JP2002168874A - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP2002168874A JP2000364420A JP2000364420A JP2002168874A JP 2002168874 A JP2002168874 A JP 2002168874A JP 2000364420 A JP2000364420 A JP 2000364420A JP 2000364420 A JP2000364420 A JP 2000364420A JP 2002168874 A JP2002168874 A JP 2002168874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な磁気反応素子を磁気検出部に用いた場
合であっても、耐振動性能に優れる回転検出装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 ハウジング1は車軸13が挿通される筒
状の挿通部1aを備える。回転体5は挿通部1aが挿通
され複数の磁極を有する円筒部5aを備え、車軸13に
装着される前輪ホイール(車輪)11に設けた回転付勢
部10aに当接する回転伝達部5bにより同期して回転
する。磁気検出部(回転検出部)3は円筒部5aの回転
に伴う磁極の変化を検出する。回転伝達部5bと回転付
勢部10aと当接する部分で、回転体5に突出部5eを
設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイや自転
車等の2輪車のフロントホイールのハブに取り付けら
れ、前記2輪車の車輪の回転数をスピードメータ等の指
示計器へ伝達するための回転検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回転検出装置は、特開平2−26
4817号公報に開示されるものがある。このような回
転検出装置は、2輪車用(例えば、オートバイ)の回転
検出装置として用いる場合、被検出体を検出するための
検出面を有する略円筒形状の樹脂ケースに、回路基板に
実装した磁気検出素子(ホールIC)とマグネットと
が、前記検出面に沿うように配設され、前記回路基板、
前記磁気検出素子及び前記マグネットをエポキシ等から
なる封止部材により封止してなるものであり、この回転
検出装置をミッションケースやスプロケットカバーに取
り付け、被検出体として、その内部で回転するミッショ
ンギアやスプロケットの歯先等を検出するものが一般的
である。
【0003】このような回転検出装置を用いて、ミッシ
ョンギアやスプロケットの歯先等を被検出体として検出
する場合、前記被検出体には多少のクリアランスが存在
するため、車両(2輪車)のボディ剛性や排気量等から
前記被検出体に振動が生じ、前記被検出体と前記回転検
出装置との検出位置ギャップが変動してしまうことか
ら、前記回転検出装置に磁気の変化が生じ検出ノイズと
なり、この回転検出装置から出力される出力データに応
じて、例えばスピード表示する指示計器の誤動作の原因
につながると言った問題点を有していた。
【0004】そこで本願出願人は、前記問題点に着目
し、特開平9−229714号公報に開示するように、
2輪車の前輪のハブに装着する電気式の回転検出装置を
提案している。この回転検出装置は、樹脂製ハウジング
に2輪車の車軸(前輪車軸)が挿通する挿通部を備え、
前記挿通部に前記車軸に装着される車輪に同期して回転
する複数の磁極を有する回転体を装着し、前記回転体の
回転を前記ハウジング内に収納されるホールIC等から
なる磁気検出部によって検出するものであり、前記被検
出体の振動による検出ノイズの影響を受けることがな
く、正確な回転検出が得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2輪車に適用
される回転検出装置のコストの低減が要求される近年で
は、磁気検出部をホールIC等の磁気検出素子からリー
ドスイッチ等の安価な磁気反応素子へと変更される傾向
にある。しかしながら前記磁気反応素子を用いた磁気検
出手段は、その特性及び構造上からホールIC等を用い
た磁気検出部に比べ耐振動性能が劣ってしまうといった
問題点を有している。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に着目し、安
価な磁気反応素子を磁気検出部に用いた場合であって
も、耐振動性能に優れる回転検出装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、一端がホイールのハブに配設されるベアリ
ングと当接するとともに、前記ベアリングを貫通する車
軸が挿通される筒状の挿通部を備えるハウジングと、前
記挿通部が挿通される円筒部を備えるとともに、前記ハ
ブに設けられる回転付勢部に当接することで前記ホイー
ルの回転を前記円筒部に伝達する回転伝達部を備える回
転体と、前記ハウジングに配設され、前記回転体の回転
を検出する回転検出部と、前記回転伝達部の前記回転付
勢部との当接部分に設けられ、両部材間の接触面積を小
さく保つ接触部とを備えてなるものである。
【0008】また、前記接触部は、回転付勢部の平坦面
と接する突出部を設けたものである。
【0009】また、前記接触部は、回転付勢部に設けた
突出部と接する平坦面からなるものである。
【0010】また、前記回転体は、磁性材料からなり複
数の磁極を前記円筒部に設けたことものである。
【0011】また、前記回転検出部がリードスイッチで
ある。
【0012】また、前記回転体は、複数の凹凸部を前記
円筒部の外面に設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明の
実施形態を説明する。図1〜図5において、回転検出装
置Aは、ハウジング1と、回路基板2と、磁気検出部
(回転検出部)3と、スペーサ4と、回転体5と、シー
ル部材6と、配線コード7とから構成されている。
【0014】ハウジング1は、ポリブチレンテレフタレ
ートやナイロン等の樹脂材料から構成されている。この
ハウジング1の略中央には、後述する車軸が挿通される
金属材料からなる円筒状の挿通部1aがインサート成形
され、この挿通部1aの外方には、後で詳述する回転体
5を挿通部1aの外周に対し回転自在に配設するための
収納空間1bが形成されている。また、収納空間1bに
おける挿通部1aに装着された後で詳述する回転体5が
配設される箇所の周縁には、回転体5を取り巻く壁部1
cが形成されており、この壁部1cと挿通部1aに嵌め
込まれる回転体5との間に、グリス等からなる潤滑剤8
が塗布される。また、壁部1cの所定箇所には、回転体
5の円筒部に近接する回転検出面1dが設けられてい
る。
【0015】またハウジング1には、後で詳述する回路
基板2及び回転検出部である磁気検出部3を収納し、回
路基板2を案内支持する図示しない案内溝を有する収納
部1eが形成されており、この収納部1eの前記案内溝
に沿わせて回路基板2を収納することで、磁気検出部3
が磁気検出面1dに対向配設される。また、ハウジング
1の開放端(図2中のハウジング1の下側)には、後で
詳述するシール部材6を圧入保持するための載置部1f
が形成されている。
【0016】回路基板2は、紙フェノールやガラスエポ
キシ等の絶縁材料からなり図示しない配線パターンが形
成されており、この配線パターンの所定箇所に形成され
る図示しないランド部と磁気検出部3及び配線コード7
とが半田により電気的に固定されている。かかる回路基
板2は、磁気検出部3がハウジング1に形成される回転
検出面1dの位置に対応するように収納部1eに配設さ
れた後、収納部1e内にエポキシ等からなる封止部材9
を充填することで収納部1e内にて固定配置される。
【0017】磁気検出部3は、例えばリードスイッチか
ら構成され磁極の変化を検出する磁気反応素子からな
る。
【0018】スペーサ4は、ハウジング1の挿通部1a
が挿通される孔部4aを有し、SK,SUM及びSS等
の金属材料からなる磁性部材である。スペーサ4は、環
状の板状部材であり、本実施形態では、ハウジング1の
底面1gにインサート成形され、底面1gにおいて挿通
部1aを取り囲むように配設される。
【0019】回転体5は、ハウジング1の挿通部1aに
嵌め込まれ挿通部1aの外周に対し回転可能な円筒部5
aと、図4で示す前輪ホイール11のハブ10の回転付
勢部10aに当接し、前輪ホイール11の回転を円筒部
5aに伝達する回転伝達部5bとが備えられ、この円筒
部5a及び回転伝達部5bは、磁性材料からなり、例え
ば、異方性材料や等方性材料のプラスチックマグネット
によって一体に形成されている。つまり、円筒部5aに
設けられた孔部5cを挿通部1aが貫通し、挿通部1a
に対して回転体5が回転可能に設けられている。尚、回
転体5における円筒部5aには、例えば4極着磁(80
0〜600gauss)が施され、円筒部5aの回転に伴う
磁極の変化を磁気検出部3によって検出可能なものとし
ている。
【0020】また、回転体5のベアリング12における
インナーホイール12aとの対向箇所にインナーホイー
ル12aに当接可能な凸状部5dを備えている。この凸
状部5dは、インナーホイール12aとの対向箇所で、
挿通部1aが挿通される孔部5cの周縁に部分的に4つ
設けられている。
【0021】また、回転体5は、ハウジング1の挿通部
1aに円筒部5aを填め込んだ際に、凸状部5dの配設
位置が挿通部1aの端部から微少距離Lを確保した状態
になるようにハウジング1内に配設される。
【0022】また、回転体5は回転伝達部5bのハブ1
0の回転付勢部10a(回転伝達部5bに当接し前輪ホ
イール11の回転を回転伝達部5bに伝達するもの)と
の対向箇所に当接する突出部5eを備えている。この突
出部5eは本実施形態では半球形状であり、回転付勢部
10aと点接触するものである。なお、この突出部5e
の形状は、この実施形態に限定されるものではなく、前
記回転付勢部と線接触しても良く、接触面積を小さく保
つ形状であれば良い。
【0023】シール部材6は、ニトリルやシリコン系等
の弾性部材からなるもので、薄型の円筒形状からなる。
シール部材6は、断面形状が略V字形状からなる溝部6
aが全周に渡って形成されており、この溝部6aから外
方の肉厚部分には、断面形状が略L字形状の金属材料か
らなる保持部材6bがインサート成形されている。かか
るシール部材6は、外径がハウジング1の載置部1fに
おける周壁の内径に対しやや径大となるように形成され
ることで、ハウジング1の載置部1fに圧入されること
により保持されることとなる。
【0024】配線コード7は、磁気検出部3からの出力
信号を回路基板2を介して外部に伝達するものであり、
配線コード7の末端には、他の機器と接続するためのコ
ネクタ部7aが設けられている。
【0025】以上により回転検出装置Aが構成される。
次に、この回転検出装置Aが取り付けられる2輪車の構
成について説明する。
【0026】10はオートバイ等の前輪ホイール(車
輪)11のハブ、10aは回転体5の回転伝達部5bに
前輪ホイール11に回転を伝達するための回転付勢部で
ある係止爪、12はハブ10に設けられる凹部10bに
圧入配置されるとともに、インナーホイール12aとア
ウターホイール12bとを備え、アウターホイール12
bがインナーホイール12aに対しボール12cを介し
て回転するベアリングである。上記各部の構成によっ
て、前輪ホイール11は、ベアリング12のインナーホ
イール12aによって車軸13に取り付けられるととも
に、アウターホイール12bによって車軸13に対し回
転可能に配設される。
【0027】次に、図4を用いて回転検出装置Aの2輪
車への取り付けについて説明する。上記構成の前輪ホイ
ール11に取り付けられる回転検出装置Aは、車軸13
をハウジング1の挿通部1aに挿通させるとともに、回
転体5に設けられる回転伝達部5bを、ハブ10に形成
された回転付勢部10aの側面10cに当接させ、ハウ
ジング1の挿通部1aをベアリング12のインナーホイ
ール12aに当接させるようにハブ10に填め込むこと
によって、フロントフォーク14と前輪ホイール11と
の間に装着され、前輪ホイール11の回転に伴って回転
体5が回転可能となる。
【0028】かかる回転検出装置Aは、磁性部材である
スペーサ4をハウジング1の底面1gに配設したもので
あり、回転体5の着磁が施された円筒部5aが磁性体か
らなるスペーサ4の存在によって底部1gに密着状態に
て保持されることになる。よって、磁気検出部3は、特
に車両が停止状態の時にアイドリング状態のエンジンや
外部要因等から受ける振動が回転体5に伝達(回転伝達
部5bを介して伝達)した場合であっても、回転体5は
スペーサ4に密着状態にて保持されることから、回転体
5の振動が抑制されることになり、磁気検出における誤
検出を防止することが可能となる。
【0029】このことは、ベアリング12のインナーホ
イール12aとアウターホイール12bとで回転体5に
伝達される振動形態が異なることから、磁気検出部5に
よる誤検出を防止する上で重要なものとなる。
【0030】これは図4で示すように、ベアリング12
のインナーホイール12aは車軸13を介して、図中右
側から、ハウジング1(挿通部1a)、インナーホイー
ル12a、前輪ホイール11のハブ10内の筒体11
a、中間の筒体15をフロントフォーク14で、はさみ
付けた状態で固定されており、磁気検出部3を備えたハ
ウジング1とインナーホイール12aとは、振動した場
合でも同一の振動となる。対して、ベアリング12のア
ウターホイール12bは、前輪ホイール11のハブ10
に固定されており、前輪ホイール11とアウターホイー
ル12bとは、振動した場合でも同一の振動となる。こ
のインナーホイール12aとアウターホイール12bと
は、ボール12cを介しているために、振動が均一に伝
わらない。よって、車軸13に挿通部1aを介し取り付
られる回転検出装置Aの振動形態と、ベアリング12の
アウターホイール12bは、前輪ホイール11に装着さ
れるタイヤから伝達される振動形態とは異なるものであ
って、回転検出部である磁気検出部3と異なる振動形態
であるアウターホイール12bに回転体5を接触させる
と、振動形態が異なり誤検出を起こしてしまう虞があっ
た。そこで、回転検出部である磁気検出部3と同一の振
動形態であるインナーホイール12bに回転体5を接触
させると、振動形態が同一となり誤検出を防止できるも
のとなる。
【0031】また、仮に過度の振動により、回転体5の
ハウジング1の底面1gへの密着状態がなくなり、回転
体5がベアリング12方向に移動した場合でも、回転体
5に形成した凸状部5dにより、回転体5はベアリング
12のインナーホイール12aに当接し、アウターホイ
ール12bに当接しない状態を維持することが可能とな
る。このことは、ベアリング12のインナーホイール1
2aとアウターホイール12bとで回転体5に伝達され
る振動形態が異なることから、磁気検出部5による誤検
出を防止する上で重要なものとなる。
【0032】また、回転体5の回転伝達部5bと回転付
勢部10aとの当接する部分に突出部10cを設けたこ
とにより、回転伝達部5bと回転付勢部10aとの接触
面積を少なくすることができ、車両が停止状態の時にア
イドリング状態のエンジンや外部要因等から受ける振動
が回転体5に伝達(回転伝達部5bを介して伝達)した
場合であっても、回転体5はスペーサ4に密着状態にて
保持される、かつ回転体5における回転伝達部5bが回
転付勢部10aに接触する場合でも突出部5eの存在に
よって両部材間の接触面積を小さく保つことが可能であ
るため、前記振動の伝達が抑制されることになるため、
磁気検出における誤検出を防止することが可能となる。
【0033】これは、ハウジング1内に設けた潤滑剤8
が、車両を使用することで回転体5が回転してハウジン
グ1とシール部材6とで密閉された空間内に飛び散り、
回転伝達部5bと回転付勢部10aとの当接する部分に
も潤滑剤8が入り込む。この場合に、回転伝達部5bと
回転付勢部10aとの当接する部分が面接触していた場
合、潤滑剤8が回転伝達部5bと回転付勢部10aとを
貼り付けた状態となり、振動などにより、回転付勢部1
0aが回転伝達部5bから離れようとしても容易に離れ
ない状態となり、ひいては、回転体5を動かしてしま
い、回転検出装置Aの検出ノイズとしてあらわれてしま
う。
【0034】これに対して、本実施形態を採用すること
により、回転伝達部5bと回転付勢部10aとの当接す
る部分にも潤滑剤8が入り込んだとしても、回転伝達部
5bと回転付勢部10aとの当接する部分が点接触であ
るので、潤滑剤8が回転伝達部5bと回転付勢部10a
とが貼り付けた状態とはならず、振動などにより、回転
付勢部10aが回転伝達部5bから離れようとしても容
易に離れ、回転体5を動かすことなく、回転検出装置A
の検出ノイズの発生を抑制することができる。
【0035】なお、本実施形態では、突出部5eの形状
は半球形状であったが、この形態に限定されるものでは
なく、回転伝達部5bと回転付勢部10aとの当接する
部分の接触面積を少なくする形状であれば、どのような
形状でもよい。例えば、線接触するように、壁のような
形状でも良い。また、その断面が球形状に限定されるも
のではなく、断面が2直線の交わった角度を備えた形状
でも良い。
【0036】また、ハブ10の回転付勢部10aに突出
部を備える場合には、回転伝達部5bの接触箇所は平坦
面であっても良い。
【0037】また、突出部5eをプラスチックマグネッ
トからなる回転体5に設けたことにより、突出部5eを
安価に容易に形成することができ、コストを削減するこ
とも可能である。
【0038】また、回転付勢部の形状も、本実施形態の
回転付勢部10aに限定されるものではなく、切り欠き
部を形成し、ここに回転伝達部5bを位置させるように
したものでよい。
【0039】磁気検出における誤検出は、磁気検出部3
をリードスイッチから構成し、かつ円筒部5aに施され
た着磁領域が、ハウジング1の磁気検出面1dにおい
て、切り替わりポイントに位置している場合に顕著に現
れるものであるが、ハブ10による回転体5の連れ周り
を抑制できるため、前記リードスイッチを用いた安価な
磁気検出部を用いる場合であっても良好な回転検出を可
能とする回転検出装置Aを構成することができる。
【0040】尚、本発明の実施形態では、スペーサ4を
ハウジング1の底面1gにインサート成形によって配設
するものであったが、本発明は、ハウジング1の底面1
gにスペーサ4を接着剤等によって配設固定するもので
あっても良い。
【0041】次に、図6を用いて本発明の他の実施形態
について説明するが、前述した実施形態と同一もしくは
相当箇所には同一符号を付してその詳細な説明は省く。
【0042】図6に示す回転検出装置Aにおいて、前述
した実施形態と比べ異なる点は、磁性部材からなるスペ
ーサ4を配設することなく、回転体5をハウジング1の
底面1gに密着状態にて保持する点にある。
【0043】即ち、回転検出装置Aは、ハウジング1に
設けられる挿通部1aを、例えば前記実施形態のスペー
サ4と同材料(SK,SUM及びSS等の金属製材料)
から構成するとともに、この挿通部1aに、ハウジング
1の底面1g部分において回転体5の円筒部5aと当接
する当接部(磁性部材)1hを設けることで、前述した
実施形態と同様に回転体5の円筒部5aをハウジング1
の底面1g側に密着状態で保持するものである。
【0044】かかる回転検出装置Aは、挿通部1aと一
体に設けられ、ハウジング1の底面1gから露出する当
接部1hによって、前述したスペーサ4を配設する場合
と同等な効果が得られるものとなる。また、挿通部1a
と一体に磁性部材である当接部1hを構成することによ
り、部品点数の削減となり、回転検出装置Aの製造コス
トの低減を可能とする。
【0045】また、前記実施形態においては、回転体5
はハウジング1の底部1側に引っ張られるかたちとな
り、インナーホイール12aに接触することは稀であっ
たが、前記実施形態のスペーサ4を波形座金とし、回転
体5をベアリング12方向へ押しつけるようにしたもの
に、本発明を適用しても良い。この場合も、回転体5
は、凸状部5dによってインナーホイール12aに当接
し、回転体5の振動を抑制できるため、前記リードスイ
ッチを用いた安価な磁気検出部を用いる場合であっても
良好な回転検出を可能とする回転検出装置Aを構成する
ことができる。
【0046】また、本発明の実施形態では、円筒部5a
と回転伝達部5bとをプラスチップマグネットを用いて
一体に備える回転体5を用いて説明したが、本発明にお
ける回転体は、複数の磁極を有する円筒部5aと、この
円筒部5aに車輪の回転を伝達する回転伝達部5bを別
体に備えたものであっても良い。
【0047】尚、前記各本発明の実施形態では、回転体
5として、複数の磁極を有する円筒部5aと前輪ホイー
ル10の回転を円筒部5aに伝達する回転伝達部5bと
をプラスチックマグネットによって一体に備える構成の
ものが用いられているが、本発明にあっては、挿通部に
装着される回転体の円筒部の外周(外面)に凹凸部を備
え(ギア構造)、この凹凸部に回転伝達部を介して前輪
ホイールの回転を伝達し、回転する前記凹凸部を磁石と
ホールICとから主に構成される磁気検出部によって検
出する本願出願人が先に出願した特願平11−5485
0号に基づく回転検出装置の構造においても有効なもの
となる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、初期の目的を達成することが
でき、リードスイッチ等の安価な磁気反応素子を磁気検
出部として用いた場合であっても、耐振動性能に優れる
回転検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の回転検出装置を示す分解斜
視図。
【図2】同実施形態の回転検出装置の要部断面図。
【図3】同実施形態のハウジングの平面図。
【図4】同実施形態の回転検出装置の取り付け状態を示
す図。
【図5】同実施形態の回転体とハブとの関係を示す図。
【図6】本発明の他の実施形態の回転検出装置を示す要
部断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 挿通部 3 磁気検出部(回転検出部) 5 回転体 5a 円筒部 5b 回転伝達部 5e 突出部 10 ハブ 10a 回転付勢部(係止爪) 11 前輪ホイール(車輪) 12 ベアリング 13 車軸 A 回転検出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がホイールのハブに配設されるベア
    リングと当接するとともに、前記ベアリングを貫通する
    車軸が挿通される筒状の挿通部を備えるハウジングと、
    前記挿通部が挿通される円筒部を備えるとともに、前記
    ハブに設けられる回転付勢部に当接することで前記ホイ
    ールの回転を前記円筒部に伝達する回転伝達部を備える
    回転体と、前記ハウジングに配設され、前記回転体の回
    転を検出する回転検出部と、前記回転伝達部の前記回転
    付勢部との当接部分に設けられ、両部材間の接触面積を
    小さく保つ接触部とを備えてなることを特徴とする回転
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記接触部は、回転付勢部の平坦面と接
    する突出部を設けたことを特徴とする請求項1記載の回
    転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部は、回転付勢部に設けた突出
    部と接する平坦面からなることを特徴とする請求項1記
    載の回転検出装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体は、磁性材料からなり複数の
    磁極を前記円筒部に設けたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれかに記載の回転検出装置。
  5. 【請求項5】 前記回転検出部がリードスイッチである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記
    載の回転検出装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体は、複数の凹凸部を前記円筒
    部の外面に設けたことを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれかに記載の回転検出装置。
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