JP2002180650A - リサイクル容易な高分子材料系床材およびその施工方法 - Google Patents
リサイクル容易な高分子材料系床材およびその施工方法Info
- Publication number
- JP2002180650A JP2002180650A JP2001302333A JP2001302333A JP2002180650A JP 2002180650 A JP2002180650 A JP 2002180650A JP 2001302333 A JP2001302333 A JP 2001302333A JP 2001302333 A JP2001302333 A JP 2001302333A JP 2002180650 A JP2002180650 A JP 2002180650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- floor material
- flooring
- high molecular
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Abstract
ンクリートなどの下地および接着剤が高分子材料系床材
側に固着した状態で剥れることがなく、また剥離の際に
多大の労力を要することがない新規な高分子材料系床材
とその施工方法の提供。 【解決手段】 高分子材料系床材の裏面に、接着剤との
親和性に欠ける層を部分的に設けたことを特徴とするリ
サイクル容易な高分子材料系床材およびその施工方法。
Description
高分子材料系床材およびその施工方法に関する。
ルしようという要望は年々強まってきている。高分子材
料系床材についてもこの傾向は同様である。
下地にエポキシ樹脂やウレタン樹脂などの接着強度が大
きい接着剤を用いて接着した時は、高分子材料系床材を
下地から剥離しようとすると、どうしてもコンクリート
などの下地が高分子材料系床材と一緒になって剥がれた
り、強い接着強度があるため剥離に多大の労力が必要で
あり、このことが高分子材料系床材をリサイクルする上
で、大きな障害になっている。
子材料系床材を下地から剥がすとき、コンクリートなど
の下地および接着剤が高分子材料系床材側に固着した状
態で剥れることがなく、また剥離の際に多大の労力を要
することがない新規な高分子材料系床材とその施工方法
を提供する点にある。
材料系床材の裏面に、接着剤との親和性に欠ける層を部
分的に設けたことを特徴とするリサイクル容易な高分子
材料系床材に関する。
る層が、シリコーン樹脂又はフッ素系樹脂である請求項
1記載のリサイクル容易な高分子材料系床材に関する。
用塗膜を形成した後、請求項1または2記載のリサイク
ル容易な高分子材料系床材を接着することを特徴とする
高分子材料系床材の施工方法に関する。
てこないようにするためには、床材下層凝集力<床材下
層と接着剤間の凝集力<接着剤の凝集力 <接着剤と下地間の凝集力<下地凝集力 ……(1) の関係式(1)を満足させることが必要である。なお、
凝集力の測定方法は、単軸引張試験方法またはピーリン
グ試験によるものである。
前記関係式(1)を満足させることがどうしてもできな
いときは、下地上にプライマー層を形成することにより
実質的に関係式(1)を満足させることができる。
もよいが、樹脂分の多い表層と、充填剤の多い下層を積
層したタイプのものでもよい。この場合、床材における
表層と下層の厚さをどのようにするかについては、表層
と下層の合計厚さに対して、表層は1/2〜1/10、
下層は1/2〜9/10とすることができるが、表層
は、通常0.2〜1mm程度とすることが好ましい。
層構成のタイル状のものや長尺状のものがあるが、これ
以外にカーペットであってもよい。カーペットとして
は、基布にパイル(天然繊維、半合成繊維、合成繊維の
いずれのものでもよい)を植設し、基布裏面に高分子材
料のバッキング層を設けたものが適している。
料としては、塩化ビニル系樹脂やオレフィン系樹脂など
を挙げることができる。塩化ビニル系樹脂としては、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−塩化ビニリデン共重合体などを挙げることがで
き、オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体などのほか本出願人の特願平10−
238025号明細書記載のオレフィン系樹脂組成物を
挙げることができる。これらの組成物には、充填剤や安
定剤など、プラスチックに通常使用される配合剤を添加
してもよい。
レー、タルクなどの無機系充填材のほか、各種プラスチ
ックビーズなどの有機系充填材を挙げることができる。
る層」とは、いわゆる接着剤に対する離型剤的役割を果
たす層であるから、離型剤の種類は接着剤の種類によっ
て異なってくる。汎用性が極めて高いものとしては、ポ
リテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂系のもの
やシリコーン樹脂を例示することができるし、脂肪酸金
属塩、パラフィンワックス、カルナウバワックス、ポリ
ビニルアルコールなどもかなり汎用性を有する。また、
この層を部分的に形成するためにはストライプ状、市松
模様状など任意のパターンによる離型剤層とすることが
できる。
成パターンについて詳述する。床材は使用状態では下地
に接着された状態が一般的である。使用時には下地から
剥離しないことが必要である。剥離は、床材の周辺の接
着強度が弱くなると生じやすい。したがって本発明で
は、床材の周辺部にはこの層を形成しないか、あるいは
形成しても、面積的に少ない面積に止めるべきである。
〜30%(好ましくは70〜40%)である。形成パタ
ーンはドット状、格子状、額縁状、縞状あるいはこれら
の組み合せが考えられる。床材の周辺部〔床材の側端部
から内部に向かって10〜50mm(好ましくは20〜
40mm)の範囲〕は、この層を全く形成しないか、形
成してもわずかの部分とするのが好ましい。この領域に
おける形成割合は面積比で0〜30%とするのが望まし
い。この例を床材がタイル形状の場合について図1に説
明する。床材は1辺が50cmの正方形状であり、側面
から20mm内側までの範囲(図1の外枠部分1)は、
「接着剤との親和性に欠ける層」を有しない非形成部と
し、それ以外の領域に「接着剤との親和性に欠ける層」
を形成する。すなわち内部(図1の内枠部分2)の残り
の460mm角の部分を縦横それぞれ10等分し、この
区分けされた箇所に市松状に剥離層(接着剤との親和性
に欠ける層)を形成した。この領域は面積比で42.3
%になる。
しては、エポキシ系やウレタン系の溶剤型プライマーお
よびポリ(メタ)アクリル酸系樹脂エマルジョン、ポリ
(メタ)アクリル酸エステル系樹脂エマルジョン、ポリ
塩化ビニリデン系樹脂エマルジョン、ポリビニルアルコ
ール水溶液などを挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。
は、エポキシ系接着剤やウレタン系接着剤が好ましい。
できるが市松模様の様に部分的に設けることもできる。
このような塗布パターンは床材が不必要に剥離しない範
囲であれば格別の制限はない。
本発明はこれによりなんら限定されるものではない。
mの高分子材料系床材(大きさ50×50cm)を作っ
た。
m)づつの格子状にシリコーン系紫外線硬化型塗料を5
μm厚に塗布、硬化させた。これに接着剤としてエポキ
シ系接着剤を塗布し、下地コンクリート上に接着した。
このように接着したタイルは比較的容易にシリコーン系
紫外線硬化型塗料層を境として剥離することができ、リ
サイクルが容易であった。
て適した高分子材料系床材を提供することができた。 (2)本発明により、リサイクルのための剥離作業が容
易となる。
ける層を部分的を設ける一つの態様を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 高分子材料系床材の裏面に、接着剤との
親和性に欠ける層を部分的に設けたことを特徴とするリ
サイクル容易な高分子材料系床材。 - 【請求項2】 接着剤との親和性に欠ける層が、シリコ
ーン樹脂又はフッ素系樹脂である請求項1記載のリサイ
クル容易な高分子材料系床材。 - 【請求項3】 下地上に、下地表面強化用塗膜を形成し
た後、請求項1または2記載のリサイクル容易な高分子
材料系床材を接着することを特徴とする高分子材料系床
材の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302333A JP2002180650A (ja) | 2000-10-06 | 2001-09-28 | リサイクル容易な高分子材料系床材およびその施工方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-307908 | 2000-10-06 | ||
JP2000307908 | 2000-10-06 | ||
JP2001302333A JP2002180650A (ja) | 2000-10-06 | 2001-09-28 | リサイクル容易な高分子材料系床材およびその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002180650A true JP2002180650A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=26601691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001302333A Pending JP2002180650A (ja) | 2000-10-06 | 2001-09-28 | リサイクル容易な高分子材料系床材およびその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002180650A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011247016A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Toli Corp | 床材及びその製造方法 |
JP2015155641A (ja) * | 2015-03-27 | 2015-08-27 | 東リ株式会社 | 床材及びその引き剥がし方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49124821U (ja) * | 1973-02-16 | 1974-10-25 | ||
JPS51137931U (ja) * | 1975-04-30 | 1976-11-08 | ||
JPS5428220U (ja) * | 1977-07-28 | 1979-02-23 | ||
JPS57205332U (ja) * | 1981-06-26 | 1982-12-27 | ||
JPH06322937A (ja) * | 1993-03-13 | 1994-11-22 | Reitetsuku Kk | 粘着施工用内装材 |
JPH07189467A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 模様床 |
JP2000256612A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-19 | Sk Kaken Co Ltd | 床仕上方法 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302333A patent/JP2002180650A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49124821U (ja) * | 1973-02-16 | 1974-10-25 | ||
JPS51137931U (ja) * | 1975-04-30 | 1976-11-08 | ||
JPS5428220U (ja) * | 1977-07-28 | 1979-02-23 | ||
JPS57205332U (ja) * | 1981-06-26 | 1982-12-27 | ||
JPH06322937A (ja) * | 1993-03-13 | 1994-11-22 | Reitetsuku Kk | 粘着施工用内装材 |
JPH07189467A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 模様床 |
JP2000256612A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-19 | Sk Kaken Co Ltd | 床仕上方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011247016A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Toli Corp | 床材及びその製造方法 |
JP2015155641A (ja) * | 2015-03-27 | 2015-08-27 | 東リ株式会社 | 床材及びその引き剥がし方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6599599B1 (en) | Underlayment composite and associated flooring installation system | |
CA2899182C (en) | Flooring underlayment and apparatus, flooring system and floor installation method using the same | |
US8522509B2 (en) | Mortarless tile installation system and method for installing tiles | |
US5942300A (en) | Flexible laminated sheet flooring product | |
EP2291566B1 (en) | Temporary outdoor graphic film | |
TW200304981A (en) | Adhesive-edge building panel and method of manufacture | |
US8613182B2 (en) | Ceramic tile floor | |
US9003741B2 (en) | Articles and methods for laying ceramic tile floor | |
CA2873565C (en) | Hybrid flooring product | |
US8590269B2 (en) | Easily replaceable ceramic tile floor | |
US20180354230A1 (en) | Removable flooring system | |
WO2011114387A1 (ja) | 床材の施工構造、床材の除去方法及び床材の更新方法 | |
US20150191916A1 (en) | Articles and methods for laying ceramic tile floor | |
JP2002180650A (ja) | リサイクル容易な高分子材料系床材およびその施工方法 | |
US20160145877A1 (en) | Underlayment articles, compositions, and method of manufacture thereof | |
US20220063234A1 (en) | Device for surface covering | |
JP2004316290A (ja) | 床材 | |
JP2000186254A (ja) | 接着シートおよび接着構造 | |
TW201741535A (zh) | 止滑施工用黏著片 | |
CN205604659U (zh) | 一种自流平防静电涂层地坪 | |
JP2019218732A (ja) | 木質床材 | |
JP3488308B2 (ja) | 立上り部用プレハブ防水材およびそれを用いた立上り部のプレハブ化防水施工法 | |
EP3070232A1 (en) | Articles and methods for laying ceramic tile floor | |
JP4095787B2 (ja) | 床タイルの施工方法 | |
JP2587950Y2 (ja) | 複合床面材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080918 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100521 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100914 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110726 |