JP2002172093A - 診断システム、診断データ生成方法、それに用いられる情報処理装置、及び端末装置、並びに記録媒体 - Google Patents

診断システム、診断データ生成方法、それに用いられる情報処理装置、及び端末装置、並びに記録媒体

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JP2002172093A
JP2002172093A JP2000373384A JP2000373384A JP2002172093A JP 2002172093 A JP2002172093 A JP 2002172093A JP 2000373384 A JP2000373384 A JP 2000373384A JP 2000373384 A JP2000373384 A JP 2000373384A JP 2002172093 A JP2002172093 A JP 2002172093A
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Masao Yamamoto
正男 山本
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Scalar Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌の状態を知ることができるという従来にな
いネットワークを利用のサービスを、技術的な問題なく
実現することができるシステムを提供する。 【解決手段】 このシステムは、ネットワークNにより
接続される端末装置TとサーバSとを含んでなる。ユー
ザは、端末装置Tに接続された水分計Sで身体の所定位
置の水分率を測定し、それにより得た水分率データをネ
ットワークを介してサーバSへ送る。サーバSは、受け
取った水分率データを、サーバSが持つ基準データと比
較してユーザの肌の健康状態などについての診断を自動
的に行い、診断データを生成する。診断データは、医師
が患者に告げる診断結果と同等のものであり、これによ
って自動的な診断が実現される。診断データは、例えば
ユーザに送信され、専門家の診断と同等の価値をもって
利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌の性状について
の診断を、コンピュータを用いて行うための技術に関す
る。
【0002】
【発明の背景】病気の診断や治療は、医師の手により行
われるのが一般的である。また、かかる診断や治療は、
患者や被験者が直接医師の下に出向き、医師と対面して
行われるのが通常である。一方、近年のインフラの発達
により、一般家庭や個人単位でも、自己の端末装置をイ
ンターネットなどのネットワークヘ接続し、これにより
様々な利益を得ることが可能になってきている。実際、
ネットワークを介しての通信を行いうるコンピュータ
や、携帯電話などの爆発的な普及に伴って、ネットワー
ク経由の様々なサービスが提供されるようになってきて
いる。
【0003】ところで、診断や治療の中には、診断がそ
れほど難しくなかったり、例えば肌の性状に関するもの
など身体、生命にそれほど重大な影響のないものもあ
る。生活の水準が向上した最近では、このようないわば
軽微な診断や治療についての需要がかなり大きくなって
きており、これについての診断結果や治療方法の提示を
医師の下に出向かずに得られればと考えるユーザも数多
く存在する。このような需要と、上述の如きインフラの
発達とを結びつけることにより、インターネットを介し
てそれぞれの端末装置を接続された医師と患者等とが、
リアルタイムで音声や画像をやり取りし、これにより診
断や治療を行うといった技術が実用化されてきている。
【0004】しかしながら、リアルタイム性を重視した
かかる技術は、診断、治療の正確性が高いという利点は
あるものの、医師と、患者等とが自己の端末装置を時間
を合わせて利用しなければならないという不便がある。
また、診断乃至治療についての判断は、結局医師が行う
ことになるため、医師の確保という大きな課題がつきま
とい、手軽な診断や治療を行うには向かない点がある。
また、かかる治療にあたっては、動画のやりとりが必要
となるため、端末装置間で送受信されるデータの量が膨
大になりがちである。以上のような理由により、リアル
タイム性を重視した上述の如き技術は、その利用が十分
に行われていない。
【0005】
【発明の開示】かかる従来技術について検討を加えた結
果、本願発明者は、肌の含有水分率を調べるだけで、肌
の性状を大雑把にではあるが把握することができ、この
ような診断であれば、動画の送受信が必要ないため、端
末装置における負担を小さくすることができるというこ
とに想到するに至った。加齢などによる肌の状態の変化
は、肌の水分率の変化において顕著に現れるため、水分
率を調べるだけで肌の性状をかなりの部分で把握できる
のである。肌の含有水分率を調べることによるかかる肌
の性状の診断は、上述のように需要者から見て十分魅力
的なものであり、他方上述した軽微な診断に相当するも
のであるから、直接的に医師が関与しなくとも安全面で
問題が生じることが少ない。また、直接的に医師が関与
しないのであれば、好きなときに肌の性状の診断を受け
られるためユーザにとって非常に便利なものとなる。こ
のような知見に基づき、本願発明者は、ユーザ(特に女
性ユーザ)にとっての大きな関心ごとである肌の性状診
断を行うための使い勝手の良い以下の如きシステムを創
案したのである。
【0006】本願発明者が提案する発明は、以下のシス
テムである。即ち、ユーザの肌の水分率を測定可能な所
定の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザ
の肌の水分率を示すデータを受け付けることのできる端
末装置と、該端末装置に対し、所定のネットワークを介
して接続可能とされている情報処理装置とを含んで構成
される診断システムであって、前記端末装置は、ユーザ
が前記水分計測手段を用いて測定することにより生成さ
れた肌の水分率についての水分率データを、前記ネット
ワークを介して前記情報処理装置へ送信する送信手段を
備えており、前記情報処理装置は、前記端末装置から受
け取った水分率データに基づいて所定の診断を行うと共
に、その診断結果についての診断データを生成する診断
手段を備えており、前記端末装置から送られた水分率デ
ータに基づいて、前記情報処理装置が、自動的に診断デ
ータを作成するように構成されている診断システムであ
る。
【0007】この診断システムでは、ユーザがその端末
装置から送った水分率データに基づく診断を、情報処理
装置が自動的に行うようになっている。従って、この診
断システムによれば、医師の手を煩わせることなくユー
ザにとって魅力的な肌の性状の診断を行えるようにな
る。その際ユーザは、医師との時間合わせの必要もな
く、いつでも、どこからでも気軽に診断を受けられるよ
うになる。この診断システムでは、水分率データとい
う、数値や記号で表現できる情報についてのデータのみ
を送信すれば良いので、動画データ送信の場合に生じが
ちな処理の重さの問題が生じない。従って、ユーザが用
いる端末装置に性能の高さが要求されることがないの
で、ユーザが設備投資に過度の負担を負うこともない。
また、かかる水分率データは、画像などと同様に非常に
客観的なものである。例えば、文字情報により表現しや
すい情報というのは確かに存在するが、文字情報入力の
段階で入り込むユーザの主観を完全に排除することは困
難である。つまり、本発明では、水分率を測定するため
の水分率測定手段で生成された客観的なデータである水
分率データを中心として診断を行うこととしているた
め、高い精度で診断を行えるようになる。
【0008】このシステムでは、ユーザ端末装置から情
報処理装置へ水分率データを送ることとしていたが、こ
れのみならず、診断内容に関し且つ所定の文字情報を含
む問診データをも情報処理装置へと送るようにしてもよ
い。つまり、ユーザから情報処理装置へと送るべき情報
のうち文字で表しやすい情報については文字を用いて表
現することとしたのである。問診データは、例えば、ユ
ーザの年齢、性別についての情報や、ユーザの生活環境
についての情報などを含むものとすることができる。水
分率データに含めることのできない情報をこの問診デー
タに含めることにより、診断の精度をあげることができ
る。この場合のシステムにおける情報処理装置では、水
分率データのみならず問診データにも基づく形で、診断
データの生成がなされる。尚、本発明で言う『文字情
報』には、テキストデータの如き一般的文字情報に加え
て、診断内容に関する情報を表現するために用いる記号
の情報も含まれる。例えば、複数選択肢の中から一の選
択肢を選択することにより生成された情報なども、この
明細書では文字情報と呼ぶこととする。また、本発明で
は、ユーザに、肌の異なる複数箇所のそれぞれについて
複数回水分率の測定をさせ、これを端末装置で受け付け
ると共に、その複数の水分率を情報処理装置へと送るよ
うにすることができる。この場合、情報処理装置は、肌
の複数箇所の水分率に基づいて診断データを生成するこ
とができるようになる。同一人の肌であっても、その部
位によって異なる特性を持つので、(例えば、日光に曝
されやすいところとそうでないところでは老化の程度が
異なる。)様々な部位についての水分率データを用いる
ことで、多面的な診断が可能となる。
【0009】問診データを利用するにせよ、しないにせ
よ、生成された診断データは有用なものとなる。上述の
診断データは、例えば、それをユーザに返送すること
で、ユーザが自己の肌の健康管理にそれを応用すること
ができる。ユーザは、その診断データを参考にして、購
入する化粧品や薬剤を決定することができるようにな
る。また、この診断データは、薬剤や、化粧品、医療器
具、美容器具などの製造、販売元などでこれを利用する
ことができる。例えば、薬剤や化粧品の販売元などにこ
れを送ることにより、その利用を図ることができる。例
をあげれば、そのデータを受け取った販売元などから、
自動的に、或いはユーザからの購買要求に応じて、薬剤
や化粧品などを配送するようなシステムを構築すること
ができる。この場合には、ユーザが、情報処理装置を管
理する者との間で何らかの契約を行っておくことなどが
必要であろうが、そのような手当てさえあれば、ユーザ
は、肌の水分率データの送信という簡単な処理を実行す
るだけで、自分の健康状態に適合した薬剤、化粧品、健
康食品、健康器具などを家に居ながらにして入手できる
ようになる。上述の診断データは、また、診断結果に適
合する処方についての処方データを生成するために利用
することができる。つまり、診断から一歩進んで対処法
についての情報を示すデータを作成するのである。これ
により、自分の肌の性状をユーザが良く知れるようにな
るのみならず、それに対する対処法をも良く知れるよう
になる。この処方データは、上述の診断データと同様、
ユーザや、薬剤、化粧品、医療器具、美容器具などの製
造、販売元などで利用できる。また、この処方データ
に、特定製品の使用がそのユーザにとって好ましい旨の
情報を含ませておけば、ユーザの商品購買意欲を刺激す
ることも可能となる。処方データは、例えば、情報処理
装置内で生成することができる。
【0010】本発明による上記システムの一部をなす端
末装置は、以下のようなものである。即ち、所定のネッ
トワークを介して受け取った水分率データに基づいて所
定の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デ
ータを生成する診断手段を備えている情報処理装置に対
し、前記ネットワークを介して接続可能とされている端
末装置であって、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
肌の水分率を示す水分率データを受け付ける手段と、受
け付けた水分率データを、前記ネットワークを介して情
報処理装置に送信する送信手段と、を備えている端末装
置である。また、端末装置は、上述の問診データをも利
用することを意図する場合には以下のようなものとな
る。即ち、所定のネットワークを介して受け取った水分
率データと、診断内容に関するものであり、且つ所定の
文字情報を含んでいる問診データとに基づいて所定の診
断を行うと共に、その診断結果に基づいて、その診断結
果についての診断データを生成する診断手段を備えてい
る情報処理装置に対し、前記ネットワークを介して接続
可能とされている端末装置であって、ユーザの肌の水分
率を測定可能な所定の水分率測定手段から、測定によっ
て得られたユーザの肌の水分率を示す水分率データを受
け付ける手段と、所定の入力手段から、前記問診データ
を受け付ける手段と、受け付けた水分率データ及び問診
データを、前記ネットワークを介して情報処理装置に送
信する送信手段と、を備えている端末装置である。
【0011】尚、この診断システムでユーザが使用する
端末装置は、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水
分率測定手段から、測定によって得られたユーザの肌の
水分率を示すデータを受け付けることのできるものであ
ることが必要である。水分率測定手段は、端末装置と一
体となっていても良く、また、端末装置とは別体の既存
のものを用いても良い。端末装置と水分率測定手段とを
一体物とする場合は、例えば以下のようなものとすれば
よい。即ち、所定のネットワークを介して受け取った水
分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、その診
断結果に基づいて、その診断結果についての診断データ
を生成する診断手段を備えている情報処理装置に対し、
前記ネットワークを介して接続可能とされている端末装
置であって、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水
分率測定手段と、測定によって得られたユーザの肌の水
分率を示すデータを前記水分計測手段から受け付ける手
段と、受け付けた水分率データを、前記ネットワークを
介して情報処理装置に送信する送信手段と、前記水分率
測定手段、水分率を示すデータを受け付ける前記手段、
及び前記送信手段を取付ける手持ち可能なケースと、を
備えてなる端末装置がその一例となる。また、問診デー
タを利用する診断システムで用いる端末装置であれば、
以下のようなものとなる。即ち、所定のネットワークを
介して受け取った水分率データと、診断内容に関するも
のであり、且つ所定の文字情報を含んでいる問診データ
とに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果に
基づいて、その診断結果についての診断データを生成す
る診断手段を備えている情報処理装置に対し、前記ネッ
トワークを介して接続可能とされている端末装置であっ
て、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定
手段と、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示
すデータを前記水分計測手段から受け付ける手段と、入
力手段と、前記問診データを前記入力手段から受け付け
る手段と、受け付けた水分率データ及び問診データを、
前記ネットワークを介して情報処理装置に送信する送信
手段と、前記水分率測定手段、水分率を示すデータを受
け付ける前記手段、入力手段、問診データを受け付ける
前記手段、及び前記送信手段が取付けられる手持ち可能
なケースと、を備えてなる端末装置がその一例である。
【0012】また、本発明のネットワークを構成する端
末装置は、以下のような方法を実行できるものとなって
いる。即ち、所定のネットワークを介して受け取った水
分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、その診
断結果についての診断データを生成する診断手段を備え
ている情報処理装置に対し、前記ネットワークを介して
接続可能とされており、且つコンピュータを含んでなる
端末装置にて実行される方法であって、前記コンピュー
タが、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測
定手段から、測定によって得られたユーザの肌の水分率
を示す水分率データを受け付ける過程と、受け付けた水
分率データを、前記ネットワークを介して情報処理装置
に送信する送信する過程と、を実行する、診断用情報の
送信方法である。また、本発明のネットワークを構成す
る端末装置は、上述の問診データをも利用することを意
図する場合には、以下のような方法を実行できるものと
なっている。即ち、所定のネットワークを介して受け取
った水分率データ及び診断内容に関するものであり、且
つ所定の文字情報を含んでいる問診データに基づいて所
定の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デ
ータを生成する診断手段を備えている情報処理装置に対
し、前記ネットワークを介して接続可能とされており、
且つコンピュータを含んでなる端末装置にて実行される
方法であって、前記コンピュータが、ユーザの肌の水分
率を測定可能な所定の水分率測定手段から、測定によっ
て得られたユーザの肌の水分率を示す水分率データを受
け付ける過程と、所定の入力手段から、前記問診データ
を受け付ける過程と、受け付けた水分率データ及び問診
データを、前記ネットワークを介して情報処理装置に送
信する過程と、を実行する、診断用情報の送信方法であ
る。
【0013】また、本発明の端末装置や、診断用情報の
送信方法は、所定の記録媒体に記録された以下のような
プログラムをコンピュータに読み込ませることで、家庭
用コンピュータや、通信手段を備えたゲーム専用コンピ
ュータなどを用いて簡易に実現できるようになる。かか
る記録媒体とは、例えば以下のものを言う。即ち、所定
のネットワークを介して受け取った水分率データに基づ
いて所定の診断を行うと共に、その診断結果についての
診断データを生成する診断手段を備えている情報処理装
置に対し、前記ネットワークを介して接続可能とされて
おり、且つコンピュータを含んでなる端末装置を、診断
用情報の送信装置として機能させるためのプログラムが
コンピュータ読み取り可能な形態で記録された記録媒体
であって、前記プログラムが、前記コンピュータに、ユ
ーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段か
ら、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す水
分率データを受け付ける処理と、受け付けた水分率デー
タを、前記ネットワークを介して情報処理装置に送信す
る送信する過程と、を実行させるものである記録媒体が
その一例である。また、本発明のネットワークが、上述
の問診データをも利用することを意図する場合には、記
録媒体は例えば以下のようなものとできる。即ち、所定
のネットワークを介して受け取った水分率データ及び診
断内容に関するものであり、且つ所定の文字情報を含ん
でいる問診データに基づいて所定の診断を行うと共に、
その診断結果についての診断データを生成する診断手段
を備えている情報処理装置に対し、前記ネットワークを
介して接続可能とされており、且つコンピュータを含ん
でなる端末装置を、診断用情報の送信装置として機能さ
せるためのプログラムがコンピュータ読み取り可能な形
態で記録された記録媒体であって、前記プログラムが、
前記コンピュータに、ユーザの肌の水分率を測定可能な
所定の水分率測定手段から、測定によって得られたユー
ザの肌の水分率を示す水分率データを受け付ける処理
と、所定の入力手段から、前記問診データを受け付ける
処理と、受け付けた水分率データ及び問診データを、前
記ネットワークを介して情報処理装置に送信する処理
と、を実行させるものである記録媒体がその例である。
肌の異なる部位についての水分率データを用いる場合、
端末装置製造のために用いる記録媒体として、例えば、
以下のものを用いることができる。所定のネットワーク
を介して受け取った水分率データに基づいて所定の診断
を行うと共に、その診断結果についての診断データを生
成する診断手段を備えている情報処理装置に対し、前記
ネットワークを介して接続可能とされており、且つコン
ピュータを含んでなる端末装置を、診断用情報の送信装
置として機能させるためのプログラムがコンピュータ読
み取り可能な形態で記録された記録媒体であって、前記
プログラムが、前記コンピュータに、ユーザの肌の水分
率を測定可能な所定の水分率測定手段から、測定によっ
て得られたユーザの肌の水分率を示す水分率データを、
ユーザの肌の異なる複数箇所のそれぞれについて複数回
受け付ける処理と、受け付けた複数の水分率データを、
前記ネットワークを介して情報処理装置に送信する送信
する過程と、を実行させるものである記録媒体がそれで
ある。問診データをも用いる場合には、以下の如き記録
媒体を使用すればよい。例えば、所定のネットワークを
介して受け取った水分率データ及び診断内容に関するも
のであり、且つ所定の文字情報を含んでいる問診データ
に基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果につ
いての診断データを生成する診断手段を備えている情報
処理装置に対し、前記ネットワークを介して接続可能と
されており、且つコンピュータを含んでなる端末装置
を、診断用情報の送信装置として機能させるためのプロ
グラムがコンピュータ読み取り可能な形態で記録された
記録媒体であって、前記プログラムが、前記コンピュー
タに、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測
定手段から、測定によって得られたユーザの肌の水分率
を示す水分率データを、ユーザの肌の異なる複数箇所の
それぞれについて複数回受け付ける処理と、所定の入力
手段から、前記問診データを受け付ける処理と、受け付
けた複数の水分率データ及び問診データを、前記ネット
ワークを介して情報処理装置に送信する処理と、を実行
させるものである記録媒体である。
【0014】一方、本発明による上記システムの一部を
なす情報処理装置は、以下のようなものである。即ち、
ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
水分率データを受け付ける手段と、この水分率データを
所定のネットワークを介して送信する送信手段とを備え
ている端末装置に対し、前記ネットワークを介して接続
可能とされている情報処理装置であっで、前記端末装置
から受け取った水分率データに基づいて所定の診断を行
うと共に、その診断結果についての診断データを生成す
る診断手段を備えてなる、情報処理装置である。情報処
理装置は、上述の問診データをも利用することを意図す
る場合には以下のようなものとなる。即ち、ユーザの肌
の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段から、測定
によって得られたユーザの肌の水分率を示す水分率デー
タを受け付ける手段と、所定の入力手段から、診断内容
に関するものであり、且つ所定の文字情報を含んでいる
問診データを受け付ける手段と、受け付けた水分率デー
タ及び問診データを所定のネットワークを介して送信す
る送信手段とを備えている端末装置に対し、前記ネット
ワークを介して接続可能とされている情報処理装置であ
っで、前記端末装置から受け取った水分率データ及び問
診データに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断
結果についての診断データを生成する診断手段を備えて
なる、情報処理装置である。また、本発明の情報処理装
置は、それが上述の処方データの生成をも行う場合に
は、診断データに基づいて、診断結果に適合する処方に
ついての処方データを生成する処方手段を備えるものと
することができる。
【0015】上記両情報処理装置は、例えば以下のよう
なものとすることができる。即ち、前記診断手段が、肌
の性状を水分率と関連付けたものであり診断の基準とな
る基準データが記録されている基準データ記録手段と、
前記端末装置から受け取った水分率データを、前記基準
データと照らし合わせることにより肌の性状についての
診断を行う判定手段と、を含んで構成されているものと
することができる。ここで、前記基準データ記録手段
は、複数種類の診断を行うに必要なデータを含むものと
して、前記基準データを記録しているものとすることが
できる。この場合における、前記水分率データには、そ
の水分率データが前記複数種類の診断中のどの診断に対
応するかを示す対応情報を付加することができ、また、
この場合の判定手段は、水分率データと共に受け付けた
前記対応情報に基づいて、対応情報で示された当該種類
の診断を行うように構成することができる。かかる構成
により、一のシステムにより、複数種類意の診断を行え
るようになる。情報処理装置は、また、ユーザが所定の
時間間隔を空けて、肌の所定位置の水分率を測定するこ
とで生成された複数の水分率データについて繰り返し行
うことにより、複数の診断データを時系列に従って生成
するようなものとすることができる。肌の管理は時間を
かけてその変化を行うことが重要である。上述の如き情
報処理装置によって生成される診断データにより、肌の
経時的な変化を正確に追えるようになる。
【0016】本発明のネットワークを構成する情報処理
装置は、以下のような方法を実行できるものとなってい
る。即ち、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分
率測定手段から、測定によって得られたユーザの肌の水
分率を示すデータを受け付ける手段と、この水分率デー
タを所定のネットワークを介して送信する送信手段とを
備えている端末装置に対し、前記ネットワークを介して
接続可能とされており、且つコンピュータを含んでなる
情報処理装置にて実行される方法であって、前記コンピ
ュータが、前記端末装置から水分率データを受け取る過
程と、前記端末装置から受け取った水分率データに基づ
いて所定の診断を行うと共に、その診断結果についての
診断データを生成する過程と、を実行する診断データ生
成方法である。本発明のネットワークを構成する情報処
理装置は、また、上述の問診データをも利用することを
意図する場合には、以下のような方法を実行できるもの
となっている。即ち、ユーザの肌の水分率を測定可能な
所定の水分率測定手段から、測定によって得られたユー
ザの肌の水分率を示す水分率データを受け付ける手段
と、所定の入力手段から、診断内容に関するものであ
り、且つ所定の文字情報を含んでいる問診データを受け
付ける手段と、受け付けた水分率データ及び問診データ
を所定のネットワークを介して送信する送信手段とを備
えている端末装置に対し、前記ネットワークを介して接
続可能とされており、且つコンピュータを含んでなる情
報処理装置にて実行される方法であって、前記コンピュ
ータが、前記端末装置から水分率データ及び問診データ
を受け取る過程と、前記端末装置から受け取った水分率
データ及び問診データに基づいて所定の診断を行うと共
に、その診断結果についての診断データを生成する過程
と、を実行する診断データ生成方法である。
【0017】本発明の情報処理装置や、診断データの生
成方法は、所定の記録媒体に記録された以下のようなプ
ログラムをコンピュータに読み込ませることで、家庭用
コンピュータなどの汎用的コンピュータを用いて簡易に
実現できるようになる。即ち、ユーザの肌の水分率を測
定可能な所定の水分率測定手段から、測定によって得ら
れたユーザの肌の水分率を示す水分率データを受け付け
る手段と、この水分率データを所定のネットワークを介
して送信する送信手段とを備えている端末装置に対し、
前記ネットワークを介して接続可能とされており、且つ
コンピュータを含んでなる情報処理装置を、診断データ
の生成装置として機能させるためのプログラムが、コン
ピュータ可読の形態で記録された記録媒体であって、前
記プログラムが、前記コンピュータに、前記端末装置か
ら水分率データを受け取る処理と、前記端末装置から受
け取った水分率データに基づいて所定の診断を行うと共
に、その診断結果についての診断データを生成する処理
と、を実行させるものである記録媒体がその例である。
また、本発明のネットワークが、上述の問診データをも
利用することを意図する場合には、この記録媒体は例え
ば以下のようなものとなる。即ち、ユーザの肌の水分率
を測定可能な所定の水分率測定手段から、測定によって
得られたユーザの肌の水分率を示すデータを受け付ける
手段と、所定の入力手段から、診断内容に関するもので
あり、且つ所定の文字情報を含んでいる問診データを受
け付ける手段と、受け付けた水分率データ及び問診デー
タを所定のネットワークを介して送信する送信手段とを
備えている端末装置に対し、前記ネットワークを介して
接続可能とされており、且つコンピュータを含んでなる
情報処理装置を、診断データの生成装置として機能させ
るためのプログラムが、コンピュータ可読の形態で記録
された記録媒体であって、前記プログラムが、前記コン
ピュータに、前記端末装置から水分率データ及び問診デ
ータを受け取る処理と、前記端末装置から受け取った水
分率データ及び問診データに基づいて所定の診断を行う
と共に、その診断結果についての診断データを生成する
処理と、を実行させるものである記録媒体がその例であ
る。肌の異なる部位についての水分率データを用いる場
合、情報処理装置製造のために用いる記録媒体として、
例えば、以下のものを用いることができる。ユーザの肌
の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段から、測定
によって得られたユーザの肌の水分率を示すデータを、
ユーザの肌の異なる複数箇所のそれぞれについて複数回
受け付ける手段と、受け付けた複数の水分率データ及び
問診データを所定のネットワークを介して送信する送信
手段とを備えている端末装置に対し、前記ネットワーク
を介して接続可能とされており、且つコンピュータを含
んでなる情報処理装置を、診断データの生成装置として
機能させるためのプログラムが、コンピュータ可読の形
態で記録された記録媒体であって、前記プログラムが、
前記コンピュータに、前記端末装置から複数の水分率デ
ータ及び問診データを受け取る処理と、前記端末装置か
ら受け取った前記複数の水分率データ及び前記問診デー
タに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果に
ついての診断データを生成する処理と、を実行させるも
のである記録媒体がその一例である。肌の異なる部位に
ついての水分率データに加えて問診データを用いる場
合、情報処理装置製造のために、例えば、以下の記録媒
体を用いることができる。ユーザの肌の水分率を測定可
能な所定の水分率測定手段から、測定によって得られた
ユーザの肌の水分率を示すデータを、ユーザの肌の異な
る複数箇所のそれぞれについて複数回受け付ける手段
と、所定の入力手段から、診断内容に関するものであ
り、且つ所定の文字情報を含んでいる問診データを受け
付ける手段と、受け付けた複数の水分率データ及び問診
データを所定のネットワークを介して送信する送信手段
とを備えている端末装置に対し、前記ネットワークを介
して接続可能とされており、且つコンピュータを含んで
なる情報処理装置を、診断データの生成装置として機能
させるためのプログラムが、コンピュータ可読の形態で
記録された記録媒体であって、前記プログラムが、前記
コンピュータに、前記端末装置から複数の水分率データ
及び問診データを受け取る処理と、前記端末装置から受
け取った前記複数の水分率データ及び前記問診データに
基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果につい
ての診断データを生成する処理と、を実行させるもので
ある記録媒体がその例である。肌の経時変化を追えるよ
うな連続した診断データを生成したい場合には、以下の
如き記録媒体を用いればよい。例えば、ユーザの肌の水
分率を測定可能な所定の水分率測定手段から、測定によ
って得られたユーザの肌の水分率を示す水分率データを
受け付ける手段と、この水分率データを所定のネットワ
ークを介して送信する送信手段とを備えている端末装置
に対し、前記ネットワークを介して接続可能とされてお
り、且つコンピュータを含んでなる情報処理装置を、診
断データの生成装置として機能させるためのプログラム
が、コンピュータ可読の形態で記録された記録媒体であ
って、前記プログラムは、前記コンピュータに、前記端
末装置から水分率データを受け取る処理と、前記端末装
置から受け取った水分率データに基づいて所定の診断を
行うと共に、その診断結果についての診断データを生成
する処理と、を、ユーザが所定の時間間隔を空けて、肌
の所定位置の水分率を測定することで生成された複数の
水分率データについて繰り返し行わせることにより、複
数の診断データを時系列に従って生成させるものであ
る、記録媒体である。肌の経時変化を追えるような連続
した診断データを生成する際に、問診データを使用した
いのであれば、以下の如き記録媒体を用いればよい。例
えば、ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測
定手段から、測定によって得られたユーザの肌の水分率
を示すデータを受け付ける手段と、所定の入力手段か
ら、診断内容に関するものであり、且つ所定の文字情報
を含んでいる問診データを受け付ける手段と、受け付け
た水分率データ及び問診データを所定のネットワークを
介して送信する送信手段とを備えている端末装置に対
し、前記ネットワークを介して接続可能とされており、
且つコンピュータを含んでなる情報処理装置を、診断デ
ータの生成装置として機能させるためのプログラムが、
コンピュータ可読の形態で記録された記録媒体であっ
て、前記プログラムが、前記コンピュータに、前記端末
装置から水分率データ及び問診データを受け取る処理
と、前記端末装置から受け取った水分率データ及び問診
データに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結
果についての診断データを生成する処理と、を、ユーザ
が所定の時間間隔を空けて、肌の所定位置の水分率を測
定することで生成された複数の水分率データについて繰
り返し行わせることにより、複数の診断データを時系列
に従って生成させるものである、記録媒体がそれであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
の一例について説明する。
【0019】≪全体構成≫この実施形態において具現化
される診断システムは、図1に示す如きものである。こ
の診断システムは、本発明の端末装置としての端末装置
T及び、本発明の情報処理装置としてのサーバSとを含
み、更には、美容用品販売店B及び薬局Yを含んで構成
されている。これらは、インターネット、イントラネッ
トなどにより形成されるネットワークNを介して接続さ
れている。
【0020】≪端末装置の構成≫次に端末装置Tについ
て説明する。この実施形態における端末装置Tは、これ
には限られないが、家庭用のコンピュータ、又は上述の
如きネットワークを介しての通信を行うことのできる携
帯端末(例えば、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ社
製のi−mode(商標)携帯電話端末)により構成さ
れている。これら端末装置Tは、所定のディスプレイ装
置T1と、後述の問診データの入力などを行うための、
キーボードやマウス、或いは入力キーなどによって構成
される入力装置T2とを備えている。各端末装置Tは、
また、図示せぬ端子を介して水分計Sと接続されてい
る。水分計Sは、本発明における水分率測定手段に相当
するものであり、例えば、肌水分計(製造・販売:スカ
ラ株式会社、商品名:MOISTURE CHECKE
R)の原理を利用し、それに水分率データを出力するた
めの出力端子などの出力手段を設けたものをこれに利用
することができる。水分計Sは、端末装置Tと分離可能
となっていても良く、また、端末装置Tと一体化されて
いても良い。図1に示した端末装置Tのうち、携帯電話
による携帯端末Tは、その下方に水分計Sを一体的に有
している。
【0021】家庭用コンピュータからなる端末装置T
は、ディスクドライブを備えている。そしてそのディス
クドライブに、CD−ROMやDVD−ROMなどによ
り構成される記録媒体MTを挿入し、そこに記録された
プログラムを読み込めるようになっている。本発明によ
る記録媒体MTを挿入し、その記録媒体に記録されてい
る本発明によるプログラムを読み込ませることで、上記
コンピュータは、本発明の端末装置Tに求められる後述
の各機能を有する端末装置Tとなる。これには限られな
いが、この実施形態における記録媒体MTは、このシス
テムを運営するサーバSの管理者などが配布したもので
ある。但し、上述のプログラムは、記録媒体MTを介し
てインストールされる必要は必ずしもなく、ネットワー
クを介しての配信の過程を経てコンピュータにインスト
ールされるようにしても構わない。例えば、携帯電話か
らなる携帯端末Tはディスクドライブを持たないため、
かかる配信の過程によって本発明によるプログラムにつ
いてのプログラム信号を取得することにより、本発明の
端末装置Tに要求される諸機能を発揮するものとすれば
よい。尚、上述のプログラムは、それ単体でコンピュー
タに本発明の端末装置Tとしての機能を奏させることが
できるようなものでもよく、それとコンピュータにイン
ストールされているOSとの協働により、コンピュータ
に本発明の端末装置Tとしての機能を奏させるようなも
のとなっていても良い。
【0022】端末装置Tは、装置全体の制御を行うCP
Uと、起動用プログラムなどを記録したROM、プログ
ラムを実行するための領域を提供するRAMなどを備え
ており、RAM上に本発明のプログラムを展開してそれ
を実行することにより以下の機能ブロックを形成する。
つまり、図2に示したように、この端末装置は、水分率
データ受け付け部110、問診データ受け付け部120
と、制御部130と、送受信部150とを備えて構成さ
れる。
【0023】水分率データ受け付け部110は、水分計
Sでユーザの肌の水分率を測定することにより生成され
た水分率データを受け付けるものである。家庭用コンピ
ュータからなる端末装置Tの場合における水分率データ
受け付け部110は、水分計Sと端末装置Tとを繋ぐケ
ーブルを介してこの水分率データを受け付けるようにな
っている。もっとも、水分率データ受け付け部110
は、水分計Sで生成された水分率データを受け付けられ
るようになっていればデータの受付方がどのようになっ
ていても良い。例えば、メモリカードその他の外部記録
媒体などを介して水分率データを受け付けるように構成
されていても構わない。携帯電話からなる端末装置Tの
場合、水分率データ受付け部110は、それが内蔵する
水分計Sから水分率データを受け付ける。問診データ生
成部120は、入力装置を介して行われるユーザの入力
に応じて、問診データを生成する。問診データとは、診
断の内容に関する情報であり、且つ文字情報を含むもの
である。問診データは、例えば、ユーザの年齢、性別、
肌の異常についての自覚症状などに関する情報や、水分
率データを生成した(撮像を行った)日時、生活リズム
や生活パターンについての情報を含むものとすることが
できる。つまり、この問診データには、それが文字デー
タに関するものでありさえすれば、診断に必要な情報に
関するどのようなものも含めることができる。また、後
述のように、このシステムが複数種類の診断を意図する
場合、問診データは、診断内容の種別に応じて各診断ご
とにそれぞれ異なるものとすることができる。この問診
データは、家庭用コンピュータからなる端末装置Tの場
合、一般的には、入力装置Tを構成するキーボードから
文字情報として入力される。つまり、問診データは、ユ
ーザが自由に文字を打ち込むことによって生成されるも
のとすることができる。もっとも、上述の制御部130
に、実行される診断についての書式的なものをユーザに
提示する機能を持たせておき、それに従った形でユーザ
が問診データの入力を行えるようにすることもできる。
また、制御部130に、対象となる診断を行う際に必要
となる情報についての複数の選択肢をディスプレイ装置
T1に表示させる機能を持たせておき、ディスプレイ装
置T1に表示された選択肢をユーザに選択させることに
よって、問診データの入力を行えるようにすることもで
きる。このような機能を実現させるためには、例えば、
Javaappletを用いることができる。携帯電話
からなる端末装置の場合も、テンキーからなる入力装置
T2に五十音の文字やアルファベットが割振られている
のが一般的なので、これを利用して入力を行えるように
することができる。但し、テンキーを利用した入力装置
T2であれば、キーボードと比較して入力を行いづらく
なるため、これに限られるわけではないが、ディスプレ
イ装置T1に表示された選択肢をユーザに選択させる上
述の方式を採用するのが好ましい場合が多い。
【0024】制御部130は、前述の水分率データ受け
付け部110及び問診データ受け付け部120と、後述
の送受信部140及びディスプレイ装置管理部150の
管理を行う。制御部130は、例えば、水分率データや
問診データをユーザの入力内容に基づいて決定したり、
これらのデータを、ネットワークNを介して送受信部1
40から送信したり、ディスプレイ装置T1に表示され
る画像の決定を行ったりする。また、制御部130は、
前述の入力装置T2などからの入力に基づいて、受け付
けた水分率データがいななる診断のためのものであるか
ということを示すデータである対応情報を生成し、これ
を水分率データに付加する機能も有している。
【0025】送受信部140は、この端末装置Tとネッ
トワークNとの間での通信を実行するものである。この
送受信部140は、少なくとも、水分率データ(及び付
加された対応情報)と問診データとを、サーバSに対し
てネットワークNを経由して送信できるようになってい
る。尚、この実施形態における送受信部140は、サー
バSが生成した後述の診断データ(場合により、診断デ
ータと処方データ、或いは処方データのみ)をネットワ
ークNを介してサーバSから受け取れるようになってい
る。
【0026】ディスプレイ装置管理部150は、ディス
プレイ装置T1に所望の画像を表示するための表示用デ
ータを生成するものである。ディスプレイ装置管理部1
50は、制御部130の管理下で、表示用データを生成
するようになっている。
【0027】≪サーバの構成≫次にサーバSについて説
明する。この実施形態におけるサーバSは、例えば家庭
用の、汎用的なコンピュータにより構成されている。サ
ーバSは、所定のディスプレイ装置、キーボードやマウ
スなどにより構成される所定の入力装置を備えている。
【0028】サーバSとなるコンピュータは、ディスク
ドライブを備えている。そしてそのディスクドライブ
に、CD−ROMやDVD−ROMなどによる本発明に
かかる記録媒体MSを挿入し、そこに記録されたプログ
ラムを読み込めるようになっている。本発明による記録
媒体MSを挿入し、その記録媒体に記録されている本発
明によるプログラムを読み込ませることで、上記コンピ
ュータは、本発明の情報処理装置に求められる後述の各
機能を有するサーバSとなる。このプログラムを端末装
置Tの場合と同様のプログラム信号の配信によりサーバ
Sに供給してもよいことは当然のことである。このプロ
グラムは、それ単体でコンピュータに本発明の情報処理
装置としての機能を奏させることができるようなもので
もよく、それとコンピュータにインストールされている
OSとの協働により、コンピュータに本発明の情報処理
装置としての機能を奏させるようなものでも良い。
【0029】サーバSは、装置全体の制御を行うCPU
と、起動用プログラムなどを記録したROM、プログラ
ムを実行するための領域を提供するRAMなどを備えて
おり、RAM上に本発明のプログラムを展開してそれを
実行することにより以下の機能ブロックを形成する。つ
まり、サーバSは、図3に示したように、送受信部21
0及び診断部220を備え構成されている。
【0030】送受信部210は、この端末装置Tとネッ
トワークNとの間での通信を実行するものである。この
送受信部210は、少なくとも水分率データ、問診デー
タの端末装置Tからの受信を行えるようになっている。
尚、この実施形態の送受信部210は、美容室Bや薬局
Yへ、或いはユーザが使用する端末装置Tへ、ネットワ
ークNを介して診断データ(場合によっては、処方デー
タと診断データ、或いは処方データ)を送信できるよう
になっている。美容室Bや薬局Y或いは端末装置Tへの
処方データの送信は、その中の一ヶ所或いは複数箇所に
対して選択的に行えるようになっている。
【0031】診断部220は、本発明における診断手段
及び処方手段の機能を併有するものであり、端末装置T
からネットワークNを介して受け付けた上述の水分率デ
ータ及び問診データに基づいて所定の診断を行うと共
に、その診断結束に基づいて、診断結果に適合する処方
についての処方データを生成するものである。より詳述
すれば、この診断部220は、基準データ記録部22
2、判定部223、処方基準データ記録部224、処方
データ生成部225、及び対応判定部226を含んで構
成される。
【0032】基準データ記録部222は、本発明におけ
る基準データ記録手段に相当するものであり、肌の性状
を水分率と関連付けたデータであって、診断の基準とな
るものとされている基準データが記録されている。基準
データ記録部222は、少なくとも一つの診断を行うた
めの基準データを記録していれば良いが、この実施形態
では、基本診断と要因診断という2種類の診断のための
基準データを記録している。尚、基本診断と要因診断の
詳細については後述する。判定部223は、後述の処方
データ生成部225と協働して、本発明における判定手
段として機能するものである。判定部223は、水分率
データを、ユーザが所望する診断に適合した基準データ
と対比すると共に、上述の問診データを加味して診断結
果についての診断データを生成する機能を有している。
また、処方基準データ記録部224には、上述の診断デ
ータに基づいて処方データを生成するにあたって必要と
される処方基準データが記録されている。処方データ記
録部224は、1種類の処方を生成するために必要な処
方基準データが記録されていれば良い。この実施形態の
処方データ記録部224には、これには限られないが、
処方データ生成のための処方基準データとして、基本診
断と要因診断についてのデータが記録されている。処方
データ生成部225は、本発明の処方手段に相当するも
のである。上述の診断データを受け取り、処方基準デー
タ記録部225から適当な処方基準データを読み出すこ
とにより処方データを生成する。処方データは、診断デ
ータにより示される現状に適合する処方についてのデー
タであり、例えば肌の性状を回復させるためのアドバイ
ス、好ましい肌のケアの方法などに関する情報が含まれ
ている。この処方データは、各診断に応じた内容とされ
ている。対応判定部226は、水分率データに付加され
て端末装置Tから送られてきた対応情報を解析し、当該
水分率データに対して行われるべき診断を決定する機能
を有している。この実施形態のシステムでは、基本診断
と要因診断を行うことが可能となっているため、対応情
報に基づいて、これら診断のいずれを行うかを対応判定
部226が決定する。この決定によって生成されたデー
タは、判定部223及び処方データ生成部225へと送
られる。このような仕組みにより、判定部223は、対
応情報に基づく適切な診断についての診断データを生成
し、処方データ生成部225は、対応情報に基づく適切
な診断についての処方データを生成するようになってい
る。
【0033】≪処方データ生成の流れ≫処方データ生成
の流れについて、以下説明する。本実施形態のシステム
では、上述のように、基本診断と要因診断が可能である
ので、両診断を行う場合につきそれぞれ分けて説明す
る。要因診断の説明において、基本診断の説明と重複す
る部分については、その説明を適宜省略する。
【0034】[基本診断の場合]基本診断とは、診断を受
けるユーザの肌の性質を分類する診断を言う。肌の性質
によって化粧の乗りや崩れやすさなどに影響がでる。自
らの肌の性質を知ることは、ユーザにとって大きな利益
をもたらす。
【0035】基本診断は例えば以下のように行われる。
ユーザはまず、基本診断を行うことを決定する旨の意思
表示を、入力装置T2を介して入力する。これにより、
制御部140にて、その後入力される水分率データに基
づいて、サーバSで行われる診断が基本診断であること
を示す対応情報が生成される。尚、対応情報の生成は、
端末装置TからサーバSへのデータ送信前であればいつ
行われても構わない。次いで、ユーザは、肌の所定の位
置の水分率を水分計Sで測定し、所定位置の肌における
水分率についての水分率データを生成する。この例で
は、ユーザの額の所定位置の水分率を測定し、当該部位
についての水分率データを生成することとする。尚、継
続して診断を行う場合には、肌の各部分における水分率
は同一でないことを考慮して、同一箇所の水分率を測定
するようにする。従って、継続して診断を行う場合ユー
ザは、特定の箇所の水分率を測定するよう注意する。例
えば、頬や、顎、額などの所定の同一位置の水分率を、
連続して測定するようにする。同一位置について複数回
水分率の測定をするには、ほくろや、目、鼻などの特徴
的な身体上の部位との相対的な位置関係などを参考にす
ればよい。例えば、特定のほくろの右5mmの部分を撮
像対象位置として、そこを撮像しつづけるようにするこ
とができる。尚、肌の水分率に影響を与える要素として
は、肌における部位の相違以外に、季節の別や周囲の気
温の相違がある。ユーザは、例えばいつも同一の室温の
中で水分率の測定を行うように注意したほうが良い。端
末装置Tは、水分計Sで撮像されることによって生成さ
れた水分率データを、水分率データ受け付け部110に
て受け付ける。このデータは、制御部140を介して送
受信部へ送られる。また、制御部140は、前述の対応
情報を水分率データに付加する。送受信部140は、端
末装置Tの操作によって入力されたユーザの求めに応じ
てなされる制御部130による制御を受けて、対応情報
が付加された水分率データを、ネットワークNを介して
サーバSへと送る。
【0036】尚、必要である場合には、ユーザは、入力
装置T2を介して文字情報を含む問診データ入力のため
の操作を行い、これにより問診データを生成する。この
実施形態では、問診データの入力にあたって、例えば図
4に示したような画像がディスプレイ装置T1に表示さ
れるようになっている。この画像は、制御部130の制
御に基づいてディスプレイ装置管理部150が生成した
表示用データに基づいてディスプレイ装置T1に表示さ
れる。尚、(5)の選択肢は、ユーザが室温の同一を保
てなかった場合に、室温の変化に伴う肌の水分率の変化
分を補正するために用いられるデータを生成するための
ものである。後の診断データの生成や処方データの生成
時にこのデータが使用される。ユーザは、例えば、例示
した(1)〜(5)については、a、b(又はa、b、
c)の選択肢から一の選択肢を選択し、また(10)に
ついては、キーボードなどによって文書入力を行うこと
により、問診データの入力を行う。問診データの入力が
なされた場合には、端末装置Tは、問診データ受け付け
部120を介して、上述の問診データを受け付ける。こ
のデータは、制御部140を解して送受信部へ送られ
る。送受信部140は、端末装置Tの操作によって入力
されたユーザの求めに応じてなされる制御部130によ
る制御を受けて、この問診データを、水分率データに加
えてサーバSへと送る。
【0037】サーバSは、ネットワークNを介して端末
装置Tから送られた水分率データ(又は水分率データと
問診データ)を送受信部210によって受け取り、この
データに基づいて、基本診断を行う。送受信部210に
より受け取られた水分率データは、診断部220へ送ら
れる。診断部220が水分率データを受け付けると、ま
ず、対応判定部226が、水分率データに付加されてい
る対応情報を解析し、この対応情報に基づいて、送信さ
れてきた水分率データについて行われるべき診断を、判
定する。この例では基本診断を行うべきであると決定す
る。この決定は、判定部223へと送られ、判定部22
3での適切な判定を担保する。
【0038】水分率データは、また、判定部223へも
送られる。判定部223では、水分率データと、基準デ
ータ記録部222から読み出された基準データとを照ら
し合わせることで、肌の水分率に基づく基本診断につい
ての判定が行われる。この判定が、医師の行う診断に相
当する。この判定には、基準データ記録部222に記録
された基本診断についての基準データが用いられる。こ
の基準データは、基本診断についての適切な判定を行え
るようなものであればどのようなものとしても良いが、
例えば図5に示したようなものとすることができる。
尚、図5で示した基準データは、19歳から35歳の女
性の額部分における肌の水分率を統一された所定条件下
で調査し、それから統計的に求めたデータに基づいて作
成されたものである。例えば、判定部223は、水分率
データで示された肌の水分率が40%から47%であっ
た場合には、当該ユーザの肌がノーマルタイプ肌である
と、40%より小さければドライタイプ肌であると、そ
して47%より大きければウエットタイプ肌であるとそ
れぞれ判定する。この判定を正しいものとするために
は、この基本診断で用いる水分率データが、内腕を測定
することによって生成されたものとされている必要があ
る。従って、水分率データ作成のための水分率測定の段
階で、端末装置Tがユーザに、例えば、ディスプレイ装
置T1にその旨の表示をするなどして、その旨の指示を
行うようにしておくのが好ましい。尚、問診データの送
信も行われた場合には、問診データの内容も加味したか
たちで上述の判定がなされ、診断データが生成されるよ
うにしてもよい。例えば、問診データの中に、ユーザの
年齢についてのデータが含まれている場合には、それに
基づいた補正を行うことができる。つまり、年齢が高く
なればなるほど、一般的には肌の水分率は低くなる。従
って、例えば、ユーザの年齢が50代であった場合に
は、肌の水分率が37%から44%の場合、当該ユーザ
の肌がノーマルタイプ肌であると、37%より小さけれ
ばドライタイプ肌であると、そして44%より大きけれ
ばウエットタイプ肌であると判定するといったことが可
能である。また、問診データに室温に関するデータが含
まれていた場合には、室温が高ければ高いほど水分率が
上昇するため、上述の場合と同様にその上昇分を差し引
いた形の補正をすることができる。また、内腕以外の水
分率データを用いて上述の如き診断を行う場合であっ
て、診断データに測定部位についての情報が含まれてい
る場合にも、測定部位に合せた補正を行うことができ
る。また、例えば、前回、前々回に送られてきた水分率
データでノーマルタイプ肌と診断されていたにも関わら
ず、それ程日数が経過していないのに、今回に限って大
きく水分率が下がっており、ドライタイプ肌と診断され
るような水分率データが送られてきている場合には、一
回に限りノーマルタイプ肌と判断するといった柔軟な対
応を行うことも可能である。尚、判定部223にて判断
が微妙なものは、医師その他の専門家の判断に委ねるべ
く、判定部223での判断を保留するようにすることも
できる。この場合には、以下の処方データの生成も医師
が行うようにすることができる。
【0039】この診断データは、処方データ生成部22
5へと送られる。処方データ生成部225は、この診断
データに基づいて処方データを生成する。この処方デー
タの生成には、処方基準データ記録部224に記録され
た基本診断についての処方基準データが用いられる。こ
の処方基準データは、基本診断の結果に適切、且つ有意
な処方を行えるようなものであればどのようなものとし
ても良い。例えば図6に示したようなものとすることが
できる。この場合には、診断データが、『ドライタイプ
肌』であることを示す1の場合には、化粧品Aの使用並
びに生活の改善を勧めることを示す1のデータを生成
し、診断データが『ノーマルタイプ肌』であることを示
す2の場合には、何ら特別な処置が不要であることを示
す2のデータを生成し、診断データが『ウエットタイプ
肌』であることを示す3の場合には、他の化粧品Bの使
用を勧める3のデータを生成することになる。もっと
も、これらは一例である。このようにして生成されたデ
ータが処方データである。また、問診データの送信も行
われた場合には、問診データの内容も加味したかたちで
上述の処方データの生成をなすことができる。この場合
には、ユーザの年齢なども加味して処方データの生成が
なされる。例えば、睡眠時間が短いことを示す内容が問
診データに含まれており、且つ診断データがドライタイ
プ肌であることを示しているのであれば、睡眠時間をな
るべく多く取るようにとの内容を処方データに含ませる
ようにすることができる。
【0040】これら診断データや処方データは、サーバ
Sからユーザの使用する端末装置Tなどに送信すること
により利用される。つまり、ユーザは、この診断データ
や処方データに基づいて自分の健康状態を把握したり、
或いは、化粧品を購入して使用したり、或いは生活習慣
を改善したりすることができる。そして、必要と考えれ
ば、改めて医師や、専門家による診断を受けたりするこ
とができる。この際の診断データや処方データの送信
は、サーバSの送受信部210から、ネットワークNを
介して行う。端末装置Tでは、その送受信部140にて
これを受け取る。診断データや処方データは、また、サ
ーバSから薬局Yへと渡すことにより利用することもで
きる。例えば、薬局Yは、診断データに基づき、健康に
不安をもっていそうな人を抽出してダイレクトメールを
出すことができる。また、薬局Yは、処方データを利用
して、それに示された上述の化粧品Aや化粧品Bをユー
ザに配送するサービスや、これらの薬剤の購入する意図
をダイレクトメールなどでユーザに問うサービスを行う
ことができる。このような診断データや処方データの利
用により、ユーザ、薬局Yの双方が利益を得られること
となる。この際の薬局Yへのデータの受け渡しは、サー
バSの送受信部210から、ネットワークNを介して送
信することで行うことができる。この場合には、薬局Y
に配置した図示せぬ端末装置によりこれを受け取るよう
にすることができる。このデータの受け渡しは、何らか
の記録媒体を介在させて行っても良いし、サーバSから
打ち出した紙媒体などにより行ってもよい。
【0041】上述の過程は、一度だけでなく繰り返し行
うのが好ましい。そのためには、サーバS内に、各ユー
ザの水分率のデータ、診断データ、処方データの少なく
とも一つを時系列を再現できるような形態で保持する記
録媒体を設けておくのが好ましい。ユーザが、上記した
ような水分率データの送信を定期、不定期に繰り返せ
ば、その時々の診断データ、処方データがサーバSで生
成される。ユーザなどは、これらデータを総合的に利用
することができる。つまり、ユーザの肌の状況が変化す
れば、診断データや処方データも刻々と変化するので、
常にユーザの状態に合致した価値のある診断データや処
方データが生成されることになると共に、変化の方向性
をも把握できるようになる。過去から現在にかけての変
化を表すような診断データや処方データを生成すること
とした場合、ユーザや薬局Yなどがこれを入手できれ
ば、ユーザや薬局Yの利益は大きい。
【0042】尚、上述の実施形態では、処方データをも
利用する場合の例を説明した。しかしながら、処方デー
タが必要ない場合には、診断データのみを利用するよう
にすることもできる。この場合には、サーバS内の処方
基準データ記録部224、処方データ生成部225が不
要になる。
【0043】[要因診断の場合]要因診断とは、肌が老化
している場合に、その老化の要因を突き止めることを目
的として行う診断をいう。ここでは、日光に曝されたこ
とが、肌の老化(肌のドライタイプ化)の要因となって
いるか否かということについての診断を行う場合につき
説明する。つまり、この例の要因診断は、先の基本診断
で自分の肌のタイプがドライタイプ肌であると知り、そ
の原因を絞り込みたいユーザが利用できるものとなって
いる。
【0044】要因診断は、例えば以下のように行われ
る。ユーザはまず、要因診断を行うことを決定する旨の
意思表示を、入力装置T2を介して入力する。これによ
り、制御部140にて、その後入力される水分率データ
に基づきサーバSで行われる診断が基本診断であること
を示す対応情報が生成される。対応情報の生成は、端末
装置TからサーバSへのデータ送信前であればいつ行わ
れても構わない。次いで、ユーザは、肌の所定の複数位
置の水分率を水分計Sで測定する。これにより、所定の
複数位置のそれぞれについての水分率データが複数回生
成され、その複数のデータが、端末装置Tの水分データ
受付け部110へと入力されることになる。この例で
は、ユーザの額と、ユーザの内腕の所定位置の水分率を
測定し、当該部位についての水分率データを生成するこ
ととする。尚、継続して診断を行う場合には、その所定
の複数位置のそれぞれにつき、位置の同一を維持したま
ま水分率の測定を行うようにすべきである。また、肌の
水分率に影響を与える他の要素についても注意すべきで
ある点については、基本診断の場合と同様である。尚、
必要である場合には、ユーザは、入力装置T2を介して
文字情報を含む問診データ入力のための操作を行い、こ
れにより問診データを生成する。次いで、送受信部14
0は、端末装置Tの操作によって入力されたユーザの求
めに応じてなされる制御部130による制御を受けて、
水分率データ(又は、これと問診データ)と対応情報と
をサーバSへと送る。
【0045】サーバSは、ネットワークNを介して端末
装置Tから送られた複数の水分率データ(又は複数の水
分率データと問診データ)を送受信部210によって受
け取り、このデータに基づいて、要因診断を行う。送受
信部210により受け取られた水分率データは、診断部
220へ送られる。診断部220が水分率データを受け
付けると、まず、対応判定部226が、水分率データに
付加されている対応情報を解析し、この対応情報に基づ
いて、送信されてきた水分率データについて行われるべ
き診断を、判定する。この例では要因診断を行うべきで
あると決定する。この決定は、判定部223へと送られ
る。
【0046】水分率データは、また、判定部223へも
送られる。判定部223では、水分率データと、基準デ
ータ記録部222から読み出された基準データとに基づ
いて診断データを生成する。基準データとしては、基準
データ記録部222に記録されたもののうち、要因診断
についての基準データが用いられる。この基準データ
は、例えば図5、7及び図8に示したようなものとする
ことができる。図5で示した基準データは、既述のとお
りのものである。図7で示した基準データは、19歳か
ら35歳の女性の内腕部分における肌の水分率を、統一
された所定条件下で調査し、それから統計的に求めたデ
ータに基づいて作成されたものである。
【0047】この判定は、具体的には、以下のようにし
てなされる。まず、額の肌タイプを基本診断の場合と同
様にして診断することで、そのユーザの額の肌タイプが
ドライタイプ肌か、ノーマルタイプ肌か、ウエットタイ
プ肌かを判定する。この例の要因診断を受けるユーザの
額の肌は、多くの場合ドライタイプ肌と診断されるはず
であるが、場合によってはノーマルタイプ肌か、ウエッ
トタイプ肌であるとの診断がなされる場合もある。この
場合には、そのユーザの肌がノーマルタイプ肌かウエッ
トタイプ肌であるとの情報についての診断データを生成
して要因診断を終了する。一方、ユーザの額の肌がドラ
イタイプであった場合には、その要因をつかむべく次の
ステップに進む。即ち、そのユーザの内腕の肌タイプに
ついて診断を行うのである。この場合に用いられるのが
図7で示したデータである。この例で、判定部223
は、水分率データで示された肌の水分率が36%から4
2%であった場合には、当該ユーザの内腕の肌がノーマ
ルタイプ肌であると、36%より小さければドライタイ
プ肌であると、そして42%より大きければウエットタ
イプ肌であるとそれぞれ判定する。次いで、図8に示し
たデータに従って判定を行う。つまり、額の肌タイプが
ドライタイプであることを前提とした上で、腕の肌タイ
プがドライタイプ肌である場合には、額の肌の老化要因
が日光ではないと、また、腕の肌タイプがノーマルタイ
プ肌、ウエットタイプ肌のいずれかである場合には、額
の肌の老化要因が日光であるとの判定を行う。そして、
これらの内容を示す診断データが生成されるのである。
この診断は、日光に曝されやすい額と、日光に曝されな
い内腕とを対比して、日光に曝されない内腕は水分率が
高いのに日光に曝されやすい額の水分率が低い場合に
は、額の肌の水分率が低下する原因は日光であるという
推論的な論理付けに基づいている。
【0048】この診断データは、処方データ生成部22
5へと送られる。処方データ生成部225は、この診断
データに基づいて処方データを生成する。この例では、
額の肌の老化要因が日光でない、または額の肌の老化要
因が日光であるという内容を示す診断データに基づい
て、処方データが生成される。その際には、処方基準デ
ータ記録部224に記録された要因診断についての処方
基準データが用いられる。この処方基準データは、例え
ば、図9に示したようなものとすることができる。この
例では、額の肌の老化要因が日光でないことを示す1の
診断データが生成された場合には、他の要因診断を行う
か、専門家にかかることを勧めることを内容とする処方
データが生成され、額の肌の老化要因が日光であること
を示す2の診断データが生成された場合には、日焼け防
止に留意しビタミンCの補給を行うようにとの内容の処
方データが生成されるようになっている。問診データの
送信も行われた場合には、これら処方データの生成の際
に、問診データの内容を反映させられる点については基
本診断の場合と同様である。
【0049】これら診断データや処方データは、サーバ
Sからユーザの使用する端末装置Tなどに送信すること
により利用される。診断データや処方データは、また、
サーバSから薬局Yへと渡すことにより利用することも
できる。
【0050】上述の過程は、一度だけでなく繰り返し行
うのが好ましい。そのためには、サーバS内に、各ユー
ザの水分率のデータ、診断データ、処方データの少なく
とも一つを時系列を再現できるような形態で保持する記
録媒体を設けておくのが好ましい。過去から現在にかけ
ての変化を表すような診断データや処方データを生成す
ることも当然に行える。尚、上述の実施形態では、処方
データをも利用する場合の例を説明した。しかしなが
ら、処方データが必要ない場合には、診断データのみを
利用するようにすることもできる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、肌の状態を知ることが
できるという従来にないネットワークを利用のサービ
ス、或はこれを生かした更なるサービスを、技術的な問
題なく実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる診断システムの全
体構成を概略的に示す図。
【図2】図1で示した診断システムに含まれる端末装置
の構成を示す機能ブロック図。
【図3】図1で示した診断システムに含まれるサーバの
構成を示す機能ブロック図。
【図4】問診データを入力する際に、端末装置のディス
プレイ装置に表示される画像の一例を示す図。
【図5】基本診断で用いられる基準データの内容の一例
を説明するための図。
【図6】基本診断で用いられる処方基準データの内容の
一例を説明するための図。
【図7】要因診断で用いられる基準データの内容の一例
を説明するための図。
【図8】要因診断で用いられる基準データの内容の一例
を説明するための図。
【図9】要因診断で用いられる処方基準データの内容の
一例を説明するための図。
【符号の説明】
T 端末装置 T1 ディスプレイ装置 T2 入力装置 C 撮像装置 S サーバ(情報処理装置) N ネットワーク B 美容用品販売店 Y 薬局 MT 記録媒体 MS 記録媒体 110 水分率データ受け付け部 120 問診データ受け付け部 130 制御部 150 送受信部 210 送受信部 220 診断部 222 基準データ記録部 223 判定部 224 処方基準データ記録部 225 処方データ生成部

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の
    水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの肌
    の水分率を示す水分率データを受け付けることのできる
    端末装置と、該端末装置に対し、所定のネットワークを
    介して接続可能とされている情報処理装置とを含んで構
    成される診断システムであって、 前記端末装置は、ユーザが前記水分計測手段を用いて測
    定することにより生成された肌の水分率についての水分
    率データを、前記ネットワークを介して前記情報処理装
    置へ送信する送信手段を備えており、 前記情報処理装置は、前記端末装置から受け取った水分
    率データに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断
    結果についての診断データを生成する診断手段を備えて
    おり、 前記端末装置から送られた前記水分率データに基づい
    て、前記情報処理装置が、自動的に診断データを作成す
    るように構成されている、診断システム。
  2. 【請求項2】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、その
    診断結果についての診断データを生成する診断手段を備
    えている情報処理装置に対し、前記ネットワークを介し
    て接続可能とされている端末装置であって、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを受け付ける手段と、 受け付けた水分率データを、前記ネットワークを介して
    情報処理装置に送信する送信手段と、 を備えている端末装置。
  3. 【請求項3】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データと、診断内容に関するものであり、且つ所
    定の文字情報を含んでいる問診データとに基づいて所定
    の診断を行うと共に、その診断結果に基づいて、その診
    断結果についての診断データを生成する診断手段を備え
    ている情報処理装置に対し、前記ネットワークを介して
    接続可能とされている端末装置であって、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを受け付ける手段と、 所定の入力手段から、前記問診データを受け付ける手段
    と、 受け付けた水分率データ及び問診データを、前記ネット
    ワークを介して情報処理装置に送信する送信手段と、 を備えている端末装置。
  4. 【請求項4】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、その
    診断結果についての診断データを生成する診断手段を備
    えている情報処理装置に対し、前記ネットワークを介し
    て接続可能とされており、且つコンピュータを含んでな
    る端末装置にて実行される方法であって、 前記コンピュータが、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを受け付ける過程と、 受け付けた水分率データを、前記ネットワークを介して
    情報処理装置に送信する送信する過程と、 を実行する、診断用情報の送信方法。
  5. 【請求項5】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データ及び診断内容に関するものであり、且つ所
    定の文字情報を含んでいる問診データに基づいて所定の
    診断を行うと共に、その診断結果についての診断データ
    を生成する診断手段を備えている情報処理装置に対し、
    前記ネットワークを介して接続可能とされており、且つ
    コンピュータを含んでなる端末装置にて実行される方法
    であって、 前記コンピュータが、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを受け付ける過程と、 所定の入力手段から、前記問診データを受け付ける過程
    と、 受け付けた水分率データ及び問診データを、前記ネット
    ワークを介して情報処理装置に送信する過程と、 を実行する、診断用情報の送信方法。
  6. 【請求項6】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、その
    診断結果についての診断データを生成する診断手段を備
    えている情報処理装置に対し、前記ネットワークを介し
    て接続可能とされており、且つコンピュータを含んでな
    る端末装置を、診断用情報の送信装置として機能させる
    ためのプログラムがコンピュータ読み取り可能な形態で
    記録された記録媒体であって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを受け付ける処理と、 受け付けた水分率データを、前記ネットワークを介して
    情報処理装置に送信する送信する過程と、 を実行させるものである記録媒体。
  7. 【請求項7】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データ及び診断内容に関するものであり、且つ所
    定の文字情報を含んでいる問診データに基づいて所定の
    診断を行うと共に、その診断結果についての診断データ
    を生成する診断手段を備えている情報処理装置に対し、
    前記ネットワークを介して接続可能とされており、且つ
    コンピュータを含んでなる端末装置を、診断用情報の送
    信装置として機能させるためのプログラムがコンピュー
    タ読み取り可能な形態で記録された記録媒体であって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを受け付ける処理と、 所定の入力手段から、前記問診データを受け付ける処理
    と、 受け付けた水分率データ及び問診データを、前記ネット
    ワークを介して情報処理装置に送信する処理と、 を実行させるものである記録媒体。
  8. 【請求項8】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、その
    診断結果についての診断データを生成する診断手段を備
    えている情報処理装置に対し、前記ネットワークを介し
    て接続可能とされており、且つコンピュータを含んでな
    る端末装置を、診断用情報の送信装置として機能させる
    ためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであっ
    て、 前記コンピュータに、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを受け付ける処理と、 受け付けた水分率データを、前記ネットワークを介して
    情報処理装置に送信する送信する過程と、 を実行させるプログラム。
  9. 【請求項9】 所定のネットワークを介して受け取った
    水分率データ及び診断内容に関するものであり、且つ所
    定の文字情報を含んでいる問診データに基づいて所定の
    診断を行うと共に、その診断結果についての診断データ
    を生成する診断手段を備えている情報処理装置に対し、
    前記ネットワークを介して接続可能とされており、且つ
    コンピュータを含んでなる端末装置を、診断用情報の送
    信装置として機能させるためのプログラムがコンピュー
    タ読み取り可能な形態で記録された記録媒体であって、 前記コンピュータに、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    データを受け付ける処理と、 所定の入力手段から、前記問診データを受け付ける処理
    と、 受け付けた水分率データ及び問診データを、前記ネット
    ワークを介して情報処理装置に送信する処理と、 を実行させるプログラム。
  10. 【請求項10】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示す水分率データを受け付ける手段と、こ
    の水分率データを所定のネットワークを介して送信する
    送信手段とを備えている端末装置に対し、前記ネットワ
    ークを介して接続可能とされている情報処理装置であっ
    で、 前記端末装置から受け取った水分率データに基づいて所
    定の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デ
    ータを生成する診断手段を備えてなる、 情報処理装置。
  11. 【請求項11】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示す水分率データを受け付ける手段と、所
    定の入力手段から、診断内容に関するものであり、且つ
    所定の文字情報を含んでいる問診データを受け付ける手
    段と、受け付けた水分率データ及び問診データを所定の
    ネットワークを介して送信する送信手段とを備えている
    端末装置に対し、前記ネットワークを介して接続可能と
    されている情報処理装置であっで、 前記端末装置から受け取った水分率データ及び問診デー
    タに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果に
    ついての診断データを生成する診断手段を備えてなる、 情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記診断手段は、肌の性状を水分率と
    関連付けたものであり診断の基準となる基準データが記
    録されている基準データ記録手段と、前記端末装置から
    受け取った水分率データを、前記基準データと照らし合
    わせることにより肌の性状についての診断を行う判定手
    段と、を含んで構成されている、 請求項10又は11記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記基準データ記録手段は、複数種類
    の診断を行うに必要なデータを含むものとして、前記基
    準データを記録していると共に、 前記水分率データには、その水分率データが前記複数種
    類の診断中のどの診断に対応するかを示す対応情報が付
    加されており、前記判定手段は、水分率データと共に受
    け付けた前記対応情報に基づいて、対応情報で示された
    当該種類の診断を行うように構成されている、 請求項10又は11記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記診断データに基づいて、診断結果
    に適合する処方についての処方データを生成する処方手
    段を備えてなる、 請求項10又は11記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示すデータを受け付ける手段と、この水分
    率データを所定のネットワークを介して送信する送信手
    段とを備えている端末装置に対し、前記ネットワークを
    介して接続可能とされており、且つコンピュータを含ん
    でなる情報処理装置にて実行される方法であって、 前記コンピュータが、 前記端末装置から水分率データを受け取る過程と、 前記端末装置から受け取った水分率データに基づいて所
    定の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デ
    ータを生成する過程と、 を実行する診断データ生成方法。
  16. 【請求項16】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示す水分率データを受け付ける手段と、所
    定の入力手段から、診断内容に関するものであり、且つ
    所定の文字情報を含んでいる問診データを受け付ける手
    段と、受け付けた水分率データ及び問診データを所定の
    ネットワークを介して送信する送信手段とを備えている
    端末装置に対し、前記ネットワークを介して接続可能と
    されており、且つコンピュータを含んでなる情報処理装
    置にて実行される方法であって、 前記コンピュータが、 前記端末装置から水分率データ及び問診データを受け取
    る過程と、 前記端末装置から受け取った水分率データ及び問診デー
    タに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果に
    ついての診断データを生成する過程と、 を実行する診断データ生成方法。
  17. 【請求項17】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示す水分率データを受け付ける手段と、こ
    の水分率データを所定のネットワークを介して送信する
    送信手段とを備えている端末装置に対し、前記ネットワ
    ークを介して接続可能とされており、且つコンピュータ
    を含んでなる情報処理装置を、診断データの生成装置と
    して機能させるためのプログラムが、コンピュータ可読
    の形態で記録された記録媒体であって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 前記端末装置から水分率データを受け取る処理と、 前記端末装置から受け取った水分率データに基づいて所
    定の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デ
    ータを生成する処理と、 を実行させるものである記録媒体。
  18. 【請求項18】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示すデータを受け付ける手段と、所定の入
    力手段から、前記問診データを受け付ける手段と、受け
    付けた水分率データ及び問診データを所定のネットワー
    クを介して送信する送信手段とを備えている端末装置に
    対し、前記ネットワークを介して接続可能とされてお
    り、且つコンピュータを含んでなる情報処理装置を、診
    断データの生成装置として機能させるためのプログラム
    が、コンピュータ可読の形態で記録された記録媒体であ
    って、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 前記端末装置から水分率データ及び問診データを受け取
    る処理と、 前記端末装置から受け取った水分率データ及び問診デー
    タに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果に
    ついての診断データを生成する処理と、 を実行させるものである記録媒体。
  19. 【請求項19】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示す水分率データを受け付ける手段と、こ
    の水分率データを所定のネットワークを介して送信する
    送信手段とを備えている端末装置に対し、前記ネットワ
    ークを介して接続可能とされており、且つコンピュータ
    を含んでなる情報処理装置を、診断データの生成装置と
    して機能させるためのプログラムが、コンピュータ可読
    の形態で記録された記録媒体であって、 前記プログラムは、前記コンピュータに、 前記端末装置から水分率データを受け取る処理と、 前記端末装置から受け取った水分率データに基づいて所
    定の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デ
    ータを生成する処理と、 を、ユーザが所定の時間間隔を空けて、肌の所定位置の
    水分率を測定することで生成された複数の水分率データ
    について繰り返し行わせることにより、複数の診断デー
    タを時系列に従って生成させるものである、記録媒体。
  20. 【請求項20】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示すデータを受け付ける手段と、所定の入
    力手段から、診断内容に関するものであり、且つ所定の
    文字情報を含んでいる問診データを受け付ける手段と、
    受け付けた水分率データ及び問診データを所定のネット
    ワークを介して送信する送信手段とを備えている端末装
    置に対し、前記ネットワークを介して接続可能とされて
    おり、且つコンピュータを含んでなる情報処理装置を、
    診断データの生成装置として機能させるためのプログラ
    ムが、コンピュータ可読の形態で記録された記録媒体で
    あって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 前記端末装置から水分率データ及び問診データを受け取
    る処理と、 前記端末装置から受け取った水分率データ及び問診デー
    タに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果に
    ついての診断データを生成する処理と、 を、ユーザが所定の時間間隔を空けて、肌の所定位置の
    水分率を測定することで生成された複数の水分率データ
    について繰り返し行わせることにより、複数の診断デー
    タを時系列に従って生成させるものである、記録媒体。
  21. 【請求項21】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示すデータを受け付ける手段と、この水分
    率データを所定のネットワークを介して送信する送信手
    段とを備えている端末装置に対し、前記ネットワークを
    介して接続可能とされており、且つコンピュータを含ん
    でなる情報処理装置を、診断データの生成装置として機
    能させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム
    であって、 前記コンピュータに、 前記端末装置から水分率データを受け取る処理と、 前記端末装置から受け取った水分率データに基づいて所
    定の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デ
    ータを生成する処理と、 を実行させるプログラム。
  22. 【請求項22】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示すデータを受け付ける手段と、所定の入
    力手段から、診断内容に関するものであり、且つ所定の
    文字情報を含んでいる問診データを受け付ける手段と、
    受け付けた水分率データ及び問診データを所定のネット
    ワークを介して送信する送信手段とを備えている端末装
    置に対し、前記ネットワークを介して接続可能とされて
    おり、且つコンピュータを含んでなる情報処理装置を、
    診断データの生成装置として機能させるためのコンピュ
    ータ読み取り可能なプログラムであって、 前記コンピュータに、 前記端末装置から水分率データ及び問診データを受け取
    る処理と、 前記端末装置から受け取った水分率データ及び問診デー
    タに基づいて所定の診断を行うと共に、その診断結果に
    ついての診断データを生成する処理と、 を実行させるプログラム。
  23. 【請求項23】 所定のネットワークを介して受け取っ
    た水分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、そ
    の診断結果に基づいて、その診断結果についての診断デ
    ータを生成する診断手段を備えている情報処理装置に対
    し、前記ネットワークを介して接続可能とされている端
    末装置であって、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    と、 測定によって得られたユーザの肌の水分率を示すデータ
    を前記水分計測手段から受け付ける手段と、 受け付けた水分率データを、前記ネットワークを介して
    情報処理装置に送信する送信手段と、 前記水分率測定手段、水分率を示すデータを受け付ける
    前記手段、及び前記送信手段が取付けられる手持ち可能
    なケースと、 を備えてなる、端末装置。
  24. 【請求項24】 所定のネットワークを介して受け取っ
    た水分率と、診断内容に関するものであり、且つ所定の
    文字情報を含んでいる問診データとに基づいて所定の診
    断を行うと共に、その診断結果に基づいて、その診断結
    果についての診断データを生成する診断手段を備えてい
    る情報処理装置に対し、前記ネットワークを介して接続
    可能とされている端末装置であって、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    と、 測定によって得られたユーザの肌の水分率を示すデータ
    を前記水分計測手段から受け付ける手段と、 入力手段と、 前記問診データを前記入力手段から受け付ける手段と、 受け付けた水分率データ及び問診データを、前記ネット
    ワークを介して情報処理装置に送信する送信手段と、 前記水分率測定手段、水分率を示すデータを受け付ける
    前記手段、入力手段、問診データを受け付ける前記手
    段、及び前記送信手段が取付けられる手持ち可能なケー
    スと、 を備えてなる、端末装置。
  25. 【請求項25】 所定のネットワークを介して受け取っ
    た水分率データに基づいて所定の診断を行うと共に、そ
    の診断結果についての診断データを生成する診断手段を
    備えている情報処理装置に対し、前記ネットワークを介
    して接続可能とされており、且つコンピュータを含んで
    なる端末装置を、診断用情報の送信装置として機能させ
    るためのプログラムがコンピュータ読み取り可能な形態
    で記録された記録媒体であって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを、ユーザの肌の異なる複数箇所のそれぞ
    れについて複数回受け付ける処理と、 受け付けた複数の水分率データを、前記ネットワークを
    介して情報処理装置に送信する送信する過程と、 を実行させるものである記録媒体。
  26. 【請求項26】 所定のネットワークを介して受け取っ
    た水分率データ及び診断内容に関するものであり、且つ
    所定の文字情報を含んでいる問診データに基づいて所定
    の診断を行うと共に、その診断結果についての診断デー
    タを生成する診断手段を備えている情報処理装置に対
    し、前記ネットワークを介して接続可能とされており、
    且つコンピュータを含んでなる端末装置を、診断用情報
    の送信装置として機能させるためのプログラムがコンピ
    ュータ読み取り可能な形態で記録された記録媒体であっ
    て、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定の水分率測定手段
    から、測定によって得られたユーザの肌の水分率を示す
    水分率データを、ユーザの肌の異なる複数箇所のそれぞ
    れについて複数回受け付ける処理と、 所定の入力手段から、前記問診データを受け付ける処理
    と、 受け付けた複数の水分率データ及び問診データを、前記
    ネットワークを介して情報処理装置に送信する処理と、 を実行させるものである記録媒体。
  27. 【請求項27】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示すデータを、ユーザの肌の異なる複数箇
    所のそれぞれについて複数回受け付ける手段と、受け付
    けた複数の水分率データ及び問診データを所定のネット
    ワークを介して送信する送信手段とを備えている端末装
    置に対し、前記ネットワークを介して接続可能とされて
    おり、且つコンピュータを含んでなる情報処理装置を、
    診断データの生成装置として機能させるためのプログラ
    ムが、コンピュータ可読の形態で記録された記録媒体で
    あって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 前記端末装置から複数の水分率データ及び問診データを
    受け取る処理と、 前記端末装置から受け取った前記複数の水分率データ及
    び前記問診データに基づいて所定の診断を行うと共に、
    その診断結果についての診断データを生成する処理と、 を実行させるものである記録媒体。
  28. 【請求項28】 ユーザの肌の水分率を測定可能な所定
    の水分率測定手段から、測定によって得られたユーザの
    肌の水分率を示すデータを、ユーザの肌の異なる複数箇
    所のそれぞれについて複数回受け付ける手段と、所定の
    入力手段から、診断内容に関するものであり、且つ所定
    の文字情報を含んでいる問診データを受け付ける手段
    と、受け付けた複数の水分率データ及び問診データを所
    定のネットワークを介して送信する送信手段とを備えて
    いる端末装置に対し、前記ネットワークを介して接続可
    能とされており、且つコンピュータを含んでなる情報処
    理装置を、診断データの生成装置として機能させるため
    のプログラムが、コンピュータ可読の形態で記録された
    記録媒体であって、 前記プログラムが、前記コンピュータに、 前記端末装置から複数の水分率データ及び問診データを
    受け取る処理と、 前記端末装置から受け取った前記複数の水分率データ及
    び前記問診データに基づいて所定の診断を行うと共に、
    その診断結果についての診断データを生成する処理と、 を実行させるものである記録媒体。
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