JP2002166206A - ライン用塗装ブース - Google Patents
ライン用塗装ブースInfo
- Publication number
- JP2002166206A JP2002166206A JP2000364246A JP2000364246A JP2002166206A JP 2002166206 A JP2002166206 A JP 2002166206A JP 2000364246 A JP2000364246 A JP 2000364246A JP 2000364246 A JP2000364246 A JP 2000364246A JP 2002166206 A JP2002166206 A JP 2002166206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spray
- chamber
- spray chamber
- common
- duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 厳しい大気環境規制をクリアする塗装ブー
ス 【解決手段】 複数の塗装ブースの各床面下に共通噴霧
室を設け、噴霧ノズルを複数有する噴霧管をこの共通噴
霧室の入口に配置してウオーターカーテンを形成する。
共通噴霧室２中央に泥流通路を区画し、この泥流通路に
泥流が落ち込むように共通噴霧室２底面に傾斜を設け
る。 共通噴霧室の側壁にエアフィルタ付きのダクト室
６複数配置し、このエアフィルタの後方に噴霧ノズルを
複数有するダクト用噴霧管を配置して二重のウオーター
カーテンを形成する。 【効果】 ＶＯＣと塗装ミストを完全に除去でき環境規
制に十分対処でき塗装ブースを提供しえる。
ス 【解決手段】 複数の塗装ブースの各床面下に共通噴霧
室を設け、噴霧ノズルを複数有する噴霧管をこの共通噴
霧室の入口に配置してウオーターカーテンを形成する。
共通噴霧室２中央に泥流通路を区画し、この泥流通路に
泥流が落ち込むように共通噴霧室２底面に傾斜を設け
る。 共通噴霧室の側壁にエアフィルタ付きのダクト室
６複数配置し、このエアフィルタの後方に噴霧ノズルを
複数有するダクト用噴霧管を配置して二重のウオーター
カーテンを形成する。 【効果】 ＶＯＣと塗装ミストを完全に除去でき環境規
制に十分対処でき塗装ブースを提供しえる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の製造ライ
ンに配置されるライン用塗装ブースに関する。
ンに配置されるライン用塗装ブースに関する。
【０００２】
【従来の技術】塗装時に発生するＶＯＣ（揮発性有機溶
剤）の大気中への放出抑制と塗装ブース内での低減を図
るために、塗装ブース床面下に噴霧室を配置し、ウオー
ターカーテンで吸収除去する（特許第3112582号)。塗装
ブース内の空気をきれいにして放出するエアフィルタに
水フィルタを採用して維持費の低減を図る（特願平7-28
7813号)。
剤）の大気中への放出抑制と塗装ブース内での低減を図
るために、塗装ブース床面下に噴霧室を配置し、ウオー
ターカーテンで吸収除去する（特許第3112582号)。塗装
ブース内の空気をきれいにして放出するエアフィルタに
水フィルタを採用して維持費の低減を図る（特願平7-28
7813号)。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】自動車ライン用塗装ブ
ースには上記修理工場用塗装ブースの排気浄化とは桁違
いの浄化能力が要求される。エアカーテンに捕捉される
塗装粉体（ミスト）は泥流となって底部に溜まる。円滑
にこの泥流を集めて回収する必要がある。通常は排気が
再び空気フィルタを経てライン用塗装ブース内に供給さ
れるため、排気の浄化能力の低下を阻止する必要があ
る。
ースには上記修理工場用塗装ブースの排気浄化とは桁違
いの浄化能力が要求される。エアカーテンに捕捉される
塗装粉体（ミスト）は泥流となって底部に溜まる。円滑
にこの泥流を集めて回収する必要がある。通常は排気が
再び空気フィルタを経てライン用塗装ブース内に供給さ
れるため、排気の浄化能力の低下を阻止する必要があ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】複数の塗装ブース１の各
床面下に共通噴霧室２を設け、噴霧ノズルを複数有する
噴霧管４をこの共通噴霧室２の入口中央に配置してウオ
ーターカーテンを形成し、共通噴霧室２の底部中央に泥
流通路５を区画する。第２図のように２列の噴霧管４の
各噴霧ノズルからは循環水が扇状に散布され、塗装ブー
ス１から共通噴霧室２に吸引される空気はこのウオータ
ーカーテンにて浄化される。塗装粉体（ミスト）やＶＯ
Ｃそしてチリや埃は噴霧水とともに共通噴霧室２の底部
に溜まる。共通噴霧室２の底面は中央の泥流通路５に向
けて傾斜している。傾斜を有する泥流通路５はライン通
路10へと泥流を導く。共通噴霧室２の側壁にエアフィル
タ付きのダクト室６を複数配置し、各エアフィルタ７の
後方に噴霧ノズルを複数有するダクト用噴霧管３を配置
する。ダクト用噴霧管３を二列に配置し、ウオーターカ
ーテンを二重配列し、一方のウオーターカーテンでエア
フィルタ７の目詰まりを防ぐ。 ダクト室６の底面に傾
斜を設けてダクト用噴霧管３のウオーターカーテンで捕
捉された泥流を共通噴霧室２の底部へと導く。エアフィ
ルタ７の下部はこの泥流を導くべく空いている。ファン
９によりダクト室６内で浄化された空気は強制排出され
る。
床面下に共通噴霧室２を設け、噴霧ノズルを複数有する
噴霧管４をこの共通噴霧室２の入口中央に配置してウオ
ーターカーテンを形成し、共通噴霧室２の底部中央に泥
流通路５を区画する。第２図のように２列の噴霧管４の
各噴霧ノズルからは循環水が扇状に散布され、塗装ブー
ス１から共通噴霧室２に吸引される空気はこのウオータ
ーカーテンにて浄化される。塗装粉体（ミスト）やＶＯ
Ｃそしてチリや埃は噴霧水とともに共通噴霧室２の底部
に溜まる。共通噴霧室２の底面は中央の泥流通路５に向
けて傾斜している。傾斜を有する泥流通路５はライン通
路10へと泥流を導く。共通噴霧室２の側壁にエアフィル
タ付きのダクト室６を複数配置し、各エアフィルタ７の
後方に噴霧ノズルを複数有するダクト用噴霧管３を配置
する。ダクト用噴霧管３を二列に配置し、ウオーターカ
ーテンを二重配列し、一方のウオーターカーテンでエア
フィルタ７の目詰まりを防ぐ。 ダクト室６の底面に傾
斜を設けてダクト用噴霧管３のウオーターカーテンで捕
捉された泥流を共通噴霧室２の底部へと導く。エアフィ
ルタ７の下部はこの泥流を導くべく空いている。ファン
９によりダクト室６内で浄化された空気は強制排出され
る。
【０００５】塗装ブース１の天井からはエアフィルタを
通過して清浄空気が供給される（特願平10-134646)。製
造工場内の空気が加湿されて圧入される。第1図のよう
に塗装ブース１内を通過して共通噴霧室２そしてダクト
室６を経て外に排出される。塗装ブース１内で発生した
ＶＯＣや塗装粉体（ミスト）は、噴霧管４とダクト用噴
霧管３の各噴霧ノズルから散水される各ウオーターカー
テンにより殆ど吸収され泥流となって泥流通路５に至
る。泥流通路５からライン用通路10を経て泥流は回収さ
れる。各噴霧ノズルからの噴霧水は、共通噴霧室２内に
溜まり、ポンプ８により噴霧管４とダクト用噴霧管３に
循環される。
通過して清浄空気が供給される（特願平10-134646)。製
造工場内の空気が加湿されて圧入される。第1図のよう
に塗装ブース１内を通過して共通噴霧室２そしてダクト
室６を経て外に排出される。塗装ブース１内で発生した
ＶＯＣや塗装粉体（ミスト）は、噴霧管４とダクト用噴
霧管３の各噴霧ノズルから散水される各ウオーターカー
テンにより殆ど吸収され泥流となって泥流通路５に至
る。泥流通路５からライン用通路10を経て泥流は回収さ
れる。各噴霧ノズルからの噴霧水は、共通噴霧室２内に
溜まり、ポンプ８により噴霧管４とダクト用噴霧管３に
循環される。
【０００６】
【発明の効果】本発明は複数の塗装ブース１の各床面下
に共通噴霧室２を設け、噴霧ノズルを複数有する噴霧管
４をこの共通噴霧室２の入口に配置してウオーターカー
テンを形成し、共通噴霧室２の中央に泥流通路５を区画
し、この泥流通路５に泥流が落ち込むように共通噴霧室
２の底面に傾斜を設け、 共通噴霧室２の側壁にエアフ
ィルタ付きのダクト室６を複数配置し、このエアフィル
タ７の後方に噴霧ノズルを複数有するダクト用噴霧管３
を配置してウオーターカーテンを形成したため、ＶＯＣ
や塗装粉体（ミスト）は殆ど除去され厳しい大気環境規
制をクリアできた。また、塗装ブース１内では発生した
ＶＯＣや塗装粉体（ミスト）が直ちに床下の共通噴霧室
２へと導かれるため、塗装作業環境と塗装品質の向上が
可能になった。
に共通噴霧室２を設け、噴霧ノズルを複数有する噴霧管
４をこの共通噴霧室２の入口に配置してウオーターカー
テンを形成し、共通噴霧室２の中央に泥流通路５を区画
し、この泥流通路５に泥流が落ち込むように共通噴霧室
２の底面に傾斜を設け、 共通噴霧室２の側壁にエアフ
ィルタ付きのダクト室６を複数配置し、このエアフィル
タ７の後方に噴霧ノズルを複数有するダクト用噴霧管３
を配置してウオーターカーテンを形成したため、ＶＯＣ
や塗装粉体（ミスト）は殆ど除去され厳しい大気環境規
制をクリアできた。また、塗装ブース１内では発生した
ＶＯＣや塗装粉体（ミスト）が直ちに床下の共通噴霧室
２へと導かれるため、塗装作業環境と塗装品質の向上が
可能になった。
【図１】システム全体の概略図である。
【図２】共通噴霧室の平面図である。
【図３】共通噴霧室の側面図である。
１ 塗装ブース ２ 共通噴霧室 ３ ダクト用噴霧管 ４ 噴霧管 ５ 泥流通路 ６ ダクト室 ７ エアフィルタ ８ ポンプ ９ ファン 10 ライン通路
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の塗装ブース１の各床面下に共通噴
霧室２を設け、噴霧ノズルを複数有する噴霧管４をこの
共通噴霧室２の入口に配置してウオーターカーテンを形
成し、共通噴霧室２の中央に泥流通路５を区画し、この
泥流通路５に泥流が落ち込むように共通噴霧室２の底面
に傾斜を設け、 共通噴霧室２の側壁にエアフィルタ付
きのダクト室６を複数配置し、このエアフィルタ７の後
方に噴霧ノズルを複数有するダクト用噴霧管３を配置し
てウオーターカーテンを形成してなる、ライン用塗装ブ
ース。 - 【請求項２】 ダクト用噴霧管３を二列に配置し、ウオ
ーターカーテンを二重配列し、一方のウオーターカーテ
ンでエアフィルタ７の目詰まりを防ぐ、請求項１記載の
ライン用塗装ブース。 - 【請求項３】 ダクト室６の底面に傾斜を設けてダクト
用噴霧管３のウオーターカーテンで捕捉された泥流を共
通噴霧室２の底部へと導く、請求項２記載のライン用塗
装ブース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000364246A JP2002166206A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ライン用塗装ブース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000364246A JP2002166206A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ライン用塗装ブース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002166206A true JP2002166206A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18835226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000364246A Pending JP2002166206A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | ライン用塗装ブース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002166206A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9643118B2 (en) | 2005-03-24 | 2017-05-09 | Durr Systems, Inc. | Device for removing wet paint overspray |
| JP2017100049A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | パーカーエンジニアリング株式会社 | マイクロバブルを使用した塗装ブースの塗料ミスト除去方法 |
| CN115475464A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-12-16 | 芜湖韩保光学新材料有限公司 | 一种光学薄膜绕卷生产线用异物侵入处理装置 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000364246A patent/JP2002166206A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9643118B2 (en) | 2005-03-24 | 2017-05-09 | Durr Systems, Inc. | Device for removing wet paint overspray |
| JP2017100049A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | パーカーエンジニアリング株式会社 | マイクロバブルを使用した塗装ブースの塗料ミスト除去方法 |
| CN115475464A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-12-16 | 芜湖韩保光学新材料有限公司 | 一种光学薄膜绕卷生产线用异物侵入处理装置 |
| CN115475464B (zh) * | 2022-09-23 | 2023-05-30 | 芜湖韩保光学新材料有限公司 | 一种光学薄膜绕卷生产线用异物侵入处理装置 |
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