JP2002175368A - 人材管理情報処理装置、情報端末装置、人材管理方法、および、記録媒体 - Google Patents

人材管理情報処理装置、情報端末装置、人材管理方法、および、記録媒体

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JP2002175368A
JP2002175368A JP2000373427A JP2000373427A JP2002175368A JP 2002175368 A JP2002175368 A JP 2002175368A JP 2000373427 A JP2000373427 A JP 2000373427A JP 2000373427 A JP2000373427 A JP 2000373427A JP 2002175368 A JP2002175368 A JP 2002175368A
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skill
information
skills
resource management
human resource
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JP2000373427A
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Rumi Watanabe
留美 渡辺
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 将来性を考慮した人材と業務とのマッチング
を行うこと等のできる、人材管理情報処理装置等を提供
することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかる人材管理情報処理装置と
してのサーバ装置1は、人材管理の対象者が習得するこ
とを希望する習得希望スキルを特定する情報と、対象者
が業務を行うことによって習得することが可能な習得可
能スキルを特定する情報とを格納するスキル情報DB6
と、このスキル情報DB6に格納された情報にて特定さ
れる習得希望スキルと習得可能スキルとを、相互に検索
するスキル検索処理部18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人材の育成や有効
活用を行うために有用な、人材管理情報処理装置、情報
端末装置、人材管理方法、および、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の組織における業務効率を向上させ
るためには、この組織の構成員のそれぞれに対して、そ
の能力に応じた業務を割り当てることが重要である。こ
のためには、各人の能力と、各業務において必要とされ
る能力とを的確に把握した上で、両者を適切に組み合わ
せることが必要になる。また、将来的に業務効率を向上
させるためには、各構成員に対してその能力を向上させ
るための適切な教育を行うことが重要である。このため
には、各構成員の現在の能力や将来の方向性等を的確に
把握した上で、適切な教育環境を構築することが必要に
なる。
【0003】このような業務の割り当てや教育内容の決
定の従来例について、一般企業の場合を例にとって説明
する。まず、人事部等の管理担当組織は、各社員の能力
を把握するため、各人のこれまでの職歴、現在の保有資
格、あるいは、異動希望部署等の情報を、紙媒体等に記
録していた。その一方で、各部署の責任者等は、部署内
の人材が不足する場合、不足している人材についての情
報を人事部に提示して、人材補充を要請していた。そし
て、人事部は、この部署に適した社員を上記記録された
情報に基づいて選定し、人事異動の立案等を行なってい
た。また、人事部は、社員教育を行うため、社内外で受
けることのできる講座等の教育内容をパンフレット等に
掲載して各社員に紹介していた。そして、各社員は、自
己の興味ある講座の受講等を人事部に申し込んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の人材管理には、以下のような種々の問題が
あった。まず、従来、人材の選定は、各社員の現状の能
力に基づいて行なわれていた。すなわち、人事部には、
各社員のその時点までの職歴や保有資格のみが記録され
ており、また、人材補充等を要望する部署も、現在不足
している人材の情報のみを人事部等に提示していた。し
たがって、例えば、社員が特定の能力を向上させたいと
思っており、そのような能力をOJT(On the Job Trai
ning)として向上させることが可能な業務があったとし
ても、そのような社員の希望は人事考課に考慮されな
い。このため、社員にとっては、自己の将来のキャリア
アップを考えて仕事を選択する機会に乏しく、また、募
集者にとっては、そのような意欲ある応募者を見つけ出
すことが困難であった。
【0005】また、従来は、各社員の能力が職歴や保有
資格等の記録として文字データにて管理されており、各
社員の能力やそのバランスを直感的に把握することが困
難であった。特に、社員数が多くなる程、会社全体や部
署全体の人的能力が足りているか否かを把握することが
困難であった。さらに従来は、上記のように各社員の現
状の能力のみが記録されていたので、将来的な人的能力
の過不足を予測することが困難であり、会社全体や部署
全体の将来的な人材計画を立案することが難しかった。
【0006】また、従来は、社員の人材管理と、人材教
育とが、相互に分離されていた。すなわち、上記のよう
に社員の保有している能力や、社内で不足している能力
を把握することが困難であったため、これら能力の状況
があまり考慮されることなく教育内容が決定されてい
た。したがって、充足している能力に関する講座等が多
数開設されている一方で、不足している能力に関する講
座等が少ない等の不均衡がある等、教育が非効率であっ
た。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、将来性を考慮した人材と業務とのマッチングを行う
ことができ、人材の能力の状態を容易に把握することが
でき、また、能力の状態に応じた最適な教育内容を決定
することのできる、人材管理情報処理装置、情報端末装
置、人材管理方法、および、記録媒体を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の人材管理情報処理装置は、人
材管理に関する情報を処理する人材管理情報処理装置で
あって、人材管理の対象者が習得することを希望する習
得希望スキルを特定する情報を格納する習得希望スキル
格納手段と、上記対象者が業務を行うことによって習得
することが可能な習得可能スキルを特定する情報を格納
する習得可能スキル格納手段と、上記習得希望スキル格
納手段に格納された情報にて特定される習得希望スキル
と、上記習得可能スキル格納手段に格納された情報にて
特定される習得可能スキルとを、相互に検索するスキル
検索処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】この装置によれば、習得希望スキルを特定
する情報と、習得可能スキルを特定する情報とが格納さ
れ、これら両スキルが相互に検索される。したがって、
単に現在保有しているスキルに関する情報のみならず、
将来的に保有する可能性のあるスキルに基づく検索を行
なうことができるので、対象者は、自己の将来のキャリ
アアップを考えて仕事を選択することができ、また、対
象者を募集する募集者は、キャリアアップの意欲ある応
募者を容易に見つけることができる。
【0010】また、請求項2に記載の人材管理情報処理
装置は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報
処理装置であって、対象者が保有する保有スキルを特定
する情報を格納する保有スキル格納手段と、業務を行う
対象者の募集に関する情報と、当該業務を行うために必
要な必要スキルとを格納する募集情報格納手段と、上記
募集に対する応募に関する情報を格納する応募情報格納
手段と、上記応募情報格納手段に格納された情報に基づ
いて、応募を行なった対象者の人数が所定数以下の業務
の必要スキルを取得し、この必要スキルに該当する保有
スキルを保有する対象者に関する情報を上記保有スキル
格納手段に格納された情報に基づいて呼び出して、当該
対象者に対する所定の通知を行う募集検索処理手段とを
備えたことを特徴とする。
【0011】この装置によれば、保有スキルを特定する
情報と、募集に関する情報と、必要スキルを特定する情
報と、応募に関する情報とが格納され、応募を行なった
対象者の人数が所定数以下の業務がある場合、この業務
の必要スキルに該当する保有スキルを保有する対象者に
所定の通知が行なわれる。したがって、募集に対する応
募が少ない場合には、業件に合致する対象者に自動的に
応募の打診を行なうことができるので、応募が促進さ
れ、人材活用が一層活発に行なわれる。
【0012】また、請求項3に記載の人材管理情報処理
装置は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報
処理装置であって、対象者の保有する保有スキルを特定
する情報を格納する保有スキル格納手段と、業務を行う
対象者の募集に関する情報と、当該業務を行うために必
要な必要スキルを特定する情報とを格納する募集情報格
納手段と、上記募集に対する応募の申し込みが対象者か
らあった場合に、当該募集に対応する必要スキルを上記
募集情報格納手段から呼び出すと共に、当該応募を行な
った対象者の保有スキルを上記保有スキル格納手段から
呼び出し、当該保有スキルが当該必要スキルを満たして
いる場合に、上記応募を受理するための所定の処理を行
なう応募処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】この装置によれば、保有スキルを特定する
情報と、募集に関する情報と、必要スキルを特定する情
報とが格納され、保有スキルが必要スキルを満たしてい
る場合に、応募が受理される。したがって、応募が行な
われた際のスキルチェックを自動的に行なうことがで
き、有効な応募のみを受理することができる。
【0014】また、請求項4に記載の人材管理情報処理
装置は、請求項3に記載の人材管理情報処理装置におい
て、上記応募処理手段は、上記保有スキルが上記必要ス
キルを満たしていない場合には、上記応募の申し込みを
行なった対象者からの補充情報が所定方法にて取得され
た場合にのみ、上記応募を受理するための所定の処理を
行なうことを特徴とする。
【0015】この装置によれば、保有スキルが必要スキ
ルを満たしていない場合には、対象者からの補充情報が
所定方法にて取得された場合にのみ、応募が受理され
る。したがって、対象者は、自己の保有スキルが必要ス
キルを満たしていない場合には、自己PRや不足スキル
の習得予定等を付加することによって補完することがで
き、スキルとして現れない各種の事情を考慮してもらう
機会を得ることができる。
【0016】また、請求項5に記載の人材管理情報処理
装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の人材管理
情報処理装置において、対象者の行なった業務の経歴に
関する情報を格納する業務経歴情報格納手段と、上記対
象者から取得された業務の経歴に関する情報を上記業務
経歴情報格納手段に登録すると共に、この登録前後の所
定のタイミングにおいて、当該対象者の保有スキルを登
録するための所定の処理を開始する業務経歴登録処理手
段とを特徴とする。
【0017】この装置によれば、業務の経歴に関する情
報を登録する前後の所定のタイミングにおいて、当該対
象者の保有スキルを登録するための所定の処理が開始さ
れる。このように業務経歴に関する登録と、保有スキル
に関する登録とを自動的に連動させることにより、業務
が終了してその経歴を登録する際に、保有スキルを併せ
て更新等してもらうように誘導することができ、保有ス
キルを正確にシステム側に蓄積しておくことができる。
【0018】また、請求項6に記載の人材管理情報処理
装置は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報
処理装置であって、所定の複数のスキルのうち、人材管
理の対象者が保有している保有スキルを特定する情報を
格納する保有スキル格納手段と、上記保有スキル格納手
段に格納された情報にて特定される保有スキルに基づい
て、上記複数のスキルと上記対象者の保有スキルとの相
対関係を示すデータを生成するスキルマップ処理手段と
を備えたことを特徴とする。
【0019】この装置によれば、複数のスキルと対象者
の保有スキルとの相対関係を示すデータが生成される。
したがって、このデータを用いて、複数のスキルと対象
者の保有スキルとの相対関係を図表等として表示させる
ことができ、部署単位や対象者単位で保有スキルの分散
傾向や保有割合を把握することができる。このため、各
部署や各対象者の能力やそのバランスを直感的に把握す
ることが容易になり、会社全体や部署全体の将来的な人
材計画を立案することが容易になる。
【0020】また、請求項7に記載の人材管理情報処理
装置は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報
処理装置であって、所定の複数のスキルのうち、人材管
理の対象者が保有している保有スキルを特定する情報を
格納する保有スキル格納手段、または、上記対象者が習
得することを希望する習得希望スキルを特定する情報を
格納する習得希望スキル格納手段の少なくとも一方と、
上記対象者が昇進するために必要となる昇進必要スキル
を特定する情報を格納する昇進必要スキル格納手段と、
上記保有スキル格納手段に格納された情報にて特定され
る保有スキルまたは上記習得希望スキル格納手段に格納
された情報にて特定される習得希望スキルの少なくとも
一方と、上記昇進必要スキル格納手段に格納された情報
にて特定される昇進必要スキルとに基づいて、上記昇進
必要スキルと上記対象者の保有スキルまたは習得希望ス
キルとの相対関係を示すデータを生成するスキルアップ
ライフプラン処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】この装置によれば、昇進必要スキルと、保
有スキルまたは習得希望スキルとの相対関係を示すデー
タが生成される。したがって、このデータを用いて、昇
進必要スキルと保有スキル、あるいは、昇進必要スキル
と習得希望スキルとの相対関係を図表等として表示させ
ることができる。このため各対象者は、自己が現在保有
しているスキルや自己が習得を希望しているスキルと、
昇進するために必要なスキルとの差異を把握することが
でき、必要に応じて、スキルアップの方向性を修正等す
ることができる。
【0022】また、請求項8に記載の人材管理情報処理
装置は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報
処理装置であって、人材管理の複数の対象者が習得する
ことを希望する習得希望スキルを特定する情報を格納す
る習得希望スキル格納手段、または、業務を行うために
必要となる必要スキルを特定する情報を格納する必要ス
キル格納手段の少なくとも一方と、上記習得希望スキル
格納手段に格納された情報にて特定される習得希望スキ
ル、または、上記必要スキル格納手段に格納された情報
にて特定される必要スキルの少なくとも一方に基づい
て、所定の複数のスキルのそれぞれの上記対象者に対す
る教育の必要性を示す教育必要度を算定する教育必要度
算定手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】この装置によれば、習得希望スキルを特定
する情報または必要スキルを特定する情報の少なくとも
一方が格納され、このうちの少なくとも一方に基づい
て、対象者に習得させるべきスキルの教育必要度が算定
される。したがって、教育必要度を参照することによ
り、対象者に教育すべきスキルの順序を決定することが
できるので、スキルの教育計画を適切に立案することが
できる。
【0024】また、請求項9に記載の人材管理情報処理
装置は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報
処理装置であって、所定の教育に対する対象者の受講実
績に関する情報を格納する教育実績格納手段と、上記対
象者からの受講申し込みがあった場合、上記教育実績格
納手段に格納された情報に基づいて、上記対象者の受講
可否を判断する教育実績処理手段とを備えたことを特徴
とする。
【0025】この装置によれば、対象者の受講実績に関
する情報が格納され、この情報に基づいて、対象者の受
講可否が判断される。したがって、受講実績の良否等に
応じて他の講座の受講を受けることができるかどうかが
決定されるので、受講実績を良好に維持しようとするイ
ンセンティブを対象者に与えることができる。
【0026】また、請求項10に記載の人材管理情報処
理装置は、請求項9に記載の人材管理情報処理装置にお
いて、上記受講実績に関する情報は、上記対象者が上記
教育を受講することに対する罰則の程度を特定する情報
を含み、上記教育実績処理手段は、上記対象者の受講に
関する所定の情報が所定のタイミングにおいて上記教育
実績格納手段に格納されていない場合には、当該対象者
に対する上記罰則の程度を増加させるように、上記罰則
の程度を特定する情報を更新し、上記教育実績格納手段
に格納された情報によって特定される罰則の程度が所定
の程度以下の場合にのみ、当該対象者の受講が可能であ
ると判断することを特徴とする。
【0027】この装置によれば、対象者の受講に関する
所定の情報の格納の有無がない場合には、罰則が増加し
て受講が不可能になるため、受講に関する所定の情報を
適切に登録しようとするインセンティブを対象者に与え
ることができる。
【0028】また、本発明は情報端末装置に関するもの
であり、請求項11に記載の情報端末装置は、人材管理
に関する情報を処理する人材管理情報処理装置にネット
ワークを介して通信可能に接続された情報端末装置であ
って、人材管理の対象者が習得することを希望する習得
希望スキルを特定するための情報、または、対象者が業
務を行うことによって習得することが可能な習得可能ス
キルを特定するための情報を入力する入力インターフェ
ースと、上記入力インターフェースを介して入力された
習得希望スキルを特定するための情報または習得可能ス
キルを特定するための情報を上記人材管理情報処理装置
に送信すると共に、これら習得希望スキルと習得可能ス
キルとの相互の検索結果を上記人材管理情報処理装置か
ら受信する通信手段と、上記通信手段にて受信された検
索結果を出力する出力インターフェースとを備えたこと
を特徴とする。
【0029】この装置によれば、習得希望スキルを特定
するための情報または習得可能スキルを特定するための
情報を入力インターフェースを介して入力し、習得希望
スキルと習得可能スキルとの相互の検索結果を通信手段
を介して人材管理情報処理装置から受信し、受信された
検索結果を出力インターフェースを介して出力すること
ができる。したがって、習得希望スキルと習得可能スキ
ルとの相互検索を人材管理情報処理装置に行なわせてそ
の結果を閲覧等することができ、単に現在保有している
スキルに関する情報のみならず、将来的に保有する可能
性のあるスキルに基づく検索を行なうことができるの
で、対象者は、自己の将来のキャリアアップを考えて仕
事を選択することができ、また、対象者を募集する募集
者は、キャリアアップの意欲ある応募者を容易に見つけ
ることができる。
【0030】また、請求項12に記載の情報端末装置
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報処理
装置にネットワークを介して通信可能に接続された情報
端末装置であって、所定の複数のスキルと人材管理の対
象者が保有している保有スキルとの相対関係を示すデー
タを上記人材管理情報処理装置から受信する通信手段
と、上記通信手段にて受信されたデータに基づいて、上
記複数のスキルと上記保有スキルとの相対関係を示す出
力内容を出力する出力インターフェースとを備えたこと
を特徴とする。
【0031】この装置によれば、複数のスキルと保有ス
キルとの相対関係を示すデータを通信手段を介して人材
管理情報処理装置から受信し、複数のスキルと保有スキ
ルとの相対関係を示す出力内容を出力インターフェース
を介して出力することができる。したがって、この出力
を参照することによって、部署単位や対象者単位で保有
スキルの分散傾向や保有割合を把握することができる。
このため、各部署や各対象者の能力やそのバランスを直
感的に把握することが容易になり、会社全体や部署全体
の将来的な人材計画を立案することが容易になる。
【0032】また、請求項13に記載の情報端末装置
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理情報処理
装置にネットワークを介して通信可能に接続された情報
端末装置であって、人材管理の対象者が昇進するために
必要となる昇進必要スキルと、上記対象者が保有してい
る保有スキルまたは上記対象者が習得することを希望す
る習得希望スキルとの相対関係を示すデータを上記人材
管理情報処理装置から受信する通信手段と、上記通信手
段にて受信されたデータに基づいて、上記昇進必要スキ
ルと上記保有スキルまたは上記習得希望スキルとの相対
関係を示す出力内容を出力する出力インターフェースと
を備えたことを特徴とする。
【0033】この装置によれば、昇進必要スキルと、保
有スキルまたは習得希望スキルとの相対関係を示すデー
タを通信手段を介して人材管理情報処理装置から受信
し、昇進必要スキルと保有スキルまたは習得希望スキル
との相対関係を示す出力内容を出力インターフェースを
介して出力することができるので、各対象者は、自己が
現在保有しているスキルや自己が習得を希望しているス
キルと、昇進するために必要なスキルとの差異を把握す
ることができ、必要に応じて、スキルアップの方向性を
修正等することができる。
【0034】また、本発明は人材管理方法に関するもの
であり、請求項14に記載の人材管理方法は、人材管理
に関する情報を処理する人材管理方法であって、人材管
理の対象者が習得することを希望する習得希望スキルを
特定する情報を所定の人材管理情報処理装置に格納する
習得希望スキル格納手順と、上記対象者が業務を行うこ
とによって習得することが可能な習得可能スキルを特定
する情報を上記人材管理情報処理装置に格納する習得可
能スキル格納手順と、上記習得希望スキル格納手順にお
いて格納された情報にて特定される習得希望スキルと、
上記習得可能スキル格納手順において格納された情報に
て特定される習得可能スキルとを、相互に検索するスキ
ル検索処理手順とを備えたことを特徴とする。
【0035】この方法によれば、習得希望スキルを特定
する情報と、習得可能スキルを特定する情報とが格納さ
れ、これら両スキルが相互に検索される。したがって、
単に現在保有しているスキルに関する情報のみならず、
将来的に保有する可能性のあるスキルに基づく検索を行
なうことができるので、対象者は、自己の将来のキャリ
アアップを考えて仕事を選択することができ、また、対
象者を募集する募集者は、キャリアアップの意欲ある応
募者を容易に見つけることができる。
【0036】また、請求項15に記載の人材管理方法
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理方法であ
って、対象者が保有する保有スキルを特定する情報を所
定の人材管理情報処理装置に格納する保有スキル格納手
順と、業務を行う対象者の募集に関する情報と、当該業
務を行うために必要な必要スキルとを上記人材管理情報
処理装置に格納する募集情報格納手順と、上記募集に対
する応募に関する情報を上記人材管理情報処理装置に格
納する応募情報格納手順と、上記応募情報格納手順にお
いて格納された情報に基づいて、応募を行なった対象者
の人数が所定数以下の業務の必要スキルを取得し、この
必要スキルに該当する保有スキルを保有する対象者に関
する情報を上記保有スキル格納手順において格納された
情報に基づいて呼び出して、当該対象者に対する所定の
通知を行う募集検索処理手順とを備えたことを特徴とす
る。
【0037】この方法によれば、保有スキルを特定する
情報と、募集に関する情報と、必要スキルを特定する情
報と、応募に関する情報とが格納され、応募を行なった
対象者の人数が所定数以下の業務がある場合、この業務
の必要スキルに該当する保有スキルを保有する対象者に
所定の通知が行なわれる。したがって、募集に対する応
募が少ない場合には、業件に合致する対象者に自動的に
応募の打診を行なうことができるので、応募が促進さ
れ、人材活用が一層活発に行なわれる。
【0038】また、請求項16に記載の人材管理方法
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理方法であ
って、対象者の保有する保有スキルを特定する情報を所
定の人材管理情報処理装置に格納する保有スキル格納手
順と、業務を行う対象者の募集に関する情報と、当該業
務を行うために必要な必要スキルを特定する情報とを上
記人材管理情報処理装置に格納する募集情報格納手順
と、上記募集に対する応募の申し込みが対象者からあっ
た場合に、当該募集に対応する必要スキルを上記募集情
報格納手順において格納された情報から呼び出すと共
に、当該応募を行なった対象者の保有スキルを上記保有
スキル格納手順において格納された情報から呼び出し、
当該保有スキルが当該必要スキルを満たしている場合
に、上記応募を受理するための所定の処理を行なう応募
処理手順とを備えたことを特徴とする。
【0039】この方法によれば、保有スキルを特定する
情報と、募集に関する情報と、必要スキルを特定する情
報とが格納され、保有スキルが必要スキルを満たしてい
る場合に、応募が受理される。したがって、応募が行な
われた際のスキルチェックを自動的に行なうことがで
き、有効な応募のみを受理することができる。
【0040】また、請求項17に記載の人材管理方法
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理方法であ
って、所定の複数のスキルのうち、人材管理の対象者が
保有している保有スキルを特定する情報を所定の人材管
理情報処理装置に格納する保有スキル格納手順と、上記
保有スキル格納手順において格納された情報にて特定さ
れる保有スキルに基づいて、上記複数のスキルと上記対
象者の保有スキルとの相対関係を示すデータを生成する
スキルマップ処理手順とを備えたことを特徴とする。
【0041】この方法によれば、複数のスキルと対象者
の保有スキルとの相対関係を示すデータが生成される。
したがって、このデータを用いて、複数のスキルと対象
者の保有スキルとの相対関係を図表等として表示させる
ことができ、部署単位や対象者単位で保有スキルの分散
傾向や保有割合を把握することができる。このため、各
部署や各対象者の能力やそのバランスを直感的に把握す
ることが容易になり、会社全体や部署全体の将来的な人
材計画を立案することが容易になる。
【0042】また、請求項18に記載の人材管理方法
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理方法であ
って、所定の複数のスキルのうち、人材管理の対象者が
保有している保有スキルを特定する情報を所定の人材管
理情報処理装置に格納する保有スキル格納手順、また
は、上記対象者が習得することを希望する習得希望スキ
ルを特定する情報を上記人材管理情報処理装置に格納す
る習得希望スキル格納手順の少なくとも一方と、上記対
象者が昇進するために必要となる昇進必要スキルを特定
する情報を上記人材管理情報処理装置に格納する昇進必
要スキル格納手順と、上記保有スキル格納手順において
格納された情報にて特定される保有スキルまたは上記習
得希望スキル格納手順において格納された情報にて特定
される習得希望スキルの少なくとも一方と、上記昇進必
要スキル格納手順において格納された情報にて特定され
る昇進必要スキルとに基づいて、上記昇進必要スキルと
上記対象者の保有スキルまたは習得希望スキルとの相対
関係を示すデータを生成するスキルアップライフプラン
処理手順とを備えたことを特徴とする。
【0043】この方法によれば、昇進必要スキルと、保
有スキルまたは習得希望スキルとの相対関係を示すデー
タが生成される。したがって、このデータを用いて、昇
進必要スキルと保有スキル、あるいは、昇進必要スキル
と習得希望スキルとの相対関係を図表等として表示させ
ることができる。このため各対象者は、自己が現在保有
しているスキルや自己が習得を希望しているスキルと、
昇進するために必要なスキルとの差異を把握することが
でき、必要に応じて、スキルアップの方向性を修正等す
ることができる。
【0044】また、請求項19に記載の人材管理方法
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理方法であ
って、人材管理の複数の対象者が習得することを希望す
る習得希望スキルを特定する情報を所定の人材管理情報
処理装置に格納する習得希望スキル格納手順、または、
業務を行うために必要となる必要スキルを特定する情報
を上記人材管理情報処理装置に格納する必要スキル格納
手順の少なくとも一方と、上記習得希望スキル格納手順
において格納された情報にて特定される習得希望スキ
ル、または、上記必要スキル格納手順において格納され
た情報にて特定される必要スキルの少なくとも一方に基
づいて、所定の複数のスキルのそれぞれの上記対象者に
対する教育の必要性を示す教育必要度を算定する教育必
要度算定手段とを備えたことを特徴とする。
【0045】この方法によれば、習得希望スキルを特定
する情報または必要スキルを特定する情報の少なくとも
一方が格納され、このうちの少なくとも一方に基づい
て、対象者に習得させるべきスキルの教育必要度が算定
される。したがって、教育必要度を参照することによ
り、対象者に教育すべきスキルの順序を決定することが
できるので、スキルの教育計画を適切に立案することが
できる。
【0046】また、請求項20に記載の人材管理方法
は、人材管理に関する情報を処理する人材管理方法であ
って、所定の教育に対する対象者の受講実績に関する情
報を所定の人材管理情報処理装置に格納する教育実績格
納手順と、上記対象者からの受講申し込みがあった場
合、上記教育実績格納手順において格納された情報に基
づいて、上記対象者の受講可否を判断する教育実績処理
手順とを備えたことを特徴とする。
【0047】この方法によれば、対象者の受講実績に関
する情報が格納され、この情報に基づいて、対象者の受
講可否が判断される。したがって、受講実績の良否等に
応じて他の講座の受講を受けることができるかどうかが
決定されるので、受講実績を良好に維持しようとするイ
ンセンティブを対象者に与えることができる。
【0048】また、本発明は記録媒体に関するものであ
り、請求項21に記載の記録媒体は、請求項14〜19
のいずれか一つに記載された人材管理方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴
とする。
【0049】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせて実行
することによって、請求項14〜19のいずれか一つに
記載された人材管理方法をコンピュータを利用して実現
することができ、これら各方法と同様の効果を得ること
ができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる人材管理
情報処理装置、情報端末装置、人材管理方法、および、
記録媒体の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0051】(全体の概要)以下、人材管理の概要につ
いて説明し、その後、システムの構成および処理等につ
いて詳細に説明する。図1はシステムの全体構成を示す
ブロック図である。なお、以下の説明においては、一般
企業の社員のうち、特に技術者を人材管理の対象者とし
た例について説明する。そして、必要に応じて、人材募
集への応募を行う技術者を応募者、人材の募集を行う各
部署の管理職や人材担当者等の社員を募集者、本システ
ムの運営管理や社員教育の立案等を行う人事部の社員を
管理者と称する。
【0052】本システムは、概略的に、人材管理に関す
る情報を処理する人材管理情報処理装置であるサーバ装
置1と、技術者、募集者、あるいは、管理者が使用する
情報端末装置であるクライアント装置30とを、LAN
およびインターネットにて構成されるイントラネット4
0を介して通信可能に接続して構成されている。
【0053】このシステムにおいて、技術者は、自己の
保有しているスキル(保有スキル)を特定する情報をサ
ーバ装置1に登録する。また、募集者は、必要としてい
る人材のスキル(必要スキル)を特定する情報をサーバ
装置1に登録する。そして、これらのスキルは、所定の
タイミングで相互に検索され、その結果が技術者や募集
者に出力される。また、サーバ装置1には、技術者が受
けることのできる教育内容に関する情報が格納されてお
り、技術者は、所定のタイミングで、その教育内容の検
索や閲覧等を行うことができる。
【0054】ここで、本システムは、概略的に、以下の
基本的特徴を有する。まず、技術者は、自己が習得する
ことを希望するスキル(習得希望スキル)を特定する情
報についても、サーバ装置1に登録することができる。
また、募集者は、各業務を行うことによって習得するこ
とが可能なスキル(習得可能スキル)を特定する情報に
ついても、サーバ装置1に登録することができる。そし
て、これらのスキルが、所定のタイミングで相互に検索
され、その結果が技術者や募集者に出力される。また、
さらに管理者は、技術者が昇進や昇給するために必要な
スキル(昇進必要スキル)をサーバ装置1に登録するこ
とができる。
【0055】また、このようなスキルの相対関係を示す
データが、サーバ装置1において、技術者単位で、ある
いは、各部署等の任意の単位で生成される。そして、技
術者や募集者は、この相対関係を表すレーダーチャート
を閲覧等することができる。
【0056】また、このようなスキルに関する情報に基
づいて、技術者が要望しているスキルや、各業務におい
て必要とされているスキルがサーバ装置1において選定
されるので、管理者は、このスキルを参照することによ
って、最適な教育内容を立案・設定することができる。
【0057】(システム構成)以下、本システムの構成
について説明する。まず、サーバ装置1の構成について
説明する。図2は、このサーバ装置1の構成を示すブロ
ック図である。この図2に示すように、サーバ装置1
は、概略的に、社員DB(DB=データベース)2、募
集情報DB3、応募情報DB4、業務経歴情報DB5、
スキル情報DB6、教育実績DB7、教育コースDB
8、WebDB9、メニュー処理部10、アクセス制御
処理部11、募集登録処理部12、募集検索処理部1
3、応募処理部14、業務経歴登録処理部15、業務経
歴検索処理部16、スキル登録処理部17、スキル検索
処理部18、スキルマップ処理部19、スキルアップラ
イフプラン処理部20、教育実績処理部21、教育コー
ス登録処理部22、教育コース検索処理部23、通信制
御IF24を備えて構成されており、これら各部は任意
の通信路を介して通信可能に接続されている。さらに、
このサーバ装置1は、ルータ等の図示しない通信装置お
よび専用線を介して、イントラネット40に通信可能に
接続されている。
【0058】これらサーバ装置1の各構成要素のうち、
社員DB2は、社員に関する情報を格納する社員情報格
納手段である。具体的には、社員DB2には、各社員を
一意に識別するための社員番号、各社員が正当な者であ
るか否かの認証を行うためのパスワード、各社員の氏
名、各社員の所属する部署名、各社員の電子メールアド
レス、各社員の役職、各社員が最後に昇進した日付け、
および、各社員の上長の社員番号、が相互に関連付けて
格納されている。
【0059】また、募集情報DB3は、人材募集に関す
る情報を格納する募集情報格納手段であり、かつ、各技
術者が業務を行うことによって習得することが可能な習
得可能スキルを特定する情報を格納する習得可能スキル
格納手段である。具体的には、募集情報DB3には、各
募集案件を一意に識別するための募集ID、業務名称、
当該募集を担当している募集者の社員番号、募集を行な
っている部署の名称、勤務地、募集人数、業務の内容、
業務期間、募集期間、必要スキル、習得可能スキル、お
よび、各募集に対する現在までの応募者数の累計、が相
互に関連付けて格納されている。
【0060】また、応募情報DB4は、募集に対する応
募者からの応募に関する情報を格納する応募情報格納手
段である。具体的には、応募情報DB4には、応募の対
象となる募集の募集ID、応募者を一意に識別するため
の情報、当該応募者が現在行なっている業務の終了時
期、応募理由、補充情報としての自己PR、が相互に関
連付けて格納されている。ここで、応募者を一意に識別
するための情報として、本実施の形態では社員番号を用
いる。
【0061】また、業務経歴情報DB5は、各技術者の
業務経歴に関する情報を格納する業務経歴情報格納手段
である。具体的には、業務経歴情報DB5には、技術者
の社員番号、当該技術者が現在まで行なった業務の業務
名称、各業務を行なった期間、および、各業務の具体的
な内容、が相互に関連付けて格納されている。
【0062】また、スキル情報DB6は、各技術者が修
得することを希望する習得希望スキルを特定する情報を
格納する習得希望スキル格納手段であり、かつ、各技術
者が保有する保有スキルを特定する情報を格納する保有
スキル格納手段である。具体的には、スキル情報DB6
には、各技術者の社員番号、各技術者の保有スキルまた
は習得希望スキルを特定する情報、および、各スキルの
最終更新日時、が相互に関連付けて格納されている。こ
こで、各スキルを特定する情報としては、そのスキルの
名称、および、各スキルがレベル分けされている場合に
はそのレベルを用いている。
【0063】また、スキル情報DB6は、各技術者が昇
進するために必要となる昇進必要スキルを特定する情報
を格納する昇進必要スキル格納手段である。具体的に
は、スキル情報DB6には、各技術者が昇進や昇給する
ための昇進必要スキルを特定するための情報が、各昇進
内容に関連付けて格納されている。ここで、昇進必要ス
キルを特定する情報としては、そのスキルの名称、およ
び、各スキルがレベル分けされている場合にはそのレベ
ルを用いている。また、各昇進内容としては、課長、主
任、チームリーダの如き役職名を用いている。
【0064】また、教育実績DB7は、各技術者の各教
育の参加履歴や参加状況を特定する情報を格納する教育
実績格納手段である。具体的には、教育実績DB7に
は、各技術者の社員番号、各技術者が過去に受講した講
座またはこれから受講する講座を特定する情報、これら
講座の受講期間、受講成績、受講キャンセル時のキャン
セル理由、および、各技術者に対する罰則の程度を示す
情報であるペナルティの累計数、が相互に関連付けて格
納されている。ここで、講座を特定する情報としては、
各講座を一意に識別するための講座IDを用いている。
【0065】また、教育コースDB8は、技術者が受講
することのできる講座に関する情報を格納する教育情報
格納手段である。具体的には、教育コースDB8には、
各講座の講座ID、各講座の講座名、各講座の内容、受
講期間、各講座を受講することによって習得することが
できる取得可能スキル、および、受講の要件を特定する
ための情報、が相互に関連付けて格納されている。な
お、受講の要件の具体的内容は任意であるが、ここで
は、ペナルティの累計数が所定数以下であることを条件
としている。
【0066】また、WebDB9には、クライアント装
置30に対して送信するための各種のWebデータが記
録されている。このWebデータとしては、後述する初
期メニュー画面やスキル登録画面を表示するためのデー
タ等があり、これらデータは、例えば、HTMLやXM
Lにて記述されたテキスト・ファイルとして形成されて
いる。
【0067】また、メニュー処理部10は、社員が本シ
ステムを利用する際のメニュー表示に関する処理を行う
メニュー処理手段である。アクセス制御処理部11は、
社員が本システムを利用する際の認証処理を行うアクセ
ス制御処理手段である。募集登録処理部12は、募集者
が募集情報を登録する際の処理を行う募集登録処理手段
である。募集検索処理部13は、募集情報に対する検索
処理等を行う募集検索処理手段である。また、応募処理
部14は、応募者が募集に対して応募する際の処理を行
う応募処理手段である。業務経歴登録処理部15は、技
術者が自己の業務経歴を登録する際の処理を行う業務経
歴登録処理手段である。業務経歴検索処理部16は、業
務経歴に対する検索処理を行う業務経歴検索処理手段で
ある。スキル登録処理部17は、技術者が自己の保有ス
キルまたは習得希望スキルを登録する際の処理を行うス
キル登録処理手段である。スキル検索処理部18は、各
スキルに対する検索処理を行うスキル検索処理手段であ
る。
【0068】また、スキルマップ処理部19は、スキル
情報DB6に格納された情報に基づいて、各技術者の保
有スキルの保有状態を示すデータを作成するスキルマッ
プ処理手段である。スキルアップライフプラン処理部2
0は、スキル情報DB6に格納された情報に基づいて、
昇進必要スキルに対する各技術者の保有スキルおよび習
得可能スキルの状態を示すデータを作成するスキルアッ
プライフプラン処理手段である。教育実績処理部21
は、講座の申し込み、受講実績の登録、および、受講実
績の検索に関する処理を行う教育実績処理手段である。
教育コース登録処理部22は、技術者の教育のための各
種講座の登録を行うと共に、各スキルに基づいて技術者
に習得させるべきスキルの順序を決定するスキル順序決
定手段である。そして、教育コース検索処理部23は、
講座に対する検索処理を行う。なお、これら各処理部に
よって行なわれる処理の詳細については、後述する。ま
た、図2において、通信制御IF24は、サーバ装置1
とインターネット(またはルータ等の通信装置)との間
における通信制御を行う。
【0069】(システム構成−クライアント装置30)
次に、クライアント装置30の構成について説明する。
図3はクライアント装置30の構成を示すブロック図で
ある。この図3に示すように、クライアント装置30
は、概略的には、制御部31、ROM32、RAM3
3、HD34、入力装置35、出力装置36、入出力制
御IF37、および、通信制御IF38を備えて構成さ
れており、これら各部がバスを介してデータ通信可能に
接続されている。
【0070】このクライアント装置30の制御部31
は、Webブラウザ31aおよび電子メーラ31bを備
えて構成されている。このうち、Webブラウザ31a
は、基本的には、Webデータを解釈して、後述するモ
ニタ36に表示させる表示制御(ブラウズ処理)を行う
ものである。また、電子メーラ31bは、所定の通信規
約(例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protoco
l))に従って、電子メールの送受信を行う。
【0071】また、入力装置35としては、キーボー
ド、マウス、および、マイク等を用いることができる。
また、後述するモニタ36も、マウスと協働してポイン
ティングディバイス機能を実現する。この入力装置35
は、各スキルを特定するための情報を入力するための入
力インターフェースを構成する。また、出力装置36と
しては、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカ
を用いることができる(なお、以下においては出力装置
36をモニタ36として記載する)。この出力装置36
は、通信制御IF38を介して受信された各種の情報お
よびデータを出力する出力インターフェースを構成す
る。
【0072】また、通信制御IF38は、クライアント
装置30とインターネット(またはルータ等の通信装
置)との間における通信制御を行う。この通信制御IF
38は、各スキルを特定するための情報をサーバ装置1
に送信し、サーバ装置1から送信された各種の情報およ
びデータを受信する通信手段を構成する。
【0073】このように構成されたクライアント装置3
0は、モデム、TA、ルータ等の通信装置と電話回線を
介して、あるいは、専用線を介して、イントラネット4
0に接続されており、所定の通信規約(ここでは、TC
P/IP)に従ってサーバ装置1にアクセスすることが
できる。
【0074】(人材管理処理)次に、このように構成さ
れた本システムを用いて行なわれる本方法としての人材
管理処理の詳細について説明する。なお、この処理にお
いて、社員DB2には、上述の社員に関する各種の情報
が予め格納されているものとする。本処理の開始タイミ
ングは、特記する場合を除いて任意であるが、本実施の
形態においては、クライアント装置30のモニタ36に
表示される初期メニュー画面を起点として行われるもの
とする。
【0075】具体的には、社員が、クライアント装置3
0のWebブラウザ31aを起動し、このWebブラウ
ザ31aの所定の入力欄に、本システムの初期メニュー
画面に対応する所定のURLを入力する。そして、画面
更新を指示すると、Webブラウザ31aは、サーバ装
置1に対する初期メニュー画面の送信要求を行う。一
方、サーバ装置1は、クライアント装置30からの各種
要求の有無を監視しており、要求を受けると、その内容
を解析し、その結果に応じて当該サーバ装置1内の各処
理部に処理を移す。
【0076】(メニュー処理、アクセス制御処理)ここ
で、クライアント装置30からの要求が初期メニュー画
面の要求である場合、メニュー処理部10によるメニュ
ー処理が開始される。この処理のフローチャートを図4
に示す。この処理において、メニュー処理部10は、ま
ず、当該要求を送信した社員が本システムに既にログイ
ンしているか否かを公知の方法にて判断し(ステップS
A−1)、ログインしていないと判断された場合には、
アクセス制御処理部11によるアクセス制御処理を指示
する(ステップSA−2)。
【0077】このアクセス制御処理部11は、図示しな
いログオン用画面をモニタ36に表示させ、この画面に
社員が自己の社員番号およびパスワードを入力して送信
すると、これら送信された情報と、社員DB2に格納さ
れた情報とを比較することにより、社員の認証を行う。
そして、認証がOKの場合にのみ、ログインを許可す
る。
【0078】このようにログインが許可された場合、あ
るいは、ステップSA−1においてログインしていると
判断された場合、メニュー処理部10は、初期メニュー
画面のWebデータをWebDB9から呼び出してクラ
イアント装置30に送信する。このWebデータはWe
bブラウザ31aにて解釈され、その結果、モニタ36
に初期メニュー画面が表示される(ステップSA−3。
以下、後述する各種画面の表示において、Webデータ
の呼び出しから表示までの基本的処理は同様であり、こ
の説明を省略する)。
【0079】この初期メニュー画面には、募集の登録や
編集、募集の検索、応募、業務履歴の登録や編集、業務
履歴の検索、スキルの登録や編集、スキルの検索、スキ
ルマップの表示、スキルアップライフプランの表示、教
育実績の登録や編集、教育コースの登録や編集、また
は、教育コースの検索を選択するためのそれぞれのメニ
ューが表示されている。そして、社員が任意のメニュー
を入力装置35を介してクリック等にて選択することに
より、各メニューに応じた処理が開始される(ステップ
SA−5〜SA−16)。以下、各処理が選択された場
合について、順次説明する。
【0080】(募集登録処理)初期メニュー画面におい
て、募集者が募集の登録処理を選択した場合には、募集
登録処理部12による募集登録処理(ステップSA−
5)が開始される。この処理のフローチャートを図5に
示す。この処理において募集登録処理部12は、まず、
募集登録画面のWebデータをWebDB9から呼び出
してクライアント装置30に送信する(ステップSB−
1)。この結果、募集登録画面がモニタ36に表示され
る。この画面は、募集を行う業務に関する情報を入力す
るための画面であり、図18に示すように、各情報を入
力するための入力欄MA−1、MA−2と、登録を指示
するための登録ボタンMA−3とを含んで構成されてい
る。
【0081】この画面構成は任意であるが、ここでは、
スキルの入力欄MA−2がドロップダウンリストとして
構成されており、所定の複数のスキルから任意のスキル
を選択することができる。また、このドロップダウンリ
ストの近傍にはチェックボックスMA−4が設けられて
おり、このチェックを行うことによって、各スキルが必
要スキルか習得可能スキルかを指定することができる。
そして、募集者が必要な情報を入力した後に、登録ボタ
ンMA−3を選択すると、入力された情報がサーバ装置
1に送信される(ステップSB−2、SB−3)。この
情報は、募集登録処理部12によって募集情報DB3に
登録される。また、この時、募集登録処理部12は募集
IDを任意の方法で発行し、上記送信された情報と共に
募集情報DB3に登録する。
【0082】その後、このように入力された情報は、募
集登録処理部12からスキル検索処理部18へ受け渡さ
れ、スキル検索が行なわれる(ステップSB−4)。こ
こでは、習得希望スキルに基づく検索と、保有スキルに
基づく検索とを順次行う。具体的には、まず、募集登録
画面において入力された習得可能スキルに合致する習得
希望スキルを登録している技術者を検索する。この処理
の詳細については、後述するスキル検索処理において説
明するが、ここでスキル検索処理部18は、該当する技
術者が存在する場合には、当該技術者の社員番号をスキ
ル情報DB6から呼び出して、募集登録処理部12へ受
け渡す。
【0083】そして、募集登録処理部12は、この社員
番号に基づいて社員DB2を参照することにより、この
技術者の電子メールアドレスを取得し、この電子メール
アドレスを宛先とする電子メールを自動生成して送信す
る(ステップSB−5)。この電子メールは、当該処理
において登録された募集の内容等を通知するための電子
メールであり、この電子メールによって、スキルアップ
を希望する技術者に対して、当該業務が登録された旨を
迅速に知らせることができる。
【0084】次に、募集者は、既に必要スキルを保有し
ている技術者に対する検索を行うか否かを選択する(ス
テップSB−6)。この選択は、図18の募集登録画面
において行うようにしてもよく、あるいは、スキルの習
得を希望している技術者に対する検索結果を見た後で、
この選択を行うための画面をモニタ36に表示すること
等により行うようにしてもよい。この検索を行うことが
選択された場合、まず、募集登録画面において入力され
た必要スキルに合致する保有スキルを登録している技術
者を検索する(ステップSB−7)。この処理の詳細に
ついては、後述するスキル検索処理において説明する
が、ここでスキル検索処理部18は、該当する技術者が
存在する場合には、上記の場合と同様に、当該技術者に
電子メールを送信する(ステップSB−8)。この電子
メールにより、必要スキルを保有する技術者に対して、
当該業務が登録された旨を迅速に知らせることができ
る。
【0085】また、この際、当該技術者の上長の社員番
号を社員DB2から呼び出すと共に、この社員番号に基
づいて当該上長の電子メールアドレスを社員DB2から
呼び出し、当該電子メールアドレスを宛先とする電子メ
ールを自動生成して送信する(ステップSB−9)。こ
の電子メールにより、当該上長に対して、当該上長の指
揮・監督下に属する技術者の保有スキルに合致する業務
が登録された旨を知らせて、転属の許可等を促すことが
できる。これにて募集登録処理が終了する。
【0086】(募集検索処理)次に、社員が初期メニュ
ー画面において募集の検索処理を選択した場合には、募
集検索処理部13による募集検索処理(図4のステップ
SA−6)が開始される。この処理のフローチャートを
図6に示す。この処理において募集検索処理部13は、
まず、募集検索の目的を選択するための募集検索メニュ
ー画面のWebデータをWebDB9から呼び出してク
ライアント装置30に送信する(ステップSC−1)。
この結果、募集検索メニュー画面がモニタ36に表示さ
れる。ここで、募集検索の目的は、技術者が自己の保有
スキルに合致する募集を検索する場合、社員が全ての募
集を対象として任意条件で検索を行う場合、管理者が募
集の棚卸を行う場合、および、管理者が募集促進を行う
場合に大別される。
【0087】まず、技術者が、募集検索メニュー画面に
おいて、自己の保有スキルに合致する募集を検索するこ
とを選択した場合(ステップSC−2)、募集検索処理
部13は、当該検索を指示した技術者の保有スキルをス
キル情報DB6から呼び出し(ステップSC−3)、こ
の保有スキルをキーとして、募集情報DB3に格納され
た募集の検索を行う(ステップSC−4)。この検索に
おいては、保有スキルに合致する必要スキルが登録され
ている募集の概要情報を呼び出す。そして、この概要情
報を表示する概要表示画面のWebデータを動的生成
し、このWebデータをクライアント装置30に送信す
る(ステップSC−5)。この結果、概要情報がモニタ
36に表示される。ここで、概要情報としては、例え
ば、各業務の業務名のみが表示される。なお、Webデ
ータの動的生成は、例えば、CGI(Common Gateway In
terface)を用いて行うことができる(以下、Webデー
タの動的生成に関して同じ)。
【0088】その後、技術者が再検索を所定方法にて指
示した場合や、社員が募集検索メニュー画面において全
ての募集を対象とする検索を選択した場合、募集検索処
理部13は、検索条件を入力するための検索用画面のW
ebデータをWebDB9から呼び出してクライアント
装置30に送信する(ステップSC−6、SC−7)。
この結果、検索用画面がモニタ36に表示される。そし
て、技術者等が、業務の名称、勤務地、必要スキル、取
得可能スキル等の任意の条件を入力して所定方法で検索
を指示すると、募集検索処理部13は、これら検索条件
をキーとして、募集情報DB3に対する検索を行う(ス
テップSC−4)。そして、この検索結果を含んだ概要
表示画面が上記と同様にモニタ36に表示される(ステ
ップSC−5)。
【0089】このように表示された業務名の中から、社
員が興味のある業務名をクリック等にて選択すると、募
集検索処理部13は、当該業務名に対応する業務の詳細
情報を募集情報DB3から呼び出し、この詳細情報を表
示する詳細表示画面のWebデータを生成してクライア
ント装置30に送信する(ステップSC−6、SC−
8)。この結果、詳細情報がモニタ36に表示される。
ここで、詳細情報としては、例えば、募集情報DB3に
格納されている全ての情報が表示される。
【0090】この画面には、上記ステップSC−6に戻
って業務の再選択を行うための指示ボタンが設けられて
おり、社員は、この再選択を繰り返すことにより、各業
務の詳細情報を順次閲覧することができる。また、この
画面には、募集情報の編集を行うために上述の募集登録
処理の開始を指示するための指示ボタンが設けられてお
り、募集者は、上記募集登録処理の手順に従って、自己
の登録した募集情報を編集することができる(ステップ
SC−9、SC−10)。また、上記画面には、詳細を
表示した業務への応募を行うために応募処理の開始を指
示する指示ボタンが設けられており、応募者は、この指
示ボタンを選択することにより、後述する応募処理の手
順に従って、興味のある業務に応募することができる
(ステップSC−9、SC−11)。
【0091】次に、管理者が募集検索メニュー画面にお
いて募集の棚卸を選択した場合について説明する。この
場合、募集検索処理部13は、募集情報DB3に格納さ
れている全ての募集の募集期間を呼び出し、この募集期
間と、任意に取得した現在日時とを比較することによ
り、募集期間を過ぎた募集があるか否かを判断する(ス
テップSC−12)。そして、このような募集がある場
合には、当該募集に対応する社員番号を募集情報DB3
から呼び出し、この社員番号に基づいて社員DB2を参
照することにより、当該社員を識別するための情報、例
えば、当該社員の氏名、部署名、および、電子メールア
ドレスを呼び出す。そして、これら社員の情報を表示す
るための画面のWebデータを生成してクライアント装
置30に送信する(ステップSC−13)。この結果、
社員の情報がモニタ36に表示される。
【0092】そして、管理者は、この社員に任意の方法
にて連絡を取り、当該募集を削除するか、当該募集の募
集期間を延長するかを問い合わせる。ここで、上記社員
の情報を表示する画面には、当該募集の削除を指示する
ための指示ボタンが表示されており、当該募集を削除す
る場合、管理者がこの指示ボタンをクリック等にて選択
すると、募集検索処理部13は、当該募集に関する情報
を募集情報DB3から削除する(ステップSC−14、
SC−15)。また、上記社員の情報を表示する画面に
は、当該募集の編集を行うために上述の募集登録処理の
開始を指示するための指示ボタンが設けられており、当
該募集の募集期間を延長する場合、管理者はこの指示ボ
タンを選択することにより、上記募集登録処理の手順に
従って、募集期間の延長を行うことができる(ステップ
SC−16)。
【0093】次に、管理者が募集検索メニュー画面にお
いて募集促進を選択した場合について説明する。この場
合、募集検索処理部13は、その時点において応募が行
なわれていない募集を検索する(ステップSC−1
7)。具体的には、まず、応募情報DB4に格納されて
いる募集IDを呼び出し、この募集IDに基づいて募集
情報DB3の応募者数の累計を参照することにより、応
募の行なわれていない募集(応募者数の累計=0の募
集)があるか否かを判断する(ステップSC−17)。
そして、このような募集がある場合には、当該募集の募
集期間を募集情報DB3から呼び出して、任意の方法で
取得した現在日時と比較することにより、当該募集期間
が開始してから一定期間(例えば、1ヶ月)が経過して
いるか否かを判断する。
【0094】この結果、一定期間が経過している募集が
ある場合には、当該募集に関連付けて募集情報DB3に
格納されている業務名称や募集者の社員番号を呼び出
す。そして、これら募集の情報を表示するための画面の
Webデータを生成してクライアント装置30に送信す
る(ステップSC−18)。この結果、募集の情報がモ
ニタ36に表示される。
【0095】そして、管理者は、この募集者に任意の方
法にて連絡を取り、当該募集の候補者になり得る技術者
を探して打診するか否かを問い合わせる。ここで、上記
募集の情報を表示する画面には、当該技術者の検索およ
び募集への打診を指示するための指示ボタンが表示され
ている。そして、管理者がこの指示ボタンをクリック等
にて選択すると、募集検索処理部13は、当該応募が行
なわれていない募集の必要スキルをスキル検索処理部1
8に受け渡し、この必要スキルに合致するスキルを保有
する技術者の検索を行なわせる(ステップSC−19、
SC−20)。
【0096】この検索内容については後述するが、当該
条件に合致する技術者が検索された場合、募集検索処理
部13は、当該技術者の電子メールアドレスを社員DB
2から呼び出し、この電子メールアドレスを用いて当該
技術者に電子メールを自動送信する(ステップSC−2
1)。これにより、当該技術者に対して、保有スキルに
適した募集が残っている旨を通知し、応募を促すことが
できる。
【0097】また、この時、当該技術者の上長の電子メ
ールアドレスを社員DB2から呼び出し、当該電子メー
ルアドレスを宛先とする電子メールを自動生成して送信
する(ステップSC−22)。この電子メールにより、
当該上長に対して、当該上長の指揮・監督下に属する技
術者の保有スキルに合致する業務が残っている旨を知ら
せて、転属の許可等を促すことができる。これにて募集
検索処理が終了する。
【0098】(応募処理)次に、応募者が初期メニュー
画面において応募処理を選択した場合には、応募処理部
14による応募処理(図4のステップSA−7)が開始
される。この処理のフローチャートを図7に示す。この
処理において応募処理部14は、まず、当該応募を選択
した応募者に関する情報をスキル検索処理部18に受け
渡して、当該応募者が登録している保有スキルおよび習
得希望スキルの検索を実行させる(ステップSD−
1)。このスキル検索処理については後述するが、応募
処理部14は、この検索によって取得された保有スキル
および習得希望スキルを含んだ応募用画面のWebデー
タを生成してクライアント装置30に送信する。
【0099】この結果、応募用画面がモニタ36に表示
される。この画面は、図19に例示するように、応募す
る募集についての募集ID、業務名称、応募者の社員番
号、現在の業務の終了時期、応募理由、および、自己P
Rを入力する入力欄MB−1と、ステップSD−1にお
いて検索された保有スキルおよび習得希望スキルの表示
MB−2と、応募を指示する応募ボタンMB−3とを含
んで構成されている。
【0100】その後、応募者が必要な情報を入力して応
募ボタンMB−3を選択すると、入力された情報が応募
処理部14に送信される。そして、応募処理部14は、
入力された募集IDに基づいて募集情報DB3を参照す
ることにより、この募集の必要スキルを呼び出す。そし
て、応募者の保有スキルが必要スキルを十分に満たして
いるか否かを判断し(ステップSD−3、SD−4)、
満たしていない場合には、所定の補充情報(ここでは、
自己PR)が入力されているか否かを判断する(ステッ
プSD−5)。この場合、必要スキルを満たしていない
にも関わらず、自己PRが入力されていない場合には、
入力不十分として、応募用画面を再度モニタ36に表示
して、再入力を促す(ステップSD−2)。
【0101】一方、必要スキルを満たしているか、ある
いは、満たしていない場合であっても自己PRが入力さ
れている場合、応募処理部14は、ステップSD−3に
おいて受信した応募情報を応募情報DB4に格納すると
共に(ステップSD−6)、募集情報DB3における当
該応募が行なわれた業務の応募者数を1増分する(ステ
ップSD−7)。その後、応募処理部14は、当該業務
の募集者の電子メールアドレスを社員DB2から呼び出
して、この電子メールアドレス宛ての電子メールを自動
生成および送信する(ステップSD−8)。この電子メ
ールを見ることにより、募集者は、自己の登録した業務
に対して応募があった旨を知ることができる。これにて
応募処理が終了する。
【0102】(業務経歴登録処理)次に、技術者が初期
メニュー画面において業務経歴の登録処理を選択した場
合には、業務経歴登録処理部15による業務経歴登録処
理(図4のステップSA−8)が開始される。本システ
ムにおいて各技術者は、自己の業務が終了する毎に、こ
の業務経歴登録を行うように義務付けられている。
【0103】この処理のフローチャートを図8に示す。
この処理において、業務経歴登録処理部15は、まず、
業務経歴登録用画面のWebデータをWebDB9から
呼び出して、クライアント装置30に送信する(ステッ
プSE−1)。この結果、業務経歴登録用画面がモニタ
36に表示される。この画面は、少なくとも、応募者の
社員番号、終了した業務名称、各業務を行なった期間、
および、各業務の具体的な内容を入力するための入力欄
と、登録を指示するための登録ボタンとを含んで構成さ
れており、応募者が必要な情報を入力して登録ボタンを
選択すると、これら入力された情報が業務経歴登録処理
部15によって業務経歴情報DB5に格納される(ステ
ップSE−2、SE−3)。
【0104】その後、業務経歴登録処理部15は、当該
経歴の登録を行なった応募者の社員番号をスキル登録処
理部17に受け渡し、スキル検索を実行させる(ステッ
プSE−4)。この処理の内容は後述するが、ここで
は、当該応募者の保有スキルがスキル情報DB6から呼
び出される。そして、業務経歴登録処理部15は、この
呼び出された保有スキルを表示する画面のWebデータ
を生成してクライアント装置30に送信する(ステップ
SE−5)。この結果、保有スキルがモニタ36に表示
されるので、応募者は、業務を終了することによって、
アップした保有スキルがあるか否かを容易に判断するこ
とができる。
【0105】ここで、保有スキルの表示画面には、スキ
ル登録処理の開始を指示する指示ボタンが設けられてお
り、この指示ボタンを選択することによって、アップし
た保有スキルの登録を行うことができる(ステップSE
−6、SE−7)。このスキル登録処理の内容について
は後述する。このように、業務が終了する毎に、保有ス
キルを確認してその登録を行うように導くことができる
ので、保有スキルを確実に登録するシステム環境を構築
することができる。なお、スキルの登録を行う必要がな
い場合には、これにて業務経歴登録処理が終了する。
【0106】(業務経歴検索処理)次に、社員が初期メ
ニュー画面において業務経歴の検索処理を選択した場合
には、業務経歴検索処理部16による業務経歴検索処理
(図4のステップSA−9)が開始される。この処理の
フローチャートを図9に示す。この処理において、業務
経歴検索処理部16は、まず、技術者や、業務経歴等、
検索条件が特定されている場合には、この検索条件をキ
ーとして、業務経歴情報DB5に対する検索を行う(ス
テップSF−1、SF−4)。ここで、検索条件が特定
されている場合としては、例えば、後述するスキル検索
処理におけるステップSH−15から本処理に移行した
ような場合を挙げることができる。
【0107】一方、この検索条件が特定されていない場
合、業務経歴検索処理部16は、検索条件入力用画面の
WebデータをWebDB9から呼び出してクライアン
ト装置30に送信する(ステップSF−2)。そして、
この画面において、社員が検索条件を入力して検索を指
示すると、この検索条件が業務経歴検索処理部16に送
信される。この業務経歴検索処理部16は、送信された
検索条件をキーとして、業務経歴情報DB5に対する検
索を行う(ステップSF−3、SF−4)。
【0108】この検索においては、検索条件に該当する
業務経歴の概要情報、例えば、社員番号と業務名称が取
得される。そして、業務経歴検索処理部16は、このよ
うに取得した概要情報を一覧表示するためのWebデー
タを生成してクライアント装置30に送信する(ステッ
プSF−5)。この結果、業務経歴の概要情報がモニタ
36に表示される。そして、検索を行なった社員がこの
表示に満足しない場合には、任意の方法にてステップS
F−2に戻って検索条件を変更して再検索を行うことが
できる。一方、一覧の表示の中に、興味ある業務経歴が
ある場合には、社員がその業務名称を選択することによ
り、この業務名称に関する情報がサーバ装置1に送信さ
れる。
【0109】そして、業務経歴検索処理部16は、送信
された情報によって特定される業務に関する詳細情報、
例えば、業務が行なわれた期間および具体的な内容を業
務経歴情報DB5から呼び出し(ステップSF−6、S
F−7)、この詳細情報を表示する画面のWebデータ
を生成してクライアント装置30に送信する(ステップ
SF−8)。この結果、業務の詳細情報がモニタ36に
表示される。この表示画面には、当該表示されている業
務経歴の編集を指示する編集ボタンが設けられており、
技術者が当該業務経歴を編集したい場合には、この編集
ボタンを選択することによって上記の業務経歴登録処理
へ移行し、編集を行うことができる(ステップSF−
9、SF−10)。また、社員は、所定の方法によって
ステップSF−2やSF−6に移行して、再検索を行う
ことができる。これにて業務経歴検索処理が終了する。
【0110】(スキル登録処理)次に、技術者や管理者
が初期メニュー画面においてスキル登録処理を選択した
場合には、スキル登録処理部17によるスキル登録処理
(図4のステップSA−10)が開始される。この処理
のフローチャートを図10に示す。この処理において、
スキル登録処理部17は、まず、スキル登録メニューの
選択用画面のWebデータをWebDB9から呼び出し
てクライアント装置30に送信する(ステップSG−
1)。この結果、スキル登録メニューの選択用画面がモ
ニタ36に表示される。この画面は、「スキル登録・編
集」または「スキルプラン登録」のいずれかを選択する
ための画面であり、これらいずれかの登録を応募者また
は募集者が選択することができる。ただし、他の処理か
ら本処理に移行した場合、例えば、図8の業務経歴登録
処理におけるステップSE−7のような場合には、この
選択内容が既に特定されているので、この画面を表示さ
せることなく、その選択内容に応じて以下の処理が行な
われる。
【0111】このスキル登録メニューの選択用画面にお
いて技術者が「スキル登録・編集」を選択した場合、ス
キル登録処理部17は、当該技術者に関する情報をスキ
ル検索処理部18に受け渡し、この技術者の保有スキル
および習得希望スキルを検索させる(ステップSG−
2、SG−3)。そして、この検索によって取得された
保有スキルおよび習得希望スキルを含んだスキル登録画
面のWebデータを生成してクライアント装置30に送
信する(ステップSG−4)。この結果、スキル登録画
面がモニタ36に表示される。
【0112】このスキル登録画面は、スキルの登録や編
集を行うための画面であり、図20に例示するように、
新規に登録するためのスキルのリストMC−1、保有ス
キルとしての登録か習得希望スキルとしての登録かを指
定するためのチェックリストMC−2、および、登録を
指示する登録ボタンMC−3を含んで構成されている。
そして、応募者が任意のチェックリストMC−2を選択
して登録ボタンMC−3を選択することにより、このス
キルが保有スキルまたは習得希望スキルとしてスキル登
録処理部17によってスキル情報DB6に格納される
(ステップSG−5、SG−6)。
【0113】また、スキル登録画面は、図20に例示す
るように、既に登録されている保有スキルおよび習得希
望スキルのリストMC−4、削除したいスキルを指定す
るためのチェックリストMC−5、スキルの削除を指示
するための削除ボタンMC−6を含んで構成されてい
る。そして、応募者が任意のチェックリストMC−5を
選択して削除ボタンMC−6を選択することにより、選
択されたスキルがスキル登録処理部17によってスキル
情報DB6から削除される(ステップSG−5、SG−
6)。なお、このように保有スキルの登録や削除が行わ
れた際、任意の方法にて取得された日時データが、最終
更新日時としてスキル情報DB6に併せて格納される。
応募者は、このようにして保有スキルおよび習得可能ス
キルの登録や編集を行うことができる。
【0114】次に、スキル登録メニューの選択用画面に
おいて管理者がスキルプラン登録を選択した場合につい
て説明する。この場合、スキル登録処理部17は、スキ
ルプラン登録画面のWebデータをWebDB9から呼
び出してクライアント装置30に送信する(ステップS
G−7)。この結果、スキルプラン登録画面がモニタ3
6に表示される。この画面は、昇進必要スキルを登録す
るための画面であり、例えば、図21に示すように、登
録対象となる部署名を指定するためのドロップダウンリ
ストMD−1、当該部署における昇進必要スキルのリス
トMD−2、課長、主任、チームリーダ等の各昇進段階
に昇進するための昇進必要スキルを指定するためのチェ
ックリストMD−3、登録を指示するための登録ボタン
MD−4を含んで構成されている。そして、募集者等が
必要な情報を入力して登録ボタンMD−4を選択する
と、スキル登録処理部17は、これらの情報をスキル情
報DB6に格納する(ステップSG−8、SG−9)。
これにてスキル登録処理が終了する。
【0115】(スキル検索処理)次に、社員が初期メニ
ュー画面においてスキル検索処理を選択した場合には、
スキル検索処理部18によるスキル検索処理(図4のス
テップSA−11)が開始される。この処理のフローチ
ャートを図11に示す。この処理においてスキル検索処
理部18は、まず、スキル検索の目的を選択するための
スキル検索メニュー画面のWebデータをWedDBか
ら呼び出してクライアント装置30に送信する(ステッ
プSH−1)。この結果、スキル検索メニュー画面がモ
ニタ36に表示される。ここで、スキル検索は、管理者
がスキルの棚卸を行う場合、技術者や募集者が任意条件
でスキル検索を行う場合、および、他の処理から移行し
てスキル検索を行う場合に大別される。
【0116】このうち、管理者がスキルの棚卸を選択し
た場合、スキル検索処理部18は、見直し対象とすべき
保有スキルを検索する(ステップSH−2、SH−
3)。具体的には、スキル情報DB6に格納されている
最終更新日時を呼び出して、この最終更新日時を、任意
の方法で取得したその時点の日時と比較することによ
り、所定期間以上(例えば、1年間以上)更新されてい
ない保有スキルがあるか否かを判断する。そして、この
ような保有スキルがある場合には、当該保有スキルが既
に失われている可能性があると判断することができるの
で、当該保有スキルに対する所定の降格処理を行う(ス
テップSH−4)。
【0117】降格処理とは、当該保有スキルのレベルを
所定手順にて降格させる処理であり、ここでは、レベル
が登録されている保有スキルについてはそのレベルを1
つ下げ、既に最低レベルの保有スキルや、レベル概念の
ない保有スキルについては、当該保有スキルの登録を削
除する。このような処理により、所定期間以上更新等が
されていない保有スキルについては自動的に降格される
ので、常にその時点において有効な保有スキルのみが維
持されることになる。
【0118】一方、スキル登録メニューの選択用画面に
おいて技術者や募集者がスキル検索を選択した場合、ス
キル検索処理部18は、検索条件入力用画面のWebデ
ータをWebDB9から呼び出してクライアント装置3
0に送信する(ステップSH−5、SH−6)。この結
果、検索条件入力用画面がモニタ36に表示される。そ
して、この画面において、技術者や募集者が検索条件を
入力して検索を指示すると、この検索条件がスキル検索
処理部18に送信される。なお、検索の対象となる技術
者やスキルが特定されている場合には、この画面表示が
省略される。ここで、技術者やスキルが特定されている
場合としては、例えば、図6の募集検索処理部13にお
けるステップSC−20のような場合を挙げることがで
きる。
【0119】その後、スキル検索処理部18は、検索条
件をキーとして、スキル情報DB6に対する検索を行う
(ステップSH−7、SH−8)。この結果、スキル検
索処理部18は、検索条件に合致するスキルを保有する
技術者の社員番号を取得する。そして、この社員番号に
基づいて社員DB2を参照することにより、当該技術者
の氏名および部署名を取得する。
【0120】そして、スキル検索処理部18は、このよ
うに取得した応募者の氏名および部署名を一覧表示する
ためのWebデータを動的生成してクライアント装置3
0に送信する(ステップSH−9)。この結果、検索結
果の一覧がモニタ36に表示される。そして、検索を行
なった技術者等がこの表示に満足しない場合には、任意
の方法にてステップSH−6に戻って検索条件を変更す
ることができる。一方、一覧の表示の中に、興味ある技
術者がいる場合には、募集者等がその技術者を選択する
ことにより、この技術者に関する情報がサーバ装置1に
送信される。ただし、他の処理から本処理へ移行した場
合には、上記取得した社員番号を、当該他の処理に受け
渡して、本処理を終了する(ステップSH−10、SH
−16)。
【0121】その後、スキル検索処理部18は、上記取
得した社員番号をキーとして、スキル情報DB6に対す
る検索を行ない、この社員番号にて特定される社員の保
有スキルおよび必要スキルを取得する(ステップSH−
11)。そして、これらスキルを表示する画面のWeb
データを生成してクライアント装置30に送信する(ス
テップSH−12)。この結果、検索条件に合致する社
員の保有スキルおよび必要スキルがモニタ36に表示さ
れる。
【0122】この表示画面には、当該表示されている社
員のスキルの編集を指示する編集ボタンが設けられてお
り、この編集ボタンが選択された場合には、上記のスキ
ル処理へ移行し、スキルの編集を行うことができる(ス
テップSH−13、SH−14)。また、表示画面に
は、当該表示されている社員の業務経歴の検索を指示す
る検索ボタンが設けられており、この検索ボタンが選択
された場合には、上記の業務経歴検索処理へ移行し、業
務経歴の検索を行うことができる(ステップSH−1
3、SH−15)。あるいは、任意の方法にてステップ
SH−6に戻って検索条件を変更することができる。こ
れにてスキル検索処理が終了する。
【0123】(スキルマップ処理)次に、社員が初期メ
ニュー画面においてスキルマップ処理を選択した場合に
は、スキルマップ処理部19によるスキルマップ処理
(図4のステップSA−12)が開始される。この処理
のフローチャートを図12に示す。この処理において、
スキルマップ処理部19は、まず、マップ処理条件入力
用画面のWebデータをWebDB9から呼び出してク
ライアント装置30に送信する(ステップSI−1)。
この結果、マップ処理条件入力用画面がモニタ36に表
示される。この画面は、マップ処理の対象となる部署名
を入力するための入力欄と、マップ作成を指示するため
の作成ボタンとを含んで構成されている。そして、募集
者等が、必要な情報を入力等して作成ボタンを選択する
と、入力された情報がスキルマップ処理部19に送信さ
れる。
【0124】そして、スキルマップ処理部19は、送信
された部署名に基づいて社員DB2を検索し、この部署
名にて特定される部署に所属している全ての社員の社員
番号を取得する(ステップSI−2)。その後、この社
員番号をスキル検索処理部18に受け渡して、スキル検
索処理を実行させる(ステップSI−3)。この結果、
上記社員番号にて特定される社員の保有スキルが取得さ
れる。
【0125】そして、スキルマップ処理部19は、この
ように取得した保有スキルに基づいて、各保有スキルを
保有している技術者の人数を算出する(ステップSI−
4)。次いで、スキルマップ処理部19は、この累計に
基づいて、所定の複数のスキル(例えば、保有スキルと
して設定することが可能な全てのスキル)と保有スキル
との相対関係を示すデータ(ここでは、後述する図22
のレーダーチャートを含んだ画面のWebデータ)を所
定の方法にて生成してクライアント装置30に送信する
(ステップSI−5)。この結果、モニタ36には、相
対関係を示すレーダーチャートが表示される。
【0126】この表示例を図22に示す。この図22に
示すように、モニタ36には、マップ処理条件入力用画
面において入力された部署に所属する全ての社員につい
ての、その保有スキルまたは習得希望スキルの人数の累
計数がレーダーチャートとして表示されている。具体的
には、各スキルの分類(図22において、OS、DB、
言語等)に対応する軸ME−1が放射状に略等間隔で配
置され、各軸上には保有スキルがその保有レベルに応じ
た位置にプロットされており、隣接するプロットが実線
ME−2にて相互に連結されている。なお、各軸ME−
1は、円の中心から外側に至るにつれて累計数が多いこ
とを示している。この表示を見ることによって、各部署
における保有スキルの分散傾向や保有割合を把握するこ
とができる。これにてスキルマップ処理が終了する。
【0127】(スキルアップライフプラン処理)次に、
技術者が初期メニュー画面においてスキルアップライフ
プラン処理を選択した場合には、スキルアップライフプ
ラン処理部20によるスキルアップライフプラン処理
(図4のステップSA−13)が開始される。この処理
のフローチャートを図13に示す。この処理において、
スキルアップライフプラン処理部20は、まず、ライフ
プラン処理条件入力用画面のWebデータをWebDB
9から呼び出してクライアント装置30に送信する(ス
テップSJ−1)。この結果、ライフプラン処理条件入
力用画面がモニタ36に表示される。この画面は、ライ
フプラン処理の対象となる技術者の社員番号を入力する
ための入力欄と、プラン作成を指示するための作成ボタ
ンとを含んで構成されている。そして、応募者等が必要
な情報を入力して作成ボタンを選択すると、入力された
情報がスキルアップライフプラン処理部20に送信され
る。
【0128】そして、スキルアップライフプラン処理部
20は、送信された社員番号に基づいて社員DB2を検
索し、この社員番号にて特定される社員の役職を取得す
る(ステップSJ−2、SJ−3)。また、スキルアッ
プライフプラン処理部20は、この取得した役職と上記
送信された社員番号とをスキル検索処理部18に受け渡
してスキル検索処理を実行させる(ステップSJ−
4)。そして、この役職より1段階上の役職(上記取得
した役職がチームリーダである場合には主任、上記取得
した役職が主任である場合には課長等)に昇進するため
の昇進必要スキルと、この社員番号にて特定される社員
の保有スキルおよび習得希望スキルとを取得する。
【0129】そして、スキルアップライフプラン処理部
20は、このように取得した各スキルに基づいて、昇進
必要スキルと保有スキルおよび習得希望スキルとの相対
関係を示すデータ(ここでは、後述する図23のレーダ
ーチャートを含んだ画面のWebデータ)を所定の方法
にて生成してクライアント装置30に送信する(ステッ
プSJ−5)。この結果、モニタ36には、相対関係を
示すレーダーチャートが表示される。
【0130】この表示例を図23に示す。この図23に
おいて、モニタ36には、ライフプラン処理条件入力用
画面において入力された社員番号に対応する社員につい
て、当該社員の現在の役職よりも1段階上の役職に昇進
するための昇進必要スキルと、当該社員の保有スキルお
よび習得希望スキルとがレーダーチャート形式にて表示
されている。この図の表示形態は上記の図22とほぼ同
様であるが、ここでは、実線MF−1が保有スキル、点
線MF−2が習得希望スキル、一点鎖線MF−3が昇進
必要スキルを示している。
【0131】この表示を見ることによって、各社員は、
自己が現在保有しているスキルと、1段階上の役職に昇
進するために必要なスキルとの差異を把握することがで
きる。また、各社員は、自己が習得を希望しているスキ
ルと、昇進に必要なスキルとの差異を把握することがで
きる。したがって、自己のスキルアップの希望と、昇進
要件との一致・不一致を把握することができ、必要に応
じて、スキルアップの方向性を修正等することができ
る。
【0132】この修正等を行うため、図23の画面に
は、習得希望スキルの見直しを指示するためのリンクボ
タンMF−4が設けられており、応募者は、このリンク
ボタンMF−4を選択することにより、スキル登録処理
へ移行して自己の習得希望スキルを修正することができ
る(ステップSJ−6、SJ−7)。そして、このよう
な表示と修正とを繰り返すことにより、自己が将来希望
する職種等にマッチした習得希望スキルを立案すること
ができる。これにてスキルアップライフプラン処理が終
了する。
【0133】(教育実績処理)次に、社員が初期メニュ
ー画面において教育実績処理を選択した場合には、教育
実績処理部21による教育実績処理が開始される。この
処理のフローチャートを図14に示す。この処理におい
て、教育実績処理部21は、まず、教育実績処理の各メ
ニューを選択するための教育実績メニュー画面のWeb
データをWebDB9から呼び出してクライアント装置
30に送信する(ステップSK−1)。この結果、教育
実績メニュー画面がモニタ36に表示される。ここで、
教育実績処理のメニューは、教育実績の検索、受講の申
し込み、受講実績の登録に大別される。
【0134】教育実績メニュー画面において教育実績の
検索が選択された場合、教育実績処理部21は、まず、
検索条件入力用画面のWebデータをWebDB9から
呼び出してクライアント装置30に送信する(ステップ
SK−2、SK−3)。この結果、検索条件入力用画面
がモニタ36に表示される。そして、社員が、この画面
に任意の検索条件を入力して検索を指示すると、教育実
績処理部21は、この検索条件をキーとして教育実績D
B7に対する検索を行う(ステップSK−4、SK−
5)。この結果、検索条件に対応する受講実績の概要情
報(例えば、講座名が検索条件として入力された場合、
当該講座名に対応する講座を受講した社員の社員番号)
を取得する。そして、この検索結果を一覧表示するため
の画面のWebデータを生成してクライアント装置30
に送信する(ステップSK−6)。この結果、受講実績
の概要情報がモニタ36に表示される。
【0135】社員は、この表示を参照し、満足する検索
結果が得られる迄、検索条件の入力と検索とを所定方法
で交互に行い(ステップSK−4〜SK−7)、興味あ
る技術者がいる場合には、この技術者を選択する。この
ように選択された技術者に関する情報は、教育実績処理
部21に送信され、教育実績処理部21は、この技術者
の受講実績の詳細情報(例えば、受講期間、受講成績、
ペナルティ)を呼び出す(ステップSK−8)。そし
て、この詳細情報を表示する画面のWebデータを生成
してクライアント装置30に送信する(ステップSK−
9)。この結果、受講実績の詳細情報がモニタ36に表
示される。
【0136】また、教育実績メニュー画面において受講
の申し込みが選択された場合、教育実績処理部21は、
まず、申し込み用画面のWebデータをWebDB9か
ら呼び出してクライアント装置30に送信する(ステッ
プSK−10)。この結果、申し込み用画面がモニタ3
6に表示される。そして、応募者が、この画面に自己の
社員番号および受講したい講座の講座IDを入力して、
送信を指示すると、これらの情報が教育実績処理部21
に送信される。
【0137】そして、教育実績処理部21は、送信され
た講座IDに基づいて教育コースDB8を参照し、この
講座IDに対応する講座の受講の要件を取得する。そし
て、この要件を当該応募者が満たしているか否かを判断
する(ステップSK−11、SK−12)。ここでは、
送信された社員番号に基づいて教育実績DB7を参照
し、この社員番号に対応するペナルティの累計数を取得
する。
【0138】そして、この累計数が上記要件としての所
定数以下である場合にのみ、申し込みを受け付けるため
の所定の処理を行う。ここでは、教育実績処理部21
は、上記送信された情報を、教育実績DB7に格納する
ことによって、受講申し込みを正式に受け付ける(ステ
ップSK−13)。これにて、受講申し込みが完了す
る。
【0139】また、教育実績メニュー画面において受講
実績の登録が選択された場合、教育実績処理部21は、
まず、受講実績登録用画面のWebデータをWebDB
9から呼び出してクライアント装置30に送信する(ス
テップSK−14)。この結果、受講実績登録用画面が
モニタ36に表示される。この画面には、社員番号や受
講成績を入力するための入力欄、受講キャンセル時のキ
ャンセル理由を入力するための入力欄と、登録を指示す
るための登録ボタンとが設けられており、応募者が入力
亜欄に必要な情報を入力して登録ボタンを選択すると、
入力された情報がサーバ装置1に送信されて教育実績処
理部21に受け渡される。この教育実績処理部21は、
これら送信された情報を、教育実績DB7に格納する
(ステップSK−15、SK−16)。これにて受講実
績の登録が終了する。
【0140】これにて基本的に教育実績登録処理は、終
了する。しかしながら、教育実績処理部21は、さらに
図15に示す処理を行う。すなわち、教育実績処理部2
1は、所定タイミング(例えば、毎日の始業直後)で教
育実績DB7を参照し(ステップSL−1)、受講申し
込みが行なわれていながら、実際に受講がされていない
か、あるいは、受講されていてもその登録がない受講実
績を探し出す(ステップSL−2)。具体的には、講座
IDおよび受講期間が格納されていながら、この受講期
間終了後から一定期間(例えば、1週間)が経過しても
受講成績が格納されていない受講実績を探し出す。
【0141】そして、このような受講実績がある場合に
は、当該受講実績に対応するペナルティの累計数を1増
分する(ステップSL−3)。このような処理により、
受講を申し込んでおきながら、その受講や受講成績の登
録を行なっていない受講者に対して、ペナルティを課す
ことができ、受講等のモチベーションを維持することが
できる。
【0142】(教育コース登録処理)次に、管理者が初
期メニュー画面において教育コース登録処理を選択した
場合には、教育コース登録処理部22による教育コース
登録処理が開始される。この処理のフローチャートを図
16に示す。この処理において、教育コース登録処理部
22は、まず、本処理の各メニューを選択するための教
育コース登録メニュー画面のWebデータをWebDB
9から呼び出してクライアント装置30に送信する(ス
テップSM−1)。この結果、教育コース登録メニュー
画面がモニタ36に表示される。この画面で選択するメ
ニューは、習得希望スキルに基づく教育コースの設定
と、必要スキルに基づく教育コースの設定とに大別され
る。
【0143】まず、習得希望スキルに基づく教育コース
の設定が選択された場合、教育コース登録処理部22
は、技術者にて登録された習得希望スキルに基づいて、
技術者側から最も望まれているスキルを決定する。この
ため、各習得希望スキルの登録数と、各習得希望スキル
を登録した技術者の属性に応じて、各習得希望スキルを
教育する必要性の程度を示す教育必要度を算定する。
【0144】具体的には、教育コース登録処理部22
は、スキル検索処理部18に対して、全ての技術者の習
得希望スキルの取得を実行させる(ステップSM−2、
SM−3)。そして、このように取得した習得希望スキ
ルに基づいて、各スキルの教育の必要の程度を示す教育
必要度を算定する(ステップSM−4)。具体的には、
まず、各習得希望スキルの登録数を計数する。そして、
習得希望スキルAの登録数=1の場合には、当該習得希
望スキルAの教育必要度=1、習得希望スキルBの登録
数=3の場合には、当該習得希望スキルBの教育必要度
=3の如く、登録数に応じた教育必要度を算定する。
【0145】また、教育コース登録処理部22は、各習
得希望スキルを登録した社員の属性に基づいて、教育必
要度に対する重み付けを行う(ステップSM−5)。具
体的には、各習得希望スキルを登録した社員の属性を社
員DB2や教育実績DB7から呼び出し、この属性に応
じて教育必要度に対する重み付けを行う。ここでは、社
員DB2から、各社員が最後に昇進した日付けを呼び出
し、この日付けから現在までの経過期間=1年以内の場
合には、教育必要度=ステップSM−4で算定した教育
必要度×1、この日付けから現在までの経過期間=1年
以上で2年以内の場合には、教育必要度=ステップSM
−4で算定した教育必要度×2の如く、最後に昇進して
から日数が経過している程、教育必要度を高くする。
【0146】その後、教育コース登録処理部22は、こ
の教育必要度と、各習得希望スキルの名称とを含んだ習
得希望スキルの教育必要度表示画面のWebデータを生
成して、クライアント装置30に送信する(ステップS
M−6)。この結果、表示画面がモニタ36に表示され
る。この画面を図24に例示する。このような画面を見
ることにより、応募者が習得を希望しているスキルを容
易かつ正確に把握することができ、教育コースを立案す
る際の参考にすることができる。
【0147】また、教育コース登録メニュー画面におい
て、必要スキルに基づく教育コースの設定が選択された
場合、教育コース登録処理部22は、募集者にて登録さ
れた必要スキルに基づいて、募集者側から最も望まれて
いるスキルを決定する。このため、各必要スキルの登録
数と、各必要スキルに対応する業務への応募状況に応じ
て、各必要スキルを教育する必要性の程度を示す教育必
要度を算定する。
【0148】具体的には、教育コース登録処理部22
は、募集検索処理部13に対して、全ての募集の必要ス
キルの取得を実行させる(ステップSM−7)。そし
て、このように取得した必要スキルに基づいて、各スキ
ルの教育の必要の程度を示す教育必要度を算定する(ス
テップSM−8)。具体的には、まず、各必要スキルの
登録数を計数する。そして、必要スキルCの登録数=1
の場合には、当該必要スキルCの教育必要度=1、必要
スキルDの登録数=3の場合には、当該必要スキルの教
育必要度=3の如く、登録数に応じた教育必要度を算定
する。
【0149】また、教育コース登録処理部22は、各必
要スキルに対応する応募状況に基づいて、教育必要度に
対する重み付けを行う(ステップSM−9)。具体的に
は、各必要スキルに対応する応募状況を、応募情報DB
4に格納されている各募集の募集ID(=各募集に対す
る応募者数)を計数することによって算定し、この応募
状況に応じて教育必要度に対する重み付けを行う。ここ
では、応募者数=10未満の場合には、教育必要度=ス
テップSM−8で算定した教育必要度×5、応募者数=
10以上で20未満の場合には、教育必要度=ステップ
SM−8で算定した教育必要度×4の如く、応募者数が
少ない程、教育必要度を高くする。
【0150】そして、教育コース登録処理部22は、こ
の教育必要度と、各必要スキルの名称とを含んだ必要ス
キルの教育必要度表示画面のWebデータを生成して、
クライアント装置30に送信する(ステップSM−
6)。この結果、表示画面がモニタ36に表示される。
この画面は図24の画面と同様に構成することができ、
このような画面を見ることにより、各業務において必要
とされているスキルを容易かつ正確に把握することがで
き、教育コースを立案する際の参考にすることができ
る。
【0151】このように表示される教育必要度表示画面
には、図24に示すように、教育コースの登録画面に移
行するためのリンクボタンMG−1が設けられている。
そして、登録者がこのリンクボタンMG−1を選択する
と、教育コースの登録画面のWebデータがクライアン
ト装置30に送信され、この画面がモニタ36に表示さ
れる(ステップSM−10、SM−11)。この画面
は、教育コースを登録するために必要な情報、すなわ
ち、講座名、講座内容、受講要件等を入力するための入
力欄と、これら情報の登録を指示するための登録ボタン
とを含んで構成されており、登録者が必要な情報を入力
して登録を指示すると、これらの情報がサーバ装置1に
送信され、教育コース登録処理部22によって教育コー
スDB8に格納される(ステップSM−12、SM−1
3)。これにて教育コース登録処理が終了する。
【0152】(教育コース検索処理)最後に、社員が初
期メニュー画面において教育コース検索処理を選択した
場合には、教育コース検索処理部23による教育コース
検索処理が開始される。この処理のフローチャートを図
17に示す。この処理では、まず、検索条件を入力する
ための所定の画面のWebデータがクライアント装置3
0に送信され、この画面がモニタ36に表示される(ス
テップSN−1)。そして、社員はこの画面に任意の検
索条件を入力して、検索を指示することができる(ステ
ップSN−2、SN−3)。この検索条件は、教育コー
ス検索処理部23に受け渡され、教育コース検索処理部
23は、この検索条件を用いて教育コースDB8に格納
された情報に対する検索を行う。
【0153】そして、教育コース検索処理部23は、こ
の検索条件に合致する講座の概要情報(例えば、講座
名)を取得し、この概要情報を一覧表示する画面のWe
bデータを生成してクライアント装置30に送信する
(ステップSN−4)。この結果、講座の概要情報がク
ライアント装置30に送信される。そして、社員は、こ
の表示を参照して、興味ある講座をクリック等にて選択
すると、この講座を特定するための情報が教育コース検
索処理部23に受け渡される。この教育コース検索処理
部23は、この情報にて特定される講座の詳細情報(受
講期間、取得可能スキル、受講の要件等)を教育コース
DB8から取得し(ステップSN−5、SN−6)、こ
の詳細情報を表示する画面のWebデータを生成してク
ライアント装置30に送信する(ステップSN−7)。
【0154】この結果、講座の詳細情報がクライアント
装置30に送信される。この画面には、受講の申し込み
を行うための指示ボタン、教育コースの登録や編集を行
うための指示ボタン、および、教育実績の参照を行うた
めの指示ボタンが設けられており、この指示ボタンを操
作することによって、上記教育実績処理や教育コース登
録処理を行うことができる(ステップSN−8〜SN−
11)。これにて教育コース検索処理が終了する。
【0155】さて、これまで本発明の実施の形態につい
て説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外に
も、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内
において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいも
のである。まず、上記実施の形態においては、本発明
を、一企業の社内の人材管理に適用した例について説明
したが、本発明は、任意団体の社内外の構成員を対象者
とする人材管理を行うために適用することができ、例え
ば、就職情報の提供を行う団体や人材派遣を行う団体等
の人材管理システムに適用することができる。
【0156】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメー
タを含む情報については、特記する場合を除いて任意に
変更することができる。
【0157】まず、応募処理に関しては、補充情報とし
て自己PRを用いているが、この他にも応募者のスキル
不足を補充するための任意の情報を用いることができ、
例えば、不足しているスキルを習得するための講座の受
講申し込みが完了している場合には、この完了している
旨の情報を補充情報としてもよい。
【0158】また、スキルマップ処理や、スキルアップ
ライフプラン処理において、各スキル間の相対関係は、
上記のようなレーダーチャート以外にも任意の形態で出
力することができ、例えば、昇進必要スキルに対して不
足している保有スキルがある場合には、この保有スキル
の名称や不足の程度のみをテキスト出力してもよい。ま
た、各スキルを複数年毎に格納できるようにしてもよ
い。この場合には、1年後の習得希望スキルや2年後の
習得希望スキル等、任意の将来時点において習得してい
ることが予想されるスキルと、昇進必要スキルとの相対
関係を出力するようにしてもよい。このような構成によ
れば、将来的なスキルの保有状態を各年毎に一層詳細に
把握することができる。
【0159】また、教育コース登録処理における教育必
要度の算定の具体的な方法は、任意に改変することがで
きる。例えば、技術者の属性としては、各技術者がこれ
までに登録した教育実績の数や、上記ペナルティの累積
数や講座のこれまでのキャンセル数等、種々の情報を取
得して、教育実績の数が少ない技術者や、ペナルティの
累積数やキャンセル数の少ない技術者が希望しているス
キルの教育必要度を高めに設定することができる。ま
た、各必要スキルに対応する業務への応募状況として
は、より多くの募集において必要とされているスキルの
教育必要度を高めに設定することができる。また、この
ような複数の基準のそれぞれに基づいて教育必要度を算
定して、いろいろな基準の下で必要とされているスキル
を並列的に出力してもよい。
【0160】また、教育実績処理において、受講可否の
判断の基準となる受講実績としては、上記のペナルティ
の累積数以外にも、受講回数、受講成績、受講態度、受
講のインターバル等、任意の情報を利用して、受講の可
否を判断することができる。また、ペナルティの加算基
準やそのタイミングは任意に改変することができ、例え
ば、講座を受講した場合における受講成績が所定成績以
下の場合に、ペナルティを増分するようにしてもよい。
【0161】また、上記サーバ装置1の各構成要素は機
能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構
成されていることを要しない。例えば、サーバ装置1の
各処理部にて行なわれる機能については、その全部また
は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)お
よび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現
することができ、あるいは、ワイヤードロジックによる
ハードウェアとして実現することも可能である。なお、
プログラムは、図示しない本記録媒体に記録されてお
り、必要に応じてサーバ装置1に機械的に読み取られ
る。さらに、サーバ装置1の分散・統合の具合的形態は
図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の
負荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分
散・統合して構成することができる。例えば、スキル情
報DB6をスキル情報管理用のWebサーバ装置1とし
て独立に構成してもよく、あるいは、教育実績DB7と
教育コースDB8とを1つのDBとして一体構成しても
よい。
【0162】また、上記クライアント装置30は、例え
ば、パーソナルコンピュータやワークステーション、家
庭用ゲーム機、インターネットTV、PDA(Personal
Digital Assistant)、あるいは、携帯電話やPHS(Pe
rsonal Handy Phone System)の如き移動体通信端末によ
って実現することができる。このクライアント装置30
の制御部は、その全部または任意の一部を、CPUおよ
び当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現す
ることができる。すなわち、ROM32またはHD34
には、OS(Operating System)と協動してCPUに命
令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラ
ムが記録されている。このコンピュータプログラムは、
RAM33にロードされることによって実行され、CP
Uと協動して制御部を構成する。しかしながら、このコ
ンピュータプログラムは、クライアント装置30に対し
て任意のネットワークを介して接続されたアプリケーシ
ョンプログラムサーバに記録されてもよく、必要に応じ
てその全部または一部をダウンロードすることも可能で
ある。このあるいは、各制御部の全部または任意の一部
を、ワイヤードロジック等によるハードウェアとして実
現することも可能である。
【0163】また、サーバ装置1とクライアント装置3
0とを接続するネットワークとしては、上述したイント
ラネット40に限られず、任意のネットワークを利用す
ることができる。例えば、限定されたエリア内でLAN
やWAN、インターネット、あるいはパソコン通信網を
用いて、本システムを構築することができる。また、そ
の他にも、地上波、CATV、CS、BS、あるいは、
ISDB(IntegratedServices Digital Broadcasting)
を用いて、各種データを送受信することができる。すな
わち、ネットワークには、有線ネットワークのみなら
ず、これら無線・通信ネットワークを含めることができ
る。
【0164】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−
ROM等の任意の「可搬用の物理媒体」や、各種コンピ
ュータシステムに内蔵されるHD等の任意の「固定用の
物理媒体」、あるいは、ネットワークを介してプログラ
ムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期に
プログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
【0165】また、「プログラム」とは、任意の言語や
記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソース
コードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、
「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限
られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成
されるものや、OS(Operating System)に代表される
別個のプログラムと協働してその機能を達成するものを
も含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録
媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あ
るいは、読み取り後のインストール手順等については、
周知の構成や手順を用いることができる。
【0166】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1、1
4、または、21に記載の本発明によれば、習得希望ス
キルを特定する情報と、習得可能スキルを特定する情報
とが格納され、これら両スキルが相互に検索される。し
たがって、単に現在保有しているスキルに関する情報の
みならず、将来的に保有する可能性のあるスキルに基づ
く検索を行なうことができるので、対象者は、自己の将
来のキャリアアップを考えて仕事を選択することがで
き、また、対象者を募集する募集者は、キャリアアップ
の意欲ある応募者を容易に見つけることができる。
【0167】また、請求項2、15、または、21に記
載の本発明によれば、保有スキルを特定する情報と、募
集に関する情報と、必要スキルを特定する情報と、応募
に関する情報とが格納され、応募を行なった対象者の人
数が所定数以下の業務がある場合、この業務の必要スキ
ルに該当する保有スキルを保有する対象者に所定の通知
が行なわれる。したがって、募集に対する応募が少ない
場合には、業件に合致する対象者に自動的に応募の打診
を行なうことができるので、応募が促進され、人材活用
が一層活発に行なわれる。
【0168】また、請求項3、16、または、21に記
載の本発明によれば、保有スキルを特定する情報と、募
集に関する情報と、必要スキルを特定する情報とが格納
され、保有スキルが必要スキルを満たしている場合に、
応募が受理される。したがって、応募が行なわれた際の
スキルチェックを自動的に行なうことができ、有効な応
募のみを受理することができる。
【0169】また、請求項4に記載の本発明によれば、
保有スキルが必要スキルを満たしていない場合には、対
象者からの補充情報が所定方法にて取得された場合にの
み、応募が受理される。したがって、対象者は、自己の
保有スキルが必要スキルを満たしていない場合には、自
己PR等の補充情報を付加することによって補完するこ
とができ、スキルとして現れない各種の事情を考慮して
もらう機会を得ることができる。
【0170】また、請求項5に記載の本発明によれば、
業務の経歴に関する情報を登録する前後の所定のタイミ
ングにおいて、当該対象者の保有スキルを登録するため
の所定の処理が開始される。このように業務経歴に関す
る登録と、保有スキルに関する登録とを自動的に連動さ
せることにより、業務が終了してその経歴を登録する際
に、保有スキルを併せて更新等してもらうように誘導す
ることができ、保有スキルを正確にシステム側に蓄積し
ておくことができる。
【0171】また、請求項6、17、または、21に記
載の本発明によれば、複数のスキルと対象者の保有スキ
ルとの相対関係を示すデータが生成される。したがっ
て、このデータを用いて、複数のスキルと対象者の保有
スキルとの相対関係を図表等として表示させることがで
き、部署単位や対象者単位で保有スキルの分散傾向や保
有割合を把握することができる。このため、各部署や各
対象者の能力やそのバランスを直感的に把握することが
容易になり、会社全体や部署全体の将来的な人材計画を
立案することが容易になる。
【0172】また、請求項7、18、または、21に記
載の本発明によれば、昇進必要スキルと、保有スキルま
たは習得希望スキルとの相対関係を示すデータが生成さ
れる。したがって、このデータを用いて、昇進必要スキ
ルと保有スキル、あるいは、昇進必要スキルと習得希望
スキルとの相対関係を図表等として表示させることがで
きる。このため各対象者は、自己が現在保有しているス
キルや自己が習得を希望しているスキルと、昇進するた
めに必要なスキルとの差異を把握することができ、必要
に応じて、スキルアップの方向性を修正等することがで
きる。
【0173】また、請求項8、19、または、21に記
載の本発明によれば、習得希望スキルを特定する情報ま
たは必要スキルを特定する情報の少なくとも一方が格納
され、このうちの少なくとも一方に基づいて、対象者に
習得させるべきスキルの教育必要度が算定される。した
がって、教育必要度を参照することによって、対象者に
教育すべきスキルの順序を決定することができるので、
スキルの教育計画を適切に立案することができる。
【0174】また、請求項9、20、または、21に記
載の本発明によれば、対象者の受講実績に関する情報が
格納され、この情報に基づいて、対象者の受講可否が判
断される。したがって、受講実績の良否等に応じて他の
講座の受講を受けることができるかどうかが決定される
ので、受講実績を良好に維持しようとするインセンティ
ブを対象者に与えることができる。
【0175】また、請求項10に記載の本発明によれ
ば、対象者の受講に関する所定の情報の格納の有無がな
い場合には、罰則が増加して受講が不可能になるため、
受講に関する所定の情報を適切に登録しようとするイン
センティブを対象者に与えることができる。
【0176】また、請求項11に記載の本発明によれ
ば、習得希望スキルまたは習得可能スキルを入力インタ
ーフェースを介して入力し、習得希望スキルと習得可能
スキルとの相互の検索結果を通信手段を介して人材管理
情報処理装置から受信し、受信された検索結果を出力イ
ンターフェースを介して出力することができる。したが
って、習得希望スキルと習得可能スキルとの相互検索を
人材管理情報処理装置に行なわせてその結果を閲覧等す
ることができ、単に現在保有しているスキルに関する情
報のみならず、将来的に保有する可能性のあるスキルに
基づく検索を行なうことができるので、対象者は、自己
の将来のキャリアアップを考えて仕事を選択することが
でき、また、対象者を募集する募集者は、キャリアアッ
プの意欲ある応募者を容易に見つけることができる。
【0177】また、請求項12に記載の本発明によれ
ば、複数のスキルと保有スキルとの相対関係を示すデー
タを通信手段を介して人材管理情報処理装置から受信
し、複数のスキルと保有スキルとの相対関係を示す出力
内容を出力インターフェースを介して出力することがで
きる。したがって、この出力を参照することによって、
部署単位や対象者単位で保有スキルの分散傾向や保有割
合を把握することができる。このため、各部署や各対象
者の能力やそのバランスを直感的に把握することが容易
になり、会社全体や部署全体の将来的な人材計画を立案
することが容易になる。
【0178】また、請求項13に記載の本発明によれ
ば、昇進必要スキルと、保有スキルまたは習得希望スキ
ルとの相対関係を示すデータを通信手段を介して人材管
理情報処理装置から受信し、昇進必要スキルと保有スキ
ルまたは習得希望スキルとの相対関係を示す出力内容を
出力インターフェースを介して出力することができるの
で、各対象者は、自己が現在保有しているスキルや自己
が習得を希望しているスキルと、昇進するために必要な
スキルとの差異を把握することができ、必要に応じて、
スキルアップの方向性を修正等することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における本システムの全体
構成を示すブロック図である。
【図2】サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】クライアント装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】メニュー処理のフローチャートである。
【図5】募集登録処理のフローチャートである。
【図6】募集検索処理のフローチャートである。
【図7】応募処理のフローチャートである。
【図8】業務経歴登録処理のフローチャートである。
【図9】業務経歴検索処理のフローチャートである。
【図10】スキル登録処理のフローチャートである。
【図11】スキル検索処理のフローチャートである。
【図12】スキルマップ処理のフローチャートである。
【図13】スキルアップライフプラン処理のフローチャ
ートである。
【図14】教育実績処理のフローチャートである。
【図15】教育実績処理部によって行なわれる他の処理
のフローチャートである。
【図16】教育コース登録処理のフローチャートであ
る。
【図17】教育コース検索処理のフローチャートであ
る。
【図18】募集登録画面の表示例を示す図である。
【図19】応募用画面の表示例を示す図である。
【図20】スキル登録画面の表示例を示す図である。
【図21】スキルプラン登録画面の表示例を示す図であ
る。
【図22】複数のスキルと保有スキルとの相対関係を示
す画面の表示例を示す図である。
【図23】昇進必要スキルと保有スキルおよび習得希望
スキルとの相対関係を示す画面の表示例を示す図であ
る。
【図24】教育必要度表示画面の表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 社員データベース 3 募集情報データベース 4 応募情報データベース 5 業務経歴情報データベース 6 スキル情報データベース 7 教育実績データベース 8 教育コースデータベース 9 Webデータベース 10 メニュー処理部 11 アクセス制御処理部 12 募集登録処理部 13 募集検索処理部 14 応募処理部 15 業務経歴登録処理部 16 業務経歴検索処理部 17 スキル登録処理部 18 スキル検索処理部 19 スキルマップ処理部 20 スキルアップライフプラン処理部 21 教育実績処理部 22 教育コース登録処理部 23 教育コース検索処理部 24 通信制御IF 30 クライアント装置 31 制御部 31a Webブラウザ 31b 電子メーラ 32 ROM 33 RAM 34 HD 35 入力装置 36 出力装置 37 入出力制御インターフェース 38 通信制御インターフェース 40 イントラネット

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人材管理に関する情報を処理する人材管
    理情報処理装置であって、 人材管理の対象者が習得することを希望する習得希望ス
    キルを特定する情報を格納する習得希望スキル格納手段
    と、 上記対象者が業務を行うことによって習得することが可
    能な習得可能スキルを特定する情報を格納する習得可能
    スキル格納手段と、 上記習得希望スキル格納手段に格納された情報にて特定
    される習得希望スキルと、上記習得可能スキル格納手段
    に格納された情報にて特定される習得可能スキルとを、
    相互に検索するスキル検索処理手段と、 を備えたことを特徴とする人材管理情報処理装置。
  2. 【請求項2】 人材管理に関する情報を処理する人材管
    理情報処理装置であって、 対象者が保有する保有スキルを特定する情報を格納する
    保有スキル格納手段と、 業務を行う対象者の募集に関する情報と、当該業務を行
    うために必要な必要スキルとを格納する募集情報格納手
    段と、 上記募集に対する応募に関する情報を格納する応募情報
    格納手段と、 上記応募情報格納手段に格納された情報に基づいて、応
    募を行なった対象者の人数が所定数以下の業務の必要ス
    キルを取得し、この必要スキルに該当する保有スキルを
    保有する対象者に関する情報を上記保有スキル格納手段
    に格納された情報に基づいて呼び出して、当該対象者に
    対する所定の通知を行う募集検索処理手段と、 を備えたことを特徴とする人材管理情報処理装置。
  3. 【請求項3】 人材管理に関する情報を処理する人材管
    理情報処理装置であって、 対象者の保有する保有スキルを特定する情報を格納する
    保有スキル格納手段と、 業務を行う対象者の募集に関する情報と、当該業務を行
    うために必要な必要スキルを特定する情報とを格納する
    募集情報格納手段と、 上記募集に対する応募の申し込みが対象者からあった場
    合に、当該募集に対応する必要スキルを上記募集情報格
    納手段から呼び出すと共に、当該応募を行なった対象者
    の保有スキルを上記保有スキル格納手段から呼び出し、
    当該保有スキルが当該必要スキルを満たしている場合
    に、上記応募を受理するための所定の処理を行なう応募
    処理手段と、 を備えたことを特徴とする人材管理情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記応募処理手段は、上記保有スキルが
    上記必要スキルを満たしていない場合には、上記応募の
    申し込みを行なった対象者からの所定の補充情報が所定
    方法にて取得された場合にのみ、上記応募を受理するた
    めの所定の処理を行なうこと、 を特徴とする請求項3に記載の人材管理情報処理装置。
  5. 【請求項5】 対象者の行なった業務の経歴に関する情
    報を格納する業務経歴情報格納手段と、 上記対象者から取得された業務の経歴に関する情報を上
    記業務経歴情報格納手段に登録すると共に、この登録前
    後の所定のタイミングにおいて、当該対象者の保有スキ
    ルを登録するための所定の処理を開始する業務経歴登録
    処理手段と、 を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の人材
    管理情報処理装置。
  6. 【請求項6】 人材管理に関する情報を処理する人材管
    理情報処理装置であって、 所定の複数のスキルのうち、人材管理の対象者が保有し
    ている保有スキルを特定する情報を格納する保有スキル
    格納手段と、 上記保有スキル格納手段に格納された情報にて特定され
    る保有スキルに基づいて、上記複数のスキルと上記対象
    者の保有スキルとの相対関係を示すデータを生成するス
    キルマップ処理手段と、 を備えたことを特徴とする人材管理情報処理装置。
  7. 【請求項7】 人材管理に関する情報を処理する人材管
    理情報処理装置であって、 所定の複数のスキルのうち、人材管理の対象者が保有し
    ている保有スキルを特定する情報を格納する保有スキル
    格納手段、または、上記対象者が習得することを希望す
    る習得希望スキルを特定する情報を格納する習得希望ス
    キル格納手段の少なくとも一方と、 上記対象者が昇進するために必要となる昇進必要スキル
    を特定する情報を格納する昇進必要スキル格納手段と、 上記保有スキル格納手段に格納された情報にて特定され
    る保有スキルまたは上記習得希望スキル格納手段に格納
    された情報にて特定される習得希望スキルの少なくとも
    一方と、上記昇進必要スキル格納手段に格納された情報
    にて特定される昇進必要スキルとに基づいて、上記昇進
    必要スキルと上記対象者の保有スキルまたは習得希望ス
    キルとの相対関係を示すデータを生成するスキルアップ
    ライフプラン処理手段と、 を備えたことを特徴とする人材管理情報処理装置。
  8. 【請求項8】 人材管理に関する情報を処理する人材管
    理情報処理装置であって、 人材管理の複数の対象者が習得することを希望する習得
    希望スキルを特定する情報を格納する習得希望スキル格
    納手段、または、業務を行うために必要となる必要スキ
    ルを特定する情報を格納する必要スキル格納手段の少な
    くとも一方と、 上記習得希望スキル格納手段に格納された情報にて特定
    される習得希望スキル、または、上記必要スキル格納手
    段に格納された情報にて特定される必要スキルの少なく
    とも一方に基づいて、所定の複数のスキルのそれぞれの
    上記対象者に対する教育の必要性を示す教育必要度を算
    定する教育必要度算定手段と、 を備えたことを特徴とする人材管理情報処理装置。
  9. 【請求項9】 人材管理に関する情報を処理する人材管
    理情報処理装置であって、 所定の教育に対する対象者の受講実績に関する情報を格
    納する教育実績格納手段と、 上記対象者からの受講申し込みがあった場合、上記教育
    実績格納手段に格納された情報に基づいて、上記対象者
    の受講可否を判断する教育実績処理手段と、 を備えたことを特徴とする人材管理情報処理装置。
  10. 【請求項10】 上記受講実績に関する情報は、上記対
    象者が上記教育を受講することに対する罰則の程度を特
    定する情報を含み、 上記教育実績処理手段は、 上記対象者の受講に関する所定の情報が所定のタイミン
    グにおいて上記教育実績格納手段に格納されていない場
    合には、当該対象者に対する上記罰則の程度を増加させ
    るように、上記罰則の程度を特定する情報を更新し、 上記教育実績格納手段に格納された情報によって特定さ
    れる罰則の程度が所定の程度以下の場合にのみ、当該対
    象者の受講が可能であると判断すること、 を特徴とする請求項9に記載の人材管理情報処理装置。
  11. 【請求項11】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理情報処理装置にネットワークを介して通信可能に接
    続された情報端末装置であって、 人材管理の対象者が習得することを希望する習得希望ス
    キルを特定するための情報、または、対象者が業務を行
    うことによって習得することが可能な習得可能スキルを
    特定するための情報を入力する入力インターフェース
    と、 上記入力インターフェースを介して入力された習得希望
    スキルを特定するための情報または習得可能スキルを特
    定するための情報を上記人材管理情報処理装置に送信す
    ると共に、これら習得希望スキルと習得可能スキルとの
    相互の検索結果を上記人材管理情報処理装置から受信す
    る通信手段と、 上記通信手段にて受信された検索結果を出力する出力イ
    ンターフェースと、 を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  12. 【請求項12】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理情報処理装置にネットワークを介して通信可能に接
    続された情報端末装置であって、 所定の複数のスキルと人材管理の対象者が保有している
    保有スキルとの相対関係を示すデータを上記人材管理情
    報処理装置から受信する通信手段と、 上記通信手段にて受信されたデータに基づいて、上記複
    数のスキルと上記保有スキルとの相対関係を示す出力内
    容を出力する出力インターフェースと、 を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  13. 【請求項13】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理情報処理装置にネットワークを介して通信可能に接
    続された情報端末装置であって、 人材管理の対象者が昇進するために必要となる昇進必要
    スキルと、上記対象者が保有している保有スキルまたは
    上記対象者が習得することを希望する習得希望スキルと
    の相対関係を示すデータを上記人材管理情報処理装置か
    ら受信する通信手段と、 上記通信手段にて受信されたデータに基づいて、上記昇
    進必要スキルと上記保有スキルまたは上記習得希望スキ
    ルとの相対関係を示す出力内容を出力する出力インター
    フェースと、 を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  14. 【請求項14】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理方法であって、 人材管理の対象者が習得することを希望する習得希望ス
    キルを特定する情報を所定の人材管理情報処理装置に格
    納する習得希望スキル格納手順と、 上記対象者が業務を行うことによって習得することが可
    能な習得可能スキルを特定する情報を上記人材管理情報
    処理装置に格納する習得可能スキル格納手順と、 上記習得希望スキル格納手順において格納された情報に
    て特定される習得希望スキルと、上記習得可能スキル格
    納手順において格納された情報にて特定される習得可能
    スキルとを、相互に検索するスキル検索処理手順と、 を備えたことを特徴とする人材管理方法。
  15. 【請求項15】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理方法であって、 対象者が保有する保有スキルを特定する情報を所定の人
    材管理情報処理装置に格納する保有スキル格納手順と、 業務を行う対象者の募集に関する情報と、当該業務を行
    うために必要な必要スキルとを上記人材管理情報処理装
    置に格納する募集情報格納手順と、 上記募集に対する応募に関する情報を上記人材管理情報
    処理装置に格納する応募情報格納手順と、 上記応募情報格納手順において格納された情報に基づい
    て、応募を行なった対象者の人数が所定数以下の業務の
    必要スキルを取得し、この必要スキルに該当する保有ス
    キルを保有する対象者に関する情報を上記保有スキル格
    納手順において格納された情報に基づいて呼び出して、
    当該対象者に対する所定の通知を行う募集検索処理手順
    と、 を備えたことを特徴とする人材管理方法。
  16. 【請求項16】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理方法であって、 対象者の保有する保有スキルを特定する情報を所定の人
    材管理情報処理装置に格納する保有スキル格納手順と、 業務を行う対象者の募集に関する情報と、当該業務を行
    うために必要な必要スキルを特定する情報とを上記人材
    管理情報処理装置に格納する募集情報格納手順と、 上記募集に対する応募の申し込みが対象者からあった場
    合に、当該募集に対応する必要スキルを上記募集情報格
    納手順において格納された情報から呼び出すと共に、当
    該応募を行なった対象者の保有スキルを上記保有スキル
    格納手順において格納された情報から呼び出し、当該保
    有スキルが当該必要スキルを満たしている場合に、上記
    応募を受理するための所定の処理を行なう応募処理手順
    と、 を備えたことを特徴とする人材管理方法。
  17. 【請求項17】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理方法であって、 所定の複数のスキルのうち、人材管理の対象者が保有し
    ている保有スキルを特定する情報を所定の人材管理情報
    処理装置に格納する保有スキル格納手順と、 上記保有スキル格納手順において格納された情報にて特
    定される保有スキルに基づいて、上記複数のスキルと上
    記対象者の保有スキルとの相対関係を示すデータを生成
    するスキルマップ処理手順と、 を備えたことを特徴とする人材管理方法。
  18. 【請求項18】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理方法であって、 所定の複数のスキルのうち、人材管理の対象者が保有し
    ている保有スキルを特定する情報を所定の人材管理情報
    処理装置に格納する保有スキル格納手順、または、上記
    対象者が習得することを希望する習得希望スキルを特定
    する情報を上記人材管理情報処理装置に格納する習得希
    望スキル格納手順の少なくとも一方と、 上記対象者が昇進するために必要となる昇進必要スキル
    を特定する情報を上記人材管理情報処理装置に格納する
    昇進必要スキル格納手順と、 上記保有スキル格納手順において格納された情報にて特
    定される保有スキルまたは上記習得希望スキル格納手順
    において格納された情報にて特定される習得希望スキル
    の少なくとも一方と、上記昇進必要スキル格納手順にお
    いて格納された情報にて特定される昇進必要スキルとに
    基づいて、上記昇進必要スキルと上記対象者の保有スキ
    ルまたは習得希望スキルとの相対関係を示すデータを生
    成するスキルアップライフプラン処理手順と、 を備えたことを特徴とする人材管理方法。
  19. 【請求項19】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理方法であって、 人材管理の複数の対象者が習得することを希望する習得
    希望スキルを特定する情報を所定の人材管理情報処理装
    置に格納する習得希望スキル格納手順、または、業務を
    行うために必要となる必要スキルを特定する情報を上記
    人材管理情報処理装置に格納する必要スキル格納手順の
    少なくとも一方と、 上記習得希望スキル格納手順において格納された情報に
    て特定される習得希望スキル、または、上記必要スキル
    格納手順において格納された情報にて特定される必要ス
    キルの少なくとも一方に基づいて、所定の複数のスキル
    のそれぞれの上記対象者に対する教育の必要性を示す教
    育必要度を算定する教育必要度算定手順と、 を備えたことを特徴とする人材管理方法。
  20. 【請求項20】 人材管理に関する情報を処理する人材
    管理方法であって、 所定の教育に対する対象者の受講実績に関する情報を所
    定の人材管理情報処理装置に格納する教育実績格納手順
    と、 上記対象者からの受講申し込みがあった場合、上記教育
    実績格納手順において格納された情報に基づいて、上記
    対象者の受講可否を判断する教育実績処理手順と、 を備えたことを特徴とする人材管理方法。
  21. 【請求項21】 上記請求項14〜20のいずれか一つ
    に記載された人材管理方法をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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