JP2002176871A - 乳頭の洗浄装置並びに洗浄方法 - Google Patents

乳頭の洗浄装置並びに洗浄方法

Info

Publication number
JP2002176871A
JP2002176871A JP2001311170A JP2001311170A JP2002176871A JP 2002176871 A JP2002176871 A JP 2002176871A JP 2001311170 A JP2001311170 A JP 2001311170A JP 2001311170 A JP2001311170 A JP 2001311170A JP 2002176871 A JP2002176871 A JP 2002176871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
torque
nipple
teat
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001311170A
Other languages
English (en)
Inventor
Der Lely Alexander Van
ヴァン デル レリー アレクサンデル
Renatus Ignatius J Fransen
イグナティウス ヨセフス フランセン レナツス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lely Enterprises AG
Original Assignee
Lely Enterprises AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lely Enterprises AG filed Critical Lely Enterprises AG
Publication of JP2002176871A publication Critical patent/JP2002176871A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J7/00Accessories for milking machines or devices
    • A01J7/04Accessories for milking machines or devices for treatment of udders or teats, e.g. for cleaning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すべての乳頭の洗浄が簡単且つ安全な方法で
行われることが可能な、酪農動物の乳房の乳頭を洗浄す
る装置並びに方法を提供する。 【解決手段】 駆動部材(21)により駆動可能である
洗浄部材(19)を設け、該洗浄部材に軸を中心に回転
可能な少なくとも2個の洗浄素子(20)を設けた酪農
動物の乳房の乳頭を洗浄する装置において、駆動部材を
空気圧または油圧駆動部材により構成すると共に、洗浄
部材の駆動中該駆動部材のトルクを測定するトルク測定
装置を設けた。駆動部材(21)により駆動される洗浄
部材(19)によって洗浄が行われ、該洗浄部材に軸を
中心に回転可能な少なくとも2個の洗浄素子(20)を
設けた酪農動物の乳房の乳頭を洗浄する方法において、
駆動部材を空気圧または油圧駆動部材により構成する。
該方法はさらに、駆動部材のトルクを測定する段階
(イ)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動部材により駆
動可能である洗浄部材を設け、該洗浄部材に軸を中心に
回転可能な少なくとも2個の洗浄素子を設けた、酪農動
物の乳房の乳頭を洗浄する装置に関する。
【0002】本発明はさらに、駆動部材により駆動され
る洗浄部材により洗浄が行われ、該洗浄部材に軸を中心
に回転可能な少なくとも2個の洗浄素子を設けた、酪農
動物の乳房の乳頭を洗浄する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】ローラまたはブラシが洗浄素子として使
用される、乳頭の洗浄装置並びに洗浄方法はすでに長い
間実施されてきた。駆動部材は、駆動手段を備えた機械
軸または電気的接続を含む。これらを正しく操作するに
際し、該洗浄素子は乳頭を洗浄するため回転させられ
る。しかし実際には、この装置または方法を適用した
後、すべての乳頭が洗浄されたとは見えないような場合
もしばしば生じる。視認により、または高度の機器を用
いて、洗浄が正しく行われたか否かをチェックすること
は可能であるが、これは余分の時間及び/または追加の
費用を必要とする。また安全性の理由により、例えば動
物の近傍での電気的接続は望ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、すべ
ての乳頭の洗浄が簡単且つ安全な方法で行われることが
可能な、酪農動物の乳房の乳頭を洗浄する装置並びに方
法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的ため、本発明の
第1の態様によれば、上記タイプの装置は、駆動部材が
空気圧または油圧駆動部材により構成され、上記洗浄部
材の駆動中、該駆動部材のトルクを測定するトルク測定
装置を設けたことを特徴とする。正確には、空気圧また
は油圧駆動部材の使用は、洗浄中の安全性を高める以外
に、洗浄素子の駆動において予期せぬ利点を提供するの
で、上記目的が達成出来る。
【0006】そのようなトルク測定装置はなかんずく、
駆動部材の瞬間トルクを監視し、その結果装置が正しく
作動しているか否かをチェックする可能性を提供する。
測定されたトルクは、例えば遠隔配置された画像スクリ
ーン上で視認可能である。
【0007】洗浄素子が2方向に回転可能である場合、
特に空気圧または油圧駆動部材は有利である。
【0008】所望ならば、駆動部材を制御するための制
御部材を装置に設け、該制御部材がトルク測定装置から
のデータにより駆動部材を制御する実施例において、測
定トルクと駆動部材による駆動との間に自動フィードバ
ックを得ることが出来る。
【0009】あまりにたるんだ乳房の場合、洗浄中に洗
浄部材が乳頭ばかりでなく乳房をも洗浄素子の間に引き
込むことがある。また洗浄素子が高すぎる位置で乳頭を
把持することが時々あるが、これは望ましくない。本発
明による装置の1実施例において、トルク測定装置によ
り測定されたトルクの瞬間値を上方閾値と比較する比較
計を、制御部材に設けることにより、これは防止出来
る。洗浄素子が高すぎる位置で乳頭を把持する場合や、
洗浄素子の間に乳房を引き込む場合に、駆動部材のトル
クが増加する。トルクが上方閾値を越えると、適当な措
置が自動的にとられる。例えば、構造上可能ならば2個
の洗浄部材を相互から離すことが出来る。
【0010】上方閾値に達すると、好適には制御部材は
洗浄素子の回転方向を逆方向に変える。しばらくして逆
回転の結果、例えば乳房と多分乳頭も洗浄素子の間から
解放され、乳頭を洗浄する新たな試みが行われる。調整
時間が経過した後、回転方向を逆方向に変えるためのタ
イムスイッチを制御部材に設けることで、これは好適に
は自動的に行われる。
【0011】本発明による装置の1実施例において、制
御部材に、トルク測定装置により測定されたトルクの瞬
間値を下方閾値と比較する比較計を設ける。このような
比較により、洗浄中洗浄部材が乳頭に接触したことを確
定することが出来る。事実、乳頭が洗浄されている間
は、洗浄部材が自由に回転している状態と比較して、駆
動部材のトルクが増加する。下方閾値に達しない時は、
当該乳頭は洗浄されていない。そこで乳頭を洗浄する新
たな試みがなされるように、問題の手段を制御すること
が可能である。このように下方閾値は、すべての乳頭が
洗浄されたか否かをチェックするための簡単な手段を提
供する。
【0012】制御部材を、圧力スイッチ弁で構成する
と、きわめて安価で且つ確実な装置が得られる。
【0013】洗浄部材は好適にはロボットアームに配置
され、該ロボットアームを操縦することにより、あらゆ
る位置に達することが出来る。ロボットアームにティー
トカップを設けると、本発明による洗浄装置は自動搾乳
機械に簡単に組み入れることが出来る。
【0014】本発明の第2の態様によれば、駆動部材に
より駆動される洗浄部材によって洗浄が行われ、該洗浄
部材に軸を中心に回転可能な少なくとも2個の洗浄素子
を設けた酪農動物の乳房の乳頭を洗浄する方法におい
て、駆動部材が空気圧または油圧駆動部材により構成さ
れ、該方法がさらに、駆動部材のトルクを測定する段階
(イ)を含むことを特徴とする乳頭洗浄方法が提供され
る。
【0015】好適には上記方法は、上記段階(イ)で測
定されたトルクをトルク閾値と比較する段階(ロ)と、
該段階(ロ)から得られた結果によって駆動部材を制御
する段階(ハ)とをさらに含む。
【0016】特に上方閾値がトルク閾値として選択さ
れ、該上方閾値を越えると、洗浄素子の回転方向が逆方
向に変わる。追加として或いは代替えとして、下方閾値
がトルク閾値として選択され、該下方閾値を越えると、
乳頭が洗浄されたという表示が示される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面に示す実施例を参照し
て本発明を詳細に説明する。図1に示す実施例におい
て、乳牛等の酪農動物の乳房の乳頭を洗浄する装置は、
柵2と2つのドア3、4により囲われた洗浄室1を有す
る。洗浄室1は搾乳機械と組み合わせて搾乳及び/また
は洗浄室を形成てもよいが、本発明はこれに限るもので
はない。入り口ドア3を介して動物は洗浄室1に入るこ
とが出来、出口ドア4を介して洗浄室1から退出するこ
とが出来る。
【0018】洗浄室1はさらに、給餌おけ6を備えた自
動給餌装置5を含む。給餌おけ6の近傍に、動物の首巻
き8に取り付けたトランスポンダ7と協動可能な図示し
ないセンサーが設けられている。該センサーはさらに図
示しないコンピュータ装置に接続され、トランスポンダ
7と共にそれ自体既知の動物識別装置を構成する。この
動物識別装置により、室1に入る動物を識別することが
出来る。
【0019】動物が室1内で識別されると、コンピュー
タ内の問題の動物に関するデータファイルにアクセスす
ることが出来る。該データファイルは、給餌に関するデ
ータ、並びに所望ならば、問題の動物の洗浄及び搾乳に
関するデータを含む。これらデータはまた特定の基準点
に対する動物の乳頭の位置に関するデータを含んでもよ
い。
【0020】部分的にこれらのデータに基づき、洗浄部
材が動物の乳房の下に置かれることがよくある。またそ
の代わりに、動物を搾乳及び/または洗浄室1内の所定
位置に配置して保持する手段を設け、その後洗浄部材1
9が標準の動作をするようにしてもよい。後者の場合、
動物識別装置からのデータは洗浄には必要ない。
【0021】また図1には示していないが、ロボットア
ームに取り付けたティートカップを含む搾乳ロボットを
装置に設けてもよい。
【0022】通常、動物の乳房或いは少なくとも乳頭
は、動物の本来の搾乳の前に洗浄される。このため、2
個のモーター駆動可能な洗浄素子20、例えばローラま
たはブラシにより構成される洗浄部材19が設けられて
いる。洗浄される乳頭は洗浄素子20の回転運動によっ
て該2個の洗浄素子20の間に引き込まれ、かくして洗
浄される。
【0023】図2において、洗浄素子20はローラの形
態で示されている。図1に示す実施例において、洗浄素
子20並びに該ローラを空気圧または油圧で駆動する駆
動部材21は、ロボットアーム22の末端近くに配置さ
れている。上記ロボットアーム22は室1の長手方向に
も、横断方向並びに高さ方向にも移動可能である。ロボ
ットアーム22はさらにまた、垂直軸23を中心に枢動
可能である。
【0024】図2は円形横断面を有する洗浄ローラ20
を示す。これらローラ20は図1に示すように、長手方
向において例えばアコーデオン状に延びているので、ロ
ーラ20の間に引き込まれた乳頭は出来るだけ多く該ロ
ーラと接触する。洗浄中ローラ20の回転方向は、先端
から根元まで乳頭に沿って移動するものである。こうし
て乳頭はローラ20の間に引き込まれ、ごみが下方に放
出される。
【0025】所望ならば、例えばローラの駆動軸と同心
のチューブを介して水を供給することにより、ローラ2
0を内部から湿らせてもよい。乳頭の洗浄中ローラ20
の回転運動はさらに、下方への垂直方向の運動及び/ま
たは水平方向の運動と組み合わせることが出来る。
【0026】洗浄ローラ20は、ローラ20間の距離が
幾分増加または減少することが出来るように、相互に対
し移動可能であるように取り付けてもよい。その結果洗
浄ローラ20の乳頭にかかる圧力は調節可能である。
【0027】本発明によれば、駆動部材21は空気圧ま
たは油圧駆動部材21により構成される。その結果洗浄
素子20は有利な方法で駆動される。また駆動に電気接
続を必要としないので、この駆動は動物にとって安全で
ある。駆動はまた、偏心駆動であってもよい。偏心駆動
により乳頭に交互の圧力が加えられる。偏心運動により
乳頭に脈動が加えられ、所望ならばマッサージ機能を加
えて、脈動数を最適の洗浄に調整することが出来る。
【0028】以下に本発明を、空気作動式エンジンを参
考として例にあげて説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものでないことは明白である。
【0029】洗浄ローラ20は、変形可能な材料から形
成してもよい。この変形可能性は、洗浄ローラ20の内
部に空気を圧入することにより、また内側に多数の孔を
設けてこれを介して空気が、洗浄ローラ20を取り巻く
材料に径方向外側の力を及ぼすことにより実施可能であ
る。この変形可能性により、洗浄ローラ20は非円形を
与えられ、洗浄ローラ20を駆動する際、乳頭に再び脈
動が加えられる。洗浄素子20は非円形、特に楕円形で
あってもよい。
【0030】洗浄素子20の設計には関係なく、洗浄素
子20間の距離は好適にはあらゆる状態で調節可能であ
り、洗浄素子20は好適にはあらゆる状態で高さ方向に
移動可能であるので、該素子が円形であるか非円形であ
るか、或いは互いに位相で移動可能であるかに関係な
く、該素子により乳頭に加わる圧力を常に調節すること
が出来る。
【0031】洗浄中、洗浄素子20が高すぎる位置で乳
頭を把持したり及び/または乳頭以外に乳房まで間に引
き込むことがある。その原因は、例えば洗浄素子20間
の距離が不正確であったり、不正確に調節された圧力が
洗浄素子20から乳頭に加わることによる。この状態を
図2(c)に示す。
【0032】乳頭の不充分な洗浄を引き起こすこの状態
を回避するために、本発明によれば、洗浄素子20が乳
頭に大きすぎる力を加えた瞬間に、洗浄素子20の回転
方向が好適には逆方向に変えられる。或いは、乳頭が完
全に解放されるように、洗浄素子20を相互から離すこ
とも出来る。
【0033】洗浄素子20が高すぎる位置で乳頭を把持
したり、或いは乳房まで間に引き込む瞬間は、例えば洗
浄素子20の回転速度を監視することにより確認するこ
とが出来る。洗浄中この回転速度が所定の値を下回った
時には、例えば回転方向を逆方向に変える等の、不充分
な洗浄を防止する手段をとることが出来る。
【0034】しかし、上記の望ましからざる状態の発生
に対し非常に迅速な反応を可能にする、この瞬間を確認
するきわめて洗練された方法は、洗浄部材の駆動中駆動
部材のトルクを測定するためのトルク測定装置の使用で
ある。このようなトルク測定装置は、なかんずく駆動部
材の瞬間トルクを監視し、その結果装置が正しく機能し
ているか否かをチェックする可能性を提供する。測定さ
れたトルクは、遠隔配置された画像上で視認可能であ
る。このトルク測定装置としてそれ自体既知の別体の装
置を使用してもよい。しかし一体型のトルク測定装置を
有する駆動部材を使用するほうが有利である。
【0035】本発明による装置の1実施例において、制
御部材は測定トルクによる駆動部材の自動フィードバッ
クを保証する。特に、トルク測定装置により測定された
トルクの瞬間値を上方閾値と比較する比較計が、制御部
材に設けられている。例えば、高すぎる位置で乳頭を把
持する状態が起こった時、駆動部材のトルクが増加す
る。トルクが上方閾値を越えると、このように制御部材
により適宜の処置が自動的にとられる。2個の洗浄素子
は、構造上そのような動作が可能ならば、相互から離れ
ることが出来る。
【0036】上方閾値に達すると、好適には制御部材は
洗浄素子20の回転方向を逆方向に変える。逆回転の結
果として、しばらくして乳頭は、図2(e)に示すよう
に洗浄素子の間から解放される。この状態に達すると、
例えば装置から農夫に信号が発せられ、農夫が該当する
乳牛と洗浄素子とを点検出来るようにする。しかし、上
方閾値を越えた後、好適にはまず洗浄を再開する試みが
1回またはそれ以上なされる。
【0037】調整時間が経過した後回転方向を逆方向に
変えるためのタイムスイッチを制御部材に設けると、好
適にはこれを自動的に行うことが出来る。このことは、
回転方向が、図2(f)に概略的に示すように、乳頭を
洗浄する回転方向に戻ることを意味する。
【0038】トルク測定装置(調節可能な上方閾値を有
する)とタイムスイッチを内蔵した空気圧駆動部材等の
空気作動式エンジンには、例えばフェスト(Fest
o)社提供の、空気作動式エンジンを切り替える圧力ス
イッチ弁VD−3−PK−3が設けられる。もちろん空
気作動式エンジンを、電子トルク測定装置を備えた電子
制御部材により制御することも可能である。
【0039】洗浄部材が動物識別装置から情報を得るコ
ンピュータにより制御されない時、すべての乳頭が洗浄
されない場合がしばしばあると思われる。本発明は乳頭
が実際に洗浄されたか否かをチェックする簡単な可能性
を提供する。これは、比較計がトルク測定装置により測
定されたトルクの瞬間値を下方閾値と比較することによ
り、達成される。このような比較により、乳頭が洗浄素
子により接触されたか否かを確定することが出来る。
【0040】事実、乳頭が洗浄されている時、洗浄素子
が自由に回転している状態と比較して、駆動部材のトル
クが増加する。下方閾値に達しない時、当該乳頭は洗浄
されていないと見なすことが出来、該乳頭を洗浄する新
しい試みが行われるように、問題の手段を制御すること
が出来る。
【0041】図示の実施例では、ロボットアーム22に
洗浄部材だけが設けられているが、ロボットアームには
好適にはティートカップも設けられる。このように本発
明による洗浄装置を自動搾乳機械に簡単且つコンパクト
に組み入れることが出来る。
【0042】本発明はまた、空気圧または油圧駆動部材
により駆動される洗浄部材により洗浄が行われ、該洗浄
部材に軸を中心に回転可能な少なくとも2個の洗浄素子
を設けた、酪農動物の乳房の乳頭を洗浄する方法にも関
する。この方法は、駆動部材のトルクを測定する段階
(イ)を含む。特に、段階(イ)で測定されたトルクを
トルク閾値と比較する段階(ロ)により、そして段階
(ロ)から得られた結果によって駆動部材を制御する段
階(ハ)とにより、かく得られた測定結果を有利な方法
で利用することが出来る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、トルク閾値として
上方閾値を選択した場合、乳頭の不充分な洗浄が防止さ
れると共に、上方閾値を越えると洗浄素子の回転方向が
逆方向に変わる。トルク閾値として下方閾値を選択する
ことにより、乳頭が実際に洗浄されたか否かが追加的に
或いは代替え的に確定される。該下方閾値を越えると、
洗浄が行われたという表示が与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乳頭洗浄装置の概略的平面図であ
る。
【図2】本発明による乳房の乳頭を洗浄する方法を、
(a)乃至(f)の段階において概略的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1 洗浄室 2 柵 6 給餌おけ 7 トランスポンダ 19 洗浄部材 20 洗浄素子(洗浄ローラ) 21 駆動部材 22 ロボットアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レナツス イグナティウス ヨセフス フ ランセン オランダ国、3135 ゼットディー ブレー ルディンゲン、プリンス ヘンドリクラー ン 6

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部材(21)により駆動可能である
    洗浄部材(19)を設け、該洗浄部材(19)に軸を中
    心に回転可能な少なくとも2個の洗浄素子(20)を設
    けた酪農動物の乳房の乳頭を洗浄する装置において、上
    記駆動部材(21)が空気圧または油圧駆動部材により
    構成され、上記洗浄部材の駆動中該駆動部材のトルクを
    測定するトルク測定装置を設けたことを特徴とする乳頭
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記洗浄素子(20)が2方向に回転可
    能であることを特徴とする請求項1記載の乳頭洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 上記駆動部材(21)を制御するための
    制御部材を設け、該制御部材は上記トルク測定装置から
    のデータにより該駆動部材を制御することを特徴とする
    請求項1または2記載の乳頭洗浄装置。
  4. 【請求項4】 上記トルク測定装置により測定されたト
    ルクの瞬間値を上方閾値と比較する比較計を、上記制御
    部材に設けたことを特徴とする請求項3記載の乳頭洗浄
    装置。
  5. 【請求項5】 上記トルク測定装置により測定されたト
    ルクの瞬間値を下方閾値と比較する比較計を、上記制御
    部材に設けたことを特徴とする請求項3または4記載の
    乳頭洗浄装置。
  6. 【請求項6】 上方閾値に達すると、上記制御部材が上
    記洗浄素子(20)の回転方向を逆方向に変えることを
    特徴とする請求項4または5記載の乳頭洗浄装置。
  7. 【請求項7】 調整時間が経過した後、回転方向を逆方
    向に変えるためのタイムスイッチを、上記制御部材に設
    けたことを特徴とする請求項2から6のいずれか記載の
    乳頭洗浄装置。
  8. 【請求項8】 上記制御部材が、圧力スイッチ弁で構成
    されていることを特徴とする請求項3から7のいずれか
    記載の乳頭洗浄装置。
  9. 【請求項9】 上記洗浄部材(19)が、ロボットアー
    ム(22)に配置されていることを特徴とする請求項1
    から8のいずれか記載の乳頭洗浄装置。
  10. 【請求項10】 上記ロボットアーム(22)にティー
    トカップを設けたことを特徴とする請求項9記載の乳頭
    洗浄装置。
  11. 【請求項11】 駆動部材(21)により駆動される洗
    浄部材(19)によって洗浄が行われ、該洗浄部材(1
    9)に軸を中心に回転可能な少なくとも2個の洗浄素子
    (20)を設けた、酪農動物の乳房の乳頭を洗浄する方
    法において、上記駆動部材(21)が空気圧または油圧
    駆動部材により構成され、該方法がさらに、該駆動部材
    (21)のトルクを測定する段階(イ)を含むことを特
    徴とする乳頭洗浄方法。
  12. 【請求項12】 上記段階(イ)で測定されたトルクを
    トルク閾値と比較する段階(ロ)と、該段階(ロ)から
    得られた結果によって上記駆動部材(21)を制御する
    段階(ハ)とをさらに含むことを特徴とする請求項11
    記載の乳頭洗浄方法。
  13. 【請求項13】 上方閾値がトルク閾値として選択さ
    れ、該上方閾値を越えると、上記洗浄素子(20)の回
    転方向が逆方向に変わることを特徴とする請求項12記
    載の乳頭洗浄方法。
  14. 【請求項14】 下方閾値がトルク閾値として選択さ
    れ、該下方閾値を越えると、洗浄が行われたという表示
    が示されることを特徴とする請求項12または13記載
    の乳頭洗浄方法。
JP2001311170A 2000-10-10 2001-10-09 乳頭の洗浄装置並びに洗浄方法 Withdrawn JP2002176871A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL1016375A NL1016375C2 (nl) 2000-10-10 2000-10-10 Inrichting en werkwijze voor het reinigen van spenen.
NL1016375 2000-10-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002176871A true JP2002176871A (ja) 2002-06-25

Family

ID=19772221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001311170A Withdrawn JP2002176871A (ja) 2000-10-10 2001-10-09 乳頭の洗浄装置並びに洗浄方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20020040687A1 (ja)
EP (1) EP1197141B1 (ja)
JP (1) JP2002176871A (ja)
AT (1) ATE276650T1 (ja)
DE (1) DE60105726T2 (ja)
NL (1) NL1016375C2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7846141B2 (en) 2002-09-03 2010-12-07 Bluesky Medical Group Incorporated Reduced pressure treatment system
GB0224986D0 (en) 2002-10-28 2002-12-04 Smith & Nephew Apparatus
NL1022949C2 (nl) 2003-03-17 2004-09-20 Lely Entpr Ag Inrichting voor het reinigen en/of stimuleren van een speen van een dier, zoals een koe, en reinigingselement.
GB0325126D0 (en) * 2003-10-28 2003-12-03 Smith & Nephew Apparatus with heat
GB0325129D0 (en) 2003-10-28 2003-12-03 Smith & Nephew Apparatus in situ
US8100887B2 (en) * 2004-03-09 2012-01-24 Bluesky Medical Group Incorporated Enclosure-based reduced pressure treatment system
US10058642B2 (en) 2004-04-05 2018-08-28 Bluesky Medical Group Incorporated Reduced pressure treatment system
US7909805B2 (en) 2004-04-05 2011-03-22 Bluesky Medical Group Incorporated Flexible reduced pressure treatment appliance
US8062272B2 (en) * 2004-05-21 2011-11-22 Bluesky Medical Group Incorporated Flexible reduced pressure treatment appliance
US7776028B2 (en) * 2004-04-05 2010-08-17 Bluesky Medical Group Incorporated Adjustable overlay reduced pressure wound treatment system
DE102004021036A1 (de) * 2004-04-29 2005-11-24 Westfaliasurge Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Behandlung, vorzugsweise Reinigen wenigstens eines Euterbereiches, insbesondere mindestens einer Zitze eines Tieres
US7998125B2 (en) * 2004-05-21 2011-08-16 Bluesky Medical Group Incorporated Hypobaric chamber treatment system
AU2017366311B2 (en) 2016-11-24 2022-12-01 Delaval Holding Ab A milking stable

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL9401802A (nl) * 1994-10-31 1996-06-03 Maasland Nv Inrichting voor het melken van dieren.
SE9702837D0 (sv) * 1997-07-31 1997-07-31 Alfa Laval Agri Ab Teat cleaning device and method

Also Published As

Publication number Publication date
US20020040687A1 (en) 2002-04-11
EP1197141B1 (en) 2004-09-22
DE60105726T2 (de) 2005-11-17
NL1016375C2 (nl) 2002-04-11
ATE276650T1 (de) 2004-10-15
EP1197141A1 (en) 2002-04-17
DE60105726D1 (de) 2004-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2632247B1 (en) A control system and a method for milking members in a milking parlour
JP2002176871A (ja) 乳頭の洗浄装置並びに洗浄方法
US8925484B2 (en) Retaining device for teat cups and actuator for inciting a movement of a teat cup cluster
US6155204A (en) Apparatus for and a method of cleaning an animal's teats and foremilking
US4149489A (en) Valving system for milking
AU2010230467B2 (en) A milking arrangement for animals
EP0535755A2 (en) An implement for cleaning teats of milk-producing animals
US8646411B2 (en) Method and apparatus for milking animals having four teats
EP1011314B1 (en) A teatcup supplying and retrieving device and an automatic milking apparatus therefor
US20190230887A1 (en) Robotic arm
JP2002176872A (ja) 乳頭の洗浄装置並びに洗浄方法
US6684809B1 (en) Apparatus for performing animal related operations, with protection means, i.e. breaker device
EP1279329B1 (en) A device for milking an animal and a device for cleaning a teat and/or an udder quarter of an animal
EP1039797B1 (en) An animal related apparatus
JPH0686451U (ja) 乳牛等の乳房自動洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104