JP2002173957A - 床止め工に傾斜取水スクリーンを設置した河川表流水の取水構造 - Google Patents

床止め工に傾斜取水スクリーンを設置した河川表流水の取水構造

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JP2002173957A JP2000371099A JP2000371099A JP2002173957A JP 2002173957 A JP2002173957 A JP 2002173957A JP 2000371099 A JP2000371099 A JP 2000371099A JP 2000371099 A JP2000371099 A JP 2000371099A JP 2002173957 A JP2002173957 A JP 2002173957A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工容易で土砂や流芥を入れない、安定的な
河川表流水の取水を行おうとする。 【解決手段】 両岸における護岸基礎2の水流側を垂直
面とし、対向した垂直面間において上流側上面を計画河
床高24bとし、下流側上面を前記計画河床高より低い
下流側河床高とした床止め工3を施し、その床止め工の
上流側上面と下流側上面との間に、一方の護岸1b下を
突き抜けた取水樋管5に接合される取水ダクト4を凹設
し、前記取水ダクト上における前記上流側上面から下流
側上面に達するまでの直線的緩傾斜に沿って、各ウエッ
ジ底面が流床片となるように細隙を置いて配列したウエ
ッジワイヤー列を備えた取水スクリーン7を設置し、取
水樋管の末端を揚水ポンプ9を介して吐き出し水槽10
に接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は河川表流水の取水構
造、特に床止め工に傾斜取水スクリーンを設置して構築
される河川表流水の取水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、河川表流水の取水において河川水
位を堰上げて流速を遅くし、土砂を沈殿させて取水した
歴史がある。しかし、今日では河川関連法規により、治
水面を考慮した堰上げしない取水構造として、堤内の地
盤を基準にし、堀込み河道による浅い水深からの取水を
行うように河川改修することが求められる。そして、こ
の浅い水深からの取水には、土砂や流芥の流入と取水部
の詰まりという問題が生じるため、これらの問題を人手
による管理を要しないで解決し、確実に取水する方式が
構築されなければならない。また、河川表流水では渇水
期等に少なくなった表流水を環境破壊せずに如何に確実
に取水できるかが問われている。
【0003】一方、計画河床高にコンクリート等で取水
桝又は取水ダクトを構築して導水する方法が考えられる
が、それは一般的には釜場取水であってスクリーンは土
砂や流芥が流入し易いフラットバー配列からなり、土砂
管理を要するため、現状では採用されていない。そこ
で、この釜場取水方式に代わるものとして、土砂や流芥
の流入を防ぐために床止め工の上流側において河川の横
断方向に深めの取水ダクトを構築し、ダクト上流側の壁
に採水孔を配列し、さらにその上流にかけてフトン籠等
の石詰めを配置して透水させ、表流水を取り入れる方法
が試みられた。
【0004】さらに上記の方法を押し進め、取水ダクト
を深くしてその上部にフトン籠を積み重ねて施工された
例もあるが、いずれも経年使用により目詰まりを起こす
か、又は土砂や流芥の流入を防止できず、多大の再生費
用を要するというのが現状である。
【0005】これらの床止め工関連の取水方式の発展形
式として、ある地方自治体では床止め工の上流側の、浅
い河床に平面的に大きな取水枠を構築し、その枠内の河
床面にグレーチング(格子配列)からなるスクリーンを
敷設し、土砂対策として床止め工の一部を切り欠いた土
砂吐きを組み合わせるとともに、堤体に大型の取水門扉
とボックスカルバート(箱型暗渠)とを併設することに
より、人為的な土砂の排出を容易にした取水工法の施工
通達がでている。しかし、この方式によっても、豪雨の
際には土砂が堆積し、その排砂管理においてポンプ機器
の損耗や、カルバート又は井戸の土砂溜まりが生ずるた
め、それらの修理又は清掃と、復元等が大層なものとな
り、現実には運用されていない。
【0006】次に、流量豊富な河川に適用するため本発
明者の一人が発明した取水工法では、床止め工の上流側
に45°近い承水路と浅い導水路とからなる取水水叩き
工を構築し、それによって形成される流芯部に表流水取
水弁や取水ストレーナを設けるものであり、これらは優
れた取水方式として全国的に普及している。しかしなが
ら、この方式は河川勾配がゆるやかな場合や、流量が少
なく流水作用の働かない河川には適用困難である。
【0007】更に、本発明者が出願し公開された特開2
000−213010「渓流取水用傾斜スクリーン」の
発明は、上流側より溢流堰板と、平坦板からなるブライ
ンド部、流れ方向に直角なウエッジワイヤー列からなり
各ウエッジワイヤー断面の頂点を下向きにし断面底辺が
上流に向かって所定の俯角を有する上部スクリーンと、
同様なウエッジワイヤー列からなり同様な各ウエッジワ
イヤー底辺が上流に向かって所定の仰角を有する下部ス
クリーンと、これら各部を縦断するように流れ方向に配
置された複数枚の並列保護板とから構成されたものであ
る。
【0008】上記の傾斜スクリーンは、並列保護板によ
り転石から保護され、堰板より流水を溢流落下させ、ブ
ラインド部において水膜とし、更に上部スクリーンのワ
イヤー個々の俯角により土砂及び流芥を撥ね上げてこの
取水構造を跨がせ、清水膜となった水流を下部スクリー
ンのワイヤー個々の仰角により形成されるスクリーン目
(スリット)誘導効果で積極的に取水するようにしたも
のであり、スクリーンの目詰まりなく清水を取り入れる
ことができる画期的な取水手段であるが、渓流取水に限
るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、渓流用とし
て開発されたウエッジワイヤースクリーンの効果に着目
し、このスクリーン構造を、概して水量は多いが水質は
富栄養化して藻類が発生し且つ流芥も多くなる一般河川
に適用し、その細目スリットにより魚類等の水中生物の
迷入を阻止するとともに、豊水時から渇水時まで河川環
境を破壊することなく安定的に取水することができる河
川表流水の取水構造を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、両岸における護岸基礎の水流側を垂直面と
し、対向した垂直面間において上流側上面を計画河床高
とし、下流側上面を前記計画河床高より低い下流側河床
高とした床止め工を施し、その床止め工の上流側上面と
下流側上面との間に、一方の護岸下を突き抜けた取水樋
管に接合される取水ダクトを凹設し、前記取水ダクト上
における前記上流側上面から下流側上面に達するまでの
直線的緩傾斜に沿って、各ウエッジ底面が流床片となる
ように細隙を置いて配列したウエッジワイヤー列を備え
た取水スクリーンを設置し、取水樋管の末端を揚水ポン
プを介して吐き出し水槽に接続したことを特徴とする河
川表流水の取水構造を構成したものである。
【0011】上記の構成によれば、床止め工の緩傾斜落
差の大きさ(角度)と、その緩傾斜範囲に設ける取水ダ
クトの大きさ、取水スクリーンの主要部ウエッジワイヤ
ー列のワイヤーサイズ及び配列設計等を選択することに
より、魚類等の水中生物の迷入及び土砂等の流芥を阻止
し、その河川の水流条件と必要取水量に応じた最適の取
水を行うことが可能となる。
【0012】本発明は第2の課題解決手段として、前記
取水スクリーンのウエッジワイヤー列における各ウエッ
ジワイヤーが床止め工を流下する水流と直交するように
配列され、上流側のウエッジワイヤー列部分の各ウエッ
ジ底面が前記緩傾斜の上流に向かって所定の俯角を有す
ることにより砂礫や木の葉等の流芥をはね上げてスクリ
ーンを通り抜けないようにした滑走部ウエッジワイヤー
列を構成し、下流側のウエッジワイヤー列部分の各ウエ
ッジ底面が前記緩傾斜の上流に向かって所定の仰角を有
することにより積極的に前記取水ダクト内に取水する取
水部ウエッジワイヤー列を構成したものである。
【0013】上記ウエッジワイヤー列の構成によれば、
上流側の各ウエッジ底面(流床片)が前記緩傾斜の上流
に向かって所定の俯角を有すること、逆に言えば傾斜し
た下流に向かっては上り勾配となっていることで、細か
い流芥等も、いずれかの上流側ウエッジ底面上を流れる
過程で撥ね上げられ、この床止め工を跨いで河川の下流
に流される。また下流側の各ウエッジ底面(流床片)が
前記緩傾斜の上流に向かって所定の仰角を有する分、逆
に言えば傾斜した下流に向かっては下り勾配となる分だ
け、ウエッジ底面の上流端が水流に対して屹立し、直前
のウエッジ底面の下り勾配に沿って衝突してくる水流膜
を受け止め、ウエッジ間細隙を通して取水ダクト中に積
極的に誘導するものである。
【0014】本発明は第3の課題解決手段として、床止
め工における上流側上面の下流端を形成する垂直端面
と、取水スクリーンにおけるウエッジワイヤー列の上流
端との間に、前記直線的緩傾斜に沿った緩傾斜面からな
るブラインド部を配置すると共に、前記ブラインド部及
びウエッジワイヤー列を横断して水流方向に延び、これ
らブラインド部とワイヤー列の表面から突出した高さを
形成する幅をもった副数本の細長い並列保護板とを更に
備えたものである。これにより、床止め工上流端面から
溢流・落下した表流水はブラインド部で整流され、前述
した上流側及び下流側ウエッジワイヤー列特有の処理
(滑走化及び取水)を受けるに相応しい厚さの水膜とな
り、上流からの転石があれば、それはブラインド部及び
ウエッジワイヤー列を直撃することなく、これらの保護
板上を転動・通過するものである。
【0015】本発明は第4の課題解決手段として、取水
スクリーンのウエッジワイヤー列が魚類等の侵入を阻止
する程度の間隔で配列され、床止め工の前記取水樋管接
合側の反対側における護岸基礎と取水スクリーン取り付
け部との間に、床止め工を越えて上流と下流を結ぶ魚道
を設けた構造としたものである。この構造によれば、細
いウエッジ間隙によって魚類等が取水ダクトに迷入する
のを阻止することは勿論、床止め工に設けた魚道によっ
てその上流側と下流側との間を魚類等が無理なく通過で
きるようにして河川の生態系を維持する、環境に優しい
取水作用が営まれる。
【0016】本発明は第5の課題解決手段として、床止
め工の直下流部に、その床止め工の下流側河床高よりも
深底とした水溽池を設け、渇水時の取水、土砂流芥のス
クリーン流入阻止及び魚巣の形成に寄与するように構成
したものである。すなわち、河川において渇水期に10
0%近く取水すると魚類等の生物が生息できなくなるた
め、取水部の直下流には深瀬としての水溽池を設けるこ
とが、法律上も必須とされている。床止め工を上流側縁
とする水溽池は恰好の魚巣となる。また、水流中に堅固
に構築される床止め工自体が、その上流側と下流側にお
いて(特に下流側においては積極的に設けた水溽池の存
在により)、水流による洗掘場となり、水溽池の維持に
役立つとともに、降雨出水時に蹴水を生じて更に洗掘さ
れる。
【0017】本発明は第6の課題解決手段として、取水
ダクト中に圧縮空気源に接続された多数のノズル孔を有
する空気配管を設置し、これをタイマーによる設定時間
において、又は水位計による下限水位の検知時において
前記ノズル孔より水中曝気し、取水スクリーンの目詰ま
り除去に寄与するように構成したものである。すなわ
ち、取水ダクト中に放出された圧縮空気は水中で膨張
し、スクリーン間隙から水流膜を突き抜けて大気中に吹
き出し、同間隙中に詰まった土砂や流芥等の異物も吹き
飛ばして下流へ放流させ、スクリーン間隙を再生する。
【0018】なお、取水構造部に逆洗通気管を設ける構
成自体は、本発明者が発明し特許第2567343号と
して登録された「取水ストレーナと自動逆洗装置を設け
た河川表流水取水工法」と題する先行技術が存在する。
本発明においては、取水部がウエッジワイヤー列からな
り、流芥微粒子が詰まりやすい丸棒格子等に比してウエ
ッジスクリーン間隙を小さくできるため、同じ圧縮空気
量でもその間隙からの空気噴出の勢いは相対的に大きく
なり、スクリーン間隙の再生をより効果的に行うことが
できる。
【0019】本発明は第7の課題解決手段として、揚水
ポンプに接続された吐き出し配管を分岐して取水ダクト
に戻る還流配管を設置し、この還流配管の先端を前記床
止め工の下流側壁に開口し、水溽池の底部に沿って掃流
を生ずるノズルとして形成したものである。本発明の取
水構造においては、床止め工に形成されるスクリーン面
の緩傾斜自体に一定の掃流効果を有するものであるが、
水溽池の底部に沿った掃流を与えることにより、床止め
工から水溽池の範囲に堆積した土砂を適宜掃きだすこと
ができる。
【0020】ノズル掃流については、これも本発明者が
発明し特許第1853680号として登録された「ノズ
ル掃流取水装置」と題する先行技術が存在する。本発明
においては、掃流ノズルとして床止め工の下流側壁に開
口した還流配管の先端が、その下流側壁に接して積極的
に設けられた水溽池の底部に向かうものであるため、土
砂が堆積するであろうという漠然とした目標に向けられ
た場合と異なり、効果的な掃流を行うことが可能とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
例における河川表流水の取水構造について説明する。
【0022】図1は、実施例の平面図において、図の下
側を上流側として両岸と岸辺及び河底を透かし見た状態
を示し、図2は図1のA−A矢視線に沿って見た床止め
工を縦断する河川横断面を示している。両岸には護岸1
a、1bが形成され、両岸におけるコンクリート等の護
岸基礎2の水流側を垂直面とし、水流を挟んで対向した
護岸基礎2の垂直面間において同じくコンクリート等に
よる床止め工3を施工し、その上流側上面3aを計画河
床高とし、下流側上面3bを前記計画河床高より低い下
流側河床高としたものである。この上流側上面3aと下
流側上面3bとの間には、取水ダクト4が凹設され、そ
のダクト4の右岸側は、一方の護岸1b下を突き抜けた
取水樋管5に接合井6を介して接合される。
【0023】取水ダクト4上における前記上流側上面3
aから下流側上面3bに達するまでの直線的緩傾斜は、
1:0.1〜1:0.5程度の勾配であり、実施例では
この勾配に沿って、ウエッジワイヤー列を主体とする取
水スクリーン7を設置する。取水スクリーン7は、図3
においてその左側面(a)及び左側部分平面(b)を略
示する通り、上流端板7a、下流端板7b及び側板(図
では左側板7cのみ示す)からなるフレーム内に、床止
め工3の上流側上面3aから流入する河川水を整流する
ブラインド板部S0と、取水スクリーンの本体を成すウ
エッジワイヤー列の上流側部分からなる水流滑走部S1
及び下流側部分からなる取水部S2を配設したものであ
る。
【0024】ウエッジワイヤー列S1,S2における各
ウエッジワイヤーは河川水流と直交し、各ウエッジ底面
が流床片となるように細隙を置いて配列されている。こ
の取水スクリーン7の細隙(スリット)列を通過した水
は、図2を参照して、スクリーン下の取水ダクト4から
接合井6、取水樋管5を経て、右側護岸1bに連なる河
岸堤内地に設置されたポンプ室8内の揚水ポンプ9によ
り汲み上げられ、隣接造成された吐き出し水槽10に導
かれるようになっている。取水ダクト4の右端及び接合
井6の上面には、それぞれ金属製の取水枠蓋11及び接
合井蓋12が装着される。
【0025】図3から明らかな通り、取水スクリーン7
にはブラインド板部S0、ウエッジワイヤー列の上流側
部分(水流滑走部)S1及び下流側部分(取水部)S2
と交差し、従って河川水流に沿った多数の保護板13が
配設されている。これらの保護板13は、フレーム構造
7a,7b,7c,・・・ と同じ高さを有し、スクリ
ーン7のブラインド板と、ウエッジワイヤー列を転石等
から保護するとともに、水流を整流してウエッジワイヤ
ー列の上流側部分S1の水流滑走効果、及び下流側部分
S2の取水効果を高めるものである。
【0026】ウエッジワイヤー列の上流側部分S1及び
下流側部分S2の各ワイヤー配置は、図4に示すとお
り、上流側部分S1における上向きにした各ウエッジ1
4の底面がスクリーン自体の緩傾斜、従ってブラインド
板15面に沿って上流に向かい、所定の俯角a°(例え
ば5°)を有して、例えば0.5mm間隔のスリットを
順次形成し、下流側部分S2における上向きにした各各
ウエッジ14の底面が同じく上流に向かい、所定の仰角
b°(例えば5°)を有して、例えば0.3mm間隔の
スリットを順次形成するようになっている。なお、Rは
ウエッジワイヤーと交差して各下側ウエッジ端を受容・
支持する多数本の支持ロッド、Mはそれら支持ロッドの
交差筋だである。
【0027】このようなウエッジワイヤー列の構成によ
り、上流側部分S1は砂礫等の挟雑物やその他の流芥を
はね上げてスクリーンを通り抜けないようにし、下流側
部分S2は前記仰角を有して水流に対し各ウエッジが屹
立した状態となるため、上流側部分S1よりも積極的に
取水することができる。取水スクリーン7のウエッジワ
イヤー列S1,S2の各ウエッジ間隔は、この実施例の
場合、0.5mm及び0.3mmと十分に狭く、魚類等
の侵入を阻止するものであるが、このスクリーンを配置
した床止め工3自体が渇水期において、魚類に対する上
流と下流との間の障壁になってはならない。従って、実
施例では図1及び図2に示すように、左岸における護岸
基礎2と取水スクリーン7取り付け部との間に、床止め
工3を越えて上流と下流を結ぶ魚道16が段落形成され
ている。
【0028】床止め工3の上流側上面と下流側上面に連
なる河床には、それぞれ護床ブロック敷17及び18が
形成される。上流側ブロック敷17において、魚道16
に対応する2枚のブロック17’も同様に段落される。
下流側ブロック敷18において、取水スクリーン7に対
応する範囲の2列の護床ブロック18’,18”は図1
及び図5(図1のB−B矢視線による中央縦断面図)に
示す水溽池19を形成するように、十分に段落される。
この場合、下流水平高ブロック18に連なるブロック1
8’は、前者(ブロック18)と深みを形成する方のブ
ロック18”との段差を結ぶように傾斜している。な
お、図6は図1のB’−B’矢視線に従い左岸側から見
た右側断面図であり、水溽池19の側縁を成す護床ブロ
ック18は床止め工3の際まで下流水平高に整合された
ことを示している。
【0029】このように、床止め工3の直下流部に、そ
の下流側上面(下流水平高)よりも深底とした水溽池1
9を設けることで、渇水時の取水と、土砂流芥のスクリ
ーン流入阻止及び魚巣の形成に十分に寄与させるもので
ある。
【0030】図7は、図1のA”−A”矢視断面図であ
り、取水ダクト4中に配置した空気洗浄用の多数のノズ
ル孔を有する空気配管20と、その配管に接続された圧
縮空気源の構成を示している。空気配管20は取水ダク
ト4から導水樋管5に沿って圧縮空気源まで伸びてい
る。圧縮空気源はポンプ室8内のエアコンプレッサ21
と、これに接続されたエアタンク22とからなり、圧縮
空気を蓄積したエアタンク22は、例えば、ポンプ室8
下の密閉取水井23内において河川水位が計画高水位2
4aより十分低い計画河床高24bまで低下したことを
水位計(図示せず)によって検知すると、空気配管20
への開閉バルブを開き、取水ダクト4中の多数のノズル
孔から強力に空気を噴出させ、水位低下により流芥が滞
り目詰まりした取水スクリーン7のスリットを曝気洗浄
(逆洗)する。
【0031】このような逆洗は、水位低下という決定的
な条件に至るまでの予防的措置として、タイマーにより
適宜設定した時間間隔で行うこともできる。エアコンプ
レッサ21は空気放出後のエアタンク22が速やかに設
定気圧まで復帰し、この気圧を維持し続けるように作動
する。
【0032】図8は、図1のA’−A’矢視断面図であ
り、取水ダクト4中に導いた先端を、床止め工3の下流
側壁における複数の貫通孔に接続した還流配管25と、
還流配管25への還流水源構造を示している。還流配管
25は取水ダクト4から導水樋管5及び空気配管20に
沿って圧縮空気源まで伸びている。(なお、図7におい
ては、空気配管20を、取水ダクト4と導水樋管5及び
ポンプ室8等との関係において明確に示すため、還流配
管25は示しておらず、図8においては逆に空気配管2
0を示していない。)
【0033】還流配管25は、ポンプ室8内において揚
水ポンプ9から吐き出し水槽10に至る吐き出し配管を
分岐して配設されたものであり、弁切替え操作により還
流配管25に十分な流量の水を戻し、その先端の床止め
工3において掃流ノズルとして形成された下流側壁の開
口から、水溽池の底部に沿って掃流を生ぜしめる。これ
によって、水溽池に堆積した土砂を掃流・除去し、自然
環境の維持と取水の促進に寄与するものである。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の通りに構成されたので、
次の諸効果を発揮するものである。 (1)河川表流水の取水において、河川横断方向に床止
め工を施し、その一部を緩傾斜形落差工として、ウエッ
ジワイヤー列により微細目スリットを形成した「傾斜ス
クリーン」を設置したものであるため、渓流取水におい
て立証された「傾斜スクリーンによる、土砂や流芥の掃
流とスリット閉塞の防止効果」を、本発明においても享
受することができる。具体的には、消雪用等の濾過設
備、また沈殿池やストレーナー等の二次処理施設が不要
となり、取水口の維持管理も省略できる。概して少流量
で流水の作用が乏しい河川に適用し、ポンプアップ取水
や自然勾配による相当量の取水に用いることができる。 (2)取水スクリーンを、例えば、上流側0.5mm、
下流側0.3mmという微細目とすることが可能である
ため、魚類の迷い込みを物理的に阻止すると共に、魚道
や水溽池を組み合わせて環境に優しい河川表流水の取水
設備を構築することができる。 (3)床止め工を併用した緩傾斜形落差工によるスクリ
ーン取水であり、占有面積が小さく、従って河床部の掘
削を少なくして施工性よく、低コストで建設することが
できる。 (4)同じく、取水スクリーンが微細目であり土砂や流
芥を阻止するため、樋管及び取水井に土砂や流芥が入る
旧来の樋管取水においては不可欠であった取水扉門構造
と、導水配管として600mmφという大径のヒューム
管を用いる必要をなくし、その分の建設コストを削減で
きる。 (5)同じく、樋管及び取水井に土砂や流芥が入る旧来
の取水工法では、揚水ポンプが、これに対応できるよう
にブレードレス、ノンクロック、セミオープン羽根や、
特殊な材質と機構とを組み合わせた高価なものとなり、
しかもポンプ効率が低く耐久性も劣るものであったが、
本発明では単純・堅牢なポンプでよいため、機械設備費
の削減と、整備費及び維持管理費が節約できて、しかも
長寿命及び省電力化が可能となる。 (6)河川表流水からの取水において、降雨・濁水時、
農業用水の場合は用水を停止すればよいが、水道用水や
工業用水では一定の取水量を確保しなければならない。
この点において、本発明の取水構造では濁水時において
も土砂の流入を回避し、取水口が閉塞されないという画
期的な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図において、図の下側を
上流側として両岸と岸辺及び河底を透かし見た状態を示
している。
【図2】図1のA−A矢視線に沿って見た床止め工を縦
断する河川横断面図である。
【図3】実施例の床止め工に設置した取水スクリーンの
左側面(a)及び左側部分平面(b)を略示する図であ
る。
【図4】取水スクリーンのウエッジワイヤー列の配置構
成を示す部分側面図である。
【図5】図1のB−B矢視線に従い左岸側から見た河川
の中央縦断面図である。
【図6】図1のB’−B’矢視線に従い左岸側から見た
河川の右側断面図である。
【図7】図1のA”−A”矢視断面図であり、取水ダク
ト中に配置した空気配管と、その配管に接続された圧縮
空気源の構成を示している。
【図8】図1のA’−A’矢視断面図であり、取水ダク
トに導いた先端を、床止め工の下流側壁における複数の
貫通孔に接続した還流配管と、還流水源構造を示してい
る。
【符号の説明】
1a,1b 護岸 2 護岸基礎 3 床止め工 4 取水ダクト 5 取水樋管 6 接合井 7 取水スクリーン 8 ポンプ室 9 揚水ポンプ 10 吐き出し水槽 11 取水枠蓋 12 接合井蓋 13 保護板 14 ウエッジワイヤー 15 ブラインド板 16 魚道 17、18 護床ブロック 19 水溽池 20 空気配管 21 エアコンプレッサ 22 エアタンク 23 密閉取水井 24a 計画高水位 24b 計画河床高 25 還流配管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月12日(2000.12.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】取水ダクト4上における前記上流側上面3
aから下流側上面3bに達するまでの直線的緩傾斜は、
0.1:1〜0.5:1程度の勾配であり、実施例では
この勾配に沿って、ウエッジワイヤー列を主体とする取
水スクリーン7を設置する。取水スクリーン7は、図3
においてその左側面(a)及び左側部分平面(b)を略
示する通り、上流端板7a、下流端板7b及び側板(図
では左側板7cのみ示す)からなるフレーム内に、床止
め工3の上流側上面3aから流入する河川水を整流する
ブラインド板部S0と、取水スクリーンの本体を成すウ
エッジワイヤー列の上流側部分からなる水流滑走部S1
及び下流側部分からなる取水部S2を配設したものであ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両岸における護岸基礎の水流側を垂直面
    とし、対向した垂直面間において上流側上面を計画河床
    高とし、下流側上面を前記計画河床高より低い下流側河
    床高とした床止め工を施し、その床止め工の上流側上面
    と下流側上面との間に、一方の護岸下を突き抜けた取水
    樋管に接合される取水ダクトを凹設し、前記取水ダクト
    上における前記上流側上面から下流側上面に達するまで
    の直線的緩傾斜に沿って、各ウエッジ底面が流床片とな
    るように細隙を置いて配列したウエッジワイヤー列を備
    えた取水スクリーンを設置し、取水樋管の末端を揚水ポ
    ンプを介して吐き出し水槽に接続したことを特徴とする
    河川表流水の取水構造。
  2. 【請求項2】 取水スクリーンのウエッジワイヤー列に
    おける各ウエッジワイヤーが床止め工を流下する水流と
    直交するように配列され、上流側のウエッジワイヤー列
    部分の各ウエッジ底面が前記緩傾斜の上流に向かって所
    定の俯角を有することにより砂礫等の挟雑物をはね上げ
    てスクリーンを通り抜けないようにした滑走部ウエッジ
    ワイヤー列を構成し、下流側のウエッジワイヤー列部分
    の各ウエッジ底面が前記緩傾斜の上流に向かって所定の
    仰角を有することにより積極的に前記取水ダクト内に取
    水する取水部ウエッジワイヤー列を構成するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の取水構造。
  3. 【請求項3】 床止め工における上流側上面の下流端を
    形成する垂直端面と、取水スクリーンにおけるウエッジ
    ワイヤー列の上流端との間に、前記直線的緩傾斜に沿っ
    た緩傾斜面からなるブラインド部を配置すると共に、前
    記ブラインド部及びウエッジワイヤー列を横断して水流
    方向に延び、これらブラインド部とワイヤー列の表面か
    ら突出した高さを形成する幅をもった副数本の細長い並
    列保護板とを更に備えたことを特徴とする請求項2記載
    の取水構造。
  4. 【請求項4】 取水スクリーンのウエッジワイヤー列が
    魚類等の侵入を阻止する程度の間隔で配列され、床止め
    工の前記取水樋管接合側の反対側における護岸基礎と取
    水スクリーン取り付け部との間に、床止め工を越えて上
    流と下流を結ぶ魚道を設けたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項記載の取水構造。
  5. 【請求項5】 床止め工の直下流部に、その床止め工の
    下流側河床高よりも深底とした水溽池を設け、渇水時の
    取水、土砂流芥のスクリーン流入阻止及び魚巣の形成に
    寄与するように構成したことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項記載の取水構造。
  6. 【請求項6】 取水ダクト中に圧縮空気源に接続された
    多数のノズル孔を有する空気配管を設置し、これをタイ
    マーによる設定時間において、又は水位計による下限水
    位の検知時において前記ノズル孔より水中曝気し、取水
    スクリーンの目詰まり除去に寄与するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の取水
    構造。
  7. 【請求項7】 揚水ポンプに接続された吐き出し配管を
    分岐して取水ダクトに戻る還流配管を設置し、この還流
    配管の先端を前記床止め工の下流側壁に開口し、水溽池
    の底部に沿って掃流を生ずるノズルとして形成したこと
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の取水構
    造。
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