JP2002169619A - 運転操作用ペダル装置 - Google Patents

運転操作用ペダル装置

Info

Publication number
JP2002169619A
JP2002169619A JP2000367954A JP2000367954A JP2002169619A JP 2002169619 A JP2002169619 A JP 2002169619A JP 2000367954 A JP2000367954 A JP 2000367954A JP 2000367954 A JP2000367954 A JP 2000367954A JP 2002169619 A JP2002169619 A JP 2002169619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
light
driving operation
driver
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000367954A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Tsuchiya
智 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2000367954A priority Critical patent/JP2002169619A/ja
Publication of JP2002169619A publication Critical patent/JP2002169619A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転操作用のペダル装置において、異物の挟
みこみや、踏み間違いによる誤操作を無くすことを目的
とする。 【解決手段】 床部に開口部13aを形成する枠体13
と、開口部13aと略同形状の断面形状を有し、開口部
13aに突出して嵌めあわされて開口部13aから出入
り可能な箱型のペダル(ブレーキペダルボックス)12
等を備えるように運転操作用ペダル装置を構成する。ま
た、それぞれのペダルの踏み込み面11b,12bに異
なる色彩を付し、同系色の色彩を有する発光体11a,
12aをそれぞれのペダルに備えて、所定の車速を越え
た場合に、点滅等の発光による指示をすることにより、
運転手に注意を促すとともに、操作位置を知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の運転操
作に使用されるペダル装置に関し、特に、運転時の誤操
作を事前に防止するための運転操作用ペダル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の運転操作用ペダル装置
(以下、単に「ペダル」とも記載する。)としては、図
4(a)に示すような、アーム式ペダルや、図4(b)
に示すようなオルガン式ペダルが使用されていた。アー
ム式ペダルは、運転手が操作時に踏み込む板状の踏込部
101が、運転手に向かうように弓なりに曲がったアー
ム102の先端に固定されたものである。アーム102
は、踏込部101の上方の回転軸103で枢着されてお
り、前記回転軸103付近でピストンロッド104等を
押し込むようにして操作量を機械に伝えるようになって
いる。また、オルガン式ペダル110は、運転手が操作
時に踏み込む板状の踏込部111が、運転手の踵側の回
転軸113で枢着されたものである。踏込部111の踏
み込み量は、リンク112等により機械に伝えられるよ
うになっていた。アーム式ペダル100は、主に踵を上
げて強く押し込むような動作の操作部分に使用されてお
り、自動車の操作ペダルとしては、主にブレーキやクラ
ッチに使用されていた。また、オルガン式ペダルは、踵
を床に付けて、少しずつ操作するような動作の操作部分
に使用されており、自動車の操作ペダルとしては、主に
アクセルに使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
ペダルは、次のような、誤操作をする可能性を有してい
た。まず、前記したアーム式ペダルやオルガン式ペダル
は、通常、踏込部101,111及びアーム102の裏
側に床面105,115があり、特に自動車等の場合、
エンジンルーム内の機械類が客室近くまで迫っているこ
とから、踏込部101,111及びアーム102と、床
面105,115の間に広い空間を設けることはできな
かった。そのため、運転席の床にぬいぐるみや靴等大き
な物を落とした場合、踏込部101,111及びアーム
102と、床面105,115の間にその落下した異物
が挟まって、操作できなくなることも考えられた。ま
た、ペダルの位置は、車種ごとに微妙に異なっており、
特に夜間は暗いためにペダルの位置が確認しにくいこと
もあり、踏み間違いによる誤操作の可能性があった。さ
らに、運転の初心者やペーパードライバー等、日常的に
運転を行っていない者は、ペダルを踏み間違って誤操作
をする可能性もあった。そこで、本発明では、ペダルと
床面との間で異物の挟みこみを防止し、運転時の誤操作
を事前に防止する運転操作用ペダル装置を提供すること
を目的とする。また、ペダルを複数有するような装置に
おいて、ペダルの踏み間違いによる誤操作を防止する運
転操作用ペダル装置を提供することをも目的とする
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の請求項1では、運転操作用ペダル装置にお
いて、開口部が形成された床部と、前記開口部から隙間
無く突出し、かつ前記開口部から出入り可能なペダルと
を備えることを特徴とした。
【0005】このように、ペダルを床部から突出させて
構成し、踏み込む面を構成する部分と、床面との間の隙
間を無くすようにしたため、踏込部と床面との間に異物
を挟みこむことがない。従って、運転席に物を落として
しまった場合にも、確実に運転操作を行うことができ
る。なお、隙間無くとは、異物が入り込む隙間がないと
いう意味であり、ペダルが開口部から出入りするための
クリアランスは必要である。
【0006】なお、ペダルの形状の設定としては、床の
開口部から踏み込み面に向かって同一断面とするか、徐
々に狭くなる断面とした方が、ペダルの踏み込み面と、
床面との間に異物を挟みこみにくくなる。いいかえれ
ば、踏み込み面を有するペダルであるならば、前記踏み
込み面を構成する部材と前記開口部の縁部との間に異物
が挟まる凹部が形成されていないようにするのが望まし
い。このようにすることにより、床部から突出させるペ
ダルを、Iの字形や逆台形のように、床部近傍より、ペ
ダルの踏み込み面の方が広い断面になるように突出して
構成させる場合にも、ペダルの踏み込み面を構成する部
材と開口部の縁部との間に異物が挟まることがない。
【0007】また、本発明の請求項2では、請求項1に
記載の運転操作用ペダル装置において、前記ペダルは踏
み込み面を有し、前記踏み込み面と平行な軸を中心にし
て回動可能であることを特徴とした。
【0008】このようにすることにより、床部から突出
して形成され、踏み込み面を有するペダルを回動動作で
操作することができるので、人間の動きにあったスムー
ズな操作感を実現することができる。例えば、床面に近
い、人間の踵側の支点で回動するように構成すれば、従
来のオルガン式ペダルのような動きを実現でき、微妙な
踏込み量を操作することが可能である。
【0009】また、本発明の請求項3では、運転操作用
ペダル装置において、それぞれ異なる色彩の踏み込み面
を有する複数のペダルと、前記ペダルに備えられた前記
ペダルと同系色の色彩で発光する発光体と、速度センサ
とを備える運転操作用ペダル装置であって、前記速度セ
ンサが検出した速度が所定値を超えた場合に、前記発光
体を発光、点滅あるいは前記発光体の発光輝度を増加さ
せることを特徴とした。
【0010】このようにすることにより、速度センサが
検出した自動車等の車体の速度が所定値を超えたとき
に、ペダルに備えられた発光体を発光させ、又は点滅さ
せ、あるいは発光体の発光輝度を増加させる等して、運
転手に危険と、ペダルの存在を知らせるので、運転手は
危険を察知でき、ペダルを間違えることなく適切な操作
をすることができる。さらに、発光体の色彩が、ペダル
の色彩と同系色で発光するため、昼間と夜間とで、同じ
色彩によりペダルを見分けることができ、ペダル装置の
誤操作を確実に防止することができる。また、アクセル
ペダルとブレーキペダルが装備された装置において、前
記速度センサが検出した速度が所定値を超えた場合に、
ブレーキペダルの発光体を発光、点滅あるいは前記発光
体の発光輝度を増加させるようにすれば、運転手にブレ
ーキ操作を促すことになり、より適切な操作を行わせて
安全を確保することもできる。
【0011】また、本発明の請求項4では、運転操作用
ペダル装置において、それぞれ異なる色彩の踏み込み面
を有する複数のペダルと、前記ペダルに備えられた前記
ペダルと同系色の色彩で発光する発光体と、車間距離セ
ンサとを備える運転操作用ペダル装置であって、前記車
間距離センサが検出した車間距離が所定値より短い場合
に、前記発光体を発光、点滅あるいは前記発光体の発光
輝度を増加させることを特徴とした。
【0012】このようにすることにより、車間距離セン
サが検出した車間距離が所定値よりも小さくなったとき
に、ペダルに備えられた発光体が発光させ、又は点滅さ
せ、あるいは発光体の発光輝度を増加させる等して、運
転手に危険と、ペダルの存在を知らせるので、運転手は
危険を察知でき、ペダルを間違えることなく適切な操作
をすることができる。さらに、発光体の色彩が、ペダル
の色彩と同系色で発光するため、昼間と夜間とで、同じ
色彩によりペダルを見分けることができ、ペダル装置の
誤操作を防止することができる。なお、請求項3と同様
に、アクセルペダルとブレーキペダルが装備された装置
において、前記車間距離センサが検出した車間距離が所
定値より小さくなった場合に、ブレーキペダルの発光体
を発光、点滅あるいは前記発光体の発光輝度を増加させ
るようにすれば、運転手にブレーキ操作を促すことにな
り、より適切な操作を行わせて安全を確保することもで
きる。
【0013】また、本発明の請求項5では、請求項3又
は請求項4記載の運転操作用ペダル装置において、前記
ペダルと同系色の警告灯を計器盤又はその上方に備え、
前記発光体の発光、点滅あるいは発光輝度の増加と同時
に前記警告灯を発光、点滅あるいは発光輝度を増加させ
ることを特徴とした。
【0014】このようにすれば、ペダルの発光体を発光
させ、又は点滅させ、あるいは発光輝度を増加させるの
に加えて、運転手の目につきやすい計器盤上で運転手に
警告の指示がなされるので、より確実に運転操作を促す
ことが可能となる。また、計器盤の警告灯の色彩は、ペ
ダルに備えられた発光体の色彩と同系色であることか
ら、運転手は間違えることなく操作ペダルを選択するこ
とができる。また、計器盤上の警告灯は、ブレーキペダ
ルの発光に対応したものとし、ブレーキペダルの発光体
の発光等と同時に警告灯を発光、点滅、あるいは発光輝
度の増加等をさせるようにすれば、危険時に運転手に対
してブレーキ操作を促すことができ安全確実な操作を確
保することができる。
【0015】なお、請求項3から請求項5において、ペ
ダルは少なくとも運転手が見やすい踏み込み面の部分が
色彩を有していれば十分であり、踏み込み面から床面へ
延びるペダルの側壁部分は、ペダルを判別するための色
彩を有するか否かは任意である。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、適宜図面を参照しながら説明する。なお、以下の実
施の形態では、ペダルが備えられる装置の例として、自
動車を取り上げて説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係る運転操作用ペダル装置を示す図であり、
(a)は、踏み込み面から見た平面図、(b)は、
(a)におけるX−X線断面図である。
【0017】図1(a)に示すように、運転操作用ペダ
ル装置10は、アクセルペダルボックス11と、ブレー
キペダルボックス12を備える。アクセルペダルボック
ス11と、ブレーキペダルボックス12は、踏み込み面
12bが台形をした箱型形状であり、踏み込み面12b
の形状のまま、床面15に向かって柱状に延びた形状を
している。図1(a)及び(b)に示すように、ブレー
キペダルボックス12は、踏み込み面12bの台形とほ
ぼ同じ形状を有する枠体13の開口部13aに、摺動し
て出入り可能に嵌め込まれている。そして、ブレーキペ
ダルボックス12の踏み込み面12bと反対側の底面に
は、ピストンロッド12cにより油圧を発生して、油圧
回路を介してブレーキをかけられるようになっている。
ブレーキペダルボックス12の内部には、ブレーキ発光
体12aが踏み込み面12bの裏側に備えられており、
図示しない配線類により、後記する電子制御ユニット
(ECU)50に接続されている。アクセルペダルボッ
クス11についても図示はしないが、ブレーキペダルボ
ックス12と同様に底面にピストンロッドを有し、踏み
込み面11bの裏側にアクセル発光体11aが備えられ
ている。
【0018】アクセルペダルボックス11は、アクセル
操作が踵を床面15につけながら踏み込み面を擦るよう
にして踏み込まれることから、踏み込み面11bが比較
的細長い形状をしている。一方、ブレーキペダルボック
ス12は、ブレーキ操作が比較的とっさに踏み込まれて
行われることもあることから、踏みそこないが無いよう
に、踏み込み面12bが比較的広い幅の形状をしてい
る。そして、アクセルペダルボックス11とブレーキペ
ダルボックス12の間には、同時に両方を踏み込んでし
まうような誤操作が無いように、適度な間隔が開けられ
ている。また、アクセルペダルボックス11は、青色若
しくは緑色の透明な樹脂からなり、アクセル発光体11
aの発光色も同系色の青色若しくは緑色である。そし
て、ブレーキペダルボックス12は、赤色の透明な樹脂
からなり、ブレーキ発光体12aの発光色も同系色の赤
色である。これらの色彩は必須のものではないが、一般
的に赤色は危険や停止のサイン、青色や緑色が安全や通
行可のサインとして使用されることが多いことからこの
ような色彩を用いるのが好ましい。なお、本実施の形態
では、アクセルペダルボックス11等の内部にアクセル
発光体11a等を備えるようにしたため、アクセルペダ
ルボックス11等の材質を透明な樹脂としたが、樹脂に
限らずガラス等でも良いし、踏み込み面11b等の外側
にアクセル発光体11aを備えるようにすれば、アクセ
ルペダルボックス11等を不透明な金属等、他の材質に
より構成しても良い。
【0019】なお、アクセル発光体11a等は、発光時
に外部から見える光がアクセルペダルボックス11の踏
み込み面11b等と同系色に見えれば良く、発光する元
の光自体が踏み込み面11b等と同系色である必要はな
い。即ち、元の発光色自体は白色でも、アクセル発光体
11aの外表面を構成する青色の透明樹脂を透過した結
果、外部からは青色で発光して見えるようになっていて
も良い。
【0020】なお、本実施の形態において、ピストンロ
ッドにより操作量を機械に伝達するように構成している
が、リンク機構とワイヤー等、他の方法により操作量を
機械に伝達するようにしても良い。また、枠体13は、
ピストンロッド12c類や、アクセルペダル、ブレーキ
ペダルのセットを1つの組み立て部品として、組み立て
を容易にするために使用しているものであるが、床に直
接アクセルペダルボックス11等が出入りできる開口部
を設けてアクセルペダルボックス11等を取り付けても
よい。さらに、本実施の形態では、枠体13は、床面1
5から分離できるが、床面15に固定されて、床部に開
口部を形成するようになるので、請求項にいう床部に該
当する。また、ブレーキ発光体12a及びアクセル発光
体11aとしては、蛍光発光体やLED等、公知の種々
の発光体を使用することができる。また、ブレーキ操作
指示灯61は計器盤60内のみならず、計器盤上面、天
井前縁、さらに、自動車等ではフロントガラスへの投影
等、運転者の視界に入る各所に備えても良い。
【0021】図2は、本発明の運転操作用ペダル装置の
システム構成を示すブロック図である。電子制御ユニッ
ト(ECU)50は、運転操作用ペダル装置10や、ス
ピードメータ64や油温計等のメータ類、各種の警告灯
類を備える計器盤60を制御するために、請求項3にい
う速度センサである車速センサ81や車間距離センサ8
2、油温センサ83、残燃料センサ84等の各種情報検
出手段からの情報を受ける。そして、これらの検出情報
と、ECU50内の図示しない記憶装置に記録されたプ
ログラムに従い、計器盤60のブレーキ操作指示灯6
1、油温警告灯62、残燃料警告灯63、スピードメー
タ64等の計器、警告灯類、及びアクセル発光体11
a、ブレーキ発光体12aの制御をするように信号を送
る。なお、ブレーキ操作指示灯61は、発光した場合
に、ブレーキ発光体12aと同じ赤色で発光するものが
使用される。また、図示はしないが、アクセル発光体1
1aと、ブレーキ発光体12aは、車内のルームライ
ト、スモールランプ及びヘッドライトの点灯と連動して
発光するように回路が構成されている。前記各種センサ
類は、電気、磁気、光、電波等を利用し、検出する量に
ついて電気信号を発する公知のセンサを利用することが
できる。但し、ある速度から一定の挙動を起こさせるだ
けの場合には、ECU50を用いず、遠心力等の機械的
な力により、スイッチのオン・オフを行っても良い。
【0022】以上のような構成を有する運転操作用ペダ
ル装置10は次のように使用され、作用する。自動車の
運転操作をする運転手は、運転席に乗り込むと、足元を
見て、アクセルペダルボックス11と、ブレーキペダル
ボックス12の位置を確認する。この際、踏み込み面1
1bには青色の、踏み込み面12bには赤色の色彩が付
されていることから、運転手はアクセルとブレーキの位
置を目視して確認することができる。また、自動車の教
習所等においては、教官が、生徒に対して、右、左の位
置と、色彩の両方を特定して、ペダルの存在と位置を指
導することもできる。運転席に乗り込んだ時が、夜間で
あった場合には、ドアを開けているときのルームライト
がついているときや、スモールランプ等をつけたとき
に、アクセル発光体11aやブレーキ発光体12aが発
光して、昼間と同系色でその存在を運転手に知らせるの
で、運転手は目視により、その存在と位置を確かめるこ
とができる。このようなペダルの位置の確認は、自動車
にはじめて乗る場合等に誤操作を防ぐ上で効果的であ
る。
【0023】乗車後には、運転手はアクセルペダルボッ
クス11を踏み込むことにより、車両を発進させようと
操作し、ブレーキペダルボックス12を踏み込むことに
より、車両を減速、停止させようと操作する。これらの
操作により、ピストンロッド12c等を介して、原動機
のスロットルや、ブレーキパッド等が動かされる。運転
手や同乗者が、車内に置いてあったぬいぐるみ等を運転
席の足元に落としてしまった場合には、各ペダルの踏み
込み面11b,12bと床15の間は、アクセルペダル
ボックス11等の側壁が存在していて隙間がないので、
ぬいぐるみ等の異物が踏み込み面11b,12bと床1
5の間に挟まるということがない。従って、このような
場合でも、運転手は、アクセル操作及びブレーキ操作を
容易に行うことが可能となる。また、危険を知らせる基
準となる車速は、カーナビゲーションに記憶された地図
情報により、難所や下り坂では低く設定したり、道路交
通情報通信システム(VICS)等からの外部情報によ
り渋滞路で低く設定したりすることもできる。
【0024】車両が動き出した後は、車速センサ81、
車間距離センサ82等の各種センサがECU50に随時
検出した量の信号を送り、ECU50が予め用意された
プログラムに従って、計器盤60の各種表示やアクセル
発光体11a、ブレーキ発光体12aを制御する。車両
が走行していて、所定の速度、例えば時速100kmを
超えた場合には、ECU50が車速センサ81が検出し
た速度の情報が時速100kmより大きいことを判断し
て、ブレーキ発光体11aを点滅させるように制御する
とともに、計器盤60内のブレーキ操作指示灯61を点
滅させる。運転手は、計器盤60のブレーキ操作指示灯
61の点滅と、ブレーキ発光体11aの点滅を見て、車
速が危険な速度を超えたことを察知し、ブレーキペダル
ボックス12を踏み込むことにより、車速を調整する。
このようにして、危険を事前に察知させて、適切な操作
を運転手に行わせることができる。
【0025】また、車両が走行していて、前方の車両と
の車間距離が所定の距離、例えば30mより短くなった
場合には、車間距離センサ82が検出した車間距離の値
が30mより短いことをECU50が判断し、ブレーキ
発光体11aを点滅させるように制御するとともに、計
器盤60内のブレーキ操作指示灯61を点滅させる。運
転手は、計器盤60のブレーキ操作指示灯61の点滅
と、ブレーキ発光体11aの点滅を見て、車速が危険な
速度を超えたことを察知し、ブレーキペダルボックス1
2を踏み込むことにより、車速を調整する。このように
して、危険を事前に察知させて、適切な操作を運転手に
行わせることができる。
【0026】以上の実施の形態において、車速が上がり
すぎた場合、車間距離が詰まりすぎた場合のいずれの場
合にも、ブレーキ発光体11aやブレーキ操作指示灯6
1を点滅させるのではなく、発光させるだけでも良い。
また、夜間であって、ブレーキ発光体11aやブレーキ
操作指示灯61が既についていた場合等は、その発光輝
度を増加させることにより、運転手に危険を察知させて
も良い。また、危険を知らせる基準となる車間距離は、
車速が高い程、車間距離を大きく取るように、車速ごと
の所定の車間距離を予めマップにしておき、速度に応じ
た所定の車間距離を随時読み込んで、危険を判断する車
間距離の基準とすることもできる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は、本発明の運転操作用ペダル装置の他
の例を示す断面斜視図である。なお、本実施の形態にお
いて、第1の実施の形態と実質的に同一な部分は詳細な
説明を省略する。図3に示すように、本実施の形態のア
クセルペダルボックス21は、扇形の断面の箱型となっ
ている。また、アクセルペダルボックス21は床面25
に開けられた長方形の開口部23にほぼ隙間無く嵌めら
れており、回転軸22により回動可能に支持されてい
る。回転軸22は、アクセルペダルボックス21の断面
の扇形の円弧のほぼ中心に、踏み込み面21bと平行に
位置している。特に、本実施形態では、運転手の足が踵
を中心として回転する動作の軸と平行な軸になってい
る。アクセルペダルボックス21の踏み込み面21bの
裏面には、アクセル発光体21aが係止部や接着剤等に
より固定されて備えられている。アクセル発光体21a
は、第1の実施の形態のアクセル発光体11と同様に、
図示せぬ配線によりECU50に接続され、ECU50
により発光を制御される。アクセルペダルボックス21
の踏み込み量は、底面21cの移動により、リンク機構
26を動かして、ワイヤー27を引く動作に変換され
る。ワイヤー27を引く動作は、図示しない原動機のス
ロットル弁の作動へと伝えられるようになっている。
【0028】以上のような構成を有する運転操作用ペダ
ル装置20によれば、運転手や同乗者が、運転席の足元
に物を落とした場合でも、踏み込み面21bと床面25
の間がアクセルペダルボックス21の側壁で閉じられて
いることから、異物が踏み込み面21bと床面25の間
に挟まることがない。従って、このような場合でも運転
手はアクセル操作を行うことが可能となる。
【0029】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は前記実施の形態には制限されない。例え
ば、実施の形態においては、自動車の運転操作用ペダル
装置について述べたが、本発明は自動車に限らず、鉄
道、船舶、航空機、宇宙船等、他の種々の運転操作が行
われる機械類においても、ペダルの踏み込み面と床面と
の間での異物の挟みこみを防止し、かつペダルの発光体
によって操作を促す警告を行って、安全確実な運転操作
を実現することができる。また、ペダルの種類として
も、アクセル、ブレーキに限らず、旋廻、後退、姿勢の
変更等、種々の操作に対して適用させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、以
下の顕著な効果を奏する。請求項1記載の発明によれ
ば、踏み込む面を構成する部分と、床面との間の隙間を
無くすようにしたため、踏み込み部分と床との間で異物
の挟み込みが防止され、確実なペダル操作が確保され
る。また、請求項2記載の発明によれば、請求項1の効
果に加え、ペダルが回動動作により倒れこむような動き
をするため、人間の動きにあったスムーズな操作感を実
現することができる。さらに、請求項3記載の発明によ
れば、速度センサが検出した速度が所定値を超えた場合
に、ペダルに備えられた発光体が発光、点滅あるいは発
光体の発光輝度を増加させる等して運転手に危険を知ら
せ、ペダルの存在を知らせるので、運転手がペダルを間
違えることなく適切な操作をすることができる。また、
請求項4記載の発明によれば、車間距離センサが検出し
た車間距離が所定値より短くなった場合に、ペダルに備
えられた発光体が発光、点滅あるいは発光体の発光輝度
を増加させる等して運転手に危険を知らせ、ペダルの存
在を知らせるので、運転手がペダルを間違えることなく
適切な操作をすることができる。また、請求項5記載の
発明によれば、ペダルの発光体が発光し、又は点滅し、
あるいは発光輝度が増加するのに加えて、運転手の目に
つきやすい計器盤上で運転手に警告の指示がなされるの
で、より確実に運転操作の指示を促すことが可能とな
る。また、計器盤の警告灯の色彩はペダルに備えられた
発光体の色彩と同系色であることから、運転手は間違え
ることなく操作ペダルを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る運転操作用ペ
ダル装置を示す図であり、(a)は、踏み込み面から見
た平面図、(b)は、(a)におけるX−X線断面図で
ある。
【図2】本発明の運転操作用ペダル装置のシステム構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の運転操作用ペダル装置の他の例を示す
断面斜視図である。
【図4】(a)は、従来のアーム式ペダルの側面図、
(b)は、従来のオルガン式ペダルの側面図である。
【符号の説明】
11,21 アクセルペダルボックス 11a アクセル発光体 12a ブレーキ発光体 12 ブレーキペダルボックス 13a,23 開口部 22 回転軸 61 ブレーキ操作指示灯 81 車速センサ 82 車間距離センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60T 7/06 B60T 7/06 Z G05G 1/28 G05G 1/28 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が形成された床部と、前記開口部
    から隙間無く突出し、かつ前記開口部から出入り可能な
    ペダルとを備えることを特徴とする運転操作用ペダル装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ペダルは踏み込み面を有し、前記踏
    み込み面と平行な軸を中心にして回動可能であることを
    特徴とする請求項1に記載の運転操作用ペダル装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ異なる色彩の踏み込み面を有す
    る複数のペダルと、前記ペダルに備えられた前記ペダル
    と同系色の色彩で発光する発光体と、速度センサとを備
    える運転操作用ペダル装置であって、前記速度センサが
    検出した速度が所定値を超えた場合に、前記発光体を発
    光、点滅あるいは前記発光体の発光輝度を増加させるこ
    とを特徴とする運転操作用ペダル装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ異なる色彩の踏み込み面を有す
    る複数のペダルと、前記ペダルに備えられた前記ペダル
    と同系色の色彩で発光する発光体と、車間距離センサと
    を備える運転操作用ペダル装置であって、前記車間距離
    センサが検出した車間距離が所定値より短い場合に、前
    記発光体を発光、点滅あるいは前記発光体の発光輝度を
    増加させることを特徴とする運転操作用ペダル装置。
  5. 【請求項5】 前記ペダルと同系色の警告灯を計器盤又
    はその上方に備え、前記発光体の発光、点滅あるいは発
    光輝度の増加と同時に前記警告灯を発光、点滅あるいは
    発光輝度を増加させることを特徴とする請求項3又は請
    求項4記載の運転操作用ペダル装置。
JP2000367954A 2000-12-04 2000-12-04 運転操作用ペダル装置 Pending JP2002169619A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367954A JP2002169619A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 運転操作用ペダル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367954A JP2002169619A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 運転操作用ペダル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002169619A true JP2002169619A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18838288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000367954A Pending JP2002169619A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 運転操作用ペダル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002169619A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10336344A1 (de) * 2003-08-08 2005-02-17 Bayerische Motoren Werke Ag Bedienpedaleinrichtung für Kraftfahrzeuge
KR200451780Y1 (ko) 2010-08-11 2011-01-12 주식회사 대원콘보이 자동차용 페달
KR101490702B1 (ko) 2013-12-18 2015-02-09 주식회사 컴씨스 모노트롤 페달 어셈블리
US20150322835A1 (en) * 2014-05-09 2015-11-12 Hyundai Motor Company Urea solution after-treatment system, and method and controller for warning of urea solution state using touch
CN113263911A (zh) * 2021-05-24 2021-08-17 浙江吉利控股集团有限公司 油门踏板控制方法、装置及可读存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10336344A1 (de) * 2003-08-08 2005-02-17 Bayerische Motoren Werke Ag Bedienpedaleinrichtung für Kraftfahrzeuge
KR200451780Y1 (ko) 2010-08-11 2011-01-12 주식회사 대원콘보이 자동차용 페달
KR101490702B1 (ko) 2013-12-18 2015-02-09 주식회사 컴씨스 모노트롤 페달 어셈블리
US20150322835A1 (en) * 2014-05-09 2015-11-12 Hyundai Motor Company Urea solution after-treatment system, and method and controller for warning of urea solution state using touch
US9376122B2 (en) * 2014-05-09 2016-06-28 Hyundai Motor Company Urea solution after-treatment system, and method and controller for warning of urea solution state using touch
CN113263911A (zh) * 2021-05-24 2021-08-17 浙江吉利控股集团有限公司 油门踏板控制方法、装置及可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5663707A (en) Signalling light visible through a rear view window of a vehicle
US9211837B2 (en) Pedestrian warning device for a vehicle
JPH1059063A (ja) 走行車のブレーキ強さまたは減速度を表示するための方法および装置
US7674026B2 (en) Lamp system for a vehicle
CN108883724B (zh) 驾驶辅助方法、装置、驾驶控制装置、车辆和记录介质
JPH0365449A (ja) 車輌信号装置
JP2005047494A (ja) 自動車のアクセル、ブレーキ操作等表示システム
US5680101A (en) Forward facing brake light
KR200454259Y1 (ko) 차량의 제동 및 가속의 심동 인디케이터
US20170210283A1 (en) Display device of operation state of automobile brake
EP1015273B1 (en) An improved motor vehicle display apparatus
EP0381767A1 (en) Display device for car
JP2002169619A (ja) 運転操作用ペダル装置
US20160214528A1 (en) Vehicular braking indicator system and method for displaying magnitude of brake engagement
JPH0950582A (ja) 自動車用表示装置
JP2001301487A (ja) 自動車
JP3124140U (ja) 自動車の灯火システム
US8967840B1 (en) Vehicle auxiliary lighting system
JP3203807U (ja) 自動車用ペダル踏み間違い防止装置
JP4295593B2 (ja) 自動車の運転状況表示灯
JPWO2014033828A1 (ja) 外付け検知装置及び検知方法
US2733311A (en) Vehicle crossing signal
JPH07257274A (ja) 自動車のuターン表示装置
JPH11334464A (ja) 自動車用表示装置
US7038388B1 (en) Automotive signal light