JP2002169493A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

Info

Publication number
JP2002169493A
JP2002169493A JP2000364303A JP2000364303A JP2002169493A JP 2002169493 A JP2002169493 A JP 2002169493A JP 2000364303 A JP2000364303 A JP 2000364303A JP 2000364303 A JP2000364303 A JP 2000364303A JP 2002169493 A JP2002169493 A JP 2002169493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
cycle
light
control
ultraviolet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000364303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3603016B2 (ja
Inventor
Tsuneo Tatsumi
常男 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARTFORCE KK
Original Assignee
ARTFORCE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARTFORCE KK filed Critical ARTFORCE KK
Priority to JP2000364303A priority Critical patent/JP3603016B2/ja
Publication of JP2002169493A publication Critical patent/JP2002169493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3603016B2 publication Critical patent/JP3603016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線に感応する性質を有する被写体を照明
するに当たっての照明の多様化を図る。 【解決手段】 被写体照明に当たっては、BL25とW
L26の両ランプを、その点灯パターンが半周期の位相
差でずれた点灯パターンに従ってそれぞれ点灯する。こ
の際、点灯パターンの周期を決定する照明モードを、長
周期のモードA、中周期のモードB或いは短周期のモー
ドCから選択変更する。これにより、選択されたモード
の周期の長短に応じて、紫外線発色に基づく夜間シーン
と紫外線発色に基づかない日中シーンとを交互に推移さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線に感応する
性質を有する被写体を照明する照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年になり、紫外線の照射を受けるとそ
の紫外線に感応して発色する或いは紫外線を反射する絵
の具、顔料、塗料、染色材等が開発され、これらを用い
た絵画、版画、ポスター、建物内外壁の壁画、広告物、
冊子等が種々作成されている。このような作成物は、白
熱灯等による白色光照射下では、顔料等が本来有する色
を発色させるのに対し、紫外線の照射を受けると顔料等
の有する色とは異なる色の発色を紫外線に感応して起こ
す。このため、一つの作成物でありながら、紫外線に基
づく発色の無い状況と発色のある状況を呈することがで
きるので、絵画や広告物等の鑑賞者や看者に驚きややす
らぎ等を与えている。
【0003】こうした絵画等を被写体として照明する照
明装置では、被写体への紫外線の照射状況を変化させれ
ばよい。このため、例えば、特開平10−183218
号では、紫外線を発する紫外線灯と白色灯を併用し、被
写体の発色に関与する紫外線を白色光で相殺して調整す
ることで、発色状況を変更する照明装置が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の照明装置は、発
色状況の変更により昼間雰囲気の図柄から夜間雰囲気の
図柄に時間的に推移させることができる。しかしなが
ら、鑑賞者や看者等が求める図柄推移の様子は多種多様
であるので、紫外線に感応する性質を有する被写体の照
明の多様化や改善の余地が残されていた。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、紫外線に感応する性質を有する被写体を照明する
に当たっての照明の多様化や、より強い印象を与えると
云った種々の改善を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の照明装置は、紫外線に感応する性質を有する被写体
を照明する照明装置であって、紫外線を前記被写体に照
射可能に設置された紫外線灯と、白色光または所定波長
範囲の可視光を前記被写体に照射可能に設置された可視
光灯と、紫外線光量が周期的に増減するよう、前記紫外
線灯を周期的に点灯制御する第1制御手段と、可視光光
量が前記紫外線灯の点灯周期と位相差をもって周期的に
増減するよう、前記可視光灯を点灯制御する第2制御手
段と、前記第1、第2の制御手段の点灯制御周期を変更
設定する周期変更手段とを備えることを特徴とする。
【0007】上記構成を有する本発明の第1の照明装置
では、被写体への紫外線照射と白色光または所定波長範
囲の可視光の照射(以下、この照射を可視光照射と呼
ぶ)を、前者では紫外線光量が周期的に増減するものと
し、後者では可視光光量が紫外線照射周期と位相差をも
って周期的に増減するものとする。これにより、被写体
における紫外線感応の様子は、紫外線照射をこれと位相
がずれた可視光照射で相殺したものとなる。そして、こ
の第1の照明装置では、紫外線照射周期と可視光照射周
期とを変更するので、その変更後の周期に応じて被写体
における紫外線感応の様子(状況)は推移する。この結
果、被写体における紫外線感応の様子、具体的には絵画
等における図柄の推移を短時間のうちに起こしたり、図
柄推移をゆっくり起こしたりでき、こうした推移状況を
種々調整できる。よって、本発明の第1の照明装置によ
れば、紫外線に感応する性質を有する被写体を照明する
際の照明の多様化を図ることができる。
【0008】ここに云う白色光は、スペクトル分布がほ
ぼ可視域全部に拡がって肉眼で白色に見える光を指し、
白熱電球や白色蛍光灯、ハロゲンランプ等が発する光を
含むものである。また、紫外線灯の光量増減波形と白色
灯の光量増減波形は、正弦波のような増減波形の他、単
調増加後に最大値で一定となりその後単調増加して最低
値で一定となるような波形も含むものである。
【0009】また、所定波長範囲の可視光としては、紫
外線灯の照射する紫外線を相殺できる色(波長)の光で
あればよく、淡い黄色、淡いオレンジ等であってもよ
い。つまり、このような可視光とする場合には、被写体
における紫外線感応の状況や被写体が紫外線感応を起こ
さない場合の被写体モチーフ等に応じて適宜選択すれば
よい。
【0010】上記の第1の照明装置において、紫外線照
射周期と可視光照射周期との位相差は、一定である必要
はなく、変更設定するようにもできる。位相差を一定と
する場合において、紫外線照射と可視光照射の光量増減
波形が反転する位相差とすれば、最大光量での紫外線照
射の際に最小光量での可視光照射となり、最小光量での
紫外線照射の際に最大光量での可視光照射となる。よっ
て、被写体における紫外線感応の様子を、その感応感度
差が最も顕著なものとできる。位相差一定でも上記の反
転位相差からずれた位相差では、そのずれに応じて感応
感度差を鈍くできる。この点からも、被写体照明の多様
化を図ることができる。
【0011】また、位相差を変更設定する場合では、位
相差変更の度に感応感度差を変更できる。そして、位相
差変更を定期的或いは不定期に行ったりその変更程度を
種々調整すれば、感応感度差を種々の態様で発現させる
ことができ、被写体照明のさらなる多様化を図ることが
できる。
【0012】上記の構成を有する本発明の第1の照明装
置は、以下の態様を採ることもできる。即ち、前記周期
変更手段を、前記点灯制御周期を予め設定された複数の
点灯制御周期から選択する選択部を有するものとした
り、前記点灯制御周期を所定の周期範囲に含まれる一の
周期に設定する設定部を有するものとすることができ
る。こうすれば、紫外線照射周期と可視光照射周期の周
期変更に基づく被写体での紫外線感応状況を、容易に種
々推移させることができる。例えば、予め長周期・中周
期・短周期の3つの点灯制御周期を用意しておき、この
3つの点灯制御周期から一つの周期を、スイッチやダイ
ヤル等により選択するようにしておけば、これらスイッ
チ等の操作により容易に点灯制御周期を選択でき、被写
体での紫外線感応状況をその選択した周期に基づいて容
易に推移させることができる。つまり、絵画等における
図柄の推移を、短時間のものから長時間のものに容易に
変更したり、長時間での推移から短時間での推移、中時
間での推移というように、容易に変更できる。また、点
灯制御周期は所定の周期範囲のうちの一の周期に設定で
きるので、被写体での紫外線感応状況を、鑑賞者の好み
や被写体を提示する意図に応じて容易に調整・変更でき
る。
【0013】また、前記周期変更手段を、前記点灯制御
周期が所定期間ごとに異なる点灯制御周期となるよう、
前記点灯制御周期を可変設定する可変設定部を有するも
のとすることができる。こうすれば、被写体での紫外線
感応状況推移を所定時間ごとに自動的に変更できるの
で、より一層の照明の多様化を図ることができる。例え
ば、絵画等における図柄の推移を、長時間での推移から
短時間での推移、中時間での推移、再び短時間での推移
というように、所定時間ごとに自動的に変更できる。こ
の場合、ゆらぎ周期で点灯制御周期を異なるものに可変
設定すれば、紫外線感応状況の推移を起こす被写体の鑑
賞者や看者等に、ゆらぎ制御に基づく心地よさを与える
ことが可能となる。また、これら鑑賞者に飽きや単調感
を与えにくくできる。絵画等における図柄であれば、図
柄推移に基づいて鑑賞者等が抱く感じ(例えば、鑑賞
感)がゆらぎ周期で変わるので、この鑑賞感のゆらぎ変
化により、安心感や充足感、やすらぎ感と云った心地よ
さを与えることができる。
【0014】この他、前記第1制御手段が前記紫外線灯
を点灯制御して照射される紫外線光量の最大値と最小値
の少なくとも一方を調整する紫外線光量調整手段と、前
記第2制御手段が前記可視光灯を点灯制御して照射され
る可視光光量の最大値と最小値の少なくとも一方を調整
する可視光光量調整手段の両光量調整手段の少なくとも
一方を有するものとすることができる。こうすれば、紫
外線に対する被写体での感応感度差をより顕在化させた
り、感度差が小さいものとすることができるので、被写
体照明の多様化を図ることができる。つまり、上記した
位相差の調整以外にも、これら光量制御により被写体照
明を多様化できる。
【0015】また、前記第1制御手段を、前記紫外線光
量がゼロとならないよう前記紫外線灯を点灯制御するも
のとし、前記第2制御手段を、前記可視光光量がゼロと
ならないよう前記可視光灯を点灯制御するものとするこ
とができる。こうすれば、紫外線灯或いは可視光灯の制
御に際し光量ゼロを経由するスイッチングを要しないの
で、これらランプの長寿命化を図ることができる。特
に、紫外線灯にあっては放電灯が多用されることから、
耐久寿命の向上に有益である。
【0016】また、上記した課題の少なくとも一部を解
決するため、本発明の第2の照明装置は、紫外線に感応
する性質を有する被写体を照明する照明装置であって、
紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
と、白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に
照射可能に設置された可視光灯と、紫外線光量が周期的
に増減するよう、前記紫外線灯を周期的に点灯制御する
第1制御手段と、可視光光量が前記紫外線灯の点灯周期
と位相差をもって周期的に増減するよう、前記可視光灯
を点灯制御する第2制御手段と、前記被写体の近傍への
人体の接近を感知する感知手段と、該感知手段が人体接
近を感知すると、前記第1、第2の制御手段による点灯
制御を実行させる制御実行手段と、前記第1、第2の制
御手段が点灯制御を開始した当初は、この両制御手段の
点灯制御周期を短周期に設定し、点灯制御開始からの経
過時間に応じて前記両制御手段の点灯制御周期を長周期
化させる周期可変手段とを備えることを特徴とする。
【0017】上記構成を有する本発明の第2の照明装置
では、被写体の近傍に人体が接近すると、位相差を持っ
た周期的な紫外線照射と可視光照射とが開始され、その
当初は、短周期でこの両照射がなされる。よって、被写
体に近づいた人体(鑑賞者や看者等)は、その被写体に
おける紫外線感応状況の推移を短周期(短時間)のうち
に察知或いは鑑賞でき、その後は、紫外線感応状況の推
移をゆっくりと鑑賞できる。このため、被写体に近づい
た人体(鑑賞者や看者等)にその被写体が呈する紫外線
感応状況の推移をより強く印象付けることができ、これ
ら鑑賞者等の関心を高めることができると云った利点が
ある。なお、点灯制御周期を長周期化させた以降にあっ
ては、既述したように、ゆらぎ周期で点灯制御周期を自
動的に変更したり、光量の上下限を調整したりするよう
にすることもできる。
【0018】また、上記した課題の少なくとも一部を解
決するため、本発明の第3の照明装置は、紫外線に感応
する性質を有する被写体を照明する照明装置であって、
紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
と、白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に
照射可能に設置された可視光灯と、紫外線光量が周期的
に増減するよう、前記紫外線灯を周期的に点灯する周期
点灯制御と、紫外線光量が一定の状況で前記紫外線灯を
点灯する定常点灯制御とを実行可能な紫外線灯制御手段
と、可視光光量が前記紫外線灯の点灯周期と位相差をも
って周期的に増減するよう、前記可視光灯を周期的に点
灯する周期点灯制御と、可視光光量が一定の状況で前記
可視光灯を点灯する定常点灯制御とを実行可能な可視光
灯点灯制御手段と、前記両点灯制御手段が該当する灯を
点灯させる際の点灯制御を、前記定常点灯制御から前記
周期点灯制御に変更する制御変更手段と、該制御変更手
段により点灯制御が前記周期点灯制御に変更された当初
は、前記両点灯制御手段の周期点灯制御の周期を短周期
に設定し、点灯制御変更からの経過時間に応じて前記両
点灯制御手段の周期点灯制御の周期を長周期化させる周
期可変手段とを備えることを特徴とする照明装置。
【0019】上記構成を有する本発明の第3の照明装置
では、紫外線光量が一定の紫外線照射と可視光光量が一
定の可視光照射を行っている定常点灯の制御状況を、制
御変更手段により周期点灯制御に変更する。この点灯制
御変更後は、紫外線光量が周期的に増減する紫外線照射
と可視光光量が紫外線照射周期と位相差をもって周期的
に増減する可視光照射とが行われることになるので、そ
れまでの定常点灯制御により紫外線感応状況が一定のま
まであった被写体において、紫外線感応状況が推移を始
める。この推移を始めた当初は、短周期でこの両照射が
なされるので、点灯制御の変更初期の間においては、被
写体の鑑賞者や看者等は、その被写体における紫外線感
応状況の推移を短周期(短時間)のうちに察知或いは鑑
賞でき、その後は、紫外線感応状況の推移をゆっくりと
鑑賞できる。このため、被写体に人体(鑑賞者や看者
等)が接近したことを感知して上記の制御変更を行うよ
うにすれば、被写体に近づいた鑑賞者等にその被写体が
呈する紫外線感応状況の推移をより強く印象付けること
ができ、これら鑑賞者等の関心を高めることができると
云った利点がある。なお、点灯制御周期を長周期化させ
た以降にあっては、既述したように、ゆらぎ周期で点灯
制御周期を自動的に変更したり、光量の上下限を調整し
たりするようにすることもできる。
【0020】また、上記した課題の少なくとも一部を解
決するため、本発明の第4の照明装置は、紫外線に感応
する性質を有する被写体を照明する照明装置であって、
紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
と、白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に
照射可能に設置された可視光灯と、紫外線光量が周期的
に増減するよう、前記紫外線灯を周期的に点灯制御する
第1制御手段と、前記紫外線灯の点灯周期と異なる周期
で可視光光量が周期的に増減するよう、前記可視光灯を
点灯制御する第2制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0021】上記構成を有する本発明の第4の照明装置
では、紫外線照射と可視光照射を異なる周期でそれぞれ
行うので、被写体における紫外線感応の様子は、紫外線
照射をこれと異なる周期の可視光照射で相殺した状況が
反映したものとなる。つまり、この第4の照明装置によ
れば、紫外線照射と可視光照射の位相のずれ以外の手法
で、被写体における紫外線感応状況を推移させることが
できる。例えば、可視光照射の周期を紫外線照射の半分
の周期とすれば、紫外線光量が増加している紫外線照射
状況において、可視光光量の増加した後に減少するよう
な可視光照射を行うので、被写体における紫外線感応状
況の推移を多様化でき、これを通して被写体照明の多様
化を図ることができる。この場合、可視光照射の周期を
種々変更設定するようにしたり、所定時間ごとに或いは
ゆらぎ周期で、可視光照射の周期を紫外線照射周期の1
/2,1/3,1/4・・・のように短周期に変更した
り、その逆に紫外線照射周期の2倍、3倍、4倍・・・
のように長周期に設定するようにすることもできる。こ
うすれば、より一層の照明の多様化を図ることができ
る。
【0022】かかる課題の少なくとも一部を解決するた
め、本発明の第5の照明装置は、紫外線に感応する性質
を有する被写体を照明する照明装置であって、紫外線を
前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯と、白色光
または所定波長範囲の可視光を前記被写体に照射可能に
設置された可視光灯と、紫外線光量を時間経過と共に増
減させるよう、前記紫外線灯からの照射量を制御する第
1制御手段と、可視光光量が前記紫外線灯の光量増減変
化とは独立にまたは当該変化に対応して増減するよう、
前記可視光灯をからの照射量を制御する第2制御手段
と、前記第1、第2の制御手段における増減変化パター
ンを変更設定する周期変更手段とを備えることを特徴と
する。
【0023】上記構成を有する本発明の第5の照明装置
では、被写体への紫外線照射と可視光照射を、前者では
紫外線光量が時間経過と共に増減するものとし、後者で
は可視光光量が紫外線灯の光量増減変化とは独立にまた
は当該変化に対応して増減するものとする。これによ
り、被写体における紫外線感応の様子は、紫外線照射
を、これと独立にまたは紫外線照射の変化に対応して増
減する可視光照射で相殺したものとなる。この場合、紫
外線照射における紫外線光量増減は、周期的なものであ
っても良いし、不規則的な増減を採るものであっても良
い。可視光照射は、この紫外線光量増減と独立或いはそ
の変化に対応して増減するのであるから、紫外線照射と
同じ増減パターンで位相がずれるよう独立な増減パター
ンを採ったり、紫外線照射のパターンと異なるパターン
で増減したり、紫外線光量が増加すれば減少し紫外線光
量が増加すれば減少するようなパターンで増減するもの
であっても良い。そして、この第5の照明装置では、紫
外線照射量と可視光照射量の増減パターンを変更するの
で、その変更後の増減パターンに応じて被写体における
紫外線感応の様子(状況)は推移する。この結果、被写
体における紫外線感応の様子、具体的には絵画等におけ
る図柄の推移を短時間のうちに起こしたり、図柄推移を
ゆっくり起こしたりでき、こうした推移状況を種々調整
できる。よって、本発明の第5の照明装置によれば、紫
外線に感応する性質を有する被写体を照明する際の照明
の多様化を図ることができる。また、このような増減変
化のパターンを、紫外線灯や可視光灯からの照射光を遮
蔽したり、これらランプを点灯制御することで、紫外線
灯或いは可視光灯の照射量を制御して発現できる。特
に、照射光遮蔽の場合には、紫外線灯や可視光灯を定常
状態で点灯させたままとできるので、ランプ寿命の向上
に有益である。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る照明装置の実
施の形態を実施例に基づき説明する。図1は本発明の照
明装置を額縁照明に適用した場合の照明付き額縁10を
説明する説明図、図2はこの額縁10を横方向から見て
説明する説明図、図3は額縁10が有する制御系構成を
説明するためのブロック図である。
【0025】図示するように、額縁10は、絵画やポス
ター等の図柄被写体Pを収納する額縁部分12の上端に
照明装置20を有する。
【0026】額縁部分12は、その正面にガラスを備
え、内部凹所に図柄被写体Pを収納し、この図柄被写体
Pは額縁裏面から差し替え可能となれている。
【0027】図柄被写体Pは、図1(A)に示すよう
に、波打つ湖面Lsとその背景の青々とした空Sbを湖
岸から臨んだ場面を描いており、湖面左方には湖岸まで
繁った樹木Jaが、湖面右方には湖岸に流れ落ちる滝F
aとその奥の樹木Jbと手前の樹木Jcが描かれてい
る。これらの図柄作成には、紫外線の照射を受けるとそ
の紫外線に感応して発色する絵の具が用いられている。
この絵の具は、太陽光照射下や白色蛍光灯、白熱灯等の
白色光照射下では、絵の具本来が有する色(例えば、赤
や青、黄色、ピンク、緑等の色)を発色させ、紫外線の
照射を受けると、絵の具の有する色とは異なる色(例え
ば、紺色や藍、紫、赤、橙等の色)の発色を紫外線に感
応して起こす。しかも、紫外線の受光光量が増えると感
応発色した色の濃さをも変えることができる性質を有す
る。この性質を利用して、図柄被写体Pは、上記のモチ
ーフで図柄作成に当たり、紫外線照射を受けた状況の図
柄の発現を狙って描かれている。つまり、この図柄被写
体Pは、図1(B)に示すように、紫外線照射下では、
図柄全体が深い暗闇に埋もれたようになり、具体的に
は、湖面Lsのほとんどと、空Sbのほぼ全域、湖面周
囲の樹木Ja、樹木Jb、樹木Jcが濃い紺色になり、
空Sbには、多数の星StとオーロラOaと月Msが種
々の色を発して現れ、湖面Lsには月明かりで照らされ
て波打つ様子の湖面部分Lrが月明かりが反射するよう
現れ、滝Faにあってはこれも月明かりに照らされてい
るように現れる。つまり、図柄被写体Pは、図1(A)
の昼間シーンと図1(B)の夜間シーンを紫外線照射の
状況に応じて発現するように作成されている。
【0028】ここで、上記の図柄被写体Pに用いる素地
について説明する。本実施例では、図柄被写体Pが絵画
やスクリーン印刷等の印刷物である場合の用紙や画布、
壁画である場合の壁面素地等の素地に、紫外線照射によ
り感応して素地自体が発色するものとした。例えば、画
布を紫外線に感応して白色や淡色に蛍光発色するものと
し、この画布に上記のように昼間シーンと夜間シーンを
想定して、上記の特殊な絵の具により図柄を描いた。
【0029】このように素地を構成したので、後述する
ように紫外線照射を行った場合には、絵の具の発色によ
る鑑賞効果のみならず、素地が露出した部分或いは素地
に塗られた絵の具の層が薄い部分においても素地の紫外
線発色効果を演出させる。このため、紫外線発色を起こ
すことのない素地を用いた場合に比して、図柄全体とし
ての夜間シーンの演出効果・鑑賞効果を高めることがで
きると共に、昼間シーンと夜間シーン相互の図柄推移効
果も際だたせることができる。
【0030】照明装置20は、額縁10の上部背面に装
置本体22を備え、この装置本体22から2本のアーム
23で照明ユニット24を保持する。照明ユニット24
は、装置本体側のアーム23の基部において回動自在と
されており、図示する照明位置と額縁上方位置との間で
回動可能とされている。なお、照明ユニット24は、こ
の照明位置に回動されることで、照明のメインスイッチ
(図示略)をONとする。
【0031】照明ユニット24は、下端が開口した笠2
4aの内部に、直管円筒状の紫外線蛍光灯(以下、BL
と略称する)25を略水平に備え、このBLに並べて白
熱灯(以下、WLと略称する)26を点在配置して備え
る。図3に示すように、BL25とWL26は、それぞ
れインバータ27、28に接続されており、このインバ
ータにより点灯させる。この場合、BL25並びにWL
26は、照明ユニット24が照明位置に位置した状態に
おいて、図柄被写体Pをその全域に亘って照明するよう
にされている。それぞれのインバータは、後述の電子制
御装置31からの制御信号に従ってBL25或いはWL
26にその光量が増減するような波形で電流を供給し、
BL25或いはWL26を光量増減させながら点灯制御
できるよう構成されている。なお、BL25は人体に無
害な波長域(約340〜400nm)の紫外線を照射す
るよう構成されている。また、WL26はその総てが同
じタイミングで点灯される。
【0032】次に、上記した照明装置20の制御系につ
いて説明する。図3に示すように、額縁10は制御装置
30を有する。この制御装置30は、額縁上縁の装置本
体22に内蔵されており、上記のインバータ27、28
の他、電子制御装置31と、リモコン受光部32と、各
種スイッチを有する設定スイッチ群33と、人体検知セ
ンサ34とオートON/OFFスイッチ35とを有す
る。リモコン受光部32は、装置本体22の前面に設け
られており、リモートコントローラ(リモコン)RMの
送信光を受光して、その受光状態に応じた制御信号を電
子制御装置31に入力する。設定スイッチ群33は、そ
の有するスイッチの操作状況に応じた制御信号を電子制
御装置31に出力し、リモコンRMに替わって照明装置
20の照明状況を設定する際に用いられる。つまり、本
実施例では、リモコンRMと設定スイッチ群33のいず
れかにより、照明状況を種々設定できる。人体検知セン
サ34は、光反射型の光センサで構成され、装置本体2
2の前面に設けられている。そして、この人体検知セン
サ34は、額縁10の正面近傍に鑑賞者が近づくと、そ
の旨の制御信号を電子制御装置31に出力する。オート
ON/OFFスイッチ35は、照明装置20の呈する照
明状態を種々変更したり、人体接近時においてのみ照明
を行うようにしたりするためのものであり、スイッチO
Nであると、照明状態の変更を可能とする旨の制御信号
を電子制御装置31に出力する。スイッチOFFであれ
ば、本額縁に人体が接近した状況での照明を行う旨の制
御信号を電子制御装置31に出力する。なお、設定スイ
ッチ群33およびオートON/OFFスイッチ35は、
装置本体22の適宜箇所に設けられている。
【0033】電子制御装置31は、上記したセンサやス
イッチからの信号を入力し、照明装置20全般の照明を
統括制御する。この電子制御装置31は、論理演算を行
うCPU、後述のプログラム等を予め記憶したROM、
データを一時的に記憶するRAM、電源遮断後もデータ
を保持するバックアップRAM、経過時間を掲示するタ
イマ、時刻或いは日付を特定するためのクロックを有す
る論理演算回路として構成され、これらをコモンバスを
介して相互に接続させている。なお、上記したセンサ等
は図示しない入出力ポートに接続されている。
【0034】次に、上記した構成を備える本実施例の照
明装置20が行う照明制御(ルーチン)について説明す
る。図4は照明ルーチンの処理内容を表すフローチャー
ト、図5はこの照明ルーチンに含まれる人体検知照明の
処理内容を表すフローチャート、図6は照明ルーチンで
実行される処理内容を説明するための説明図である。
【0035】図4に示すように、この照明ルーチンは、
電源が投入されたときにのみ実施する初期処理、即ち、
CPUの内部レジスタのクリアを経て、所定時間ごとに
繰り返し実行される。照明ルーチンが実行されると、ま
ず、オートON/OFFスイッチ35の操作状況をスキ
ャンして、スイッチがONであるかOFFであるかを判
定する(ステップS100)。ここでスイッチOFFで
あれば、後述の人体検知照明処理(ステップS200)
に移行し、スイッチONであれば、照明状況を変更した
上で図柄被写体Pを照明すべく、照明のモードをRAM
の所定アドレスから読み込む(ステップS105)。照
明モードは、図柄被写体Pの紫外線感応に関与する紫外
線の光量増減のパターンで特定され、本実施例では、図
6に示すように、この光量増減がゆっくりと推移するモ
ードSと、光量増減が中程度の早さで推移するモードM
と、光量増減が早い速度で推移するモードFが用意され
ている。これらの照明モードは、リモコンRMの所定ボ
タンの操作を経て設定される。つまり、リモコンRM
は、このボタン操作の度にモード変更信号を光信号に変
換して出力し、電子制御装置31は、その光信号を入力
するごとに、照明モードをモードS、モードM、モード
Fの順に変更し、変更後の照明モードをRAMの所定ア
ドエスに更新書き込みする。設定スイッチ群33の所定
スイッチを操作することによっても、このように照明モ
ードが更新される。なお、電源投入後の最初の本照明ル
ーチンの実行時にあっては、初期処理によりRAMには
初期照明モードとしてモードSが書き込まれるので、当
初はモードSがステップS105にて読み込まれる。こ
の場合、変更後の照明モードをバックアップRAMに記
憶するようにすれば、電源遮断時の照明モードが次回の
電源オン後に読み込まれる。
【0036】ここで、上記の照明モードについて詳しく
説明する。図6(A)に示すように、モードSにおける
BL25の点灯パターンは、光量ゼロ(消灯)から蛍光
ランプの照射最大光量(max)までの間の所定範囲に
おいて、光量が長周期Tsで図中実線で示すように増減
する。WL26の点灯パターンは、光量ゼロ(消灯)か
ら白色灯の照射最大光量(max)までの間の所定範囲
(例えば、20〜90%の範囲)において、光量が長周
期Tsで図中点線で示すように増減する。この際、BL
25の点灯パターンとWL26の点灯パターンは、光量
増減波形が反転する位相差ΔTs(半周期分の位相差)
となるようにされている。従って、紫外線光量の増加過
程で白色光量の低減現象が起きるので、この過程では、
図柄被写体Pの紫外線感応に基づく発色に関与する紫外
線光量は、白色光による相殺が弱まり次第に増加する。
この発色関与の紫外線光量は、紫外線光量が上限値で一
定し白色光量が下限値で一定の過程では、もっとも大き
な上限値で維持され、その後の紫外線光量低減と白色光
量増加の過程では、次第に低減する。そして、紫外線光
量が下限値一定で白色光量が上限値一定の過程では、発
色関与紫外線は白色光により総て相殺された状況が維持
される。このため、図柄被写体Pは、紫外線光量の増加
過程において、発色関与紫外線光量の漸増に基づいて発
色度合いを増大発現させ、紫外線光量が上限値で一定の
過程では、発色度合いを最大に維持・発現させ、紫外線
光量の低減過程では、発色関与紫外線光量の漸減に基づ
いて発色度合いを低減発現させ、その後の紫外線光量が
下限値で一定の過程では、紫外線感応を起こさずこれに
基づく発色を起こさない。
【0037】図6(B)に示すモードMでは、BL25
の点灯パターンとこれと半周期の位相差でずれたWL2
6の点灯パターンは、図中実線および点線で示すよう
に、光量ゼロ(消灯)から白色灯の照射最大光量(ma
x)までの間の所定範囲(例えば、20〜90%の範
囲)において、光量が中周期Tmで増減する。このモー
ドMであっても、発色関与紫外線光量は、上記のモード
Sの場合と同様にそれぞれの過程で漸増・上限維持・漸
減・下限維持となるので、図柄被写体Pは、モードSで
の周期(長周期Ts)より短い周期(中周期Tm)で、
発色度合いの増大発現、最大維持、低減発現および非発
色を繰り返す。図6(C)のモードFも同様に両点灯パ
ターンが半周期の位相差をもって短周期Tfで繰り返さ
れるので、このモードFでは、モードMでの周期(中周
期Tm)より更に短い周期(短周期Tf)で、発色度合
いの増大発現、最大維持、低減発現および非発色を繰り
返す。
【0038】上記した各照明モードにおいて点灯パター
ンの光量下限値をそれぞれのランプの照射最大光量(m
ax)の約20%とした。よって、BL25およびWL
26を消灯から点灯に通電制御する必要がなく、点滅を
起こさないので、ランプの長寿命化をもたらすことがで
きる。特に、放電現象を利用して点灯するBL25にあ
っては、光量下限値をランプの照射最大光量(max)
の約20%程度とすることで、不用意に放電現象の消失
を招くことがない。このため、BL25の失灯を起こさ
ないので好ましい。
【0039】なお、本実施例では、図柄被写体Pが昼間
シーンと夜間シーンとを交互に発現させることばかり
か、昼間シーンの維持と夜間シーンの維持をも考慮した
ものであるので、上記したように発色度合いの最大維持
と非発色を起こすようにした。しかし、あるシーンとこ
れとは別のシーンを交互に発現させれば足りるような図
柄被写体であれば、図7に示すように、BL25の点灯
パターンとWL26の点灯パターンを正弦波形のように
増減する波形とすることもでき、その周期を長周期、中
周期、短周期とすればよい。
【0040】図4に戻り照明ルーチンを説明すると、ス
テップS105に続いては、読み込んだ照明モードでの
BL25およびWL26の両点灯パターンを特定する
(ステップS110)。例えば、読み込んだ照明モード
がモードSであれば、図6(A)の点灯パターンを特定
する。その後、リモコンRM或いは設定スイッチ群33
の操作状況から両点灯パターンの位相差が変更設定され
たか否かを判定する(ステップS115)。ここで否定
判定すれば後述のステップS125に移行し、肯定判定
すれば位相差を設定変更後のものとする(ステップS1
20)。図8はBL25とWL26の点灯パターンの位
相差が変更された様子を説明するための説明図である。
【0041】位相差は、その初期状態においては既述し
た半周期とされているが、リモコンRMや設定スイッチ
群33の所定スイッチにより種々変更可能である。よっ
て、例えばモードMにおけるBL25とWL26の点灯
パターンの位相差ΔTm(半周期=周期/2)を、図8
に示すように、変更設定後の位相差ΔTm*(例えば周
期/3)とする。
【0042】このステップS120に続いては、或いは
ステップS115での否定判定に続いては、リモコンR
M或いは設定スイッチ群33の操作状況から両点灯パタ
ーンの上下限値が変更設定されたか否かを判定する(ス
テップS125)。ここで否定判定すれば後述のステッ
プS135に移行し、肯定判定すれば該当する点灯パタ
ーンの上下限値を設定変更後のものとする(ステップS
130)。図9はBL25とWL26の点灯パターンの
上下限値が変更された様子を説明するための説明図、図
10はBL25とWL26の点灯パターンの上下限値が
変更された別の様子を説明するための説明図である。
【0043】点灯パターンの上下限値は、その初期状態
においては既述したように照射最大光量(max)の2
0%、90%とされているが、リモコンRMや設定スイ
ッチ群33の所定スイッチにより種々変更可能である。
よって、例えばモードMにおけるBL25とWL26の
点灯パターンの上下限値を、図9に示すように、照射最
大光量(max)の30%、70%とする。なお、図9
には、BL25とWL26の点灯パターンの上下限値を
変更設定する場合も示したが、図10に示すように、B
L25の点灯パターンについてのみ、その上下限値もし
くはその一方を変更設定するようにしても良い。また、
WL26の点灯パターンについてのみ、その上下限値も
しくはその一方を変更設定するようにしても良い。
【0044】このステップS130に続いては、或いは
ステップS125での否定判定に続いては、BL25と
WL26の両点灯パターンの信号を、ステップS105
で読み込んだ照明モードに則ってインバータ27、28
に出力し(ステップS135)、その際には、設定後の
位相差と上下限値を反映させる。これにより、BL25
とWL26は位相差を持って点灯制御され、図柄被写体
Pは、読み込み照明モードでの周期(モードSであれば
長周期Ts)で、発色度合いの増大発現、最大維持、低
減発現および非発色を繰り返し、この順に、夜間シーン
から徐々に昼間シーンへの推移、昼間シーンの維持、昼
間シーンから夜間シーンへの推移並びに夜間シーンの維
持を起こし、これらの図柄推移を鑑賞者に提示する。
【0045】ステップS135に続いては、照明モー
ド、位相差、上下限値のいずれかが変更されたか否かを
リモコンRMや設定スイッチ群33の操作状況から判定
し(ステップS140)、いずれも変更ない場合は、ス
テップS135で決定したBL25とWL26の両点灯
パターンの信号出力を継続する。一方、照明モード、位
相差、上下限値のいずれかが変更された場合には、変更
設定後の点灯パターンの信号出力を図るべく、上記のス
テップS100に移行して、既述した処理を実行する。
つまり、オートON/OFFスイッチ35がONとされ
ている状況下では、モードS、M、Fのうちからいずれ
かに設定された照明モードに従ってBL25とWL26
とが位相差を持った点灯パターンで継続して点灯制御さ
れると共に、その際には、両点灯パターンの位相差の変
更設定、点灯パターンの上下限値の変更設定が成された
上で、両ランプが点灯制御される。
【0046】このため、ステップS100〜140の処
理により、モードS、M、Fが定めるそれぞれの周期
(長周期Ts、中周期Tm、短周期Tf)に応じて図柄
被写体Pにおける紫外線感応の様子(状況)を推移させ
ることができる。この結果、図柄被写体Pの呈する図柄
を昼間シーンから夜間シーンにゆっくりと推移させた
り、或いは比較的早く推移させたり、若しくは短時間の
うちに推移させたりできる。よって、シーン推移の状況
を種々調整できるので、紫外線に感応する性質を有する
図柄被写体Pの照明の多様化を図ることができるので、
この図柄被写体Pの鑑賞効果を高めることができる。
【0047】このようにシーン推移の状況を定める点灯
パターン周期を設定するに当たり、本実施例では、リモ
コンRM或いは設定スイッチ群33のスイッチ操作だけ
で、モードS、M、Fのいずれかを選択的に設定し、点
灯パターン周期を各モードに基づくものに設定できる。
よって、点灯パターンの周期変更に基づく図柄被写体P
の紫外線感応状況を、スイッチ操作という簡単な操作で
容易に種々推移させることができるので、図柄被写体P
の鑑賞効果を容易に高めることができる。
【0048】点灯パターン周期を設定するに当たり、次
のようにすることもできる。つまり、リモコンRM等に
設けられた所定のスイッチが操作されるごとに、点灯パ
ターンの周期をステップ状に長周期か或いは短周期化す
るようにする。こうすれば、スイッチ操作を通して、B
L25とWL26の点灯パターン周期を任意のものに設
定できる。よって、図柄被写体Pを鑑賞者に提示する際
に、この被写体が呈する夜間シーンと昼間シーンの推移
状況を鑑賞者の好みや被写体提示者の意図に応じて容易
に調整・変更できるので、鑑賞効果や展示効果を高める
ことができる。
【0049】また、BL25とWL26の点灯パターン
の位相差を変更設定できるので、BL25からの紫外線
をWL26の白色光で相殺させるその相殺程度を可変で
きる。よって、この相殺に基づく紫外線感応の様子をよ
り多様化でき、これを通して図柄被写体Pの照明のさら
なる多様化を図ることができ、昼間シーンと夜間シーン
の推移を種々のものとできる。図をもって説明すると、
図8に実線で示すBL25の点灯パターンのうち、照射
光量が増大する初期の過程(時刻t1〜t2)では、W
L26の光量が下限のままであるので、紫外線感応の感
度は、BL25の点灯パターン通りに増大し、図柄被写
体Pは、昼間シーンから徐々に夜間シーに推移する。し
かし、WL26の白色光量が増大に転じた時刻t2以降
では、紫外線感応の感度は、白色光と紫外線が同様にそ
の光量を増大させることから、一定となり、図柄被写体
Pは、この感度で定まる夜間シーンを維持する。
【0050】ところで、時刻t2以降において、紫外線
感応の感度は一定であるものの、白色光による紫外線の
相殺程度は位相差が半周期の場合より少ないことから、
この感度は小さなものとなる。つまり、図柄被写体Pは
夜間シーンを発現させるものの、その発色の程度は、位
相差が半周期の場合より抑えられたものとなる。
【0051】そして、時刻t3とt4の間では、BL2
5の光量が上限一定のままWL26の光量が増大するの
で、感度は白色光量の増大に応じて低減し、白色光量が
上限となった時点で感度は最低となる。よって、時刻t
3とt4の間では、図柄被写体Pは、この短い時間間隔
の間だけで、夜間シーンから昼間シーンに推移し、白色
光量が上限となった以降からは昼間シーンを維持する。
また、時刻t4から次の周期の開始時刻t5までの間で
は、BL25とWL26の光量低減が起きるものの、白
色光により紫外線が総て相殺されたままであるので、こ
の長時間の時間間隔の間では、図柄被写体Pは昼間シー
ンを維持する。つまり、位相差変更により、点灯パター
ンの周期が同じであってもシーンの推移状況を変更で
き、照明の多様化を図ることができる。
【0052】更に、本実施例では、図9や図10に示す
ように、BL25或いはWL26の点灯パターンにおけ
る光量の上下限値を可変設定するので、紫外線の感応状
況を、その感度差をより顕在化させたり、感度差が小さ
いものとすることができる。よって、この点からも、図
柄被写体Pの照明の多様化を図ることができる。図10
のように変更設定した場合は、図中点線の白色光パター
ンが下限で紫外線が上限の夜間シーンにおいて、紫外線
上限値が小さいことで紫外線による発色程度は抑制され
る。つまり、夜間シーンでありながら、やや控えめな発
色状態のシーンを提示できる。反対に、白色光の上限を
小さくすれば、発色程度の高い夜間シーンを提示でき
る。
【0053】次に、図4のステップS100でオートO
N/OFFスイッチ35がOFFとされている状況下で
の照明の様子について説明する。この場合は、額縁10
に鑑賞者(人体)が近づいた場合にその鑑賞者により効
果的に図柄被写体Pを提示すべく、人体検知照明処理
(ステップS200)に移行する。このステップS20
0では、図5にその詳細を示すように、まず、人体検知
センサ34をスキャンして額縁10の前方に鑑賞者たる
人体が近づいたか否かを検知する(ステップS21
0)。ここで、否定判定すると、BL25とWL26を
所定の光量で定常的に点灯するための制御信号(例え
ば、昼間シーンを提示するための信号、即ちBL25で
は下限光量の制御信号、WL26では上限光量の制御進
行)を出力し(ステップS220)、図4のステップS
100に移行する。人体検知センサ34で人体が検知さ
れない間に亘っては、ステップS220での信号出力が
継続されるため、昼間シーンが継続して提示される。
【0054】一方、ステップS210での肯定判定に続
いては、その人体検知の状況が所定時間(例えば、5秒
間)継続しているか否かを判定し(ステップS23
0)、否定判定すれば上記のステップS220に移行す
る。つまり、人体が額縁10に近づいたとしても、5秒
にも満たない時間でしか検知されない場合は、その人は
立ち止まることなく小走りで歩きすぎるに過ぎないの
で、そういった場合は図柄被写体Pのシーン推移の提示
は不要としてそのままの照明状況(昼間シーン)を継続
する。このようにすれば、額縁10の前に人体が近づく
たびに照明の制御状態を変更してしまうような事態を招
かないので、制御負荷が軽減され好ましい。
【0055】ステップS230で肯定判定した場合は、
鑑賞者が額縁10の前で立ち止まって図柄被写体Pに注
意を凝らしていると予想される。よって、この場合は、
さらなる注意喚起を図るべく、光量増減を起こす標準的
な点灯パターン(例えば、モードSの点灯パターン)に
従ってBL25とWL26を点灯するための制御信号
(例えば、昼間シーンを提示するための信号を出力し
(ステップS240)、図4のステップS100に移行
する。これにより、人鑑賞者がある程度の時間に亘って
額縁10の前に立ち止まっている場合には、それまでの
ステップS220による昼間シーンの継続提示を止め
て、昼間シーンと夜間シーンが交互に推移するよう図柄
被写体Pをその鑑賞者に提示することができる。このた
め、図柄被写体Pの鑑賞効果や演出効果を高めることが
でき、鑑賞者の関心を高めることができると云った利点
がある。
【0056】次に、変形例について説明する。図11は
第1の変形例における強調照明処理の内容を表すフロー
チャートである。この強調照明処理の一連の処理は、図
5に示す人体検知照明処理(ステップS200)に替わ
るものである。
【0057】図示するように、この強調照明処理では、
ステップS200におけるステップS210〜220と
同様、人体検知センサ34による人体検知の判定(ステ
ップS310)、その判定結果に応じた一定光量でのラ
ンプ継続点灯制御(ステップS320)、人体検知時間
の継続状況判定(ステップS330)を行う。そして、
このステップS330での肯定判定を通して鑑賞者は額
縁10の前で立ち止まって図柄被写体Pに注意を凝らし
ていると予想される局面では、まず、モードFの照明モ
ードに従った点灯パターンでBL25とWL26を点灯
制御するための制御信号を出力し(ステップS34
0)、その信号出力を所定時間S1(例えば、5分前
後)に亘って継続する(ステップS345)。その後
は、照明モードをモードFからモードMに変更してその
モードMに応じた点灯パターンでBL25とWL26を
点灯制御するための制御信号を出力し(ステップS35
0)、その信号出力を所定時間S2(例えば、5〜10
分)に亘って継続する(ステップS355)。次いで、
照明モードをモードMからモードSに変更してそのモー
ドSに応じた点灯パターンでBL25とWL26を点灯
制御するための制御信号を出力し(ステップS36
0)、その信号出力を人体検知センサ34が人体を検知
している間に亘って継続する(ステップS365)。
【0058】このようにランプを点灯制御する変形例で
は、鑑賞者が額縁10の前で立ち止まって図柄被写体P
に注意を凝らしていると予想される局面となると、その
当初は、ランプの周期的な点灯パターンが短周期で繰り
返されるモードFにより、BL25とWL26を点灯制
御する。このため、図柄被写体Pに近づいた鑑賞者は、
当該被写体への興味や関心を持って立ち止まった時点に
おいて、図柄被写体Pにおける紫外線感応状況の推移
(即ち、昼間シーンと夜間シーンの推移)を短周期(短
時間)のうちに察知或いは鑑賞でき、その後は、照明モ
ードをモードM、モードSと切り換えるので、この推移
をゆっくりとじっくり鑑賞できる。このため、図柄被写
体Pに近づいた人体(鑑賞者や看者等)にその被写体が
呈する紫外線感応状況の推移(シーン推移)をより強く
印象付けることができ、これら鑑賞者等の関心をより一
層且つ確実に高めることができるという利点がある。
【0059】次に、他の変形例について説明する。図1
2は第2の変形例における照明の様子を説明するための
説明図である。
【0060】図示するように、この変形例では、所定の
照明期間Thが経過するごとに照明モードをモードF→
モードM→モードS→モードF・・・のように切り換え
変更する点に特徴がある。つまり、リモコンRMや設定
スイッチ群33の所定スイッチが操作されると、電子制
御装置31は、最初の照明期間Thにおいては、モード
Fでの点灯パターンでBL25とWL26を点灯するた
めの制御信号を出力し、その後の照明期間Thではモー
ドMで、次の照明期間ThではモードSでの点灯パター
ンでBL25とWL26を点灯するための制御信号を出
力し、こうした信号出力を照明期間Thごとに実行す
る。
【0061】こうすれば、図柄被写体Pが呈する紫外線
感応状況推移(即ち、夜間シーンと昼間シーンの推移)
を照明期間Thごとに自動的に変更できるので、より一
層の照明の多様化を図ることができる。この変形例は、
昼間シーンと夜間シーンの推移を、短時間での推移から
それより短い時間での推移に変更し、更には、より短い
時間での推移に周期的に変更して、図柄に対する関心や
演出効果、鑑賞効果を高めることができる。なお、この
逆に推移させることもでき、この場合は、長時間推移後
には短時間推移とし、その後に中間の時間間隔での推移
とする。
【0062】図13はまた別の変形例における照明の様
子を説明するための説明図である。
【0063】図示するように、この変形例では、所定の
照明期間Thが経過するごとに照明モードをモードF、
モードMおよびモードSのうちのいずれかのモードに不
規則的に変更する点に特徴がある。つまり、リモコンR
Mや設定スイッチ群33の所定スイッチ(例えば、不規
則点灯スイッチ)が操作されると、電子制御装置31
は、最初の照明期間Thにおいては、モードMでの点灯
パターンでBL25とWL26を点灯するための制御信
号を出力し、その後の照明期間ThではモードSで、次
の照明期間ThではモードMでの点灯パターンでBL2
5とWL26を点灯するための制御信号を出力し、こう
した信号出力を照明期間Thごとに実行する。
【0064】ここで、照明モードをモードS、M、Fの
うちのいずれかに不規則的に設定する手法の一例につい
て説明する。電子制御装置31は、ROMに乱数発生プ
ログラムを有する。そして、不規則点灯スイッチが操作
された状況下での照明に際して、この乱数発生プログラ
ムを照明期間Thごとにロードして乱数を発生させる。
その一方、電子制御装置31は、図14に示すように、
乱数とモードとを対応付けたモードテーブルを記憶して
いる。よって、発生させた乱数をこのモードテーブルに
照合して照明期間Thごとに照明モードを定め、照明モ
ードを不規則的に設定している。
【0065】このようにして照明モードが不規則的に設
定される間は、図13に示すように、照明モードは、例
えば、モードM→モードS→モードM→モードF→モー
ドS→モードS→モードM・・・のように一定の照明期
間Thで推移する。よって、このモード推移に伴って、
図柄被写体Pが呈する紫外線感応状況推移(即ち、夜間
シーンと昼間シーンの推移)を照明期間Thごとに自動
的に且つ不規則的に変更できるので、より一層の照明の
多様化を図ることができる。
【0066】このように照明モードを照明期間Thごと
に変更設定するに当たっては、その照明期間Thを、人
間の五感に心地よさを呈したり刺激に対する単調感を緩
和するゆらぎ周波数で定まるゆらぎ周期(1/f)に設
定することもできる。こうすれば、図柄被写体Pが呈す
る紫外線感応状況推移(即ち、夜間シーンと昼間シーン
の推移)をゆらぎ制御で発現させ、この推移を目にする
鑑賞者や看者等に、シーン推移に基づいて鑑賞者等が抱
く感じ(例えば、鑑賞感)をゆらぎ周期で変更推移させ
るので、この鑑賞感のゆらぎ変化により、安心感や充足
感、やすらぎ感と云った心地よさを与えることができ
る。また、これら鑑賞者に飽きや単調感を与えにくくす
ることもできる。
【0067】図15はその他の変形例における照明の様
子を説明するための説明図である。
【0068】図示するように、この変形例では、図中実
線のBL25の点灯パターンと図中点線のWL26の点
灯パターンとを、異なる周期となるようにして、両ラン
プを異なる点灯周期パターンで点灯制御する点に特徴が
ある。つまり、この変形例では、BL25からの紫外線
照射とWL26からの白色光照射を異なる周期でそれぞ
れ行うので、紫外線照射をこれと異なる周期の白色光照
射で相殺した状況は、両ランプを同一波形の点灯パター
ンで位相をずらした場合のものと異なるものとなる。図
でもって説明すると、白色光の光量が下限である時刻t
1〜t2の間では、紫外線光量の増大に応じて上記の相
殺程度が減じ、時刻t2以降では、白色光量増大に伴い
相殺程度は増大する。よって、時刻t1〜t2では、図
柄被写体Pは発色が抑えられた夜間シーンを呈し、時刻
t2からは、この夜間シーンからより発色を抑えたシー
ンに推移する。しかし、この際、紫外線はまったく相殺
されているわけでは無いので、昼間シーンには近いもの
のこの昼間シーンまで完全に推移するわけではない。
【0069】白色光量が上限から低減を始める時刻t3
から下限となる時刻4までは、紫外線・白色光とも光量
を減ずるが、紫外線の相殺は不完全であるので、紫外線
感応は起き、昼間シーンには近い上記のシーンから、改
めて夜間シーンに推移する。つまり、ほぼ完全な昼間シ
ーンを呈することなく夜間シーンに戻る。
【0070】そして、白色光量が下限から増大を始める
時刻t5から再度下限となる時刻6までの間では、紫外
線が光量下限側にあり、白色光は光量上限側にあること
から、紫外線はほぼ完全に相殺される。よって、この時
刻t5〜t6の間において、完全な昼間シーンを始めて
呈することになる。
【0071】以上まとめると、図柄被写体Pは、夜間シ
ーンから昼間シーンに近いシーンに推移した後、再度夜
間シーンを発現させ、その後に始めて完全な昼間シーン
に推移する。こうしたシーン推移は、既述したように同
一波形の点灯パターンでBL25とWL26を位相差を
もって点灯制御した場合には得ることができない。よっ
て、この変形例によれば、図柄被写体Pにおける紫外線
感応状況の推移を今までにないものとでき、これを通し
て被写体照明のより一層の多様化を図ることができる。
【0072】なお、図15では、WL26の点灯パター
ンを一定のものとして説明したが、この点灯パターンを
その周期が種々変更設定されたものとするようにした
り、所定時間ごとに或いはゆらぎ周期で、WL26の点
灯パターン周期をBL25の点灯パターン周期の1/
2,1/3,1/4・・・のように短周期に変更した
り、その逆に2倍、3倍、4倍・・・のように長周期に
設定するようにすることもできる。こうすれば、より一
層の照明の多様化を図ることができる。また、WL26
の点灯パターンの上下限値を変更するようにしたり、B
L25の点灯パターンの上下限値を変更するようにする
こともできる。上下限値変更とWL26の点灯パターン
の周期変更を同時に行ってもよい。
【0073】次に、他の実施例(第2実施例)について
説明する。図16は第2実施例の照明装置の要部を説明
するための説明図、図17はランプからの放射光量を増
減させるためのフィルタを説明するための説明図であ
る。第2実施例は、ランプの点灯制御を通して照射光量
を増減する変わりにフィルタにて放射光量を増減させる
点に特徴がある。
【0074】図示するように、この第2実施例では、B
L25と白色蛍光管からなるWL26とを並べて備え、
各ランプをフィルタ41、42で長手方向に覆ってい
る。このフィルタ41、42は、図示しない回転伝達機
構を介してそれぞれの駆動モータ43、44と連結され
ており、モータの回転に伴ったランプ周りの回転と、停
止が可能である。両駆動モータは、回転角制御が容易な
ステッピングモータやパルスモータから構成され、回転
伝達機構は、ギヤ、プーリ、タイミングベルト等から構
成される。なお、単純にフィルタを回転・停止すれば足
りる場合には、駆動モータを通常のモータとすればよ
い。
【0075】フィルタ41、42は、図17に示すよう
に、周方向に展開した展開図において、光の透過率が1
00%の透過領域HAと、透過率が0%の非透過領域H
Bと、透過率が徐変する徐変領域HC、HDとを有す
る。このような特性を付与するに当たっては種々の手法
を採ることができ、例えば次の手法が簡便である。
【0076】まず、透明の筒状体を用意し、その周壁に
該当するランプの照射光を遮蔽する色(例えば、黒色)
のシートを張り付けて非透過領域HBとする。そして、
その両側に、上記の色が徐々に変化するシートを張り付
けて徐変領域HC、HDとする。
【0077】上記のようにBL25とWL26をフィル
タ41、42で覆った照明装置によれば、各ランプにつ
いては定常状態の点灯としておき、各フィルタを駆動モ
ータにより回転させれば、ランプからの照射光量を増減
させることができる。そして、モータを定速に回転させ
れば、各ランプからの照射光量は、モータ回転速度で定
まる周期で周期的に増減する。また、モータの回転速度
を変更すれば、各ランプからの照射光量はその周期を変
えて周期的に増減する。更に、モータの回転速度を不定
期に変更すれば、各ランプからの照射光量も不定期に増
減する。加えて、モータ43とモータ44を独立に回転
制御させること、例えば、一方を定速回転させ、他方を
可変速で回転制御することで、一方のランプでは周期的
な増減パターンで照射光量を増減させ、他方のランプで
は不規則なパターンで照射光量を増減させることができ
る。
【0078】また、一方のモータの回転に対応させて他
方を回転制御する、例えば、他方のモータを一方のモー
タの回転角に位相を持たせて回転制御したり、他方のモ
ータを一方のモータの回転速度の2倍の回転速度で回転
制御等することができる。前者の場合には、図6で説明
したように、各ランプからは位相を持った増減パターン
でそれぞれの照射光(紫外線、白色光)を照射でき、そ
の際の位相を図8のように変更することもできる。後者
の場合は、図15のように各ランプからは異なる周期で
増減させつつそれぞれの光を照射できる。なお、このよ
うに2倍とすることに限らず、他方のモータを一方のモ
ータの回転速度の1/2,1/3,1/4・・・の回転
速度としたり、3倍、4倍・・・の回転速度としたりす
ることもできる。
【0079】更に、上記の第2実施例では、各ランプか
らの照射光量を変更するようランプの点灯制御を併用す
れば、上記のような増減パターンで照射される光の最大
光量をも増減制御できる。
【0080】また、各モータの回転速度を所定時間ごと
にそれぞれ変更したりすれば、図12や図13に示すよ
うな照明状況を呈することもできる。加えて、各モータ
の回転速度を制御することで、人体検知時には紫外線・
白色光の増減パターンの周期を早め、時間の経過と共に
その周期を長くするようなこともできる。
【0081】更にこの第2実施例では、フィルタを停止
状態に維持すれば、その停止位置に応じた透過率で定ま
る光量の光がBL25とWL26から照射されるので、
紫外線感応の状況を一定としたままの被写体照明が可能
となる。このため、被写体の呈するシーンを、例えば、
夜間シーンのまま、或いは昼間シーンのまま、若しくは
この両シーンの推移間のシーンに維持できる。
【0082】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0083】例えば、上記の実施例とその変形例では、
照明ユニット24の笠24aに複数のWL26を備え付
け、これら総てのWL26を同一の点灯パターンおよび
タイミングで点灯するようにしたが、次のようにするこ
ともできる。即ち、あるWL26については上記の点灯
パターンで光量増減の点灯制御を行い、その他のWL2
6は上限レベルでの光量一定の点灯制御を行う。そし
て、上記の点灯パターンで点灯制御していたWL26を
光量一定の点灯制御に切り換え、それまで光量一定の点
灯制御であった一つのWL26を点灯パターンでの点灯
制御に切り換える。こうした制御の切換を、所定時間ご
とに順次行う。こうすれば、次の利点がある。
【0084】光量増減の点灯パターンでの制御対象とな
るWL26を図3における左方のWL26から隣のもの
に順次切り換える。そうすると、点灯パターンでの点灯
制御がなされているWL26のみがBL25の紫外線相
殺に周期的に関与し、その他のWL26では、上限値故
に紫外線をその間においてほぼ完全に相殺する。
【0085】よって、点灯パターンでの点灯制御がなさ
れているWL26のみが照射可能な図柄被写体Pの部分
的な領域では、BL25の点灯パターンでの紫外線をW
L26の点灯パターンでの白色光による相殺が既述した
ように起き、紫外線発色に基づくシーン(例えば、夜間
シーン)と紫外線発色に基づかないシーン(例えば、昼
間シーン)は顕著に推移する。しかし、上限で一定制御
されている残りのWL26が照射可能な領域では、紫外
線のほぼ完全な相殺により紫外線発色に基づかないシー
ンを維持したままである。そして、点灯パターンでの点
灯制御の対象となるWL26を順次切り換えるので、紫
外線発色に基づくシーンと紫外線発色に基づかないシー
ンが顕著に推移する領域が図柄被写体Pにおいてずれて
いく。このため、図柄被写体Pが呈する図柄をこのシー
ン推移のずれに応じたものとすれば、シーン推移がずれ
ていく様子までをも鑑賞者にアピールでき、鑑賞効果や
演出効果を高めることができる。
【0086】こうした点灯制御は、壁画等の大面積に亘
って図柄が描かれ、この図柄の各領域をスポット的に照
射するよう構成した照明装置に容易に適用できる。
【0087】また、上記の実施例とその変形例では、絵
画等の図柄被写体Pを照明する額縁を例に採り説明した
が、これに限るものではない。つまり、立体的な展示物
の表面装飾に紫外線感応特性を有する顔料や絵の具を用
いた被写体はもとより、水中に埋没させた平板状或いは
立体状の被写体を照射する種々の照明装置に適用するこ
ともできる。また、上記顔料や絵の具で描いた図柄を有
するたカードや葉書等を陳列するショーケース等の照明
装置にも適用できる。
【0088】また、図4や図5或いは図11に示す照明
制御を実行中に、その時々の照明状態を維持するように
構成することもできる。つまり、リモコンRMにポーズ
ボタンを設け、当該ボタンが操作されると電子制御装置
31に所定の割込信号を入力する。電子制御装置31
は、この割込信号を受けると、それまで実行していた照
明制御を中断し、中断時のBL25の光量を維持したま
まBL25を継続点灯させる制御信号と、中断時のWL
26の光量を維持したままWL26を継続点灯させる制
御信号を出力する。これにより、ポーズボタン操作後
は、その時のシーンを継続して提示できる。なお、再度
ポーズボタンが操作されると、新たな割り込み信号に基
づいて、両ランプの点灯パターンに従った点灯制御を再
開する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明装置を額縁照明に適用した場合の
照明付き額縁10を説明する説明図である。
【図2】この額縁10を横方向から見て説明する説明図
である。
【図3】額縁10が有する制御系構成を説明するための
ブロック図である。
【図4】照明ルーチンの処理内容を表すフローチャート
である。
【図5】この照明ルーチンに含まれる人体検知照明の処
理内容を表すフローチャートである。
【図6】照明ルーチンで実行される処理内容を説明する
ための説明図である。
【図7】BL25の点灯パターンとWL26の点灯パタ
ーンを正弦波形のように増減する波形とした場合を説明
する説明図である。
【図8】BL25とWL26の点灯パターンの位相差が
変更された様子を説明するための説明図である。
【図9】BL25とWL26の点灯パターンの上下限値
が変更された様子を説明するための説明図である。
【図10】BL25とWL26の点灯パターンの上下限
値が変更された別の様子を説明するための説明図であ
る。
【図11】第1の変形例における強調照明処理の内容を
表すフローチャートである。
【図12】第2の変形例における照明の様子を説明する
ための説明図である。
【図13】また別の変形例における照明の様子を説明す
るための説明図である。
【図14】照明モードをモードS、M、Fのうちのいず
れかに不規則的に設定する一手法を説明するための説明
図である。
【図15】その他の変形例における照明の様子を説明す
るための説明図である。
【図16】第2実施例の照明装置の要部を説明するため
の説明図である。
【図17】ランプからの放射光量を増減させるためのフ
ィルタを説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…額縁 12…額縁部分 20…照明装置 22…装置本体 23…アーム 24…照明ユニット 24a…笠 25…BL(紫外線蛍光灯) 26…WL(白熱灯、白色蛍光灯) 27、28…インバータ 30…装置本体 30…制御装置 31…電子制御装置 32…リモコン受光部 33…設定スイッチ群 34…人体検知センサ 35…オートON/OFFスイッチ 41、42…フィルタ 43、44…駆動モータ RM…リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA62 BA25 CG06 CG09 CG44 CJ16 5C096 AA11 BA03 BA04 BB17 BB23 BC02 BC04 BC15 CA02 CA03 CA12 CA14 CA32 CB01 CC02 CC04 CC08 CC21 CC36 CH06 CJ11 DB06 DB09 DB18 DB19 DC02 DC03 DC05 DC06 DC07 DC12 DC19 DC20 DC21 DC22 DC29 EA03 EA04 FA01 FA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線に感応する性質を有する被写体を
    照明する照明装置であって、 紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
    と、 白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に照射
    可能に設置された可視光灯と、 紫外線光量が周期的に増減するよう、前記紫外線灯を周
    期的に点灯制御する第1制御手段と、 可視光光量が前記紫外線灯の点灯周期と位相差をもって
    周期的に増減するよう、前記可視光灯を点灯制御する第
    2制御手段と、 前記第1、第2の制御手段の点灯制御周期を変更設定す
    る周期変更手段とを備えることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の照明装置であって、 前記位相差は、変更可能とされている照明装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の照明装置であって、 前記位相差は、前記紫外線灯の光量増減波形と前記可視
    光灯の光量増減波形が反転する位相差に設定されている
    照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    照明装置であって、 前記周期変更手段は、 前記点灯制御周期を、予め設定された複数の点灯制御周
    期から選択する選択部を有する照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    照明装置であって、 前記周期変更手段は、 前記点灯制御周期を、所定の周期範囲に含まれる一の周
    期に設定する設定部を有する照明装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    照明装置であって、 前記周期変更手段は、 前記点灯制御周期が所定期間ごとに異なる点灯制御周期
    となるよう、前記点灯制御周期を可変設定する可変設定
    部を有する照明装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の照明装置であって、 前記可変設定部は、ゆらぎ周期で、前記点灯制御周期を
    異なるものに可変設定する照明装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7いずれか記載の
    照明装置であって、 前記第1制御手段が前記紫外線灯を点灯制御して照射さ
    れる紫外線光量の最大値と最小値の少なくとも一方を調
    整する紫外線光量調整手段と、 前記第2制御手段が前記可視光灯を点灯制御して照射さ
    れる可視光光量の最大値と最小値の少なくとも一方を調
    整する可視光光量調整手段の両光量調整手段の少なくと
    も一方を有する照明装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8いずれか記載の
    照明装置であって、 前記第1制御手段は、前記紫外線光量がゼロとならない
    よう前記紫外線灯を点灯制御し、 前記第2制御手段は、前記可視光光量がゼロとならない
    よう前記可視光灯を点灯制御する照明装置。
  10. 【請求項10】 紫外線に感応する性質を有する被写体
    を照明する照明装置であって、 紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
    と、 白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に照射
    可能に設置された可視光灯と、 紫外線光量が周期的に増減するよう、前記紫外線灯を周
    期的に点灯制御する第1制御手段と、 可視光光量が前記紫外線灯の点灯周期と位相差をもって
    周期的に増減するよう、前記可視光灯を点灯制御する第
    2制御手段と、 前記被写体の近傍への人体の接近を感知する感知手段
    と、 該感知手段が人体接近を感知すると、前記第1、第2の
    制御手段による点灯制御を実行させる制御実行手段と、 前記第1、第2の制御手段が点灯制御を開始した当初
    は、この両制御手段の点灯制御周期を短周期に設定し、
    点灯制御開始からの経過時間に応じて前記両制御手段の
    点灯制御周期を長周期化させる周期可変手段とを備える
    ことを特徴とする照明装置。
  11. 【請求項11】 紫外線に感応する性質を有する被写体
    を照明する照明装置であって、 紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
    と、 白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に照射
    可能に設置された可視光灯と、 紫外線光量が周期的に増減するよう、前記紫外線灯を周
    期的に点灯する周期点灯制御と、紫外線光量が一定の状
    況で前記紫外線灯を点灯する定常点灯制御とを実行可能
    な紫外線灯制御手段と、 可視光光量が前記紫外線灯の点灯周期と位相差をもって
    周期的に増減するよう、前記可視光灯を周期的に点灯す
    る周期点灯制御と、可視光光量が一定の状況で前記可視
    光灯を点灯する定常点灯制御とを実行可能な可視光灯点
    灯制御手段と、 前記両点灯制御手段が該当する灯を点灯させる際の点灯
    制御を、前記定常点灯制御から前記周期点灯制御に変更
    する制御変更手段と、 該制御変更手段により点灯制御が前記周期点灯制御に変
    更された当初は、前記両点灯制御手段の周期点灯制御の
    周期を短周期に設定し、点灯制御変更からの経過時間に
    応じて前記両点灯制御手段の周期点灯制御の周期を長周
    期化させる周期可変手段とを備えることを特徴とする照
    明装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の照明装置であって、 前記制御変更手段は、 前記被写体の近傍への人体の接近を感知する感知手段を
    備え、該感知手段が人体接近を感知すると、前記周期点
    灯制御に変更する照明装置。
  13. 【請求項13】 紫外線に感応する性質を有する被写体
    を照明する照明装置であって、 紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
    と、 白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に照射
    可能に設置された可視光灯と、 紫外線光量が周期的に増減するよう、前記紫外線灯を周
    期的に点灯制御する第1制御手段と、 前記紫外線灯の点灯周期と異なる周期で可視光光量が周
    期的に増減するよう、前記可視光灯を点灯制御する第2
    制御手段とを備えることを特徴とする照明装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の照明装置であって、 前記第2制御手段の点灯制御周期を変更設定する周期変
    更手段を備える照明装置。
  15. 【請求項15】 紫外線に感応する性質を有する被写体
    を照明する照明装置であって、 紫外線を前記被写体に照射可能に設置された紫外線灯
    と、 白色光または所定波長範囲の可視光を前記被写体に照射
    可能に設置された可視光灯と、 紫外線光量を時間経過と共に増減させるよう、前記紫外
    線灯からの照射量を制御する第1制御手段と、 可視光光量が前記紫外線灯の光量増減変化とは独立にま
    たは当該変化に対応して増減するよう、前記可視光灯を
    からの照射量を制御する第2制御手段と、 前記第1、第2の制御手段における増減変化パターンを
    変更設定する周期変更手段とを備えることを特徴とする
    照明装置。
JP2000364303A 2000-11-30 2000-11-30 照明装置 Expired - Fee Related JP3603016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364303A JP3603016B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364303A JP3603016B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002169493A true JP2002169493A (ja) 2002-06-14
JP3603016B2 JP3603016B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=18835272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364303A Expired - Fee Related JP3603016B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3603016B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282755A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Dic Corp 照明装置
WO2009153852A1 (ja) * 2008-06-16 2009-12-23 Taka International 株式会社 ディスプレイ用照明装置およびディスプレイ装置
JP2015026549A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 パナソニック株式会社 照明装置
WO2016024620A1 (ja) * 2014-08-13 2016-02-18 株式会社小糸製作所 照明装置および照明システム
JP2016537802A (ja) * 2013-11-18 2016-12-01 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ 鏡面反射性及び屈折性物体に対して動的照明効果を提供する方法及びシステム
JP2018505534A (ja) * 2015-02-05 2018-02-22 マケ・ソシエテ・パール・アクシオン・サンプリフィエMaquet Sas 非視覚機能の最適な刺激を有する照明機器
WO2018105139A1 (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 株式会社Yamatoda バックライト装置及びこれを備えた液晶ディスプレイ装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282755A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Dic Corp 照明装置
WO2009153852A1 (ja) * 2008-06-16 2009-12-23 Taka International 株式会社 ディスプレイ用照明装置およびディスプレイ装置
CN102106187A (zh) * 2008-06-16 2011-06-22 塔卡国际株式会社 显示用照明装置以及显示装置
JP5276661B2 (ja) * 2008-06-16 2013-08-28 Taka International 株式会社 ディスプレイ用照明装置およびディスプレイ装置
JP2015026549A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 パナソニック株式会社 照明装置
JP2016537802A (ja) * 2013-11-18 2016-12-01 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ 鏡面反射性及び屈折性物体に対して動的照明効果を提供する方法及びシステム
WO2016024620A1 (ja) * 2014-08-13 2016-02-18 株式会社小糸製作所 照明装置および照明システム
CN106576415A (zh) * 2014-08-13 2017-04-19 株式会社小糸制作所 照明装置以及照明系统
US10876702B2 (en) 2014-08-13 2020-12-29 Koito Manufacturing Co., Ltd. Dual light sources having similar solor temperatures and different spectral characteristics
JP2018505534A (ja) * 2015-02-05 2018-02-22 マケ・ソシエテ・パール・アクシオン・サンプリフィエMaquet Sas 非視覚機能の最適な刺激を有する照明機器
US10143060B2 (en) 2015-02-05 2018-11-27 Maquet Sas Lighting equipment with optimum stimulation of non-visual functions
WO2018105139A1 (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 株式会社Yamatoda バックライト装置及びこれを備えた液晶ディスプレイ装置
JP6405511B1 (ja) * 2016-12-05 2018-10-17 株式会社Yamatoda バックライト装置及びこれを備えた液晶ディスプレイ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3603016B2 (ja) 2004-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2321572B1 (en) Lighting device with dynamic light effects
US8328368B2 (en) Projection system
JP3996192B2 (ja) ディスプレイパネル
US6036334A (en) Illuminating apparatus and frame to which the illuminating apparatus is attached
JP2000502967A (ja) 光透過像を有するパネル
JP2002169493A (ja) 照明装置
JP5276661B2 (ja) ディスプレイ用照明装置およびディスプレイ装置
JPS59501644A (ja) 照明標識およびディスプレイを活動させるための方法および装置
KR970016664A (ko) 투사형 표시 장치
EP1310940A9 (en) Color display device and method
JP2010097155A (ja) 記憶型表示装置の照明装置
JP2008282025A (ja) 液晶表示装置
EP1310904A1 (en) Method for processing document, recorded medium on which document processing program is recorded and document processor
KR200326095Y1 (ko) 백라이트가 구비된 액자
JP4424920B2 (ja) 屋外用表示装置、屋外用表示装置の表示方法および屋外用表示装置制御プログラム
JP2004125784A (ja) 低照度光などを利用した深夜時間帯告知システム及び方法
RU51777U1 (ru) Рекламное световое устройство с комбинированной подсветкой изображения
JPH05197021A (ja) プロジェクター用スクリーン,プロジェクターの映写方法およびプロジェクター
JPH0340089A (ja) 販売機の表示装置
JP2001109410A (ja) 字幕式情報表示装置
KR100468243B1 (ko) 점멸 조광기로 윈도우용 접착필름을 이용하여 전시장을디스플레이 조명하는 광고조명방법
RU41181U1 (ru) Рекламное световое устройство
EP3645298A1 (en) Gift artifact
JP2008071571A (ja) 光電スイッチ及び洗面化粧台
JP2000122581A (ja) 疑似発光面体、及びそれを用いた表示素子及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees