JP2002172602A - ファン機能付きルータービット及びそのルータービットに用いるファン - Google Patents

ファン機能付きルータービット及びそのルータービットに用いるファン

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JP2002172602A
JP2002172602A JP2000403977A JP2000403977A JP2002172602A JP 2002172602 A JP2002172602 A JP 2002172602A JP 2000403977 A JP2000403977 A JP 2000403977A JP 2000403977 A JP2000403977 A JP 2000403977A JP 2002172602 A JP2002172602 A JP 2002172602A
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JP
Japan
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router bit
fan
guide
cutting
rotary
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JP2000403977A
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Masao Kawase
正夫 川瀬
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削した削り屑が、回転ガイド側に飛散しな
いように風力を発生させることで、回転ガイドのロック
事故を防止することができるファン機能付きルータービ
ット及びそのルータービットに用いるファンの提供を目
的とする。 【構成】 回転主軸の先端部外周に切削用の刃を設けた
ルータービットの、回転主軸に取付ける取付本体を形成
すると共に、この取付本体と一体で風起し用の突出体を
設けてファンとした。このファンを、ルータービットの
刃と、切削形状を案内するガイド体の内壁にそって回転
移動する回転ガイドとの間に配設し、切削した削り屑が
回転ガイド側に飛散しないようにすることで、ファン機
能付きルータービットとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルータービットで切削
した削り屑を、切削と同時に外方に吹き飛ばすことで、
ベアリングを用いた回転ガイドのボールベアリングが、
ロックしないように改善したファン機能付きルータービ
ット及びそのルータービットに用いるファンに関する。
【0002】
【従来の技術】木造建築においては、木材同士の接合部
分に金属片よりなる補強部材を接合することで、強度の
向上に配慮している。この金属片を木材に取付けすると
表面が突出するので、少くとも金属片の板厚と同等の深
さで木材の一部を切削し、その切削した凹部内に金属片
を取付けするようにしている。これは切削すべき形状と
同じ形を有するガイド体にそって、ルータービットを移
動させると、金属片が収容できる形状に切削できるもの
である。このような切削加工は、切削穴が必要な位置に
ガイド体を置くと共に、このガイド体の表面を移動する
盤状のベースを、ドリル本体に取付けする。ベースの中
央部からは、木材切削用の刃を有するルータービットが
突出した状態で、ドリル本体に取付けられている。この
ようなベース付のドリル本体を、前述したガイド体上で
滑らせると、ルータービットの回転主軸に設けた回転ガ
イドが、ガイド体の切削形状を示す内壁にそって回転移
動し、木材が平面的に切削されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】盤状のベースを取付け
したドリル本体を、板状の一部に切削すべき形に切り抜
いたガイド体上に置くと、ガイド体は、盤状のベースで
覆われてしまう。このような状態でルータービットを回
転すると、多少の間隙があっても、削り屑がガイド体の
切削形状凹部内に溜り、削り屑が充満した状態になる。
この削り屑は、回転ガイドを構成するボールベアリング
等に付着して、ベアリングをロックさせる原因となり、
回転ガイドの移動ができなくて、切削が困難になってし
まうという重大な欠点を生じさせていた。木材には樹脂
の他に防腐剤や塗料、更に修正材であれば接着剤等が含
まれて、これらがボールベアリングをロックさせる原因
となり、回転ガイドの寿命を短くしていた。ベアリング
がロックして不良になれば、その交換の手間や費用が大
変であった。本発明は、このような削り屑による回転ガ
イドのロック事故を防止するためになされたものであ
り、削り屑が回転ガイド側に飛散しないように風力を発
生させることで、回転ガイドのロック事故を防止するこ
とができるファン機能付きルータービット及びそのルー
タービットに用いるファンの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明は次のような構成としている。請求項1に
記載したファン機能付きルータービットは、回転主軸の
先端部外周に切削用の刃を設けたルータービットの、前
記回転主軸に回転可能な状態で取付けられると共に、切
削形状を示すガイド体の切削形状内壁にそって回転移動
する回転ガイドを設けた。この回転ガイドと前記刃との
間で前記回転主軸に取付けられ、前記刃で切削した削り
屑をルータービットの外方に吹き飛ばすファンを設ける
ことで、ファン機能付きルータービットとした。請求項
2に記載したファン機能付きルータービットは、回転主
軸の先端部外周に切削用の刃を設けたルータービット
の、前記回転主軸に回転可能な状態で取付けられると共
に、切削形状を示すガイド体の切削形状内壁にそって回
転移動する回転ガイドを設けた。この回転ガイドと前記
刃との間で、前記回転主軸に取付けられた取付本体の外
周部に配設され、前記回転主軸とは同方向又は斜交する
方向に突出して、対向配置した突出体よりなるファンを
設けることで、ファン機能付きルータービットとした。
請求項3に記載したファンは、回転主軸の先端部外周に
切削用の刃を設けたルータービットの前記回転主軸に取
付けられる取付本体を設けた。この取付本体と一体で、
風起し用の突出体を設けることでファンとした。請求項
4に記載したファンは、回転主軸の先端部外周に切削用
の刃を設けたルータービットの前記回転主軸に、固定手
段付きの取付本体を設けた。この取付本体に一体化した
座金の外周部に、対向配置した少くとも一対の風起し用
突出体を設けることでファンとした。
【0005】
【作用】回転ガイドを設けたルータービットに、削り屑
を吹き飛ばすファン機能を設けたことにより、回転ガイ
ド内に切削した切り粉等が混入して、ベアリングをロッ
クさせるようなことが無くなった。よって、回転ガイド
の交換やその費用等について心配することもなく、木材
の切削作業ができるようになった。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1は本発明のファン機能付きルータービット
を示す斜視図、図2は図1の一部を破断して示す分解斜
視図である。本発明のファン機能付きルータービット1
0は、図1で示すようにその先端部に切削用としての一
対の刃14を設けたルータービット12と、このルータ
ービットの回転主軸13に取付けられ、回転主軸を中心
にして図中の矢印方向に回転する回転ガイド16と、こ
の回転ガイドと前記刃14との間で、回転主軸13に取
付けられたファン20とからなる。このようなルーター
ビット12と回転ガイド16及びファン20とについ
て、図面を参照して更に説明する。図2で示すようにル
ータービット12は、円柱形の回転主軸13の先端部
で、対向配置した一対の切削用の刃14を設けている。
ファン20は、ルータービットの回転主軸13に取付け
られる取付本体22に一体化され、ルータービットと共
に回転するものである。回転ガイド16は、回転主軸1
3に圧着状態で挿入されると共に、その内部に回転ベア
リングを設けており、回転主軸13を軸として回転する
ものである。このようなルータービット12と回転ガイ
ド16とは、従来例に用いられているものと同じ市販品
である。
【0007】本発明の特徴であるファン20について、
図面を参照して、更に詳細に説明する。図3は図2で示
すファンを、その裏面側から見た斜視図、図4は図3の
側面図である。図3で示すようにファン20は、筒形の
取付本体22と、この取付本体の一端に設けた鍔23と
からなり、鍔の一部には対向配置して設けた一対の突出
体24を設けている。突出体24は図4からも判明する
ように、鍔23の一部を1組の突起状に形成したもの
で、この突出体24を鍔と斜交するように配設したもの
である。この1組の突出体は、一方を鍔23より上昇す
る方向に突出させると共に、他方の突出体は逆に鍔より
降下するように配置させることで、1組の突出体24を
形成している。この突出体は対向配置させると共に、一
対として鍔23に設けているものである。また、取付本
体22の側壁面には、固定手段26としてのボルトを配
設し、このボルトを締めることで、ファン20を、ルー
タービットの回転主軸13に固着できるものである。
【0008】ファンの他の例について、図面を参照して
説明する。図5は他の例のファンを示す斜視図である。
図5で示すように他の例で示すファン30は、前述例と
同様に、筒形の取付本体32と、この取付本体の一端に
設けた鍔33とからなり、鍔の一部には対向配置させて
一対の突出体34を設けている。突出体34は図5から
も判明するように、鍔33の一部を突起状に形成したも
ので、鍔とは直交するように配設している。このように
形成した突出体34は、前述例を簡略化したものであ
り、いずれも切削した切り屑が回転ガイド側に飛来しな
いように、うず巻き状の風を発生させるものである。こ
のような突出体には、前述例も含めてその形状や角度を
変えたり、ひねり等を加えたりして、風力の強さや方向
を変えたりすることは可能である。尚、図示しないが他
の例で示したファン30も、図3で示したファン20と
同様に固定手段を設けている。このように構成したファ
ンは、図1で示したようにルータービットに取付けする
ことで、ファン機能付きルータービットとなる。
【0009】このように構成したファン機能付きルータ
ービットの使用例について説明する。図6は図1の使用
例で、電動工具に取付けした状態を示す説明図である。
まず、ルータービットを取付けする電動工具40に、切
削用の治具となるガイド体の面上を移動させるベース4
2を従来例と同様に取付けする。このベースは、ルータ
ービットの取付側に突出して設けられた方形体であり、
その中央部に設けた開口部より、ルータービットの刃先
が突出した状態で、電動工具に取付けられる。また、こ
の方形体の裏面側には、筒体43が一体化されて設けら
れ、この筒体内に電動工具を挿入して、ベース42を電
動工具に取付けするものである。更に、このようなベー
ス付きの電動工具にファン機能付きルータービット10
を取付けするには、前述した治具となるガイド体の厚さ
分と切削深さ分とを加えた分を、ベース面から突出させ
て取付けする。
【0010】このように準備した電動工具を用いて切削
する例について、図面を参照して説明する。図7は、切
削用の治具であるガイド体の取付説明図、図8は切削中
を示す説明図である。木造建築において、木材同士の接
合部分に補強部材を取付けする場合は、図7で示すよう
に、柱材44の点線で示す位置に、補強部材が収容でき
る穴を設けてから取付けする。ここで示す補強部材は、
逆V字形の金属片よりなる補強体である。従って、穴明
け治具となるガイド体45には、その中央部に逆V字形
の切り欠き46が設けられている。このようなガイド体
45を、図7で示すように柱材の接合部分に、ねじや釘
などを用いて固定すると共に、図8で示す如く柱材を切
削する。
【0011】柱材を切削するには、図8で示すように柱
材44上に取付けしたガイド体45の切り欠き46内
に、ルータービットの刃14が挿入されるように電動工
具を配置する。電動工具にはベース42が取付けられて
いるから、このベース42がガイド体45の表面と面接
触するように移動させる。ルータービットには、前述し
た回転ガイド16が設けられているから、この回転ガイ
ドをガイド体45に設けた切り欠き46内の壁面にそっ
て、回転させながら移動することで、柱材44には図中
の点線で示すように、切り欠き46と同じ形の凹部を形
成することができる。従って、ルータービットの回転軸
に取付けする回転ガイド16は、常に、ガイド体の切り
欠き46の内壁面に接触する高さに設定して取付けする
と共に、刃14の先端部も必要な切削深さが得られるよ
うに設定するものである。ルータービットの回転中は、
ファン20も同様に回転し、その風力は切削した削り屑
が上昇しないように作用するだけでなく、削り削を外方
に吹き飛ばしてしまう。これは図7、図8で示したよう
にガイド体45は、その断面がコ字形であり、下側の空
間部である凹部47から切り屑を放出するものである。
従って、柱材44に形成した穴内には切り屑が全く無い
状態となり、従来例のように穴内にたまった削り屑を取
り除く作業を必要としない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ル
ータービットにファン機能を設けたことにより、以下の
効果を得ることができた。すなわち、切削形状を設けた
治具内を回転移動する回転ガイドに、切削した粉などが
入り込んで、ベアリングをロックさせるようなことが少
くなった。従って、切削作業でベアリングのロックが発
生する度に、作業を中断したり、回転ガイドを交換した
りすることも少くなり、作業が格段に向上した。また、
ファンによって、削り屑を切削した穴内に閉じ込めるよ
うに作用しないから、従来の如く穴内に残った削り屑を
取り除くこともなく、そのまま次の作業にうつることが
できる等の効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファン機能付きルータービットを示す
斜視図である。
【図2】図1の一部を破断して示す分解斜視図である。
【図3】図2で示したファンを、その裏面側から見た斜
視図である。
【図4】図3で示したファンの側面図である。
【図5】本発明の他の例のファンを示す斜視図である。
【図6】図1の使用例で、電動工具に取付けした状態を
示す説明図である。
【図7】切削用治具としてのガイド体の取付説明図であ
る。
【図8】図6で示す電動工具を用いて切削中を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 ファン機能付きルータービット 12 ルータービット 13 回転主軸 14 刃 16 回転ガイド 20 ファン 22 取付本体 24 突出体 26 固定手段 30 ファン 32 取付本体 34 突出体 40 電動工具 45 ガイド体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転主軸の先端部外周に、切削用の刃を
    設けたルータービットと、 このルータービットの前記回転主軸に回転可能な状態で
    取付けられると共に、切削形状を示すガイド体の切削形
    状にそって回転移動する回転ガイドと、 この回転ガイドと前記刃との間で前記回転主軸に取付け
    られ、前記刃で切削した削り屑をルータービットの外方
    に吹き飛ばすファンとからなるファン機能付きルーター
    ビット。
  2. 【請求項2】 回転主軸の先端部外周に、切削用の刃を
    設けたルータービットと、 このルータービットの前記回転主軸に回転可能な状態で
    取付けられると共に、切削形状を示すガイド体の切削形
    状にそって回転移動する回転ガイドと、 この回転ガイドと前記刃との間で、前記回転主軸に取付
    けられた取付本体の外周部に配設され、前記回転主軸と
    は同方向又は斜交する方向に突出して、対向配置した突
    出体よりなるファンとからなるファン機能付きルーター
    ビット。
  3. 【請求項3】 回転主軸の先端部外周に切削用の刃を設
    けたルータービットの前記回転主軸に取付けられる取付
    本体と、 この取付本体に一体化した風起し用の突出体とからなる
    ファン。
  4. 【請求項4】 回転主軸の先端部外周に切削用の刃を設
    けたルータービットの前記回転主軸に取付けられる固定
    手段付きの取付本体と、 この取付本体に一体化した座金の外周部に、対向配置し
    て設けた少なくとも一対の風起し用の突出体とからなる
    ファン。
JP2000403977A 2000-12-07 2000-12-07 ファン機能付きルータービット及びそのルータービットに用いるファン Pending JP2002172602A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111483017A (zh) * 2020-05-16 2020-08-04 青岛汇通木业有限公司 木工刨床

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111483017A (zh) * 2020-05-16 2020-08-04 青岛汇通木业有限公司 木工刨床
CN111483017B (zh) * 2020-05-16 2022-02-18 青岛汇通木业有限公司 木工刨床

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