JP2002180992A - 自吸式ポンプ - Google Patents
自吸式ポンプInfo
- Publication number
- JP2002180992A JP2002180992A JP2000376995A JP2000376995A JP2002180992A JP 2002180992 A JP2002180992 A JP 2002180992A JP 2000376995 A JP2000376995 A JP 2000376995A JP 2000376995 A JP2000376995 A JP 2000376995A JP 2002180992 A JP2002180992 A JP 2002180992A
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- JP
- Japan
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- impeller
- insert fitting
- rotation shaft
- self
- tip
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 羽根車を誤ってインサート金具無しで成型し
たとき、回転シャフトのねじ部を回転シャフト結合筒の
穴に螺合すると、ねじばかになったり、あるいはシャフ
トと螺合しても、羽根車の回転シャフト結合筒部に応力
が発生しているため、時間経過とともにクラックが発生
し、最後には割れに至り、回転シャフトを伝って水漏れ
がし、自吸式ポンプとしての品質を低下させる原因とな
っていた。 【解決手段】 樹脂成形品よりなる羽根車の成形時に、
モータの回転シャフトの先端のねじ部を螺合させるイン
サート金具10を保持金型11で保持して一体成形する
羽根車の製造方法であって、保持金型11の保持金型の
先端部12に円柱状の凹み21を形成したものであり、
羽根車がインサート金具無しで成型された場合、回転シ
ャフト結合筒部の穴の底に凸起22が形成され、回転シ
ャフトがねじ螺合ができないようにする。
たとき、回転シャフトのねじ部を回転シャフト結合筒の
穴に螺合すると、ねじばかになったり、あるいはシャフ
トと螺合しても、羽根車の回転シャフト結合筒部に応力
が発生しているため、時間経過とともにクラックが発生
し、最後には割れに至り、回転シャフトを伝って水漏れ
がし、自吸式ポンプとしての品質を低下させる原因とな
っていた。 【解決手段】 樹脂成形品よりなる羽根車の成形時に、
モータの回転シャフトの先端のねじ部を螺合させるイン
サート金具10を保持金型11で保持して一体成形する
羽根車の製造方法であって、保持金型11の保持金型の
先端部12に円柱状の凹み21を形成したものであり、
羽根車がインサート金具無しで成型された場合、回転シ
ャフト結合筒部の穴の底に凸起22が形成され、回転シ
ャフトがねじ螺合ができないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯暖房機器等に
組み込まれて使用される自吸式ポンプにおける羽根車、
特にモータの回転シャフトの先端のねじ部を螺合させる
インサート金具を一体成形して備える羽根車に関する。
組み込まれて使用される自吸式ポンプにおける羽根車、
特にモータの回転シャフトの先端のねじ部を螺合させる
インサート金具を一体成形して備える羽根車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自吸式ポンプは、羽根車を収容す
るケーシングと、ケーシングの羽根車収容部内に水を充
満させておくための呼び水用のケーシングカバーを有し
ている。特に、ケーシングとケーシングカバーとが一体
になった型のポンプとして、図4に示されるように構成
されたものがある。
るケーシングと、ケーシングの羽根車収容部内に水を充
満させておくための呼び水用のケーシングカバーを有し
ている。特に、ケーシングとケーシングカバーとが一体
になった型のポンプとして、図4に示されるように構成
されたものがある。
【0003】前記自吸式ポンプの全体構成を示す図4、
同自吸式ポンプにおける羽根車インサート金具の保持金
型を示す図5、同羽根車のインサート金具有り時を示す
図6、同羽根車のインサート金具無し時を示す図7を基
に説明する。
同自吸式ポンプにおける羽根車インサート金具の保持金
型を示す図5、同羽根車のインサート金具有り時を示す
図6、同羽根車のインサート金具無し時を示す図7を基
に説明する。
【0004】図4に示すように、モータ1には防錆され
た鉄板よりなるブラケット2が取り付けられ、このブラ
ケット2に、耐食性、耐錆性、軽量化するために樹脂成
形品よりなり、かつ、モータ1と反対側端が開口したケ
ーシング3を取り付けている。ケーシング3内には、モ
ータ1と接続され、かつ、鋼丸材を切削して作られた回
転シャフト4を挿入してあり、回転シャフト4の先端に
はねじを形成している。また、ケーシング3は、羽根車
7を収容しているポンプ室8と送水室9を形成してい
る。
た鉄板よりなるブラケット2が取り付けられ、このブラ
ケット2に、耐食性、耐錆性、軽量化するために樹脂成
形品よりなり、かつ、モータ1と反対側端が開口したケ
ーシング3を取り付けている。ケーシング3内には、モ
ータ1と接続され、かつ、鋼丸材を切削して作られた回
転シャフト4を挿入してあり、回転シャフト4の先端に
はねじを形成している。また、ケーシング3は、羽根車
7を収容しているポンプ室8と送水室9を形成してい
る。
【0005】羽根車7は偶数枚の羽根5と前面シュラウ
ド6を有する密閉式に構成され、耐食性、耐錆性、軽量
化するために、また、溶着の相性のよい熱可塑性の樹脂
成形品よりなっている。そして黄銅丸棒切削材または、
黄銅のローレット材をねじ加工してなるインサート金具
10を備え、このインサート金具10を回転シャフト4
のねじに螺合して羽根車7を回転シャフト4に結合して
いる。
ド6を有する密閉式に構成され、耐食性、耐錆性、軽量
化するために、また、溶着の相性のよい熱可塑性の樹脂
成形品よりなっている。そして黄銅丸棒切削材または、
黄銅のローレット材をねじ加工してなるインサート金具
10を備え、このインサート金具10を回転シャフト4
のねじに螺合して羽根車7を回転シャフト4に結合して
いる。
【0006】ここで前記インサート金具10は、図5に
示す保持金型11のストレート状の保持金型の先端部1
2に装着されて羽根車7に一体成形される。
示す保持金型11のストレート状の保持金型の先端部1
2に装着されて羽根車7に一体成形される。
【0007】前記羽根車7の回転シャフト結合筒部の外
周部には、カーボンとばねおよびゴムパッキンよりなる
回転側メカニカルシール13を設けてあり、この回転側
メカニカルシール13を、ケーシング3のポンプ室8の
回転シャフト4の貫通部に装着されたセラミックとゴム
パッキンよりなる固定側メカニカルシール14に摺動さ
せて水漏れを防止するようにしている。
周部には、カーボンとばねおよびゴムパッキンよりなる
回転側メカニカルシール13を設けてあり、この回転側
メカニカルシール13を、ケーシング3のポンプ室8の
回転シャフト4の貫通部に装着されたセラミックとゴム
パッキンよりなる固定側メカニカルシール14に摺動さ
せて水漏れを防止するようにしている。
【0008】ケーシング3の開口側には、所定の位置に
通水口を有する仕切板15とパッキン16を介在させて
ケーシングカバー17の開口側を結合させている。仕切
板15は耐食性、耐錆性、軽量化するために、SUS板
のプレス品で形成され、ケーシングカバー17は内部に
呼び水用タンク18を形成し、また、吸込口19、吐出
口20を持ち、耐食性、耐錆性、軽量化するために樹脂
成形品で構成されている。
通水口を有する仕切板15とパッキン16を介在させて
ケーシングカバー17の開口側を結合させている。仕切
板15は耐食性、耐錆性、軽量化するために、SUS板
のプレス品で形成され、ケーシングカバー17は内部に
呼び水用タンク18を形成し、また、吸込口19、吐出
口20を持ち、耐食性、耐錆性、軽量化するために樹脂
成形品で構成されている。
【0009】次に、上記のように構成された自吸式ポン
プの動作を説明する。
プの動作を説明する。
【0010】まず、あらかじめケーシングカバー17内
に呼び水を注入する。ケーシングカバー17内に注入さ
れた水は、呼び水用タンク18およびケーシング3内の
ポンプ室8と送水室9を充満する。まず、始動時ではモ
ータ1の回転が回転シャフト4により羽根車7に伝達さ
れ、ケーシング3内のポンプ室8に収容された羽根車7
が回転する。するとポンプ室8内の水が羽根車7によっ
て掻き回され、水中に空気が混入する。水と空気の混合
水は、羽根車7の外周に沿ってポンプ室8、送水室9か
ら押し出され、ケーシングカバー17の呼び水用タンク
18に流れ込み、水と一緒に押し出された空気のみが吐
出口20より外部へ流出する。そして、この状態が続く
とケーシング3内のポンプ室8の空気圧が徐々に低くな
り、外部との圧力差によりケーシングカバー17の吸込
口19から水が流入し、本格的な水送出状態に入るとケ
ーシングカバー17の呼び水用タンク18には水が充満
し、溢れた水が吐出口20より外部へ流出する。
に呼び水を注入する。ケーシングカバー17内に注入さ
れた水は、呼び水用タンク18およびケーシング3内の
ポンプ室8と送水室9を充満する。まず、始動時ではモ
ータ1の回転が回転シャフト4により羽根車7に伝達さ
れ、ケーシング3内のポンプ室8に収容された羽根車7
が回転する。するとポンプ室8内の水が羽根車7によっ
て掻き回され、水中に空気が混入する。水と空気の混合
水は、羽根車7の外周に沿ってポンプ室8、送水室9か
ら押し出され、ケーシングカバー17の呼び水用タンク
18に流れ込み、水と一緒に押し出された空気のみが吐
出口20より外部へ流出する。そして、この状態が続く
とケーシング3内のポンプ室8の空気圧が徐々に低くな
り、外部との圧力差によりケーシングカバー17の吸込
口19から水が流入し、本格的な水送出状態に入るとケ
ーシングカバー17の呼び水用タンク18には水が充満
し、溢れた水が吐出口20より外部へ流出する。
【0011】このとき、羽根車7の回転は水に遠心力を
与え、前面シュラウド6は羽根車7内へ導水された水流
の昇圧をする作用をする。また、ポンプ室8および送水
室9は羽根車7から流出した水流をケーシングカバー1
7の呼び水用タンク18へ吐出する作用を行う。また、
ケーシングカバー17においては、吸込口19よりケー
シング3のポンプ室8への導水とケーシング3の送水室
9からケーシングカバー17の呼び水用タンク18への
吐出および吐出口20より外部への吐出する作用を行
う。さらに、通水口を持つ仕切板15は、羽根車7の水
流の昇圧作用を行う。
与え、前面シュラウド6は羽根車7内へ導水された水流
の昇圧をする作用をする。また、ポンプ室8および送水
室9は羽根車7から流出した水流をケーシングカバー1
7の呼び水用タンク18へ吐出する作用を行う。また、
ケーシングカバー17においては、吸込口19よりケー
シング3のポンプ室8への導水とケーシング3の送水室
9からケーシングカバー17の呼び水用タンク18への
吐出および吐出口20より外部への吐出する作用を行
う。さらに、通水口を持つ仕切板15は、羽根車7の水
流の昇圧作用を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自吸式ポン
プの樹脂成型品よりなる羽根車の製造においては、羽根
車成型時、金型によるインサート金具10の保持が必要
となる。このインサート金具10の保持方法として、イ
ンサート金具10のねじと螺合する金型構造とすれば問
題ないが、金型費用は高くなり、部品精度も悪くなる。
プの樹脂成型品よりなる羽根車の製造においては、羽根
車成型時、金型によるインサート金具10の保持が必要
となる。このインサート金具10の保持方法として、イ
ンサート金具10のねじと螺合する金型構造とすれば問
題ないが、金型費用は高くなり、部品精度も悪くなる。
【0013】そこで図5、図6に示すように保持金型1
1を用い、インサート金具10のねじの谷径より僅かに
小さい径のストレート形状の保持金型の先端部12にイ
ンサート金具10を保持してインサート金具10を羽根
車7に一体成形している。しかし、前記の成形時に誤っ
てインサート金具10が保持金型11に保持されていな
い場合、保持金型11のストレート部分まで樹脂が廻り
込み(図7)、回転シャフト結合筒部の穴はインサート
金具10のねじの谷径より僅かに小さい穴となるため、
前記の穴に回転シャフト4のねじ部を螺合したとき、ね
じばかになったり、あるいは回転シャフト4と螺合して
も、羽根車7の回転シャフト結合筒部に応力が発生して
いるため、時間経過とともにクラックが発生して最後に
は割れに至り、回転シャフト4を伝って水漏れがし、自
吸式ポンプとしての品質を低下させる原因となる。
1を用い、インサート金具10のねじの谷径より僅かに
小さい径のストレート形状の保持金型の先端部12にイ
ンサート金具10を保持してインサート金具10を羽根
車7に一体成形している。しかし、前記の成形時に誤っ
てインサート金具10が保持金型11に保持されていな
い場合、保持金型11のストレート部分まで樹脂が廻り
込み(図7)、回転シャフト結合筒部の穴はインサート
金具10のねじの谷径より僅かに小さい穴となるため、
前記の穴に回転シャフト4のねじ部を螺合したとき、ね
じばかになったり、あるいは回転シャフト4と螺合して
も、羽根車7の回転シャフト結合筒部に応力が発生して
いるため、時間経過とともにクラックが発生して最後に
は割れに至り、回転シャフト4を伝って水漏れがし、自
吸式ポンプとしての品質を低下させる原因となる。
【0014】本発明は前記従来の問題に留意し、品質の
優れた自吸式ポンプの羽根車を提供することを目的とす
る。
優れた自吸式ポンプの羽根車を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、樹脂成形品よりなる羽根車の成形時に、モー
タの回転シャフトの先端のねじ部を螺合させるインサー
ト金具をインサート金具保持金型で保持して一体成形す
る自吸式ポンプの羽根車の製造方法であって、前記イン
サート金具保持金型が保持部先端に円柱状の凹みをもつ
ものとしたものである。
するため、樹脂成形品よりなる羽根車の成形時に、モー
タの回転シャフトの先端のねじ部を螺合させるインサー
ト金具をインサート金具保持金型で保持して一体成形す
る自吸式ポンプの羽根車の製造方法であって、前記イン
サート金具保持金型が保持部先端に円柱状の凹みをもつ
ものとしたものである。
【0016】本発明によれば、羽根車が誤ってインサー
ト金具無しで成型された場合、回転シャフト結合筒部の
底に凸部が形成されることとなり、回転シャフトと回転
シャフト結合筒部の穴がねじ螺合ができないため、イン
サート金具無しの羽根車の混入防止が容易に可能とな
る。
ト金具無しで成型された場合、回転シャフト結合筒部の
底に凸部が形成されることとなり、回転シャフトと回転
シャフト結合筒部の穴がねじ螺合ができないため、イン
サート金具無しの羽根車の混入防止が容易に可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、樹脂成形品よりなり、羽根と前面シュラウドを有し
て密閉式に構成される羽根車の成形時に、モータの回転
シャフトの先端のねじ部を螺合させるインサート金具を
インサート金具保持金型で保持して一体成形する自吸式
ポンプの羽根車の製造方法であって、前記インサート金
具保持金型が保持部先端に円柱状の凹みをもつものとし
た自吸式ポンプの羽根車の製造方法であり、誤って羽根
車がインサート金具無しで成型された場合、回転シャフ
ト結合筒部の底に凸部が形成されることから、回転シャ
フトと回転シャフト結合筒部の穴がねじ螺合ができない
ため、インサート金具無しの羽根車の混入防止を図るこ
とができるという作用を有する。
は、樹脂成形品よりなり、羽根と前面シュラウドを有し
て密閉式に構成される羽根車の成形時に、モータの回転
シャフトの先端のねじ部を螺合させるインサート金具を
インサート金具保持金型で保持して一体成形する自吸式
ポンプの羽根車の製造方法であって、前記インサート金
具保持金型が保持部先端に円柱状の凹みをもつものとし
た自吸式ポンプの羽根車の製造方法であり、誤って羽根
車がインサート金具無しで成型された場合、回転シャフ
ト結合筒部の底に凸部が形成されることから、回転シャ
フトと回転シャフト結合筒部の穴がねじ螺合ができない
ため、インサート金具無しの羽根車の混入防止を図るこ
とができるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の自吸式ポンプにおける羽根車インサート金具の
保持金型の側面図、図2は同羽根車のインサート金具有
り時の断面図、図3は同羽根車のインサート金具無し時
の断面図である。なお、各図において、前記従来の技術
の構成部材と同じ構成部材には、従来の技術と同じ符号
を付与する。
形態1の自吸式ポンプにおける羽根車インサート金具の
保持金型の側面図、図2は同羽根車のインサート金具有
り時の断面図、図3は同羽根車のインサート金具無し時
の断面図である。なお、各図において、前記従来の技術
の構成部材と同じ構成部材には、従来の技術と同じ符号
を付与する。
【0020】本実施の形態1の自吸式ポンプの羽根車の
製造方法の特徴は、羽根車にインサート金具を一体成形
するのに用いるインサート金具の保持金型にあり、すな
わち、図1〜図3に示すように、前記羽根車7に一体成
形されるインサート金具10の保持金型11は、保持金
型の先端部12の先端に円柱状の凹み21を有する構成
となっている。
製造方法の特徴は、羽根車にインサート金具を一体成形
するのに用いるインサート金具の保持金型にあり、すな
わち、図1〜図3に示すように、前記羽根車7に一体成
形されるインサート金具10の保持金型11は、保持金
型の先端部12の先端に円柱状の凹み21を有する構成
となっている。
【0021】上記の保持金型11は、保持金型の先端部
12の先端に円柱状の凹み21を有していることから、
誤ってインサート金具10無しで保持金型11を用いて
羽根車7が成型された場合、図3に示すように羽根車7
のシャフト結合筒の穴の内底に凸起22が形成され、し
たがつて羽根車7を組立てたときに回転シャフト4の先
端はシャフト結合筒の穴の内底の凸起22の先端に当
り、回転シャフト4はねじ螺合ができないため、インサ
ート金具10無しの羽根車7の混入防止が容易に可能と
なる。
12の先端に円柱状の凹み21を有していることから、
誤ってインサート金具10無しで保持金型11を用いて
羽根車7が成型された場合、図3に示すように羽根車7
のシャフト結合筒の穴の内底に凸起22が形成され、し
たがつて羽根車7を組立てたときに回転シャフト4の先
端はシャフト結合筒の穴の内底の凸起22の先端に当
り、回転シャフト4はねじ螺合ができないため、インサ
ート金具10無しの羽根車7の混入防止が容易に可能と
なる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の自吸式ポンプの羽根車の製造方法は、羽根車に一体成
形されるインサート金具の保持金型を、その保持部の先
端に円柱状の凹みを有するものとしたので、羽根車がイ
ンサート金具無しで成型されたとき、羽根車における回
転シャフト結合筒の穴の底に凸起が形成され、組立てに
使用された場合、回転シャフトの先端と回転シャフト結
合筒の穴の底の凸起の先端が当り、回転シャフトが回転
シャフト結合筒の穴にねじ螺合ができなく、インサート
金具無しの羽根車の混入防止が容易に可能となり、羽根
車に関し自吸式ポンプとしての品質を高めることがで
き、その実用的効果の大きいものである。
の自吸式ポンプの羽根車の製造方法は、羽根車に一体成
形されるインサート金具の保持金型を、その保持部の先
端に円柱状の凹みを有するものとしたので、羽根車がイ
ンサート金具無しで成型されたとき、羽根車における回
転シャフト結合筒の穴の底に凸起が形成され、組立てに
使用された場合、回転シャフトの先端と回転シャフト結
合筒の穴の底の凸起の先端が当り、回転シャフトが回転
シャフト結合筒の穴にねじ螺合ができなく、インサート
金具無しの羽根車の混入防止が容易に可能となり、羽根
車に関し自吸式ポンプとしての品質を高めることがで
き、その実用的効果の大きいものである。
【図1】本発明の実施の形態1の自吸式ポンプにおける
羽根車インサート金具の保持金型の側面図
羽根車インサート金具の保持金型の側面図
【図2】同羽根車のインサート金具有り時の断面図
【図3】同羽根車のインサート金具無し時の断面図
【図4】従来の自吸式ポンプの断面図
【図5】同自吸式ポンプにおける羽根車インサート金具
の保持金型の側面図
の保持金型の側面図
【図6】同羽根車のインサート金具有り時の断面図
【図7】同羽根車のインサート金具無し時の断面図
1 モータ 2 ブラケット 3 ケーシング 4 回転シャフト 5 羽根 6 前面シュラウド 7 羽根車 8 ポンプ室 9 送水室 10 インサート金具 11 保持金型 12 保持金型の先端部 13 回転側メカニカルシール 14 固定側メカニカルシール 15 仕切板 16 パッキン 17 ケーシングカバー 18 呼び水用タンク 19 吸込口 20 吐出口 21 凹み 22 凸起
Claims (1)
- 【請求項1】樹脂成形品よりなり、羽根と前面シュラウ
ドを有して密閉式に構成される羽根車の成形時に、モー
タの回転シャフトの先端のねじ部を螺合させるインサー
ト金具をインサート金具保持金型で保持して一体成形す
る自吸式ポンプの羽根車の製造方法であって、前記イン
サート金具保持金型が保持部先端に円柱状の凹みをもつ
ことを特徴とする自吸式ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000376995A JP2002180992A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 自吸式ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000376995A JP2002180992A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 自吸式ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002180992A true JP2002180992A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18845775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000376995A Pending JP2002180992A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 自吸式ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002180992A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106246593A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 柳州市酸王泵阀制造有限公司 | 一种泵叶轮锁紧通用装备 |
-
2000
- 2000-12-12 JP JP2000376995A patent/JP2002180992A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106246593A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 柳州市酸王泵阀制造有限公司 | 一种泵叶轮锁紧通用装备 |
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