JP2002175196A - インサーキットエミュレータ - Google Patents

インサーキットエミュレータ

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JP2002175196A
JP2002175196A JP2001230677A JP2001230677A JP2002175196A JP 2002175196 A JP2002175196 A JP 2002175196A JP 2001230677 A JP2001230677 A JP 2001230677A JP 2001230677 A JP2001230677 A JP 2001230677A JP 2002175196 A JP2002175196 A JP 2002175196A
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JP
Japan
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dma
signal
chip
peripheral
bus
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001230677A
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English (en)
Inventor
Tei Shibuya
禎 渋谷
Naomi Kuwabara
尚美 桑原
Takeshi Tanaka
毅 田中
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Renesas Micro Systems Co Ltd
Original Assignee
Renesas Micro Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザのプログラムを停止させずに、且つユー
ザ用のDMAコントローラを使用せずにユーザ領域のメ
モリの参照や変更ができると共に、DMAコントローラ
の機能変更があった場合であってもエバチップを開発す
ることなく、ユーザにソフトウェア及びハードウェアの
開発環境を迅速に提供できるインサーキットエミュレー
タを提供する。 【解決手段】マイクロコンピュータをエミュレートする
CPUを含むエバチップ101と周辺I/Oをエミュレ
ートする周辺チップ109とから成り、エバチップと周
辺チップとの間はダイレクトメモリアクセス(DMA)
によるデータ転送を行うインサーキットエミュレータで
あって、周辺チップ109は、ダイレクトメモリアクセ
スを制御するためのDMAコントローラ113を搭載し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインサーキットエミ
ュレータに関し、特にインサーキットエミュレータに搭
載されるエバチップと周辺チップとの間のインタフェー
スとして使用されるDMA技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータを搭載した
システムのソフトウェアとハードウェアのデバッグや評
価に使用するインサーキットエミュレータが知られてい
る。例えば、特開平08−328898号公報は、「ユ
ーザ空間アクセス方法及びエミュレータ」を開示してい
る。この公報に記載の発明(以下、「第1先行技術」と
いう)は、マイクロプロセッサによるプログラムの実行
を停止させることなく、マイクロプロセッサの内部メモ
リ、レジスタ及び外部メモリの内容を参照及び変更でき
るユーザ空間アクセス技術及びエミュレータを提供する
ものである。
【0003】以下、この公報に記載された図面を図17
及び図18に転記し、これらを参照しながら第1先行技
術を説明する。この第1先行技術に係るエミュレータ
は、ユーザ用の複数のDMAコントローラ(DMAC)
の1つを借用して動作する。このエミュレータは、図1
7に示すように、エミュレーション用のDMAコントロ
ーラ907を内蔵したエミュレーション用のマイクロプ
ロセッサ(以下、「エバチップ」という)901を含ん
でおり、DMAコントローラ907は、DMA転送要求
入力端子/DREQ及びDMA転送状態出力端子/DM
Aを備えている。
【0004】先ず、DMAコントローラ907によって
書き換え対象のメモリの内容を変更する場合の動作を説
明する。この場合、書き換え対象のメモリへ送られるデ
ータは、図18に示すDMA転送用メモリ1006に格
納される。DMA転送要求信号908が入力されると、
DMAコントローラ907はDMA転送を開始する。即
ち、DMAコントローラ907はDMA転送用メモリ1
006からデータを読み出し、書き換え対象のメモリに
転送する。
【0005】次に、DMAコントローラ907を使って
参照対象のメモリに格納されているデータを参照する場
合の動作を説明する。DMA転送要求信号908が入力
されると、DMAコントローラ907は参照対象のメモ
リからデータを読み出す。そして、読み出したデータを
DMA転送用メモリ1006に転送する。
【0006】この第1先行技術に係るエミュレータは上
述したように動作するので、ホストCPU1009によ
るユーザプログラムの実行を停止させることなく、ユー
ザシステムのメモリ1003、エミュレーションメモリ
1007、エバチップ901の内蔵ROM903、内蔵
RAM904、周辺I/O機能905のレジスタ等の内
容を参照したり変更することができる。
【0007】また、特開平7−262037号公報は
「エミュレータの構成方法及びエミュレータ用拡張ボー
ド」(以下、「第2先行技術」という)を開示してい
る。以下、この公報に記載された図面を図19及び図2
0に転記し、これらを参照しながら第2先行技術を説明
する。
【0008】この第2先行技術では、インサーキットエ
ミュレータは、命令実行やバスインタフェース(BI
U)機能をエミュレーションするCPU(以下、「エバ
チップ」という)と、シリアル、タイマー等の周辺機能
を有する周辺機能チップ(以下、「周辺チップ」とい
う)と組合わせてエミュレーションする。これは周辺機
能変更による製品展開に即時に対応できるというメリッ
トがあるからである。また、DMAコントローラは、一
般的に、バスインタフェースやCPUとバスを取り合う
ので周辺チップではなく、バスインタフェースやCPU
が内蔵されたエバチップに組込まれている。
【0009】図19及び図20は、上記エバチップ及び
周辺チップの構成とDMAコントローラの実装例を示し
ている。図19に示すように、エミュレータポッド部エ
バチップ1101と複数個の周辺チップに分かれてお
り、各チップは周辺チップ用の外部バス1106で接続
されている。エバチップ1101が周辺I/Oレジスタ
にアクセスする時はこの外部バス1106が使用され
る。
【0010】図20に示されるように、CPUコア12
01と密接な関係があるDMAコントローラ1207及
び1209は、CPUコア1201が内蔵されるエバチ
ップ1101に組込まれている。
【0011】なお、上記以外の関連する技術として、特
開平4−342036号公報は、マイクロコンピュータ
の高速化に対応したリアルタイムでのエミュレーション
を可能にしつつシステムの簡素化を図ったシステム開発
装置を開示している。また、特開平6−301571号
公報は、DMAコントローラの動作を、より効果的にエ
ミュレートするCPU搭載チップ及びエミュレータポッ
ドを開示している。更に、特開平11−232206号
公報は、CPU/MPUと周辺インタフェースとを独自
に更新可能とし、特に入出力制御回路をCPUに依存し
ないようにする技術を開示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術は、次のような問題を含んでいる。以下、
図17〜図20を参照しながら従来の技術における問題
点を説明する。
【0013】第1の問題点は、上記第1先行技術に示さ
れるように、デバッグや評価のために内蔵ROM90
3、内蔵RAM904、周辺I/O機能905のレジス
タの内容を参照したり変更する場合、インサーキットエ
ミュレータは、ユーザ用のDMAコントローラ907の
1つを借用して動作することである。その結果、全ての
DMAコントローラ907を使用しているユーザはイン
サーキットエミュレータによるデバッグ機能を使用でき
ない。
【0014】この第1の問題点は、インサーキットエミ
ュレータが、評価及びデバッグ用の専用DMAコントロ
ーラを備えていないことに起因する。専用DMAコント
ローラを備えていない理由は、この専用DMAコントロ
ーラをエバチップ901に内蔵させるには、エバチップ
を作り直さなければならないことが考えられる。DMA
コントローラ907の変更が簡単ならば専用DMAコン
トローラをエバチップに追加するのは簡単であるが、現
実には、DMAコントローラの変更は困難である。
【0015】第2の問題点は、DMAコントローラ90
7がエバチップ901に内蔵されている構成では、DM
Aのチャンネル数の増加やDMAコントローラの機能が
向上された時にはエバチップ901を作り直さなければ
ならないことである。近年は、コアを組合わせてユーザ
の要求に合致するカスタムマイクロコンピュータを短期
間に設計することが要求されている。また、DMAコン
トローラ907の機能に対する要求もユーザによって様
々である。従って、DMAコントローラのチャンネル数
の増加、機能変更等の要求に応じてエバチップ901を
作り直していたら、ユーザの数だけエバチップ901が
必要になり、ソフトウェア及びハードウェアの開発環境
を短期間でユーザに提供できない。
【0016】この第2の問題点は、第1の問題点で説明
したと同様に、DMAコントローラ907がエバチップ
901に内蔵されているため、エバチップ901を作り
直さなければならないことに起因する。
【0017】第3の問題点は、多ピンのパッケージの使
用が制限されるため、エバチップ1101と周辺チップ
1102との間のインタフェース(I/F)用に専用の
ピンを追加することが難しいことである。この第3の問
題点は、周辺チップ1102には一般的には実チップが
使われるため、実チップのコストダウンの必要からピン
数の少ないパッケージが使われることに起因する。
【0018】第4の問題点は、2チップの構成にした場
合、動作周波数が高くなるとデータの送受ができなくな
ることである。この第4の問題点は、動作周波数が高く
なると1クロックの幅が短くなるため、セットアップタ
イムとホールドタイムの確保が難しくなり、そのためア
ドレスやデータを相手のチップに確実に渡すことが困難
になることに起因する。即ち、上記第4の問題点は、1
チップ構成の場合は発生せず、2チップに分けたことに
よって発生する問題である。
【0019】第5の問題点は、従来のエバチップ901
のようにDMAC907がエバチップ901に内蔵され
ている場合、DMA転送が行われた通信データを完全に
トレースすることが難しいことである。その理由は、D
MA転送がCPUの命令実行によるメモリアクセスと独
立して行われる事にある。近年のマイクロコンピュータ
は性能向上の為、CPUが命令により外部のメモリをア
クセスしている最中にDMACが内蔵I/Oと内蔵RA
M間でデータ転送をする事ができる。このように2つの
アクセスが同時に発生した場合には、IEはプログラム
デバックをする事を目的に使われるため、トレースはC
PUが実行した命令によるメモリアクセスを優先する。
【0020】本発明は、上述した諸問題を解消するため
になされたものであり、その目的は、ユーザのプログラ
ムを停止させずに、且つユーザ用のDMAコントローラ
を使用せずにユーザ領域のメモリの参照や変更ができる
と共に、DMAコントローラの機能変更があった場合で
あってもエバチップを開発することなく、ユーザにソフ
トウェア及びハードウェアの開発環境を迅速に提供でき
るインサーキットエミュレータを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るインサーキットエミュレータは、マイ
クロコンピュータをエミュレートするCPUを含むエバ
チップと周辺I/Oをエミュレートする周辺チップとか
ら成り、前記エバチップと前記周辺チップとの間はダイ
レクトメモリアクセス(DMA)によるデータ転送を行
うインサーキットエミュレータであって、前記周辺チッ
プは、ダイレクトメモリアクセスを制御するためのDM
Aコントローラを搭載している。
【0022】このインサーキットエミュレータによれ
ば、DMAコントローラが専用DMAコントローラとし
て周辺チップに含まれているので、DMAコントローラ
の作り直しが簡単にできる。その結果、DMAコントロ
ーラがエバチップに含まれることに起因する従来の第1
及び第2の問題点は解消される。
【0023】このインサーキットエミュレータにおい
て、前記エバチップは、前記CPU及び前記DMAコン
トローラが使用するバスの競合を調停するバス調停回路
を搭載するように構成できる。この場合、前記DMAに
よるデータ転送において送受されるアドレス及びデータ
は、前記エバチップが周辺チップにアクセスする際に使
用するアドレス/データバスを介して前記DMAコント
ローラと前記エバチップに引き渡されるように構成でき
る。
【0024】また、本発明に係るインサーキットエミュ
レータにおいては、前記エバチップは、DMAによるデ
ータ転送を実行するために必要なデータを記憶するテー
ブルを備え、前記周辺チップに搭載された前記DMAコ
ントローラは、前記DMAによるデータ転送を実行する
ために必要なデータと同じデータを記憶するレジスタを
備え、前記DMAによるデータ転送時は、前記エバチッ
プは前記テーブルの内容に従って動作し、前記DMAコ
ントローラは、前記レジスタの内容に従って動作するよ
うに構成できる。この構成によれば、DMAによるデー
タ転送の手順が簡単になる。
【0025】この場合、前記テーブルは、DMAによる
データ転送を実行するために必要なデータを複数チャン
ネル分記憶し、前記レジスタは、DMAによるデータ転
送を実行するために必要なデータを複数チャンネル分記
憶し、前記DMAコントローラは、前記DMAによるデ
ータ転送の開始に先だって、当該DMAコントローラが
使用するチャンネルを表すチャンネル番号を前記エバチ
ップに送り、前記エバチップは、前記DMAコントロー
ラから受け取ったチャンネル番号に対応する、DMAに
よるデータ転送を実行するために必要なデータに従って
DMAによるデータ転送を実行するように構成できる。
【0026】更に、本発明に係るインサーキットエミュ
レータは、前記エバチップと前記周辺チップとの間のD
MAによるデータ転送において送受されるアドレス及び
データの取り込みタイミングを変更するウエイト制御手
段、を更に備えて構成できる。この構成によれば、技術
の進展に伴い、エミュレートの対象となる実チップの動
作周波数が高くなっても、セットアップタイムとホール
ドタイムを確保することができるのでデータ転送時のア
ドレスやデータを相手のチップに確実に渡すことが可能
になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るインサーキットエミュレータの構成を示す
ブロック図である。このインサーキットエミュレータ
は、エバチップ101及び周辺チップ109、並びに、
これらを接続する周辺アクセス用バス118及びDMA
制御信号バス119から構成されている。
【0029】先ず、エバチップ101を構成する要素に
ついて説明する。このエバチップ101は、エミュレー
ション用マイクロプロセッサである。このエバチップ1
01は、CPU102、エバインタフェース(EVI
F)103、DMAトランスファ(DMAT)104、
メモリコントローラ(MEMC)105、内蔵RAM
(IRAM)106、RAMインタフェース(RAMI
F)107及びエバコンバータ(EVCV)108から
構成されている。
【0030】CPU102は、エミュレーションを実行
するプロセッサである。エバインタフェース103は、
CPU102から周辺I/O117にアクセスする際の
バスとDMAが使用する際のバスとを切替えるために使
用される。DMAトランスファ104は、CPU102
や図示しないバスインタフェースユニットとの間のバス
の競合を調停するバス調停回路である。
【0031】メモリコントローラ105は、エバチップ
101の外部に接続されるメモリや周辺I/Oにアクセ
スするための制御を行なう。内蔵RAM106は、エバ
チップ101に内蔵されるRAMである。
【0032】RAMインタフェース107は、内蔵RA
M106に対するデータの書き込み及び読み出しを制御
する。このRAMインタフェース107は、CPU10
2が内蔵RAM106にアクセスする時とDMAが内蔵
RAM106にアクセスする時とで、アドレス/データ
バスを切替える。エバコンバータ108は、エバチップ
101と周辺チップ109の制御を行う。
【0033】次に、周辺チップ109を構成する要素に
ついて説明する。この周辺チップ109は、ユーザーが
実際の装置に実装する実チップであるが、エミュレーシ
ョンが行われる時はエバチップ101に対する周辺チッ
プとして動作する。
【0034】この周辺チップ109は、CPU110、
RAMインタフェース(RAMIF)111、内蔵RA
M(IRAM)112、DMAコントローラ(DMA
C)113、メモリコントローラ(MEMC)114、
DMAトランスファ(DMAT)115、DMAインタ
フェース(DMAIF)116及び周辺I/O117を
含んでいる。周辺I/O117は、シリアルI/O、タ
イマー等から構成される。
【0035】CPU110は、実チップのプロセッサで
あり、周辺チップ109がエバチップ101に対する周
辺チップとして使用される時は動作しない。RAMイン
タフェース111は、実チップの内蔵RAM112のイ
ンタフェースであり、この周辺チップ109がエバチッ
プ101に対する周辺チップとして使用される時は動作
しない。
【0036】内蔵RAM112は、実チップの内蔵RA
Mであり、周辺チップ109がエバチップ101に対す
る周辺チップとして使用される時は動作しない。DMA
コントローラ113は、DMAを制御するために使用さ
れる。メモリコントローラ114は、実チップのメモリ
コントローラであり、この周辺チップ109が、エバチ
ップ101に対する周辺チップとして使用される時は動
作しない。
【0037】DMAトランスファ115は、実チップの
DMAトランスファブロックであり、この周辺チップ1
09が、エバチップ101に対する周辺チップとして使
う時は動作しない。DMAインタフェース116は、エ
バチップ101が周辺I/Oにアクセスする時とDMA
を使用する時のバスを切替えるために使用される。
【0038】上記エバチップ101と周辺チップ109
とを接続する周辺アクセス用バス118は、アドレス/
データ用バスのEAD15−0信号、アドレスストロー
ブ信号EASTB及びデータストローブ信号EDSTB
から構成されている。
【0039】また、エバチップ101と周辺チップ10
9とを接続するDMA制御信号バス119は、DMA要
求信号DMARQ、DMA許可信号DMAAK、DMA
での転送バイト数を示す信号DMASL1−0とDMA
のアクセス方向を示す信号DMARWBから構成されて
いる。
【0040】次に、エバチップ101を構成する各要素
間を接続する信号を、図2のブロック図を参照しながら
説明する。
【0041】DMAトランスファ104とメモリコント
ローラ105との間は、VAREQM信号及びVAAC
KM信号で接続されている。VAREQM信号は、メモ
リコントローラ105がDMAトランスファ104にア
クセスする際のメモリコントローラアクセス要求信号で
ある。VAACKM信号は、上記VAREQM信号に応
答して、DMAトランスファ104がメモリコントロー
ラ105にアクセス許可を与える際に出力するメモリコ
ントローラアクセス許可信号である。
【0042】DMAトランスファ104とRAMインタ
フェース107との間は、IRAMZ31−0バス、D
IRAMA15−0バス、DIRAMEN信号、DIR
AMRWB信号及びDIRAMWR3−0信号で接続さ
れている。これらの各信号は、DMAによって内蔵RA
M106にアクセスする際に使用される。
【0043】IRAMZ31−0バスは、DMAにより
内蔵RAM106がアクセスされる際に、DMAトラン
スファ104とRAMインタフェース107との間のデ
ータを送受するデータバスである。DIRAMA15−
0バスは、DMAにより内蔵RAM106がアクセスさ
れる際に、DMAトランスファ104からRAMインタ
フェース107にアドレスを送るためのアドレスバスで
ある。
【0044】DIRAMEN信号は、DMAにより内蔵
RAM106がアクセスされる際に、DMAトランスフ
ァ104からRAMインタフェース107に送られる、
アクセスを可能にするためのアクセスイネーブル信号で
ある。DIRAMRWB信号は、同様に、アクセスがリ
ードであるかライトであるかを指示するリード/ライト
判別信号である。DIRAMWR3−0信号は、同様
に、アクセスがライトである時のバイト位置を指定する
バイト位置信号である。
【0045】DMAトランスファ104とCPU102
との間は、IRAMRQ信号及びIRAMAK信号で接
続されている。IRAMRQ信号は、DMAが内蔵RA
M106にアクセスする際に、DMAトランスファ10
4がCPU102に送るIRAMアクセス要求信号であ
る。IRAMAK信号は、DMAが内蔵RAM106に
アクセスする際に、上記IRAMRQ信号に応答して、
CPU102がDMAトランスファ104にアクセスを
許可する旨を返送するIRAMアクセス許可信号であ
る。
【0046】DMAトランスファ104とエバインタフ
ェース103との間は、DEVAD15−0信号、DE
VASTB信号、DEVDSTB信号及びSELDMA
信号で接続されている。DEVAD15−0信号は、D
MA用のアドレス/データバスの信号である。DEVA
STB信号は、DMAアクセス時のアドレスストローブ
信号である。DEVDSTB信号は、DMAアクセス時
のデータストローブ信号である。SELDMA信号は、
DMAアクセスであるかどうかを示す信号である。
【0047】エバインタフェース103と周辺チップ1
09(図1参照)との間は、上述したように、アドレス
/データ用バスのEAD15−0信号、アドレスストロ
ーブ信号EASTB及びデータストローブ信号EDST
Bから構成された周辺アクセス用バス118により接続
されている。
【0048】アドレス/データ用バスのEAD15−0
信号は、エバチップ101と周辺チップ109との間
で、アドレス及びデータを送受するために使用される。
EASTB信号は、エバチップ101と周辺チップ10
9との間のインタフェース信号であって、アドレス取込
タイミングを決定するアドレスストローブ信号である。
EDSTB信号は、エバチップ101と周辺チップ10
9間のインタフェース信号であって、データ取込タイミ
ングを決定するデータストローブ信号である。
【0049】DMAトランスファ104と周辺チップ1
09(図1参照)との間は、上述したように、DMAR
Q信号、DMAAK信号、DMASL1−0信号及びD
MARWB信号から構成されたDMA制御信号バス11
9により接続されている。
【0050】DMAAK信号は、エバチップ101から
周辺チップ109に送られるDMAアクセス許可信号で
ある。DMARQ信号は、周辺チップ109からエバチ
ップ101に送られるDMA要求信号である。DMAS
L1−0信号は、周辺チップ109からエバチップ10
1に送られるDMA転送バイト数を指示する信号であ
る。DMARWB信号は、周辺チップ109からエバチ
ップ101に送られるDMAアクセス方向を指示する信
号である。
【0051】次に、周辺チップ109を構成する各要素
間を接続する信号を、図3のブロック図を参照しながら
説明する。
【0052】DMAトランスファ115とメモリコント
ローラ114との間は、VAREQM信号及びVAAC
KM信号で接続されている。VAREQM信号は、メモ
リコントローラ114がDMAトランスファ115にア
クセスする際のメモリコントローラアクセス要求信号で
ある。VAACKM信号は、上記VAREQM信号に応
答して、DMAトランスファ115がメモリコントロー
ラ114にアクセス許可を与える際に出力するメモリコ
ントローラアクセス許可信号である。
【0053】DMAトランスファ115とRAMインタ
フェース111との間は、IRAMZ31−0バス、D
IRAMA15−0バス、DIRAMEN信号、DIR
AMRWB信号及びDIRAMWR3−0信号で接続さ
れている。
【0054】IRAMZ31−0バスは、DMA用IR
AMデータバス、DIRAMA15−0バスは、DMA
用IRAMアドレスバス、DIRAMEN信号は、DM
A用IRAMアクセスイネーブル信号、DIRAMRW
B信号は、DMA用IRAMリードライト判別信号、D
IRAMWR3−0信号は、DMA用IRAMライト時
のバイト位置信号である。
【0055】DMAトランスファ115とCPU110
との間は、IRAMRQ信号及びIRAMAK信号で接
続されている。IRAMRQ信号は、DMAのIRAM
アクセス要求信号、IRAMAK信号は、IRAMアク
セス許可信号である。
【0056】DMAトランスファ115とDMAインタ
フェース116との間は、SFRA13−0バス、DV
PDO15−0バス、DVPSTB信号、DVPWRI
TE信号、DVPUBENZ信号及びSELDMA信号
で接続されている。
【0057】SFRA13−0バスは、DMAの周辺ア
クセス用アドレスバス、DVPDO15−0バスは、D
MAの周辺アクセス用データバス、DVPSTB信号
は、DMAの周辺アクセス用データストローブ信号、D
VPWRITE信号は、DMAの周辺アクセス用リード
ライト方向信号、DVPUBENZ信号は、DMAの周
辺アクセス用上位側バイトアクセス信号、SELDMA
信号は、DMAアクセスであることを示す信号である。
【0058】DMAインタフェース116と周辺I/O
117との間は、VPA13−0バス、VPDW15−
0バス、VPSTB信号、VPWRITE信号、及びV
PUBENZ信号で接続されている。
【0059】VPA13−0バスは、周辺I/O117
へのアドレスバス、VPDW15−0バスは、周辺I/
O117へのライトデータバスである。また、VPST
B信号は、周辺I/O117へのリードライトストロー
ブ信号、VPWRITE信号は、周辺I/O117への
リードライトステータス信号及びVPUBENZ信号
は、周辺I/O117へのアッパーバイト・イネーブル
信号である。
【0060】また、DMAトランスファ115とDMA
コントローラ113との間は、DMAAK信号、DMA
RQ信号、DMASL1−0信号、DMARWB信号及
びDMAA15−0バスで接続されている。
【0061】DMAAK信号は、DMAアクセス許可信
号、DMARQ信号は、DMA要求信号、DMASL1
−0信号は、DMA転送バイト数を指示する信号、DM
ARWB信号は、DMAアクセス方向を指示する信号で
ある。また、DMAA15−0バスは、DMA用アドレ
スバスである。
【0062】図4は、エバチップ101内のエバインタ
フェース103の構成を示す回路図である。このエバイ
ンタフェース103は、セレクタ401、402及び4
03から構成されている。
【0063】セレクタ401は、CPU102からのE
VAD15−0信号(図示省略)及びDMAトランスフ
ァ104からのDEVAD15−0信号の何れかをSE
LDMA信号に応じて選択し、アドレス/データ用バス
のEAD15−0信号として出力する。SELDMA信
号がLレベルのときはCPU102からのEVAD15
−0信号が選択され、SELDMA信号がHレベルのと
きはDMAトランスファ104からのDEVAD15−
0信号が選択される。
【0064】セレクタ402は、CPU102からのE
VASTB信号(図示省略)及びDMAトランスファ1
04からのDEVASTB信号の何れかをSELDMA
信号に応じて選択し、アドレスストローブ信号EAST
Bとして出力する。SELDMA信号がLレベルのとき
はCPU102からのEVASTB信号が選択され、S
ELDMA信号がHレベルのときはDMAトランスファ
104からのDEVASTB信号が選択される。
【0065】セレクタ403は、CPU102からのE
VDSTB信号(図示省略)及びDMAトランスファ1
04からのDEVDSTB信号の何れかをSELDMA
信号に応じて選択し、データストローブ信号EDSTB
として出力する。SELDMA信号がLレベルのときは
CPU102からのEVDSTB信号が選択され、SE
LDMA信号がHレベルのときはDMAトランスファ1
04からのDEVDSTB信号が選択される。
【0066】図5は、周辺チップ109内のDMAイン
タフェース116の構成を示す回路図である。このDM
Aインタフェース116は、セレクタ501、502、
503、504及び505から構成されている。
【0067】セレクタ501は、CPU110からのC
VPA13−0(図示省略)及びDMAトランスファ1
15からのSFRA13−0信号の何れかをSELDM
A信号に応じて選択し、周辺I/O117へのアドレス
バスVPA13−0信号として出力する。SELDMA
信号がLレベルのときはCPU110からのCVPA1
3−0信号が選択され、SELDMA信号がHレベルの
ときはDMAトランスファ115からのSFRA13−
0信号が選択される。
【0068】セレクタ502は、CPU110からのV
PDO15−0(図示省略)及びDMAトランスファ1
15からのDVPDO15−0信号の何れかをSELD
MA信号に応じて選択し、周辺I/O117へのデータ
バスVPDW15−0信号として出力する。SELDM
A信号がLレベルのときはCPU110からのVPDO
15−0信号が選択され、SELDMA信号がHレベル
のときはDMAトランスファ115からのDVPDO1
5−0信号が選択される。
【0069】セレクタ503は、CPU110からのC
VPSTB(図示省略)及びDMAトランスファ115
らのDVPSTB信号の何れかをSELDMA信号に応
じて選択し、周辺I/O117へのリードライトストロ
ーブを表すVPSTB信号として出力する。SELDM
A信号がLレベルのときはCPU110からのCVPS
TB信号が選択され、SELDMA信号がHレベルのと
きはDMAトランスファ115からのDVPSTB信号
が選択される。
【0070】セレクタ504は、CPU110からのC
VPWRITE(図示省略)及びDMAトランスファ1
15からのDVPWRITE信号の何れかをSELDM
A信号に応じて選択し、周辺I/O117へのリードラ
イトステータスを表すVPWRITE信号として出力す
る。SELDMA信号がLレベルのときはCPU110
からのCVPWRITE信号が選択され、SELDMA
信号がHレベルのときはDMAトランスファ115から
のDVPWRITE信号が選択される。
【0071】セレクタ505は、CPU110からのC
VPUBENZ(図示省略)及びDMAトランスファ1
15からのDVPUBENZ信号の何れかをSELDM
A信号に応じて選択し、周辺I/O117へのアッパー
バイト・イネーブルを指示するVPUBENZ信号とし
て出力する。SELDMA信号がLレベルのときはCP
U110からのCVPUBENZ信号が選択され、SE
LDMA信号がHレベルのときはDMAトランスファ1
15からのDVPUBENZ信号が選択される。
【0072】次に、上記のように構成される本発明の実
施の形態に係るインサーキットエミュレータの動作を説
明する。以下では、エバチップ101側のDMAトラン
スファ104がDMA要求を受けてからDMA転送を実
行するまでの動作を主体に説明する。
【0073】先ず、周辺I/Oから内蔵RAMへのDM
A転送について図7及び図8に示した周辺I/O→内蔵
RAM転送動作タイミングチャートを参照して説明す
る。このタイミングチャートは、偶数アドレス、バイト
・アクセスの場合を示している。
【0074】先ず、周辺チップ109内のDMAコント
ローラ113がDMA要求(DMARQ)を出すと、周
辺チップ109とエバチップ101のDMARQ端子を
介してエバチップ101内のDMAトランスファ104
は、このDMARQを受け取る(図7(2)に示すTi
1部分)。エバチップ101内のDMAトランスファ1
04は、これに応答して、CPU102に対して内蔵R
AM106へのアクセスバス(以下、「VDBバス」と
いう)の開放要求(以下、「IRAMRQ」という)を
送る(図8(17)に示すTi2部分)。CPU102
は、VDBバスの開放要求を受け付けると、アクノリッ
ジ信号(以下、「IRAMAK」という)をアクティブ
にする(図8(18)に示すTi3部分)。
【0075】このIRAMAKがアクティブにされるこ
とにより、DMAトランスファ104は、CPU102
に対してシステムバス(以下、「VSBバス」という)
の使用権要求(VAREQ)を出力する(図8(19)
に示すTi4部分)。CPU102は、VSBバスの使
用権要求を受け付けると、アクノリッジ信号(以下、
「VAACK」という)をアクティブにする図8(2
0)に示すTi5部分)。この時点で、チップ内のVS
Bバス、VDBバスと各周辺ユニットをアクセスするた
めの周辺バス(以下、「NPBバス」という)が開放さ
れ、DMAトランスファ104は前記各バスを使用でき
るようになる。
【0076】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、CPUアクセスかDMAアクセスかを切替え
るエバチップ101内のエバインタフェース103に対
してDMAアクセスであることを示すSELDMA信号
をアクティブにする(図8(22)に示すTi6部
分)。
【0077】DMAコントローラ113は、DMAイン
タフェース116を介し、DMAAKに同期して内蔵R
AM106のアドレスを出力する。エバチップ101内
のDMAトランスファ104は、このアドレスを取り込
む(図7(15)及び図8(23)に示すTi7部
分)。
【0078】DMAトランスファ104はNPBバス制
御信号を駆動し、周辺I/O117へのリード・サイク
ルを起動させる。DMAコントローラ113はNPBバ
スに含まれるアドレスバスに指定のI/Oのアドレスを
送出する(図7(3)に示すTi8部分)。
【0079】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、周辺チップ109内のNPBバスアクセスに
より指定されたI/Oのレジスタからリードしたデータ
を取り込む(図7(4)及び図7(13)に示すTi9
部分)。
【0080】DMAトランスファ104は、VDBバス
を使用して内蔵RAM106の指定アドレスへ、I/O
からリードしたデータをライトする(図7(15)及び
図8(25)に示すTi10部分)。以上により、周辺
I/O117から内蔵RAM106へのDMAによるデ
ータ転送が完了する。
【0081】次に、内蔵RAMから周辺I/OへのDM
A転送について図9及び図10に示した内蔵RAM→周
辺I/O転送動作タイミングチャートを参照して説明す
る。このタイミングチャートは、偶数アドレス、バイト
・アクセスの場合を示している。
【0082】先ず、周辺チップ109内のDMAコント
ローラ113がDMARQを出すと、周辺チップ109
とエバチップ101のDMARQ端子を介してエバチッ
プ101内のDMAトランスファ104は、このDMA
RQを受け取る(図9(2)に示すTr1部分)。エバ
チップ101内のDMAトランスファ104は、これに
応答して、CPU102に対してVDBバスの開放要求
を示すIRAMRQを送る(図10(17)に示すTr
2部分)。CPU102は、VDBバスの開放要求を受
け付けると、アクノリッジを示すIRAMAKをアクテ
ィブにする(図10(18)に示すTr3部分)。
【0083】このIRAMAKがアクティブにされるこ
とにより、DMAトランスファ104は、CPU102
に対してVSBバスの使用権要求を示すVAREQを出
力する(図10(14)に示すTr4部分)。
【0084】CPU102は、VSBバスの使用権要求
を受け付けると、アクノリッジを示すVAACKをアク
ティブにする(図10(20)に示すTr5部分)。こ
の時点で、VDBバス、VSBバス、及びNPBバスが
開放され、DMAトランスファ104は上記各バスを使
用できるようになる。
【0085】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、CPUアクセスがDMAアクセスかを切替え
るエバチップ101内のエバインタフェース103に対
してDMAアクセスであることを示すSELDMA信号
をアクティブにする(図10(22)に示すTr6部
分)。
【0086】DMAコントローラ113はDMAインタ
フェース116を介し、DMAAKに同期して内蔵RA
M106のアドレスを出力する。エバチップ101内の
DMAトランスファ104は、このIRAMアドレスを
引き取る(図8に示すTr7部分)。
【0087】DMAトランスファ104は、VDBバス
制御信号を駆動し、指定アドレスの内蔵RAM106へ
のをリード・サイクルを起動させる(図10(23)に
示すTr8部分)。
【0088】次いで、DMAトランスファ104は、N
PBのバス制御信号を駆動し、ライト・サイクルを起動
させる。NPBバスに含まれるアドレスバスにはDMA
コントローラ113により指定されたI/Oアドレスが
送出される。NPBのデータバスには、上記VDBによ
るバスアクセスで得られた指定アドレスからリードされ
たデータが送出される(図10(24)に示すTr9部
分)。
【0089】DMAトランスファ104が起動したNP
Bバスによるバスアクセスにより、指定のI/Oレジス
タへ、内蔵RAM106からリードされたデータがライ
トされる(図9(5)に示すTr10部分)。以上によ
り、内蔵RAM106から周辺I/O117へのDMA
によるデータ転送が完了する。
【0090】次に、本発明の実施の形態1に係るインサ
ーキットエミュレータのウエイト制御について図6に示
したウエイト制御タイミングチャートを参照しながら説
明する。
【0091】エバチップ101と周辺チップ109との
2チップに分かれた構成のインサーキットエミュレータ
において、動作周波数が高くなっても、DMAトランス
ファ104によるデータ転送を正常に実行できるよう
に、周辺チップ109のDMAコントローラ113が出
力するIRAMアドレスを待たせるためのウエイト(以
下、「DMAAKウエイト」という)、周辺チップ10
9のDMAコントローラ113が読み出したデータを待
たせるためのウエイト(以下、「VSTBウエイト」と
いう)が用意されている。
【0092】先ず、DMAAKウエイトについて説明す
る。周辺チップ109は、図6(3)に示すように、内
蔵RAM106のI/OアドレスVAP13−0をEA
STBの立ち下がりの次クロックの立上がりタイミング
で出力する。このI/OアドレスVAP13−0を確実
に受け渡しするためウエイトが挿入される。十分なセッ
トアップタイムを確保した上でエバチップ101のDM
Aトランスファ104は、図6(4)に示すように、こ
のI/OアドレスVAP13−0をDMAAKの立ち下
がりで取り込む。
【0093】次に、VSTBウエイトについて説明す
る。周辺I/O117から内蔵RAM106へのデータ
転送では、周辺チップ109は、周辺I/O117から
リードしたデータをEDSTBの立上がりの半クロック
前のタイミングで出力する。このデータを確実に受け渡
しするためウエイトが挿入される。十分なセットアップ
タイムを確保した上でエバチップ101のDMAトラン
スファ104は、このデータをEDSTBの立ち下がり
で取り込む。内蔵RAM106から周辺I/O117へ
のデータ転送では、周辺チップ109はエバチップ10
1の内蔵RAM106からリードしたデータを確実に受
け渡しするためウエイトを挿入する。十分なセットアッ
プタイムを確保した上で周辺チップ109のDMAコン
トローラ113はこのデータをEDSTBの立ち下がり
で取り込む。
【0094】(実施の形態2)次に、本発明の実地形態
2に係るインサーキットエミュレータを、図11に示し
たブロック図を参照しながら説明する。
【0095】本発明の実施の形態2に係るインサーキッ
トエミュレータは、実施の形態1に係るインサーキット
エミュレータにおけるエバチップ101内の内蔵RAM
106の中にテーブル1301を設けると共に、周辺チ
ップ109のDMAコントローラ113の中にレジスタ
1302が追加されることにより構成されている。これ
らテーブル1301及びレジスタ1302は、DMA転
送を行うに当たり必要な情報を格納しておくために使用
される。
【0096】テーブル1301及びレジスタ1302
は、その詳細を図12に示すように、DMA転送を行う
に当たり必要な情報として、転送周辺I/Oアドレス、
転送IRAMアドレス、転送方向、転送バイト数をチャ
ンネル毎に複数格納する。
【0097】この実施の形態2に係るインサーキットエ
ミュレータの特徴は、DMA転送を行うに当たり必要
な、転送周辺I/Oアドレス、転送IRAMアドレス、
転送方向及び転送バイト数を表すデータを、テーブル1
301とレジスタ1302との双方に事前に書き込んで
おく。そして、実際のDMA転送時には、DMAコント
ローラ113からテーブル1301のDMA使用チャン
ネル番号(以下、「CH番号」という)をエバチップ1
01に送られ、そのCH番号に基づいてデータ転送が実
行される。
【0098】次に、本発明の実施の形態2に係るインサ
ーキットエミュレータの動作を、エバチップ側のDMA
トランスファ104がDMA要求を受けてから、DMA
転送を実行するまでの動作を中心に、図13〜図16に
示したタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0099】先ず、周辺I/Oから内蔵RAMへのDM
A転送の動作を、図13及び図14に示した周辺I/O
→IRAM転送動作タイミングチャートを参照しながら
説明する。このタイミングチャートは、偶数アドレス、
バイト・アクセスの場合を示している。
【0100】周辺チップ109内のDMAコントローラ
113がDMARQを出すと、周辺チップ109とエバ
チップ101のDMARQ端子を介してエバチップ10
1内のDMAトランスファ104は、このDMARQを
受け取る(図13(2)に示すT2i1部分)。エバチ
ップ109内のDMAトランスファ104は、これに応
答して、CPU102に対してVDBバスの開放を要求
するIRAMRQを出力する(図14(17)に示すT
2i2部分)。CPU102は、VDBバスの開放要求
を受け付けると、アクノリッジ信号であるIRAMAK
をアクティブにする(図14(18)に示すT2i3部
分)。
【0101】DMAトランスファ104は、CPU10
2に対してVSBバスの使用権要求を表すVAREQを
出力する(図14(19)に示すT2i4部分)。CP
U102は、VSBバスの使用権要求を受け付けると、
VAACKをアクティブにする(図14(20)に示す
T2i5部分)。この時点で、チップ内のVSBバス、
VDBバスとNPBバスが開放され、DMAトランスフ
ァ104は前記各バスを使用できるようになる。
【0102】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、CPUアクセスかDMAアクセスかを切替え
るエバチップ101内のエバインタフェース103に対
してDMAアクセスであることを示すSELDMA信号
をアクティブにする(図14(22)に示すT2i6部
分)。
【0103】DMAコントローラ113は、DMAイン
タフェース116を介し、DMAAKに同期してDMA
使用CH番号を出力する。エバチップ101内のDMA
トランスファ104は、このDMA使用CH番号を引き
取る(図13(15)及び図14(23)に示すT2i
7部分)。
【0104】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、DMA使用CH番号で指定されるテーブル1
301から転送IRAMアドレス、転送周辺I/Oアド
レス、転送方向、転送バイト数を表すデータを読み出
す。同様に、周辺チップ109内のDMAコントローラ
113はDMA使用CH番号が示すレジスタ1302か
ら、転送IRAMアドレス、転送周辺I/Oアドレス、
転送方向、転送バイト数を表すデータを読み出す。
【0105】DMAトランスファ104は、NPBバス
制御信号を動作させ、周辺I/O117へのリード・サ
イクルを起動させる。DMAコントローラ113は、N
PBのアドレスバスに指定のI/Oのアドレスを乗せる
(図13(3)に示すT2i8部分)。
【0106】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、周辺チップ109内のNPBバスアクセスに
より指定のI/Oレジスタからリードしたデータを取り
込む(図13(4)及び(13)に示すT2i9部
分)。
【0107】DMAトランスファ104は、VDBバス
を使用して内蔵RAM106の指定アドレスへ、周辺I
/O117からリードしたデータをライトする(図13
(15)及び図14(25)に示すT2i10部分)。
以上により、周辺I/O117から内蔵RAM106へ
のDMAによるデータ転送が完了する。
【0108】次に、内蔵RAMから周辺I/OのDMA
転送について図15及び図16に示した内蔵RAM→周
辺I/O転送動作タイミングチャートを参照して説明す
る。このタイミングチャートは、偶数アドレス、バイト
・アクセスの場合を示している。
【0109】先ず、周辺チップ109内のDMAコント
ローラ113がDMARQを出すと、周辺チップ109
とエバチップ101のDMARQ端子を介してエバチッ
プ101内のDMAトランスファ104は、このDMA
RQを受け取る(図15(2)に示すT2r1部分)。
エバチップ101内のDMAトランスファ104は、こ
れに応答して、CPU102に対してVDBバスの開放
要求を示すIRAMRQを送る(図16(17)に示す
T2r2部分)。CPU102は、VDBバスの開放要
求を受け付けると、アクノリッジを示すIRAMAKを
アクティブにする(図16(18)に示すT2r3部
分)。
【0110】このIRAMAKがアクティブにされるこ
とにより、DMAトランスファ104は、CPU102
に対してVSBバスの使用権要求を示すVAREQを出
力する(図16(19)に示すT2r4部分)。
【0111】CPU102は、VSBバスの使用権要求
を受け付けると、アクノリッジを示すVAACKをアク
ティブにする(図16(20)に示すT2r5部分)。
この時点で、VDBバス、VSBバス、及びNPBバス
が開放され、DMAトランスファ104は、上記各バス
を使用できるようになる。
【0112】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、CPUアクセスがDMAアクセスかを切替え
るエバチップ101内のエバインタフェース103に対
してDMAアクセスであることを示すSELDMA信号
をアクティブにする(図16(22)に示すT2r6部
分)。
【0113】DMAコントローラ113はDMAインタ
フェース116を介し、DMAAKに同期してDMA使
用CH番号を出力する。エバチップ101内のDMAト
ランスファ104は、このDMA使用CH番号を取り込
む(図15(15)及び図16(23)に示すT2r7
部分)。
【0114】エバチップ101内のDMAトランスファ
104は、DMA使用CH番号で指定されるテーブル1
301から転送IRAMアドレス、転送周辺I/Oアド
レス、転送方向、転送バイト数を表すデータを読み出
す。同様に、周辺チップ109内のDMAコントローラ
113はDMA使用CH番号が示すレジスタ1302か
ら、転送IRAMアドレス、転送周辺I/Oアドレス、
転送方向、転送バイト数を表すデータを読み出す。
【0115】DMAトランスファ104は、VDBバス
制御信号を動作させ、内蔵RAM106の指定アドレス
へのをリード・サイクルを起動させる(図16(23)
に示すT2r8部分)。
【0116】DMAトランスファ104は、NPBのバ
ス制御信号を動作させ、ライト・サイクルを起動させ
る。NPBのアドレスバスにはDMAコントローラ11
3により指定のI/Oアドレスが乗せられる。NPBの
データバスには、上記VDBによるバスアクセスで得ら
れた指定のIRAMアドレスからリードしたデータが乗
せられる(図16(24)及び図15(15)に示すT
2r9部分)。
【0117】DMAトランスファ104が起動したNP
Bによるバスアクセスにより、指定のI/Oレジスタ
へ、内蔵RAM106からリードされたデータがライト
される(図15(13)及び(4)に示すT2r10部
分)。以上により、内蔵RAM106から周辺I/O1
17へのDMAによるデータ転送が完了する。
【0118】以上説明した実施の形態1及び2に係るイ
ンサーキットエミュレータによれば、デバッグや評価の
ために内蔵ROM、内蔵RAM、周辺I/O機能のレジ
スタの内容参照や変更する場合、インサーキットエミュ
レータのユーザが使用できるDMAコントローラを使う
必要がない。なぜならば、エバチップ側にCPUやバス
インタフェースとのバスを調停するためのDMAトラン
スファを内蔵し、周辺チップ側にDMAコントローラを
内蔵する構成にしたので、DMAコントローラがエバチ
ップの仕様に制限されないからである。その結果、DM
Aコントローラの拡張性が増し、評価、デバッグ用のD
MAを簡単に持つことが可能となっている。
【0119】また、上述した実施の形態1及び2に係る
インサーキットエミュレータによれば、DMAのチャン
ネル数やDMAコントローラ機能が向上された時にもエ
バチップを作り直さなくてもよい。DMAコントローラ
が周辺チップ側に内蔵されているため、周辺チップとし
て使用できる実チップを開発するだけでユーザにインサ
ーキットエミュレータを提供できる。
【0120】また、上述した実施の形態1及び2に係る
インサーキットエミュレータによれば、パッケージが多
ピンにならなくて済む。その理由は、DMAのアドレス
とデータの受け渡しをするためのCPUが周辺チップ内
のレジスタアクセスに使用するインタフェース用バスを
使い、このインタフェース用バスに時分割でアドレスと
データとを受け渡しする手段と、このインタフェース用
バスをCPUが使用する時とDMAコントローラが使用
する時と切替える手段とリードライトの転送方向を知ら
せる手段とリードライトのバイト数示す手段を有してい
るからである。
【0121】更に、上述した実施の形態1及び2に係る
インサーキットエミュレータによれば、周波数が高くな
ってもデータのやり取りができることである。その理由
は、周波数が高くなってもアドレス及びデータの転送時
にウエイトをかけることができるからである。
【0122】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係るインサーキットエミュレータついて図を参照して詳
細に説明する。なお、実施の形態1及び2と同一又は相
当部分には同一の符号を付して説明する。
【0123】図21はインサーキットエミュレータの構
成を示すブロック図である。エバチップ101は、本発
明のエミュレーション用マイクロプロセッサである。C
PU102は、エバチップのCPUブロックであり、I
EではこのCPUが使用される。EVIF103は、C
PUからの周辺I/OアクセスとDMAを使用する時の
バスを切替える手段である。
【0124】DMAT104は、CPUやバスインター
フェースユニットとのバスの調停手段である。MEMC
105は、エバチップ外部のメモリや周辺I/Oをアク
セスする時の制御を行なうメモリコントローラブロック
である。IRAM106は、内蔵RAM(以下IRAM
と称す)ブロックである。RAMIF107は、CPU
からのIRAMアクセスとDMAからのIRAMアクセ
スの時、アドレス/データバスを切替える手段である。
【0125】CG121は、タイミング信号を生成する
クロックジェネレータである。EVCV108は端子制
御をするブロックである。周辺チップ109は、ユーザ
ーが実際のセットで実装する実チップであるが、IEに
て使用する時はエバチップ101に対する周辺チップ
で、シリアル、タイマー等の周辺I/O117を有して
いる。CPU110は、実チップのCPUブロックであ
り、周辺チップとして使う時は動かない。
【0126】RAMIF111は、実チップのIRAM
インターフェースブロックであり、周辺チップとして使
う時は動かない。IRAM112は、実チップのIRA
Mブロックであり、周辺チップとして使う時は動かな
い。
【0127】DMAC113は、DMAコントローラブ
ロックである。114は、実チップのメモリコントロー
ラブロックであり、周辺チップとして使う時は動かな
い。DMAT115は、実チップのDMATブロックで
あり、周辺チップとして使う時は動かない。DMAIF
116は、エバチップからの周辺I/OアクセスとDM
Aを使用する時のバスを切替える手段である。
【0128】周辺アクセス用バス118は、アドレス・
データ用バスのEAD15−0、アドレスストローブ信
号のEASTBとデータストローブ信号のEDSTBで
構成されている。DMA制御信号119は、DMA要求
信号のDMARQ、DMA許可信号のDMAAK、DM
Aでの転送バイト数を示す信号のDMASL1−0とD
MAのアクセス方向を示す信号のDMARWBで構成さ
れている。周辺アクセス用バス118とトレースタイミ
ング信号TRCLK122は、ラッチ128に接続され
ている。DMA転送方向制御信号DMATRBW123
とトレースメモリへの書き込み信号DMATRWRはD
MAトレースメモリ120に接続されている。ラッチ1
28はDMAトレースメモリ120に接続されている。
【0129】図21は、インサーキットエミュレータに
含まれるエバチップの構成を示すブロック図である。こ
のブロック図におけるCPU102からEVCV108
までは、図21の構成に示した内容と同じである。
【0130】図21において、VAACKM信号は、メ
モリコントローラアクセス許可信号である。VAREQ
M信号は、メモリコントローラアクセス要求信号であ
る。IRAMZ31−0バスは、DMA用IRAMデー
タバスである。DIRAMA15−0バスは、DMA用
IRAMアドレスバスである。DIRAMEN信号は、
DMA用IRAMアクセスイネーブル信号である。DI
RAMRWB信号は、DMA用IRAMリード/ライト
判別信号である。DIRAMWR3−0信号は、DMA
用IRAMライト時のバイト位置信号である。
【0131】IRAMRQ信号は、DMAのIRAMア
クセス要求信号である。IRAMAK信号は、IRAM
アクセス許可信号である。DEVAD15−0信号は、
DMA用アドレスデータバスである。DEVASTB信
号は、DMAアクセス時のアドレスストローブ信号であ
る。DEVDSTB信号は、DMAアクセス時のデータ
ストローブ信号である。SELDMA信号は、DMAア
クセスである事を示す信号である。EAD15−0バス
は、エバチップ101と周辺チップ109間のI/F信
号でアドレス・データ用バスである。
【0132】EASTB信号は、エバチップ101と周
辺チップ109間のI/F信号で、アドレスストローブ
信号である。EDSTB信号は、エバチップ101と周
辺チップ109間のI/F信号で、データストローブ信
号である。DMAAK信号は、DMAアクセス許可信号
である。DMARQ信号は、DMA要求信号である。D
MASL1−0信号は、DMA転送バイト数である。D
MARWB信号は、DMAアクセス方向信号である。T
RCLK信号は、トレース用クロック信号である。DM
ATRBW信号は、DMA転送方向制御信号である。D
MATRWR信号は、トレースメモリへの書き込み信号
である。
【0133】図23は、インサーキットエミュレータに
含まれるエバチップの構成を示すブロック図である。こ
のブロック図におけるCPU110から周辺I/O11
7までは図21の構成に示した内容と同じである。
【0134】VAACKM信号は、メモリコントローラ
アクセス許可信号である。VAREQM信号は、メモリ
コントローラアクセス要求信号である。IRAMZ31
−0バスは、DMA用IRAMデータバスである。DI
RAMA15−0バスは、DMA用IRAMアドレスバ
スである。DIRAMEN信号は、DMA用IRAMア
クセスイネーブル信号である。DIRAMRWB信号
は、DMA用IRAMリードライト判別信号である。
【0135】DIRAMWR3−0信号は、DMA用I
RAMライト時のバイト位置信号である。IRAMRQ
信号は、DMAのIRAMアクセス要求信号である。I
RAMAK信号は、IRAMアクセス許可信号である。
SFRA13−0バスは、DMAの周辺アクセス用アド
レスバスである。DVPDO15−0バスは、DMAの
周辺アクセス用データバスである。DVPSTB信号
は、DMAの周辺アクセス用データストローブ信号であ
る。
【0136】DVPWRITE信号は、DMAの周辺ア
クセス用リードライト方向信号である。DVPUBEN
Z信号は、DMAの周辺アクセス用上位側バイトアクセ
ス信号である。SELDMA信号は、DMAアクセスで
ある事を示す信号である。VPA13−0バスは、周辺
I/O117へのアドレスバスである。VPDW15−
0バスは、周辺I/O117へのライトデータバスであ
る。VPSTB信号は、周辺I/O117へのリードラ
イトストローブ信号である。VPWRITE信号は、周
辺I/O117へのリードライトステータス信号であ
る。VPUBENZ信号は、周辺I/O117へのアッ
パーバイト・イネーブル信号である。
【0137】DMAAK信号は、DMAアクセス許可信
号である。DMARQ信号は、DMA要求信号である。
DMASL1−0信号は、DMA転送バイト数である。
DMARWB信号は、DMAアクセス方向信号である。
DMAA15−0バスは、DMA用アドレスバスであ
る。
【0138】図24は、本発明に係るインサーキットエ
ミュレータに含まれるエバチップ101内のEVIF1
03の構成を示す回路図である。セレクタ401は、ア
ドレス・データ用バスのEAD15−0がCPU102
からのEVAD15−0で作られるかDMAT104か
らのDEVAD15−0で作られるかをSELDMAに
て選択する。
【0139】SELDMAがLのときはCPU102か
らのバスが選択され、SELDMAがHのときはDMA
T104からのバスが選択される。セレクタ402はア
ドレスストローブ信号のEASTBがCPU102から
のEVASTBで作られるかDMAT104からのDE
VASTBで作られるかをSELDMAにて選択する。
SELDMAがLのときはCPU102からの信号が選
択され、SELDMAがHのときはDMAT104から
の信号が選択される。
【0140】セレクタ403は、データストローブ信号
のEDSTBがCPU102からのEVDSTBで作ら
れるかDMAT104からのDEVDSTBで作られる
かをSELDMAにて選択する。SELDMAがLのと
きはCPU102からの信号が選択され、SELDMA
がHのときはDMAT104からの信号が選択される。
【0141】フリップ・フロップ(以下F/Fと称す)4
09はDMAAKをデータとして入力しシステムクロッ
ク信号TRCLKの立ち上がりのタイミングで値を保持
する。DMAAKはインバータ407に入力され、イン
バータ407の出力はF/F409の出力信号と共にA
NDゲート410に入力される。F/F406はDEV
DSTBを入力し、TRCLKの立ち上がりのタイミン
グで保持する。
【0142】DEVDSTBはインバータ405に入力
され、インバータ405の出力はF/F406の出力と
共に、ANDゲート407に入力される。ANDゲート
407と410の出力はNORゲート411に入力さ
れ、DMATRWRを生成する。DEVAD15はラッ
チ404に入力されDEVASTBがHの期間はDMA
TRBWとして通過させ、Lの期間は状態を保持する。
【0143】図25は、本発明に係るインサーキットエ
ミュレータを構成するLCH回路図の構成を示す回路図
である。
【0144】EAD15−0はTRCLKの立ち上がり
のタイミングでF/F4001にラッチされる。EAS
TBはTRCLKの立ち上がりのタイミングでF/F4
002にラッチされる。EDSTBはTRCLKの立ち
上がりのタイミングでF/F4003にラッチされる。
F/F4001、F/F4002、F/F4003の出
力はTRD17−0として出力される。
【0145】図5は、本発明に係るインサーキットエミ
ュレータを構成する周辺チップ109内のDMAIF回
路116の構成を示す回路図である。
【0146】セレクタ501は、周辺I/O117への
アドレスバスVPA13−0がCPU102からのCV
PA13−0で作られるかDMAT104からのSFR
A13−0で作られるかをSELDMAにて選択する。
SELDMAがLのときはCPU102からの信号が選
択され、SELDMAがHのときはDMAT104から
の信号が選択される。
【0147】セレクタ502は、周辺I/O117への
データバスVPDW15−0がCPU102からのVP
DO15−0で作られるかDMAT104からのDVP
DO15−0で作られるかをSELDMAにて選択す
る。SELDMAがLのときはCPU102からの信号
が選択され、SELDMAがHのときはDMAT104
からの信号が選択される。
【0148】セレクタ503は、周辺I/O117への
リードライトストローブVPSTBがCPU102から
のCVPSTBで作られるかDMAT104からのDV
PSTBで作られるかをSELDMAにて選択する。S
ELDMAがLのときはCPU102からの信号が選択
され、SELDMAがHのときはDMAT104からの
信号が選択される。
【0149】セレクタ504は、周辺I/O117への
リードライトステータスVPWRITEがCPU102
からのCVPWRITEで作られるかDMAT104か
らのDVPWRITEで作られるかをSELDMAにて
選択する。SELDMAがLのときはCPU102から
の信号が選択され、SELDMAがHのときはDMAT
104からの信号が選択される。
【0150】セレクタ505は、周辺I/O117への
アッパーバイト・イネーブルVPUBENZがCPU1
02からのCVPUBENZで作られるかDMAT10
4からのDVPUBENZで作られるかをSELDMA
にて選択する。SELDMAがLのときはCPU102
からの信号が選択され、SELDMAがHのときはDM
AT104からの信号が選択される。
【0151】また、周辺I/O→内蔵RAM転送動作
(偶数アドレス、バイト・アクセスの場合)を示すタイ
ミングチャートを図28及び図29に示す。また、内蔵
RAM→周辺I/O転送動作(偶数アドレス、バイト・
アクセスの場合)を示すタイミングチャートを図30及
び図31に示す。
【0152】本発明のDMAインターフェース方式のエ
バチップ側DMATがDMA要求を受けてから、DMA
転送を実行するまでのフローについて説明する。まず、
内蔵I/OからIRAMへのDMA転送について図28
〜図31に示したタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0153】周辺チップ内DMAC113がDMA要求
(以下、DMARQと称す)を出すと、周辺チップとエ
バチップのDMARQ端子を介してエバチップ101内
のDMAT104が、DMAC113からのDMARQ
を受け取る(図28に示すTi1部分)。エバチップ内
DMAT104は、CPU102に対してIRAMへの
アクセスバス(以下、VDBバスと称す)の開放要求
(以下、IRAMRQを示す)を出力する(図29に示
すTi2部分)。
【0154】CPU102は、VDBバスの開放要求を
受け付けると、アクノリッジ信号(以下、IRAMAK
と称す)をアクティブにする(図29に示すTi3部
分)。DMAT104は、CPU102に対してシステ
ムバス(以下、VSBバスと称す)の使用権要求(VA
REQ)を出力する(図29に示すTi4部分)。CP
U102は、VSBバスの使用権要求を受け付けると、
アクノリッジ信号(以下、VAACKと称す)をアクテ
ィブにする。この時点で、チップ内のVSBバス、VD
Bバスと各周辺ユニットをアクセスする周辺バス(以
下、NPBバスと称す)が開放され、DMAT104は
前記各バスを使用可能となる(図28に示すTi5部
分)。
【0155】エバチップ内DMAT104は、CPUア
クセスかDMAアクセスかを切替えるエバチップ内EV
IFに対してDMAアクセスである事を示すSELDM
A信号をアクティブにする(図29に示すTi6部
分)。DMAC113はDMAIF116を介し、DM
AAKに同期してIRAMのアドレスを出力する。エバ
チップ内DMAT104が前記IRAMアドレスを引き
取る(図29に示すTi7部分)。
【0156】DMAT104はNPBバス制御信号を動
作させ、周辺I/Oへのリード・サイクルを起動させ
る。ラッチ404はDEVASTBのロウレベルでDM
A転送方向制御信号(以下、DMATRBWと称す)を出
力する。DMATRBWはDEVASTBの立上がりで
保持される。この場合は、I/OからIRAMへの転送
を示す“0”が出力される(図29に示すTi11部
分)。
【0157】また、トレースクロック信号(以下、TR
CLKと称す)の立上がりタイミングでDMAAKを捕
まえる。この捕まえたDMAAKと捕まえる前のDMA
AKの反転信号を使ってDMAのトレースメモリへの書
込み信号を生成する。(以下、DMATRWRと称す)
DMAのアドレスとEASTBはTRCLKの立上がり
で常にラッチ125でラッチされている。このラッチし
ているアドレスとEASTBとDMATRBWを前記D
MATRWRでトレースメモリへ書き込む。
【0158】TRCLKでラッチしたEASTBをトレ
ースメモリに書き込むのは、トレースメモリに書かれた
この情報がアドレスである事が分かるようにする為であ
る。(図29に示すTi12部分)。DMAC113は
NPBのアドレスバスに指定のI/Oのアドレスを乗せ
る(図28に示すTi8部分)。エバチップ内DMAT
104は、周辺チップ内のNPBバスアクセスにより指
定のI/Oレジスタからリードしたデータを捕まえる
(図28に示すTi9部分)。
【0159】また、TRCLKの立上がりタイミングで
DEVDSTBを捕まえる。この捕まえたDEVDST
Bと捕まえる前のDEVDSTBの反転信号を使ってD
MATRWRを生成する。DMAのデータとEDSTB
はTRCLKの立上がりで常にラッチ125でラッチさ
れている。このラッチしているデータとEDSTBとD
MATRBWを前記DMATRWRでトレースメモリへ
書き込む。TRCLKでラッチしたEDSTBをトレー
スメモリに書き込むのは、トレースメモリに書かれたこ
の情報がデータである事を分かるようにする為である。
(図29に示すTi13部分)。DMAT104は、V
DBバスを使用してIRAMの指定アドレスへ、I/O
からリードしたデータをライトする(図29に示すTi
10部分)。
【0160】次に、IRAMから内蔵I/OのDMA転
送について図30及び図31に示すタイミングチャート
を参照して説明する。
【0161】周辺チップ内DMAC113がDMARQ
を出すと、周辺チップとエバチップのDMARQ端子を
介してエバチップ101内のDMAT104が、DMA
C113からDMARQを受け取る(図30に示すTr
1部分)。エバチップ内DMAT104は、CPU10
2に対してVDBバスの開放要求を示すのIRAMRQ
を出力する(図31に示すTr2部分)。
【0162】CPU102は、VDBバスの開放要求を
受け付けると、アクノリッジを示すIRAMAKをアク
ティブにする(図31に示すTr3部分)。DMAT1
04は、CPU102に対してVSBバスの使用権要求
を示すVAREQを出力する(図31に示すTr4部
分)。CPU102は、VSBバスの使用権要求を受け
付けると、アクノリッジを示すVAACKをアクティブ
にする。この時点で、VDBバス、VSBバス、および
NPBバスが開放されDMAT104は前記各バスを使
用可能となる(図31に示すTr5部分)。
【0163】エバチップ内DMAT104は、CPUア
クセスがDMAアクセスかを切替えるエバチップ内EV
IFに対してDMAアクセスである事を示すSELDM
A信号をアクティブにする(図31に示すTr6部
分)。DMAC113はDMAIF116を介し、DM
AAKに同期してIRAMのアドレスを出力する。エバ
チップ内DMAT104が前記IRAMアドレスを引き
取る(図30に示すTr7部分)。
【0164】DMAT104は、VDBバス制御信号を
動作させ、指定アドレスのIRAMへのをリード・サイ
クルを起動させる(図31に示すTr8部分)。ラッチ
404はDEVASTBのロウレベルでDMA転送方向
制御信号(以下、DMATRBWと称す)を出力する。D
MATRBWはDEVASTBの立上がりで保持され
る。この場合は、IRAMからI/Oへの転送を示す
“1”が出力される(図31に示すTr11部分)。
【0165】DMATAENがアクティブの時のTRC
LKによって、周辺アクセス用バス上にあるDMA転送
アドレスとDMATRBWがトレースメモリにDMA転
送トレースデータとして格納される(図31に示すTr
12部分)。以降、アドレスをラッチしてトレースメモ
リに書き込む動作は内蔵I/OからIRAMへのDMA
転送と同様である図31に示すTr12部分)。
【0166】DMAT104は、NPBのバス制御信号
を動作させ、ライト・サイクルを起動させる。NPBの
アドレスバスにはDMAC113により指定のI/Oア
ドレスを乗せる。NPBのデータバスには、上記VDB
によるバスアクセスで得た指定のIRAMアドレスから
リードしたデータが乗る(図31に示すTr9部分)。
DMAT104が起動したNPBによるバスアクセスに
より指定のI/Oレジスタへ、IRAMからリードした
データがライトされる(図30に示すTr10部分)。
以降、データをラッチしてトレースメモリに書き込む動
作は内蔵I/OからIRAMへのDMA転送と同様であ
る(図31に示すTr13部分)。
【0167】次にウエイト制御について図27に示すタ
イミングチャートを参照して説明する。
【0168】周波数が向上してきた時にエバチップ10
1と周辺チップ109の2チップに分かれた構成のIE
でもDMAT104がデータ転送できるように周辺チッ
プ109のDMAC113が出力するIRAMアドレス
を待たせる為のウエイト(以下、DMAAKウエイトと
称す)、周辺チップのDMACが読み出したデータを待
たせる為のウエイト(以下、VSTBウエイトと称す)
を用意している。まず、DMAAKウエイトについて説
明する。周辺チップはIRAMアドレスをEASTBの
立ち下がりの次クロックの立上がりタイミングで出力す
る。このアクセスアドレスを確実に受け渡しする為ウエ
イトを挿入する。十分なセットアップを確保した上でエ
バチップ101のDMAT104はこのアドレスをDM
AAKの立ち下がりで捕まえる。
【0169】次に、VSTBウエイトについて説明す
る。周辺I/OからIRAMへのアクセスでは、周辺チ
ップ109は周辺I/O117からリードしたデータを
EDSTBの立上がりの半クロック前のタイミングで出
力する。このデータを確実に受け渡しする為ウエイトを
挿入する。十分なセットアップを確保した上でエバチッ
プ101のDMAT104はこのデータをEDSTBの
立ち下がりで捕まえる。IRAMから周辺I/Oへのア
クセスでは、周辺チップ109はエバチップ101のI
RAM106からリードしたデータを確実に受け渡しす
る為ウエイトを挿入する。十分なセットアップを確保し
た上で周辺チップ109のDMAC113はこのデータ
をEDSTBの立ち下がりで捕まえる。
【0170】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係るインサーキットエミュレータついて図を参照して詳
細に説明する。なお、実施の形態1及び2と同一又は相
当部分には同一の符号を付して説明する。
【0171】図32は、本発明の実施の形態4に係るイ
ンサーキットエミュレータの構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態4に係るインサーキットエミュレー
タは、図21に示した実施の形態3のインサーキットエ
ミュレータに、DMA転送を行うに当たり必要な情報を
格納しておくテーブル1301とレジスタ1302を追
加したものである。
【0172】図33は、内蔵RAMに設けられるテーブ
ル及びDMAコントローラに設けられるレジスタの内容
を説明するための図であり、図32で示したテーブル1
301とレジスタ1302の構成を特記した図である。
【0173】DMA転送を行うに当たり必要な情報とし
て、転送周辺I/Oアドレス、転送IRAMアドレス、
転送方向、転送バイト数が複数格納される。
【0174】次に本発明における実施の形態4のインサ
ーキットエミュレータにの動作を説明する。この実施の
形態4に係るインサーキットエミュレータの、周辺I/
O→内蔵RAM転送動作(偶数アドレス、バイト・アク
セスの場合)を示すタイミングチャートを図34及び図
35に示す。また、内蔵RAM→周辺I/O転送動作
(偶数アドレス、バイト・アクセスの場合)を示すタイ
ミングチャートを図36及び図37に示す。
【0175】この実施の形態4の特徴は、DMA転送を
行うに当たり必要な、転送周辺I/Oアドレス、転送I
RAMアドレス、転送方向、転送バイト数の情報をエバ
チップ101内のIRAM106と周辺チップ内のDM
AC113内のレジスタに同等のテーブル1301とレ
ジスタ1302を設置し同等の内容を事前に書き込んで
おき、実際のDMA転送時には、DMAC113よりテ
ーブル1302のDMA使用チャンネル番号(以下、C
H番号と称す)を伝達し、その情報を元に、データを転
送するものである。
【0176】図34〜宇37に基づき、実施の形態4
の、エバチップ側DMAT104がDMA要求を受けて
から、DMA転送を実行するまでのフローについて説明
する。まず、内蔵I/OからIRAMへのDMA転送に
ついて図34及び図35に示したタイミングチャートを
参照して説明する。
【0177】周辺チップ内DMAC113がDMARQ
を出すと、周辺チップとエバチップのDMARQ端子を
介してエバチップ101内のDMAT104が、DMA
C113からのDMARQを受け取る(図34に示すT
2i1部分)。エバチップ内DMAT104は、CPU
102に対してIRAMRQを出力する(図35に示す
T2i2部分)。CPU102は、VDBバスの開放要
求を受け付けると、IRAMAKをアクティブにする
(図35に示すT2i3部分)。
【0178】DMAT104は、CPU102に対して
VAREQを出力する(図35に示すT2i4部分)。
CPU102は、VSBバスの使用権要求を受け付ける
と、VAACKをアクティブにする。この時点でチップ
内のVSBバス、VDBバスとNPBバスが開放され、
DMAT104は前記各バスを使用可能となる(図35
に示すT2i5部分)。エバチップ内DMAT104
は、CPUアクセスかDMAアクセスかを切替えるエバ
チップ内EVIFに対してDMAアクセスである事を示
すSELDMA信号をアクティブにする(図35に示す
T2i6部分)。
【0179】DMAC113はDMAIF116を介
し、DMAAKに同期してDMA使用CH番号を出力す
る。エバチップ内DMAT104が前記DMA使用CH
番号を引き取る(図34に示すT2i7部分)。トレー
スメモリに書き込まれる情報がCH番号であるほかは、
実施の形態3と同じ動作でトレースメモリに書き込まれ
る(図35に示すT2i12部分)。エバチップ101
内DMAT104は上記CH番号の示すテーブル130
1より転送IRAMアドレス、転送周辺I/Oアドレ
ス、転送方向、転送バイト数を読み出す。同様に周辺チ
ップ109内DMAC113はDMA使用CH番号が示
すレジスタ1302より上記同様の情報を読み出す。D
MAT104はNPBバス制御信号を動作させ、周辺I
/Oへのリード・サイクルを起動させる。
【0180】DMAC113はNPBのアドレスバスに
指定のI/Oのアドレスを乗せる(図34に示すT2i
8部分)。エバチップ内DMAT104は、周辺チップ
内のNPBバスアクセスにより指定のI/Oレジスタか
らリードしたデータを捕まえる(図34に示すT2i9
部分)。以降、データをラッチしてトレースメモリに書
き込む動作は実施の形態3と同様である(図35に示す
T2i13部分)。DMAT104は、VDBバスを使
用してIRAMの指定アドレスへ、I/Oからリードし
たデータをライトする(図35に示すT2i10部
分)。
【0181】次に、IRAMから内蔵I/OのDMA転
送について、図36及び図37に示すタイミングチャー
トを参照して説明する。
【0182】周辺チップ内DMAC113がDMARQ
を出すと、周辺チップとエバチップのDMARQ端子を
介してエバチップ101内のDMAT104が、DMA
C113からDMARQを受け取る(図36に示すT2
r1部分)。エバチップ内DMAT104は、CPU1
02に対してVDBバスの開放要求を示すのIRAMR
Qを出力する(図37に示すT2r2部分)。CPU1
02は、VDBバスの開放要求を受け付けると、アクノ
リッジを示すIRAMAKをアクティブにする(図37
に示すT2r3部分)。DMAT104は、CPU10
2に対してVSBバスの使用権要求を示すVAREQを
出力する(図37に示すT2r4部分)。
【0183】CPU102は、VSBバスの使用権要求
を受け付けると、アクノリッジを示すVAACKをアク
ティブにする。この時点で、VDBバス、VSBバス、
およびNPBバスが開放され、DMAT104は前記各
バスを使用可能となる(図37に示すT2r5部分)。
エバチップ内DMAT104は、CPUアクセスがDM
Aアクセスかを切替えるエバチップ内EVIFに対して
DMAアクセスである事を示すSELDMA信号をアク
ティブにする(図37に示すT2r6部分)。DMAC
113はDMAIF116を介し、DMAAKに同期し
てDMA使用CH番号を出力する。
【0184】エバチップ内DMAT104が前記DMA
使用CH番号を引き取る(図36に示すT2r7部
分)。エバチップ101内DMATは上記DMA使用C
H番号の示すテーブル1301より転送IRAMアドレ
ス、転送周辺I/Oアドレス、転送方向、転送バイト数
を読み出す。同様に周辺チップ109内DMAC113
はDMA使用CH番号が示すレジスタ1302より上記
同様の情報を読み出す。この時のDMATRBWの生成
に関しては、実施の形態3のIRAMから内蔵I/Oの
DMA転送と同じであり、トレースメモリにCH番号を
書き込む動作は、実施の形態4の内蔵I/OからIRA
MへのDMA転送と同じ動作である(図37に示すT2
r12部分)。
【0185】DMAT104は、VDBバス制御信号を
動作させ、指定アドレスのIRAMへのをライト・サイ
クルを起動させる(図37に示すT2r8部分)。DM
AT104はNPBのバス制御信号を動作させ、ライト
・サイクルを起動させる。NPBのアドレスバスにはD
MAC113により指定のI/Oアドレスを乗せる。N
PBのデータバスには、上記VDBによるバスアクセス
で得た指定のIRAMアドレスからリードしたデータが
乗る(図37に示すT2r9部分)。
【0186】DMAT104が起動したNPBによるバ
スアクセスにより、指定のI/Oレジスタへ、IRAM
からリードしたデータがライトされる(図36に示すT
2r10部分)。この時のトレースメモリにデータを書
き込む動作は、実施の形態4の内蔵I/OからIRAM
へのDMA転送と同じである。(図37に示すT2r1
3部分)。
【0187】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
係るインサーキットエミュレータついて図を参照して詳
細に説明する。なお、実施の形態1及び2と同一又は相
当部分には同一の符号を付して説明する。
【0188】図38は、本発明の実施の形態5に係るイ
ンサーキットエミュレータの構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態5に係るインサーキットエミュレー
タは、図32に示した実施の形態4のインサーキットエ
ミュレータにおいて、EVIF103からの出力にDM
AADRWRとDMADATWRを追加したものであ
る。
【0189】図39は、実施の形態5に係るインサーキ
ットエミュレータに含まれるエバチップの構成を示すブ
ロック図である。
【0190】図40は、図39中のEVIF103内の
構成を示す回路図である。このEVIF103は、図2
4に示した回路に対し、DMATRWRの構成を変更
し、DMAADRWRとDMADATWRを追加した構
成である。DF/F409を使い、DMAAKをTRC
LKでラッチした信号とDMAAKをインバータ408
した出力とのNAND414出力をDMATRWRとす
る。DMAAKとTRCLKとのAND412出力をD
MAADRWRとする。DEVDSTBとTRCLKと
のAND413出力をDMADATWRとする。
【0191】図41は、図38中のALCH回路図及び
DLCH回路図の構成を示す回路図である。ここの回路
では、DF/F2001を使い、EAD15−0をDM
AARDWRでラッチした信号をTRDA15−0とす
る。DF/F2002を使い、EAD15−0をDMA
DATWRでラッチした信号をTRDD15−0とす
る。
【0192】この実施の形態5に係るインサーキットエ
ミュレータの、周辺I/O→内蔵RAM転送動作(偶数
アドレス、バイト・アクセスの場合)を示すタイミング
チャートを図42及び図43に示す。また、内蔵RAM
→周辺I/O転送動作(偶数アドレス、バイト・アクセ
スの場合)を示すタイミングチャートを図44及び図4
5に示す。
【0193】実施の形態3では、先にDMAのアドレス
をトレースメモリへ書込み、次にDMAの転送データの
書込み行なっていた例であるが、この実施の形態5で
は、アドレスとデータを一緒のタイミングで書く。
【0194】即ち、DMATRBWの生成回路は実施の
形態3と同じである。DMATRWRはDEVDSTB
から生成される。DMAADRWRはDMAAKとTR
CCLKのANDで生成される。DMADATWRはD
EVDSTBとTRCCLKのANDで生成される。ア
ドレスラッチ1703はDMAADRWRの立上がりで
アドレスをラッチし、データラッチ1705はDMAD
ATWRの立上がりでデータをラッチする。前記のラッ
チしたアドレスとデータを前記DMATRWRでトレー
スメモリに書き込む。
【0195】(実施の形態6)本発明の実施の形態5に
係るインサーキットエミュレータついて図を参照して説
明する。なお、実施の形態1及び2と同一又は相当部分
には同一の符号を付して説明する。
【0196】図45は、本発明の実施の形態6に係るイ
ンサーキットエミュレータの構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態6に係るインサーキットエミュレー
タは、図38に示した実施の形態5のインサーキットエ
ミュレータにおいて、DMAADRWR1701、DM
ADATWR1702、DMATRWR123とDMA
TRBW124の構成を変更したものである。DMAA
DRWR1701を、TRCLK122とDMA制御信
号119内DMAAK信号とのAND2308出力に変
更したものである。
【0197】DMADATWR1702を、TRCLK
122と周辺アクセス用バス118内EDSTB信号と
のAND2309出力に変更したものである。DMAT
RWR123を、DMA制御信号119内DMAAK信
号をDF/F2303の出力後、さらにDF/F230
4の出力後と、DF/F2303の出力後インバータ2
305出力とのAND2306の出力に変更したもので
ある。DMATRBW124を、DMA制御信号119
内DMAAK信号のDF/F2303の出力と、周辺ア
クセス用バス118内のEAD15のDF/F2302
信号とのAND2307の出力に変更したものである。
【0198】この実施の形態6の特徴は、実施の形態5
のDMAアドレスやデータを捕まえる手段とトレースメ
モリに書き込む手段をエバチップ101の外部回路で実
現した事である。この実施の形態6にはエバチップに追
加端子が必要無くなるという利点がある。
【0199】EASTBがハイの時のTRCLK立上が
りタイミングでEAD15とDMAAKをF/F230
2、2303で保持しておく。前記F/F2302、2
303からDMATRRBWを生成する。また、F/F
2303の出力をさらにTRCLKの立上がりで切り直
し、切り直す前の信号の反転信号とANDをとりDMA
TRWRを生成する。更にDMAAKがハイの時のTR
CLK立上がりタイミングでアドレスをラッチし、ED
STBがハイの時の、TRCLKの立上がりタイミング
でデータをラッチする。前記のラッチしたアドレスとデ
ータを前記DMATRWRでトレースメモリに書き込
む。
【0200】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
係るインサーキットエミュレータついて図を参照して説
明する。なお、実施の形態1及び2と同一又は相当部分
には同一の符号を付して説明する。
【0201】図48は、本発明の実施の形態7に係るイ
ンサーキットエミュレータの構成を示すブロック図であ
る。このインサーキットエミュレータは、図21に示し
た構成に、DMA転送を行うに当たり必要な情報を格納
しておくテーブル1301とレジスタ1302を追加し
た図32に対して、DMAの転送をトレースするメモリ
をDMAトレースメモリ12501とDMAトレースメ
モリ2 2502の2個を周辺アクセス用バスに追加接
続して、周辺アクセス用バスのデータをデコードするD
EC2503を追加したものである。DEC2503に
は、TRCK122とDMAADRWR124、DMA
DATWR125と周辺アクセス用バス117を接続す
る。DEC2503から出力する、DMAトレースメモ
リ選択信号CS1をDMAトレースメモリ1 2501
に、DMAトレースメモリ選択信号CS2をDMAトレ
ースメモリ2 2502に接続する。
【0202】図49は、図48に示したDEC2503
の構成を特記した図である。周辺アクセス用バスのEA
D15-0を入力し、ある値をデコードすることによっ
て選択信号SEL1とSEL2を出力するデコーダ26
01がある。ANDゲート2602はDMAADDWR
とTRCLKを入力している。非同期リセット付きF/
F2606はANDゲート2602をゲートクロック信
号として、デコーダ2601が出力するSEL1を入力
する。
【0203】非同期リセット付きF/F2607もAN
Dゲート2602をゲートクロック信号として、デコー
ダ2601が出力するSEL2を入力している。ディレ
イ素子2603にはDMADATWEを入力して、ディ
レイ素子2603が出力する信号をインバータ2604
に入力する。NORゲート2605はインバータ260
4の出力とDMADATWRを入力している。また、非
同期リセット付きF/F2606、2607の非同期リ
セット入力にはNORゲート2605の出力が入力され
ている。
【0204】この実施の形態7に係るインサーキットエ
ミュレータの、周辺I/O→内蔵RAM転送動作(偶数
アドレス、バイト・アクセスの場合)を示すタイミング
チャートを図50及び図51に示す。また、内蔵RAM
→周辺I/O転送動作(偶数アドレス、バイト・アクセ
スの場合)を示すタイミングチャートを図52及び図5
3に示す。
【0205】この実施の形態7の特徴は、実施の形態4
に加えてDMA転送データのトレースを行うに当たり必
要な転送周辺I/Oアドレス、転送IRAMアドレス、
転送方向、転送バイト数の情報をデコーダ2503に入
力し、その情報を元にDMAのチャンネル毎にトレース
メモリを選択し、トレースデータを格納する機能を有し
ているものである。図50〜図53に基づき実施の形態
7での、エバチップ側DMAT104がDMA要求を受
けてから、DMA転送を実行するまでのフローについて
説明する。
【0206】まず、内蔵I/OからIRAMへのDMA
転送について図50及び図51のタイミングチャートを
参照して説明する。
【0207】周辺チップ内DMAC113がDMARQ
を出すと、周辺チップとエバチップのDMARQ端子を
介してエバチップ101内のDMAT104が、DMA
C113からのDMARQを受け取る(図50に示すT
4i1部分)。エバチップ内DMAT104は、CPU
102に対してIRAMRQを出力する(図51に示す
T4i2部分)。
【0208】CPU102は、VDBバスの開放要求を
受け付けると、IRAMAKをアクティブにする(図5
1に示すT4i3部分)。DMAT104は、CPU1
02に対してVAREQを出力する(図51に示すT3
i4部分)。CPU102は、VSBバスの使用権要求
を受け付けると、VAACKをアクティブにする。この
時点でチップ内のVSBバス、VDBバスとNPBバス
が開放され、DMAT104は前記各バスを使用可能と
なる(図51に示すT4i5部分)。エバチップ内DM
AT104は、CPUアクセスかDMAアクセスかを切
替えるエバチップ内EVIFに対してDMAアクセスで
ある事を示すSELDMA信号をアクティブにする(図
517に示すT4i6部分)。
【0209】DMAC113はDMAIF116を介
し、DMAAKに同期してDMA使用CH1番号を出力
する。エバチップ内DMAT104が前記DMA使用C
H1番号を引き取る(図50に示すT4i7部分)。
【0210】DMATRBWを生成する手順は実施の形
態3と同様である。さらに、周辺アクセス用バスに出力
されているDMA使用CH1番号からデコーダがCH1
選択信号(以下、SEL1と称す)をアクティブにす
る。
【0211】そのSEL1をDMAADRWRがアクテ
ィブになっている時のTRCLKの立ち上りタイミング
で保持し、DMAトレースメモリ1を選択する信号(以
下、CS1と称す)をアクティブとする。(図51に示
すT4i14部分)。CS1がアクティブであることに
よりDMA転送データトレースを行うDMAトレースメ
モリ1が選択され、DMATAENがアクティブの時の
TRCLKによって、周辺アクセス用バス上にあるDM
A使用CH1番号とDMATRBWがDMAトレースメ
モリ1にDMA転送トレースデータとして格納される
(図51に示すT4i12部分)。
【0212】エバチップ101内DMAT104は上記
CH番号の示すテーブル1301より転送IRAMアド
レス、転送周辺I/Oアドレス、転送方向、転送バイト
数を読み出す。同様に周辺チップ109内DMAC11
3はDMA使用CH1番号が示すレジスタ1302より
上記同様の情報を読み出す。DMAT104はNPBバ
ス制御信号を動作させ、周辺I/Oへのリード・サイク
ルを起動させる。DMAC113はNPBのアドレスバ
スに指定のI/Oのアドレスを乗せる(図50に示すT
4i8部分)。
【0213】エバチップ内DMAT104は、周辺チッ
プ内のNPBバスアクセスにより指定のI/Oレジスタ
からリードしたデータを捕まえる(図50に示すT4i
9部分)。また、DEVDSTBが選択されて出力され
ているNPBバス制御信号であるEDSTBに同期して
DMADATWRがアクティブとなり、DMADATW
Rがアクティブの時のTRCLKによって周辺アクセス
用バス上にあるDMA転送データがトレースメモリ1に
DMA転送トレースデータとして格納される(図51に
示すT4i13部分)。
【0214】DMAT104は、VDBバスを使用して
IRAMの指定アドレスへ、I/Oからリードしたデー
タをライトする(図51に示すT4i10部分)。DM
ADATWRの立ち下がりによって周辺I/Oへのリー
ドサイクルが終了し、CS1がインアクティブとなる。
【0215】次に、IRAMから内蔵I/OのDMA転
送について、図52及び図53に示すタイミングチャー
トを参照して説明する。
【0216】周辺チップ内DMAC113がDMARQ
を出すと、周辺チップとエバチップのDMARQ端子を
介してエバチップ101内のDMAT104が、DMA
C113からDMARQを受け取る(図52に示すT5
r1部分)。エバチップ内DMAT104は、CPU1
02に対してVDBバスの開放要求を示すのIRAMR
Qを出力する(図53に示すT5r2部分)。
【0217】CPU102は、VDBバスの開放要求を
受け付けると、アクノリッジを示すIRAMAKをアク
ティブにする(図53に示すT5r3部分)。DMAT
104は、CPU102に対してVSBバスの使用権要
求を示すVAREQを出力する(図53に示すT5r4
部分)。CPU102は、VSBバスの使用権要求を受
け付けると、アクノリッジを示すVAACKをアクティ
ブにする。この時点で、VDBバス、VSBバス、およ
びNPBバスが開放され、DMAT104は前記各バス
を使用可能となる(図53に示すT5r5部分)。
【0218】エバチップ内DMAT104は、CPUア
クセスがDMAアクセスかを切替えるエバチップ内EV
IFに対してDMAアクセスである事を示すSELDM
A信号をアクティブにする(図53に示すT5r6部
分)。DMAC113はDMAIF116を介し、DM
AAKに同期してDMA使用CH2番号を出力する。エ
バチップ内DMAT104が前記DMA使用CH2番号
を引き取る(図52に示すT5r7部分)。
【0219】エバチップ101内DMATは上記DMA
使用CH2番号の示すテーブル1301より転送IRA
Mアドレス、転送周辺I/Oアドレス、転送方向、転送
バイト数を読み出す。同様に周辺チップ109内DMA
C113はDMA使用CH2番号が示すレジスタ130
2より上記同様の情報を読み出す。DMAT104は、
VDBバス制御信号を動作させ、指定アドレスのIRA
Mへのをリード・サイクルを起動させる(図53に示す
T5r8部分)。DMAT104はNPBのバス制御信
号を動作させ、ライト・サイクルを起動させる。NPB
のアドレスバスにはDMAC113により指定のI/O
アドレスを乗せる。この時、EASTB同期してDMA
TAENがアクティブとなる。また、SELDMAによ
ってDMA転送時、EASTBとなるDEVASTBの
立ち下がりタイミングでDEVAD15を保持したDM
ATRBWが出力される。この場合はIRAMから内蔵
I/Oへの転送を示す“1“が出力される(図53に示
すT5r11部分)。さらに、周辺アクセス用バスに出
力されているDMA使用CH1番号からデコーダがCH
2選択信号(以下、SEL2と称す)をアクティブにす
る。
【0220】そのSEL2をDEVASTBがアクティ
ブになっている時のTRCLKの立ち上りタイミングで
保持し、DMAトレースメモリ2を選択する信号(以
下、CS2と称す)をアクティブとする。(図53に示
すT5r12部分)。CS2がアクティブであることに
よりDMA転送データトレースを行うDMAトレースメ
モリ2が選択され、DMATAENがアクティブの時の
TRCLKによって、周辺アクセス用バス上にあるDM
A使用CH2番号とDMATRBWがDMAトレースメ
モリ2にDMA転送トレースデータとして格納される
(図53に示すT5r12部分)。
【0221】NPBのデータバスには、上記VDBによ
るバスアクセスで得た指定のIRAMアドレスからリー
ドしたデータが乗る(図53に示すT5r9部分)。D
MAT104が起動したNPBによるバスアクセスによ
り、指定のI/Oレジスタへ、IRAMからリードした
データがライトされる(図52に示すT5r10部
分)。また、DEVDSTBが選択されて出力されてい
るNPBバス制御信号であるEDSTBに同期してDM
ADATWRがアクティブとなり、DMATDENがア
クティブの時のTRCLKによって周辺アクセス用バス
上にあるDMA転送データがトレースメモリ2にDMA
転送トレースデータとして格納される(図53に示すT
5r13部分)。DMADATWRの立ち下がりによっ
て周辺I/Oへのリードサイクルが終了し、CS2がイ
ンアクティブとなる。
【0222】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、以下のような効果を奏する。
【0223】第1の効果は、デバッグや評価の為に内蔵
ROM、内蔵RAM、周辺I/O機能のレジスタの内容
参照や変更する場合、IEのユーザが使用できるDMA
Cを使う必要がなくなった事である。その理由はエバチ
ップ側にCPUやBIUとのバスを調停するDMAT回
路と周辺チップ側にDMACが内蔵される構成にしたの
で、DMACがエバチップの仕様に制限されなくなり、
DMACの拡張性ができた為、評価、デバッグ用のDM
Aを簡単に持つ事が可能となったからである。
【0224】第2の効果は、DMAのチャンネル数やD
MAC機能が向上された時にもエバチップを作り直さな
くてもよい事である。その理由は第1の効果の理由で記
載したようにDMACがエバチップ側に内蔵されている
為、周辺チップとして使用できる実チップを開発するだ
けでユーザにIEを提供できる事になる。
【0225】第3の効果は、パッケージが多ピンになら
なくて済む事である。その理由は、DMAのアドレスと
データの受け渡しをする為のCPUが周辺チップ内のレ
ジスタアクセスに使用するI/F用バスを使い、前記I
/Fバスに時分割でアドレスとデータを受け渡しする手
段と、前記I/FバスをCPUが使用する時とDMAC
が使用する時と切替える手段とリードライトの転送方向
を知らせる手段とリードライトのバイト数示す手段を有
しているからである。
【0226】第4の効果は、周波数が高くなってもデー
タのやり取りができる事である。その理由は、周波数が
高くなってもアドレスデータの受け渡しで、アドレスと
データの転送時にウエイトをかけられる手段からであ
る。
【0227】第5の効果は、DMA転送が行われた通信
データを完全にトレースすることができる事である。そ
の理由はDMACが前記I/Fバスを使用する時にアド
レスとデータを捕まえる手段と、DMA転送データをト
レースメモリに格納する手段を有しているからである。
【0228】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ユーザのプログラムを停止させずに、且つユーザ用のD
MAコントローラを使用せずにユーザ領域のメモリの参
照や変更ができると共に、DMAコントローラの機能変
更があった場合であってもエバチップを開発することな
く、ユーザにソフトウェア及びハードウェアの開発環境
を迅速に提供できるインサーキットエミュレータを提供
できる。
【0229】また、本発明によれば、周波数が高くなっ
てもアドレス及びデータの転送時にウエイトをかけるこ
とができるから、周波数が高くなってもデータのやり取
りができるインサーキットエミュレータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るインサーキットエ
ミュレータの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したエバチップを構成する各要素間を
接続する信号を説明するための図である。
【図3】図1に示した周辺チップを構成する各要素間を
接続する信号を説明するための図である。
【図4】図2に示したエバチップ内のエバインタフェー
スの構成を示す回路図である。
【図5】図3に示した周辺チップ内のDMAインタフェ
ースの構成を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るインサーキットエ
ミュレータのウエイト制御を説明するためのタイミング
チャートである。
【図7】本発明の実施の形態1に係るインサーキットエ
ミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作を
示すタイミングチャート(その1)である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るインサーキットエ
ミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作を
示すタイミングチャート(その2)である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るインサーキットエ
ミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作を
示すタイミングチャート(その1)である。
【図10】本発明の実施の形態1に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図11】本発明の実施の形態2に係るインサーキット
エミュレータの構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示した内蔵RAMに設けられるテー
ブル及びDMAコントローラに設けられるレジスタの内
容を説明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図14】本発明の実施の形態2に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図15】本発明の実施の形態2に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図16】本発明の実施の形態2に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図17】従来の第1先行技術に係るインサーキットエ
ミュレータのDMAコントローラ内蔵エバチップを説明
するための図である。
【図18】従来の第1先行技術に係るインサーキットエ
ミュレータのDMAインタフェースを説明するための図
である。
【図19】従来の第2先行技術に係るインサーキットエ
ミュレータの構成を説明するための図である。
【図20】従来の第2先行技術に係るインサーキットエ
ミュレータのエバチップの構成を説明するための図であ
る。
【図21】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータの構成を概略的に示す図である。
【図22】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータに含まれるエバチップの構成を示すブロッ
ク図である。
【図23】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータに含まれる周辺チップの構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータに含まれるエバチップを構成するEVIF
回路の構成を示す回路図である。
【図25】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータを構成するLCH回路の構成を示す回路図
である。
【図26】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータを構成するDMAIF回路の構成を示す回
路図である。
【図27】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータのウエイト制御を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図28】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図29】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図30】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図31】本発明の実施の形態3に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図32】本発明の実施の形態4に係るインサーキット
エミュレータの構成を概略的に示す図である。
【図33】図32に示した内蔵RAMに設けられるテー
ブル及びDMAコントローラに設けられるレジスタの内
容を説明するための図である。
【図34】本発明の実施の形態4に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図35】本発明の実施の形態4に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図36】本発明の実施の形態4に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図37】本発明の実施の形態4に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図38】本発明の実施の形態5に係るインサーキット
エミュレータの構成を概略的に示す図である。
【図39】本発明の実施の形態5に係るインサーキット
エミュレータに含まれるエバチップの構成を示すブロッ
ク図である。
【図40】図39中のEVIF103内の構成を示す回
路図である。
【図41】図38中のALCH回路図及びDLCH回路
図の構成を示す回路図である。
【図42】本発明の実施の形態5に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図43】本発明の実施の形態5に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図44】本発明の実施の形態5に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図45】本発明の実施の形態5に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図46】本発明の実施の形態6に係るインサーキット
エミュレータの構成を概略的に示す図である。
【図47】本発明の実施の形態6に係るインサーキット
エミュレータに含まれるエバチップを構成するEVIF
回路の構成を示す回路図である。
【図48】本発明の実施の形態7に係るインサーキット
エミュレータの構成を概略的に示す図である。
【図49】本発明の実施の形態7に係るインサーキット
エミュレータに含まれるDEC回路の構成を示す回路図
である。
【図50】本発明の実施の形態7に係るインサーキット
エミュレータにおける周辺I/O→内蔵RAM転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図51】本発明の実施の形態7に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その1)である。
【図52】本発明の実施の形態7に係るインサーキット
エミュレータにおける内蔵RAM→周辺I/O転送動作
を示すタイミングチャート(その2)である。
【図53】本発明の実施の形態7に係るインサーキット
エミュレータの構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
101 エバチップ 102 CPU 103 エバインタフェース(EVIF) 104 DMAトランスファ(DMAT) 105 メモリコントローラ(MEMC) 106 内蔵RAM(IRAM) 107 RAMインタフェース(RAMIF) 108 エバコンバータ(EVCV) 109 周辺チップ 110 CPU 112 内蔵RAM(IRAM) 113 DMAコントローラ(DMAC) 114 メモリコントローラ(MEMC) 115 DMAトランスファ(DMAT) 116 DMAインタフェース(DMAIF) 117 周辺I/O 118 周辺アクセス用バス 119 DMA制御信号バス 120 DMAトレースメモリ 121 CG 122 TRCLK 123 DMATRWR 124 DMATRBW 125 LCH 126 TRD17−0 401 EAD15−0用セレクタ 402 EASTB用セレクタ 403 EDSTB用セレクタ 404 レベル・ラッチ 405、408 インバータ 406、409 エッジ・ラッチ 407、410、412、413 2力ANDゲート 411 2入力NORゲート 414 2入力NANDゲート 4001 16ビットデータ・ラッチ 4002、4003 データ・ラッチ 501 VPA13−0用セレクタ 502 VPDW15−0用セレクタ 503 VPSTB用セレクタ 504 VPWRITE用セレクタ 505 VPUBENZ用セレクタ 901 マイクロプロセッサ 902 CPU 903 内蔵ROM 904 内蔵RAM 905 周辺I/O機能 906 バスコントローラ 907 エミュレーション用DMAC 908 /DREQ 909 /DMA 1001 エミュレーションバス 1002 エミュレーション制御部 1003 メモリ 1004 ブレーク検出回路 1005 トレールメモリ 1006 DMA転送用メモリ 1007 エミュレーションメモリ 1008 ユーザインタフェース部 1009 ホストCPU 1010 システムメモリ 1011 I/Oインタフェース部 1012 ユーザインタフェースソケット 1013 システムバス 1014 ディスク 1015 CRT 1101 エミュレータポッド部(CPUエバチップ内
蔵) 1102 マイコン周辺チップ 1103 ASSP周辺チップ 1104 アナログ周辺チップ 1105 ユーザ論理IC 1106 外部バス(アドレスバス、データバス、シス
テム制御、クロック) 1107 拡張ボード 1108 ユーザケーブル 1109 エミュレーションプローブ 1201 CPUコア 1202 コントロール回路 1203 周辺モジュール 1204 内部バス 1205 ポート 1206 I/Oセル 1207 DMAC 1208 DMAC 1301 テーブル 1302 レジスタ 1701 DMAADRWR 1702 DMADATWR 1703 ALCH 1704 TRDA15−0 1705 DLCH 1706 TRDD15−0 2001、2002 16ビットデータ・ラッチ 2301、2306、2307、2308、2309
2ANDゲート 2303、2304 エッジ・ラッチ 2305 インバータ 2501 DMAトレースメモリ1 2502 DMAトレースメモリ2 2503 DEC 2504 CS1 2505 CS2 2601 デコーダ 2602 ANDゲート 2603 ディレイ素子 2604 インバータ 2605 2入力NORゲート 2606、2607 非同期リセット付きエッジ・ラッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 尚美 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 53 エヌイーシーマイクロシステム株式会 社内 (72)発明者 田中 毅 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 53 エヌイーシーマイクロシステム株式会 社内 Fターム(参考) 5B048 AA08 AA13 AA19 BB02 DD10 5B061 BA01 BA03 DD01 DD08 DD11 5B062 CC09 JJ08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータをエミュレートす
    るCPUを含むエバチップと周辺I/Oをエミュレート
    する周辺チップとから成り、前記エバチップと前記周辺
    チップとの間はダイレクトメモリアクセス(DMA)に
    よるデータ転送を行うインサーキットエミュレータであ
    って、 前記周辺チップは、ダイレクトメモリアクセスを制御す
    るためのDMAコントローラを搭載している、インサー
    キットエミュレータ。
  2. 【請求項2】 前記エバチップは、前記CPU及び前記
    DMAコントローラが使用するバスの競合を調停するバ
    ス調停回路を搭載している、請求項1に記載のインサー
    キットエミュレータ。
  3. 【請求項3】 前記DMAによるデータ転送において送
    受されるアドレス及びデータは、前記エバチップが周辺
    チップにアクセスする際に使用するアドレス/データバ
    スを介して前記DMAコントローラと前記エバチップに
    引き渡される請求項2のインサーキットエミュレータ。
  4. 【請求項4】 前記エバチップは、DMAによるデータ
    転送を実行するために必要なデータを記憶するテーブル
    を備え、 前記周辺チップに搭載された前記DMAコントローラ
    は、前記DMAによるデータ転送を実行するために必要
    なデータと同じデータを記憶するレジスタを備え、 前記DMAによるデータ転送時は、前記エバチップは前
    記テーブルの内容に従って動作し、前記DMAコントロ
    ーラは、前記レジスタの内容に従って動作する、請求項
    3に記載のインサーキットエミュレータ。
  5. 【請求項5】 前記テーブルは、DMAによるデータ転
    送を実行するために必要なデータを複数チャンネル分記
    憶し、 前記レジスタは、DMAによるデータ転送を実行するた
    めに必要なデータを複数チャンネル分記憶し、 前記DMAコントローラは、前記DMAによるデータ転
    送の開始に先だって、当該DMAコントローラが使用す
    るチャンネルを表すチャンネル番号を前記エバチップに
    送り、 前記エバチップは、前記DMAコントローラから受け取
    ったチャンネル番号に対応する、DMAによるデータ転
    送を実行するために必要なデータに従ってDMAによる
    データ転送を実行する、請求項4に記載のインサーキッ
    トエミュレータ。
  6. 【請求項6】 前記エバチップと前記周辺チップとの間
    のDMAによるデータ転送において送受されるアドレス
    及びデータの取り込みタイミングを変更するウエイト制
    御手段、を更に備えた請求項1乃至5の何れか1項に記
    載のインサーキットエミュレータ。
  7. 【請求項7】 前記DMAにて転送が行われたアドレス
    とデータを、専用のタイミング信号で前記CPUと前記
    周辺チップとのバスから取得し、記録に残す請求項1の
    インサーキットエミュレータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7890737B2 (en) 2007-07-02 2011-02-15 Denso Corporation Microcomputer and functional evaluation chip

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