JP2002175443A - 商品販売方法およびそれに用いる商品販売システム - Google Patents
商品販売方法およびそれに用いる商品販売システムInfo
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
客が購入予約した商品、あるいはこれから購入しようと
する商品について、それが実際にどのような過程を経て
顧客の手元に届くのかを、リアルタイムの映像として見
ることのできる商品販売方法およびそれに用いる商品販
売システムを提供する。 【解決手段】ワインができあがるまでの過程を、カメラ
a…により常時もしくは断続的に撮影し、得られる動画
情報を情報配信用サーバ1に逐次送信するとともに、上
記情報配信用サーバ1において、逐次送信されてくる動
画情報をデータベース化した上で逐次取り出すことがで
きるように処理し、そのワインの購入を予約した顧客も
しくはその商品の購入を予約しようとする顧客に、イン
ターネット端末から上記情報配信用サーバ1のデータベ
ースにアクセスさせ、そのインターネット端末の画面上
で、ワインが完成するまでの過程のうち、アクセス時に
おける過程を示す動画情報をリアルタイムで提供するよ
うにした。
Description
での過程をリアルタイムで動画情報として顧客に与えて
商品を販売する商品販売方法およびそれに用いる商品販
売システムに関するものである。
ープ)が、生産者と契約して、無農薬野菜を購入した
り、無農薬飼料で飼育された家畜の肉を購入したりする
ことが行われている。また、ごく限られた消費者に限定
販売されるオリジナルワインや日本酒等の嗜好品も人気
を博している。
け身的に購入することに満足しておらず、その商品の生
産過程や流通過程等をできるだけ把握した上で(あるい
は何らかの形でその過程に関わった上で)、安心して商
品を購入したい、という思いや、できるだけ自分に向け
て(自分の嗜好に合わせて)用意されたオリジナル商品
を購入したい、という思いを持っていることの表われで
ある。
のルーツやその生産過程、加工過程等をできるだけ情報
として消費者に提供し、商品イメージを高めて、他の商
品との違いや独自性を強調して販売する様々な方法が試
みられている。
の情報の多くは、商品が並ぶ店頭で、商品のパッケージ
やラベルに付随的に表示されているにすぎない。また、
先に述べたように、消費者が特定の生産者と契約して農
産物や畜産物を購入する場合も、契約時に生産地を地図
で確認したり、話を聞いたりしても、実際に、その農産
物等の生育過程を契約した消費者がつぶさに観察すると
いうことはなく、契約後は栽培や飼育を生産者に一任し
ているのが実情である。
いろな情報を入手することによりある程度イメージを膨
らませることはできても、実際には、その商品がどのよ
うな過程を経て完成品となったかについて、殆ど知らな
いまま、商品を購入している。
もので、インターネットによる動画配信を利用して、顧
客が購入予約した商品、あるいはこれから購入しようと
する商品について、それが実際にどのような過程を経て
顧客の手元に届くのかを、リアルタイムの映像として見
ることのできる商品販売方法およびそれに用いる商品販
売システムの提供をその目的とする。
め、本発明は、商品が完成するまでの過程を、所定の動
画撮影手段により常時もしくは断続的に撮影し、得られ
る動画情報を情報配信用サーバに逐次送信するととも
に、上記情報配信用サーバにおいて、逐次送信されてく
る動画情報をデータベース化した上で逐次取り出すこと
ができるように処理し、その商品の購入を予約した顧客
もしくはその商品の購入を予約しようとする顧客に、イ
ンターネット端末から上記情報配信用サーバのデータベ
ースにアクセスさせ、そのインターネット端末の画面上
で、商品が完成するまでの過程のうち、アクセス時にお
ける過程を示す動画情報をリアルタイムで提供するよう
にした商品販売方法を第1の要旨とする。
上記商品販売方法によって販売される商品に付けるラベ
ルもしくはパッケージのデザインを、予め複数種類用意
しておき、その商品を購入する顧客が、インターネット
端末の画面上で、上記複数種類のデザインのうちいずれ
かを選択することができるようにした商品販売方法を第
2の要旨とし、それらのなかでも、特に、上記商品販売
方法によって販売される商品もしくはこれに付けるラベ
ルもしくはパッケージに、その商品を購入する顧客の氏
名もしくはそれに変わる任意のマークを付与するように
した商品販売方法を第3の要旨とする。
程を、常時もしくは断続的に撮影する動画撮影手段と、
情報配信用サーバとを備え、上記動画撮影手段は、得ら
れる動画情報を、上記情報配信用サーバに逐次送信する
よう設定されており、上記情報配信用サーバは、上記動
画撮影手段から逐次送信されてくる動画情報をデータベ
ース化した上で逐次取り出すことができるように処理す
るよう設定されており、その商品の購入を予約した顧客
もしくはその商品の購入を予約しようとする顧客が、イ
ンターネット端末から上記情報配信用サーバのデータベ
ースにアクセスすることにより、そのインターネット端
末の画面上で、商品が完成するまでの過程のうち、アク
セス時における過程を示す動画情報をリアルタイムで受
け取ることができるようになっている商品販売システム
を第4の要旨とし、そのなかでも、特に、上記インター
ネット端末が、携帯電話、携帯情報端末、パーソナルコ
ンピュータのいずれかである商品販売システムを第5の
要旨とする。
いて説明する。
に示すような構成のシステムによって行うことができ
る。このシステムは、まず、ユーザー(個人顧客もしく
は企業ユーザー)に向けて配信する動画情報を得るため
に、世界各地の、予め設定された所定商品群に関する製
造過程、栽培過程……等に関するリアルタイムの映像を
入手できる撮影拠点に、デジタルビデオカメラ(以下、
単に「カメラ」という)a,b,c…が設置されるよう
になっている。そして、各カメラa…によって、常時そ
の場所において撮影が行われ、その動画情報は、デジタ
ル通信回線を介して情報配信用サーバ1に逐次送信され
るようになっている。
報を受信する受信制御部2と、これをその内容に応じて
予め分類されたコンテンツ(1),(2),(3)……
のいずれかに書き込むコンテンツ制御部3と、ユーザー
側のインターネット端末(図では「ユーザー端末」と示
している)からの接続があった場合に、そのユーザーが
求める動画情報をコンテンツ(1)…のいずれかから取
り出して配信する配信制御部4とが設けられている。5
はインターネットによって構成されたネットワークであ
る。
ユーザーが欲すると思われる、商品完成までの過程を示
す動画情報の種類を分析することにより、下記の表1に
示す4つのカテゴリーに分類される12種類のコンテン
ツが用意されている。
御,コンテンツ制御,配信制御の3つの制御を、同時に
非常に高速に行うことができるようになっており、受信
した動画情報を、コンテンツ(1)…としてカテゴリー
別にデータベース化し、しかも時間遅れを生じることな
く、リアルタイムで、ユーザー端末に配信することがで
きる。
1としては、20〜200キロビット/秒の動画配信が
可能なものが好適であり、例えばMPEG4方式の動画
配信機能を搭載したものが好適である。
ものでもよく、従来からインターネット利用に汎用され
ているパーソナルコンピュータの外、インターネット接
続機能付の携帯電話や、携帯情報端末とPHSを組み合
わせたもの等を用いてもよい。なお、これらは、動画情
報を鮮明かつ高速で受信することができるよう、大容量
であることが望ましい。
具体的な商品販売方法を、ワインの販売を例にとって説
明する。
利用するために、自社管轄のブドウ畑およびワイン工場
にカメラa…を設置する等の準備を行う。そして、ワイ
ンを、限定100名に限り、所定の畑においてブドウを
栽培して収穫して高品質のワインを醸造して販売するこ
と、およびその栽培状況やワインになるまでの加工状況
についてカメラで撮影し、インターネットを利用して、
顧客自身がそのリアルタイムの映像を見ることができる
こと等を宣伝し、上記オリジナルワインの予約募集を行
う。上記宣伝は、ワインを扱う酒屋において広告ビラを
配布する外、新聞,雑誌等のメディアや、インターネッ
ト上のバナー広告等を利用する。また、ワインメーカー
のホームページにおいても上記広告を行う。
告によれば、このワイン販売システムの概要が一目でわ
かるようになっている。なお、この広告には、ワイン予
約申し込み書が添付されており(図示せず)、申し込み
を行う顧客は、この用紙に必要事項を記入して、店舗側
(もしくはメーカー側)に提出する。あるいは、インタ
ーネットの端末画面上で、所定事項を入力することによ
り、メーカー側に直接申し込むことができる。
し、上記ワインの原料であるブドウの栽培からワイン完
成に至るまでの過程をリアルタイムで見ることのできる
データベース(前述のコンテンツ(1)……に相当)に
インターネットを介してアクセスするためのURL情報
を付与する。
ンの原料となるブドウの生育状況を見たいときは、上記
URL情報に基づいて、適宜のインターネット端末(=
ユーザー端末)から上記データベースにアクセスするこ
とにより、そのブドウを栽培しているブドウ畑に設置さ
れたカメラ(図1におけるカメラa…の1つ)からの映
像を開いて、リアルタイムで見ることができる。
を、ワイン工場内に設置されたカメラ(図1におけるカ
メラa…の他の1つ)からの映像を開いて、同じくリア
ルタイムで見ることができる。
ーネットを介してリアルタイムでワイン製造過程の映像
を見ることができる以外に、図2に示すように、ワイン
メーカーが、顧客への個別のメールやホームページ上
で、ワイン製造過程についての情報を、逐次発信するよ
うにしている。
ンを、顧客に、より身近な存在として感じてもらうため
に、同じく図2に示すように、実際に現地(ブドウ畑も
しくはワイン工場)に行く見学会や、出来上がりを試す
試飲会等を、適当な時期に開催して、参加を募るように
している。
けるワインラベルとして、所定のデザイナーによる複数
種類のものを用意しておき、これを適宜の時期に、イン
ターネット等を介して顧客に提示し、顧客に、その中か
ら1つを選択させて、そのラベルに顧客の氏名を書き込
んで、その顧客用のワインに貼付するようにしている。
表記はどのようなものでもよく、また氏名表記に代え
て、顧客が指定する適宜の記号,図柄等のマークを記入
するようにしてもよい。
すれば、原料であるブドウの栽培からパッケージ、ラベ
リングに至るまで、ワイン完成までの全工程について、
これを購入予約した顧客が、好きなときに、リアルタイ
ムの映像として見ることができる。そして、その現場
が、たとえ遠く離れた外国であっても、居ながらにして
その映像をリアルタイムで得ることができる。したがっ
て、そのワインが、実際の商品として手元に届くときに
は、非常に身近な、あたかも手作りしたような思いでこ
れを受け取ることができる。また、ラベルに自分の氏名
等が記入され、そのデザインも自分で選択したものであ
ることから、自分だけのオリジナル度が高く、一般商品
とは異なる、かけがえのない商品となる。また、メーカ
ー側にとって、このような販売システムをとることは、
企業イメージのアップにつながるだけでなく、顧客との
パイプが強くなることから、固定客を獲得しやすいとい
う利点を有する。
示す映像を得るために、ブドウ畑おおよびワイン工場内
の所定個所において、カメラa…で常時撮影するように
したが、カメラa…による撮影は、必ずしも常時フルに
行う必要はなく、周期的に断続して撮影するようにして
も差し支えはない。その場合、そのコンテンツを見よう
とした顧客の画面には、「ただいま、映像は中断してお
ります。○○分後に再開しますので、のちほどアクセス
して下さい。」といった表示がなされるように設定する
ことが望ましい。
客に限定販売する場合について述べたが、企業ユーザー
が、企業の販売促進用(プレミアム用)のワインを予約
注文する場合にも適用することができる。その場合も、
上記の例と同様、予約した企業ユーザーの担当者が、随
時、ワインの製造過程を、インターネット画面を介して
リアルタイムで見ることができる。そして、予約したワ
インのラベルには、企業名や、プレミアム品であること
を示す表示を記入することができる。
の注文を受けてから、顧客にURL情報を提供して、そ
の顧客に、ワイン完成までのリアルタイム映像をいつで
も見せるようにしているが、最初の宣伝広告時に、映像
受信のためのURL情報も併せて宣伝し、不特定の顧客
にインターネット上で、ブドウ畑でのブドウの生育状況
をリアルタイムで見せてから、ワインの予約注文を受け
るようにしてもよい。
売に適用した例であるが、すでに述べたように、この商
品販売システムには、前記表1に示すような各種の商品
に対して、同様の方法で販売する用意があり、メーカー
の希望に応じて適宜のコンテンツ(1)…を利用するこ
とができる。なお、表1は、あくまでも一例であり、本
発明は、表1に示された商品のうち、少なくとも1つを
販売する場合、あるいは表1に示された商品以外の商品
の販売に適用する場合のいずれであっても差し支えな
い。
自に管理する会社が、メーカーの委託を受けて、その利
用を提供するようにしてもよいし、メーカー自身が、ワ
インならワインだけの、専用のシステムを立ち上げて使
用するようにしても差し支えない。
は、商品完成までの過程について、これを購入予約した
顧客もしくはこれを購入予約しようとする顧客が、好き
なときに、リアルタイムの映像として見ることができる
ようになっている。したがって、その商品が完成して手
元に届くときには、非常に身近な、あたかも顧客自身が
手作りしたような思いでこれを受け取ることができる。
また、メーカー側にとって、このような販売システムを
とることは、企業イメージのアップにつながるだけでな
く、しかも顧客とのパイプが強くなることから、固定客
を獲得しやすいという利点を有する。
る。
の一例を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 商品が完成するまでの過程を、所定の動
画撮影手段により常時もしくは断続的に撮影し、得られ
る動画情報を情報配信用サーバに逐次送信するととも
に、上記情報配信用サーバにおいて、逐次送信されてく
る動画情報をデータベース化した上で逐次取り出すこと
ができるように処理し、その商品の購入を予約した顧客
もしくはその商品の購入を予約しようとする顧客に、イ
ンターネット端末から上記情報配信用サーバのデータベ
ースにアクセスさせ、そのインターネット端末の画面上
で、商品が完成するまでの過程のうち、アクセス時にお
ける過程を示す動画情報をリアルタイムで提供するよう
にしたことを特徴とする商品販売方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の商品販売方法によって販
売される商品に付けるラベルもしくはパッケージのデザ
インを、予め複数種類用意しておき、その商品を購入す
る顧客が、インターネット端末の画面上で、上記複数種
類のデザインのうちいずれかを選択することができるよ
うにした請求項1記載の商品販売方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の商品販売方法によって販
売される商品もしくはこれに付けるラベルもしくはパッ
ケージに、その商品を購入する顧客の氏名もしくはそれ
に変わる任意のマークを付与するようにした請求項1ま
たは2記載の商品販売方法。 - 【請求項4】 商品が完成するまでの過程を、常時もし
くは断続的に撮影する動画撮影手段と、情報配信用サー
バとを備え、上記動画撮影手段は、得られる動画情報
を、上記情報配信用サーバに逐次送信するよう設定され
ており、上記情報配信用サーバは、上記動画撮影手段か
ら逐次送信されてくる動画情報をデータベース化した上
で逐次取り出すことができるように処理するよう設定さ
れており、その商品の購入を予約した顧客もしくはその
商品の購入を予約しようとする顧客が、インターネット
端末から上記情報配信用サーバのデータベースにアクセ
スすることにより、そのインターネット端末の画面上
で、商品が完成するまでの過程のうち、アクセス時にお
ける過程を示す動画情報をリアルタイムで受け取ること
ができるようになっていることを特徴とする商品販売シ
ステム。 - 【請求項5】 上記インターネット端末が、携帯電話、
携帯情報端末、パーソナルコンピュータのいずれかであ
る請求項4記載の商品販売システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000373393A JP2002175443A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 商品販売方法およびそれに用いる商品販売システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000373393A JP2002175443A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 商品販売方法およびそれに用いる商品販売システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002175443A true JP2002175443A (ja) | 2002-06-21 |
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ID=18842795
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000373393A Pending JP2002175443A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 商品販売方法およびそれに用いる商品販売システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002175443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018174794A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | 西堀酒造株式会社 | 透過性素材を用いた醸造装置 |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000373393A patent/JP2002175443A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018174794A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | 西堀酒造株式会社 | 透過性素材を用いた醸造装置 |
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