JP4277707B2 - 情報記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ボリューム・ファイル構造を用いて管理されるファイルが記録・再生されるとともに、同一領域に対するデータ記録回数が制限される情報記録媒体と、この情報記録媒体を用いた情報記録方法及び情報記録装置に関し、特に、ファイル構造およびVAT構造が集中的に記録された情報記録媒体と、この情報記録媒体を用いた情報記録方法、及び情報記録装置に関するものである。
近年、ディジタルデータの記録に様々な形態の媒体が用いられており、中でも安価な大容量記録型光ディスクとしてDVD−Rディスクが注目を集めつつある。このDVD−Rディスクを用いてデータを記録・再生する動作について、以下に図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、ボリューム・ファイル構造として情報記録媒体に記録される記述子やポインタ等は、特に詳細な記載がない限り、ISO/IEC 13346規格あるいはUDF(Universal Disk Format)規格に規定されたデータ構造をもつものとする。
説明の手順として、まず図6に示した情報記録媒体のデータ構成図と、図7に示した情報記録装置のブロック構成図を説明する。次に、図8に示したファイル記録処理手順を参照しながら、図9に示した情報記録媒体の状態遷移を説明する。
図6は、DVD-R物理規格(Version 2.0)で規定されたディスク上に図10に示すようなディレクトリ構造によって管理されるファイルが、DVD-Rファイルシステム規格(Version 2.0)で規定されたボリューム・ファイル構造により記録された状態にあるDVD−Rディスクのデータ構造図である。
図6において、データ記録領域の先頭には、記録管理領域601とリードイン領域602が割り付けられ、このリードイン領域602に続いてボリューム空間が割付けられている。このボリューム空間には、フォーマット処理において、ボリューム構造情報が記録されたボリューム構造領域603を先頭として、ファイル構造領域604と、VAT(Vitrual Allocation Table)構造領域605が形成される。
また、図10で示したディレクトリ構造により管理されるRTAVディレクトリと、IF0ファイルおよびAVファイルの作成処理において、AVファイルを管理するファイル構造領域606、そしてVAT構造領域607とが形成される。
IFOファイルの記録処理では、IFOファイル608とIFOファイルを管理するファイル構造領域609とVAT構造領域610とが形成される。
AVファイルの記録処理では、AVファイルエクステント#1(611)とAVファイルエクステント#1を管理するファイル構造領域612とVAT構造領域613とが形成される。
またAVファイルの追加記録処理では、AVファイルエクステント#2(614)とAVファイルエクステント#1(611)およびAVファイルエクステント#2(614)を管理するファイル構造領域615とVAT構造領域616とが形成される。
図7は、従来例における情報記録再生装置のブロック図である。図7に示されるように、情報記録再生装置は、システム制御部701と、メモリ回路702と、I/Oバス703と、磁気ディスク装置704と、光ディスクドライブ装置705とから構成される。
システム制御部701は、制御プログラムや演算用メモリを含むマイクロプロセッサで実現され、ボリューム構造情報を記録するボリューム構造記録手段711と、ボリューム構造情報を再生するボリューム構造再生手段712と、ファイル構造情報を記録するファイル構造記録手段713と、ファイル構造情報を再生するファイル構造再生手段714と、VAT構造情報を記録するVAT構造記録手段715と、VAT構造情報を再生するVAT構造再生手段716と、ファイルデータを記録するファイル記録手段717と、ファイルデータを再生するファイル再生手段718とを含む。
また、メモリ回路702は、ボリューム構造情報、ファイル構造情報およびファイルの演算や一時保存に使用するデータ用メモリ721を含んでいる。
また、光ディスクドライブ装置705は、ドライブ制御部731と、メモリ回路732と、内部バス733と、記録再生手段734と、ディスク735とから構成される。ドライブ制御部731は、ドライブの制御プログラムや演算用メモリを含むマイクロプロセッサで実現され、次回記録開始位置を管理する記録管理手段741を含む。この次回記録開始アドレスは、記録管理領域の管理データとして登録されており、記録ゾーンにつき1つの次回記録開始アドレスを保持している。本従来例では、フォーマット処理から常に1つの記録ゾーンが割付けられている。
メモリ回路732は、光ディスクドライブ装置705へ転送されてきたデータの演算や一時保存に使用するバッファメモリ751を含むことを特徴としている。
次に、DVD−Rディスクに対するファイル記録処理手順について、図7に示したブロック図と、図8のファイル記録処理手順を説明するフローチャートと、図9に示すファイル記録処理時の媒体の状態遷移図、そして図6に記載したファイル記録処理後のデータ構造図を参照しながら、以下に説明する。なお、このファイル記録を行う媒体は、フォーマット処理およびファイル作成処理は完了している状態とする。
(S801)システム制御部701は、空き領域取得手段719として内蔵された制御プログラムにしたがって光ディスクドライブ装置705へ次回記録開始アドレスの通知を依頼する。光ディスクドライブ装置705は、ドライブ制御部731の記録管理手段741により光ディスク735の記録管理領域601に登録されている管理データ#1から次回記録開始アドレス651を取得し、システム制御部701に返送する。この処理が終了した後、媒体は図9に示す状態(a)となる。
(S802)システム制御部701は、ファイル記録手段717として内蔵された制御プログラムにしたがって、データ用メモリ721に作成されたAVファイルエクステントの記録動作を光ディスクドライブ装置705に指示する。光ディスクドライブ装置705は、データ用メモリ721から転送されるファイル構造情報をAVファイルエクステント#2615の領域に記録する。次にドライブ制御部731の記録管理手段741は、記録したファイルサイズを考慮して次回記録開始アドレスが登録された管理データを記録管理領域に登録する。ファイルの記録動作が終了すると、光ディスクドライブ装置705は記録動作の完了をシステム制御部701に通知する。この処理が終了した後、媒体は図9に示す状態(b)となる。
(S803)システム制御部701は、ファイル記録手段717として内蔵された制御プログラムにしたがって、ファイルの記録が全て完了したか判定する。ファイルの記録が全て完了していない場合は、ファイルを全て記録するまで(S801)からの処理を繰り返す。ファイルの記録が全て完了した場合は(S804)に進む。
(S804)システム制御部701は、空き領域取得手段719として内蔵された制御プログラムにしたがって光ディスクドライブ装置705へ次回記録開始アドレスの通知を依頼する。光ディスクドライブ装置705は、ドライブ制御部731の記録管理手段741により光ディスク735の記録管理領域601に登録されている管理データから次回記録開始アドレスを取得し、システム制御部701に返送する。この処理が終了した後、媒体は図9に示す状態(c)となる。
なおファイルの記録が全て完了していない状態で、このステップ(S804)においてファイル構造用の空き領域を割付けると、次のステップ(S805)においてファイル構造の記録に進もうとした場合、AVファイルエクステント用に割当てられていた領域は、ゴミデータや00hデータでファイル構造記録開始位置まで記録してしまうことになる。
(S805)システム制御部701は、ファイル構造記録手段713として内蔵された制御プログラムにしたがって、AVファイルエクステント#1(611)とAVファイルエクステント#2(614)の位置情報等が反映されたファイル管理情報であるファイルエントリFE(AVファイル)644をメモリ回路702のデータ用メモリ721に生成する。さらに、システム制御部201は、この制御プログラムにしたがって、データ用メモリ721に作成されたこのファイル構造情報の記録動作を光ディスクドライブ装置705に指示する。
(S806)システム制御部701は、VAT構造記録手段715として内蔵された制御プログラムにしたがって、VAT645およびVATICB646をメモリ回路702のデータ用メモリ721に生成する。さらに、システム制御部701は、この制御プログラムにしたがって、データ用メモリ721に作成されたこれらのVAT構造情報の記録動作を光ディスクドライブ装置705に指示する。光ディスクドライブ装置705は、データ用メモリ721から転送されるVAT構造情報をVAT構造領域616に記録する。次にドライブ制御部731の記録管理手段741は、記録したファイルサイズを考慮して次回記録開始アドレスが登録された管理データを記録管理領域601の管理データ#5(622)の次回記録開始アドレス652を登録する。VAT構造情報の記録動作が終了すると、光ディスクドライブ装置705は記録動作の完了をシステム制御部701に通知する。この処理が終了した後、媒体は図9に示す状態(d)となる。
このVAT構造領域に含まれるVAT及びVATICBは、UDF規格が追記形記録媒体のためにISO13346規格を拡張して規定したデータ構造であり、ファイル構造情報等の記録位置を論理アドレス空間ではなく仮想アドレス空間上で規定することによってファイル構造情報の更新処理を簡素化するものである。そして、VATは論理アドレスと仮想アドレスの変換テーブルであり、フォーマット処理やファイル記録処理等の各処理において記録された領域の最終セクタに割付けられるVATICBによってVATの記録位置が指定される。
UDF規格では、VAT構造はファイル構造の一部として定義されているが、説明を分かりやすくするためにVAT構造として説明した。
以上で説明したファイル記録処理が終了すると図6に示すデータ構造がディスク上に作成されている。なお、DVD−Rディスクのデータ記録動作では、データ記録動作が途切れる度にデータ記録単位の前後に予め定められた容量のダミーデータもつリンキング領域が存在することがあるが、データ構造やデータ記録動作の説明を簡単化する観点から、説明では省略した。
特開2001−359036号公報 ISO/IEC 13346規格 OSTA Universal Disk Format 規格
解決しようとする問題点は、ファイル作成およびファイル記録処理が発生するたびにファイル構造を作成し記録しなくてはならないため、ほぼ同じ内容のファイルエントリが複数個所に記録さている点である。
またシーケンシャルに記録を進めるため、あるファイル用に割付けた領域に全て記録し終わるまで、他のファイルやファイル構造は記録できない点である。
また追記型媒体に対する制限された記録方法のため、書換え形媒体と同じ処理手順を利用することは難しい点である。このため追記形媒体への記録のためには専用記録ソフトウェアが作られていた。
本発明の情報記録方法は、データ領域の一端からボリューム・ファイル構造を用いて管理されるファイルが記録再生されるとともに同一領域に対する記録回数が制限され、記録管理領域およびリードイン領域に続いてボリューム・ファイル構造が記録されるボリューム空間が割付けられた情報記録媒体に対してデータ記録動作を実行する情報記録方法であって、前記ボリューム空間内の一記録ゾーンにファイルデータを記録するステップと、前記ファイルデータが前記一記録ゾーンに全て記録済みでない場合は、前記ファイルデータの全記録を待たずに、前記ボリューム空間内の他記録ゾーンを割当てることにより次回記録開始アドレスを取得し、更新されたファイル管理情報前記次回記録開始アドレスから他記録ゾーンに記録するステップとを備えたことを特徴とする。
また本発明の情報記録方法は、データ領域の一端からボリューム・ファイル構造を用いて管理されるファイルが記録再生されるとともに同一領域に対する記録回数が制限され、記録管理領域およびリードイン領域に続いてボリューム・ファイル構造が記録されるボリューム空間が割付けられた情報記録媒体に対してデータ記録動作を実行する情報記録方法であって、前記ボリューム空間内の一記録ゾーンにファイルデータを記録するステップと、前記ファイルデータの一記録ゾーンへの記録が終了しない状態で、前記ボリューム空間内の他記録ゾーンを割当てることにより次回記録開始アドレスを取得し、他ファイルデータを前記次回記録開始アドレスから他記録ゾーンに記録するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の情報記録方法は、ファイルデータの全記録を待たずにファイル管理情報または他ファイルデータの記録が可能となる。
また本発明の情報記録方法は、ファイル記録のみを媒体上に行いファイル構造をキャッシュに保持し必要に応じて媒体に記録するため、ファイルの変更に伴うファイル管理情報の更新がキャッシュ上で行われる。これにより大多数の小さなファイルに対する記録または削除、変更処理が行われた場合でも、何度もファイル構造の記録が行われることなく、領域の有効利用が可能となる。
また、割付け領域へのデータ記録が終了しない状態で行う他ファイルの記録またはキャッシュ領域のデータ溢れによるデータ記録は、必要なサイズのみ次回記録開始アドレスを割当てて記録することにより、媒体の割付け状態および記録状態にかかわらず書込みが可能となる。
さらにこのような処理手順は書換え形媒体に適用されている方法であり、ソフトウェアの共通化が可能となる。
またこのようにして記録されたディスクは、ファイル構造およびVAT構造の領域集中によりディスク読出し時にシークが発生し難く、目的のファイルの読出しも高速化することが可能となっている。
本発明の一実施例として、CD−RディスクやCD−RWディスク、DVD−Rディスクのように同一領域に対するデータ記録回数が制限される情報記録媒体を用いて、ISO/IEC 13346規格あるいはUDF(Universal Disk Format)規格に規定されたデータ管理されるファイルがボリューム空間内に記録される情報記録媒体と、この情報記録媒体を用いた情報記録方法と情報記録装置について、以下に図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、ボリューム・ファイル構造として情報記録媒体に記録される記述子やポインタ等は、特に詳細な記載がない限り、ISO/IEC 13346規格あるいはUDF(Universal Disk Format)規格に規定されたデータ構造をもつものとする。また、リードイン領域より更にディスク内周側に存在する記録管理領域の管理データの次回記録開始アドレスから、ファイルまたはボリューム・ファイル構造を記録するアドレスを取得している。
説明の手順としては、まず図1に示した本発明の情報記録媒体の領域構成を示すデータ構造と、図2に示した本発明の情報記録装置のブロック構成を説明する。次に、図3に示したファイル記録処理手順のフローチャートと図4に示したファイル構造およびVAT構造記録処理手順のフローチャートを、図5に示した情報記録媒体の状態遷移図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施例における情報記録媒体の領域構成を示すデータ構造図である。図1において従来例と異なる領域構成は、ファイル作成処理領域11およびキャッシュデータ記録処理領域12で記録されるIFOファイル106、AVファイル107、未記録領域108、ファイル構造領域109、VAT構造領域110である。特にファイル構造領域110内に登録された、ファイルエントリFE(ルート)129、ルートディレクトリ130、ファイルエントリFE(RTAV)131、RTAVディレクトリ132、ファイルエントリFE(IFOファイル)133、ファイルエントリFE(AVファイル)134と、VAT構造領域111内のVAT135、VATICB136は、本実施の形態におけるフォーマット処理以外の一連の処理で重複することなく記録されている。また、記録管理領域101の管理データ#3(122)には、次回記録開始アドレス142に加えて、交替次回記録開始アドレス143が登録されていることを特徴としている。
交替次回記録開始アドレスは、記録ゾーンをファイル構造/VAT構造に適切なサイズ分を割付けることで取得する。
図2は、本発明の一実施例における情報記録装置のブロック図である。図2に示されるように、情報再生装置はシステム制御部201と、メモリ回路202と、I/Oバス203と、磁気ディスクドライブ装置204と、光ディスクドライブ装置205とから構成される。
以下、図7における従来のDVD−Rディスクを用いる情報記録装置と異なるブロック構成を中心に説明する。システム制御部201は、次回記録開始アドレスを新たに割付けるための次回記録開始アドレス割当て手段221をもつことを特徴とする。この手段は、ファイル構造/VAT構造に適切なサイズの記録ゾーンを割当てるよう光ディスクドライブ装置205に指示し、新たな交替記録開始アドレスを取得するための手段である。
またメモリ回路202は、データキャッシュ用メモリ225およびVAT構造キャッシュ用メモリ226をもつことを特徴とする。
次に、本発明の一実施例として情報記録媒体に対するファイル記録処理の制御手順について、図2に示したブロック図と、図1のデータ構造図を参照しながら図5に示した情報記録媒体の状態遷移を説明する。
(S301)従来例と同様に、システム制御部201はファイルを記録するための空き領域を取得し、割付けを行う。この処理が終了した後、媒体は図5に示す状態(a)となる。
(S302)従来例と同様に、システム制御部201は、ファイルの一部であるエクステント#1の記録を行う。この処理が終了した後、媒体は図5に示す状態(b)となる。
なお、エクステントとは連続して記録されたファイルの一部データであり、サイズの大きいファイルは複数のエクステントから構成されていることが多い。またこのようにファイルサイズが大きい場合、エクステントの記録処理が空き領域割付け処理の直後に行われることは少なく、空き領域をいくつかのエクステントのために割付け後、割付け順と異なる順序で記録処理を行うことがある。
(S303)システム制御部201は、キャッシュ判定手段220として内蔵された制御プログラムにしたがって、メモリ回路202のデータキャッシュ用メモリ225から(S302)で記録したファイルのファイルエントリ等のファイル構造が、メモリ回路202のデータキャッシュ用メモリ225に既に作成されていないか探索する。キャッシュ上に既に作成されている場合は(S304)に進む。キャッシュ上に作成されていない場合は(S305)に進む。
ここで、ファイルエントリ等のファイル構造がキャッシュ上に既に作成されている場合としては、例えば以下のようなケースが考えられる。例えば、(S302)においてIFOファイルの記録を行った場合は、後にFE(IFOファイル)133として媒体上に記録されるデータを、データキャッシュ用メモリ上に保持しておく。また、(S302)においてAVファイルエクステント#1の記録を行った場合は、後にFE(AVファイル)として媒体上に記録されるデータをデータキャッシュ用メモリ上に保持しておく。このため、例えばAVファイルエクステント#2の記録を行った場合は、ファイルエントリFE(AVファイル)のファイル構造は、既にデータキャッシュ用メモリ上に作成されているため、(S304)へ進む。
(S304)システム制御部201は、ファイル構造記録手段214により、そのファイルエントリをデータキャッシュ用メモリ225上で更新する。
(S305)システム制御部201は、ファイル構造記録手段214により、そのファイルエントリをデータキャッシュ用メモリ225上に作成する。
(S306)システム制御部201は、キャッシュ判定部として内蔵された制御プログラムにしたがって、メモリ回路202から、記録したファイルおよびファイル構造の記録または更新によるVAT構造の変更要求があった場合、メモリ回路202のVAT構造キャッシュ用メモリ226に、VAT構造が作成されているか判定する。作成されている場合(S307)に進む。作成されていない場合(S308)に進む。
(S307)システム制御部201は、VAT構造記録手段215により、VAT構造をVAT構造キャッシュ用メモリ226上で更新する。
(S306)システム制御部201は、VAT構造記録手段215により、VAT構造をVAT構造キャッシュ用メモリ226上に作成する。
このようなファイル記録処理手順によりIFOファイルおよびAVファイルを構成するAVファイルエクステント#1およびAVファイルエクステント#2を記録した後の状態は、図5に示す情報記録媒体の状態遷移図の状態(b)となる。
なお、(S301)で割付けるファイル記録用の領域は、ファイル記録処理と、ファイル構造/VAT構造の記録を分離することにより、アプリケーションから複数の複数のファイル記録処理を受け付けることが可能となる。
なお、キャッシュ判定部220は、ボリューム空間に一意に付与された論理ブロックアドレスにより管理することが可能である。この場合、論理ブロックアドレスの割り振られていないファイル構造の一部や、最終記録済み領域に記録したいVAT構造に対しては、媒体で最大の論理ブロックアドレス、または最大の論理ブロックアドレスから減算した論理ブロックアドレスを一時的に割付け、最終的に次回記録開始アドレスを割付けることもできる。これにより、データキャッシュ用メモリの資源枯渇によりファイル構造をデータキャッシュ用メモリに作成できず媒体の記録を余儀なくなったような場合でも、論理上の整合性が確保される。
次にファイル構造/VAT構造記録処理手順について図4を用いて説明する。あわせて図2に示したブロック図と図1のデータ構造図を参照しながら図5に示した情報記録媒体の状態遷移について説明する。
(S401)システム制御部201は、ファイル記録手段217によりファイルが全て記録完了したか判定する。完了した場合は(S403)へ進む。完了していない場合は(S402)へ進む。
(S402)システム制御部201は、ファイル記録手段217により光ディスクドライブ装置205に交替次回記録開始アドレスの割付けを依頼する。光ディスクドライブ装置205は、ドライブ制御部231の記録管理手段241にしたがって、記録管理領域101の管理データ122へ交代の次回記録開始アドレスを取得し、システム制御部241に通知する。交替次回記録開始アドレスの割付けでは、記録したいファイル構造/VAT構造のデータサイズ分の記録ゾーン割当てにより、交替記録開始アドレスを取得している。
(S403)システム制御部201は、空き領域取得手段219により、ファイル構造用の空き領域の取得を行う。(S401)においてファイルが全て記録済みの場合は、従来例と同様に処理を行う。(S401)においてファイル記録が完了していない場合、(S402)において取得した交替次回記録開始アドレスより空き領域の取得を行う。この処理が終了した後、媒体は図5に示す状態(c)となる。
従来はファイルの記録が全て完了していないとファイル構造/VAT構造の記録が不可能であったが、本発明の情報記録方法では、ファイルの全記録を待たずにファイル構造/VAT構造の記録が可能である。
(S404)従来例と同様に、(S405)で取得されたアドレスからファイル構造の記録を行う。
(S405)従来例と同様に、VAT構造の記録を行う。この処理が終了した後、媒体は図5に示す状態(d)となる。
以上の、ファイル構造/VAT構造記録処理手順により、図1で示す情報記録媒体のデータ構造となる。
例えば、図5に示す状態(b)に表されるように、IFOファイルとAVファイルの一部を記録し、未だAVファイルの残りの記録が完了していない場合、(S402)において交代の記録開始アドレスが取得されるため、ファイル構造領域/VAT構造領域は、その交代の記録開始アドレスから記録する(図5状態(d))。また記録サイズは、ファイル構造/VAT構造に必要なサイズのみでよいため、領域の有効利用が可能である。
なお、このような実施の形態は停電時のバックアップデータのディスク記録にも有効に利用可能である。割付けた領域の記録完了をまたずして、任意のタイミングで停電用バックアップデータを記録することが可能になる。特にディスクレコーダなどの用途で使用される追記形光ディスクは、ある程度大きいAVファイルを複数個記録することが想定される。
ファイルの記録のみを媒体上に行い、ファイル構造をキャッシュに保持し必要に応じて媒体に記録するため、ファイルの変更に伴うファイル管理情報の更新がキャッシュ上で行われる。これにより大多数の小さなファイルに対する記録または削除、変更処理が行われた場合でも、何度もファイル構造の記録が行われることなく、領域の有効利用が可能となる。
また、割付け領域へのデータ記録が終了しない状態で行う他ファイルまたはキャッシュ領域のデータ溢れによるデータ記録は、必要なサイズのみ記録ゾーンおよび次回記録開始アドレスを割当てて記録することにより、媒体の割付け状態および記録状態にかかわらず書込みが可能となる。
またこのようにして記録されたディスクは、ファイル構造およびVAT構造の領域集中により目的のファイルの読出しも高速化することが可能となっている。
本発明の情報記録方法は、ファイルの記録のみを媒体上に行いファイル構造をキャッシュに保持し必要に応じて媒体に記録するため、大多数の小さなファイルに対する記録または削除、変更処理が行われた場合でも、何度もファイル構造の記録が行われることなく、領域の有効利用が可能となるため、コンピュータ上でのバックアップディスクなどの用途に適用できる。またAVファイル等の大きいファイルの記録中にも、停電対策用のバックアップデータなどを記録できるため、過程用ディスクレコーダの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態におけるデータ構造図 本発明の実施の形態におけるブロック図 本発明の実施の形態におけるファイル記録処理のフローチャート 本発明の実施の形態におけるファイル構造/VAT構造記録処理のフローチャート 本発明の実施の形態における媒体の状態遷移図 従来例におけるデータ構造図 従来例におけるブロック図 従来例におけるファイル/ファイル構造/VAT構造記録処理のフローチャート 従来例における媒体の状態遷移図 ディレクトリの構成図
符号の説明
101 記録管理領域
102 リードイン領域
103 ボリューム構造領域
104、110 ファイル構造領域
105、111 VAT構造領域
106 IFOファイル
107 AVファイルエクステント#1
108 AVファイルエクステント#2
109、112 未記録領域
201 システム制御部
202 メモリ回路
203 I/Oバス
204 磁気ディスク装置
205 光ディスクドライブ装置

Claims (3)

  1. データ領域の一端からボリューム・ファイル構造を用いて管理されるファイルが記録再生されるとともに同一領域に対する記録回数が制限され、記録管理領域およびリードイン領域に続いてボリューム・ファイル構造が記録されるボリューム空間が割付けられた情報記録媒体に対してデータ記録動作を実行する情報記録方法であって、
    前記ボリューム空間内の一記録ゾーンにファイルデータを記録するステップと、
    前記ファイルデータが前記一記録ゾーンに全て記録済みでない場合は、前記ファイルデータの全記録を待たずに、前記ボリューム空間内の他記録ゾーンを割当てることにより前記他記録ゾーンに対応した次回記録開始アドレスを取得し、更新されたファイル管理情報を前記次回記録開始アドレスから他記録ゾーンに記録するステップと
    を備えた情報記録方法。
  2. 前記更新されたファイル管理情報を記録するステップは、前記ファイル管理情報の更新をキャッシュ上で行い、更新されたファイル管理情報を次回記録開始アドレスから記録することを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
  3. データ領域の一端からボリューム・ファイル構造を用いて管理されるファイルが記録再
    生されるとともに同一領域に対する記録回数が制限され、記録管理領域およびリードイン領域に続いてボリューム・ファイル構造が記録されるボリューム空間が割付けられた情報記録媒体に対してデータ記録動作を実行する情報記録方法であって、
    前記ボリューム空間内の一記録ゾーンにファイルデータを記録するステップと、
    前記ファイルデータの一記録ゾーンへの記録が終了しない状態で、前記ボリューム空間内の他記録ゾーンを割当てることにより前記他記録ゾーンに対応した次回記録開始アドレスを取得し、他ファイルデータを前記次回記録開始アドレスから他記録ゾーンに記録するステップと
    を備えた情報記録方法。
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