JP2002175348A - データ管理方法、及び廃棄物データ管理方法 - Google Patents

データ管理方法、及び廃棄物データ管理方法

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JP2002175348A
JP2002175348A JP2000373348A JP2000373348A JP2002175348A JP 2002175348 A JP2002175348 A JP 2002175348A JP 2000373348 A JP2000373348 A JP 2000373348A JP 2000373348 A JP2000373348 A JP 2000373348A JP 2002175348 A JP2002175348 A JP 2002175348A
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waste
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JP2000373348A
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Arihiko Fukatsu
有彦 深津
Kazunori Sakai
一紀 酒井
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Okumura Corp
Original Assignee
Okumura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各建設現場の廃棄物に係るデータを集計して施
工中の各建設現場の廃棄物管理にフィードバックして全
体的な廃棄物の発生量を抑制すること等に利用可能なデ
ータ管理方法を提供すること。 【解決手段】複数箇所(建設現場)で計測される所定の
数値データ(廃棄物データ)について、数値データを管
理する管理センター(母店)が長期目標値を定めると共
に個々の計測箇所の短期目標値を定めるデータ管理方法
であって、各計測箇所の数値データを計測箇所の端末コ
ンピュータから管理センターのサーバコンピュータに蓄
積し、データ集計時期においては、管理センターは、長
期目標値と比較して個々の計測箇所の次期短期目標値を
状況に合わせて設定して個々の計測箇所に指定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の建設現場に
て発生する廃棄物の発生量の管理方法等に利用できる数
値データ管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の建設現場で発生する廃棄物の発生
量に係るデータの管理方法は、各建設現場で発生する廃
棄物の発生量に係るデータを、各建設現場毎に集計し、
これらのデータを、各建設現場が所属する母店で集計す
るというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来のデータの管理方法では、データの集計作業は非
常に労力を要していたので、廃棄物の処理数量、リサイ
クル率、原単位(施工対象の延床面積に対する混合廃棄
物排出量の比)等のデータの集計は遅れて整理され、こ
れらのデータをリアルタイムで施工中の各建設現場の廃
棄物管理にフィードバックすることは困難であった。ま
た、所轄の行政機関に報告する処理実績データは詳細な
ものが求められると共に、各行政機関毎にフォーマット
が異なっているので、それらのフォーマットに合わせた
集計作業に非常に労力を要していた。さらにまた、各建
設現場で発生した廃棄物の処理を委託する処理業者を選
定するために必要な情報(各処理業者の処理能力等の情
報)を把握することが困難であった。
【0004】そこで、本発明は、各建設現場の廃棄物に
係るデータをネットワークを介して集計して、これらの
データをリアルタイムで施工中の各建設現場の廃棄物管
理にフィードバックして、全体的な廃棄物の発生量を抑
制すること等に利用可能なデータ管理方法を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
のデータ管理方法は、複数箇所で計測される所定の数値
データについて、前記数値データを管理する管理センタ
ーが、数値データ全体の長期目標値を定めると共に、個
々の計測箇所の数値データの短期目標値を定めて、前記
数値データを管理するデータ管理方法であって、各計測
箇所の前記数値データを計測箇所の端末コンピュータか
らネットワークを介して前記管理センターのサーバコン
ピュータに蓄積し、データ集計時期においては、前記管
理センターにおいて全ての計測箇所の数値データを集計
して、集計した数値データを前記長期目標値と比較して
長期目標値に対する差を算出すると共に、個々の計測箇
所の次期短期目標値を、前記算出した差に基づいて、各
計測箇所における数値データの発生状況に合わせて設定
し、設定した各計測箇所の次期短期目標値を、管理セン
ターから個々の計測箇所に指定することを特徴とするも
のである。
【0006】請求項2の廃棄物データ管理方法は、複数
の建設現場で発生する廃棄物の量を計測して得られる廃
棄物数値データについて、前記建設現場が所属する母店
全体の前記廃棄物数値データ全体の長期目標値を定める
と共に、個々の建設現場の前記廃棄物数値データの短期
目標値を定めて、前記廃棄物の発生を管理する廃棄物デ
ータ管理方法であって、各建設現場の前記廃棄物数値デ
ータを各建設現場の端末コンピュータからネットワーク
を介して前記母店のサーバコンピュータに蓄積し、デー
タ集計時期においては、前記母店において全建設現場の
廃棄物数値データを集計して、集計した廃棄物数値デー
タを前記長期目標値と比較して長期目標値に対する差を
算出すると共に、個々の建設現場の次期短期目標値を、
前記算出した差に基づいて、各建設現場における工事の
進捗状況に合わせて設定し、設定した各建設現場の次期
短期目標値を、母店から個々の建設現場に指定すること
を特徴とするものである。
【0007】そして、請求項3の廃棄物データ管理方法
は、請求項2のデータ集計時期においては、母店のサー
バコンピュータに蓄積された廃棄物数値データを、各建
設現場が確認した後に母店の担当者が確認して、データ
集計の対象として確定するものである。各建設現場が確
認するという表現は、具体的な例としては、各建設現場
の担当者が入力したデータを、責任者の現場所長が承認
して確認すること等の作業を表している。
【0008】そして、請求項4の廃棄物データ管理方法
は、請求項2又は3における廃棄物数値データの長期目
標値及び短期目標値は、混合廃棄物の発生量に係るデー
タを使用するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる廃棄物デ
ータ管理方法のひとつの実施の形態を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は、前記廃棄物データ管理方法を実施
するネットワーク構成例を示す図である。図1におい
て、1はひとつの建設現場に設置された端末コンピュー
タであり、このような端末コンピュータ1が、複数の建
設現場及び母店内の各部署にそれぞれ設置されている。
2は管理センターとしての母店に設置されたサーバコン
ピュータであり、前記複数の建設現場の端末コンピュー
タ1を管理する。前記各端末コンピュータ1と前記サー
バコンピュータ2とは、インターネット等のネットワー
クNを介して相互に接続可能に設定されている。
【0011】前記端末コンピュータ1は、各建設現場の
担当者が操作し、現場の責任者である現場所長が総括的
に管理する。前記サーバコンピュータ2は、母店のシス
テム担当課が管理し、母店の工務担当課及び建設副産物
担当課の担当者は前記端末コンピュータ1から前記サー
バコンピュータ2にアクセスする。
【0012】建設現場毎の廃棄物管理においては、ま
ず、ひとつの建設現場が設定されると、母店のサーバコ
ンピュータ2に前記建設現場の管理番号が設定登録され
る。この管理番号の登録と同時に、前記建設現場の施工
に係る延床面積、建物用途、建物構造等の基本データ、
及び建設現場に設置した廃棄物処理施設の詳細データが
サーバコンピュータ2に登録される。また、前記サーバ
コンピュータ2には、廃棄物処理を委託する社外の委託
業者が所有する廃棄物処理施設の処理能力や許可業種等
の内容が委託業者データとして、予め登録されている。
前記委託業者データの内容は、当該母店および母店に所
属する各建設現場が共通に利用するデータとして一元管
理されている。前記委託業者データの登録内容は、処理
場所、処理方法、再利用率等の委託業者が持っている処
理場関係データ、及び許可業種、許可番号、有効期限等
の免許関係データである。このようにして、委託業者
は、母店の認定処理業者として登録され、各建設現場の
端末コンピュータ1の画面に一覧表示される。
【0013】図2は、建設現場側から見た廃棄物データ
管理の手順を示したフローチャートである。図2のステ
ップS21において、各建設現場としては、着工から竣
工までの廃棄物処理計画書を作成し、ステップS22に
おいては、その計画を実現するために廃棄物処理短期計
画を立案して短期目標値を決定する。そして、ステップ
S23において、建設現場における日常の廃棄物管理と
して母店のサーバコンピュータに日々の廃棄物データを
数値データとして送信する。なお、この詳細は後述す
る。ステップS24において集計時期と判断されると、
ステップS25に進んで、サーバコンピュータに蓄積さ
れた廃棄物データを確認して、建設現場確認終了データ
としてサーバコンピュータに登録する。ステップS26
では、母店においては、後述する各担当者が確認して、
誤り等の不都合が無い廃棄物データを廃棄物データとし
て確定する。そして、この廃棄物データは、母店におい
て集計され、評価される。このとき、母店は集計した全
廃棄物データに基づいて各建設現場に対する指示データ
を作成する。当該建設現場が竣工するとステップS29
に進むが、竣工前であればステップS27に進み、各現
場に対する指示データが次期の短期目標値としてネット
ワークNを介して指示される。年度の終了前であればス
テップS22に戻って繰り返されるが、年度終了時期で
あると、母店から年度目標値を受信して、その年度目標
値に基づいて、前記廃棄物処理計画書を修正し、ステッ
プS22に戻る。竣工してステップS29に進むと、着
工からの廃棄物データをまとめて廃棄物処理報告書を作
成する。以上のようにして、請求項2の発明にかかる廃
棄物データ管理方法が実現されるのである。
【0014】図3は、母店側から見た廃棄物データ管理
の手順を示したフローチャートである。図3のステップ
S31において、母店側においては、年度の始めに当た
って年度目標値(廃棄物発生数量、リサイクル率等)を
設定する。この年度目標値はネットワークNを介して所
属する各建設現場の端末コンピュータ1に伝達される。
ステップS32において、後述するように、集計時期ま
では各建設現場の端末コンピュータ1から随時廃棄物デ
ータが母店のサーバコンピュータに蓄積される。ステッ
プS33においては、集計時期になったときに、後述す
るように、各建設現場及び母店の担当課が順次確認して
確定された廃棄物データが集計されて評価される。
【0015】この集計においては、各建設現場の廃棄物
データを、建設現場別、土木・建築別、都道府県別に集
計するとともに、リサイクル率や建築系における原単位
を算出する。前記評価においては、集計された廃棄物デ
ータを年度目標値と比較するとともに、各建設現場にお
ける廃棄物の発生状況等を考慮して、各建設現場への指
示の要否を判断する。そして指示が必要であると判断さ
れると、ステップS34において、各建設現場への個別
的な指示を出して、各建設現場の短期目標値の修正及び
目標値達成のための活動の見直しを要求する。母店に所
属する各建設現場の廃棄物データの評価に関しては、こ
のようにして集計時期に各建設現場の廃棄物データを集
計して、年度目標値と比較してその目標値が達成可能か
どうかを検討する。しかし、各建設現場における廃棄物
の発生量は工事の進捗に伴って変化する。図5に、ひと
つの建設現場における混合廃棄物の発生量の一年間の変
化例を示した。このような建設現場毎に異なる発生量の
推移を考慮して、母店全体としての年度目標値が達成で
きるように、個々の建設現場毎の短期目標値を設定し
て、各建設現場に対して個別に指導する。図5に示した
ように、各建設現場における発生状況が異なっているよ
うな状況では、本発明のように、途中において複数の建
設現場における廃棄物の発生状況を考慮して短期目標値
を見直すことによって、長期目標値を確実に達成する可
能性が高くなるのである。
【0016】年度の終了時期前の場合にはステップS3
2に戻って繰り返されるが、年度の終了時期になると、
ステップS35において、各行政機関の指定するフォー
マットに合わせた廃棄物データの集計を行い、年次報告
書を作成して行政機関に提出する。そして、ステップS
36においては、次年度の目標値を設定する。
【0017】なおここで、母店で作成する年次報告書
と、建設現場で作成する廃棄物処理報告書との関係を図
6を参照して、時間を追って説明する。この例で示した
建設現場は、二つの年度にまたがって工期が設定された
ものである。図示したように、母店は年度の始めに前年
度の年次報告書を作成・報告するとともに、新年度の年
度目標値を長期目標として設定する。そして、年度の途
中で着工された建設現場においては、廃棄物処理計画書
を作成するとともに、随時発生する廃棄物の管理を始め
る。基本的には、毎月1回に設定された集計時期になる
と、建設現場から母店へ確定した廃棄物データを報告す
るとともに、母店から各建設現場へは必要に応じて短期
目標値が指示される。各建設現場では短期計画に基づい
て日々の廃棄物管理を行う。そして、工期の途中で年度
が変ると、母店においては年次報告書を作成して行政機
関に報告するとともに、新年度の年度目標値を設定して
長期目標値として各建設現場へ指示する。各建設現場に
おいては、指示された年度目標値に従って廃棄物処理計
画書を修正して、新年度の目標とする。このようにし
て、建設現場が竣工すると、建設現場においては、廃棄
物処理報告書を作成して、母店へ報告し、必要に応じて
行政機関に報告する。竣工が定期的な集計時期とずれて
いた場合には、その集計時期を待って母店へ最終の廃棄
物データが報告される。また、集計時期を待たなくて
も、母店へ最終の廃棄物データを報告することもでき
る。このようにして、建設現場の工期と年度の関係は推
移するのである。
【0018】次に、建設現場における日常の廃棄物管理
と集計時期における廃棄物データ確認の作業を、図4の
フローチャートを参照して説明する。建設現場において
は工事の進捗に応じて随時廃棄物が発生する。そこで、
建設現場における日常の廃棄物管理業務のひとつとし
て、ステップS41において、建設現場にて発生した廃
棄物の量、すなわち廃棄物データを、端末コンピュータ
1から随時ネットワークNを介して母店のサーバコンピ
ュータ2に蓄積する。廃棄物データの集計時期になるま
で前記ステップS41の処理を繰り返す。
【0019】ステップS42において、予め設定された
集計時期(主に1ケ月単位)になったと判断されると、
当該集計対象の廃棄物データのチェック処理のために、
ステップS3に進む。ステップS43においては、端末
コンピュータ1を操作して母店のサーバコンピュータ2
に蓄積された当該建設現場に係る廃棄物データを端末コ
ンピュータ1に読み出して、誤り等がないかをチェック
して、誤り等が無いことを確認した後に、現場所長が確
認して承認したというデータを付加して、確認終了デー
タとしてサーバコンピュータ2に登録する。この確認作
業において、誤り等の不具合が発見された場合には、現
場で廃棄物データの見直し処理が行われた後に、ステッ
プS43に戻って再チェックが開始される。
【0020】ステップS44においては、部門担当課で
ある母店の工務担当課の担当者が、前記サーバコンピュ
ータ2に登録された確認終了データを読み出して確認
し、誤り等の不具合が無ければ、工務担当課が確認完了
したデータを付加して、工務担当課確認終了データとし
てサーバコンピュータ2に登録する。この確認作業にお
いて、誤り等の不具合が発見された場合には、現場で廃
棄物データの見直し処理が行われた後に、ステップS4
3に戻って再チェックが開始される。
【0021】ステップS45においては、総括担当課で
ある母店の建設副産物担当課の担当者が、前記サーバコ
ンピュータ2に登録された工務担当課確認終了データを
読み出して確認し、誤り等の不具合が無ければ、建設副
産物担当課が確認完了したデータを付加して、最終確認
終了データとしてサーバコンピュータ2に登録する。こ
の確認作業において、誤り等の不具合が発見された場合
には、現場で廃棄物データの見直し処理が行われた後
に、ステップS43に戻って再チェックが開始される。
ステップS46においては、以上のようにして確認され
た最終確認終了データが、当該集計時期における前記建
設現場の廃棄物データとして確定されるのである。この
ようにして、請求項3の発明に係る廃棄物データ管理方
法が実現されるのである。本発明では、このようなデー
タの確定処理をネットワーク上でやるので、従来のよう
に実際の書類をやり取りする方法に比較して、極めて迅
速なデータ確定処理が可能となっている。
【0022】以下においては、各処理工程における画面
表示例を参照しながら、本発明の実施例のひとつを説明
する。まず、委託業者データの入力は、図7に示したよ
うに、処理場所、処理方法、再利用率等の委託業者が持
っている処理場関係データ、及び許可業種、許可番号、
有効期限等の免許関係データであり、母店にて認定業者
として認定されると、前記サーバコンピュータに登録さ
れる。このようにして登録された委託業者データの内容
は、当該母店および母店に所属する各建設現場が共通に
利用するデータとして一元管理されている。この委託業
者データを一覧表示させた表示例を図8に示した。図8
において、81は業者コード、82は業者名、83は業
者が保有する処理場の一覧データ、84は一覧データ8
3の処理内容である。
【0023】図9は、新規建設現場の登録手順と、登録
された建設現場からの廃棄物データの入力手順を説明す
るフローチャートである。建設現場の端末コンピュータ
1から母店のサーバコンピュータ2にアクセスして入力
を行う場合には、ステップS91において、初めての建
設現場か否かを判断し、初めての場合にはステップS9
2に進んで、新規の管理番号及び自社の所有する廃棄物
処理施設の詳細データを登録する。サーバコンピュータ
の管理番号データベースには、延床面積、用途、構造、
特別管理区分、事前協議区分等が登録され、自社処理施
設データベースには、処理開始日、終了日、処理廃棄
物、処理能力等が登録される。初めての建設現場でない
場合には、ステップS93に進んで毎日の廃棄物データ
の入力を行う。この入力に際しては、報告年月を入力
し、現場内処理データ及び現場外搬出データ(業者委託
分データ)として、搬出数量データと再生材利用データ
を入力する。このとき、サーバコンピュータに登録され
ている当該建設現場の搬出数量データベースには、工種
名、副産物名、現場内処理数量、業者委託数量、最終処
分数量およびその処分先等が登録されている。なお、焼
却や脱水等の現場内処理によって廃棄物の数量を減らす
ことで廃棄物の一部の減量化が可能である。また、サー
バコンピュータに登録されている当該建設現場の再生材
利用データベースには、利用用途、供給先、新材、再生
材数量が登録されている。なお、これらの数量データは
母店からも入力可能である。
【0024】各建設現場の端末コンピュータ1に、サー
バコンピュータ2に登録されている報告廃棄物データの
一覧を表示させた画面の例を図10に示した。この図に
おいては、101は工事科目コードであり、102のボタンを
クリックすると、該当する工事の一覧103が表示され
る。該当する工事科目ををクリックすると、その工事概
要104、建設副産物管理体制105、数量一覧106が表示さ
れる。年月のデータと社員番号データ107を入力すると
図11の画面に変る。
【0025】搬出物の数量入力画面の例を示した図11
においては、搬出数量を、111に入力した副産物の種類
毎に、また112に入力した処理業者毎に繰り返し入力す
る。搬出数量の入力項目には、副産物の種類、工事区
分、中間処理業者、最終処理業者、単位、中間処理委託
分の中間委託量、最終処理委託分の最終処分量(処理先
は各都道府県)、現場外搬出分の有価物量・他者利用
量、現場処理分の再利用量、減量化量、最終処分量、マ
ニフェスト枚数がある。なお、中間処理業者、最終処理
業者、収集運搬業者のリストには、産業廃棄物処理業者
として認定された業者のみが表示されるので、その中か
ら選択する。
【0026】再利用物の数量入力画面の例を示した図1
2においては、利用数量を、121に入力した再生材の種
類毎に繰り返し入力する。利用数量の入力項目には、再
生資源の種類、単位、分類規格、利用用途、供給元、供
給元住所、利用指示、新材数量、再生材数量がある。
【0027】図4に示したように、集計時期までの当月
分の廃棄物データを全て登録した後に、確定処理を行
う。なお、確定処理を行う前であればデータの訂正・編
集・削除が可能である。
【0028】サーバコンピュータに登録された廃棄物デ
ータの検索処理においては、ユーザID、パスワード、
接続先を入力することによって検索メニューに入る。検
索メニューには、搬出数量検索(個別検索、集計検
索)、利用数量検索(個別検索、集計検索)、報告チェ
ック(現場所長確認済み/工務担当課確認済み/建設副
産物担当課確認済み等)の一覧表示がある。搬出数量検
索および利用数量検索においては、検索する条件を設定
した後、「検索開始ボタン」をクリックする。設定する
条件は、通常は土木部門/建設部門の何れかの部門指
定、年月指定、部署指定の3点でよい。検索された結果
は図13に示したように表示される。報告チェックの方
法は、チェックする期間および部門指定を行った後、
「検索開始ボタン」をクリックする。副産物のデータが
入力されている建設現場名と、その現場が入力した廃棄
物データが、現在どの段階・部署まで確認されているか
を示す一覧が表示される。このデータ確認は、各工務担
当課の担当者および建設副産物担当課の担当者が行う。
(図14参照)
【0029】建設副産物集計表の作成においては、建設
現場毎、土木部門/建設部門/全体の3分類毎、都道府
県毎の3種類で集計することができる。土木部門の集計
表の例を図15に示した。データの集計方法としては、
建設副産物担当課の担当者が確認したデータのみを集計
するか、未確認分も含めて集計するかを選択することが
できる。また、建築系混合廃棄物原単位集計表の作成に
おいては、画面上において集計する建設現場の科目コー
ドを複数指定した上で、これらの指定したデータに基づ
いて集計する。
【0030】また、建築系混合廃棄物原単位管理グラフ
の作成は、建設現場毎もしくは建築工事全体の2種類で
作成できる。なお、建築工事全体に関しては、純粋に建
築工事全体をグラフ化するのではなく、原単位集計表と
同様に、予め指定した複数の建設現場についてのデータ
からグラフ化する。建設現場別のグラフの作成は、集計
したデータの年月を指定した後に、集計してグラフ化す
る。工事途中からの原単位推移のグラフを作成すること
ができる。図16は、ある建設現場の原単位推移のグラ
フを示している。工期の途中からの原単位推移のグラフ
を作成ができる。なお、原単位とは建築系のみに用いる
指標である。 原単位(kg/m )=混合廃棄物排出量(kg)/延床面積(m ) 混合廃棄物排出量=排出量−(現場内再利用+現場内減
量化+売却+再資源化施設等への排出) また、請求項4における混合廃棄物の発生量を長期目標
値および短期目標値の指標に使用する場合のひとつの例
として原単位を挙げたが、これ以外にも下記のリサイク
ル率を使用することができる。 リサイクル率(%)=((発生量(kg)−最終処分量(k
g))/発生量(kg))×100 なお、例え現場において分別しても通常の中間処理業者
に委託した場合には、そのまま全量がリサイクルされる
訳ではなく、その後の処分先が確認できないため、混合
廃棄物に入れる。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明では、各計測箇
所の前記数値データを計測箇所の端末コンピュータから
ネットワークを介して前記管理センターのサーバコンピ
ュータに蓄積し、データ集計時期においては、前記管理
センターにおいて全ての計測箇所の数値データを集計し
て、集計した数値データを前記長期目標値と比較して長
期目標値に対する差を算出すると共に、個々の計測箇所
の次期短期目標値を、前記算出した差に基づいて、各計
測箇所における数値データの発生状況に合わせて設定
し、設定した各計測箇所の次期短期目標値を、管理セン
ターから個々の計測箇所に指定するので、長期目標を達
成しやすくなる。請求項2の廃棄物データ管理方法で
は、各建設現場の前記廃棄物数値データを各建設現場の
端末コンピュータからネットワークを介して前記母店の
サーバコンピュータに蓄積し、データ集計時期において
は、前記母店において全建設現場の廃棄物数値データを
集計して、集計した廃棄物数値データを前記長期目標値
と比較して長期目標値に対する差を算出すると共に、個
々の建設現場の次期短期目標値を、前記算出した差に基
づいて、各建設現場における工事の進捗状況に合わせて
設定し、設定した各建設現場の次期短期目標値を、母店
から個々の建設現場に指定するので、母店の長期目標を
達成しやすくなる。請求項3では、データ集計時期にお
いては、母店のサーバコンピュータに蓄積された廃棄物
数値データを、各建設現場が確認した後に母店の担当者
が確認して、データ集計の対象として確定するので、信
頼性の高い廃棄物データを集計することが可能となる。
請求項4では、廃棄物数値データの長期目標値及び短期
目標値は、混合廃棄物の発生量に係るデータを使用する
ことによって、混合廃棄物の発生量を効果的に抑制する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物データ管理方法に用いるシステ
ムの構成図である。
【図2】前記廃棄物データ管理方法の一部の概要のフロ
ーチャートである。
【図3】前記廃棄物データ管理方法の一部の概要のフロ
ーチャートである。
【図4】前記廃棄物データ管理方法の一部の概要のフロ
ーチャートである。
【図5】廃棄物の発生量の変化パターンの例を示す図で
ある。
【図6】年度をまたがった工期の例を示す図である。
【図7】処理業者の登録手順を説明するフローチャート
である。
【図8】前記廃棄物データ管理方法における表示画面の
例を示す図である。
【図9】廃棄物データの入力手順を説明するフローチャ
ートである。
【図10】前記廃棄物データ管理方法における表示画面
の例を示す図である。
【図11】前記廃棄物データ管理方法における表示画面
の例を示す図である。
【図12】前記廃棄物データ管理方法における表示画面
の例を示す図である。
【図13】前記廃棄物データ管理方法における表示画面
の例を示す図である。
【図14】前記廃棄物データ管理方法における表示画面
の例を示す図である。
【図15】前記廃棄物データ管理方法における集計表の
例を示す図である。
【図16】前記廃棄物データ管理方法における建築系混
合廃棄物原単位管理グラフの例を示す図である。
【符号の説明】
1 建設現場に設置された端末コンピュータ 2 母店に設置されたサーバコンピュータ N インターネット等のネットワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数箇所で計測される所定の数値データに
    ついて、前記数値データを管理する管理センターが、数
    値データ全体の長期目標値を定めると共に、個々の計測
    箇所の数値データの短期目標値を定めて、前記数値デー
    タを管理するデータ管理方法であって、各計測箇所の前
    記数値データを計測箇所の端末コンピュータからネット
    ワークを介して前記管理センターのサーバコンピュータ
    に蓄積し、データ集計時期においては、前記管理センタ
    ーにおいて全ての計測箇所の数値データを集計して、集
    計した数値データを前記長期目標値と比較して長期目標
    値に対する差を算出すると共に、個々の計測箇所の次期
    短期目標値を、前記算出した差に基づいて、各計測箇所
    における数値データの発生状況に合わせて設定し、設定
    した各計測箇所の次期短期目標値を、管理センターから
    個々の計測箇所に指定することを特徴とするデータ管理
    方法。
  2. 【請求項2】複数の建設現場で発生する廃棄物の量を計
    測して得られる廃棄物数値データについて、前記建設現
    場が所属する母店全体の前記廃棄物数値データ全体の長
    期目標値を定めると共に、個々の建設現場の前記廃棄物
    数値データの短期目標値を定めて、前記廃棄物の発生を
    管理する廃棄物データ管理方法であって、各建設現場の
    前記廃棄物数値データを各建設現場の端末コンピュータ
    からネットワークを介して前記母店のサーバコンピュー
    タに蓄積し、データ集計時期においては、前記母店にお
    いて全建設現場の廃棄物数値データを集計して、集計し
    た廃棄物数値データを前記長期目標値と比較して長期目
    標値に対する差を算出すると共に、個々の建設現場の次
    期短期目標値を、前記算出した差に基づいて、各建設現
    場における工事の進捗状況に合わせて設定し、設定した
    各建設現場の次期短期目標値を、母店から個々の建設現
    場に指定することを特徴とする廃棄物データ管理方法。
  3. 【請求項3】データ集計時期においては、母店のサーバ
    コンピュータに蓄積された廃棄物数値データを、各建設
    現場が確認した後に母店の担当者が確認して、データ集
    計の対象として確定することを特徴とする請求項2に記
    載の廃棄物データ管理方法。
  4. 【請求項4】廃棄物数値データの長期目標値及び短期目
    標値は、混合廃棄物の発生量に係るデータを使用するこ
    とを特徴とする請求項2又は3の何れか1項に記載の廃
    棄物データ管理方法。
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