JP2002175204A - コンピュータシステム及びコンピュータシステムにおけるファイルの記録方法 - Google Patents

コンピュータシステム及びコンピュータシステムにおけるファイルの記録方法

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JP2002175204A
JP2002175204A JP2000372534A JP2000372534A JP2002175204A JP 2002175204 A JP2002175204 A JP 2002175204A JP 2000372534 A JP2000372534 A JP 2000372534A JP 2000372534 A JP2000372534 A JP 2000372534A JP 2002175204 A JP2002175204 A JP 2002175204A
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Atsushi Yokoyama
淳 横山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、小さな空き領域が使用されずに残
ることなく、記録媒体の効率的な使用ができるようにフ
ァイルを記録するようにしたコンピュータシステム及び
コンピュータシステムにおけるファイルの記録方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 ファイルが記録可能な領域の探索を開始
する記録媒体のアドレスを示す第1の探索開始アドレス
と第2の探索開始アドレスとを設定し、記録するファイ
ルの容量が所定の容量を越える場合には空き領域の探索
を第1の探索開始アドレスから開始し、ファイルの容量
が所定の容量以下の場合には第2の探索開始アドレスか
ら開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムにおいてファイルを記録媒体へ記録する際における
記録領域の割り付けの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のコンピュー
タシステムでは、プログラムやデータ等から構成される
ファイルを磁気ディスクやDVD−RAM等の記録媒体
に記録する場合、オペレーティングシステムの一部とし
て設けられているファイルシステムが記録するファイル
の容量(サイズ)に基づいてこのファイルを記録するこ
とのできる記録媒体の空き領域を見つけて、その空き領
域にファイルの割り付けを行い、そのファイルを記録し
ている。
【0003】このように記録媒体の空き領域にファイル
を割り付けする一例が特許第2945735号に開示さ
れている。この開示によれば、データ処理装置は、ディ
スクの空き領域情報を参照して、予め設定された割り付
け開始アドレスからファイルを記録することができる空
き領域を探索し、ファイルを記録することができる大き
さの空き領域を見つけたら、その領域にファイルを割り
付けして記録する。その後、割り付け開始アドレスをこ
のファイルを記録した領域の次のアドレスに設定して更
新する。以後ファイルの割り付けをするたびに、更新し
た割り付け開始アドレスから空き領域の探索を開始す
る。
【0004】しかし、このようなファイルの割り付けの
仕方では、空き領域の探索は常に割り付け開始アドレス
から始められている。このため、見つけた空き領域の大
きさ(容量)が割り付け要求されたファイルの容量より
も小さい場合には、この空き領域は使用されずに残され
たままとなってしまう。
【0005】このため、その後この残された空き領域に
割り付けが可能なサイズのファイルの割り付け要求があ
っても、割り付け開始アドレスが更新されているので探
索の対象とならず、使用されるこなく未使用のまま残っ
てしまい、記録媒体の効率的な使用ができなくなってし
まう。
【0006】また、既に記録されているファイルのサイ
ズが拡張されて新たにファイルの割り付け要求がされた
場合、ファイルの拡張された部分の割り付けの探索は、
割り付け開始アドレスから始められるため、このファイ
ルの拡張された部分が実際に割り付けされ記録される領
域は、すでに割り付けされ記録された領域から遠く離れ
た位置となってしまう。このため、ファイルの読み出し
の際に、時間がかかってしまうことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
の問題点を解消するためになされたもので、小さな空き
領域が使用されずに残ることなく、記録媒体の効率的な
使用ができるようにファイルを記録するコンピュータシ
ステム及びコンピュータシステムにおけるファイルの記
録方法を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、記録媒体に既に記録され
たファイルが拡張されて新たに記録される場合、拡張さ
れた部分が既に記録された領域から遠く離れた位置に記
録されないようにしたコンピュータシステム及びコンピ
ュータシステムにおけるファイルの記録方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体にフ
ァイルを記録するコンピューターシステムにおいて、フ
ァイルが記録可能な領域の探索を開始する記録媒体のア
ドレスを示す第1の探索開始アドレスと第2の探索開始
アドレスとを設定し、記録媒体に記録するファイルの容
量が所定の容量以上の場合には記録媒体の空き領域の探
索を第1の探索開始アドレスから開始し、記録媒体に記
録するファイルの容量が所定の容量以下の場合には記録
媒体の空き領域の探索を第2の探索開始アドレスから開
始し、探索より見つけたファイルが記録可能な領域にフ
ァイルを記録し、探索に使用した第1又は第2の探索開
始アドレスをファイルを記録した領域の次のアドレスに
更新することを特徴とする。
【0010】このように本発明によれば、小さな空き領
域が使用されずに残ることなく、記録媒体の効率的な使
用ができる。
【0011】また、本発明は、記録媒体にファイルを記
録するコンピュータシステムにおいて、記録媒体に第1
のファイルが記録されているときに、この第1のファイ
ルの容量が拡張された第2のファイルを記録媒体に記録
する場合、第1のファイルの容量が拡張された部分を記
録媒体に記録するための記録媒体上の空き領域を記録媒
体に記録された第1のファイルの記録領域の次のアドレ
スから探索し、 この探索で見つけた空き領域に第1の
ファイルの容量が拡張された部分を記録することを特徴
とする。
【0012】このように本発明によれば、記録媒体に既
に記録されたファイルが拡張されて新たに記録される場
合、拡張された部分が既に記録された領域から遠く離れ
た位置に記録されないようすめことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて記録媒体DV
D−RAMにファイルを記録する場合に適用した本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施形態のコンピュータシステムの要部構成を示す図であ
る。コンピュータシステム、例えばパーソナルコンピュ
ータシステム1には、システムバス10が設けられてい
る。このシステムバス10には、CPU8、RAM9、
磁気ディスクドライブ装置(HDD)2、DVD−RA
Mドライブ装置6が接続されている。磁気ディスクドラ
イブ装置(HDD)2には、オペレーティングシステム
(OS)3、アプリケーションプログラム5が記録され
ている。オペレーティングシステム4には、磁気ディス
クドライブ装置2やDVD−RAMドライブ装置6に対
するファイルの記録/再生を制御するファイルシステム
4が含まれている。CPU8は、オペレーティングシス
テム4の制御の下に、パーソナルコンピュータシステム
1の全体を制御するものである。RAM9は、ランダム
アクセスメモリで構成された主記憶装置である。DVD
−RAMドライブ装置6は、記録媒体であるDVD−R
AM7に対してファイルの記録/再生を行うものであ
る。図1において、パーソナルコンピュータシステム1
を構成する表示装置やキーボード等の他の構成要素につ
いては、図示を省略する。
【0014】図2は、ファイルシステム4の詳細を示す
図である。ファイルシステム4には、ファイル管理テー
ブル41、空き領域管理テーブル42、探索開始アドレ
ステーブル43とが設けられている。ファイル管理テー
ブル41は、記録媒体に記録したファイルを管理するた
めのデータを記録するもので、図3に図示したようにフ
ァイル名411、記録開始アドレス412、容量413
とから構成されている。ファイルシステム4は、記録媒
体にファイルを記録するたびに、そのファイル名をファ
イル名411に、そのファイルの記録媒体上での記録開
始アドレスを記録開始アドレス412に、その容量(フ
ァイルのサイズ)を容量413に、それぞれ記録する。
【0015】空き領域管理テーブル42は、記録媒体で
あるDVD−RAM7にファイル(データ)が記録され
ているか否かのファイル(データ)の記録状態を2kb
yte単位でファイルシステム4が記録保持するための
テーブルであり、その構成を図4に図示した。DVD−
RAM7は1セクタが32kbyteで構成さており、
DVD−RAMドライブ装置6がDVD−RAM7に対
してファイルを記録/再生する場合には32kbyte
単位に行う。この32kbyteの単位を記録ブロック
と呼ぶ。一方、ファイルシステム4はファイルを2kb
yteで構成される論理ブロック単位で管理する。
【0016】図4において、空き領域管理テーブル42
は、DVD−RAM7の記録領域にデータが記録されて
いるか否かの情報を2kbyte単位に1bitのフラ
グデータに対応させて管理している。このフラグデータ
は、16bit単位に1ブロック421として区切られ
ており、この1ブロック421の各bitの状態を確認
することで、1記録ブロック内において、データが記録
されているか否かの状態を確認することができる。各b
itに「1」が設定されている場合には、その対応する
2kbyteの論理ブロックにデータが記録されている
ことを示し、同様に各bitに「0」が設定されている
場合には、その対応する2kbyteの論理ブロックに
データが記録されていないことを示す。この空き領域管
理テーブル42の各bitに対するデータの記録状態の
設定は、ファイルシステム4が行う。
【0017】探索開始アドレステーブル43は、ファイ
ルシステム4がアプリケーションプログラム5からのフ
ァイルの割り付け要求(記録要求)を受けた際に、その
割り付け要求(記録要求)の対象となるファイルを記録
するためのDVD−RAM7上の空き領域を探索する際
に、DVD−RAM7上のどの記録位置から空き領域が
あるか否かの探索を開始するための開始位置であるアド
レスを保持するものであり、その構成を図5に図示し
た。
【0018】図5に図示したように探索開始アドレステ
ーブル43は、第1の探索開始アドレス431と、第2
の探索開始アドレス432とから構成されている。ファ
イルシステム4は、割り付け要求されたファイルのサイ
ズが2kbyteのときには、第1の探索開始アドレス
431で示す位置(アドレス)から空き領域の探索を開
始する。一方、ファイルシステム4は、割り付け要求さ
れたファイルのサイズが2kbyte以上のときには、
第2の探索アドレス432で示す位置(アドレス)から
空き領域の探索を開始する。第1の探索開始アドレス4
31と第2の探索開始アドレス432には、初期設定時
にDVD−RAM7の記録領域の先頭アドレスが設定さ
れる。これら第1及び第2の探索開始アドレス431,
432は、ファイルシステム4が探索により見つけられ
た空き領域にファイルを記録した後、そのファイルを記
録した領域の最後のアドレスの次のアドレスの値に更新
する。
【0019】これらファイル管理テーブル41、空き領
域管理テーブル42、探索開始アドレステーブル43
は、通常DVD−RAM7に記録保存されている。記録
対象となるDVD−RAM7がDVD−RAMドライブ
装置6に装填されてファイルシステム4がそのDVD−
RAM7を記録/再生の対象として認識した際、ファイ
ルシステム4はこれらファイル管理テーブル41、空き
領域管理テーブル42、探索開始アドレステーブル43
をDVD−RAM7から読み出して自身の内部に記録保
持する。以後ファイルシステム4は、記録/再生の対象
とするDVD−RAM7に対してファイルの記録再生を
する都度、これらのファイル管理テーブル41、空き領
域管理テーブル42、探索開始アドレステーブル43に
記録されたデータを更新する。ファイルシステム4は、
記録/再生の対象とするDVD−RAM7がDVD−R
AMドライブ装置6から取り外される際には、これらフ
ァイル管理テーブル41、空き領域管理テーブル42、
探索開始アドレステーブル43に記録されたデータをD
VD−RAM7に記録保存する。
【0020】以下、図6〜図12を参照して、本発明の
一実施形態において、ファイルシステム4がDVD−R
AM7にファイルの割り付けをして記録処理する場合の
詳細な動作を説明する。図6〜図8にファイルシステム
4のファイルの記録処理の動作手順を示したフローチャ
ートを図示した。図9には、DVD−RAM7の記録領
域71の全体におけるファイル(データ)の記録状況を
横長の長方形で図示している。
【0021】図9において、斜線で図示した領域71、
領域73、領域75には、ファイル(データ)が記録さ
れている領域であり、領域72、領域74、領域76
は、ファイル(データ)が記録されていない空き領域で
ある。領域72の記録容量(サイズ)は2kbyte、
領域74の記録容量(サイズ)は6kbyteである。
矢印Aは、第1の探索開始アドレス431の位置を示し
ている。矢印Bは、第2の探索開始アドレス432の位
置を示している。
【0022】図6を参照して、ファイルシステム4がD
VD−RAM7にファイルを記録する場合の動作を説明
する。ファイルシステム4は、ステップS1でアプリケ
ーションプログラム5からファイルの割り付け要求が来
ているか否かを判断する。割り付け要求が来ていない場
合には、再度ステップS1の判断を行う。割り付け要求
がきている場合、ファイルシステム4は、ステップS2
でファイル管理テーブル41のファイル名41を参照し
てアプリケーションプログラム5からファイルの割り付
け要求を受けたファイルが既にDVD−RAM7に記録
されているか否かを判断する。割り付け要求を受けたフ
ァイルが既にDVD−RAM7に記録されている場合に
は、処理をステップ13に進める。割り付け要求を受け
たファイルが既にDVD−RAM7に記録されていない
場合には、ステップS3で割り付け要求を受けたファイ
ルの容量(サイズ)が2kbyteを越えているか否か
を判断する。ファイルの容量(サイズ)が2kbyte
を越えている場合、ファイルシステム4はステップS4
で探索開始アドレステーブル43から第1の探索開始ア
ドレス431を読み出す。ファイルの容量(サイズ)が
2kbyteを越えていない場合、ファイルシステム4
はステップS5で探索開始アドレステーブル43から第
2の探索開始アドレス432を読み出す。
【0023】次にファイルシステム4は、ステップS6
で探索開始アドレステーブル43から読み出した探索開
始アドレスで示されるDVD−RAM7の記録領域の位
置(アドレス)から割り付け要求を受けたファイルを記
録することができる大きさ(容量)の連続した空き領域
があるかどうかを探索する。ファイルシステム4は、こ
の探索を空き領域管理テーブル42に記録されたフラグ
データを参照することで行う。
【0024】先ず、ファイルシステム4が、割り付け要
求を受けたファイルのサイズが2kbyteを越えてお
り第1の探索開始アドレス431から空き領域の探索を
する場合について説明する。この場合、ファイルシステ
ム4は、図9の矢印Aで示す位置(アドレス)から探索
を開始する。例えば割り付け要求を受けたファイルの容
量(サイズ)が40kbyteであると仮定すると、フ
ァイルシステム4は、ステップS7において、探索した
結果として領域76にファイルが記録できると判断す
る。すると、ファイルシステム4は、ステップS9でD
VD−RAMドライブ装置6に割り付け要求のあったフ
ァイルの書き込み要求をする。この結果、DVD−RA
Mドライブ装置6にファイルが書き込まれた状態を図1
0に示す。
【0025】図10において、図9に図示した領域76
の先頭部分からの始まる領域77に割り付け要求のあっ
たファイルが書き込まれた状態を示す。ファイルシステ
ム4は、ステップS10において、ファイル管理テーブ
ル41の更新を行う。この更新とは、領域77に書き込
んだファイルのファイル名、記録開始アドレス、容量を
ファイル管理テーブル41に書き込みし登録することで
ある。次にファイルシステム4は、ステップS11にて
空き領域管理テーブル42の更新を行う。この更新と
は、領域77に対応するビットを「1」に設定して、フ
ァイルが記録されたとのフラグを立てることである。更
にファイルシステム4は、ステップS12にて第1の探
索開始アドレス431を更新する。この更新とは、第1
の探索開始アドレス431を領域77の最後のアドレス
の次のアドレスに設定することである。この結果、第1
の探索開始アドレス431は、図10に矢印Aで示す位
置に設定される。以上の処理によってファイルシステム
4によるファイルの記録処理が終了する。
【0026】一方、ファイルシステム4が、割り付け要
求を受けたファイルのサイズが2kbyteで第2の探
索開始アドレス432から空き領域の探索をする場合に
ついて説明する。この場合、ファイルシステム4は、図
9の矢印Bで示す位置から探索を開始する。探索の結
果、領域72に記録することが可能と判断できる。する
と、ファイルシステム4は、ステップS9でDVD−R
AMドライブ装置6に割り付け要求のあったファイルの
書き込み要求をする。この結果、DVD−RAMドライ
ブ装置6にファイルが書き込まれた状態を図11に示
す。
【0027】図11に、図10で図示した領域72の先
頭部分から始まる領域78に割り付け要求のあったファ
イルが書き込まれた状態を示す。ファイルシステム4
は、ステップS10において、ファイル管理テーブル4
1の更新を行う。次にファイルシステム4は、ステップ
S11にて空き領域管理テーブル42の更新を行う。更
にファイルシステム4は、ステップS12にて第2の探
索開始アドレス432を更新する。この更新とは、第2
の探索開始アドレス432を領域78の最後のアドレス
の次のアドレスに設定することである。この結果、第2
の探索開始アドレス432は、図11に矢印Bで示す位
置(領域73の先頭位置)に設定される。以上の処理に
よってファイルシステム4によるファイルの記録処理が
終了する。
【0028】また、ステップS7で探索の結果、割り付
け要求のあったファイルを記録するだけの空き領域が無
いと判断された場合には、ファイルシステム4はステッ
プS8でアプリケーションプログラム5に対してファイ
ルの割り付けができないことを通知して処理を終了す
る。
【0029】このように探索開始アドレスを2つ持ち、
ファイルの記録処理をすることで、以下に説明するよう
な効果がある。即ち、従来のように割り付け(探索)開
始アドレスが1つで、そのアドレスが図9の矢印Aで示
す位置を示している状態で、例えばサイズが40kby
teのファイルの割り付け要求を受けたときは、図10
に示すように領域77に記録される。このとき割り付け
開始アドレスは、図10の矢印Aで示す位置に更新され
る。この状態から続いて、例えばサイズが2kbyte
のファイルの割り付け要求を受けたときは、空き領域の
探索は図10の矢印Aで示す位置から開始されることに
なる。これによって、領域72及び領域74に2kby
teのファイルの記録が可能にもかかわらず、探索され
ずに取り残されたままとなってしまい、DVD−RAM
7の利用効率が落ちてしまう。
【0030】しかし、上記説明のように探索(割り付
け)開始アドレスを2つ設け、割り付け要求されるサイ
ズに基づいて使い分けることにより、上記説明したよう
に図11に示すように領域78にファイルを記録するこ
とができ、DVD−RAM7の利用効率が向上する。更
に図9に図示した状態からサイズが2kbyteのファ
イルの割り付け要求を受けたときは、図11に図示した
ように領域78に記録することができる。
【0031】次に図6のステップS2の判断において、
ファイルシステム4が、割り付け要求を受けたファイル
が既にDVD−RAM7に記録されていると判断して処
理をステップS13に進めた場合の説明をする。ファイ
ルシステム4は、ステップS13において、ファイル管
理テーブル41の容量413を参照して割り付け要求を
受けたファイルの容量(サイズ)が既にDVD−RAM
7に記録されている容量よりも拡張されているか否かを
判断する。ファイルの容量(サイズ)が拡張されていな
い場合(即ち、同等容量か又は容量が縮小されている場
合)には、ファイルシステム4は、ステップS14に
て、DVD−RAMドライブ装置6に割り付け要求のあ
ったファイルの書き込み要求をする。これにより、DV
D−RAMドライブ装置6がDVD−RAM7に対し
て、ファイルの書き込みを行う。次いで、ファイルシス
テム4は、ステップS15において、DVD−RAMド
ライブ装置6によるDVD−RAM7に対するファイル
の書き込みに応じて空き領域管理テーブル42を更新す
る。
【0032】一方、ファイルの容量(サイズ)が拡張さ
れている場合には、ファイルシステム4は、ステップS
16で、ファイル管理テーブル41を参照して、該当す
るファイル名41の記録開始アドレス412と容量41
3とから当該ファイルの記録位置の最後のアドレスを求
める。ファイルシステム4は、この求めたアドレスの次
アドレスから空き領域の探索を開始する。具体的には、
既にDVD−RAM7に記録されているファイルに対し
てその容量が3kbyte拡張されたファイルの割り付
け要求を受けたと仮定する。この場合、図12に矢印C
で示す位置から拡張された3kbyteの部分が記録す
ることができる空き領域の探索を開始する。この探索の
結果、ファイルシステム4は、ステップS17にて、フ
ァイルの割り付けが可能か判断する。
【0033】ステップS17で割り付け要求のあったフ
ァイルの拡張された3kbyteの部分を記録するだけ
の空き領域が無いと判断された場合には、ファイルシス
テム4はステップS8にてアプリケーションプログラム
5に対してファイルの割り付けができないことを通知し
て処理を終了する。
【0034】一方、ステップS17で割り付け要求のあ
ったファイルの拡張された3kbyteの部分を記録す
るだけの空き領域があると判断された場合、例えば図9
に図示した領域74に割り付け可能であることを判断さ
れた場合には、ファイルシステム4は、ステップS18
でDVD−RAMドライブ装置6に割り付け要求のあっ
たファイルの拡張された3kbyteの部分の書き込み
要求をする。この結果、DVD−RAM7にファイルの
拡張された3kbyteの部分が書き込まれた状態を図
12に示す。図12において、領域79に割り付け要求
のあったファイルファイルの拡張された3kbyteの
部分が書き込まれた状態を示す。割り付け要求を受けた
ファイルが既にDVD−RAM7に記録されているもの
で、しかもそのファイルサイズが拡張されている場合に
は、当該ファイルの記録位置の最後のアドレスの次アド
レスから空き領域の探索を開始するので、拡張された部
分の書き込む領域が先に記録されている場所に近い位置
に記録することができる。このため、ファイルを素早く
読み出すことができる。
【0035】割り付け要求されたファイルのサイズが記
録ブロックのサイズ(32kbyte)のN倍(N倍:
Nは1以上の整数)の場合には、そのファイルの書き込
み開始位置を記録ブロックの先頭とすることにより、フ
ァイルの記録処理の高速化ができる。N個の記録ブロッ
クに一致させて割り付け要求のあったファイルを書き込
むため、これによりファイルの書き込み処理の時間が高
速にできる。これは、書き込みブロックのサイズのN倍
に一致しないサイズのファイルを書き込む場合には、該
当する記録ブロックのファイルを一旦記録媒体(DVD
−RAM)からメモリに読み出し、その読み出した記録
ブロック単位のファイルにこれから書き込むファイルを
上書き記録して更新した後、メモリから記録媒体(DV
D−RAM)に記録しているので、読み出し、更新、書
き込みの3動作必要となるのに比べ、1回の書き込みだ
けですむので、処理が高速化できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、小さな空き領域が使用
されずに残ることなく、記録媒体の効率的な使用ができ
る。また、本発明によれば、記録媒体に既に記録された
ファイルが拡張されて新たに記録される場合、拡張され
た部分が既に記録された領域から遠く離れた位置に記録
されないようできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコンピュータシステムの
要部構成を示す図である。
【図2】ファイルシステムの構成を示した図である。
【図3】ファイル管理テーブルの構成を示した図であ
る。
【図4】空き領域管理テーブルの構成を示した図であ
る。
【図5】探索開始アドレステーブルの構成を示した図で
ある。
【図6】ファイルシステムのファイルの記録処理の動作
手順を示したフローチャートを示した図である。
【図7】ファイルシステムのファイルの記録処理の動作
手順を示したフローチャートを示した図である。
【図8】ファイルシステムのファイルの記録処理の動作
手順を示したフローチャートを示した図である。
【図9】DVD−RAM7の記録領域におけるファイル
の記録状況を示す図である。
【図10】DVD−RAM7の記録領域におけるファイ
ルの記録状況を示す図である。
【図11】DVD−RAM7の記録領域におけるファイ
ルの記録状況を示す図である。
【図12】DVD−RAM7の記録領域におけるファイ
ルの記録状況を示す図である。
【符号の説明】
1‥‥コンピュータシステム 2‥‥磁気ディスク装置HDD 3‥‥オペレーティングシステムOS 4‥‥ファイルシステム 5‥‥アプリケーションプログラム 6‥‥DVD−RAMドライブ装置 7‥‥DVD−RAM 8‥‥CPU 9‥‥主記憶装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と、この記録媒体にファイルが
    記録されていない空き領域の情報を設け、前記記録媒体
    にファイルを記録する際に前記空き領域の情報を参照し
    て前記ファイルが記録可能な領域を探索し、この探索し
    た領域に前記ファイルを記録するコンピュータシステム
    におけるファイルの記録方法において、 前記探索を開始する前記記録媒体のアドレスを示す第1
    の探索開始アドレスと第2の探索開始アドレスとを設定
    し、 前記記録媒体に記録するファイルの容量が所定の容量以
    上の場合には前記記録媒体の空き領域の探索を前記第1
    の探索開始アドレスから開始し、 前記記録媒体に記録するファイルの容量が所定の容量以
    下の場合には前記記録媒体の空き領域の探索を前記第2
    の探索開始アドレスから開始し、 前記探索より見つけた前記ファイルが記録可能な領域に
    前記ファイルを記録し、 前記探索に使用した前記第1又は第2の探索開始アドレ
    スを前記ファイルを記録した領域の次のアドレスに更新
    することを特徴とするコンピュータシステムにおけるフ
    ァイルの記録方法。
  2. 【請求項2】 記録媒体にファイルを記録するコンピュ
    ーターシステムにおいて、 前記記録媒体にファイルが記録されていない空き領域の
    情報を保持する空き領域情報保持手段と、 前記記録媒体にファイルを記録するための空き領域の探
    索を開始する前記記録媒体のアドレスを示す第1及び第
    2の探索開始アドレスを保持する探索開始アドレス保持
    手段と、 前記記録媒体に記録するファイルの容量が所定の容量以
    上の場合には前記ファイルを記録するための空き領域の
    探索を前記第1の探索開始アドレスから開始し、前記記
    録媒体に記録するファイルの容量が所定の容量以下の場
    合には前記ファイルを記録するための空き領域の探索を
    前記第2の探索開始アドレスから開始する空き領域探索
    手段と、 前記空き領域探索手段により見つけた前記ファイル記録
    するための空き領域に前記ファイルを記録する記録手段
    と、 前記探索に使用した前記第1又は第2の探索開始アドレ
    スを前記ファイルを記録した領域の次のアドレスに更新
    する探索開始アドレス更新手段とを具備することを特徴
    とするコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 記録媒体にファイルを記録するコンピュ
    ータシステムにおけるファイルの記録方法において、 前記記録媒体に第1のファイルが記録されているとき
    に、この第1のファイルの容量が拡張された第2のファ
    イルを前記記録媒体に記録する場合、 前記第1のファイルの容量が拡張された部分を前記記録
    媒体に記録するための前記記録媒体上の空き領域を前記
    記録媒体に記録された第1のファイルの記録領域の次の
    アドレスから探索し、 この探索で見つけた空き領域に前記第1のファイルの容
    量が拡張された部分を記録することを特徴とするコンピ
    ュータシステムにおけるファイルの記録方法。
  4. 【請求項4】 記録媒体にファイルを記録するコンピュ
    ータシステムにおいて、 前記記録媒体に第1のファイルが記録されているときに
    この第1のファイルの容量が拡張された第2のファイル
    を前記記録媒体に記録する場合、前記第1のファイルの
    容量が拡張された部分を前記記録媒体に記録するための
    前記記録媒体上の空き領域を前記記録媒体に記録された
    第1のファイルの記録領域の次のアドレスから探索する
    空き領域探索手段と、 この前記探索空き領域探索手段が見つけた空き領域に前
    記第1のファイルの容量が拡張された部分を記録する記
    録手段とを具備したことを特徴とするコンピュータシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体に第1のファイルが記録さ
    れているときに、この第1のファイルの容量が拡張され
    た第2のファイルを前記記録媒体に記録する場合、 前記第1のファイルの容量が拡張された部分を前記記録
    媒体に記録するための前記記録媒体上の空き領域を前記
    記録媒体に記録された第1のファイルの記録領域の次の
    アドレスから探索し、 この探索で見つけた空き領域に前記第1のファイルの容
    量が拡張された部分を記録することを特徴とする請求項
    1記載のコンピュータシステムにおけるファイルの記録
    方法。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体に第1のファイルが記録さ
    れているときにこの第1のファイルの容量が拡張された
    第2のファイルを前記記録媒体に記録する場合、前記第
    1のファイルの容量が拡張された部分を前記記録媒体に
    記録するための前記記録媒体上の空き領域を前記記録媒
    体に記録された第1のファイルの記録領域の次のアドレ
    スから探索する空き領域探索手段と、 この前記探索空き領域探索手段が見つけた空き領域に前
    記第1のファイルの容量が拡張された部分を記録する記
    録手段とを更に具備したことを特徴とする請求項2記載
    のコンピュータシステム。
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