JP2002165147A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2002165147A
JP2002165147A JP2001351840A JP2001351840A JP2002165147A JP 2002165147 A JP2002165147 A JP 2002165147A JP 2001351840 A JP2001351840 A JP 2001351840A JP 2001351840 A JP2001351840 A JP 2001351840A JP 2002165147 A JP2002165147 A JP 2002165147A
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signal
filter
definition television
television signal
amplifier
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JP2001351840A
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Yutaka Igarashi
豊 五十嵐
Hiroyuki Mizukami
博之 水上
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準方式のテレビジョン信号と高精細テレビ
ジョン信号をどちらも選択的に受信可能とする。 【解決手段】 ダブルスーパーヘテロダイン方式の受信
装置を基本構成として、第1のIFフィルタ50に高精
細テレビジョン信号用バンドパスフィルタを用い、第2
のミキサ70を経てスイッチ320により分岐し、高精
細テレビジョン信号の受信時には、第2のIFフィルタ
80に高精細テレビジョン信号用のSAWフィルタを用
い、さらに、第3のIF信号に変換する第3のミキサ1
00と高精細テレビジョン信号用復調器290を設け、
標準方式のテレビジョン信号の受信時には、第2のIF
フィルタ81に標準方式のテレビジョン信号用のSAW
フィルタを用い、標準方式のテレビジョン信号用AM復
調器291を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精細テレビジョ
ン信号を受信可能な受信装置に係り、特に、NTSC方
式のような標準方式のテレビジョン信号と同じ帯域幅に
圧縮された高精細テレビジョン信号と標準方式のテレビ
ジョン信号とが同じチャネル内に多重されて伝送された
場合にも、受信可能な高精細テレビジョン信号受信装置
に関する。
【0002】また、本発明は、高精細テレビジョン信号
と標準テレビジョン信号とを選択的に受信可能な高精細
テレビジョン信号受信装置に係り、標準方式のテレビジ
ョン信号と同じ帯域幅に圧縮された高精細テレビジョン
信号と標準方式のテレビジョン信号(NTSC方式に限
らず、AM変調された他の標準方式によるテレビジョン
信号も含む)とを共用受信することができるようにした
高精細テレビジョン信号受信装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送やCATV放送
などの拡充により、放送の多チャネル化が進められてい
る。これに伴い、多チャネル受信時でも、イメージ妨害
低減や局部発振信号の漏洩による受信妨害を低減するた
めに、ダブルスーパーヘテロダイン方式の受信装置が用
いられるようになってきた。
【0004】図11は従来のダブルスーパーヘテロダイ
ン方式テレビジョン受信装置の一例を示すブロック図で
あって、10はテレビジョン信号の入力端子、20は入
力フィルタ、30は可変利得増幅器、40はミクサ(混
合回路)、50はIFフィルタ(中間周波フィルタ)、
60はIF増幅器(中間周波増幅回路)、70はミク
サ、81はIFフィルタ、92はIF増幅器、130は
局部発振器、140はPLL(Phase Locked Loop)シ
ンセサイザ回路、150は基準発振器、161は局部発
振器、230は制御回路、240は選局信号の入力端
子、291はAM(Amplitude Modulation)復調器、3
30は映像及び音声信号の出力端子である。
【0005】同図において、標準方式(ここでは、NT
SC方式とするが、本発明では、これに限るものではな
い)のテレビジョン信号でAM変調されたRF(Radio
Frequency)信号が入力端子10から入力され、入力フ
ィルタ20で帯域を分割されて、希望チャネルの信号を
含む帯域のみが選択的に可変利得増幅器30に供給され
る。入力フィルタ20は、入力端子240から入力され
る選局信号により、制御回路230で適当な通過帯域と
なるように制御される。可変利得増幅器30は入力フィ
ルタ20で帯域制限された信号を、適当な受信レベルと
なるように、増幅あるいは減衰し、ミクサ40に供給す
る。
【0006】局部発振器130は、入力端子240から
入力される選局信号により、希望チャネルに対応した周
波数で発振を行なうように、制御回路230とPLLシ
ンセサイザ回路140により制御される。PLLシンセ
サイザ回路140は、基準発振器150からの安定した
周波数の発振信号の分周されたものと、局部発振器13
0からの発振信号の分周されたものとを比較し、その誤
差が零となるように局部発振器130の発振周波数を制
御する。これらの分周比を制御回路230によって適当
に変えることにより、局部発振器130は希望チャネル
に対応した周波数で発振することが可能となる。
【0007】ミクサ40は、可変利得増幅器30の出力
信号と局部発振器130からの発振信号とを混合し、第
1のIF信号(第1の中間周波信号)を出力する。IF
フィルタ50はこの第1のIF信号の希望チャネルのみ
を選択的に通過させる。IF増幅器60はこのIFフィ
ルタ50の出力信号を増幅する。ミクサ70はこのIF
増幅器60の出力信号と局部発振器161からの局部発
振信号とを混合し、第2のIF信号を出力する。この第
2のIF信号は、SAW(Surface Acoustic Wave)フ
ィルタなどで構成されるIFフィルタ81で希望チャネ
ルのみが抽出され、IF増幅回路92で増幅された後、
AM復調器291で復調される。これにより、ベースバ
ンドの映像信号と音声信号とからなるNTSC方式のテ
レビジョン信号が得られ、出力端子330から出力され
る。
【0008】なお、AM復調器291は、可変利得増幅
器30の利得制御信号と局部発振器161の発振周波数
の微調整のための制御信号とを出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、NTSC方式のような標準方式のテレビジ
ョン信号を受信するためのものであり、高精細テレビジ
ョン信号のようなディジタル変調された信号の受信は考
慮されていない。また、標準方式のテレビジョン信号と
高精細テレビジョン信号が同一チャネル内に多重されて
伝送されることなども考慮されていなかった。
【0010】本発明の目的は、標準方式のテレビジョン
信号と高精細テレビジョン信号とのどちらをも選択的に
受信可能とした高精細テレビジョン信号受信装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、高精細テレビジョン信号の受信のため
に、図11に示したような第1,第2のミクサを有する
ダブルスーパーへテロダイン方式を基本構成として、第
1のIFフィルタに高精細テレビジョン信号の復調を劣
化させない程度の帯域内平坦度特性と低群遅延偏差特性
を有するバンドパスフィルタを用い、第2のIFフィル
タに高精細テレビジョン信号用のフィルタ(SAWフィ
ルタなど)を用い、高精細テレビジョン信号について
は、さらに第3の中間周波数信号に変換する第3のミク
サを設け、復調部に高精細テレビジョン信号用復調器を
設けたものである。
【0012】また、本発明は、高精細テレビジョン信号
と標準方式のテレビジョン信号の共用受信のために、図
11に示したような第1,第2のミクサを有するダブル
スーパーへテロダイン方式を基本構成として、第1のI
Fフィルタに高精細テレビジョン信号の復調を劣化させ
ない程度の帯域内平坦度特性と低群遅延偏差特性を有す
るバンドパスフィルタを用い、第2のIFフィルタ81
に高精細テレビジョン信号用のフィルタとNTSC方式
テレビジョン信号の如き標準方式のテレビジョン信号用
のフィルタ(SAWフィルタなど)を用い、高精細テレ
ビジョン信号については、さらに第3の中間周波数信号
に変換する第3のミクサを設け、復調部に高精細テレビ
ジョン信号用復調器を設けるとともに、標準方式のテレ
ビジョン信号については、復調部に標準方式のテレビジ
ョン信号用AM復調器を設けたものである。
【0013】さらに、本発明は、高精細テレビジョン信
号と標準方式のテレビジョン信号の共用受信のために、
本発明では、図11に示したような第1,第2のミクサ
を有するダブルスーパーへテロダイン方式を基本構成と
して、第1のIFフィルタに高精細テレビジョン信号の
復調を劣化させない程度の帯域内平坦度特性と低群遅延
偏差特性を有するバンドパスフィルタを用い、第2のI
Fフィルタに高精細テレビジョン信号用のフィルタを用
い、さらに第3の中間周波数信号に変換する第3ミクサ
を設け、復調部に高精細テレビジョン信号と標準方式の
テレビジョン信号の共用復調器を設けたものである。
【0014】本発明では、上記の構成により、標準方式
のテレビジョン信号と高精細テレビジョン信号が同一チ
ャネル内に多重されて伝送されても、各々が単独に伝送
されても、それらの信号を選択的に受信することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。但し、ここでは、標準方式のテレビジョ
ン信号として、NTSC方式によるテレビジョン信号
(以下、単にNTSC信号という)を例に説明する。
【0016】図1は本発明による高精細デレビジョン受
信装置の第1の実施形態を示すブロック図であって、1
0はテレビジョン信号の入力端子、20は入力フィル
タ、30は可変利得増幅器、40はミクサ、50はIF
フィルタ、60はIF増幅器、70はミクサ、80はI
Fフィルタ、90はIF可変利得増幅器、100はミク
サ、110はIFフィルタ、120はIF可変利得増幅
器、130は局部発振器、140はPLLシンセサイ
ザ、150は基準発振器、160は局部発振器、170
はPLLシンセサイザ、180は基準発振器、190は
局部発振器、200は切換スイッチ、210,220は
固定値発生回路、230は制御回路、240は選局信号
の入力端子、250はAGC切換スイッチ、260は増
幅・平滑回路、270は検波回路、280はフィルタ、
290は高精細テレビジョン信号復調器、300は高精
細テレビジョン信号の出力端子である。
【0017】同図において、ディジタル化されている高
精細テレビジョン信号はデータ圧縮され、QAM(直交
軸振幅変調)、QPSK(四相位相変調)、OFDM
(直交周波数多重)などでディジタル変調されており、
通常のテレビジョン信号のほぼ同じ帯域幅を有する。こ
の高精細テレビジョン信号は入力端子10から入力さ
れ、入力フィルタ20でVHF帯,UHF帯に分割され
(さらには、VHF帯を低域,中域,高域に分割する場
合もある)、希望チャネルを含む帯域の信号のみが抽出
されて可変利得増幅器30に供給される。
【0018】この入力フィルタ20は、入力端子240
から入力される選局信号により、制御回路230で適当
な通過帯域となるように制御される。この入力フィルタ
20により、可変利得増幅器30に供給されるチャネル
数が低減され、これにより、これ以降の回路で生ずる入
力信号同士の相互変調妨害などを低減することができ
る。
【0019】入力フィルタ20で帯域制限された信号
は、可変利得増幅器30で適当な受信レベルとなるよう
に増幅あるいは減衰された後、ミクサ40に供給され
る。
【0020】一方、局部発振器130は、入力端子24
0から入力される選局信号により、希望チャネルに対応
した周波数で発振を行なうように、制御回路230とP
LLシンセサイザ回路140とにより制御される。PL
Lシンセサイザ回路140は、基準発振器150からの
安定した周波数の発振信号が分周されたものと局部発振
器130からの発振信号が分周されたものとを比較し、
その誤差が零となるように局部発振器130の発振周波
数を制御する。これらの分周比を制御回路230によっ
て適当に変えることにより、局部発振器130は希望チ
ャネルに対応した周波数で発振することができる。
【0021】ミクサ40は、可変利得増幅器30の出力
信号と局部発振器130からの局部発振信号とを混合
し、第1のIF信号を出力する。この第1のIF信号周
波数は、イメージ妨害低減や局部発振信号の漏洩による
受信妨害を防ぐために、NTSC信号の地上伝送帯域や
CATV伝送帯域の上限周波数以上に設定する。例え
ば、国内や米国の周波数配置では、960MHz帯,1
200MHz帯,1700MHz帯,2600MHz
帯,3000MHz帯などである。
【0022】IFフィルタ50はこの第1のIF信号の
希望チャネルのみを抽出し、IF増幅器60に供給す
る。このIFフィルタ50は、高精細テレビジョン信号
の復調を劣化させない程度の帯域内平坦度特性と低群遅
延偏差特性を有するバンドパスフィルタであって、誘電
体フィルタやSAWフィルタなどを用いる。IFフィル
タ50の出力信号は、IF増幅器60で増幅された後、
ミクサ70に供給され、局部発振器160からの局部発
振信号とを混合されて第2のIF信号となる。
【0023】ここで、この第2のIF信号の周波数は、
現行標準方式のテレビジョン信号の受信時と同じに設定
される。具体的には、米国の場合には、NTSC信号の
受信時と同じ45MHz帯とする。また、国内の場合に
は、58MHz帯とする。
【0024】局部発振器160は、PLLシンセサイザ
回路170により制御される。PLLシンセサイザ回路
170は、基準発振器180からの安定した周波数の発
振信号の分周されたものと局部発振器160からの発振
信号の分周されたものとを比較し、その誤差が零となる
ように局部発振器160の発振周波数を制御する。
【0025】第2のIF信号は、IFフィルタ80で希
望チャネルのみが抽出され、IF可変利得増幅回路90
で所望の信号レベルとなるように増幅あるいは減衰され
た後、ミクサ100に入力される。
【0026】ここで、IFフィルタ80においても、高
精細テレビジョン信号の復調特性を劣化させない帯域内
平坦度と低群遅延偏差が必要であるともに、隣接するチ
ャネルからの妨害を排除する必要があるため、SAWフ
ィルタなどで構成し、希望受信チャネルの帯域のみを通
過させる。
【0027】ミクサ100は、IF増幅器90の出力信
号と局部発振器190からの局部発振信号とを混合し、
第3のIF信号を出力する。この第3のIF信号は第2
のIF信号の周波数よりもさらに低く、高精細テレビジ
ョン信号のシンボルレートにほぼ一致させれば、復調回
路が簡便になる。また、後述するが、磁気テープや光デ
ィスクなどの記憶媒体に書き込む際に必要なFM変調を
しやすい周波数帯になるようにすると、書込みの回路が
簡便になる。また、第3のIF信号の周波数を低く設定
することにより、ミクサ100以降の増幅器に高精度な
アナログ信号処理の可能な演算増幅器などを用いたり、
アナログ信号をディジタル信号に変換して様々な信号処
理を施すのも容易になる。
【0028】第3のIF信号はIFフィルタ110に供
給されて希望チャネルの信号のみが抽出され、IF可変
利得増幅器120で所望の信号レベルとなるように増幅
あるいは減衰された後、高精細テレビジョン信号復調器
290で高精細テレビジョン信号に復調されて出力端子
300から出力される。また、高精細テレビジョン信号
復調器290から、局部発振器190の発振周波数微調
整用信号とIF可変利得増幅器120の利得制御信号が
出力する。
【0029】ここで、図示しないが、IF可変利得増幅
器120と高精細テレビジョン信号復調器290との間
にアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバー
タが設けられている場合がある。この場合、ADコンバ
ーターの入力信号のレベルが変動すると、量子化誤差の
変動などが起こり、復調器の正常な動作を妨げる可能性
がある。しかし、IF可変利得増幅器120が設けられ
ていることにより、振幅レベルが変動しないように利得
の微調整が行なわれる。
【0030】電源投入時やチャネルの変更時には、高精
細テレビジョン信号復調器290の動作が安定していな
いために、局部発振器190の発振周波数微調整信号と
IF可変利得増幅器120の利得制御信号が所定になっ
ていない可能性がある。そのため、切換スイッチ200
により、これらの制御信号を遮断し、その代りに、固定
値発生回路210の出力信号をIF可変利得増幅器12
0にその利得制御信号とし、固定値発生回路220の出
力信号を局部発振信器190の周波数微調整信号とする
ようにする。
【0031】また、チャネル変更時には、制御回路23
0からチャネルが変更されたことを示す信号を高精細テ
レビジョン信号復調器290に送る。これにより、高精
細テレビジョン信号用復調器290が初期状態になり、
円滑に復調が開始できるようにしている。
【0032】出力端子300から出力される高精細テレ
ビジョン信号はデータ伸長処理が施され、画像・音声な
どに様々な処理を施して図示しないディスプレイに表示
される。
【0033】IF可変利得増幅器120の出力信号は、
また、フィルタ280に供給されて所望の帯域のみが抽
出され、検波回路270で検波された後、増幅・平滑回
路260で適当な増幅・平滑処理が施されて利得制御信
号が形成される。この利得制御信号は、AGC切換スイ
ッチ250により、可変利得増幅器30とIF可変利得
増幅器90のどちらかに利得制御信号として供給され
る。
【0034】そこで、IF可変利得増幅器120からの
第3のIF信号の信号レベルが増大すると、フィルタ2
80,検波回路270及び増幅・平滑回路260によっ
て得られる利得制御信号が、AGC切換スイッチ250
により、IF可変利得増幅器90の方に供給される。そ
して、IF可変利得増幅器90の利得減衰量が最大とな
ってから、AGC切換スイッチ250はこの利得制御信
号を可変利得増幅器30に供給する。
【0035】第3のIF信号の信号レベルが低下すると
きには、AGC切換スイッチ250によって利得制御信
号が可変利得増幅器30に供給される。そして、可変利
得増幅器30の利得が最大となってから、この利得制御
信号がIF可変利得増幅器90に供給され、IF可変利
得増幅器90の利得を増大させる。
【0036】このようにして、後段側の可変利得増幅器
から利得制御をすることにより、受信装置全体の雑音指
数の劣化を抑えることができる。
【0037】また、可変利得増幅器30への利得制御信
号は比較的長い時定数で検波し、IF可変利得増幅器9
0への利得制御信号は比較的短かい時定数に設定し、飛
行機などによるフラッタのように短い周期で信号レベル
の変化する場合には、後段のIF可変利得増幅器90で
その変化に追従させる。
【0038】ところで、フィルタ280の通過帯域は、
同一チャネルで伝送される可能性のあるNTSC信号の
レベルの高い映像搬送波などを除く部分に設定する。こ
れにより、高精細テレビジョン信号の受信時では、同一
チャネルで伝送されるNTSC信号による受信装置の利
得変動を低減させる。フィルタ280には、バンドパス
フィルタやノッチフィルタなどを用いる。
【0039】高精細テレビジョン信号は、NTSC信号
と同一のチャネルで伝送される場合も考慮されており、
NTSC信号からの干渉妨害を避けるため、NTSC信
号のレベルの高い映像及び音声搬送波や色副搬送波の近
傍には、高精細テレビジョン信号のスペクトルを配置し
ないようにしている。そこで、高精細テレビジョン信号
復調器290には、NTSC信号の搬送波や副搬送波を
除去するノッチフィルタを設けることなどが必要であ
る。
【0040】以上のように、この実施形態では、IFフ
ィルタ50,80に高精細テレビジョン信号を通過させ
るため、高精細テレビジョン信号の復調特性を劣化させ
ない帯域内平坦度と低群遅延偏差を有するバンドパスフ
ィルタを用いている。
【0041】また、ミクサ100でもって第2のIF信
号をより低い周波数の第3のIF信号に変換することに
より、ミクサ100以降に高精度なアナログ信号処理の
可能な演算増幅器などを用いたり、アナログ信号をディ
ジタル信号に変換して、様々な信号処理を施すことも容
易になる。
【0042】さらに、利得制御信号の検出に際し、同一
チャネルで伝送される可能性のあるNTSC信号などの
標準方式のテレビジョン信号内のレベルの高い搬送波部
分を除去するフィルタ280を用いることにより、両者
が同一チャネルで伝送された場合にも、利得制御誤差を
低減できて、所望の高精細テレビジョン信号の復調が可
能となる。
【0043】以上のことから、同一チャネルでNTSC
信号などの標準方式のテレビジョン信号と高精細テレビ
ジョン信号が伝送された場合でも、両者による混変調が
低減でき、誤り率の低い高精細テレビジョン信号の復調
が可能となる。
【0044】図2は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第2の実施形態を示すブロック図であっ
て、131は局部発振器、141はミクサ、151は局
部発振器、161はPLLシンセサイザ、171は基準
発振器であり、図1に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0045】同図において、局部発振器131からの第
1の局部発振信号と局部発振器151からの第2の局部
発振信号とがミクサ141で混合され、それらの差周波
数の信号を分周したものと、基準発振器171からの安
定した周波数の発振信号を分周したものとを比較し、そ
の誤差が零となるように、局部発振器131の発振周波
数をPLLシンセサイザ回路161で制御する。
【0046】局部発振器131は、入力端子240から
入力される選局信号により、希望チャネルに対応した周
波数で発振を行なうように、制御回路230とPLLシ
ンセサイザ回路161とにより制御される。PLLシン
セサイザ回路161内の分周比を制御回路230により
適当に変えることにより、局部発振器131は希望チャ
ネルに対応した周波数で発振することができる。
【0047】この実施形態では、図1に示した第1の実
施形態で得られる効果に加え、第1の局部発振信号の周
波数と第2の局部発振信号の周波数との差が、同一チャ
ネルにおいて、一定に保たれることを利用したものであ
り、PLLシンセサイザや基準発振器の数を第1の実施
形態よりも低減することができる。
【0048】図3は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第3の実施形態を示すブロック図であっ
て、310は記憶媒体及びその周辺装置であり、図1に
対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略
する。
【0049】同図において、記憶媒体及びその周辺装置
310は高精細テレビジョン信号を記録することのでき
る読出し/書込み可能な磁気テープや光磁気ディスク,
相変化光ディスクなどとその駆動回路などである。
【0050】現行のNTSC信号などの標準テレビジョ
ン信号では、ビデオテープレコーダなどの録画,録音機
器が普及し、番組を視聴しながら視聴中の番組や視聴中
以外の番組を記録したり、時間設定による自動的な記録
が可能である。これらの記録は、NTSC信号などの標
準テレビジョン信号のベースバンド信号を一部変更する
などしてからFM変調し、磁気テープ上などに記録する
ものである。このときには、磁気テープと磁気ヘッドの
相対速度と磁気ヘッドのギャップ長とから決まる搬送波
周波数で原信号をFM変調するため、FM変調しやすい
周波数に第3のIF周波数を一致させておけば、書込み
に必要な信号処理部が簡略化できる。このとき、記録媒
体及びその周辺装置310の入力部にはFM変調器を、
出力部にはFM復調器を夫々設ける。
【0051】高精細テレビジョン信号は、標準テレビジ
ョン信号に比べて情報量が多いが、画像の高能率符号化
やエントロピ符号化などにより、ベースバンド信号の周
波数帯域幅は標準テレビジョン信号と同様である。そこ
で、高精細テレビジョン信号をディジタルのデータに復
調する前に記録すれば、記憶容量の点からは標準テレビ
ジョン信号と同じ程度の効率を得ることができ、長時間
の録画が可能になる。
【0052】高精細テレビジョン信号の録画装置に、デ
ィジタル情報をそのまま記録するディジタル録画モード
の他に、上記のようなアナログ録画モードを長時間録画
用に付加すれば、留守中の録画の際などに便利である。
また、アナログで記録する場合には、磁気テープや光磁
気ディスク,相変化光ディスクなどの温度変化や経時変
化による画質の劣化が考えられるが、高精細テレビジョ
ン信号はディジタル情報であるため、誤り訂正技術など
により補償可能であり、ディジタル録画モードと同等な
画質を得ることができる。
【0053】図4は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第4の実施形態を示すブロック図であっ
て、図2及び図3に対応する部分には同一符号をつけて
いる。
【0054】この実施形態は、図2に示した第2の実施
形態において、図3に示した第3の実施形態のように、
記録媒体及びその周辺装置310を付加したものであ
る。従って、図2,図3に示した実施形態と同様の効果
が得られる。
【0055】図5は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第5の実施形態を示すブロック図であっ
て、31は可変減衰器、32は増幅器、33は可変減衰
器、251はAGC切換スイッチであり、図1に対応す
る部分には同一符号をつけている。
【0056】同図において、入力端子10から入力され
たテレビジョン信号は入力フィルタ20に供給され、希
望チャネルを含む帯域が抽出される。この入力フィルタ
20の出力信号は、所望のレベルとなるように、可変減
衰器31,増幅器32及び可変減衰器33で適宜増幅あ
るいは減衰され、ミクサ40に入力される。
【0057】そこで、入力信号のレベルが増加すると、
これに伴って、利得の減衰動作はIF可変利得増幅器9
0から開始し、前記フラッタなどのレベル変化に対応す
るための減衰量を余して、可変減衰器33が減衰を始
め、その減衰量が最大になった時点から可変減衰器31
が減衰を開始するように、AGC切換スイッチ251が
増幅/平滑回路260からの利得制御信号の切換え制御
を行なう。入力レベルが減少する場合には、それに伴っ
て、可変減衰器31の減衰量を小さくし、次に、可変減
衰器33の減衰量を小さくし、最後に、IF可変利得増
幅器90の利得を増加させるように、AGC切換スイッ
チ251が利得制御信号の切換え制御を行なう。
【0058】このように、AGC切換スイッチ251を
動作させることにより、受信装置全体の雑音指数の劣化
を迎えることができる。利得減衰時に、雑音指数の劣化
を図1に示した第1の実施形態の場合よりも低減でき
る。
【0059】また、可変減衰器を分割し、夫々を遅延し
て動作させるものであるから、AGC電圧に対する利得
制御量の感度を低減することができ、安定したAGC動
作が可能となる。
【0060】さらに、増幅器32の前段に可変減衰器3
1を設置することにより、入力端子10に最大入力レベ
ルのテレビジョン信号が入力されたときにも、相互変調
妨害や混変調妨害などの発生を低減できる。
【0061】図6は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第6の実施形態を示すブロック図であっ
て、図2,図5に対応する部分には同一符号をつけて重
複する説明を省略する。
【0062】この実施形態は、図6に示すように、図2
に示した第2の実施形態に図5に示した実施形態での利
得制御機能を付加したものであり、これら実施形態と同
様の効果が得られる。
【0063】図7は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第7の実施形態を示すブロック図であっ
て、81はNTSC信号用のIFフィルタ、91はNT
SC信号用のIF可変利得増幅器、291はNTSC信
号用復調器、320は切換スイッチ、330はNTSC
信号用の出力端子であり、図1に対応する部分には同一
符号をつけている。
【0064】この実施形態は、NTSC信号と高精細テ
レビジョン信号とを選択的に受信可能としたものであ
る。
【0065】即ち、図7において、入力端子10からの
入力テレビジョン信号が、NTSC信号でAM変調され
た信号であっても、高精細テレビジョン信号であって
も、また、同一のチャネルにNTSC信号でAM変調さ
れた信号と高精細テレビジョン信号が多重された信号で
あっても、視聴者の選局に応じて、そのチャネルが、N
TSC信号の場合には、NTSC信号用復調器291で
復調が行なわれ、NTSC信号用の出力端子330から
出力し、選局されたチャネルが高精細テレビジョン信号
の場合には、高精細テレビジョン信号復調器290で復
調が行なわれ、高精細テレビジョン信号用の出力端子3
00から出力する。
【0066】また、NTSC信号でAM変調された信号
と高精細テレビジョン信号が同一チャネルに多重された
信号が入力された場合には、高精細テレビジョン信号復
調器290で復調が行なわれ、高精細テレビジョン信号
用の出力端子300から出力する。このとき、クリフ効
果によって高精細テレビジョン信号が受信不能になった
場合には、自動的に同一チャネル内のNTSC信号をN
TSC信号用復調器291で復調し、NTSC信号用の
出力端子330から出力する。
【0067】このため、IFフィルタ50としては、高
精細テレビジョン信号及びNTSC信号で共用してお
り、高精細テレビジョン信号の復調特性を劣化させない
程度の帯域内平坦度と低群遅延偏差を有するバンドパス
フィルタを用いる。
【0068】また、第2のIF信号を高精細テレビジョ
ン信号とNTSC信号とに応じて受信切換スイッチ32
0により分岐し、SAWフィルタなどで構成される高精
細テレビジョン信号用のIFフィルタ80、あるいはN
TSC信号用のIFフィルタ81に供給し、希望受信チ
ャネルの帯域のみを通過させる。
【0069】高精細テレビジョン信号を受信する場合に
は、図1に示した実施形態と同様の動作で復調される。
【0070】一方、NTSC信号を受信する場合には、
第2のIF信号がNTSC信号用のIF可変利得増幅器
91で増幅され、NTSC信号復調器291に供給され
てNTSC信号に復調される。このNTSC信号はベー
スバンドの映像及び音声信号からなり、NTSC信号用
の出力端子330から出力される。
【0071】ここで、高精細テレビジョン信号を受信す
る場合には、切換スイッチ320が高精細テレビジョン
信号受信側に切り換えられ、図1に示した実施形態と同
様に、第3のIF信号を分岐し、第3のIF信号内の所
望の帯域のみがフィルタ280で抽出され、その信号レ
ベルが検波回路270で検波され、増幅・平滑回路26
0で適宜増幅・平滑されて利得制御信号が形成される。
この利得制御信号は、AGC切換スイッチ250を介
し、可変利得増幅器30あるいは可変利得増幅器90に
供給される。
【0072】また、NTSC信号を受信する場合には、
切換スイッチ320がNTSC受信側に切り換えられ、
NTSC信号復調器291の内部で生成した利得制御信
号がAGC切換スイッチ250を介して可変利得増幅器
30あるいは可変利得増幅器90に供給される。
【0073】高精細テレビジョン信号の受信時には、高
精細テレビジョン信号復調器290から局部発振器19
0に発振周波数微調整信号が供給されていたが、NTS
C信号の受信時には、NTSC信号復調回路291から
周波数微調整信号が制御回路230に供給され、これに
よって制御回路230が局部発振器160の発振周波数
を微調整するような制御を行なう。
【0074】なお、消費電力を低減するために、受信信
号に応じて、高精細テレビジョン信号復調器290ある
いはNTSC信号復調器291のいずれか一方にのみ電
源を供給するようにすることも可能である。
【0075】以上説明したように、この実施形態では、
高精細テレビジョン信号ばかりでなく、NTSC信号も
受信可能であり、これら信号に回路の一部を共用するこ
とにより、規模の低減を図ることができる。
【0076】図8は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第8の実施形態を示すブロック図であっ
て、図2及び図7に対応する部分には同一符号をつけて
重複する説明を省略する。
【0077】この実施形態は、図8に示すように、図2
に示した第2の実施形態に図7に示した第7の実施形態
に適用したものである。即ち、この実施形態は、図2に
示した受信装置に図7に示した実施形態で説明したよう
な高精細テレビジョン信号とNTSC信号の共用受信機
能を付加したものである。従って、この実施形態は、図
2,図7に示した実施形態と同様の効果が得られる。
【0078】図9は本発明による高精細テレビジョン信
号受信装置の第9の実施形態を示すブロック図であっ
て、292は高精細テレビジョン信号とNTSC信号と
の共用復調回路、301はNTSC信号用の出力端子、
321は切換スイッチであり、図1に対応する部分には
同一符号をつけている。
【0079】この実施形態は、図7及び図8に示した実
施形態と同様に、NTSC信号と高精細テレビジョン信
号を選択的に受信可能としたものである。
【0080】図9において、高精細テレビジョン信号の
受信時には、切換スイツチ321を高精細テレビジョン
信号受信側に切り換える。これにより、図1に示した第
1の実施形態と同様の構成となり、これと同様の受信動
作を行なう。
【0081】NTSC信号の受信時には、切換スイツチ
321をNTSC信号受信側に切り換えて受信を行なう
が、IFフィルタ80は高精細テレビジョン信号用であ
り、図7及び図8に示した実施形態で示したような特殊
な周波数特性を示すNTSC信号用のIFフィルタ81
を用いていないために、NTSC信号のような残留束波
帯方式のAM変調信号を扱うのには適していない。
【0082】そこで、高精細テレビジョン信号とNTS
C信号の共用復調回路292では、NTSC信号の受信
時、ディジタルフィルタを用いてNTSC信号のベース
バンド信号を生成する。これには、高精細テレビジョン
信号の復調やデータ伸長、画像処理などのために設けら
れたディジタル信号処理用の演算回路やメモリなどを一
部共用することにより、回路規模を低減できる。このデ
ィジタルフィルタがNTSC信号用のIFフィルタ81
と同様な周波数特性を示すバンドパスフィルタであり、
中心周波数が異なるものである。
【0083】また、NTSC信号と高精細テレビジョン
信号が同一チャネルに多重された信号を受信する場合に
は、切換スイツチ321を高精細テレビジョン信号受信
側に切り換えて、図1に示した第1の実施形態と同様な
動作で受信を行なうが、クリフ効果によって高精細テレ
ビジョン信号が受信不能になった場合には、自動的に同
一チャネル内のNTSC信号を受信するように、切換ス
イツチ321をNTSC信号受信側に切り換える。
【0084】このように動作することにより、同一チャ
ネル内における高精細テレビジョン信号による放送とN
TSC信号による放送が全く同じ内容である場合には、
高精細テレビジョン信号受信不能時でも、視聴中の番組
を途切れることなく楽しみ続けることができる。
【0085】このとき、高精細テレビジョン信号による
画面のフレームとNTSC信号による画面のフレームと
が完全に同期しており、かつ、音声が連続的であれば、
さらに都合がよい。また、このときに、補間処理等を施
してNTSC信号の水平・垂直解像度を高精細テレビジ
ョン信号と同等にすれば、信号の切換時の不快感を少な
くすることができる。
【0086】放送局側での高精細テレビジョン信号によ
る画面のフレームとNTSC信号による画面のフレーム
との間の誤差があるか決まっている場合、あるいは放送
局側から夫々の画面同期用の何らかの信号が付加される
場合には、それらの誤差分だけどちらかの信号を例えば
メモリで遅延することにより、同期化することができ
る。
【0087】放送局側で上記のフレーム間の誤差につい
て配慮されない場合には、画像の比較は、ハードウェア
の負担が著しく大きいため、高精細テレビジョン信号の
音声とNTSCテレビジョン信号の音声を比較し、どの
くらいのフレーム誤差があるかを計算する。この計算に
は、音声だけでなく、高精細テレビジョン信号とNTS
C信号の垂直同期信号をも用いる。つまり、垂直同期信
号を用いて、高精細テレビジョン信号とNTSC信号の
1フィールド(あるいは1フレーム)毎の音声の振幅
値、あるいは高速フーリエ変換後のスペクトラムを比較
し、最も相関の大きいフィールド(フレーム)を同一の
フィールド(フレーム)と推測する。テレビジョン装置
内での高精細テレビジョン信号とNTSC信号の処理時
間差を予めパラメータとして加えておくことにより、比
較するフィールド(フレーム)数が減少するため、より
高速に結果を推測できる。なお、この処理はチャネル切
換時に一度だけ行なえばよい。
【0088】このように音声が連続になるようにするこ
とにより、高精細テレビジョン信号とNTSC信号との
同期を取ることができる。
【0089】以上説明したように、この実施形態では、
高精細テレビジョン信号ばかりではなく、NTSC信号
の受信も可能であり、さらに、高精細テレビジョン信号
とNTSC信号が同一チャネル内に多重されている場合
には、高精細テレビジョン信号が受信不能になったと
き、自動的にNTSC信号を受信するような機能を追加
することも可能である。
【0090】また、NTSC信号をディジタル的に復調
し、ディジタル的に画像・音声処理することにより、ほ
とんどの回路を高精細テレビジョン信号とNTSC信号
とで共有することができ、回路規模の大幅な低減と無調
整化が可能となるし、NTSC信号以外の標準テレビジ
ョン信号(PAL方式やSECAM方式など)の処理
も、ハードウェアの追加や変更をすることなく、ソフト
ウェアの変更で対応することが可能になる。
【0091】さらに、従来のNTSC信号のソフトウェ
ア資源(映画などのビデオや個人でビデオムービなどを
用いて作成した作品など)をコンピュータなどに取り込
んで何らかの処理を加える場合でも、NTSC信号はテ
レビジョン装置内でディジタル信号として扱われている
ため、何らかの出力端子(SCSIインタフェースな
ど)を設けるだけで可能となる。
【0092】図10は本発明による高精細テレビジョン
信号受信装置の第10の実施形態を示すブロック図であ
って、図9及び図2に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0093】図10に示すように、この実施形態は、図
2に示した実施形態の選局方法を図9に示した実施形態
に適用したものであり、これら実施形態と同様の効果が
得られる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のIFフィルタを標準方式のテレビジョン信号と高
精細テレビジョン信号用に共用し、第2のIFフィルタ
と復調器とを標準方式のテレビジョン信号と高精細テレ
ビジョン信号とに別個に設けることにより、標準方式の
テレビジョン信号と高精細テレビジョン信号とのどちら
も選択的に受信可能になるし、ダブルスーパーヘテロダ
イン方式の第2のミクサまでをこれらテレビジョン信号
で共用でき、回路規模の低減が図れる。
【0095】また、本発明によれば、高精細テレビジョ
ン信号の受信に対し、第3のミクサで第2のIF信号よ
り低い周波数の第3のIF信号に変換することにより、
該第3のミクサ以降の増幅器に高精度なアナログ信号処
理の可能な演算増幅器を用いたり、アナログ信号をディ
ジタル信号に変換して様々な信号処理を施すのも容易に
なり、標準方式のテレビジョン信号と高精細テレビジョ
ン信号が同一チャネル内に多重されて伝送された場合に
も、これらテレビジョン信号による混変調が低減できる
ため、誤り率の低い高精細テレビジョン信号の復調が可
能となる。
【0096】さらに、本発明によれば、上記第3のIF
信号に変換することにより、高精細テレビジョン信号用
復調器が扱う信号の周波数が低くなるため、回路構成が
簡易となる。
【0097】さらにまた、本発明によると、標準方式の
テレビジョン信号をディジタル的に復調することによ
り、さらにアナログ回路の少ない汎用的な高精細テレビ
ジョン信号と標準方式のテレビジョン信号の共用受信装
置を構成することができる。このとき、標準方式のテレ
ビジョン信号と高精細テレビジョン信号が同一チャネル
内に多重されて伝送された場合には、高精細テレビジョ
ン信号が受信不能になっても、標準方式のテレビジョン
信号を受信するように自動的に切り換えたりすることも
可能になる。
【0098】なお、第1の可変利得増幅器や第2のIF
可変利得増幅器の利得制御信号の検出には、標準方式の
テレビジョン信号と高精細テレビジョン信号が同一チャ
ネル内に多重されて伝送される場合、フィルタにより標
準方式のテレビジョン信号内のエネルギーが高い搬送波
部分を除去することにより、高精細テレビジョン信号受
信時、標準方式のテレビジョン信号による利得制御の誤
動作を避けることができ、良好な高精細テレビジョン信
号の復調が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図4】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図5】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第5の実施形態を示すブロック図である。
【図6】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第6の実施形態を示すブロック図である。
【図7】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第7の実施形態を示すブロック図である。
【図8】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第8の実施形態を示すブロック図である。
【図9】本発明による高精細テレビジョン信号受信装置
の第9の実施形態を示すブロック図である。
【図10】本発明による高精細テレビジョン信号受信装
置の第10の実施形態を示すブロック図である。
【図11】従来の高精細テレビジョン信号受信装置の一
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 テレビジョン信号の入力端子 20 入力フィルタ 30 可変利得増幅器 31 可変減衰器 32 増幅器 33 可変減衰器 40 ミクサ 50 IFフィルタ 60 IF増幅器 70 ミクサ 80 IFフィルタ 81 NTSC信号用のIFフィルタ 90 IF可変利得増幅器 91 NTSC信号用のIF可変利得増幅器 100 ミクサ 110 IFフィルタ 120 IF可変利得増幅器 130,131 局部発振器 140 PLLシンセサイザ 141 ミクサ 150 基準発振器 151,160 局部発振器 161,170 PLLシンセサイザ 171,180 基準発振器 190 局部発振器 200 切換スイッチ 210,220 固定値発生回路 230 制御回路 240 選局信号の入力端子 250,251 AGC切換スイッチ 260 増幅・平滑回路 270 検波回路 280 フィルタ 290 高精細テレビジョン信号復調器 291 NTSC信号用復調器 292 高精細テレビジョン信号とNTSC信号の共用
復調回路 300 高精細テレビジョン信号の出力端子 301 NTSC信号の出力端子 310 記憶媒体及びその周辺装置 320,321 受信切換スイッチ 330 NTSC信号の出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月14日(2001.12.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 受信装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精細テレビジョ
ン信号を受信可能な受信装置に係り、特に、NTSC方
式のような標準方式のテレビジョン信号と同じ帯域幅に
圧縮された高精細テレビジョン信号と標準方式のテレビ
ジョン信号とが同じチャネル内に多重されて伝送された
場合にも、受信可能な受信装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】また、本発明は、高精細テレビジョン信号
と標準テレビジョン信号とを選択的に受信可能な受信装
に係り、標準方式のテレビジョン信号と同じ帯域幅に
圧縮された高精細テレビジョン信号と標準方式のテレビ
ジョン信号(NTSC方式に限らず、AM変調された他
の標準方式によるテレビジョン信号も含む)とを共用受
信することができるようにした受信装置に関する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の目的は、標準方式のテレビジョン
信号と高精細テレビジョン信号とのどちらをも選択的に
受信可能とした受信装置を提供することにある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図1は本発明による受信装置の第1の実施
形態を示すブロック図であって、10はテレビジョン信
号の入力端子、20は入力フィルタ、30は可変利得増
幅器、40はミクサ、50はIFフィルタ、60はIF
増幅器、70はミクサ、80はIFフィルタ、90はI
F可変利得増幅器、100はミクサ、110はIFフィ
ルタ、120はIF可変利得増幅器、130は局部発振
器、140はPLLシンセサイザ、150は基準発振
器、160は局部発振器、170はPLLシンセサイ
ザ、180は基準発振器、190は局部発振器、200
は切換スイッチ、210,220は固定値発生回路、2
30は制御回路、240は選局信号の入力端子、250
はAGC切換スイッチ、260は増幅・平滑回路、27
0は検波回路、280はフィルタ、290は高精細テレ
ビジョン信号復調器、300は高精細テレビジョン信号
の出力端子である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】図2は本発明による受信装置の第2の実施
形態を示すブロック図であって、131は局部発振器、
141はミクサ、151は局部発振器、161はPLL
シンセサイザ、171は基準発振器であり、図1に対応
する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】図3は本発明による受信装置の第3の実施
形態を示すブロック図であって、310は記憶媒体及び
その周辺装置であり、図1に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】図4は本発明による受信装置の第4の実施
形態を示すブロック図であって、図2及び図3に対応す
る部分には同一符号をつけている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】図5は本発明による受信装置の第5の実施
形態を示すブロック図であって、31は可変減衰器、3
2は増幅器、33は可変減衰器、251はAGC切換ス
イッチであり、図1に対応する部分には同一符号をつけ
ている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】図6は本発明による受信装置の第6の実施
形態を示すブロック図であって、図2,図5に対応する
部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】図7は本発明による受信装置の第7の実施
形態を示すブロック図であって、81はNTSC信号用
のIFフィルタ、91はNTSC信号用のIF可変利得
増幅器、291はNTSC信号用復調器、320は切換
スイッチ、330はNTSC信号用の出力端子であり、
図1に対応する部分には同一符号をつけている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】図8は本発明による受信装置の第8の実施
形態を示すブロック図であって、図2及び図7に対応す
る部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】図9は本発明による受信装置の第9の実施
形態を示すブロック図であって、292は高精細テレビ
ジョン信号とNTSC信号との共用復調回路、301は
NTSC信号用の出力端子、321は切換スイッチであ
り、図1に対応する部分には同一符号をつけている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】図10は本発明による受信装置の第10の
実施形態を示すブロック図であって、図9及び図2に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
標準方式のテレビジョン信号とデジタル変調されたテレ
ビジョン信号とが同一チャンネル内に多重されて伝送さ
れても、各々が単独で伝送されても、それらの信号を選
択的に受信することができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信装置の第1の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明による受信装置の第2の実施形態を示す
ブロック図である。
【図3】本発明による受信装置の第3の実施形態を示す
ブロック図である。
【図4】本発明による受信装置の第4の実施形態を示す
ブロック図である。
【図5】本発明による受信装置の第5の実施形態を示す
ブロック図である。
【図6】本発明による受信装置の第6の実施形態を示す
ブロック図である。
【図7】本発明による受信装置の第7の実施形態を示す
ブロック図である。
【図8】本発明による受信装置の第8の実施形態を示す
ブロック図である。
【図9】本発明による受信装置の第9の実施形態を示す
ブロック図である。
【図10】本発明による受信装置の第10の実施形態を
示すブロック図である。
【図11】従来の受信装置の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】 10 テレビジョン信号の入力端子 20 入力フィルタ 30 可変利得増幅器 31 可変減衰器 32 増幅器 33 可変減衰器 40 ミクサ 50 IFフィルタ 60 IF増幅器 70 ミクサ 80 IFフィルタ 81 NTSC信号用のIFフィルタ 90 IF可変利得増幅器 91 NTSC信号用のIF可変利得増幅器 100 ミクサ 110 IFフィルタ 120 IF可変利得増幅器 130,131 局部発振器 140 PLLシンセサイザ 141 ミクサ 150 基準発振器 151,160 局部発振器 161,170 PLLシンセサイザ 171,180 基準発振器 190 局部発振器 200 切換スイッチ 210,220 固定値発生回路 230 制御回路 240 選局信号の入力端子 250,251 AGC切換スイッチ 260 増幅・平滑回路 270 検波回路 280 フィルタ 290 高精細テレビジョン信号復調器 291 NTSC信号用復調器 292 高精細テレビジョン信号とNTSC信号の共用
復調回路 300 高精細テレビジョン信号の出力端子 301 NTSC信号の出力端子 310 記憶媒体及びその周辺装置 320,321 受信切換スイッチ 330 NTSC信号の出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長嶋 敏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 Fターム(参考) 5C025 AA11 AA14 AA17 AA27 AA28 BA04 BA16 BA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力RF信号から希望する信号を含む帯
    域の信号を抽出する入力フィルタと、 該入力フィルタの出力信号を増幅あるいは減衰させるR
    F増幅部と、 選局情報に応じた発振周波数の第1の局部発振信号を出
    力する第1の局部発振器と、 該第1の局部発振信号により該RF増幅部の出力信号の
    該希望する信号を第1のIF信号に変換する第1の周波
    数変換器と、 該第1の周波数変換器の出力信号から該第1のIF信号
    を抽出する第1のIFフィルタと、 該第1のIF信号を増幅する第1のIF増幅器と、 第2の局部発振信号を出力する第2の局部発振器と、 該第2の局部発振信号により、該第1のIF信号を第2
    のIF信号に変換する第2の周波数変換器と、 該第2の周波数変換器の出力信号から該第2のIF信号
    のみを抽出する第2のIFフィルタと、 該第2のIF信号を増幅する第2のIF増幅器と、 第3の局部発振信号を出力する第3の局部発振器と、 該第3局部発振信号により該第3の局部発振器からの該
    第2のIF信号を第3のIF信号に変換する第3の周波
    数変換器と、 該第3の周波数変換器の出力信号から該第3のIF信号
    のみを抽出する第3のIFフィルタと、 該第3のIF信号を増幅する第3のIF増幅器と、 該第3のIF信号を復調するとともに、該第3の局部発
    振器の発振周波数を微調するAFC電圧と、該RF増幅
    器と該第3のIF増幅部の増幅度を制御するAGC電圧
    を発生する第1の復調器と、 該第3のIF増幅器から出力される該第3のIF信号が
    供給され、該第3のIF信号での標準方式のテレビジョ
    ン信号内の搬送波成分に等しい周波数成分を低減させる
    周波数特性を有するフィルタと、 該フィルタからの出力信号を検波する検波器と、 該検波器の出力信号を平滑し所望の電圧値に増幅する平
    滑・増幅器とからなり、 該入力RF信号が標準方式のテレビジョン信号と同じ占
    有帯域幅を有する高精細テレビジョン信号であるとき、
    該平滑・増幅器の出力信号を該RF増幅部と該第2のI
    F増幅器の利得制御信号とすることを特徴とする高精細
    テレビジョン信号受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2の周波数変換器からの前記第2のIF信号を、
    前記入力RF信号が前記高精細テレビジョン信号である
    ときと標準方式のテレビジョン信号であるときとで分岐
    し、前記入力RF信号が前記高精細テレビジョン信号で
    あるときに前記第2のIF信号を前記第2のIFフィル
    タに供給する切換器と、 前記入力RF信号が標準方式のテレビジョン信号である
    ときに、前記第2の周波数変換器からの前記第2のIF
    信号が供給されてこの第2のIF信号のみを抽出する第
    4のIFフィルタと、 該第4のIFフィルタからの前記第2のIF信号を増幅
    する第4のIF増幅器と、 該第4のIF増幅器からの該第2のIF信号を復調し、
    かつ前記第2の局部発振器の発振周波数を微調するAF
    C電圧と、前記RF増幅部と該第4のIF増幅部の増幅
    度を制御するAGC電圧を出力する第2の復調器とを設
    けたことを特徴とする高精細テレビジョン信号受信装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記入力RF信号が高精細テレビジョン信号であるとき
    には、前記第1の復調器からの前記AGC電圧を前記第
    3のIF増幅部の増幅度の制御信号とし、前記入力RF
    信号が標準方式のテレビジョン信号であるときには、前
    記第2の復調器からの前記AGC電圧を前記RF増幅部
    と該第4のIF増幅部の増幅度の制御信号として切り換
    える手段を設けたことを特徴とする高精細テレビジョン
    信号受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,または3において、 前記第1の局部発振信号と前記第2の局部発振信号との
    差周波数の信号を形成する第4の周波数変換回路と、 前記選局情報により、PLL回路を用いて該差周波数を
    一定に保つように前記第1の局部発振器の発振周波数を
    制御する手段とを設けたことを特徴とする高精細テレビ
    ジョン信号受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記第1の復調器は、前記入力RF信号が高精細テレビ
    ジョン信号のとき、高精細テレビジョン信号を復調し、
    前記入力RF信号が標準方式のテレビジョン信号である
    とき、ディジタルフィルタを用いて標準方式のテレビジ
    ョン信号を復調し、かつ、前記入力RF信号が標準方式
    のテレビジョン信号であるときも、前記RF増幅部と前
    記第2IF増幅器の利得制御のためのAGC電圧を出力
    し、 前記入力RF信号の入力端子から前記第3のIF信号の
    みを抽出する前記第3IFフィルタまでを高精細テレビ
    ジョン信号の前記入力RF信号と標準方式のテレビジョ
    ン信号の前記入力RF信号とで共用することを特徴とす
    る高精細テレビジョン信号受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5におい
    て、 前記第1のIFフィルタを誘電体フィルタで構成したこ
    とを特徴とする高精細テレビジョン信号受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4または5におい
    て、 高精細テレビジョン信号用の前記第2のIFフィルタを
    SAWフィルタで構成したことを特徴とする高精細テレ
    ビジョン信号受信装置。
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