JP2002175018A - 装飾フレームを有する表示画面の装飾性外装パネル - Google Patents

装飾フレームを有する表示画面の装飾性外装パネル

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JP2002175018A
JP2002175018A JP2000328029A JP2000328029A JP2002175018A JP 2002175018 A JP2002175018 A JP 2002175018A JP 2000328029 A JP2000328029 A JP 2000328029A JP 2000328029 A JP2000328029 A JP 2000328029A JP 2002175018 A JP2002175018 A JP 2002175018A
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JP2000328029A
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Kashichi Hirota
嘉七 廣田
Makoto Kaneda
誠 兼田
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Kyowa Electric and Chemical Co Ltd
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Kyowa Electric and Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナルコンピュータなどの表示画面まわ
りの周辺枠部に、光沢塗装仕上げに似た外観を持ち、安
価に得ることができる装飾的塗装を施し、表示画面を横
方向斜め位置から覗き見できないようにすること。 【解決手段】 表示画面と周辺枠部とを有する表示装置
の外装パネルを透明材料により形成する。外装パネル
は、表示装置の表示画面に対応する透明部と表示装置の
周辺枠部に対応する周辺枠部とからなり、周辺枠部は裏
面に塗装が施され、この塗装が該周辺枠部を構成する透
明材料を通して前面から視認できて光沢性の装飾的外観
を与える。好ましい態様においては、周辺枠部は裏面に
接着剤層が形成され、該接着剤層の上に色付き又は光沢
性の微細片が分散散布され、その上に塗装が施される。
この構成によれば、周辺枠部の前面から見たとき、光沢
性の微細片が塗装層の上に分散散布された状態で観察さ
れる。透明部には、所定ピッチで平行に延びる複数の光
学要素をほぼ前面にわたり形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、装飾性フレーム
を備えた表示画面の装飾性外装パネルに関する。特に本
発明は、テレビ受像機やパーソナルコンピュータのよう
な表示画面をもった機器の表示画面に使用される装飾性
外装パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】 テレビ受像機やパーソナルコンピュー
タにおいてディスプレイ画面まわりのフレームを光沢あ
る形に仕上げて外観を向上させようとする試みは、色々
な形で行われているが、1回の塗装で光沢のある製品を
得るのは困難な状況にある。通常は、この種の光沢塗装
を行うには、一旦塗装を施した後に、その上から透明の
光沢を与えるための塗装を施すのが一般的である。この
ような光沢塗装仕上げは一般に高価になり、低価格が必
須の命題である用途には採用できない。
【0003】また、上述のディスプレイ画面では、表示
された画像を拡大して観察できるようにすることが望ま
れる場合がある。さらに、複数のパーソナルコンピュー
タを並べて配置して、それぞれ別々の担当者が操作する
のが普通であるが、それぞれのパーソナルコンピュータ
画面を隣のパーソナルコンピュータの操作位置から覗き
見できないようにすることが望まれる。パーソナルコン
ピュータ等の表示画面を有する電子機器に付随する別の
問題として、表示画面における外光の反射がある。表示
画面において、外光の反射を極力防止して画面を見易く
することが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、上記の事
情に着目して、テレビ受像機やパーソナルコンピュータ
などの表示画面まわりの周辺枠部に、光沢塗装仕上げに
似た外観を持ち、しかも安価に得ることができる装飾的
塗装を施すことを解決すべき課題とする。
【0005】本発明の別の課題は、周辺枠部に装飾的塗
装を施すと同時に、表示画面を横方向斜め位置から覗き
見できないようにすることである。本発明のさらに別の
課題は、周辺枠部に装飾的塗装を施すと同時に、表示画
面における外光の反射を極力防止して、表示画面を見易
い状態に維持することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明においては、表示画面と周辺部とを有する表
示装置の外装パネルを透明材料により形成する。透明材
料としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、AB
S樹脂などを使用することが好ましいが、他のプラスチ
ック材料を使用することも勿論可能である。この外装パ
ネルは、表示装置の表示画面に対応する透明部と表示装
置の周辺部に対応する周辺枠部とからなり、周辺枠部は
裏面に塗装が施され、この塗装が該周辺枠部を構成する
透明材料を通して前面から視認できて光沢性の装飾的外
観を与えるように構成される。塗装は、通常の塗装でも
よいが、メタリック塗装とすることもできる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、周辺枠
部は裏面に接着剤層が形成され、該接着剤層の上に色付
き又は光沢性の微細片が分散散布され、その上に塗装が
施される。この構成によれば、周辺枠部の前面から見た
とき、光沢性の微細片が塗装層の上に分散散布された状
態で観察される。微細片としては、金属箔又は紙の微小
片を使用することができる。勿論、他の光沢性の微細片
を使用することも可能である。
【0008】本発明の上記構成においては、外装パネル
は、透明部が裏面において周辺枠部よりも突出する形状
とすることが好ましい。この構成により、周辺枠部が透
明部より一段低くなり、塗装に際して透明部との仕切り
が明確になる。
【0009】本発明の別の態様においては、透明部に
は、所定ピッチで平行に延びる複数の光学要素がほぼ前
面にわたり形成される。この光学要素は、斜め横方向か
らの画面の覗き見を防止する機能を持つように、リニア
フレネルレンズ又は平行な溝の形態で形成することが好
ましい。光学要素が形成される上述の所定ピッチは、約
0.1mm以下であることが好ましい。また、光学要素
は、長さ方向の軸がスクリーンの縦方向又は横方向軸に
対して7.5°±13°傾斜するように配置することが好
ましい。
【0010】本発明においては、この外装パネルは、表
示装置の前部に取り外し可能に取り付けられるスクリー
ンとして形成することができる。また、外装パネルは、
表示装置の前部に固定的に取り付ける構成とすることも
できる。本発明は、さらに別の態様において、装飾的外
装パネルを備えたパーソナルコンピュータを提供する。
このパーソナルコンピュータは、上面にキーボード部を
備える本体部と、液晶表示パネルを有し本体部の上に畳
むことができる表示部とを備える。液晶表示パネルの前
面には外装パネルが取り付けられており、外装パネル
は、透明なプラスチック材料で一体に形成され、液晶表
示パネルの表示画面に位置的に対応する透明部と、該透
明部の周辺に位置する周辺枠部とからなる。透明部は、
前側の面が艶消し面であり、周辺枠部は裏面に塗装が施
され、該周辺部の少なくとも一部において該塗装が周辺
枠部を構成する透明材料を通して前面から視認できる。
本発明の他の態様においては、パーソナルコンピュータ
の外装パネルは、周辺枠部の裏面に接着剤層が形成さ
れ、該接着剤層の上に色付き又は光沢性の微細片が分散
散布され、その上に塗装層が形成されており、該周辺部
の少なくとも一部において該微細片が分散散布された塗
装層が前記周辺枠部を構成する透明材料を通して前面か
ら視認できるように構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、テレビ受像機又はパー
ソナルコンピュータのキャビネット1の全体を背後から
示すものである。図2に分解図で示すように、キャビネ
ット1は、キャビネット本体2と、該キャビネット本体
2の前面に通常の手法によって取り付けられる取付枠3
と、該取付枠3の前面に取り付けられる前パネル4とか
ら構成されている。図3及び図4は、このキャビネット
1を前側からみた斜視図及び分解部である。キャビネッ
ト1の内部には、図5及び図7に概略的に示すように、
表示面10aを有する陰極線管(CRT)10が通常の手
法で取り付けられる。
【0012】本発明のこの実施形態においては、キャビ
ネット1の前パネル4が本発明の装飾性外装パネルを構
成する。前パネル4は、全体が透明樹脂材料により形成
されており、陰極線管10の表示画面10aに対応する
位置に配置される中央透明部11と該中央透明部11を
囲むように配置された周辺枠部12とからなる。周辺枠
部12は、前面部5と側面部6とを備える。前パネル4
を構成する樹脂としては、例えばアクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ABS樹脂等を挙げることができるが、
透明な硬質樹脂であればどのような樹脂を使用してもよ
い。
【0013】図5は、前パネル4の断面を示すもので、
中央透明部11は、内面において周辺枠部12より内方
に隆起しており、その結果、該中央透明部11と周辺枠
部12との間には段部13が形成されている。該段部1
3より外側の部分で構成される周辺枠部12の内面には
接着剤層4aが形成される。そして、接着剤層4aが乾
く前に、該接着剤層4aの上に光沢を有する箔状の金属
微細片4bが分散散布される。図5では、金属微細片4
cは層状の構成に示されているが、これは単に図示のた
めだけであって、実際には、接着剤層4aの上に適当な
間隔で分散状態で散布される。金属微細片としては、箔
状片に限らず、例えば金属粉その他どのような形態のも
のでもよい。このように金属微細片4bが散布された接
着剤層4aの上に、塗装層4cが形成される。この塗装
層4cは、通常の塗装技術により形成することができ
る。周辺枠部12は、透明樹脂により形成されているの
で、表側からみたとき塗装層の色調が観察でき、透明樹
脂による表面光沢と塗装層4cの色調とによって、光沢
塗装に匹敵する装飾的外観を与える。塗装層4cは、金
属微細片4bの色又は光沢が浮き立つような色の塗装と
することが望ましい。メタリック塗装を行うことも可能
である。接着剤としては、樹脂に対して通常使用される
ものであれば、どのようなものでも使用できる。接着剤
層4aは、塗布や吹き付け等の通常の手法で形成するこ
とができる。金属微細片4bの散布は、接着剤層4aが
乾く前に行うことが必要である。金属微細片4bの代わ
りに、顔料の微細片や紙片等を使用することができる。
【0014】このようにして形成される周辺枠部12
は、表側から観察したとき、表面が光沢を有する透明性
で、金属等の微細片が塗装層の色調の上に星状に散らば
った装飾的外観を呈する。中央透明部11は、表側の面
が反射防止のためにマット処理される。陰極線管10の
表示画面10aは、前パネル4の中央透明部11を通し
て観察することができる。この実施形態において、周辺
枠部12の裏面における塗装は、上述のように接着剤層
4a、光沢性微細片4b、及び塗装層4cからなる構成
の代わりに、通常の塗装層のみを形成するだけでもよ
い。この場合には、周辺枠部12を構成する樹脂材料の
表面の光沢性と裏面の塗装とが相俟って、光沢塗装に匹
敵する装飾的外観を与える。
【0015】前パネル4の中央透明部11の裏面は平面
であってもよいが、斜め横方向から表示画面10aを覗
き見できないようにするためには、該中央透明部11の
裏面に、所定ピッチで平行に延びる複数個の直線状光学
要素を形成することが好ましい。この光学要素は、図8
及び図9に示す溝14の形態とすることができる。隣り
合った2つの溝14の間に平坦な台状部15が形成さ
れ、溝14の幅をa、台状部15の幅をbとすると、a
+bが光学要素のピッチとなる。cは溝14の深さであ
る。透明部11の表面に対して入射角iで入射する光線
が透明部11の樹脂材料により屈折して裏面から出射
し、陰極線管10の表示画面10aに達する光路の関係
を考える。パーソナルコンピュータの配置間隔とオペレ
ータの着座位置の関係から、隣のコンピュータのオペレ
ータの視線が定まるから、その視線を入射角iとして、
覗き見防止に必要な溝14の深さと台状部15の幅を定
めることができる。隣のコンピュータのオペレータの視
線が入射角iよりも外側にあれば、表示画面の覗き見は
防止できる。発明者の試算では、パーソナルコンピュー
タが中心間隔1mで横方向に並んで配置されている場
合、表示画面とオペレータとの間の距離を500mmとす
ると、入射角iを焼く15°に設定することで覗き見を
防止できる。溝14の幅aを大きくすると、深さcを減
少させても覗き見防止の条件を満たすことができる。し
かし、溝aの幅が大きくなると透明部11を透過する透
過光量が減少するので、溝14の幅には限界がある。溝
14の幅aと深さcは、溝の成形の容易さと透過光量と
の関係を考慮して定める。溝14に不透明物質16を充
填することにより、覗き見防止の効果をさらに高めるこ
とができる。
【0016】前パネル4の中央透明部11は、陰極線管
10の表示画面10aに対して比較的接近した位置に置
かれる。そして、表示画面10aは、線状に規則的に配
列された画素を有する。例えば、カラー表示の陰極線管
の場合、画素の配列は、垂直(縦)方向と水平(横)方
向に加えて斜め方向にも規則性をもって配列される。通
常は、斜め方向の規則性画素配列は、垂直方向に対して
15°である。この画素の規則的配列と前パネル4の中
央透明部11に形成される溝14の規則的配列との影響
で、中央透明部11を通して表示画面10aをみたとき
画像にモアレ干渉縞が発生する可能性がある。このモア
レ干渉縞の発生を防止するためには、溝14のピッチを
できるだけ小さく設定することが望ましい。溝14のピ
ッチは、0.1mm或いはそれ以下にすることが望まし
い。さらに、溝14は、その長さ方向が、表示画面10
aの画素配列における垂直方向と斜め方向の中間に位置
するように配置することで、モアレ干渉縞の発生を防止
できる。表示画面10aの画素配列における斜め15°
を考慮すると、溝14の好ましい配列方向は、7.5°±
13°となる。溝14は、表示画面10aの画素配列に
おける水平方向と斜め方向の中間に位置するように配置
することも可能である。
【0017】成形の容易さを考慮すると、光学要素は、
溝14よりもリニアフレネルレンズの形態とすることの
方が実用的である。その一例を図10に示す。図10に
おいて、リニアフレネルレンズを構成するレンズ要素1
7は、ほぼ3角形の断面を有するプリズム要素であり、
横方向中央には、平坦な形状の中心部18が形成され
る。レンズ要素17は、全体として円柱レンズを形成す
る形状である。この例においても、レンズ要素のピッチ
は0.1mm以下とすることが望ましく、長さ方向は垂直
方向に対して7.5°±13°傾斜させることが好まし
い。
【0018】前パネル4は、キャビネット1の取付枠3
の前面に取り付けられる。前パネル4の取り付けのため
に、前パネル4の周辺枠部12には、図6に示すよう
に、側面部6の後縁部に取付爪7が形成される。また、
図4に示すように、取付枠3には前パネル4を受けるた
めの段状部3aが形成されており、この段状部3aの適
当な個所に爪受け溝3bが形成されている。図6(a)(b)
に爪受け溝3bと爪7との関係を示す。前パネル4の周
辺枠部12に形成された爪7が取付枠3の段状部3aに
形成された爪受け溝3bに挿入されて、該爪受け溝3b
の奥に形成された係合縁3cに係合する。図6(a)に係
合前の状態を、図6(b)に係合状態をそれぞれ示す。図
7は、組立状態でのキャビネット1を示す断面図であ
る。
【0019】図11に本発明の他の実施形態を示す。こ
の実施形態では、キャビネット21は、キャビネット本
体22と、取付枠23と、前パネル24とからなる。前
パネル24は、平坦な形状で、中央透明部25と該中央
透明部25の四周を囲む周辺枠部26とからなる。前パ
ネル24の表面全体又は中央透明部25には反射防止の
ためのマット処理を施すことにより、この部分の前面を
艶消し面とすることが好ましい。周辺枠部26には、裏
面に通常の塗装又はシルクスクリーン塗装を行う。この
塗装の代わりに、図5に示す例で説明したように、先ず
接着剤層4aを形成し、この接着剤が乾く前に金属箔そ
の他の光沢性微細片4bを分散散布し、その上から通常
の塗装やメタリック塗装、或いはシルクスクリーン塗装
により塗装層4cを形成することもできる。この場合、
周辺枠部26の裏面は、図5について先に説明した例に
おけると同様に、中央透明部25との間に段状部を有す
る形態にしてもよい。この実施形態による前パネル24
は、取付枠23の前面に接着により取り付けてしようさ
れる。
【0020】本発明の以上述べた実施形態による前パネ
ルは、装飾的外観を与えるだけでなく、別の効果ももた
らす。すなわち、従来の陰極線管は、表示画面の形状が
湾曲面として構成されていたが、最近では、表示画面の
形状を平坦に形成する傾向が多くみられる。このような
形状の陰極線管は、湾曲面を有する陰極線管と比較して
表面強度が低いため、破壊に対する何らかの対策が望ま
れる。上述した実施形態のいずれにおいても、前パネル
は、陰極線管の破損等の不測の事故からオペレータを保
護する。
【0021】なお、本発明による前パネル等の装飾性外
装パネルは、表示画面に対して取り外し可能に取り付け
られるスクリーンの形態で実施することも可能である。
この場合におけるキャビネットへのスクリーンの取付機
構には、特開平11−242443号公報に記載したような枠構
造を採用することができる。
【0022】図12から図14までに、本発明を実施し
たノート型パーソナルコンピュータの一形態を示す。パ
ーソナルコンピュータ50は、上面にキーボード部51
を有する本体部52と、液晶パネル53を有する表示部
54とを備える。表示部54は、ヒンジ55により本体
部52に取り付けられ、該本体部52の上に折り畳むこ
とができる。図13は、表示部54の断面を示すもの
で、表示部54には液晶パネル53を囲む外枠56が設
けられる。外枠56は、通常のノート型パーソナルコン
ピュータにおけると同様にプラスチック材料により形成
される。液晶パネル53の前面には外装パネル57が配
置される。図14(a)(b)(c)に、外装パネル57の構成
を示す。外装パネル57は、全体が透明プラスチック材
料の射出成形により形成され、周辺に段部57aが形成
されている。図14において、外装パネル57の周辺縁
部と段部57aとの間の距離はAで表示してあり、図1
3に示すように、外装パネル57は、段部57aが外枠
56の縁部に嵌る状態で、外枠56に接着などの適当な
手法により取り付けられる。外装パネル57の裏面に
は、液晶パネル53が接着などの適当な手法により取り
付けられる。外装パネル57は、図14(a)に示すよう
に、裏面において周辺縁部からBで示す幅の領域にわた
り、装飾塗装58が形成される。幅Bは幅Aより僅かに
大きく、装飾塗装58の領域は、幅Bと幅Aの差Cに相
当する幅だけ段部57aより内側に張り出している。装
飾塗装58の領域で囲まれる領域は液晶パネル53の表
示面に対応する領域であり、この表示面に対応する領域
では、外装パネル57の表面は艶消し面とされる。艶消
し面の形成は、外装パネル57を成形するための金型に
おける上記表示面対応領域に対応する成形面を微細粒子
の吹き付けによりサンドブラスト処理をすることにより
行うことができる。装飾塗装58は、通常のカラー塗装
やシルクスクリーン塗装により行うことができる。ま
た、図5に示す手法と同様な手法を用いて、外装パネル
57の領域Bにおいて、裏面に先ず接着剤層を形成し、
その接着剤層の上に金属箔等の光沢性微細片を散布し、
さらにその上に塗装層を形成することにより、装飾塗装
58を形成してもよい。この実施形態によるノート型パ
ーソナルコンピュータ50においては、外層パーソナル
57の裏面における装飾塗装58が、領域Cの幅だけ表
側から透視できて、コンピュータ50に装飾的外観を与
える。外枠56を着色透明プラスチック材料等により形
成すると、該外枠56と装飾塗装58との間のコントラ
ストなどにより美観が一層向上する。この実施形態によ
るノート型パーソナルコンピュータ50において、外装
パネル57の表示面対応領域には、裏面に、図8、図9
に示すような覗き見防止用の溝を形成するか、又は、図
10(a)(b)に示すようなリニアフレネルレンズを形成し
て覗き見防止効果を達成することもできる。図15及び
図16に、本発明を実施したノート型パーソナルコンピ
ュータの別の形態を示す。これらの図において、図1
3、図14に示す実施形態のパーソナルコンピュータに
対応する部分は、図13、図14におけると同一の符号
を付して示す。この例においては、液晶パネル53はパ
ーソナルコンピュータ50の外枠56に直接取り付けら
れ、外装パネル57は、外枠56の前面に取り付けられ
る。外装パネル57は、その外縁から幅Dで示す領域に
おいて、裏面に装飾塗装58が施される。装飾塗装58
は、図13、図14の実施形態に関連して説明したもの
と同様である。装飾塗装58が施される領域Dは、外枠
56の内縁より僅かに内側まで延びている。この実施形
態においても、液晶パネル53の表示領域に対応する領
域の表面は艶消し面であり、その裏面に、覗き見防止の
ための溝又はリニアフレネルレンズを形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したパネルコンピュータキャビ
ネットの一例を背後からみた斜視図である。
【図2】 図1に示すキャビネットの分解斜視図であ
る。
【図3】 図1に示すキャビネットを前方からみた斜視
図である。
【図4】 図1に示すキャビネットを前方からみた分解
斜視図である。
【図5】 キャビネットの前パネルの構成を示す図2の
A−A線における断面図である。
【図6】 前パネルを取付枠に取り付ける構造を示す部
分断面図で、(a)は係合前の状態を、(b)は係合後の状態
をそれぞれ示す。
【図7】 キャビネットの組立状態を示す図1のB-B線
もおける断面図である。
【図8】 覗き見防止のために前パネルに形成される光
学要素の一例を示す前パネルの断面図である。
【図9】 図8の前パネルの平面図である。
【図10】 前パネルに形成される光学要素の他の例を
示す図で、(a)は平面図を、(b)は断面図をそれぞれ示
す。
【図11】 本発明の他の実施形態を示す図4と同様な
分解斜視図である。
【図12】 本発明の他の実施形態によるノート型パー
ソナルコンピュータを示す斜視図である。
【図13】 図12に示すノート型パーソナルコンピュ
ータの表示部の一部を示す断面図である。
【図14】 図12に示すノート型パーソナルコンピュ
ータに使用される外装パネルを示すもので、(a)は背面
図、(b)は上からみた平面図、(c)は正面図である。
【図15】 本発明の他の実施形態によるノート型パー
ソナルコンピュータを示す図13と同様な断面図であ
る。
【図16】 図15の実施形態において使用される外装
パネルを示す背面図である。
【符号の説明】
1・・・キャビネット、2・・・キャビネット本体、3
・・・取付枠、4・・・前パネル、4a・・・接着剤
層、4b・・・微細片、4c・・・塗装層、11・・・
中央透明部、12・・・周辺枠部、50・・・ノート型
パーソナルコンピュータ、53・・・液晶パネル、57
・・・外装パネル、

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面と周辺枠部とを有する表示装置
    の装飾性外装パネルであって、透明材料で形成され、前
    記表示装置の前記表示画面に対応する透明部と前記表示
    装置の周辺枠部に対応する周辺枠部とからなり、前記周
    辺枠部は裏面に塗装が施され、この塗装が該周辺枠部を
    構成する透明材料を通して前面から視認できて装飾的外
    観を与えるようになったことを特徴とする表示画面の装
    飾性外装パネル。
  2. 【請求項2】 液晶表示パネルを備える電子機器の前記
    液晶表示パネルの前面に取り付けられる電子機器用外装
    パネルであって、透明な材料で一体に形成され、前記液
    晶表示パネルの表示画面に位置的に対応する透明部と、
    該透明部の周辺に位置する周辺枠部とからなり、前記透
    明部は前側の面が艶消し面であり、前記周辺枠部は裏面
    に塗装が施されたことを特徴とする電子機器用外装パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 表示画面と周辺枠部とを有する表示装置
    の装飾性外装パネルであって、透明材料で形成され、前
    記表示装置の前記表示画面に対応する透明部と前記表示
    装置の周辺枠部に対応する周辺枠部とからなり、前記周
    辺枠部は裏面に接着剤層が形成され、該接着剤層の上に
    色付き又は光沢性の微細片が分散散布され、その上に塗
    装層が形成されたことを特徴とする表示画面の装飾性外
    装パネル。
  4. 【請求項4】 液晶表示パネルを備える電子機器の前記
    液晶表示パネルの前面に取り付けられる電子機器用外装
    パネルであって、透明な材料で一体に形成され、前記液
    晶表示パネルの表示画面に位置的に対応する透明部と、
    該透明部の周辺に位置する周辺枠部とからなり、前記透
    明部は前側の面が艶消し面であり、前記周辺枠部は裏面
    に接着剤層が形成され、該接着剤層の上に色付き又は光
    沢性の微細片が分散散布され、その上に塗装層が形成さ
    れたことを特徴とする電子機器用外装パネル。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載した外装パ
    ネルであって、前記微細片は金属箔又は紙の微小片であ
    ることを特徴とする外装パネル。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載した外装パネルであって、前記透明部は裏面に
    おいて前記周辺枠部よりも突出する形状であり、前記透
    明部と前記周辺部との間の段差が該周辺部に施される塗
    装の境界を形成することを特徴とする外装パネル。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載した外装パネルであって、前記透明部には、所
    定ピッチで平行に延びる複数の光学要素がほぼ前面にわ
    たり形成されていることを特徴とする外装パネル。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した外装パネルであっ
    て、前記光学要素は、リニアフレネルレンズを構成する
    ことを特徴とする外装パネル。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載した外装パネルであっ
    て、前記光学要素は、複数の平行な溝であることを特徴
    とする表示画面の装飾性外装パネル。
  10. 【請求項10】 請求項7から請求項9までのいずれか
    1項に記載した外装パネルであって、前記所定ピッチは
    約0.1mm以下であることを特徴とする外装パネル。
  11. 【請求項11】 請求項7から請求項10までのいずれ
    か1項に記載した外装パネルであって、前記光学要素
    は、長さ方向の軸がスクリーンの縦方向又は横方向軸に
    対して7.5°±13°傾斜していることを特徴とする外
    装パネル。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11までのいずれ
    か1項に記載した外装パネルであって、前記表示装置の
    前部に取り外し可能に取り付けられるスクリーンとして
    形成されたことを特徴とする外装パネル。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項11までのいずれ
    か1項に記載した外装パネルであって、前記表示装置の
    前部に固定的に取り付けられたことを特徴とする外装パ
    ネル。
  14. 【請求項14】 上面にキーボード部を備える本体部
    と、液晶表示パネルを有し前記本体部の上に畳むことが
    できる表示部とを備えるノート型パーソナルコンピュー
    タであって、前記液晶表示パネルの前面に外装パネルが
    取り付けられており、前記外装パネルは、透明なプラス
    チック材料で一体に形成され、前記液晶表示パネルの表
    示画面に位置的に対応する透明部と、該透明部の周辺に
    位置する周辺枠部とからなり、前記透明部は前側の面が
    艶消し面であり、前記周辺枠部は裏面に塗装が施され、
    該周辺部の少なくとも一部において該塗装が前記周辺枠
    部を構成する透明材料を通して前面から視認できるよう
    になったことを特徴とするノート型パーソナルコンピュ
    ータ。
  15. 【請求項15】 上面にキーボード部を備える本体部
    と、液晶表示パネルを有し前記本体部の上に畳むことが
    できる表示部とを備えるノート型パーソナルコンピュー
    タであって、前記液晶表示パネルの前面に外装パネルが
    取り付けられており、前記外装パネルは、透明なプラス
    チック材料で一体に形成され、前記液晶表示パネルの表
    示画面に位置的に対応する透明部と、該透明部の周辺に
    位置する周辺枠部とからなり、前記透明部は前側の面が
    艶消し面であり、前記周辺枠部は裏面に接着剤層が形成
    され、該接着剤層の上に色付き又は光沢性の微細片が分
    散散布され、その上に塗装層が形成されており、該周辺
    部の少なくとも一部において該微細片が分散散布された
    塗装層が前記周辺枠部を構成する透明材料を通して前面
    から視認できるようになったことを特徴とするノート型
    パーソナルコンピュータ。
  16. 【請求項16】 請求項14又は請求項15に記載した
    ノート型パーソナルコンピュータであって、前記外層パ
    ネルの前記透明部は、裏面に、所定ピッチで平行に延び
    る複数の光学要素がほぼ全面にわたり形成されているこ
    とを特徴とするノート型パーソナルコンピュータ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載したノート型パーソ
    ナルコンピュータであって、前記光学要素は、リニアフ
    レネルレンズを構成することを特徴とするノート型パー
    ソナルコンピュータ。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載したノート型パーソ
    ナルコンピュータであって、前記光学要素は、複数の平
    行な溝であることを特徴とするノート型パーソナルコン
    ピュータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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