JP2002169203A - 照明装置および撮影装置 - Google Patents
照明装置および撮影装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 照明装置において、反射板の角部と光学素子
の角部とを突き合わせるだけでは、この突き合わせによ
る位置決めの安定性に欠ける。 【解決手段】 発光管1と、この発光管よりも光照射側
に配置された第1の光学素子6と、この第1の光学素子
の入射側における発光管の長手方向両側に、第1の光学
素子の入射面との間に発光管の長手方向に対して斜めに
延びる空気層AIRを挟んで配置された一対の第2の光
学素子4,5と、発光管から発せられた光を光照射側に
反射させる反射部材2,3とを有して構成される照明装
置において、第2の光学素子の角部と反射部材の角部と
を突き当ててこれら第2の光学素子と反射板との相対位
置決めがなされる場合に、第2光学素子の角部に、反射
板の角部近傍部分の当接を受けるための受け部4m〜4
p,5m〜5pを設ける。
の角部とを突き合わせるだけでは、この突き合わせによ
る位置決めの安定性に欠ける。 【解決手段】 発光管1と、この発光管よりも光照射側
に配置された第1の光学素子6と、この第1の光学素子
の入射側における発光管の長手方向両側に、第1の光学
素子の入射面との間に発光管の長手方向に対して斜めに
延びる空気層AIRを挟んで配置された一対の第2の光
学素子4,5と、発光管から発せられた光を光照射側に
反射させる反射部材2,3とを有して構成される照明装
置において、第2の光学素子の角部と反射部材の角部と
を突き当ててこれら第2の光学素子と反射板との相対位
置決めがなされる場合に、第2光学素子の角部に、反射
板の角部近傍部分の当接を受けるための受け部4m〜4
p,5m〜5pを設ける。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのストロボ
等に使用される照明装置に関するものである。
等に使用される照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀塩カメラ、デジタルスチルカメラ、ビ
デオカメラ等の撮影装置には、ストロボ照明装置が内蔵
又は外付けされて使用される場合が多い。
デオカメラ等の撮影装置には、ストロボ照明装置が内蔵
又は外付けされて使用される場合が多い。
【0003】ここで、図59および図60には、従来の
一般的なストロボ装置の構成を示している。なお、図5
9はストロボ装置の平面断面図、図60はストロボ装置
の側面断面図である。
一般的なストロボ装置の構成を示している。なお、図5
9はストロボ装置の平面断面図、図60はストロボ装置
の側面断面図である。
【0004】このストロボ装置は、発光管1001と、
発光管1の長手方向に沿って配置された半円筒状の楕円
反射鏡1010と、発光管1001の長手方向の両端付
近に配置された反射板1011,1012と、発光管1
001の長手方向にのみ集光作用を有するシリンドリカ
ルフレネルレンズ1013とから構成されている。
発光管1の長手方向に沿って配置された半円筒状の楕円
反射鏡1010と、発光管1001の長手方向の両端付
近に配置された反射板1011,1012と、発光管1
001の長手方向にのみ集光作用を有するシリンドリカ
ルフレネルレンズ1013とから構成されている。
【0005】図61には、上記ストロボ装置の配光分布
を示している。この図において実線で発光管1001の
長手方向(左右方向)の配光分布を示し、点線で発光管
1001の長手方向に垂直な方向(上下方向)の配光分
布を示す。
を示している。この図において実線で発光管1001の
長手方向(左右方向)の配光分布を示し、点線で発光管
1001の長手方向に垂直な方向(上下方向)の配光分
布を示す。
【0006】このストロボ装置の配光分布の規格は、配
光の合格範囲を中心の明るさに対して−1EV以上とし
た場合、左右方向について28.2度、上下方向につい
て20.8度である。
光の合格範囲を中心の明るさに対して−1EV以上とし
た場合、左右方向について28.2度、上下方向につい
て20.8度である。
【0007】これに対し、図61に示す配光分布は、発
光管の長手方向に関して配光角度が約39度と余裕が有
り過ぎ、効率の悪い設計となっている。
光管の長手方向に関して配光角度が約39度と余裕が有
り過ぎ、効率の悪い設計となっている。
【0008】ところが、図59および図60に示すスト
ロボ装置では、シリンドリカルフレネルレンズ1013
と発光管1001の距離が小さく、シリンドリカルフレ
ネルレンズ1013から発光管1001を見込む角度が
大きいため、発光管の長手方向である左右方向の配光分
布を狭くすることが困難である。
ロボ装置では、シリンドリカルフレネルレンズ1013
と発光管1001の距離が小さく、シリンドリカルフレ
ネルレンズ1013から発光管1001を見込む角度が
大きいため、発光管の長手方向である左右方向の配光分
布を狭くすることが困難である。
【0009】そこで、反射鏡の深さをあまり大きくする
ことなく、左右方向の配光分布を狭くし、照明光の利用
効率を向上させるものとして、発光管の長手方向に沿っ
て配置される反射鏡と、発光管よりも光照射側に互いに
対向配置される第1および第2の光学素子とを備え、こ
れら光学素子間に、発光管の長手方向に対して斜めに延
びる空気層を形成した照明装置が考えられている。
ことなく、左右方向の配光分布を狭くし、照明光の利用
効率を向上させるものとして、発光管の長手方向に沿っ
て配置される反射鏡と、発光管よりも光照射側に互いに
対向配置される第1および第2の光学素子とを備え、こ
れら光学素子間に、発光管の長手方向に対して斜めに延
びる空気層を形成した照明装置が考えられている。
【0010】図62〜図65には、上記光学素子間に空
気層を有した照明装置を示している。なお、図62は上
記照明装置の外観斜視図、図63は上記照明装置の平面
断面(発光管の長手方向に沿った断面を示した)図、図
64は上記照明装置の側面断面(発光管の径方向に沿っ
た断面を示した)図である。また、図65は上記照明装
置に用いられる大プリズムの背面側から見た斜視図であ
る。
気層を有した照明装置を示している。なお、図62は上
記照明装置の外観斜視図、図63は上記照明装置の平面
断面(発光管の長手方向に沿った断面を示した)図、図
64は上記照明装置の側面断面(発光管の径方向に沿っ
た断面を示した)図である。また、図65は上記照明装
置に用いられる大プリズムの背面側から見た斜視図であ
る。
【0011】これらの図において、照明装置は、両端に
カソード電極2001Aおよびアノード電極2001B
を有する発光管2001と、この発光管2001の長手
方向(以下、左右方向という)両側に配置された一対の
反射板2002,2003と、発光管2001よりも光
照射側(以下、前方という)に配置され、射出面に半円
筒状のレンズ面2006Bを有した大プリズム(第1の
光学素子)2006と、この大プリズム2006の左右
の傾斜した入射面に近接配置された一対の小プリズム2
004,2005と、発光管1の後面側から大プリズム
2006の上下面中間までに沿うように略半楕円形状に
形成され、発光管2001の両端近傍の間の距離に相当
する左右幅を有する楕円反射鏡2007とから構成され
ている。
カソード電極2001Aおよびアノード電極2001B
を有する発光管2001と、この発光管2001の長手
方向(以下、左右方向という)両側に配置された一対の
反射板2002,2003と、発光管2001よりも光
照射側(以下、前方という)に配置され、射出面に半円
筒状のレンズ面2006Bを有した大プリズム(第1の
光学素子)2006と、この大プリズム2006の左右
の傾斜した入射面に近接配置された一対の小プリズム2
004,2005と、発光管1の後面側から大プリズム
2006の上下面中間までに沿うように略半楕円形状に
形成され、発光管2001の両端近傍の間の距離に相当
する左右幅を有する楕円反射鏡2007とから構成され
ている。
【0012】小プリズム2004,2005は、不図示
の治具によって楕円反射鏡2007に対する取付け位置
出しがなされ、接着により楕円反射鏡2007に対して
固定されている。
の治具によって楕円反射鏡2007に対する取付け位置
出しがなされ、接着により楕円反射鏡2007に対して
固定されている。
【0013】また、小プリズム2004,2005の入
射面2004A,2005Aは、発光管1の長手方向に
略平行に延びており、透過反射面2004B,2005
Bは、大プリズム2006の左右の入射面2006E,
2006Fとの間に間隔Gの空気層AIRを挟んでこれ
ら入射面2006E,2006Fに略平行に延びてい
る。
射面2004A,2005Aは、発光管1の長手方向に
略平行に延びており、透過反射面2004B,2005
Bは、大プリズム2006の左右の入射面2006E,
2006Fとの間に間隔Gの空気層AIRを挟んでこれ
ら入射面2006E,2006Fに略平行に延びてい
る。
【0014】これにより、大プリズム2006と小プリ
ズム2004,2005との間には、発光管2001の
長手方向に対して斜めに延びる空気層AIRが形成され
る。
ズム2004,2005との間には、発光管2001の
長手方向に対して斜めに延びる空気層AIRが形成され
る。
【0015】大プリズム2006の2006Gは反射板
2002の前面を覆うように大プリズム2006の右端
を延出させて形成した、射出面の一部を構成する平行平
板部であり、2006Iは反射板2002の右側間口を
規制するための壁部である。
2002の前面を覆うように大プリズム2006の右端
を延出させて形成した、射出面の一部を構成する平行平
板部であり、2006Iは反射板2002の右側間口を
規制するための壁部である。
【0016】また、2006Kは大プリズム2006の
右側の入射面2006Eに一体形成された3つのスペー
サ用突起であり、右側の斜めの空気層AIRを確保し、
その間隔を維持するために小プリズム2004の透過反
射面2004Bに当接する。
右側の入射面2006Eに一体形成された3つのスペー
サ用突起であり、右側の斜めの空気層AIRを確保し、
その間隔を維持するために小プリズム2004の透過反
射面2004Bに当接する。
【0017】2006Hは反射板2003の前面を覆う
ように大プリズム2006の左端を延出させて形成し
た、射出面の一部を構成する平行平板部であり、200
6Jは反射板2003の左側間口を規制するための壁部
である。
ように大プリズム2006の左端を延出させて形成し
た、射出面の一部を構成する平行平板部であり、200
6Jは反射板2003の左側間口を規制するための壁部
である。
【0018】2006Mは大プリズム2006の左側の
入射面2006Fに一体形成された3つのスペーサ用突
起であり、左側の斜めの空気層AIRを確保し、その間
隔を維持するために小プリズム2005の透過反射面2
005Bにて当接する。
入射面2006Fに一体形成された3つのスペーサ用突
起であり、左側の斜めの空気層AIRを確保し、その間
隔を維持するために小プリズム2005の透過反射面2
005Bにて当接する。
【0019】スペーサ用突起2006K,2006Mの
大きさおよび形状は、後述する発光管押さえゴム201
1により大プリズム2006に与えられる小プリズム2
004,2005への押し付け力に耐えられるだけの強
度を確保できるものであればよく、極めて小さなもので
よい。
大きさおよび形状は、後述する発光管押さえゴム201
1により大プリズム2006に与えられる小プリズム2
004,2005への押し付け力に耐えられるだけの強
度を確保できるものであればよく、極めて小さなもので
よい。
【0020】2011はシリコン系ゴム材からなる発光
管押えゴムであり、後端部2011Aで発光管2001
を抱きかかえるように保持し、左右の前端部2011B
が大プリズム2006の左右の平行平板部2006G,
2006Hの端部に掛けられることにより、大プリズム
2006およびスペーサ用突起2006K,2006M
を介して小プリズム2004,2005を発光管1の方
向に付勢している。
管押えゴムであり、後端部2011Aで発光管2001
を抱きかかえるように保持し、左右の前端部2011B
が大プリズム2006の左右の平行平板部2006G,
2006Hの端部に掛けられることにより、大プリズム
2006およびスペーサ用突起2006K,2006M
を介して小プリズム2004,2005を発光管1の方
向に付勢している。
【0021】小プリズム2004,2005はそれぞ
れ、入射面2004A,2005Aと透過反射面200
4C,2005Cとの間の角部を、階段状に形成された
反射板2002,2003の角部に突き当てることによ
ってそれ以上の発光管2001側への移動が阻止されて
いる。これにより、小プリズム2004,2005と反
射板2002,2003との相対的な位置決めがなされ
る。
れ、入射面2004A,2005Aと透過反射面200
4C,2005Cとの間の角部を、階段状に形成された
反射板2002,2003の角部に突き当てることによ
ってそれ以上の発光管2001側への移動が阻止されて
いる。これにより、小プリズム2004,2005と反
射板2002,2003との相対的な位置決めがなされ
る。
【0022】そして、発光管押えゴム2011の付勢力
は、大プリズム2006のスペーサ用突起2006K,
2006Mを小プリズム2004,2005の透過反射
面2004B,2005Bに圧接させる力として作用す
るとともに、小プリズム2004,2005の角部と反
射板2002,2003の角部とを圧接させる力として
作用する。
は、大プリズム2006のスペーサ用突起2006K,
2006Mを小プリズム2004,2005の透過反射
面2004B,2005Bに圧接させる力として作用す
るとともに、小プリズム2004,2005の角部と反
射板2002,2003の角部とを圧接させる力として
作用する。
【0023】また、発光管押えゴム2011は、発光管
2001のカソード電極2001Aおよびアノード電極
2001Bと、楕円反射鏡2007と、反射板200
2,2003との間を絶縁する役目も有する。また、前
端部2011Bは発光間口となる大プリズム2006の
射出面2006B,2006C,2006D,2006
G,2006Hを遮らないように設けられ、発光間口の
周辺にて大プリズム2006と楕円反射鏡2007と反
射板2002,2003との境界(接合部)を覆ってい
る。
2001のカソード電極2001Aおよびアノード電極
2001Bと、楕円反射鏡2007と、反射板200
2,2003との間を絶縁する役目も有する。また、前
端部2011Bは発光間口となる大プリズム2006の
射出面2006B,2006C,2006D,2006
G,2006Hを遮らないように設けられ、発光間口の
周辺にて大プリズム2006と楕円反射鏡2007と反
射板2002,2003との境界(接合部)を覆ってい
る。
【0024】さらに、発光管押えゴム2011の両サイ
ド部2011C,2011Dは、楕円鏡反射2007と
反射板2002,2003との境界や合わせ目等の接合
部を覆う。このようにして、発光管押えゴム2011
は、上記各接合部の隙間をなくし、反射板2002,2
003、楕円反射鏡2007および大プリズム2006
によって囲まれる空間を密封するとともに、大プリズム
6を発光管2001側に引き込んでいる。
ド部2011C,2011Dは、楕円鏡反射2007と
反射板2002,2003との境界や合わせ目等の接合
部を覆う。このようにして、発光管押えゴム2011
は、上記各接合部の隙間をなくし、反射板2002,2
003、楕円反射鏡2007および大プリズム2006
によって囲まれる空間を密封するとともに、大プリズム
6を発光管2001側に引き込んでいる。
【0025】また、図66〜図69には、上記光学素子
間に空気層を有した他の照明装置を示している。なお、
図66は上記照明装置の外観斜視図、図67は上記照明
装置の平面断面(発光管の長手方向に沿った断面を示し
た)図、図68は上記照明装置の側面断面(発光管の径
方向に沿った断面を示した)図である。また、図69は
上記照明装置に用いられる大プリズムの背面側から見た
斜視図である。
間に空気層を有した他の照明装置を示している。なお、
図66は上記照明装置の外観斜視図、図67は上記照明
装置の平面断面(発光管の長手方向に沿った断面を示し
た)図、図68は上記照明装置の側面断面(発光管の径
方向に沿った断面を示した)図である。また、図69は
上記照明装置に用いられる大プリズムの背面側から見た
斜視図である。
【0026】この照明装置の構成は、上記図62〜65
に示した照明装置と同様である(共通する構成要素には
同符号を付している)が、この照明装置では、大プリズ
ム2006の平行平板部2006G,2006Hの先端
に形成された壁部2006I,2006Jの後端内側に
フック部2006L,2006Nを形成し、これらフッ
ク部2006L,2006Nを反射板2008,200
9の前端部と係合させている。
に示した照明装置と同様である(共通する構成要素には
同符号を付している)が、この照明装置では、大プリズ
ム2006の平行平板部2006G,2006Hの先端
に形成された壁部2006I,2006Jの後端内側に
フック部2006L,2006Nを形成し、これらフッ
ク部2006L,2006Nを反射板2008,200
9の前端部と係合させている。
【0027】フック部2006L,2006Nの形状と
反射板2008,2009の傾斜角度は、フック部20
06L,2006Nが反射板2008,2009と係合
したときに、大プリズム2006が発光管1の方向へ引
き込まれるような寸法設定となっている。
反射板2008,2009の傾斜角度は、フック部20
06L,2006Nが反射板2008,2009と係合
したときに、大プリズム2006が発光管1の方向へ引
き込まれるような寸法設定となっている。
【0028】具体的には、反射板2008,2009の
開き角度が組み立て後の開き角度よりも2〜3°開き気
味になっており、大プリズム2006と反射板200
8,2009とを組み合わせると、反射板2008,2
009に生じた弾性力によって大プリズム2006が発
光管2001の方向へ引き込まれるようになっている。
開き角度が組み立て後の開き角度よりも2〜3°開き気
味になっており、大プリズム2006と反射板200
8,2009とを組み合わせると、反射板2008,2
009に生じた弾性力によって大プリズム2006が発
光管2001の方向へ引き込まれるようになっている。
【0029】これにより、大プリズム2006のスペー
ス用突起2006K,2006Mと小プリズム200
4,2005とがより確実に圧接し、目的通りの空気層
AIRの間隔Gを得ることができる。また、小プリズム
2004,2005の角部と反射板2008,2009
の角部とを圧接させる力を大きく確保している。
ス用突起2006K,2006Mと小プリズム200
4,2005とがより確実に圧接し、目的通りの空気層
AIRの間隔Gを得ることができる。また、小プリズム
2004,2005の角部と反射板2008,2009
の角部とを圧接させる力を大きく確保している。
【0030】
【課題を解決するための手段】しかしながら、上記いず
れの従来装置においても、小プリズム2004,200
5の角部と反射板2002,2003(2008,20
09)の角部とを突き合わせることによって両者の相対
位置決めを行っているにすぎないので、位置決め状態の
安定性を欠くおそれがある。
れの従来装置においても、小プリズム2004,200
5の角部と反射板2002,2003(2008,20
09)の角部とを突き合わせることによって両者の相対
位置決めを行っているにすぎないので、位置決め状態の
安定性を欠くおそれがある。
【0031】また、上記いずれの従来装置においても、
小プリズム2004,2005は楕円反射鏡2007に
接着により位置決め固定されているため、組立て工程
上、接着工程の追加や接着剤の乾燥時間待ちなどの手間
がかかることになり、組立て作業効率の低下やコストア
ップを招いている。
小プリズム2004,2005は楕円反射鏡2007に
接着により位置決め固定されているため、組立て工程
上、接着工程の追加や接着剤の乾燥時間待ちなどの手間
がかかることになり、組立て作業効率の低下やコストア
ップを招いている。
【0032】そこで、本発明は、第2の光学素子と反射
部材との角部突き当てによる相対位置決めの安定性を確
保することができるとともに、組立て作業性が良い照明
装置を提供することを目的としている。
部材との角部突き当てによる相対位置決めの安定性を確
保することができるとともに、組立て作業性が良い照明
装置を提供することを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、発光管と、この発光管より
も光照射側に配置された光学素子とを有して構成される
照明装置において、光学素子の角部と反射部材の角部と
を突き当ててこれら光学素子と反射板との相対位置決め
を行う場合に、光学素子の角部に、反射板の角部近傍部
分の当接を受ける受け部を設けている。
めに、本願第1の発明では、発光管と、この発光管より
も光照射側に配置された光学素子とを有して構成される
照明装置において、光学素子の角部と反射部材の角部と
を突き当ててこれら光学素子と反射板との相対位置決め
を行う場合に、光学素子の角部に、反射板の角部近傍部
分の当接を受ける受け部を設けている。
【0034】また、本願第2の発明では、発光管と、こ
の発光管よりも光照射側に配置された第1の光学素子
と、この第1の光学素子の入射側における発光管の長手
方向両側に、第1の光学素子の入射面との間に発光管の
長手方向に対して斜めに延びる空気層を挟んで配置され
た一対の第2の光学素子と、発光管から発せられた光を
光照射側に反射させる反射部材とを有して構成される照
明装置において、第2の光学素子の角部と反射部材の角
部とを突き当ててこれら第2の光学素子と反射板との相
対位置決めを行う場合に、第2光学素子の角部に、反射
板の角部近傍部分の当接を受けるための受け部を設けて
いる。
の発光管よりも光照射側に配置された第1の光学素子
と、この第1の光学素子の入射側における発光管の長手
方向両側に、第1の光学素子の入射面との間に発光管の
長手方向に対して斜めに延びる空気層を挟んで配置され
た一対の第2の光学素子と、発光管から発せられた光を
光照射側に反射させる反射部材とを有して構成される照
明装置において、第2の光学素子の角部と反射部材の角
部とを突き当ててこれら第2の光学素子と反射板との相
対位置決めを行う場合に、第2光学素子の角部に、反射
板の角部近傍部分の当接を受けるための受け部を設けて
いる。
【0035】これら第1および第2の発明により、新た
な部品を追加したり光学素子(第2の光学素子)と反射
部材とを接着したりすることなく、これら光学素子と反
射部材との角部突き当てによる相対位置決めの安定性を
確保することが可能となり、光学素子および反射部材か
らなる照明光学系の光学性能を保証することが可能とな
る。
な部品を追加したり光学素子(第2の光学素子)と反射
部材とを接着したりすることなく、これら光学素子と反
射部材との角部突き当てによる相対位置決めの安定性を
確保することが可能となり、光学素子および反射部材か
らなる照明光学系の光学性能を保証することが可能とな
る。
【0036】また、本願第3の発明では、発光管と、こ
の発光管よりも光照射側に配置された光学素子と、発光
管から発せられた光を光照射側に反射させる反射部材と
を有して構成される照明装置において、光学素子に位置
決め突起部を設け、この位置決め突起部を反射部材に形
成された穴部に挿入することにより光学素子と反射部材
との相対位置決めを行うようにしている。
の発光管よりも光照射側に配置された光学素子と、発光
管から発せられた光を光照射側に反射させる反射部材と
を有して構成される照明装置において、光学素子に位置
決め突起部を設け、この位置決め突起部を反射部材に形
成された穴部に挿入することにより光学素子と反射部材
との相対位置決めを行うようにしている。
【0037】さらに、本願第4の発明では、発光管と、
この発光管よりも光照射側に配置された第1の光学素子
と、この第1の光学素子の入射側における発光管の長手
方向両側に、第1の光学素子の入射面との間に発光管の
長手方向に対して斜めに延びる空気層を挟んで配置され
た一対の第2の光学素子と、発光管から発せられた光を
光照射側に反射させる反射部材とを有して構成する照明
装置において、第2の光学素子に位置決め突起部を設
け、この突起部を反射部材に形成された穴部に挿入する
ことにより第2の光学素子と反射部材との相対位置決め
を行うようにしている。
この発光管よりも光照射側に配置された第1の光学素子
と、この第1の光学素子の入射側における発光管の長手
方向両側に、第1の光学素子の入射面との間に発光管の
長手方向に対して斜めに延びる空気層を挟んで配置され
た一対の第2の光学素子と、発光管から発せられた光を
光照射側に反射させる反射部材とを有して構成する照明
装置において、第2の光学素子に位置決め突起部を設
け、この突起部を反射部材に形成された穴部に挿入する
ことにより第2の光学素子と反射部材との相対位置決め
を行うようにしている。
【0038】これら第3および第4の発明により、新た
な部品を追加したり光学素子(第2の光学素子)と反射
部材とを接着したりすることなく、これら光学素子と反
射部材との相対位置決めを行うことが可能となり、組立
て作業性の向上を図ることが可能となる。
な部品を追加したり光学素子(第2の光学素子)と反射
部材とを接着したりすることなく、これら光学素子と反
射部材との相対位置決めを行うことが可能となり、組立
て作業性の向上を図ることが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1から図3に
は、本発明の第1実施形態である照明装置の構成を示し
ている。なお、図1は照明装置の外観斜視図、図2は照
明装置の平面断面(発光管の長手方向に沿った断面を示
した)図、図3は照明装置の側面断面(発光管の径方向
に沿った断面を示した)図である。また、本実施形態の
照明装置は、銀塩カメラ、デジタルスチルカメラ、ビデ
オカメラ等の撮影装置にストロボ装置等として用いられ
るものである。
は、本発明の第1実施形態である照明装置の構成を示し
ている。なお、図1は照明装置の外観斜視図、図2は照
明装置の平面断面(発光管の長手方向に沿った断面を示
した)図、図3は照明装置の側面断面(発光管の径方向
に沿った断面を示した)図である。また、本実施形態の
照明装置は、銀塩カメラ、デジタルスチルカメラ、ビデ
オカメラ等の撮影装置にストロボ装置等として用いられ
るものである。
【0040】これらの図において、照明装置は、両端に
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bを有する発光
管1と、この発光管1の長手方向(以下、左右方向とい
う)両側に配置された一対の反射板(請求項1にいう反
射部材)2,3と、発光管1よりも光照射側(以下、前
方という)に配置され、射出面に半円筒状のレンズ面6
Bを有した大プリズム(第1の光学素子)6と、この大
プリズム6の左右の傾斜した入射面に近接配置された一
対の小プリズム4,5と、発光管1の後面側および発光
管1の径方向上下に配置され、発光管1の後面側から発
光管1の後面側から大プリズム6の上下面中間までに沿
うように略半楕円形状に形成されるとともに発光管1の
両端近傍の間の距離に相当する左右幅を有する楕円反射
鏡(請求項13にいう反射部材)7とから構成されてい
る。
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bを有する発光
管1と、この発光管1の長手方向(以下、左右方向とい
う)両側に配置された一対の反射板(請求項1にいう反
射部材)2,3と、発光管1よりも光照射側(以下、前
方という)に配置され、射出面に半円筒状のレンズ面6
Bを有した大プリズム(第1の光学素子)6と、この大
プリズム6の左右の傾斜した入射面に近接配置された一
対の小プリズム4,5と、発光管1の後面側および発光
管1の径方向上下に配置され、発光管1の後面側から発
光管1の後面側から大プリズム6の上下面中間までに沿
うように略半楕円形状に形成されるとともに発光管1の
両端近傍の間の距離に相当する左右幅を有する楕円反射
鏡(請求項13にいう反射部材)7とから構成されてい
る。
【0041】なお、大プリズム6および小プリズム4,
5のすべての面は光の散乱のない平滑な面で構成されて
いる。
5のすべての面は光の散乱のない平滑な面で構成されて
いる。
【0042】また、100は反射板2,3と楕円反射鏡
7を保持する保持枠である。この保持枠100の側方に
は反射板2,3を受ける面が形成されており、中央部に
は楕円鏡7を受ける面が形成されている。
7を保持する保持枠である。この保持枠100の側方に
は反射板2,3を受ける面が形成されており、中央部に
は楕円鏡7を受ける面が形成されている。
【0043】小プリズム4,5は、不図示の治具によっ
て楕円反射鏡7に対する取付け位置出しがなされ、接着
により楕円反射鏡7に対して固定されている。
て楕円反射鏡7に対する取付け位置出しがなされ、接着
により楕円反射鏡7に対して固定されている。
【0044】小プリズム4,5の入射面4A,5Aは、
発光管1の長手方向に略平行に延びており、透過反射面
4B,5Bは、大プリズム6の左右の入射面6E,6F
との間に間隔Gの空気層AIRを挟んでこれら入射面6
E,6Fに略平行に延びている。
発光管1の長手方向に略平行に延びており、透過反射面
4B,5Bは、大プリズム6の左右の入射面6E,6F
との間に間隔Gの空気層AIRを挟んでこれら入射面6
E,6Fに略平行に延びている。
【0045】これにより、大プリズム6と小プリズム
4,5との間には、発光管1の長手方向に対して斜めに
延びる空気層AIRが形成される。
4,5との間には、発光管1の長手方向に対して斜めに
延びる空気層AIRが形成される。
【0046】大プリズム6の6Gは反射板2の前面を覆
うように大プリズム6の右端を延出させて形成した、射
出面の一部を構成する平行平板部であり、6Iは反射板
2の右側間口を規制するための壁部である。
うように大プリズム6の右端を延出させて形成した、射
出面の一部を構成する平行平板部であり、6Iは反射板
2の右側間口を規制するための壁部である。
【0047】また、6Kは大プリズム6の右側の入射面
6Eに一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形
成手段としての突起部)であり、右側の斜めの空気層A
IRを確保し、その間隔を維持するために小プリズム4
の透過反射面4Bに当接する。
6Eに一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形
成手段としての突起部)であり、右側の斜めの空気層A
IRを確保し、その間隔を維持するために小プリズム4
の透過反射面4Bに当接する。
【0048】6Hは反射板3の前面を覆うように大プリ
ズム6の左端を延出させて形成した、射出面の一部を構
成する平行平板部であり、6Jは反射板3の左側間口を
規制するための壁部である。
ズム6の左端を延出させて形成した、射出面の一部を構
成する平行平板部であり、6Jは反射板3の左側間口を
規制するための壁部である。
【0049】6Mは大プリズム6の左側の入射面6Fに
一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形成手段
としての突起部)であり、左側の斜めの空気層AIRを
確保し、その間隔を維持するために小プリズム5の透過
反射面5Bにて当接する。
一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形成手段
としての突起部)であり、左側の斜めの空気層AIRを
確保し、その間隔を維持するために小プリズム5の透過
反射面5Bにて当接する。
【0050】ここで、図4を用いて大プリズム6に設け
られたスペーサ用突起6K,6Mの位置を説明する。左
右各3つのスペーサ用突起6K,6Mのうち1つは、大
プリズム6の左右の入射面6E,6Fのうち左右方向中
央寄りの位置に配置され、他の2つは入射面6E,6F
のうち左右方向端部寄りの位置に配置されている。
られたスペーサ用突起6K,6Mの位置を説明する。左
右各3つのスペーサ用突起6K,6Mのうち1つは、大
プリズム6の左右の入射面6E,6Fのうち左右方向中
央寄りの位置に配置され、他の2つは入射面6E,6F
のうち左右方向端部寄りの位置に配置されている。
【0051】このため、これらスペーサ用突起6K,6
Mを小プリズム4,5の透過反射面4B,5Bに当接さ
せると、大プリズム6と小プリズム4,5とが互いに3
点支持されたかたちとなり、空気層AIRの間隔Gを安
定的に維持することが可能である。
Mを小プリズム4,5の透過反射面4B,5Bに当接さ
せると、大プリズム6と小プリズム4,5とが互いに3
点支持されたかたちとなり、空気層AIRの間隔Gを安
定的に維持することが可能である。
【0052】なお、スペーサ用突起6K,6Mの大きさ
および形状は、後述する発光管押さえゴム11により大
プリズム6に与えられる小プリズム4,5への押し付け
力に耐えられるだけの強度を確保できるものであればよ
く、極めて小さなものでよい。
および形状は、後述する発光管押さえゴム11により大
プリズム6に与えられる小プリズム4,5への押し付け
力に耐えられるだけの強度を確保できるものであればよ
く、極めて小さなものでよい。
【0053】後述する数値実施例の照明装置において、
スペーサ用突起6K,6Mの出っ張り量は0.1mm
で、入射面6E,6F上での直径が1mmのドーム状
(半球形状)の突起となっている。
スペーサ用突起6K,6Mの出っ張り量は0.1mm
で、入射面6E,6F上での直径が1mmのドーム状
(半球形状)の突起となっている。
【0054】このようにスペーサ用突起6K,6Mが小
さいことと、発光管1からの射出光束が他の部分よりも
多い中央寄り側に1つのスペーサ用突起のみを設けたこ
とにより、これらスペーサ用突起6K,6Mを設けたこ
とは照明装置の配光特性上、問題となることはない。
さいことと、発光管1からの射出光束が他の部分よりも
多い中央寄り側に1つのスペーサ用突起のみを設けたこ
とにより、これらスペーサ用突起6K,6Mを設けたこ
とは照明装置の配光特性上、問題となることはない。
【0055】11はシリコン系ゴム材からなる発光管押
えゴム(付勢手段)であり、後端部11Aで発光管1を
抱きかかえるように保持しつつ、楕円反射鏡7に当接さ
せるように引き込むとともに、楕円反射鏡7を保持枠1
00の側に引き込む。また、発光管押えゴム11は、左
右の前端部11Bが大プリズム6の左右の平行平板部6
G,6Hの端部に掛けられることにより、大プリズム6
およびスペーサ用突起6K,6Mを介して小プリズム
4,5を反射板2,3および発光管1の方向に付勢して
いる。
えゴム(付勢手段)であり、後端部11Aで発光管1を
抱きかかえるように保持しつつ、楕円反射鏡7に当接さ
せるように引き込むとともに、楕円反射鏡7を保持枠1
00の側に引き込む。また、発光管押えゴム11は、左
右の前端部11Bが大プリズム6の左右の平行平板部6
G,6Hの端部に掛けられることにより、大プリズム6
およびスペーサ用突起6K,6Mを介して小プリズム
4,5を反射板2,3および発光管1の方向に付勢して
いる。
【0056】小プリズム4,5はそれぞれ、入射面4
A,5Aと透過反射面4C,5Cとの間の角部を、図2
において階段状に形成された反射板2,3の角部に突き
当てることによってそれ以上の発光管1側への移動が阻
止され、反射板2,3と相対的に位置決めされている。
A,5Aと透過反射面4C,5Cとの間の角部を、図2
において階段状に形成された反射板2,3の角部に突き
当てることによってそれ以上の発光管1側への移動が阻
止され、反射板2,3と相対的に位置決めされている。
【0057】ここで、図5に詳しく示すように、小プリ
ズム4における入射面4Aと透過反射面4Cとの間の角
部には、3つの受け突起(受け部)4m,4n,4pが
形成されている。
ズム4における入射面4Aと透過反射面4Cとの間の角
部には、3つの受け突起(受け部)4m,4n,4pが
形成されている。
【0058】また、小プリズム5における入射面5Aと
透過反射面5Cとの間の角部には、3つの受け突起(受
け部)5m,5n,5pが形成されている。
透過反射面5Cとの間の角部には、3つの受け突起(受
け部)5m,5n,5pが形成されている。
【0059】受け突起4nと受け突起4m,4pとは、
反射板2の角部近傍部分を挟み込むようにしてこの角部
近傍部分の当接を受けることができる形状に形成されて
おり、各受け突起4m〜4pはそれぞれ反射板2の角部
近傍部分の形状に沿った受け面を有している。
反射板2の角部近傍部分を挟み込むようにしてこの角部
近傍部分の当接を受けることができる形状に形成されて
おり、各受け突起4m〜4pはそれぞれ反射板2の角部
近傍部分の形状に沿った受け面を有している。
【0060】また、同様に受け突起5nと受け突起5
m,5pとは、反射板3の角部近傍部分を挟み込むよう
にしてこの角部近傍部分の当接を受けることができる形
状に形成されており、各受け突起5m〜5pはそれぞれ
反射板3の角部近傍部分の形状に沿った受け面を有して
いる。
m,5pとは、反射板3の角部近傍部分を挟み込むよう
にしてこの角部近傍部分の当接を受けることができる形
状に形成されており、各受け突起5m〜5pはそれぞれ
反射板3の角部近傍部分の形状に沿った受け面を有して
いる。
【0061】組み立て時には、まず反射板2,3が保持
枠100の受け面に載せられた後、小プリズム4,5
が、その受け突起4m〜4p,5m〜5pが反射板2,
3の角部近傍部分に当接する位置に組み込まれる。
枠100の受け面に載せられた後、小プリズム4,5
が、その受け突起4m〜4p,5m〜5pが反射板2,
3の角部近傍部分に当接する位置に組み込まれる。
【0062】このように小プリズム4,5における角部
と反射板2,3の角部とを突き合わせる場合に、受け突
起4m〜4p,5m〜5pと反射板2,3の角部近傍部
分とを当接させることにより、小プリズム4,5の角部
と反射板2,3の角部との突き合わせによるこれら小プ
リズム4,5と反射板2,3とが相対的に位置決めされ
た状態を安定的に保持することができる。
と反射板2,3の角部とを突き合わせる場合に、受け突
起4m〜4p,5m〜5pと反射板2,3の角部近傍部
分とを当接させることにより、小プリズム4,5の角部
と反射板2,3の角部との突き合わせによるこれら小プ
リズム4,5と反射板2,3とが相対的に位置決めされ
た状態を安定的に保持することができる。
【0063】そして、発光管押えゴム11の付勢力は、
大プリズム6のスペーサ用突起6K,6Mを小プリズム
4,5の透過反射面4B,5Bに圧接させる力として作
用するとともに、小プリズム4,5の上記受け突起を保
持枠100により保持された反射板2,3の角部近傍部
分に圧接させる力として作用する。
大プリズム6のスペーサ用突起6K,6Mを小プリズム
4,5の透過反射面4B,5Bに圧接させる力として作
用するとともに、小プリズム4,5の上記受け突起を保
持枠100により保持された反射板2,3の角部近傍部
分に圧接させる力として作用する。
【0064】また、発光管押えゴム11は、発光管1の
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bと、楕円反射
鏡7と、反射板2,3との間を絶縁する役目も有する。
また、前端部11Bは発光間口となる大プリズム6の射
出面6B,6C,6D,6G,6Hを遮らないように設
けられ、発光間口の周辺にて大プリズム6と楕円反射鏡
7と反射板2,3との境界(接合部)を覆っている。
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bと、楕円反射
鏡7と、反射板2,3との間を絶縁する役目も有する。
また、前端部11Bは発光間口となる大プリズム6の射
出面6B,6C,6D,6G,6Hを遮らないように設
けられ、発光間口の周辺にて大プリズム6と楕円反射鏡
7と反射板2,3との境界(接合部)を覆っている。
【0065】さらに、発光管押えゴム11の両サイド部
11C,11Dは、楕円鏡反射7と反射板2,3との境
界や合わせ目等の接合部を覆う。このようにして、発光
管押えゴム11は、上記各接合部の隙間をなくし、反射
板2,3、楕円反射鏡7および大プリズム6によって囲
まれる空間を密封するとともに、大プリズム6を発光管
1側に引き込む。
11C,11Dは、楕円鏡反射7と反射板2,3との境
界や合わせ目等の接合部を覆う。このようにして、発光
管押えゴム11は、上記各接合部の隙間をなくし、反射
板2,3、楕円反射鏡7および大プリズム6によって囲
まれる空間を密封するとともに、大プリズム6を発光管
1側に引き込む。
【0066】以上説明したように、本実施形態では、小
プリズム4,5に設けた受け突起4m〜4p,5m〜5
pと反射板2,3の角部近傍部分とを当接(圧接)させ
るようにして両者の相対的位置決めを行っているので、
この位置決め状態を安定的に保持することができる。
プリズム4,5に設けた受け突起4m〜4p,5m〜5
pと反射板2,3の角部近傍部分とを当接(圧接)させ
るようにして両者の相対的位置決めを行っているので、
この位置決め状態を安定的に保持することができる。
【0067】また、大プリズム6の傾斜した入射面(光
学有効面)6E,6F内にスペーサ用突起6K,6Mを
設け、これらを小プリズム4,5の透過反射面(光学有
効面)4B,5Bに当接させるので、各プリズムを光学
有効面を形成するために必要な大きさ以上に大型化する
ことなく、またスペーサ等の新規部材を追加することな
く空気層AIRを確保することができる。したがって、
小型で低コストの照明装置を実現することができる。
学有効面)6E,6F内にスペーサ用突起6K,6Mを
設け、これらを小プリズム4,5の透過反射面(光学有
効面)4B,5Bに当接させるので、各プリズムを光学
有効面を形成するために必要な大きさ以上に大型化する
ことなく、またスペーサ等の新規部材を追加することな
く空気層AIRを確保することができる。したがって、
小型で低コストの照明装置を実現することができる。
【0068】また、発光管押さえゴム11で大プリズム
6を発光管1側へ引き込むことで、大プリズム6のスペ
ーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させ
ているので、目的通りの空気層AIRの間隔Gを確保お
よび維持することができる。
6を発光管1側へ引き込むことで、大プリズム6のスペ
ーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させ
ているので、目的通りの空気層AIRの間隔Gを確保お
よび維持することができる。
【0069】しかも、発光管押さえゴム11でスペーサ
用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させるた
め、スペーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを
接着する必要をなくすることができる。
用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させるた
め、スペーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを
接着する必要をなくすることができる。
【0070】図7には、上記照明装置の発光管径方向の
断面を示している。楕円反射鏡7の光軸AXLU,AX
LLは、発光管1の発光部の内径上下端にこの楕円反射
鏡7の焦点が一致するように配置されており、これら光
軸AXLU,AXLLは、図7に示すように、発光部の
内径分だけ隔てて平行にシフトして配置されている。
断面を示している。楕円反射鏡7の光軸AXLU,AX
LLは、発光管1の発光部の内径上下端にこの楕円反射
鏡7の焦点が一致するように配置されており、これら光
軸AXLU,AXLLは、図7に示すように、発光部の
内径分だけ隔てて平行にシフトして配置されている。
【0071】大プリズム6の上下面は、後端から中間位
置までは楕円反射鏡7の反射面に沿うような形状に形成
されており、中間位置から前端までは照明光軸AXLに
略平行な平面に形成されている。
置までは楕円反射鏡7の反射面に沿うような形状に形成
されており、中間位置から前端までは照明光軸AXLに
略平行な平面に形成されている。
【0072】また、小プリズム4,5の上下面は、大プ
リズム6の上下面の後端から中間位置までと同様に、楕
円反射鏡7の反射面に沿う形状に形成されている。
リズム6の上下面の後端から中間位置までと同様に、楕
円反射鏡7の反射面に沿う形状に形成されている。
【0073】図6には、上記照明装置における発光管1
の中心部から射出された光束の進路を示している。この
図に示すように、発光管1の中心部から発せられた光束
のうち、照明光軸AXL付近の光束群NRは、大プリズ
ム6の入射面6Aに入射して屈折し、シリンドリカルレ
ンズ面(集光作用部)6Bにより集光され、ほぼ平行光
として射出する。
の中心部から射出された光束の進路を示している。この
図に示すように、発光管1の中心部から発せられた光束
のうち、照明光軸AXL付近の光束群NRは、大プリズ
ム6の入射面6Aに入射して屈折し、シリンドリカルレ
ンズ面(集光作用部)6Bにより集光され、ほぼ平行光
として射出する。
【0074】また、光束群NRの外側の光束群のうち小
プリズム4,5の入射面4A,5Aに直接入射する光束
群は、その入射位置によって小プリズム4,5の透過反
射面4C,5Cで反射する光束群3R,3L(但し、図
には光束群3Rのみ示している)と、透過反射面4C,
5Cを透過する光束群2R,2L(但し、図には光束群
2Lのみ示している)とに分かれる。
プリズム4,5の入射面4A,5Aに直接入射する光束
群は、その入射位置によって小プリズム4,5の透過反
射面4C,5Cで反射する光束群3R,3L(但し、図
には光束群3Rのみ示している)と、透過反射面4C,
5Cを透過する光束群2R,2L(但し、図には光束群
2Lのみ示している)とに分かれる。
【0075】光束群3R,3Lは、小プリズム4,5の
入射面4A,5Aにて屈折し、空気層AIRに対向して
いる透過反射面4B,5Bで全反射し、再び小プリズム
4,5の入射面4A,5Aで全反射して透過反射面4
C,5Cでさらに全反射し、透過反射面4B,5Bを透
過する。そして、空気層AIRを通過して大プリズム6
の入射面6E,6Fおよび射出面6C,6Dを透過し
て、照明光軸AXLに略平行な光束として射出される。
入射面4A,5Aにて屈折し、空気層AIRに対向して
いる透過反射面4B,5Bで全反射し、再び小プリズム
4,5の入射面4A,5Aで全反射して透過反射面4
C,5Cでさらに全反射し、透過反射面4B,5Bを透
過する。そして、空気層AIRを通過して大プリズム6
の入射面6E,6Fおよび射出面6C,6Dを透過し
て、照明光軸AXLに略平行な光束として射出される。
【0076】また、光束群2R,2Lは、小プリズム
4,5の入射面4A,5Aに入射して屈折し、透過反射
面4B,5Bで全反射して透過反射面4C,5Cを透過
し、その後、反射板2,3で反射して照明光軸AXLに
ほぼ平行な光束として平行平板部6G,6Hから射出さ
れる。
4,5の入射面4A,5Aに入射して屈折し、透過反射
面4B,5Bで全反射して透過反射面4C,5Cを透過
し、その後、反射板2,3で反射して照明光軸AXLに
ほぼ平行な光束として平行平板部6G,6Hから射出さ
れる。
【0077】さらに、発光管1から射出して反射板2,
3で反射した後に、小プリズム4,5の入射面4A,5
Aに入射する光束群1R,1L(但し、図には光束群1
Rのみ示している)は、小プリズム4,5の入射面4
A,5Aに入射した後、透過反射面4B,5Bを透過し
て大プリズム6に入射し、集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して照明光軸AXLにほぼ平行な光束として
射出される。
3で反射した後に、小プリズム4,5の入射面4A,5
Aに入射する光束群1R,1L(但し、図には光束群1
Rのみ示している)は、小プリズム4,5の入射面4
A,5Aに入射した後、透過反射面4B,5Bを透過し
て大プリズム6に入射し、集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して照明光軸AXLにほぼ平行な光束として
射出される。
【0078】このように本実施形態では、発光管1の中
心部から発せられる光束のすべてが照明光軸AXLにほ
ぼ平行な光束として射出されるので、従来のものと比較
して、発光管1の長手方向の配光分布を狭くすることが
できる。
心部から発せられる光束のすべてが照明光軸AXLにほ
ぼ平行な光束として射出されるので、従来のものと比較
して、発光管1の長手方向の配光分布を狭くすることが
できる。
【0079】また、上下方向については、楕円反射鏡7
によりほぼ均一な配光分布を得ることができる。なお、
前述したように楕円反射鏡7の光軸AXLU,AXLL
をシフトしているのは、光源自体によるケラレによって
中心光量の低下を防ぐためである。
によりほぼ均一な配光分布を得ることができる。なお、
前述したように楕円反射鏡7の光軸AXLU,AXLL
をシフトしているのは、光源自体によるケラレによって
中心光量の低下を防ぐためである。
【0080】図8および図9には、本実施形態の第1数
値実施例を示しており、大プリズム6、小プリズム4,
5、反射板2,3および楕円反射鏡7の詳細な寸法形状
を示している。
値実施例を示しており、大プリズム6、小プリズム4,
5、反射板2,3および楕円反射鏡7の詳細な寸法形状
を示している。
【0081】なお、図9において、楕円反射鏡7の2つ
の1/4楕円部分の長軸方向長さは5.59mm、短軸
方向長さは2.50mmであり、各1/4楕円部分の光
軸AXLU,AXLLはともに楕円反射鏡7全体の光軸
(照明光軸)AXLからそれぞれ1.00mm離れた位
置に配置されている。
の1/4楕円部分の長軸方向長さは5.59mm、短軸
方向長さは2.50mmであり、各1/4楕円部分の光
軸AXLU,AXLLはともに楕円反射鏡7全体の光軸
(照明光軸)AXLからそれぞれ1.00mm離れた位
置に配置されている。
【0082】図10には、本数値実施例の照明装置の左
右方向および上下方向の配光分布を示す。本実施形態で
は、実線で示す左右方向の配光分布の方が、点線で示す
上下方向の配光分布より狭くなっている。
右方向および上下方向の配光分布を示す。本実施形態で
は、実線で示す左右方向の配光分布の方が、点線で示す
上下方向の配光分布より狭くなっている。
【0083】また、画面中心の光強度は、図59〜61
に示す従来のものと比較して、38%増加している。
に示す従来のものと比較して、38%増加している。
【0084】したがって、横長画面のカメラに対して、
発光管1が横(左右)に延びる通常の配置はもとより、
発光管1が縦(上下)に延びるようにも配置することが
でき、新しいカメラデザインが期待できる。
発光管1が横(左右)に延びる通常の配置はもとより、
発光管1が縦(上下)に延びるようにも配置することが
でき、新しいカメラデザインが期待できる。
【0085】図11および図12には、本実施形態の第
2数値実施例を示しており、大プリズム6、小プリズム
4,5、反射板2,3および楕円反射鏡7の詳細な寸法
形状を示している。
2数値実施例を示しており、大プリズム6、小プリズム
4,5、反射板2,3および楕円反射鏡7の詳細な寸法
形状を示している。
【0086】この第2数値実施例においては、第1数値
実施例のものに比べて、大プリズム6のシリンドリカル
レンズ面6Bの曲率半径を大きくし、左右方向の配光分
布を第1数値実施例よりも広くしたものである。
実施例のものに比べて、大プリズム6のシリンドリカル
レンズ面6Bの曲率半径を大きくし、左右方向の配光分
布を第1数値実施例よりも広くしたものである。
【0087】この第2数値実施例は、従来の配光規格を
ほぼ満足するよう設計されたものである。この第2数値
実施例の配光分布を図13に示す。
ほぼ満足するよう設計されたものである。この第2数値
実施例の配光分布を図13に示す。
【0088】図61に示した従来のものと比較して、点
線で示す上下方向の配光分布はほぼ同じであるが、実線
で示す左右方向の配光分布はかなり狭くすることができ
ており、従来、撮影画面外に照射されていた無駄な光を
撮影範囲内に照射することが可能となる。
線で示す上下方向の配光分布はほぼ同じであるが、実線
で示す左右方向の配光分布はかなり狭くすることができ
ており、従来、撮影画面外に照射されていた無駄な光を
撮影範囲内に照射することが可能となる。
【0089】この結果、第2数値実施例においては、画
面中心の光強度を図59〜61に示す従来のものと比較
して53%増加している。
面中心の光強度を図59〜61に示す従来のものと比較
して53%増加している。
【0090】(第2実施形態)図14〜図18には、本
発明の第2実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第1実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第1実施形態と同符号
を付す。
発明の第2実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第1実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第1実施形態と同符号
を付す。
【0091】本実施形態では、反射板8,9の形状が第
1実施形態の反射板2,3とは異なる。すなわち、第1
実施形態では、反射板2,3を階段形状に形成したが、
本実施形態の反射板8,9は小プリズム4,5の入射面
4A,5Aと透過反射面4C,5Cとの角部が突き当た
る位置で若干折れ曲がったストレートに近い形状に形成
されている。
1実施形態の反射板2,3とは異なる。すなわち、第1
実施形態では、反射板2,3を階段形状に形成したが、
本実施形態の反射板8,9は小プリズム4,5の入射面
4A,5Aと透過反射面4C,5Cとの角部が突き当た
る位置で若干折れ曲がったストレートに近い形状に形成
されている。
【0092】そして、本実施形態でも、図18に示すよ
うに、小プリズム4における入射面4Aと透過反射面4
Cとの間の角部には、3つの受け突起(受け部)4m,
4n,4pが形成されている。
うに、小プリズム4における入射面4Aと透過反射面4
Cとの間の角部には、3つの受け突起(受け部)4m,
4n,4pが形成されている。
【0093】また、小プリズム5における入射面5Aと
透過反射面5Cとの間の角部には、3つの受け突起(受
け部)5m,5n,5pが形成されている。
透過反射面5Cとの間の角部には、3つの受け突起(受
け部)5m,5n,5pが形成されている。
【0094】但し、第1実施形態のものと比較して、反
射板8,9の角部の折れ角度が緩い分、突起4n、5n
の受け面と受け突起4m,4p、5m,5pの受け面と
の開き角度が大きくなっている。
射板8,9の角部の折れ角度が緩い分、突起4n、5n
の受け面と受け突起4m,4p、5m,5pの受け面と
の開き角度が大きくなっている。
【0095】本実施形態においても、組み立て時には、
まず反射板8,9が保持枠100の受け面に載せられた
後、小プリズム4,5が、その受け突起4m〜4p,5
m〜5pが反射板9,9の角部近傍部分に当接する位置
に組み込まれる。
まず反射板8,9が保持枠100の受け面に載せられた
後、小プリズム4,5が、その受け突起4m〜4p,5
m〜5pが反射板9,9の角部近傍部分に当接する位置
に組み込まれる。
【0096】このように小プリズム4,5における角部
と反射板8,9の角部とを突き合わせる場合に、受け突
起4m〜4p,5m〜5pと反射板8,9の角部近傍部
分とを当接させることにより、小プリズム4,5の角部
と反射板8,9の角部との突き合わせによるこれら小プ
リズム4,5と反射板8,9とが相対的に位置決めされ
た状態を安定的に保持することができる。
と反射板8,9の角部とを突き合わせる場合に、受け突
起4m〜4p,5m〜5pと反射板8,9の角部近傍部
分とを当接させることにより、小プリズム4,5の角部
と反射板8,9の角部との突き合わせによるこれら小プ
リズム4,5と反射板8,9とが相対的に位置決めされ
た状態を安定的に保持することができる。
【0097】また、本実施形態では、図19に示すよう
に、小プリズム4,5の外側の透過反射面4C,5Cか
ら射出される光束群のうち、2R,2L(但し、図には
2Rのみ示している)で示される光束群と、2RR,2
LL(但し、図には2RRのみ示している)で示される
光束群とが、照明光軸AXLに対して最終的に異なる角
度で傾いて射出される。
に、小プリズム4,5の外側の透過反射面4C,5Cか
ら射出される光束群のうち、2R,2L(但し、図には
2Rのみ示している)で示される光束群と、2RR,2
LL(但し、図には2RRのみ示している)で示される
光束群とが、照明光軸AXLに対して最終的に異なる角
度で傾いて射出される。
【0098】このため、第1実施形態のものと比較し
て、左右方向の配光分布はやや広がってしまうが、照明
装置の左右方向の小型化は実現できている。
て、左右方向の配光分布はやや広がってしまうが、照明
装置の左右方向の小型化は実現できている。
【0099】ここで、小プリズム4,5の外側の透過反
射面4C,5Cから射出される光束群のうち光束群2
R,2Lは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射し
て平行平板部6G,6Hから射出されるが、光束群2R
R,2LLは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射
した後、再び小プリズム4,5の透過反射面4C,5C
を透過し、大プリズム6の集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して射出される。
射面4C,5Cから射出される光束群のうち光束群2
R,2Lは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射し
て平行平板部6G,6Hから射出されるが、光束群2R
R,2LLは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射
した後、再び小プリズム4,5の透過反射面4C,5C
を透過し、大プリズム6の集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して射出される。
【0100】この際、光束群2RR,2LLは、小プリ
ズム4,5の透過反射面4C,5C5Cと、大プリズム
6の入射面6E,6Fによって形成される楔プリズムに
より大きな角度で屈折してしまう。
ズム4,5の透過反射面4C,5C5Cと、大プリズム
6の入射面6E,6Fによって形成される楔プリズムに
より大きな角度で屈折してしまう。
【0101】このように、小プリズム4,5の透過反射
面4C,5Cから射出する光束群は、反射板8,9で反
射した後に小プリズム4,5および大プリズム6を透過
する光束群と、これらを透過しない光束群の2つの光束
群に分割されてしまうため、これら光束群2R,2Lと
光束群2RR,2LLの最終的な射出角度を同じにする
ことができない。
面4C,5Cから射出する光束群は、反射板8,9で反
射した後に小プリズム4,5および大プリズム6を透過
する光束群と、これらを透過しない光束群の2つの光束
群に分割されてしまうため、これら光束群2R,2Lと
光束群2RR,2LLの最終的な射出角度を同じにする
ことができない。
【0102】なお、図20には、本実施形態の照明装置
の側面断面を示しており、本実施形態の照明装置はこの
側面断面においては第1実施形態とまったく同じ構成と
なっている。
の側面断面を示しており、本実施形態の照明装置はこの
側面断面においては第1実施形態とまったく同じ構成と
なっている。
【0103】図21および図22には、本実施形態の数
値実施例である第3数値実施例を示している。また、図
23には、この第1数値実施例の左右方向(実線)およ
び上下方向(点線)の配光分布を示している。
値実施例である第3数値実施例を示している。また、図
23には、この第1数値実施例の左右方向(実線)およ
び上下方向(点線)の配光分布を示している。
【0104】この第3数値実施例においては、上記の理
由により、第1実施形態のものと比較して、やや配光分
布が広がり、左右方向の配光分布と上下方向の配光分布
とがほぼ等しくなっている。
由により、第1実施形態のものと比較して、やや配光分
布が広がり、左右方向の配光分布と上下方向の配光分布
とがほぼ等しくなっている。
【0105】画面中心の光強度は、図59〜61に示す
従来のものと比較して、10%増加している。
従来のものと比較して、10%増加している。
【0106】図24および図25には、本実施形態の数
値実施例である第4数値実施例を示している。また、図
26には、この第4数値実施例の左右方向(実線)およ
び上下方向(点線)の配光分布を示している。
値実施例である第4数値実施例を示している。また、図
26には、この第4数値実施例の左右方向(実線)およ
び上下方向(点線)の配光分布を示している。
【0107】この第4数値実施例では、第3数値実施例
のものに比べて反射板8,9の形状を変え、左右方向の
配光分布をさらに広くしている。
のものに比べて反射板8,9の形状を変え、左右方向の
配光分布をさらに広くしている。
【0108】画面中心の光強度は、図59〜61に示す
従来のものと比較して、28%増加している。
従来のものと比較して、28%増加している。
【0109】(第3実施形態)図27から図29には、
本発明の第3実施形態である照明装置の構成を示してい
る。なお、図27は照明装置の外観斜視図、図28は照
明装置の平面断面(発光管の長手方向に沿った断面を示
した)図、図29は照明装置の側面断面(発光管の径方
向に沿った断面を示した)図である。また、本実施形態
の照明装置は、銀塩カメラ、デジタルスチルカメラ、ビ
デオカメラ等の撮影装置にストロボ装置等として用いら
れるものである。
本発明の第3実施形態である照明装置の構成を示してい
る。なお、図27は照明装置の外観斜視図、図28は照
明装置の平面断面(発光管の長手方向に沿った断面を示
した)図、図29は照明装置の側面断面(発光管の径方
向に沿った断面を示した)図である。また、本実施形態
の照明装置は、銀塩カメラ、デジタルスチルカメラ、ビ
デオカメラ等の撮影装置にストロボ装置等として用いら
れるものである。
【0110】これらの図において、照明装置は、両端に
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bを有する発光
管1と、この発光管1の長手方向(以下、左右方向とい
う)両側に配置された一対の反射板2,3と、発光管1
よりも光照射側(以下、前方という)に配置され、射出
面に半円筒状のレンズ面6Bを有した大プリズム(第1
の光学素子)6と、この大プリズム6の左右の傾斜した
入射面に近接配置された一対の小プリズム4,5と、発
光管1の後面側および発光管1の径方向上下に配置さ
れ、発光管1の後面側から大プリズム6の上下面中間ま
でに沿うように略半楕円形状に形成されるとともに発光
管1の両端近傍の間の距離に相当する左右幅を有する楕
円反射鏡7とから構成されている。
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bを有する発光
管1と、この発光管1の長手方向(以下、左右方向とい
う)両側に配置された一対の反射板2,3と、発光管1
よりも光照射側(以下、前方という)に配置され、射出
面に半円筒状のレンズ面6Bを有した大プリズム(第1
の光学素子)6と、この大プリズム6の左右の傾斜した
入射面に近接配置された一対の小プリズム4,5と、発
光管1の後面側および発光管1の径方向上下に配置さ
れ、発光管1の後面側から大プリズム6の上下面中間ま
でに沿うように略半楕円形状に形成されるとともに発光
管1の両端近傍の間の距離に相当する左右幅を有する楕
円反射鏡7とから構成されている。
【0111】なお、大プリズム6および小プリズム4,
5のすべての面は光の散乱のない平滑な面で構成されて
いる。
5のすべての面は光の散乱のない平滑な面で構成されて
いる。
【0112】また、小プリズム4の上下面には、位置決
めピン(位置決め突起部)4a,4bが、小プリズム5
の上下面には、位置決めピン(位置決め突起部)5a,
5bがそれぞれ形成されている。但し、図には、上面側
の位置決めピンのみを示している。
めピン(位置決め突起部)4a,4bが、小プリズム5
の上下面には、位置決めピン(位置決め突起部)5a,
5bがそれぞれ形成されている。但し、図には、上面側
の位置決めピンのみを示している。
【0113】一方、楕円反射鏡7の上下面のうち上記各
位置決めピン4a,4b,5a,5bに対応する位置に
は位置決め穴部7a〜7dが形成されている。
位置決めピン4a,4b,5a,5bに対応する位置に
は位置決め穴部7a〜7dが形成されている。
【0114】組み立て時に、小プリズム4,5の位置決
めピン4a,4b,5a,5bを楕円反射鏡7の位置決
め穴部7a〜7dに嵌合挿入することにより、接着をし
なくてもこれら小プリズム4,5と楕円反射鏡7との相
対的位置決めを行うことができる。
めピン4a,4b,5a,5bを楕円反射鏡7の位置決
め穴部7a〜7dに嵌合挿入することにより、接着をし
なくてもこれら小プリズム4,5と楕円反射鏡7との相
対的位置決めを行うことができる。
【0115】さらに小プリズム4,5の入射面4A,5
Aは、発光管1の長手方向に略平行に延びており、透過
反射面4B,5Bは、大プリズム6の左右の入射面6
E,6Fとの間に間隔Gの空気層AIRを挟んでこれら
入射面6E,6Fに略平行に延びている。
Aは、発光管1の長手方向に略平行に延びており、透過
反射面4B,5Bは、大プリズム6の左右の入射面6
E,6Fとの間に間隔Gの空気層AIRを挟んでこれら
入射面6E,6Fに略平行に延びている。
【0116】これにより、大プリズム6と小プリズム
4,5との間には、発光管1の長手方向に対して斜めに
延びる空気層AIRが形成される。
4,5との間には、発光管1の長手方向に対して斜めに
延びる空気層AIRが形成される。
【0117】大プリズム6の6Gは反射板2の前面を覆
うように大プリズム6の右端を延出させて形成した、射
出面の一部を構成する平行平板部であり、6Iは反射板
2の右側間口を規制するための壁部である。
うように大プリズム6の右端を延出させて形成した、射
出面の一部を構成する平行平板部であり、6Iは反射板
2の右側間口を規制するための壁部である。
【0118】また、6Kは大プリズム6の右側の入射面
6Eに一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形
成手段としての突起部)であり、右側の斜めの空気層A
IRを確保し、その間隔を維持するために小プリズム4
の透過反射面4Bに当接する。
6Eに一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形
成手段としての突起部)であり、右側の斜めの空気層A
IRを確保し、その間隔を維持するために小プリズム4
の透過反射面4Bに当接する。
【0119】6Hは反射板3の前面を覆うように大プリ
ズム6の左端を延出させて形成した、射出面の一部を構
成する平行平板部であり、6Jは反射板3の左側間口を
規制するための壁部である。
ズム6の左端を延出させて形成した、射出面の一部を構
成する平行平板部であり、6Jは反射板3の左側間口を
規制するための壁部である。
【0120】6Mは大プリズム6の左側の入射面6Fに
一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形成手段
としての突起部)であり、左側の斜めの空気層AIRを
確保し、その間隔を維持するために小プリズム5の透過
反射面5Bにて当接する。
一体形成された3つのスペーサ用突起(空気層形成手段
としての突起部)であり、左側の斜めの空気層AIRを
確保し、その間隔を維持するために小プリズム5の透過
反射面5Bにて当接する。
【0121】ここで、図30を用いて大プリズム6に設
けられたスペーサ用突起6K,6Mの位置を説明する。
左右各3つのスペーサ用突起6K,6Mのうち1つは、
大プリズム6の左右の入射面6E,6Fのうち左右方向
中央寄りの位置に配置され、他の2つは入射面6E,6
Fのうち左右方向端部寄りの位置に配置されている。
けられたスペーサ用突起6K,6Mの位置を説明する。
左右各3つのスペーサ用突起6K,6Mのうち1つは、
大プリズム6の左右の入射面6E,6Fのうち左右方向
中央寄りの位置に配置され、他の2つは入射面6E,6
Fのうち左右方向端部寄りの位置に配置されている。
【0122】このため、これらスペーサ用突起6K,6
Mを小プリズム4,5の透過反射面4B,5Bに当接さ
せると、大プリズム6と小プリズム4,5とが互いに3
点支持されたかたちとなり、空気層AIRの間隔Gを安
定的に維持することが可能である。
Mを小プリズム4,5の透過反射面4B,5Bに当接さ
せると、大プリズム6と小プリズム4,5とが互いに3
点支持されたかたちとなり、空気層AIRの間隔Gを安
定的に維持することが可能である。
【0123】なお、スペーサ用突起6K,6Mの大きさ
および形状は、後述する発光管押さえゴム11により大
プリズム6に与えられる小プリズム4,5への押し付け
力に耐えられるだけの強度を確保できるものであればよ
く、極めて小さなものでよい。
および形状は、後述する発光管押さえゴム11により大
プリズム6に与えられる小プリズム4,5への押し付け
力に耐えられるだけの強度を確保できるものであればよ
く、極めて小さなものでよい。
【0124】後述する数値実施例の照明装置において、
スペーサ用突起6K,6Mの出っ張り量は0.1mm
で、入射面6E,6F上での直径が1mmのドーム状
(半球形状)の突起となっている。
スペーサ用突起6K,6Mの出っ張り量は0.1mm
で、入射面6E,6F上での直径が1mmのドーム状
(半球形状)の突起となっている。
【0125】このようにスペーサ用突起6K,6Mが小
さいことと、発光管1からの射出光束が他の部分よりも
多い中央寄り側に1つのスペーサ用突起のみを設けたこ
とにより、これらスペーサ用突起6K,6Mを設けたこ
とは照明装置の配光特性上、問題となることはない。
さいことと、発光管1からの射出光束が他の部分よりも
多い中央寄り側に1つのスペーサ用突起のみを設けたこ
とにより、これらスペーサ用突起6K,6Mを設けたこ
とは照明装置の配光特性上、問題となることはない。
【0126】11はシリコン系ゴム材からなる発光管押
えゴム(付勢手段)であり、後端部11Aで発光管1を
抱きかかえるように保持し、左右の前端部11Bが大プ
リズム6の左右の平行平板部6G,6Hの端部に掛けら
れることにより、大プリズム6およびスペーサ用突起6
K,6Mを介して小プリズム4,5を発光管1および反
射板2,3の方向に付勢している。
えゴム(付勢手段)であり、後端部11Aで発光管1を
抱きかかえるように保持し、左右の前端部11Bが大プ
リズム6の左右の平行平板部6G,6Hの端部に掛けら
れることにより、大プリズム6およびスペーサ用突起6
K,6Mを介して小プリズム4,5を発光管1および反
射板2,3の方向に付勢している。
【0127】小プリズム4,5はそれぞれ、入射面4
A,5Aと透過反射面4C,5Cとの間の角部を、図2
8において階段状に形成された反射板2,3の角部に突
き当てることによってそれ以上の発光管1側への移動が
阻止されている。
A,5Aと透過反射面4C,5Cとの間の角部を、図2
8において階段状に形成された反射板2,3の角部に突
き当てることによってそれ以上の発光管1側への移動が
阻止されている。
【0128】そして、発光管押えゴム11の付勢力は、
大プリズム6のスペーサ用突起6K,6Mを小プリズム
4,5の透過反射面4B,5Bに圧接させる力として作
用するとともに、小プリズム4,5の上記角部を反射板
2,3の角部に圧接させる力として作用する。
大プリズム6のスペーサ用突起6K,6Mを小プリズム
4,5の透過反射面4B,5Bに圧接させる力として作
用するとともに、小プリズム4,5の上記角部を反射板
2,3の角部に圧接させる力として作用する。
【0129】また、発光管押えゴム11は、発光管1の
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bと、楕円反射
鏡7と、反射板2,3との間を絶縁する役目も有する。
また、前端部11Bは発光間口となる大プリズム6の射
出面6B,6C,6D,6G,6Hを遮らないように設
けられ、発光間口の周辺にて大プリズム6と楕円反射鏡
7と反射板2,3との境界(接合部)を覆っている。
カソード電極1Aおよびアノード電極1Bと、楕円反射
鏡7と、反射板2,3との間を絶縁する役目も有する。
また、前端部11Bは発光間口となる大プリズム6の射
出面6B,6C,6D,6G,6Hを遮らないように設
けられ、発光間口の周辺にて大プリズム6と楕円反射鏡
7と反射板2,3との境界(接合部)を覆っている。
【0130】さらに、発光管押えゴム11の両サイド部
11C,11Dは、楕円鏡反射7と反射板2,3との境
界や合わせ目等の接合部を覆う。このようにして、発光
管押えゴム11は、上記各接合部の隙間をなくし、反射
板2,3、楕円反射鏡7および大プリズム6によって囲
まれる空間を密封するとともに、大プリズム6を発光管
1側に引き込む。
11C,11Dは、楕円鏡反射7と反射板2,3との境
界や合わせ目等の接合部を覆う。このようにして、発光
管押えゴム11は、上記各接合部の隙間をなくし、反射
板2,3、楕円反射鏡7および大プリズム6によって囲
まれる空間を密封するとともに、大プリズム6を発光管
1側に引き込む。
【0131】以上説明したように、本実施形態では、小
プリズム4,5に設けられた位置決めピン4a,4b,
5a,5bを楕円反射鏡7に形成した位置決め穴部7a
〜7dに嵌合挿入させることで小プリズム4,5と楕円
反射鏡7との相対位置決めを行うことができるので、組
み立て時に接着を行なったり新たな位置決め用の部材を
追加しなくても、小プリズム4,5と楕円反射鏡7とを
精度良く、所要の位置関係に保持することができる。
プリズム4,5に設けられた位置決めピン4a,4b,
5a,5bを楕円反射鏡7に形成した位置決め穴部7a
〜7dに嵌合挿入させることで小プリズム4,5と楕円
反射鏡7との相対位置決めを行うことができるので、組
み立て時に接着を行なったり新たな位置決め用の部材を
追加しなくても、小プリズム4,5と楕円反射鏡7とを
精度良く、所要の位置関係に保持することができる。
【0132】また、大プリズム6の傾斜した入射面(光
学有効面)6E,6F内にスペーサ用突起6K,6Mを
設け、これらを小プリズム4,5の透過反射面(光学有
効面)4B,5Bに当接させるので、各プリズムを光学
有効面を形成するために必要な大きさ以上に大型化する
ことなく、またスペーサ等の新規部材を追加することな
く空気層AIRを確保することができる。したがって、
小型で低コストの照明装置を実現することができる。
学有効面)6E,6F内にスペーサ用突起6K,6Mを
設け、これらを小プリズム4,5の透過反射面(光学有
効面)4B,5Bに当接させるので、各プリズムを光学
有効面を形成するために必要な大きさ以上に大型化する
ことなく、またスペーサ等の新規部材を追加することな
く空気層AIRを確保することができる。したがって、
小型で低コストの照明装置を実現することができる。
【0133】また、発光管押さえゴム11で大プリズム
6を発光管1側へ引き込むことで、大プリズム6のスペ
ーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させ
ているので、目的通りの空気層AIRの間隔Gを確保お
よび維持することができる。
6を発光管1側へ引き込むことで、大プリズム6のスペ
ーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させ
ているので、目的通りの空気層AIRの間隔Gを確保お
よび維持することができる。
【0134】しかも、発光管押さえゴム11でスペーサ
用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させるた
め、スペーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを
接着する必要をなくすることができる。
用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを圧接させるた
め、スペーサ用突起6K,6Mと小プリズム4,5とを
接着する必要をなくすることができる。
【0135】図32には、上記照明装置の発光管径方向
の断面を示している。楕円反射鏡7の光軸AXLU,A
XLLは、発光管1の発光部の内径上下端にこの楕円反
射鏡7の焦点が一致するように配置されており、これら
光軸AXLU,AXLLは、図32に示すように、発光
部の内径分だけ隔てて平行にシフトして配置されてい
る。
の断面を示している。楕円反射鏡7の光軸AXLU,A
XLLは、発光管1の発光部の内径上下端にこの楕円反
射鏡7の焦点が一致するように配置されており、これら
光軸AXLU,AXLLは、図32に示すように、発光
部の内径分だけ隔てて平行にシフトして配置されてい
る。
【0136】大プリズム6の上下面は、後端から中間位
置までは楕円反射鏡7の反射面に沿うような形状に形成
されており、中間位置から前端までは照明光軸AXLに
略平行な平面に形成されている。
置までは楕円反射鏡7の反射面に沿うような形状に形成
されており、中間位置から前端までは照明光軸AXLに
略平行な平面に形成されている。
【0137】また、小プリズム4,5の上下面は、大プ
リズム6の上下面の後端から中間位置までと同様に、楕
円反射鏡7の反射面に沿う形状に形成されている。
リズム6の上下面の後端から中間位置までと同様に、楕
円反射鏡7の反射面に沿う形状に形成されている。
【0138】図33には、上記照明装置における発光管
1の中心部から射出された光束の進路を示している。こ
の図に示すように、発光管1の中心部から発せられた光
束のうち、照明光軸AXL付近の光束群NRは、大プリ
ズム6の入射面6Aに入射して屈折し、シリンドリカル
レンズ面(集光作用部)6Bにより集光され、ほぼ平行
光として射出する。
1の中心部から射出された光束の進路を示している。こ
の図に示すように、発光管1の中心部から発せられた光
束のうち、照明光軸AXL付近の光束群NRは、大プリ
ズム6の入射面6Aに入射して屈折し、シリンドリカル
レンズ面(集光作用部)6Bにより集光され、ほぼ平行
光として射出する。
【0139】また、光束群NRの外側の光束群のうち小
プリズム4,5の入射面4A,5Aに直接入射する光束
群は、その入射位置によって小プリズム4,5の透過反
射面4C,5Cで反射する光束群3R,3L(但し、図
には光束群3Rのみ示している)と、透過反射面4C,
5Cを透過する光束群2R,2L(但し、図には光束群
2Lのみ示している)とに分かれる。
プリズム4,5の入射面4A,5Aに直接入射する光束
群は、その入射位置によって小プリズム4,5の透過反
射面4C,5Cで反射する光束群3R,3L(但し、図
には光束群3Rのみ示している)と、透過反射面4C,
5Cを透過する光束群2R,2L(但し、図には光束群
2Lのみ示している)とに分かれる。
【0140】光束群3R,3Lは、小プリズム4,5の
入射面4A,5Aにて屈折し、空気層AIRに対向して
いる透過反射面4B,5Bで全反射し、再び小プリズム
4,5の入射面4A,5Aで全反射して透過反射面4
C,5Cでさらに全反射し、透過反射面4B,5Bを透
過する。そして、空気層AIRを通過して大プリズム6
の入射面6E,6Fおよび射出面6C,6Dを透過し
て、照明光軸AXLに略平行な光束として射出される。
入射面4A,5Aにて屈折し、空気層AIRに対向して
いる透過反射面4B,5Bで全反射し、再び小プリズム
4,5の入射面4A,5Aで全反射して透過反射面4
C,5Cでさらに全反射し、透過反射面4B,5Bを透
過する。そして、空気層AIRを通過して大プリズム6
の入射面6E,6Fおよび射出面6C,6Dを透過し
て、照明光軸AXLに略平行な光束として射出される。
【0141】また、光束群2R,2Lは、小プリズム
4,5の入射面4A,5Aに入射して屈折し、透過反射
面4B,5Bで全反射して透過反射面4C,5Cを透過
し、その後、反射板2,3で反射して照明光軸AXLに
ほぼ平行な光束として平行平板部6G,6Hから射出さ
れる。
4,5の入射面4A,5Aに入射して屈折し、透過反射
面4B,5Bで全反射して透過反射面4C,5Cを透過
し、その後、反射板2,3で反射して照明光軸AXLに
ほぼ平行な光束として平行平板部6G,6Hから射出さ
れる。
【0142】さらに、発光管1から射出して反射板2,
3で反射した後に、小プリズム4,5の入射面4A,5
Aに入射する光束群1R,1L(但し、図には光束群1
Rのみ示している)は、小プリズム4,5の入射面4
A,5Aに入射した後、透過反射面4B,5Bを透過し
て大プリズム6に入射し、集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して照明光軸AXLにほぼ平行な光束として
射出される。
3で反射した後に、小プリズム4,5の入射面4A,5
Aに入射する光束群1R,1L(但し、図には光束群1
Rのみ示している)は、小プリズム4,5の入射面4
A,5Aに入射した後、透過反射面4B,5Bを透過し
て大プリズム6に入射し、集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して照明光軸AXLにほぼ平行な光束として
射出される。
【0143】このように本実施形態では、発光管1の中
心部から発せられる光束のすべてが照明光軸AXLにほ
ぼ平行な光束として射出されるので、従来のものと比較
して、発光管1の長手方向の配光分布を狭くすることが
できる。
心部から発せられる光束のすべてが照明光軸AXLにほ
ぼ平行な光束として射出されるので、従来のものと比較
して、発光管1の長手方向の配光分布を狭くすることが
できる。
【0144】また、上下方向については、楕円反射鏡7
によりほぼ均一な配光分布を得ることができる。なお、
前述したように楕円反射鏡7の光軸AXLU,AXLL
をシフトしているのは、光源自体によるケラレによって
中心光量の低下を防ぐためである。
によりほぼ均一な配光分布を得ることができる。なお、
前述したように楕円反射鏡7の光軸AXLU,AXLL
をシフトしているのは、光源自体によるケラレによって
中心光量の低下を防ぐためである。
【0145】図33および図34には、本実施形態の数
値実施例としての第5数値実施例を示しており、大プリ
ズム6、小プリズム4,5、反射板2,3および楕円反
射鏡7の詳細な寸法形状を示している。
値実施例としての第5数値実施例を示しており、大プリ
ズム6、小プリズム4,5、反射板2,3および楕円反
射鏡7の詳細な寸法形状を示している。
【0146】本数値実施例は、前述した第1数値実施例
と同一であり、図35に示す配光分布も、第1数値実施
例のものと同じである。
と同一であり、図35に示す配光分布も、第1数値実施
例のものと同じである。
【0147】また、図36および図37には、本実施形
態の数値実施例である第6数値実施例を示しており、大
プリズム6、小プリズム4,5、反射板2,3および楕
円反射鏡7の詳細な寸法形状を示している。
態の数値実施例である第6数値実施例を示しており、大
プリズム6、小プリズム4,5、反射板2,3および楕
円反射鏡7の詳細な寸法形状を示している。
【0148】本数値実施例は、前述した第2数値実施例
と同一であり、図38に示す配光分布も、第2数値実施
例のものと同じである。
と同一であり、図38に示す配光分布も、第2数値実施
例のものと同じである。
【0149】(第4実施形態)図39〜図42には、本
発明の第4実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第3実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第3実施形態と同符号
を付す。
発明の第4実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第3実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第3実施形態と同符号
を付す。
【0150】本実施形態では、反射板8,9の形状が第
1実施形態の反射板2,3とは異なる。すなわち、第3
実施形態では、反射板2,3を階段形状に形成したが、
本実施形態の反射板8,9は小プリズム4,5の入射面
4A,5Aと透過反射面4C,5Cとの角部が突き当た
る位置で若干折れ曲がったストレートに近い形状に形成
されている。
1実施形態の反射板2,3とは異なる。すなわち、第3
実施形態では、反射板2,3を階段形状に形成したが、
本実施形態の反射板8,9は小プリズム4,5の入射面
4A,5Aと透過反射面4C,5Cとの角部が突き当た
る位置で若干折れ曲がったストレートに近い形状に形成
されている。
【0151】そして、本実施形態でも、図39に示すよ
うに、小プリズム4の上下面には位置決めピン(位置決
め突起部)4a,4bが、小プリズム5の上下面には位
置決めピン(位置決め突起部)5a,5bがそれぞれ形
成されている。但し、図には、上面側の位置決めピンの
みを示している。
うに、小プリズム4の上下面には位置決めピン(位置決
め突起部)4a,4bが、小プリズム5の上下面には位
置決めピン(位置決め突起部)5a,5bがそれぞれ形
成されている。但し、図には、上面側の位置決めピンの
みを示している。
【0152】一方、楕円反射鏡7の上下面のうち上記各
位置決めピン4a,4b,5a,5bに対応する位置に
は位置決め穴部7a〜7dが形成されている。
位置決めピン4a,4b,5a,5bに対応する位置に
は位置決め穴部7a〜7dが形成されている。
【0153】そして組み立て時に、小プリズム4,5の
位置決めピン4a,4b,5a,5bを楕円反射鏡7の
位置決め穴部7a〜7dに嵌合挿入することにより、接
着をしなくてもこれら小プリズム4,5と楕円反射鏡7
との相対的位置決めを行うことができる。
位置決めピン4a,4b,5a,5bを楕円反射鏡7の
位置決め穴部7a〜7dに嵌合挿入することにより、接
着をしなくてもこれら小プリズム4,5と楕円反射鏡7
との相対的位置決めを行うことができる。
【0154】また、本実施形態では、図43に示すよう
に、小プリズム4,5の外側の透過反射面4C,5Cか
ら射出される光束群のうち、2R,2L(但し、図には
2Rのみ示している)で示される光束群と、2RR,2
LL(但し、図には2RRのみ示している)で示される
光束群とが、照明光軸AXLに対して最終的に異なる角
度で傾いて射出される。
に、小プリズム4,5の外側の透過反射面4C,5Cか
ら射出される光束群のうち、2R,2L(但し、図には
2Rのみ示している)で示される光束群と、2RR,2
LL(但し、図には2RRのみ示している)で示される
光束群とが、照明光軸AXLに対して最終的に異なる角
度で傾いて射出される。
【0155】このため、第3実施形態のものと比較し
て、左右方向の配光分布はやや広がってしまうが、照明
装置の左右方向の小型化は実現できている。
て、左右方向の配光分布はやや広がってしまうが、照明
装置の左右方向の小型化は実現できている。
【0156】ここで、小プリズム4,5の外側の透過反
射面4C,5Cから射出される光束群のうち光束群2
R,2Lは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射し
て平行平板部6G,6Hから射出されるが、光束群2R
R,2LLは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射
した後、再び小プリズム4,5の透過反射面4C,5C
を透過し、大プリズム6の集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して射出される。
射面4C,5Cから射出される光束群のうち光束群2
R,2Lは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射し
て平行平板部6G,6Hから射出されるが、光束群2R
R,2LLは、反射板8,9の反射面8A,9Aで反射
した後、再び小プリズム4,5の透過反射面4C,5C
を透過し、大プリズム6の集光作用のない射出面6C,
6Dを透過して射出される。
【0157】この際、光束群2RR,2LLは、小プリ
ズム4,5の透過反射面4C,5C5Cと、大プリズム
6の入射面6E,6Fによって形成される楔プリズムに
より大きな角度で屈折してしまう。
ズム4,5の透過反射面4C,5C5Cと、大プリズム
6の入射面6E,6Fによって形成される楔プリズムに
より大きな角度で屈折してしまう。
【0158】このように、小プリズム4,5の透過反射
面4C,5Cから射出する光束群は、反射板8,9で反
射した後に小プリズム4,5および大プリズム6を透過
する光束群と、これらを透過しない光束群の2つの光束
群に分割されてしまうため、これら光束群2R,2Lと
光束群2RR,2LLの最終的な射出角度を同じにする
ことができない。
面4C,5Cから射出する光束群は、反射板8,9で反
射した後に小プリズム4,5および大プリズム6を透過
する光束群と、これらを透過しない光束群の2つの光束
群に分割されてしまうため、これら光束群2R,2Lと
光束群2RR,2LLの最終的な射出角度を同じにする
ことができない。
【0159】なお、図44には、本実施形態の照明装置
の側面断面を示しており、本実施形態の照明装置はこの
側面断面においては第3実施形態とまったく同じ構成と
なっている。
の側面断面を示しており、本実施形態の照明装置はこの
側面断面においては第3実施形態とまったく同じ構成と
なっている。
【0160】図45および図46には、本実施形態の数
値実施例である第7数値実施例を示している。
値実施例である第7数値実施例を示している。
【0161】本数値実施例は、前述した第3数値実施例
と同一であり、図47に示す配光分布も、第3数値実施
例のものと同じである。
と同一であり、図47に示す配光分布も、第3数値実施
例のものと同じである。
【0162】また、図48および図49には、本実施形
態の数値実施例である第8数値実施例を示している。
態の数値実施例である第8数値実施例を示している。
【0163】本数値実施例は、前述した第4数値実施例
と同一であり、図50に示す配光分布も、第4数値実施
例のものと同じである。
と同一であり、図50に示す配光分布も、第4数値実施
例のものと同じである。
【0164】(第5実施形態)図51〜図54には、本
発明の第5実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第3実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第3実施形態と同符号
を付す。
発明の第5実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第3実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第3実施形態と同符号
を付す。
【0165】本実施形態では、大プリズム6の平行平板
部6G,6Hの先端に形成された壁部6I,6Jの後端
内側にフック部(係合部)6L,6Nを形成し、これら
フック部6L,6Nを反射板2,3の前端部と係合させ
ている。
部6G,6Hの先端に形成された壁部6I,6Jの後端
内側にフック部(係合部)6L,6Nを形成し、これら
フック部6L,6Nを反射板2,3の前端部と係合させ
ている。
【0166】フック部6L,6Nの形状と反射板2,3
の傾斜角度は、フック部6L,6Nが反射板2,3と係
合したときに、大プリズム6が発光管1の方向へ引き込
まれるような寸法設定となっている。
の傾斜角度は、フック部6L,6Nが反射板2,3と係
合したときに、大プリズム6が発光管1の方向へ引き込
まれるような寸法設定となっている。
【0167】具体的には、反射板2,3の開き角度が組
み立て後の開き角度よりも2〜3°開き気味になってお
り、大プリズム6と反射板2,3とを組み合わせると、
反射板2,3に生じた弾性力によって大プリズム6が発
光管1の方向へ引き込まれるようになっている。
み立て後の開き角度よりも2〜3°開き気味になってお
り、大プリズム6と反射板2,3とを組み合わせると、
反射板2,3に生じた弾性力によって大プリズム6が発
光管1の方向へ引き込まれるようになっている。
【0168】本実施形態によれば、前述した第3実施形
態と同様の効果が得られるとともに、大プリズム6にフ
ック部6L,6Nを設け、このフック部6L,6Nが組
み立て前に若干開き気味に配置された反射板2,3と係
合することによって大プリズム6が発光管1の方向へ引
き込まれるようになっているので、大プリズム6のスペ
ース用突起6K,6Mと小プリズム4,5とが第3実施
形態のものに比べてより確実に圧接し、目的通りの空気
層AIRの間隔Gを得ることができる。
態と同様の効果が得られるとともに、大プリズム6にフ
ック部6L,6Nを設け、このフック部6L,6Nが組
み立て前に若干開き気味に配置された反射板2,3と係
合することによって大プリズム6が発光管1の方向へ引
き込まれるようになっているので、大プリズム6のスペ
ース用突起6K,6Mと小プリズム4,5とが第3実施
形態のものに比べてより確実に圧接し、目的通りの空気
層AIRの間隔Gを得ることができる。
【0169】(第6実施形態)図55〜図58には、本
発明の第6実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第4実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第4実施形態と同符号
を付す。
発明の第6実施形態である照明装置の構成を示してい
る。本実施形態の構成は、第4実施形態とほぼ同様の構
成であり、共通する構成要素には第4実施形態と同符号
を付す。
【0170】本実施形態では、大プリズム6の平行平板
部6G,6Hの先端に形成された壁部6I,6Jの後端
内側にフック部(係合部)6L,6Nを形成し、これら
フック部6L,6Nを反射板8,9の前端部と係合させ
ている。
部6G,6Hの先端に形成された壁部6I,6Jの後端
内側にフック部(係合部)6L,6Nを形成し、これら
フック部6L,6Nを反射板8,9の前端部と係合させ
ている。
【0171】フック部6L,6Nの形状と反射板2,3
の傾斜角度は、フック部6L,6Nが反射板8,9と係
合したときに、大プリズム6が発光管1の方向へ引き込
まれるような寸法設定となっている。
の傾斜角度は、フック部6L,6Nが反射板8,9と係
合したときに、大プリズム6が発光管1の方向へ引き込
まれるような寸法設定となっている。
【0172】具体的には、反射板8,9の開き角度が組
み立て後の開き角度よりも2〜3°開き気味になってお
り、大プリズム6と反射板8,9とを組み合わせると、
反射板8,9に生じた弾性力によって大プリズム6が発
光管1の方向へ引き込まれるようになっている。
み立て後の開き角度よりも2〜3°開き気味になってお
り、大プリズム6と反射板8,9とを組み合わせると、
反射板8,9に生じた弾性力によって大プリズム6が発
光管1の方向へ引き込まれるようになっている。
【0173】本実施形態によれば、前述した第4実施形
態と同様の効果が得られるとともに、大プリズム6にフ
ック部6L,6Nを設け、このフック部6L,6Nが組
み立て前に若干開き気味に配置された反射板8,9と係
合することによって大プリズム6が発光管1の方向へ引
き込まれるようになっているので、大プリズム6のスペ
ース用突起6K,6Mと小プリズム4,5とが第2実施
形態のものに比べてより確実に圧接し、目的通りの空気
層AIRの間隔Gを得ることができる。
態と同様の効果が得られるとともに、大プリズム6にフ
ック部6L,6Nを設け、このフック部6L,6Nが組
み立て前に若干開き気味に配置された反射板8,9と係
合することによって大プリズム6が発光管1の方向へ引
き込まれるようになっているので、大プリズム6のスペ
ース用突起6K,6Mと小プリズム4,5とが第2実施
形態のものに比べてより確実に圧接し、目的通りの空気
層AIRの間隔Gを得ることができる。
【0174】なお、上記各実施形態において、プリズム
間の空気層AIRを形成するスペース用突起6K,6M
は、空気層AIRの発光管1側の端部(つまりは、左右
方向中央側の端部)よりも内側(左右端部寄りの位置)
に配置している。
間の空気層AIRを形成するスペース用突起6K,6M
は、空気層AIRの発光管1側の端部(つまりは、左右
方向中央側の端部)よりも内側(左右端部寄りの位置)
に配置している。
【0175】この理由は、空気層AIRの発光管1側の
端部は、発光管1から入射する光束が他の部分よりも多
いため、スペース用突起6K,6Mによる光束のかく乱
をより確実に防止するためである。
端部は、発光管1から入射する光束が他の部分よりも多
いため、スペース用突起6K,6Mによる光束のかく乱
をより確実に防止するためである。
【0176】また、上記各実施形態は、以下の条件式を
満たしている。
満たしている。
【0177】0.4<R/D<1 …(1) R;シリンドリカルレンズ面6Bの頂点における曲率半
径 D;発光管1の発光中心とシリンドリカルレンズ面6B
の頂点との間隔 さらに、 10DEG <θ1<30DEG …(2) θ1;発光管1の長手方向(左右方向)と空気層AIR
とが挟む角度さらに、 30DEG <θ2<65DEG …(3) θ2;発光管1の長手方向と小プリズム4,5の外側の
透過反射面4C,5Cとが挟む角度 さらに、 25DEG <θ3<60DEG …(4) θ3;発光管1の長手方向と反射板2,3(8,9)の
最も外側の反射面2A,3A(8A,9A)とが挟む角
度 以下、上記条件式の意味について説明する。
径 D;発光管1の発光中心とシリンドリカルレンズ面6B
の頂点との間隔 さらに、 10DEG <θ1<30DEG …(2) θ1;発光管1の長手方向(左右方向)と空気層AIR
とが挟む角度さらに、 30DEG <θ2<65DEG …(3) θ2;発光管1の長手方向と小プリズム4,5の外側の
透過反射面4C,5Cとが挟む角度 さらに、 25DEG <θ3<60DEG …(4) θ3;発光管1の長手方向と反射板2,3(8,9)の
最も外側の反射面2A,3A(8A,9A)とが挟む角
度 以下、上記条件式の意味について説明する。
【0178】条件式(1)は、発光管1の長手方向の断
面形状が大プリズム6のシリンドリカルレンズ面6Bの
頂点の曲率半径Rと、発光管1の発光中心とシリンドリ
カルレンズ面6Bの頂点の間隔Dとの比について限定し
たものである。
面形状が大プリズム6のシリンドリカルレンズ面6Bの
頂点の曲率半径Rと、発光管1の発光中心とシリンドリ
カルレンズ面6Bの頂点の間隔Dとの比について限定し
たものである。
【0179】条件式(1)の下限値を超える領域では、
シリンドリカルレンズ面6Bの曲率半径が小さくなりす
ぎ、シリンドリカルレンズ面6Bの周辺部で全反射が生
じてしまい、照明装置から射出される光量が減少して好
ましくない。
シリンドリカルレンズ面6Bの曲率半径が小さくなりす
ぎ、シリンドリカルレンズ面6Bの周辺部で全反射が生
じてしまい、照明装置から射出される光量が減少して好
ましくない。
【0180】また、条件式(1)の上限値を超える領域
では、シリンドリカルレンズ面6Bの集光作用が弱くな
り過ぎ、発光管1の長手方向の配光分布が広くなり過ぎ
て好ましくない。
では、シリンドリカルレンズ面6Bの集光作用が弱くな
り過ぎ、発光管1の長手方向の配光分布が広くなり過ぎ
て好ましくない。
【0181】条件式(2)は、発光管1の長手方向とプ
リズム間の空気層AIRとが挟む角度について限定した
もので、条件式(2)の下限値を超える領域では、小プ
リズム4,5の内部で全反射する回数が増加するため、
小プリズム4,5の透過反射面4C,5Cから射出され
る光線の角度のばらつきが大きくなる。このため、配光
分布が広がり好ましくない。
リズム間の空気層AIRとが挟む角度について限定した
もので、条件式(2)の下限値を超える領域では、小プ
リズム4,5の内部で全反射する回数が増加するため、
小プリズム4,5の透過反射面4C,5Cから射出され
る光線の角度のばらつきが大きくなる。このため、配光
分布が広がり好ましくない。
【0182】また、条件式(2)の上限値を超える領域
では、小プリズム4,5の透過反射面4C,5Cから射
出される光線が、発光管1に対して前向きになるため、
発光管1の両端付近に配置される反射板2,3(8,
9)の長さを長くしなければならず、大型化してくるの
で好ましくない。
では、小プリズム4,5の透過反射面4C,5Cから射
出される光線が、発光管1に対して前向きになるため、
発光管1の両端付近に配置される反射板2,3(8,
9)の長さを長くしなければならず、大型化してくるの
で好ましくない。
【0183】条件式(3)は、発光管1の長手方向と小
プリズム4,5の外側の透過反射面4C,5Cとが挟む
角度について限定したもので、条件式(3)の下限値お
よび上限値を超える領域では、小プリズム4,5の透過
反射面4C,5Cで反射された光束が照明光軸AXLに
対して傾き、配光分布が広がってしまうので好ましくな
い。
プリズム4,5の外側の透過反射面4C,5Cとが挟む
角度について限定したもので、条件式(3)の下限値お
よび上限値を超える領域では、小プリズム4,5の透過
反射面4C,5Cで反射された光束が照明光軸AXLに
対して傾き、配光分布が広がってしまうので好ましくな
い。
【0184】条件式(4)は、発光管1の長手方向と反
射板2,3(8,9)の最も外側の反射面2A,3A
(8A,9A)とが挟む角度について限定したもので、
条件式(4)の下限値および上限値を超える領域では、
反射板2,3(8,9)の最も外側の反射面2A,3A
(8A,9A)で反射された光束が照明光軸AXLに対
して傾き、配光分布が広がってしまうので好ましくな
い。
射板2,3(8,9)の最も外側の反射面2A,3A
(8A,9A)とが挟む角度について限定したもので、
条件式(4)の下限値および上限値を超える領域では、
反射板2,3(8,9)の最も外側の反射面2A,3A
(8A,9A)で反射された光束が照明光軸AXLに対
して傾き、配光分布が広がってしまうので好ましくな
い。
【0185】また、すべての実施形態において、小プリ
ズム4,5および大プリズム6は、その光学特性が、d
線における屈折率が1.4917、アッベ数が57.4
である可視域において透過率の良好となる光学材料を用
いている。
ズム4,5および大プリズム6は、その光学特性が、d
線における屈折率が1.4917、アッベ数が57.4
である可視域において透過率の良好となる光学材料を用
いている。
【0186】以下、上記各数値実施例と条件式(1)〜
(4)との対応関係を示す。
(4)との対応関係を示す。
【0187】 条件式 数値実施例1,5 数値実施例2,6 数値実施例3,7 数値実施例4,8 (1) 0.539 0.539 0.745 0.745 (2) 20.27 20.27 20 20 (DEG) (3) 50 50 50 50 (DEG) (4) 45 35 45 35 (DEG) なお、上記各実施形態では、スペース用突起6K,6M
をドーム形状の微小突起とした場合について説明した
が、このような微小突起ではなく、リブ状(突条形状)
の突起としてもよい。
をドーム形状の微小突起とした場合について説明した
が、このような微小突起ではなく、リブ状(突条形状)
の突起としてもよい。
【0188】また、発光管押えゴム11による大プリズ
ム6の引き込み効果のみを得る場合には、大プリズム6
に設けたスペース用突起6K,6Mに代えて、スペーサ
等の他の部品を用いてもよい。
ム6の引き込み効果のみを得る場合には、大プリズム6
に設けたスペース用突起6K,6Mに代えて、スペーサ
等の他の部品を用いてもよい。
【0189】さらに、上記各実施形態では、大プリズム
6にスペース用突起6K,6Mを設けた場合について説
明したが、小プリズム4,5にスペース用突起を設けて
もよい。
6にスペース用突起6K,6Mを設けた場合について説
明したが、小プリズム4,5にスペース用突起を設けて
もよい。
【0190】また、上記第5,6実施形態では、発光管
押えゴム11による大プリズム6の引き込み効果と反射
板2,3(8,9)の弾性力による大プリズム6の引き
込み効果の双方を用いた場合について説明したが、これ
らのうち一方のみを用いるようにしてもよい。
押えゴム11による大プリズム6の引き込み効果と反射
板2,3(8,9)の弾性力による大プリズム6の引き
込み効果の双方を用いた場合について説明したが、これ
らのうち一方のみを用いるようにしてもよい。
【0191】また、上記第1,2実施形態では、発光管
押えゴム11による大プリズム6の引き込み効果によっ
て小プリズム4,5の角部に設けられた受け突起4m〜
4p,5m〜5pを反射板2,3(8,9)の角部近傍
部分に圧接させる場合について説明したが、第5,6実
施形態にて説明した反射板2,3(8,9)の弾性力に
よる大プリズム6の引き込み効果によって、受け突起4
m〜4p,5m〜5pを反射板2,3(8,9)の角部
近傍部分に圧接させるようにしてもよい。
押えゴム11による大プリズム6の引き込み効果によっ
て小プリズム4,5の角部に設けられた受け突起4m〜
4p,5m〜5pを反射板2,3(8,9)の角部近傍
部分に圧接させる場合について説明したが、第5,6実
施形態にて説明した反射板2,3(8,9)の弾性力に
よる大プリズム6の引き込み効果によって、受け突起4
m〜4p,5m〜5pを反射板2,3(8,9)の角部
近傍部分に圧接させるようにしてもよい。
【0192】また、上記第1,2実施形態では、小プリ
ズム4,5に設けた受け突起4m〜4p,5m〜5p
を、反射板2,3(8,9)の角部近傍部分に面当接す
る平面を有する形状とした場合について説明したが、こ
れに代えて、例えば半球形状の受け突起とし、この受け
突起の頂点部分を反射板2,3(8,9)の角部近傍部
分の面に当接させるようにしてもよい。
ズム4,5に設けた受け突起4m〜4p,5m〜5p
を、反射板2,3(8,9)の角部近傍部分に面当接す
る平面を有する形状とした場合について説明したが、こ
れに代えて、例えば半球形状の受け突起とし、この受け
突起の頂点部分を反射板2,3(8,9)の角部近傍部
分の面に当接させるようにしてもよい。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1および第
2の発明によれば、光学素子(第2の光学素子)の角部
と反射部材の角部とを突き当ててこれら光学素子と反射
板との相対位置決めを行う場合に、光学素子の角部に、
反射板における角部近傍部分の当接を受けるための突起
部を設けているので、新たな部品を追加したり光学素子
と反射部材とを接着したりすることなく、これら光学素
子と反射部材との角部突き当てによる相対位置決めの安
定性を確保することができ、光学素子および反射部材か
らなる照明光学系の光学性能を保証することができる。
2の発明によれば、光学素子(第2の光学素子)の角部
と反射部材の角部とを突き当ててこれら光学素子と反射
板との相対位置決めを行う場合に、光学素子の角部に、
反射板における角部近傍部分の当接を受けるための突起
部を設けているので、新たな部品を追加したり光学素子
と反射部材とを接着したりすることなく、これら光学素
子と反射部材との角部突き当てによる相対位置決めの安
定性を確保することができ、光学素子および反射部材か
らなる照明光学系の光学性能を保証することができる。
【0194】また、本願第3および第4の発明によれ
ば、光学素子(第2の光学素子)に位置決め突起部を設
け、この突起部を反射部材に形成された穴部に挿入する
ことにより光学素子と反射部材との相対位置決めを行う
ようにしているので、新たな部品を追加したり光学素子
と反射部材とを接着したりすることなく、これら光学素
子と反射部材との相対位置決めを行うことができ、組立
て作業性の向上を図ることができる。
ば、光学素子(第2の光学素子)に位置決め突起部を設
け、この突起部を反射部材に形成された穴部に挿入する
ことにより光学素子と反射部材との相対位置決めを行う
ようにしているので、新たな部品を追加したり光学素子
と反射部材とを接着したりすることなく、これら光学素
子と反射部材との相対位置決めを行うことができ、組立
て作業性の向上を図ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態である照明装置の外観斜
視図。
視図。
【図2】上記第1実施形態の照明装置の平面断面図。
【図3】上記第1実施形態の照明装置の側面断面図。
【図4】上記第1実施形態の照明装置に用いられる大プ
リズムの背面側の斜視図。
リズムの背面側の斜視図。
【図5】上記第1実施形態の照明装置に用いられる小プ
リズムの斜視図。
リズムの斜視図。
【図6】上記第1実施形態の照明装置における光束の進
路の説明図。
路の説明図。
【図7】上記第1実施形態の照明装置における側面断面
図。
図。
【図8】上記第1実施形態の照明装置の数値実施例
(1)を示す平面断面図。
(1)を示す平面断面図。
【図9】上記第1実施形態の照明装置の数値実施例
(1)を示す側面断面図。
(1)を示す側面断面図。
【図10】上記数値実施例(1)の配光分布図。
【図11】上記第1実施形態の照明装置の数値実施例
(2)を示す平面断面図。
(2)を示す平面断面図。
【図12】上記第1実施形態の照明装置の数値実施例
(2)を示す側面断面図。
(2)を示す側面断面図。
【図13】上記数値実施例(2)の配光分布図。
【図14】本発明の第2実施形態である照明装置の外観
斜視図。
斜視図。
【図15】上記第2実施形態の照明装置の平面断面図。
【図16】上記第2実施形態の照明装置の側面断面図。
【図17】上記第2実施形態の照明装置に用いられる大
プリズムの背面側の斜視図。
プリズムの背面側の斜視図。
【図18】上記第2実施形態の照明装置に用いられる小
プリズムの斜視図。
プリズムの斜視図。
【図19】上記第2実施形態の照明装置における光束の
進路の説明図。
進路の説明図。
【図20】上記第2実施形態の照明装置における側面断
面図。
面図。
【図21】上記第2実施形態の照明装置の数値実施例
(3)を示す平面断面図。
(3)を示す平面断面図。
【図22】上記第2実施形態の照明装置の数値実施例
(3)を示す側面断面図。
(3)を示す側面断面図。
【図23】上記数値実施例(3)の配光分布図。
【図24】上記第2実施形態の照明装置の数値実施例
(4)を示す平面断面図。
(4)を示す平面断面図。
【図25】上記第2実施形態の照明装置の数値実施例
(4)を示す側面断面図。
(4)を示す側面断面図。
【図26】上記数値実施例(4)の配光分布図。
【図27】本発明の第3実施形態である照明装置の外観
斜視図。
斜視図。
【図28】上記第3実施形態の照明装置の平面断面図。
【図29】上記第3実施形態の照明装置の側面断面図。
【図30】上記第3実施形態の照明装置に用いられる大
プリズムの背面側の斜視図。
プリズムの背面側の斜視図。
【図31】上記第3実施形態の照明装置における光束の
進路の説明図。
進路の説明図。
【図32】上記第3実施形態の照明装置における側面断
面図。
面図。
【図33】上記第3実施形態の照明装置の数値実施例
(5)を示す平面断面図。
(5)を示す平面断面図。
【図34】上記第3実施形態の照明装置の数値実施例
(5)を示す側面断面図。
(5)を示す側面断面図。
【図35】上記数値実施例(5)の配光分布図。
【図36】上記第3実施形態の照明装置の数値実施例
(6)を示す平面断面図。
(6)を示す平面断面図。
【図37】上記第3実施形態の照明装置の数値実施例
(6)を示す側面断面図。
(6)を示す側面断面図。
【図38】上記数値実施例(6)の配光分布図。
【図39】本発明の第4実施形態である照明装置の外観
斜視図。
斜視図。
【図40】上記第4実施形態の照明装置の平面断面図。
【図41】上記第4実施形態の照明装置の側面断面図。
【図42】上記第4実施形態の照明装置に用いられる大
プリズムの背面側の斜視図。
プリズムの背面側の斜視図。
【図43】上記第4実施形態の照明装置における光束の
進路の説明図。
進路の説明図。
【図44】上記第4実施形態の照明装置における側面断
面図。
面図。
【図45】上記第4実施形態の照明装置の数値実施例
(7)を示す平面断面図。
(7)を示す平面断面図。
【図46】上記第4実施形態の照明装置の数値実施例
(7)を示す側面断面図。
(7)を示す側面断面図。
【図47】上記数値実施例(7)の配光分布図。
【図48】上記第4実施形態の照明装置の数値実施例
(8)を示す平面断面図。
(8)を示す平面断面図。
【図49】上記第3実施形態の照明装置の数値実施例
(8)を示す側面断面図。
(8)を示す側面断面図。
【図50】上記数値実施例(8)の配光分布図。
【図51】本発明の第5実施形態である照明装置の外観
斜視図。
斜視図。
【図52】上記第5実施形態の照明装置の平面断面図。
【図53】上記第5実施形態の照明装置の側面断面図。
【図54】上記第5実施形態の照明装置に用いられる大
プリズムの背面側の斜視図。
プリズムの背面側の斜視図。
【図55】本発明の第6実施形態である照明装置の外観
斜視図。
斜視図。
【図56】上記第6実施形態の照明装置の平面断面図。
【図57】上記第6実施形態の照明装置の側面断面図。
【図58】上記第6実施形態の照明装置に用いられる大
プリズムの背面側の斜視図。
プリズムの背面側の斜視図。
【図59】従来の照明装置の平面断面図。
【図60】従来の照明装置の側面断面図。
【図61】従来の照明装置の配光分布図。
【図62】従来の照明装置の外観斜視図。
【図63】従来の照明装置の平面断面図。
【図64】従来の照明装置の側面断面図。
【図65】従来の照明装置に用いられる大プリズムの背
面側の斜視図。
面側の斜視図。
【図66】従来の照明装置の外観斜視図。
【図67】従来の照明装置の平面断面図。
【図68】従来の照明装置の側面断面図。
【図69】従来の照明装置に用いられる大プリズムの背
面側の斜視図。
面側の斜視図。
1 発光管 2,3,8,9 反射板 4,5 小プリズム 4a,4b,5a,5b 位置決め突起 4m,4n,4p,5m,5n,5p 受け突起 6 大プリズム 6B シリンドリカルレンズ面 6K,6M スペーサ用突起 6L,6N フック部 7 楕円反射鏡 7a〜7d 位置決め穴部 11 発光管押えゴム AIR 空気層
Claims (28)
- 【請求項1】 発光管と、この発光管よりも光照射側に
配置された光学素子とを有して構成される照明装置であ
って、 前記光学素子の角部と前記反射部材の角部とを突き当て
てこれら光学素子と反射板との相対位置決めがなされて
おり、 前記光学素子の角部に、前記反射板の角部近傍部分の当
接を受ける受け部を設けたことを特徴とする照明装置。 - 【請求項2】 前記受け部が、前記反射板の角部近傍部
分の形状に沿う突起形状に形成されていることを特徴と
する請求項1に記載の照明装置。 - 【請求項3】 発光管と、この発光管よりも光照射側に
配置された第1の光学素子と、この第1の光学素子の入
射側における前記発光管の長手方向両側に、前記第1の
光学素子の入射面との間に前記発光管の長手方向に対し
て斜めに延びる空気層を挟んで配置された一対の第2の
光学素子と、前記発光管から発せられた光を光照射側に
反射させる反射部材とを有して構成される照明装置であ
って、 前記第2の光学素子の角部と前記反射部材の角部とを突
き当ててこれら第2の光学素子と反射板との相対位置決
めがなされており、 前記第2の光学素子の角部に、前記反射板の角部近傍部
分の当接を受ける受け部を設けたことを特徴とする照明
装置。 - 【請求項4】 前記受け部が、前記反射板の角部近傍部
分の形状に沿う突起形状に形成されていることを特徴と
する請求項3に記載の照明装置。 - 【請求項5】 前記反射部材が、前記発光管の長手方向
両側に配置されていることを特徴とする請求項3又は4
に記載の照明装置。 - 【請求項6】 前記第1および第2の光学素子のうち少
なくとも一方との当接により前記空気層を形成する空気
層形成手段を有しており、 この空気層形成手段と前記第1および第2の光学素子の
うち少なくとも一方とを圧接させるとともに、前記第2
の光学素子の受け部と前記反射部材の角部近傍部分とを
圧接させるための付勢力を発生する付勢手段を有するこ
とを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の照明
装置。 - 【請求項7】 前記付勢手段は、前記第1の光学素子を
前記第2の発光素子および前記発光管側に付勢すること
を特徴とする請求項6に記載の照明装置。 - 【請求項8】 前記付勢手段が、前記第1の光学素子に
おける射出面以外の部分から前記反射部材の外側にかけ
ての装置外面を覆う弾性部材であることを特徴とする請
求項6又は7に記載の照明装置。 - 【請求項9】 前記弾性部材が、前記発光管を保持する
機能を有することを特徴とする請求項8に記載の照明装
置。 - 【請求項10】 前記第1および第2の光学素子のうち
少なくとも一方との当接により前記空気層を形成する空
気層形成手段を有しており、 前記反射部材に形成した係合部を前記第1の光学素子に
係合させ、この反射部材に生じている弾性力により前記
第1の光学素子を前記発光管側に付勢して前記空気層形
成手段と前記第1および第2の光学素子のうち少なくと
も一方とを圧接させるとともに、前記第2の光学素子の
受け部と前記反射部材の角部近傍部分とを圧接させるこ
とを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の照明
装置。 - 【請求項11】 前記反射部材は、前記係合部を前記第
1の光学素子に係合させることにより弾性変形し、前記
弾性力を生じていることを特徴とする請求項10に記載
の照明装置。 - 【請求項12】 前記空気層形成手段が、前記第1およ
び第2の光学素子のうち一方の光学素子における他方の
光学素子に対向する面内に設けられ、前記他の光学素子
に当接する突起部であることを特徴とする請求項6から
11のいずれかに記載の照明装置。 - 【請求項13】 前記空気層形成手段が、前記第1およ
び第2の光学素子の間に介在するスペーサ部材であるこ
とを特徴とする請求項6から11のいずれかに記載の照
明装置。 - 【請求項14】 前記第1の光学素子の光の射出面に集
光作用を有する集光作用部が設けられていることを特徴
とする請求項3から13のいずれかに記載の照明装置。 - 【請求項15】 発光管と、この発光管よりも光照射側
に配置された光学素子と、前記発光管から発せられた光
を光照射側に反射させる反射部材とを有して構成される
照明装置であって、 前記光学素子に位置決め突起部を設け、この位置決め突
起部を前記反射部材に形成された穴部に挿入することに
より前記光学素子と前記反射部材との相対位置決めがな
されていることを特徴とする照明装置。 - 【請求項16】 前記反射部材が、前記発光管の径方向
両側に配置されていることを特徴とする請求項15に記
載の照明装置。 - 【請求項17】 発光管と、この発光管よりも光照射側
に配置された第1の光学素子と、この第1の光学素子の
入射側における前記発光管の長手方向両側に、前記第1
の光学素子の入射面との間に前記発光管の長手方向に対
して斜めに延びる空気層を挟んで配置された一対の第2
の光学素子と、前記発光管から発せられた光を光照射側
に反射させる反射部材とを有して構成される照明装置で
あって、 前記第2の光学素子に位置決め突起部を設け、この位置
決め突起部を前記反射部材に形成された穴部に挿入する
ことにより前記第2の光学素子と前記反射部材との相対
位置決めがなされていることを特徴とする照明装置。 - 【請求項18】 前記反射部材が、前記発光管の径方向
両側に配置されていることを特徴とする請求項17に記
載の照明装置。 - 【請求項19】 前記第1および第2の光学素子のうち
少なくとも一方との当接により前記空気層を形成する空
気層形成手段を有しており、 この空気層形成手段と前記第1および第2の光学素子の
うち少なくとも一方とを圧接させるための付勢力を発生
する付勢手段を有することを特徴とする請求項17又は
18に記載の照明装置。 - 【請求項20】 前記付勢手段は、前記第1の光学素子
を前記第2の発光素子および前記発光管側に付勢するこ
とを特徴とする請求項19に記載の照明装置。 - 【請求項21】 前記付勢手段が、前記第1の光学素子
における射出面以外の部分から前記反射部材の外側にか
けての装置外面を覆う弾性部材であることを特徴とする
請求項19又は20に記載の照明装置。 - 【請求項22】 前記弾性部材が、前記発光管を保持す
る機能を有することを特徴とする請求項21に記載の照
明装置。 - 【請求項23】 前記第1および第2の光学素子のうち
少なくとも一方との当接により前記空気層を形成する空
気層形成手段を有しており、 前記反射部材に形成した係合部を前記第1の光学素子に
係合させ、この反射部材に生じている弾性力により前記
第1の光学素子を前記発光管側に付勢して前記空気層形
成手段と前記第1および第2の光学素子のうち少なくと
も一方とを圧接させることを特徴とする請求項17又は
18に記載の照明装置。 - 【請求項24】 前記反射部材は、前記係合部を前記第
1の光学素子に係合させることにより弾性変形し、前記
弾性力を生じていることを特徴とする請求項23に記載
の照明装置。 - 【請求項25】 前記空気層形成手段が、前記第1およ
び第2の光学素子のうち一方の光学素子における他方の
光学素子に対向する面内に設けられ、前記他の光学素子
に当接する突起部であることを特徴とする請求項19か
ら24のいずれかに記載の照明装置。 - 【請求項26】 前記空気層形成手段が、前記第1およ
び第2の光学素子の間に介在するスペーサ部材であるこ
とを特徴とする請求項19から24のいずれかに記載の
照明装置。 - 【請求項27】 前記第1の光学素子の光の射出面に集
光作用を有する集光作用部が設けられていることを特徴
とする請求項17から26のいずれかにに記載の照明装
置。 - 【請求項28】 請求項1から27のいずれかに記載の
照明装置を備えたことを特徴とする撮影装置。
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JP2000365467A JP2002169203A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 照明装置および撮影装置 |
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JP2000365467A JP2002169203A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 照明装置および撮影装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000365467A patent/JP2002169203A/ja active Pending
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