JP2002180774A - フレキシブル掘削軸 - Google Patents

フレキシブル掘削軸

Info

Publication number
JP2002180774A
JP2002180774A JP2000375211A JP2000375211A JP2002180774A JP 2002180774 A JP2002180774 A JP 2002180774A JP 2000375211 A JP2000375211 A JP 2000375211A JP 2000375211 A JP2000375211 A JP 2000375211A JP 2002180774 A JP2002180774 A JP 2002180774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spline
shaft
teeth
male
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000375211A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Miyamoto
修 宮本
Akira Yamada
彰 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tone KK
Original Assignee
Tone KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tone KK filed Critical Tone KK
Priority to JP2000375211A priority Critical patent/JP2002180774A/ja
Publication of JP2002180774A publication Critical patent/JP2002180774A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】傾斜接続したスプライン軸を有する掘削機にお
いて、スプラインの歯が常に接触するようにすると共
に、駆動力の伝達面積を確保して大きな駆動力が伝達さ
れるようにし、伝達が円滑におこなわれるようにする。 【解決手段】オススプライン2の歯にクラウニング3が
施してあるため、歯あたりが常に生じており、歯あたり
中心が歯の長手方向の中心の前後を移動して均等に接触
するセルフセンタリング効果が生じ、駆動力を伝達する
ための接触面積が確保できる。また、すべての対向位置
にあるスプライン対が歯あたりしているため、駆動力の
伝達が円滑におこなわれると共に、連結角度の変化にも
対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動力が伝達
される掘削軸等において、フレキシブルに連結されるジ
ョイントを有する掘削軸に関する。
【0002】
【従来の技術】掘削軸を直線から変位させて連結するフ
レキシブル掘削軸を備えた掘削機の回転駆動軸の連結手
段は、連結手段として広く採用されているスプライン軸
のスプラインのクリアランスを大きくする、即ち、連結
部の遊びによって変位を吸収していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8(1)に示すよう
に、メス−メスのスプライン軸をオススプラインのジョ
イントピースで連結し、直線に対して各々θ1、θ2の変
位角で連結されているとすると、図8(2)に示すよう
に、オススプラインの歯とメススプラインの接触は、2
点のみとなり、直線的に連結されている場合に比較して
接触面積が減少するため、駆動力伝達の容量が大幅に減
少してしまう。
【0004】そして、軸断面で見た場合、軸の周面に放
射状に形成されたスプラインのうち、歯当たりしている
スプラインの隣のスプラインは歯あたりしておらず、軸
の回転に伴って歯当たりしているスプライン対が切り替
わる瞬間にどのスプラインも歯あたりしていない状態と
なって回転が不連続となり、回転の円滑性に欠けるとい
う問題が生じた。
【0005】本発明は、傾斜連結されたスプライン軸に
おいて、スプラインの歯が常に接触するようにすると共
に、駆動力の伝達面積を確保して大きな駆動力が伝達さ
れるようにし、伝達が円滑におこなわれるようにするこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】オススプライン及び/ま
たはメススプラインの歯にクラウニングを施し、伝達軸
が直線から変位した状態であっても、常にオス−メスの
スプラインが接触状態となるようにし、確実な駆動力の
伝達と共に、駆動力伝達の円滑化を図ったものである。
また、メス−メススプライン軸をオススプラインの歯の
両端部にクラウニング(歯すじ方向に適当なふくらみを
つける加工)を施したジョイントピースで連結すること
により、伝達軸の変位角度が更に大きくとれるようにし
た。
【0007】
【作用】スプラインの歯にクラウニングが施してあるた
め、歯あたりが常に生じており、歯あたり中心が歯の長
手方向の中心の前後を移動して均等に接触するセルフセ
ンタリング効果が生じ、駆動力を伝達するための接触面
積が確保でき、また、すべての対向位置にあるスプライ
ン対が歯あたりしているため、駆動力の伝達が円滑にお
こなわれると共に、連結角度の変化にも対応することが
できる。また、軸の強度を損なうことがない。
【0008】
【実施の形態】図1にメススプライン1−メススプライ
ン1のスプライン軸をオススプライン2のジョイントピ
ース4によって直線より各々θ1、θ2の角度で連結した
状態を示す。メススプライン1はクラウニングを施して
いない通常のものであり、オススプラインの歯を受容す
る凹部が放射状に形成してある。一方、オススプライン
2は、メススプラインの凹部に対応する凸状の歯が形成
してあり、歯の両端部は曲面を形成するようにクラウニ
ング3が施されている。スプライン軸は、従って、θ1
+θ2の角度で折れ曲がって連結されている。
【0009】オススプライン2にクラウニングを施さな
かった場合は、一対のオス−メススプラインで見た場
合、図8に示すように歯あたりが2点のみでしかおこな
われないのに対し、クラウニングを施した場合は、図示
のように歯あたり中心は歯すじ中心近傍で生じており、
駆動力の伝達が均等におこなわれ、歯あたり状態にセル
フセンタリング効果が発生し、スプライン軸の変位角度
に変化が生じても、スプライン歯の必要接触面積が確保
され、駆動力の伝達が円滑におこなわれる。
【0010】実施例1 先端部分を傾斜させた溝掘削用の掘削機の駆動軸の連結
にクラウニングを施したオススプラインをジョイントピ
ースとした例を説明する。図2及び図3に示すように、
掘削機は、ボックス50の側面に掘削軸を支持部材6に
よって回転可能に支持したユニットを掘削深度に応じて
連結していくものである。掘削軸先端部のユニットのボ
ックス50の側部は片斜面であり、この片斜面に沿って
掘削軸を配設するため、傾斜連結部が必要である。
【0011】図3に示すように、掘削軸の端部にはメス
スプライン1が設けてあり、メス−メススプラインをオ
ススプラインのジョイントピース4で連結するものであ
る。掘削軸の端部には、フランジ10が形成してあり、
更に、フランジ10の外面には支持凹部11が形成して
ある。掘削軸を連結するジョイントピース4のオススプ
ラインの歯20にはクラウニングが施してある。ジョイ
ントピース4の端部の内周面には、リング22を貫通し
て両側の掘削軸に填め込んで掘削軸の流体通路を形成し
ている。
【0012】掘削軸は直線に対して傾斜して接続されて
おり、この傾斜を維持する支持部材6がフランジ10の
支持凹部11に嵌合している。支持部材6は、掘削機の
リーダに移動可能に支持されている。支持凹部11には
潤滑剤が供給されるようにしてあり、支持部材6とフラ
ンジ10の接触面にはシール部材60が設けてある。
【0013】実施例2 図4に示すように、掘削軸の一方がクラウニング3を施
したオススプライン2であり、図5に示すようにメスス
プライン1に対してθの角度で連結したものである。メ
ススプライン1はクラウニングを施してない通常のもの
であり、オススプラインを受容する凹部が放射状に形成
してある。オススプライン2の凸状歯の端部には、曲面
を形成するようにクラウニングが施されている。
【0014】実施例3 図6に示すように、オススプライン2−オススプライン
2のスプライン軸どうしをメススプライン1のジョイン
トピース4によって連結したものである。メススプライ
ン1はクラウニングを施してない通常のものであり、オ
ススプライン2を受容する凹部が放射状に形成してあ
る。一方、オススプライン2は、メススプラインの凹部
に対応する凸状の歯が形成してあり、歯の端部は曲面を
形成するようにクラウニングが施されている。ジョイン
トピース4を凸状歯にクラウニングを施したオススプラ
インとし、メススプラインどうしを連結するようにして
もよい。
【0015】図7は、図6のスプライン連結軸を適用し
た掘削軸であり、図示しない管内に掘削軸が配置され、
先端にこの管から突出するように先端掘削ビット16を
掘削軸に対してフレキシブルに連結したものである。掘
削軸の端部には、メススプライン1が形成してあり、こ
のメススプライン1にクラウニングを施したオススプラ
イン2が取り付けてある。また、先端掘削ビット16に
もクラウニングを施したオススプライン2が取り付けて
あり、掘削軸と先端掘削ビット16は、外周にスクリュ
ーを設けたメススプラインのジョイントピース4によっ
てフレキシブルに連結されている。図示しない管が傾斜
すると、管に追従して先端掘削ビット16が傾斜可能に
なるスクリューオーガ式の掘削軸である。クラウニング
を施してあるため、回転伝達が円滑になると共に、軸の
強度を保つことができる。本実施例では、オススプライ
ンにクラウニング加工を施してあるが、メススプライン
にクラウニング加工を施してもよい。
【0016】
【発明の効果】スプライン軸をある変位角度で接続する
場合において、オススプラインの歯にクラウニングを施
すことによって、歯あたりが常に生じており、また、歯
あたり中心が歯の長手方向の中心の前後を移動して均等
に接触するセルフセンタリング効果が生じ、駆動力を伝
達するための接触面積が確保でき、また、すべての対向
位置にあるスプライン対が歯あたりしているため、駆動
力の伝達が円滑におこなわれる。また、セルフセンタリ
ング効果が生ずるため、連結角度の変化にも対応するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラウニングを施したスプライン連結の説明
図。
【図2】掘削軸の連結部の横断面図。
【図3】掘削軸連結部の断面図。
【図4】オス−メス連結のオススプラインの正面図。
【図5】オス−メス傾斜連結状態の断面図。
【図6】オス−オス傾斜連結状態の断面図。
【図7】オス−オス傾斜連結を適用した掘削機の正面
図。
【図8】従来のスプライン連結の説明図。
【符号の説明】
1 メススプライン 2 オススプライン 3 クラウニング 4 ジョイントピース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニット化した掘削軸をスプラインジョイ
    ントで連結するフレキシブル掘削機において、オススプ
    ライン及び/またはメススプラインの歯にクラウニング
    を施してあるフレキシブル掘削軸。
  2. 【請求項2】請求項1において、メススプラインを設け
    た掘削軸をオススプラインを設けたジョイントピースで
    連結するフレキシブル掘削軸。
  3. 【請求項3】請求項1において、オススプラインを設け
    た掘削軸をメススプラインを設けたジョイントピースで
    連結するフレキシブル掘削軸。
JP2000375211A 2000-12-08 2000-12-08 フレキシブル掘削軸 Pending JP2002180774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000375211A JP2002180774A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 フレキシブル掘削軸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000375211A JP2002180774A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 フレキシブル掘削軸

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002180774A true JP2002180774A (ja) 2002-06-26

Family

ID=18844251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000375211A Pending JP2002180774A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 フレキシブル掘削軸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002180774A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070904A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd 掘削装置のドリルビットシャフト構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070904A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd 掘削装置のドリルビットシャフト構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4141225A (en) Articulated, flexible shaft assembly with axially lockable universal joint
JPH074170A (ja) 建設機械用掘削刃
JP2004211542A (ja) 縦溝の形成のための堀削機ドラム
JP6242527B1 (ja) 杭施工用の鋼管接合構造
JP2002180774A (ja) フレキシブル掘削軸
CN218805003U (zh) 大转角转向驱动桥半轴总成
CN107091278A (zh) 一种挠性推力联轴器
JP4107427B2 (ja) 基礎杭施工用の拡大掘削治具
JP4103595B2 (ja) 掘削工具
JP2697982B2 (ja) 掘削機の掘削方向制御装置
JP4101726B2 (ja) 回転圧入杭における上下杭のジョイント構造
CN215590885U (zh) 链轨单元、履带及工程机械
JP2605174Y2 (ja) スクリュウコンベヤのジョイント装置
JPH0624580Y2 (ja) 軸継手
JPS6315401Y2 (ja)
CN219864895U (zh) 对称半圆式花键连接套、钻机主轴、反井钻机
JP2988646B2 (ja) 小口径管掘削推進機
KR102428633B1 (ko) 머드 모터의 동력 전달 유닛
JP4900934B2 (ja) 多軸削孔機、及び多軸削孔機における孔曲がり修正削孔方法
CN215761477U (zh) 一种旋挖钻机及其自润滑转动连接结构
KR20100057332A (ko) 등속조인트용 스파이더 및 샤프트 어셈블리 장치
JPH0449396A (ja) 同心二軸式オーガーマシン
KR200247105Y1 (ko) 트랙터용 굴삭기의 붐회전장치
JP2543085Y2 (ja) 推進工法用管継手部の構造
JP3124701B2 (ja) 掘削機用中空ユニバーサルジョイント

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041013

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110