JP2002172119A - 創外固定器 - Google Patents
創外固定器Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/84—Fasteners therefor or fasteners being internal fixation devices
- A61B17/86—Pins or screws or threaded wires; nuts therefor
- A61B17/866—Material or manufacture
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/60—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like for external osteosynthesis, e.g. distractors, contractors
- A61B17/64—Devices extending alongside the bones to be positioned
- A61B17/6458—Devices extending alongside the bones to be positioned with pin-clamps fixed at ends of connecting element
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- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手関節部骨折に対しても手関節を跨がずに装
着でき、骨折部位をスクリューやワイヤーにて固定しな
くとも関節面の再建ができる創外固定器を提供する。 【解決手段】 創外固定器１は、棒状部材２と、その両
端に配設する一対の支持体３，４と、一方の支持体３に
保持される２本の太径ピン５と他方の支持体４に保持さ
れる３本以上の細径ピン６を有する。細径ピン６は直径
略１．６ｍｍ〜２．０ｍｍであって３〜６本使用する
が、弾性を有するため骨折によって生ずる骨片に対して
刺入方向がバラバラになっても容易に支持体４に収める
ことができる。
着でき、骨折部位をスクリューやワイヤーにて固定しな
くとも関節面の再建ができる創外固定器を提供する。 【解決手段】 創外固定器１は、棒状部材２と、その両
端に配設する一対の支持体３，４と、一方の支持体３に
保持される２本の太径ピン５と他方の支持体４に保持さ
れる３本以上の細径ピン６を有する。細径ピン６は直径
略１．６ｍｍ〜２．０ｍｍであって３〜６本使用する
が、弾性を有するため骨折によって生ずる骨片に対して
刺入方向がバラバラになっても容易に支持体４に収める
ことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、骨折部の固定に
用いる創外固定器に関し、特に手関節部骨折に対して好
適な創外固定器に関する。
用いる創外固定器に関し、特に手関節部骨折に対して好
適な創外固定器に関する。
【０００２】
【従来の技術】創外固定器は骨折部に沿って配設される
棒状部材と、その両端に配設する一対の支持体と、この
支持体に対して直角に一端が固定される複数本のピンを
有し、ピンの他端を骨折部の骨に刺し込むことにより骨
を固定している。従来、この創外固定器を手関節部骨折
に対して適用する場合には、骨折部位をスクリューやワ
イヤー等にて固定し、関節面の整復を行った後、手関節
を跨いで創外固定器を装着していた。
棒状部材と、その両端に配設する一対の支持体と、この
支持体に対して直角に一端が固定される複数本のピンを
有し、ピンの他端を骨折部の骨に刺し込むことにより骨
を固定している。従来、この創外固定器を手関節部骨折
に対して適用する場合には、骨折部位をスクリューやワ
イヤー等にて固定し、関節面の整復を行った後、手関節
を跨いで創外固定器を装着していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ピンを刺入し
ておく期間は患部が治癒するのに必要な数ヶ月間にも及
ぶこともあるため、従来の創外固定器を手関節部骨折に
対して適用する場合には長期間に亘り手関節を動かすこ
とが困難となり手指の運動機能が低下する問題点があっ
た。又従来の創外固定器では直径３ｍｍ程度の太く硬い
ピンを用いていたため、刺入箇所が限定されると共にド
リルガイドで厳密に刺入角度の設定をしないとクランプ
に保持できない欠点があった。
ておく期間は患部が治癒するのに必要な数ヶ月間にも及
ぶこともあるため、従来の創外固定器を手関節部骨折に
対して適用する場合には長期間に亘り手関節を動かすこ
とが困難となり手指の運動機能が低下する問題点があっ
た。又従来の創外固定器では直径３ｍｍ程度の太く硬い
ピンを用いていたため、刺入箇所が限定されると共にド
リルガイドで厳密に刺入角度の設定をしないとクランプ
に保持できない欠点があった。
【０００４】この発明は上記課題を解決し、手関節部骨
折に対しても手関節を跨がずに装着でき、骨折部位をス
クリューやワイヤーにて固定しなくとも関節面の再建が
できる創外固定器を提供することを目的としている。
折に対しても手関節を跨がずに装着でき、骨折部位をス
クリューやワイヤーにて固定しなくとも関節面の再建が
できる創外固定器を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の創外固定器は、棒状部材の両端に配設す
る一対の支持体と、この支持体に保持され骨に挿入する
ピンとを有する創外固定器において、少なくとも一方の
前記支持体は、３本以上のピンを保持し得るクランプを
備え、このクランプが保持するピンは、手関節部の骨折
によって生ずる骨片に対しても３本以上刺入可能であっ
て、かつ弾性変形しながらクランプに保持され得る細径
ピンであることを特徴とするものである。
め、この発明の創外固定器は、棒状部材の両端に配設す
る一対の支持体と、この支持体に保持され骨に挿入する
ピンとを有する創外固定器において、少なくとも一方の
前記支持体は、３本以上のピンを保持し得るクランプを
備え、このクランプが保持するピンは、手関節部の骨折
によって生ずる骨片に対しても３本以上刺入可能であっ
て、かつ弾性変形しながらクランプに保持され得る細径
ピンであることを特徴とするものである。
【０００６】細径ピンは合計の強度が太径ピンと同等以
上にする。細径であるため骨片が小さい場合にも刺入可
能であり、しかも多方向から打ち込んだ場合にも容易に
弾性変形するのでクランプにセットしやすい。従ってド
リルガイドで厳密な角度設定をしなくともクランプの保
持ができる。
上にする。細径であるため骨片が小さい場合にも刺入可
能であり、しかも多方向から打ち込んだ場合にも容易に
弾性変形するのでクランプにセットしやすい。従ってド
リルガイドで厳密な角度設定をしなくともクランプの保
持ができる。
【０００７】撓骨や尺骨の骨幹端部が粉砕骨折した場合
には、粉砕した骨幹端部に細径ピンを多方向から刺入し
て固定し関節面の整復を行う。細径ピンをクランプにセ
ットした後、棒状部材を延伸して手関節部の矯正を行
う。棒状部材は、伸縮可能であると共に少なくとも一方
の支持体には自在継手により連結しているので、全方向
の整復が行える。細径ピンは３〜６本使用するため、ク
ランプは２段に設け、細径ピンは直径略１．６ｍｍ〜
２．０ｍｍのチタン合金製とすることが望ましい。
には、粉砕した骨幹端部に細径ピンを多方向から刺入し
て固定し関節面の整復を行う。細径ピンをクランプにセ
ットした後、棒状部材を延伸して手関節部の矯正を行
う。棒状部材は、伸縮可能であると共に少なくとも一方
の支持体には自在継手により連結しているので、全方向
の整復が行える。細径ピンは３〜６本使用するため、ク
ランプは２段に設け、細径ピンは直径略１．６ｍｍ〜
２．０ｍｍのチタン合金製とすることが望ましい。
【０００８】請求項２記載の創外固定器のクランプは、
細径ピンの刺入方向と略直交する突条を交互に突出する
挟持面を備えることを特徴とするものである。細径ピン
は対向する突条間の任意の位置及び角度で挟持固定する
ことができ、ピンに無理な曲げを生ぜずに任意の角度で
固定できる。
細径ピンの刺入方向と略直交する突条を交互に突出する
挟持面を備えることを特徴とするものである。細径ピン
は対向する突条間の任意の位置及び角度で挟持固定する
ことができ、ピンに無理な曲げを生ぜずに任意の角度で
固定できる。
【０００９】請求項３記載の創外固定器のクランプは、
ピン刺入方向と略直交する平面内で棒状部材を略９０度
回動可能に連結するボールジョイントの係合部を有する
ことを特徴とするものであり、一対の支持体に保持され
るピンの相互の刺入平面が９０度程度まで変えられるよ
うにする。これにより手関節の上面からの固定にも使用
可能となる。
ピン刺入方向と略直交する平面内で棒状部材を略９０度
回動可能に連結するボールジョイントの係合部を有する
ことを特徴とするものであり、一対の支持体に保持され
るピンの相互の刺入平面が９０度程度まで変えられるよ
うにする。これにより手関節の上面からの固定にも使用
可能となる。
【００１０】請求項４記載の創外固定器の棒状部材は、
支持体に固着する筒体と、この筒体内に前端よりスライ
ド可能に挿入しこの挿入側に雌ネジを螺刻するボールジ
ョイント付きシャフトと、この雌ネジに螺合し頭部を筒
体の後端に嵌合する長さ調整ボルトを備えることを特徴
とするものである。長さ調整ボルトを回すことで棒状部
材の全長を微調整できる。
支持体に固着する筒体と、この筒体内に前端よりスライ
ド可能に挿入しこの挿入側に雌ネジを螺刻するボールジ
ョイント付きシャフトと、この雌ネジに螺合し頭部を筒
体の後端に嵌合する長さ調整ボルトを備えることを特徴
とするものである。長さ調整ボルトを回すことで棒状部
材の全長を微調整できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図１はこの発明の創外固
定器の平面図、図２は図１のII−II断面を示す断面図で
ある。創外固定器１は、棒状部材２と、その両端に配設
する一対の支持体３，４と、一方の支持体３に保持され
る２本の太径ピン５と他方の支持体４に保持される３本
以上の細径ピン６を有する。
図面に基づき詳細に説明する。図１はこの発明の創外固
定器の平面図、図２は図１のII−II断面を示す断面図で
ある。創外固定器１は、棒状部材２と、その両端に配設
する一対の支持体３，４と、一方の支持体３に保持され
る２本の太径ピン５と他方の支持体４に保持される３本
以上の細径ピン６を有する。
【００１２】支持体３は太径ピン５を保持する２枚の挟
持板３ａ,３ａと締結ネジ３ｂから構成され、棒状部材
２の一端に取り付けられる。棒状部材２は他方の支持体
４に自在継手で連結するボールジョイント付シャフト２
ａと、一方の支持体３に取り付けシャフト２ａを挿入す
る筒体２ｂを有する。筒体２ｂには長孔２ｃを開設し、
シャフト２ａに螺着する固定ネジ２ｄをスライド可能に
突設する。棒状部材２の全体長さを調整する場合は、固
定ネジ２ｄを緩め長孔２ｃに沿ってシャフト２ａを移動
し所定の位置で締め付ける。
持板３ａ,３ａと締結ネジ３ｂから構成され、棒状部材
２の一端に取り付けられる。棒状部材２は他方の支持体
４に自在継手で連結するボールジョイント付シャフト２
ａと、一方の支持体３に取り付けシャフト２ａを挿入す
る筒体２ｂを有する。筒体２ｂには長孔２ｃを開設し、
シャフト２ａに螺着する固定ネジ２ｄをスライド可能に
突設する。棒状部材２の全体長さを調整する場合は、固
定ネジ２ｄを緩め長孔２ｃに沿ってシャフト２ａを移動
し所定の位置で締め付ける。
【００１３】支持体４は、細径ピン６を挟持する上板４
ａ、中板４ｂ、下板４ｃの３枚の挟持板及びこれらの締
結ネジ４ｄ、更には中板４ｂの飛出し部４ｅに対向して
配設しボールジョイント２ｅを挟持する抑え板４ｆ及び
その締結ネジ４ｇを有する。細径ピン６は直径略１．６
ｍｍ〜２．０ｍｍ、長さ１００ｍｍ〜１５０ｍｍのチタ
ン合金製で容易に弾性変形が可能であり、３枚の挟持板
間に２段に設ける複数の保持溝４ｈの何れかを選択して
セットする。
ａ、中板４ｂ、下板４ｃの３枚の挟持板及びこれらの締
結ネジ４ｄ、更には中板４ｂの飛出し部４ｅに対向して
配設しボールジョイント２ｅを挟持する抑え板４ｆ及び
その締結ネジ４ｇを有する。細径ピン６は直径略１．６
ｍｍ〜２．０ｍｍ、長さ１００ｍｍ〜１５０ｍｍのチタ
ン合金製で容易に弾性変形が可能であり、３枚の挟持板
間に２段に設ける複数の保持溝４ｈの何れかを選択して
セットする。
【００１４】次に手関節部骨折に対しての創外固定器１
の使用例を図３に基づき説明する。図３は創外固定器を
装着する骨格の平面図である。腕の撓骨７の骨幹端部７
ａ及び尺骨８の骨幹端部８ａが粉砕骨折した場合には、
粉砕した骨幹端部７ａ，８ａに細径ピン６を多方向から
刺入して固定し関節面の整復を行う。一方太径ピン５は
撓骨遠位部に図示しないドリルガイドを用いて挿入し支
持体３で固定する。
の使用例を図３に基づき説明する。図３は創外固定器を
装着する骨格の平面図である。腕の撓骨７の骨幹端部７
ａ及び尺骨８の骨幹端部８ａが粉砕骨折した場合には、
粉砕した骨幹端部７ａ，８ａに細径ピン６を多方向から
刺入して固定し関節面の整復を行う。一方太径ピン５は
撓骨遠位部に図示しないドリルガイドを用いて挿入し支
持体３で固定する。
【００１５】細径ピン６は３〜６本使用するが、弾性を
有するため骨折によって生ずる骨片に対して刺入方向が
バラバラになっても容易に支持体４の保持溝４ｈに収容
することができる。又図３のように撓骨７の骨幹端部７
ａから尺骨８の骨幹端部８ａに細径ピン６を挿通する場
合には、その弾性力で骨折部位の押上効果も期待でき
る。細径ピン６を支持体４にセットした後、棒状部材２
を適宜延伸し手関節部の矯正を行う。
有するため骨折によって生ずる骨片に対して刺入方向が
バラバラになっても容易に支持体４の保持溝４ｈに収容
することができる。又図３のように撓骨７の骨幹端部７
ａから尺骨８の骨幹端部８ａに細径ピン６を挿通する場
合には、その弾性力で骨折部位の押上効果も期待でき
る。細径ピン６を支持体４にセットした後、棒状部材２
を適宜延伸し手関節部の矯正を行う。
【００１６】次に別の実施形態の創外固定器を図４乃至
図６に基づき説明する。図４は別の実施形態の創外固定
器の側面図、図５は図４のＶ−Ｖ断面を示す断面図、図
６は同創外固定器のクランプ部の平面図である。この創
外固定器１１の支持体であるクランプ１４も細径ピン１
６を挟持する上板１４ａ、中板１４ｂ、下板１４ｃの３
枚の挟持板及びこれらの締結ネジ１４ｄと、中板１４ｂ
の飛出し部１４ｅに対向して配設し棒状部材１２のボー
ルジョイント１２ｅを挟持する抑え板１４ｆ及びその締
結ネジ１４ｇを有する。
図６に基づき説明する。図４は別の実施形態の創外固定
器の側面図、図５は図４のＶ−Ｖ断面を示す断面図、図
６は同創外固定器のクランプ部の平面図である。この創
外固定器１１の支持体であるクランプ１４も細径ピン１
６を挟持する上板１４ａ、中板１４ｂ、下板１４ｃの３
枚の挟持板及びこれらの締結ネジ１４ｄと、中板１４ｂ
の飛出し部１４ｅに対向して配設し棒状部材１２のボー
ルジョイント１２ｅを挟持する抑え板１４ｆ及びその締
結ネジ１４ｇを有する。
【００１７】下板１４ｃの上面及び中板１４ｂの下面に
は対向する位置に保持溝１４ｈを形成し、上板１４ａの
下面及び中板１４ｂの上面には交互に突条１４ｉ及び１
４ｊを突設する。刺入方向と略直交する突条１４ｉ，１
４ｊに挟持される細径ピン１６は、図６に示すように任
意の位置及び角度で挟持固定することができる。即ち保
持溝１４ｈに収容する場合と異なり、ピンに無理な曲げ
の力をかけずに任意の角度で固定できる。
は対向する位置に保持溝１４ｈを形成し、上板１４ａの
下面及び中板１４ｂの上面には交互に突条１４ｉ及び１
４ｊを突設する。刺入方向と略直交する突条１４ｉ，１
４ｊに挟持される細径ピン１６は、図６に示すように任
意の位置及び角度で挟持固定することができる。即ち保
持溝１４ｈに収容する場合と異なり、ピンに無理な曲げ
の力をかけずに任意の角度で固定できる。
【００１８】又中板１４ｂの飛出し部１４ｅには、棒状
部材１２のシャフト１２ａが回動時に入り込める欠込１
４ｋを設ける。これにより図７のように手関節の上面か
ら創外固定器１１を固定することが可能になる。即ちク
ランプ１４を撓骨１７の骨幹端部１７ａと並列に固定す
る一方、太径ピンを収納する支持体１３は撓骨遠位部に
これと平行に固定する。
部材１２のシャフト１２ａが回動時に入り込める欠込１
４ｋを設ける。これにより図７のように手関節の上面か
ら創外固定器１１を固定することが可能になる。即ちク
ランプ１４を撓骨１７の骨幹端部１７ａと並列に固定す
る一方、太径ピンを収納する支持体１３は撓骨遠位部に
これと平行に固定する。
【００１９】次に他の実施形態の創外固定器を図８に基
づき説明する。この実施形態の創外固定器２１の棒状部
材２２は、細径ピンを挟持する支持体２４に自在継手で
連結するボールジョイント付シャフト２２ａと、太径ピ
ンを収納する支持体２３に固着する筒体２２ｂと、棒状
部材２２の全体長さを調整する長さ調整ボルト２２ｃを
有する。シャフト２２ａの後端は、筒体２２ｂの前端よ
りその内部にスライド可能に挿入し得る外径で、この挿
入側には雌ネジ２２ｄを螺刻しボルト２２ｃを螺着す
る。
づき説明する。この実施形態の創外固定器２１の棒状部
材２２は、細径ピンを挟持する支持体２４に自在継手で
連結するボールジョイント付シャフト２２ａと、太径ピ
ンを収納する支持体２３に固着する筒体２２ｂと、棒状
部材２２の全体長さを調整する長さ調整ボルト２２ｃを
有する。シャフト２２ａの後端は、筒体２２ｂの前端よ
りその内部にスライド可能に挿入し得る外径で、この挿
入側には雌ネジ２２ｄを螺刻しボルト２２ｃを螺着す
る。
【００２０】ボルト２２ｃの頭部２２ｅは筒体２２ｂの
後端に嵌合しており、これをドライバー等で回すことに
より棒状部材２２の長さ微調整を行う。
後端に嵌合しており、これをドライバー等で回すことに
より棒状部材２２の長さ微調整を行う。
【００２１】
【発明の効果】 以上説明したように、この発明の創外
固定器は、手関節部の骨折によって生ずる骨片に対して
も３本以上刺入可能であって、かつ弾性変形しながらク
ランプに保持され得る細径ピンを使用するので、骨片が
小さい場合にも刺入可能であり、しかも多方向から打ち
込んだ場合にも容易に弾性変形するのでクランプにセッ
トしやすく、手関節を跨がずに創外固定器を装着できる
ので手指の運動機能が損なわれない。又ドリルガイドで
厳密な角度設定をしなくとも細径ピンをクランプで保持
できる。
固定器は、手関節部の骨折によって生ずる骨片に対して
も３本以上刺入可能であって、かつ弾性変形しながらク
ランプに保持され得る細径ピンを使用するので、骨片が
小さい場合にも刺入可能であり、しかも多方向から打ち
込んだ場合にも容易に弾性変形するのでクランプにセッ
トしやすく、手関節を跨がずに創外固定器を装着できる
ので手指の運動機能が損なわれない。又ドリルガイドで
厳密な角度設定をしなくとも細径ピンをクランプで保持
できる。
【００２２】請求項２記載の創外固定器のクランプは、
突条を交互に突出する挟持面を備えるので、細径ピンに
無理な曲げを生ずることなく任意の位置及び角度で挟持
固定することができる。請求項３記載の創外固定器のク
ランプは、ピン刺入方向と略直交する平面内で棒状部材
を略９０度回動可能に連結するボールジョイントの係合
部を有するので、手関節の上面からの固定も可能とな
る。請求項４記載の創外固定器の棒状部材は、筒体内に
スライド可能に挿入するシャフトに長さ調整ボルトを螺
着するので、棒状部材の長さの微調整が容易になる。
突条を交互に突出する挟持面を備えるので、細径ピンに
無理な曲げを生ずることなく任意の位置及び角度で挟持
固定することができる。請求項３記載の創外固定器のク
ランプは、ピン刺入方向と略直交する平面内で棒状部材
を略９０度回動可能に連結するボールジョイントの係合
部を有するので、手関節の上面からの固定も可能とな
る。請求項４記載の創外固定器の棒状部材は、筒体内に
スライド可能に挿入するシャフトに長さ調整ボルトを螺
着するので、棒状部材の長さの微調整が容易になる。
【００２３】
【図１】創外固定器の平面図である。
【図２】図１のII−II断面を示す断面図である。
【図３】創外固定器を装着する骨格の平面図である。
【図４】別の実施形態の創外固定器の側面図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ断面を示す断面図である。
【図６】別の実施形態の創外固定器のクランプ部の平面
図である。
図である。
【図７】別の実施形態の創外固定器を装着する骨格の平
面図である。
面図である。
【図８】他の実施形態の創外固定器の断面図である。
１ 創外固定器 ２ 棒状部材 ３ 支持体 ４ 支持体 ５ 太径ピン ６ 細径ピン
Claims (4)
- 【請求項１】 棒状部材の両端に配設する一対の支持体
と、この支持体に保持され骨に挿入するピンとを有する
創外固定器において、少なくとも一方の前記支持体は、
３本以上のピンを保持し得るクランプを備え、このクラ
ンプが保持するピンは、手関節部の骨折によって生ずる
骨片に対しても３本以上刺入可能であって、かつ弾性変
形しながらクランプに保持され得る細径ピンであること
を特徴とする創外固定器。 - 【請求項２】 前記クランプは、前記細径ピンの刺入方
向と略直交する突条を交互に突出する挟持面を備えるこ
とを特徴とする請求項１記載の創外固定器。 - 【請求項３】 前記クランプは、ピン刺入方向と略直交
する平面内で前記棒状部材を略９０度回動可能に連結す
るボールジョイントの係合部を有することを特徴とする
請求項１記載の創外固定器。 - 【請求項４】 前記棒状部材は、前記支持体に固着する
筒体と、この筒体内に前端よりスライド可能に挿入しこ
の挿入側に雌ネジを螺刻するボールジョイント付きシャ
フトと、この雌ネジに螺合し頭部を前記筒体の後端に嵌
合する長さ調整ボルトを備えることを特徴とする請求項
１記載の創外固定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000372682A JP3752146B2 (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 創外固定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000372682A JP3752146B2 (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 創外固定器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002172119A true JP2002172119A (ja) | 2002-06-18 |
| JP3752146B2 JP3752146B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=18842182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000372682A Expired - Fee Related JP3752146B2 (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 創外固定器 |
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