JP2002171415A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2002171415A JP2000365340A JP2000365340A JP2002171415A JP 2002171415 A JP2002171415 A JP 2002171415A JP 2000365340 A JP2000365340 A JP 2000365340A JP 2000365340 A JP2000365340 A JP 2000365340A JP 2002171415 A JP2002171415 A JP 2002171415A
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顕季 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値の誤差拡散処理を適用しつつ高速に高品
位な画像を形成することができる画像処理装置及び画像
処理方法を提供することである。 【解決手段】 複数の濃度成分からなる多値画像データ
に誤差拡散処理を施して前記誤差拡散処理の結果を出力
する際に、複数の濃度成分の内、第1の濃度成分の濃度
値と第2の濃度成分の濃度値との和及び差を演算し、そ
の和に基づく第1の関数を用いて和の値をM値化する一
方、その差に基づく第2の関数を用いて差の値をN値化
し、これらM値化の結果とN値化の結果とに基づいて、
第1の濃度成分と第2の濃度成分夫々についての多値の
誤差拡散処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関し、特に、多値画像濃度データに誤差拡
散処理を施して擬似中間調処理を行う画像処理装置及び
画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多値画像を2値で表現する疑似階
調処理として誤差拡散法が知られている("An Adaptive
Algorithm for Spatial Gray Scale" in society for I
nformation Display 1975 Symposium Digest of Techni
cal Papers, 1975, 36)。この方法は、着目画素をP、そ
の濃度をv、着目画素Pの周辺画素P0、P1、P2、P3の濃度
をそれぞれv0、v1、v2、v3、2値化のための閾値をTと
すると、着目画素Pにおける2値化誤差Eを周辺画素P0、P
1、P2、P3に経験的に求めた重み係数W0、W1、W2、W3で
振り分けてマクロ的に平均濃度を元画像の濃度と等しく
する方法である。
【0003】例えば、出力2値データをoとすると v ≧ T ならば o = 1, E = v - Vmax; ....(1) v < T ならば o = 0, E = v - Vmin; ( ただし、Vmax:最大濃度、Vmin:最小濃度 ) v0 = v0 + E × W0; ....(2) v1 = v1 + E × W1; ....(3) v2 = v2 + E × W2; ....(4) v3 = v3 + E × W3; ....(5) ( 重み係数の例: W0 = 7/16, W1 = 1/16, W2 = 5/16, W
3 = 3/16 )と表すことができる。
【0004】従来、例えば、カラーインクジェットプリ
ンタ等、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
(Y)、ブラック(K)4色のインクを用いて多値画像
を出力する際には、各色独立に誤差拡散法等を用いて疑
似階調処理を行っていたために、1色について見た場合
には視覚特性が優れていても、2色以上が重なると必ず
しも良好な視覚特性が得られなかった。
【0005】この問題を改良するために、特開平8−2
79920号公報および特開平11−10918号公報
等においては、2色以上を組み合わせて誤差拡散法を用
いることにより、2色以上が重なり合う場合においても
良好な視覚特性の得られる擬似中間調処理方法が開示さ
れている。
【0006】また、特開平9−139841号公報にお
いては、2色以上を独立に疑似中階調処理をしたのち
に、入力値の合計により出力値の修正を行い、同様な改
良を行う方法が開示されている。
【0007】特に、カラー画像の中濃度領域の粒状感を
低減するのに、シアン成分(C)とマゼンタ成分(M)
のドットが互いに重なり合わない様に画像形成をする事
が効果的であり、そのために以下の手法が用いられてい
る。
【0008】図12は従来のインクジェット方式に従う
画像形成制御を示す図である。
【0009】ここでは、画像データは各画素各濃度成分
(YMCK)が8ビット(階調値が0〜255)の多値
データで表現されるとして説明する。
【0010】多値カラー画像の注目画素のC成分とM成
分の濃度Ct、Mtは夫々、原画像のC成分とM成分の濃
度値を夫々、C、Mとすれば、 Ct = C + Cerr Mt = M + Merr と表される。ここで、CerrとMerrとはC成分とM成分
夫々について注目画素に対して誤差拡散された値であ
る。
【0011】図12に示されるように、C、Mの画像形
成に関し、注目画素のC成分とM成分の濃度に従って、
4通りの画像形成制御を行う。 1.(Ct+Mt)の和が閾値(Threshold 1)以下、即
ち、図12の領域(1)に属する場合には、Cインクも
Mインクも用いてドット記録はしない。 2.(Ct+Mt)の和が閾値(Threshold 1)を越えて
おり、かつ、(Ct+Mt)の和が別の閾値(Threshold
2)未満であり、かつ、Ct>Mtである、即ち、図12
の領域(2)に属する場合には、Cインクのみでドット
記録を行う。 3.(Ct+Mt)の和が閾値(Threshold 1)を越えて
おり、かつ、(Ct+Mt)の和が別の閾値(Threshold
2)未満であり、かつ、Ct≦Mtである、即ち、図12
の領域(3)に属する場合には、Mインクのみでドット
記録を行う。 4.(Ct+Mt)の和が別の閾値(Threshold 2)以上
である、即ち、図12の領域(4)に属する場合には、
CインクとMインクとを用いてドット記録を行う。
【0012】なお、ここで、Threshold 1<Threshold 2
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例のように、入力された多値画像データを各色成分毎に
ニ2値化して擬似中間調処理である誤差拡散処理を実行
するに過ぎない。一方、最近のインクジェット方式によ
るカラー画像記録技術の進歩に伴って、ドロップ変調や
同系色の濃淡インクの使用により、インクジェットプリ
ンタが多値画像データを扱ってカラー画像記録を行うこ
とが可能になってきた。
【0014】従って、このようなインクジェットプリン
タに対応した多値の誤差拡散処理を適用することが望ま
れている。しかしながら、多値の誤差拡散処理では閾値
条件処理が複雑になり、その処理を実際の装置に適用す
ると記録速度の低下が懸念される。従って、多値画像デ
ータを扱うことが可能なインクジェットプリンタに多値
の誤差拡散処理を適用する際には、その処理速度を高速
に維持することのできる処理方法の適用が望まれてい
る。
【0015】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、多値の誤差拡散処理を適用しつつ高速に高品位な画
像を形成することができる画像処理装置及び画像処理方
法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は、以下のような構成からな
る。
【0017】即ち、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を施して前記誤差拡散処理の結果を
出力する画像処理装置であって、前記複数の濃度成分の
内、第1の濃度成分の濃度値と第2の濃度成分の濃度値
との和及び差を演算する演算手段と、前記和に基づく第
1の関数を用いて前記和の値をM値化するM値化手段
と、前記差に基づく第2の関数を用いて前記差の値をN
値化するN値化手段と、前記M値化手段によるM値化の
結果と、前記N値化手段によるN値化の結果とに基づい
て、前記第1の濃度成分と前記第2の濃度成分夫々につ
いての多値の誤差拡散処理を実行する実行手段とを有す
ることを特徴とする画像処理装置を備える。
【0018】ここで、M及びNは夫々、3以上の正の整
数である。
【0019】また、前記M値化手段において用いる第1
の関数は前記和の値とM値との間の関係を表す第1のテ
ーブルで表現され、一方、前記N値化手段において用い
る第2の関数は、前記差の値とN値との間の関係を表す
第2のテーブルで表現されると良い。
【0020】さらに、前記実行手段における多値の誤差
拡散処理は、前記M値化手段によるM値化の結果と前記
N値化手段によるN値化の結果とを関数とした2次元テ
ーブルを用いて実行されることが望ましく、その2次元
テーブルは、第1及び第2の濃度成分に対して共通のテ
ーブルであっても良いし、第1及び第2の濃度成分に対
して別々のテーブルであっても良い。
【0021】以上の場合、前記複数の濃度成分は、イエ
ロ成分、マゼンタ成分、シアン成分、及びブラック成分
であり、第1の濃度成分はシアン成分であり、第2の濃
度成分はマゼンタ成分である。
【0022】さらに、前記誤差拡散処理の実行結果を入
力して画像形成を行う、例えば、インクジェットプリン
タのような画像形成手段を備えることが望ましい。
【0023】このインクジェットプリンタは熱エネルギ
ーを利用してインクを吐出するインクジェット記録ヘッ
ドを備え、このインクジェット記録ヘッドはインクに与
える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備え
ていることが好適である。
【0024】また他の発明によれば、複数の濃度成分か
らなる多値画像データに誤差拡散処理を施して前記誤差
拡散処理の結果を出力する画像処理方法であって、前記
複数の濃度成分の内、第1の濃度成分の濃度値と第2の
濃度成分の濃度値との和及び差を演算する演算工程と、
前記和に基づく第1の関数を用いて前記和の値をM値化
するM値化工程と、前記差に基づく第2の関数を用いて
前記差の値をN値化するN値化工程と、前記M値化工程
におけるM値化の結果と、前記N値化工程におけるN値
化の結果とに基づいて、前記第1の濃度成分と前記第2
の濃度成分夫々についての多値の誤差拡散処理を実行す
る実行工程とを有することを特徴とする画像処理方法を
備える。
【0025】さらに他の発明によれば、以上の画像処理
方法を実行するプログラムを格納したコンピュータによ
って読取可能な記憶媒体を備える。
【0026】以上の構成により本発明は、複数の濃度成
分からなる多値画像データに誤差拡散処理を施して前記
誤差拡散処理の結果を出力する際に、複数の濃度成分の
内、第1の濃度成分の濃度値と第2の濃度成分の濃度値
との和及び差を演算し、その和に基づく第1の関数を用
いて和の値をM値化する一方、その差に基づく第2の関
数を用いて差の値をN値化し、これらM値化の結果とN
値化の結果とに基づいて、第1の濃度成分と第2の濃度
成分夫々についての多値の誤差拡散処理を実行する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0028】[共通実施形態]まず、以下のいくつかの
実施形態において共通に用いられる情報処理システムの
全体概要、ハードウェア構成の概要、ソフトウェア構成
の概要、及び、画像処理の概要について説明する。
【0029】図1は、本発明の共通実施形態に係る情報
処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【0030】図1に示されているように、この情報処理
システムは、パソコン等で構成されるホスト装置51
と、プリンタ等で構成される画像出力装置52とを備
え、これらの間が双方向インタフェース53を介して接
続されている。そして、ホスト装置51のメモリには、
本発明を適用したドライバソフトウェア54がロードさ
れている。
【0031】1.ホスト装置51と画像出力装置52の
ハードウェア構成 次に、ホスト装置51と画像出力装置52のハードウェ
ア構成について説明する。
【0032】図2は情報処理システムを構成するホスト
装置51と画像出力装置52のハードウェア構成概要を
示すブロック図である。
【0033】図2に示されているように、ホスト装置5
1は処理部1000とこれに周辺装置を含めてホスト装
置全体を構成している。また、画像出力装置52は、記
録ヘッド3010、記録ヘッド3010を搬送するキャ
リアを駆動するキャリア(CR)モータ3011、用紙
を搬送する搬送モータ3012などの駆動部と、制御回
路部3003とから構成されている。
【0034】ホスト装置51の処理部1000は、制御
プログラムに従ってホスト装置の全体制御を司るMPU
1001、システム構成要素を互いに接続するバス10
02、MPU1001が実行するプログラムやデータ等
を一時記憶するDRAM1003、システムバスとメモ
リバス、MPU1001を接続するブリッジ1004、
例えば、CRTなどの表示装置2001にグラフィック
情報を表示するための制御機能を備えたグラフィックア
ダプタ1005を含んでいる。
【0035】さらに、処理部1000はHDD装置20
02とのインタフェースを司るHDDコントローラ10
06、キーボード2003とのインタフェースを司るキ
ーボードコントローラ1007、IEEE1284規格
に従って画像出力装置52との間の通信を司る、パラレ
ルインタフェースである通信I/F1008を備えてい
る。
【0036】さらに、処理部1000には、グラフィッ
クアダプタ1005を介して操作者にグラフィック情報
等を表示する表示装置2001(この例では、CRT)
が接続されている。更に、プログラムやデータが格納さ
れた大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(H
DD)装置2002、キーボード2003が夫々、コン
トローラを介して接続されている。
【0037】一方、画像出力装置52の制御回路部30
03は、制御プログラム実行機能と周辺装置制御機能と
を兼ね備えた、画像出力装置本体52の全体制御を司る
MCU3001、制御回路部内部の各構成要素を接続す
るシステムバス3002、記録データの記録ヘッド30
10への供給、メモリアドレスデコーディング、キャリ
アモータへの制御パルス発生機構等を制御回路として内
部に納めたゲートアレイ(G.A.)を備えている。
【0038】また、制御回路部3003は、MCU30
01が実行する制御プログラムやホスト印刷情報等を格
納するROM3004、各種データ(画像記録情報やヘ
ッドに供給される記録データ等)を保存するDRAM3
005、IEEE1284規格に従いホスト装置51と
の間の通信を司るパラレルインタフェースである通信I
/F3006、ゲートアレイ3003から出力されたヘ
ッド記録信号に基づき、記録ヘッド3010を駆動する
電気信号に変換するヘッドドライバ3007を備えてい
る。
【0039】さらに、制御回路部3003は、ゲートア
レイ3003から出力されるキャリアモータ制御パルス
を実際にキャリア(CR)モータ3011を駆動する電
気信号に変換するCRモータドライバ3008、MCU
3001から出力された搬送モータ制御パルスを、実際
に搬送モータを駆動する電気信号に変換するLFモータ
ドライバ3009を備えている。
【0040】次に画像出力装置52の具体的構成につい
て説明する。
【0041】図3は、画像出力装置52の代表的な実施
形態であるインクジェットプリンタIJRAの構成の概
要を示す外観斜視図である。
【0042】図3において、駆動モータ5013の正逆
回転に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011を介
して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝500
4に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を
有し、ガイドレール5003に支持されて矢印a,b方
向を往復移動する。キャリッジHCには、記録ヘッドI
JHとインクタンクITとを内蔵した一体型インクジェ
ットカートリッジIJCが搭載されている。5002は
紙押え板であり、キャリッジHCの移動方向にわたって
記録用紙Pをプラテン5000に対して押圧する。50
07,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー
5006のこの域での存在を確認して、モータ5013
の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検
知器である。5016は記録ヘッドIJHの前面をキャ
ップするキャップ部材5022を支持する部材で、50
15はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。又、5021は、吸引回
復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合
するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータか
らの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で移
動制御される。
【0043】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0044】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能なイ
ンクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成
して、インクがなくなったときにインクタンクITだけ
を交換できるようにしても良い。
【0045】また、インクジェットプリンタIJRAの
内部には、図2において言及した制御回路部が内蔵され
ている。
【0046】記録ヘッドIJHは、YMCK各成分の多
値濃度データに基づいて、少なくともイエロ(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの
インクを用いてカラー画像を記録することができる。
【0047】2.ソフトウェア構成の概要及び画像処理
の概要 図4は、上述した情報処理システムで用いられるソフト
ウェアの構造を示すブロック図である。
【0048】図4から分かるように、画像出力装置52
に対して記録データを出力するためには、ホスト装置5
2において、階層構造をしたアプリケーションソフトウ
ェアとオペレーティングシステムとドライバソフトの3
つが互いに連携して画像処理を行う。
【0049】この実施形態では、画像出力装置夫々に個
別に依存する部分は、装置固有描画機能31−1、31
−2、……、31−nが扱い、画像処理装置の個別の実
装に依存するプログラム部品を共通的に処理を行なうこ
とができるプログラムと分離し、かつドライバソフトウ
ェアの根幹処理部分を個別の画像出力装置から独立した
構造にしている。
【0050】量子化量に変換された線分割化画像は、色
特性変換33や中間調処理(ハーフトーニング)34な
どの画像処理が施され、さらにプリントコマンド生成3
5において、データ圧縮/コマンドを付加した上で作成
されたデータをOS(オペレーティングシステム)に用
意されたスプーラ22を通じて画像出力装置52へ渡す
ことになる。
【0051】図4に示すように、アプリケーションソフ
トウェアの階層には、アプリケーションソフトウェア1
1が設けられ、OS(オペレーティングシステム)の階
層には、アプリケーションソフトウェア11からの描画
命令を受け取る描画処理インタフェース21と生成した
画像データをインクジェットプリンタ等の画像出力装置
52へ渡すスプーラ22とが設けられている。
【0052】そして、ドライバソフトウェアの階層に
は、画像出力装置固有の表現形式が記憶された装置固有
描画機能31−1、31−2、……、31−nと、OS
からの線分割化画像情報を受け取りドライバ内部の表色
系からデバイス固有の表色系への変換を行う色特性変換
部33と、デバイスの各画素の状態を表す量子化量への
変換を行うハーフトーニング部34と、ハーフトーニン
グが施された画像データを画像出力装置52へのコマン
ドを付加してスプーラ22に出力するプリントコマンド
生成部35とが設けられている。
【0053】次に、図4と共に図5の画像処理概要を示
すフローチャートを参照して、アプリケーションソフト
ウェアが画像出力装置52へ画像を出力する場合につい
て、具体的に説明する。
【0054】アプリケーションソフトウェア11が画像
出力装置52へ画像を出力する場合は、まず、アプリケ
ーションソフトウェア11がOSの描画処理インタフェ
ース21を通じて、文字・線分・図形・ビットマップな
どの描画命令を発行する(ステップS1)。
【0055】画面/紙面を構成する描画命令が完結する
と(ステップS2)、OSは、ドライバソフトウェア内
部の装置固有描画機能31−1,31−2,…,31−
nを呼び出しつつ、各描画命令を、OSの内部形式から
装置固有の表現形式(各描画単位を線分割化したもの)
に変換し(ステップS3)、しかる後に画面/紙面を線
分割化した画像情報としてドライバソフトウェアへ渡す
(ステップS4)。
【0056】ドライバソフトウェア内部では、色特性変
換部33によってデバイスの色特性を補正すると共に、
ドライバソフトウェア内部の表色系からデバイス固有の
表色系への変換を行い(ステップS5)、さらにハーフ
トーニング部34によってデバイスの各画素の状態を表
す量子化量への変換(ハーフトーニング)を行う(ステ
ップS6)。なお、ここでの量子化量への変換とは、画
像出力装置52の処理するデータの形態に対応し、例え
ば、画像出力装置による記録が2値データに基づき行わ
れる場合は、2値化し、画像出力装置による記録が多値
データ(濃淡インクによる記録、大小インクによる記録
を行うため)に基づき行われる場合は、多値化されるこ
とである。
【0057】このハーフトーニングについての詳細は、
後述する各実施形態において説明する。
【0058】プリントコマンド生成モジュール35は、
いずれも量子化(2値化、多値化)された画像データを
受け取る(ステップS7)。プリントコマンド生成モジ
ュール35は、量子化された画像情報を相異なる方法に
て画像出力装置の特性に合わせて加工する。更にこのモ
ジュールともにデータ圧縮、コマンドヘッダの付加を行
う(ステップS8)。
【0059】その後、プリントコマンド生成モジュール
35は、OS内部に設けられたスプーラ22に生成した
データを受け渡し(ステップS9)、画像出力装置52
へのデータ出力を行う(ステップS10)。
【0060】なお、この実施形態では、図5のフローチ
ャートに従ったプログラムをホスト装置51内の記憶装
置に格納し動作することにより、上述の制御方法を実現
させることが可能となる。
【0061】以上のように、ドライバソフトウェアの根
幹処理部分を個別の画像出力装置から独立した構造にし
ているので、ドライバソフトウェアと画像出力装置間の
データ処理の分担を、ドライバソフトウェアの構成を損
なうことなく柔軟に変更することが可能になり、ソフト
ウェアの保守及び管理面で有利となる。
【0062】次に、以上説明した共通実施形態に従うシ
ステムを用いたいくつかの実施形態について説明する。
以下の各実施形態では、ハーフトーニング部34によっ
て実行される誤差拡散処理の詳細について説明する。
【0063】なお、以下に説明する誤差拡散処理は、各
画素がイエロ(Y)成分、マゼンタ(M)成分、シアン
(C)成分、ブラック(K)成分からなる濃度データで
あり、各成分は8ビット(256階調表現)で構成され
る多値の画像データを用いることとする。
【0064】また、インクジェットプリンタIJRAは
ドロップ変調或いは/及び同色系の濃淡インク(例え
ば、淡シアンインク、濃シアンインク、淡マゼンタイン
ク、濃マゼンタインク)を用いることによって多値化対
応可能であるとする。
【0065】[第1実施形態]ここでは、従来例とは異な
り、誤差拡散処理によって多値濃度データを3値化する
場合について説明する。この実施形態に従う誤差拡散処
理の対象となるのは、C成分とM成分の多値画像データ
である。
【0066】図6はこの実施形態に従う画像形成制御に
ついて示すフローチャートである。
【0067】以下、このフローチャートを参照してこの
実施形態の特徴を説明する。
【0068】まず、ステップS10では従来例のように
注目画素のC成分とM成分夫々の濃度値Ct、Mtを求め
る。次に、ステップS20では、求められたM成分の濃
度値MtとC成分の濃度値Ctとの和が第1の閾値(Thre
shold1)より大きいかどうかを調べる。ここで、Ct+
Mt>Threshold1であれば、処理はステップS30に進
み、さらに、M成分の濃度値MtとC成分の濃度値Ctと
の和が第2の閾値(Threshold2)未満であるかどうかを
調べる。これに対して、Ct+Mt≦Threshold1であれ
ば、処理は終了する。
【0069】処理はステップS30において、Ct+Mt
<Threshold2であれば、処理はステップS40に進み、
M成分の濃度値MtとC成分の濃度値Ctとの大小関係を
調べる。ここで、Ct>Mtであれば、処理はステップS
50に進み、小さい液滴のCインク(或いは淡いCイン
ク)で記録を行うように設定する。これに対して、Ct
≦Mtであれば、処理はステップS60に進み、小さい
液滴のMインク(或いは淡いMインク)で記録を行うよ
うに設定する。ステップS50或いはS60の後、処理
は終了する。
【0070】さて、ステップS30において、Ct+Mt
≧Threshold2であれば、処理はステップS70に進み、
さらに、M成分の濃度値MtとC成分の濃度値Ctとの和
が第3の閾値(Threshold3)未満であるかどうかを調べ
る。ここで、Ct+Mt<Threshold3であれば、処理はス
テップS80に進み、さらに、M成分の濃度値MtとC
成分の濃度値Ctとの差が所定のオフセット(Offset)
より大きいかどうかを調べる。ここで、Ct−Mt>Offs
etであれば、処理はステップS90に進み、大きい液滴
のCインク(或いは濃いCインク)で記録を行うように
設定する。その後、処理を終了する。これに対して、C
t−Mt≦Offsetであれば、処理はステップS100に進
む。
【0071】ステップS100では、M成分の濃度値M
tとC成分の濃度値Ctとの差が所定のオフセット(Offs
et)より大きいかどうかを調べる。ここで、Mt−Ct≦
Offsetであれば、処理はステップS110に進み、小さ
い液滴のCインク(或いは淡いCインク)と小さい液滴
のMインク(或いは淡いMインク)で記録を行うように
設定する。その後、処理を終了する。これに対して、M
t−Ct>Offsetであれば、処理はステップS110に進
み、大きい液滴のMインク(或いは濃いMインク)で記
録を行うように設定する。その後、処理を終了する。
【0072】また、ステップS70において、Ct+Mt
≧Threshold3であれば、処理はステップS130に進
み、さらに、M成分の濃度値MtとC成分の濃度値Ctと
の和が第4の閾値(Threshold4)未満であるかどうかを
調べる。ここで、Ct+Mt<Threshold4であれば、処理
はステップS140に進み、さらに、M成分の濃度値M
tとC成分の濃度値Ctとの大小関係を調べる。ここで、
Ct>Mtであれば、処理はステップS150に進み、大
きい液滴のCインク(或いは濃いCインク)と小さい液
滴のMインク(或いは淡いMインク)で記録を行うよう
に設定する。その後、処理を終了する。これに対して、
Ct≦Mtであれば、処理はステップS160に進み、小
さい液滴のCインク(或いは淡いCインク)と大きい液
滴のMインク(或いは濃いMインク)で記録を行うよう
に設定する。その後、処理を終了する。
【0073】一方、ステップS130において、Ct+
Mt≧Threshold4であれば、処理はステップS170に
進み、大きい液滴のCインク(或いは濃いCインク)及
び大きい液滴のMインク(或いは濃いMインク)の両方
で記録を行うように設定する。その後、処理を終了す
る。
【0074】図7は、図6に示した処理のC成分とM成
分とに関する閾値条件を図示したものである。
【0075】以上のような処理をまとめると、M成分の
濃度値MtとC成分の濃度値Ctとに従って次のようなド
ット配置がなされる。
【0076】(1)Ct+Mt≦Threshold1 (C成分もM成分も低濃度領域→図7の領域(a)に対
応) CインクでもMインクでもドットを記録しない。
【0077】(2)Ct+Mt>Threshold1かつCt+Mt
<Threshold2かつCt>Mt (C成分が中濃度領域→図7の領域(b)に対応) 小液滴Cインク(或いは淡いCインク)でドットを記録
する(排他的記録)。
【0078】(3)Ct+Mt>Threshold1かつCt+Mt
<Threshold2かつCt≦Mt (M成分が中濃度領域→図7の領域(c)に対応) 小液滴Mインク(或いは淡いMインク)でドットを記録
する(排他的記録)。
【0079】(4)Ct+Mt>Threshold1かつCt+Mt
≧Threshold2 かつCt+Mt<Threshold3かつCt−Mt>Offset1 (C成分が高濃度領域→図7の領域(d)に対応) 大液滴Cインク(或いは濃いCインク)でドットを記録
する(排他的記録)。
【0080】(5)Ct+Mt>Threshold1かつCt+Mt
≧Threshold2 かつCt+Mt<Threshold3かつCt−Mt≦Offset1 かつMt−Ct≦Offset2 (C、M成分が共に中濃度領域→図7の領域(e)に対
応) 小液滴Cインク(或いは淡いCインク)と小液滴Mイン
ク(或いは淡いMインク)の両方でドットを記録する
(重ね合わせ記録)。
【0081】(6)Ct+Mt>Threshold1かつCt+Mt
≧Threshold2 かつCt+Mt<Threshold3かつMt−Ct≦Offset1 かつMt−Ct>Offset2 (M成分が高濃度領域→図7の領域(f)に対応) 大液滴Mインク(或いは濃いMインク)でドットを記録
する(排他的記録)。
【0082】(7)Ct+Mt>Threshold1かつCt+Mt
≧Threshold2 かつCt+Mt≧Threshold3かつCt+Mt<Threshold4 かつCt>Mt (C成分が高濃度領域、M成分が中濃度領域→図7の領
域(g)に対応) 大液滴Cインク(或いは濃いCインク)と小液滴Mイン
ク(或いは淡いMインク)の両方でドットを記録する
(重ね合わせ記録)。
【0083】(8)Ct+Mt>Threshold1かつCt+Mt
≧Threshold2 かつCt+Mt≧Threshold3かつCt+Mt<Threshold4 かつCt≦Mt (C成分が中濃度領域、M成分が高濃度領域→図7の領
域(h)に対応) 小液滴Cインク(或いは淡いCインク)と大液滴Mイン
ク(或いは濃いMインク)の両方でドットを記録する
(重ね合わせ記録)。
【0084】(9)Ct+Mt≧Threshold4(>Threshol
d3>Threshold2>Threshold1) (C、M成分共に高濃度領域→図7の領域(i)に対
応) 大液滴Cインク(或いは濃いCインク)と大液滴Mイン
ク(或いは濃いMインク)の両方でドットを記録する
(重ね合わせ記録)。
【0085】従って以上説明した実施形態に従えば、C
成分とM成分の濃度値に従ってMインクとCインクによ
る記録の仕方を変化させることにより、C成分とM成分
夫々の濃度値を3値化し、排他的に配置する事で粒状感
を低減させた記録を行うことができる。
【0086】[第2実施形態]第1実施形態では誤差拡散
処理によって多値濃度データを3値化する場合を扱った
が、この実施形態では、誤差拡散処理によって多値濃度
データをN値化(N≧4)を考慮した高速化処理が可能
な例について説明する。
【0087】第1実施形態で説明した図6のフローチャ
ートから明らかなように、3値化の場合、C成分M成分
それぞれに3値を取りうるので、その組み合わせは3×
3=9通りとなり、この場合分けを行うために合計8個
のif文(条件文)による分岐処理が必要となる。つま
り、N値化の場合にはN2−1個のif文が必要となる。
よって、Nの値が大きくなるに連れ、その分処理時間が
かかる。
【0088】図8はこの実施形態に従う画像形成制御に
ついて示すフローチャートである。
【0089】以下、このフローチャートを参照してこの
実施形態の特徴を説明する。
【0090】誤差拡散処理によって入力多値画像データ
をN値化(N≧3)する場合、閾値条件処理が非常に複
雑になるので、この実施形態では、以下の手順でその多
値化を行う。
【0091】(1)X=Ct+Mt、及び、Y=Ct−Mt
として定義される関数を導入して多値の誤差拡散を行
う。
【0092】(2)多値誤差拡散処理の結果を元に2次
元テーブルを参照して、記録するドットの配置やドット
の種類を決定する。この2次元テーブルはC成分とM成
分に関して共通テーブルでも良いが、実際にはC成分用
とM成分用に別々のテーブル(C_Table、M_Table)を用
意するのが好ましい。
【0093】図8に戻って説明すると、まず、ステップ
S210では、各画素のC成分とM成分についての濃度
値からXとYの値を決定する。
【0094】次に、ステップS220では、Xの値とY
の値とに基づいて、前述の2次元テーブルの引数(X_in
dex,Y_index)を決定する。これらの引数は、この実施
形態では、X,Y夫々の関数(X_index =f(X)、Y_
index = g(Y))として決定される。
【0095】最後に、ステップS230では、ステップ
S220で決定された引数にを用いて2次元テーブルを
参照し、C成分とM成分夫々の誤差拡散処理による出力
値(Cout、Mout)を決定する。
【0096】比較のために、第1実施形態で説明したの
と同じ3値化処理をこの実施形態に従って実行する場合
について説明する。
【0097】図9は第2実施形態に従って3値化を行う
様子を説明する図である。
【0098】図9は、X=Ct(=C+Cerr)+Mt
(=M+Merr)に対し4値化を行う一方、Y=Ct(=
C+Cerr)−Mt(=M+Merr)に対して5値化を行
うことを示している。
【0099】図9において、右上がりの直線は同じX値
(=Ct−Mt)を表し、左上がりの直線は同じY値(=
Ct+Mt)を表している(Ct、Mtは誤差の累積も含
め、−128≦Ct、Mt≦383程度の変動幅を持
つ)。
【0100】従って、CtとMtとが上記のような変動幅
をもつのであるから、Xは−256≦X≦766程度、
Yは−511≦Y≦511程度の変動幅をもつ。このよ
うな変動幅をもつXとYとを夫々、4値化、5値化を行
うために、Xの関数(f(X))とYの関数(g
(Y))とを導入して、4値化、5値化の処理を行う。
【0101】即ち、X_index=f(X)と、Y_index=g
(Y)の演算を行うのである。この演算はテーブルを参
照することで実現できる。
【0102】このように、2回の加算演算と2回の多値
化演算(テーブル参照)でXとYの範囲全体を4値×5
値=20区画に場合分けする事が出来る。
【0103】ここで、図9と図7とを比べてみると、図
7においては、領域(a)、(b)、(c)、(e)、
(g)、(h)、(i)の各領域が、図9では2つの区
画の集合となっているだけで、全体的の区切り方は図7
と図9とではほぼ同じである事が分かる。
【0104】従って、図10に示すような共通2次元テ
ーブルを、X及びYの多値化結果に基づいて参照する事
によりC及びMの3値化による誤差拡散処理に基づく記
録制御を行うことができる。
【0105】なお、図10において、“−”はCインク
でもMインクでもドットを記録しないことを、“c”は
小液滴Cインク(或いは淡いCインク)でドットを記録
することを、“m”は小液滴Mインク(或いは淡いMイ
ンク)でドットを記録することを、“C”は大液滴Cイ
ンク(或いは濃いCインク)でドットを記録すること
を、“M”は大液滴Mインク(或いは濃いMインク)で
ドットを記録することを、“cm”は小液滴Cインク
(或いは淡いCインク)と小液滴Mインク(或いは淡い
Mインク)の両方でドットを記録することを、“Cm”
は大液滴Cインク(或いは濃いCインク)と小液滴Mイ
ンク(或いは淡いMインク)の両方でドットを記録する
ことを、“cM”は小液滴Cインク(或いは淡いCイン
ク)と大液滴Mインク(或いは濃いMインク)の両方で
ドットを記録することを、“CM”は大液滴Cインク
(或いは濃いCインク)と大液滴Mインク(或いは濃い
Mインク)の両方でドットを記録することを表す。
【0106】また、C成分及びM成分夫々の色特性を考
慮して、実際には図11に示す様にC成分M成分それぞ
れ個別の2次元テーブルを用意する事が望ましい。
【0107】図11において、(a)がC成分専用の2
次元テーブルを示し、(b)がM成分専用の2次元テー
ブルを示す。
【0108】また、図11において、“−”はドットを
記録しないことを、“c”は小液滴Cインク(或いは淡
いCインク)でドットを記録することを、“m”は小液
滴Mインク(或いは淡いMインク)でドットを記録する
ことを、“C”は大液滴Cインク(或いは濃いCイン
ク)でドットを記録することを、“M”は大液滴Mイン
ク(或いは濃いMインク)でドットを記録することを表
している。
【0109】以上の例では説明を簡単にするために3値
化の例について説明したが、この実施形態は、N≧4の
N値化に対しても、X、Yの計算とX、Yの多値化処理
とC成分とM成分の多値化という、条件分岐処理のない
同じ単純な処理ステップを用いて実現できるので、より
高次のNに対してより有効な処理である。
【0110】従って以上説明した実施形態に従えば、よ
り高次のN値化処理に対しても処理を複雑にすることな
く誤差拡散処理を高速に実行することができる。
【0111】また以上説明した実施形態に従えば、テー
ブル参照を中心とした処理であり、条件判断を伴う処理
演算を用いる必要がないので、例えば、ペンティアム
(登録商標)系プロセッサなどのMPU等で用いられて
いるパイプライン処理や先読み処理を用いた処理に向い
ており、このようなプロセッサをこの実施形態において
用いるとさらなる高速化が期待できる。
【0112】さて、以上の実施形態においては、記録ヘ
ッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、
さらにインクタンクに収容される液体はインクであると
して説明したが、その収容物はインクに限定されるもの
ではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0113】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0114】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0115】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0116】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0117】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0118】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0119】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0120】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0121】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0122】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0123】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0124】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0125】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0126】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の濃度成分からなる多値画像データに誤差拡散処理を
施して前記誤差拡散処理の結果を出力する際に、複数の
濃度成分の内、第1の濃度成分の濃度値と第2の濃度成
分の濃度値との和及び差を演算し、その和に基づく第1
の関数を用いて和の値をM値化する一方、その差に基づ
く第2の関数を用いて差の値をN値化し、これらM値化
の結果とN値化の結果とに基づいて、第1の濃度成分と
第2の濃度成分夫々についての多値の誤差拡散処理を実
行するので、例えば、第1及び第2の関数をテーブル形
式で表現し、多値の誤差拡散処理にもテーブルを導入
し、これらのテーブルを参照して誤差拡散処理を実行す
ることにより、多値誤差拡散処理に伴う複雑な閾値条件
処理が不要になるので、多値誤差拡散処理を高速に実行
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共通実施形態に係る情報処理システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】情報処理システムを構成するホスト装置51と
画像出力装置52のハードウェア構成概要を示すブロッ
ク図である。
【図3】画像出力装置52の代表的な実施形態であるイ
ンクジェットプリンタIJRAの構成の概要を示す外観
斜視図である。
【図4】情報処理システムで用いられるソフトウェアの
構造を示すブロック図である。
【図5】画像処理概要を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態に従う画像形成制御について示す
フローチャートである。
【図7】第1実施形態で用いる閾値条件を示す図であ
る。
【図8】第2実施形態に従う画像形成制御について示す
フローチャートである。
【図9】第2実施形態で用いる閾値条件を示す図であ
る。
【図10】第2実施形態で用いるCM成分共通2次元テ
ーブルを示す図である。
【図11】第2実施形態で用いるCM成分夫々に専用の
2次元テーブルを示す図である。
【図12】従来のインクジェット方式に従う画像形成制
御を示す図である。
【符号の説明】
11 アプリケーションソフトウェア 21 描画処理インタフェース 22 スプーラ 31−1、31−2、……、31−n 装置固有描画機
能 33 色特性変換 34 中間調処理(ハーフトーニング) 35 プリントコマンド生成 51 ホスト装置 52 画像出力装置 53 双方向インタフェース 54 ドライバソフトウェア 1000 処理部 1001 MPU 1002 バス 1003 DRAM 1004 ブリッジ 1005 グラフィックアダプタ 1006 HDDコントローラ 1007 キーボードコントローラ 1008 通信I/F 2001 表示装置 2002 HDD装置 2003 キーボード 3001 MCU 3003 制御回路部 3004 ROM 3005 DRAM 3006 通信I/F 3007 ヘッドドライバ 3008 CRモータドライバ 3009 LFモータドライバ 3010 記録ヘッド 3011 キャリア(CR)モータ 3012 搬送モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/405 H04N 1/40 B 1/52 1/46 B Fターム(参考) 2C262 AA02 AA24 AA26 AB13 BB14 BB16 BC01 BC07 DA06 EA06 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CB01 CB07 CB12 CB16 CC01 CE13 CE17 CH07 CH08 CH11 5C077 LL18 LL19 MP08 PP33 PP47 PP48 PQ12 PQ23 RR08 TT05 5C079 HB03 KA12 LA33 LC09 MA04 MA11 NA01 NA11 PA03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の濃度成分からなる多値画像データ
    に誤差拡散処理を施して前記誤差拡散処理の結果を出力
    する画像処理装置であって、 前記複数の濃度成分の内、第1の濃度成分の濃度値と第
    2の濃度成分の濃度値との和及び差を演算する演算手段
    と、 前記和に基づく第1の関数を用いて前記和の値をM値化
    するM値化手段と、 前記差に基づく第2の関数を用いて前記差の値をN値化
    するN値化手段と、 前記M値化手段によるM値化の結果と、前記N値化手段
    によるN値化の結果とに基づいて、前記第1の濃度成分
    と前記第2の濃度成分夫々についての多値の誤差拡散処
    理を実行する実行手段とを有することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 M及びNは夫々、3以上の正の整数であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記M値化手段において用いる前記第1
    の関数は、前記和の値とM値との間の関係を表す第1の
    テーブルで表現され、 前記N値化手段において用いる前記第2の関数は、前記
    差の値とN値との間の関係を表す第2のテーブルで表現
    されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記実行手段における多値の誤差拡散処
    理は、前記M値化手段によるM値化の結果と前記N値化
    手段によるN値化の結果とを関数とした2次元テーブル
    を用いて実行されることを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記2次元テーブルは、前記第1及び前
    記第2の濃度成分に対して共通のテーブルであることを
    特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記テーブルは、前記第1及び第2の濃
    度成分に対して別々のテーブルであることを特徴とする
    請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の濃度成分は、イエロ成分、マ
    ゼンタ成分、シアン成分、及びブラック成分であり、 前記第1の濃度成分はシアン成分であり、 前記第2の濃度成分はマゼンタ成分であることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記誤差拡散処理の実行結果を入力して
    画像形成を行う画像形成手段をさらに有することを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成手段は、インクジェットプ
    リンタであることを特徴とする請求項8に記載の画像処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェットプリンタは熱エネ
    ルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録
    ヘッドを備え、 前記インクジェット記録ヘッドはインクに与える熱エネ
    ルギーを発生するための電気熱変換体を備えていること
    を特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 複数の濃度成分からなる多値画像デー
    タに誤差拡散処理を施して前記誤差拡散処理の結果を出
    力する画像処理方法であって、 前記複数の濃度成分の内、第1の濃度成分の濃度値と第
    2の濃度成分の濃度値との和及び差を演算する演算工程
    と、 前記和に基づく第1の関数を用いて前記和の値をM値化
    するM値化工程と、 前記差に基づく第2の関数を用いて前記差の値をN値化
    するN値化工程と、 前記M値化工程におけるM値化の結果と、前記N値化工
    程におけるN値化の結果とに基づいて、前記第1の濃度
    成分と前記第2の濃度成分夫々についての多値の誤差拡
    散処理を実行する実行工程とを有することを特徴とする
    画像処理方法。
  12. 【請求項12】 M及びNは夫々、3以上の正の整数で
    あることを特徴とする請求項11に記載の画像処理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記M値化工程において用いる前記第
    1の関数は、前記和の値とM値との間の関係を表す第1
    のテーブルで表現され、 前記N値化工程において用いる前記第2の関数は、前記
    差の値とN値との間の関係を表す第2のテーブルで表現
    されることを特徴とする請求項11に記載の画像処理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記実行工程における多値の誤差拡散
    処理は、前記M値化工程におけるM値化の結果と前記N
    値化工程におけるN値化の結果とを関数とした2次元テ
    ーブルを用いて実行されることを特徴とする請求項11
    に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記複数の濃度成分は、イエロ成分、
    マゼンタ成分、シアン成分、及びブラック成分であり、 前記第1の濃度成分はシアン成分であり、 前記第2の濃度成分はマゼンタ成分であることを特徴と
    する請求項11乃至14のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至15のいずれかに記載
    の画像処理方法を実行するプログラムを格納したコンピ
    ュータ装置読み取り可能な記憶媒体。
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