JP2002166323A - 切削鋸の製造方法と製造装置及びそれにより製造した切削鋸 - Google Patents

切削鋸の製造方法と製造装置及びそれにより製造した切削鋸

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JP2002166323A JP2000381494A JP2000381494A JP2002166323A JP 2002166323 A JP2002166323 A JP 2002166323A JP 2000381494 A JP2000381494 A JP 2000381494A JP 2000381494 A JP2000381494 A JP 2000381494A JP 2002166323 A JP2002166323 A JP 2002166323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削鋸の製造過程を短縮させる方法及び単一
の製造設備で切削鋸を製造することができる装置とダイ
ヤモンド粒子が均一に分布した切削セグメントを有する
切削鋸とを開示する。 【解決手段】 ダイヤモンド−金属粉末の混合物を用意
する段階と、成形ダイ111、112の下部に切削鋸の
円板形鋼製本体131を位置させて支持する段階と、成
形パターン103内に所定量の前記ダイヤモンド−金属
粉末の混合物を投入して所定の形状の切削セグメントに
成形する段階と、成形パターン103内で成形されるダ
イヤモンド−金属粉末の混合物を加熱してその中の金属
粉末を焼結させる段階と、前記の加熱により、円板形鋼
製本体131の周辺部に切削セグメントを接合させる段
階とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切削鋸に関し、具体
的には、石材、金属、コンクリート、アスファルト、煉
瓦、土管等の切削に使用される高速切削鋸の製造方法と
製造装置、及びそれにより製造した切削鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築や土木工事等の現場におい
て、石材、金属、コンクリート、アスファルト、煉瓦、
土管等を切削するための切削工具として円板形状の切削
鋸が用いれている。通常、このような切削鋸は、炭素工
具鋼や低炭素工具鋼等のような高速工具鋼からなる所定
の厚さの円板形鋼製本体と、ダイヤモンド粒子と特定成
分の金属粉末とを混合し、その混合物を所定の形状に成
形し、同時に高温で焼結することによって形成される、
ダイヤモンドと金属粉末の混合物からなる複数個の切削
セグメントを有する。切削セグメントは、円板形鋼製本
体の周辺部に一定の間隔で溶接することで作製される。
【0003】従来、前述のような切削鋸の製造方法は、
図1に概略的に示したように、主要製造段階として、所
定の大きさのダイヤモンド粒子と所定の大きさ及び成分
の金属粉末とを混合してダイヤモンド−金属粉末の混合
物を用意する段階と、成形機の成形パターン内で加圧パ
ンチ手段を用いてダイヤモンド−金属粉末の混合物を加
圧して所定の形状の切削セグメントに成形する段階と、
このように成形された切削セグメントを別途の焼結炉に
より焼結させる段階と、このように焼結された切削セグ
メントを別途の溶接装置により円板形鋼製本体の周辺部
に一定間隔で溶接する段階とを含んでいる。これらの段
階は各々別途の場所で独立に行われる。
【0004】また、従来の切削鋸の製造方法は、焼結さ
れた切削セグメントらを円板形鋼製本体の周辺部に溶接
する前に、その成形時に周辺エッジに不所望に形成され
たバリ等を除去するためのバレル研磨段階と、焼結され
た切削セグメントの内側曲面をそれらが溶接される円板
形鋼製本体の外側の曲面と一致させるための丸み付け研
削段階とをさらに含む。
【0005】また、切削セグメントを円板形鋼製本体の
周辺部に一定の間隔で溶接して切削鋸を製造完了した後
には、必要に応じて切削セグメントの表面をドレッシン
グする段階と、このように完成された切削鋸の表面に塗
装したり、印を付ける段階とがさらに行われることもあ
る。
【0006】前述した従来の製造方法による切削鋸の製
造は、通常、前述した製造段階別に、各々分離された場
所に独立して設置された成形機、焼結炉、バレル研磨
機、丸み付け研削機、溶接機等を用いて行われる。
【0007】図2は従来の切削鋸製造装置における切削
セグメントを成形するための代表的な成形機を概略的に
示したものである。一般的に、この成形機は上下方向に
往復移動が可能な複数個のパンチ12からなる上部パン
チ組立体11を有する上部プレスと、上下方向に往復移
動が可能な複数個のパンチ14からなる下部パンチ組立
体13を有する下部プレスと、これら上下部プレスのパ
ンチの断面形状と対応する断面形状の成形パターン15
を有するダイ組立体18とを備えている。ダイ組立体1
8の上部平面に左右に一つずつ配置された成形材料充填
フィーダー16は、油圧シリンダ17により水平方向に
往復移動可能である。成形材料充填フィーダー16は別
途の粉末材料供給源(図示せず)に連結されている。
【0008】従来の製造装置において、前述した成形機
の他に、焼結炉、バレル研磨機、丸み付け研削機、溶接
機等は各々別途の位置で独立に作業するようにされたも
のである。これらは、本発明の分野で通常入手可能なも
のなので、それに対する図示及び詳細な説明は省略す
る。
【0009】前述した従来の製造方法及び製造装置を用
いた切削鋸の製造において、まず、所定の大きさのダイ
ヤモンド粒子と所定の大きさ及び成分の金属粉末とを混
合してダイヤモンド−金属粉末の混合物を用意する。次
に、ダイ組立体18の上部平面を水平方向に往復移動す
る成形材料充填フィーダー16により成形機のダイ組立
体18の成形パターン15内にダイヤモンド−金属粉末
の混合物を充填し、上部パンチ組立体11を下向きに移
動させ、上下方向に往復移動が可能な複数個のパンチ1
2によって成形パターン15内にダイアモンド−金属粉
末の混合物を押圧して所定の形状の切削セグメントを成
形する。このとき、下部プレスの下部パンチ組立体13
の上下方向に往復移動が可能な複数個のパンチ14は所
望の位置で停止のままで保持される。
【0010】上部パンチ組立体11を成形パターン15
から離して上向きに移動させ、下部パンチ組立体13を
所定の距離だけ上向きに移動させることで、成形された
切削セグメントは、下部パンチ組立体のパンチ14の上
方への移動によって成形パターン15の外に吐き出され
る。このように成形され、吐き出された切削セグメント
を成形機から焼結位置に移動させ、別途の焼結炉(図示
せず)内に投入して、所定の時間の間、所定の温度で焼
結させる。このように焼結された切削セグメントを再度
溶接位置に移動させ、別途の溶接装置(図示せず)を用い
て予め用意した円板形鋼製本体の周辺部に一定の間隔で
溶接する。
【0011】ところで、焼結された切削セグメントを円
板形鋼製本体の周辺部に溶接する前に、その成形時に切
削セグメントの周辺エッジに不所望に形成されたバリ等
を除去するために別途の位置でバレル研磨を行い、焼結
された切削セグメントの内側曲面をそれらが溶接される
円板形鋼製本体の外側の曲面と一致させるために、別途
の位置で丸み付け研削を行うことが必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の切削鋸の製造方法は、前述したように、ダイ
アモンド−金属粉末の混合物を加圧して所定の形状の切
削セグメントに成形する段階と、このように成形された
切削セグメントを焼結させる段階と、このように焼結さ
れた切削セグメントを円板形鋼製本体の周辺部に溶接す
る段階とが、各々別途の位置で独立に行われる。又、焼
結された切削セグメントを円板形鋼製本体の周辺部に溶
接する前に、その成形時に切削セグメントの周辺エッジ
に形成されたバリ等を除去する為のバレル研磨段階と、
焼結された切削セグメントの内側曲面を円板形鋼製本体
の外側の曲面と一致させるための丸み付け研削段階とを
別の場所で独立に行わねばならない。よって、従来の製
造方法によれば、製造段階ごとの半製品または中間製品
を別途の位置に移動させて別途の装置、器具により引き
続いて加工を行わねばならないので、製造時間が長く、
材料、エネルギ、人力等を多量に要するという問題があ
る。
【0013】そして、従来の製造装置は各製造段階別に
別途の位置に設けられた別途の装置、器具を用いねばな
らないため、このような装置、器具の設置のための広い
空間が必要であり、各装置、器具の設置位置に半製品ま
たは中間製品を移動させねばならない不便さがあり、材
料、エネルギ、人力等を多量に要するという問題があ
る。
【0014】図3は前述した製造方法により製造された
従来の切削鋸における切削セグメントの構造の一部を示
す断面図で、図4はそのような切削鋸を用いた切削作業
時に切削セグメントの表面が磨耗された状態の一例を示
す図と、一部拡大断面図である。
【0015】従来の切削鋸は、前述の説明から分かるよ
うに、所定の大きさのダイヤモンド粒子と所定の大きさ
及び成分の金属粉末とを混合してダイヤモンド−金属粉
末の混合物を作った後、このダイヤモンド−金属粉末の
混合物を成形パターン内で加圧して所定の形状の切削セ
グメントに成形し、さらにこの成形された切削セグメン
トを焼結炉で焼結後、焼結された切削セグメントを円板
形鋼製本体の周辺部に溶接することで完成される。
【0016】ここで、切削鋸の使用時に、通常、高速回
転する切削鋸の周辺部に接合された複数の切削セグメン
トが切削対象物と接触しながら、主に切削セグメントの
中に含有されているダイヤモンド粒子の強力な切削力に
より切削対象物は切削される。このような切削鋸の切削
効率の向上及びその寿命延長のためには、ダイヤモンド
−金属粉末の混合物からなる切削セグメント中にダイヤ
モンド粒子を均一に分布させることが望ましい。又、切
削鋸の長時間使用により、切削対象物と接する切削セグ
メントの表面が漸次磨耗し、その結果、切削セグメント
に含有されているダイヤモンド粒子が外に露出する。こ
のように露出したダイヤモンド粒子が、できるだけ長時
間切削セグメントから脱離しないように保持することが
望ましい。
【0017】しかし、従来の切削鋸においては、ダイヤ
モンド粒子と金属粉末の混合時にダイヤモンド粒子を所
望の通り均一に分布させることは困難である。その結
果、後続工程において、成形、焼結された切削セグメン
ト内のダイヤモンド粒子の分布が不均一になるという問
題がある。又、切削鋸の長時間使用による切削セグメン
トの磨耗により、露出したダイヤモンド粒子が切削セグ
メントから脱離しやすいという問題がある。
【0018】図3に示すように、従来の切削鋸20は、
円板形状の鋼製本体21の周辺部に一定の間隔で溶接さ
れた切削セグメント22のダイヤモンドと金属粉末の混
合物からなる焼結体内のダイヤモンド粒子23と金属粉
末24の分布状態が不均一である。よって、長時間使用
後には、切削セグメント22の表面の磨耗状態が不均一
になり、切削効率が低下し、切削鋸の寿命を短縮するこ
とになる。
【0019】また、図4から分かるように、長時間使用
後にはダイヤモンドより相対的に硬度の低い金属粉末焼
結体24がダイヤモンドより速く磨耗することにより、
ダイヤモンド粒子23が切削セグメント22の表面から
外に露出する。しかし、従来の切削鋸において、このよ
うに露出したダイヤモンド粒子23は、切削セグメント
内の金属粉末焼結体24との結合力が強くないため、切
削作業時の切削対象物との急速な接触による衝撃によ
り、切削セグメント22の表面から脱離しやすい傾向が
ある。
【0020】勿論、図4から分かるように、矢印の方向
に回転する切削セグメント22の表面に露出したダイヤ
モンド粒子23の前方よりも後方で金属粉末焼結体の磨
耗がより遅く進行するため、ダイヤモンド粒子23の後
方にはその前方よりも僅かに厚い金属粉末焼結体の残留
層25が形成され、この残留層によって、ある程度ダイ
ヤモンド粒子23が支持される。それにもかかわらず、
本発明者は、ダイヤモンド粒子が切削セグメントの表面
から、その大きさの約1/10〜1/3だけ露出した時に
ダイヤモンド粒子が脱離する現象を発見した。よって、
切削効率が低下し、切削鋸の寿命を短縮することにな
る。
【0021】本発明の目的は、製造工程を短縮すること
で、短時間且つ低廉な製造原価で切削鋸を製造すること
ができる方法を提供することにある。
【0022】本発明の他の目的は、別途の独立した多く
の製造設備を用いることなく、単一の製造設備を使用す
ることで、設置空間が小さく作業が簡便で経済的に切削
鋸を製造することができる切削鋸の製造装置を提供する
ことにある。
【0023】本発明のまた他の目的は、切削セグメント
を構成しているダイヤモンド−金属粉末の混合物の焼結
体内にダイヤモンド粒子が均一に分布した切削鋸を提供
することにある。
【0024】本発明のまた他の目的は、切削鋸の長時間
使用時に切削セグメントの磨耗により露出するダイヤモ
ンド粒子が切削セグメントから脱離しにくい切削鋸を提
供することにある。
【0025】本発明のまた他の目的は、ダイヤモンド−
金属粉末の混合物の焼結体内にダイヤモンド粒子が均一
に分布した切削鋸用切削セグメントを提供することにあ
る。
【0026】本発明のまた他の目的は、切削鋸の長時間
使用時に磨耗により露出するダイヤモンド粒子が脱離し
にくい切削鋸用切削セグメントを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に 本発明は、所定の厚さの円板形鋼製本体の周辺部に
ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物で形成された複数
個の切削セグメントが一定の間隔で接合された切削鋸の
製造方法において、所定の大きさのダイヤモンド粒子と
所定の大きさ及び成分の金属粉末とを混合してダイヤモ
ンド−金属粉末の混合物を用意する段階と;上下方向に
往復移動が可能な少くとも一つの上部パンチと、この上
部パンチに対応する断面形状の少くとも一つの成形パタ
ーンを有する下部ダイ組立体とからなる成形機の下部に
切削鋸の円板形鋼製本体を位置させて支持する段階と;
前記成形機の成形パターン内に所定量の前記ダイヤモン
ド−金属粉末の混合物を投入し、その混合物を成形パタ
ーン内に押圧することによって所定の形状の切削セグメ
ントに成形する段階と;前記成形パターン内で成形され
るダイヤモンド−金属粉末の混合物を加熱して、前記切
削セグメントのダイヤモンド−金属粉末の混合物中の金
属粉末を焼結させる段階と;前記加熱により、前記下部
ダイ組立体の成形パターンの下部に位置させた前記円板
形鋼製本体の周辺部に切削セグメントを接合する段階と
を備える切削鋸の製造方法を提供する。
【0028】また、本発明は、前記成形機の前記成形パ
ターン内に投入された前記ダイヤモンド−金属粉末の混
合物を押圧して切削セグメントに成形する段階と、前記
ダイヤモンド−金属粉末の混合物を加熱して前記切削セ
グメントのダイヤモンド−金属粉末の混合物中の金属粉
末を焼結させる段階と、前記加熱により、前記円板形鋼
製本体の所定の周辺部に切削セグメントを接合する段階
とが同時に行われる切削鋸の製造方法を提供する。
【0029】また、本発明は、円板形鋼製本体を所定の
角度ずつ段階的に回転させて、その本体の周辺部の全体
に渡って複数個の切削セグメントを順次接合する段階を
さらに備える切削鋸の製造方法を提供する。
【0030】本発明の切削鋸の製造方法の適用におい
て、前記ダイヤモンド−金属粉末の混合物は、所定の大
きさ及び成分の金属粉末と、所定の大きさのダイヤモン
ド粒子の回りに所定の大きさ及び成分の金属粉末をコー
ティングすることによって予め形成されたダイヤモンド
−金属粉末の粒子とからなることが望ましい。
【0031】また、本発明の他の特徴によれば、所定の
厚さの円板形鋼製本体の周辺部にダイヤモンド粒子と金
属粉末の混合物で形成された複数個の切削セグメントが
一定の間隔で接合された切削鋸の製造装置において、上
下方向に往復移動が可能な少くとも一つの上部パンチ
と;前記上部パンチに対応する断面形状の成形パターン
であって、ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物を投入
してその混合物を所定の形状に成形するための少くとも
一つの成形パターンを有する下部ダイ組立体と;前記下
部ダイ組立体の成形パターンの下部に前記円板形鋼製本
体の所定の周辺部を位置させて円板形鋼製本体を支持す
るための支持装置とを備える切削鋸の製造装置を提供す
る。
【0032】また、本発明の好適実施例によれば、前記
下部ダイ組立体の成形パターン内に投入されたダイヤモ
ンド−金属粉末の混合物を加熱するための加熱手段をさ
らに備える製造装置を提供する。望ましくは、この加熱
手段は電気的な加熱手段であり、より望ましくは、この
加熱手段は前記下部ダイ組立体の前記成形パターンの外
側に設置された誘導加熱コイルからなる。
【0033】また、本発明は、前記下部ダイ組立体の成
形パターンの下部に位置する前記円板形鋼製本体の左右
両側面又は何れか一方の側面と接するように、前記下部
ダイ組立体の成形パターンの下部に配置される少なくと
も一つの冷却又は放熱手段をさらに備える製造装置を提
供する。
【0034】また、本発明は、円板形鋼製本体の周辺部
全体に渡って複数個の切削セグメントを順次接合するよ
うに円板形鋼製本体を所定の角度ずつ段階的に回転させ
るための回転手段をさらに備える製造装置を提供する。
【0035】本発明の製造装置を用いた切削鋸の製造に
おいて、前記ダイヤモンド−金属粉末の混合物は、所定
の大きさ及び成分の金属粉末と、所定の大きさのダイヤ
モンド粒子の回りに所定の大きさ及び成分の金属粉末を
コーティングすることによって予め形成されたダイヤモ
ンド−金属粉末の粒子とからなることが望ましい。
【0036】本発明のまた他の特徴によれば、所定の厚
さの円板形鋼製本体の周辺部に、ダイヤモンド粒子と金
属粉末の混合物を所定の形状に成形し、焼結することに
よって形成された複数個の切削セグメントが一定の間隔
で接合された切削鋸において、前記切削セグメントが所
定の大きさ及び成分の金属粉末と、所定の大きさのダイ
ヤモンド粒子の回りに所定の大きさ及び成分の金属粉末
をコーティングすることによって予め形成されたダイヤ
モンド−金属粉末の粒子との混合物からなる切削鋸を提
供する。
【0037】本発明のまた他の特徴によれば、所定の大
きさ及び成分の金属粉末と、所定の大きさのダイヤモン
ド粒子の回りに所定の大きさ及び成分の金属粉末をコー
ティングすることによって形成されたダイヤモンド−金
属粉末の粒子との混合物を所定の形状に成形し、焼結し
て形成される切削セグメントを提供する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の好適実施例を詳細に説明する。
【0039】図5は本発明による切削鋸の製造方法を概
略的に示したブロック図である。同図を参照して、本発
明の製造方法は、まず、所定の大きさのダイヤモンド粒
子と所定の大きさ及び成分の金属粉末とを混合してダイ
ヤモンド−金属粉末の混合物を用意する。このとき、ダ
イヤモンド粒子と金属粉末は、通常の計量手段を用いて
必要量だけ計量し、通常の混合手段を用いて必要に応じ
て多様な混合比を持つように混合させる。
【0040】上下方向に往復移動が可能な上部パンチ
と、上部パンチに対応する断面形状の成形パターンであ
って、ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物を投入して
成形するための少なくとも一つの成形パターンを有する
下部ダイ組立体とからなる成形機の下に切削鋸の円板形
鋼製本体を位置させて支持する。前述のように用意した
ダイヤモンド−金属粉末の混合物の所定量を成形機の成
形パターン内に投入し、上部パンチで押圧して、所定の
形状、すなわち切削セグメントの形状に成形する。上部
パンチの断面形状と成形パターンの断面形状は成形され
るべき切削セグメントの断面形状と一致する。前述のよ
うに、ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物を成形パタ
ーン内に投入する前に、予め下部ダイ組立体の成形パタ
ーンの下部に円板形鋼製本体を位置させて固定すれば、
成形パターンの下部には従来の下部プレスの下部パンチ
の代わりに円板形鋼製本体の周辺部の一部が収まること
になる。
【0041】本発明の好適実施例によれば、成形機の成
形パターン内でダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物を
上部パンチで押圧して所定の形状の切削セグメントに成
形する時に、そのダイヤモンド−金属粉末の混合物を適
当な加熱手段で加熱してその混合物中の金属粉末を焼結
させると同時に、前述のように、成形パターンの下部に
予め位置させた円板形鋼製本体の周辺部に切削セグメン
トを接合する。従って、本発明では、このような成形、
焼結及び接合作業が同時に行われるため、工程短縮化を
図ることができ、従来のようなバレル研磨または丸み付
け研削工程は行う必要がない。
【0042】加熱手段としては、本発明の製造装置と関
連して後述するように、望ましくは電気的な加熱手段が
用いられ、より望ましくは成形パターン内のダイヤモン
ド−金属粉末の混合物を誘導加熱するように下部ダイ組
立体の成形パターンの外側に設置された電気コイルが用
いられる。この電気コイルには、加熱中、成形機の外側
に設置された別途の電力供給源から所定の交流電圧が印
加される。印加される電圧は、例えば100kHz〜3
50kHzの交流電圧5kV〜30kVが供給される
が、本発明はこの範囲に限定されるものではない。
【0043】電気的な加熱手段の他の例としては、ダイ
ヤモンド−金属粉末の混合物を押圧して切削セグメント
に成形する時、成形機の上部パンチを介して下部ダイ組
立体の成形パターン内のダイヤモンド−金属粉末の混合
物に直流電圧を印加する電源を用いることもできる。直
流電源を用いる場合、例えば3kA〜20kAの電流で
5V〜30Vの電圧が印加されるが、本発明はこの範囲
に限定されるものではない。このような交流又は直流電
圧の適用時間は例えば5〜30秒程度であるが、本発明
はこの範囲に限定されるものではない。
【0044】前述のように、電気的な加熱を行うと、成
形パターン内のダイヤモンド−金属粉末の混合物の温度
が600〜1200℃に達することで、金属粉末が焼結
され、下部ダイ組立体の成形パターンの下部に予め位置
させた円板形鋼製本体の周辺部に切削セグメントが接合
されることになる。このとき、電気コイルを用いる場
合、そのコイルに相当の熱が伝達される。切削セグメン
トが接合される円板形鋼製本体にも高温の熱が伝達され
る。その高温の熱のためにコイルが熱変形し、円板形鋼
製本体が熱変形したり、焼鈍されて、ねじれや強度の低
下等の欠点を招くことになる。このような熱変形または
焼鈍を防止するために、コイルと円板形鋼製本体を冷却
するのが好ましく、望ましくは、中空の長方形からなる
電気コイル内に冷却水を供給してコイルを冷却し、成形
パターンの下部に位置する円板形鋼製本体の左右両側面
または少なくとも一方の側面と接するように、冷却又は
放熱手段を配置する。
【0045】前述のように、成形パターン内に投入され
たダイヤモンド−金属粉末の混合物を切削セグメントの
形状に成形して焼結し、下部ダイ組立体の下部に予め位
置させた円板形鋼製本体の周辺部に切削セグメントを接
合し後、円板形鋼製本体を所定の角度だけ回転させ、そ
の周辺部の次の位置に前述した方法により他の切削セグ
メントを接合する。このような作業を繰り返すことで、
円板形鋼製本体の周辺部全体に渡って複数個の切削セグ
メントを順次接合させて切削鋸を完成することができ
る。
【0046】本発明の切削鋸の製造方法の適用におい
て、ダイヤモンド−金属粉末の混合物は所定の大きさ及
び成分の金属粉末と、所定の大きさのダイヤモンド粒子
の回りに所定の大きさ及び成分の金属粉末をコーティン
グすることによって予め形成されたダイヤモンド−金属
粉末の粒子とからなる。
【0047】ダイヤモンド−金属粉末の粒子は、例えば
各々1μm〜8000μmの粒度を持つダイヤモンド粒
子を核として、その回りに0.5μm〜200μmの粒
度を持つ金属粉末をコーティングすることによって形成
されるが、本発明はこの範囲に限定されるものではな
い。
【0048】ダイヤモンド−金属粉末の粒子を製造する
には、例えば密閉された筒状のチャンバー(図示せず)内
に所定の大きさのダイヤモンド粒子を投入し、チャンバ
ー底部の空気注入口から空気を高速でチャンバー内に注
入すれば、ダイヤモンド粒子がチャンバー内で浮遊す
る。このとき、チャンバーの上部に設置されたノズルを
通して所定の大きさ及び成分の金属粉末と添加剤を高速
でチャンバー内に噴射すると、浮遊しているダイヤモン
ド粒子の回りに金属粉末が均一にコーティングされる。
そうすれば、ほぼ均一な大きさのダイヤモンド−金属粉
末の粒子が得られ、必要に応じてダイヤモンド−金属粉
末の粒子を所定のメッシュの篩にかけると、より均一な
大きさのダイヤモンド−金属粉末の粒子が得られる。
【0049】前記のように、所定の大きさのダイヤモン
ド粒子の回りに所定の大きさ及び成分の金属粉末をコー
ティングすることによって形成されたダイヤモンド−金
属粉末の粒子は、焼結後、通常のダイヤモンド−金属粉
末の混合物の焼結体より高硬度を持つ。例えば、ダイヤ
モンド−金属粉末の粒子は、焼結後、ロックウェル硬度
でHRC 1〜60の硬度を持つ。ダイヤモンド−金属粉
末の粒子と金属粉末との混合物を所定の形状に成形し、
焼結することによって形成された切削セグメントは、全
体的にHRC 1〜60のロックウェル硬度を持つことに
なる。
【0050】図6は本発明の好適実施例による切削鋸の
製造装置の主要構造を示す概略図であり、一部断面を示
す。本発明と関連して当業界で通常使用されている部分
および付属品は図示を省略したが、その部分および付属
品が本発明の装置の一部に含まれることは勿論である。
【0051】図6に示すように、本発明の製造装置は、
少なくとも一つのパンチ102を有する上部パンチ組立
体101と、上部パンチ102に対応する断面形状の成
形パターンであって、ダイヤモンド粒子と金属粉末の混
合物を投入して所定の形状に成形するための少くとも一
つの成形パターン103を有する下部ダイ組立体104
とを備える。下部ダイ組立体104の下方には、その成
形パターンの下部に円板形鋼製本体131を位置させ、
成形作業時に円板形鋼製本体の周辺部に一つの切削セグ
メントを接合後、円板形鋼製本体を所定の角度だけ回転
させるための円板形鋼製本体支持装置141が配置され
る。図示されていないが、下部ダイ組立体104の左右
両側の下方には必要に応じて下部ダイ組立体を支持し、
下部ダイ組立体の全体の高さを調節する手段が配置され
る。
【0052】図示した例では上部パンチ102と成形パ
ターン103を一つずつ有するが、これらを複数有する
こともできるということは当業者には自明である。又、
図示しないが、上部パンチ組立体101はそれを上下方
向に往復移動させるプレスに連結されている。
【0053】上部パンチ組立体101は、成形作業時に
その上部に連結されたプレスにより上下方向に往復移動
することが可能であり、それによりパンチ102が成形
パターン103内に進入したり、成形パターン103か
ら出ることができる。
【0054】下部ダイ組立体104は左側ダイ組立体1
05と右側ダイ組立体106を有しており、これら左右
両側のダイ組立体105、106は各々その外側端部に
連結された油圧シリンダ107、108により水平方向
に所定の距離だけ往復移動が可能である。このような往
復移動は、左右両側のダイ組立体105、106の下部
に設置された直線運動ガイド109により水平方向に直
線状に行われる。左右両側のダイ組立体105、106
の各々の内側には左右両側の成形ダイ111、112が
着脱可能に装着されている。これら左右両側の成形ダイ
は互いに密着するように移動する時、成形パターン10
3を形成するように、左右両側の成形ダイ111、11
2の内側面には凹部が形成される。これに関しては図7
と図8を参照してより詳細に説明する。
【0055】左右両側の成形ダイ111、112はボル
ト113のような通常の締結手段により左右両側のダイ
組立体105、106の内側に着脱可能に装着されてい
る。成形作業時に成形パターン103内のダイヤモンド
−金属粉末の混合物を加熱する加熱手段である電気コイ
ル114が左右両側の成形ダイ111、112を貫通す
るように設置されている。電気コイル114は銅製の中
空の長方形状であって、その中空の内部には成形作業時
に冷却水が供給される。この電気コイルの両端部は別途
の交流電力供給源(図示せず)に接続される。この交流電
力供給源は通常の高周波、中周波又は低周波インバータ
ー等のように一般的に入手可能なものである。図示例で
は一つの電気コイル114が一つの成形パターン103
を囲むように配置されているが、成形パターンを複数個
にする場合には各成形パターンごとに電気コイル114
と同一または類似の電気コイルを配置できることは勿論
である。
【0056】左右両側の成形ダイ111、112の直下
には冷却又は放熱手段として左右両側の冷却ブロック1
15、116が設置されている。これら冷却ブロックに
は別途の冷却水供給源(図示せず)より冷却水を供給する
ために、可撓性のパイプ117が連結されている。左右
両側の冷却ブロック115、116は必要に応じて何れ
かを省略することもできる。また、図示例では二つの冷
却ブロックが一つの円板形鋼製本体の左右両側面と接す
るように配置されているが、成形パターンを複数個にし
て複数個の円板形鋼製本体を成形ダイの下部に配置する
場合には複数個の円板形鋼製本体間に冷却ブロック11
5、116と同一または類似の構造の冷却ブロックを追
加配置できる。
【0057】左右両側のダイ組立体105、106の上
部に配置されているのは左右両側の充填フィーダー11
8、119であり、これらフィーダーは各々の外側に設
置された油圧シリンダ120、121により水平方向に
往復移動可能である。成形作業時にその上部の導管12
2、123を通じて別途の成形材料供給源(図示せず)よ
りダイヤモンド粒子、金属粉末又はそれらの混合物を供
給される。
【0058】下部ダイ組立体104の下方に配置された
円板形鋼製本体支持装置141は、左右両側の支持ブロ
ック142、143と、円板形鋼製本体131の着脱時
に左側支持ブロック142を水平方向に往復移動させる
油圧シリンダ144と、円板形鋼製本体131の中心孔
に差し込まれてベアリング145により回転可能に支持
する軸146と、この軸146を一定の角度ずつ段階的
に回転させるステップモータ147とを備える。図示例
では一つの円板形鋼製本体を左右両側の支持ブロック1
42、143で支持するものとなっているが、成形パタ
ーンを複数個有する場合には、成形ダイの下部に成形パ
ターン数に対応して配置された複数個の円板形鋼製本体
を支持装置によって成形パターンと同じ間隔で支持する
ように、左右両側の支持ブロックと中間の支持ブロック
またはスペーサを、鋼製本体の間にサンドイッチ式に配
置する。
【0059】図7は左右両側の成形ダイ111、112
と、その直下に設置された左右両側の冷却ブロック11
5、116とを詳細に示す一部拡大断面図である。
【0060】図7に示すように、左右両側の成形ダイ1
11、112は前述のように、通常のボルト113等の
締結手段により左右両側のダイ組立体105、106の
内側に各々着脱可能に装着される。これら左右両側の成
形ダイ111、112は、その修理時に容易に分離可能
であったり、切削鋸の種類別に大きさが違う切削セグメ
ントを成形する場合、容易に他のサイズの成形ダイに交
換可能である。
【0061】前述のように、左右両側の成形ダイ11
1、112の各々の内側には、これら成形ダイが互いに
密着するように移動する時に成形パターン103を形成
するように凹部が形成されている。又、成形作業時に成
形パターン103内のダイヤモンド−金属粉末の混合物
を加熱する加熱手段である電気コイル114が左右両側
の成形ダイ111、112を貫通するように設置されて
いる。
【0062】左右両側の成形ダイ111、112の直下
には、前述のように、左右両側の冷却ブロック115、
116が設置されるが、これら冷却ブロックには別途の
冷却水供給源より冷却水を供給するために、可撓性のパ
イプ117が連結されている。これら冷却ブロック11
5、116は熱伝導率の良い銅製であることが望まし
く、熱伝導率に優れた他の金属又は合金で冷却ブロック
を製造することもできる。冷却ブロック115、116
の内側面は、成形作業時に円板形鋼製本体131の外側
面と密着するようになるので、円板形鋼製本体を動かな
いように固定すると同時に、成形パターンから円板形鋼
製本体に伝達される高熱を冷却する。冷却ブロック11
5、116は、修理又は交換時に必要に応じてダイ組立
体から容易に分離することができるようにボルト125
によりダイ組立体に装着される。
【0063】図8から分かるように、電気コイル114
は、左右両側の成形ダイ111、112の凹部126、
127により形成される成形パターン103の周囲に隣
接して配置されるように、左右両側の成形ダイ111、
112の本体を貫通するように設置される。電気コイル
が成形ダイを貫通する部位は点線で表されている。勿
論、このような電気コイル114が成形ダイを貫通する
ように設置する時に、通常の絶縁手段(図示せず)を用い
て左右両側の成形ダイ111、112と絶縁される。
【0064】図9に概略的に示すように、電気コイル1
14は切削鋸の円板形鋼製本体131の周辺部に接合さ
れる一つの切削セグメント132の外表面を囲むように
配置されることで、電圧印加時に切削セグメント132
を形成するダイヤモンド−金属粉末の混合物中の金属粉
末を誘導加熱することになる。切削セグメント132を
囲んでいるコイルの折曲部をリング形状に突出させるこ
とで、現在成形中の切削セグメント132の前に位置す
る、既に成形されて円板形鋼製本体131の周辺部に接
合された切削セグメント133との接触を防止しうる。
【0065】次に、本発明の製造装置を用いて切削鋸を
製造する方法を説明する。本発明の製造装置は全段階が
自動に行われるようにプログラミングされている。勿
論、半自動または手動作業も可能である。
【0066】まず、所定の大きさのダイヤモンド粒子と
所定の大きさ及び成分の金属粉末とを混合してダイヤモ
ンド−金属粉末の混合物を用意し、その混合物を成形材
料供給源(図示せず)に充填して充填フィーダー118、
119に供給する。このように、充填フィーダー11
8、119に供給された成形材料、すなわちダイヤモン
ド−金属粉末の混合物は、本発明の装置を作動させる
と、油圧シリンダ120、121により水平方向に移動
する充填フィーダーにより、左右両側の成形ダイ11
1、112の密着により形成された成形パターン103
に投入される。ダイヤモンド−金属粉末の混合物を成形
パターン103に投入する前に、切削鋸の円板形鋼製本
体131を成形ダイ111、112の下に位置させて支
持装置141で支持することにより、円板形鋼製本体1
31の所定の周辺部が成形ダイ111、112の下部の
内側に位置することになる。
【0067】このように、ダイヤモンド−金属粉末の混
合物が成形パターン103に投入されると、上部パンチ
組立体101が下降してパンチ102が成形パターン1
03内に挿入され、成形パターン103内のダイヤモン
ド−金属粉末の混合物を加圧して所望の形状の切削セグ
メントに成形できる。このような成形作業とともに、左
右両側の成形ダイ111、112を貫通するように設置
された電気コイル114に電圧が印加されて、成形パタ
ーン103内のダイヤモンド−金属粉末の混合物が誘導
加熱される。ダイヤモンド−金属粉末の混合物は、誘導
加熱による高熱のため、金属粉末が焼結されると同時
に、成形された切削セグメントが成形パターンの下部に
既に位置させた円板形鋼製本体131の周辺部に接合さ
れる。
【0068】ダイヤモンド−金属粉末の混合物を誘導加
熱する間には、例えば、約600〜1200℃の高温が
発生する。このような高温が電気コイル114と円板形
鋼製本体131に伝達されるのは好ましくない。このよ
うに伝達された高温により加熱された電気コイル114
と円板形鋼製本体131を冷却するため、前述のよう
に、冷却水が電気コイル114と冷却ブロック115、
116の内部に流される。
【0069】円板形鋼製本体131の周辺部に一つの切
削セグメントが接合されると、下部ダイ組立体104の
下方に設置されて円板形鋼製本体131を支持している
支持装置141のステップモータ147が所定の角度だ
け回転し、それにより、円板形鋼製本体131を所定の
角度だけ回転させる。円板形鋼製本体131の周辺部の
次の位置に接合されるべき切削セグメントを成形、焼結
して、接合するための作業が前述の通りに繰り返し行わ
れる。このような作業はプログラムにより連続的に行わ
れ、その結果、円板形鋼製本体131の周辺部の全体に
渡って複数個の切削セグメントが接合されることにな
る。
【0070】図10は本発明の好適実施例により、ダイ
ヤモンド−金属粉末の粒子と金属粉末の混合物を用いて
製造した切削鋸の切削セグメントの一部を示す断面図で
ある。
【0071】前述のように、ダイヤモンド−金属粉末の
粒子は一定の大きさを持つため、成形、焼結、接合の段
階を経て完成された切削鋸130の切削セグメント13
3内には図10に示すように、焼結されたダイヤモンド
−金属粉末の粒子134が均一に配列される。ダイヤモ
ンド−金属粉末の粒子と金属粉末の混合物で成形された
切削セグメントの焼結時には、前述したような誘導加熱
によりダイヤモンド−金属粉末の粒子と金属粉末の混合
物が600〜1200℃に瞬間的に加熱されるので混合
物中の金属粉末が焼結され、それと同時にダイヤモンド
粒子を囲んでいる金属粉末が一定の深さまで焼結され
る。よって、ダイヤモンド粒子は高温による影響を殆ど
受けないことになる。
【0072】例えば、ダイヤモンド−金属粉末の粒子
は、各々1μm〜8000μmの粒径範囲を持つダイヤ
モンド粒子の回りに0.5μm〜200μmの粒径範囲
を持つ金属粉末をコーティングすることによって形成さ
れる。そのように形成されたダイヤモンド−金属粉末の
粒子は、焼結後、ロックウェル硬度でHRC 1〜60の
硬度を持つ。その結果、ダイヤモンド−金属粉末の粒子
と金属粉末の混合物を所定の形状に成形し、焼結するこ
とによって形成された切削セグメントは、全体的にHR
C 1〜60のロックウェル硬度を持つことになる。
【0073】ダイヤモンド−金属粉末の混合物またはそ
の粒子の製造に用いられる金属粉末は、例えば、主成分
として、コバルト、鉄、タングステンの中の少くとも一
つを含有し、銅、錫、銅−錫の合金、ニッケル又はチタ
ンの中の少くとも一つをさらに含有する。
【0074】図11は本発明の好適実施例による切削鋸
の切削セグメントの磨耗状態を示す図と一部拡大断面図
である。図から分かるように、切削鋸130の長時間使
用後、切削セグメント133の磨耗した表面から露出す
るダイヤモンド粒子の高さはほぼ一定である。
【0075】また、ダイヤモンド−金属粉末の粒子13
4において、ダイヤモンドの粒子135を囲んでいる金
属粉末の焼結体の硬度は高く、ダイヤモンド−金属粉末
の粒子は一体で焼結されたものなので、ダイヤモンド粒
子と金属粉末の焼結体との間の結合力は優れている。よ
って、矢印の方向に回転する切削セグメント133の表
面に露出したダイヤモンド−金属粉末の粒子134が使
用時に磨耗しても、ダイヤモンド粒子135の後部に位
置する金属粉末焼結体部分の残留層136が相当期間保
持されるので、ダイヤモンド粒子135を相当期間支持
する役割を果たす。実際に、切削作業時に切削セグメン
ト133の表面から露出したダイヤモンド粒子135
は、露出高さがその高さの約3/5になるまでほとんど
脱離されることなく保持される。
【0076】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、切削
セグメントの成形、焼結、接合が同時に行われるため、
製造工程の短縮化を図ることができ、できるだけ早く低
廉な製造原価で切削鋸を製造することができる方法を提
供する。
【0077】また、本発明は、別途の独立された製造設
備を用いることなく、単一の製造設備を使用すること
で、設置空間が小さく作業が簡便で経済的に切削鋸を製
造することができる装置を提供する。
【0078】また、本発明は、切削セグメントを構成し
ているダイヤモンド−金属粉末の混合物の焼結体内のダ
イヤモンド粒子が均一に分布された切削鋸を提供し、長
時間使用時にも切削セグメントの磨耗により露出するダ
イヤモンド粒子が脱離しにくい切削鋸を提供する。
【0079】本発明の目的、特徴および利点は、図面と
詳細な説明に記述された内容に限定されず、特許請求の
範囲で請求する本発明の要旨から逸脱しない範囲内で多
様に訂正・変形が可能であることは、この分野の通常の
知識を有する者には自明な事実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する切削鋸を製造するための従来の
方法を概略的に示したブロック図である。
【図2】本発明に関する切削鋸を製造するための従来の
装置における成形機を示した概略図である。
【図3】従来の切削鋸の切削セグメントの構造の一部を
示す断面図である。
【図4】従来の切削鋸の切削セグメントの磨耗状態を示
す図と、一部拡大断面図である。
【図5】本発明の好適実施例による切削鋸の製造方法を
概略的に示したブロック図である。
【図6】本発明の好適実施例による切削鋸の製造装置の
主要構造を示した概略図であり、一部断面を示す。
【図7】本発明の好適実施例による切削鋸の製造装置の
主要部分を示した拡大断面図である。
【図8】本発明による切削鋸の製造装置において、切削
セグメントの焼結及び接合を行うための加熱手段の配置
の一例を示した概略平面図である。
【図9】本発明の切削鋸の製造方法において、加熱手段
と切削鋸のみを示した斜視図であり、他の構成は省略さ
れている。
【図10】本発明の好適実施例による切削鋸の切削セグ
メントの一部を示した断面図である。
【図11】本発明の好適実施例による切削鋸の切削セグ
メントの磨耗状態を示す図と、一部拡大断面図である。
【符号の説明】
101…上部パンチ組立体 102…上部パンチ 103…成形パターン 104…下部ダイ組立体 111、112…成形ダイ 114…電気コイル 115、116…冷却ブロック 130…切削鋸 131…円板形鋼製本体 133、133…切削セグメント 134…ダイヤモンド−金属粉末の粒子 135…ダイヤモンド粒子 141…円板形鋼製本体支持装置 147…ステップモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24D 3/06 B24D 3/06 A 5/06 5/06 B28D 1/04 B28D 1/04 B C22C 1/05 C22C 1/05 P Fターム(参考) 3C063 AA10 AB03 BA03 BA12 BB02 BC02 BG01 BG07 CC02 3C069 AA01 BA04 BB01 BB02 CA01 CA07 CA12 EA01 EA03 4K018 AD17 BC26 CA13 DA26 JA23 JA29 KA15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚さの円板形鋼製本体の周辺部に
    ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物で形成された複数
    個の切削セグメントが一定の間隔で接合された切削鋸の
    製造方法において、 所定の大きさのダイヤモンド粒子と所定の大きさ及び成
    分の金属粉末とを混合してダイヤモンド−金属粉末の混
    合物を用意する段階と;上下方向に往復移動が可能な少
    くとも一つの上部パンチと、この上部パンチに対応する
    断面形状の少くとも一つの成形パターンを有する下部ダ
    イ組立体とからなる成形機の下部に切削鋸の円板形鋼製
    本体を位置させて支持する段階と;前記成形機の成形パ
    ターン内に所定量の前記ダイヤモンド−金属粉末の混合
    物を投入し、成形パターン内の混合物を押圧することに
    よって所定の形状の切削セグメントに成形する段階と;
    前記成形パターン内で成形されるダイヤモンド−金属粉
    末の混合物を加熱して、前記切削セグメントのダイヤモ
    ンド−金属粉末の混合物中の金属粉末を焼結させる段階
    と;前記加熱により、前記下部ダイ組立体の成形パター
    ンの下部に位置させた前記円板形鋼製本体の周辺部に切
    削セグメントを接合する段階とを備えることを特徴とす
    る切削鋸の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記成型機の前記成形パターン内に投入
    された前記ダイヤモンド−金属粉末の混合物を押圧して
    切削セグメントに成形する段階と、前記ダイヤモンド−
    金属粉末の混合物を加熱して前記切削セグメントのダイ
    ヤモンド−金属粉末の混合物中の金属粉末を焼結させる
    段階と、前記加熱により、前記下部ダイ組立体の成形パ
    ターンの下部に予め位置させた前記円板形鋼製本体の所
    定の周辺部に切削セグメントを接合する段階とが同時に
    行われることを特徴とする請求項1に記載の切削鋸の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記円板形鋼製本体を所定の角度ずつ段
    階的に回転させ、その本体の周辺部の全体に渡って複数
    個の切削セグメントを順次接合することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の切削鋸の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記加熱は電気的な加熱であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の切削鋸の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記電気的な加熱は、前記成形機の下部
    ダイ組立体の成形パターンの外に隣接して設置されたコ
    イルに交流電圧を印加して行われることを特徴とする請
    求項4に記載の切削鋸の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記電気的な加熱は、ダイヤモンド−金
    属粉末の混合物を押圧して切削セグメントに成形すると
    き、前記成形機の上部パンチを介して下部ダイ組立体の
    成形パターン内のダイヤモンド−金属粉末の混合物に印
    加される直流電圧により行われることを特徴とする請求
    項4に記載の切削鋸の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ダイヤモンド−金属粉末の混合物
    は、所定の大きさ及び成分の金属粉末と、所定の大きさ
    のダイヤモンド粒子の回りに所定の大きさ及び成分の金
    属粉末をコーティングすることによって予め形成された
    ダイヤモンド−金属粉末の粒子との混合物であることを
    特徴とする請求項1に記載の切削鋸の製造方法。
  8. 【請求項8】 所定の厚さの円板形鋼製本体の周辺部に
    ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物で形成された複数
    個の切削セグメントが一定の間隔で接合された切削鋸の
    製造装置において、 上下方向に往復移動が可能な少くとも一つの上部パンチ
    と;前記上部パンチに対応する断面形状の成形パターン
    であって、ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物を投入
    してその混合物を所定の形状に成形するための少くとも
    一つの成形パターンを有する下部ダイ組立体と;前記下
    部ダイ組立体の成形パターンの下部に前記円板形鋼製本
    体の所定の周辺部を位置させて円板形鋼製本体を支持す
    るための支持装置とを備えることを特徴とする切削鋸の
    製造装置。
  9. 【請求項9】 前記下部ダイ組立体の上部平面を水平方
    向に往復移動しながら、前記成形パターン内にダイヤモ
    ンド粒子、金属粉末又はそれらの混合物を投入するため
    の少くとも一つの充填フィーダーをさらに備えることを
    特徴とする請求項8に記載の切削鋸の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記下部ダイ組立体の成形パターン内
    に投入されたダイヤモンド−金属粉末の混合物を加熱す
    るための加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項8に記載の切削鋸の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱手段は電気的な加熱手段であ
    ることを特徴とする請求項10に記載の切削鋸の製造装
    置。
  12. 【請求項12】 前記加熱手段は、前記下部ダイ組立体
    の前記成形パターンの外側に隣接して設置された誘導加
    熱コイルであることを特徴とする請求項10又は11に
    記載の切削鋸の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記加熱手段は、ダイヤモンド−金属
    粉末の混合物を押圧して切削セグメントに成形すると
    き、前記成形機の上部パンチを介して下部ダイ組立体の
    成形パターン内のダイヤモンド−金属粉末の混合物に印
    加される直流電源であることを特徴とする請求項10又
    は11に記載の切削鋸の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記下部ダイ組立体の成形パターンの
    下部に位置する前記円板形鋼製本体の左右両側面又は何
    れか一方の側面と接するように、前記下部ダイ組立体の
    成形パターンの下部に配置される少くとも一つの冷却又
    は放熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に
    記載の切削鋸の製造装置。
  15. 【請求項15】 前記円板形鋼製本体の支持装置には、
    前記円板形鋼製本体を所定の角度ずつ段階的に回転させ
    るための回転手段が備えられることを特徴とする請求項
    8に記載の切削鋸の製造装置。
  16. 【請求項16】 所定の厚さの円板形鋼製本体の周辺部
    にダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物で形成された所
    定の形状の複数個の切削セグメントが一定の間隔で接合
    された切削鋸において、 前記切削セグメントは、所定の大きさ及び成分の金属粉
    末と、所定の大きさのダイヤモンド粒子の回りに所定の
    大きさ及び成分の金属粉末をコーティングすることによ
    って予め形成されたダイヤモンド−金属粉末の粒子との
    混合物を所定の形状に成形し、焼結することによって形
    成されることを特徴とする切削鋸。
  17. 【請求項17】 ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物
    で形成されて切削鋸用として使用される切削セグメント
    において、 ダイヤモンド粒子と金属粉末の混合物が、所定の大きさ
    及び成分の金属粉末と、所定の大きさのダイヤモンド粒
    子の回りに所定の大きさ及び成分の金属粉末をコーティ
    ングすることによって予め形成されたダイヤモンド−金
    属粉末の粒子との混合物であることを特徴とする切削セ
    グメント。
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