JP2002171998A - 核酸増幅反応測定方法及び装置 - Google Patents

核酸増幅反応測定方法及び装置

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JP2002171998A
JP2002171998A JP2000374774A JP2000374774A JP2002171998A JP 2002171998 A JP2002171998 A JP 2002171998A JP 2000374774 A JP2000374774 A JP 2000374774A JP 2000374774 A JP2000374774 A JP 2000374774A JP 2002171998 A JP2002171998 A JP 2002171998A
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reaction
nucleic acid
acid amplification
light
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JP2000374774A
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Iwao Mizoguchi
巌 溝口
Yasuyoshi Mori
安義 森
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Eiken Chemical Co Ltd
Olympus Corp
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Eiken Chemical Co Ltd
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標識物質を用いずに標的核酸を定量的に測定す
る装置を提供する。 【解決手段】核酸増幅反応測定装置100は、反応液を
収容した反応部120を保持する反応部設置部142
と、反応部120の温度を制御する反応部温度制御部1
44と、反応部120に向けて光ビームを射出する光源
部102と、反応部120で反射された光ビームを受け
る光検出器108とを備えている。反応部120は、平
板状の反応部下板と凹部を有する反応部上板とを接合し
て作られた閉鎖型セルである。反応部120の内部で
は、LAMP法による核酸増幅反応が行なわれる。反応
部上板は光学的に透明であり、反応部下板は光を良好に
反射する上面を有している。反応部120は、光源部1
02から来る光ビームが斜めに入射するように配置され
ており、その入射角は、反応部上板で反射される光と反
応部下板で反射される光が干渉する角度に設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標的核酸を測定す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】遺伝学的検査にとってDNAまたはRN
Aのような核酸の増幅反応は重要であり、中でもPCR
(Polymerase Chain Reaction)法が広く利用されてい
る。核酸の増幅反応を測定する従来技術は、蛍光色素の
ような標識物質を用いて、電気泳動のような分離技術と
組み合わせたり、標識化された結合試薬との結合反応を
行なう工程を付加することによって、定量的な測定を可
能にしている。標識物質を用いない測定技術も幾つか提
案されており、特表2000−508168号は、目的
の核酸と競合の核酸を個体支持体に固定化させ、目的の
核酸および競合の核酸と特異的に結合する核酸配列を反
応させる。このときの反応を表面プラズモン共鳴法を用
いて測定することで目的の核酸の有無および量を決定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の核酸増幅反応の
測定技術は、標識物質を用いる場合に実用的な水準で、
定量的な測定を可能にしているので、広く利用されてい
る。しかしながら、標識物質は、S/N比を改善するた
めに余分な標識化試薬を除去する工程を要求する。ま
た、標識物質は、時間とともに、あるいは使用環境によ
り標識性能が低下するように変化する可能性がある。ま
た、標識物質は、一般に高価であるとともに、人体もし
くは自然環境に対して有害であり得る。また一般に、目
的の核酸と特異的に結合する核酸配列は塩基配列が7〜
24の大きさであり、特異的に結合する核酸配列が結合
することによる個体支持体上の重量変化は非常に小さ
く、感度の点で問題がある。
【0004】本発明の目的は、標識物質を用いずに実用
的な水準で標的核酸を定量的に測定する方法と装置を提
供することである。
【0005】また、本発明の別の目的は、サンプルを高
感度に測定できる高精度な測定方法と測定装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、WO 0
0/28082およびEP−1020534A1や Nucl
eic Acids Research Vol. 28, No. 12, e63(2000) にお
いて、LAMP法と呼ばれる新規な核酸増幅反応技術を
提案している。この核酸増幅反応技術によると、その反
応は増幅すべき核酸塩基配列を繰り返し増幅しながら延
長する作用を有しているために従来のPCR法などと比
べると個々の増幅産物はより一層の高分子化が生じてお
り、PCR法による産物に比べ分子量が遙かに高くな
る。上述したようなより一層の高分子化とそれいに伴う
高分子量化は、反応液の光学的特性(例えば屈折率)を変
化させる。この光学的特性の変化は、反応液を通る光と
反応液を通らない参照光との干渉を調べることにより、
より詳しくは、干渉により形成される干渉縞の移動を測
定することにより検出することができる。
【0007】本発明は、ひとつの面においては、増幅産
物を高分子化する工程を含む核酸増幅反応を測定するた
めの核酸増幅反応測定方法であり、高分子化された増幅
産物に起因する反応液の屈折率の変化を干渉により継続
的に測定する工程を含んでいる。核酸増幅反応測定方法
は、好ましくは、核酸増幅反応によって得られる産物と
特異的に反応する試薬を反応液と接する面に固定する工
程を更に含んでいる。
【0008】本発明は、別の面においては、増幅産物を
高分子化する工程を含む核酸増幅反応を測定するための
核酸増幅反応測定装置であり、反応液を収容した反応部
を保持するための反応部設置部と、反応部の温度を制御
するための反応部温度制御部と、光ビームを発する光源
部と、光源部からの光ビームを反応液を通過する光ビー
ムと反応液を通過しない光ビームとに分割するビーム分
割手段と、反応液を通過する光ビームと反応液を通過し
ない光ビームとを結合するビーム結合手段と、反応液を
通過する光ビームと反応液を通過しない光ビームの結合
により生じる干渉縞を検出するための光検出器とを備え
ている。好ましい核酸増幅反応測定装置では、反応部
は、反応液と接する面に、核酸増幅反応によって得られ
る産物と特異的に反応する試薬が固定されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0010】[第一の実施の形態]図1に示されるよう
に、本実施形態の核酸増幅反応測定装置100は、反応
液を収容した反応部120を保持するための反応部設置
部142と、反応部120の温度を制御するための反応
部温度制御部144と、反応部120に向けて光ビーム
を射出する光源部102と、光源部102からの光ビー
ムを拡大するためのビームエキスパンダー104と、反
応部120で反射された光ビームを受ける光検出器10
8とを備えている。光検出器108はケーブル110を
介してコンピュータ等のデータ処理部112に接続され
ている。
【0011】光源部102は、可干渉性の光を発する光
源を有している。光源は、好ましくはヘリウムネオンレ
ーザーやアルゴンレーザー等の気体レーザーであるが、
位相の揃っている光を発する固体レーザーや半導体レー
ザーや色素レーザー等でもよい。
【0012】ビームエキスパンダー104は、好ましく
はケプラータイプであるが、ガリレオタイプであっても
よい。ケプラータイプの好ましいビームエキスパンダー
は、それを構成するレンズの間の焦点位置に空間フィル
ターを有している。
【0013】反応部120は、図1に示されるように、
光源部102から来る光ビームが、斜めに入射するよう
に配置されている。
【0014】光検出器108は、好ましくは、CCDイ
メージセンサーやCMOSイメージセンサーやCCDラ
インセンサー等の光電変換素子であるが、フォトダイオ
ードであってもよい。核酸増幅反応測定装置100は、
光検出器108の受光面積を有効に使用するために、反
応部120と光検出器108の間に、集光レンズを更に
備えていてもよい。
【0015】反応部設置部142は、エアー吸引や押し
付けなどにより、反応部120を確実に固定できる。
【0016】反応部温度制御部144は、必要に応じて
反応部120を所望の一定温度に加熱して保持すること
ができる。反応部温度制御部144は、ペルチェ素子や
抵抗やランプなどによって加熱を行ない、放熱や水冷や
空冷によって冷却を行なう。
【0017】反応部設置部142は反応部温度制御部1
44の機能を含んでいてもよい。図に示されるように、
反応部設置部142と反応部温度制御部144が別体で
ある場合、反応部設置部142は、熱伝導率の高い材
料、例えば銅や金や真鍮やアルミ等の金属で作られてる
とよい。
【0018】反応部120は、図2に示されるように、
平板状の反応部下板122と凹部を有する反応部上板1
26とを陽極接合や接着剤により接合して作られた閉鎖
型セルであり、被検物質と試薬等を含む反応液を収容す
る空間部130を有している。空間部130は、好まし
くは十分な量の反応液を収容できる容積を有している
が、微量の反応液を測定する場合には、空間部130の
一部または全体を毛管力が生じる程度の寸法に設定して
もよい。また、空間部130の厚さは、一定であっても
よいが、一定の勾配を有している方が干渉縞の観測にと
って好適である。
【0019】反応部上板126は、反応液を空間部13
0に注入するためと反応液を空間部130から排出する
ために、図示されていないが、注入排出口あるいは注入
口と排出口を有している。注入排出口あるいは注入口と
排出口は、測定光が当たらない任意の位置に形成されて
よいが、特に測定光の光路の邪魔になり得ない側部に設
けられるとよい。このような反応部は小型化に好適であ
る。
【0020】反応部上板126は、光学的に透明であ
り、例えば石英ガラスやソーダガラス等のガラス、ポリ
エチレンやポリプロピレンやポリスチレン等のプラスチ
ックで作られている。
【0021】反応部下板122は、光を良好に反射する
上面を有している。このため、反応部下板122は、例
えば、高い平面度と熱伝導率を有するシリコン板が好適
であるが、金やシリコン等を蒸着等して形成された反射
コートを有する石英ガラスやソーダガラス等のガラス板
やポリエチレンやポリプロピレンやポリスチレン等のプ
ラスチック板等であってもよい。
【0022】さらに、反応部下板122の上面には、被
検物質に対する抗体やターゲットDNA等と特異的に反
応する特異親和性結合試薬(プローブやプライマー)が、
物理的あるいは化学的に結合されている。つまり、特異
親和性結合試薬が反応部下板122の上面に固定(固相
化)されている。特異親和性結合試薬は、反応部下板1
22の上面の全面に結合されていても、あるいは反応部
下板122の上面の一部の領域のみに結合されていても
よい。後者の場合、その一部の領域に、測定のための光
が照射される。
【0023】特異親和性結合試薬は、反応部下板122
の上面にではなく、反応部上板126の下面に結合され
ていてもよく、また、反応部下板122の上面と反応部
上板126の下面の両方に結合されていてもよい。もち
ろん、特異親和性結合試薬は、側板部の内面にも結合さ
れていてもよい。また、特異親和性結合試薬の結合は、
可逆的に結合され、測定後に同一または異なる測定項目
に関する未反応の特異親和性結合試薬と交換されてもよ
い。
【0024】また、特異親和性結合試薬が固定されたセ
ンサーチップ(プローブを有する支持体)が反応部120
に埋め込まれてもよい。このようなセンサーチップが埋
め込まれるタイプは、製造スペースが狭く済むととも
に、量産し易いという利点を有している。また、センサ
ーチップを使用しないタイプは、構造が単純になるので
コストを低く抑えられるという利点を有している。
【0025】続いて、核酸増幅反応の測定手順について
説明する。
【0026】まず、生物学的材料(被検物質)と特定の試
薬を混合して反応液を用意する。次に、十分な量の反応
液を反応部120の空間部130内に入れた後、反応部
120を反応部設置部142に設置する。反応液は、反
応部120を反応部設置部142に設置した後に、反応
部120の空間部130内に入れてもよい。
【0027】反応部温度制御部144によって反応部1
20を所定の温度に加熱して、LAMP法による核酸増
幅反応を行なう。LAMP法による核酸増幅反応は等
温、例えば試料溶液を65℃に保持することで繰り返し
延長しながら高分子量化反応が進行する。ここで、反応
が進行する温度が従来のPCR法と比べて低温であるた
め耐熱性を有する試薬、例えば耐熱性ポリメラーゼを用
いる必要がない。また、温度制御部が簡易になる利点が
ある。LAMP法による核酸増幅反応については、特開
平10−337186号や日経バイオテク第448号第
11頁〜第13頁に詳しく示されている。これらの文献
は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0028】図3と図4はそれぞれ反応部120内にお
けるLAMP法による核酸増幅反応の前後の状態を模式
的に示されている。
【0029】図3に示されるように、反応部120に収
容された反応液150には、目的のDNA152、目的
以外のDNA154、プライマー(NDA合成開始用試
薬)156、dNTP(DNA合成用試薬)158、DN
A合成酵素160などが含まれている。また、反応部下
板122の上面に、増幅産物と特異的に反応する試薬
(プローブやプライマー)134が固定(固相化)されてい
る。つまり、反応部120は固相化された試薬134を
有している。
【0030】LAMP法による核酸増幅反応の結果、図
4に示されるように、試薬134と結合した高分子化し
た目的のDNA164から成る増幅産物を含む領域とし
ての膜170が形成される。この増幅産物の膜170の
構成する高分子化した目的のDNA164は、高分子化
した目的のDNA164が試薬134に結合したもの、
高分子化の途中で試薬134に結合したもの、試薬13
4に結合して高分子化したものを含んでいる。
【0031】増幅産物の膜170の光学的特性(例えば
屈折率)は、増幅産物の膜170を通過する光と増幅産
物の膜170を通過しない光との干渉を調べることによ
り測定される。より詳しくは、干渉により形成される干
渉縞の移動を調べることにより測定される。
【0032】LAMP法による核酸増幅反応では、目的
以外のDNA154は高分子化せずに、目的のDNA1
52だけが高分子量化する。また、高分子量化した産物
同士は、反応部120の内部、特に試薬134が配置さ
れた二次元領域において、お互いに密集することによ
り、増幅産物の膜170の高密度化にも寄与する。この
ような増幅産物の膜170の高密度化は、これを通過す
る光の位相を変化させ、さらに高分子量化による個々の
産物の三次元的な体積増加は位相の変化を顕著に増大さ
せる。
【0033】前述したように、試薬134は、反応部下
板122の上面の全面に結合されていても、あるいはそ
の一部の領域のみに結合されていてもよいが、後者の方
が好ましいと考えられる。それは、試薬134の存在す
る領域が減る分、限られた領域に位置する試薬134
に、高分子化の前後最中を問わず目的のDNAが結合す
る割合が増し、増幅産物の膜170の形成効率が高まる
と予想されるからである。
【0034】図1において、光源部102から射出され
た光ビームは、ビームエキスパンダー104によってビ
ーム径が拡大され、反応部設置部142に固定された反
応部120に斜めに照射される。
【0035】図2に示されるように、反応部120に照
射される光ビームは、反応部上板126の上面で部分的
に反射されることにより、二本の光ビームに分割され
る。その一方の光ビームは、反応部上板126の上面で
反射され、光検出器108に方向付けられる。また、他
方の光ビームは、反応部120の空間部に収容された反
応液を通過し、反応部下板122の上面で反射され、再
び反応部上板126を通過し、光検出器108に方向付
けられる。光検出器108に方向付けられたこれら二本
の光ビームは、互いに結合し、干渉を起こす。この干渉
により形成される干渉縞は、増幅産物の膜170の光学
的特性(例えば屈折率)の変化に応じて移動する。
【0036】前述したように、反応部120は、光源部
102から来る光ビームが斜めに入射するように配置さ
れている。反応部120に対する光ビームの入射角は、
反応部上板126の上面で反射される光ビームと反応部
下板122の上面で反射される光ビームとが干渉し得る
角度に設定される。好ましくは、両光ビームの強度がほ
ぼ等しくなる角度に設定される。あるいは、所望の入射
角において、両光ビームが干渉縞を形成し得るように、
より好ましくは両光ビームの強度がほぼ等しくなるよう
に、反応部下板122の上面の反射率に応じて、反応部
上板126の上面に増反射コートが施されてもよい。
【0037】反応部120で反射された光ビームは、光
検出器108を照明し、その受光面に干渉縞が形成され
る。光検出器108に照射された光は電気信号に変換さ
れ、その電気信号は、ケーブル110を介して、コンピ
ュータ等のデータ処理部112に取り込まれる。データ
処理部112では、例えば干渉縞の移動が所定の演算処
理により求められる。その結果、例えば増幅産物の膜の
光学的特性(例えば屈折率)の変化を反映した測定データ
が得られる。
【0038】以上の説明から分かるように、反応部12
0は、核酸増幅反応の際も、常に反応部設置部142の
上に配置されたままである。言い換えれば、核酸増幅反
応測定装置100に載置されたままで、核酸増幅反応が
行なわれる。つまり、反応部120は、核酸増幅反応測
定装置100から外されることなく、所定の位置に配置
されたままでいる。従って、核酸増幅反応を継続的に測
定を行なうことができる。また、反応部120の角度調
整が一回だけで済む。
【0039】本実施形態によれば、電気泳動法では測定
できない増幅産物が高分子化する反応であっても測定で
きる。また、蛍光色素などの検出用の化合物を添加する
ことなく核酸増幅産物を測定できる。さらに、核酸増幅
反応を開始させてから継続的に測定することで、増幅の
初期段階で検出し、その変化の単位時間あたりの変化量
から最終的な変化量を算出することができる。従って、
これまでにない高速で高感度で低価格な核酸増幅反応の
測定方法と測定装置が提供される。
【0040】また、反応部120の空間部130に反応
液を充填することにより、液量が一定となり、反応結果
を正確に測定できるばかりでなく、屈折率の測定に重要
な光学的条件を一定に保つことができるとともに、反応
液の蒸発や零れによる反応条件の変動や外部への汚染等
も有効に回避できる。
【0041】上述した実施形態では、反応部120は、
反応部下板122の上面に固相化された試薬(プローブ
やプライマー)134を有しているが、必ずしも、この
ような試薬を有している必要はない。本実施形態の核酸
増幅反応測定装置は、このような試薬を持たない反応部
を用いても、十分に測定可能である。
【0042】図5と図6はそれぞれこのような反応部1
20A内におけるLAMP法による核酸増幅反応の前後
の状態を模式的に示されている。
【0043】図5に示されるように、反応部120A
は、固相化された試薬(プローブやプライマー)を有して
いない。これに収容された反応液150には、前述した
ように、目的のDNA152、目的以外のDNA15
4、プライマー156、dNTP158、DNA合成酵
素160などが含まれている。
【0044】LAMP法による核酸増幅反応の結果、図
6に示されるように、高分子化した目的のDNA164
が生成される。反応部120Aは固相化された試薬を有
していないので、高分子化した目的のDNA164は反
応液150中を浮遊し続ける。
【0045】高分子化した目的のDNA164は反応液
150の光学的特性(例えば屈折率)を変化させる。この
光学的特性の変化は、反応液150を通過する光と反応
液150を通過しない光との干渉を調べることにより、
より詳しくは、干渉により形成される干渉縞の移動を調
べることにより測定される。
【0046】[第二の実施の形態]図7に示されるよう
に、本実施形態の核酸増幅反応測定装置200は、反応
液を収容した反応部220を保持するための反応部設置
部242と、反応部220の温度を制御するための反応
部温度制御部244と、光ビームを射出する光源部20
2と、光源部202からの光ビームを拡大するためのビ
ームエキスパンダー204と、光源部202からの光ビ
ームを二本に分割するためのビーム分割素子206と、
分割された二本の光ビームを結合するためのビーム結合
素子212と、分割された一方の光ビームを反応部22
0を介してビーム結合素子212に方向付けるためのミ
ラー208と、分割された他方の光ビームをビーム結合
素子212に方向付けるためのミラー208と、ビーム
結合素子212からの光ビームを受ける光検出器214
とを備えている。光検出器214はケーブル216を介
してコンピュータ等のデータ処理部218に接続されて
いる。
【0047】光源部202とビームエキスパンダー20
4と光検出器214とデータ処理部218は、それぞ
れ、第一実施形態における光源部102とビームエキス
パンダー104と光検出器108とデータ処理部112
と同様の部材である。
【0048】反応部220は、図8に示されるように、
平板状の反応部下板222と凹部を有する反応部上板2
26を接合して作られた閉鎖型セルであり、反応部下板
222が光学的に透明である以外は、第一実施形態にお
ける反応部120と同等の構造体である。
【0049】つまり、この反応部220は、反応部下板
222と反応部上板226が共に光学的に透明である。
例えば、反応部下板222と反応部上板226が共に、
石英ガラスやソーダガラス等のガラス、ポリエチレンや
ポリプロピレンやポリスチレン等のプラスチックで作ら
れている。従って、測定用の光ビームは、反応部220
を透過し得る。
【0050】反応部220は、好ましくは、増幅産物と
特異的に反応する試薬(プローブやプライマー)が反応部
下板222の上面に固定されているが、このような試薬
を有していなくてもよい。
【0051】反応部設置部242と反応部温度制御部2
44は、それぞれ、機能的には、第一実施形態における
反応部設置部142と反応部温度制御部144と同様の
部材であるが、図8に示されるように、測定用の光ビー
ムを通過させるための開口部246と開口部248を有
している。
【0052】図7に示されるように、反応部設置部24
2と反応部温度制御部244は、ミラー208とビーム
結合素子212の間において、光路上に配置されてお
り、反応部設置部242に固定された反応部220は、
光路を横切って配置される。
【0053】ビーム分割素子206は、例えば、偏光ビ
ームスプリッターや、透過率のあるミラー例えばハーフ
ミラーである。
【0054】ミラー208とミラー210は、好ましく
は、誘電体多層膜やクロムメッキ等による全反射ミラー
である。
【0055】ビーム結合素子212は、偏光ビームスプ
リッターや、透過率のあるミラー例えばハーフミラーで
ある。
【0056】測定は、第一の実施の形態と同様の手順で
行なわれる。すなわち、まず、被検物質と特定の試薬を
混合して反応液を用意し、これを反応部220に十分な
量を入れた後、反応部220を反応部設置部242に設
置する。反応部温度制御部244によって反応部220
を所定の温度に加熱して、LAMP法による核酸増幅反
応を行なう。
【0057】LAMP法による核酸増幅反応の結果、反
応部220が固相化された試薬を有している場合には、
第一実施形態で説明したように、反応部下板の上面に固
定された試薬(プローブやプライマー)と結合した高分子
化した目的のDNAから成る増幅産物の膜が形成され
る。この増幅産物の膜の光学的特性は、増幅産物の膜を
通過する光と増幅産物の膜を通過しない光との干渉を調
べることにより測定される。
【0058】また、反応部220が固相化された試薬を
有していない場合には、第一実施形態で説明したよう
に、反応液中に高分子化した目的のDNAが生成され
る。この高分子化した目的のDNAを含む反応液の光学
的特性は、反応液を通過する光と反応液を通過しない光
との干渉を調べることにより測定される。
【0059】図7において、光源部202から射出され
た光ビームは、ビームエキスパンダー204によってビ
ーム径が拡大され、ビーム分割素子206により部分的
に反射されることにより、二本の光ビームに分割され
る。ビーム分割素子206で反射された一方の光ビーム
は、ミラー208で反射され、反応部220を透過し、
ビーム結合素子212を透過する。一方、ビーム分割素
子206を透過した他方の光ビームは、ミラー210で
反射され、ビーム結合素子212で反射される。
【0060】ビーム結合素子212を透過した光ビーム
とビーム結合素子212で反射された光ビーム、すなわ
ち反応部220を通過した光ビームと反応部220を通
過しない光ビームは、ビーム結合素子212によって、
共に光検出器214に方向付けられ、その結果、互いに
結合し、干渉を起こす。
【0061】ビーム結合素子212からの結合された光
ビームは、光検出器214を照明し、その受光面に干渉
縞が形成される。光検出器214に照射された光は電気
信号に変換され、その電気信号は、ケーブル216を介
して、コンピュータ等のデータ処理部218に取り込ま
れる。データ処理部218では、例えば干渉縞の移動が
所定の演算処理により求められる。その結果、例えば、
増幅産物の膜あるいは反応液の光学的特性(例えば屈折
率)の変化を反映した測定データが得られる。
【0062】このように本実施形態においても、第一実
施形態と同様に、電気泳動法では測定できない増幅産物
が高分子化する反応であっても測定できる。また、蛍光
色素などの検出用の化合物を添加することなく核酸増幅
産物を測定できる。さらに、核酸増幅反応を開始させて
から継続的に測定することで、増幅の初期段階で検出
し、その変化の単位時間あたりの変化量から最終的な変
化量を算出することができる。従って、これまでにない
高速で高感度で低価格な核酸増幅反応の測定方法と測定
装置が提供される。
【0063】[第三の実施の形態]図9に示されるよう
に、本実施形態の核酸増幅反応測定装置300は、反応
液を収容した反応部320を保持するための反応部設置
部342と、反応部320の温度を制御するための反応
部温度制御部344と、光ビームを射出する光源部30
2と、光源部302からの光ビームを拡大するためのビ
ームエキスパンダー304と、光源部302からの光ビ
ームを部分的に反射するための参照板308と、参照板
308からの光ビームを集光するための集光レンズ31
0と、参照板308と反応部320からの光ビームを偏
向するためのビーム分離素子306と、ビーム分離素子
306からの光ビームを受ける光検出器312とを備え
ている。光検出器312はケーブル314を介してコン
ピュータ等のデータ処理部316に接続されている。
【0064】光源部302とビームエキスパンダー30
4と光検出器312とデータ処理部316と反応部設置
部342と反応部温度制御部344は、それぞれ、第一
実施形態における光源部102とビームエキスパンダー
104と光検出器108とデータ処理部112と反応部
設置部142と反応部温度制御部144と同様の部材で
ある。
【0065】反応部320は、好ましくは、第一実施形
態で説明した反応部120と同じ構造体であり、好まし
くは、増幅産物と特異的に反応する固相化された試薬
(プローブやプライマー)を有しているが、固相化された
試薬は有していなくてもよい。
【0066】参照板308は、光源部302からの光ビ
ームを部分的に反射することにより、反応部320を通
る光ビームと反応部320を通らない光ビームを作り出
す。反応部320を通らない光ビームは、参照板308
で反射された光の他に、反応部320の反応部上板の上
面あるいは前側面で反射された光も含んでいる。このた
め、反応部320の反応部上板の上面で反射される光が
多い場合には、反応部320を通らない光ビームの強度
を抑えるために、参照板308に適宜減光膜が設けられ
るとよい。また、反応部320の反応部上板の上面で反
射される光が多く、それだけで十分な強度の反応部32
0を通らない光ビームが得られる場合には、省略されて
もよい。
【0067】集光レンズ310は、参照板308を透過
した光ビームを集光する。このような集光レンズ310
を設けることは、複数の反応部320の間における設置
時の反応部320の傾き誤差を考慮する必要をなくすと
いう利点を有している。集光レンズ310は、省略され
てもよい。
【0068】ビーム分離素子306は、参照板308と
反応部320で反射された光ビームを、光源部302か
らの光ビームから分離して、光検出器312に方向付け
る。ビーム分離素子306は、ビームエキスパンダー3
04を構成するレンズ間に配置されてもよい。
【0069】測定は、第一の実施の形態と同様の手順で
行なわれる。すなわち、まず、被検物質と特定の試薬を
混合して反応液を用意し、これを反応部320に十分な
量を入れた後、反応部320を反応部設置部342に設
置する。反応部温度制御部344によって反応部320
を所定の温度に加熱して、LAMP法による核酸増幅反
応を行なう。
【0070】LAMP法による核酸増幅反応の結果、反
応部320が固相化された試薬を有している場合には、
第一実施形態で説明したように、反応部下板の上面に固
定された試薬(プローブやプライマー)と結合した高分子
化した目的のDNAから成る増幅産物の膜が形成され
る。この増幅産物の膜の光学的特性は、増幅産物の膜を
通過する光と増幅産物の膜を通過しない光との干渉を調
べることにより測定される。
【0071】また、反応部320が固相化された試薬を
有していない場合には、第一実施形態で説明したよう
に、反応液中に高分子化した目的のDNAが生成され
る。この高分子化した目的のDNAを含む反応液の光学
的特性は、反応液を通過する光と反応液を通過しない光
との干渉を調べることにより測定される。
【0072】図9において、光源部302から射出され
た光ビームは、ビームエキスパンダー304によってビ
ーム径が拡大され、ビーム分離素子306を透過し、参
照板308に達する。光ビームは、参照板308によ
り、これを透過する光ビームと、これにより反射される
光ビームとに分割される。参照板308を透過した光ビ
ームは、集光レンズ310により集光され、反応部32
0に達する。反応部320に達した光ビームは、反応部
320に収容された反応液を透過し、反応部320の反
応部下板の上面で反射され、集光レンズ310を通り、
参照板308を透過する。この参照板308を透過した
光ビームは、参照板308で反射された光ビームと結合
し、干渉を起こす。
【0073】なお、場合によっては、反応部320に達
した光ビームは、反応部320の反応部上板の上面によ
り、これを透過する光ビームと、これにより反射される
光ビームとに分割されるが、反応部上板を透過した光ビ
ームは、反応部下板で反射された後、反応部上板で反射
された光ビームと結合される。
【0074】すなわち、光源部302からの光ビーム
は、参照板308によって、また反応部320の反応部
上板によって、反応液を通過する光ビームと反応液を通
過しない光ビームとに分割された後、再びそれらによっ
て、これら二本のビームは結合され、干渉を起こす。
【0075】参照板308からの結合された光ビーム
は、ビーム分離素子306によって光検出器312に方
向付けられ、光検出器312を照明し、その受光面に干
渉縞が形成される。光検出器312に照射された光は電
気信号に変換され、その電気信号は、ケーブル314を
介して、コンピュータ等のデータ処理部316に取り込
まれる。データ処理部316では、例えば干渉縞の移動
が所定の演算処理により求められる。その結果、例え
ば、増幅産物の膜あるいは反応液の光学的特性(例えば
屈折率)の変化を反映した測定データが得られる。
【0076】このように本実施形態においても、第一実
施形態と同様に、電気泳動法では測定できない増幅産物
が高分子化する反応であっても測定できる。また、蛍光
色素などの検出用の化合物を添加することなく核酸増幅
産物を測定できる。さらに、核酸増幅反応を開始させて
から継続的に測定することで、増幅の初期段階で検出
し、その変化の単位時間あたりの変化量から最終的な変
化量を算出することができる。従って、これまでにない
高速で高感度で低価格な核酸増幅反応の測定方法と測定
装置が提供される。
【0077】これまで、いくつかの実施の形態について
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、電気泳動法では測定で
きない増幅産物が高分子化する反応であっても測定でき
る。また、蛍光色素などの検出用の化合物を添加するこ
となく核酸増幅産物を測定できる。さらに、核酸増幅反
応を開始させてから継続的に測定することで増幅の初期
段階で検出し、その変化の単位時間あたりの変化量から
最終的な変化量を算出することができる。すなわち、レ
ートアッセイと呼ばれる測定方法が、非標識、非プロー
ブで可能になる。従って、今までに類を見ない高速で高
感度で低価格な核酸増幅反応の測定方法と測定装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による核酸増幅反応
測定装置を示している。
【図2】図1に示される反応部の断面図である。
【図3】固相化された試薬を有する反応部内におけるL
AMP法による核酸増幅反応の前の状態を模式的に示し
ている。
【図4】固相化された試薬を有する反応部内におけるL
AMP法による核酸増幅反応の後の状態を模式的に示し
ている。
【図5】固相化された試薬を持たない別の反応部内にお
けるLAMP法による核酸増幅反応の前の状態を模式的
に示している。
【図6】固相化された試薬を持たない別の反応部内にお
けるLAMP法による核酸増幅反応の後の状態を模式的
に示している。
【図7】本発明の第二の実施の形態による核酸増幅反応
測定装置を示している。
【図8】図7に示される反応部と反応部設置部と反応部
温度制御部の断面を示している。
【図9】本発明の第三の実施の形態による核酸増幅反応
測定装置を示している。
【符号の説明】
100 核酸増幅反応測定装置 102 光源部 108 光検出器 120 反応部 142 反応部設置部 144 反応部温度制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 安義 栃木県大田原市下石上1381−3 栄研化学 株式会社那須事業所内 Fターム(参考) 4B024 AA11 CA01 HA11 HA19 4B029 AA07 AA11 AA12 AA23 FA10 FA12 4B063 QA01 QQ42 QR08 QR32 QR42 QS25 QS39 QX02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅すべき核酸配列を繰り返し延長しな
    がら高分子量化する工程を含む核酸増幅反応を測定する
    ための核酸増幅反応測定方法であり、増幅すべき核酸配
    列を繰り返しながら高分子量化した産物を含む領域を通
    過する光と通過しない光の干渉に基づいて測定する工程
    を含んでいる、核酸増幅反応測定方法。
  2. 【請求項2】 核酸増幅反応によって得られる産物と特
    異的に反応する試薬を反応液と接する面に固定する工程
    を更に含んでいる、請求項1に記載の核酸増幅反応測定
    方法。
  3. 【請求項3】 増幅すべき核酸配列を繰り返し延長しな
    がら高分子量化する工程を含む核酸増幅反応を測定する
    ための核酸増幅反応測定装置であり、 反応液を収容した反応部を保持するための反応部設置部
    と、 反応部の温度を制御するための反応部温度制御部と、 光ビームを発する光源部と、 光源部からの光ビームを反応液を通過する光ビームと反
    応液を通過しない光ビームとに分割するビーム分割手段
    と、 反応液を通過する光ビームと反応液を通過しない光ビー
    ムとを結合するビーム結合手段と、 反応液を通過する光ビームと反応液を通過しない光ビー
    ムの結合により生じる干渉縞を検出するための光検出器
    とを備えている、核酸増幅反応測定装置。
  4. 【請求項4】 反応部は、反応液と接する面に、核酸増
    幅反応によって得られる産物と特異的に反応する試薬が
    固定されている、請求項3に記載の核酸増幅反応測定装
    置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10337186A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Eiken Chem Co Ltd 核酸配列の増幅方法
JPH11505023A (ja) * 1995-09-29 1999-05-11 ジョージア テック リサーチ コーポレイション 集積光干渉センサ
WO2000028082A1 (fr) * 1998-11-09 2000-05-18 Eiken Kagaku Kabushiki Kaisha Procede de synthese d'acide nucleique

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