブ35が冷却される。冷媒の特性とし
て、キャピラリーチューブ35の温度がさがれば流量抵
抗が少なくなって、圧縮機31の停止後の高低圧平衡の
速度が速くなる。
同じであっても、通常の圧縮機31の運転中に影響がな
く、冷蔵庫の仕様を変えることなく始動性が改善され
る。
冷蔵庫は、図4の如く、冷媒を圧縮する圧縮機として、
レシプロ型の圧縮機41と、ガス冷媒を液化させる凝縮
器42と、液冷媒をガス化させる蒸発器43と、絞り装
置のキャピラリーチューブ44と、キャピラリーチュー
ブ44の入口付近を加熱するように取り付けられたヒー
タ45と、ヒータ45を圧縮機42の停止中にオフし、
圧縮機42の運転中にオンする制御装置46とが設けら
れている。なお、図4において、符号47aはドライ
ヤ、47bは凝縮器42の放熱を促進するための凝縮用
ファンモータ、47cは蒸発器43熱交換用の庫内ファ
ンモータである。
44の絞り度は所定の絞り度に対して緩めに設定してあ
る。通常の圧縮機42運転中は、制御装置46により、
ヒータがオンされ、キャピラリーチューブ44入口付近
を加熱する。冷媒の特性として、キャピラリーチューブ
44の温度が上がれば、流量抵抗が増し、キャピラリー
チューブ44の絞り度は所定の絞り度となって、所定の
圧力差にバランスして運転する。
止すると、制御装置46によりヒータ45がオフし、キ
ャピラリーチューブ44が加熱されなくなり流量抵抗が
少なくなって、圧縮機41の停止後の高低圧平衡の速度
が速くなる。
同じであっても、通常の圧縮機41の運転中に影響な
く、冷蔵庫としての始動性が比較的安価に改善される。
冷蔵庫は、図5の如く、冷媒を圧縮する圧縮機として、
レシプロ型の圧縮機51と、ガス冷媒を液化させる凝縮
器52と、液冷媒をガス化させる蒸発器53と、絞り装
置のキャピラリーチューブ54と、凝縮器52を冷却す
るよう取り付けられた凝縮用ファンモータ55と、圧縮
機51の停止とともに該凝縮用ファンモータ55を停止
し、圧縮機51の停止後一定時間経過すると、圧縮機5
1の停止状態にあってもファンモータ55を運転する制
御装置56とが設けられている。なお、符号57aはド
ライヤ、57bは庫内ファンモータである。
達し圧縮機51が停止すると、制御装置56により凝縮
用ファンモータ55を停止する。凝縮器53内の液冷媒
はガス化し、蒸発器53内に流入することにより、冷凍
サイクル内の圧力が平衡しはじめる。圧力の平衡の速度
は圧縮機51の停止直後の圧力差が大きい程速いため、
前記凝縮用ファンモータ55の停止によって、初期の圧
力平衡速度がはやくなる。
と、圧力平衡速度が遅くなる。この時点で、凝縮用ファ
ンモータ55を運転することにより、凝縮器53の温度
を下げ、冷凍サイクル内の圧力そのものが低下する。つ
まり、圧縮機51始動前の冷凍サイクル内の圧力が低下
する。これによって、圧縮機51の始動トルクが同じで
あっても、通常の圧縮機51の運転中に影響なく冷蔵庫
としての始動性が改善される。また、新たな部品の追加
の必要がなく、簡単かつ安価である。
冷蔵庫は、図6の如く、冷媒を圧縮する圧縮機として、
レシプロ型の圧縮機61と、ガス冷媒を液化させる凝縮
器62と、液冷媒をガス化させる蒸発器(図示省略)
と、絞り装置のキャピラリーチューブ(図示省略)と凝
縮器62を冷却するよう取り付けられた凝縮用ファンモ
ータ65と、凝縮用ファンモータ65の吸い込みダクト
経路を外気を吸い込みかつ圧縮機61に向けて吐き出す
経路に可変にできる機構を有する可動式吸い込みダクト
66と、該可動式吸い込みダクト66を圧縮機61の停
止中に前記吸い込みダクト経路を圧縮機61に向けさせ
る制御装置67とが設けられている。なお、符号68は
前記圧縮機61の運転中の吸い込みダクトである。
中は可動式吸い込みダクト66は、凝縮器61を冷却す
るようにダクト経路が位置している。庫内温度が設定温
度に達し圧縮機61が停止したとき、凝縮用ファンモー
タ65はそのまま運転するが、制御装置67により、可
動式吸い込みダクト66は、外気を吸い込み、圧縮機6
1外郭に向けて吐き出す経路に切り替わる。これによっ
て、圧縮機61の再始動前の圧縮機61モータの巻線温
度が低下し、同一仕様のモータの圧縮機であっても、通
常の圧縮機運転中に入力の増大がなく、したがって、圧
縮機の仕様を変えることなく始動トルクが高まり冷蔵庫
としての始動性が改善される。
冷蔵庫は、図7の如く、凝縮器72を冷却するのに、第
5実施例(図5)のように凝縮用ファンモータ55を制
御する代わりに、電子冷却装置73を用いたものであ
る。電子冷却装置73の動作は第5実施例(図5)の凝
縮用ファンモータ55の冷却動作と同じであり、制御装
置74で行うがその説明は略する。また、その他の構成
部分で第5実施例(図5)と同様の部分には同一の符号
を付してその説明を略する。なお、通常の運転中には、
凝縮用ファンモータ55で凝縮器72に送風して、停止
中には該ファンモータ55は停止している。また、電子
冷却装置は、きめ細かくかつ必要な時のみに運転すれば
よいのでエネルギーの消費量が少なくて済む。
冷蔵庫は、図8の如く、冷媒を圧縮する圧縮機として、
レシプロ型の圧縮機と、ガス冷媒を液化させる凝縮器
と、液冷媒をガス化させる蒸発器と、絞り装置のキャピ
ラリーチューブとを有し(これらは前記他の実施例と同
様のため図示を省略する)、圧縮機モータ81m起動用
のPTCリレー85を冷却するように取り付けられた電
子冷却装置86と、電子冷却装置86を圧縮機の停止中
にオンする制御装置87とが設けられている。
クを必要とする始動時のみモータトルクを高める始動コ
ンデンサ85aを介した回路へ接続されており、PTC
リレー内部の素子85bの温度上昇により一定時間経過
すると始動コンデンサ85aを介さない回路(コンデン
サ85c等)と切り替わるよう構成されている。なお、
88aは電源、88bは圧縮機モータ81mの電源スイ
ッチである。
達し圧縮機が停止したとき、制御装置87により電子冷
却装置86がオンされ、圧縮機起動用のPTCリレー8
5が冷却される。これによって、圧縮機の再始動時のP
TCリレー85温度が低いため、始動時に圧縮機起動用
の始動コンデンサ85bを介した回路への通電時間が長
くなり、同一仕様のモータ81mの圧縮機とPTCリレ
ー85bの仕様であっても、始動トルクが高まり冷蔵庫
としての始動性が改善される。
冷蔵庫は、図9の如く、第8実施例(図8)の圧縮機モ
ータ81m起動用のPTCリレー85の代わりに、制御
スイッチ92を接続していると共に、この制御スイッチ
92のオン、オフを制御して圧縮機起動用の始動コンデ
ンサ85aを加える(接続する)回路の通電時間を設定
できる制御装置91が設けられている。その他は前記第
8実施例(図8)と同様のため、同一の符号を付して説
明を略する。
は、制御装置91により、大きな始動トルクが必要な時
間分だけ圧縮機モータ81mへ始動コンデンサ85aを
加える(接続する)回路となる。
を用いた回路の場合、始動コンデンサ85aを加える回
路への通電時間を長くするには、PTCリレー内部素子
85bの抵抗を上げ温度上昇を緩くする方法があるが、
内部素子85bの抵抗を上げることは圧縮機モータ81
mへの突入電流を下げ始動トルクが下がる作用ともな
る。
下げずに、高始動トルク時間を長くする効果があり、圧
縮機仕様が同じであっても、冷蔵庫としての始動性が改
善される。
冷凍冷蔵庫は、図10の如く、冷媒を圧縮する圧縮機と
して、レシプロ型の圧縮機101と、ガス冷媒を液化さ
せる凝縮器102と、液冷媒をガス化させる蒸発器10
3と、絞り装置のキャピラリーチューブ104と圧縮機
101吸い込み側パイプであるサクションパイプ105
を加熱するように取り付けられたヒータ106と、ヒー
タ106を圧縮機101の停止中にオンし、圧縮機10
1の運転中にはオフする制御装置107とが設けられて
いる。なお、符号108はドライヤである。
転中は、制御装置107により、ヒータ106がオフさ
れている。庫内温度が設定温度に達し圧縮機101が停
止すると、制御装置107によりヒータ106がオン
し、サクションパイプ105が加熱され、冷凍サイクル
内での低圧側圧力の上昇速度が速くなる。すなわち圧縮
機101の停止後の高低圧平衡の速度が速くなる。これ
によって、圧縮機101の始動トルクが同じであって
も、圧縮機101の通常運転中に影響なく、冷蔵庫とし
ての始動性が改善される。
冷凍冷蔵庫は、図11の如く、冷媒を圧縮する圧縮機と
して、レシプロ型の圧縮機111と、ガス冷媒を液化さ
せる凝縮器112と、液冷媒をガス化させる蒸発器11
3と、蒸発器113熱交換用の庫内ファンモータ(庫内
冷却ファンモータ)115と、絞り装置のキャピラリー
チューブ114と、前記庫内ファンモータ115を蒸発
器113の除霜終了後、圧縮機111の起動前に一定時
間運転する制御装置116とが設けられている。なお、
図11で符号117aはドライヤ、117b凝縮用ファ
ンモータである。
13の除霜用ヒータと、庫内ファンモータ115の通電
タイムチャートである。一般的には蒸発器113の除霜
終了後、圧縮機111の再始動までには、3分〜5分の
タイムセーフが設けられている。
て、蒸発器113の除霜終了後、圧縮機111の再始動
までのタイムセーフの間、制御装置116により庫内フ
ァンモータ115が運転される。
発器113を空冷してその温度を下げ、つまりサイクル
内圧力を下げ、かつ始動後の吸い込み冷媒の比重を下げ
圧縮機への負荷を減じることができる。これらによっ
て、圧縮機111の始動トルクが同じであっても、冷蔵
庫としての除霜後の始動性が改善される。ここで除霜終
了後は蒸発器側を加熱していた為、蒸発器側圧力(低圧
側)の圧力が高くなっており、そのままでは再始動時
に、吸込み冷媒の比重が大きくなり、圧縮機への負荷が
大きくなり、始動できないため、一般には、除霜終了
後、一定時間(タイムセーフ3〜5分)圧縮機を始動待
ち状態にする。このタイムセーフ間(3〜5分)で、蒸
発器側の圧力は、0.5〜1kgf/cm2程度低下し、
始動し易くなる。第11実施例では、このタイムセーフ
間に冷却ファンモータを運転することにより、強制的に
蒸発器を空冷し、圧力を下げるもので2〜3kgf/c
m2程度圧力を低下させることができ、始動性が著しく
改善される。
冷凍冷蔵庫の構成部品群は、前記第11実施例(図1
1)と同じである。また、図13は圧縮機111と、蒸
発器113の除霜用ヒータと、庫内ファンモータ115
の通電タイムチャートである。一般的には蒸発器113
の除霜終了後、圧縮機111の再始動までには、3分〜
5分のタイムセーフが設けられている。
発器113の除霜終了後、タイムセーフをとって、圧縮
機111の再始動をおこなうが、圧縮機111の再始動
の後数分は、制御装置116により庫内ファンモータ1
15が停止のままとなる。庫内ファンモータ115の停
止により、蒸発器113での熱交換量が著しく減少し、
蒸発器113の温度が下がり、つまり始動後の吸い込み
冷媒の比重を下げ圧縮機への負荷を減じることができ
る。これらによって、圧縮機の始動トルクが同じであっ
ても、冷蔵庫としての除霜後の始動性が改善される。第
12実施例では、タイムセーフ間には、特に強制的に圧
力低減措置は行われないが、再始動直後〜1分間程度は
冷却ファンを運転しない方式であり、これにより、始動
直後、蒸発器の熱交換量が著しく減少する為、圧縮機吸
込み比重が小さくなり負荷を減少させ、始動性を改善す
るものである。始動性の改善度は、第11実施例の方が
大きいが、第11実施例では、除霜後、20℃程度に加
熱された冷却室の空気を、冷凍室に吐出することにな
り、製品によっては、食品の温度上昇が懸念される。そ
こで、第12実施例は第11実施例を使えない製品に対
して、除霜後の始動性を改善するためのものである。
冷凍冷蔵庫は、図14の如く、冷媒を圧縮する圧縮機と
して、レシプロ型の圧縮機141と、ガス冷媒を液化さ
せる凝縮器142と、液冷媒をガス化させる蒸発器14
3と、絞り装置のキャピラリーチューブ144と、蒸発
器143を冷却するよう取り付けられた電子冷却装置1
45と、電子冷却装置の制御装置146とが設けられて
いる。なお、符号147aはドライヤ、147bは凝縮
用ファンモータである。
了後、圧縮機141の再始動までのタイムセーフの間、
制御装置146により電子冷却装置145が通電され
る。
3が冷却され、蒸発器143の温度が下がり、つまりサ
イクル内圧力を下げ、かつ始動後の吸い込み冷媒の比重
を下げ圧縮機141への負荷を減じることができる。こ
れらによって、圧縮機141の始動トルクが同じであっ
ても、冷蔵庫としての除霜後の始動性が改善される。ま
た、除霜後の来ない温度上昇を抑えることができる。
によると、次の効果を有する。請求項1の発明では蒸発
器の除霜後、圧縮機の起動前に冷却ファンモータを運転
することにより、圧縮機の仕様を変えることなく除霜後
の始動性が改善される。
機の起動後に一時、冷却ファンモータを停止することに
より、圧縮機の仕様を変えることなく除霜後の始動性が
改善されるとともに除霜後の蒸発器での冷媒流音の発生
を抑えることができる。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
である。
である。
説明図である。
説明図である。
である。
る。
タイムチャート説明図である。
ある。
である。
1、107、116、146 制御装置 25 バイパスパイプ 26 切替弁
Claims (2)
- 【請求項1】 冷媒を圧縮するレシプロ型の圧縮機と、
ガス冷媒を液化させる凝縮器と、冷媒を絞るキャピラリ
ーチューブと、液冷媒をガス化させる蒸発器とを用い、
それぞれをパイプで接続して構成される冷凍サイクルを
有する冷凍冷蔵庫において、 冷凍サイクル内の蒸発器を除霜する手段と、該蒸発器の
除霜後に圧縮機の起動前に当該蒸発器を冷却する手段を
有することを特徴とする冷凍冷蔵庫。 - 【請求項2】 冷媒を圧縮するレシプロ型の圧縮機と、
ガス冷媒を液化させる凝縮器と、冷媒を絞るキャピラリ
ーチューブと、液冷媒をガス化させる蒸発器とを用い、
それぞれをパイプで接続して構成される冷凍サイクルを
有する冷凍冷蔵庫において、 冷凍サイクル内の蒸発器熱交換用の庫内冷却ファンモー
タと、該蒸発器を除霜する手段と、前記蒸発器の除霜後
に圧縮機の再起動から一定時間、前記冷却ファンモータ
の運転を停止する手段とを有することを特徴とする冷凍
冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001368276A JP3633897B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 冷凍冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001368276A JP3633897B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 冷凍冷蔵庫 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3633897B2 JP3633897B2 (ja) | 2005-03-30 |
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JP (1) | JP3633897B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107816815A (zh) * | 2016-09-13 | 2018-03-20 | 饶秋金 | 冷气循环装置 |
-
2001
- 2001-12-03 JP JP2001368276A patent/JP3633897B2/ja not_active Expired - Fee Related
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