JP2002167243A - ガラスパネルの製造方法 - Google Patents
ガラスパネルの製造方法Info
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- JP2002167243A JP2002167243A JP2000365403A JP2000365403A JP2002167243A JP 2002167243 A JP2002167243 A JP 2002167243A JP 2000365403 A JP2000365403 A JP 2000365403A JP 2000365403 A JP2000365403 A JP 2000365403A JP 2002167243 A JP2002167243 A JP 2002167243A
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- glass
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- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 導入板をガラス板間の間隙部にて移動させな
がらハンダを充填する方法を採りながら、導入板の間隙
部への挿入工程が、導入板とガラス板との衝突無く円滑
に行われるように改善する。 【解決手段】 間隙部Vを介して対向配置されたガラス
板1,2の周縁部における間隙部Vに、間隙部Vに挿入
された導入板8に伝わせて溶融したハンダaを充填する
ことにより、間隙部Vを気密に封止したガラスパネルの
製造方法において、ガラス板1,2対の周縁部の横傍
に、間隙部Vがわの出口厚みWoよりも位置口厚みWi
の方が広い漏斗状の案内経路Wを有したガイド部材15
を、出口端部Woと間隙部Vとが対向する状態に配備す
る位置決め工程と、導入板8を、位置決め工程後におけ
る案内経路Wを通して間隙部Vへ挿入工程とを有する。
がらハンダを充填する方法を採りながら、導入板の間隙
部への挿入工程が、導入板とガラス板との衝突無く円滑
に行われるように改善する。 【解決手段】 間隙部Vを介して対向配置されたガラス
板1,2の周縁部における間隙部Vに、間隙部Vに挿入
された導入板8に伝わせて溶融したハンダaを充填する
ことにより、間隙部Vを気密に封止したガラスパネルの
製造方法において、ガラス板1,2対の周縁部の横傍
に、間隙部Vがわの出口厚みWoよりも位置口厚みWi
の方が広い漏斗状の案内経路Wを有したガイド部材15
を、出口端部Woと間隙部Vとが対向する状態に配備す
る位置決め工程と、導入板8を、位置決め工程後におけ
る案内経路Wを通して間隙部Vへ挿入工程とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のガラス板の
対向面の間に間隙部を形成し、その間隙部を両ガラス板
の周縁部で気密に封止されたガラスパネル、並びにその
製造方法に関するものである。尚、間隙を有した一対の
ガラス板は、その間隙に空気やガス、或いは真空近くに
減圧する等の状態如何に拘わらず、全て「複層ガラスパ
ネル」の範疇に含まれるものである。
対向面の間に間隙部を形成し、その間隙部を両ガラス板
の周縁部で気密に封止されたガラスパネル、並びにその
製造方法に関するものである。尚、間隙を有した一対の
ガラス板は、その間隙に空気やガス、或いは真空近くに
減圧する等の状態如何に拘わらず、全て「複層ガラスパ
ネル」の範疇に含まれるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複層ガラスや周縁部を封止したガ
ラスパネルにおいては、ガラス板間の間隙部の気密性を
得るために、一対のガラス板の対向面の周縁部の全周に
亘ってハンダ等の金属材料を充填して接合し、密閉する
技術がある。一般に、ガラス板の表面は溶融金属に対し
て濡れ難く、直接には溶融したハンダとの付着性が芳し
くない。そのため、例えば国際公開番号WO00/58
234公報において開示されたように、一対のガラス板
間の間隙に導入板を挿通して移動させ、導入板を伝わせ
て溶融された金属材料を流し込むことにより、濡れ難い
ガラス板に金属材料を良好に付着させて接合強度、及び
気密性を改善できるようにした製造方法が開示されてい
る。
ラスパネルにおいては、ガラス板間の間隙部の気密性を
得るために、一対のガラス板の対向面の周縁部の全周に
亘ってハンダ等の金属材料を充填して接合し、密閉する
技術がある。一般に、ガラス板の表面は溶融金属に対し
て濡れ難く、直接には溶融したハンダとの付着性が芳し
くない。そのため、例えば国際公開番号WO00/58
234公報において開示されたように、一対のガラス板
間の間隙に導入板を挿通して移動させ、導入板を伝わせ
て溶融された金属材料を流し込むことにより、濡れ難い
ガラス板に金属材料を良好に付着させて接合強度、及び
気密性を改善できるようにした製造方法が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公報においては、導入板を一対のガラス板間に挿入する
ときの問題については何ら触れられていなかった。即
ち、一般に複層ガラスパネルにおける間隙の寸法は、極
小さいもの(0. 2mm程度)であり、導入板は厚さが
0. 1mm程度の薄膜状の板材となるため、円滑に間隙
へ導入板を挿入するのが難しく、何回も挿入トライを繰
返すことが多いとか、いずれかのガラス板の端面に衝突
して導入板を損傷するといったことが生じ易い傾向にあ
り、改善の余地が残されているものであった。
公報においては、導入板を一対のガラス板間に挿入する
ときの問題については何ら触れられていなかった。即
ち、一般に複層ガラスパネルにおける間隙の寸法は、極
小さいもの(0. 2mm程度)であり、導入板は厚さが
0. 1mm程度の薄膜状の板材となるため、円滑に間隙
へ導入板を挿入するのが難しく、何回も挿入トライを繰
返すことが多いとか、いずれかのガラス板の端面に衝突
して導入板を損傷するといったことが生じ易い傾向にあ
り、改善の余地が残されているものであった。
【0004】本発明の目的は、導入板をガラス板間の間
隙部にて移動させながら金属材料を間隙部に充填する方
法を採りながら、その充填工程に先立って行われる導入
板の間隙部への挿入工程が、導入板とガラス板との衝突
無く円滑に行われるように改善する点にある。
隙部にて移動させながら金属材料を間隙部に充填する方
法を採りながら、その充填工程に先立って行われる導入
板の間隙部への挿入工程が、導入板とガラス板との衝突
無く円滑に行われるように改善する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の方法は、図2
〜図4に例示する如く、間隙部Vを介して対向配置され
た一対のガラス板1,2の周縁部sにおける間隙部V
に、溶融した金属材料aを、間隙部Vに挿入された状態
で移動自在な導入板8に伝わせて充填することにより、
間隙部Vを気密に封止した状態で両ガラス板1,2どう
しを一体化して成るガラスパネルの製造方法において、
ガラス板1,2対の周縁部sの横傍に、間隙部Vの厚み
方向における幅がガラス板側の端部Woよりもその反対
側の端部Wiの方が広い漏斗状の導入板用案内経路Wを
有したガイド部材15を、案内経路Wのガラス板側の端
部Woと間隙部Vとが対向する状態に配備する位置決め
工程と、導入板8を、位置決め工程後における案内経路
Wを通して間隙部Vへ挿入させる挿入工程とを有したこ
とを特徴とする。
〜図4に例示する如く、間隙部Vを介して対向配置され
た一対のガラス板1,2の周縁部sにおける間隙部V
に、溶融した金属材料aを、間隙部Vに挿入された状態
で移動自在な導入板8に伝わせて充填することにより、
間隙部Vを気密に封止した状態で両ガラス板1,2どう
しを一体化して成るガラスパネルの製造方法において、
ガラス板1,2対の周縁部sの横傍に、間隙部Vの厚み
方向における幅がガラス板側の端部Woよりもその反対
側の端部Wiの方が広い漏斗状の導入板用案内経路Wを
有したガイド部材15を、案内経路Wのガラス板側の端
部Woと間隙部Vとが対向する状態に配備する位置決め
工程と、導入板8を、位置決め工程後における案内経路
Wを通して間隙部Vへ挿入させる挿入工程とを有したこ
とを特徴とする。
【0006】請求項1の方法によれば、間隙部の厚み方
向における幅がガラス板側の端部よりも、その反対側の
端部の方が広い漏斗状の導入板用案内経路を有したガイ
ド部材を用いて、導入板を一対のガラス板間の間隙部に
挿入するようになるから、ガイド部材によって、その幅
の広い入口側から幅の狭い出口側に導入板を案内しつつ
間隙部に導けるようになる。従って、ガラス板の端面に
衝突することなく、又、何回も挿入トライを繰返すこと
無く円滑で迅速に導入板を間隙部へ挿入することが可能
になる。
向における幅がガラス板側の端部よりも、その反対側の
端部の方が広い漏斗状の導入板用案内経路を有したガイ
ド部材を用いて、導入板を一対のガラス板間の間隙部に
挿入するようになるから、ガイド部材によって、その幅
の広い入口側から幅の狭い出口側に導入板を案内しつつ
間隙部に導けるようになる。従って、ガラス板の端面に
衝突することなく、又、何回も挿入トライを繰返すこと
無く円滑で迅速に導入板を間隙部へ挿入することが可能
になる。
【0007】請求項2の方法は、図4に例示する如く、
請求項1の方法において、案内経路Wのガラス板側の端
部Woの厚み方向における幅h1が、間隙部Vの厚み方
向における幅d以下に設定されたガイド部材15を用い
ることを特徴とするものである。
請求項1の方法において、案内経路Wのガラス板側の端
部Woの厚み方向における幅h1が、間隙部Vの厚み方
向における幅d以下に設定されたガイド部材15を用い
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項2の方法によれば、ガイド部材によ
って案内される最終的なガラス板側の端部の厚み方向に
おける幅、即ち出口幅が、ガラス板対の間隙部の厚み方
向における幅、即ち、間隙幅よりも狭いから、間隙幅内
に出口幅が収まるように位置させれば、ガイド部材で案
内されてくる導入板を必ず間隙部に挿入できることにな
る。換言すれば、間隙幅と出口幅との差の分はガイド部
材が厚み方向に位置ずれしても、導入板を確実に間隙部
へ挿入することが可能であり、位置決め工程におけるガ
イド部材の位置決め精度を、ある程度ラフにできるよう
になる。
って案内される最終的なガラス板側の端部の厚み方向に
おける幅、即ち出口幅が、ガラス板対の間隙部の厚み方
向における幅、即ち、間隙幅よりも狭いから、間隙幅内
に出口幅が収まるように位置させれば、ガイド部材で案
内されてくる導入板を必ず間隙部に挿入できることにな
る。換言すれば、間隙幅と出口幅との差の分はガイド部
材が厚み方向に位置ずれしても、導入板を確実に間隙部
へ挿入することが可能であり、位置決め工程におけるガ
イド部材の位置決め精度を、ある程度ラフにできるよう
になる。
【0009】請求項3の方法は、図5に例示する如く、
請求項1又は2の方法において、位置決め工程では、ガ
イド部材15に相対固定された状態でガラス板1,2の
端面1t,2tに向けて投光自在な発光器16と、ガイ
ド部材15に相対固定された状態でガラス板1,2の端
面1t,2tからの反射光を検知する受光器17とを用
いて、受光器17における受光量が極小又はほぼ極小と
なる状態を基準として、ガイド部材15をガラス板1,
2に対して移動操作することを特徴とする。
請求項1又は2の方法において、位置決め工程では、ガ
イド部材15に相対固定された状態でガラス板1,2の
端面1t,2tに向けて投光自在な発光器16と、ガイ
ド部材15に相対固定された状態でガラス板1,2の端
面1t,2tからの反射光を検知する受光器17とを用
いて、受光器17における受光量が極小又はほぼ極小と
なる状態を基準として、ガイド部材15をガラス板1,
2に対して移動操作することを特徴とする。
【0010】請求項3の方法によれば、ガイド部材を最
適な範囲において位置決めできるようになる。つまり、
発光器の投光をガラス板の端面で反射させて受光させる
ので、間隙部と案内経路とが丁度重なる状態、即ち、案
内経路の出口側幅と間隙部の間隙幅とのいずれか幅の狭
いものの全体が、幅の広いものの範囲内に収まる状態の
ときには、ガラス板端面による反射面積が極小となり、
受光量が極小になる。そして、ガイド部材がガラス板に
対する正規の位置からずれる程に、ガラス板端面による
反射面積が増えて受光量が増大して行き、ガラス板端面
の全てで反射すれば受光量が極大となる。尚もずれて行
くと反射面積は減少することになり、完全に位置がずれ
てしまうと反射不能となり、受光量はゼロになる。
適な範囲において位置決めできるようになる。つまり、
発光器の投光をガラス板の端面で反射させて受光させる
ので、間隙部と案内経路とが丁度重なる状態、即ち、案
内経路の出口側幅と間隙部の間隙幅とのいずれか幅の狭
いものの全体が、幅の広いものの範囲内に収まる状態の
ときには、ガラス板端面による反射面積が極小となり、
受光量が極小になる。そして、ガイド部材がガラス板に
対する正規の位置からずれる程に、ガラス板端面による
反射面積が増えて受光量が増大して行き、ガラス板端面
の全てで反射すれば受光量が極大となる。尚もずれて行
くと反射面積は減少することになり、完全に位置がずれ
てしまうと反射不能となり、受光量はゼロになる。
【0011】そして、発光器と受光器とはガイド部材に
相対固定されて一体移動するものであるから、予めこれ
ら発光器と受光器とのガイド部材に対する相対位置関係
を把握しておくことにより、受光量が極小又はほぼ極小
となる状態を基準として、前記相対位置関係を考慮する
ことで、ガイド部材をガラス板に対する正規の位置に位
置決めすることができる。従って、出口側幅と間隙幅と
を導入板の挿入方向において合致又はほぼ合致させるこ
とができ、導入板をガラス板の端面との衝突無く間隙部
へ挿入させるに適した位置にガイド部材を設定すること
が可能になる。
相対固定されて一体移動するものであるから、予めこれ
ら発光器と受光器とのガイド部材に対する相対位置関係
を把握しておくことにより、受光量が極小又はほぼ極小
となる状態を基準として、前記相対位置関係を考慮する
ことで、ガイド部材をガラス板に対する正規の位置に位
置決めすることができる。従って、出口側幅と間隙幅と
を導入板の挿入方向において合致又はほぼ合致させるこ
とができ、導入板をガラス板の端面との衝突無く間隙部
へ挿入させるに適した位置にガイド部材を設定すること
が可能になる。
【0012】例えば、発光器と受光器との双方を案内経
路の上下中心位置に合致させてガイド部材に相対固定し
てある場合では、受光量が極小となったときがガラス板
に対するガイド部材の正規の位置になる。又、発光器及
び受光器が案内経路の上下中心位置から距離xだけ上又
は下に離れて相対固定されている場合では、受光量が極
小となる状態から、前記距離xだけさらにガイド部材を
上又は下に移動することで正規の位置に操作することが
できる。
路の上下中心位置に合致させてガイド部材に相対固定し
てある場合では、受光量が極小となったときがガラス板
に対するガイド部材の正規の位置になる。又、発光器及
び受光器が案内経路の上下中心位置から距離xだけ上又
は下に離れて相対固定されている場合では、受光量が極
小となる状態から、前記距離xだけさらにガイド部材を
上又は下に移動することで正規の位置に操作することが
できる。
【0013】請求項4の方法は、図6に例示する如く、
請求項1〜3の方法において、挿入工程では、導入板8
に相対固定された状態でガイド部材15の端面15tに
向けて投光自在な発光器16と、導入板8に相対固定さ
れた状態でガイド部材15の端面15tからの反射光を
検知する受光器17とを用いて、受光器17における受
光量が極小又はほぼ極小となる状態を基準として、導入
板8をガイド部材15に対して移動操作することを特徴
とするものである。
請求項1〜3の方法において、挿入工程では、導入板8
に相対固定された状態でガイド部材15の端面15tに
向けて投光自在な発光器16と、導入板8に相対固定さ
れた状態でガイド部材15の端面15tからの反射光を
検知する受光器17とを用いて、受光器17における受
光量が極小又はほぼ極小となる状態を基準として、導入
板8をガイド部材15に対して移動操作することを特徴
とするものである。
【0014】請求項4の方法によれば、請求項3の方法
による場合と同様の原理により、導入板を最適な範囲に
おいて位置決めできるようになる。つまり、発光器の投
光をガイド部材の端面で反射させて受光させるので、発
光器及び受光器と案内経路とが丁度重なる状態、即ち、
発光器及び受光器とが案内経路の中心に位置する状態の
ときには、ガイド部材端面による反射面積が極小とな
り、受光量が極小になる。そして、導入板がガイド部材
に対する正規の位置からずれる程に、ガイド部材端面に
よる反射面積が増えて受光量が増大して行き、ガイド部
材端面の全てで反射すれば受光量が極大となる。尚もず
れて行くと反射面積は減少することになり、完全に位置
がずれてしまうと反射不能となり、受光量はゼロにな
る。
による場合と同様の原理により、導入板を最適な範囲に
おいて位置決めできるようになる。つまり、発光器の投
光をガイド部材の端面で反射させて受光させるので、発
光器及び受光器と案内経路とが丁度重なる状態、即ち、
発光器及び受光器とが案内経路の中心に位置する状態の
ときには、ガイド部材端面による反射面積が極小とな
り、受光量が極小になる。そして、導入板がガイド部材
に対する正規の位置からずれる程に、ガイド部材端面に
よる反射面積が増えて受光量が増大して行き、ガイド部
材端面の全てで反射すれば受光量が極大となる。尚もず
れて行くと反射面積は減少することになり、完全に位置
がずれてしまうと反射不能となり、受光量はゼロにな
る。
【0015】そして、発光器と受光器とは導入板に相対
固定されて一体移動するものであるから、予めこれら発
光器と受光器との導入板に対する相対位置関係を把握し
ておくことにより、受光量が極小又はほぼ極小となる状
態を基準として、前記相対位置関係を考慮することで、
導入板をガイド部材に対する正規の位置に位置決めする
ことができる。従って、導入板と案内経路の出口側幅と
を導入板挿入方向において合致又はほぼ合致させること
ができ、導入板をガイド部材端面との衝突無く案内経路
へ挿入させるに適した位置に、該導入板を設定すること
が可能になる。
固定されて一体移動するものであるから、予めこれら発
光器と受光器との導入板に対する相対位置関係を把握し
ておくことにより、受光量が極小又はほぼ極小となる状
態を基準として、前記相対位置関係を考慮することで、
導入板をガイド部材に対する正規の位置に位置決めする
ことができる。従って、導入板と案内経路の出口側幅と
を導入板挿入方向において合致又はほぼ合致させること
ができ、導入板をガイド部材端面との衝突無く案内経路
へ挿入させるに適した位置に、該導入板を設定すること
が可能になる。
【0016】例えば、発光器と受光器との双方を導入板
の上下中心位置に合致させて導入板に相対固定してある
場合では、受光量が極小となったときがガイド部材に対
する導入板の正規の位置になる。又、発光器及び受光器
が導入板の上下中心位置から距離yだけ上又は下に離れ
て相対固定されている場合では、受光量が極小となる状
態から、前記距離yだけさらに導入板を上又は下に移動
することで正規の位置に操作することができる。
の上下中心位置に合致させて導入板に相対固定してある
場合では、受光量が極小となったときがガイド部材に対
する導入板の正規の位置になる。又、発光器及び受光器
が導入板の上下中心位置から距離yだけ上又は下に離れ
て相対固定されている場合では、受光量が極小となる状
態から、前記距離yだけさらに導入板を上又は下に移動
することで正規の位置に操作することができる。
【0017】請求項5の方法は、図8に例示する如く、
間隙部Vを介して対向配置された一対のガラス板1,2
の周縁部sにおける間隙部Vに、溶融した金属材料a
を、間隙部Vに挿入された状態で移動自在な導入板8に
伝わせて充填することにより、間隙部Vを気密に封止し
た状態で両ガラス板1,2どうしを一体化して成るガラ
スパネルの製造方法において、導入板を8を間隙部Vに
挿入する挿入工程では、導入板8に相対固定された状態
でガラス板1,2の端面1t,2tに向けて投光自在な
発光器16と、導入板8に相対固定された状態でガラス
板1,2の端面1t,2tからの反射光を検知する受光
器17とを用いて、受光器17における受光量が極小又
はほぼ極小となる状態を基準として、導入板8をガラス
板1,2に対して移動操作することを特徴とするもので
ある。
間隙部Vを介して対向配置された一対のガラス板1,2
の周縁部sにおける間隙部Vに、溶融した金属材料a
を、間隙部Vに挿入された状態で移動自在な導入板8に
伝わせて充填することにより、間隙部Vを気密に封止し
た状態で両ガラス板1,2どうしを一体化して成るガラ
スパネルの製造方法において、導入板を8を間隙部Vに
挿入する挿入工程では、導入板8に相対固定された状態
でガラス板1,2の端面1t,2tに向けて投光自在な
発光器16と、導入板8に相対固定された状態でガラス
板1,2の端面1t,2tからの反射光を検知する受光
器17とを用いて、受光器17における受光量が極小又
はほぼ極小となる状態を基準として、導入板8をガラス
板1,2に対して移動操作することを特徴とするもので
ある。
【0018】請求項5の方法によれば、請求項3や4の
方法による場合と同様の原理により、導入板を最適な範
囲において位置決めできるようになる。つまり、発光器
の投光をガラス板の端面で反射させて受光させるので、
発光器及び受光器と間隙部とが丁度重なる状態、即ち、
発光器及び受光器とが一対のガラス板の中心に位置する
状態のときには、ガラス板端面による反射面積が極小と
なり、受光量が極小になる。そして、導入板がガラス板
に対する正規の位置からずれる程に、ガラス板端面によ
る反射面積が増えて受光量が増大して行き、ガラス板端
面の全てで反射すれば受光量が極大となる。尚もずれて
行くと反射面積は減少することになり、完全に位置がず
れてしまうと反射不能となり、受光量はゼロになる。
方法による場合と同様の原理により、導入板を最適な範
囲において位置決めできるようになる。つまり、発光器
の投光をガラス板の端面で反射させて受光させるので、
発光器及び受光器と間隙部とが丁度重なる状態、即ち、
発光器及び受光器とが一対のガラス板の中心に位置する
状態のときには、ガラス板端面による反射面積が極小と
なり、受光量が極小になる。そして、導入板がガラス板
に対する正規の位置からずれる程に、ガラス板端面によ
る反射面積が増えて受光量が増大して行き、ガラス板端
面の全てで反射すれば受光量が極大となる。尚もずれて
行くと反射面積は減少することになり、完全に位置がず
れてしまうと反射不能となり、受光量はゼロになる。
【0019】そして、発光器と受光器とは導入板に相対
固定されて一体移動するものであるから、予めこれら発
光器と受光器との導入板に対する相対位置関係を把握し
ておくことにより、受光量が極小又はほぼ極小となる状
態を基準として、前記相対位置関係を考慮することで、
導入板をガラス板に対する正規の位置に位置決めするこ
とができる。従って、導入板と間隙部の幅とを導入板挿
入方向において合致又はほぼ合致させることができ、導
入板をガラス板端面との衝突無く間隙部へ挿入させるに
適した位置に、該導入板を設定することが可能になる。
固定されて一体移動するものであるから、予めこれら発
光器と受光器との導入板に対する相対位置関係を把握し
ておくことにより、受光量が極小又はほぼ極小となる状
態を基準として、前記相対位置関係を考慮することで、
導入板をガラス板に対する正規の位置に位置決めするこ
とができる。従って、導入板と間隙部の幅とを導入板挿
入方向において合致又はほぼ合致させることができ、導
入板をガラス板端面との衝突無く間隙部へ挿入させるに
適した位置に、該導入板を設定することが可能になる。
【0020】例えば、発光器と受光器との双方を導入板
の上下中心位置に合致させて導入板に相対固定してある
場合では、受光量が極小となったときがガラス板に対す
る導入板の正規の位置になる。又、発光器及び受光器が
導入板の上下中心位置から距離zだけ上又は下に離れて
相対固定されている場合では、受光量が極小となる状態
から、前記距離zだけさらに導入板を上又は下に移動す
ることで正規の位置に操作することができる。
の上下中心位置に合致させて導入板に相対固定してある
場合では、受光量が極小となったときがガラス板に対す
る導入板の正規の位置になる。又、発光器及び受光器が
導入板の上下中心位置から距離zだけ上又は下に離れて
相対固定されている場合では、受光量が極小となる状態
から、前記距離zだけさらに導入板を上又は下に移動す
ることで正規の位置に操作することができる。
【0021】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の方法に限定されるものではない。
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の方法に限定されるものではない。
【0022】
【発明の実施の形態】−第1実施形態ー 図1にガラスパネルGが示されている。このガラスパネ
ルGは、一対のガラス板1,2間に真空状態に近い隙間
を設けた、所謂「真空複層ガラス」と呼ばれるものであ
る。その構造を詳述すると、板面を互いに対向させた一
対のガラス板1,2間に多数のスぺーサ3を介在させ、
かつ、これらガラス板1,2の外周部間に亘って外周密
閉部4を設けて、一対のガラス板1,2間に真空近くに
減圧された間隙部Vを形成して構成されている。ガラス
板1,2の厚みは、夫々2.65mm〜3.2mmに設
定されている。
ルGは、一対のガラス板1,2間に真空状態に近い隙間
を設けた、所謂「真空複層ガラス」と呼ばれるものであ
る。その構造を詳述すると、板面を互いに対向させた一
対のガラス板1,2間に多数のスぺーサ3を介在させ、
かつ、これらガラス板1,2の外周部間に亘って外周密
閉部4を設けて、一対のガラス板1,2間に真空近くに
減圧された間隙部Vを形成して構成されている。ガラス
板1,2の厚みは、夫々2.65mm〜3.2mmに設
定されている。
【0023】外周密閉部4は、金属材料の一例であるハ
ンダaで形成され、両ガラス板1,2の外周縁部間を封
止して、内部の間隙部Vを気密状態に維持するように構
成されている。間隙部Vは、例えば、1.33Pa
(0.01Torrに相当)以下の減圧状態とされ、そ
のため、一方のガラス板2には、吸引減圧用の吸引孔5
が設けられていて、その吸引孔5が、吸引操作後に封止
されている。ハンダaは、Sn−Zn−Ti系の溶融ハ
ンダを使用する。
ンダaで形成され、両ガラス板1,2の外周縁部間を封
止して、内部の間隙部Vを気密状態に維持するように構
成されている。間隙部Vは、例えば、1.33Pa
(0.01Torrに相当)以下の減圧状態とされ、そ
のため、一方のガラス板2には、吸引減圧用の吸引孔5
が設けられていて、その吸引孔5が、吸引操作後に封止
されている。ハンダaは、Sn−Zn−Ti系の溶融ハ
ンダを使用する。
【0024】スペーサ3は、圧縮強度が4.9×(10
の八乗)Pa以上の材料、例えば、ステンレス鋼(SU
S304)を使用して、直径が0.3mm〜1.0mm
程度で、高さが0.15mm〜1.0mm程度の円柱形
が好ましく、各スペーサ3間の間隔は、20mm程度が
好ましい。スペーサ8の材料は、特にステンレス鋼に限
るものではなく、例えば、インコネル718や他の金属
材料、石英ガラス、セラミック等の各種の材料でスペー
サ3を形成することができ、その形状についても、円柱
形に限らず、角柱形等にすることができる。又、各スペ
ーサ3間の間隔についても、適宜変更が可能である。
の八乗)Pa以上の材料、例えば、ステンレス鋼(SU
S304)を使用して、直径が0.3mm〜1.0mm
程度で、高さが0.15mm〜1.0mm程度の円柱形
が好ましく、各スペーサ3間の間隔は、20mm程度が
好ましい。スペーサ8の材料は、特にステンレス鋼に限
るものではなく、例えば、インコネル718や他の金属
材料、石英ガラス、セラミック等の各種の材料でスペー
サ3を形成することができ、その形状についても、円柱
形に限らず、角柱形等にすることができる。又、各スペ
ーサ3間の間隔についても、適宜変更が可能である。
【0025】次に、ガラスパネルGの製造方法について
説明する。図2に、ガラス板1,2間に形成される間隙
部の周縁部にハンダaを流し込んで行く接合装置Aが示
されている。この接合装置Aは、定盤6、定盤6の長手
方向に沿う直線移動が自在な供給塔7、供給塔7の下端
側から側方に張出し設置された上下に非常に薄く横方向
に長い偏平な導入板8、及び導入板8を間隙部Vに挿入
し易くするためのガイド部材15等を備えて構成されて
いる。
説明する。図2に、ガラス板1,2間に形成される間隙
部の周縁部にハンダaを流し込んで行く接合装置Aが示
されている。この接合装置Aは、定盤6、定盤6の長手
方向に沿う直線移動が自在な供給塔7、供給塔7の下端
側から側方に張出し設置された上下に非常に薄く横方向
に長い偏平な導入板8、及び導入板8を間隙部Vに挿入
し易くするためのガイド部材15等を備えて構成されて
いる。
【0026】供給塔7は、溶融したハンダ(溶融してい
ないハンダも含む)aを貯留するるつぼ部9、るつぼ部
9を加熱並びに保温自在とする電熱ヒータ10、るつぼ
部9の底部と導入板8の支持部分とを結ぶ導入路11等
を有して構成されるともに、定盤6の近傍に配置された
レール部材12を用いて移動走行自在とするための移動
機構13を備えている。つまり、るつぼ部9に貯留され
た溶融状態のハンダaを、導入路11を介して導入板8
部位に供給しながら、レール部材12上を一定の速度
で、かつ、定盤6との相対上下高さを一定とした状態で
移動することができるように構成されている。
ないハンダも含む)aを貯留するるつぼ部9、るつぼ部
9を加熱並びに保温自在とする電熱ヒータ10、るつぼ
部9の底部と導入板8の支持部分とを結ぶ導入路11等
を有して構成されるともに、定盤6の近傍に配置された
レール部材12を用いて移動走行自在とするための移動
機構13を備えている。つまり、るつぼ部9に貯留され
た溶融状態のハンダaを、導入路11を介して導入板8
部位に供給しながら、レール部材12上を一定の速度
で、かつ、定盤6との相対上下高さを一定とした状態で
移動することができるように構成されている。
【0027】尚、図9に示すように、導入板8を、その
移動方向で上下に複数回波打つ状態の屈曲部8kが、間
隔を空けて2箇所に形成された形状のものでも良い。つ
まり、導入板8の移動によって、バネ作用を有する屈曲
部8kが、ガラス板1,2の表面を軽く擦り付けるよう
になり、ハンダaのガラス面への付着性をより向上させ
て、間隙部Vの気密性が確実化される効果を発揮できる
ようになる。
移動方向で上下に複数回波打つ状態の屈曲部8kが、間
隔を空けて2箇所に形成された形状のものでも良い。つ
まり、導入板8の移動によって、バネ作用を有する屈曲
部8kが、ガラス板1,2の表面を軽く擦り付けるよう
になり、ハンダaのガラス面への付着性をより向上させ
て、間隙部Vの気密性が確実化される効果を発揮できる
ようになる。
【0028】図3、図4に示すように、ガイド部材15
は、上下のガイド部15A,15Bを有した横倒し二股
状のものであり、両ガイド部15A,15Bの間に、一
端が解放された導入板8用の案内経路Wが形成してあ
る。この案内経路Wは、側面視で漏斗状(ラッパ状)を
呈しており、狭い方の経路端である出口Woの高さh1
は、間隙部Vの高さ(厚み)dよりも若干小さい値に設
定されている。勿論、広い方の経路端である入口Wiの
高さh2は、出口高さh1よりも明確に大きい。
は、上下のガイド部15A,15Bを有した横倒し二股
状のものであり、両ガイド部15A,15Bの間に、一
端が解放された導入板8用の案内経路Wが形成してあ
る。この案内経路Wは、側面視で漏斗状(ラッパ状)を
呈しており、狭い方の経路端である出口Woの高さh1
は、間隙部Vの高さ(厚み)dよりも若干小さい値に設
定されている。勿論、広い方の経路端である入口Wiの
高さh2は、出口高さh1よりも明確に大きい。
【0029】先ず、多数のスペーサ3を介して対向配置
されている矩形のガラス板1,2を定盤6の上に横臥状
態で置く。このとき、ガラス板1,2の一辺とレール部
材12とが平面視で平行となるようにセッティングす
る。次に、導入板8の高さ位置を、ガラス板1,2間の
間隙部Vの厚み方向の中央となるように合わせる一次位
置合せ操作を行う。この一次位置合せ操作は、定盤6と
供給塔7との相対高さ位置関係、及びガラス板1,2と
間隙部Vの幅から割出すことによって為される。
されている矩形のガラス板1,2を定盤6の上に横臥状
態で置く。このとき、ガラス板1,2の一辺とレール部
材12とが平面視で平行となるようにセッティングす
る。次に、導入板8の高さ位置を、ガラス板1,2間の
間隙部Vの厚み方向の中央となるように合わせる一次位
置合せ操作を行う。この一次位置合せ操作は、定盤6と
供給塔7との相対高さ位置関係、及びガラス板1,2と
間隙部Vの幅から割出すことによって為される。
【0030】次に、位置決め工程を行う。この位置決め
工程は、先ずガイド部材15をガラス板1,2に対する
規定の位置に配備する前処理工程と、規定の位置に配備
されたガイド部材15に対して導入板8を精密に位置合
せする二次位置合せ工程とを有している。
工程は、先ずガイド部材15をガラス板1,2に対する
規定の位置に配備する前処理工程と、規定の位置に配備
されたガイド部材15に対して導入板8を精密に位置合
せする二次位置合せ工程とを有している。
【0031】前処理工程は、図5に示すように、ガイド
部材15の根本側(非開口側)側面に、案内経路Wの出
口Woの高さh1における上下中心位置pと同高さ(同
一水平面)に位置させた状態で、発光器16と受光器1
7とを固定装備してある(図4参照)。発光器16は、
ガラス板1,2の端面1t,2tに向けて投光する状態
に、かつ、受光器17は、ガラス板端面1t、2tから
の反射光を受光する状態に夫々並べて配置されている。
尚、発光器16と受光器17のガイド部材15に対する
取付け位置はこの限りではない。
部材15の根本側(非開口側)側面に、案内経路Wの出
口Woの高さh1における上下中心位置pと同高さ(同
一水平面)に位置させた状態で、発光器16と受光器1
7とを固定装備してある(図4参照)。発光器16は、
ガラス板1,2の端面1t,2tに向けて投光する状態
に、かつ、受光器17は、ガラス板端面1t、2tから
の反射光を受光する状態に夫々並べて配置されている。
尚、発光器16と受光器17のガイド部材15に対する
取付け位置はこの限りではない。
【0032】それから、ガイド部材15を、ガラス板
1,2の側方に近接した位置にて極めてゆっくりと上下
方向(上から下へ、又は下から上へ)に移動操作し、ガ
ラス板1,2の端面1t,2tから反射して受光器17
に届く発光器16からの光量が極小値となるところでガ
イド部材15を停止させるようにする。
1,2の側方に近接した位置にて極めてゆっくりと上下
方向(上から下へ、又は下から上へ)に移動操作し、ガ
ラス板1,2の端面1t,2tから反射して受光器17
に届く発光器16からの光量が極小値となるところでガ
イド部材15を停止させるようにする。
【0033】発光器16からの光のスポット径が間隙部
Vの高さdよりも小さい場合は、図5(ハ)に示す光量
グラフ(受光器17の受光量グラフ)のように、前記極
小値はある範囲L1で存在するから、正確を期すにはそ
の極小値を示す範囲L1の中央位置C1にてガイド部材
15を止めて位置させるのが良い。尚、発光器16から
の光のスポット径と間隙部Vの高さdとが同一である場
合には、前記極小値は一点にて現れるようになるから、
その場合には極小値が示されるところでガイド部材15
を止める。
Vの高さdよりも小さい場合は、図5(ハ)に示す光量
グラフ(受光器17の受光量グラフ)のように、前記極
小値はある範囲L1で存在するから、正確を期すにはそ
の極小値を示す範囲L1の中央位置C1にてガイド部材
15を止めて位置させるのが良い。尚、発光器16から
の光のスポット径と間隙部Vの高さdとが同一である場
合には、前記極小値は一点にて現れるようになるから、
その場合には極小値が示されるところでガイド部材15
を止める。
【0034】二次位置合せ工程は、前述の前処理工程に
よってガイド部材15のガラス板1,2に対する高さ位
置が決まった状態において行うものであり、図6に示す
ように、例えば供給塔7の側面に取付ける等の手段によ
り、発光器16受光器17とを導入板8と高さ位置が合
致する状態[導入板8の厚さ方向中心と、発光器16の
発光中心(受光器17の受光中心)とが合致する状態]
で、導入板8に対して相対固定する。発光器16は、ガ
イド部材15の上下端面15t,15tに向けて投光す
る状態に、かつ、受光器17は、ガイド部材端面15t
からの反射光を受光する状態に夫々並べて配置されてい
る。
よってガイド部材15のガラス板1,2に対する高さ位
置が決まった状態において行うものであり、図6に示す
ように、例えば供給塔7の側面に取付ける等の手段によ
り、発光器16受光器17とを導入板8と高さ位置が合
致する状態[導入板8の厚さ方向中心と、発光器16の
発光中心(受光器17の受光中心)とが合致する状態]
で、導入板8に対して相対固定する。発光器16は、ガ
イド部材15の上下端面15t,15tに向けて投光す
る状態に、かつ、受光器17は、ガイド部材端面15t
からの反射光を受光する状態に夫々並べて配置されてい
る。
【0035】それから、導入板8をガイド部材15の側
方に近接した位置にて極めてゆっくりと上下方向(上か
ら下へ、又は下から上へ)に移動させ、ガイド部材上下
の端面15t、15tから反射して受光器17に届く発
光器16からの光量が極小値となるところで導入板8を
停止させる。つまり、この二次位置合せは、一次位置合
せ工程によって理論上での位置決めがされた状態の導入
板8を、案内経路Wにおける広い方の経路端である入口
Wi側の端面15tとの衝突無く、案内経路Wに挿入で
きるよう、現実の接合装置Aに対する精度をさらに上げ
る微調節に相当している。
方に近接した位置にて極めてゆっくりと上下方向(上か
ら下へ、又は下から上へ)に移動させ、ガイド部材上下
の端面15t、15tから反射して受光器17に届く発
光器16からの光量が極小値となるところで導入板8を
停止させる。つまり、この二次位置合せは、一次位置合
せ工程によって理論上での位置決めがされた状態の導入
板8を、案内経路Wにおける広い方の経路端である入口
Wi側の端面15tとの衝突無く、案内経路Wに挿入で
きるよう、現実の接合装置Aに対する精度をさらに上げ
る微調節に相当している。
【0036】発光器16からの光のスポット径は、ガイ
ド部材15の出口高さh1より通常は小さく設定される
ことになるので、図6(ハ)に示す光量グラフ(受光器
17の受光量グラフ)のように、前記極小値はある範囲
L2で存在するから、正確を期すにはその極小値を示す
範囲L2の中央位置C2にて導入板8を止めて位置させ
るのが良い。尚、発光器16からの光のスポット径とガ
イド部材15の出口高さh1の高さh1(又は間隙部V
の高さd)との差が小さくなればなる程、極小値を示す
範囲L2は狭くなる。
ド部材15の出口高さh1より通常は小さく設定される
ことになるので、図6(ハ)に示す光量グラフ(受光器
17の受光量グラフ)のように、前記極小値はある範囲
L2で存在するから、正確を期すにはその極小値を示す
範囲L2の中央位置C2にて導入板8を止めて位置させ
るのが良い。尚、発光器16からの光のスポット径とガ
イド部材15の出口高さh1の高さh1(又は間隙部V
の高さd)との差が小さくなればなる程、極小値を示す
範囲L2は狭くなる。
【0037】ガイド部材15及び導入板8の高さ位置が
決まると[図7(イ)参照]、移動機構13を作動させ
て供給塔7を移動させ、導入板8の先端部8aを、ガイ
ド部材15の案内経路Wを通して導間隙部Vに挿入する
挿入工程を行う。このとき、るつぼ部9の溶融ハンダa
が導入路11を通って既に導入板8部位に到達してお
り、その、導入板8の上面(並びに下面)を伝って間隙
部Vに充填されるようになる[図7(ロ)参照]。
決まると[図7(イ)参照]、移動機構13を作動させ
て供給塔7を移動させ、導入板8の先端部8aを、ガイ
ド部材15の案内経路Wを通して導間隙部Vに挿入する
挿入工程を行う。このとき、るつぼ部9の溶融ハンダa
が導入路11を通って既に導入板8部位に到達してお
り、その、導入板8の上面(並びに下面)を伝って間隙
部Vに充填されるようになる[図7(ロ)参照]。
【0038】このように、挿入工程では、正確に位置決
めされたガイド部材15を用いるとともに、導入板8の
位置も正確に位置決めされるので、ガイド部材15の端
面15tやガラス板1,2の端面1t、2tとの衝突無
く、円滑に導入板8を幅の極狭い間隙部Vに挿入するこ
とができる。換言すれば、構造上、供給塔7と定盤6と
の相対高さ位置の精度が不安定であるとか、導入板8が
上下方向に多少曲がっている等の不都合が生じていて
も、各ガラス板1,2の端面1t、2t等と衝突するこ
と無く、円滑に導入板8を間隙部Vに挿入することがで
きる。
めされたガイド部材15を用いるとともに、導入板8の
位置も正確に位置決めされるので、ガイド部材15の端
面15tやガラス板1,2の端面1t、2tとの衝突無
く、円滑に導入板8を幅の極狭い間隙部Vに挿入するこ
とができる。換言すれば、構造上、供給塔7と定盤6と
の相対高さ位置の精度が不安定であるとか、導入板8が
上下方向に多少曲がっている等の不都合が生じていて
も、各ガラス板1,2の端面1t、2t等と衝突するこ
と無く、円滑に導入板8を間隙部Vに挿入することがで
きる。
【0039】導入板8の先端部8aが間隙部Vに挿入さ
れると、引き続きハンダaを供給しながら一定速度で供
給塔7を移動させる充填工程を、導入板8が挿入場所と
反対側の端部から間隙部V外に出切るまで行い、それに
よって、矩形のガラスパネルの4辺のうちの1辺に関す
るハンダ充填作業が終了する。
れると、引き続きハンダaを供給しながら一定速度で供
給塔7を移動させる充填工程を、導入板8が挿入場所と
反対側の端部から間隙部V外に出切るまで行い、それに
よって、矩形のガラスパネルの4辺のうちの1辺に関す
るハンダ充填作業が終了する。
【0040】残りの3辺のうちの2辺のハンダ充填作業
は、先にはハンダaが充填されていない側の端部からガ
イド部材15を用いて導入板8を挿入して行う。そし
て、最後の1辺のハンダ充填作業については、導入板8
をどちらの端部から挿入しても良く、或いは、辺の中間
部分から挿入して、一方の端部で折り返し移動させてか
ら、もう一方の端部まで供給塔7を移動させる、という
やり方でも良い。
は、先にはハンダaが充填されていない側の端部からガ
イド部材15を用いて導入板8を挿入して行う。そし
て、最後の1辺のハンダ充填作業については、導入板8
をどちらの端部から挿入しても良く、或いは、辺の中間
部分から挿入して、一方の端部で折り返し移動させてか
ら、もう一方の端部まで供給塔7を移動させる、という
やり方でも良い。
【0041】−第2実施形態ー ガイド部材15を用いずに、導入板8を直接に間隙部V
へ挿入する挿入工程を行っても良い。即ち、図8に示す
ように、例えば供給塔7の側面に取付ける等の手段によ
り、発光器16受光器17とを導入板8と高さ位置が合
致する状態[導入板8の厚さ方向中心と、発光器16の
発光中心(受光器17の受光中心)とが合致する状態]
で、導入板8に対して相対固定する。発光器16は、ガ
ラス板1,2の端面1t,2tに向けて投光する状態
に、かつ、受光器17は、ガラス板端面1t、2tから
の反射光を受光する状態に夫々並べて配置されている。
へ挿入する挿入工程を行っても良い。即ち、図8に示す
ように、例えば供給塔7の側面に取付ける等の手段によ
り、発光器16受光器17とを導入板8と高さ位置が合
致する状態[導入板8の厚さ方向中心と、発光器16の
発光中心(受光器17の受光中心)とが合致する状態]
で、導入板8に対して相対固定する。発光器16は、ガ
ラス板1,2の端面1t,2tに向けて投光する状態
に、かつ、受光器17は、ガラス板端面1t、2tから
の反射光を受光する状態に夫々並べて配置されている。
【0042】それから、導入板8をガラス板1,2の側
方に近接した位置にて極めてゆっくりと上下方向(上か
ら下へ、又は下から上へ)に移動させ、ガラス板端面1
t,2tから反射して受光器17に届く発光器16から
の光量が極小値となるところで導入板8を停止させる。
このときにおける位置合せ原理は、図6(ロ)に示す前
述の場合と同じである。その高さ位置が決定された後の
工程は、前述の第1実施形態の場合と同様である。
方に近接した位置にて極めてゆっくりと上下方向(上か
ら下へ、又は下から上へ)に移動させ、ガラス板端面1
t,2tから反射して受光器17に届く発光器16から
の光量が極小値となるところで導入板8を停止させる。
このときにおける位置合せ原理は、図6(ロ)に示す前
述の場合と同じである。その高さ位置が決定された後の
工程は、前述の第1実施形態の場合と同様である。
【0043】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
明する。
【0044】〈1〉 本発明のガラスパネルは、多種に
わたる用途に使用することが可能で、例えば、建築用・
乗物用(自動車の窓ガラス、鉄道車両の窓ガラス、船舶
の窓ガラス)・機器要素用(プラズマディスプレイの表
面ガラスや、冷蔵庫の開閉扉や壁部、保温装置の開閉扉
や壁部)等に用いることが可能である。又、ガラスパネ
ルは、両ガラス板間の間隙部減圧環境を、先の実施形態
で説明したように1.33Pa(0.01Torrに相
当)以下を呈する状態に構成するものに限らず、減圧度
そのものは任意に設定することが可能である。更には、
大気圧と等圧の環境とすることも可能である。
わたる用途に使用することが可能で、例えば、建築用・
乗物用(自動車の窓ガラス、鉄道車両の窓ガラス、船舶
の窓ガラス)・機器要素用(プラズマディスプレイの表
面ガラスや、冷蔵庫の開閉扉や壁部、保温装置の開閉扉
や壁部)等に用いることが可能である。又、ガラスパネ
ルは、両ガラス板間の間隙部減圧環境を、先の実施形態
で説明したように1.33Pa(0.01Torrに相
当)以下を呈する状態に構成するものに限らず、減圧度
そのものは任意に設定することが可能である。更には、
大気圧と等圧の環境とすることも可能である。
【0045】〈2〉 前記ガラス板は、先の実施形態で
説明した厚み2.65mm〜3.2mmのガラス板に限
るものではなく、他の厚みのガラス板であってもよい。
又、一方のガラス板と他方のガラス板との厚み寸法が異
なるものを組み合わせてガラスパネルを構成してあって
もよい。又、ガラスの種別は任意に選定することが可能
であり、例えば型ガラス板、すりガラス(表面処理によ
り光を拡散させる機能を付与したガラス)、網入りガラ
ス、又は、強化ガラスや、熱線吸収・紫外線吸収・熱線
反射等の機能を付与したガラス板や、それらとの組み合
わせであってもよい。又、ガラスの組成については、ソ
ーダ珪酸ガラス(ソーダ石灰シリカガラス)や、ホウ珪
酸ガラスや、アルミノ珪酸ガラスや、各種結晶化ガラス
であってもよい。
説明した厚み2.65mm〜3.2mmのガラス板に限
るものではなく、他の厚みのガラス板であってもよい。
又、一方のガラス板と他方のガラス板との厚み寸法が異
なるものを組み合わせてガラスパネルを構成してあって
もよい。又、ガラスの種別は任意に選定することが可能
であり、例えば型ガラス板、すりガラス(表面処理によ
り光を拡散させる機能を付与したガラス)、網入りガラ
ス、又は、強化ガラスや、熱線吸収・紫外線吸収・熱線
反射等の機能を付与したガラス板や、それらとの組み合
わせであってもよい。又、ガラスの組成については、ソ
ーダ珪酸ガラス(ソーダ石灰シリカガラス)や、ホウ珪
酸ガラスや、アルミノ珪酸ガラスや、各種結晶化ガラス
であってもよい。
【0046】〈3〉 前記スペーサは、先の実施形態で
説明したインコネル718製のスペーサに限るものでは
なく、例えば、ステンレス鋼や、それ以外にも、他の金
属・石英ガラス・セラミックス、ガラス・低融点ガラス
等であってもよく、要するに、外力を受けて両ガラス板
どうしが接することがないように変形しにくいものであ
説明したインコネル718製のスペーサに限るものでは
なく、例えば、ステンレス鋼や、それ以外にも、他の金
属・石英ガラス・セラミックス、ガラス・低融点ガラス
等であってもよく、要するに、外力を受けて両ガラス板
どうしが接することがないように変形しにくいものであ
【0047】〈4〉 前記シール部は、先の実施形態で
説明したハンダに限らず、例えば、低融点ガラス製の封
止材・錫・ビスマス・鉛・亜鉛・インジウム・アンチモ
ン等の何れか一種、又は、二種以上を主成分とするもの
であってもよい。更には、銀・アルミニウム・銅等の何
れか一種、又は、二種以上を添加してあってもよい。
説明したハンダに限らず、例えば、低融点ガラス製の封
止材・錫・ビスマス・鉛・亜鉛・インジウム・アンチモ
ン等の何れか一種、又は、二種以上を主成分とするもの
であってもよい。更には、銀・アルミニウム・銅等の何
れか一種、又は、二種以上を添加してあってもよい。
【0048】〈5〉 図5に示す前処理工程を、図10
(イ)、(ロ)に示す方法で行っても良い。即ち、ガラ
ス板1,2間の両外側位置に発光器16と受光器17と
を振り分け、発光器16からの光が間隙部Vを貫いて受
光器17に届くように夫々を配置する。次いで、ガラス
板1,2と発光器16との間におけるガラス板1,2に
近接した位置にガイド部材を配置する。その状態でガイ
ド部材15を極めてゆっくりと上下方向に移動させ、案
内経路Wと間隙部Vとを貫通して受光器17に届く発光
器16からの光量が極大値となるところでガイド部材1
5を停止させる。
(イ)、(ロ)に示す方法で行っても良い。即ち、ガラ
ス板1,2間の両外側位置に発光器16と受光器17と
を振り分け、発光器16からの光が間隙部Vを貫いて受
光器17に届くように夫々を配置する。次いで、ガラス
板1,2と発光器16との間におけるガラス板1,2に
近接した位置にガイド部材を配置する。その状態でガイ
ド部材15を極めてゆっくりと上下方向に移動させ、案
内経路Wと間隙部Vとを貫通して受光器17に届く発光
器16からの光量が極大値となるところでガイド部材1
5を停止させる。
【0049】ガイド部材15の出口高さh1が間隙部V
の高さdよりも若干低いので、図10(ロ)に示す光量
グラフのように、前記極大値はある範囲L1で存在する
から、正確を期すにはその極大値を示す範囲L1の中央
位置C1にてガイド部材15を止めて位置させるのが良
い。尚、出口高さh1と間隙部Vの高さdとが同一であ
る場合には、前記極大値は一点にて現れるようになるか
ら、その場合には極大値が示されるところでガイド部材
15を止める。
の高さdよりも若干低いので、図10(ロ)に示す光量
グラフのように、前記極大値はある範囲L1で存在する
から、正確を期すにはその極大値を示す範囲L1の中央
位置C1にてガイド部材15を止めて位置させるのが良
い。尚、出口高さh1と間隙部Vの高さdとが同一であ
る場合には、前記極大値は一点にて現れるようになるか
ら、その場合には極大値が示されるところでガイド部材
15を止める。
【0050】つまり、図10に示す位置決め工程では、
間隙部Vと案内経路Wとの双方を貫いて投光可能な発光
器16と、これら間隙部Vと案内経路Wとを貫いてきた
光を検知する受光器17とを用いて、受光器17におけ
る受光量が極大又はほぼ極大となる状態に、ガイド部材
15を移動操作することを特徴とするものである。
間隙部Vと案内経路Wとの双方を貫いて投光可能な発光
器16と、これら間隙部Vと案内経路Wとを貫いてきた
光を検知する受光器17とを用いて、受光器17におけ
る受光量が極大又はほぼ極大となる状態に、ガイド部材
15を移動操作することを特徴とするものである。
【0051】この方法によれば、ガイド部材を最適な範
囲において位置決めできるようになる。つまり、発光器
の投光を間隙部と案内経路との双方を貫かせる場合に、
間隙部と案内経路とが丁度重なる状態、すなわち、案内
経路の出口側幅と間隙部の間隙幅とのいずれか幅の狭い
ものの全体が、幅の広いものの範囲内に収まる状態のと
きには、発光器と受光器との間における投光経路の断面
積が極大となり、受光量が極大になる。そして、これら
出口側幅と間隙幅との重なり量が増える程、発光器と受
光器との間における投光経路の断面積が減少して行き、
完全に位置ずれすれば受光量はゼロになる。
囲において位置決めできるようになる。つまり、発光器
の投光を間隙部と案内経路との双方を貫かせる場合に、
間隙部と案内経路とが丁度重なる状態、すなわち、案内
経路の出口側幅と間隙部の間隙幅とのいずれか幅の狭い
ものの全体が、幅の広いものの範囲内に収まる状態のと
きには、発光器と受光器との間における投光経路の断面
積が極大となり、受光量が極大になる。そして、これら
出口側幅と間隙幅との重なり量が増える程、発光器と受
光器との間における投光経路の断面積が減少して行き、
完全に位置ずれすれば受光量はゼロになる。
【0052】従って、位置決め工程においては、受光量
が極大又はほぼ極大となる状態でガイド部材の位置決め
操作を止めることにより、出口側幅と間隙幅とを導入板
の挿入方向において合致又はほぼ合致させることがで
き、導入板をガラス板の端面との衝突無く間隙部へ挿入
させるに適した位置にガイド部材を設定することができ
る。その結果、ガイド部材とガラス板とに跨って投光さ
れる状態に発光器と受光器とを用いてガイド部材を位置
決めさせる工夫により、受光量が極大となるところでガ
イド部材を止める簡単な操作によて、ガイド部材を最適
な範囲に位置決めできるようになった。
が極大又はほぼ極大となる状態でガイド部材の位置決め
操作を止めることにより、出口側幅と間隙幅とを導入板
の挿入方向において合致又はほぼ合致させることがで
き、導入板をガラス板の端面との衝突無く間隙部へ挿入
させるに適した位置にガイド部材を設定することができ
る。その結果、ガイド部材とガラス板とに跨って投光さ
れる状態に発光器と受光器とを用いてガイド部材を位置
決めさせる工夫により、受光量が極大となるところでガ
イド部材を止める簡単な操作によて、ガイド部材を最適
な範囲に位置決めできるようになった。
【0053】〈6〉 図6に示す二次位置合せ工程を、
図11(イ)、(ロ)に示す方法で行っても良い。即
ち、ガイド部材15のガラス板1,2に対する高さ位置
が決まった状態において、そのガイド部材15と発光器
16との間に導入板8を位置させる。その状態で導入板
8を極めてゆっくりと上下方向に移動させ、案内経路W
と間隙部Vとを貫通して受光器17に届く発光器16か
らの光量が極小値となるところで導入板8の移動を移動
を停止させる。つまり、この二次位置合せは、一次位置
合せ工程によって理論上での位置決めがされた状態の導
入板8を、実際に、ガラス板1,2との衝突無く間隙部
Vに挿入できるよう、現実の接合装置Aに対する精度を
さらに上げる微調節に相当している。
図11(イ)、(ロ)に示す方法で行っても良い。即
ち、ガイド部材15のガラス板1,2に対する高さ位置
が決まった状態において、そのガイド部材15と発光器
16との間に導入板8を位置させる。その状態で導入板
8を極めてゆっくりと上下方向に移動させ、案内経路W
と間隙部Vとを貫通して受光器17に届く発光器16か
らの光量が極小値となるところで導入板8の移動を移動
を停止させる。つまり、この二次位置合せは、一次位置
合せ工程によって理論上での位置決めがされた状態の導
入板8を、実際に、ガラス板1,2との衝突無く間隙部
Vに挿入できるよう、現実の接合装置Aに対する精度を
さらに上げる微調節に相当している。
【0054】導入板8の厚みは、ガイド部材15の出口
高さh1のおよそ半分であることから、図11(ロ)に
示す光量グラフのように、前記極小値はある範囲L2で
存在するから、正確を期すにはその極小値を示す範囲L
2の中央位置C2にて導入板8を止めて位置させるのが
良い。尚、導入板8の厚みとガイド部材15の出口高さ
h1の高さh1(又は間隙部Vの高さd)との差が小さ
くなればなる程、極小値を示す範囲L2は狭くなる。
高さh1のおよそ半分であることから、図11(ロ)に
示す光量グラフのように、前記極小値はある範囲L2で
存在するから、正確を期すにはその極小値を示す範囲L
2の中央位置C2にて導入板8を止めて位置させるのが
良い。尚、導入板8の厚みとガイド部材15の出口高さ
h1の高さh1(又は間隙部Vの高さd)との差が小さ
くなればなる程、極小値を示す範囲L2は狭くなる。
【0055】つまり、図11に示す挿入工程では、間隙
部Vと案内経路Wとの双方を貫いて投光可能な発光器1
6と、これら間隙部Vと案内経路Wとを貫いてきた光を
検知する受光器17とを用いて、受光器17における受
光量が極小又はほぼ極小となる状態に、発光器16又は
受光器17と、ガイド部材15との間において導入板8
を移動操作することを特徴とするものである。
部Vと案内経路Wとの双方を貫いて投光可能な発光器1
6と、これら間隙部Vと案内経路Wとを貫いてきた光を
検知する受光器17とを用いて、受光器17における受
光量が極小又はほぼ極小となる状態に、発光器16又は
受光器17と、ガイド部材15との間において導入板8
を移動操作することを特徴とするものである。
【0056】この方法によれば、ガラス板に対して好適
な位置に置かれたガイド部材に対して、導入板を最適な
範囲において位置決めできるようになる。つまり、ガイ
ド部材の案内経路と導入板との間隙部の厚み方向での相
対位置が重なると、間隙部と案内経路との双方を貫く発
光器の投光が導入板で遮られることになるから、導入板
が案内経路の最も狭い厚み方向幅内に収まる正規の位置
関係のときが、受光量が極小となる。正規の位置関係か
らずれると、投光面積が拡がって受光量が増大して行
き、導入板が案内経路から完全に外れた位置にあると受
光量が極大となる。従って、受光量が極小又はほぼ極小
となる状態に導入板を移動操作することにより、導入板
をガイド部材の端面との衝突無く案内経路に挿入するに
適した位置に設定することができる。
な位置に置かれたガイド部材に対して、導入板を最適な
範囲において位置決めできるようになる。つまり、ガイ
ド部材の案内経路と導入板との間隙部の厚み方向での相
対位置が重なると、間隙部と案内経路との双方を貫く発
光器の投光が導入板で遮られることになるから、導入板
が案内経路の最も狭い厚み方向幅内に収まる正規の位置
関係のときが、受光量が極小となる。正規の位置関係か
らずれると、投光面積が拡がって受光量が増大して行
き、導入板が案内経路から完全に外れた位置にあると受
光量が極大となる。従って、受光量が極小又はほぼ極小
となる状態に導入板を移動操作することにより、導入板
をガイド部材の端面との衝突無く案内経路に挿入するに
適した位置に設定することができる。
【0057】その結果、間隙部と案内経路との双方を貫
いて投光可能な発光器と受光器とを用いて、導入板をガ
イド部材に対して位置決めさせる工夫により、受光器に
おける受光量が極小又はほぼ極小となるところで導入板
を止める簡単な操作によって、導入板をガイド部材に対
して最適な範囲に位置決めできるようになった。
いて投光可能な発光器と受光器とを用いて、導入板をガ
イド部材に対して位置決めさせる工夫により、受光器に
おける受光量が極小又はほぼ極小となるところで導入板
を止める簡単な操作によって、導入板をガイド部材に対
して最適な範囲に位置決めできるようになった。
【0058】〈7〉 ガイド部材15を用いずに、導入
板8を直接に間隙部Vへ挿入する図8に示す挿入工程
を、図12に示す方法で行っても良い。即ち、間隙部V
を貫いて投光可能な発光器16と、間隙部Vを貫いてき
た光を検知する受光器17とを、ガラス板1,2の両外
側に振り分けて配置する。
板8を直接に間隙部Vへ挿入する図8に示す挿入工程
を、図12に示す方法で行っても良い。即ち、間隙部V
を貫いて投光可能な発光器16と、間隙部Vを貫いてき
た光を検知する受光器17とを、ガラス板1,2の両外
側に振り分けて配置する。
【0059】そして、ガラス板1,2と発光器16との
間に導入板8を配置し、その状態で導入板8を極めてゆ
っくりと上下方向に移動させ、案内経路Wと間隙部Vと
を貫通して受光器17に届く発光器16からの光量が極
小値となるところで導入板8の上下方向移動を停止させ
る。このときにおける位置合せ原理は、図11(ロ)に
に示す前述の場合と同じである。その高さ位置が決定さ
れた後の工程は、前述の第1実施形態の場合と同様であ
る。
間に導入板8を配置し、その状態で導入板8を極めてゆ
っくりと上下方向に移動させ、案内経路Wと間隙部Vと
を貫通して受光器17に届く発光器16からの光量が極
小値となるところで導入板8の上下方向移動を停止させ
る。このときにおける位置合せ原理は、図11(ロ)に
に示す前述の場合と同じである。その高さ位置が決定さ
れた後の工程は、前述の第1実施形態の場合と同様であ
る。
【0060】つまり、図12に示す挿入工程では、固定
導入板8を間隙部Vに挿入する挿入工程では、間隙部V
を貫いて投光可能な発光器16と、間隙部Vを貫いてき
た光を検知する受光器17とを用いて、受光器17にお
ける受光量が極小又はほぼ極小となる状態に、発光器1
6と受光器17との間において導入板8を移動操作する
ことを特徴とするものである。
導入板8を間隙部Vに挿入する挿入工程では、間隙部V
を貫いて投光可能な発光器16と、間隙部Vを貫いてき
た光を検知する受光器17とを用いて、受光器17にお
ける受光量が極小又はほぼ極小となる状態に、発光器1
6と受光器17との間において導入板8を移動操作する
ことを特徴とするものである。
【0061】この方法によれば、前記〈6〉の方法と同
様の原理により、導入板をガラス板の端面との衝突無く
間隙部へ円滑に挿入するに適した位置に設定することが
できる。即ち、投光経路における間隙部から完全に外れ
た位置に導入板がある場合には、光を遮るものが無く受
光量が極大となり、導入板が間隙部の範囲内にはいいて
くると、その入った分だけ投光面積が遮られて減少する
ので受光量が減少する。そして、導入板が完全に間隙部
の範囲内に入った状態では、投光面積が極小となり、受
光量が極小となるからである。
様の原理により、導入板をガラス板の端面との衝突無く
間隙部へ円滑に挿入するに適した位置に設定することが
できる。即ち、投光経路における間隙部から完全に外れ
た位置に導入板がある場合には、光を遮るものが無く受
光量が極大となり、導入板が間隙部の範囲内にはいいて
くると、その入った分だけ投光面積が遮られて減少する
ので受光量が減少する。そして、導入板が完全に間隙部
の範囲内に入った状態では、投光面積が極小となり、受
光量が極小となるからである。
【0062】その結果、間隙部を貫いて投光可能な発光
器と受光器とを用いて、導入板をガラス板に対して位置
決めさせる工夫により、受光器における受光量が極小又
はほぼ極小となるところで導入板を止める簡単な操作に
よって、導入板をガラス板に対して最適な範囲に位置決
めできるようになった。
器と受光器とを用いて、導入板をガラス板に対して位置
決めさせる工夫により、受光器における受光量が極小又
はほぼ極小となるところで導入板を止める簡単な操作に
よって、導入板をガラス板に対して最適な範囲に位置決
めできるようになった。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載のガラスパネルの製造方
法では、間隙部の厚み方向における幅がガラス板側の端
部よりも、その反対側の端部の方が広い漏斗状の導入板
用案内経路を有したガイド部材を用いて、導入板を一対
のガラス板間の間隙部に挿入できるので、ガラス板自体
には何らの特別な改造無く、導入板を確実に間隙部へ挿
入できるようになり、一対のガラス板間の間隙部に充填
される金属材料の各ガラス板への密着性を改善する導入
板を、ガラス板端面との衝突おそれなくガラス板間の狭
い間隙部に円滑に挿入することができ、2枚のガラス板
の接合操作を容易化、並びに迅速化することができた。
法では、間隙部の厚み方向における幅がガラス板側の端
部よりも、その反対側の端部の方が広い漏斗状の導入板
用案内経路を有したガイド部材を用いて、導入板を一対
のガラス板間の間隙部に挿入できるので、ガラス板自体
には何らの特別な改造無く、導入板を確実に間隙部へ挿
入できるようになり、一対のガラス板間の間隙部に充填
される金属材料の各ガラス板への密着性を改善する導入
板を、ガラス板端面との衝突おそれなくガラス板間の狭
い間隙部に円滑に挿入することができ、2枚のガラス板
の接合操作を容易化、並びに迅速化することができた。
【0064】請求項2に記載のガラスパネルの製造方法
では、案内経路のガラス板側の端部の厚み方向における
幅が、間隙部の厚み方向における幅以下に設定されたガ
イド部材を用いることにより、ガイド部材の位置決めが
楽に行えるようにしながら請求項1の方法による前記効
果を強化することができた。
では、案内経路のガラス板側の端部の厚み方向における
幅が、間隙部の厚み方向における幅以下に設定されたガ
イド部材を用いることにより、ガイド部材の位置決めが
楽に行えるようにしながら請求項1の方法による前記効
果を強化することができた。
【0065】請求項3に記載のガラスパネルの製造方法
では、ガラス板の端面に向けて投光自在な発光器と、そ
の反射光を受光する受光器とをガイド部材に相対固定し
て用いることで、ガラス板に対してガイド部材を位置決
めさせる工夫により、受光量が極小となるところでガイ
ド部材を止める簡単な操作により、ガイド部材を最適な
範囲に位置決めできるようになった。
では、ガラス板の端面に向けて投光自在な発光器と、そ
の反射光を受光する受光器とをガイド部材に相対固定し
て用いることで、ガラス板に対してガイド部材を位置決
めさせる工夫により、受光量が極小となるところでガイ
ド部材を止める簡単な操作により、ガイド部材を最適な
範囲に位置決めできるようになった。
【0066】請求項4に記載のガラスパネルの製造方法
では、ガイド部材の端面に向けて投光自在な発光器と、
その反射光を受光する受光器とを導入板に相対固定して
用いることで、ガイド部材に対して導入板を位置決めさ
せる工夫により、受光器における受光量が極小又はほぼ
極小となるところで導入板を止める簡単な操作により、
導入板をガイド部材に対して最適な範囲に位置決めでき
るようになった。
では、ガイド部材の端面に向けて投光自在な発光器と、
その反射光を受光する受光器とを導入板に相対固定して
用いることで、ガイド部材に対して導入板を位置決めさ
せる工夫により、受光器における受光量が極小又はほぼ
極小となるところで導入板を止める簡単な操作により、
導入板をガイド部材に対して最適な範囲に位置決めでき
るようになった。
【0067】請求項5に記載のガラスパネルの製造方法
では、ガラス板の端面に向けて投光自在な発光器と、そ
の反射光を受光する受光器とを導入板に相対固定して用
いることで、ガラス板に対して導入板を位置決めさせる
工夫により、受光器における受光量が極小又はほぼ極小
となるところで導入板を止める簡単な操作により、導入
板をガラス板に対して最適な範囲に位置決めできるよう
になった。
では、ガラス板の端面に向けて投光自在な発光器と、そ
の反射光を受光する受光器とを導入板に相対固定して用
いることで、ガラス板に対して導入板を位置決めさせる
工夫により、受光器における受光量が極小又はほぼ極小
となるところで導入板を止める簡単な操作により、導入
板をガラス板に対して最適な範囲に位置決めできるよう
になった。
【図1】ガラスパネルの構造を示す斜視図
【図2】接合装置の概略構造を示す一部切欠きの側面図
【図3】ガイド部材を用いた導入板の挿入状況を示す断
面図
面図
【図4】ガイド部材を用いた導入板の挿入状況を示す斜
視図
視図
【図5】(イ)(ロ)はガイド部材のガラス板に対する
位置決め工程を示す作用図、(ハ)は光量の変化グラフ
を示す図
位置決め工程を示す作用図、(ハ)は光量の変化グラフ
を示す図
【図6】(イ)(ロ)は導入板のガイド部材に対する位
置決め工程を示す作用図、(ハ)は光量の変化グラフを
示す図
置決め工程を示す作用図、(ハ)は光量の変化グラフを
示す図
【図7】(イ)は導入板の間隙部への挿入工程開始時の
平面図、(ロ)は最初の一辺に対するハンダ充填工程の
終了時を示す平面図
平面図、(ロ)は最初の一辺に対するハンダ充填工程の
終了時を示す平面図
【図8】導入板のガラス板に対する位置決め工程の作用
を示す側面図と平面図
を示す側面図と平面図
【図9】導入板の別形状を示す拡大斜視図
【図10】(イ)は別方法によるガイド部材のガラス板
に対する位置決め工程を示す作用図、(ロ)はその光量
変化グラフを示す図
に対する位置決め工程を示す作用図、(ロ)はその光量
変化グラフを示す図
【図11】(イ)は別方法による導入板のガイド部材に
対する位置決め工程を示す作用図、(ロ)はその光量変
化グラフを示す図
対する位置決め工程を示す作用図、(ロ)はその光量変
化グラフを示す図
【図12】別方法による導入板のガラス板に対する位置
決め工程を示す作用図
決め工程を示す作用図
1,2 ガラス板 1t,2t 端面 8 ガイド部材 15 ガイド部材 15t 端面 16 発光器 17 受光器 V 間隙部 s 周縁部 a 金属材料 d 間隙部の厚み方向における幅 h1 案内経路出口の高さ W 案内経路 Wi 案内経路の入口 Wo 案内経路の出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 浩一 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 中垣 茂樹 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G061 AA02 CD25 DA26 DA44 DA56 DA62 DA67 DA68
Claims (5)
- 【請求項1】 間隙部を介して対向配置された一対のガ
ラス板の周縁部における前記間隙部に、溶融した金属材
料を、前記間隙部に挿入された状態で移動自在な導入板
に伝わせて充填することにより、前記間隙部を気密に封
止した状態で前記両ガラス板どうしを一体化して成るガ
ラスパネルの製造方法であって、 前記ガラス板対の周縁部の横傍に、前記間隙部の厚み方
向における幅がガラス板側の端部よりもその反対側の端
部の方が広い漏斗状の導入板用案内経路を有したガイド
部材を、前記案内経路のガラス板側の端部と前記間隙部
とが対向する状態に配備する位置決め工程と、 前記導入板を、前記位置決め工程後における前記案内経
路を通して前記間隙部へ挿入させる挿入工程とを有した
ガラスパネルの製造方法。 - 【請求項2】 前記案内経路のガラス板側の端部の前記
厚み方向における幅が、前記間隙部の厚み方向における
幅以下に設定された前記ガイド部材を用いる請求項1に
記載のガラスパネルの製造方法。 - 【請求項3】 前記位置決め工程では、前記ガイド部材
に相対固定された状態で前記ガラス板の端面に向けて投
光自在な発光器と、前記ガイド部材に相対固定された状
態で前記ガラス板の端面からの反射光を検知する受光器
とを用いて、前記受光器における受光量が極小又はほぼ
極小となる状態を基準として、前記ガイド部材を前記ガ
ラス板に対して移動操作する請求項1又は2に記載のガ
ラスパネルの製造方法。 - 【請求項4】 前記挿入工程では、前記導入板に相対固
定された状態で前記ガイド部材の端面に向けて投光自在
な発光器と、前記導入板に相対固定された状態で前記ガ
イド部材の端面からの反射光を検知する受光器とを用い
て、前記受光器における受光量が極小又はほぼ極小とな
る状態を基準として、前記導入板を前記ガイド部材に対
して移動操作する請求項1〜3のいずれか1項に記載の
ガラスパネルの製造方法。 - 【請求項5】 間隙部を介して対向配置された一対のガ
ラス板の周縁部における前記間隙部に、溶融した金属材
料を、前記間隙部に挿入された状態で移動自在な導入板
に伝わせて充填することにより、前記間隙部を気密に封
止した状態で前記両ガラス板どうしを一体化して成るガ
ラスパネルの製造方法であって、 前記導入板を前記間隙部に挿入する挿入工程では、前記
導入板に相対固定された状態で前記ガラス板の端面に向
けて投光自在な発光器と、前記導入板に相対固定された
状態で前記ガラス板の端面からの反射光を検知する受光
器とを用いて、前記受光器における受光量が極小又はほ
ぼ極小となる状態を基準として、前記導入板を前記ガラ
ス板に対して移動操作するガラスパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000365403A JP2002167243A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ガラスパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000365403A JP2002167243A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ガラスパネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002167243A true JP2002167243A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18836177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000365403A Pending JP2002167243A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ガラスパネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002167243A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010018674A1 (ja) * | 2008-08-14 | 2010-02-18 | 日立金属株式会社 | 溶融金属の供給筒、その供給筒が組み込まれた溶融金属の供給装置及び溶融金属の供給方法 |
JP2010168223A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Hitachi Metals Ltd | 溶融金属の充填具及びこれを備えた溶融金属の充填装置 |
JP2010168222A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Hitachi Metals Ltd | 溶融金属の充填具及びこれを備えたガラス基板の接合装置 |
JP2010194593A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Hitachi Metals Ltd | 溶融金属の充填具及びそれを備えた接合装置 |
CN102123811A (zh) * | 2008-08-14 | 2011-07-13 | 日立金属株式会社 | 熔融金属供给筒、内置了该供给筒的熔融金属供给装置和熔融金属供给方法 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000365403A patent/JP2002167243A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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