JP2002168535A - 油を含まないガスを供給するフェイルセーフ油潤滑式ヘリウムコンプレッサ - Google Patents

油を含まないガスを供給するフェイルセーフ油潤滑式ヘリウムコンプレッサ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油を含まないヘリウムガスが供給されるフェ
イルセーフの油潤滑式ヘリウムコンプレッサ 【解決手段】 油潤滑式ヘリウムコンプレッサユニット
において、吸着器は、システムが停止する前にコンプレ
ッサから吸着器に移送されるすべての油を吸着器によっ
て保持することができる。コンプレッサ自体は、油がコ
ンプレッサユニットの外部に移送される前に、保護スイ
ッチのために停止するか、あるいは油の不足のために焼
き付く。ユニットおよびそれに連結された冷蔵システム
は、吸着器に移送できる油の限界に達したためにコンプ
レッサが停止する前に、選択された設計寿命よりも長い
間動作することができる。吸着器は、システムの寿命の
間にコンプレッサから出る油と同じ量に、少なくとも2
5%の安全マージンを加えた量を保持することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、全般的には、低温冷蔵システ
ムに使用するヘリウムコンプレッサユニットに関し、特
に、ユニットのより長い寿命の間、油を含まない加圧さ
れたヘリウムガスが供給される点でフェイルセーフの油
潤滑式ヘリウムコンプレッサに関する。油潤滑式空気調
和コンプレッサは、GM型低温冷蔵庫への加圧されたヘ
リウムの供給に関する標準になっている。このような比
較的廉価であるが信頼できるコンプレッサを使用できる
のは、数年にわたってGM型冷蔵システムの低温膨張器
への油の進入を確実に防止する油分離器および吸着器の
開発による。
【0002】現在の所、GM冷蔵庫製造業者は、吸着器
を10,000時間から30,000時間の間隔で交換
することを推奨している。この時間間隔は、油潤滑式コ
ンプレッサから高圧ガス排出を受ける油分離器から油が
持ち越される率に依存する。分離器からの冷媒ガス内の
油キャリオーバは吸着器に向かう。油を保持する吸着器
の容量と、ユーザが吸着器を交換する前に許容する危険
の程度とによって、障害のない時間間隔が決定される。
吸着器からの油キャリオーバは、冷媒ガスに同伴する油
がシステムの低温側に入り、この油がGM型膨張器の性
能に悪影響を及ぼす可能性がある。油がGM冷蔵ユニッ
トの低温側に入った後で油を除去するための費用はかな
り高額である。
【0003】油のキャリオーバの危険を回避するため
に、製造業者およびユーザは、吸着器の寿命を予測する
際の適切な不確実性マージンについて慎重に考慮する傾
向がある。コンプレッサ製造業者も、十分な油を保持す
るようにコンプレッサの油だめを慎重に設計しているの
で、軸受から油がなくなり軸受が焼付けの危険にさらさ
れる前にコンプレッサからかなりの量の油をなくすこと
になる。
【0004】本発明の譲受人によって製造されたコンプ
レッサユニットのデータ分析を行ったところ、ヘリウム
ガスを使用する低温システム用のこのようなコンプレッ
サユニットは、吸着器が物理的に保持できる油の2倍か
ら3倍の量の油を通常保持することがわかった。したが
って、吸着器に油が満たされる前にコンプレッサの動作
を停止するプログラムがないかぎり、吸着器から、連結
されたシステムの冷却側への油のキャリオーバには本質
的な危険が存在する。周囲温度の変化によるコンプレッ
サの油レベルの変動は小さいものであるが、それにもか
かわらず、コンプレッサに油を充填する際に、この変動
について考慮しておく必要がある場合がある。
【0005】油は通常、吸着器の交換回数が3回または
4回になったときにコンプレッサに追加される。この油
の追加は、吸着器によって除去される油を補うものであ
る。しかし、コンプレッサに追加する油の量の判定には
かなりの不確実性が伴い、コンプレッサに過度の量の油
が充填される場合もある。
【0006】油分離器の設計に対する最近の改良によ
り、吸着器への油キャリオーバ率は、約6KWの電力を
使用する毎分10立方フィートのヘリウムコンプレッサ
の場合、毎年20g未満になっている。このコンプレッ
サの油だめは約1500gの油を保持する。したがっ
て、軸受が焼き付くほど油を失うには約75年(150
0÷2)かかる。合理的なサイズの吸着器は約500g
の油を保持することができるので、吸着器をシステムの
通常の10年の寿命にわたって使用し続けることを推奨
することが合理的である。稼動が10年を超える場合、
吸着器を交換することが一般に推奨されるが、1500
gの油から開始する際、実際には油を追加する必要はな
い。あらゆることが過剰に行われることにより、障害
(吸着器から油が持ち越される)が回避されるという意
味はある。
【0007】吸着器のサイズに基づく10年の交換間隔
とすることによって、従来の補修コストが削減される
が、油分離器または油戻り循環路に障害が起こった場合
に油が持ち越される可能性はなくならない。吸着器が、
システムが停止する前にコンプレッサから出るすべての
油を保持し、かつ油分離器で障害が起こったときに存在
するかも知れない高い率で油が吸着器に入るときにすべ
ての油を保持することができる場合、分離器の障害にも
かかわらず、吸着器からの油キャリオーバの可能性は存
在しない。上述の数値例で使用されている従来型のコン
プレッサの油同伴率は、毎時120g程度になるであろ
う。したがって、吸着器は、低温側へのキャリオーバな
しに、この例ではこの率(毎時120g)で油を収集で
きなければならない。
【0008】所望の寿命に対して十分であるが、通常の
キャリオーバが吸着器の容量を超えないように制限さ
れ、油分離器に障害が起こった場合に膨張器に油をキャ
リオーバしないようにする油の充填量で、より長い寿命
の間動作する油潤滑式ヘリウムコンプレッサが必要であ
る。
【0009】
【発明の概要】全般的には、本発明によれば、圧縮され
たヘリウムを油を含まない状態で供給する、より長い寿
命を有するフェイルセーフ油潤滑式ヘリウムコンプレッ
サユニットが提供される。
【0010】本発明による油潤滑式ヘリウムコンプレッ
サユニットにおいて、吸着器は、システムが停止する前
にコンプレッサから吸着器に移送されるすべての油を吸
着器によって保持することができる。このユニットか
ら、たとえばGM型冷蔵システムの膨張器に油が移送さ
れることはなく、あるいは油を移送することはできな
い。したがって、コンプレッサ自体は、油がコンプレッ
サユニットの外部に移送される前に、保護スイッチのた
めに停止するか、あるいは場合によっては油の不足のた
めに焼き付く。各構成要素は、通常の環境において、吸
着器に移送できる油の限界に達したためにコンプレッサ
が停止する前に、ユニットおよびそれに連結された冷蔵
システムが、選択された設計寿命、たとえば10年を超
える期間にわたって動作できるようなサイズにされてい
る。
【0011】各構成要素のサイズを決定し各構成要素を
装填する際に安全率を考慮しなければならないことを認
識した場合、コンプレッサシステムが停止する前に所定
の寿命の間動作する能力は以下のように解釈することが
できる。
【0012】(a)吸着器は、システムの寿命の間にコ
ンプレッサから出る油と同じ量に、少なくとも約25%
の安全マージンを加えた量を保持するようなサイズにさ
れる。
【0013】(b)油分離器またはコンプレッサ油戻り
機構に障害が起こった場合、吸着器は、障害の起こった
油分離器から油が出る際の最高流出率、たとえば、コン
プレッサから油が出るのと同じ率で流入する油を保持す
る。言い換えれば、吸着器から何らキャリオーバするこ
となく、コンプレッサの停止で動作が終わる。
【0014】(c)寿命がx年である場合、油分離器
は、毎年通常の動作の下で、100/x%未満の油がコ
ンプレッサから吸着器に移送されるように効率よく有効
に動作する。また、このような条件下でx年の稼動期間
にわたってコンプレッサから吸着器に移送できる十分な
量の油が最初に存在しなければならない。言い換えれ
ば、寿命が10年である場合、各年に、10%未満の油
がコンプレッサから「失われ」、吸着器によって保持さ
れる。
【0015】(d)吸着器は、x年の期間にわたって補
修を必要としない。したがって、分離器と吸着器を単一
の容器において組み合わせることができる。
【0016】したがって、本発明の目的は、油潤滑式コ
ンプレッサユニットの意図された寿命の間コンプレッサ
の予想される正味油出力全体を保持することのできる吸
着器を有する改良された油潤滑式コンプレッサユニット
を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、油が吸着器に入る際
の最高流入率以上の率で油を吸収することのできる吸着
器を有する改良された油潤滑式コンプレッサユニットを
提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、ユニットに結合され
た冷蔵システムへの油のキャリオーバによる障害の危険
なしに少なくとも10年間動作することのできる改良さ
れた油潤滑式コンプレッサユニットを提供することであ
る。
【0019】本発明の他の目的は、コンプレッサから汲
み出され、吸着器によって保持することのできるすべて
の潤滑油を含むことのできる吸着器を有する改良された
油潤滑式コンプレッサユニットを提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、従来技術のユニット
よりも経済的に製造できる改良された油潤滑式コンプレ
ッサユニットを提供することである。
【0021】本発明の他の目的および利点は本明細書か
ら明らかになろう。
【0022】したがって、本発明は、いくつかのステッ
プと、このようなステップのうちの1つまたは複数の、
他の各ステップとの関係と、このようなステップを実施
するようになされた構造の特徴、各要素の組合せ、およ
び各部品の配置を実現する装置とを含む。これらはすべ
て、以下の詳細な開示で例示されており、本発明の範囲
は特許請求の範囲に示されている。
【0023】本発明をより完全に理解するには、添付の
図面に関連して以下の詳細な説明を参照されたい。
【0024】
【好ましい実施形態の説明】図1を参照するとわかるよ
うに、本発明による油潤滑式ヘリウムコンプレッサユニ
ット10は、モータ14によって駆動されコンプレッサ
ハウジング16に含まれるコンプレッサ12を備えてい
る。冷却コイル18をコンプレッサハウジング16の周
りに熱伝導関係に巻いて、冷却剤、たとえば水を冷却コ
イルに循環させ、コンプレッサモータからの熱を逃が
す。
【0025】コンプレッサ12からの排出配管20は、
冷却コイル18と熱伝導関係にある後置冷却器コイル2
2に高圧ガスを移送する。戻り配管または吸入配管24
は、公知の方法でコンプレッサ12に低圧ガスを移送す
る。
【0026】ハウジング16の底部にある油だめ内の油
26のプールは、コンプレッサの動作中にコンプレッサ
12の潤滑油入口29に油が供給されるような液位であ
る。油だめ内の高圧の油は、油冷却ループ39の入口3
7に流入する。油は、冷却剤、たとえば水が循環されて
いる冷却循環路18と熱接触しながら流れる。油は、計
量オリフィス35を通って低圧ガス戻り配管24に戻
る。
【0027】油26はコンプレッサを潤滑するが、一部
の油は排出配管20内の圧縮ガス、一般にはヘリウムと
共にキャリオーバ(持越し)される。圧縮ガスが負荷を
冷却する際に使用できるように冷蔵庫(図示せず)に供
給される前にこのキャリオーバ油をなくす必要がある。
【0028】この目的のために、後置冷却器22から出
た油およびガスは、頂部近傍の油分離器28に入る。油
は、本発明の新規の部分ではなく、したがって、本明細
書で詳しく説明することのない公知の技法によって分離
器内で圧縮ガスから分離される。油分離器28内で分離
された油は、配管30によって分離器から出て、コンプ
レッサ吸入配管24に入る。ガスと油の混合物は圧縮さ
れ、コンプレッサハウジングに排出され、そこで大部分
の油がガスから分離され油だめ内に収集される。それに
よって、油はコンプレッサ油だめに再循環される。
【0029】しかし、圧縮ガスと共に油分離器に入った
油のうちの僅かな部分が圧縮ガス中にあって配管32を
介して油分離器28から出る。これがコンプレッサから
の正味流出量である。このガス/油混合物は、圧縮ガス
からすべての油を除去しその油を保持するようなサイズ
の吸着器34に入る。したがって、油を含まない圧縮ガ
ス(ヘリウム)が、冷蔵庫と連結された吸着器34の排
出配管36によって吸着器34から出る。ガスは、冷蔵
庫内で冷却のために使用された後、低下した圧力で吸入
配管24を通してコンプレッサに戻る。完全な冷蔵シス
テム、たとえばGM型冷蔵庫は、本出願には示されてい
ないが、本発明の新規の部分ではない。
【0030】図2は、吸着器34’と油分離器28’
が、図1の個別の要素28、34の性能を併せ持つ一体
化ユニット38であることを除いて、図1の実施形態と
ほぼ同様な本発明による油潤滑式ヘリウムコンプレッサ
の代替実施形態を示している。図1の相互に連結する油
/ガス配管32は、一体化ユニット38の内部構造の一
部(図示せず)である。
【0031】吸着器34’は補修なしでシステムの意図
された寿命の間動作するようなサイズであるので、2つ
の機能を単一のハウジングにおいて一体化することが可
能である。この結果、複雑さ、サイズ、コストが低減さ
れる。
【0032】図3は、排出配管20を介したコンプレッ
サ12からのガス/油の排出が、ファン42によって冷
却される熱交換器40によって空冷される、本発明によ
る油潤滑式ヘリウムコンプレッサの他の代替実施形態で
ある。コンプレッサ12は、コンプレッサハウジング1
6から延びておりファンからの強制対流に依存するフィ
ン44によって冷却される。その他の点で、ユニット1
0”は図2の実施形態と同様である。
【0033】図4は、油が所定の液位に存在することを
検知するために吸着器に油液位検知スイッチ50が埋め
込まれている、本発明による油潤滑式ヘリウムコンプレ
ッサの他の代替実施形態である。「Ba」として指定さ
れたある量の油がコンプレッサから吸着器に移送された
場合にコンプレッサを停止するためにコンプレッサ制御
回路にセンサ50が接続されている。吸着器は、油が吸
着器から出ることのないように「C」として指定された
追加量の油を安全マージンとして保持するように構成さ
れている。
【0034】図5(a)、(b)は、ヘリウムを室温で
100psigから320psig(0.8Mpaから
2.3Mpa)に圧縮する排気量が10cfm(283
L/m)である油潤滑式スクロールコンプレッサによっ
て得られた実験データのグラフである。同伴する油を含
む高圧ヘリウムは、コンプレッサから水冷後置冷却器を
通り、次に図1に示されている構成と同様な油分離器お
よび吸着器を通って流れる。この試験の場合、油分離器
からの油戻り配管30に遮断弁が追加されており、主吸
着器の下流側に小形の二次吸着器(図示せず)を設置し
た。油分離器28は、油液位を測定できるように外側に
取り付けられたサイトチューブを有している。主吸着器
と二次吸着器は共にセルフシール継手に接続され、取り
外して計量することができるようにした。以前の試験で
は、このような動作圧油が約110g/時の率でコンプ
レッサから分離器に移送されることが示された。
【0035】時間0で、油戻り弁を閉じ、30分間隔で
コンプレッサを停止させ、両方の吸着器を計量した。主
吸着器34の重量と時間との関係は図5(a)にプロッ
トされており、二次吸着器の重量と時間との関係は図5
(b)にプロットされている。図5(a)を参照すると
わかるように、8時間の間、分離器28から吸着器34
に測定可能な油の移送が行われることはなかった。約8
80gの油が油分離器28の底部に収集され、垂直に向
けられたカートリッジ型の分離器要素のほぼ中央に上昇
した。次の5時間の間、油は100g/時を超える率で
吸着器34に蓄積され、分離器28内の油液位は一定の
ままであった。
【0036】図5(b)を参照すると、測定可能な限界
内では、12.5時間と13時間の間のあるときまで吸
着器から油が出ることがないことがわかる。吸着器34
によって保持される油の量、440gは、飽和されてい
るすべての内側吸着器層に基づく計算上の設計値に近
い。この層内のガス速度は約50ft/分(0.25m
/秒)である。約12.5時間で吸着器34から出る乾
性のガスから吸着器の設計容量での湿性のガスへの鋭い
遷移は、吸着器に入ることのできる油の最大量を吸着器
の容量の80%に制限する設計によって非常に良好な安
全マージンがもたらされることを示している。
【0037】本発明の目標を満たし、すなわち、補修を
必要とせず障害の恐れのないより長い寿命を実現するに
は、ある要件を満たさなければならない。この場合の
「障害」が、ヘリウムコンプレッサユニット10の意図
された動作寿命全体にわたって排出配管36で圧縮ガス
と共に吸着器34から出る油のキャリオーバを表すこと
を理解されたい。本出願では、障害には、モータ/コン
プレッサの機械的または電気的障害も、油分離器が圧縮
ガスから油を適切に分離することに失敗することも含ま
れない。前述のように、障害は、圧縮ガスと共に吸着器
34から出る油のキャリオーバである。このような障害
によって、下流側冷却システムにかなりの損害が生じ
る。
【0038】図において、「A」で示されている最低油
液位は、コンプレッサが停止しないようにするためにコ
ンプレッサハウジング内で必要とされる油の量である。
停止は、a)油液位スイッチ、b)油が冷却循環路37
の入口よりも低くなり、過熱により停止が起こるか、あ
るいは油の循環の欠如を検知するスイッチ、c)油液位
が循環ポンプ入口29よりも低くなり、軸受が焼き付
く、ことなどいくつかの異なる要因で起こる。初期油液
位は、「Bc」として指定された最低油液位を超える油
の量を表す。動作中のコンプレッサ内の実際の油液位
は、排出配管20を介してハウジングから出る油と吸入
配管24を介してハウジングに戻る油との差(正味流出
量)の結果として、初期油液位から最低油液位に向かっ
て降下する。
【0039】したがって、初期液位から最低油液位への
油液位の降下は、油/ガス配管32を介して油分離器2
8から出て吸着器34に入る油の量に対応する。吸着器
34において、油が保持され、同時に、油を含まない高
圧のガスがガス排出配管36によって流出する。
【0040】吸着器34は、最低油液位、すなわち量
「Bc」よりも高い立上げ時のコンプレッサハウジング
16内の油の量を完全に吸着器34に含めることができ
るようなサイズにすることができる。したがって、適切
なサイズにされた吸着器34では、それに連結された冷
蔵システムに配管36を介して油がキャリオーバ(持ち
越し)されることがなくなる。コンプレッサは、連続的
に動作する場合、最低油液位に達するが、吸着器からの
油の流出はない。
【0041】あるいは、吸着器は、コンプレッサにある
量の油「Ba」が移送されたときにコンプレッサを停止
する油液位スイッチを内部に備えることができる。「B
a」は、「Bc」より多くても少なくてもよいが、停止
を生じさせる、2つの値のうちのより小さい値が、
「B」として指定される。
【0042】吸着器34のサイズを決定する際には、油
分離器効率の予想される通常の変動、排出配管20にお
いてコンプレッサからキャリオーバされる油の量の通常
の変動、製造時にコンプレッサハウジング16に油を充
填する際の通常の変動、温度の変化によって起こる油の
体積の通常の変動などが考慮される。構成要素のサイズ
およびコストを削減するために、吸着器のサイズを決め
る際には、これらの変数を考慮するのに適した安全係数
を選択しなければならない。
【0043】上記で指摘したように、吸着器34は、最
低油液位によって表される量を超える、少なくともある
量「B」の油をシステム内に保持することができる。体
積容量だけでなく、吸着器34は、排出配管20を介し
たコンプレッサからの油出力に対応する率で配管32か
ら入る油を保持することができなければならない。何ら
かの理由で、油分離器28が完全な動作不良に陥り、油
が配管30、24を介してコンプレッサハウジング16
に戻ることがなくなった場合、コンプレッサによってく
み上げられたすべての油が吸着器に直接流入する。吸着
器34は、すべての油を物理的に保持することができる
が、コンプレッサ12が油を供給する率で油を受け取る
ことができなければならない。そうでない場合、油は出
口配管36において圧縮ガスと共にキャリオーバされ
る。
【0044】図1から4に示されているシステムは単一
の油分離器28を有している。したがって、障害が起こ
ると、吸着器34に油がキャリオーバされる率が最大に
なり、すなわち、排出配管20を介したコンプレッサか
らの油出力と同じ率になる。あるいは、油分離器は、2
つの分離段を有し、コンプレッサ16と分離器28との
間の流れの中に大形油分離器(図示せず)を配置するよ
うに構成することができる。経験によれば、典型的な大
形油分離機は、コンプレッサから出力された油の75%
から90%を除去する。分離された油は、配管30に類
似しているが配管30から独立した配管を通してコンプ
レッサに戻される。大形油分離器に障害が起こった場
合、主分離器28の、吸着器へのキャリオーバ率が高く
なる可能性があるが、それにもかかわらず、この持越し
率はコンプレッサからの供給率の10%よりもかなり低
い。両方の油分離器に同時に障害が起こる確率は、吸着
器34に移送できる油の推定最大量と油が移送される際
の推定最高移送率とを低減させることが可能であり、そ
れによって「フェイルセーフ」基準がおそらく満たされ
るほど低い。吸着器への最高移送率を、油がコンプレッ
サから出る際の率の10%に低下させるのは容易である
ことが、経験によってわかっている。したがって、油を
吸着器に移送することのできる最高移送率を、油がコン
プレッサから出る率、たとえば10%よりも小さいある
値に低減させる手段を含めることが本発明の範囲内で考
えられる。
【0045】上記で指摘したように、(a)油分離器が
存在しないか、あるいは(b)油分離器が作動していな
いか、あるいは(c)戻り配管30が障害があると仮定
した場合、吸着器34は、コンプレッサ12から放出で
きるすべての油を含めることができなければならない。
【0046】図1、2、および4のそれぞれにおいて、
冷却剤、たとえば水が循環される冷却コイル18との熱
交換によってコンプレッサハウジング16の底部で油を
冷却するための循環ループ39が設けられている。
【0047】図3は、排出配管20を介したコンプレッ
サ12からのガス/油排出が、ファン42によって冷却
される熱交換器40で空冷される、本発明による油潤滑
式ヘリウムコンプレッサの他の代替実施形態である。コ
ンプレッサ12は、コンプレッサハウジング16から延
びておりファンからの強制対流に依存するフィン44に
よって冷却される。その他の点で、ユニット10”は図
2の実施形態と同様である。
【0048】各構造(図2、3)は、油潤滑式ヘリウム
コンプレッサユニットの意図された寿命の間のフェイル
セーフ動作と、小型化およびコストの削減を可能にする
分離器/吸着器の組合せとを実現するという利点を有す
る。ユニットの意図された寿命の間、吸着器を補修する
必要はない。
【0049】したがって、前述の説明から明らかになっ
た目的のうち、上記に記載された目的が、効率的に実現
されることがわかる。本発明の趣旨および範囲から逸脱
せずに上記の方法の実施および上記の構造にある種の変
更を加えることができるので、上記の説明に含まれかつ
添付の図面に示されたすべての事項は、例示的な意味で
解釈されるものであり、制限的な意味で解釈されるもの
ではない。
【0050】請求の範囲が、本明細書で説明する本発明
の一般的な特徴および特定の特徴のすべてをカバーする
ものであることも理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による改良された油潤滑式ヘリウムコン
プレッサユニットの概略図である。
【図2】本発明による改良された油潤滑式ヘリウムコン
プレッサユニットの代替実施形態を示す図である。
【図3】本発明による改良された油潤滑式ヘリウムコン
プレッサユニットの他の代替実施形態を示す図である。
【図4】本発明による改良された油潤滑式ヘリウムコン
プレッサユニットの他の代替実施形態を示す図である。
【図5】図(a)及び(b)は、油を、それがコンプレ
ッサから流出する率で保持する吸着器の能力を示す試験
データを示す図である。
【符号の説明】
10 コンプレッサユニット 12 コンプレッサ 16 コンプレッサハウジング 28 油分離器 34 吸着器
フロントページの続き (72)発明者 ラルフ シー. ロングスワース アメリカ合衆国 18103 ペンシルベニア 州 アレンタウン グリーン エイカーズ ドライヴ 2521 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB07 AC03 AC04 BG08 BH05 3H076 AA16 BB15 BB26 CC07 CC62 CC69 CC70 CC76 CC95 CC99

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油潤滑式コンプレッサユニットであっ
    て、 油潤滑式ガスコンプレッサを動作させるために油だめ内
    で最小量Aの油が必要であり、前記コンプレッサ内の油
    の初期充填量が量Aを超え、前記コンプレッサが、前記
    潤滑油の第1の部分を油のキャリオーバとして含む圧縮
    ガスを出力する、油だめを有するハウジング内の前記油
    潤滑式ガスコンプレッサと、 前記圧縮ガスおよび前記油キャリオーバの第1の部分を
    入力され、前記コンプレッサから移送されたときに停止
    を生じさせる量Bより少なくとも約25%多い油を含む
    ようなサイズである吸着器とを有し、前記ユニットの動
    作時には、前記圧縮ガスが前記吸着器から出て、油が前
    記吸着器から出ることはない油潤滑式ガスコンプレッサ
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記油吸着器が油を吸着し保持すること
    ができる率は、前記コンプレッサからの前記第1の部分
    中の油出力の率に少なくとも等しい、請求項1に記載の
    コンプレッサユニット。
  3. 【請求項3】 Bは、前記初期充填量からAだけ減じた
    量以下である、請求項1に記載のコンプレッサユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 油潤滑式コンプレッサユニットであっ
    て、 油潤滑式ガスコンプレッサを動作させるために油だめ内
    で最小量Aの油が必要であり、前記コンプレッサ内の油
    の初期充填量が量Aを超え、前記コンプレッサが、前記
    潤滑油の第1の部分を油のキャリオーバとして含む圧縮
    ガスを出力する、油だめを有するハウジング内の前記油
    潤滑式ガスコンプレッサと、 前記コンプレッサから前記圧縮ガスおよび前記油キャリ
    オーバの第1の部分を入力され、前記圧縮ガスを前記潤
    滑油の第2の部分と共に出力し、前記第1の部分から分
    離された残りの部分が、油分離器から前記コンプレッサ
    ハウジングに戻される前記油分離器と、 前記圧縮ガスおよび前記油キャリオーバの第2の部分を
    入力され、前記コンプレッサから移送されたときに停止
    を生じさせる量Bより少なくとも約25%多い油を含む
    ようなサイズである吸着器とを有し、 前記ユニットの動作時には、前記圧縮ガスが前記吸着器
    から出て、油が前記吸着器から出ることはない油潤滑式
    ガスコンプレッサユニット。
  5. 【請求項5】 前記分離器と前記吸着器の組合せは、前
    記油潤滑式ガスコンプレッサユニットにおいて、前記量
    Bを前記油キャリオーバ第2の部分の率w2で除した商
    に等しい設計寿命を有する、請求項4に記載のコンプレ
    ッサユニット。
  6. 【請求項6】 Bは、前記初期充填量からAだけ減じた
    量以下である、請求項5に記載のコンプレッサユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記吸着器が油を吸着し保持することが
    できる率は、前記コンプレッサからの前記第1の部分中
    の油出力の率w1の約10%に少なくとも等しい、請求
    項4に記載のコンプレッサユニット。
  8. 【請求項8】 前記油分離器と前記吸着器は単一のエン
    クロージャとして一体化される、請求項4に記載のコン
    プレッサユニット。
  9. 【請求項9】 前記油潤滑式ガスコンプレッサユニット
    は、最初、前記コンプレッサユニットの事前に選択され
    た最小設計寿命に、前記油キャリオーバの第2の部分B
    1の単位時間当たり油量を乗じた積に、安全係数として
    量B2を加えた値に等しい前記油量Bを含む、請求項4
    に記載のコンプレッサユニット。
  10. 【請求項10】 各量は、重量単位と体積単位のうちの
    一方で測定される、請求項4に記載のコンプレッサユニ
    ット。
  11. 【請求項11】 前記油分離器と前記吸着器は単一のエ
    ンクロージャとして一体化される、請求項9に記載のコ
    ンプレッサユニット。
  12. 【請求項12】 前記分離器と前記吸着器の組合せは、
    前記油潤滑式ガスコンプレッサユニットにおいて、前記
    量Bを前記油キャリオーバ第2の部分の率w2で除した
    商に等しい設計寿命を有する、請求項11に記載のコン
    プレッサユニット。
  13. 【請求項13】 前記油潤滑式ガスコンプレッサユニッ
    トは最初、前記コンプレッサユニットの事前に選択され
    た最小設計寿命に、前記油キャリオーバの第2の部分B
    1の単位時間当たり量を乗じた積に、安全係数として量
    B2を加えた値に等しい前記油量Bを含む、請求項11
    に記載のコンプレッサユニット。
  14. 【請求項14】 前記吸着器が油を吸着し保持すること
    ができる率は、前記コンプレッサからの前記第1の部分
    中の油出力の率w1の約10%に少なくとも等しい、請
    求項11に記載のコンプレッサユニット。
  15. 【請求項15】 油を含まない圧縮された冷蔵ガスを供
    給する方法であって、 油潤滑式ガスコンプレッサの潤滑油入口に油を供給する
    ために油だめで最小量Aの油が必要とされる、油だめを
    有するハウジング内の前記油潤滑式ガスコンプレッサを
    設けるステップと、 前記量Aを超える初期充填量の油を前記コンプレッサに
    加えるステップと、 前記潤滑油の第1の部分を油キャリオーバとして含む圧
    縮ガスを出力するように前記コンプレッサを動作させる
    ステップと、 前記コンプレッサから移送されたときに停止を生じさせ
    る量Bより少なくとも約25%多い油を含むようなサイ
    ズである吸着器に、前記圧縮ガスおよび前記油キャリオ
    ーバの第1の部分を入力するステップとを含む、油を含
    まない圧縮された冷蔵ガスを供給する方法。
  16. 【請求項16】 前記コンプレッサからの前記第1の部
    分中の油出力の率に少なくとも等し率に、前記吸着器が
    油を吸着し保持することができる率を選択するステップ
    をさらに含む、請求項15に記載の、油を含まない圧縮
    された冷蔵ガスを供給する方法。
  17. 【請求項17】 油を含まない圧縮された冷蔵ガスを供
    給する方法であって、 油潤滑式ガスコンプレッサの潤滑油入口に油を供給する
    ために油だめで最小量Aの油が必要とされる、油だめを
    有するハウジング内の前記油潤滑式ガスコンプレッサを
    設けるステップと、 前記量Aを超える初期充填量の油を前記コンプレッサに
    加えるステップと、 前記潤滑油の第1の部分を油キャリオーバとして含む圧
    縮ガスを出力するように前記コンプレッサを動作させる
    ステップと、 前記コンプレッサからの前記圧縮ガスおよび前記油キャ
    リオーバの第1の部分を油分離器に入力し、前記分離器
    から前記圧縮ガスを前記潤滑油の第2の部分と共に出力
    するステップと、 前記第1の部分から分離された残りの部分を前記油分離
    器から前記コンプレッサハウジングに戻すステップと、 前記コンプレッサから移送されたときに停止を生じさせ
    る量Bより少なくとも約25%多い油を含むようなサイ
    ズである吸着器に、前記分離器からの前記圧縮ガスおよ
    び前記第2の油部分を入力するステップとを含む、油を
    含まない圧縮された冷蔵ガスを供給する方法。
  18. 【請求項18】 前記分離器と前記吸着器の組合せは、
    前記油潤滑式ガスコンプレッサユニットにおいて、前記
    量Bを前記油キャリオーバの第2の部分の率w2で除し
    た商に等しい設計寿命を有する、請求項17に記載の、
    油を含まない圧縮された冷蔵ガスを供給する方法。
  19. 【請求項19】 前記油潤滑式ガスコンプレッサユニッ
    トは、最初、前記コンプレッサユニットの事前に選択さ
    れた最小設計寿命に、前記油キャリオーバの第2の部分
    B1の単位時間当たり量を乗じた積に、安全係数として
    量B2を加えた値に等しい前記油量Bを含む、請求項1
    8に記載の、油を含まない圧縮された冷蔵ガスを供給す
    る方法。
  20. 【請求項20】 前記吸着器が油を吸着し保持すること
    ができる率は、前記コンプレッサからの前記第1の部分
    中の油出力の率w1の約10%に少なくとも等しい、請
    求項17に記載の、油を含まない圧縮された冷蔵ガスを
    供給する方法。
  21. 【請求項21】 前記油分離器と前記吸着器は単一のエ
    ンクロージャとして一体化される、請求項17に記載
    の、油を含まない圧縮された冷蔵ガスを供給する方法。
  22. 【請求項22】 前記コンプレッサユニットの事前に選
    択された設計寿命に、前記油キャリオーバの第2の部分
    B1の単位時間当たり量を乗じた積に、安全係数として
    量B2を加えた値に等しい前記油量Bを用いて前記油潤
    滑式ガスコンプレッサユニットを初期充填するステップ
    をさらに含む、請求項17に記載の、油を含まない圧縮
    された冷蔵ガスを供給する方法。
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