JP2002169550A - 楽曲データ作成装置 - Google Patents

楽曲データ作成装置

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JP2002169550A
JP2002169550A JP2000364438A JP2000364438A JP2002169550A JP 2002169550 A JP2002169550 A JP 2002169550A JP 2000364438 A JP2000364438 A JP 2000364438A JP 2000364438 A JP2000364438 A JP 2000364438A JP 2002169550 A JP2002169550 A JP 2002169550A
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JP
Japan
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data
music
arrangement
midi
accompaniment
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JP2000364438A
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Hideo Koide
英生 小出
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存のMIDI楽曲データを用いて任意の所望
の編曲に基いた演奏を可能とする、楽曲データ作成装置
を提供する。 【解決手段】既存のMIDI楽曲データ3aの演奏デー
タから楽曲の主旋律(メロディ)を表わす主旋律データ
3bを抽出する手段(CPU)1と、伴奏のコード進行
に関わるデータである伴奏コードデータ3cを主旋律デ
ータ3bから抽出する手段1と、新たな編曲の雛型とな
る編曲要素データ3dと伴奏コードデータ3cと主旋律
データ3bとを用いて、新たな編曲に基く楽曲の演奏デ
ータである編曲データ3eを作成する手段1とを有する
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信カラオ
ケ装置のようなMIDI楽曲再生装置を用いて楽曲の再
生を行なうためのデータであるMIDI楽曲データを作
成する、楽曲データ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MIDI(Musical Instr
ument Digital Interface)に
準拠したMIDI楽曲データは、データ容量が小さいこ
とや、楽曲の再生を行う際にテンポ(演奏の速度)やキ
ー(演奏の調)を容易に変更できる等の利点があること
から、カラオケ機器等に広く用いられてきている。特に
業務用カラオケシステムにおいては、数万曲にのぼる楽
曲データのライブラリが作成され、使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで周知の音楽理
論によれば、音楽とは、メロディ(主旋律)、主旋律の
進行に伴って順次切り替わる主旋律に付随する和声であ
る伴奏コード、及び主旋律の進行とともに伴奏コードに
則って各楽器が発音する旋律やリズムの総体である編曲
(アレンジ)を主要な構成要素としているものと考える
ことが出来る。
【0004】一方、上記したMIDI規格に順じたMI
DI楽曲データでは、上記の主旋律は主旋律を担う特定
楽器の演奏データという形で記述がなされているもの
の、伴奏コードは記述が無く、また編曲は当該MIDI
楽曲データの作成時に設定された一つの編曲のみが固定
的に記述されているものである。従って従来のMIDI
楽曲データの再生装置では、固定的に記録された編曲以
外の編曲で演奏を行おうと望んでも、実現することが出
来なかった。このことを以下に具体的に説明する。
【0005】図4は、MIDI楽曲データのデータ構造
を示す図である。図4図示の通りMIDI楽曲データの
演奏データ(以下、演奏データともいう)は、複数のト
ラック(トラック1〜トラックn)毎に分かれて記録が
なされており、それぞれのトラックは一つの特定の楽器
に対応している。更に各トラックは、演奏に先だって再
生機器の各種の設定を行うセットアップデータと、それ
に続く楽器の発音等に関わる演奏データとを有してい
る。図示のMIDI楽曲データの再生を行うに際して
は、まず各トラックのセットアップデータを読み込んで
楽器の音色設定等を行った後、各トラックの演奏データ
を順次読み込んで、各楽器の発音を行うものである。す
なわち各トラックの先頭に付されたセットアップデータ
が、当該トラックがどの楽器に対応する発音を行うのか
が記述された楽器選択データともなり、また演奏データ
は音符データが所定の音程とリズムとを伴って記述され
ているので、演奏のリズムパターンを記述したリズムパ
ターンデータともなっている。
【0006】ところで、図4図示のMIDI楽曲データ
は、上記したようにそれぞれが特定の一つの楽器に対応
するトラックを固定的に有しており、当該MIDI楽曲
データを用いて楽曲の再生を行おうとするものは、上記
した各トラックには含まれない新たな楽器のトラックを
追加する、といったような変更を行うことが出来ず、従
って所望の任意の楽器編成で当該MIDI楽曲データに
よる楽曲の演奏を行うことが出来なかった。
【0007】また、上記の各トラックにはリズム楽器を
含めることが出来、更にメロディ楽器に対応する他のト
ラックに含まれる演奏データも、上記のリズム楽器の演
奏データに対応して特定の編曲に基くリズムに応じた記
録がなされた演奏データである。従って、当該MIDI
楽曲データを用いて楽曲の再生を行う者は、予め当該M
IDI楽曲データに固定的に記録されたリズムでの再生
のみが可能であり、所望の任意のリズムへ変更して再生
を行うことが出来なかった。
【0008】上記の様に、従来のMIDI楽曲データ再
生方法によれば、楽器編成やリズムを所望の任意の設定
に変更して楽曲の再生を行うことが出来なかったので、
当該MIDI楽曲データにおいて固定的に記録された編
曲以外の編曲に基いて当該楽曲の再生を行うことが出来
なかった。
【0009】一方、MIDI楽曲データを用いて楽曲の
再生を行うカラオケ装置等では、楽曲の編曲を変えて演
奏を行いたい、と思料することが多い。例えば歌謡曲に
属する楽曲をロック調にアレンジしたり、過去のポップ
ス調楽曲を現代的なラップ風に編曲する等して演奏する
ことが出来れば、演奏を聴く者は新鮮さを感じ、古い楽
曲に新たな魅力を感ずることも出来る。また、例えば同
じ歌謡曲の編曲でも、編曲者のセンスにより楽曲の印象
は変わるものであり、時代毎の流行に応じて好ましい編
曲も変化するものである。
【0010】従って、たとえ数万曲にのぼる過去のMI
DI楽曲データのストックを現在まで保存していたとし
ても、その編曲のセンスが陳腐化すれば楽曲の魅力が低
下し、カラオケ装置であればリクエストの頻度が減り、
その結果当該カラオケ装置を設置する店舗の客数も減少
してしまう恐れがあった。上記の不具合に対処しようと
して、MIDI楽曲データの編曲を新たな魅力ある編曲
へ変更しようとすると、上記したようにMIDI楽曲デ
ータには予め特定の編曲に応じた演奏データが固定的に
記録されているものであるから、新たな編曲に基いた既
存のものとは異なる新たなMIDI楽曲データを最初か
ら作成し直さねばならず、その場合、数万曲にのぼる過
去のストックは全て無駄となってしまう恐れがあった。
【0011】膨大なMIDI楽曲データを全て、一から
作成しなす作業は、膨大な労力と時間と費用とをメーカ
ーに強いるとともに、新曲とは異なる既存曲における編
曲のリニューアルに対しては新曲ほど大きな需要は望め
ないので、データの再作成に要する費用が償却できない
恐れもあり、その場合にはデータの再作成を行うことが
そもそも困難ともなりかねないものであった。
【0012】また楽曲の編曲のやり方は無数に存在する
ものであり、それらの無数の編曲のやり方に全て応じる
ための多数の編曲の異なるMIDI楽曲データを、数万
曲も存在する全ての楽曲毎に作成することは、現実には
まず不可能であった。
【0013】そこで、本発明は、上記した問題点に鑑み
て成されたものであり、特に元の楽曲データの音符デー
タから、元の楽曲の主旋律データを抽出する抽出手段
と、元の楽曲データの音符データに含まれる各音程の出
現頻度を検出し、その検出結果に応じて元の楽曲の伴奏
コードデータを決定する決定手段と、編曲後の楽器音色
データとリズムパターンデータとの組み合わせよりなる
編曲データパターンと、元の楽曲の主旋律データと伴奏
コードデータとを用いて元の楽曲の編曲を行う編曲デー
タ作成手段とを備える構成とすることにより、既存のM
IDI楽曲データを用いて新たな編曲で楽曲を再生する
新たなMIDI楽曲データを自動的に作成して、魅力を
向上させた新たなMIDI楽曲データを少ない費用、時
間、労力で作成可能とするとともに、既存のMIDI楽
曲データを用いて所望の任意の編曲に基く再生を可能と
することによって、過去のMIDI楽曲データのストッ
クの有効な利用を図る楽曲データ作成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、下記の構成を有する楽曲データ作成
装置を提供する。MIDI規格により規定された元の楽
曲データ(図3 MIDI楽曲データ)3aの一部を変
更することによって、前記元の楽曲の編曲を行う楽曲デ
ータ作成装置(図2 通信カラオケ装置)であって、前
記元の楽曲データ3aの音符データ(図4 演奏デー
タ)から、前記元の楽曲3aの主旋律データ(メロディ
データ)3bを抽出する抽出手段(CPU)1と、前記
元の楽曲データ3aの音符データに含まれる各音程の出
現頻度を検出し、その検出結果に応じて前記元の楽曲の
伴奏コードデータ3cを決定する決定手段1と、編曲後
の楽器音色データ(演奏楽器データ、図4 セットアッ
プデータ)とリズムパターンデータ(図4 演奏データ
のリズムパターン)との組み合わせよりなる編曲データ
パターン(編曲要素データ)3dと、前記元の楽曲の主
旋律データ3bと前記伴奏コードデータ3cとを用いて
前記元の楽曲の編曲を行う編曲データ作成手段1とを備
えることを特徴とする楽曲データ作成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の好ま
しい実施例につき、図1〜図3を用いて説明を行なう。
図1は本実施例の通信カラオケ装置が行うMIDI楽曲
データ作成のフローチャート、図2は図1の通信カラオ
ケ装置のブロック図、図3は図1の通信カラオケ装置が
行うMIDI楽曲データ作成におけるデータフロー図で
ある。前述したものと同一部分には同一符号を付しその
説明を省略する。
【0016】最初に、本実施例に係る通信カラオケ装置
のブロック図である図2を用いて、通信カラオケ装置の
構成を説明する。尚、本実施例の通信カラオケ装置が楽
曲の再生に用いるデータの総体を「楽曲データ」と呼称
し、この楽曲データは楽器音の再生に関わる「MIDI
楽曲データ」と、コーラスの再生に関わる「音声デー
タ」と、歌詞文字画像の再生に関わる「歌詞文字デー
タ」とを含んで構成されている。
【0017】図2に示す通信カラオケ装置は、楽曲デー
タを記録するメモリ2、装置の制御を行うCPU(Ce
ntral Processing Unit)1、M
IDI楽曲データを用いて楽器音の再生を行うMIDI
音源回路3、楽曲データに含まれる音声データを用いて
楽曲に付随する音声(コーラス)の再生を行う音声再生
回路4、同じく楽曲データに含まれる歌詞文字データを
用いてモニター映示用の背景画像に楽曲の歌詞文字を合
成して出力する歌詞文字合成回路5、及び外部との通信
インターフェースである通信回路6とを備えている。
【0018】上記の構成を有する通信カラオケ装置にお
いて、従来技術に係る装置においても同様に実行され
る、MIDI楽曲データに記録された編曲の通りに楽曲
の再生を行なう、通常の楽曲再生動作は次の通りであ
る。
【0019】所定の処理プログラムに従って動作するC
PU1は、まずメモリ2上に記録された楽曲データを読
み出す。そしてCPU1は、楽曲データに含まれるMI
DI楽曲データをMIDI音源回路3へ送信して、楽曲
の楽器音の再生を行わせる。(以下において、煩わしさ
を避けるため、「楽曲の楽器音の再生」を「楽曲の再
生」ともいう。)同時にCPU1は、楽曲データに含ま
れる音声データを音声再生回路4へ送信して、楽曲に付
随する音声(コーラス)の再生を行わせる。同時にCP
U1は、楽曲データに含まれる歌詞文字データを歌詞文
字合成部5へ送信して、背景画像に歌詞文字画面の合成
を行わせる。同時にCPU1は、通信回路6を介してネ
ットワーク処理を随時実行する。
【0020】上記した通常の楽曲再生動作によれば、M
IDI楽曲データに記録された編曲に従って楽曲の再生
を行うものであるから、記録された編曲とは異なる所望
の任意の編曲に従って楽曲の再生が行えないことは、先
に説明した通りである。
【0021】次に、本実施例の通信カラオケ装置に特徴
的な動作である、既存のMIDI楽曲データを用いて新
たな編曲による楽曲の再生を行う動作(以下、自動編曲
再生ともいう)を説明する。
【0022】本実施例における自動編曲再生動作の概要
は、図3のデータフロー図にも示すように、メモリ2に
蓄積された既存のMIDI楽曲データ3aから特徴抽出
の手法を用いて主旋律(メロディ)データ3bと伴奏コ
ードデータ3cとを抽出し、更に予め設定された一つの
編曲の雛型である編曲要素データ3dと上記の主旋律デ
ータ3b、及び伴奏コードデータ3cとを用いて、編曲
要素データ3dに係る編曲に従って編曲しなおされた新
たなMIDI楽曲データである編曲データ3eを作成
し、この編曲データ3eを再生することにより、新たな
編曲に基く楽曲の再生を行うものである。以下、自動編
曲再生動作の各ステップを、図1のフローチャートを援
用しつつ説明する。
【0023】 (1)主旋律(メロディ)データ3bの抽出 CPU1は、メモリ2に記録してある既存の楽曲データ
を読み出し、そこに含まれるMIDI楽曲データ3aか
ら以下のように主旋律データ3bを抽出する(ステップ
S10)。先に説明したように、MIDI楽曲データ3
aは各楽器毎に割り当てられた、複数のトラックに分か
れた演奏データから構成されている。そしてトラックの
内の少なくとも一つは、歌唱のガイドともなるように楽
曲の主旋律を演奏する演奏データが記録されている。そ
こでCPU1は、読み出したMIDI楽曲データ3aに
含まれる主旋律を奏する楽器のトラックに記録された演
奏データを抽出し、主旋律データ3bとしてCPU1内
部の内部メモリ手段に一時的に記録する。
【0024】(2)伴奏コードデータ3cの抽出 一般に音楽の伴奏コードは楽曲の演奏の進行に従って変
化していく(コード進行ともいう)が、1小節や1拍と
いった一定の時間範囲内では固定しているものとみなす
ことができる。そこで、上記の「一定の時間範囲」を伴
奏コードの抽出区間とし、この抽出区間を上記した演奏
データの先頭から末尾まで順次ずらしつつ伴奏コードの
抽出を行うことにより、楽曲全体のコード進行のデータ
である伴奏コードデータ3cを得ることが出来る。尚、
伴奏コードデータ3cは、演奏データから抽出する上記
の方法の他に、主旋律データ3bから抽出しても良い
し、主旋律データ3bを除いた演奏データである伴奏デ
ータ3fから抽出するよう構成することも考えられる。
【0025】演奏データから伴奏コードを得る方法は以
下の通りである。まず、MIDI楽曲データを記述する
フォーマットに関する統一規格であるSMF(Stan
dard MIDI File)フォーマットにおい
て、伴奏コードを直接記述するフォーマットは存在しな
い。
【0026】しかし上記した抽出区間内における、打楽
器を除く全ての音符データ(発音を行うノートオンメッ
セージ、及び消音を行うノートオフメッセージ)におけ
る以下に示す各要素は、その区間の伴奏コード(和声)
を構成する各音程との間で正の相関を有することが、周
知の音楽理論から自明である。 (A)発音される音程(音程はノートナンバーとして1
28段階で表わされるが、このステップにおいてオクタ
ーブの異なる音程は同一とみなす) (B)発音から消音までの時間 (C)発音の強さ(ベロシティとして128段階で表わ
される) 従って、CPU1は、抽出区間内に含まれる打楽器を除
く全ての音符データについて、(A)の各音程毎に、
(B)の時間及び(C)の強さの各要素の頻度を表わす
ヒストグラムを作成する(ステップS11)。
【0027】作成されたヒストグラムにおいて、頻度の
大きい音程をピックアップすれば、ピックアップされた
音程は、伴奏コードの構成音に高い確率で一致すること
となる。そこでCPU1は、ピックアップされた音程か
ら伴奏コードを統計的に推測し、決定する(ステップS
12)。上記の手順による伴奏コードの決定を、演奏デ
ータの先頭から末尾まで順次行うことにより、CPU1
は当該楽曲の伴奏コード進行データである伴奏コードデ
ータ3cを得る(ステップS13)。
【0028】(3)異なる編曲に基く新たなMIDI楽
曲データ3eの作成 本実施例の通信カラオケ装置は、特定の編曲により楽曲
を編曲する雛型である編曲要素データ3dを、予めメモ
リ2に記録している。上記の編曲要素データ3dは、与
えられた伴奏コードデータ3cにより伴奏を行うため
の、編曲後の楽曲の楽器編成、及び演奏のタイミング
(リズム)を含めて記述してあるデータである。
【0029】CPU1は操作者のコマンド等に応じて、
メモリ2に記録されてある複数の編曲要素データ3dの
中から所望の編曲方法に対応した特定の編曲要素データ
3dを読み出し、上記の伴奏コードデータ3cと合わせ
て、新たな編曲に基く伴奏の演奏データを作成する。更
に上記した主旋律データ3bと組み合わせることによ
り、上記の新たな編曲に基く新たなMIDI楽曲データ
である編曲データ3eを作成する(ステップS14)。
作成された編曲データ3eはCPU1内部の内部メモリ
に一時的に記憶して即演奏を行うように構成してもよい
し、あるいはメモリ2に記録して保存する構成としても
良い。
【0030】本実施例の通信カラオケ装置は、上記に説
明した構成を備えることにより、例えば下記する如く
の、従来には無い格別な効果を発揮する。 (1)既存のMIDI楽曲データを利用して新たな編曲
による新たなMIDI楽曲データを自動的に作成するこ
とが出来るので、カラオケ装置のメーカや設置者や、M
IDI楽曲データの供給者の負担を軽減することが出来
る。 (2)既存のMIDI楽曲データを用いて今までには無
い編曲による演奏を行うことが出来るので、通信カラオ
ケ装置の差別化、魅力向上が図られ、利用客数を向上さ
せることが出来る。 (3)通信カラオケ装置用途のために過去から現在まで
に蓄積された数万曲にのぼる膨大なMIDI楽曲データ
資産を用いて、通信カラオケ装置以外の新たな事業分野
に展開して利用するための有効な手段とすることが出来
る。 例えば業務用カラオケ装置用のMIDI楽曲データを、
携帯電話等の着信報知演奏(いわゆる「着信メロデ
ィ」、「着メロ」)用のMIDI楽曲データに変換して
利用するなど、様々な事業展開が可能となるものであ
る。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は、元の楽曲
データの音符データから、元の楽曲の主旋律データを抽
出する抽出手段と、元の楽曲データの音符データに含ま
れる各音程の出現頻度を検出し、その検出結果に応じて
元の楽曲の伴奏コードデータを決定する決定手段と、編
曲後の楽器音色データとリズムパターンデータとの組み
合わせよりなる編曲データパターンと、元の楽曲の主旋
律データと伴奏コードデータとを用いて元の楽曲の編曲
を行う編曲データ作成手段とを備える構成とすることに
より、既存のMIDI楽曲データを用いて新たな編曲で
楽曲を再生する新たなMIDI楽曲データを自動的に作
成して、魅力を向上させた新たなMIDI楽曲データを
少ない費用、時間、労力で作成可能とするとともに、既
存のMIDI楽曲データを用いて所望の任意の編曲に基
く再生を可能とすることによって、過去のMIDI楽曲
データのストックの有効な利用を図る楽曲データ作成装
置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の通信カラオケ装置が行うMIDI
楽曲データ作成のフローチャートである。
【図2】 図1の通信カラオケ装置のブロック図であ
る。
【図3】 図1の通信カラオケ装置が行うMIDI楽曲
データ作成におけるデータフロー図である。
【図4】 MIDI楽曲データのデータ構造図である。
【符号の説明】
1 CPU(抽出手段、決定手段、編曲データ作成手
段) 3a MIDI楽曲データ(元の楽曲データ) 3b メロディデータ(主旋律データ) 3c 伴奏コードのデータ(伴奏コードデータ) 3d 編曲要素データ(編曲データパターン)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MIDI規格により規定された元の楽曲デ
    ータの一部を変更することによって、前記元の楽曲の編
    曲を行う楽曲データ作成装置であって、 前記元の楽曲データの音符データから、前記元の楽曲の
    主旋律データを抽出する抽出手段と、 前記元の楽曲データの音符データに含まれる各音程の出
    現頻度を検出し、その検出結果に応じて前記元の楽曲の
    伴奏コードデータを決定する決定手段と、 編曲後の楽器音色データとリズムパターンデータとの組
    み合わせよりなる編曲データパターンと、前記元の楽曲
    の主旋律データと前記伴奏コードデータとを用いて前記
    元の楽曲の編曲を行う編曲データ作成手段とを備えるこ
    とを特徴とする楽曲データ作成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006114998A1 (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Sony Corporation 音楽コンテンツの再生装置および音楽コンテンツ再生方法
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