JP2002170751A - 基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング機構 - Google Patents
基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング機構Info
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- JP2002170751A JP2002170751A JP2000363591A JP2000363591A JP2002170751A JP 2002170751 A JP2002170751 A JP 2002170751A JP 2000363591 A JP2000363591 A JP 2000363591A JP 2000363591 A JP2000363591 A JP 2000363591A JP 2002170751 A JP2002170751 A JP 2002170751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オリフィス付の排気管内のローラの回転が常
時安定に行なわれる基板処理装置の排気ダクトにおける
クリーニング機構を提供すること。 【解決手段】 基板処理装置の内部に連通する排気ダク
ト11に、オリフィスを有し、前記オリフィスに相対向
し電動機20で回転駆動される一対のローラ14a、1
4bを設け、前記ローラ14a、14bに付着する反応
生成物mを前記オリフィスに設けた掻取手段hにより掻
取るようにした基板処理装置の排気ダクトにおけるクリ
ーニング機構において、前記電動機20又は前記ローラ
14a、14bのいずれか一方又は両者の回転速度を検
出する回転速度検出手段22を設け、前記回転速度検出
手段22の検出出力が所定の回転速度より低下すると、
警報手段を駆動するようにした。
時安定に行なわれる基板処理装置の排気ダクトにおける
クリーニング機構を提供すること。 【解決手段】 基板処理装置の内部に連通する排気ダク
ト11に、オリフィスを有し、前記オリフィスに相対向
し電動機20で回転駆動される一対のローラ14a、1
4bを設け、前記ローラ14a、14bに付着する反応
生成物mを前記オリフィスに設けた掻取手段hにより掻
取るようにした基板処理装置の排気ダクトにおけるクリ
ーニング機構において、前記電動機20又は前記ローラ
14a、14bのいずれか一方又は両者の回転速度を検
出する回転速度検出手段22を設け、前記回転速度検出
手段22の検出出力が所定の回転速度より低下すると、
警報手段を駆動するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板処理装置の排気
ダクトにおけるクリーニング機構に関する。
ダクトにおけるクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】特許第3083397号公報に記載の
「配管クリーニング機構」によれば、成膜装置内に連通
する配管内にブラシ体を摺接可能に設け、この往復動に
より配管内に付着する反応生成物を除去せんとしている
が、この除去時には、成膜装置の作業は停止される。従
って、管壁に付着する反応生成物を除去するためにブラ
シ体を常時稼動することはできない。
「配管クリーニング機構」によれば、成膜装置内に連通
する配管内にブラシ体を摺接可能に設け、この往復動に
より配管内に付着する反応生成物を除去せんとしている
が、この除去時には、成膜装置の作業は停止される。従
って、管壁に付着する反応生成物を除去するためにブラ
シ体を常時稼動することはできない。
【0003】次に、特開平5−263248号公報に記
載の「配管クリーニング機構」によれば、反応炉内に連
通する排気管もしくは排気ダクトの外壁に少なくとも1
個の超音波振動子を取り付け、これを定期的に駆動させ
て付着する反応生成物品を除去するものであるが、超音
波振動子により配管クリーニングを行なう場合、成膜作
業自体は行なわない。また付着する反応生成物の塊の大
きさや付着力によっては、相当大きなエネルギーを必要
とするので、コスト高となろう。
載の「配管クリーニング機構」によれば、反応炉内に連
通する排気管もしくは排気ダクトの外壁に少なくとも1
個の超音波振動子を取り付け、これを定期的に駆動させ
て付着する反応生成物品を除去するものであるが、超音
波振動子により配管クリーニングを行なう場合、成膜作
業自体は行なわない。また付着する反応生成物の塊の大
きさや付着力によっては、相当大きなエネルギーを必要
とするので、コスト高となろう。
【0004】次に特許第2745819号公報に記載の
「気相膜成長装置」によれば、成長炉内に連通する排気
ダクト内にオリフィスを設けて排気速度を高めている。
この場合には、上記公報とは違って、成長炉の作業を停
止させることなく、常に成膜効率及び排気効率を高める
ものであるが、反応生成物がこのオリフィスに付着する
場合の対策については何ら記載されていない。
「気相膜成長装置」によれば、成長炉内に連通する排気
ダクト内にオリフィスを設けて排気速度を高めている。
この場合には、上記公報とは違って、成長炉の作業を停
止させることなく、常に成膜効率及び排気効率を高める
ものであるが、反応生成物がこのオリフィスに付着する
場合の対策については何ら記載されていない。
【0005】然るに一方、本出願人は、先に排気ダクト
内にオリフィスを設け排気速度を高めると共に、これに
付着する反応生成物を除去するために一対の回転ローラ
を設けて、これに付着する反応生成物を除去するために
オリフィスに設けた掻き取り部で、ローラの回転と共に
付着した反応生成物を掻き取って、このオリフィスが目
詰まりしないようにしている。然しながら場合によって
は、フレーク状の反応生成物が堆積してきて、終にはこ
のローラの回転を停止させる場合がある。この場合に
は、基板処理装置内の排気が充分に行なわれないか、全
く行なわれなくなる。基板処理効率は低下し、また排気
すべきガスが周囲に悪影響を及ぼす。
内にオリフィスを設け排気速度を高めると共に、これに
付着する反応生成物を除去するために一対の回転ローラ
を設けて、これに付着する反応生成物を除去するために
オリフィスに設けた掻き取り部で、ローラの回転と共に
付着した反応生成物を掻き取って、このオリフィスが目
詰まりしないようにしている。然しながら場合によって
は、フレーク状の反応生成物が堆積してきて、終にはこ
のローラの回転を停止させる場合がある。この場合に
は、基板処理装置内の排気が充分に行なわれないか、全
く行なわれなくなる。基板処理効率は低下し、また排気
すべきガスが周囲に悪影響を及ぼす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
に鑑みてなされ、排気ダクトの排気速度を高めながら、
常時排気効率を向上させて周囲には悪影響を及ぼすこと
のない基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング
機構を提供することを課題とする。
に鑑みてなされ、排気ダクトの排気速度を高めながら、
常時排気効率を向上させて周囲には悪影響を及ぼすこと
のない基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング
機構を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、基板処理
装置の内部に連通する排気ダクトに、オリフィスを有
し、前記オリフィスに相対向し電動機で回転駆動される
一対のローラを設け、前記ローラに付着する反応生成物
を前記オリフィスに設けた掻取手段により掻取るように
した基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング機
構において、前記電動機又は前記ローラのいずれか一方
又は両者の回転速度を検出する回転速度検出手段を設
け、前記回転速度検出手段の検出出力が所定の回転速度
より低下すると、警報手段を駆動するようにしたことを
特徴とする基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニ
ング機構、によって解決される。
装置の内部に連通する排気ダクトに、オリフィスを有
し、前記オリフィスに相対向し電動機で回転駆動される
一対のローラを設け、前記ローラに付着する反応生成物
を前記オリフィスに設けた掻取手段により掻取るように
した基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング機
構において、前記電動機又は前記ローラのいずれか一方
又は両者の回転速度を検出する回転速度検出手段を設
け、前記回転速度検出手段の検出出力が所定の回転速度
より低下すると、警報手段を駆動するようにしたことを
特徴とする基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニ
ング機構、によって解決される。
【0008】以上の構成により、反応生成物がローラに
付着し、この反応生成物の掻き取りが不充分になってオ
リフィスが閉塞状態もしくはこれに近い状態になってロ
ーラが停止しそうになると、これを作業者に報知して未
然にオリフィスでの反応生成物の目詰まりによる悪影響
を防止することができる。
付着し、この反応生成物の掻き取りが不充分になってオ
リフィスが閉塞状態もしくはこれに近い状態になってロ
ーラが停止しそうになると、これを作業者に報知して未
然にオリフィスでの反応生成物の目詰まりによる悪影響
を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形
態が適用される常圧CVD装置の全体を示すが、プロセ
スチャンバもしくは基板処理室10内に連通して排気ダ
クト11が接続され、この出口には排気手段12が設け
られている。図2に示すように、排気ダクト11内には
一対の山形の突起部13a、13bが形成されており、
(下側がプロセスチャンバ側、上側が除害設備側)これ
らにそれぞれ形成されるほぼ円筒形の凹所に一対のロー
ラ14a、14bが回転可能に配設されており、この回
転軸15a、15bは図3に示すように排気ダクト11
の一側壁部に設けた各ベアリングに支持され外方に突出
する部分にはギア16a、16bが固定されている。一
方の回転軸15aの外端部には大ギア18が固定されて
おり、これに小ギア19が係合している。この小ギア1
9は電動機20の回転軸21に固定され、さらにこの端
部には本発明に関わる回転速度検出装置22が設けられ
ている。
き、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形
態が適用される常圧CVD装置の全体を示すが、プロセ
スチャンバもしくは基板処理室10内に連通して排気ダ
クト11が接続され、この出口には排気手段12が設け
られている。図2に示すように、排気ダクト11内には
一対の山形の突起部13a、13bが形成されており、
(下側がプロセスチャンバ側、上側が除害設備側)これ
らにそれぞれ形成されるほぼ円筒形の凹所に一対のロー
ラ14a、14bが回転可能に配設されており、この回
転軸15a、15bは図3に示すように排気ダクト11
の一側壁部に設けた各ベアリングに支持され外方に突出
する部分にはギア16a、16bが固定されている。一
方の回転軸15aの外端部には大ギア18が固定されて
おり、これに小ギア19が係合している。この小ギア1
9は電動機20の回転軸21に固定され、さらにこの端
部には本発明に関わる回転速度検出装置22が設けられ
ている。
【0010】図2において突出部13a、13bの頂部
には、掻き取り部hが形成されており、ローラ14a、
14bが矢印に示す方向に回転するが、掻き取り部hに
至るとこれに付着した反応生成物mはこれにより掻き取
られるように構成されている。次に図4を参照して本発
明に係わる回転速度検出装置22について説明する。図
4Aで示すように、電動機20の近傍の図示しない静止
体に固定されているフレーム22の垂下アーム部22
a、22bには貫通穴Sが形成されており、これらを挟
んで対向するように発光素子24及び受光素子25が配
設されている。垂下アーム部22a、22bの間に図4
Bで示すような円板23が配設されており、円板23の
周縁部には90度間隔でスリット23a、23b、23
c、23dが形成されている。円板23は電動機20の
回転軸21に固定されている。図5は本発明の実施の形
態の動作モードを示すが、ステップaで上記回転速度検
出装置22よりスリット23a、23b、23c、23
dにより90度回転する時間が計測され、これが設定時
間以内かどうか判断されてYESであれば再び回転時間
が計測され、NOであればブザー駆動出力をONとして
警報を発するようにしている。さらに本発明の実施の形
態によれば、ステップaにおける回転時間計測と同時に
それまでの回転時間と比較して、最大回転時間が表示部
30に表示させるようにしている。
には、掻き取り部hが形成されており、ローラ14a、
14bが矢印に示す方向に回転するが、掻き取り部hに
至るとこれに付着した反応生成物mはこれにより掻き取
られるように構成されている。次に図4を参照して本発
明に係わる回転速度検出装置22について説明する。図
4Aで示すように、電動機20の近傍の図示しない静止
体に固定されているフレーム22の垂下アーム部22
a、22bには貫通穴Sが形成されており、これらを挟
んで対向するように発光素子24及び受光素子25が配
設されている。垂下アーム部22a、22bの間に図4
Bで示すような円板23が配設されており、円板23の
周縁部には90度間隔でスリット23a、23b、23
c、23dが形成されている。円板23は電動機20の
回転軸21に固定されている。図5は本発明の実施の形
態の動作モードを示すが、ステップaで上記回転速度検
出装置22よりスリット23a、23b、23c、23
dにより90度回転する時間が計測され、これが設定時
間以内かどうか判断されてYESであれば再び回転時間
が計測され、NOであればブザー駆動出力をONとして
警報を発するようにしている。さらに本発明の実施の形
態によれば、ステップaにおける回転時間計測と同時に
それまでの回転時間と比較して、最大回転時間が表示部
30に表示させるようにしている。
【0011】本発明の実施の形態は以上のように構成さ
れるが、次にこの作用について説明する。図2を参照し
て反応生成物mが図示するようにローラ14a、14b
の周面に付着するのであるが、この図は誇張して示さ
れ、実際にはさらにこのオリフィスの径は小さいもので
ある。したがってこのようなクリーニング機構が設けら
れているとしても、フレーク状の反応生成物mの大きさ
やその特性によっては掻き取り部hで除去することがで
きず掻き取り部hにも付着する場合があり、長期の使用
に亘ってローラ14a、14bの化学的な腐食などもあ
り、さらに反応生成物mが付着し易くなって、ついには
このオリフィスが閉塞するか閉塞状態に近くなることが
ある。他方、電動機20の回転速度は、回転速度検出装
置22により計測されているのであるが、本実施の形態
によれば、円板23の周縁部に形成した4つのスリット
もしくは切欠23a、23b、23c及び23dを通る
光が遮断されるたびにパルスが得られるが、このパルス
間の時間が計測される。一回転に4回計測されるのであ
るが、これがステップaにおける回転時間計測であり、
このルーティンを回るごとに計測され、それまでに計測
した時間と比較して現ルーティンにおける回転時間が最
も長ければ、これを表示部30で表示させるようにして
いる。例えば図6で示すように現在までの最大回転時間
が1.252msecと表示される。回転時間は時々刻
々変化するものであるが、先に得た回転時間より大きく
ならなければ、これより大きい回転時間が計測されるま
で先に得た最大値が常時表示部30で表示されることに
なり、チラチラすることなく見やすくしている。さら
に、このオリフィス部における目詰まりの程度がどのよ
うに変化しているかも察知することができる。目詰まり
がひどくなると、ついにはローラ14a、14bの回転
速度が著しく低下し、図5で示すフローチャートで「回
転時間は設定時間以内か?」とのステップbにおいて、
ついにはこの設定時間以内でなくなる、つまり回転速度
が設定回転速度よりも小さくなって、ステップcでブザ
ー駆動出力をオンとする。よってブザーを鳴らし、作業
者に目詰まりが起こり、ついに使用に耐えない程にロー
ラ14a、14bの回転速度が落ちたことを知らせる。
以上により、ローラ14a、14bが停止する前に作業
者に目詰まりが著しくなったことを知らせ、排気効率が
極端に低下して周囲に悪影響を及ぼすことを未然に防止
することができる。
れるが、次にこの作用について説明する。図2を参照し
て反応生成物mが図示するようにローラ14a、14b
の周面に付着するのであるが、この図は誇張して示さ
れ、実際にはさらにこのオリフィスの径は小さいもので
ある。したがってこのようなクリーニング機構が設けら
れているとしても、フレーク状の反応生成物mの大きさ
やその特性によっては掻き取り部hで除去することがで
きず掻き取り部hにも付着する場合があり、長期の使用
に亘ってローラ14a、14bの化学的な腐食などもあ
り、さらに反応生成物mが付着し易くなって、ついには
このオリフィスが閉塞するか閉塞状態に近くなることが
ある。他方、電動機20の回転速度は、回転速度検出装
置22により計測されているのであるが、本実施の形態
によれば、円板23の周縁部に形成した4つのスリット
もしくは切欠23a、23b、23c及び23dを通る
光が遮断されるたびにパルスが得られるが、このパルス
間の時間が計測される。一回転に4回計測されるのであ
るが、これがステップaにおける回転時間計測であり、
このルーティンを回るごとに計測され、それまでに計測
した時間と比較して現ルーティンにおける回転時間が最
も長ければ、これを表示部30で表示させるようにして
いる。例えば図6で示すように現在までの最大回転時間
が1.252msecと表示される。回転時間は時々刻
々変化するものであるが、先に得た回転時間より大きく
ならなければ、これより大きい回転時間が計測されるま
で先に得た最大値が常時表示部30で表示されることに
なり、チラチラすることなく見やすくしている。さら
に、このオリフィス部における目詰まりの程度がどのよ
うに変化しているかも察知することができる。目詰まり
がひどくなると、ついにはローラ14a、14bの回転
速度が著しく低下し、図5で示すフローチャートで「回
転時間は設定時間以内か?」とのステップbにおいて、
ついにはこの設定時間以内でなくなる、つまり回転速度
が設定回転速度よりも小さくなって、ステップcでブザ
ー駆動出力をオンとする。よってブザーを鳴らし、作業
者に目詰まりが起こり、ついに使用に耐えない程にロー
ラ14a、14bの回転速度が落ちたことを知らせる。
以上により、ローラ14a、14bが停止する前に作業
者に目詰まりが著しくなったことを知らせ、排気効率が
極端に低下して周囲に悪影響を及ぼすことを未然に防止
することができる。
【0012】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。例
えば以上の実施の形態においては、図6において現時点
までの最大回転時間を表示させるようにしたが、これに
代えて最小の回転速度を表示させるようにしてもよい。
この場合には単位がmsecの代わりに例えばr.p.
mが用いられる。また以上の実施の形態には円板23に
90度間隔でスリット23a、23b、23c及び23
dを形成して、速度又は回転時間を精密に測定するよう
にしたが、これは一個であってもよい。あるいは、更に
多数個形成させるようにしてもよい。この場合には、更
に回転変化が精密に観測される。またスリットに代えて
円形開口としてもよい。以上の実施の形態においては、
発光素子24と受光素子25によって回転時間を検出す
るようにしたが、これに代えて円板23に近接して近接
スイッチを設け、この出力により円板23の回転速度又
は回転時間を計測するようにしてもよい。また以上の基
板処理装置としては常圧CVD装置を用いたが、もちろ
んこれに限ることなく例えば何らかの成膜を施すような
反応装置全てに適用可能である。また以上の実施の形態
においては、現時点よりも先の計測値で最低値を表示さ
せるようにしたが、これに限ることなく現時点での回転
速度又は回転時間をそのまま表示させるようにしてもよ
い。また上記発明の実施の形態においては、警報手段は
ブザーとしたが、これに代えて赤ランプであってもよ
い。また以上の実施の形態において、ブザー駆動出力で
電動機20の電源を遮断するようにしてもよい。また基
板処理装置による処理作業を停止させるようにしてもよ
い。また、以上の実施の形態では電動機20の回転軸2
1の先端部に円板を取り付け、これにより回転速度を検
出するようにしたが、これに代えてローラ14a、14
bのいずれかの回転軸15a、15bに上述のような回
転速度検出装置22を設けるようにしてもよい。
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。例
えば以上の実施の形態においては、図6において現時点
までの最大回転時間を表示させるようにしたが、これに
代えて最小の回転速度を表示させるようにしてもよい。
この場合には単位がmsecの代わりに例えばr.p.
mが用いられる。また以上の実施の形態には円板23に
90度間隔でスリット23a、23b、23c及び23
dを形成して、速度又は回転時間を精密に測定するよう
にしたが、これは一個であってもよい。あるいは、更に
多数個形成させるようにしてもよい。この場合には、更
に回転変化が精密に観測される。またスリットに代えて
円形開口としてもよい。以上の実施の形態においては、
発光素子24と受光素子25によって回転時間を検出す
るようにしたが、これに代えて円板23に近接して近接
スイッチを設け、この出力により円板23の回転速度又
は回転時間を計測するようにしてもよい。また以上の基
板処理装置としては常圧CVD装置を用いたが、もちろ
んこれに限ることなく例えば何らかの成膜を施すような
反応装置全てに適用可能である。また以上の実施の形態
においては、現時点よりも先の計測値で最低値を表示さ
せるようにしたが、これに限ることなく現時点での回転
速度又は回転時間をそのまま表示させるようにしてもよ
い。また上記発明の実施の形態においては、警報手段は
ブザーとしたが、これに代えて赤ランプであってもよ
い。また以上の実施の形態において、ブザー駆動出力で
電動機20の電源を遮断するようにしてもよい。また基
板処理装置による処理作業を停止させるようにしてもよ
い。また、以上の実施の形態では電動機20の回転軸2
1の先端部に円板を取り付け、これにより回転速度を検
出するようにしたが、これに代えてローラ14a、14
bのいずれかの回転軸15a、15bに上述のような回
転速度検出装置22を設けるようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように発明の基板処理装置の
排気ダクトにおけるクリーニング機構によれば、基板処
理装置からの排気の排気速度を大きくしながら、オリフ
ィスに設けた一対のローラ上に付着する反応生成物によ
るオリフィスでの排気効率の大きな低下を未然に防止す
ることができ、また基板処理装置内で発生する排気ガス
が周囲に悪影響を及ぼすことを防止する。
排気ダクトにおけるクリーニング機構によれば、基板処
理装置からの排気の排気速度を大きくしながら、オリフ
ィスに設けた一対のローラ上に付着する反応生成物によ
るオリフィスでの排気効率の大きな低下を未然に防止す
ることができ、また基板処理装置内で発生する排気ガス
が周囲に悪影響を及ぼすことを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用される基板処理装置
の概略正面図である。
の概略正面図である。
【図2】図1における排気ダクトの一部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】同排気ダクト内に設けられる一対のローラと電
動機との間に介在する伝達機構を示す拡大断面図であ
る。
動機との間に介在する伝達機構を示す拡大断面図であ
る。
【図4】回転時間計測装置を示し、Aはその全体の縦断
面図。Bは円板の正面図である。
面図。Bは円板の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態の作用を示すフローチャー
トである。
トである。
【図6】表示部の正面図である。
10……基板処理室、11……排気ダクト、13a、1
3b……突出部、14a、14b……ローラ、20……
電動機、 22……回転速度検出装置。
3b……突出部、14a、14b……ローラ、20……
電動機、 22……回転速度検出装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 基板処理装置の内部に連通する排気ダク
トに、オリフィスを有し、前記オリフィスに相対向し電
動機で回転駆動される一対のローラを設け、前記ローラ
に付着する反応生成物を前記オリフィスに設けた掻取手
段により掻取るようにした基板処理装置の排気ダクトに
おけるクリーニング機構において、前記電動機又は前記
ローラのいずれか一方又は両者の回転速度を検出する回
転速度検出手段を設け、前記回転速度検出手段の検出出
力が所定の回転速度より低下すると、警報手段を駆動す
るようにしたことを特徴とする基板処理装置の排気ダク
トにおけるクリーニング機構。 - 【請求項2】 前記回転速度検出手段は、等角度間隔で
周縁部にスリット又は開口を複数個形成させた円板と、
前記円板の周縁部の両側に配設された発光素子と受光素
子とで成り、前記円板は前記電動機の回転軸又は前記ロ
ーラの回転軸に取り付けられていることを特徴とする請
求項1に記載の基板処理装置の排気ダクトにおけるクリ
ーニング機構。 - 【請求項3】 常時、前記回転速度検出手段の検出出力
をデジタル値で表示させるようにし、現時点で、それま
での最低の回転速度を表示させるようにしたことを特徴
とする請求項1又は2に記載の基板処理装置の排気ダク
トにおけるクリーニング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000363591A JP2002170751A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000363591A JP2002170751A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002170751A true JP2002170751A (ja) | 2002-06-14 |
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ID=18834688
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000363591A Pending JP2002170751A (ja) | 2000-11-29 | 2000-11-29 | 基板処理装置の排気ダクトにおけるクリーニング機構 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002170751A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113093299A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-07-09 | 王梦瑄 | 用于汽车保养维修的管道杂质检测装置 |
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2000
- 2000-11-29 JP JP2000363591A patent/JP2002170751A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113093299A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-07-09 | 王梦瑄 | 用于汽车保养维修的管道杂质检测装置 |
CN113093299B (zh) * | 2021-04-02 | 2022-05-31 | 刘南丰 | 用于汽车保养维修的管道杂质检测装置 |
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