JP2002170477A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JP2002170477A
JP2002170477A JP2000364180A JP2000364180A JP2002170477A JP 2002170477 A JP2002170477 A JP 2002170477A JP 2000364180 A JP2000364180 A JP 2000364180A JP 2000364180 A JP2000364180 A JP 2000364180A JP 2002170477 A JP2002170477 A JP 2002170477A
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zero
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phase current
test
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Kazuyuki Sato
和志 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏電検出回路が実装されるプリント回路基板
を、面実装部品のみとして小型、薄型化し漏遮断器全体
を小型化すると共に、プリント回路基板の組立工数を削
減するした漏電遮断器を得る。 【解決手段】 零相変流器4の三次巻線42の回路に擬
似漏電を生じさせて漏電テストをするように構成された
テスト回路と6、テスト回路6に並列接続されたサージ
アブソーバ9とを有し、零相変流器4が検知した漏電電
流のレベル判定をして交流主回路電路を遮断する漏電遮
断器において、零相変流器4の絶縁ケース46に零相変
流器4と共にテスト抵抗8及びサージアブソーバ9を一
体的に収納したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電路に漏電
や地絡が発生したときに、その電路を遮断する漏電遮断
器において、特に、漏電テスト回路及びサージアブソー
バの配置改良による漏電検出回路の組立の簡略化と小型
化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開平10−13655
5号公報に示された従来の漏電遮断器の回路構成図、図
5は、このような従来の漏電遮断器に用いられる零相変
流器の外形図、図6は漏電検出回路が搭載されたプリン
ト回路基板部の外観図である。図において、1は主回路
電路、2は主回路電路1を開閉する開閉接点、3は開閉
接点2を開離操作する電磁引外し装置である。4は零相
変流器、41は零相変流器4の二次巻線であり、主回路
電路1の漏電電流を検出する。42は零相変流器4の三
次巻線であり、後述の擬似漏電状態を生成するテスト回
路6が接続されている。5は漏電検出回路であり、検出
された漏電電流を増幅してレベル判定を行い、漏電電流
が所定値を超過したとき電磁引外し装置3への通電によ
り開閉接点2を開離(トリップ)させる。6はテスト回
路であり、テストスイッチ7に対してテスト回路6の電
流を規定値に制限するテスト抵抗8が接続されたもの
で、三次巻線42に接続されている。9はテスト回路6
に対して並列接続されたサージアブソーバであり、テス
ト回路6及びサージアブソーバ9を通る電流は三次巻線
42に流れる。なお、テスト回路6及びサージアブソー
バ9の回路は三次巻線42を介して主回路電路1 に接続
されている。
【0003】従来の漏電遮断器の動作を説明する。主回
路電路1に不平衡電流つまり漏電が発生すると、磁気的
に結合された零相変流器4の二次巻線41に出力が誘起
される。この誘起された出力は、漏電検出回路5に入力
され、漏電電流が所定値を超えると出力信号を発生し、
図示されていないスイッチング素子をオンさせ電磁引外
し装置3を励磁して、開閉接点2を開離動作させる。こ
の開離動作により主回路電路1が遮断される。
【0004】次に、テスト回路とサージアブソーバの説
明をする。テストスイッチ7を外部からオン操作する
と、主回路電路1の電圧がテスト回路6に加わり、テス
ト抵抗8で規制された電流が三次巻線42に流れ。この
電流が零相変流器4を励磁して擬似漏電状態を作り漏電
検出回路5等の機能をテストする。ここでテスト抵抗8
は漏電検出判定の電流レベルと主回路電路1の電圧によ
り、その抵抗値と通電電流耐力が定められる。
【0005】また、サージアブソーバは主回路電路1か
ら入ってくる外乱サージから漏電検出回路5等に接続さ
れている電子部品を保護するためのものである。このサ
ージアブソーバ9が過大サージ等により劣化もしくは故
障した場合、サージアブソーバ9が短絡状態に至り焼損
事故になる恐れがある。この問題にたいしては、サージ
アブソーバ9は三次巻線42を通じて主回路電路1 に接
続されているので、サージアブソーバ9が劣化もしくは
故障してサージアブソーバ9の漏れ電流が漏電検出判定
の電流レベルに達すると、上記の擬似漏電状態となり開
閉接点2を開離して、サージアブソーバ9を主回路電路
1から切り離して、サージアブソーバ9の短絡から漏電
検出回路5等を保護する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の漏電遮断器
は、図6に示されるようにテスト抵抗8やサージアブソ
ーバ9がプリント回路基板に実装された漏電検出回路を
備えている。特に近年、プリント回路基板上に実装され
る電子部品の面実装化が進み、多くの電子部品が面実装
可能となり、プリント回路基板の小型化、薄型化が可能
となった。また、プリント回路基板の組立も面実装主体
となって、半田槽に漬けて半田付けするフロー半田か
ら、クリーム半田を塗布したプリント回路基板を加熱し
て半田付けするリフロー半田が主体となっている。その
ため、図6に示すテスト抵抗8やサージアブソーバ9の
ようにリード線を有する部品はフロー半田するかリフロ
ー半田後に個別に半田ごてで半田付けする必要があっ
た。テスト抵抗8やサージアブソーバ9が面実装化され
ればこの問題も解決されるが、部品の大きさと電気的容
量や発熱等の制約で現状では面実装化されていない。
【0007】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、漏電検出回路が実装されるプリ
ント回路基板を、面実装部品のみとして小型、薄型化し
漏電遮断器全体を小型化すると共に、プリント回路基板
の組立工数を削減するした漏電遮断器を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】零相変流器の三次巻線の
回路に擬似漏電を生じさせて漏電テストをするように構
成されたテスト回路と、テスト回路に並列接続されたサ
ージアブソーバとを有し、上記零相変流器が検知した漏
電電流のレベル判定をして上記交流主回路電路を遮断す
る漏電遮断器において、上記零相変流器の絶縁ケースに
上記零相変流器と共に上記テスト抵抗及び上記サージア
ブソーバを一体的に収納したものである。
【0009】そして、零相変流器に、その三次巻線の巻
回数よりも少ない巻回数の四次巻線を設け、上記三次巻
線にテスト回路を接続し、上記四次巻線にサージアブソ
ーバを接続したものである。
【0010】また、絶縁ケース内に収納された、零相変
流器、テスト抵抗及びサージアブソーバを、難燃性の合
成樹脂を用いて埋設封止したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1の漏電遮断器の内部構成回路図、図2は
実施の形態1の漏電遮断器の零相変流器の外形図、図3
は実施の形態1の漏電遮断器に装着されるプリント回路
基板の斜視図である。図において、1は主回路電路、2
は開閉接点、3は電磁引外し装置である。4は零相変流
器、5は漏電検出回路、6はテスト回路、7はテストス
イッチ、8はテスト抵抗、9はサージアブソーバ、41
は零相変流器4の二次巻線、42は零相変流器4の三次
巻線であり、これらは上記従来装置と同様のものであ
る。43は零相変流器4の四次巻線、46は絶縁ケー
ス、50はプリント回路基板であり、図2においても説
明する。
【0012】図2において、40は零相変流器ユニッ
ト、43は零相変流器4の四次巻線、44はワイヤハー
ネスであり、零相変流器4の二次巻線41を漏電検出回
路5に接続するものである。45もワイヤハーネスであ
り、零相変流器4の三次巻線42及び四次巻線43を漏
電検出回路5に接続するものである。なお、ワイヤハー
ネス45の3本線の1線は三次巻線42と四次巻線43
の共通線になる。46は絶縁性の合成樹脂で成型された
零相変流器の絶縁ケース、50は漏電検出回路5が実装
されたプリント回路基板であり、その外観を図3に示
す。
【0013】零相変流器の絶縁ケース46には図2に示
すように、零相変流器4の外径方向に収納空間46aが
設けられており、零相変流器4と並べてテスト抵抗8と
サージアブソーバ9がこの収納空間46aに一体的に収
納される。そして、テスト抵抗8の一端に三次巻線42
の口出しの一方が直接接続され、テスト抵抗8の他端に
はワイヤハーネス45の共通線以外の1線が接続され
る。また、サージアブソーバ9の一端に四次巻線43の
口出しの一方が接続され、サージアブソーバ9の他端は
ワイヤハーネス45の残りの1線が接続される。三次巻
線42と四次巻線43のそれぞれの残りの口出しは共に
ワイヤハーネス45の共通線の根元部分に接続される。
そして、難燃絶縁性の合成樹脂で零相変流器4、テスト
抵抗8、サージアブソーバ9、各々の接続部及びリード
線の基端部を含めて零相変流器全体を封止する。この封
止により、接続部の絶縁と共に零相変流器ユニット40
としての一体化がなされる。
【0014】前記従来装置の説明の図6に示すように、
テスト抵抗8及びサージアブソーバ9は他の電子部品に
比べてその立体積が大きく、プリント回路基板としての
立体積も大きくなっていた。この発明の構成において
は、テスト抵抗8及びサージアブソーバ9が零相変流器
ユニット40に配置されるので、プリント回路基板50
の実装構成部品のほとんどを表面実装部品とすることが
可能となり、プリント回路基板50の小型化や薄型化が
可能となる。また、プリント回路基板の組立工数を削減
できる。
【0015】零相変流器ユニット40はテスト抵抗8及
びサージアブソーバ9を収納空間46aに収納するた
め、従来装置より外形は大きくなる。しかし、一般に零
相変流器4の外形形状はその多くが円形であり、漏電遮
断器に組込んだ状態では零相変流器4の外周部分に無駄
な空間が生じ易い。本発明の零相変流器ユニット40は
この無駄な空間の一部を用いてテスト抵抗8及びサージ
アブソーバ9を配置するので、プリント回路基板50が
薄型化、小型化されることもあり漏電遮断器の全体とし
ては大幅な小型化を図ることができる。
【0016】実施の形態2.次に、零相変流器4の三次
巻線42と四次巻線43の効能について説明する。テス
ト回路6が接続される三次巻線42の巻数N3と、サー
ジアブソーバ9の接続される四次巻線43の巻数N4と
はN3>N4の関係になされて、例えば、N3は20〜
50ターン、N4は1〜20ターン巻回する。漏電テス
ト時の三次巻線42に通ずる電流値を大きくするとテス
ト抵抗8の消費電力が高くなり熱耐力のある抵抗器、す
なわち外形の大きな抵抗器が必要となる。上記のよう
に、三次巻線42の巻数N3を四次巻線43の巻数N4
よりも多くすることにより、テスト回路6の擬似漏電テ
スト電流を低減して小形の抵抗器の採用を可能にする。
また、サージアブソーバ9は劣化による漏れ電流が徐々
に増加して、ある時点で加速度的に破壊に至る。加速度
的に劣化が進行する際は大きな電流が四次巻線43に通
じるので、漏電遮断動作によりサージアブソーバ9の短
絡等の事故を防止する。しかし、サージアブソーバ9が
正常であり実用上支障のない漏れ電流の範囲において
は、不必要な漏電遮断動作が発生しないように四次巻線
43の巻数を小さくする。
【0017】以上のように、テスト回路6とサージアブ
ソーバ9を別接続するように零相変流器4に三次巻線4
2と四次巻線43を設けることでテスト抵抗8を小形化
し、そして、サージアブソーバ9の正常時における漏れ
電流による漏電遮断器の不要動作を防止するものとする
ことができる。
【0018】なお、本実施例では零相変流器4に三次巻
線42と四次巻線43とを別に設けたものを示したが、
テスト抵抗8に熱耐力のあるものを適用すれば、三次巻
線42のみとして、従来装置と同様のサージアブソーバ
9とテスト回路6を並列接続したものを、三次巻線42
に接続する構成としてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、漏電検出回路が実装されるプリント回路基板を、
面実装部品のみとして小型、薄型化し漏電遮断器全体を
小型化すると共に、プリント回路基板の組立工数を削減
した漏電遮断器が提供できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の漏電遮断器の内部
構成回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の漏電遮断器の零相
変流器の外形図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の漏電遮断器に装着
されるプリント回路基板の斜視図である。
【図4】 従来の漏電遮断器の回路構成図である。
【図5】 従来の漏電遮断器に用いられる零相変流器の
外形図である。
【図6】 従来のプリント回路基板部の外観図である。
【符号の説明】
1 主回路電路、2 開閉接点、3 電磁引外し装置、
4 零相変流器、5 漏電検出回路、6 テスト回路、
7 テストスイッチ、8 テスト抵抗、9 サージアブ
ソーバ、40 零相変流器ユニット、41 二次巻線、
42 三次巻線、43 四次巻線、44 ワイヤハーネ
ス、45 ワイヤハーネス、46 絶縁ケース、50
プリント回路基板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流主回路電路の漏電電流を検知するよ
    うになされた絶縁ケース入り零相変流器と、テストスイ
    ッチおよびテスト抵抗からなり、上記零相変流器の三次
    巻線の回路に擬似漏電を生じさせて漏電テストをするよ
    うに構成されたテスト回路と、上記テスト回路に並列接
    続されたサージアブソーバとを有し、上記零相変流器が
    検知した漏電電流のレベル判定をして上記交流主回路電
    路を遮断する漏電遮断器において、上記零相変流器の絶
    縁ケースに上記零相変流器と共に上記テスト抵抗及び上
    記サージアブソーバを収納してなる漏電遮断器。
  2. 【請求項2】 零相変流器に、その三次巻線の巻回数よ
    りも少ない巻回数の四次巻線を設け、上記三次巻線にテ
    スト回路を接続し、上記四次巻線にサージアブソーバを
    接続したことを特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
  3. 【請求項3】 絶縁ケース内に収納された、零相変流
    器、テスト抵抗及びサージアブソーバを、難燃性の合成
    樹脂を用いて埋設封止したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の漏電遮断器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100446149C (zh) * 2003-07-31 2008-12-24 富士电机机器制御株式会社 漏电断路器
CN100466141C (zh) * 2002-12-16 2009-03-04 富士电机株式会社 漏电断路器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100466141C (zh) * 2002-12-16 2009-03-04 富士电机株式会社 漏电断路器
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