JP2002169195A - 光量調節装置、光学機器および撮影装置 - Google Patents

光量調節装置、光学機器および撮影装置

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JP2002169195A
JP2002169195A JP2000363475A JP2000363475A JP2002169195A JP 2002169195 A JP2002169195 A JP 2002169195A JP 2000363475 A JP2000363475 A JP 2000363475A JP 2000363475 A JP2000363475 A JP 2000363475A JP 2002169195 A JP2002169195 A JP 2002169195A
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JP
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light
light amount
adjusting device
amplitude transmittance
polarizing plate
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JP2000363475A
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Hiroto Yasui
裕人 安井
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラにおいてメカ絞りを用いる
と、高精細な画像が得られない。 【解決手段】 入射光における互いに直交する2つの偏
光成分のうち一方の偏光成分に対する振幅透過率を1と
したときに、他方の偏光成分に対する振幅透過率が0.
6以上0.8以下となる偏光板5,8を光軸方向に一対
配置し、これら一対の偏光板を光軸回りで相対回転させ
て光量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ等
の撮影装置やレンズ鏡筒等の光学機器に搭載される光量
調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラの光量調節装置としては、いわゆ
るメカ絞りといって、レンズ鏡筒に設けられた絞り羽根
を開閉方向に駆動し、絞り羽根により形成される開口部
の径を制御して光量調節を行うものが用いられることが
多い。
【0003】一方、デジタルカメラにおいては、撮影画
像の高精細化が進んでおり、画素数の増加のため画素サ
イズをより小さくする傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなデジタルカメラにおいて、従来のメカ絞りにより絞
り径を減少させてFナンバーを大きく(暗く)していく
と、レンズの解像力が低下し、高精細な画像が得られな
いという問題を生じる。
【0005】そこで、本発明では、レンズの解像力の低
下を防ぐために、絞り径(光通過口の面積)を変えなく
ても光量調節が可能な光量調節装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明の光量調節装置では、入射光にお
ける互いに直交する2つの偏光成分のうち一方の偏光成
分に対する振幅透過率を1としたときに、他方の偏光成
分に対する振幅透過率が0.6以上0.8以下となる偏
光板を光軸方向に一対配置し、これら一対の偏光板を光
軸回りで相対回転させて光量を調節するようにしてい
る。
【0007】また、本願第2の発明の光量調節装置で
は、入射光における互いに直交する2つの偏光成分のう
ち一方の偏光成分に対する振幅透過率を1としたとき
に、他方の偏光成分に対する振幅透過率が0.6以上
0.8以下となる第1の偏光板と、入射光における互い
に直交する2つの偏光成分のうち一方の偏光成分に対す
る振幅透過率を1としたときに、他方の偏光成分に対す
る振幅透過率が0.6以上0.8以下で、かつ第1の偏
光板とは異なる振幅透過率となる第2の偏光板とを、光
軸方向に配置し、これら第1および第2の偏光板を光軸
回りで相対回転させて光量を調節するようにしている。
【0008】これら光量調節装置により、光通過口の面
積を変えることなく、入射光の透過率(透過光量)を変
化させることが可能となり、この光量調節装置を搭載す
る光学機器や撮影装置におけるレンズの解像力を低下さ
せずに所望の光量を得ることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態である光量調節装置の構成および基本
原理を示している。
【0010】図1において、1,2はこの光量調節装置
に入射する光の各偏光成分方向のうち互いに直交する2
つの偏光成分方向を示しており、ここでは1を垂直偏光
成分方向とし、2を水平偏光成分方向とする。
【0011】また、5は第1の偏光板、8は第2の偏光
板であり、これら偏光板5,8に入射する光の垂直偏光
成分方向をそれぞれ3,6で示し、水平偏光成分方向を
4,7で示している。
【0012】9は第1の偏光板5に対する第2の偏光板
8の回転角θdeg.(0≦θ≦360)を示してい
る。また、10はこの光量調節装置の光軸を示してい
る。
【0013】ここで、第1の偏光板5における垂直偏光
成分方向3の偏光成分に対する振幅透過率をt⊥1 、水
平偏光成分方向4の偏光成分に対する振幅透過率をt〃
1 とし、また、第2の偏光板8における垂直偏光成分方
向6の偏光成分に対する振幅透過率をt⊥2 、水平偏光
成分方向7の偏光成分に対する振幅透過率をt〃2
し、 t⊥l =1 t〃1 =t(0<t≦1) としたときに、t⊥2 及びt〃2 はtの関数で表わすこ
とができる。
【0014】そして、この場合の第1の偏光板5と第2
の偏光板8を通過した光の透過率T(%)は、
【0015】
【数1】 で表わすことができる。
【0016】図2には、上記tを0,0.2,0.4,
0.6,0.8,1.0と、0.2ずつ変化させた際の
透過率T(%)の回転角度に対する依存性を示してい
る。
【0017】この図から分かるように、全体的に高い透
過率で且つ透過率T(%)の振幅の幅が比較的広い0.
6≦t≦0.8を水平偏光成分方向4の偏光成分に対す
る振幅透過率の範囲にすることにより、本光量調節装置
への入射光が本装置を通過する際に、光量をあまりロス
せずに、且つ比較的広範囲で透過率を変化させて光量を
調節することが可能となる。
【0018】(第2実施形態)図3には、本発明の第2
実施形態である光量調節装置の構成および基本原理を示
している。
【0019】図3において、1,2はこの光量調節装置
に入射する光の各偏光成分方向のうち互いに直交する2
つの偏光成分方向を示しており、ここでは1を垂直偏光
成分方向とし、2を水平偏光成分方向とする。
【0020】また、5は第1の偏光板、8’は第2の偏
光板であり、これら偏光板5,8’に入射する光の垂直
偏光成分方向をそれぞれ3,6で示し、水平偏光成分方
向を4,7で示している。
【0021】11は第1の偏光板5に対する第2の偏光
板8’の回転角ηdeg.(0≦η≦360)を示して
いる。また、10はこの光量調節装置の光軸を示してい
る。
【0022】ここで、第1の偏光板5における垂直偏光
成分方向3の偏光成分に対する振幅透過率をt⊥1 、水
平偏光成分方向4の偏光成分に対する振幅透過率をt〃
1 とし(第1実施形態の振幅透過率t⊥1 ,t〃1 と同
じ)とし、また第2の偏光板8’における垂直偏光成分
方向6の偏光成分に対する振幅透過率をt⊥2 ’、水平
偏光成分7の偏光成分に対する振幅透過率をt〃2 ’と
し、 t⊥l =1 t〃1 =t(0<t≦1) t⊥2 ’=1 t〃2 ’=u(0.6≦u≦0.8) (但し、u≠t)としたときに、第1の偏光板5と第2
の偏光板8’を通過した光の透過率T’(%)は、
【0023】
【数2】 で表わすことができる。
【0024】図4には、上記tを0.6≦t≦0.8の
範囲とし、uを0.6≦u≦0.8の範囲で、かつtと
は異なる値とした場合、すなわち第1の偏光板5と第2
の偏光板8’との特性が異なる場合の透過率T’(%)
の回転角に対する依存性を示している。
【0025】この図から分かるように、第1の偏光板5
と第2の偏光板8’との特性が異なる場合の方が、第1
実施形態にて図2に示した第1の偏光板5と第2の偏光
板8との特性が同じ場合よりも、全体的に高い透過率を
得ることができるとともに、透過率の振幅の幅を広くす
ることができる。
【0026】特に、t=0.6,u=0.8の場合に、
高い透過率と大きな透過率変化の幅を得ることができ
る。
【0027】(第3実施形態)図5には、本発明の第3
実施形態として、上記第1および第2実施形態にて説明
した光量調節装置を搭載したデジタルカメラ(撮影装
置)のレンズ鏡筒(光学機器)17内の配置概略を示し
ている。
【0028】ここで、図5における12はレンズ鏡筒内
に配置された撮影レンズ群であり、13は光量調節装置
を示している。また、14は第1の偏光板(5)を、1
5は第2の偏光板(8,8’)を、16は第2の偏光板
15を光軸回りで回転駆動する駆動機構(駆動手段)を
示している。
【0029】このカメラによれば、不図示の測光装置に
よって検出した被写体の明るさに応じて駆動機構16を
作動させ、第2の偏光板15を第1の偏光板14に対し
て適切な回転位置に回転駆動することにより、光通過口
の面積を変えることなく不図示のCCD等の撮像素子の
受光量を連続的に変化させることができ、所望の明るさ
を有する高精細な画像を撮影することができる。
【0030】なお、本実施形態では、第2の偏光板15
を回転駆動する場合について説明したが、第1の偏光板
14を回転駆動してもよいし、両偏光板14,15をこ
れらの相対回転位置が変化するように回転駆動してもよ
い。
【0031】また、本実施形態では、第1又は第2実施
形態にて説明した偏光板式の光量調節装置のみをレンズ
鏡筒に搭載する場合について説明したが、この光量調節
装置に、遮光羽根を開閉方向に駆動して光通過口の面積
を変化させることにより光量を調節する、いわゆるメカ
絞り(光量調節機構)を付加するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入射光における互いに直交する2つの偏光成分のうち一
方の偏光成分に対する振幅透過率を1としたときに、他
方の偏光成分に対する振幅透過率が0.6以上0.8以
下となる偏光板(さらには、互いに特性の異なる偏光
板)を光軸方向に一対配置し、これら一対の偏光板を光
軸回りで相対回転させて光量を調節するようにしている
ので、光通過口の面積を変えることなく、入射光の透過
率(透過光量)を変化させることが可能となり、この光
量調節装置を搭載する光学機器や撮影装置におけるレン
ズの解像力を低下させずに所望の光量を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光量調節装置の構
成および基本原理を示す図である。
【図2】上記第1実施形態の光量調節装置の光学性能を
示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態である光量調節装置の構
成および基本原理を示す図である。
【図4】上記第2実施形態の光量調節装置の光学性能を
示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態であるデジタルカメラの
レンズ鏡筒部分の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 入射光の垂直偏光成分方向 2 入射光の水平偏光成分方向 3 第1の偏光板の垂直偏光成分方向 4 第1の偏光板の水平偏光成分方向 5 第1の偏光板 6 第2偏光板の垂直偏光成分方向 7 第2偏光板の水平偏光成分方向 8,8’ 第2の偏光板 9 第1の偏光板に対する第2の偏光板の回転角 10 光軸方向 11 第2の偏光板の基準回転位置に対する回転角 12 レンズ群 13 光量調節装置 14 第1の偏光板 15 第2の偏光板 16 駆動装置 17 レンズ鏡筒

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光における互いに直交する2つの偏
    光成分のうち一方の偏光成分に対する振幅透過率を1と
    したときに、他方の偏光成分に対する振幅透過率が0.
    6以上0.8以下となる偏光板を光軸方向に一対配置
    し、これら一対の偏光板を光軸回りで相対回転させて光
    量を調節することを特徴とする光量調節装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の偏光板を相対的に回転駆動す
    る駆動手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    光量調節装置。
  3. 【請求項3】 入射光における互いに直交する2つの偏
    光成分のうち一方の偏光成分に対する振幅透過率を1と
    したときに、他方の偏光成分に対する振幅透過率が0.
    6以上0.8以下となる第1の偏光板と、 入射光における互いに直交する2つの偏光成分のうち一
    方の偏光成分に対する振幅透過率を1としたときに、他
    方の偏光成分に対する振幅透過率が0.6以上0.8以
    下で、かつ前記第1の偏光板とは異なる振幅透過率とな
    る第2の偏光板とを、 光軸方向に配置し、これら第1および第2の偏光板を光
    軸回りで相対回転させて光量を調節することを特徴とす
    る光量調節装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の偏光板を相対的に
    回転駆動する駆動手段を有することを特徴とする請求項
    3に記載の光量調節装置。
  5. 【請求項5】 遮光羽根を開閉方向に駆動して光通過口
    の面積を変化させることにより光量を調節する光量調節
    機構を併せ持つことを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載の光量調節装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の光量
    調節装置を備えたことを特徴とする光学機器。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれかに記載の光量
    調節装置を備えたことを特徴とする撮影装置。
JP2000363475A 2000-11-29 2000-11-29 光量調節装置、光学機器および撮影装置 Pending JP2002169195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104423033A (zh) * 2013-09-11 2015-03-18 索尼公司 透射光量调节装置和透射光量调节方法
EP2978209A1 (en) * 2014-07-25 2016-01-27 SMR Patents S.à.r.l. Apparatus for light intensity adjustment

Cited By (3)

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US10479286B2 (en) 2014-07-25 2019-11-19 SMR Patents S.à.r.l. Apparatus for light intensity adjustment

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