JP2002177704A - 廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法 - Google Patents

廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法

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JP2002177704A
JP2002177704A JP2000373930A JP2000373930A JP2002177704A JP 2002177704 A JP2002177704 A JP 2002177704A JP 2000373930 A JP2000373930 A JP 2000373930A JP 2000373930 A JP2000373930 A JP 2000373930A JP 2002177704 A JP2002177704 A JP 2002177704A
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wet
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JP2000373930A
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Shigeki Yamazaki
茂樹 山崎
Ichiro Toma
一郎 當麻
Yoshinari Fujisawa
能成 藤沢
Hidetoshi Noda
英俊 野田
Morikazu Abe
盛一 阿部
Takuro Nomura
卓朗 野村
Ichiro Kuriyama
一郎 栗山
Kazuhiro Teratsuji
和広 寺辻
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業廃棄物または一般廃棄物から分別され
た混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプラスチッ
ク廃棄物を比重液の全部または一部を循環させる比重液
循環型湿式比重選別方式により分離する際、比重液から
の発泡を抑制し、かつ該発泡抑制効果を持続することが
できる消泡方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 比重液中の発泡成分を吸着する吸着剤を
比重液中に投入して発泡成分を吸着除去する工程、また
は、塩酸等の酸性物質を比重液中に投入して比重液をp
H4.5以下の酸性に調整する工程、または、比重液を
60℃以上に加熱して比重液中の発泡成分を除去する工
程、の1以上の工程を有すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、湿式比重選別方
法、特に、比重液の全部または一部を循環させる比重液
循環型湿式比重選別方式によるプラスチック廃棄物の選
別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物または一般廃棄物から分別さ
れた混合プラスチック廃棄物(以下、廃プラスチックと
称す)の有効活用方法として、高炉等の炉原料ないし炉
燃料等としてマテリアルリサイクルがある。この場合、
有害な塩素含有プラスチックを分離する必要があり、プ
ラスチックの比重差を利用(塩素系プラスチックは比重
約1.4、ポリエチレン、ポリプロピレンは約0.9)
した湿式の比重選別方法(比重差選別方法に同じ)が多
用されている。
【0003】湿式の比重選別方法は、選別対象の材料と
液体(所定の比重に調整された比重液、または水等)を
混合し、該液体より軽い物と重たい物に選別する技術で
ある。そのため、湿式比重選別装置は、選別対象の材料
と液体が供給される大きな容器であって、重力を利用し
た重力沈降式(例えば湿式縦型分離装置)、サイクロン
を利用して遠心力方式、高速回転の遠心分離器を利用
し、大きな加速度を与える方式等(例えば遠心分離装
置)が有る。
【0004】このとき、選別対象の材料と液体を均一に
混合して選別装置に供給するため、一旦混合槽に選別対
象の材料と液体を供給して、両者を十分に混合した後選
別装置に供給される。選別後の排液は混合槽に戻され循
環使用され、また、そのまま排水処理される場合も有
る。
【0005】ところで、廃プラスチックを高炉原料とし
てマテリアルリサイクルに供する場合は、プラスチック
中の塩素含有プラスチックの比率を少なくとも1%以下
に低減させる必要があり、比重液として水を使用する。
廃プラスチックは、産業廃棄物または一般廃棄物のいず
れから分別されたかを問わず廃棄物中の発泡成分によっ
て水が汚染し、泡を発生させるため、前記分離装置の運
転に支障をきたしている。
【0006】発泡抑制方法としては、各種消泡剤(シリ
コン系、ノンシリコン系等)を使用して運転時間を長く
する試みが成されているが、汚染された比重液を頻繁に
交換・廃棄している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これまで主に産業廃棄
物として回収された廃プラスチックを対象として、塩素
含有プラスチック(PVC等)を選別除去がされてい
た。このため、選別後の排水を循環使用しても混合槽の
形状等で発砲を押さえることが可能であった。
【0008】しかしながら、容器包装の対象として回収
された一般家庭から排出された廃プラスチックは洗剤や
有機物の付着残があり、選別後の排水を循環使用すると
混合槽で発泡し、混合槽より泡が溢れ出したり、プラス
チックが泡の上に乗り液体と混合できない問題が発生し
た。また、泡の発生により分離槽内の分離効率が低下す
る問題が発生した。このため、頻繁に水の取り替えが生
じるとの問題があった。
【0009】さらに、選別後の排水を一部抜き出し、新
しい水を供給することにより発泡現象をある程度抑制す
ることは可能であるが、BODの非常に高い排水を処理
する必要が有った。
【0010】また、排水を循環使用するため消泡材を一
定量混合槽に事前に投入することにより、ある程度の間
循環使用することも可能であったが、消泡材の使用量が
多くまた、消泡材を追加投入しても消泡材の効果があま
り持続しなくなり、連続10時間程度の無排水運転が限
度であった。
【0011】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、発泡を抑制し、かつ該発泡抑制効果
を持続することができる、廃棄物プラスチック湿式比重
分離装置の消泡方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにの本発明の廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の
消泡方法は、以下のとおりである。
【0013】[1] 産業廃棄物または一般廃棄物から分
別された混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプラ
スチック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させる
比重液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、廃
棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であっ
て、比重液中の発泡成分を吸着する吸着剤を比重液中に
投入して発泡成分を吸着除去する工程、または、塩酸等
の酸性物質を比重液中に投入して比重液をpH4.5以
下の酸性に調整する工程、または、比重液を60℃以上
に加熱して比重液中の発泡成分を除去する工程、の1以
上の工程を有すことを特徴とするものである。
【0014】[2] 産業廃棄物または一般廃棄物か
ら分別された混合プラスチック廃棄物から、塩素を含む
プラスチック廃棄物を比重液の全部または一部を循環さ
せる比重液循環型湿式比重選別方式により分離する際
の、廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法で
あって、比重液中の発泡成分を吸着する吸着剤を比重液
中に投入して発泡成分を吸着除去する工程と、塩素を含
むプラスチック廃棄物を分離する際、同時に前記比重液
から,比重液中の発泡成分を吸着した吸着剤を分離する
工程を有すことを特徴とするものである。
【0015】[3] 産業廃棄物または一般廃棄物から
分別された混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプ
ラスチック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させ
る比重液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、
廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であっ
て、前記混合プラスチック廃棄物と前記混合液を混合槽
において混合してスラリーを形成する工程と、該スラリ
ーを湿式比重分離装置において比重分離する工程と、比
重分離された後に該湿式比重分離装置から排出された比
重液に消泡剤を投入する工程と、該消泡剤が投入された
比重液を混合槽に供給する工程を有すものである。
【0016】[4] 産業廃棄物または一般廃棄物から
分別された混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプ
ラスチック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させ
る比重液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、
廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であっ
て、前記混合プラスチック廃棄物と前記混合液を混合槽
において混合してスラリーを形成する工程と、該スラリ
ーを湿式比重分離装置において比重分離する工程と、比
重分離された後に該湿式比重分離装置から排出された比
重液を貯留槽に貯留して、該貯留槽内に消泡剤を投入し
する工程と、該消泡剤が投入された比重液を混合槽に供
給する工程を有すものである。
【0017】[5] 前記[3]または[4]において、前
記消泡剤が投入された比重液を40℃以下に冷却するこ
とを特徴とするものである。
【0018】[6] 産業廃棄物または一般廃棄物から
分別された混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプ
ラスチック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させ
る比重液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、
廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であっ
て、前記混合プラスチック廃棄物と前記混合液を混合槽
において混合してスラリーを形成する工程と、該スラリ
ーを湿式比重分離装置において比重分離する工程を有
し、前記スラリー形成工程において、発泡性材料が付着
していない補助材料を前記混合槽内に投入することを特
徴とするものである。
【0019】[7] 前記[3]、[4]、[5]または[6]
記載の廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法
の少なくとも2以上を有すことを特徴とするものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
に係る廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法
の一実施の形態における廃棄物プラスチック湿式比重分
離システムを示す構成図である。図1において、廃プラ
スチックP1は投入ホッパ1から破砕機2に投入され、
破砕された廃プラスチックP2はブロワ3によって洗浄
混合層4に送られる。その後、水と混合されたスラリー
Sがポンプ5によって分離槽6aに送られて、浮上プラ
スチックP3および沈降プラスチックP4に分離され、
それぞれ振動ふるい7aおよび振動ふるい8aにて脱水
回収される。水は比重液水槽9に戻り、ポンプ10によ
って洗浄混合層4に送られ、繰り返し使用される。
【0021】廃プラスチックP1には発泡成分が含まれ
ているため、洗浄攪拌槽4には泡が立ち始めるので、洗
浄混合層4に活性炭Cを投入して、該発泡物質を吸着す
る。さらに、該発泡物質を吸着した活性炭Cは分離槽6
aにおいて、浮上プラスチックP3または沈降プラスチ
ックP4に混入する浮上成分または沈降成分として、こ
れらプラスチックとともに回収する。したがって、系内
の発泡成分を除去することができ、水の取り替え頻度を
大幅に削減することが可能となった。
【0022】活性炭の投入は、泡の発生が目立つように
なった場合に投入するバッチ式と、少量ずつ連続的に投
入する方法のどちらでも可能である。
【0023】なお、回収された浮上プラスチックP3と
浮上成分として回収された活性炭Cの混合物は、高炉等
の炉原料または炉燃料として使用できるため、該混合物
をさらに分離する必要がない。
【0024】なお、本発明の分離槽6aは重力式の縦型
に限定するものではなく、遠心式比重分離装置(横型)
であってもよい。 [実施の形態2]図2は、本発明に係る廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離装置の消泡方法の他の実施の形態にお
ける廃棄物プラスチック湿式比重分離システムを示す構
成図である。図2は図1における分離槽6を、横型の遠
心式比重分離装置6bに置き替え、さらに、活性炭Cの
替わりに発泡成分の付着が少ない廃棄プラスチックP0
(たとえば産業廃棄プラスッチク)を洗浄混合槽4内に
投入するものであって、その他の部材は図1に同じであ
るので、説明を省略する。すなわち、遠心式比重分離装
置6bにおいて、回転軸側の液面に浮上した浮上プラス
チックP3と回転する胴部内面側に沈降した沈降プラス
チックに分離され、水は比重液水槽9を経由して循環使
用される。洗浄混合槽内の泡発生が頻繁に起こってきた
段階で、比重液水槽部9の水を60℃以上に加熱し、さ
らに、硝酸水溶液を注入してpH4.5以下の酸性にす
ることにより、発泡成分を不活性化または水中から除去
容易にし、水の取り替え頻度を大幅に削減することを可
能にしている。なお、前記温度調整およびpH調整と並
行して、吸着剤として発泡成分の付着が少ない廃棄プラ
スチックP0(たとえば産業廃棄プラスチック)を洗浄
混合槽4に投入しているので、該廃棄プラスチックP0
に比重液中の発泡成分が吸着され、水中からの除去が促
進される。なお、前記吸着剤として、活性炭や裁断した
紙等を用いてもよい。 [実施の形態3]図3は、本発明に係る廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離装置の消泡方法の一実施の形態におけ
る廃棄物プラスチック湿式比重分離システムを示す構成
図である。図3において、図示しない廃プラスチックP
1は図示しない投入ホッパ1から図示しない破砕機2に
投入され、破砕された廃プラスチックP2は図示しない
ブロワ3によって洗浄混合層4に送られる。その後、水
と混合されたスラリーSがポンプ5によって分離槽6b
に送られて、浮上プラスチックP3および沈降プラスチ
ックP4に分離される。
【0025】浮上プラスチックP3と一緒に排出された
水は、脱水機7bにより回収されて、洗浄混合層4に戻
り配管74を通って戻される。このとき、該戻り配管7
4の脱水機7b近くに消泡剤注入手段11を配置し、戻
り水中に消泡剤を注入している。
【0026】したがって、注入された消泡剤は、戻り配
管74中を移送される間に戻り水と混合され、洗浄混合
槽4に到達したときには、略均一に該戻り水中に分散す
ることになる。 [実施の形態4]図4は、本発明に係る廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離装置の消泡方法の一実施の形態におけ
る廃棄物プラスチック湿式比重分離システムを示す構成
図である。図4は図3における消泡剤注入手段11を撤
去し、消泡剤注入手段11に替えて洗浄混合槽4に消泡
剤スプレーノズル12を配置したものである。その他の
部材は図3に同じであるので、説明を省略する。
【0027】図4において、消泡剤スプレーノズル12
に供給するスプレー液は、スプレー液槽12aにおいて
消泡剤と水が希釈混合されたもので、供給ポンプ12b
により供給配管12cを通って供給される。
【0028】したがって、洗浄混合槽4を運転しなが
ら、水面または水面に浮かぶ投入された廃プラスチック
P2に向けて噴霧することになる。よって、投入された
廃プラスチックP2の量ないし性状に応じて、定量的な
噴霧、すなわち系への消泡剤の注入量の定量化が可能に
なる。 [実施の形態5]図5は、本発明に係る廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離装置の消泡方法の一実施の形態におけ
る廃棄物プラスチック湿式比重分離システムを示す構成
図である。図5は図4において、貯留槽13を追設し、
該貯留槽13にも、洗浄混合槽4と同様に消泡剤スプレ
ーノズル12dを設置したものである。その他の部材は
図34同じであるので、説明を省略する。
【0029】図5において、消泡剤スプレーノズル12
および消泡剤スプレーノズル12に供給するスプレー液
は、前記供給配管12cを分岐してそれぞれに供給され
る。
【0030】したがって、運転中の洗浄混合槽4におい
てのみならず、貯留槽13においても噴霧されるから、
消泡剤を戻り水中により均一に分散させることができ
る。また、スプレーノズルによって噴霧するから、貯留
槽13に攪拌手段を配置しなくとも略均一に分散するこ
とが可能になる。 [実施の形態6]前記実施の形態1〜6において、比重
液(循環水、戻り水に同じ)の温度を制御して、消泡効
果を促進することができる。
【0031】すなわち、比重液(戻り水に同じ)中に混
合ないし残留する発泡成分の散逸を促進する場合には、
60℃以上に加熱する。
【0032】一方、比重液(戻り水に同じ)中に混合な
いし残留する発泡成分の散逸を促進する場合には、40
℃以下に冷却する。なお、冷却は、混合槽や貯留槽をジ
ャケット化し、冷水にて冷却する方法や循環水を熱交換
器に通し、冷却する方法でも良い。また、一時的な対応
としてはかき氷を混合槽に投入しても良い
【0033】
【発明の効果】以上述べた本発明の廃棄物プラスチック
湿式比重分離装置の消泡方法によれば、以下のような顕
著な効果が得られる。
【0034】1)比重液中の発泡成分を吸着する吸着剤
を比重液中に投入して、発泡成分を吸着して系外に除去
するから、比重液の寿命が延び、環境への負荷と処理コ
ストの低減が図れる。
【0035】2)吸着剤に吸着させ、また比重液の温度
またはpH調整を行い、比重液中の発泡抑制効果を促進
するから、より安定した設備の運転ができる。
【0036】3)消泡材を洗浄混合槽にスプレーノズル
を設け、一定量を自動的に噴霧することにより、消泡材
の使用量を半減することが可能となった。また、無排水
での連続運転も従来の方式より略2倍長くすることが可
能となった。
【0037】4)消泡剤を戻り配管内に注入することに
より、同じ投入量に対して、従来の方式より洗浄混合槽
内の発泡の発生を少なくすることが可能となった。
【0038】5)選別装置からの戻り水を一旦貯留槽に
受け、該貯留槽に消泡材を供給することにより、従来の
方式より、消泡材の使用量を1/3に削減することが可
能となった。また、使用量の削減だけでなく連続無排水
時間も直接混合槽に投入した場合の更に2倍にすること
が可能となった。
【0039】6)家庭系プラスチックに産業廃棄物系の
プラスチックを同時に投入することにより、発泡が抑制
され更に消泡材の持続効果が長くなった。
【0040】7)混合槽の液体温度を40℃以下に押さ
えることにより、発泡しにくく且つ消泡材の効果延命が
可能となり、無排水時間を2倍にすることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物プラスチック湿式比重分離
装置の消泡方法の一実施の形態における廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離システムを示す構成図である。
【図2】本発明に係る廃棄物プラスチック湿式比重分離
装置の消泡方法の他の実施の形態における廃棄物プラス
チック湿式比重分離システムを示す構成図である。
【図3】本発明に係る廃棄物プラスチック湿式比重分離
装置の消泡方法の一実施の形態における廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離システムを示す構成図である。
【図4】本発明に係る廃棄物プラスチック湿式比重分離
装置の消泡方法の一実施の形態における廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離システムを示す構成図である。
【図5】本発明に係る廃棄物プラスチック湿式比重分離
装置の消泡方法の一実施の形態における廃棄物プラスチ
ック湿式比重分離システムを示す構成図である。
【符号の説明】
1 投入ホッパ 2 破砕機 3 ブロワ 4 洗浄混合層 5 ポンプ 6、6a 分離槽 6b 横型の遠心式比重分離装置 7a 振動ふるい 7b 脱水機 8a 振動ふるい 9 比重液水槽 10 ポンプ 11 消泡剤注入手段 12 消泡剤スプレーノズル 12b供給ポンプ 12c供給配管 13 貯留槽 74 戻り配管 P0 発泡成分の付着が少ない廃棄プラスチック(産業
廃棄プラスチック) P1 廃プラスチック P2 破砕された廃プラスチック P3 浮上プラスチック P4 沈降プラスチック S 水と混合されたスラリー
フロントページの続き (72)発明者 藤沢 能成 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 野田 英俊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 阿部 盛一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 野村 卓朗 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 栗山 一郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 寺辻 和広 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4D011 BA09 BA20 CB20 CC10 4D071 AA42 AA52 AB23 AB24 AB25 AB52 BB13 CA05 DA15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業廃棄物または一般廃棄物から分別さ
    れた混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプラスチ
    ック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させる比重
    液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、廃棄物
    プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であって、 比重液中の発泡成分を吸着する吸着剤を比重液中に投入
    して発泡成分を吸着除去する工程、または、塩酸等の酸
    性物質を比重液中に投入して比重液をpH4.5以下の
    酸性に調整する工程、または、比重液を60℃以上に加
    熱して比重液中の発泡成分を除去する工程、の1以上の
    工程を有すことを特徴とする廃棄物プラスチック湿式比
    重分離装置の消泡方法。
  2. 【請求項2】 産業廃棄物または一般廃棄物から分別さ
    れた混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプラスチ
    ック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させる比重
    液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、廃棄物
    プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であって、 比重液中の発泡成分を吸着する吸着剤を比重液中に投入
    して発泡成分を吸着除去する工程と、 塩素を含むプラスチック廃棄物を分離する際、同時に前
    記比重液から,比重液中の発泡成分を吸着した吸着剤を
    分離する工程を有すことを特徴とする廃棄物プラスチッ
    ク湿式比重分離装置の消泡方法。
  3. 【請求項3】 産業廃棄物または一般廃棄物から分別さ
    れた混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプラスチ
    ック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させる比重
    液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、廃棄物
    プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であって、 前記混合プラスチック廃棄物と前記混合液を混合槽にお
    いて混合してスラリーを形成する工程と、 該スラリーを湿式比重分離装置において比重分離する工
    程と、 比重分離された後に該湿式比重分離装置から排出された
    比重液に消泡剤を投入する工程と、 該消泡剤が投入された比重液を混合槽に供給する工程を
    有す、廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方
    法。
  4. 【請求項4】 産業廃棄物または一般廃棄物から分別さ
    れた混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプラスチ
    ック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させる比重
    液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、廃棄物
    プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であって、 前記混合プラスチック廃棄物と前記混合液を混合槽にお
    いて混合してスラリーを形成する工程と、 該スラリーを湿式比重分離装置において比重分離する工
    程と、 比重分離された後に該湿式比重分離装置から排出された
    比重液を貯留槽に貯留して、該貯留槽内に消泡剤を投入
    しする工程と、 該消泡剤が投入された比重液を混合槽に供給する工程を
    有す、廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方
    法。
  5. 【請求項5】 前記消泡剤が投入された比重液を40℃
    以下に冷却することを特徴とする請求項3または4記載
    の、廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法。
  6. 【請求項6】 産業廃棄物または一般廃棄物から分別さ
    れた混合プラスチック廃棄物から、塩素を含むプラスチ
    ック廃棄物を比重液の全部または一部を循環させる比重
    液循環型湿式比重選別方式により分離する際の、廃棄物
    プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法であって、 前記混合プラスチック廃棄物と前記混合液を混合槽にお
    いて混合してスラリーを形成する工程と、 該スラリーを湿式比重分離装置において比重分離する工
    程を有し、 前記スラリー形成工程において、発泡性材料が付着して
    いない補助材料を前記混合槽内に投入することを特徴と
    する、廃棄物プラスチック湿式比重分離装置の消泡方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項3、4、5または6記載の廃棄物
    プラスチック湿式比重分離装置の消泡方法の少なくとも
    2以上を有すことを特徴とする、廃棄物プラスチック湿
    式比重分離装置の消泡方法。
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