JP2002181146A - ベルトテンショナ - Google Patents
ベルトテンショナInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/081—Torsion springs
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
し、かつボルト締付け後もばらつきのない安定したベル
ト張力を得る。 【解決手段】 ボルト3と偏心孔7との間の半径方向隙
間8を0.4mm以下に制限することにより、偏心孔7
とボルト3の相対位置を、両者の中心が一致するように
規制してボルト3締め付け時の偏心軸1の起き上がりを
防止する。また、ボルト座面3cと偏心軸1との間に、
固体潤滑被膜を形成した間座11を配置し、ボルト締め
付け時の偏心軸1の供回りを防止する。
Description
に関するもので、特にエンジンのタイミングベルトに所
定の初期張力を付与するベルトテンショナとして好適な
ものである。
取り付けたクランクプーリとカム軸に取り付けたカムプ
ーリとの間にタイミングベルトを巻きかけてクランク軸
の回転と同期してカム軸を回転させることにより、ピス
トンの行程と同期してバルブを開閉駆動させるベルト伝
動装置が設けられる。
トの外周側の所定位置にベルトテンショナを配置し、こ
のベルトテンショナによりタイミングベルトに所定の初
期張力を付与してタイミングベルトが歯飛びするのを防
止するのが一般的である。
するベルトテンショナは、例えば、図5に示すように構
成される。図示しないエンジンのシリンダブロックの外
面に突設した固定部材32には、ボルト33によって偏
心軸31が取り付けられる。ボルト33は、偏心軸31
の偏心位置に形成した偏心孔37に挿入され、これによ
り偏心軸31が固定部材32に対してボルト33を中心
として偏心回動可能となる。偏心軸31の外周には、図
示しないタイミングベルトに摺接するテンションプーリ
36が転がり軸受34を介して取り付けられている。ま
た、偏心軸31の外周にはベルト張力設定用のコイルば
ね35が配置されており、このコイルばね35の一端3
5aを固定部材32に係合させると共に、コイルばね3
5の他端35bを偏心軸31に係合させることにより、
偏心軸31がボルト33を中心として偏心回動方向に弾
性的に付勢されている。
ばね力によって偏心軸31が偏心回動し、テンションプ
ーリ36をベルトの緊張方向に移動させる。このように
してベルトの緊張を行った後、ボルト33を締め付けて
偏心軸31をロックすれば、ベルトが緊張状態に保持さ
れる。
ショナでは、ボルトに対する偏心軸の円滑な回動運動を
許容するため、偏心孔の内周とこれに対向するボルト外
周との間に微小な半径方向隙間が設けられている。この
隙間の存在により、従来では、ボルトの締め付けに伴う
偏心軸の起き上がりが問題となっている。すなわち、コ
イルばねでベルトに張力を付与すると、ベルトの反力に
よりボルトと偏心孔の隙間の範囲内で偏心軸が傾くた
め、ベルト張力の逃げが生じるが、その後、ボルトを締
め付けると、偏心軸がボルトと同軸となるように起き上
がり、その際に張力の逃げ分がベルトに付加されるた
め、ベルト張力が初期よりも増加してしまう点が問題と
なる。
座面と偏心軸の端面との間の摩擦抵抗によって偏心軸が
ボルトと供回りする場合がある。このように供回りが生
じると、テンションプーリが正規姿勢からずれた状態で
ロックされ、ベルト張力にばらつきを生じる要因とな
る。
とコイルばねが軸方向に並べて配置されるため、例えば
テンションプーリにモーメント荷重が負荷された際に
は、偏心軸の姿勢変化によってコイルばねと転がり軸受
のシール部材とが干渉し、シール機能が害されるおそれ
もある。
ルト張力の増大を防止でき、かつボルト締め付け後もば
らつきのない安定したベルト張力が得られるベルトテン
ショナの提供を目的とする。
止することも併せて目的とする。
本発明では、偏心位置に設けられた偏心孔を備え、偏心
孔に挿入されたボルトを中心として、固定部材に対して
偏心回動可能に支持される偏心軸と、偏心軸に転がり軸
受を介して回転自在に軸支されるテンションプーリと、
偏心軸の外周に配置されたコイルばねとを備え、コイル
ばねの一端を固定部材に、他端を偏心軸にそれぞれ係合
させて偏心軸をコイルばねによって付勢し、これによっ
て上記テンションプーリを偏心回動させてベルトに摺接
させ、ベルトに所定の張力を付与するようにしたベルト
テンショナにおいて、偏心孔およびボルトの相対位置
を、両者の中心が一致するように規制する規制手段を具
備させた。
の間の半径方向隙間の存在に起因した、ボルトの締め付
けに伴う偏心軸の起き上がりを回避することができ、こ
の起き上がりに基づくベルト張力の増大を抑えることが
可能となる。
との間の半径方向隙間を一定値以下に制限したものが考
えられる。この場合、ボルトに対する偏心軸の許容揺動
範囲が狭まるため、偏心軸とボルトとをほぼ同軸状態に
保持することができ、これによって偏心軸の起き上がり
を防止することができる。ボルトと偏心孔との間には微
小ながらも半径方向隙間が存在するので、ボルト締め付
け前の偏心軸の偏心回動運動をスムーズに行うことがで
きる。以上の効果を得るための具体的な条件として、半
径方向隙間は0.4mm以下に設定するのが望ましい。
なお、ここでの半径方向隙間は、偏心孔内周の直径とボ
ルト外周の直径との差を意味する。
擦トルクを減ずるための間座を配置すれば、ボルトの締
め付けに伴って偏心軸が供回りすることはなく、従っ
て、偏心軸の姿勢のばらつきによるベルト張力のばらつ
きを回避することができる。
しておけば、鋼材料からなるボルトや偏心軸との間に作
用する摩擦力を減少させることができ、ボルトの締め付
けに伴う偏心軸の供回りを確実に防止することができ
る。その具体的手段としては、間座表面に固体潤滑被膜
を形成することが考えられる。
材を介在させておけば、テンションプーリにモーメント
荷重が負荷された場合等におけるコイルばねと転がり軸
受のシール部材との接触干渉を回避し、シール部材の変
形・破損を確実に防止することができる。この場合、コ
イルばねとシール部材との接触を確実に防止するため、
カバー部材の外径寸法はコイルばねの外径寸法以上とす
るのが望ましい。
合される円筒部を設けておけば、カバー部材を偏心軸に
確実に取り付けることができ、その取り付け作業も容易
化される。この場合、カバー部材の円筒部に軸方向の切
り欠き部を形成すれば、円筒部が弾性的に拡径および縮
径可能となるので、偏心軸への取り付け作業がさらに容
易化される。
に形成され、かつその端面に開口する係止溝に係合さて
おけば、コイルばね他端を偏心軸の端面側から係止溝に
挿入することができ、コイルばねの取り付け作業性が高
まる。
図4に基づいて説明する。
テンショナは、偏心軸1と、偏心軸1を固定部材2に取
り付けるボルト3と、偏心軸1の外周に配置された転が
り軸受4、コイルばね5、およびテンションプーリ6と
を具備する。
リンダブロック(図示せず)等の外面に設けられた固定
部材2にボルト3を介して取り付けられる。偏心軸1の
偏心位置には偏心孔7が形成され、この偏心孔7に半径
方向の微小な隙間8を介して高張力鋼等からなるボルト
3が挿入されている。ボルト3は、ねじのない円筒部3
aとその先端側の雄ねじ部3bとを有し、そのうちの円
筒部3aは偏心軸1の内周に嵌合され、雄ねじ部3bは
固定部材2に形成した雌ねじ部2aに螺合されている。
ボルト3を緩めると、偏心軸1がボルト3を中心として
偏心回動可能となり、ボルト3を締め付けると、偏心軸
1がロックされてその偏心回動運動が規制される。な
お、図1および図2中の9は、偏心軸1の一端面1a
(固定部材2と対向する端面)と他端面1bとに開口さ
せた孔で、この孔9はレンチ等の工具を係止して偏心軸
1を偏心回動させるために用いられる。この孔9は工具
を挿入できれば十分で、一端面1aに開口しない有底孔
でもよい。
bに係合している。ボルト座面3cと偏心軸1の他端面
1bとの間には、ワッシャ等の間座11が配置される。
この間座11は、ボルト3を締め付ける際の偏心軸1の
他端面1bとの間の摩擦トルクを低減させるためのもの
で、少なくともボルト3もしくは偏心軸1の素材(本実
施形態では鋼)より低い表面摩擦係数を有するもの、例
えば樹脂や金属等の素材表面に摩擦低減処理を施したも
のが使用される。摩擦低減処理の具体例としては、二硫
化モリブデン系、グラファイト系、フッ素系等の固体潤
滑剤の被膜を形成したものが考えられる。
ルト3の相対位置を、その中心が一致するように規制す
る規制手段12が設けられる。この規制手段12で両者
1,3の芯ずれを規制することにより、偏心孔7内周と
ボルト3の円筒部外周との間の半径方向隙間8の存在に
起因した偏心軸1の起き上がりを回避することができ、
この起き上がりに基づくベルト張力の増大を抑えること
が可能となる。規制手段12の具体例としては、例えば
上記半径方向隙間8の幅(偏心孔7の内周直径−ボルト
円筒部3aの外周直径)を一定値以下に制限することが
考えられ、その値は後述するように0.4mm以下とす
るのが望ましい。
される。この転がり軸受4は、内輪4aおよび外輪4b
と、内・外輪4a,4bの軌道面間に配置された複数の
転動体4cと、転動体4cを円周方向等間隔に保持する
保持器4dと、軸受両端の開口部を密封するシール部材
4eとを主要構成要素とするもので、図面では転動体4
cとしてボールを使用した深溝玉軸受を例示している。
転がり軸受4の内輪4aの内周に上記偏心軸1が嵌合固
定され、外輪4bの外周に図示しないタイミングベルト
と摺接するテンションプーリ6が嵌合固定されている。
1外周には、コイルばね5が配置される。このコイルば
ね5は、偏心軸1の外周に十分な余裕をもって外挿さ
れ、その一端5aは、図2に示すように、テンションプ
ーリ6の外周を超えて延びて固定部材2に突設したピン
2bと係合している。一端5aの先端部は、ピン2bと
の係合を確実に行うため、例えば図示のようにフック形
状に形成される。一端5aの立ち上がり部5a1は、偏
心孔7の180°対向位置で当該一端5aがコイルばね
5のコイリング部分よりも内径側を通過するように、偏
心孔7の180°対向位置よりも他端5b側に戻った位
置(例えば45°程度戻った位置)に設けられる。これ
により、偏心回動中心となるボルト3からコイルばね5
の一端5aまでの距離が縮小してモーメントが小さくな
るので、一端5aをばね5の縮径方向(図面A矢視方
向)に捩じった際のコイルばね5の傾斜(ばね中心の偏
心軸中心に対する傾斜)を回避し、コイルばね5とテン
ションプーリ6内周との干渉を回避することができる。
される。図2では、この他端5bをV字状に屈曲形成し
た場合を例示している。偏心軸1には、その外周面およ
び一端面1aに開口する係止溝14が軸方向に沿って形
成され、コイルばねのV字状他端5bは、この係止溝1
4の一端面1a側の開口部から溝14内に挿入される。
他端5bの先端部を支持する第一係合部14aと、V字
状他端5bの基端側を支持する第二係合部14bと、V
字状他端5bの屈曲部分を支持する第三係合部14cと
を具備する。係止溝14の対向壁面のうち、一方に第一
および第二係合部14a,14bが形成され、他方に第
三係合部14cが形成される。第一係合部14aと第二
係合部14bは、他端5bのV字形状に対応してV字状
に配置される。図示のように係止溝14の幅をコイルば
ね他端5bの素材径よりも大きくすることにより、係止
溝14に他端5bを挿入する際の作業性を高めることが
できる。また、コイルばね他端5bの屈曲角度よりも第
一および第二係合部14a,14b間の屈曲角度を僅か
に大きくすることにより、他端5bを係止溝14に弾性
的に係止させることができ、振動等によるコイルばね他
端5bの係止溝14からの脱落を防止することが可能と
なる。
軸1外周には、カバー部材15が配置される。このカバ
ー部材15は、コイルばね5の外径寸法よりも大きい外
径寸法を具備し、その外径端部15aは、その全周でコ
イルばね5側に折り曲げられている。図3に示すよう
に、カバー部材15の内周には偏心軸1の外周に嵌合固
定するための円筒部15bが形成され、さらに円筒部1
5bの円周方向複数箇所には軸方向の切り欠き部15b
1が形成される。この切欠き部15b1により、円筒部
15bが弾性的に拡径および縮径可能となるので、カバ
ー部材15の偏心軸1への取り付け作業が容易に行える
ようになる。
の組付けは、例えば以下の手順で行われる。
5を介在させた状態でコイルばね5を偏心軸1に外挿
し、コイルばね5の他端5bを係止溝14の一端面1a
側開口部から係止溝14に挿入して他端5bを第一〜第
三係合部14a〜14cに係合させる。次にコイルばね
5の一端5aを固定部材2のピン2bに係合させた後、
偏心軸1の偏心孔7にボルト3を挿入し、ボルト先端の
雄ねじ部3bを固定部材2の雌ねじ部2aに軽くねじ込
んで偏心軸1を固定部材2にボルト3を中心とした偏心
回動可能な状態にする。次いで、偏心軸1の孔9にレン
チ等の回動用工具を係止して偏心軸1を偏心回動させ、
コイルばね5を弾性変形させた状態でボルト3を仮固定
する。その後、ベルトを組み付けてボルト3の仮固定を
緩めると、偏心軸1がコイルばね5によってボルト3を
中心として偏心回動付勢され、テンションプーリ6がベ
ルトに押し当てられてベルトに張力が付与される。
の偏心回動力(コイルばね5の弾性力)とがつり合った
状態でボルト3を締め付け、偏心軸1を固定部材2の端
面2aに固定すれば、ベルトを所定の張力を持った緊張
状態に保持することができる。この際、規制手段12は
偏心孔7とボルト3の相対位置をその中心が一致するよ
うに規制するため、ボルト3の締め付けによる偏心軸1
の起き上がりを防止することができ、これによりベルト
張力の増大が抑制される。また、ボルト3の締め付けに
際しては、上記のようにボルト座面3cと偏心軸1の他
端面1bとの間に摩擦トルクを減ずるための間座11を
配置しているため、ボルト3の締め付けに伴って偏心軸
1が供回りすることはなく、従って、偏心軸1の姿勢の
ばらつきによるベルト張力のばらつきを回避することが
できる。
よび間座11の材質を異ならせたサンプルA〜Eをそれ
ぞれ三つずつ準備し、これらを上記手順でベルト伝動装
置に組付けた上でベルト張力を測定した結果を示すもの
である。
る。 サンプルA: ボルト…高張力鋼 間座…なし 半径方向隙間…1.63mm サンプルB: ボルト…市販品(ステンレス鋼) 間座…市販ワッシャ(ステンレス鋼) 半径方向隙間…0.64〜0.66mm サンプルC: ボルト…高張力鋼 間座…市販ワッシャ(ステンレス鋼) 半径方向隙間…0.094〜0.100mm サンプルD: ボルト…高張力鋼 間座…摩擦低減処理ワッシャ(固体潤滑被膜) 半径方向隙間…0.094〜0.100mm サンプルE: ボルト…高張力鋼 間座…摩擦低減処理ワッシャ(固体潤滑被膜) 半径方向隙間…0.33〜0.34mm
張力の増大量およびベルト張力のばらつきの双方が少な
く、これら両面で良好な結果を示すことが理解される。
サンプルDおよびEは、何れも間座11として固体潤滑
被膜を形成した摩擦低減処理品を使用し、かつ半径方向
隙間8を0.4mm以下に抑えたものである。以上のの
測定結果から、半径方向隙間8は0.4mm以下、さら
に好ましくは0.3mm以下に設定するのが望ましいこ
とが判明した。
置を、両者の中心が一致するように規制する規制手段を
設けることにより、偏心軸の起き上がりを防止でき、こ
れに基づくベルト張力の増大を抑制することができる。
摩擦トルクを減ずるための間座を配置することにより、
ボルト締め付け時の偏心軸の供回りを回避することがで
き、ベルト張力のばらつきを防止することができる。
を配置することにより、モーメント荷重負荷時等の際に
もコイルばねと転がり軸受のシール部材との接触・干渉
を確実に防止することができ、シール部材の変形や破損
による軸受機能の低下を回避することができる。
2中のa−a断面)である。
1中のb矢視図)である。
a−a断面]、(b)図はカバー部材の正面図[(a)
図中のb矢視図]である。
Claims (12)
- 【請求項1】 偏心位置に設けられた偏心孔を備え、偏
心孔に挿入されたボルトを中心として、固定部材に対し
て偏心回動可能に支持される偏心軸と、偏心軸に転がり
軸受を介して回転自在に軸支されるテンションプーリ
と、偏心軸の外周に配置されたコイルばねとを備え、コ
イルばねの一端を固定部材に、他端を偏心軸にそれぞれ
係合させて偏心軸をコイルばねによって付勢し、これに
よって上記テンションプーリを偏心回動させてベルトに
摺接させ、ベルトに所定の張力を付与するようにしたベ
ルトテンショナにおいて、 偏心孔およびボルトの相対位置を、両者の中心が一致す
るように規制する規制手段を具備することを特徴とする
ベルトテンショナ。 - 【請求項2】 規制手段が、ボルトと上記偏心孔との間
の半径方向隙間を一定値以下に制限したものである請求
項1記載のベルトテンショナ。 - 【請求項3】 上記半径方向隙間を0.4mm以下に設
定した請求項2記載のベルトテンショナ。 - 【請求項4】 ボルト座面と偏心軸との間に、両者間の
摩擦トルクを減ずるための間座を配置した請求項1記載
のベルトテンショナ。 - 【請求項5】 偏心位置に設けられた偏心孔を備え、偏
心孔に挿入されたボルトを中心として、固定部材に対し
て偏心回動可能に支持される偏心軸と、偏心軸に転がり
軸受を介して回転自在に軸支されるテンションプーリ
と、偏心軸の外周に配置されたコイルばねとを備え、コ
イルばねの一端を固定部材に、他端を偏心軸にそれぞれ
係合させて偏心軸をコイルばねによって付勢し、これに
よって上記テンションプーリを偏心回動させてベルトに
摺接させ、ベルトに所定の張力を付与するようにしたベ
ルトテンショナにおいて、 ボルト座面と偏心軸との間に、両者間の摩擦トルクを減
ずるための間座を配置したことを特徴とするベルトテン
ショナ。 - 【請求項6】 間座表面の摩擦係数を鋼よりも小さくし
た請求項4または5記載のベルトテンショナ。 - 【請求項7】 間座表面に固体潤滑被膜を形成した請求
項6記載のベルトテンショナ。 - 【請求項8】 コイルばねと転がり軸受との間にカバー
部材を介在させた請求項1〜7何れか記載のベルトテン
ショナ。 - 【請求項9】 カバー部材の外径寸法をコイルばねの外
径寸法以上とした請求項8記載のベルトテンショナ。 - 【請求項10】 カバー部材の内径部に、偏心軸の外周
に嵌合される円筒部を設けた請求項8記載のベルトテン
ショナ。 - 【請求項11】 カバー部材の円筒部に軸方向の切り欠
き部を形成した請求項10記載のベルトテンショナ。 - 【請求項12】 コイルばねの上記他端を、偏心軸の軸
方向に形成され、かつその端面に開口する係止溝に係合
させた請求項1〜11何れか記載のベルトテンショナ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000385891A JP4076718B2 (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | ベルトテンショナ |
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JP2002181146A true JP2002181146A (ja) | 2002-06-26 |
JP4076718B2 JP4076718B2 (ja) | 2008-04-16 |
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JP (1) | JP4076718B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010529380A (ja) * | 2007-06-05 | 2010-08-26 | ダイコ ユーロペ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ | オイル潤滑ベルト駆動装置用プーリテンショナ |
KR101340095B1 (ko) | 2010-08-09 | 2013-12-10 | 가부시기가이샤쯔바기모도체인 | 체인용 텐셔너 레버 |
CN103883690A (zh) * | 2014-03-21 | 2014-06-25 | 苏州瑞日纺织科技有限公司 | 一种皮带张紧轮机构 |
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2000
- 2000-12-19 JP JP2000385891A patent/JP4076718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101340095B1 (ko) | 2010-08-09 | 2013-12-10 | 가부시기가이샤쯔바기모도체인 | 체인용 텐셔너 레버 |
CN103883690A (zh) * | 2014-03-21 | 2014-06-25 | 苏州瑞日纺织科技有限公司 | 一种皮带张紧轮机构 |
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JP4076718B2 (ja) | 2008-04-16 |
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