JP2002177203A - 内視鏡の挿入補助具 - Google Patents
内視鏡の挿入補助具Info
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Abstract
を案内する挿入補助具本体の内部に、流体排出用溝を形
成することにより、子宮体腔に供給された灌流液を確実
に排出することができる挿入補助具を提供する。 【解決手段】本発明の挿入補助具40は、挿入補助具本
体42の内部に、流体排出用溝48を形成したので、挿
入補助具本体42を子宮体腔3に挿入しても、流体排出
用溝48が子宮の組織で塞がれることはない。したがっ
て、子宮体腔3に供給した灌流液を、流体排出用溝48
を介して確実に排出できる。
Description
に係り、特に子宮観察時に使用される子宮鏡を、子宮体
腔に挿入案内するための挿入補助具に関する。
を、外子宮口から子宮頸を介して子宮体腔に挿入した
後、前記湾曲部の先端硬質部に形成された鉗子チャンネ
ル又は送水チャンネルから子宮体腔に灌流液を供給し、
この灌流液で子宮体腔を適正量膨張させた状態で、子宮
体腔の内壁を観察したり処置したりする。
腔の内壁から出血していると、子宮体腔内の灌流液が濁
って観察視野の視界が悪くなるので、灌流液を前記鉗子
チャンネル又は送水チャンネルから連続的に供給して視
界の悪化を防止している。
にもかかわらず、灌流液を連続的に供給すると子宮体腔
内の灌流液による水圧が次第に高くなり、この水圧が所
定値を超えると、灌流液が鉗子チャンネル又は送水チャ
ンネルから逆流し、子宮鏡の手元操作部から漏出して術
者の手を汚すという問題がある。
は、特開平6−237894号公報において、子宮鏡挿
入部先端の湾曲部の表面に螺旋状溝を形成した子宮鏡を
提案している。かかる子宮鏡によれば、子宮体腔が適正
量膨張すると、子宮体腔の内圧によって灌流液が、湾曲
部表面に形成された螺旋状溝に沿って子宮体腔から外部
に排出するので、灌流液を連続的に供給しても上記問題
は発生しない。
6−237894号公報に記載された子宮鏡は、湾曲部
の表面に形成された螺旋状溝に子宮の組織が入り込み、
螺旋状溝を塞ぐ場合があるので、灌流液を確実に排出す
ることが難しいという欠点があった。
もので、体腔内の液体を確実に排出することができる内
視鏡の挿入補助具を提供することを目的とする。
成するために、内視鏡挿入部が挿入される挿入孔がその
軸方向に形成された筒状の挿入補助具本体を有し、該挿
入補助具本体を体腔内に挿入することにより内視鏡挿入
部の体腔内への挿入を案内する内視鏡の挿入補助具にお
いて、前記挿入補助具本体の内部には、該挿入補助具本
体の軸方向に沿って流体排出用溝が形成されていること
を特徴としている。
入部の体腔内への挿入を案内する挿入補助具本体の内部
に、流体排出用溝を形成したので、挿入補助具本体を体
腔内に挿入しても、流体排出用溝が体腔の組織で塞がれ
ることはない。したがって、体腔内の液体を流体排出用
溝を介して確実に排出することができる。
具本体に形成されている挿入孔と前記流体排出用溝とを
連通形成したので、挿入孔と流体排出用溝とを一つの成
形型で形成することができる。また、流体排出用溝を内
視鏡挿入部の径よりも小幅に形成したので、流体排出用
溝に内視鏡挿入部が落ち込むのを防止できる。
補助具本体に流体排出管を連結し、流体排出管と流体排
出用溝とを連通したので、流体排出用溝から排出された
体腔内の液体を、流体排出管を介して集水し、まとめて
処分することができる。また、この流体排出管を把手と
して兼用することもできる。
る内視鏡の挿入補助具の好ましい実施の形態を詳述す
る。
有し、この手元操作部12に挿入部14が接続されると
ともに、挿入部14の先端部には湾曲部16が形成され
ている。湾曲部16は、手元操作部12に取り付けられ
た操作ノブ18を回動操作することにより湾曲操作され
る。
設けられ、この先端硬質部20の先端面には、不図示の
観察窓、鉗子チャンネル、送水チャンネル、及び照明窓
等が所定の位置に形成されている。また、手元操作部1
4には軟性チューブ22が接続され、軟性チューブ22
の先端には、ライトガイドコネクタ24が設けられてい
る。ライトガイドコネクタ24には、光ファイバ束で形
成される不図示のライトガイドの基端部が接続され、こ
のライトガイドの先端部は軟性チューブ22、手元操作
部12、挿入部14、及び湾曲部16を介して先端硬質
部20の照明窓まで配設されている。
成された接眼部である。この接眼部26には、光ファイ
バ束で形成される不図示のイメージガイドの基端部が接
続され、イメージガイドの先端部は手元操作部12、挿
入部14、及び湾曲部16を介して先端硬質部20の観
察窓まで配設されている。したがって、観察窓から入射
した被写体像が、イメージガイドを介して接眼部26か
ら観察される。
ョイント部28には、送液口30が設けられている。送
液口30には図2に示すように、灌流液タンク32から
チューブ34を介して灌流液が送液される。送液口30
に送液された灌流液は、図1の挿入部14内に配設され
た不図示のチューブを介して、先端硬質部20の鉗子チ
ャンネル又は送水チャンネルから外部に放出される。灌
流液は、子宮体腔を観察、処理する際に子宮体腔を膨張
させるために使用される。
40は、筒状に形成された挿入補助具本体42と流体排
出管44とから構成される。挿入補助具本体42は、図
3、図4上で右端部を先頭にして子宮体腔に挿入される
ものであり、子宮内組織を傷つけないようにゴム等の柔
軟性部材によって作られている。
入部14が挿入される挿入孔46が挿入補助具本体42
の軸方向に沿って形成されるとともに、灌流液の排出溝
である流体排出用溝48も同様に、挿入補助具本体42
の軸方向に沿って形成されている。また、流体排出用溝
48は、挿入孔46に連通形成され、これにより、一つ
の成形型を使用して挿入孔46と流体排出用溝48とが
形成されている。
入孔46の入口46A側の径D1が挿入部14の径dよ
りも大径に形成されている。これにより、挿入部14の
入口46Aへの挿入操作が容易になる。また、挿入孔4
6は、図4、図6に示すように挿入孔46の出口46B
側の径D1´がD1´≦dとなる大きさに形成されてい
る。これにより、挿入孔46の出口46Bに挿入部14
を挿通すると、出口部46Bの内周面が挿入部14に密
着するので、挿入孔46からの灌流液の排出(漏れ)が
防止される。これにより、灌流液は、流体排出用溝48
のみから排出されるので、灌流液の排出量過多が防止さ
れ、子宮体腔の収縮が防止される。
の径D2は挿入部14の径dよりも小さめに形成されて
いる。これにより、挿入部14の流体排出用溝48への
落ち込みが防止されている。また、流体排出用溝48
は、挿入孔46が入口46Aから出口46Bに向かうに
従って小径となるように形成されている関係で、入口4
6Aから出口46Bに向かうに従って大径となるように
形成されているが、流体排出管44と連通する部分の流
体排出用溝48は、図5の如く挿入部14の外周面とで
挟まれて十分に絞られているので、流体排出用溝48か
らの灌流液の排出量過多が防止されている。
本体42と一体に形成され、その内部には、流体排出用
溝48に連通した排液路50が形成されている。また、
流体排出管44の基端部には、図3の如くジョイント部
45が形成され、ジョイント部45に図4のチューブ5
2が接続され、このチューブ52は不図示の集水タンク
に接続されている。したがって、流体排出用溝48から
排出されてきた灌流液は、流体排出管44からチューブ
52を介して集水タンクに集水され、まとめて処分され
る。
0の使用方法について説明する。
42の右端部を先頭にして、挿入補助具本体42を、図
7に示す外子宮口1から子宮頸2を介して子宮体腔3に
適正量挿入する。
体42の挿入孔入口46Aから挿入していき、挿入部先
端の先端硬質部20及び湾曲部16が子宮体腔3内に位
置したところで、挿入部14の挿入操作を停止する。こ
の時、図5の如く入口46A側の径D1が挿入部14の
径dよりも大径に形成されているので、挿入部14を入
口46Aに容易に挿入することができる。また、図6の
如く出口46Bにおいて、出口部46Bの内周面が挿入
部14に密着しているので、挿入部14は挿入補助具本
体42に安定して支持される。
又は送水チャンネルから子宮体腔3に灌流液を連続的に
供給し、この灌流液で子宮体腔3を膨張させて観察等を
行う。子宮体腔3が灌流液により適正量膨張するまで
は、子宮体腔3の内圧が低いので、子宮体腔3に供給さ
れた灌流液は流体排出用溝48から排出されない。子宮
体腔3が適正量膨張すると、子宮体腔3の内圧が高くな
るので、灌流液は流体排出用溝48に沿って子宮体腔3
から外部に排出される。すなわち、実施の形態の挿入補
助具40は、挿入補助具本体42の内部に、流体排出用
溝48を形成したので、挿入補助具本体42を子宮体腔
3に挿入しても、流体排出用溝48が子宮の組織で塞が
れることはない。したがって、子宮体腔3に供給した灌
流液を流体排出用溝48を介して確実に排出することが
できる。
具本体42に流体排出管44を連結し、流体排出管44
の排液路50と流体排出用溝48とを連通したので、流
体排出用溝48から排出された灌流液を、流体排出管4
4を介して集水タンクで集水し、まとめて処分すること
ができる。また、この流体排出管44を把手として兼用
することもできる。
の挿入補助具によれば、内視鏡挿入部の体腔内への挿入
を案内する挿入補助具本体の内部に、流体排出用溝を形
成したので、挿入補助具本体を体腔内に挿入しても、流
体排出用溝が体腔の組織で塞がれることはない。したが
って、体腔内の液体を流体排出用溝を介して確実に排出
することができる。
形成されている挿入孔と流体排出用溝とを連通形成した
ので、挿入孔と流体排出用溝とを一つの成形型で形成す
ることができる。更に、流体排出用溝を内視鏡挿入部の
径よりも小幅に形成したので、流体排出用溝に内視鏡挿
入部が落ち込むのを防止できる。
流体排出管を連結し、流体排出管と流体排出用溝とを連
通したので、流体排出用溝から排出された体腔内の液体
を、流体排出管を介して集水し、まとめて処分すること
ができる。また、この流体排出管を把手として兼用する
こともできる。
続された説明図
…湾曲部、20…先端硬質部、40…挿入補助具、42
…挿入補助具本体、44…流体排出管、46…挿入孔、
48…流体排出用溝
Claims (3)
- 【請求項1】 内視鏡挿入部が挿入される挿入孔がその
軸方向に形成された筒状の挿入補助具本体を有し、該挿
入補助具本体を体腔内に挿入することにより内視鏡挿入
部の体腔内への挿入を案内する内視鏡の挿入補助具にお
いて、 前記挿入補助具本体の内部には、該挿入補助具本体の軸
方向に沿って流体排出用溝が形成されていることを特徴
とする内視鏡の挿入補助具。 - 【請求項2】 前記流体排出用溝は、前記挿入孔に連通
形成されるとともに、前記内視鏡挿入部の径よりも小幅
に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内
視鏡の挿入補助具。 - 【請求項3】 前記挿入補助具本体には、前記流体排出
用溝に連通された流体排出管が連結されていることを特
徴とする請求項1、又は2に記載の内視鏡の挿入補助
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000376244A JP4512930B2 (ja) | 2000-12-11 | 2000-12-11 | 内視鏡の挿入補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002177203A true JP2002177203A (ja) | 2002-06-25 |
JP4512930B2 JP4512930B2 (ja) | 2010-07-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103445745A (zh) * | 2012-05-31 | 2013-12-18 | 广州宝胆医疗器械科技有限公司 | 火箭式多通道硬质宫腔镜 |
WO2015113315A1 (zh) * | 2014-01-30 | 2015-08-06 | 上海林超医疗设备科技有限公司 | 输尿管镜 |
KR20180078502A (ko) * | 2016-12-30 | 2018-07-10 | 인제대학교 산학협력단 | 여성 자궁질환 내시경치료 보조기 |
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JPH05200120A (ja) * | 1991-10-18 | 1993-08-10 | Imagyn Medical Inc | 外翻カテーテルおよび外翻カテーテルに細長い器具を位置決めする方法 |
JPH06237894A (ja) * | 1993-02-15 | 1994-08-30 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 内視鏡の湾曲部構造 |
JP2000201888A (ja) * | 1999-01-12 | 2000-07-25 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡用シ―ス |
-
2000
- 2000-12-11 JP JP2000376244A patent/JP4512930B2/ja not_active Expired - Fee Related
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