JP2002181005A - 制御弁 - Google Patents

制御弁

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JP2002181005A
JP2002181005A JP2000380643A JP2000380643A JP2002181005A JP 2002181005 A JP2002181005 A JP 2002181005A JP 2000380643 A JP2000380643 A JP 2000380643A JP 2000380643 A JP2000380643 A JP 2000380643A JP 2002181005 A JP2002181005 A JP 2002181005A
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hydraulic
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pressure
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Hitoshi Iwasaki
仁 岩崎
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定流量が必要な油圧アクチュエータに対す
る圧油供給制御を行うにあたり、部品点数の削減、回路
の簡略化を計る。 【解決手段】 一定流量が必要なアタッチメント用モー
タ10の制御弁11を、アタッチメント用モータに対す
る圧油供給を行わない中立位置Nと圧油供給を行う圧油
供給位置XまたはYとに切換自在なメインスプール19
内に、該メインスプールの圧油供給位置でアタッチメン
ト用モータに対する圧油供給量を一定にするべく作動す
るサブスプール21L、21Rを内蔵して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定流量が必要な
油圧アクチュエータに対する圧油供給制御を行うための
制御弁の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業用機械に
は、作業内容に対応して種々のアタッチメントが装着さ
れるが、該アタッチメントが、例えば油圧ブレーカ、油
圧ニッパ、油圧オーガ等の一定流量の圧油供給を必要と
する油圧アクチュエータにより作動するものである場
合、該油圧アクチュエータへの圧油供給ラインに、流量
制御手段を設ける必要がある。この様な油圧回路とし
て、従来、図7に示すようなものが知られているが、該
図7において、7は油圧ポンプ、8はパイロットポン
プ、9は油タンク、10は一定流量の圧油供給を必要と
するアタッチメント用の油圧アクチュエータ、23はア
タッチメント用制御弁、24は流量制御弁、17はアタ
ッチメント用操作レバー18の操作に基づいて上記アタ
ッチメント用制御弁23にパイロット圧を出力するパイ
ロット弁であり、また12〜14は作業用機械に設けら
れる他の油圧アクチュエータ用の制御弁である。さら
に、Aは油圧ポンプ7から各制御弁12、13、14、
23およびシグナルリリーフ弁16を経由して油タンク
9に至るセンタバイパス油路、Bは油圧ポンプ7から各
制御弁13、14、23に至るパラレル油路、Cは各制
御弁12、13、14、23から油タンク9に至るタン
ク油路であって、上記センタバイパス油路Aのシグナル
リリーフ弁16の上流側の圧力は、ネガティブコントロ
ールラインDを介して油圧ポンプ7の容量可変手段7a
に導かれる。そして該容量可変手段7aは、ネガティブ
コントロールラインDの圧力(ネガティブコントロール
圧)が低圧のときには吐出量を多くし、ネガディブコン
トロール圧が高圧のときには吐出量を少なくするように
油圧ポンプ7の吐出量制御を行う構成になっている。一
方、前記アタッチメント用制御弁23は、パイロットポ
ート23a、23bにパイロット圧が入力されていない
状態では、センタバイパス用油路PTを開き、かつアタ
ッチメント用油圧アクチュエータ10に対する圧油供給
排出を行わない中立位置Nに位置しているが、パイロッ
ト弁17からのパイロット圧がパイロットポート23
a、23bに入力されることに基づき、センタバイパス
用油路PTを閉じる一方、パラレル油路Bの圧油を流量
制御弁24を介してアタッチメント用油圧アクチュエー
タ10に供給する供給用油路PM、およびアタッチメン
ト用油圧アクチュエータ10からの排出油を油タンク9
に流す排出用油路MTを開く圧油供給位置XまたはYに
切換るように構成されている。さらに前記流量制御弁2
4は、アタッチメント用制御弁23からの供給圧油を一
定流量となるように調整してアタッチメント用油圧アク
チュエータ10に供給するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したア
タッチメント用の油圧回路において、アタッチメント用
油圧アクチュエータ10に対して圧油供給がなされてい
るとき、つまりアタッチメント用制御弁23が圧油供給
位置XまたはYに位置している状態では、該アタッチメ
ント用制御弁23のセンタバイパス用油路PTが閉じて
いてセンタバイパス油路Aの下流側に油が流れないた
め、ネガティブコントロール圧が低圧になって油圧ポン
プ7は吐出量が多くなるように制御される。この場合、
油圧ポンプ7の吐出量は前記流量制御弁24の要求流量
よりも多くなる、つまり流量制御弁24の要求流量に対
して過剰の圧油が油圧ポンプ7から供給されることにな
るが、アタッチメント用油圧アクチュエータ10のみが
作動していて他の油圧アクチュエータへの圧油供給が不
要の場合、上記過剰の圧油はメインリリーフ弁15を経
由して油タンク9に排出されることになって、燃費が悪
くなるばかりか、オーバーヒートの原因となる。そこ
で、図7に示す如く、ネガティブコントロール圧制御用
の弁25を設けることが提唱される。このネガティブコ
ントロール圧制御用弁25は、アタッチメント用操作レ
バー18が操作されたときに、ネガティブコントロール
圧を高くするための信号をネガティブコントロールライ
ンDに出力するように構成されており、これにより油圧
ポンプ7の吐出量を流量制御弁24の要求流量まで低下
させるようになっている。しかるにこのものは、流量制
御弁24に加えて、ネガティブコントロール圧制御用弁
25およびこれら制御弁用の配管が必要であって、部品
点数が増加する許りか、回路も複雑になるという問題が
あり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、一定流量が必要な油圧アクチュ
エータに対する圧油供給制御を行うための制御弁であっ
て、該制御弁は、上記油圧アクチュエータに対する圧油
供給を行わない中立位置と圧油供給を行う圧油供給位置
とに切換自在なメインスプール内に、該メインスプール
の圧油供給位置で油圧アクチュエータに対する圧油供給
量を一定にするべく作動するサブスプールを内蔵して構
成されるものである。そして、この様にすることによ
り、油圧アクチュエーターの圧油供給ラインに流量制御
弁を別途設ける必要がなくなって、部品点数の削減、回
路の簡略化を計ることができる。このものにおいて、サ
ブスプールは、メインスプールの圧油供給位置で、油圧
アクチュエータの圧油供給源である油圧ポンプから制御
弁に供給された圧油の一部を、油圧ポンプの吐出量制御
を行うためのポンプ制御用油路に流すように構成するこ
とにより、ポンプ制御用の回路を別途追加しなくても、
油圧ポンプの吐出量を油圧アクチュエータに対応するよ
う調整することができ、更なる部品点数の削減、回路の
簡略化に貢献できる。さらにこのものにおいて、サブス
プールは、油圧アクチュエータ側からの負荷圧に連動し
て、油圧アクチュエータに対する圧油供給量が一定にな
るよう油圧ポンプの吐出量制御を行うべくポンプ制御用
油路への流出量を調整するように構成することにより、
負荷圧が変動しても油圧アクチュエータには一定流量の
圧油が供給されることになって、負荷圧変動に左右され
ない高精度の流量制御を行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行
体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回
体3、該上部旋回体3に基端部が上下揺動自在に支持さ
れるブーム4、該ブーム4の先端部に前後揺動自在に支
持されるアーム5、該アーム5の先端部に装着されるバ
ケット6等の部材装置から構成されているが、作業現場
や作業内容により、上記バケット6に換えて、フォー
ク、油圧ブレーカ、油圧ニッパ、油圧オーガ等の種々の
アタッチメント(図示せず)が装着される。そして、こ
れらアタッチメントのうち、油圧ブレーカ、油圧ニッ
パ、油圧オーガ等のアタッチメントを動かすための油圧
アクチュエータは一定流量の圧油供給を必要とするが、
これら一定流量を必要とする油圧アクチュエータの圧油
供給排出制御を行う制御弁に、本発明が実施されてい
る。
【0006】扨、図2に、前記油圧ショベル1の油圧回
路の一部概略図を示すが、該油圧回路図において、7は
油圧ポンプ、8はパイロットポンプ、9は油タンク、1
0は前記一定流量を必要とする油圧アクチュエータのう
ちの一例であるアタッチメント用モータ、11は該アタ
ッチメント用モータ10の圧油供給排出制御を行うアタ
ッチメント用制御弁、12〜14は油圧ショベル1に設
けられる他の油圧アクチュエータ用の制御弁であり、ま
た15は油圧ポンプ7から制御弁11〜14を経由する
ことなく油タンク9に至るリリーフ油路に設けられるメ
インリリーフ弁である。さらに、前記図2において、A
は、油圧ポンプ7から各制御弁12、13、14、11
を通り、シグナルリリーフ弁16を経て油タンク9に至
るセンタバイパス油路である。またBは、油圧ポンプ7
から各制御弁13、14、11に至るパラレル油路であ
る。さらにCは、各制御弁12、13、14、11から
油タンク9に至るタンク油路である。尚、前記アタッチ
メント用モータ10は、正転側ポート10aへの圧油供
給および逆転側ポート10bからの油排出で正方向に回
転し、また逆転側ポート10bへの圧油供給および正転
側ポート10aからの油排出で逆方向に回転するように
構成されている。
【0007】ここで、前記シグナルリリーフ弁16の上
流側の圧力は、ネガディブコントロールラインDを介し
て油圧ポンプ7の容量可変手段7aに導かれる。そして
該容量可変手段7aは、ネガディブコントロールライン
Dの圧力(ネガティブコントロール圧)が低圧のときに
は吐出量を多くし、ネガディブコントロール圧が高圧の
ときには吐出量を少なくするように油圧ポンプ7の吐出
量制御を行う構成になっている。
【0008】また、前記図2において、17はアタッチ
メント用のパイロット弁であって、該パイロット弁17
は、アタッチメント用操作レバー18の操作に基づい
て、前記アタッチメント用制御弁11の正転用、逆転用
のパイロットポート11a、11bにパイロット圧を出
力するように構成されている。
【0009】さらに、前記アタッチメント用制御弁11
について、図3〜図6に基づいて説明すると、該アタッ
チメント用制御弁11には、前記パイロット弁17に接
続される正転用、逆転用パイロットポート11a、11
b、センタバイパス油路Aを介して油圧ポンプ7に接続
されるセンタバイパス用ポンプポート11c、パラレル
油路Bを介して油圧ポンプ7に接続されるポンプポート
11d、タンク油路Cを介して油タンク9に接続される
タンクポート11e、センタバイパス油路Aを介して油
タンク9に接続されるセンタバイパス用タンクポート1
1f、正転側油路Eを介してアタッチメント用モータ1
0の正転側ポート10aに接続される正転側モータ接続
ポート11g、逆転側油路Fを介してアタッチメント用
モータ10の逆転側ポート10bに接続される逆転側モ
ータ接続ポート11hを備えている。
【0010】さらに、19はアタッチメント用制御弁1
1を構成するメインスプールであって、該メインスプー
ル19は、バルブボディ20に開設されるメインスプー
ル摺動孔20aに軸方向(図4〜図6における左右方
向、以下、メインスプール19の軸方向を左右方向とし
て説明するが、これに限定されないことは勿論である)
摺動自在に内嵌されている。さらに、該メインスプール
摺動孔20aの左右両側には、前記正転側、逆転側パイ
ロットポート11a、11bにそれぞれ連通する左右の
パイロット室20b、20cが形成されていると共に、
メインスプール摺動孔20aの外周側には、前記センタ
バイパス用ポンプポート11cに連通する左右の第一環
状溝20d、ポンプポート11dに連通する左右の第二
環状溝20e、タンクポート11eに連通する左右の第
三環状溝20f、センタバイパス用タンクポート11f
に連通する第四環状溝20g、正転側モータ接続ポート
11gに連通する第五環状溝20h、逆転側モータ接続
ポート11hに連通する第六環状溝20iが形成されて
いる。
【0011】一方、前記メインスプール19の内部に
は、左右一対のサブスプール21L、21Rが内蔵され
ているが、これら左右のサブスプール21L、21R
は、左右対称状ではあるが同様のものであるため、左側
サブスプール21Lを例にとって説明する。つまり、左
側サブスプール21Lは、メインスプール19の左半部
に形成されるサブスプール摺動孔19aに左右方向摺動
自在に内嵌されているが、該サブスプール摺動孔19a
の左側には、左側サブスプール21Lを右方に押圧する
押圧弾機22が収納される弾機収納室19bが形成され
ており、またサブスプール摺動孔19aの右側には油室
19cが形成されている。さらに左側サブスプール21
Lの外周面部には、環状の第一、第二凹部21a、21
bが凹設されていると共に、サブスプール21Lの内部
には、上記第一凹部21aと前記油室19cとを連通す
る第一内部通路21c、および第二凹部21bと弾機収
納室19bとを連通する第二内部通路21dが形成され
ている。
【0012】扨、前記メインスプール19は、操作レバ
ー18が操作されておらず中立位置に位置している状
態、つまりパイロット弁17からパイロットポート11
a、11bにパイロット圧が出力されておらず、左右の
パイロット室20b、20cにパイロット圧が入力され
ていない状態では、図示しない復帰弾機の付勢力によ
り、図4に示す中立位置Nに位置している。この状態で
は、左右の第一環状溝20dと第四環状溝20gとが、
メインスプール19の外周部に形成される左右の第一凹
溝19dを介して連通しており、而して、センタバイパ
ス用ポンプポート11cから流入したセンタバイパス油
路Aの圧油は、左右の第一環状溝20d、第四環状溝2
0gを通って、センタバイパス用タンクポート11fか
ら流出するようになっている。
【0013】さらに、前記メインスプール19の中立位
置Nでは、左右の第二環状溝20eおよび左右の第三環
状溝20fはメインスプール19の外周面により遮断さ
れた状態になっている。而して、ポンプポート11dお
よびタンクポート11eは閉鎖された状態になってい
て、パラレル油路Bからの圧油供給、およびタンク油路
Cへの油の排出は行われないようになっている。
【0014】また、第五環状溝20hには、正転側モー
タ接続ポート11gを介して正転側油路Eの圧力、即ち
アタッチメント用モータ10側からの負荷圧が導入され
るが、さらに該負荷圧は、メインスプール19の中立位
置Nでは、メインスプール19の外周部に形成される第
二凹溝19f、該第二凹溝19fに連通するようメイン
スプール19の外周部に形成される外周ノッチ19g、
メインスプール19に形成される径方向を向く第一通路
19h、左側サブスプール21Lの第一凹部21a、第
一内部通路21cを経由して油室19cに導入される。
そして、該油室19cに導入された負荷圧FLは、左側
サブスプール21Lを左方に押圧する力として作用する
が、前記押圧弾機22が左側サブスプール21Lを右方
に押圧する押圧力FSは上記負荷圧FLよりも大きく
(FS>FL)設定されており、これにより左側サブス
プール21Lは、右側端部がメインスプール19側の当
接部19iに当接してこれ以上の右方への移動が規制さ
れる閉鎖位置Cに保持されている。そして、該左側サブ
スプール21Lが閉鎖位置Cに保持されている状態で
は、前記第五環状溝20hから油室19cに導入された
圧油の逃げ道はなく、これにより正転側モータ接続ポー
ト11gは閉じられた状態になっている。また同様にし
て、右側サブスプール21Rも閉鎖位置Cに保持されて
いて、逆転側モータ接続ポート11hも閉じられた状態
になっており、而してアタッチメント用モータ10への
圧油の供給排出はなされないようになっている。
【0015】一方、操作レバー18を中立位置からモー
タ正転側に操作すると、パイロット弁17から出力され
たパイロット圧が正転側パイロットポート11aを介し
て左側のパイロット室20bに入力され、これによりメ
インスプール19は前記中立位置Nから右方向に移動し
て、図5、図6に示す正転側位置Xに位置する。そし
て、該メインスプール19の正転側位置Xでは、左右の
第一環状溝20dと第四環状溝20gとを連通する油路
が閉鎖され、而してセンタバイパス用ポンプポート11
cからセンタバイパス用タンクポート11fへの油の流
れは遮断される。
【0016】また、前記メインスプール19の正転側位
置Xにおいて、メインスプール19の左半部では、左側
の第二環状溝20eと第五環状溝20hとが、外周ノッ
チ19g、第二凹溝19fを介して連通し、これにより
パラレル油路Bの圧油が、ポンプポート11d、左側第
二環状溝20e、第五環状溝20h、正転側モータ接続
ポート11gを経由してアタッチメント用モータ10の
正転側ポート10aに供給されるが、該正転側ポート1
0aへの供給流量については後述する。一方、メインス
プール19の右半部では、第六環状溝20iと右側第三
環状溝20fとが第二凹溝19fを介して連通し、これ
によりアタッチメント用モータ10の逆転側ポート10
bからの排出油が、逆転側モータ接続ポート11h、第
六環状溝20i、右側第三環状溝20f、タンクポート
11eを経由してタンク油路Cに流れる。而して、パラ
レル油路Bの圧油がアタッチメント用モータ10の正転
側ポート10aに供給される一方、逆転側ポート10b
からの排出油が油タンク9に流れて、アタッチメント用
モータ10が正方向に回転するようになっている。
【0017】ところで、前記メインスプール19の正転
側位置Xにおいて、左側サブスプール21Lの右方に形
成される油室19cには、油圧ポンプ7のポンプ圧が、
パラレル油路B、ポンプポート11d、左側第二環状溝
20e、外周ノッチ19g、第一通路19h、左側サブ
スプール21Lの第一凹部21a、第一内部通路21c
を経由して導入される。そして、該油室19cに導入さ
れたポンプ圧FPは、左側サブスプール21Lを左方に
押圧する力として作用する。一方、左側サブスプール2
1Lの左側に形成される弾機収納室19bには、正転側
油路Eの圧力、即ちアタッチメント用モータ10側から
の負荷圧が、正転側モータ接続ポート11g、第五環状
溝20h、メインスプール19に形成される径方向を向
く第二通路19j、左側サブスプールの第二凹部21
b、第二内部通路21dを経由して導入される。そし
て、該弾機収納室19bに導入された負荷圧FLは、左
側サブスプール21Lを右方に押圧する力として作用す
る。つまり、左側サブスプール21Lは、油室19cに
導入されたポンプ圧FPにより左方に押圧され、また弾
機収納室19bに導入された負荷圧FLおよび押圧弾機
22の押圧力FSにより右方に押圧されるが、該右方に
押圧する力(FL+FS)が左方に押圧する力FPより
も大きい(FL+FS>FP)場合、左側サブスプール
21Lは、右側端部がメインスプール19側の当接部1
9iに当接してこれ以上の右方への移動が規制される位
置、つまり前述した閉鎖位置Cに位置する(図5参
照)。そして、該左側サブスプール21Lが閉鎖位置C
に位置している状態では、前述したように油室19cか
らの油の逃げ道はなく、而してパラレル油路Bからポン
プポート11dを介して第二環状溝20eに供給された
圧油の全量が、外周ノッチ19g、第二凹溝19f、第
五環状溝20h、正転側モータ接続ポート11gを経由
してアタッチメント用モータ10の正転側ポート10a
に供給されるようになっている。
【0018】つまり、メインスプール19が正転側位置
Xに位置しており、かつ左側サブスプール21Lが閉鎖
位置Cに位置している状態では、パラレル油路Bからア
タッチメント用制御弁11に供給された圧油の全量がア
タッチメント用モータ正転側ポート10aに供給される
一方、センタバイパス用タンクポート20fからセンタ
バイパス油路Aの下流側への油の流出はなく、これによ
り、センタバイパス油路Aの流量が減少してシグナルリ
リー弁16の上流側の圧力が低下し、前述したネガディ
ブコントロール圧による吐出量制御に基づいて油圧ポン
プ7の吐出量が増加する。そして、該油圧ポンプ7の吐
出量増加に伴い、前記油室19cに導入されて左側サブ
スプール21Lを左方に押圧するポンプ圧FPが増加す
るが、該ポンプ圧FPが、弾機収納室19bに導入され
た負荷圧FLと押圧弾機22の押圧力FSとにより左側
サブスプール21Lを右方に押圧する力(FL+FS)
よりも大きく(FP>FL+FS)なると、左側サブス
プール21Lは前記閉鎖位置Cから左方に移動して、図
6に示す開放位置Oに変位する。
【0019】前記左側サブスプール21Lが開放位置O
に位置している状態では、油室19cと第四環状溝20
gとが、メインスプール19に径方向を向いて形成され
る第三通路19kを介して連通する。これにより、油室
19cに流入した圧油が第四環状溝20gを介してセン
タバイパス用タンクポート11fから流出する。つま
り、パラレル油路Bからポンプポート11dを介して第
二環状溝20eに供給された圧油は、外周ノッチ19
g、第二凹溝19f、第五環状溝20h、正転側モータ
接続ポート11hを経由してアタッチメント用モータ1
0の正転側ポート10aに供給されると共に、上記第二
環状溝20eに供給された圧油の一部は、外周ノッチ1
9g、第一通路19h、左側サブスプール21Lの第一
凹部21a、第一内部通路21c、油室19c、第三通
路19k、第四環状溝20gを経由してセンタバイパス
用タンクポート11fからセンタバイパス油路Aの下流
側に流れる。これにより、センタバイパス油路Aの流量
が増加してシグナルリリー弁16の上流側の圧力が高く
なり、ネガディブコントロール圧による吐出量制御に基
づいて油圧ポンプ7の吐出量が減少する。この場合、上
記油室19cから第四環状溝20gに通じる油路の開口
面積は、左側サブスプール21Lが左方に移動するほど
大きくなる。つまり、油圧ポンプ7の吐出量が増加して
ポンプ圧FPが高くなると、左側サブスプール21Lが
左方に移動してパラレル油路Bからセンタバイパス油路
Aに逃がす油量を増加させ、これにより油圧ポンプ7の
吐出量が減少する。一方、油圧ポンプ7の吐出量が減少
してポンプ圧FPが低くなると、左側サブスプール21
Lが右方に移動してセンタバイパス油路Aに逃がす油量
を減少させて、油圧ポンプ7の吐出量を増加させる。而
して油圧ポンプ7の吐出量は、ポンプ圧PFが左側サブ
スプール21Lを左方に押圧する力と、アタッチメント
用モータ10側からの負荷圧FLおよび押圧弾機22の
押圧力FSが左側サブスプール21Lを右方に押圧する
力とが均衡する、つまり次式(1) FP=FL+FS (1) が成立する流量となるように制御される。ところで、ア
タッチメント用制御弁11によりアタッチメント用モー
タ10に供給される圧油の流量Qは、次式(2)で示さ
れる。 Q=CA(ΔP)1/2 (2) 上記式(2)において、Cは定数、Aはアタッチメント
用制御弁11に形成されるアタッチメント用モータ10
への供給油路(第二環状溝20eから第五環状溝20h
に至る油路)の開口面積、ΔPはポンプ圧FPと負荷圧
FLとの圧力差(ΔP=FP−FL)であるが、前記式
(1)から、FP−FL=FS(一定)となるため、圧
力差ΔPは一定となる。また、開口面積Aは、メインス
プール19の移動量により決定されるものであって、操
作レバー18がフル操作されていてメインスプール19
がフルストロークまで移動している状態では開口面積A
は一定であり、而して前記式(2)より、アタッチメン
ト用モータ10に供給される圧油の流量Qは一定とな
る。そしてこの場合、油圧ポンプ7の吐出量は、常に式
(1)が成立するように制御されるから、アタッチメン
ト用モータ10側からの負荷圧PFが変動しても、これ
に連動して油圧ポンプ7の吐出量が変化することにな
り、而してアタッチメント用モータ10には、常に一定
流量の圧油が供給されるようになっている。
【0020】また、操作レバー18を中立位置からモー
タ逆転側に操作すると、パイロット弁17から出力され
たパイロット圧が逆転側パイロットポート11bを介し
て右側のパイロット室20cに入力され、これによりメ
インスプール19は前記中立位置Nから左方向に移動し
て、逆転側位置Yに位置する。この逆転側位置Yは、前
述した正転側位置Xと左右対称状であるが同様のもので
あるため詳細な説明は省略するが、ポンプポート11c
から右側の第二環状溝20eに供給されたパラレル油路
Bの圧油は、第六環状溝20i、逆転側モータ接続ポー
ト11hを経由してアタッチメント用モータ10の逆転
側ポート10bに供給されると共に、右側サブスプール
21Rの左側の油室19c、第四環状溝20g、センタ
バイパス用タンクポート11fを経由してセンタバイパ
ス油路Aの下流側に流れるようになっており、そして上
記アタッチメント用モータ10の逆転側ポート10bに
供給される圧油は、右側サブスプール20Rによって常
に一定流量となるように制御される構成になっている。
【0021】叙述の如く構成されたものにおいて、アタ
ッチメント用制御弁11は、操作レバー18の操作に基
づき、アタッチメント用モータ10に対する圧油供給排
出を行わない中立位置Nと、圧油供給排出を行う正転側
位置Xまたは逆転側位置Yとに切換るメインスプール1
9の内部に、アタッチメント用モータ10に対する圧油
供給量を一定にするべく作動するサブスプール21L、
21Rが内蔵されている。この結果、アタッチメント用
モータ10に一定流量を供給するための流量制御弁を、
アタッチメント用モータ10への供給ラインに別途設け
る必要がなくなって、部品点数の削減、回路の簡略化を
計ることができる。しかもこのものにおいて、前記サブ
スプール21L、21Rは、油圧ポンプ7からアタッチ
メント用制御弁11に供給される圧油の一部をセンタバ
イパス油路Aに流し、これにより油圧ポンプ7の吐出量
をアタッチメント用モータ10の要求流量に対応するよ
う調整する構成であるから、ネガティブコントロール圧
制御用の回路を別途追加しなくても、油圧ポンプ7から
過剰の圧油が供給されて該過剰の圧油がメインリリーフ
弁15を経由して油タンク9に戻ってしまうようなエネ
ルギーロスをなくすことができ、更なる部品点数の削
減、回路の簡略化に貢献できる。さらに、前記サブスプ
ール21L、21Rによる油圧ポンプ7の吐出量調整
は、アタッチメント用モータ10側の負荷圧に連動して
なされるから、負荷圧が変動してもアタッチメント用モ
ータ10には一定流量の圧油が供給されることになっ
て、負荷圧変動に左右されない高精度の流量制御を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】油圧ショベルの油圧回路の一部概略図である。
【図3】アタッチメント用制御弁の図記号である。
【図4】メインスプール中立位置のアタッチメント用制
御弁を示す断面図である。
【図5】メインスプール正転側位置でサブスプール閉鎖
位置のアタッチメント用制御弁を示す断面図である。
【図6】メインスプール正転側位置でサブスプール開放
位置のアタッチメント用制御弁を示す断面図である。
【図7】従来のアタッチメント用油圧アクチュエータの
油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
7 油圧ポンプ 10 アタッチメント用モータ 11 アタッチメント用制御弁 19 メインスプール 20L サブスプール 20R サブスプール A センタバイパス油路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定流量が必要な油圧アクチュエータに
    対する圧油供給制御を行うための制御弁であって、該制
    御弁は、上記油圧アクチュエータに対する圧油供給を行
    わない中立位置と圧油供給を行う圧油供給位置とに切換
    自在なメインスプール内に、該メインスプールの圧油供
    給位置で油圧アクチュエータに対する圧油供給量を一定
    にするべく作動するサブスプールを内蔵して構成される
    ことを特徴とする制御弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、サブスプールは、メ
    インスプールの圧油供給位置で、油圧アクチュエータの
    圧油供給源である油圧ポンプから制御弁に供給された圧
    油の一部を、油圧ポンプの吐出量制御を行うためのポン
    プ制御用油路に流すように構成されていることを特徴と
    する制御弁。
  3. 【請求項3】 請求項2において、サブスプールは、油
    圧アクチュエータ側からの負荷圧に連動して、油圧アク
    チュエータに対する圧油供給量が一定になるよう油圧ポ
    ンプの吐出量制御を行うべくポンプ制御用油路への流出
    量を調整するように構成されていることを特徴とする制
    御弁。
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