JP2002180818A - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気ガス浄化装置Info
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- JP2002180818A JP2002180818A JP2000379625A JP2000379625A JP2002180818A JP 2002180818 A JP2002180818 A JP 2002180818A JP 2000379625 A JP2000379625 A JP 2000379625A JP 2000379625 A JP2000379625 A JP 2000379625A JP 2002180818 A JP2002180818 A JP 2002180818A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタ捕集能力を有効に利用すること。
【解決手段】フィルタ30の排気ガス導入部には、その
外周に沿ってヒータエレメントHEが備えられている。
ヒータエレメントHEは、ヒータエレメント制御回路6
1と電力供給線を介して接続されており、ヒータエレメ
ント制御回路61は、エンジンECU60からの指令に
従ってヒータエレメントHEに対して通電を実施する。
ヒータエレメントHEは、通電を受けると発熱し、フィ
ルタ30の排気ガス導入部に堆積している浮遊粒子状物
質を燃焼させる。この結果、フィルタ30の排気ガス導
入部に堆積していた浮遊粒子状物質が除去され、フィル
タ30の捕集性能が回復される。
外周に沿ってヒータエレメントHEが備えられている。
ヒータエレメントHEは、ヒータエレメント制御回路6
1と電力供給線を介して接続されており、ヒータエレメ
ント制御回路61は、エンジンECU60からの指令に
従ってヒータエレメントHEに対して通電を実施する。
ヒータエレメントHEは、通電を受けると発熱し、フィ
ルタ30の排気ガス導入部に堆積している浮遊粒子状物
質を燃焼させる。この結果、フィルタ30の排気ガス導
入部に堆積していた浮遊粒子状物質が除去され、フィル
タ30の捕集性能が回復される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気ガ
スを浄化する技術に関し、特には、排気ガス中に含まれ
る浮遊粒子状物質成分を浄化する技術に関する。
スを浄化する技術に関し、特には、排気ガス中に含まれ
る浮遊粒子状物質成分を浄化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、内燃機関から排出される排気
ガスを浄化する技術が種々提案されている。内燃機関の
内、特にディーゼル機関では、排気ガス中に含まれる窒
素酸化物、硫化酸化物の浄化のみならず、排気ガス中に
含まれる浮遊粒子状物質の浄化が要求される。かかる要
求に対しては、内燃機関の排気ガス排出経路にフィルタ
を配置し、フィルタによって浮遊粒子状物質を捕集する
技術が知られている。フィルタに捕集された浮遊粒子状
物質は、徐々にフィルタに堆積されていく。
ガスを浄化する技術が種々提案されている。内燃機関の
内、特にディーゼル機関では、排気ガス中に含まれる窒
素酸化物、硫化酸化物の浄化のみならず、排気ガス中に
含まれる浮遊粒子状物質の浄化が要求される。かかる要
求に対しては、内燃機関の排気ガス排出経路にフィルタ
を配置し、フィルタによって浮遊粒子状物質を捕集する
技術が知られている。フィルタに捕集された浮遊粒子状
物質は、徐々にフィルタに堆積されていく。
【0003】フィルタに堆積した浮遊粒子状物質を除去
してフィルタを再生させる技術としては、フィルタの全
域に貴金属触媒を担持させ、貴金属触媒によって誘発さ
れる酸化反応によって浮遊粒子状物質を低温燃焼させる
技術や、ポスト噴射を実行することにより、フィルタに
対して未燃燃料を供給し、燃料の酸化反応によって浮遊
粒子状物質を燃焼させる技術が知られている。
してフィルタを再生させる技術としては、フィルタの全
域に貴金属触媒を担持させ、貴金属触媒によって誘発さ
れる酸化反応によって浮遊粒子状物質を低温燃焼させる
技術や、ポスト噴射を実行することにより、フィルタに
対して未燃燃料を供給し、燃料の酸化反応によって浮遊
粒子状物質を燃焼させる技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】浮遊粒子状物質は、一
般的に、フィルタに堆積するに際して、排気ガスの導入
部であるフィルタの排気ガス導入部に堆積しやすいとい
う傾向がある。これに対して、従来のフィルタ再生技術
は、フィルタの全域に亘ってフィルタに捕集されている
浮遊粒子状物質を除去するための技術であり、フィルタ
の一部に捕集されている浮遊粒子状物質を除去するもの
ではなかった。
般的に、フィルタに堆積するに際して、排気ガスの導入
部であるフィルタの排気ガス導入部に堆積しやすいとい
う傾向がある。これに対して、従来のフィルタ再生技術
は、フィルタの全域に亘ってフィルタに捕集されている
浮遊粒子状物質を除去するための技術であり、フィルタ
の一部に捕集されている浮遊粒子状物質を除去するもの
ではなかった。
【0005】したがって、従来のフィルタ再生技術によ
れば、フィルタ再生の頻度を下げれば、フィルタの捕集
能力を有効に活用できないという問題があり、一方で、
フィルタ再生の頻度を上げれば燃費の低下等をもたらす
という問題があった。また、フィルタの全域に亘ってコ
ストのかさむ貴金属触媒を担持しなければならないとい
う問題があった。
れば、フィルタ再生の頻度を下げれば、フィルタの捕集
能力を有効に活用できないという問題があり、一方で、
フィルタ再生の頻度を上げれば燃費の低下等をもたらす
という問題があった。また、フィルタの全域に亘ってコ
ストのかさむ貴金属触媒を担持しなければならないとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、フィルタ捕集能力を有効に利用するこ
とを目的とする。
れたものであり、フィルタ捕集能力を有効に利用するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記の課題を解決するために本発明の第1の態様は、浮遊
粒子状物質を含む排気ガスを浄化するフィルタを提供す
る。本発明の第1の態様に係る排気ガス浄化用のフィル
タは、排気ガスが導入される排気ガス導入部と、浄化済
みの排気ガスが排出される排気ガス排出部と、前記排気
ガス導入部における、前記浮遊粒子状物質に起因する前
記フィルタの目詰まりを選択的に抑制する目詰まり抑制
手段とを備えることを特徴とする。
記の課題を解決するために本発明の第1の態様は、浮遊
粒子状物質を含む排気ガスを浄化するフィルタを提供す
る。本発明の第1の態様に係る排気ガス浄化用のフィル
タは、排気ガスが導入される排気ガス導入部と、浄化済
みの排気ガスが排出される排気ガス排出部と、前記排気
ガス導入部における、前記浮遊粒子状物質に起因する前
記フィルタの目詰まりを選択的に抑制する目詰まり抑制
手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の第1の態様に係るフィルタによれ
ば、目詰まり抑制手段によってフィルタの排気ガス導入
部における浮遊粒子状物質に起因する目詰まりが抑制さ
れるので、浮遊粒子状物質は、フィルタの排気ガス導入
部以降においても捕集され得る。したがって、フィルタ
捕集能力を有効に利用することができる。
ば、目詰まり抑制手段によってフィルタの排気ガス導入
部における浮遊粒子状物質に起因する目詰まりが抑制さ
れるので、浮遊粒子状物質は、フィルタの排気ガス導入
部以降においても捕集され得る。したがって、フィルタ
捕集能力を有効に利用することができる。
【0009】本発明の第1の態様に係るフィルタにおい
て、前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス導入部にお
ける前記フィルタの温度を前記浮遊粒子状物質の着火温
度ませ上昇させる加熱手段であっても良い。かかる構成
を備えることにより、フィルタの排気ガス導入部に堆積
した浮遊粒子状物質を燃焼、除去することができる。こ
の結果、フィルタの排気ガス導入部以降における捕集能
力を有効に利用することができる。
て、前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス導入部にお
ける前記フィルタの温度を前記浮遊粒子状物質の着火温
度ませ上昇させる加熱手段であっても良い。かかる構成
を備えることにより、フィルタの排気ガス導入部に堆積
した浮遊粒子状物質を燃焼、除去することができる。こ
の結果、フィルタの排気ガス導入部以降における捕集能
力を有効に利用することができる。
【0010】本発明の第1の態様に係るフィルタにおい
て、前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス排出部にお
いて前記フィルタが有する空隙率よりも大きい空隙率を
有する前記排気ガス導入部におけるフィルタであっても
良い。かかる構成を備えることにより、浮遊粒子状物質
は、フィルタの排気ガス排出部まで到達し、フィルタの
排気ガス排出部から排気ガス導入部にかけて分散捕集さ
れる。この結果、フィルタの排気ガス導入部における目
詰まりを抑制し、フィルタの排気ガス導入部以降におけ
る捕集能力をも有効に利用し、フィルタ全域の捕集能力
を効率的に利用することができる。
て、前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス排出部にお
いて前記フィルタが有する空隙率よりも大きい空隙率を
有する前記排気ガス導入部におけるフィルタであっても
良い。かかる構成を備えることにより、浮遊粒子状物質
は、フィルタの排気ガス排出部まで到達し、フィルタの
排気ガス排出部から排気ガス導入部にかけて分散捕集さ
れる。この結果、フィルタの排気ガス導入部における目
詰まりを抑制し、フィルタの排気ガス導入部以降におけ
る捕集能力をも有効に利用し、フィルタ全域の捕集能力
を効率的に利用することができる。
【0011】本発明の第1の態様に係るフィルタにおい
て、前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス導入部に担
持されている触媒であっても良い。また、前記触媒は吸
蔵還元型または選択還元型の触媒であっても良い。かか
る構成を備える場合には、触媒反応によって浮遊粒子状
物質が酸化、消滅させることができる。この結果、フィ
ルタの排気ガス導入部における目詰まりを抑制し、フィ
ルタの排気ガス導入部以降における捕集能力をも有効に
利用し、フィルタ全域の捕集能力を効率的に利用するこ
とができる。また、触媒として吸蔵還元型または選択還
元型の触媒を用いる場合には、浮遊粒子状物質のより迅
速な酸化を実現することができる。
て、前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス導入部に担
持されている触媒であっても良い。また、前記触媒は吸
蔵還元型または選択還元型の触媒であっても良い。かか
る構成を備える場合には、触媒反応によって浮遊粒子状
物質が酸化、消滅させることができる。この結果、フィ
ルタの排気ガス導入部における目詰まりを抑制し、フィ
ルタの排気ガス導入部以降における捕集能力をも有効に
利用し、フィルタ全域の捕集能力を効率的に利用するこ
とができる。また、触媒として吸蔵還元型または選択還
元型の触媒を用いる場合には、浮遊粒子状物質のより迅
速な酸化を実現することができる。
【0012】本発明の第1の態様に係るフィルタにおい
て、前記フィルタは、その捕集領域の全域に亘って前記
排気ガス中の浮遊粒子状物質を分散捕集可能な金属製フ
ィルタであり、前記内燃機関からの動圧および排気ガス
の熱エネルギの少なくともいずれか一方を利用して、前
記捕集した浮遊粒子状物質に含まれている低温着火成分
を着火させても良い。かかる構成を備える場合には、フ
ィルタに堆積した浮遊粒子状物質は、自動的に燃焼、除
去され得る。
て、前記フィルタは、その捕集領域の全域に亘って前記
排気ガス中の浮遊粒子状物質を分散捕集可能な金属製フ
ィルタであり、前記内燃機関からの動圧および排気ガス
の熱エネルギの少なくともいずれか一方を利用して、前
記捕集した浮遊粒子状物質に含まれている低温着火成分
を着火させても良い。かかる構成を備える場合には、フ
ィルタに堆積した浮遊粒子状物質は、自動的に燃焼、除
去され得る。
【0013】本発明の第2の態様は、内燃機関の排気通
路を流動する排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置を提
供する。本発明の第2の態様に係る内燃機関の排気ガス
浄化装置は、本発明の第1の態様に係るフィルタを、前
記内燃機関の排気通路に備えることを特徴とする。
路を流動する排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置を提
供する。本発明の第2の態様に係る内燃機関の排気ガス
浄化装置は、本発明の第1の態様に係るフィルタを、前
記内燃機関の排気通路に備えることを特徴とする。
【0014】本発明の第2の態様に係る内燃機関の排気
ガス浄化装置によれば、本発明の第1の態様に係るフィ
ルタによってもたらされる作用効果を、内燃機関の排気
ガス浄化装置においても享受することができる。
ガス浄化装置によれば、本発明の第1の態様に係るフィ
ルタによってもたらされる作用効果を、内燃機関の排気
ガス浄化装置においても享受することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関の浄
化装置について図面を参照しつついくつかの実施例に基
づいて説明する。
化装置について図面を参照しつついくつかの実施例に基
づいて説明する。
【0016】第1の実施例:図1および図2を参照して
第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が適用され得る
内燃機関および給排気系の概略構成について説明する。
図1は第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が適用さ
れる内燃機関および給排気系の概略構成を示す説明図で
ある。図2は第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が
適用され得る内燃機関および給排気系の概略構成を示す
他の説明図である。なお、図2では説明の都合上、一部
を断面にて示している。
第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が適用され得る
内燃機関および給排気系の概略構成について説明する。
図1は第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が適用さ
れる内燃機関および給排気系の概略構成を示す説明図で
ある。図2は第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が
適用され得る内燃機関および給排気系の概略構成を示す
他の説明図である。なお、図2では説明の都合上、一部
を断面にて示している。
【0017】第1の実施例に用いられる内燃機関は、軽
油を燃料とするコモンレール式のディーゼルエンジン1
0である。エンジン10は、シリンダブロック11内に
4つのシリンダ12を備える4気筒エンジンであり、爆
発燃焼によりシリンダ12を往復動するピストン13を
介して駆動力を出力する。シリンダブロック11の上部
にはシリンダヘッド14が配置されており、シリンダヘ
ッド14は、各シリンダ12毎に吸気ポート15および
排気ポート16を有している。各吸気ポート15には、
吸気側カムICによって駆動されて吸気ポート15を開
閉する吸気バルブ151が配置されており、各排気ポー
ト16には、排気側カムECによって駆動されて排気ポ
ート16を開閉する排気バルブ161が配置されてい
る。
油を燃料とするコモンレール式のディーゼルエンジン1
0である。エンジン10は、シリンダブロック11内に
4つのシリンダ12を備える4気筒エンジンであり、爆
発燃焼によりシリンダ12を往復動するピストン13を
介して駆動力を出力する。シリンダブロック11の上部
にはシリンダヘッド14が配置されており、シリンダヘ
ッド14は、各シリンダ12毎に吸気ポート15および
排気ポート16を有している。各吸気ポート15には、
吸気側カムICによって駆動されて吸気ポート15を開
閉する吸気バルブ151が配置されており、各排気ポー
ト16には、排気側カムECによって駆動されて排気ポ
ート16を開閉する排気バルブ161が配置されてい
る。
【0018】各吸気ポート15には、吸気管17の分岐
端が連結され、各排気ポート16には、排気管18の分
岐端が連結されている。排気管18から吸気管17へ
は、排気ガスの一部を環流して燃焼室における燃焼を緩
慢にするためのEGR管19が延伸されている。吸気管
17の先端には吸入空気を濾過するためのエアクリーナ
171が配置されている。吸気管17の途中には、燃焼
室への流入吸気量を制御する吸気制御バルブ20、排気
ガス環流量を制御するEGRバルブ21が配置されてい
る。両バルブ20、21は、アクチュエータ201、2
11によってそれぞれ駆動され、特に、吸気制御バルブ
20は、アクセルペダルとリンク機構を介して機械的に
連結されていない電子制御式バルブである。排気管18
の分岐端には、それぞれフィルタ30が装填されてい
る。排気管18の集合端には、排気ガス中の窒素酸化物
等を浄化する排気ガス浄化触媒、消音器(共に図示しな
い)を備える排気マフラーが結合されている。
端が連結され、各排気ポート16には、排気管18の分
岐端が連結されている。排気管18から吸気管17へ
は、排気ガスの一部を環流して燃焼室における燃焼を緩
慢にするためのEGR管19が延伸されている。吸気管
17の先端には吸入空気を濾過するためのエアクリーナ
171が配置されている。吸気管17の途中には、燃焼
室への流入吸気量を制御する吸気制御バルブ20、排気
ガス環流量を制御するEGRバルブ21が配置されてい
る。両バルブ20、21は、アクチュエータ201、2
11によってそれぞれ駆動され、特に、吸気制御バルブ
20は、アクセルペダルとリンク機構を介して機械的に
連結されていない電子制御式バルブである。排気管18
の分岐端には、それぞれフィルタ30が装填されてい
る。排気管18の集合端には、排気ガス中の窒素酸化物
等を浄化する排気ガス浄化触媒、消音器(共に図示しな
い)を備える排気マフラーが結合されている。
【0019】本実施例に係るエンジン10は、エアクリ
ーナ171から吸気された空気を圧縮してシリンダ12
内に供給するための過給器40を備えている。過給器4
0は、吸気管17中に配置されているコンプレッサホイ
ール41と、排気管18中に配置されているタービンホ
イール42と、両ホイール41,42を連結する軸43
とを備えている。本実施例における過給器40は、可変
ノズル式の過給器であり、タービンホイール42直前の
排気管18(詳細には、タービンハウジング44)に
は、排気管18の断面積を連続的に変化させる可変翼4
5が配置されている。可変翼45はアクチュエータ45
1によって駆動される。また、吸気管17の途中には、
コンプレッサホイール41により圧縮された吸入空気を
冷却するためのインタークーラー46が配置されてい
る。
ーナ171から吸気された空気を圧縮してシリンダ12
内に供給するための過給器40を備えている。過給器4
0は、吸気管17中に配置されているコンプレッサホイ
ール41と、排気管18中に配置されているタービンホ
イール42と、両ホイール41,42を連結する軸43
とを備えている。本実施例における過給器40は、可変
ノズル式の過給器であり、タービンホイール42直前の
排気管18(詳細には、タービンハウジング44)に
は、排気管18の断面積を連続的に変化させる可変翼4
5が配置されている。可変翼45はアクチュエータ45
1によって駆動される。また、吸気管17の途中には、
コンプレッサホイール41により圧縮された吸入空気を
冷却するためのインタークーラー46が配置されてい
る。
【0020】シリンダヘッド14の略中央には、シリン
ダ12、ピストン13およびシリンダヘッド14によっ
て形成される燃焼室に燃料を噴射するためのインジェク
タIJが配置されている。本実施例において用いられる
インジェクタIJは、高圧燃料ポンプFPによって昇圧
された燃料を保有するコモンレールCRから高圧燃料の
供給を受け、内蔵されているアクチュエータ(図示しな
い)によって開弁されるコモンレール式のインジェクタ
である。
ダ12、ピストン13およびシリンダヘッド14によっ
て形成される燃焼室に燃料を噴射するためのインジェク
タIJが配置されている。本実施例において用いられる
インジェクタIJは、高圧燃料ポンプFPによって昇圧
された燃料を保有するコモンレールCRから高圧燃料の
供給を受け、内蔵されているアクチュエータ(図示しな
い)によって開弁されるコモンレール式のインジェクタ
である。
【0021】図3を参照して、フィルタ30の装填状態
について詳細に説明する。図3はフィルタ30をエンジ
ン10の排気管18に装填した状態を概念的に示す説明
図である。図示するように、燃焼室の上部を構成するシ
リンダヘッド14と排気管18との間に排気管18の一
部を構成するフィルタホルダ31が介装され、フィルタ
ホルダ31内には、各燃焼室毎にフィルタ30が装填さ
れている。フィルタホルダ31は、シリンダヘッド14
と排気管18とにボルトで締結されている。フィルタ3
0は、フランジ部がフィルタホルダ31と排気管18と
に挟み込まれるようにして固定されている。尚、フィル
タホルダ31とフィルタ30との間に空気層を設けると
ともに、フランジ部を断熱材を介して挟み込むことによ
り、フィルタ30を断熱構造としてもよい。
について詳細に説明する。図3はフィルタ30をエンジ
ン10の排気管18に装填した状態を概念的に示す説明
図である。図示するように、燃焼室の上部を構成するシ
リンダヘッド14と排気管18との間に排気管18の一
部を構成するフィルタホルダ31が介装され、フィルタ
ホルダ31内には、各燃焼室毎にフィルタ30が装填さ
れている。フィルタホルダ31は、シリンダヘッド14
と排気管18とにボルトで締結されている。フィルタ3
0は、フランジ部がフィルタホルダ31と排気管18と
に挟み込まれるようにして固定されている。尚、フィル
タホルダ31とフィルタ30との間に空気層を設けると
ともに、フランジ部を断熱材を介して挟み込むことによ
り、フィルタ30を断熱構造としてもよい。
【0022】フィルタ30は、排気ガス中に含まれてい
る浮遊粒子状物質を、その捕集可能領域の全域に亘って
分散捕集可能な3次元捕集型の金属製フィルタである。
排気ガス中に含まれる浮遊粒子状物質には、一般的に煤
と総称されている着火温度が約550℃以上の高温着火
成分と、煤の着火温度よりも低い、約450℃前後の温
度で着火する低温着火成分とが含まれている。フィルタ
30は、排気ガスの熱エネルギおよび、排気ポート16
を介して排気管17に排出される排気ガスの動的エネル
ギを利用して、フィルタ温度を浮遊粒子状物質の低温着
火成分の着火温度まで上昇させて、浮遊粒子状物質の高
温着火成分の燃焼を実現にするフィルタである。なお、
フィルタ30として適用され得るフィルタの詳細な構造
については後述する。
る浮遊粒子状物質を、その捕集可能領域の全域に亘って
分散捕集可能な3次元捕集型の金属製フィルタである。
排気ガス中に含まれる浮遊粒子状物質には、一般的に煤
と総称されている着火温度が約550℃以上の高温着火
成分と、煤の着火温度よりも低い、約450℃前後の温
度で着火する低温着火成分とが含まれている。フィルタ
30は、排気ガスの熱エネルギおよび、排気ポート16
を介して排気管17に排出される排気ガスの動的エネル
ギを利用して、フィルタ温度を浮遊粒子状物質の低温着
火成分の着火温度まで上昇させて、浮遊粒子状物質の高
温着火成分の燃焼を実現にするフィルタである。なお、
フィルタ30として適用され得るフィルタの詳細な構造
については後述する。
【0023】フィルタ30の排気ガス導入部には、その
外周に沿ってヒータエレメントHEが備えられている。
ヒータエレメントHEは、例えば、通電抵抗により発熱
する熱線式ヒータである。ヒータエレメントHEは、ヒ
ータエレメント制御回路61と電力供給線を介して接続
されており、ヒータエレメント制御回路61は、エンジ
ンECU60からの指令に従ってヒータエレメントHE
に対して通電を実施する。ヒータエレメントHEは、通
電を受けると発熱し、フィルタ30の排気ガス導入部に
堆積している浮遊粒子状物質を燃焼させる。この結果、
フィルタ30の排気ガス導入部に堆積していた浮遊粒子
状物質が除去され、フィルタ30の捕集性能が回復され
る。ヒータエレメントHEは、熱線式ヒータに限られ
ず、例えば、排気ガス導入部側におけるフィルタ30の
ケース302を通電抵抗の高い材質として、ケース30
2に対して通電を実施しても良い。
外周に沿ってヒータエレメントHEが備えられている。
ヒータエレメントHEは、例えば、通電抵抗により発熱
する熱線式ヒータである。ヒータエレメントHEは、ヒ
ータエレメント制御回路61と電力供給線を介して接続
されており、ヒータエレメント制御回路61は、エンジ
ンECU60からの指令に従ってヒータエレメントHE
に対して通電を実施する。ヒータエレメントHEは、通
電を受けると発熱し、フィルタ30の排気ガス導入部に
堆積している浮遊粒子状物質を燃焼させる。この結果、
フィルタ30の排気ガス導入部に堆積していた浮遊粒子
状物質が除去され、フィルタ30の捕集性能が回復され
る。ヒータエレメントHEは、熱線式ヒータに限られ
ず、例えば、排気ガス導入部側におけるフィルタ30の
ケース302を通電抵抗の高い材質として、ケース30
2に対して通電を実施しても良い。
【0024】特に、本実施例において用いられるフィル
タ30は、上述、および後に詳述するように、その全域
に亘って浮遊粒子状物質を分散捕集可能な3次元フィル
タであり、フィルタ30の排気ガス導入部が浮遊粒子状
物質の堆積により閉塞されると、フィルタ30の排気導
入部以降の捕集性能を有効に活用することができなかっ
た。また、本実施例に適用されるフィルタ30は、浮遊
粒子状物質を分散捕集し、排気ガスの熱エネルギおよび
動的エネルギを利用することで、フィルタ30の自動的
な再生を可能にしたフィルタである。したがって、フィ
ルタ30では、浮遊粒子状物質を分散捕集することが要
求される。
タ30は、上述、および後に詳述するように、その全域
に亘って浮遊粒子状物質を分散捕集可能な3次元フィル
タであり、フィルタ30の排気ガス導入部が浮遊粒子状
物質の堆積により閉塞されると、フィルタ30の排気導
入部以降の捕集性能を有効に活用することができなかっ
た。また、本実施例に適用されるフィルタ30は、浮遊
粒子状物質を分散捕集し、排気ガスの熱エネルギおよび
動的エネルギを利用することで、フィルタ30の自動的
な再生を可能にしたフィルタである。したがって、フィ
ルタ30では、浮遊粒子状物質を分散捕集することが要
求される。
【0025】本実施例に係る排気ガス浄化装置では、ヒ
ータエレメントHEによって、フィルタ30の排気ガス
導入部に堆積した浮遊粒子状物質を除去するので、フィ
ルタ30の捕集性能を有効に活用することができる。ま
た、フィルタ30の自動的な再生を促進させることがで
きる。なお、本実施例において使用する「自動的な再
生」とは、触媒による浮遊粒子状物質の活性化や、ポス
ト噴射によるフィルタへの意図的な未燃燃料の供給とい
った、外部作用を伴うことなく、通常のエンジン10の
燃焼作用に伴って、成り行きでフィルタ30に捕集され
た浮遊粒子状物質が浄化されることを意味する。また、
「排気ガス導入部」とは、フィルタ30の排気ガス導入
部近傍領域を意味する。
ータエレメントHEによって、フィルタ30の排気ガス
導入部に堆積した浮遊粒子状物質を除去するので、フィ
ルタ30の捕集性能を有効に活用することができる。ま
た、フィルタ30の自動的な再生を促進させることがで
きる。なお、本実施例において使用する「自動的な再
生」とは、触媒による浮遊粒子状物質の活性化や、ポス
ト噴射によるフィルタへの意図的な未燃燃料の供給とい
った、外部作用を伴うことなく、通常のエンジン10の
燃焼作用に伴って、成り行きでフィルタ30に捕集され
た浮遊粒子状物質が浄化されることを意味する。また、
「排気ガス導入部」とは、フィルタ30の排気ガス導入
部近傍領域を意味する。
【0026】エンジン10の運転状態は、エンジンEC
U60によって制御されている。エンジンECU60に
は、吸気制御バルブ20(アクチュエータ201)、E
GRバルブ21(アクチュエータ211)、可変翼45
(アクチュエータ451)、およびインジェクタIJと
が制御線を介して接続されている。エンジンECU60
は、制御線を介して制御信号を送信することで、吸気制
御バルブ20、EGRバルブ21、可変翼45、および
インジェクタIJの動作を制御する。エンジンECU6
0には、アクセルペダルの踏み込み量を開度として出力
するアクセル開度センサ50、ブレーキペダルの踏み込
みを検出するブレーキペダルセンサ51、エンジン10
の回転数を検出するエンジン回転数センサ53等が接続
されている。
U60によって制御されている。エンジンECU60に
は、吸気制御バルブ20(アクチュエータ201)、E
GRバルブ21(アクチュエータ211)、可変翼45
(アクチュエータ451)、およびインジェクタIJと
が制御線を介して接続されている。エンジンECU60
は、制御線を介して制御信号を送信することで、吸気制
御バルブ20、EGRバルブ21、可変翼45、および
インジェクタIJの動作を制御する。エンジンECU6
0には、アクセルペダルの踏み込み量を開度として出力
するアクセル開度センサ50、ブレーキペダルの踏み込
みを検出するブレーキペダルセンサ51、エンジン10
の回転数を検出するエンジン回転数センサ53等が接続
されている。
【0027】次に、上記構成を備えるエンジン10の一
般的な動作について簡単に説明する。イグニッションキ
ーがオン位置に切り換えられると、エンジンECU60
は、図示しないグロープラグに通電してグロープラグの
加熱を開始すると共に計器盤上のグローランプを点灯さ
せる。エンジンECU60は、グロープラグの温度が燃
料の爆発燃焼に要求される所定温度まで上昇したところ
で、グローランプを消灯させ、エンジンが始動可能な状
態にあることを示す。イグニッションキーがオン位置か
ら始動位置への切り換えを検出すると、エンジンECU
60は、インジェクタIJを介してシリンダ内に燃料を
噴射し、エンジン10が運転を開始する。
般的な動作について簡単に説明する。イグニッションキ
ーがオン位置に切り換えられると、エンジンECU60
は、図示しないグロープラグに通電してグロープラグの
加熱を開始すると共に計器盤上のグローランプを点灯さ
せる。エンジンECU60は、グロープラグの温度が燃
料の爆発燃焼に要求される所定温度まで上昇したところ
で、グローランプを消灯させ、エンジンが始動可能な状
態にあることを示す。イグニッションキーがオン位置か
ら始動位置への切り換えを検出すると、エンジンECU
60は、インジェクタIJを介してシリンダ内に燃料を
噴射し、エンジン10が運転を開始する。
【0028】エンジンECU60は、エンジン回転数セ
ンサ53等を介してエンジン10の始動を検出すると、
グロープラグへの通電を遮断する。エンジンECU60
は、主としてアクセル開度センサ50およびエンジン回
転数センサ53から検出データに基づいて、インジェク
タIJからの燃料噴射量ならびに噴射時期を決定し、イ
ンジェクタIJの開弁時間ならびに開弁時期を制御す
る。エンジンECU60は、各センサからの検出結果に
基づいて、吸気制御バルブ20の開度、EGRバルブ2
1の開度を制御する。エンジンECU60はまた、過給
器40によって適当な過給効果が得られるように、可変
翼45の開度を制御する。
ンサ53等を介してエンジン10の始動を検出すると、
グロープラグへの通電を遮断する。エンジンECU60
は、主としてアクセル開度センサ50およびエンジン回
転数センサ53から検出データに基づいて、インジェク
タIJからの燃料噴射量ならびに噴射時期を決定し、イ
ンジェクタIJの開弁時間ならびに開弁時期を制御す
る。エンジンECU60は、各センサからの検出結果に
基づいて、吸気制御バルブ20の開度、EGRバルブ2
1の開度を制御する。エンジンECU60はまた、過給
器40によって適当な過給効果が得られるように、可変
翼45の開度を制御する。
【0029】エンジン10の排気ポート16から排出さ
れた排気ガス中の浮遊粒子状物質は、フィルタ30を通
過する際に捕集され、フィルタ30を通過後の排気ガス
中には浮遊粒子状物質が含まれていないか、含まれてい
ても微量である。
れた排気ガス中の浮遊粒子状物質は、フィルタ30を通
過する際に捕集され、フィルタ30を通過後の排気ガス
中には浮遊粒子状物質が含まれていないか、含まれてい
ても微量である。
【0030】次に、第1の実施例に係る内燃機関の浄化
装置に適用され得るフィルタ30の詳細な構成について
図4〜図8を参照して説明する。図4は、フィルタ30
の外観形状を示す斜視図である。理解を容易にするため
に、一部分の断面をとって内部構造を拡大して表示して
いる。フィルタ(パティキュレートフィルタ)30は、
フランジのついた円筒状のケース302と、ケース30
2内に挿入されて外周をケースに溶接されたエレメント
304とから構成されている。エレメント304は、耐
熱金属製の不織布306と同じく耐熱金属製の波板30
8とを重ねて、中心棒310を芯にして円筒状に巻き付
けたロール構造となっている。本実施例のパティキュレ
ートフィルタ300で用いるエレメント304は、外径
が約55mm、長さが約40mmのものを使用してい
る。もちろん、これら寸法は、ディーゼルエンジンの排
気量や排気管の内径などにあわせて、適宜変更すること
ができる。
装置に適用され得るフィルタ30の詳細な構成について
図4〜図8を参照して説明する。図4は、フィルタ30
の外観形状を示す斜視図である。理解を容易にするため
に、一部分の断面をとって内部構造を拡大して表示して
いる。フィルタ(パティキュレートフィルタ)30は、
フランジのついた円筒状のケース302と、ケース30
2内に挿入されて外周をケースに溶接されたエレメント
304とから構成されている。エレメント304は、耐
熱金属製の不織布306と同じく耐熱金属製の波板30
8とを重ねて、中心棒310を芯にして円筒状に巻き付
けたロール構造となっている。本実施例のパティキュレ
ートフィルタ300で用いるエレメント304は、外径
が約55mm、長さが約40mmのものを使用してい
る。もちろん、これら寸法は、ディーゼルエンジンの排
気量や排気管の内径などにあわせて、適宜変更すること
ができる。
【0031】図5は、中心棒310を芯にして、不織布
306と波板308とを重ねてロール状に巻き付ける様
子を概念的に示した説明図である。こうして巻き取られ
た不織布306同士の間隔は、波板308によって所定
の間隔に保たれており、不織布306と波板308との
間には、中心棒310の軸方向に沿って多数の通路が形
成されている。エレメント304の両側には、封止板3
12が溶接されている。封止板312は、不織布306
と波板308との間に形成された通路を互い違いに閉塞
して、排気ガスが不織布306を通過する構造を形成す
る。図6を参照して、封止板312により排気ガスが不
織布306を通過する構造が形成される様子を説明す
る。
306と波板308とを重ねてロール状に巻き付ける様
子を概念的に示した説明図である。こうして巻き取られ
た不織布306同士の間隔は、波板308によって所定
の間隔に保たれており、不織布306と波板308との
間には、中心棒310の軸方向に沿って多数の通路が形
成されている。エレメント304の両側には、封止板3
12が溶接されている。封止板312は、不織布306
と波板308との間に形成された通路を互い違いに閉塞
して、排気ガスが不織布306を通過する構造を形成す
る。図6を参照して、封止板312により排気ガスが不
織布306を通過する構造が形成される様子を説明す
る。
【0032】図6は、パティキュレートフィルタ30の
断面構造を概念的に示す説明図である。尚、図6では、
波板308は表示を省略している。図示するように、封
止板312は、所定の間隔に保たれて隣接する不織布3
06の間に形成される通路を、互い違いになるように閉
塞する。このため、図6に矢印で示したように、図の左
側から排気ガスが流れてくると、封止板312で塞がれ
ていない通路に一旦は流入するが、通路の出口側は封止
板312で塞がれている。そこで排気ガスは、図中に太
い矢印に示すように、通路側面を構成する不織布306
を通って、出口側が塞がれていない通路に抜けていく。
こうして排気ガスが不織布306を抜ける際に、排気ガ
ス中に含まれている浮遊粒子状物質が、不織布306で
捕集される。
断面構造を概念的に示す説明図である。尚、図6では、
波板308は表示を省略している。図示するように、封
止板312は、所定の間隔に保たれて隣接する不織布3
06の間に形成される通路を、互い違いになるように閉
塞する。このため、図6に矢印で示したように、図の左
側から排気ガスが流れてくると、封止板312で塞がれ
ていない通路に一旦は流入するが、通路の出口側は封止
板312で塞がれている。そこで排気ガスは、図中に太
い矢印に示すように、通路側面を構成する不織布306
を通って、出口側が塞がれていない通路に抜けていく。
こうして排気ガスが不織布306を抜ける際に、排気ガ
ス中に含まれている浮遊粒子状物質が、不織布306で
捕集される。
【0033】不織布306は、鉄系の耐熱合金製の金属
不織布を用いて形成されている。上記各本実施例のパテ
ィキュレートフィルタ30では、不織布306として、
所定範囲の諸元を有する金属製不織布を用いており、こ
のため、浮遊粒子状物質に含まれる高温着火成分である
含炭素浮遊微粒子や低温着火成分である炭化水素系化合
物を、排気ガス中の酸素と接触可能に分散した状態で捕
集することができる。参考として、不織布306の諸元
一例を図7に示す。尚、図7に示す不織布の諸元はあく
までも例示であって、不織布の諸元は図中に例示された
値に限定されるものではない。また、本実施例では、F
e−Cr−Al合金製の金属不織布を用いているが、N
i系合金など、周知の他の耐熱性の金属不織布を用いて
も構わない。
不織布を用いて形成されている。上記各本実施例のパテ
ィキュレートフィルタ30では、不織布306として、
所定範囲の諸元を有する金属製不織布を用いており、こ
のため、浮遊粒子状物質に含まれる高温着火成分である
含炭素浮遊微粒子や低温着火成分である炭化水素系化合
物を、排気ガス中の酸素と接触可能に分散した状態で捕
集することができる。参考として、不織布306の諸元
一例を図7に示す。尚、図7に示す不織布の諸元はあく
までも例示であって、不織布の諸元は図中に例示された
値に限定されるものではない。また、本実施例では、F
e−Cr−Al合金製の金属不織布を用いているが、N
i系合金など、周知の他の耐熱性の金属不織布を用いて
も構わない。
【0034】図7中に示す「繊維径」とは、不織布を形
成する金属繊維の平均直径を示す。金属不織布は、無数
の金属繊維が複雑に絡み合って形成されており、金属繊
維の間には、複雑に分岐した3次元的な通路が形成され
ている。「細孔径」とは、金属繊維間に形成された通路
断面の大きさを表す指標であり、等価な断面積を有する
円形通路の内径(直径)を示している。「細孔径」の値
は、もっとも簡便には、走査型電子顕微鏡で撮影した金
属不織布表面あるいは断面の写真に基づいて、目視によ
って計測することができる。細孔径の分布としては、代
表的には約5μm〜50μmの分布を有する不織布を用
いることができる。
成する金属繊維の平均直径を示す。金属不織布は、無数
の金属繊維が複雑に絡み合って形成されており、金属繊
維の間には、複雑に分岐した3次元的な通路が形成され
ている。「細孔径」とは、金属繊維間に形成された通路
断面の大きさを表す指標であり、等価な断面積を有する
円形通路の内径(直径)を示している。「細孔径」の値
は、もっとも簡便には、走査型電子顕微鏡で撮影した金
属不織布表面あるいは断面の写真に基づいて、目視によ
って計測することができる。細孔径の分布としては、代
表的には約5μm〜50μmの分布を有する不織布を用
いることができる。
【0035】図7に例示するような所定諸元の不織布を
使用することで、排ガス中の含炭素浮遊微粒子や炭化水
素系化合物を分散した捕集することができるメカニズム
については、明確に解明されたわけではない。しかし、
推定されるメカニズムによれば、金属製の不織布に限ら
ず、例えばコーディエライト製のハニカムフィルタのよ
うなセッラミックスフィルタなどを用いても、同等の諸
元を有するフィルタであれば、本実施例と同等の結果を
得ることができると考えられる。
使用することで、排ガス中の含炭素浮遊微粒子や炭化水
素系化合物を分散した捕集することができるメカニズム
については、明確に解明されたわけではない。しかし、
推定されるメカニズムによれば、金属製の不織布に限ら
ず、例えばコーディエライト製のハニカムフィルタのよ
うなセッラミックスフィルタなどを用いても、同等の諸
元を有するフィルタであれば、本実施例と同等の結果を
得ることができると考えられる。
【0036】尚、上述した本実施例のエレメント304
は、エレメント304の両端に封止板312を溶接して
形成されているものとして説明したが、以下に説明する
ように、封止板312を用いない構造としてもよい。
は、エレメント304の両端に封止板312を溶接して
形成されているものとして説明したが、以下に説明する
ように、封止板312を用いない構造としてもよい。
【0037】図8は、封止板を用いない構造のエレメン
トを備えるパティキュレートフィルタ30の断面図であ
る。図8では、図が煩雑となることをさけるために、波
板308の表示は省略している。前述した図6では、不
織布306の両端に互い違いに封止板312を溶接した
が、封止板を溶接する代わりに、図8に示すように、不
織布同士を端部313で互いに溶接してもよい。こうす
れば封止板312を省略することができるので、パティ
キュレートフィルタ30をより簡便に製造することがで
きる。
トを備えるパティキュレートフィルタ30の断面図であ
る。図8では、図が煩雑となることをさけるために、波
板308の表示は省略している。前述した図6では、不
織布306の両端に互い違いに封止板312を溶接した
が、封止板を溶接する代わりに、図8に示すように、不
織布同士を端部313で互いに溶接してもよい。こうす
れば封止板312を省略することができるので、パティ
キュレートフィルタ30をより簡便に製造することがで
きる。
【0038】上記構成を備えるフィルタ30によれば、
排気ガスの熱エネルギおよび排気ガスの有する動的エネ
ルギを利用して、フィルタ30の温度を浮遊粒子状物質
の低温着火成分の着火温度まで上昇させることが可能で
あり、また、着火した低温着火成分の熱エネルギを利用
して浮遊粒子状物質の高温着火成分を着火、燃焼させて
フィルタ30を再生することができる。なお、排気ガス
の動的エネルギは、例えば、エンジン10の排気行程時
に排気ポートからフィルタ30へ向かって排出される排
気ガスのガス流によりもたらされる
排気ガスの熱エネルギおよび排気ガスの有する動的エネ
ルギを利用して、フィルタ30の温度を浮遊粒子状物質
の低温着火成分の着火温度まで上昇させることが可能で
あり、また、着火した低温着火成分の熱エネルギを利用
して浮遊粒子状物質の高温着火成分を着火、燃焼させて
フィルタ30を再生することができる。なお、排気ガス
の動的エネルギは、例えば、エンジン10の排気行程時
に排気ポートからフィルタ30へ向かって排出される排
気ガスのガス流によりもたらされる
【0039】以上説明したように、第1の実施例に係る
内燃機関の排気ガス浄化装置によれば、ヒータエレメン
トHEによってフィルタ30の排気ガス導入部に堆積し
ている浮遊粒子状物質を燃焼させることができる。した
がって、フィルタ30の排気ガス導入部に堆積していた
浮遊粒子状物質が除去され、フィルタ30の捕集性能を
回復させることができる。また、ヒータエレメントHE
は、ヒータエレメント制御回路61を介して、任意の時
期に発熱させることが可能であるため、フィルタ30の
排気ガス導入部に堆積した浮遊粒子状物質を必要に応じ
て除去することができる。
内燃機関の排気ガス浄化装置によれば、ヒータエレメン
トHEによってフィルタ30の排気ガス導入部に堆積し
ている浮遊粒子状物質を燃焼させることができる。した
がって、フィルタ30の排気ガス導入部に堆積していた
浮遊粒子状物質が除去され、フィルタ30の捕集性能を
回復させることができる。また、ヒータエレメントHE
は、ヒータエレメント制御回路61を介して、任意の時
期に発熱させることが可能であるため、フィルタ30の
排気ガス導入部に堆積した浮遊粒子状物質を必要に応じ
て除去することができる。
【0040】特に、本実施例において用いられるフィル
タ30は、その全域に亘って浮遊粒子状物質を分散捕集
可能な3次元フィルタであるから、フィルタ30の排気
ガス導入部における浮遊粒子状物質の堆積を除去するこ
とにより、フィルタ30の排気導入部以降の捕集性能を
有効に活用することができる。また、本実施例に適用さ
れるフィルタ30は、浮遊粒子状物質を分散捕集し、排
気ガスの熱エネルギおよび動的エネルギを利用すること
で、フィルタ30の自動的な再生を可能にしたフィルタ
である。したがって、ヒータエレメントHEによって、
フィルタ30の排気ガス導入部に堆積した浮遊粒子状物
質を除去することによって、フィルタ30の自動的な再
生を促進させることができる。
タ30は、その全域に亘って浮遊粒子状物質を分散捕集
可能な3次元フィルタであるから、フィルタ30の排気
ガス導入部における浮遊粒子状物質の堆積を除去するこ
とにより、フィルタ30の排気導入部以降の捕集性能を
有効に活用することができる。また、本実施例に適用さ
れるフィルタ30は、浮遊粒子状物質を分散捕集し、排
気ガスの熱エネルギおよび動的エネルギを利用すること
で、フィルタ30の自動的な再生を可能にしたフィルタ
である。したがって、ヒータエレメントHEによって、
フィルタ30の排気ガス導入部に堆積した浮遊粒子状物
質を除去することによって、フィルタ30の自動的な再
生を促進させることができる。
【0041】第2の実施例:次に、図9を参照して第2
の実施例に係る内燃機関の排気ガス浄化装置について説
明する。図9は第2の実施例に従う、フィルタ30をエ
ンジン10の排気管18に装填した状態を概念的に示す
説明図である。なお、第2の実施例に係る内燃機関の排
気ガス浄化装置の構成の内、第1の実施例に係る内燃機
関の排気ガス浄化装置の構成と同様の構成については、
同一の符合を付してその説明を省略する。
の実施例に係る内燃機関の排気ガス浄化装置について説
明する。図9は第2の実施例に従う、フィルタ30をエ
ンジン10の排気管18に装填した状態を概念的に示す
説明図である。なお、第2の実施例に係る内燃機関の排
気ガス浄化装置の構成の内、第1の実施例に係る内燃機
関の排気ガス浄化装置の構成と同様の構成については、
同一の符合を付してその説明を省略する。
【0042】第2の実施例では、フィルタ30の不織布
306の空隙率を排気ガス導入部側のフィルタ30aと
排気ガス排出部側のフィルタ30bとで異ならせること
によって、排気ガス導入部におけるフィルタ30の目詰
まりを低減する。より具体的には、排気ガス導入部側の
フィルタ30aの空隙率を排気ガス排出部側のフィルタ
30bの空隙率よりも大きくしている。なお、図9に示
すフィルタ30の構成は、図6等に示すフィルタ30の
構成と似ているが、図9に示すフィルタ30の複数の水
平線は図6等に示す不織布306に相当するものではな
く、フィルタ30の空隙率の大小を概念的に示すに過ぎ
ない。すなわち、実際には、排気ガス導入部側のフィル
タ30aを構成する不織布306の空隙率が大きくされ
るのであって、各不織布306の配置間隔が広げられる
のではない。
306の空隙率を排気ガス導入部側のフィルタ30aと
排気ガス排出部側のフィルタ30bとで異ならせること
によって、排気ガス導入部におけるフィルタ30の目詰
まりを低減する。より具体的には、排気ガス導入部側の
フィルタ30aの空隙率を排気ガス排出部側のフィルタ
30bの空隙率よりも大きくしている。なお、図9に示
すフィルタ30の構成は、図6等に示すフィルタ30の
構成と似ているが、図9に示すフィルタ30の複数の水
平線は図6等に示す不織布306に相当するものではな
く、フィルタ30の空隙率の大小を概念的に示すに過ぎ
ない。すなわち、実際には、排気ガス導入部側のフィル
タ30aを構成する不織布306の空隙率が大きくされ
るのであって、各不織布306の配置間隔が広げられる
のではない。
【0043】第2の実施例に適用されるフィルタ30に
よれば、排気ガス導入部側のフィルタ30aの空隙率が
排気ガス排出部側のフィルタ30bの空隙率よりも大き
いので、当初、浮遊粒子状物質は、排気ガス導入部側の
フィルタ30aを通過して排気ガス排出部側のフィルタ
30bに捕集され、次第に、排気ガス導入部側のフィル
タ30aに捕集されていく。したがって、フィルタ30
の排気ガス導入部に浮遊粒子状物質が集中して堆積する
問題を解決することができる。すなわち、フィルタ30
の捕集可能領域の全域に亘って、浮遊粒子状物質が分散
捕集され得る。この結果、フィルタ30の捕集性能を有
効に活用することができる
よれば、排気ガス導入部側のフィルタ30aの空隙率が
排気ガス排出部側のフィルタ30bの空隙率よりも大き
いので、当初、浮遊粒子状物質は、排気ガス導入部側の
フィルタ30aを通過して排気ガス排出部側のフィルタ
30bに捕集され、次第に、排気ガス導入部側のフィル
タ30aに捕集されていく。したがって、フィルタ30
の排気ガス導入部に浮遊粒子状物質が集中して堆積する
問題を解決することができる。すなわち、フィルタ30
の捕集可能領域の全域に亘って、浮遊粒子状物質が分散
捕集され得る。この結果、フィルタ30の捕集性能を有
効に活用することができる
【0044】また、第2の実施例では、フィルタ30を
排気ガス導入部側フィルタ30aと排気ガス排出部側フ
ィルタ30bとに分けて装填することによって、構成要
素を追加することなく、フィルタ30の排気ガス導入部
に浮遊粒子状物質が集中して堆積する問題を解決するこ
とができる。
排気ガス導入部側フィルタ30aと排気ガス排出部側フ
ィルタ30bとに分けて装填することによって、構成要
素を追加することなく、フィルタ30の排気ガス導入部
に浮遊粒子状物質が集中して堆積する問題を解決するこ
とができる。
【0045】さらに、エンジンオイル中に含まれるCa
が灰化されることによって排気ガス中に現れる、アッシ
ュ(例えば、CaSO4、CaPO3)による、フィルタ
30の排気ガス導入部における堆積も抑制することがで
きる。
が灰化されることによって排気ガス中に現れる、アッシ
ュ(例えば、CaSO4、CaPO3)による、フィルタ
30の排気ガス導入部における堆積も抑制することがで
きる。
【0046】第3の実施例:次に、図10を参照して第
3の実施例に係る内燃機関の排気ガス浄化装置について
説明する。図10は第3の実施例に従う、フィルタ30
をエンジン10の排気管18に装填した状態を概念的に
示す説明図である。なお、第3の実施例に係る内燃機関
の排気ガス浄化装置の構成の内、第1の実施例に係る内
燃機関の排気ガス浄化装置の構成と同様の構成について
は、同一の符合を付してその説明を省略する。
3の実施例に係る内燃機関の排気ガス浄化装置について
説明する。図10は第3の実施例に従う、フィルタ30
をエンジン10の排気管18に装填した状態を概念的に
示す説明図である。なお、第3の実施例に係る内燃機関
の排気ガス浄化装置の構成の内、第1の実施例に係る内
燃機関の排気ガス浄化装置の構成と同様の構成について
は、同一の符合を付してその説明を省略する。
【0047】第3の実施例では、フィルタ30の排気ガ
ス導入部側のフィルタ30aの不織布306に触媒CT
を担持させることによって、排気ガス導入部におけるフ
ィルタ30の目詰まりを低減する。より具体的には、排
気ガス中に含まれるO2が触媒CTと接触することによ
って生成される活性酸素によって、不織布306に捕集
された浮遊粒子状物質が酸化され、消滅する。なお、図
10に示すフィルタ30の構成は、説明のために、フィ
ルタ30の排気ガス導入部側領域に触媒CTが担持され
ている様子を概念的に示すに過ぎず、その例示として、
不織布306にに担持されている触媒CTを示すもので
ある。実際には、触媒CTは、不織布306を構成する
繊維上または波板308上に担持される。
ス導入部側のフィルタ30aの不織布306に触媒CT
を担持させることによって、排気ガス導入部におけるフ
ィルタ30の目詰まりを低減する。より具体的には、排
気ガス中に含まれるO2が触媒CTと接触することによ
って生成される活性酸素によって、不織布306に捕集
された浮遊粒子状物質が酸化され、消滅する。なお、図
10に示すフィルタ30の構成は、説明のために、フィ
ルタ30の排気ガス導入部側領域に触媒CTが担持され
ている様子を概念的に示すに過ぎず、その例示として、
不織布306にに担持されている触媒CTを示すもので
ある。実際には、触媒CTは、不織布306を構成する
繊維上または波板308上に担持される。
【0048】本実施例に用いられる触媒としては、例え
ば、Pt等の貴金属触媒、吸蔵還元型あるいは選択還元
型のNOx触媒である。特に、吸蔵還元型のNOx触媒
を用いた場合には、排気ガス中に含まれるNOから得ら
れる活性酸素が触媒中に保持され、フィルタ30が還元
雰囲気となった場合に、保持されていた活性酸素が放出
されるので、浮遊粒子状物質の酸化がより促進される。
なお、触媒としては、浮遊粒子状物質を酸化させる触
媒、排気ガス中に含まれる成分から活性酸素を生成する
触媒であればどのような触媒であってもよい。
ば、Pt等の貴金属触媒、吸蔵還元型あるいは選択還元
型のNOx触媒である。特に、吸蔵還元型のNOx触媒
を用いた場合には、排気ガス中に含まれるNOから得ら
れる活性酸素が触媒中に保持され、フィルタ30が還元
雰囲気となった場合に、保持されていた活性酸素が放出
されるので、浮遊粒子状物質の酸化がより促進される。
なお、触媒としては、浮遊粒子状物質を酸化させる触
媒、排気ガス中に含まれる成分から活性酸素を生成する
触媒であればどのような触媒であってもよい。
【0049】第3の実施例に適用されるフィルタ30に
よれば、排気ガス導入部側におけるフィルタ30aの不
織布306に触媒が担持されているので、排気ガス導入
部側のフィルタ30aに捕集された浮遊粒子状物質は、
逐次、酸化される。したがって、排気ガス導入部におけ
る浮遊粒子状物質の堆積を抑制または防止することがで
きる。この結果、フィルタ30の排気ガス導入部が堆積
する浮遊粒子状物質によって閉塞されることなく、浮遊
粒子状物質がフィルタ30の全ての捕集可能領域に亘っ
て捕集され、フィルタ30の捕集性能を有効に活用する
ことができる
よれば、排気ガス導入部側におけるフィルタ30aの不
織布306に触媒が担持されているので、排気ガス導入
部側のフィルタ30aに捕集された浮遊粒子状物質は、
逐次、酸化される。したがって、排気ガス導入部におけ
る浮遊粒子状物質の堆積を抑制または防止することがで
きる。この結果、フィルタ30の排気ガス導入部が堆積
する浮遊粒子状物質によって閉塞されることなく、浮遊
粒子状物質がフィルタ30の全ての捕集可能領域に亘っ
て捕集され、フィルタ30の捕集性能を有効に活用する
ことができる
【0050】また、第3の実施例に用いられるフィルタ
30の基本的な構成は、第1の実施例において説明した
フィルタ30と同一であり、浮遊粒子状物質を分散捕集
し、排気ガスの熱エネルギおよび動的エネルギを利用し
て、捕集した浮遊粒子状物質を自動的に除去する作用を
有している。したがって、本来的にはフィルタ30は、
自身によって捕集した浮遊粒子状物質を除去することが
できる。このようなフィルタ30に対して、その排気ガ
ス導入部のみに触媒を担持させ、排気ガス導入部に堆積
しやすい浮遊粒子状物質を除去するようにすれば、コス
ト高となる触媒の使用量を抑制しつつ、効率的な浮遊粒
子状物質の捕集、およびフィルタ30の再生を実現する
ことができる。
30の基本的な構成は、第1の実施例において説明した
フィルタ30と同一であり、浮遊粒子状物質を分散捕集
し、排気ガスの熱エネルギおよび動的エネルギを利用し
て、捕集した浮遊粒子状物質を自動的に除去する作用を
有している。したがって、本来的にはフィルタ30は、
自身によって捕集した浮遊粒子状物質を除去することが
できる。このようなフィルタ30に対して、その排気ガ
ス導入部のみに触媒を担持させ、排気ガス導入部に堆積
しやすい浮遊粒子状物質を除去するようにすれば、コス
ト高となる触媒の使用量を抑制しつつ、効率的な浮遊粒
子状物質の捕集、およびフィルタ30の再生を実現する
ことができる。
【0051】以上、いくつかの実施例に基づき本発明に
係る内燃機関の浄化装置を説明してきたが、上記した発
明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのも
のであり、本発明を限定するものではない。本発明は、
その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変
更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含ま
れることはもちろんである。
係る内燃機関の浄化装置を説明してきたが、上記した発
明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのも
のであり、本発明を限定するものではない。本発明は、
その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変
更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含ま
れることはもちろんである。
【0052】例えば、上記実施例では、コモンレール式
のインジェクタIJ、および過給器40を粗なるディー
ゼルエンジン10を用いて説明したが、従来より用いら
れている分配式のインジェクションポンプを備えるエン
ジン、あるいは、過給器40を備えないエンジンに対し
ても適用され得ることは言うまでもない。さらに、上記
実施例ではエンジンとしてディーゼルエンジンを用いて
説明したが、一般的なガソリンエンジンに対しても適用
し得るのはもちろんである。
のインジェクタIJ、および過給器40を粗なるディー
ゼルエンジン10を用いて説明したが、従来より用いら
れている分配式のインジェクションポンプを備えるエン
ジン、あるいは、過給器40を備えないエンジンに対し
ても適用され得ることは言うまでもない。さらに、上記
実施例ではエンジンとしてディーゼルエンジンを用いて
説明したが、一般的なガソリンエンジンに対しても適用
し得るのはもちろんである。
【図1】第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が適用
される内燃機関および給排気系の概略構成を示す説明図
である。
される内燃機関および給排気系の概略構成を示す説明図
である。
【図2】第1の実施例に係る内燃機関の浄化装置が適用
され得る内燃機関および給排気系の概略構成を示す他の
説明図である。
され得る内燃機関および給排気系の概略構成を示す他の
説明図である。
【図3】フィルタ30をエンジン10の排気管18に装
填した状態を概念的に示す説明図である。
填した状態を概念的に示す説明図である。
【図4】第1の実施例に適用可能なフィルタ30の外観
形状および構造を示す説明図である。
形状および構造を示す説明図である。
【図5】フィルタ30で使用されるエレメントの製造方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
【図6】フィルタ30によって排気ガス中の浮遊粒子状
物質が捕集される様子を概念的に示す説明図である。
物質が捕集される様子を概念的に示す説明図である。
【図7】フィルタ30に用いられる不織布の諸元を例示
する説明図である。
する説明図である。
【図8】他の構成を備えるフィルタ30によって排気ガ
ス中の浮遊粒子状物質が捕集される様子を概念的に示す
説明図である。
ス中の浮遊粒子状物質が捕集される様子を概念的に示す
説明図である。
【図9】第2の実施例に従う、フィルタ30をエンジン
10の排気管18に装填した状態を概念的に示す説明図
である。
10の排気管18に装填した状態を概念的に示す説明図
である。
【図10】第3の実施例に従う、フィルタ30をエンジ
ン10の排気管18に装填した状態を概念的に示す説明
図である。
ン10の排気管18に装填した状態を概念的に示す説明
図である。
10…エンジン 11…シリンダブロック 12…シリンダ 13…ピストン 14…シリンダヘッド 15…吸気ポート 151…吸気バルブ 16…排気ポート 161…排気バルブ 17…吸気管 18…排気管 19…EGR管 20…吸気制御バルブ 201…アクチュエータ 21…EGRバルブ 211…アクチュエータ 30…フィルタ 302…ケース 304…エレメント 306…不織布 308…波板 310…中心棒 312…封止版 31…フィルタホルダ 40…過給器 41…コンプレッサホイール 42…タービンホイール 43…軸 44…タービンハウジング 45…可変翼 451…アクチュエータ 46…インタークーラー 50…アクセル開度センサ 51…ブレーキペダルセンサ 53…エンジン回線数センサ 54…フィルタ温度センサ 60…エンジンECU 61…ヒータエレメント制御回路 IJ…インジェクタ IC…吸気側カム EC…排気側カム CR…コモンレール FP…燃料ポンプ HE…ヒータエレメント CT…触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 46/42 B01D 46/42 B 53/94 53/36 103C 103B (72)発明者 杉山 敏久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 辺田 良光 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 白谷 和彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 黒木 錬太郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G090 AA01 AA02 AA03 BA04 4D019 AA01 BA02 BB03 BB10 BC07 BC12 CA01 CA03 CB06 CB09 4D048 AA06 AA14 AB01 AB02 BA30X BA39X BB02 BB14 BD01 CC38 CC52 CC53 CD05 CD08 EA04 4D058 JA34 JB03 JB25 MA41 MA52 SA08 TA06
Claims (7)
- 【請求項1】浮遊粒子状物質を含む排気ガスを浄化する
フィルタであって、 排気ガスが導入される排気ガス導入部と、 浄化済みの排気ガスが排出される排気ガス排出部と、 前記排気ガス導入部における、前記浮遊粒子状物質に起
因する前記フィルタの目詰まりを選択的に抑制する目詰
まり抑制手段とを備えるフィルタ。 - 【請求項2】請求項1に記載のフィルタにおいて、 前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス導入部における
前記フィルタの温度を前記浮遊粒子状物質の着火温度ま
で上昇させる加熱手段であることを特徴とするフィル
タ。 - 【請求項3】請求項1に記載のフィルタにおいて、 前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス排出部において
前記フィルタが有する空隙率よりも大きい空隙率を有す
る前記排気ガス導入部におけるフィルタであることを特
徴とするフィルタ。 - 【請求項4】請求項1に記載のフィルタにおいて、 前記目詰まり抑制手段は、前記排気ガス導入部に担持さ
れている触媒であることを特徴とするフィルタ。 - 【請求項5】請求項4に記載のフィルタにおいて、 前記触媒は吸蔵還元型または選択還元型の触媒であるこ
とを特徴とするフィルタ。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
のフィルタにおいて、 前記フィルタは、その捕集領域の全域に亘って前記排気
ガス中の浮遊粒子状物質を分散捕集可能な金属製フィル
タであり、前記内燃機関からの動圧および排気ガスの熱
エネルギの少なくともいずれか一方を利用して、前記捕
集した浮遊粒子状物質に含まれている低温着火成分を着
火させることを特徴とするフィルタ。 - 【請求項7】内燃機関の排気通路を流動する排気ガスを
浄化する排気ガス浄化装置であって、 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のフィルタ
を、前記内燃機関の排気通路に備える排気ガス浄化装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000379625A JP2002180818A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 内燃機関の排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000379625A JP2002180818A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 内燃機関の排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002180818A true JP2002180818A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18847953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000379625A Pending JP2002180818A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 内燃機関の排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002180818A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008259941A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | ディーゼルパティキュレートフィルタおよびその製造方法 |
| JP2009515083A (ja) * | 2005-11-11 | 2009-04-09 | ユーエフアイ フイルターズ ソチエタ ペル アチオーニ | 内燃エンジンから排出される排出ガスの浄化システム |
| JP2010203320A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Honda Motor Co Ltd | 排気浄化装置 |
| US7811969B2 (en) | 2002-11-22 | 2010-10-12 | Umicore Ag & Co. Kg | Method for coating a catalyst carrier containing two different partial structures with a catalytically active coating, and catalyst obtained thereby |
| JP2012017974A (ja) * | 2011-08-29 | 2012-01-26 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機及び既設冷媒配管を再利用した空気調和機の施工方法 |
-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000379625A patent/JP2002180818A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7811969B2 (en) | 2002-11-22 | 2010-10-12 | Umicore Ag & Co. Kg | Method for coating a catalyst carrier containing two different partial structures with a catalytically active coating, and catalyst obtained thereby |
| JP2009515083A (ja) * | 2005-11-11 | 2009-04-09 | ユーエフアイ フイルターズ ソチエタ ペル アチオーニ | 内燃エンジンから排出される排出ガスの浄化システム |
| JP2008259941A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | ディーゼルパティキュレートフィルタおよびその製造方法 |
| JP2010203320A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Honda Motor Co Ltd | 排気浄化装置 |
| JP2012017974A (ja) * | 2011-08-29 | 2012-01-26 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機及び既設冷媒配管を再利用した空気調和機の施工方法 |
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