JP2002169810A - 画像検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、画像検索方法および画像検索装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに煩雑な操作をさせることなく、所望
の画像を漏れなく検索することを可能とする。 【解決手段】 ユーザにより検索対象期間および検索キ
ー画像が指定されると（Ｓ６０１，Ｓ６０３）、検索キ
ー画像に付された時間情報より過去の画像に対して、所
定期間Ｔｄずつ遡った検索を繰り返す（Ｓ６０７〜Ｓ６
１３）。検索期間がシフトする度に検索キー画像も直前
の検索結果の中の最も古い画像に更新する。検索期間が
検索対象期間下限Ｔminを超えると、検索キー画像の時
間情報より将来の画像について、所定期間Ｔｄずつ進ん
だ検索を繰り返す（Ｓ６１７〜Ｓ６２３）。ここでは、
検索期間がシフトする度に検索キー画像を直前の検索結
果の中の最も新しい画像に更新する。検索期間が検索対
象期間上限Ｔmaxを超えると検索を終了し、検索対象期
間内における検索結果を出力する（Ｓ６２５）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像検索プログラ
ムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体、画像検
索方法、および、画像検索装置に関し、特に、ユーザが
指定した検索キー画像による検索結果から新たな検索キ
ー画像が自動的に設定され、その新たな検索キー画像に
よる再検索を行なうことができる画像検索プログラムを
記録したコンピュータ読取可能な記録媒体、画像検索方
法、および、画像検索装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】デジタルカメラにより撮影された画像や
スキャナにより読み込まれた画像は、出力や編集等のた
めにコンピュータに取り込まれる。そして、取り込まれ
た画像は、撮影日時等の必要な情報が付与されてデータ
ベース化される場合がある。データベース化された画像
の中から必要な画像を検索する方法としては、以下に示
すような方法が知られている。

【０００３】まずユーザにより、検索のキーとなる画像
（以下「検索キー画像」という）の指定が行なわれる。
検索キー画像が指定されると、その検索キー画像とデー
タベースに格納されている画像との差分がとられるなど
して、データベースに格納されている画像の中から検索
キー画像に類似する画像が抽出される。そして、抽出さ
れた画像が検索結果としてユーザに返される。

【０００４】このような画像検索方法を用いることで、
膨大な数の画像が格納されているデータベースの中から
所望の画像を容易に選択することができる。たとえば、
自分が映っている画像を検索したい場合は、自分の顔画
像を検索キー画像として指定する。すると、その検索キ
ー画像に類似する画像がデータベースの中からすべて抽
出されることになる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像検索方法によると、ユーザが指定した検索キー画
像のみによって画像の検索が行なわれるため、所望の画
像を漏れなく抽出することが困難であるという問題があ
った。

【０００６】すなわち、たとえば人物であると、時間の
経過とともに、年齢、体形、髪型等の変化が生じる。し
たがって、ある時期に撮影された画像が検索キー画像と
して指定された場合、その画像と撮影時期が近い画像の
中からは、同一人物が正確に抽出される可能性が高い
が、撮影時期が異なる場合は、年齢、体形、髪型等の変
化により同一人物でありながら他人と判断される場合が
あった。

【０００７】このためユーザは、このような検索結果を
予想して、予め代表的な複数枚の検索キー画像を指定す
るか、あるいは、最初指定した検索キー画像により抽出
された画像の傾向を考慮して、新たな検索キー画像を指
定し、再び検索を行なうかする必要があった。つまり、
データベースの中から所望の画像を漏れなく抽出するた
めには、ユーザは何らかの煩雑な操作を行なう必要があ
った。

【０００８】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、ユーザに煩雑な操作をさせる
ことなく、所望の画像を漏れなく抽出することを可能と
する画像検索プログラムを記録したコンピュータ読取可
能な記録媒体、画像検索方法、および、画像検索装置を
提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のある局面に従うと、コンピュータ読み取り可
能な記録媒体は、ユーザにより指定された検索キー画像
を取得する検索キー画像取得ステップと、取得された検
索キー画像に基づいて、データベースの中から該当する
画像を検索する検索ステップと、検索ステップによる検
索結果を利用して、新たな検索キー画像を設定する設定
ステップと、設定された新たな検索キー画像に基づい
て、データベースの中から該当する画像を再検索する再
検索ステップと、をコンピュータに実行させるための画
像検索プログラムを記録する。

【００１０】この発明によると、ユーザが検索キー画像
を指定すると、その検索キー画像に基づいて、データベ
ースの中から該当する画像が検索される。そして、検索
された結果を利用して新たな検索キー画像が自動的に設
定され、その新たな検索キー画像に基づいて、さらに該
当する画像の再検索が行なわれる。

【００１１】このため、検索を希望するユーザは、最初
に一度、検索のための検索キー画像を指定するだけで済
み、その後、検索キー画像を再設定するなどの手間が不
要となる。また、最初に指定された検索キー画像に基づ
く結果を用いて新たな検索キー画像が設定されるため、
時間の経過等に伴い検索対象となる画像に変化が生じて
いる場合であっても、その変化を考慮した所望の画像が
適切に抽出される。

【００１２】したがって、ユーザに煩雑な操作をさせる
ことなく、所望の画像を漏れなく抽出することのできる
画像検索プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記録媒体を提供することが可能となる。

【００１３】好ましくは、検索ステップは、データベー
スの中の第１のグループに対して検索を行ない、再検索
ステップは、データベースの中の前記第１のグループと
は異なる第２のグループに対して検索を行なう。

【００１４】この発明によると、まず、ユーザにより指
定された検索キー画像に基づき第１のグループに対して
検索が行なわれ、その後、新たな検索キー画像に基づき
第１のグループとは異なる第２のグループに対して検索
が行なわれる。検索キー画像に応じた適切なグループに
対して検索が行なわれるため、ユーザの所望する画像が
漏れなく抽出されることになる。

【００１５】好ましくは、データベースに格納されてい
る画像には、それぞれ時間情報が付与されており、第１
のグループは、第１の期間内の時間情報を持つ画像につ
いてのグループであり、第２のグループは、第２の期間
内の時間情報を持つ画像についてのグループである。

【００１６】この発明によると、データベースに格納さ
れている画像には、その画像の撮影日や登録日などの時
間情報が付与されている。そして、ユーザにより指定さ
れた検索キー画像に基づき第１の期間内の時間情報を持
つ画像について検索が行なわれ、新たな検索キー画像に
基づき第２の期間内の時間情報を持つ画像について検索
が行なわれる。撮影日などの期間の異なる画像につい
て、それぞれの検索キー画像に基づき検索が行なわれる
ため、時間の変化による検索対象の変化を考慮した適切
な検索を行なうことが可能となる。

【００１７】好ましくは、設定ステップは、検索ステッ
プにより検索された画像の中から第２の期間に近い時間
情報を持つ画像を新たな検索キー画像として設定する。

【００１８】この発明によると、ユーザにより指定され
た検索キー画像を用いて検索された画像の中から、第２
の期間に近い時間情報を持つ画像が新たな検索キー画像
として設定される。撮影日などが第２の期間に近い画像
が新たな検索キー画像として設定されるため、第２の期
間内に撮影等された画像に対して、より適切な検索を行
なうことが可能となる。

【００１９】好ましくは、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、さらに、ユーザにより指定された検索対象
期間を取得する検索対象期間取得ステップと、検索ステ
ップおよび再検索ステップにより検索された画像のう
ち、取得された検索対象期間内の時間情報を持つ画像を
検索結果として決定する決定ステップとをコンピュータ
に実行させるための画像検索プログラムを記録する。

【００２０】この発明によると、ユーザにより検索対象
期間が指定される。そして、検索ステップおよび再検索
ステップにより検索された画像の中から、検索対象期間
内の時間情報を持つ画像が検索結果として決定される。
検索対象期間が明確に指定されるため、ユーザが所望す
る画像がより適切に検索されることになる。

【００２１】好ましくは、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、さらに、再検索ステップによる検索結果を
利用して新たな検索キー画像を設定する再設定ステップ
をコンピュータに実行させるための画像検索プログラム
を記録し、再設定ステップおよび再検索ステップは、所
定回数繰り返されることを特徴とする。

【００２２】この発明によると、新たな検索キー画像に
基づき再検索された結果を用いて新たな検索キー画像が
再設定される。そして、再設定された新たな検索キー画
像を用いて再検索が行なわれる。このような新たな検索
キー画像の再設定および設定された検索キー画像を用い
た画像の再検索が所定回数繰り返される。したがって、
たとえば、検索範囲が広い場合や、ユーザが最初に指定
した検索キー画像と、検索を希望する対象の画像とが時
間の経過等により変化している場合であっても、ユーザ
が所望する画像を漏れなく抽出することが可能となる。

【００２３】本発明の別の局面に従うと、画像検索方法
は、ユーザにより指定された検索キー画像を取得する検
索キー画像取得ステップと、取得された検索キー画像に
基づいて、データベースの中から該当する画像を検索す
る検索ステップと、検索ステップによる検索結果を利用
して、新たな検索キー画像を設定する設定ステップと、
設定された新たな検索キー画像に基づいて、データベー
スの中から該当する画像を再検索する再検索ステップと
を含む。

【００２４】この発明によると、ユーザが検索キー画像
を指定すると、その検索キー画像に基づいて、データベ
ースの中から該当する画像が検索される。そして、検索
された結果を利用して新たな検索キー画像が自動的に設
定され、その新たな検索キー画像に基づいて、さらに該
当する画像の再検索が行なわれる。

【００２５】このため、検索を希望するユーザは、最初
に一度、検索のための検索キー画像を指定するだけで済
み、その後、検索キー画像を再設定するなどの手間が不
要となる。また、最初に指定された検索キー画像に基づ
く結果を用いて新たな検索キー画像が設定されるため、
時間の経過等に伴い検索対象となる画像に変化が生じて
いる場合であっても、その変化を考慮した所望の画像が
適切に抽出される。

【００２６】したがって、ユーザに煩雑な操作をさせる
ことなく、所望の画像を漏れなく抽出することのできる
画像検索方法を提供することが可能となる。

【００２７】本発明のさらに別の局面に従うと、画像検
索装置は、ユーザにより指定された検索キー画像を取得
する検索キー画像取得手段と、取得された検索キー画像
に基づいて、データベースの中から該当する画像を検索
する検索手段と、検索手段による検索結果を利用して、
新たな検索キー画像を設定する設定手段と、設定された
新たな検索キー画像に基づいて、データベースの中から
該当する画像を再検索する再検索手段とを含む。

【００２８】この発明によると、ユーザに煩雑な操作を
させることなく、所望の画像を漏れなく抽出することの
できる画像検索装置を提供することが可能となる。

【００２９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。

【００３０】本発明の実施の形態における画像検索方法
は、画像検索プログラムをパーソナルコンピュータやワ
ークステーション等のコンピュータ上で実行させること
により実現される。

【００３１】図１は、本実施の形態における画像検索装
置１００の一例であるコンピュータの外観を示した図で
ある。図１を参照して、画像検索装置１００は、本体１
１と、磁気テープ装置１３と、ＣＤ−ＲＯＭ（Compact
Disc−Read Only Memory）装置１７と、ＣＲＴ等の表示
装置１２と、キーボード１５と、マウス１６と、モデム
１９とを含んでいる。磁気テープ装置１３には磁気テー
プ１４が装着され、ＣＤ−ＲＯＭ装置１７にはＣＤ−Ｒ
ＯＭ１８が装着される。

【００３２】図２に、このコンピュータの構成を機能ブ
ロック図形式にて示す。本図を参照して、周知のように
コンピュータの本体１１は、ＣＰＵ（Central Processi
ng Unit）２０と、ＲＯＭ（Read Only Memory）２１
と、ＲＡＭ（Random Access Memory）２２と、ハードデ
ィスク装置２３とを含んでいる。なお、これらは、相互
にバスで接続されている。

【００３３】画像検索プログラムは、予めコンピュータ
内のハードディスクにインストールされたものであって
もよいし、ＣＤ−ＲＯＭ、磁気テープのような取外し可
能な記録媒体に記録されたものであってもよい。いずれ
にせよ、画像検索プログラムはコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録されている。

【００３４】取外し可能な記録媒体に記録されたもので
ある場合、記録されたプログラムは、磁気テープ装置１
３、ＣＤ−ＲＯＭ装置１７などにより記録媒体から読取
られてハードディスク装置２３に一旦格納される。その
後は予めハードディスク装置２３からＲＡＭ２２にロー
ドされて、ＣＰＵ２０によりプログラムの実行制御がな
される。

【００３５】なお、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体としては、磁気テープやカセットテープなどのテープ
系、磁気ディスク（フレキシブルディスク、ハードディ
スク装置等）や光ディスク（ＣＤ−ＲＯＭ／ＭＯ／ＭＤ
／ＤＶＤ等）などのディスク系、ＩＣカード（メモリカ
ードを含む）や光カードなどのカード系、あるいはマス
クＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュＲＯ
Ｍなどの半導体メモリ等の、固定的にプログラムを担持
する媒体が考えられる。

【００３６】さらに、通信モデム１９を介してネットワ
ークからプログラムがダウンロードされるように、流動
的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、
このようにネットワークからプログラムがダウンロード
される場合には、そのダウンロード用のプログラムは予
めコンピュータ本体１１に格納されているか、あるいは
別の記録媒体等から予め本体１１にインストールされて
いる。

【００３７】記録媒体に格納される内容としては、プロ
グラムに限定されず、データであってもよい。

【００３８】次に、図３を用いて、画像検索装置１００
に画像が入出力される場合について説明する。

【００３９】本図を参照して、制御部３００は、図１お
よび図２に示す画像検索装置１００のコンピュータ本体
１１に該当する。なお、データベース３０１は、コンピ
ュータ本体１１内のメモリであってもよいし、外付けの
メモリであってもよい。データベース３０１には、デジ
タルカメラ３１で撮影された画像や、スキャナ３２によ
り読み込まれた画像、サーバ３３からネットワークを介
して取得された画像等が登録される。また、他のＰＣ
や、ＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体から取得される画像が登
録されてもよい。

【００４０】ユーザにより指定される検索キー画像は、
データベース３０１に予め登録されている画像の中から
指定されるものであってもよいし、デジタルカメラ３１
により撮影された画像やスキャナ３２により読み込まれ
た画像、さらにはサーバ３３等から取得された画像であ
ってもよい。

【００４１】制御部３００は、ユーザによる検索キー画
像の入力を受けて、データベース３０１に記憶されてい
る画像の中から該当する画像を検索する。また、検索キ
ー画像を所定の条件に従って自動更新し、再びデータベ
ース３０１の中の画像について検索を行なう。このよう
な再検索を必要に応じて繰り返し、その結果得られた画
像を検索結果として出力する。

【００４２】出力先としては、プリンタ３７やディスプ
レイ３８（１２）、ＴＶ等のモニタ３０９が考えられ
る。また、ネットワークに接続されたＰＣ３４や、サー
バ３５であってもよい。さらに、電子アルバム３６等に
画像を配信してもよい。

【００４３】図４は、画像検索装置１００の制御部３０
０における処理の流れを示したフローチャートである。
本図に示すように、まずステップＳ４０１において、初
期画面の表示等の初期設定が行なわれる。次に、ステッ
プＳ４０３において、ユーザによるメニューの選択が行
なわれる。たとえば、画像データの登録処理、画像デー
タの検索処理、その他のメニューなどが表示された選択
画面に基づき、いずれかの所望する処理についてのメニ
ューが選択される。

【００４４】画像データの登録処理が選択された場合
は、ステップＳ４０５において、画像データをデータベ
ース３０１に登録するための処理が行なわれる。画像デ
ータの検索処理が選択された場合は、ステップＳ４０７
において、検索キー画像に基づいた所定の画像検索処理
が行なわれる。その他のメニューが選択された場合は、
ステップＳ４０９において、画像処理等のその他の処理
が行なわれる。そして、選択された処理が終了すると、
再びステップＳ４０１の処理へと戻る。

【００４５】次に、画像データ登録（ステップＳ４０
５）および画像データ検索（ステップＳ４０７）の各処
理について詳細に説明する。

【００４６】図５は、図４の画像データ登録処理（ステ
ップＳ４０５）の詳細を示したフローチャートである。
本図に示すように、まずステップＳ５０１において、画
像データの入力が行なわれる。すなわち、ユーザが指定
した画像データ（画像ファイル）、あるいは、スキャナ
３２などの入力装置から転送された画像データが、画像
検索装置１００に入力される。

【００４７】次に、ステップＳ５０３において、入力さ
れた画像データから撮影日情報が抽出され、その画像の
キー情報の１つとして画像データに付与される。なお、
撮影日の代わりに、登録日をキー情報として付与しても
よい。

【００４８】続いて、ステップＳ５０５において、その
他のキー情報が該当する画像データに付与される。その
他のキー情報とは、たとえば、ユーザの入力するキーワ
ード等である。画像データの入力および必要なキー情報
の入力が終了すると、ステップＳ５０７において、入力
された画像およびキー情報が対応づけられてデータベー
ス３０１に登録される。

【００４９】図６は、図４の画像データ検索処理（ステ
ップＳ４０７）の詳細を示したフローチャートである。
まず、ステップＳ６０１において、ユーザにより検索処
理の対象となる期間（以下「検索対象期間」という）の
指定が行なわれる。つまり、ここでは、どの時期に撮影
（あるいは登録）された画像を検索の対象とするかをユ
ーザが指定する。具体的には、検索対象期間の下限であ
るＴminおよび検索対象期間の上限であるＴmaxがそれぞ
れ入力される。なお、ここでユーザによる指定がない場
合は、全期間が検索対象期間とされる。

【００５０】次に、ステップＳ６０３において検索キー
画像の指定が行なわれる。ここで、指定される検索キー
画像は、前述したように、新たにスキャナ３２等から入
力された画像でもよいし、予めデータベース３０１に格
納されている画像の中から選択された画像でもよい。

【００５１】既に格納された画像の中から選択される場
合は、たとえば図７に示すような検索キー画像の指定画
面が表示装置１２に表示される。本図に示すように、こ
こでは、データベース３０１に格納されている画像に基
づいた検索キー画像が一覧表示される。同時に、その中
から検索したい画像をクリックするように促す文字列も
表示される。ユーザにより適当な画像がクリックされる
と、その画像が検索キー画像として指定されることにな
る。

【００５２】検索対象期間および検索キー画像の指定が
行なわれると、ステップＳ６０５において、検索基準日
Ｔの初期設定が行なわれる。ここでは、指定された検索
キー画像の時間情報、すなわち検索キー画像に付与され
た撮影日情報または登録日情報Ｔkeyが、検索基準日Ｔ
に代入される（Ｔ←Ｔkey）。

【００５３】そして、ステップＳ６０７において、検索
基準日Ｔが、指定された検索対象期間の下限であるＴmi
nよりも小さいか否かが判断される（Ｔ＜Ｔmin？）。検
索基準日Ｔと検索対象期間の下限Ｔminとを比較するこ
とで、画像検索が、検索基準日Ｔより過去の画像に対し
て行なうべきか否かが判断される。

【００５４】検索基準日Ｔが検索対象期間の下限である
Ｔminよりも大きい場合は（ステップＳ６０７で
“Ｎ”）、ステップＳ６０９において、検索基準日Ｔか
ら過去に所定期間Ｔｄだけ遡った期間の画像に対して検
索が行なわれる。すなわち、検索基準日Ｔから所定期間
遡った日（Ｔ−Ｔｄ）までの期間の時間情報を持つ画像
に対して検索が行なわれる。

【００５５】具体的には、指定された検索キー画像と、
上述した期間内の時間情報を持つデータベース３０１内
の画像との差分がとられ、両者の類似度が判断される。
そして、所定値以上の類似度になる画像に対しては、
「類似画像」であるとして一旦、抽出される。類似度が
所定値に満たない画像は、「類似画像」ではないとして
抽出の対象から外される。

【００５６】このようにして、Ｔから（Ｔ−Ｔｄ）の期
間の時間情報を持つ画像に対する検索が終了すると、ス
テップＳ６１１において、検索キー画像の再設定が行な
われる。たとえば、ステップＳ６０９で抽出された「類
似画像」の中から、最も過去の時間情報を持つ画像が、
新たに検索キー画像として設定される。なお、１枚に限
られず、古い画像から順に複数枚が新たな検索キー画像
として設定されてもよい。

【００５７】続いて、ステップＳ６１３において、検索
基準日Ｔの更新が行なわれる。すなわち、検索を行なう
期間（以下「検索期間」という）を過去にシフトさせる
ために、検索基準日Ｔを所定期間Ｔｄだけ過去にシフト
させる（Ｔ←Ｔ−Ｔｄ）。その後、再びステップＳ６０
７の処理へと戻る。以後、シフトされた検索期間につい
て、新たな検索キー画像を用いた同様の処理が繰返され
る（ステップＳ６０９からステップＳ６１３）。

【００５８】そして、ステップＳ６０７において、検索
基準日Ｔが検索対象期間の下限Ｔminを超えた場合、す
なわち、Ｔ＜Ｔminとなった場合は、ステップＳ６１５
の処理へと移行する。

【００５９】ステップＳ６１５では、検索基準日Ｔが再
び初期化される。すなわち検索基準日Ｔにユーザが最初
指定した検索キー画像の時間情報Ｔｋｅｙが代入される
（Ｔ←Ｔkey）。そして、以降の処理では、検索基準日
Ｔから将来の時間情報を持つ画像についての検索が行な
われる。

【００６０】ステップＳ６１７では、検索基準日Ｔが、
検索対象期間の上限であるＴmaxよりも大きいか否かが
判断される（Ｔ＞Ｔmax？）。ここで検索基準日Ｔと検
索対象期間の上限Ｔmaxとを比較することで、画像検索
を基準日Ｔより将来の画像に対して行なうべきか否かの
判断がなされる。

【００６１】検索基準日Ｔが検索対象期間の上限Ｔmax
よりも小さい場合は（ステップＳ６１７で“Ｎ”）、ス
テップＳ６１９において、検索基準日Ｔと、検索基準日
Ｔから将来に所定期間Ｔｄだけ進んだ期間の画像に対し
て検索が行なわれる。すなわち、検索基準日Ｔから所定
期間進んだ日（Ｔ＋Ｔｄ）までの期間の時間情報を持つ
画像に対して検索が行なわれる。

【００６２】具体的には、ステップＳ６０９で行なった
処理と同様に、検索キー画像と、検索期間の時間情報を
持つ画像との差分をとることにより類似判断が行なわれ
る。そして、対象画像の類似度が所定値以上である場
合、その画像は「類似画像」として抽出される。一方所
定値未満の場合は、「類似画像」でないとみなされる。

【００６３】続いて、ステップＳ６２１において、検索
キー画像の再設定が行なわれる。具体的には、ステップ
Ｓ６１９で抽出された「類似画像」の中から、最も新し
い時間情報を持つ画像が、新たに検索キー画像として設
定される。なお、新たなキー画像は、１つではなく、新
しいものから順に複数が設定されるようにしてもよい。

【００６４】新たな検索キー画像が設定されると、次に
ステップＳ６２３において、検索基準日Ｔの更新が行な
われる。ここでは、検索期間を将来にシフトさせるため
に、検索基準日Ｔを所定期間Ｔｄだけ将来にシフトさせ
る（Ｔ←Ｔ＋Ｔｄ）。このようにして検索基準日が更新
されると、再びステップＳ６１７の処理へと戻る。以
後、シフトされた検索期間について、新たな検索キー画
像を用いた同様の処理（ステップＳ６１９からステップ
Ｓ６２３）が繰返される。

【００６５】そして、ステップＳ６１７において、検索
基準日Ｔが検索対象期間の上限Ｔmaxを超えた場合、す
なわち、Ｔ＞Ｔmaxとなった場合には、将来に向けての
画像の検索を終了し、ステップＳ６２５の処理へと進
む。

【００６６】ステップＳ６２５では、検索対象期間内に
おける検索結果の出力が行なわれる。つまり、ステップ
Ｓ６０９およびステップＳ６１９の検索処理により抽出
された画像の中から、ユーザが指定した指定期間内の情
報を持つ画像が検索結果として出力される。結果の出力
は、表示装置１２に表示されてもよいし、プリンタ３７
にプリントアウトされるなどしてもよい。

【００６７】このようにして、ユーザが検索を希望する
期間および検索キー画像を指定するだけで、適宜新たな
検索キー画像が設定され、それに基づいた画像検索が自
動的に行なわれる。このため、所望の画像を漏れなく取
得するためにユーザが行なう操作は簡易なものですみ、
利便性が向上する。

【００６８】次に、図８および図９を用いて、図６の画
像データ検索処理のフローチャートに従って、画像を検
索する場合を具体的に説明する。

【００６９】図８は、図６に示すフローチャートに従っ
て画像を検索する場合の第１の具体例を説明するための
図である。ここでは、検索キー画像に、検索対象期間の
下限Ｔminと検索対象期間の上限Ｔmaxとの間の時間情報
を持つ画像が指定されている。したがって、まず、検索
基準日Ｔから矢印Ａの方向、すなわち検索基準日から過
去の時間情報を持つ画像に対する検索が行なわれる（図
６のステップＳ６０７からステップＳ６１３）。その
後、基準日Ｔから矢印Ｂの方向、すなわち検索基準日か
ら将来の時間情報を持つ画像に対する検索が行なわれる
（図６のステップＳ６１７からステップＳ６２３）。具
体的に説明すると次のようになる。

【００７０】まず、指定された検索キー画像を用いて、
検索基準日Ｔから所定期間Ｔｄだけ過去に遡った期間
（Ｔからｔ４）における画像の検索が行なわれる。たと
えば、所定期間Ｔｄが１年の場合は、検索キー画像の撮
影日Ｔから過去１年の間に撮影された画像について検索
が行なわれる。そして、検索キー画像に類似する画像が
検索結果として抽出される。

【００７１】さらに過去に遡った画像の検索を行なうた
めに、検索結果として抽出された画像の中から最も古い
画像が、新たな検索キー画像として設定される。そし
て、検索基準日Ｔもｔ４に更新される。このため、新た
に設定された検索キー画像に基づいて、次はｔ４から所
定期間Ｔｄへ遡った期間（ｔ４からｔ３）における画像
検索が行なわれる。所定期間Ｔｄを１年とすると、ｔ４
から過去１年の間に撮影された画像についての検索が行
なわれる。そして、検索された画像の中から最も古い画
像が新たな検索キー画像として再び設定され直す。

【００７２】このようにして、新たな検索キー画像の設
定と検索期間の過去へのシフトとが、検索対象期間下限
であるＴminを超えるまで、同様にして繰り返される。
ここでは、ｔ２からｔ１までの期間における画像検索処
理が終了し、新たに検索基準日Ｔがｔ１となった時点
で、検索基準日Ｔが検索対象期間下限Ｔminを超えるこ
とになり、過去に向かう検索処理が終了する。

【００７３】したがって、次は、指定された検索キー画
像の時間情報Ｔから矢印Ｂの方向に向かう検索処理が行
なわれる。すなわち、検索画像の時間情報Ｔよりも将来
の時間情報を持つ画像に対する検索処理が行なわれる
（図６のステップＳ６１７からステップＳ６２３）。

【００７４】まず検索基準日となるＴから所定期間Ｔｄ
だけ将来に向かった期間（Ｔからｔ５）における画像の
検索処理が行なわれる。所定期間Ｔが１年の場合は、検
索キー画像の撮影日Ｔより新しい１年先までの間に撮影
された画像についての検索が行なわれる。そして、検索
キー画像に類似する画像が検索結果として抽出される。

【００７５】さらに将来の画像の検索を行なうために、
検索結果として抽出された画像の中から、最も新しい時
間情報を持つ画像が新たな検索キー画像として設定され
る。そして、その検索キー画像を用いて、ｔ５から所定
期間Ｔｄだけ将来の期間（ｔ５からｔ６）における画像
の検索が行なわれる。

【００７６】このようにして、新たな検索キー画像の設
定と検索期間の将来へのシフトとが、検索対象期間上限
Ｔmaxを超えるまで、同様にして繰り返される。ここで
は、ｔ５からｔ６までの期間における画像検索処理が終
了し、新たに検索基準日Ｔがｔ６となった時点で、検索
基準日Ｔが検索対象期間上限Ｔmaxを超えることにな
り、将来に向かう検索処理が終了する。

【００７７】そして、最終的には、検索対象期間（Ｔmi
nからＴmax）内の時間情報を持つ画像が検索結果として
出力される。

【００７８】このように、本実施の形態における画像検
索方法では、検索期間が、検索基準日Ｔを中心に過去お
よび将来に向けて所定期間ずつ徐々にシフトされてい
く。それと同時に検索キー画像も徐々に古い画像または
新しい画像に更新されていく。このため、検索対象期間
下限または上限までの所望の画像を漏れなく検索するこ
とができる。

【００７９】図９は、図６に示すフローチャートに従っ
て画像を検索する場合の第２の具体例を説明するための
図である。ここでは、検索キー画像に、検索対象期間の
上限Ｔmaxよりも大きい時間情報を持つ画像が指定され
ている。したがって、図８の例と異なり、検索基準日Ｔ
から検索対象期間に向かう方向。（矢印Ａ）、すなわち
検索基準日から過去の時間情報を持つ画像に対する検索
は行なわれるが（図６のステップＳ６０７からステップ
Ｓ６１３）、検索基準日Ｔから矢印Ｂの方向、すなわち
検索基準日から将来の時間情報を持つ画像に対する検索
は行なわれない（図６のステップＳ６１７からステップ
Ｓ６２３）。

【００８０】まず、指定された検索キー画像を用いて、
検索基準日Ｔから所定期間Ｔｄだけ過去に遡った期間
（Ｔからｔ４）における画像の検索が行なわれる。そし
て、検索キー画像に類似する画像が検索結果として抽出
される。

【００８１】さらに過去に遡った画像の検索を行なうた
めに、検索結果として抽出された画像の中から最も古い
画像が、新たな検索キー画像として設定される。そし
て、検索基準日Ｔもｔ４に更新される。このため、新た
に設定された検索キー画像に基づいて、次はｔ４から所
定期間Ｔｄへ遡った期間（ｔ４からｔ３）における画像
検索が行なわれる。そしてまた、検索された画像の中か
ら最も古い画像が新たな検索キー画像として再び設定さ
れ直す。

【００８２】このようにして、新たな検索キー画像の設
定と検索期間の過去へのシフトとが、検索対象期間下限
であるＴminを超えるまで、同様にして繰り返される。
ここでは、ｔ２からｔ１までの期間における画像検索処
理が終了し、新たに検索基準日Ｔがｔ１となった時点
で、検索基準日Ｔが検索対象期間下限Ｔminを超えるこ
とになり、過去に向かう検索処理が終了する。

【００８３】今回は、検索基準日Ｔが、検索対象期間上
限Ｔmaxよりも大きいため、矢印Ｂの方向に向かう検索
処理は行なわれない。したがって、画像の抽出はここで
終了し、最終的な検索結果が選択される。最終的には、
検索対象期間（ＴminからＴmax）内の時間情報を持つ画
像のみが検索結果として出力される。

【００８４】このように、検索基準日Ｔが検索対象期間
外の場合は、検索対象期間を含まない期間（本図におい
ては、Ｔからｔ４間、およびｔ４からｔ３間）であって
も検索対象期間に向かって所定期間Ｔｄずつシフトしな
がら検索が行なわれる。これは、最終的にＴminからＴm
axまでの検索対象期間における適切な検索処理を行なう
ために必要とされる新たな検索キー画像を順に設定する
必要があるからである。したがって、検索対象期間にお
いては、時間の経過が考慮された検索キー画像に基づき
適切な画像が抽出されることになる。

【００８５】図１０は、検索キー画像が更新される概念
を説明するための図である。本図に示すように、検索キ
ー画像１は、たとえば図７において、左から３番目の画
像をクリックされることにより指定された画像である。
したがって、まず検索キー画像１に基づいてある期間内
の画像検索が行なわれる。

【００８６】そして、次の階層で示されるような複数の
類似画像が、その検索結果として抽出される。過去の画
像についての検索を行なう場合は、この抽出された類似
画像の中から、最も古い画像が選択される。反対に、将
来の画像についての検索が行なわれる場合は、最も新し
い画像が選択される。そして、選択された画像が、新た
な検索キー画像（検索キー画像２）として設定される。

【００８７】すると、次は設定された新たな検索キー画
像である検索キー画像２に基づいて、画像検索が行なわ
れる。この際、検索対象となる期間は過去あるいは将来
にシフトした期間である。

【００８８】同様にして、新たな検索キー画像が必要に
応じて設定され、そのキー画像を基に画像の検索処理が
行なわれる。このようにして抽出されたすべての画像
（検索結果）が、検索キー画像１に類似する画像である
として出力されることになる。

【００８９】したがって、このような画像検索方法によ
ると、所望の画像を漏れなく抽出することが可能とな
る。すなわち、検索期間が長い場合であっても、また、
検索期間と、指定された検索キー画像との時間差が大き
い場合であっても、たとえば人物であれば年齢の変化、
体形、髪型等の変化にも十分対応することができ、正確
な画像の検索が行なわれることになる。このためユーザ
は、予め検索結果を予想して代表的な複数枚の検索キー
画像を選択等する必要がなくなる。また、当初の検索キ
ー画像によって抽出された画像の傾向を鑑みて、新たな
検索キー画像を選ぶという煩雑さも回避されることにな
る。

【００９０】なお、図６においては、まず検索基準日か
ら過去の時間情報を持つ画像について検索を行なった後
に将来の時間情報を持つ画像について画像検索を行なっ
ている。しかし、この順序に限られるものではない。た
とえば、将来の画像についての画像検索の後に過去の画
像についての画像検索を行なうなど逆であってもよい。

【００９１】また、図６のステップＳ６１１およびステ
ップＳ６２１等において、新たな検索キー画像として設
定される画像は、図６等で説明したものに限られない。
たとえば、新しいものと古いものとを複数枚選択される
ようにしてもよい。この場合、選択された各画像につい
て検索処理が行なわれることになる。

【００９２】今回示した実施の形態においては、人が検
索キー画像として指定される場合を例として説明した
が、検索対象は人に限定されるわけではない。したがっ
て、たとえば、建物等の物を検索キー画像として指定
し、その物の画像を検索する場合にも適用することがで
きる。

【００９３】また、図７、図８および図９等で説明した
ように、画像検索を行なう検索期間については重複せず
に所定期間Ｔｄずつシフトしている。しかし、このよう
な場合に限られず、たとえば、新たな検索画像として設
定された画像の持つ時間情報が新たな検索基準日Ｔとし
て設定されることにより、少し重複しながら検索期間を
シフトしていくようにしてもよい。また、最初からシフ
トさせることなく、新たな検索キー画像が設定されて
も、その都度全体にわたって検索を繰り返し行なっても
よい。

【００９４】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態における画像検索装置１
００の一例であるコンピュータの外観を示した図であ
る。

【図２】 図１のコンピュータの構成を示した機能ブロ
ック図である。

【図３】 画像検索装置１００に画像が入出力される場
合について説明するための図である。

【図４】 画像検索装置１００の制御部３００における
処理の流れを示したフローチャートである。

【図５】 図４の画像データ登録処理（ステップＳ４０
５）の詳細を示したフローチャートである。

【図６】 図４の画像データ検索処理（ステップＳ４０
７）の詳細を示したフローチャートである。

【図７】 検索キー画像の指定画面が表示装置１２に表
示される例を示す図である。

【図８】 図６に示すフローチャートに従って画像を検
索する場合の第１の具体例を説明するための図である。

【図９】 図６に示すフローチャートに従って画像を検
索する場合の第２の具体例を説明するための図である。

【図１０】 検索キー画像が更新される概念を説明する
ための図である。

【符号の説明】

１１ コンピュータの本体、１２ 表示装置、１３ 磁
気テープ装置、１４磁気テープ、１７ ＣＤ−ＲＯＭ装
置、１８ ＣＤ−ＲＯＭ、２０ ＣＰＵ、２１ ＲＯ
Ｍ、２２ ＲＡＭ、２３ ハードディスク装置、３１
デジタルカメラ、３２ スキャナ、３３，３５ サー
バ、３７ プリンタ、３００ 制御部、３０１ データ
ベース。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 恭子 大阪市中央区安土町二丁目３番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Ｆターム(参考） 5B050 GA08 5B075 ND06 NK10 PP02 PP03 PP30 PQ02 PQ03 PR06 QM08

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ユーザにより指定された検索キー画像を
   取得する検索キー画像取得ステップと、 前記取得された検索キー画像に基づいて、データベース
   の中から該当する画像を検索する検索ステップと、 前記検索ステップによる検索結果を利用して、新たな検
   索キー画像を設定する設定ステップと、 前記設定された新たな検索キー画像に基づいて、前記デ
   ータベースの中から該当する画像を再検索する再検索ス
   テップと、をコンピュータに実行させるための画像検索
   プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
   媒体。
2. 【請求項２】 前記検索ステップは、前記データベース
   の中の第１のグループに対して検索を行ない、 前記再検索ステップは、前記データベースの中の前記第
   １のグループとは異なる第２のグループに対して検索を
   行なう、請求項１に記載の画像検索プログラムを記録し
   たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
3. 【請求項３】 前記データベースに格納されている画像
   には、それぞれ時間情報が付与されており、 前記第１のグループは、第１の期間内の時間情報を持つ
   画像についてのグループであり、 前記第２のグループは、第２の期間内の時間情報を持つ
   画像についてのグループである、請求項２に記載の画像
   検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
   記録媒体。
4. 【請求項４】 前記設定ステップは、前記検索ステップ
   により検索された画像の中から前記第２の期間に近い時
   間情報を持つ画像を新たな検索キー画像として設定す
   る、請求項３に記載の画像検索プログラムを記録したコ
   ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
5. 【請求項５】 さらに、ユーザにより指定された検索対
   象期間を取得する検索対象期間取得ステップと、 前記検索ステップおよび前記再検索ステップにより検索
   された画像のうち、前記取得された検索対象期間内の時
   間情報を持つ画像を検索結果として決定する決定ステッ
   プとをコンピュータに実行させるための、請求項３また
   は４に記載の画像検索プログラムを記録したコンピュー
   タ読み取り可能な記録媒体。
6. 【請求項６】 さらに、前記再検索ステップによる検索
   結果を利用して新たな検索キー画像を設定する再設定ス
   テップをコンピュータに実行させ、 前記再設定ステップおよび前記再検索ステップは、所定
   回数繰り返されることを特徴とする、請求項１〜５のい
   ずれかに記載の画像検索プログラムを記録したコンピュ
   ータ読み取り可能な記録媒体。
7. 【請求項７】 ユーザにより指定された検索キー画像を
   取得する検索キー画像取得ステップと、 前記取得された検索キー画像に基づいて、データベース
   の中から該当する画像を検索する検索ステップと、 前記検索ステップによる検索結果を利用して、新たな検
   索キー画像を設定する設定ステップと、 前記設定された新たな検索キー画像に基づいて、前記デ
   ータベースの中から該当する画像を再検索する再検索ス
   テップとを含む、画像検索方法。
8. 【請求項８】 ユーザにより指定された検索キー画像を
   取得する検索キー画像取得手段と、 前記取得された検索キー画像に基づいて、データベース
   の中から該当する画像を検索する検索手段と、 前記検索手段による検索結果を利用して、新たな検索キ
   ー画像を設定する設定手段と、 前記設定された新たな検索キー画像に基づいて、前記デ
   ータベースの中から該当する画像を再検索する再検索手
   段とを含む、画像検索装置。